■イナズマイレブン 第79話「豪炎寺の決意!」
 

「うーん、お兄ちゃん遅いなぁ…」

ガチャッ

「あっ!お兄ちゃんだぁーっ!お兄ちゃーん!お帰りー!!」

「ただいま、夕香」

「お兄ちゃん!あのね、今日はね、エリちゃんとユキちゃんとマイちゃんと
 縄跳びをしてね!それからそれから鉄棒もしてね…」

ある日のこと、練習を終えた豪炎寺が家に帰宅してみると、玄関に妹の夕香が物凄い勢いでドタドタ駆けてきました
ずいぶん豪炎寺と話すのを心待ちにしていたようで、今日あったことをなんでもかんでも話し始める夕香…

ふむ、イナズマ二期でやっと昏睡状態から目覚めたものの、まだ病院で寝たきりだった夕香でしたが
三期となった今では、すっかり全快して普通の生活を送っているみたいですね。よかったよかった
それにしても思ってたより相当なお兄ちゃんっ子なんだな夕香…これだけ懐かれると豪炎寺がシスコンになるのも分かる気が…

「ふふ、いっぱい遊べてよかったなあ。それじゃあお兄ちゃんは、また合宿所に戻るから」

「えぇえ!?も、もう行っちゃうの!?」

「夕香ちゃん、いけませんよ。修也さんは練習で大変なんですから」

「またすぐに戻ってくるよ」

「う、うん…」

しかし代表選手の豪炎寺は合宿所で寝泊まりしないとダメなので、ちょっと夕香と話しただけでもう家を出る時間になってしまいます
夕香は見るからに寂しそうな顔をしますが、それをなだめたのはお手伝いさんのフクさんでした
豪炎寺の家はお手伝いさんなんて雇ってるのか…そういえば豪炎寺の父ちゃんは医者でかなりの高給取りでしょうから、
お手伝いさんの一人や二人雇うのもそうそうおかしな話では…

ガチャッ

「む…?」

「あ…お帰りなさい、父さん」

「お帰りなさーい!」

「お帰りなさいませ」

「…こんな時間からどこへ行く」

「合宿所に…戻ります」

って、噂をすればそこへ豪炎寺の父ちゃん登場!この人がそうなのか…姿が明らかになったのは今回が初めてですが、
いかにもインテリって感じでマジメそうな父ちゃんですね。しかし豪炎寺との話しぶりからして、家族仲がいまいちよろしくないようですが…?
敬語で話してるのもずいぶん他人行儀だし、「こんな時間に出歩くとかなに考えてるわけ?」と合宿のこともよく思っていないようで…



「円堂、行くぞ!」

「ああ!来い豪炎寺!」

「爆熱!スクリュー!!」

「正義のォ!!鉄拳ッ!!」

バッチイイイイン!!

「くっ…」

「どうした豪炎寺!今のシュート、いつもの豪炎寺らしくないぜ!」

結局父親との険悪なムードを引きずったまま合宿所に戻った豪炎寺。翌日には円堂相手にシュート練習を行っていましたが、
やはり心にモヤモヤを抱えているせいか、自慢の必殺シュートにもいつもの威力がありません。
結局その日は最後まで練習に身が入らず、豪炎寺はうつむきがちに自宅への道を歩いていましたが…

「…(すたすた)」

ギュオオオオオオオ!!

「な…っ!」

バッシイイイイイン!!

「よっとぉ!へへへ」

なっ!何をするだァーーッ!ゆるさんッ!!
なんとうつむきがちに町を歩く豪炎寺に向かって、いきなり「死ねや豪炎寺ーー!!」と思いっきりシュートをぶちかましてきた虎丸!
き、きさまー!さてはこの間自分が悩んでるところへ豪炎寺が思いっきりシュート打ってきたからって、
今日はそのお返しをしてやろうとこんな真似を!(えー

「今日の練習、キャプテンに完璧に止められちゃいましたね!爆熱スクリュー!」

「…何が言いたいんだ?」

「いくら自信があったって、個人技では常に100%の技なんて有り得ないってことですよ!
 俺達でやってみませんか?常に100%になる技を!
 俺のタイガードライブと、豪炎寺さんの爆熱ストームの連携技を作るんです!」

何かと思えば虎丸の用事は、個人技よりもっと強力な必殺技を作りたいということで、豪炎寺との合体技を練習することでした。
むう…豪炎寺が悩んでることに気づいてやってきた、とか気の利いた話じゃないみたいですね。
むしろ、開口一番で「爆熱スクリュー完璧に止められてやんのプギャー」とか言い出すから
豪炎寺をコケにするために来たのかコノヤローと思いましたが、
どうやら純粋に「もっと強くなりたい」と考えているだけのようで…

「(ガチャッ)ただいま」

「おかえりなさーい!!」

「ん…?ここで待っててくれたのか?」

「そう!もう帰ってくる頃かなーって!」

「ははは、そうか。今日学校はどうだった?疲れたりしなかったか?」

「うん!とっても楽しかったよ!トモちゃんとエリカちゃんとかけっこして…
 あ、そうだ!算数で100点取ったの!今持ってくるね!」

結局虎丸の誘いには「はいはい明日な」と答えて帰宅した豪炎寺ですが、今日はドアの前でずっと夕香が豪炎寺の帰りを待っていました
もうどっから見ても新婚さんじゃないっすか(えー
いくらなんでもこんなに仲のいい兄妹はギャルゲーでも絶滅危惧種だろ…って

「修也さん、お帰りなさいませ」

「フクさん、合宿所に電話があったけど…」

「あ…はい、それなんですが…旦那様に、今日は話があるから戻ってもらうようにと言われまして…」

なんと今日豪炎寺が帰ってきたのは、「てめーちょっと顔かせやコラ」と父親に呼びつけられてしまったからでした。
なんで豪炎寺が昨日の今日で家に戻るのかと思ったら…どうもこれは嫌な話をされそうな気がします。
そうなる事は豪炎寺もすでに確信しているのか、「ああもう…勘弁してくれよ…」という顔で父親の部屋に入っていくことに…

ガチャッ

「結論は出たか?」

「えっ、結論って…?」

「いちいち聞き返すな。今まで何度この議論をしてきた?
 いつサッカーをやめるかという話に決まっている」

そして豪炎寺が部屋に入って早々、いきなり「さっさとサッカーやめろやカス」とキツイ口調で言い放った父親!
な、なんという…豪炎寺の父親は豪炎寺がサッカーをやる事に大反対のようですな…
しかもやめろと言ったのは今回が初めてではなく、今までも繰り返しやめろやめろと言い続けてきたという…
しかしこんな時になんですが、この父親の顔って目つきの鋭い田代まさしって感じだなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…」

「医者は人の命を救うのが仕事だ」

「サッカーだって…世界中の人達に希望を与えるスポーツです」

「サッカーで誰が救えるのだ?一時の希望は与えるのかもしれん、
 だがサッカーで患者が治るのか?しょせんは遊び、サッカーでは人の命までは救えない。
 お前にとって最良の道は、サッカー選手ではなく医者になることだ。
 なぜならお前は、私の医者としてのDNAを継いでいるからな。断ることは許さん」

そして「医者は凄い、サッカー選手はしょぼい」ということを一方的に豪炎寺へと言い放つ父親。
なんだか知りませんが、この人の頭の中では命を救えない職業なんてのは全てカスということになってるっぽいです。なんなんだ一体…
それに「サッカーで命が救えない」なんてのは大きな間違いですよ!
イナズマ2期のテーマなんてそのまま「俺達が地球を救う!!」だったじゃねーかよ!
人命どころか地球救っとるがな!地球のひとつも救えない医者ごときが何を調子こいちゃってんすかと言いたいところですが、
エイリア学園は地球人の自作自演だったから、「本当に地球救ったの?」って言われると辛いところがあるよね…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
はあ…つくづくあの「宇宙人ごっこしてた地球人ですた」って設定はマイナスにしかならねーな…(えー

「タイガー!ドライブッ!!」「爆熱!ストームッ!!」

ズババアアアン!

「ふう…今の、ちょっと良かったんじゃないですか?」

「まったくダメだ」

「え…?」

「タイガードライブを撃つタイミングが遅い。
 だから俺の爆熱ストームがトップスピードで撃てないんだ」

「あ…」

--------------------------------

「タイガー!ドライブッ!!」「爆熱!ストームッ!!」

ズッババアアアアン!!

「豪炎寺さん!今までの中で一番良かったんじゃないですか!?」

「入らなければ意味がない。お前がまだついて来れていないんだ」

「…」

そしていよいよ虎丸との合体技を始めた豪炎寺ですが、技が上手くいかないのを全部虎丸のせいにするという八つ当たりを連発!
なんということを!父親のサッカーやめろ発言で苛立っているのは分かりますが、「虎丸てめぇは本当に使えねえなまったくよ〜」
ブツブツ言われまくる虎丸が哀れとしか言いようがありません

「おーい!まだ続けるのかぁ!?」

「ああ、先に戻っててくれ!」

「気合入ってんのはいいけど気をつけろよ!特訓でケガしちゃ元も子もねえからな!」

そして夕暮れになり練習をあがっていく円堂たちですが、豪炎寺と虎丸はまだ居残りして練習を…って、
つ、綱海!?「特訓でケガしちゃ元も子もない」!?そのセリフは!そのセリフはああああ!!
なぜ2期で染岡さんに言ってくれなかったんだあああああ!!(えー
うぁがあああああ!!ちくしょうあの事は今思い出しても我慢ならん!特訓どころか暇つぶしのサッカー遊び
なんの意味もなくワイバーンクラッシュを撃ちまくり、とうとう足をぶっ壊してリストラされた染岡さん…

綱海よ…なぜ止めてくれなかった…なぜ止めてくれなかったんだ…うおおおおお!!
って、考えてみたら綱海は染岡さんが離脱した後に加入してきたんでしたっけ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
なんてこった…それじゃ仕方ないな…きっと綱海があの場にいたら、きちんと染岡さんを止めていてくれたに違いない。綱海はマジいい奴ですからね
それに比べて「選手に起こったことは全て私が責任を負います!!」と言いつつ
染岡さんが再起不能になるのを知らんふりしていた無能監督瞳子!許さん許さん、んんんんんー、許るさーん!!(えー

「タイガー!ドライブッ!!」「爆熱!ストームッ!!」

ズババアアアン!

「く…!」

「豪炎寺さん…」

「…」

「…ほんとにやる気あるんですか!全然集中できてないじゃないですかッ!
 いつもの豪炎寺さんらしくないですよ!先輩の集中力が落ちてるから連携できないんです!」

「なに…!!」

ってうわあああああ!いつまで経っても合体技が上達しないその時、ついに「足引っぱってんのはてめーだこのボケ」
豪炎寺に食ってかかる虎丸!あわわ…実際その通りだとは思いますが、それに対してブチ切れた豪炎寺の顔恐すぎ
こ、殺される!虎丸が殺される!しかしこんな時になんですが、タイガードライブと爆熱ストームを単に続けて撃つ技な割に
ずいぶん難易度高いんですね。むう…そういう”2人の技を続けて出す合体技”と言えば、ドラゴントルネード、ワイバーンブリザードと
ぶっつけ本番だけで完璧に習得してきた染岡さん…大した奴だ…やはり天才…(えー

「…もう一回行きます」

「…」

「タイガー!ドライブッ!!」「爆熱…!」

(サッカーで誰が救えるのだ!お前は医者としての
 DNAを継いでいる!断ることは許さん!)


「く…!うおおああああああーーッ!!」

ズギャッバアアアアアン!!

「え…!?い…今のは!?」

「…シ…シンクロ…した…!?」

「ご、豪炎寺さん…!行けますよ!行けますよォッ!」

って、再トライの瞬間に父親の声が頭に響いたその時、すさまじい雄叫びと共に完璧な合体技を繰り出した豪炎寺!
こ、これは…ついに豪炎寺も「あのクソ親父死ねよやーー!!」と父親へのしがらみを吹っ切って、
サッカーだけに専念する信念を築いたということなのか…?

「どうしたんですか豪炎寺さん!もっと喜んでくださいよぉ!」

「…ああ…喜んでるさ。今分かった…俺は…やっぱりサッカーが好きだ」

「なに言ってるんですか!?そんな当たり前のこと!」

(好きで…でも…俺には時間がない)

ところがせっかく合体技が成功したというのに、喜ぶどころか寂しそうな顔でサッカーボールを見つめる豪炎寺。
しかも「もうサッカーをやる時間がない」などという意味深な発言を…お、おいおいそれってまさか、豪炎寺の決意というのはもしかして…

「フクさん…?洗濯物なら明日取りに行くつもりだったのに、ありがとう」

「いいえ…あの、大丈夫ですか修也さん…?フクは心配で…」

「え…?知ってたのか、フクさん…」

「はい…」

そんな練習を終えた夜遅く、合宿所にフクさんが豪炎寺の洗濯物を届けにやってきました。
しかし洗濯物はただの口実で、どうやら「サッカーをやめろ」と豪炎寺が強要されていることについて、こっそり話をしにやってきたようで…

「旦那様は…以前はよく修也さんの試合を応援にいらしていました。亡くなられた奥様とご一緒に…
 旦那様も奥様も、この子にはサッカーの才能があると、それはそれは喜んでおられました…
 でも…奥様が亡くなられてから、旦那様は人が変わられたようになってしまって…
 そのうえサッカーを見に行こうとした夕香ちゃんが、あんな事故に遭って…なおさら…」

なんと豪炎寺が小さい頃は、「サッカーをやめろ」どころか心から豪炎寺のサッカーを応援していたという父親。
しかし愛する妻が他界し、娘の夕香も交通事故で植物状態になって以来、「人の命を救えないものなど無意味」という考えに
凝り固まっていったという…なるほどなぁ…さっきの話にはこういう背景があったわけですか…

確かに豪炎寺の母ちゃんってイナズマで1・2を争う美人さんですし、その命を救えなかったことで父ちゃんが変わってしまうのも分かる気がしますね
しかし母ちゃんが死んでしまったのはどういう…はっ、ま、まさか母ちゃんを殺す → 父ちゃんが豹変する → 豪炎寺がサッカーできなくなる
ということを見越した影山の策略で殺されてしまったとか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「旦那様は、修也さんを憎んでおられるのではありません…
 私は旦那様と修也さんが、このままでいるのが辛くて…修也さんは旦那様のことを…?」

「父さんのことは気にしてないよ…俺はサッカーをやりたいだけだったんだ。昨日までは」

「え…?」

「今日…決意したんだ」

-------------------------

ガチャッ

「なんだ?今は忙しいんだ、話があるなら帰ってから聞く」

「父さん。俺、サッカーをやめてドイツに行きます」

ってうわあああああ!!そんなフクさんと話をした翌日、父親の病院に出向いてサッカーから足を洗うことを誓う豪炎寺!
マジかよ…さっき合体技が成功したのは、「親父の言い分なんぞ知ったことかー!!」って決意じゃなくて
「やっぱり親の期待には応えなきゃダメだぁーー!!」って決意だったわけか…
アニメキャラでこんな考えする奴珍しすぎるだろ…(えー
他のアニメキャラだったら絶対「俺は他人の敷いたレールの上を走るなんて、まっぴらごめんだぜ」とか言ってる場面ですよ
さすがにこの展開は予想外だったな…

「…よし…分かった」

「ただ、聞いて欲しい事があります。次の試合には出させてください」

「何故だ?」

「俺は円堂達みんなを、なんとしても世界へ送り出したいんです。
 だから次の試合だけは…!お願いします!」

「…」

「次の試合が終わったら、必ずサッカーをやめてドイツに行きますから…!」

「…いいだろう」

さらには明確に、次の試合で必ず引退するとまで約束してしまう豪炎寺!ぐわーなんてこった
ここまで言っちゃったら、もう約束を覆す方法なんて想像できねえぞ…2期であれだけ離脱したのに、また豪炎寺がいなくなるのか…
もうやっぱり、母親が死んだのは影山の仕業ってことにするしかないんじゃないかなぁ(えー
「このままお前にサッカーをやめさせたら影山の思う壺だ…修也!お前のサッカーは母さんの生きた証だ!」とか
そういう展開に持ってかないと、もう本当に豪炎寺は引退するしかしょうがない気が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(これで…これで断ち切れた…)

《響木さん、響木正剛さん、第一診察室へどうぞ》

「…」

(え…!?ひ…響木監督…!)

ところが豪炎寺が父親の勤務室を出たその時、持病を抱えて病院に通っている響木監督の姿を発見!
そういえばこの人…ついこの間、飛鷹の特訓回で物凄い苦痛に顔を歪めて倒れそうになるシーンとかがありましたな
どうやらあれ以来こうして通院しているようですが、果たして病状の方はどうなっているのか…?
そしてこの響木監督との繋がりが、豪炎寺を再びサッカーに呼び戻すことになるんでしょうか。次回に続く!


■イナズマイレブン 第80話「最後の試合」
 

「円堂君、手紙が来てるわよ」

「えっ、手紙?差出人は…なしか」

「誰からでヤンスかねぇ?」

「まあ円堂じゃ、ファンレターって事はねえだろうけどな」

ある日のこと、練習中の円堂のところへ送られてきた一枚の手紙…差出人の名前は不明で、円堂も全然心当たりがないようです
それにしても綱海のやつ、「円堂にファンレターが来るわけない」とは失敬な
春奈・夏未・秋・冬花と4人いるマネージャーのうち、3人と恋愛フラグビンビンなくらい円堂はスーパーモテ男だというのに
ファンレターやラブレターの一枚や二枚もらうことなんて当然だろ…(えー

「…!?こ、この手紙…!」

「キャプテンの特訓ノートと同じ字でヤンス!?」

「で、でも円堂のお祖父さんは、もうずっと昔に亡くなって…」

「なんて書いてあるの…!?」

「…”頂上で待ってる”って…」

ところがそんな手紙を開いてみると、そこには円堂の祖父が遺したノートと同じ超ドヘタクソな文字が!
この字を書けるのは、この世にただ一人・円堂の祖父だけのはず…それが送られてきたということは、
この世界編のラスボスは実は生きていた円堂祖父が率いるチームということなのか…?

「頂上…それって、フットボールフロンティアインターナショナルのってことですか?」

「世界大会に参加するどこかのチームに、大介さんが関わっているということか…?」

「罠かもしれませんねぇ。どこかのチームが、円堂君を動揺させるためにワザとお祖父さんの字を真似て…」

「それはないです!俺、ノートは何度も見せてもらってますから!
 これは絶対円堂さんのお祖父さんです!」

「なっ、た、立向居君!じゃあ聞きますけどねぇ、
 死んだ人がどーやって手紙を出すって言うんですか!
 天国に郵便局があるとでも言うんですか!?チョーシに乗ってるんじゃないですか!?」

思いつきでこの手紙は偽物説を唱えてみる目金でしたが、立向居に「絶対それはない」とバッサリ言い切られてしまいます
常に他人を立てる大人しい性格の立向居が…ここまでムキになるなんて、それだけこの字から本物のオーラが出てるってことなんでしょうか
それとも単に立向居が目金をなめてるだけとか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
目金も「お前調子乗ってるだろ!?」とか相当キレてますし、もしかして影では
「目金さんとか実力もないのに仲間ヅラして恥ずかしくないの?」と、立向居も目金には辛く当たっているのだろうか…(えー

「いらっしゃ…うん?」

「響木監督…」

「…これは…」

「…」

「はあ…円堂。ハッキリするまで言いたくはなかったんだが…」

「そ、それじゃあやっぱりじいちゃんは!?」

「まだそうと決まったわけじゃない。”大介さんらしき人がいる”と噂を聞いただけでな…」

「そうですか…」

そんな手紙の正体が気になる円堂は、響木監督にもそれを試しに見せてみますが…
どうやら響木監督から見ても「大介さんっぽい字」に見えるらしいこの手紙。ただし、それ以上の情報は何も得られませんでした
結局今は祖父のことを気にするより、目の前の決勝に集中しろと言われてしまい…

というか響木監督、前回病院で「はっ!?響木監督!!(ドッギャーン)」みたいに豪炎寺が驚くシーンがありましたけど、
あの後豪炎寺と何かあるのかと思ったら別にそんなことはなかったみたいですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
結局ただ普通に診察受けて帰ってきたんか…豪炎寺もあそこはあんなに驚く必要あったんだろうか(・ω・`)

「え…!?サ、サッカーを…やめる!?」

「ああ…アジア予選が終わったら、医者になるためにドイツへ留学する」

って、そんな雷雷軒からの帰り道で、偶然にも豪炎寺と遭遇してしまった円堂!そして豪炎寺は、ついに円堂にもドイツ行きの話を告白することに…
しかし留学の話か…否が応でも世界編第1話でお嬢が留学の話を切り出した時のことを思い出してしまいますね
ちなみにあの時円堂がどういう反応をしていたかというと

「え、留学!?」

「ええ、海外留学…今夜発つわ」

「なんだよ、選考試合も見ないで行っちゃうのかよ」

「残念だけど…前から決めていたことなの。でも応援にはきっと…」

「よーし、分かった!留学頑張ってこい!俺たちも頑張る!」

と、「もう今夜出発しなきゃ…」とお嬢が言っているにも関わらず
「よし分かった」と超あっさりした受け答えをしていたわけで…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
あの時は「円堂ってお嬢のことなんとも思ってないんじゃ…」と思いましたが、
今この場で豪炎寺にどういう反応をするかでハッキリしますよ!円堂は大事な相手ほど引き止めるような真似はしないと…

「ちょ…ちょっと待てよ豪炎寺…いきなり留学なんて!なんでそんな事になるんだよ!!」

「前から父さんには言われてたんだ…早くサッカーをやめて、学業に専念して欲しいってな」

「だからって!今やめなくてもッ!!次の試合にさえ勝てば!
 俺達は世界大会へ行ける!世界と戦えるんだぞ!?それを今急にやめるなんて!
 なんで今!?なんでそんな事になっちゃってんだよ!?」

ちょ…ちょっと待てよ円堂…なんでそんな必死に引き止めちゃってんだよ!?(えー
おいいいいいい!!「留学することにした」「前から決まってた」って、お嬢の時と言ってることまるっきり同じじゃないですか!
それなのにこの態度の違いは!?お嬢への好感度はそんなに低いとでも!?
あががが…今日もまたお嬢派の人間の希望が音を立てて崩れ去ったな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はっ…もしかしてお前のお父さん、サッカーを…」

「…」

「だから…だから今すぐやめて留学するって!そうなのか!?豪炎寺!豪炎寺ィッ!」

「もう決めたことだ」

「き…決めたことって…ホントにそれでいいのかよ!サッカーやめるなんて!
 ホントにいいのかよ!?」

「すまない…円堂」

なんとか豪炎寺を思いとどまらせようと声をかけ続ける円堂ですが、もう豪炎寺の決意は揺るがないものになっていました
円堂に向けて「すまない」と一言謝ると、くるりと背を向けて去っていく豪炎寺。ああ…これはもうやはり
「よーし、分かった!留学頑張ってこい!」と素直に受け入れてやるしか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「決勝戦までの三日間は、ここで練習してもらう」

「ええ!?こ…これは泥でヤンス!?」

「どういうことですか…?こんな泥の中で特訓をするなんて…」

「お前達は言われた通りにしていればいい!何をしている?早くしろ!」

そんな事があった次の日、円堂は沈んだ気分で今日も練習に向かいますが…
そこではまた久遠監督のいつもの病気が始まってしまいます(えー
グラウンドを泥のプールに改造しての妙な特訓…鬼道さん達は一体なぜこんな事をするのかと質問しますが


(C)土山しげる/日本文芸社

修行中の質問は
一切受け付けん!!
(えー

と、監督はまるで話を聞いちゃくれません。まあ持病だからしょうがないか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ほ、本当にこんなところで練習するでヤンスかぁ…?」

「…(ざばざば)」

「ご、豪炎寺さん!?」

足のふくらはぎ辺りまでずっぷり浸かってしまう泥のプール、「こんなばっちい練習なんて嫌でヤンス」
栗松をはじめとして誰もが躊躇していましたが…その中で、豪炎寺だけは何の迷いもなく泥に足を突っ込んで練習を始めました
やはり次の試合にサッカー人生を懸けている分、他の奴らとは覚悟がまったく違うということか…

(…一番辛いのは…サッカーが出来なくなる豪炎寺自身だ…!
 その豪炎寺が今、全てを賭けて決勝戦に挑もうとしてる…!俺は…俺は!)

バッシャアアアアアン!

「え、円堂君!?」

「鬼道!」

「ああ…!俺達も行くぞ!」

そんな豪炎寺の姿に触発されて、威勢よく泥プールに飛び込んだ円堂!さらに円堂に続いて、仲間達も次々と泥の中へ!
その後は見ての通り、誰もが体を真っ黒にしながらの特訓が…鬼道さんのマントまで泥でぐっちょりですよ
しかしこういう特訓が一番似合うのは間違いなく染岡さんだと思うんだけどなあ(えー  今この場にいないのが残念だ…

「豪炎寺ィッ!!」

「おおおおおおーーっ!!」

ズッバアアアアアン!!

(このシュート…!感じる!決勝戦に懸ける思いが伝わってくる!
 お前のサッカーに対する…熱い思いが!!)

そんなやる気を出したメンバーの中でも、やはり飛び抜けて強烈な気迫を見せていたのは豪炎寺…
その豪炎寺のシュートを直接受けている円堂は、誰よりもひしひしと豪炎寺のサッカーへの情熱を感じているようです
それほどの熱い気持ちをぶつけられた円堂は、心の中でひとつの決意を密かに固めるのでした

「(コツコツコツ)む…?」

「俺、雷門中サッカー部、円堂守です!お願いします!
 豪炎寺からサッカーを取り上げないでください!あいつは…サッカーが好きなんです!
 好きで…好きで…大好きで…!でも、夕香ちゃんのことで責任を感じて…!
 自分からサッカーをやめて…今、やっと好きなサッカーが出来るようになったんです!
 お願いです!豪炎寺から…サッカーを取り上げないでください!」

その決意というのが、こうして豪炎寺の持つ情熱を父親に向かって代弁することでした
深々と頭を下げて、いかに豪炎寺がサッカーを好きかということを切々と語る円堂…
これには豪炎寺の父親も目を丸くしていますが、この人もまだ少しは心が揺れ動く余地があるのか…?

「(すたすた)急いでいるんでね。失礼するよ」

「…!」

いいセリフだ、感動的だな、だが無意味だ(えー
なんと円堂がどれほど懇願しても豪炎寺父の心には響かず!冷淡に一言だけ残した豪炎寺父は、円堂の横を素通りして去ってしまいました

(なんで…なんで聞いてくれないんだ…?
 あいつは…豪炎寺は…サッカーが好きなのに…!!)

どれだけ懸命に気持ちをぶつけても届かない豪炎寺父…その場に残された円堂は、もはやわなわなと震えることしかできません
やはり豪炎寺の離脱は避けられないのか…こうなると円堂に出来ることはただひとつ
「よーし、分かった!留学頑張ってこい!」と素直に受け入れてやるしか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ブロロロロロ

「今日勝てば、FFI世界大会へ行けるのね!」

「ああ!」

キッキキイイイイイイッ!!

「うわああああっ!?」

「ど、どうしたんですか!?」

そうこうしているうちに、とうとう迎えてしまったアジア予選決勝の日…って、バスに乗って試合会場へと向かっていた円堂たちですが、
なぜかバスは突然物凄い急ブレーキをかけて止まってしまいます。い、一体何が…?
はっ(゜д゜)ま、まてよ、試合会場へ向かおうとしたバスがトラブルを起こして会場に辿り着けなくなるって…
影山の野郎また性懲りもなくバスに細工を!進歩のない奴め!(えー

「ああっ!?」

「な…あいつらは!?」



ばばーん 

ってなにィー!?なんと円堂たちの行く手を阻んでいたのは意外や意外、あの恥ずかしい超次元チャリに乗った元・飛鷹の舎弟ども!
こ、こいつら…この間ナンパを邪魔された腹いせに、日本代表を通せんぼして嫌がらせしてやろうというのか!?

「あの雰囲気では俺達を
 行かせてくれそうにないな!
 勝負を挑んでるよ飛鷹さん!」

「轢いちまえ!!」


C)武論尊・原哲夫/新潮社

「ああ!そうだね轢いちまおう!」

イナズマジャパンのバスに守りはない!
あるのは制圧前進のみ!!
(えー
哀れな不良どもめ…こんなバカな真似さえしなければ長生きできたものを、まさに命は投げ捨てるもの
正直言って今こいつらが出てきても「こんな奴らどうでもいいから豪炎寺はどうなるの!?」という気分でしかないので
こいつらには来週さっさとひき肉になってもらいましょう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


・誰にも気づかれず1晩でマウンド一帯を泥沼にする久遠監督すごい。
 「これであいつらもっと強くなるぞー!」とか考えながらせっせとグランド掘ってたと思うとなんだか微笑ましくなります

そんな!あの泥プールは久遠監督が
夜なべして手作りで用意したですって!?
そう考えると目頭が熱くなるな…でも普通に
土木関係の業者に依頼して重機で工事したんじゃないかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
かかった費用は
「どうせ日本代表の経費で落としゃいいや」みたいなノリで。冬花もそんなことやってたし…俺の妄想だけど…(えー



・どうもこんばんは。いつも更新楽しみにしています。イナズマのお嬢の件は心中お察しします…。
 しかし、今回の豪炎寺離脱は我らがエース染岡さん復帰フラグなのでは?と淡い期待を持ってたり。
・最近気づいたんですが、豪炎寺が離脱すると得点力のあるFWが抜けるって事ですよね。
 離脱している間は別のFWが穴埋めで入る可能性があるのではないでしょうか。まあ、早い話染岡さん参入なわけですが。
・豪炎寺が代表からもしいなくなったら…なったら…染岡さんが代表になるんじゃないか!?
・本当に豪炎寺は完全に「大人」なキャラクターですね。他人の敷いたレールでもいいけど、
 最後の一線だけは守る、みたいなのは感服です。あと、豪炎寺が抜けたところへ染岡さんが、という可能性もありますね。 by KEI

うーん、みんな「豪炎寺が抜けても染岡さんがいるよ」って結構思ってるみたいですね。でも俺はそんなの絶対嫌ですよ!
だって豪炎寺って染岡さんの大事な相棒じゃないですか、豪炎寺がいなくなったら
染岡さんはドラゴンパスを誰に出しゃあいいんだ!(えー



なにげに私がイナズマで一番好きな必殺シュートって、やっぱりドラゴントルネードなんですよね
この豪炎寺がドラゴンクラッシュを蹴りに行く瞬間とか何度見てもカッコいいと思います
私はハッキリ言って御影専農戦の
《あーっと豪炎寺にきれいなパスが通ったぁーっ!》
「来るな…攻撃パターン・アルファセブン…!ファイアトルネードの確率は!」
《99.83%!警戒!警戒!危険度レッドです!》
「ファイアトルネード!!」 「シュートポケット!!」 「ちっ…!」 「まだだ豪炎寺!行くぞォッ!」
「「ドラゴン!!
トルネード!!」」
の流れが好きで好きでイナズマ感想を書き始めたようなもんなんで…ここはもう数え切れないくらい繰り返し見たんでセリフも覚えちゃいましたね
この場面はちょうどドラゴントルネードを撃ちに行く瞬間、もうこれ以上ないほどの完璧なタイミングで曲の盛り上がりが重なるんで
それはもう死ぬほどカッコいいんですよ。もうイナズマも80話以上やってますが、この場面に勝る神シーンは他にはないな…

というわけで、それぐらいドラゴントルネード好きの私にとっちゃ、染岡さんか豪炎寺のどっちかが欠ける展開なんて嫌なんですよ!
染岡さん・豪炎寺・吹雪の三人が揃ってる状態が私にとっちゃ一番理想ですね、
言うなれば
染岡さんはエクスカイザーで、豪炎寺はキングローダーで、吹雪はドラゴンジェットみたいなもんです
ドラゴントルネード(染岡さん+豪炎寺)はキングエクスカイザーで、ワイバーンブリザード(染岡さん+吹雪)はドラゴンカイザーってこった!
3人揃って初めて最強合体グレートエクスカイザーなんだよ!(えー
でもなんか3期では吹雪離脱説まで持ち上がってるしな…ああ…マジでこの3人っていつになったら一緒に戦えるんだろう

■イナズマイレブン 第81話「アジア最強!ファイアードラゴン!!」
 

「お久し振りですねーえ!飛鷹セーンパーイ?」

「唐須(からす)…!テメェ一体なんのつもりだ!」

「あれ〜?せっかく応援に来た友達を追い返すんですかぁ?
 ほらぁ、センパイにお世話になった連中がこんなに集まってくれましたよ?」

「何が応援だ…!タチの悪い嫌がらせじゃねえかッ!!」

「おやぁ?いいんですかぁ?ケンカなんかしちゃたらせっかくの決勝戦、
 出場停止処分になっちゃいますよぉ」

「くそ…!」

前回アジア予選決勝の舞台に向かう途中、飛鷹の元舎弟である唐須に絡まれてしまったイナズマジャパン…
「消えな、およびじゃないぜ」と威勢のいい飛鷹と綱海が真っ先に飛び出しますが、唐須は「あれあれ?いいんですかケンカして?暴力反対(笑)」
ニタニタするだけで手を出そうとはしてきません。こいつ…単にケンカを売るというよりマジで嫌がらせがしたいだけなのか…

「行ってくれキャプテン、こいつらは俺が相手をする」

「飛鷹!?」

「へええ〜え、やるんですかぁ?」

「元々は俺が招いた問題…こんなことで、みんなの夢を台無しにしたり出来ねえ」

「やめろ飛鷹!」

「大丈夫ですよ、こんな連中俺一人で…」

「違う…!お前も一緒に試合に出るんだ!誰一人欠けちゃいけない、
 俺達は全員でイナズマジャパンなんだ!」

「円堂…」

その時ついに「俺ひとり残ってこいつら全員ボコす」と言い出した飛鷹!むう…それだけ派手なケンカをしたら、もう代表には戻れないだろうし
これでサッカーを辞めるつもりなんでしょうか。しかし、円堂はそんな飛鷹を犠牲にして行く気は毛頭ないようです
ここにいる誰一人欠けちゃいけない…その言葉は、次を最後の試合と考えている豪炎寺にも響いたようですね

「美しい友情ッスねぇ〜…そんなモン!全部俺達がブッ壊してやるぜェーーッ!!」

がしかし、そんな円堂の言葉を聞いてブチ切れた唐須!暴力反対の態度から一転、猛然と円堂たちに襲いかかる!
それにしてもこのすごいマヌケ面はなんなんだ唐須よ(えー
おま…これって要するに「お前らの綺麗事には虫酸が走るぜぇ!」ってシーンじゃないですか!
それなのになんでこんなアホ顔してるんだお前は:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ババッ!!

「飛鷹さん!ここは俺達に任せて行ってください!」

「これ以上唐須の好きにはさせませんよ!」

「なっ…お、お前達!?」

って、ところがその時、なんと飛鷹を救うべく別の元・舎弟たちが唐須の前に立ちはだかる!
こいつらは唐須とは違って、今も昔も飛鷹を慕っている気のいい連中…
どうやら唐須のバカが飛鷹に迷惑をかけていると知って、こうして駆けつけてくれたみたいですね

「俺達の夢を消さないでください!飛鷹さんが活躍するのは…俺達の夢なんです!
 羽ばたいてください飛鷹さん!世界に!」

「す、鈴目(すずめ)…ありがとよ…!」

そんな鈴目たちが唐須を食い止めてくれているスキに、再びバスを発進させて会場へと急ぐ飛鷹たち!
身を犠牲にして自分を送り出してくれた鈴目の姿に、飛鷹もより一層気合が入ったようですね
しかし…とはいえストーリーの大筋にはあんまり関係ない話だったな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
結局は「最初から何のトラブルもなく会場に着きました」ってのとあんまり変わらなかったような気が…(えー

《さあいよいよ始まります!フットボールフロンティアインターナショナル・アジア予選決勝戦!
 日本代表・イナズマジャパンと激突するのは、
 アジア最強との呼び声高い韓国代表・ファイアードラゴン!
 世界への切符を手にするのは果たしてどちらのチームか!》

「いよいよ決勝戦だな!絶対に勝って世界に行くぞぉ!!」

「ふふふ、元気そうだね。それでこそ全力で倒す価値があるというもの…」

「え…!?ア,アフロディ!?なんで…!?」

「不思議ではないだろう?僕が母国のチームに選ばれても」

ってどええええええ!?な、な、なんだそりゃ!スタジアムに到着した円堂たちの前に驚くべき事態が!
なんと、「やあ!実はボク韓国人だったんです」という衝撃の発言と共に現れたアフロディ!なんつー設定ですかこれ!?
・最初はアフロディなんて名前してるからギリシャ人なのかなと思った
→「僕は神だ」「僕は神だ」ってうるさいから、実は人間を超えた存在なのかなと思った
→本名が亜風炉照美だと発覚して、実は日本人なのかなと思った
→「僕の母国は韓国です」と言い出して、実は韓国人だった
どんだけめんどくさい設定の持ち主だよお前は!(えー
てるみ…最終的には韓国人だったってことでいいんですね?テキトーな後付け設定じゃないことを願いたいところです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「やっと会えたね!」

「長くて退屈したぜぇ、決勝戦までの道のりは!」

「ガ、ガゼル!?」

「バーンまで!?」

「涼野風介、南雲晴矢…彼らもまた、僕のチームメイトだ!」

「俺達は、アフロディにスカウトされてこのチームに入ることを決めた!」

「もう一度君達と戦うためにね!」

って、韓国代表にはアフロディの他にも驚くべきメンバーが!こいつらはエイリア編で雷門をボロカスにしたザ・カオスのメンバー二人!
なんと…ザ・カオスと言えば、地上最強な雷門イレブンをレイプしまくって11点も取りまくり、地上最強オワタと思ったところで
上司のグランに「なに勝手に試合してるわけ?」と怒られてすごすご帰って行ったチーム…そのまま何も音沙汰がなかったわけですが…
まさかこんな形で再会するとは思いませんでした。というかスカウトでチームに入ったってどういうことですか!?
別に韓国人じゃなくてもスカウトされたらチームに入れるってことか!?どういう規則やねんフットボールフロンティア!

しかしそういうスカウトがOKだったら、別にアフロディが韓国人って設定にする必要なかったですよね
「僕もバーン達と一緒にスカウトされたんだ」って言えば済むことだし。なんでわざわざ唐突に韓国人ってことにしたんだろう
それにしてもアフロディのやつ、ガゼルの本名:涼野風介、バーンの本名:南雲晴矢をバラしておきながら
自分の本名を黙ってるというのは感心しませんな(えー
「僕は亜風炉照美です」ってでかい声で言えや!言えやてるみ!てーるーみ!てーるーみ!(えー

「まさかアフロディ達が相手とは…」

「ですが、一番警戒すべきはあのチェ・チャンスウです」

「…?そんなに凄い奴なのか?」

「知らないんですか!彼はフィールドを支配する韓国の司令塔…
 その巧みなゲームメイクは完全なる戦術と呼ばれ、
 あらゆる敵を打ち砕いてきたとか…まさに稀代の天才ゲームメーカー、
 龍を操る者…そう呼ぶ人もいます」

ところがなんと、今の3人よりさらに恐ろしい強敵がまだ韓国にはいるようです。その名もチェ・チャンスウ…
地上最強な雷門をメタクソにしたバーン、ガゼルに加えてアフロディまでいるというのに、まだもう一人それ以上の奴がいるのか…
さすがはアジア最強ファイアードラゴン、その通り名に偽りなしという感じでしょうか。そして気になるそのチェ・チャンスウというのが…

「初めましてイナズマジャパンの皆さん、チェ・チャンスウです。いい試合にしましょう
 でも気をつけて…決勝戦のフィールドには龍がいますから」

え…ええええええ!?こ、この韓国産の宍戸みたいな奴がチェ・チャンスウ!?(えー
アフロディ達より強いってマジですか!?とても信じられん…このファイアードラゴン集合絵とか見てみると
明らかにこいつが一番弱そうじゃねえか!(えー
人は見かけによらんもんだなあ…前列で一番左にいる緑髪のやつとかの方がよっぽど強そうですよ

それにしてもこの集合絵…前列にいる6人はまともそうですが、後ろにいる5人がモンスターしかいねえよ!(えー
韓国人!?こいつらこれでも韓国人なの!?どう見てもエイリア学園の連中よりよっぽど宇宙人な見た目じゃないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
こいつらの絵を見せられて「あっ、これって韓国人の絵ですよね」と分かる人のほうがむしろ正気じゃないわ…
まったくなんてカオスの渦巻くチームなんだファイアードラゴン

「ま、こっちにも日本が誇る天才ゲームメーカー様がいるから大丈夫だろうがなぁ?」

「…いいか不動、これはみんなの力を合わせないと決して勝てない試合だぞ!」

「ヘッ!いいじゃねえか、どうせ俺は今日も出番なしさぁ!せいぜい頑張ってくれよ、鬼道クン?」

って、ふ、不動ー!!とうとう自分のことを「今日もベンチに取り残される試合が始まるお(^ω^)」
自虐ネタにまでするとは!なんてやつだ!今まで視聴者からは散々ネタにされまくった不動ですが、
とうとう自分でもネタに開眼するとは恐れ入ったぜ…まったく面白すぎだろ不動、やはり3期のネタ度ナンバーワンは不動で決まりですよ
今や不動のことをあきおちゃんと呼ぶ視聴者もいるぐらいですからね。  ※不動の下の名前は明王(あきお)だから

(今日は俺の最後の試合だ…!見ていてくれ夕香!)

(鈴目…!俺は飛ぶぜ、世界に!)

「バーンにガゼルが相手か…」

「まさに青天の霹靂だな…だが、こうしてエイリア学園の仲間と戦うのも
 俺達の運命かも知れない」

「なるほど…だったら、尚のこと負けられないな。あいつらの思いにかけて…!」

「ああ!」

そして試合の開始時間が目前に迫る中、それぞれに特別な思いを持って闘志をみなぎらせていたイナズマジャパン。
豪炎寺はサッカー人生最後の試合、飛鷹は体を張って唐須を食い止めてくれた鈴目達のため、
そしてグランとレーゼは、同じエイリア学園出身のバーンとガゼルとの因縁…さすがに決勝戦だけあって因縁も盛りだくさんですね

ちなみにグランが「あいつらの思い」と言っているのは、ネオジャパンとして挑戦してきたデザーム様達のことです。
なぜならデザーム様もエイリア学園出身でしたからね…グランはデザーム様の分までエイリア魂を背負って戦うと言いたいのでしょう

そう、似合わない羽を生やして空を舞ったデザーム様の分まで…ヘンテコなガニ股ジャンプを披露したデザーム様の分まで…って
そんな場面は早く忘れてあげて!お願い!(えー
よりによって思い出したのこの2つの場面だけかよ!他にもあの試合でデザーム様色々やってたのに…グランのやつめ…

「円堂!」

「はいっ!」

「この試合、イナズマジャパンは勝てると思うか?」

「もちろんですよ監督!俺達は絶対に勝ちます、勝って世界に行きます!」

「…お前には何も見えていないようだな、キャプテンでありながら」

「えっ?」

「今のままではイナズマジャパンは絶対に勝てない。
 それが分からないお前はキャプテン失格だ」

「…!?ど、どういう事ですか監督!」

「今のお前は必要ないという事だ。このチームにはな!」

《さあFFIアジア予選決勝もいよいよキックオフです!
 イナズマジャパンのスターティングメンバーは…ああーっ!?な、なんとぉ!
 キーパーに入ったのは立向居!守護神・円堂守はまさかのベンチスタートですっ!!》

「円堂君、あなたにはこのチームから外れてもらいます」ってやりやがったー!!
うわああああああ!!か…監督きさまー!よくもこんな無能瞳子の悪夢を思い起こすような采配を!(えー
というわけで試合直前に円堂との会話で機嫌を損ねてしまった監督は、なんと円堂をスタメンから外して立向居をGKに!
一体なに考えてんだ…こんな大事な試合で瞳子ごっこやってる場合かよ!(えー

考えられる要因としては、円堂がまだ正義の鉄拳を超える必殺技を覚えてないってことでしょうか
以前に「正義の鉄拳じゃこの決勝で負ける」って言ったのに、円堂が危機感持ってなくて「俺達は絶対に勝ちます!」とか言い出したから
頭を冷やせという意味でベンチスタートを命じたとか…

(この試合で俺のやってきたサッカーを…!俺の全てを出す!そして必ずみんなを世界へ…!)

「うおおおおおーっ!!」

ピピイイーーッ!!

《ああっと!?豪炎寺のスライディングが決まりましたがこれはファール!
 少々危険な角度だったか!》

「くっ…」

-------------------------

(見てろよ鈴目…!俺の走りを!!)

「飛鷹、あまりボールを持ちすぎるな!緑川とヒロトがノーマークだ!」

「うおおおおおーっ!!」

「飛鷹ぁーっ!」

「なんだこいつ…?スキだらけじゃないか!」

「所詮その程度のスピードでは、私達を突破することはできない!」

スパアアアアン!!

「し、しまった!」

って、ついに韓国との試合を開始した日本でしたが、気合のノリがよすぎて逆にヘマを連発してしまう豪炎寺たち!こ、これは…
気合十分でしっかり実力を出してくれるかと思いきや、あまりにも入れ込みすぎで空回りしてるみたいですな
まさか監督はこうなることを見越して、こんなチームの状態に気付いてない円堂に喝を入れようと…

はっ(゜д゜)い、いかんいかん、こういう風に何も説明せずにデタラメな采配して「はっ!この采配にはきっとこんな意味が!」と
周りが勝手にいい方へ解釈してくれる
のが瞳子采配の基本だからな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
エイリア編では一体何度この手で騙されてきたことか…(えー

《さあセンタリングが上がった!ボールを受けるのはアフロディだーっ!!》

「ま、まずい!!」

「真!ゴッドノウズ!!」

ドバッゴオオオオオン!!

そして日本がまごまごしているうちに、まんまと敵陣深く切り込んでゴッドノウズを放ったアフロディ!
なにげに真がついてパワーアップしてやがる!ちなみにデザーム様が使ったのは、真ゴッドノウズではなくゴッドノウズ改でしたっけね
ふーむ…この名前の違いはやはり、「なんかデザームとかいう変態が俺の真似っこしてたみたいだけど、
俺のゴッドノウズをあんなのと一緒にすんなよ!俺様の方が真のゴッドノウズだよ!」
という意味で
真ゴッドノウズって名前になったんじゃないかなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あ、あかん!あのシュートは円堂やないと止められーん!!」

そしてリカのこの暴言である  てめえ今立向居さんをディスったなー!?
仮にも立向居は円堂を超えるキーパーですよ円堂を超えるキーパー!
「立向居がGKになると守備力が低下する(キリッ)」とか言ってた瞳子といい立向居を舐めすぎだろ!
それともこの立向居のキャッチフレーズは、”ルルーシュ並の頭脳とスザク並の身体能力を併せ持つ男”という
シンクーのまるっきりデタラメなキャッチフレーズ程度の信頼度しかないのだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ムゲン・ザ・ハンドォォォォッ!!」

ドバババババババッチィッ!!

《キーパー立向居!ガッチリとイナズマジャパンゴールを死守しましたぁーっ!!》



ゲェーッ!?立向居すげえー!!
なんじゃこりゃー!いつの間にやらムゲンザハンドを超強力にパワーアップさせていた立向居!
今までとは比べ物にならないほど伸ばす腕の数が増えており、アフロディの真ゴッドノウズも完全に無力化!

これほどの数は正直すごいな…まさに無限の名に相応しいと言わざるを得ません
初めて使った時は腕の数もたった4本で、「どこが無限だよ頼りねーなあ」と思ったもんですが…完成形になるとここまで凄くなるんだなぁ

「少しは上達しているようだね…!そうでなくては!」

「さすが立向居ーっ!ウチが見込んだだけの事はあるわーっ!」

「…」

そんな立向居の思わぬ強さに、アフロディも好敵手と認めるに相応しい手応えを感じている様子。
それととりあえずリカはあやまれ!あやまれ!立向居さんにあやまれ!(えー

「よし…!行くぞ吹雪ィッ!」

「やるんだねあれを!」

「おお!これが俺達の連携技!」

「「サンダー!!ビーストオオッ!!」」

ドッバアアアアアアン!!

《ゴォォール!土方と吹雪の連携シュートがここで炸裂ーっ!先取点はイナズマジャパンだーっ!!》

そんな立向居のプレーで少しは流れが変わったのか、土方と吹雪の新必殺技が敵ゴールに炸裂!日本に待望の先取点が入ることに!
サンダービースト…こんな技開発してたんですね。でもこの技がゴールを決めるのは多分これが最初で最後だろうな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
だ、だって見た目的になんかドラゴントルネードの劣化版って感じだし!
皇帝ペンギン2号の劣化版とも言えるなあ、なんかイマイチパッとしない技だなサンダービースト…

「なるほど…よく分かりました、イナズマジャパンの実力。では始めましょうか、みなさん」

「やるんだね、完全なる戦術…」

「見せてあげましょう…パーフェクトゾーンプレスを!!」

ところが1点を奪われたというのに、相手のチェ・チャンスウ達はまだまだ余裕の涼しい顔をしております
何かと思えば、パーフェクトゾーンプレスというとっておきの秘策があるようですが…?
ふーむ…オーストラリア代表にもボックスロックディフェンスという必殺の戦術が存在しましたが、
韓国にもそういう特異な戦術があるってことなんでしょうか?次回に続く!






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