さて今月発売のアニメージュなんですが、色々とイナズマづくしの内容になっていましたね
まずは付録についてきたのが
2010年イナズマカレンダー。
これはまあ公式サイトの絵を流用しただけの付録なので、ハッキリ言って
手抜き感バリバリで特にありがたみない付録なんですが
もうひとつ掲載されているのがこの
イナズマ3期キャラクター設定資料です

こちらは各キャラの色々な表情が見られるので、ファンとしては見ておいて損はない内容になってますね
とりあえず佐久間がどうしても女にしか見えない僕は一体どうしたら:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  毎度のことながら顔可愛すぎだろ!
そして何より見ててドッギャーンと度肝を抜かれたのが、
響木監督の素顔ちょー恐すぎ
うわあああああああ!!だ…誰なんですかこのおっかねー顔したヤクザは!メガネの下はこんなんなってたんか!
いやいやこれには驚きました、ただでさえ目つき悪いのにキズのせいで余計におっそろしいことになってますな
どんな経緯でこんなキズがついたのかは知りませんが、こいつもきっと
影山の仕業に違いないな(えー


■イナズマイレブン 第73話「灼熱の戦士!デザートライオン!!」
 

「アジア予選第二回戦の相手が決まった。カタール代表・デザートライオンだ!」

「デザートライオン…」

「ど、どんなチームなんスか…?」

「このチームの特徴は、疲れ知らずの体力と、当たり負けしない足腰の強さを
 備えていることだそうです!」

「彼らと戦うには、基礎体力と身体能力の強化が必要だ。
 カタール戦までにこの2点を徹底的に鍛えること!いいな!」

「「「はい!!」」」

前回なんとかオーストラリア代表・ビッグウェイブスを撃破し、アジア予選の第2回戦まで駒を進めたイナズマジャパン。
今度の相手は体力自慢のカタール代表だそうですが、今回はちゃんと久遠監督も相手の対策について話をしてくれてるみたいですね

・前の監督と言い今の監督と言い、ほんの少し説明すれば問題が少なく済むんだからしとこうZE☆

やっとこういうファンの声にも耳を傾ける気になってくれたんですね!(えー
突拍子もない指示で余計な混乱を招くより「やっぱり選手とのコミュニケーションは大事だよね」と思い直してくれたんでしょうか
なんにしてもこれはいい傾向になりそうな…って

「とは言っても、どんな練習をすればいいんだろう?」

「そんなもん走り込むしかねえだろ?走って走って走りまくって、強い足腰を身につけりゃいいんだ」

ちょっ…か、監督!?「よしお前ら体力つけろ」とだけ指示して結局後のことは丸投げだと!?(えー
そ、そんな…今こそ効果的な練習法のために、監督の手腕が問われる場面じゃないですか!それを丸投げだなんて!
結局は「ただひたすら走ろう」という、メチャメチャ基本的な練習法を始めることになったイナズマジャパン。こんなんでいいのか…

「そうだな、それで行こう!」

「単純だが、それが一番かもな」

「あのーすみません、申し訳ないんですが俺はこれで失礼します(すたすた)」

「えっ?あ…」

「あいつ、またでヤンスか?」

「なんであいつだけいつも途中で帰っちまうんだ…?」

ところがみんなで張り切って練習を始めようとしたその時、めっちゃ空気読めないタイミングで「お先失礼しゃーす」
さっさと帰ってしまった虎丸。こ、こいつ…しかもこれは1度や2度のことではなく、イナズマジャパン結成からずっと続いている謎の早退。
これにはさすがに仲間達も「あいつ日本代表なめてんの?」と虎丸に疑惑の目を向け始めてしまい…

「よーし!今日の特訓はここまで!」

「はぁ…はぁ…あ、暑い…」

「ふぅ…ふぅ…走り込みって…」

「ぜぇ…ぜぇ…け、結構大変ッス…」

ともかくそんな虎丸を除いて、ひたすら走り込みの特訓を開始した円堂たち。
しかし各自それぞれ体力にはバラツキがあるようで、練習後の様子がキャラごとに色々違いますね



体力が有り余っててケロッとしてる → 円堂、豪炎寺、鬼道さん
それなりに疲れが見え始めてる → 不動、綱海
かなりバテてきて座り込んじゃってる → 吹雪、グラン、風丸、立向居、飛鷹
「も…もうオラにはハナクソをほじる力も残っちゃいねえ…」と完全にぶっ倒れてる → 壁山、木暮、土方、栗松
という感じで。こうして見るとDF陣のしょぼさが確定的に明らかというかなんというか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ぶっ倒れてる4人ってこれDFのメンバーだけじゃねーか!!もう少ししっかりしてくださいよ!今も昔も頼りになるDFはほんと綱海だけだな…

「円堂君、虎丸君の向かった先が分かったわよ!商店街にある食堂に入って行ったんですって」

「え、商店街?虎丸のやつ、早上がりまでしてなんで…とにかく行ってみよう!」

「俺もいいか?俺も虎丸のことは気になっていたんだ」

「豪炎寺?ああ、一緒に行こうぜ!」

そして今日の練習を終えた円堂のところへ、虎丸の行方を掴んだ秋が話しかけてきました
虎丸の早退は今やチームの誰もが気になるところ、その理由をここではっきりさせておくためにも
円堂や豪炎寺は虎丸の足取りを追って商店街へ向かうのでした

キーコキーコ

「ヒュー!!可愛いじゃん彼女達ィ〜!」

「な、なんだぁ!?」

ところがその途中で、いきなり超次元チャリに乗ったチンピラ男が円堂達の前に出現!
こ、これバイクなのかと思ったらただの自転車なのかよ!か…かっこわりいー!!これで自転車なんて恥ずかしすぎますよ!
ともかくこのチンピラ男は冬花達のことを気に入ってしまったようで、しつこくナンパを続けてきますが…

「そんな奴らとつるんでねーでさぁ、俺達とカッ飛ばそうぜ?こいつでよぉ?」

「い、いやぁ!」

さも自慢げに超次元チャリを見せびらかすチンピラ男。どんだけ恥知らずな奴なんだ!
事もあろうに「この超かっこいいチャリに乗せてやるよ」などとズレたことを言い出しますが、
これには冬花も「(そんな恥ずかしい自転車なんて)いやぁ!」と激しく嫌がっております。そりゃそうだろ…(えー

「お前ら…何してる?チームの掟を忘れたのか…!」

「と、飛鷹さん…!?ちっ…萎えちまったぜ…今日のところは帰りますよォ!
 だけどこの借りは必ず返すぜ?飛鷹さんよォ!」

と、その時円堂たちを助けに入ったのはなんと飛鷹!なぜかこのチンピラ男も飛鷹には弱いらしく、すごすごと退散していってしまいます
そう、飛鷹はこの男の不良グループの元リーダーで、日本代表に入るまではスジを通す不良としてグループを仕切っていたという…
飛鷹がいた頃は不良たちも大人しくしていたようですが、それが抜けた今となってはやりたい放題に悪さを始めてしまったようですね

「…昔のダチが、とんでもねえ真似を…」

「どういうことなんだよ、飛鷹?」

「すいません、キャプテン…昔のことは勘弁してください」

どうやら相当ワケアリらしく事情を話せない飛鷹、そういえばオーストラリア戦前に舎弟達が飛鷹を呼び出したことがありましたが、
あれも「今のチームメチャクチャなんで帰ってきてください(´;ω;`)」と、飛鷹に助けを求めに来ていたわけで…
しかし飛鷹にはそんなチームの状態を知りつつも、サッカーに打ち込まなければならない何かがあるようです

「”虎ノ屋”…?ここに虎丸が?」

「はい、確かに入っていきました」

「あらっ、何か御用かしら?」

「あっ、俺達は虎丸と同じチームの…」

「なに騒いでるんだよ乃々美姉ちゃん、俺は今から出前に…あっ!?キャ、キャプテン!豪炎寺さん!?」

ともかく飛鷹のことはさておき、再び虎丸を追って商店街へとやってきた円堂たち。
そして虎ノ屋という食堂にやってくると、そこでせかせかと働いている虎丸の姿を発見!
ちなみに虎丸と一緒にいる乃々美姉ちゃんという人は、お隣の弁当屋で働いている虎丸のご近所さんで
なんと声優は元モー娘の辻希美です。 な、なぜに!?一体どういう理由で辻がイナズマに出演を!?
その辺の経緯はよく分かりませんが、肝心の演技は意外なくらい上手いです。新人声優としちゃ十分すぎるレベルだな…意外だ…

「えっ!?虎丸がこの店を一人で切り盛り!?」

「仕込みから買い出し、出前まで頑張ってくれて…」

「練習の後でか…!?」

「す、すごいですね、虎丸君…」

「お弁当屋の乃々美ちゃんが手伝ってくれるから、助かってるんですけどね」

「困った時はお互い様よ、おばさん!」

「私の体が弱いせいで、あの子には苦労をかけっぱなしで…本当はめいっぱい練習したいはずなのに…」

そして円堂たちは、虎丸の母親からすべての事情を聞かされることに…どうやら虎丸の家は母子家庭なうえに母親の体が病弱で、
虎丸がこの店で働いて稼がなければ、到底暮らしていけないような厳しい境遇に置かれているという…

(そうだったのか…虎丸…だが、何故あんなプレーをする…?俺はそれが知りたい…)

そんな虎丸の家庭の事情を知り、しんみりと同情的な表情を浮かべる豪炎寺。
ですが、これで虎丸の早退理由は分かったものの、豪炎寺にはまだ他に気がかりなことが残っていました
それは虎丸が試合中、どんな絶好のシュートチャンスでも必ず消極的なパスを出してしまうということ…
シュートを撃てば簡単に点が入るという状況で、なぜかパスばかり出す虎丸を豪炎寺はずっと気にしていたのです
今回豪炎寺がやってきたのも、そのことが一番知りたかったからみたいですが…それについてはまだ明らかにされないみたいですね

《皆さんこんにちは!フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選第二試合!
 日本代表イナズマジャパンvsカタール代表デザートライオンの一戦が、
 いよいよ始まろうとしています!》

そうこうしているうちに、早くも迎えることとなったカタール代表との第二回戦!ほほー相手の監督は褐色美人さんですか
そして気になる日本代表のスターティングメンバーですが、なんと前回のオーストラリア戦とまったく同じです。
ちょ、ちょっと!またDFが本職の風丸をMFに入れて不動はベンチですか!監督はどんだけ不動を使いたくないんだ…
あれ?そういえば…1戦ごとにメンバー入れ替え可能って話はどうなったの!?染岡さんはどうなったの!?(えー

「行かせんぞぉっ!!」

ドガアアアッ!!

「ぬ…ぐおおーっ!!」

そんなカタール代表のプレーの持ち味は、まさにサッカーは格闘技と言わんばかりの体ごとぶつかってくる体当たり…
序盤からスタミナ配分を考えず全力で走り回り、ひたすら体をぶつけてまとわりついて来るカタール代表に、
日本メンバー達の体力は確実にゴリゴリと削られていってしまいます

《さあイナズマジャパン、コーナーキックからのセットプレーで得点のチャンスだ!》

ところがそんな中、相手ゴール前からのコーナーキックの権利を得て日本に得点のチャンスが!
ここでキッカーを務めるのは風丸、しかも風丸はこんなこともあろうかと新必殺技を密かに開発していたようで…

「これが俺の…!新必殺技だぁーーっ!!」

ズッバアアアアアン!

《な、なんとコーナーから直接ゴールに叩き込んだぁーっ!!》

「すげーぜ風丸ーっ!!」

「大きく弧を描いてゴールをえぐるシュート!!そう、名づけるなら…」

「バナナシュートね!!」


(C)細井雄二/講談社

あ…?あ…?

何から何まで普通すぎるわー!!なんじゃこのムチャクチャ平凡なシュートはー!!
こんな超次元でもなんでもない技がなぜに新必殺技!?視聴者としてはあぜんとするばかりですよ!
それなのにこの風丸の「ふぅ…」というやり遂げた顔ときたら…(えー
そんなバナナシュートを大絶賛してノリノリで命名する仲間達も違う意味で超次元すぎます
あまりにも普通すぎるのが一周して逆に超次元になるとは、まったく恐ろしい現象だよ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「流星ブレード!!」

ズッバアアアアアン!!

《ゴォォォール!!日本追加点!デザートライオンを突き放したぁ!!》

そんな風丸のゴールで流れを掴んだのか、続けざまにグランも流星ブレードをゴールに叩き込み2対0!
そこで前半終了のホイッスルが鳴り、点差としては理想的な形でハーフタイムを迎えますが…

「ようし!後半もこの調子で行こうぜ!」

「はぁ…はぁ…はぁ…」

「あ、ああ…」

ところがそんな2点のリードと引き換えに、すでに前半だけでかなりの体力を消耗していた日本のメンバー達!
普段通り疲れていないのは円堂・鬼道さん・豪炎寺くらいのもので、
他のメンバーはみんなカタールのペースに付き合っているうちに、みるみる体力をすり減らしていたのです

《さあ後半戦が始まります!2点を先取したイナズマジャパン、
 このリードを守り切ることが出来るのか!》

「来たぞ緑川!チェックだ!」

「はぁ…はぁ…ま、任せておけ…!」

ドッバアアアアン!!

「うぁがぁーーっ!!」

「み、緑川ぁーっ!!」



ゲェー!?ところが後半が始まった瞬間、息切れしていたレーゼがいきなりKOされて即退場!まさかの一発KOだと!?
すでに足腰がヘロヘロになっているところへ猛烈なタックルを食らい、
派手にすっ転んだまま起き上がれなくなってしまったのです
何にしろこれでは交代要員を出すしか…MFの交代となれば、ここは体力もある不動あたりが妥当なところですが…

《ここで久遠監督、緑川に代えて栗松を投入します!》

ええええええええええ!?
な…な…なぜここで栗松!?MFの交代なのに栗松!?どう考えてもその選択肢だけはないでしょうよ!
そこまでして不動を出場させたくないんですか監督は!(えー
もはや監督のこの采配はMF不動への嫌がらせとしか…って

「いただきでヤンスゥーッ!!」

「なにィ!?」

ゲェーッ!?な、なんと!交代して早々華麗なるジャンプで見事に敵のボールを奪取する栗松!
そしてそのまま一気にドリブルで敵陣を素早く斬り裂いていく!こ、これは…
栗松がこんなに活躍したシーンなんて今まで見たことがねえ!(えー
いやほんとに、今まで公式戦で栗松が活躍したシーンというと、トライアングルZの時に円堂とトリプルディフェンスした時くらいですからね
それがこんな華麗なるプレーを見せるなんて…もしかして俺達はとてつもない歴史的瞬間を目にしてしまったのかもしれない…(えー

「一気に追加点でヤンスよぉーっ!!」

「はぁ…はぁ…!」

「はぁっ…!」

「ええ!?」

がしかし、そんな歴史的快挙にも関わらず、吹雪とグランの二人はまったく栗松のドリブルについていけず!
そ、そんな…こんな日本最強のエース2人でも栗松のスピードにまったくついていけないというのか!(えー
まったく栗松の奴恐ろしい実力を…って、冗談は置いといて、グランや吹雪でさえもうバテバテで動きが鈍っている状態…
そんな味方の援護がない状態では、栗松のドリブルも長くは続かずボールを奪い返されてしまいます



「来るぞ!ディフェンスを固めろ!!」

「ぜぇ…ぜぇ…!」

「はぁ…はぁ…!」

「…!?みんな動きが鈍くなってる!?くっ…!こんな簡単にペナルティエリアの中まで!」

さらには日本のDF陣も誰もがスタミナ切れの状態!カタール攻撃陣の動きについて行けず簡単に突破を許してしまいます
ただでさえ頼りにならないDF陣がさらにバテバテになるなんて…これはもう守れという方が無理な話なんじゃ…って!

「させるかあああーーッ!!」

バッシイイイイイッ!!

こ、これは!そんなDF陣の中で唯一頼りになる男・綱海がナイスなタイミングでシュートブロックに!やはり信頼できるのは綱海さんだけや!
今までもたびたびこうして失点の危機を救ってきた綱海、そんな激突の結果ボールの行方は…

「うおおおおらあああああーっ!!」

「なに!?がぁああーーっ!!」

ズッバアアアアアン!!

な、なんだとォー!?なんと単なるヘディングシュートにも関わらず、
綱海を吹っ飛ばして円堂をも蹴散らしゴールを決めてしまったカタールFW!こんな小さい体でなんてパワーしてやがる!
しかも今のプレーで「う…ぐぐ…」と苦悶の表情を浮かべて起き上がれなくなってしまった綱海、ま、まさか綱海までもが負傷退場に!?
そんな…唯一頼りになる綱海が消えてしまったんじゃDF陣はもうおしまいだぁ!(えー

「ここからが俺達のサッカーの始まりだ。俺達は灼熱の太陽と砂漠のフィールドで育った…
 鍛え上げられた体と無限の体力、それが俺達の最大の武器!
 昨日今日特訓しただけの連中に、ついて来れるわけがない!」

「くっ…!」

これほど日本のメンバーが疲労でガタガタになっているのに、カタールのメンバーはいまだに汗ひとつかいていない状態…
カタールのキャプテンも勝利を確信して高笑いを始めてしまいます
それにしてもこいつアップで見るとかわいい顔してんなぁ(えー
なんとなく東方の神奈子を思い出してしまったのは俺だけでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■イナズマイレブン 第74話「眠れる虎!目覚める時!!」
 

「ぐっ…」

「はぁ…はぁ…」

《カタール代表デザートライオンの激しい当たり、そして運動量の前に、
 体力の限界となった綱海と基山無念の交代!
 綱海に代わり飛鷹が、基山に代わり立向居がそれぞれ入ります!
 1点を返されたイナズマジャパンは逃げ切ることができるのか!》

さて前回、試合前半こそ日本に押されていたものの、後半に入った途端一気に逆襲を開始したカタール代表。
前回のゴールで点差は2−1、さらに綱海とグランが外れてしまい、このままでは同点に追いつかれるのも時間の問題です
さらにここでグランの代わりに立向居を投入という超次元采配炸裂
ちょ、ちょっと!点取り屋のグランの代わりがキーパーの立向居ですって!?そいつは荷が重すぎるってもんですよ!
というかそもそもFWの控えを用意してないんですね、染岡さんがいればこんな事には…(えー

「はぁ…はぁ…ま、まだだ…!まだ…やれるっ…!」

「もらったぁっ!!」

「うあぁーっ!!」

「吹雪ィーッ!!」

《な、なんと!?ここにきて吹雪までもがダウンだ!》

「ふん…」



さらに試合を再開して間もなく、今度は吹雪までもが続けざまに交代するハメに!
しかしここで「やっと俺も試合に出れるぜ」とほくそ笑んでいるのはベンチ要員の不動です
というか不動は、さっきグランが引っ込められた時に立向居よりも使えないと思われたのか(えー
なんて立場ないんだ不動…しかしこれだけベンチの選手達が使われている今、残り人数的に不動の出番が回ってくるのは明白です
そしていざ出撃するべく腰を上げようとする不動でしたが…

「選手交代、宇都宮虎丸!!」

「(がーん)」

そ…そんなー!!な、なんと!監督はあくまでも不動を使おうとせずいつまで経ってもベンチのまま!
これでこの試合、ベンチから出してもらってないのは不動ただ一人となってしまいました
す、すげえ、ここまで徹底して「絶対に使わないよ」と不動をいじりまくるなんて面白すぎます監督
まさかこの監督と不動がこうもネタ的な意味で楽しめるキャラになろうとは…

「ふうっ!」

シュパァン!

《おおっと投入されたばかりの宇都宮!デザートライオンのパスをインターセプト!
 さらにそのまま攻め上がる!》

さあそして吹雪に代わって入った虎丸ですが、いきなり華麗に相手のパスをカットしてドリブルに持ち込むという活躍を!
なんだか前回も同じことをやってた人がいましたがその人と虎丸はここからが違います
冴え渡るテクニックでカタールのDF陣を翻弄した虎丸は、単独で一気にゴール前へと持ち込んで行く!
「なめるな!栗松とは違うんだよォ!!」(えー

「今だ虎丸!」

「でえええっ!!」

ぼわぼわ ぼわぼわ

「…あ…?あ…?」

ところがなんと、シュートの体勢に入った途端に虎丸を襲ってしまう謎のトラウマ!
その時虎丸の脳裏に浮かんだのは、何やらさげすんだような目で虎丸を見ているかつてのチームメイト達の姿…
その途端に虎丸の体は硬直してしまい、シュートが打てずにまた消極的なバックパスを出してしまいます
今まで不可解だった虎丸のこの行動ですが、過去のチームメイトとの間にいざこざがあったのが原因のようですね

パシイイイッ!!

「いただきぃ!」

「あぁ!?」

《おっとデザートライオン!宇都宮のパスをインターセプト!大きくパスを出す!》

「みんな!マークだ!」

「ぜぇ…!ぜぇ…!」

「ダ、ダメッス…追いつけないッス…!」

「くっ…!行かせない!」

ズザアアアアッ!!

そんな虎丸のパスはまんまとカタールに奪われてしまい、得点のチャンスから一転してカウンターアタックを食らってしまう結果に!
壁山達バテバテのDF陣はあっさり敵のFWに振り切られ、あわや前回の失点の再現かというその時
まだ体力の残っている立向居がなんとか止めてくれましたが…

「あ、危ないところでしたね…」

「虎丸!なぜシュートしなかった!?決定的なチャンスだぞ!」

「だ、だって…豪炎寺さんの方が確実だと思って…」

「…(イライラ)」

虎丸のプレーのせいで危うく失点するところだった日本、これには当然豪炎寺が虎丸を叱りつけますが、
虎丸からは「だってぇ〜」と煮え切らない答えが返ってくるばかり。(#^ω^)ピキピキ
以前から虎丸の消極的プレーに腹を立てていた豪炎寺は
「海より広い俺の心もここらが我慢の限界だぜ…」とブチ切れる寸前です
や、やばい、やばいぞ…豪炎寺怒りの腹シュートが虎丸に炸裂するのも時間の問題だ…

「みんな上がれーっ!!」

「ふんっ!」

ズバアッ!!

《おおっと宇都宮飛び込んだ!風丸から鬼道へのセンタリングをカット!
 大胆なプレーにデザートライオンDF陣が崩れたぁーっ!!》

気を取り直してカタール陣内に攻め込む日本でしたが、ここでも光るプレーを見せたのはやはり虎丸!
シュート以外のプレーに関してはまさに華麗そのものです、今度もカタールDF陣のスキを突いた虎丸は
自ら得点の大チャンスを作り出しますが…

「打て!虎丸ーッ!!」

「うおおおおおっ!!」

ぼわぼわ ぼわぼわ

「…あ…?あ…?」

やっぱりダメだったー!!自分のトラウマを振り払うかのように雄叫びをあげた虎丸ですが、
「やっぱ無理でした(´・ω・`)」と迷いに屈してしまい横にいた豪炎寺にパスを!
キーパーとの位置関係からして、虎丸が前に蹴りさえすれば確実に1点取れたというのに…
あれだけ言ってもみすみすチャンスをフイにする虎丸に、いよいよ豪炎寺の怒りが大爆発してしまい…

「(ブチイッ!)ち…いいいいーーっ!!」

 

「爆熱!ストォォォームッ!!」

ドッバゴオオオオオオ!!

お仕置きの爆熱ストームいったー!!いやああああああああ!!
そ、そんな!いくらブチ切れたからって虎丸に爆熱ストームを叩き込むなんて無茶ですよ!
ファイアトルネードでも激しくやり過ぎなのに、爆熱ストームなんて確実に虎丸が死ぬ!虎丸逃げてえええええええええ!!

「ストームライダー!!」

バッシイイイイイン!

「くっ…!」

《豪炎寺の強烈なシュートをガッチリ押さえたああああ!イナズマジャパン追加点ならず!》



ええっ!?な、何が一体!?敵キーパーが虎丸の命を助けてくれたというのか!?(えー
今まさに虎丸のドテッ腹をブチ抜かんと放たれた爆熱ストームでしたが「やめてそれ以上いけない!」
豪炎寺の制裁を見かねた敵キーパーが、虎丸を救うためにわざわざ必殺技でブロックを:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

・イナズマイレブン、はじめは爆熱ストームを虎丸にぶつけるのかと思い冷や冷やしました。

えー、冗談はこのくらいにして豪炎寺はちゃんとゴールへ向けてシュートを打ったんですね。いやあびっくりしました
拍手コメントでも言われてますが、豪炎寺怒りの表情 → 爆熱ストームの流れが
どっからどう見ても虎丸へ発射する気満々にしか見えないから…(えー

「どうしたんでしょう…憧れの豪炎寺さんと一緒にサッカーできているっていうのに、
 あの子なんだか元気がないみたい…」

「彼のプレーが精彩を欠いているのは…以前の出来事がまだ心に残っているのでしょう」

そんな虎丸の消極的なプレーを見て、スタンドから心配そうに息子の姿を見つめていた虎丸母。
と、ここで一緒にいた響木監督から、虎丸の過去についての解説が始まります

それによると、昔からあまりに凄すぎるサッカーセンスを持っていた虎丸は、
一人だけで毎試合大量得点を連発しすぎてしまい、最初は喜んでいた仲間達も次第にやる気を失っていき
虎丸はチームからどんどん孤立してしまった
という…ああ…これはなんというか
あまりに一人だけレベルが高すぎて「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」
思われてしまったわけですな。何しろ仮面ライダーほどのヒーローでさえそう思ってしまうくらいですから
小学生のお子様達が嫉妬に狂ってしまうのも仕方のないことか…(えー

ズバアアアアン!

「し、しまった!?」

《あーっとボールは無情にもゴールへーっ!!
 イナズマジャパン、後半の土壇場で同点に追いつかれてしまったーっ!!》

そして虎丸が日本の得点チャンスを潰してしまったそのうちに、とうとう日本を攻め崩して同点に追いついてしまったカタール!
虎丸がまともにシュートを打っていれば、今ごろは4−2と余裕の点差だっただけに悔やまずにはいられません

「ハッ!役に立たねえ奴らだぜ…(チラッ)
 俺を使ってりゃあこんなことには…(チラッチラッ)」

「不満があるならベンチを去れ」

「(がーん)」
そんな一方でまたしても面白い漫才を繰り広げていた不動。コイツ面白すぎ
ふがいない仲間に文句を言いつつ「そろそろ使ってくださいよ監督〜(^^)」とさりげなくアピールしていたら
「ガタガタ言ってっとベンチから放り出す」と言われて涙目になるとは…
マジで監督の不動いじりが面白すぎます、イナズマ3期で屈指のネタキャラは間違いなくこの二人ですな

《残された時間はあとわずか!イナズマジャパン、もう一度突き離すことが出来るのか!?》

「ぐっ…!みんな諦めるな!攻め上がれェッ!」

「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ…!」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…!」

「みんなもう体力の限界…!この状態で延長戦に突入したら、勝ち目はありません!」

このまま同点で延長戦になれば、バテバテの日本がボロカスに負けるのは火を見るより明らか、
カタールに勝つには、残されたわずかな時間にもう一度ゴールを決めるしかありません
すでにもう疲労で倒れる寸前の日本メンバー達でしたが、そんな体に鞭打って必死に最後の攻撃を開始します

ダダダダダダダダ!

《さあボールを持ったのは宇都宮だ!このままシュートを打てるのか!?》

「…豪炎寺さんっ!」

パシイッ!

「!?…ぬううああーーっ!!」

バッシイイイイイン!!

や、やりやがったー!!この最後の最後の土壇場で、ついに豪炎寺の制裁シュートが虎丸に炸裂!
まあ無理もありません、残された最後の希望に懸けて、仲間全員が全ての力を振り絞って必死に作ったワンチャンスだというのに
相変わらずトラウマに屈してシュートが打てないなんて…

・豪炎寺は視聴者の期待を裏切りませんね。肩でしたけど。
・ついに豪炎寺先生のシュートキター!画面に映らなくても直接シュートぶちかましたとわかるのは流石ですね。

いやあしかしコメントにもあるように「そろそろ腹シュート打つかな…(どきどき)」と多くの視聴者が固唾を飲んで見守ってましたが
本当にブチかますとはさすがですね豪炎寺「まさか病弱な母親が見てる前ではやらないでしょ〜」なんてことも思ってましたが
「親は関係ねえだろ!親はぁ!!」と容赦なくシュートする豪炎寺さすがすぎる(えー
いや、でもこれまでの円堂鬼道さん吹雪と比べるとかなり優しくシュートしてあげてるので、
これでも豪炎寺としては限界まで配慮してあげた結果なのかもしれません
何しろ豪炎寺の怒りっぷりからしてこれくらい凄いのが虎丸に突き刺さると思ってましたので:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「いっ…つぅ…!な、何するんですか、豪炎寺さん!?」

「さっきからなんだ…お前のプレーは!
 試合時間は残っていないんだぞ!
 精一杯ベストと思えるプレーをしろ!!」

「っ…これが俺のベストです!俺のアシストでみんなが点を取る!そうすれば俺が
 みんなの活躍の場を奪うこともない!みんなで楽しくサッカーが出来るんです!」

「ふざけるな!!」

「う…!?」

「そんなサッカーは本当の楽しさじゃない!見ろ!
 ここにいるのは日本中から集められた最強のプレーヤー達!
 俺達は世界と戦い、勝つためにここにいるんだ!それを忘れるな!」

「…」

「そうだぞ虎丸、全員が全力でゴールを目指さなくちゃ、どんな試合にも勝てないぜ!
 もっと俺達チームメイトを信じろって!」

「キャプテン…」

「虎丸…ここにはお前のプレーを受け止められないヤワな奴は一人もいない!!」



さあそして、虎丸のトラウマを払拭するべく力強い言葉を次々に投げかける円堂たち!
特に鬼道さんの「ここにお前のプレーを受け止められないヤワな奴は一人もいない!」ってセリフは格好いいんですが
その4人に囲まれながら言っちゃらめえええええええええ!!
土方・栗松・壁山・木暮って、明らかに選抜メンバーの中で物凄いヤワだったボンクラDF4人組じゃないですか!
なぜよりによってこいつらが鬼道さんを囲んでいるのか…これはギャグか?ギャグなのか!?
特に土方はもう本当に今までひとつも活躍シーンのない超ウルトラスーパーダメダメ野郎なんですが、
なんでこんな偉そうな顔して虎丸のところに歩いてくるんだよお前はもう!全然人のこと言えないじゃん!

「…へへっ…!いいんですか…?俺、思いっきりやっちゃっても!」

「ああ…!俺を驚かせてみろ虎丸!」

ともかくそんな仲間達の叱咤を受けて、ついに今までの後ろ向きな気持ちを吹っ切った虎丸!
試合の方は、さっき豪炎寺がボールを出してしまったので敵ボールからの再開ですが
すぐさま風丸、飛鷹が決死にボールを奪い返し、鬼道さんを経由して虎丸へのラストパスが送られることに!

「虎丸ーっ!!」

(俺と一緒に走ってくれる…!俺と一緒に戦ってくれる仲間が…!ここにいるんだ!!)

なるほど、これは自分一人の力ではなく仲間が奪い仲間が繋げたボール…
生まれて初めて「仲間と一丸になって戦うサッカー」を実感し、ついに渾身のシュート体勢に入った虎丸!
そんな今までのトラウマを粉々に粉砕する虎丸の必殺シュートとは…



「これがオレのタイガーショットだァ!!」(えー

タケシ足をこっちに向けろー!!というわけで、虎丸の名の通りにタイガーの名を冠するシュート・タイガードライブがゴールに炸裂!
それと同時にホイッスルが鳴り、日本はついにカタールを下したわけですが…タイガー…タイガーな名前のシュートって…
これはもうドラゴンの名前なシュートを持つ染岡さん合体技を期待せざるを得ない
いや確実にあるだろ、確実に!タイガーとドラゴンで関係ない方がおかしいよ!そういえばイナズマイレブン2はファイア、ブリザードと
豪炎寺と吹雪を連想させるゲームが発売されて、アニメでは二人の合体技がラスボスを粉砕したわけですが
きっと3では虎丸タイガー染岡ドラゴンの2種類が発売されて
二人の合体技がラスボスを粉砕する展開だな…ああ…これは確実だ…(えー

しかし豪炎寺、吹雪、虎丸と、主役格ストライカー3人と専用のコンビ技を持つなんて染岡さん凄いですね
こんな重要な立ち位置にいるキャラが果たして他にいるだろうか
きっと真の最強技はあれだな…この3人に染岡さんを加えた超必殺技こそがふさわしいな
ザ・ギャラクシーやザ・タイフーンを凌駕する最強の必殺技、その名もザ・染岡
いやぁ楽しみだ…だから染岡さん早く参戦してくれよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



ちなみに関係ないんですけど、オープニングの「イェーイイェーイ!」のシーンで一緒に飛び跳ねてるメンバー達が
全員豪炎寺さんのシュートで治療された人達で激しく吹いた
「「「「僕たちみんな豪炎寺さんのおかげで更生できましたァー!!」」」」「イェーイ!!」
っていう場面に見えちゃうじゃないかよ!見方を変えれば、主役級キャラはみんな豪炎寺の制裁シュートを食らってるってことか…
さっきの染岡さんとは違う意味で、メインキャラと凄い繋がりを持ってますね豪炎寺…というわけで次回に続く


■イナズマイレブン 第75話「真剣勝負!円堂と飛鷹!!」
 

「ふっ!ふっ!ふっ!」

バシイイイン!バシイイイン!

「それじゃあケンカの蹴りだな、もう一度だ」

「は、はい!くそっ、上手く行かねえ…!」

バシイイイン!バシイイイン!

アジア予選の3回戦まで多少の日が空いたある日のこと。飛鷹は、暇さえあれば響木監督と二人でキックの特訓に励んでいました
日本代表に選ばれたとはいえ、まだパスもまともに蹴れないほどズブの素人の飛鷹。なので必死にサッカーの基本を身につけようと、
毎日汗だくになるほど特訓を続けているのですが、なかなか成果は現れず焦り始めているようです

「はあ…はあ…はあ…!」

「どうした?今日はやけに力んでるな」

「…悔しいんです、俺…このままじゃ格好悪くて…響木さん、どうしてこんな俺に特訓を…?」

「さあな…もしかすると、お前が俺に似ているからかもしれん」

「似てる…?俺と響木さんが?」

「ああ。俺にも昔いきがってた時代があった…
 今の俺があるのは、サッカーのサの字も分からなかった俺を特訓してくれた人のおかげなんだ。
 その人は俺の力を信じてくれた…だから俺も、同じように力を尽くすことにしている。それだけのことだ」

と、ここで飛鷹にかつての自分の姿を重ねて「俺も昔はワルだった」とちょっとした昔語りを始めた響木監督。
まあ響木監督の場合、多少いきがってたというか完全にヤクザにしか見えないツラがまえしてますからね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ともかく響木監督が健全なサッカー人生に目覚めたのは、円堂のじいちゃんが熱心にサッカーを教えて自分を導いてくれたからなんだとか…
伝説のイナズマイレブンと言われた響木監督も、スタート地点がそんなだったとはかなり意外な話ですね

「ぐ…ぐぐっ…!」

「ようしそのまま押さえてろ!こうなると”蹴りのトビー”もオシマイだなぁ!」

バッシイイイイッ!!

「うごほおッ!?」

「え…!?」

「…」

そんな飛鷹と響木監督の初めての出会いがこちらのシーンです。まだ飛鷹が「蹴りのトビー」と恐れられケンカに明け暮れていた頃、
ある日多人数の不良グループに襲撃されリンチされそうになり、そこへたまたま通りがかった響木監督が助けてくれたという…
どうやらこの出会いが、飛鷹がサッカーを始めるきっかけとなったようですが…、

以前”蹴りのトビー”と呼ばれ
ケンカに明け暮れていた頃…
突然多人数の
不良グループに襲われて…
颯爽と現れた
ジジイに助けられて…


(C)にしむらともこ/小学館・MMプロジェクト・テレビ東京

「私もサッカーやれば、
 
あのジジイにモテるかな…」
サッカーを始める気になった
ですってェ!?(えー

そ…そんな!今まで飛鷹が不良仲間を犠牲にしてサッカーに打ち込む理由が不明でしたが、
まさか響木監督のハートを射止めるためだったとは…まったく意外にもほどがある展開だぜ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「飛鷹!ここだ、俺の真っ正面を狙うんだ!」

「わ、分かってます!」

バシイイイッ!

「おっとっとっ!?」

「く…!」

「ヘッ!まともにパスも出来ないような奴がフィールドにいたら、俺達10人で戦うようなもんだぜ」

「やめろ不動!飛鷹は代表選考でもカタール戦でも頑張ってるじゃないか!」

「ハハッ!このままじゃあ飛鷹のせいで負けるぜぇ?」

「(ギロ…!)」

「うっ…な、なんだよその目はァ!」

「おい、やめろよ二人とも!」

「チッ…とにかく俺の足を引っ張るようなことはするなよ!」

ところがなかなか特訓の成果を活かせないまま、飛鷹はチーム練習でもまともなパスを蹴れず苦悩してしまいます
そんな飛鷹にゴチャゴチャと口を出してきたのは不動、「こんなヘタクソは足手まといになるだけ」と言いたい放題ですが
変な心配しなくても不動はどうせ試合に出してもらえないから関係ないよね(えー
それに不動…「俺達10人」なんて言って、まるで自分がレギュラー確定みたいなことを言ってますが


(C)板垣恵介/秋田書店

不動…

世の中何が起こるかワカらない…

が、それだけはないッッッッ(えー

「がっ…!?う…ぐ…ぐ…っ!!」

って、飛鷹達がそんな小競り合いをしている一方で響木監督に異変が!いつも通りに雷雷軒で仕事をしていたその時、
突然体に変調をきたしてずるずると壁にもたれかかってしまいます。こ、これは一体…?
この尋常じゃない苦しみ方からして、何か重大な怪我か病気でも抱えているんでしょうか
詳しい事情に関してはまだ何も分かりませんが、これもきっと影山の仕業に違いないな…(えー  次回に続く!






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