12月13日

拍手返信いきまーす

・それにしても初春の不人気さは一体……頭か?頭の中どころか頭に花乗せてるお花畑だからか?
 この間の派手な下着勧められて必死に断ってるときとか、パンツ見られてポカポカ叩いてるのとか
 今回の黒子にブンブン振られてるのとか可愛いじゃねーか……どーせ今週の佐天との電話で
 「初春は貰って行く」とかのたまうバカが増えるんだろうけど

まったくこんなに可愛い初春が不人気だなんて世の中どうかしているぜ…
私も初春はかなり好きなキャラですよ、一番ではないにしてもかなり上位ですよ。初春より好きなキャラっていうと
上条さんを前にした時の御坂とか、固法先輩とか、木山先生とか、佐天とか、ロリ時代の黒子ぐらいしか…あ、あれ?
初春がメインキャラで一番下?おかしいな…どうやら周りの奴らがあまりにも強すぎたようだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
いやまあなんというか、各キャラの好感度を戦闘力に置き換えるなら
御坂+上条さん:スーパーベジット ←2人揃えば最強
固法先輩:アルティメット悟飯 ←単体では最強
木山先生:超サイヤ人3悟空
佐天:完全体セル
ロリ黒子:人造人間18号
初春:フリーザ

とかそんな感じでしょうか、フリーザだって十分強いんだよ!戦闘力530000なんだよ!
でもベジット達からしたらフリーザていどなら一撃で殺せるほどのウデの持ち主なのが普通だから…(えー
初春は出演する作品を間違えてしまったんだ…なんという哀れな…

(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN 



・そういやすっかり聞くのを忘れていたんですが、大志さんはグレイセスどうするんですかね?
 大志さんには残念なことにヒロインのおっぱいはありませんが、戦闘は中々に楽しいです。

グレイセスはどうしようかなぁと決めかねてるうちにもう発売日過ぎちゃったって感じですな…ははは
まぁ買ったとしてもプレイ時間は確保できそうにないというか…キルミンとそらおとの遅れがなかなか取り戻せないからなぁ
それにキルミンとかのペースが戻ったら、聖剣の刀鍛冶なんかも感想書きたいなーと思ってるんですけどね
でもあれはもう今月最終回だし、今からじゃもう間に合いそうにないけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
あとはアニメ感想の他にも、実は先月くらいから凄くやりたいなーと思ってる極秘プロジェクトがあるんですよね
正月休みあたりでこいつを形にできればいいなーと思ってるんですがね…ふふふ



・ラストイニングの良さを分かってる人がいたとは感激です ・゚・(つД`)・゚・
 自分も今連載してる野球漫画の中で一番だと思います( `・ω・´)さすがですはんぺらさん


(C)武論尊・原哲夫/集英社

もう一度だけチャンスをやろう…
俺の名を言ってみろ!!
(えー

そんなに感激しておきながらなぜ名前を間違えるかぁぁぁぁぁ!!
佐倉とかかっこいいよねとか色々話そうと思ったのに…持ち上げてから落とすのがうまい人だよ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



・最近吹雪の回想でやたら照美と染岡さんが出ますね、さすがスタッフはわかってらっしゃる
 それと今回主題歌の使われ方が良かったです。FF編で立ち上がリーヨが試合中流れた時の興奮が久々に!みたいな

「ぐああああーっ!!…がはっ…ご、豪炎寺くん…?」

「本気のプレーで失敗するのはいい…
 だがやる気のないプレーだけは絶対に許さない!!」

ついにエイリア編も最終局面を迎えたイナズマですが、私としての見どころはやはり
豪炎寺の激しすぎるお悩み相談室が健在だったことでしょうか。これには笑ってしまった

・円堂の場合
「鬼道と音無が兄妹だったなんて…(´・ω・`)これじゃ全力で戦えない…」
→そんな円堂にファイアトルネード 「ぐああーっ!!」
「グラウンドの外で何があったのかは関係ない!ホイッスルが鳴ったら試合に集中しろ!!」
「ありがとう豪炎寺!( ´∀`)おかげで何もかも吹っ切れたぜ!!」



・鬼道さんの場合
「ボールに触れることすら出来ずに試合が終わっていた…(´・ω・`)俺のサッカーはもう終わったんだ…」
→そんな鬼道さんにファイアトルネード 「うおおーっ!!」
「自分から負けを認めるのか!お前は円堂を正面からしか見たことがないだろう、あいつに背中を任せる気はないのか!」
「ありがとう豪炎寺!( ´∀`)おかげで何もかも吹っ切れたぞ!」



・吹雪の場合
「僕の必殺技が何一つ通じない…(´・ω・`)完璧にならなきゃいけないのに…僕なんてもうダメだ…」
→そんな吹雪にボディブローシュート 「うぐあーっ!!」
「本気のプレーで失敗するのはいい…!だがやる気のないプレーだけは絶対に許さない!!」
「ありがとう豪炎寺くん!( ´∀`)おかげで何もかも吹っ切れたよ!」

あまりにも豪快すぎます豪炎寺 
一見すると雷門で一番知性派っぽいのに、ここまでアグレッシブな説得をかますとは恐ろしい人だよ…

(C)LEVEL-5/FCイナズマイレブン・テレビ東京



・そういえば大志さんはガンダムvsガンダムnext買いました?

実はnextには手を出してないんですよね…前作のガンダムvsガンダムが対戦のバランス的に言って
マスターガンダムで乱入されると「まただよ(泣)」って涙目になる
ゴッドガンダムで乱入されると絶望で声も出ない
フリーダムガンダムで乱入されると「何もかも終わった」と絶望が一周して悟りの境地
という、スーパー最強キラ准将をはじめとした、ゲームバランス大崩壊をしていただけに、
「nextなんて機体の数が増えただけじゃん」と思って、ゲーセンにもまったく行ってなかったんですよね

ただ、つい最近ある動画を見てそんな意識がぐんぐん変わっております、それがnext都内某所シャッフルランバト大会です
この動画、なんと言っても実況を担当する店員Aの声が非常に聞きやすくて気に入ってます
実況の内容もとても的確で、対戦ゲーの実況の中でも抜群にレベルが高いんじゃないかと。
そんな店員Aがゲームプレイに参加する時は、代わりに店員Cが実況を任されるわけですが、こちらはとてもコミカルで
店員Aとはまた違った意味で凄く楽しいですね。ゲームの方も前作よりゲームバランスが相当に改善されてるようで、
あらゆるガンダムの個性的な立ち回りが見てて面白いです。この動画のおかげで今になってnextがやりたくなってきたわけで…どうしようかなぁ



・今週DSソフトの宣伝で実写版委員長がおはスタに出ずっぱりなのですが、
 おーっほっほっほする委員長がライフはとっくにゼロよ!状態で見ちゃおれんです・・・

そ、そんな!実写委員長はこんなにも可愛いというのに…
これほどの可愛さでもカバーしきれない内容って一体…(えー
詳しいことは分かりませんが相当ひどかったようですね、まあアニメの方の演技も放送当初より大分上手くなってはきてるんですが
「おーっほっほっほっ」だけは昔のまんまというかなんというか…
そういえばアニメ本編では頻繁に「おーっほっほっほ」って笑ってますけど、
おまけの実写コーナーでは一度もこの笑い声やったことないんですよね
つまりそれは、実写でやるとあまりにも破壊力がありすぎるから封印しているということなのか…(えー
やっぱり俺には2Dの委員長が一番ですわぁ

(C)にしむらともこ/小学館・MMプロジェクト・テレビ東京



・レベルが上がることにも個人差があるから、仮に御坂とおなじ努力をしても佐天がレベル5になれるわけじゃないはずです。
 脳の開発や教育の環境にも差があると思うし、御坂と佐天のハードルの高さはかなり違うんじゃないですかね?
 もちろん御坂もかなりの努力をしたのは分かってますけど、あまり佐天を責めんといて下さい。

「本気で努力して挫折するのはいい…
 だがやる気のない態度だけは
 絶対に許さない!!」(えー

私も豪炎寺さんとまったく同じ気持ちです。たとえばイナズマイレブンで言うと、必殺技の使えない目金が
「僕もゴッドハンドやファイアトルネードみたいな必殺技撃ちたい、撃ちたい撃ちたい撃ちたい、
 撃ちたくてしょうがない撃てなきゃ僕なんて生きてる価値ない、必殺技のないサッカー部員はただの欠陥品」
とか物凄い思い悩んで、でもそのための練習はろくすっぽ何もやらないで、
「いつまで経っても必殺技覚えられない」と悩みだけがどんどん膨らんで、
最終的にはレベルアッパーという名の神のアクアをゲットして必殺技習得、でも副作用で倒れましたってなったらどんな気分になります?
間違いなく豪炎寺さんのファイアトルネードが目金に発射されると思います(えー
「俺がこの必殺技を撃てるようになるまで、何百万本シュート練習をしたと思ってる」とか言いそうだな豪炎寺さん
要するにそういうことです、目金が何百万本シュート練習したって、ファイアトルネードは結局撃てないかもしれない、
必殺技を編み出す才能はないかもしれないけど、でも「僕には才能がない」と文句を言っていいのは、
それだけの努力をした後だけだ
と思うわけですよ。まさに今週の格言がそうでした

キャプテン、今日の格言!
「本当の力は努力して
 身につけるものだ!以上!」

(C)LEVEL-5/FCイナズマイレブン・テレビ東京


12月11日

アニメ感想:あにゃまる探偵キルミンずぅ 第9話 「屋根裏の白い恐怖!?」

「というわけでネズミは昔から作物を荒らしたり、食べ物を盗んだり、伝染病を広げたりと
 人間にとって迷惑な存在、いわゆる害獣として知られていまーす」

「なんだよそれーっ!!」

べしっ

「あたっ!?」

「授業中は静かにねぇ?猪俣くん」

ある日の授業風景、リコ達は担任のルミコ先生から害獣と益獣について教えられているところでした
そんな害獣としての代表格はネズミ。ネズミと一心同体のケンとしては、
「ネズミは人類にとって最高に迷惑な存在なのだ」なんて話を聞いて
ついつい頭に血が昇ってしまいます。それにしてもルミコ先生のミニスカっぷりは
相変わらずとんでもねーな(えー
もうほんと超ギリギリの短さですよ!背の低い小学生相手にこんな格好してたら、生徒の目線からは
丸見えすぎるだろ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「一方でネズミの天敵のネコですが、こちらは人間にとって役に立つ動物、
 つまり益獣として可愛がられ、ペットとしても親しまれていますねぇ」

「やっぱりネコは偉いなぁ〜ネズミと違って」

「なにィ!?この野郎リコ!表出ろぉっ!!」

「なーによ!やる気!?」

そんな一方で益獣の代表格はネコ、それを聞いたリコは
「俺って偉いねェ〜」などと優越感に浸ってケンを煽りまくりです
そんなリコの挑発ですっかりブチ切れてしまったケンは…


(C)本宮ひろ志/集英社

「屋上へ行こうぜ…久しぶりに…
 きれちまったよ…」(えー

「はいはい、2人ともそんなに外に出たいなら…
 しばらくそこに立ってなさい!!」

怒りのサラリーマン金太郎と化してリコとのケンカをおっぱじめるケン、しかしそんな2人に叩き落とされたルミコ先生のカミナリ!
あえなく廊下に放り出された2人は、思う存分そこで反省させられてしまうのでした

「キルミン!!」

ブー!!

「のああーっ!!な…なんで…」

「気合が足りないんじゃないかなぁ、もっとこうキルミンッ!!みたいな」

そんなある日の放課後、我らのタマオ様は
リコとリムを一緒にはべらせながらリコ達の家で変身の特訓をしていました
なんという両手に花状態…タマオ様流石すぎる
やはり前回の七不思議調査で、リコとのフラグもすでに完璧ということなのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「やっぱり僕のキルミンには何か異常があるんじゃ…ちょっとお2人のを見せてもらっていいですか?」

「はいっ」

「うーん…特に違いはありませんよねぇ…
 あの、博士のパソコンのデータをコピーさせていただいてもいいですか?一度じっくり調べてみたいので」

「それはいいけど…」

何度やってもまったく変身できないタマオ、もしかして変身アイテムがおかしいんじゃないかと調べてみますが、
アイテムの方には特に異常はないようです。となるとやっぱり
タマオ自身がレベル0ってことなのか…(えー
もはやタマオが変身できるようになるにはレベルアッパーを使うしか方法が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「タマオ君、いらっしゃーい」

「あっ、お邪魔してます!」

「どーお、変身練習は?そろそろヒヨコくらいにはなれそう?」

「(ぐさっ)」

そんなタマオの前に現れて
天使のような笑顔で毒を吐くナギサ  な、なんてことを!
これは佐天に向かって
「そろそろレベル1くらいにはなれそう?」とか言ってるようなもんですよ!鬼だ、鬼がいる!(えー
しかし男一人で家に遊びにやってきたというのに、これほど3姉妹が和気あいあいと迎えてくれたり
このうえカノンが嫁候補だったり
タマオ様の人徳は凄まじすぎるな…もう完全にハーレム主人公なポジションじゃないですか

「はぁ〜あ…」

「おーい!タマオー!!」

「はい…?」

結局今日も変身のコツを掴めずトボトボと帰って行ったタマオ。しかしその途中、たまたま出会ったケンが声をかけてきました
何かと思ったら、近所の中華料理屋に住み着いていたネズミ達が急に姿を消してしまったとか…
まだその中華料理屋に一匹だけ残っていたネズミも、その体には何者かに負わされた傷が残っていたそうです
もはやネズミのことが他人事とは思えないケンは、そのネズミの失踪と傷害事件について調査をしたいようで…

「分かったよ、そのケガしたネズミが心配なんでしょ?」

「おお、事件の臭いがプンプンすんだろ!」

「それじゃリムさん達も誘って…」

「いいやダメだ!これはケンロックホームズの事件なんだから、あいつら抜きで解決するんだ!」

そんなケンの話を聞いて、
「へっへっへこいつはリムさんを誘ういい口実になるぜ」
すかさずリムとのお出かけを企むタマオでしたが、さっきリコと喧嘩をしたばかりのケンは
「あいつら姉妹には絶対言うな」と口止めをしてしまいます。まんまと目論みの外れてしまったタマオ…
しかし親友のケンの頼みとあって、打算抜きでも快く引き受けてあげることにします。さすがタマオ様は人格者やでぇ

「あ、そうだ!キルミンをちょっと見せてくれないかな?」

「ん?おお」

そしてさっきリコ達に見せてもらったように、ケンの変身アイテムにも何か違いはないかと見せてもらうタマオ。
研究熱心ですなぁ、しかし画面を開いてみても、やっぱりケンのアイテムもみんなと同じなんじゃ…?って



ぺかぺか ぺかぺか

「ん…?あれ?ひとつ光ってる…これは何を表してるんだろう…?」

ところがよくよく見てみれば、4つあるアイコンのうち
ハートのアイコンがピカピカ点滅していたケンのアイテム!
こ、これは…?さっきリコ達のアイテムにも同じアイコンがありましたが、こんな点滅はなかったのに…それもハートのアイコン…?
一体何を示したものなんでしょうか、他にも
葉っぱ、動物の足、水色の変なマークとアイコンが3つ並んでますが、
どれも何の意味があるのかさっぱりですな…どうやら思った以上にキルミンの変身は奥が深いみたいですね

「な、なんじゃこりゃ?」

「僕の作った発信機兼小型マイク!これでケンの居場所はすぐに分かるよ!」

「おぉ〜すげえじゃんタマオ!天才じゃねぇ!?」

「た、大したことないよぉ」

そして次の日、さっそく目的の中華料理屋にやってきてこっそり潜入調査を始めた2人。
店の中へはキルミンしたケンだけが通気口から入ることにしますが、
こんなこともあろうかとタマオは
発信機と通信機を兼ねたアイテムを自作していました。これで店の外からでもケンと連絡が取れるというわけですな
こんなステキアイテムを
手作りで簡単に用意するとか、マジでタマオ様天才だろ…
阿笠博士とコナンの役割を一人でこなしてるって感じですよ、すげーぜタマオ様

《どうケン、いた?》

「う〜ん…いねぇな〜…あれ?タマオの父ちゃんだ!カノンの母ちゃんもいるぞ!」

《え、パ、パパが?2人で何してるの?》

「カノンの母ちゃん、タマオの父ちゃんに何か食べさせてる…あ〜んってやって…」

「あ、あ〜んって…なんで!?」

ところがなんと、通気口をうろうろしていたケンが発見したのは、ネズミではなくタマオ父の不倫現場!!(えー
と…父さーーーん!!息子に一部始終が伝わっているとも知らずになんてことを!
これはタマオ一家家庭崩壊の予感!!
…というかまあ、またカノンママが計画遂行の一環で、タマオ父を接待してるだけみたいなんですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「むぅ!?そこか!待てネズ公ーーッ!!」

「えっ!?や、やべえ!やべやべやべやべ!」

とその時、通気口を進む途中で料理屋の店員に見つかってしまったケン!
店側としては、ネズミなんて不潔な輩はなんとしても退治したいところです
店員から執拗に追いかけられてしまったケンは、無我夢中でネズミに変身すると店の中をメチャクチャに逃げ回ってしまいます

「ちゅっちゅっちゅっちゅー!!」

「あ、あれ?どうしたんだろう…ケン!応答せよ!ケン!」

「ケンがどうしたって?」

「ほあっ!?」

「私達に内緒で何やってるのかなぁ〜?」

「え、えーっと…」

突然ケンとの通信が途絶えて困惑するタマオ、
「応答せよ!応答せよ!」ってちょっと気分を出してかっこよく呼びかけを続けていると、
気がつけばタマオの背後にはなぜかリコとリムが!そして
「私達をハブるなんていい度胸じゃん」と問いつめられてしまい…
なんだかんだ言って、リコ達って結構タマオ達との仲間意識強いんですね
そしてタマオから全てを聞かされたリコとリムは、通信の途絶えたケンを追って店の中に侵入することにします

「おお〜!か、かわいいなお前ら!そうか、子供がいるから隠れてただけで、
 別に消えたんじゃなかったのかぁ!」

一方その頃、ネズミの姿で店の中を走り回るうちに、失踪したネズミ達を発見していたケン!
どうもネズミ達は生まれたての子供達を安全な場所で育てたかっただけのようで、失踪に関してはさほど深い意味はなかったようですね

「な〜んだ、これで事件解決じゃんかぁ!」

「ちゅちゅっ!ちゅううう!!」

「ん?どうした?」

「キッシャアアアアアアアッ!!」

「うわあああああっ!?な、な、なんだこりゃ!?
 なんでこんな奴がこんなとこにいるんだよぉ!!」



ゲェー!!なんでこんなところに大蛇!?
これで一件落着だと安心したのもつかの間、なんとケン達の前に世にも恐ろしい大蛇が登場!
どうやらケンが見つけたネズミが傷を負っていたのは、こいつに襲われたからのようですな…
こんなバケモノを子供達に近づかせたら、いとも簡単に全員おいしく食べられてしまいます
やむなくケンはネズミ達を守るために、必死に蛇の注意を引いて店中を逃げ回ることに…

《リムさん、そこの角を曲がった先に換気口があります!そこから天井裏に行けますよ!》

「了解!」

ケンがそんなピンチに陥っている頃、リコとリムはタマオのナビを受けながら店内を突っ走っていました
ケンのいる天井裏への換気口はもうすぐそこです、あとちょっとでケンと合流できる…というその時!

「う〜トイレトイレ」(えー

あいつはーー!!なんとリコ達の前で突然ドアが開いたかと思えば、姿を現したのは牙組の獅子山くん!
よりによって牙組と遭遇を…って、冷静に考えてみれば牙組とリコ達って敵対関係でもなんでもないですよね
牙組からするとリコ達は
「なんか中途半端なアニマリアン」という以外に何も思ってないというか…
だからこの場面もそれほどのピンチでは…

「んぅ!?ウ、ウサギ!?うおおおおメシ!!いただきまぁーす!!」

「ひゃああああああ!?」

「生肉ぅぅぅぅぅぅ!!」

とか思ってたら食われるー!!大ピンチじゃねーか!なんてこった!
なんと獅子山くんがバリバリの肉食系だったせいで、大好物の獲物として襲われてしまうリム!
そりゃライオンのアニマリアンだもんな…これがキリンさんの桐野くんとかだったらこんなことには:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ケン、どこ〜!?ケ〜ン!」

《リムさん、ケンはベランダに繋がる通気口から外に出たみたいです!》

「了解!…あっ、いた!」

そんな獅子山くんとの
命がけの鬼ごっこにさんざん付き合わされたあげく、やっとの思いでケンのいるフロアへとやってきた2人。
そこでケンの姿をすぐに発見したものの、ケンはいまだに白ヘビと対峙しながら猛攻に晒されている最中!
予想外にケンがとんでもない状況に陥っているのを見て、2人は真っ青になってしまいますが…

「キッシャアアアアアッ!!」

「な、何アレ!?」

「わわわ私、爬虫類はダメぇ!タマオ君どうしよう、ヘビがケン君を狙ってるよ!」

《ええ!?》

もはや袋小路に追い詰められて絶体絶命のケン!リムは恐怖にすくんでしまって動くこともできません
頼みのタマオ様も通信だけじゃどうすることもできませんが…そんな中で唯一ケンを救いに動いたのはリコ!
ケンを救いたい一心のリコは、無我夢中で飛び出すと果敢にもヘビの前に立ちはだかりますが…

なんでそこで変身すんねん!?キルミンのままで戦えばいいのに!
ネコになっちゃったら
かえって弱くなっちゃうじゃないですか!(えー  果たしてこんな姿でヘビを相手に太刀打ちできるのか…って

「ちゅっちゅっちゅっちゅー!(ずだだだだだ)」

「え!?ちょ、ちょっとケンまってぇ!!」

ええええええ!?なんとその時、ヘビを対峙するリコを
置き去りにして一目散に逃げ出したケン!
見殺し!?せっかく体を張って守ってくれたリコを見殺しにして逃げるだと!?こ…この腰抜けがー!!
と、言いたいところですが、いくらなんでもケンの様子が何かおかしいとしか…
今までヘビを相手にずっと戦っていたのに、リコが来た途端に逃げ出してリコの言葉にも耳を貸さないなんて…

(うう…もう、なによぉ…ネズミバカにしたこと、まだ怒ってんの…?)

「タマオ君、なんだかケン君の様子がおかしいの、私達から逃げたりして…」

《えっ…?ちょっと待ってください、今博士のデータを見てみます!何か分かるかも…》



《…うん?キルミン3原則…?》

逃げ出したケンを追ってリコ達もヘビとの戦いから離脱し、一応は危機を脱出した2人。しかしやはり気になるのはケンの様子…
そのことを相談されたタマオは、さっきリコ達の家でコピーしておいた博士のデータに目を通してみますが…

《えっと…?”第1条、キルミンを使って動物・人間などに危害を加えてはならない”
 ”第2条・むやみに人前で変身してはならない”
 ”第3条・完全変身した場合、99分以内に元に戻らなければならない”…?》

そんなデータの中でタマオの目を引いたのは、キルミンに関することで最も大事なことを記した3原則でした
それにしてもキルミンを使って動物に危害を加えてはならないとか、むやみに人前で変身してはならないとか
すでにもう壮絶に破られまくりで大丈夫かこの原則…(えー
しかし気になるのは、第3条の
完全に動物になった場合、99分以内に元に戻らなければならないという一文でしょうか
さっきのケンがリコ達の言葉にまったく反応しなかったことといい…もしかすると99分の制限時間を超えてしまったら、
人間の理性が完全に消え失せて、身も心も動物と化したままで生き続けることになってしまうのでは…?

《今が5時30分…ここに来たのは4時くらいだから…あぁ!?もうすぐ99分!?
 リムさん、早くケンにくしゃみをさせてくださいっ!!》

「えっ!?ど、どういうこと!?」

《とにかく早く元に戻らないと、大変なことになるかもしれないんです!》

そして気がついた時には、すでにケンの変身時間は99分ギリギリ!やはりさっきのケンがおかしかったのは、
タイムリミットが目前に迫っていたからなのか…ともかくケンをすぐにとっ捕まえて、くしゃみで元に戻したので事なきを得ましたが…
というかくしゃみで変身って、ケンはもう完全にランチさんだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「えっ、キルミンにタイムリミット!?99分を過ぎるとどうなるの!?」

「それがまだ分からなくて…やっぱりキルミンには、まだまだ謎が多いみたいですねぇ…おっ?」

ぺかぺか ぺかぺか

「み、みっつ光ってる…?何が関係してるんだろう…?」

助けたネズミ達を連れてリコ達の家に戻ってきた一同は、ナギサも交えてキルミンについて話し合います
ところがタマオがケンの変身アイテムを手に取ってみると、なんと今度は
ハート、葉っぱ、水色のアイコン
3つのアイコンが点滅していました。なんでさっきよりも光ってるアイコンが増えたんだ…?
しかもそれが何を意味してるのかは、相変わらずさっぱり分かりません
そもそも水色のアイコンはこれが何の絵なのかもよく分からないんだが…

「あ、あのさ、ケン…ごめんね、ネコの方が偉いとかって…同じ動物なのに、そんなの関係ないよね…」

「えっ、いや…お、俺もその…悪かったよ、ついカッとなって…」


(C)ABC・東映アニメーション

あ…甘酸っぱぁー!!(えー

そしてネズミ達を優しい目で見つめながら、お互いに意地を張ってしまったことを謝る二人。
なんかもう両思いのオーラがすごいですな…ネズミを見守る2人の目が、まるで
「うふふあなた、私達の赤ちゃんとても可愛いわ」「そうだな、俺達の愛の結晶だ」とでも言ってるように見えるんだが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というわけで次回に続く

(C)河森正治/サテライト・JM ANIMATION・ハルフィルムメーカー/あにゃまる探偵社


12月9日

アニメ感想:そらのおとしもの 第9話 「嘘から始まる妄想劇場(ストーリー)」

ドババババババ!!

「ああああ…!あああああああ!!」

「失態だなぁ。ウラヌスクイーンを連れ戻すどころか、逆に目覚めさせてしまうとは」

「も…申し訳ありません…!」

「βはもう廃棄してもいいんじゃないか?」

「お、お待ち下さい…!次こそは必ず…!」

前回イカロスとの戦いに敗れ、空中大陸へと逃げ帰るハメになってしまったニンフ…しかし帰還したニンフを待っていたのは、
マスター達からのまるで拷問のようなむごい罰でした。こいつらニンフに電流地獄を味わわせながら
「あー肉うめー」とくっちゃくっちゃ肉をむさぼり食っていたり、最悪に感じの悪い連中です。
そういえばイカロスに地上人の虐殺を命じたのもこいつらだったな…


(C)講談社/しげの秀一

「どう思うアニキ」

「カスぞろいだ!!」(えー

この天上人の腐った性根には高橋兄弟も我慢がならないようです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「退屈で仕方ないんだ…楽しませろ…!」

「は…はい…マスター…」

ニンフを電流で散々いたぶっておきながら、
「退屈しのぎにもならねーよこのカスが」と冷たく吐き捨ててしまうマスター。
まったくもって酷いご主人様ですな…この口ぶりからすると、イカロスを連れ戻そうとしているのも
「単にやる事なくてヒマだから」とかその程度の理由な気がします
そもそも地上人の虐殺にしたって
その場の思いつきって感じだったしな…空中大陸の連中はどんだけトチ狂ってるんだ

「すっごぉーい!人がいっぱい!」

「バーベキューには絶好の天気だな」

ニンフがそんな酷い目に遭わされている頃、智樹達はというとバーベキューをやりに野山へピクニックに来ていました
この野山は結構メジャーな観光地のようで、屋台の数も前回の祭りに負けないくらい凄い数が並んでおります
ちなみに会長が変な格好してますがまあ気にしないでください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(もっと人間らしくしなくっちゃ…もっと普通の人間らしく…)

『この大量破壊兵器が!!』

(…)

そして前回から人並みに感情を表現できるようになったイカロスですが…なんだか今の世間ズレした自分のことをかなり気にしているようです
特にニンフに言われた「大量破壊兵器」呼ばわりが相当こたえているようで、
とにかく普通の人間らしい行動に必要以上にこだわってしまいます

「はっはっは!嘘をつくのが人間ってもんさぁ!」

「うふふ、ひっどーい!」

(嘘をつくのが…人間?)

そんな中、通りすがりのバカップルからタイミングの悪いセリフが…
「なるほど嘘をつきまくれば人間らしいのか」
すっかり変な理解をしてしまったイカロスは、とにかく人間らしくしようとデタラメな嘘をつきまくることに…

「イカロスさーん!もうすぐお肉が焼けるよー!」

「そはらさん、私はあなたが大嫌いです」

「がっ…!?」

「そはらさんは誰の目から見ても可愛くないですし、
 優しそうに見えてとても暴力的ですし、それから微妙に痩せているところとか、
 とにかく私はそはらさんが大嫌いです」

「な…な…」

手始めにそはらに対して本音と逆のことを言いまくるイカロス!
「微妙に痩せてて大嫌いです」が本音の逆っていうことは…
「そはらさんのデブなところが好きです」というのがイカロスの本音!?イカロスはデブ専だったんですか!?(えー

「新大陸なんてありません」

「…?」

「会長さんはとてもいい人です」

「あらぁ〜、照れるわぁ」

「私はマスターの傍にいたくありません」

「ぬが…!?」

その後も智樹達にかたっぱしからデタラメな嘘を!突然変なことを言い出したイカロスに部長は怪訝な表情ですが
「会長さんはとてもいい人です」って、「会長さんはどうしようもないクズです」って言ってるも同然:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
まさかそこまでイカロスの中で会長の評価が低かったとは…せめて「ちょっと腹黒いです」くらいにしといてやれよ…

「うぉがあああ!!こんなまずい酒しか置いてねーのかあああ!!」

「まあまあ、そう荒れないで」

「会長はいいですよぉ!私なんて、私なんて…イカロスさんひどぉい!!」

「ニンフは勝手にいなくなるし、イカロスはそばにいたくないっつうし!
 ええいもういい!あいつらが勝手にするなら俺だって、思う存分ウサ晴らししてやる!!」

そんなイカロスがついた嘘のせいで智樹達はもう荒れたい放題、さんざんヤケ食いとガブ飲みをしてもまだ腹の虫が収まらず、
その後も奇声を上げながらウサ晴らしに走るという面倒なことに…

(人間らしくできた…)

「楽しそうねぇ、α?」

って満足げに辺りを散歩しているイカロスの前に、ぬけぬけと今日もまたニンフが登場!
前回あんな激しい戦いを繰り広げた直後なだけに、
「うわこいつまた来やがったよ」とイカロスもかなりの敵意をむき出しにしております



「ニンフ…!何しに来たの…?」

「別にあんたの正体バラしに来たわけじゃないわ。
 どうあがいたって戦闘能力じゃあんたに敵わないんだし。
 大丈夫よ、昼ドラの続きが気になっちゃってもう少し地上にいてもいいかと思っただけ」

「…」

「ねえα、あんたずいぶん今のマスターにご執心じゃない?
 今の関係を潰されたくなかったら、私について余計なことは言わないでおくことね」

「…」

戻ってきた目的が
「だって昼ドラ見たいんだもん」などと、あまりにも分かりやすすぎるデタラメをほざくニンフでしたが、
少なくとも今すぐ戦う意志はないようなので、イカロスとしては攻撃を仕掛けるわけにもいきません
そして結局
「智樹と仲良くしたいなら黙ってろ」とイカロスの方が脅されてしまい、仕方なくニンフを再び迎え入れることに…

「ふふ…P・ステルスシステム作動!」

しゅいいいーん

(私はマスターのために命令を遂行するだけ…力では敵わないあんたを、ムリヤリにでも空へ連れて帰る!
 そのためにはまず…あんたの大事なマスター、智樹を人質に取ってやるわ!)

ところが、やはりというかなんというかイカロス達と仲良くする気は微塵もないニンフ!
イカロスの目を盗んで自分の姿を透明にしてしまうと、無防備な智樹の背後を取って襲撃することを企んでしまいます
そういえばニンフは自分の羽も透明にできるんでしたっけね、全身を透明にするのもそれと同じ能力なのか…

(ふふ、悪いわねα…!)

「それで姿を隠したつもりか?丸見えなんだよ」

「なっ…!?ど、どうして!?」

なにィー!?ところが背後に迫ったニンフの気配を、完璧なまでに察知していた智樹!
なぜニンフの接近が分かったんだ!?もしかして透明になっても初春の監視カメラから見れば丸見えなのか!?(えー
ともかく奇襲を完全に見破られてしまったニンフは驚きをあらわに…って

「ぐっふぇふぇふぇふぇ!行けぇそうだやっちまええええ!!
 丸見えなんだよぉ!ウサ晴らしはエロに限るよなぁ!!」

「…」

お…おいイイイイイイイ!!どういう状況だよコレー!!単に覗きの最中っていうか、ちょ…おま…
こんな場所で子作りに励むこいつらは一体なんなんだ!(えー
こんな心安らぐのどかな野山で性欲に溺れるとか…どんだけ頭の中が煩悩まみれなカップルなのかと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…あれって何してんの?なんか女の人がだんだん…」

「ゲェーッ!?ニンフ!?み、見るなぁぁぁーっ!!
 ったくお前はいきなり帰ってきて!今までどこ行ってたんだ!」

「いいじゃない別に」

「よくない!留守にするなら一言言っていけ!どんだけ心配したと思ってんだ!」

「えっ…?し、心配…?」

「当たり前だろ!居候のくせに勝手なことばっか!
 もう2度と何も言わずにいなくなったりするんじゃないぞ!!」

「は…はい…」

な、なんですかその反応は!?(゜д゜;)一体どうしたんだニンフは!智樹にぎゃーすか怒られまくるうちに、
「やだ…かっこいい…」と、どんどん表情が赤くなって従順に!こ、これは!?
そういえばニンフは冒頭の場面でも、
マスターに散々いたぶられて頬を赤くしてた気がしますが…
ドM!?ニンフはドMだったんですか!?強気な性格からは想像もつきませんでしたが、まさかそんな性癖が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「罰として今日一日俺の言うことを聞け、いいな!!
 こうなったら店でも出して売り上げザックザクだぁ!」

そんなニンフを連れて智樹がやり始めたのは、なんと露店を出しての叩き売り!
しかし売ってるものを見てみると、
パンツロボの残骸(200円)やらボロクズになったペガサスの聖衣(50円)やら
明らかに粗大ゴミレベルのひどい商品ばっかりです。売れたとしても250円で売り上げザックザクもクソも:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ニンフ、その辺行って客集めてこい!」

「え〜?別にいいけど暇だし…でもこの店、売ってるものがよくないと思うの。
 お好み焼きとか食べ物屋にしたら?」

「な、なるほど!」

しかしその時ニンフから
「こんな商品買うやついないだろ…」と至極もっともな突っ込みが。
あまりにもその通りすぎて考えを改めた智樹は、言われた通りお好み焼き屋として再出発することにしますが…

「智ちゃん、お好み焼き屋始めたんだぁ!ひとつもらおうかな!」

「へい毎度ぉ!特製お好み焼きだよぉ!ほどほど好きなあなたはこれ!おっぱい盛り!!」

「まぁ〜」

「控えめ好きなあなたはこれ!おっぱい半玉!!」

「…?」

「おっぱい愛が深すぎるあなたはこれ!おっぱいE玉!!F玉!!」

「な…な…」

よくもこんなキチガイ料理を!!(えー
なんと智樹が作った料理は、お好み焼きとは名ばかりのお下劣な
おっぱい的な何かでした。く、狂ってる!
それにしても各キャラに用意したおっぱい盛りが胸の大きさを表してるんだとすると、
そはら>イカロス>会長>ニンフの順に胸が大きいわけか…どんだけでかい胸してんだそはら
しかしあの会長の胸ですら「ほどほど」呼ばわりとか明らかにおかしいだろ智樹よ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「智樹…女性客がドン引きなんだけど」

「ぐっ、ならば…!」

その後も
自分の全裸ブロマイドやら隠し持っていたそはらのパンツやら、頭おかしい商品ばかりを売りに出そうとする智樹。
しかしまったく売れないばかりか、そはらに
メッタクソの半殺しの目に遭わされてしまい、
全裸のまま道ばたに放置されるという醜態を晒してしまいます



「大丈夫〜?」

「うご…うごご…」

いちゃいちゃ

「…」

いちゃいちゃいちゃ

「………」

いちゃいちゃいちゃいちゃ

「死ねええええええええ!!こんちくちょおおおおお!!
 こっちがこんなに苦労してんのに!あっち行けこのモテ男どもがぁぁぁぁ!!
 全部この世にイケメンがいるから悪いんだ!
 イケメンが一人で乱獲するから俺はこんなところで…うっうっあうっあううう…」

智樹…堕ちるところまで堕ちたな…(えー
しばらくの間地面に倒れ伏していた智樹でしたが、道行くカップル達の幸せオーラにあてられて
まったくスジ違いな八つ当たり攻撃を開始!智樹の苦労とイケメン達とは
何の関係もないんですが、
もはや何かに当たり散らさないとやってられないようです
そんな智樹の哀れすぎる姿に、あのニンフですらも同情の視線を向けてしまい…

「はぁ…つまりメスにモテたいわけ?しょうがないなぁ…はい」


(C)武論尊・原哲夫/集英社

ドコオオオッ!!

「北斗!壊骨拳!!
 この指を抜いて3秒後にてめえは死ぬ」

「そ…そんな…」(えー

その時なんと、智樹のおでこに向かって指を突き立てたニンフ!ほーあったぁ!なるほど北斗神拳で始末しようというのか…
確かに今の醜態を見れば、楽に死なせてやろうという気持ちも分かる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「な、何したんだ?」

「モテ男ジャミングかけたの」

「へっ?」

「そろそろ効果が出始めたみたいね」

きらきらきらきら

「ど、どういうことだ!?」

「つまりね、私のジャミングシステムを使って、
 みーんなあんたのこと理想の男性にしか見えないようにしたってわけ」

ところがニンフが智樹に使ったのは、他人からすると智樹の外見が超絶イケメンにしか見えなくなるというジャミング能力!
これでせめてものモテ男タイムを満喫させてやろうという気のようですが…
さっき自分の姿を透明にしてたことといい、ニンフは光を歪めて他人の目を誤魔化すのが得意なんでしょうか
これも智樹の周囲の光を歪めてそう見せてるってことじゃないのかな

ヒュー♪気づいてたのか?
トリックアートってんだけどなぁ
(えー
(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN 

ダミーチェックのみならずトリックアートまで習得してるとは、
ニンフこそ学園都市伝説のデュアルスキル(多重能力者)というやつなのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「「「きゃああああああ!!智樹いいいいいい!!」」」

「だーっひゃひゃひゃひゃひゃひゃーっ!!
 これぞ待ち望んでいた瞬間!今こそ俺の真価を発揮する時!」

完全に智樹の虜となった美少女たちにもみくちゃにされながら、思う存分ハーレムを堪能する智樹!
さっきまで酷い目に遭っていたストレスも、一瞬にしてどこかに吹っ飛んでしまったようですが…

どこ見て目ぇ輝かしとんねんお前ら!!
いくらイケメンに見えてるとはいえ、こんな全裸で野外をうろつく変態男に見とれたりするもんなのか!?
これが「※ただしイケメンに限る」というやつか…(えー
まったくイケメンというのは何をやっても許されるから困る:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ニンフ何やってんだ!飲み物持ってきて!早く早く!」

「は、はい!」

「一升入りまーす!シャンパンタワー入りまーす!智樹タワー入りまーす!」

「…」

ドカバキガスボスベキバキ

「うゴフッ!?き…君達…どうしたんだい…?」

「モテ男ジャミング切ったの。だってお店の手伝い忙しいんだもん。めんどくさくなってきた」

「そ、そんなぁ!」

しかしそんな夢のような時間もあっさりと幕引き!調子に乗ってニンフをこき使いまくった智樹は、
機嫌を損ねたニンフにジャミングを切られ、正気に戻った美少女たちにメッタクソの袋叩きにされるのでした
地位と権力にしがみついた結果がこれ、お前調子ぶっこき過ぎてた結果だよ?(えー

「でもまぁ…いい夢見させてもらったよ。お金も十分稼げたし、ありがとな…ニンフ」

「えっ、あ、ありがとうだなんて…!」

しかしジャミングを切られて怒り狂うかと思いきや、意外なことに「十分満足した」とにっこりニンフにお礼を言う智樹!
まったく変なところで人格者ですな智樹は…ニンフもまさか智樹からこんなセリフが飛び出てくるとは思っていなかったようで、
顔を真っ赤にしながらおたおたと慌てております。ニンフこいつ…思ってたよりもずっと
お手軽な女だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それにしても「いい夢を見させてもらったぜ」って、これが…いい夢でたまるかよ!!(えー

「あっ、智ちゃーん!分かったんだって、今日イカロスさんが言ってた本当の意味が!」

「へっ?」

「お前、今日イカロスにもっと人間らしくしろと叱ったろう?
 イカロスはその言葉を守ろうとして、一生懸命嘘をついていたそうだ」

そしてニンフを連れてそはら達と合流した智樹でしたが、イカロスの嘘騒動については部長がすでに解決していた後でした
智樹があんなバカな真似してる間に解決してくれていたなんてさすが部長…(えー
そういえば最初にイカロスが嘘をつき始めた時も
部長だけはイカロスの態度に違和感持ってるような感じでしたもんね

「私はあなたが大嫌いですっていうのは、私はあなたが大好きですってことだよね!」

「はい。そはらさんは誰の目から見ても可愛いですし、
 暴力的に見えますがとても優しいです」

「きゃーん!」

「会長はいい人よね〜」

「…」

「いい人よね〜」

「……………はい」

そんなこと聞いてむなしくないのか会長…(えー
イカロスの本音を知っていながら、あえて無理矢理いい人と呼ばせるなんて!
大量破壊兵器すらも黙らせるこのプレッシャー、やはり会長はそれだけの腹黒さを秘めているということなのか…

「マスター…今日はすみませんでした、ご迷惑をおかけするつもりは…」

「いいよ、もう慣れたし」

「あの…ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか」

「んっ?」

「今日、私の気持ちを嘘にしようと考えた時に、私の気持ちは何だろうと考えていたら逆に気になって…
 マスターは、私のことをどう思ってらっしゃるのでしょうか?」

そうこうしているうちに日も暮れて、今日はもう家路につくことにした一同。しかしその時、イカロスから智樹に意外な質問が…
自分のことをどう思っているか…少し前なら
「単なる未確認生物」とだけ答えて終わりだったでしょうが、
今の智樹ならどういう答えになるのやら…

「…俺さ…子供の頃普通じゃなくてさ…冒険心旺盛っつーか、ある意味守形先輩みたいなさ…
 山ん中入って珍しいもの見つけては、クラスのみんな連れてったりしてたんだ…
 でも危険なとことかもあって…友達、たまにケガとかしてて…
 ある時からみんな、一緒に山に行ってくれなくなってさ…親に止められてるとか、そんなだろうと思うけど…
 俺、いきなり一人ぼっちになってて…」

な…なんの話をしてますか!?(゜д゜;)(えー
ちょっとちょっと! 「私のことどう思ってますか?」って聞かれてなんで
気がつけば山の話!?おかしいだろ!
そんな話は、まず好きか嫌いか最初に言ってから好きなだけすればいいのに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「だから、お前とかニンフとかも突然いなくなるのかなんて考えるとさ…なんか俺、昔を思い出して…」

「…」

ちゅううううううう

「な…なぁっ!?」

ゲェーッ!?唐突に何しとるー!?なんじゃこれー!!なんと智樹が長々と説明をしているその最中に、
いきなり躊躇なくキスをかましたイカロス!一体どういうこと!?それと智樹の話は結局長々と話してましたが、
要は
「いなくなると寂しい」って一言で済む話じゃねーか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「私は…マスターの傍にいたいです。これからもずっと…」

「な、な、ななな…何するんじゃお前はーーっ!!
 イカロス!せっかく人が真面目な話をしてるってのに!まったく意味が分からんぞ!
 話聞いてんのか!おいぃぃぃぃ!!」

そんな大胆な行動に出たものの、恥ずかしげもなくいつも通り飄々としているイカロス。これには智樹の方が完全にペースを乱されてしまいます
それにしてもイカロスは、キスが求愛行動ってことをとちゃんと知ったうえでこんな真似をしでかしたんでしょうか
単に
「あーなんか話なげーな…うるさいからちょっと塞いどくか」とかそんな気持ちでやってたりしないだろうな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
次回に続く!

(C)水無月すう/角川書店/空美町新大陸発見部


12月8日

アニメ感想:とある科学の超電磁砲<レールガン> 第10話「サイレント・マジョリティ」

「ふんっ!ふぅぅぅぅぅんっ!!」

ふよふよふよ

「わっ!?わわわわっ!?」

「おお〜!!」

「す、凄いよ涙子ぉ!私紙コップ持ち上げるのもやっとだったのにぃ!」

前回「私持ってるんだけど…」と佐天が切り出したレベルアッパー…佐天とその友達は、この悪夢のアイテムをついに使ってしまいました
もともとはこの友達も、ほんの軽い物体しか動かせないような、微弱なサイコキネシスの持ち主だったようですが…
今となっては人間相手でもほらこの通り、格段に能力が上がったことを無邪気に喜んでいました

(能力…!能力だぁ!白井さんや御坂さんに比べればささやかな力だけど、
 他人から見ればどうって事ない力だけど…!)

そして佐天もまた、初めて発現させた自分の力に感動している真っ最中…
どうやら佐天の能力は風を操るもののようで、手の上で浮かせた葉っぱを回しながら感激していますが…

(私…私…能力者になったんだぁ!!)

もう本当に能力を使えるのが嬉しくて嬉しくて仕方ないといった様子、それだけにこの後のことを考えると心が痛いですな…
しかしこのセリフだと勘違いしやすいですが、学園都市のレベル0というのは超能力の才能が完全に0という意味ではなく、
ほとんど何もできないくらいに微弱な力しか持っていないという意味です。つまり今までの佐天は、ドラクエで言うなら
一応MPは0じゃないけど、MP1か2くらいしかなくて「唱えられる呪文がねー」という状態だったわけですな(えー
で、今回レベルアッパーを使ったことで、初めてまともにバギを唱えられたという:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
完全にゼロってわけじゃないなら、地道に努力すれば少しずつMPだって増えていくかもしれないのに…佐天…

「完了…っと。でもこれを聞くだけでレベルアップなんて、本当にそんな事あるんですかねぇ。
 正直マユツバと言うか…」

その頃の初春と黒子は、前回ビルの戦いでとっ捕まえた不良リーダーから、なんとレベルアッパーのデータを入手していました
そんなもの持ってて大丈夫なのか!?レベル1の初春がこんなの入手してしまったら、悪魔の誘惑に耐えられずにこっそりと…

「はっ!?でもこれを使って白井さん以上の能力者になったら、
 今までの仕返しにあんな事やこんな事も!?」

「思考がダダ漏れですのよぉ〜?私に恨みを晴らしたいのならぜひ!!」

「わーっ!!嘘です、嘘ですよぉぉぉ!!」

って、「へっへっへこれを聞いて私もレベルアップしてやるぜ」などと冗談を飛ばしつつ、
「あっそうじゃあ聞けよ」と黒子が本当に聞かせようとすると、必死の抵抗でそれを拒む初春!
やっぱり初春はレベルアッパーで能力を上げたいなんてまったく思ってないんですね。いいことだ
口では「レベルアッパー使っちゃおうかなー」と言いつつ、絶対に使わないのが初春
口では「レベルアッパーなんて使っちゃダメだ…」と言いつつ、我慢できずに使ってしまうのが佐天
一体どうしてこんなに差がついてしまったのか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
まあ、初春はレベルアッパー使ったら植物人間になるってことを知ってるんで、一概には比べられないんですけども…



ピリリリリ ピリリリリ

「はい…はい。また学生が暴れているらしいですの…!初春は木山先生に連絡を!」

「は、はい!」

そんな2人がじゃれ合っている最中、またしても町中で事件を起こしまくっているハタ迷惑な不良の情報が!
つくづくこの町って治安悪いよな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  なんでこんなに不良が多いんだ学園都市
黒子は前回廃ビルでの激戦を終えたばかりですが、「やれやれまたか」と不良退治に駆り出されることになり、
事務所に残った初春は、木山先生と連絡を取りつつレベルアッパーについての解析を進めることに…

「くっくっくっ、どうだいオレの力ヴォオオオオオオ!!」

「なんだいあんた、私とやろうなんて十年早いぎいいいいいい!!」

「ふ…俺のこの力をごおおおおおおお!!」

「はあ…はあ…はあ…も、もういい加減にして欲しいですわ…!」

ところが黒子が倒しても倒しても、次から次に湧いて出てくるレベルアッパー使いの不良ども!
さすがに介旅や不良リーダークラスの使い手はいないとは言え、一筋縄ではいかないくらいに強くなっている連中ばかりです
そんな激戦を繰り返すうちに、黒子のダメージはどんどん溜まっていく一方…
そういや不良リーダーとの戦いでも肋骨ヘシ折られてるんだったな…このままでは黒子の体がいつまで持つか分かりません

「日に日に生傷が増えていきますね…」

「仕方ないですわ…レベルアッパーの使用者が増えてるんですもの」

「どれくらい広まってるのか想像もつきませんね…」

「泣き言を言っても始まりませんわよ、とにかく私達がなすべきことは3つ。
 レベルアッパー拡散の阻止、昏睡した使用者の回復、そしてレベルアッパー開発者の検挙…
 これを開発しネットに広めた何者かを、必ず見つけ出して目論見を吐かせてやりますわ!」

すでにあちこち傷だらけで満身創痍の黒子でしたが、まだまだ事件解決に向けて全力で取り組む気のようです。よくやるなぁ
それにしてもレールガンのキャラで、こういう風にズタボロになるのっていつも黒子だけですよね(えー
何か事件があるたびに、足潰されるわ腕潰されるわ肋骨折られるわ全身傷だらけになるわ…ひえー
あれか、黒子はプリキュアで言うと美希と同じポジションなんだな…;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「本当は御坂さんに巻いて欲しいんじゃないですかぁ?」

「お姉様に私のこんな姿を見せるわけにはいきませんわ」

そして初春に包帯をくるくる巻いてもらいながら、「こんなみっともない姿お姉様には見せたくない」と語る黒子。
おま…この間はあれだけ「私のおっぱい見てください!さぁ見てください!さぁ!!」
さんざん見せびらかしていたのに、
おっぱい+包帯になるとダメなのか!?(えー
いやまあ、本来ならレベルの低いただの不良を相手に、ズタボロになってる姿を見せたくないってだけなんだろうけどさ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「大丈夫ですよぉ、誰も見たくないですから!」

「(ピキ…)」

って、その時「起伏に乏しい白井さんの体を見て、劣情を催す男性がいるとは思えない」
容赦ない一言をかましてしまう初春!そうですね木山先生だったら大喜びだったんですけどね(えー

「やっほー!私も何か手伝うことおごぁっ!!」

「ご、ごきげんよ〜う、お姉様!」

そんなバカな話をしている最中、突然ドアを開け放って部屋に踏み込んできた御坂!
自分のケガを見られたくない黒子は、初春を吹っ飛ばして御坂に激突させてまでそれを隠してしまいます
包帯おっぱいがそこまで恥ずかしいものだったなんて…(えー

「ふむ…ではその線で調査を進めてみよう、ツリーダイアグラムの使用許可も降りるだろうしな」

「ツリーダイアグラム!?学園都市一のスーパーコンピュータじゃないですか!」

「結果が出たら知らせるよ」

「あ、じゃあ今からそっちに行ってもいいですか!?
 ツリーダイアグラムを使うところ、私も見てみたいんです!」

「ふふ、構わんよ」

そしてレベルアッパーの解析を進めていた木山先生は、ツリーダイアグラムとかいうなんか凄いコンピュータを使うつもりのようで…
そんな話を聞いた初春は、次の瞬間ギラギラと目を輝かせて「見たい見たいそれ見たい」と言い出してしまいます
そういえば初春はパソコン使うのが特技なんでしたっけ、それだけにコンピュータのことには人一倍興味があるんでしょうかね



ピリリリリピリリリリ

(ん…?佐天さん!)

って、初春が木山先生の研究室へ向かうその途中、初春の携帯に佐天からの電話が!
レベルアッパーを使ってから数日、初春達のことを避けるようにコソコソしていた佐天…
向こうから連絡を取ってくるのは久しぶりのことですが…

「佐天さん!心配してたんですよ!学校でもよそよそしいし、電話しても着信拒否だし!」

《…ちゃった…》

「はい?」

《アケミが…!急に倒れちゃったの…!
 レベルアッパーを使ったら倒れたちゃうなんて、私知らなくて…!》

ああ…ついに来てしまったのかこの時が…レベルアッパーを使ってからというもの、毎日のように公園に集まっては
存分に能力を堪能していた佐天とその友達。しかし、とうとう現れてしまったレベルアッパー悪夢の副作用…
まずは友達の一人・アケミが倒れ、意識不明の植物状態になってしまったのです

「なんで…なんでこんなことに…!私、そんなつもりじゃ…!」

「お、おち、落ち着いて…!ゆっくり、最初から…!」

「…レベルアッパーを…手に入れちゃったんだけど…所有者を捕まえるって言うから、でも捨てられなくて…
 それで、アケミ達がレベルアッパーが欲しいって…
 ううん、違う…!本当は、一人で使うのが恐かっただけ…!」

「と、とにかく今どこですか!?」

「私も…倒れちゃうのかな…そしたら、もう2度と起きられないのかな…
 レベル0って、欠陥品なのかな…それがズルして力を手にしようとしたから、
 バチが当たったのかなぁ………ママ…!」

…なんで…?なんでこんなことに…!
やめればよかった…こんなこと…
もう…やめたい…!
レベルアッパーなんかいらない…!
もういらないっ…!

レベルが上がれば…惨めな暮らし…
落ちこぼれ生活とも…さよならできる…と思って…
けど…もういらないっ…!
レベルアッパーなんか
いらない…!
(C)福本伸行/講談社・VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ

レベルアッパーを使ってしまったことをひたすらに後悔し続けながら、自責の念に潰されてしまう佐天…痛々しい場面ですな…
佐天がこうも追い詰められていることを初めて知らされ、戸惑いを隠せない初春。
ひたすら自分を責め続ける佐天を前に、すぐにはかける言葉が出てきません



「な、何を…」

「危ないものに手を出して、周りを巻き込んで…!私…!」

「…」

「うっ…うっ…うぅぅ…!」

「…大丈夫ですっ!!」

「…!?」

「もし眠っちゃっても、私がすぐに起こしてあげます!
 佐天さんもアケミさんも、他の眠ってる人達もみーんな!だからどーんとぉ!!
 私に任せちゃってください!佐天さんきっと、あと5分だけ〜とか言っちゃいますよぉ!」

ところがその時、ついに開き直ったように、佐天へ底抜けに明るい声で言葉をかけ始めた初春!
それがカラ元気なのは見るからに明らか…しかし、今心の中が不安と恐怖で埋め尽くされている佐天には、
とにかくその不安を少しでも取り除き、安心を与えることが何より必要だったのです。初春いい子だなぁ

「う…うい…はる…」

「佐天さんは欠陥品なんかじゃありません!能力なんか使えなくたって、
 いつもいつも私を引っ張ってくれるじゃないですか!
 力があってもなくても佐天さんは佐天さんです…!私の親友なんだから!!」

「…!」

「ひぐっ…ひぐっ…だから…そんな悲しいこと…言わないで…!」

必死に明るい言葉を搾り出してはいても、すでに初春の顔は涙でくしゃくしゃ…それでも佐天に励ましの言葉をかけ続けます
そんな初春の必死な気持ちが佐天にも届いたのか、ほんのわずかにいつもの元気が戻ってきたようで…

「あ…あはは、あははははっ…初春を頼れって言われてもねぇ」

「わ、私だけじゃないですよ!御坂さんや白井さんや、他にも凄い人がいっぱい!」

「ふふ…うん、分かってる…ありがとね、初春…迷惑ばっかかけてごめん…あと…よろしくね」

相変わらず佐天の目からは涙が止まりませんでしたが、「初春が友達でよかった」という救われたような表情を浮かべる結果に…
そして最後の最後、「よろしく」とだけ残して電話を切ると、ついに佐天にも避けられない瞬間が訪れてしまいます
その後、懸命に佐天の家へと辿り着いた初春でしたが、そこにはすでに物言わぬ体となってしまった佐天の姿が…うああ…

「佐天さん…お守り持ってたでしょ」

「ああ…いつも鞄にぶら下げてる」

「あれね…お母さんにもらったんだって。学園都市に来る前に…」

「そんな話をお姉様に…」

「うん…多分色々話したかったんだと思う、それなのに私…」

「佐天が倒れた」という知らせはすぐに御坂と黒子にも伝えられることになり、2人は沈痛な面持ちで佐天のことについて話していました
今になって思い返してみれば、佐天が御坂に色々話していたのは助けを求めるサインのようなもの…
そのことに気づいてあげられなかったことを、御坂は相当悔やんでいるようです

「お姉様…」

「私はさ…目の前にハードルが置かれたら、それを飛び越えないと気が済まないタチだから…
 レベル5もその結果なだけで、別に凄いとも思わなかった…
 でも、ハードルの前で立ち止まっちゃう人もいるんだよね…そういう人もいるってことを考えたこともなかった…
 ”レベルなんてどうでもいいんじゃない?”なんて…無神経な話だよね…」



御坂は目の前にハードルがあったら、一生懸命努力してそれを乗り越えようとする人間…
佐天は目の前にハードルがあったら、努力する気も起こらずに諦めてしまう人間…っておいおい
それって「諦めちゃうなら仕方ないね」で済ましていい問題か!?(えー
諦めんなよ!諦めんなお前!どうしてそこでやめるんだそこで!もう少し頑張ってみろよ!
俺だってこのマイナス10度のところ、シジミが取れるって頑張ってんだよ!!
って
「もっと励ましてあげるべきだった…」と反省するんならともかく、「諦め早いダメ人間ってことに気づいてあげるべきだった…」っていうのは
なんか違う気がするんだが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  空気読めてなかったことを反省するのはいいんですが…うーんうーん

「だから捜査に協力させて…!佐天さんを助けるためにも!」

「ふぅ…分かりましたわ」

「ありがと…よろしくね!」

「で、これがレベルアッパー被害者の全脳波パターンだ。
 脳波は個人個人で違うから、同じ波形なんて有り得ないんだがね…
 ところがレベルアッパー被害者には、共通の脳波パターンがあることに気がついたんだよ」

「どういうことですの…?」

「誰か他人の脳波パターンで、ムリヤリ脳が動かされているとしたら…人体に多大な影響が出るだろうねぇ」

「レベルアッパーにムリヤリ脳をいじられて、植物状態になったってこと…!?」

ともかく佐天が倒れたことで奮起した御坂は、黒子と一緒に捜査を担当することに。
すると早速、佐天達を預かっている病院の医師から貴重な情報を得ることができました。
なんでもレベルアッパーを使った人間は、必ず脳みそにとある人間の脳波パターンをねじ込まれているそうで…
ううむ…そんな真似して犯人が最終的に何をしたいのかは分かりませんが、
ともかくその「とある人間」さえ特定できれば、事件の捜査が大幅に進むのは間違いなさそうです

「誰がなんのつもりで…」

「僕は医師だ、それを調べるのが君達の仕事だろう?」

      ヽ(・ω・)/   ズコー
      \(.\ ノ
ちょ、ここまで教えてくれたのにあとは全部丸投げですか医者のオッサン!?
てっきり「むっ、この共通の脳波パターンは…そういえば見たことがある!!」とかヒントくれると思ったのに!(えー
医者のオッサンめ…有能な人かと思いきや肝心なところで頼りにならないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そうか…この間の彼女まで…」

「…私のせいなんです…」

「あまり自分を責めるもんじゃない…少し休みなさい、コーヒーでも淹れてこよう」

「悠長なことをしてるヒマは…!」

一方その頃、一刻も早く事件を解決しようと木山先生を訪ねていた初春は、レベルアッパーの解析を手伝っていたようですが…
あまりにも焦りすぎているせいで、「少し落ち着きなさい」という木山先生の言葉にも「トロくさいこと言ってんじゃないよカス」
噛み付いてしまう始末です。これほど冷静さを失っていては、かえって危なっかしいですな…

「解析結果はまだ出ていないが…お友達が目覚めた時に、君が倒れていては元も子もないだろう?」

「…」

そんな初春を優しくなだめる木山先生。大人の女ですなあ、単なる世間ズレした変な人かと思いきや、
しっかりした常識的な一面もあるんじゃないですか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「大丈夫…最後はきっと上手く行くさ」

「…」

ぱたん

「…?」

というわけで、初春を落ち着かせるためにコーヒーを用意しようと研究室を出て行った木山先生。
部屋に一人残された初春でしたが、その時たまたま戸棚からはみ出している資料に目を留めてしまい…

「特定の脳波パターンがはっきりしてるなら、初春にバンクの検索をしてもらえば…」

「バンクにデータがなかったら?」

「大丈夫ですわ。能力開発を受ける学生はもちろん、
 病院の受診や職業適性テストを受けた大人のデータも全て保管されて…って、初春がいないんですのぉ」

「まったく、何を騒いでいるの」

その頃の黒子と御坂は、ジャッジメントの事務所で脳波パターンの検索を…って俺達の固法先輩キター!!
先輩!先輩!今日も素敵なおっぱ…いえなんでもありません:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして今まで能力者の検索に使っていたどうやらバンクのデータですが、
そこには学園都市に住む人間全ての脳波パターンまでも登録されているようですね
バンクの検索は初春のようにパソコンスキルがある人間じゃないと出来ないようですが、
初春の代わりに固法先輩がそれを担当してくれました。さすが先輩は頼りになるぜ

「でも、なんでレベルアッパーを使うと同一人物の脳波が組み込まれるのかな…」

「しかも能力のレベルが上がるなんて、さっぱり分かりませんわ」

「うーん…コンピュータだって、あるソフトを使ったからって性能が格段に上がるってわけじゃないわよね。
 ネットワークに繋ぐならいざ知らず…」

「ネットワークに繋ぐと、性能が上がるんですか?」

「個々の性能が上がるわけじゃないわ、でもいくつものコンピュータを並列に繋げば、演算能力が上がって…」

「そうか…!もしかして、レベルアッパーを使って脳のネットワークを構築したんじゃ!」

「可能性はあるわね…」

「あ…でも私達の脳はコンピュータで言えばOSがバラバラだから、繋がっても意味ないんじゃないですか?」

「コンピュータネットワークもOSはバラバラだし、使ってる言語だって違うわ。
 だけどネットワークが作れるのは、プロトコルがあるからでしょ?」

「特定人物の脳波パターンが、プロトコルの役割をしているというんですの…!?」


(C)大場つぐみ・小畑健/集英社

…何が何だか、わからない…(えー

検索の最中にあーだこーだと議論する3人ですが、何言ってんだか全然分かんないよ!
プロトコルの役割って言われても!えーっとうーんと…コンピュータを並列に繋ぐって話だから…
要はファティマ同士を並列に繋いでライド・ギグしたLEDミラージュは星団最強とかそういう事でいいのかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そうやって脳を並列に繋げば、莫大な量の計算をすることができる…!
 単独では弱い能力しか持っていない人でも、ネットワークと一体化することで処理能力が向上する。
 それに加えて、同系統の能力者の思考パターンが共有されることで、より効率的に能力を扱えるようになる!」

「恐らく昏睡患者は、脳の活動全てをネットワークに使われているんじゃないかしら」

ピィーン!

「…!出たわよ、脳波パターン一致率99%!」

そんな話を長々としているうちに、ついに例の脳波を持つ「とある人物」を発見する一同!
や、やった!これでやっと小難しい話から解放されるぜ!(えー
ともかくこれで犯人が分かったも同然、レベルアッパーの開発に深く関わっているその人物とは…

「こ…これは…!?」

「登録者名…木山春生!?」

な…なにィーーーーーッ!?
ちょ…ちょっと待てオイ!レベルアッパー事件の黒幕が木山先生!?そんなバカな!
こんないいおっぱいの持ち主が悪人なんて信じられない!(えー
こいつはたまげたな…まさかよりにもよって木山先生が犯人とは…捜査に協力しているように見せていたのは全部うそっぱちだったのか
しかしそうなると、たった今その木山先生と2人きりな初春の身が心配ですが…!?

「これも…これも共感覚性の論文…なんで…?」

「いけないなァ。他人の研究成果を勝手に見ては」

「ひっ…!?」

って言ってるそばからやべえー!さっき初春が偶然見つけてしまった木山先生の研究資料、
その中身はどれもレベルアッパーの脳波ネットワークに関するものばかり!そんな決定的証拠を見つけてしまった初春は、
ついに本性を現した先生に捕まり手錠をかけられてしまいます。そしてそのまま車に乗せられて拉致されてしまうことに…
お、おいおいヤバイ証拠を掴んだ結果、犯人と車に2人きりってなんかどこかで見た覚えが…


(C)創通・サンライズ・毎日放送

「ウロチョロしていたネズミを
 掃除しておきましたよ」(えー

ぎゃああー!!このままでは初春は致命傷を負わされたあげく路地裏に打ち捨てられる結果に!初春逃げてー!!

「ところで…以前から気になっていたんだが、その頭の花はなんだい?君の能力に関係あるのかな」

「お答えする義務はありません」

って…あ、あれ?(゜д゜;)本性を現した木山先生にゴミのように扱われるのかと思いきや、
「ねえねえその頭の花ってなんなの?」とまるっきり和やかに世間話を振られる初春!なんだそりゃ!?
なんか一気に毒気を抜かれたというか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  どうも根っからの悪人だとは思えませんな木山先生
しかし初春の頭のことは、今までの登場人物が全員スルーしてたから学園都市じゃ普通なのかと思いましたが、
やっぱり「え…なんでこの人頭に花咲いてるの…」っていう異様な光景だったんですね、そりゃそうだよなぁ(えー

「そんな事より、レベルアッパーってなんですか!?どうしてこんな事したんですか!
 眠っている人達はどうなるんです!?」

「矢継ぎ早だなぁ…こっちの質問には答えてくれないのに…」

聞きたいことが山ほどある初春は、次から次へと木山先生に質問攻めを開始!
それにしても「私の質問は聞かないのにそっちばっかりずるい…(´・ω・`)」ってつぶやく木山先生が
あまりにも可愛すぎる  こんないいキャラが黒幕ってどういうことなの…

「誰かの能力を引き上げてぬか喜びさせて、何がそんなに面白いんですか!
 佐天さんだって…佐天さんだって…」

「他人の能力に興味はないよ…私の目的は、もっと大きなものだ」

「…」

ぬう…どうやら木山先生は、他人の能力の上げ下げを目的にこの事件を起こしたわけではないようですが…
大きな目的というからには、もっとスケールの大きな何かを企んでいるようですね。
その辺りのことはどうやら次に語られることになりそうです。次回に続く!

(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN





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