■ジュエルペット てぃんくる☆ 第13話「レオンの秘密にドッキ☆ドキ!」
 

「ねえレオーン!おいしいスイーツ作ってきたんだ!これから一緒に食べない?」

「ん?いいね!天気もいいし、どこか景色のいいところで食べようか、あかり達も一緒にどう?」

「ピクニック?行く行くー!」

「サラはこれから実験なんだけど…」

「でも、あかりが行くなら…」

さて今回の話は、愛しのレオンにミリアがお菓子の差し入れをする場面から始まります
そんな話を聞いて、ついでだからといつものメンバーでのピクニックを提案したレオン。
サラはあいにく用事があるそうですが、そんなものよりあかりを優先するあたりさすがというかなんというか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして声すらかけてもらえないニコラは涙拭けよ…(えー

わしゃわしゃわしゃわしゃ

そんなわけで手近な山にピクニックへやってきた一同ですが…な、なんだこの草のようなモンスターは!?(゜д゜;)
人食い植物!?ジュエルランドにはこんな物騒な植物が!?近づいてきた人間を見るなり、これほどおぞましい動きをするとは…
なんにしろ関わらない方が良さそうですな…



「わぁ〜!葉っぱが拍手してる!」

「これはブラボーの木と言ってね、誰かが通ると葉っぱが拍手するんだ」

ってこれ拍手だったのかよ!!
俺にはどう見ても人間を取って食おうとしてるモンスターの捕食行動にしか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
うーん、なんにしろジュエルランドにはこういうヘンテコな植物が大量に生息しているようですな

「これはクルックーラの花、じっと見てると目が回るんだ。
 そしてあれはトゲラン、あのトゲに触ると大変なことになるから気をつけて」

「へええ〜、レオンって凄いね!」

「そんな事ないよ、サラも知ってるよな?」

「常識」

その後もピクニックの最中に、周囲に生えている植物のことを色々と教えてくれるレオン。すごい博識なんだなあ
まるで旅行ガイドさんのようで、知らない事ばかりのあかりにはありがたい存在ですな
そして自分を謙遜すると同時に、口数の少ない暗い子にも話題を振ってあげるこの優しさ、まさにイケメンの鑑。(えー
真のイケメンはこうやって誰に対しても平等に扱ってくれるから困る

「じゃーん!どうぞ召し上がれ!ミリア特製のカップケーキでーす!」

「わぁ〜!かわいい〜!」

「また変な味に決まってる」

「失礼ね!そんな事ないもん!」

「そうよそうよ!」

「いただきま〜…んがっ!?お、おいし〜い…」

「ま、まっずぅぅぅい!!中までちゃんと焼けてないわぁ!」

「どれどれ…ん?このカップケーキ、ココの実のジュースと一緒に食べると結構イケるぞ」

「あ…?ほ、本当だ!」

そして眺めのいい場所でミリアのカップケーキを味わう一同でしたが、いざ食べてみると味の方は出来損ないのゲロまず状態…


(C)土山しげる/日本文芸社

このカップケーキ
食するに

値せず!!(えー

と、ミリア派のガーネットですらケチョンパンにけなしまくる中、的確なフォローを入れてくれたのはまたもレオンでした。
なんというイケメン…あのままではミリアの料理がヒンシュクを買って終わりだったのが、
美味しい食べ方を見つけてくれたおかげで、全員でにこやかなティータイムを満喫することができました。マジレオン様々や

「ぷう。カップケーキごちそうさま、美味かったよ」

ビュオオオオオオ!

「ん…?あ、危ない!!」

「ら、らぶ!?」

ドスウウウウッ!!

「う…ぐっ!ご、ごめんラブラ…恐い目に遭わせちゃったな…」

「へ、へいきラブ〜」

「レ、レオン大丈…あっ!?その腕!?」

ビキビキビキ

「くっ…トゲランに刺された者は、刺されたところから石になって行くんだ…」

ところがその時、さっき話していた危険な植物・トゲランが突然襲ってくるという事態が発生!
そんなトゲランに狙われてしまったのはラブラ…しかし、身を盾にしてそれを救ってくれたのはレオンでした
激痛に顔を歪めるレオン、さらに刺された生物はみるみる石化していくというトゲラン特有の毒を受けてしまったようで…
しかしレオンは、そんなおっかない毒のことを知っていてなお、ラブラを救うために自分が犠牲になったみたいですね…
イケメンを通り越してマジ勇者だろ…今回はレオンの株が凄い勢いで上がりっぱなしですな

ビキビキビキビキ

「ぐ…ぐぅっ…!」

「ノ、ノォォォォ!!ね、ねえどうするの!?どうすればいいのぉ!?」

「これを治せるのは、ドラゴンの泉だけ…」

「ド、ドラゴンの泉?」

「どんな病や傷も治すと言われる聖なる水…トゲランの石化を止められるのは
 それだけだって、本に書いてあった…」

「…!」

ばひゅうううううん

「ディ、ディアン!?」

さらに腕だけでなく全身にまで広がり始めたレオンの石化、それを止めるにはドラゴンの泉という特効薬を使うしかないようですが…
そのドラゴンは出会った人間をかたっぱしから皆殺しにするという、とんでもない怪物のようです
ところがレオンのパートナーのディアンは、そんな危険な場所にたった一人で向かって行ってしまい…

「ねえ、私達も行こう!」

「や、やめた方がいいわ!泉のドラゴンに会って、生きて帰ってきた者はいないのよ!」

「私達の力じゃどうすることもできない…」

「いや…!俺が行く!」

「む、無理だよそんな体で!」

「でもディアンが…!俺がディアンを助けないと…!ぐっ…!」

「…分かった、一緒に行こう!」

「ちょ、ちょっと!?なに言ってんのよ!?」

「あんな怪物に会いに行くなんて冗談じゃねえ!俺はここに残るからな!」ディアンを見殺しにする気満々のガーネット、
「ドラゴンの泉に行くとか正気ですか!?」どう見ても行く気ゼロのミリア、
「ディアンは犠牲になったのだ…」早くもあきらめムードなサラ、
しかしそんな中で、ディアンを助けに行こうと真っ先に行動を起こしたのはレオンでした
もうこのアニメの主人公はレオンでいいな…(えー
そんなレオンに続く形であかりも一緒に、そしてあかりが行くなら私もとサラも一緒に行くことになります

「この魔法の絨毯に乗っていけば速いわ、じゃあ行くわね」

「ありがとう、サラ…」

「ちょ…ちょっと待ちなさいよぉ!私を忘れてない!?」

「あなたも行くの?」

「う…も、もちろん。行くに決まってるでしょう…?」

「えええええ!?」

「や、やめた方がいいにゃん!」

「うう…」

「私達みんなドラゴンに食べられちゃうわよぉぉ!?」

「い、いいから行くのぉぉぉっ!!」

そんな中、一人だけ置いていかれそうになったミリアでしたが、仲間外れになるのは嫌だと言わんばかりに
半分ヤケになって自分も一緒に行くことに!ああ、そんななし崩し的に参加して本当にいいのだろうか
すぐ隣で「死にたくなーい!死にたくなーい!」とギャーギャー騒いでるガーネットも
そんな死地に連れて行くなんて…(えー  というかさすがに見苦しすぎるぞガーネット:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ここがドラゴンが住むと言われている泉よ…」

グアオオオオオオッ!!

「ふぎゃああああああ!?で、出たぁぁぁぁぁ!!」

そんなわけでドラゴンの泉にやってきた一同ですが、そこにぬーんと姿を現した噂のドラゴン!
こ、これは…しかしなんとなく理知的そうなドラゴンですね、ガーネットはビビリまくってますが意外と話せば分かる奴ってことは…

「ドラゴンよ、非礼は詫びる!だがそこにいるディアンは俺の大切なパートナーなんだ、
 ディアンを解放してはくれないか!」

ギャオオオオオオ!!

「うひああ!?お、怒ってる!ドラゴン超怒ってるよぉぉ!!」

かと思ったら全然話通じてねえ!!(えー
ああなんてこった、レオンがドラゴンに向かって「うちのディアンがご迷惑をおかけしまして…」と謝りますが
ドラゴンはそんな謝罪を意にも介さず怒り狂うばかり!ああ、やはりドラゴンと言っても所詮は畜生でしかなかったか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ズドドドドド!

「ひゃっ!?な、なに!?」

「い、いやあああああ!!」

「う、嘘でしょお!?」

「ど、どうしよう…?」

「まずいわ…!ジュエルペットがいないと人間は魔法を使えない!」

「くそ…!」

「魔法が使えない以上、私達にドラゴンに立ち向かう術はないわ…」



そんな中、いきなりルビー達に捕縛魔法を発射してジュエルペット全員を捕まえてしまうドラゴン!
どうやらディアンもすでにこれに捕まっていたようで、ルビー達と引き離されたあかり達は魔法の使えないただの一般人に…
それにしても「いやーそろそろお手上げだしこれは見殺しですね」ってさっきからサラ簡単に諦めすぎ(えー
こういう時こそあんたの頭脳でなんとかしてくださいよ!

「ぐっ…!ディアンと…みんなを助ける!」

「ええ!?む、無理よぉ無理無理!いくらレオンでも絶対無理!」

「ディアン!ジュエルスターになるんだろうッ!!こんな事で諦めるお前じゃないだろ!!」

「…!!」

「ディアン!!来いッ!!」

ズゴゴゴゴゴゴゴ!!

ってなんじゃこりゃー!!な、なんつー…この状況の中で諦めずにレオンが熱い叫びをあげると、
それに応えるようにディアンの中で荒ぶる魂・バーニングソウルが覚醒!
なんという…まさかあの無口なディアンがこうも熱い魂を秘めていたなんて…

「ディ、ディアンの魔法力が高まっていくわ!?」

「…!!」

バッチイイイイン!!

「う、嘘!?力づくでドラゴンの魔法を破っちゃった!?」

「ディアン!グリーラグリーラ!!」

ズドドドドド!!

「でぇやあああーーっ!!」

ズバッドバアアアン!!

「た、助かったぁぁぁ!」

バーニングソウル熱く燃やして行くぜクリアマァァァイン!!(えー
そんな凄まじい力を解放したディアンは、なんとドラゴンの捕縛魔法をバラバラに吹っ飛ばしてレオンと合流!
即座にレオンは魔法で炎の剣を生み出すと、ドラゴンの発射してきた魔法弾をメッタ斬りにして迎撃します
そのスキにディアンがルビー達を助けて、なんとかあかり達も魔法が使えるようになったという…もはやこの2人は完全にヒーローですなあ

ビキビキビキビキ

「ぐ…!くっそぉぉぉっ…!」

ドッボアアアアア!!

「くっ…!?」

「ふううううんっ!」

バッチイイイイン!

「あ…あかり!?」

「す、すごい…ドラゴンの魔法と互角の力を出してる…!?」

しかし体をむしばむ石化はどうにもならず、石化のせいでとうとう身動きが取れなくなってしまったレオン!
そこに魔法弾を撃ち込まれて絶体絶命というその時、なんと咄嗟にあかりが割って入って魔法弾を受け止めます
あかりのパワーはサラでさえ驚愕するほど凄まじいようで、ドラゴンの魔法力とまったく互角の押し合いを展開しております

「ぬうううううっ…!」

ググググググ…

「サ、サラ!」



そしてあかりが魔法の押し合いを続ける中、自分もあかりの加勢に入ったサラ!
もともとの力は互角だったので、サラの力が上乗せされて徐々にドラゴンを押し始めたようです
負ける勝負は諦めちゃうけど勝てる勝負には参加してくれるんですねサラさん(えー

「わ、わ、私だって!2年生のあかりにできて、私にできないはずないんだからぁぁぁ!!」

「ミリア!」

グゴゴゴゴゴゴゴ!

って、そこでミリアも勇気を振り絞ってこの押し合いに参加!もはや完全にドラゴンの力を上回って一気に押し切る結果に!
うーんしかし「私だってあかりと同じくらい活躍できるんだぜー!」って言われても
お前勝ち確定の一番お手軽なポジションだから!(えー
もうドラゴンに勝てそうになったところでちょっと参加しただけじゃねーか!

ドッバアアアアアン!!

「はあ…はあ…はあ…」

「ふふ…互いを思う心が魔法の力を輝かせたか、見事だ」

「え…?ド、ドラゴン!?」

「この泉の水は、試練を乗り越えた者にのみ与えている。
 友を助けるためという清い心、そして互いを信頼し合う心、しかと見させてもらった。
 勇気ある少年よ…お前に泉の水を与えよう」

「わはー!ドラゴンさんって本当はいいドラゴンさんだったんだぁ!」

「ふふふ…あなた達の勇気ある行動は、私も見させてもらいましたよ」

「ハ、ハーライト先生!?」

「仲間を思いやる気持ち、ひるまず立ち向かう勇気が、
 ドラゴンさんの心を動かしたのです。その勇気を称えて、
 ”勇気”のジュエルストーンを与えましょう!」

って、なんと今までのドラゴンの行動は実は全てが演技!どうやらレオン達が、泉の水を与えるのに相応しい人間かどうか見定めていたようで…
さらに、そんなドラゴンの試練をこっそり見守っていたハーライト先生も、
レオン達の勇気を称えてジュエルストーンを渡すことに…って

「ジュエルストーンゲットー!イエース!」

「当然」

ええええええ!?お前らもジュエルストーンもらえんのかよ!
いやちょっと待ってくださいよ!レオンとあかりがもらえるのは分かる話ですけど
2度もあきらめムードをふりまいたサラと、来る気なかったけどなし崩し的に参加+勝ちが確定してから加勢したミリアにまで
あげちゃったらレオンたちに不公平だろ!どこが当然なんだどこが!(えー
ハーライト先生…相変わらずジュエルストーンの選考基準がテキトーすぎると言わざるを得ないぜ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■ジュエルペット てぃんくる☆ 第14話「ミリアの歌でドッキ☆ドキ!」
 

「えっ、歌手のオーディション?」

「そうよ、明日ロサンゼルスであるの!私のママも、このオーディションで優勝して
 歌手になったのよ!」

「え、ええーっ!?じゃ、じゃあこのセリーヌ・ブライトってミリアのママだったの!?
 セリーヌ・ブライトって言ったら綺麗で歌も上手くて、世界中ですっごい人気だし…!」

「ふふん、まあママは関係ないわ。私は私の実力で優勝を勝ち取るの!
 だって私はKMB!完全無欠の美少女ですもの〜!」

さてある日のこと、現実世界ではアメリカ暮らしをしているミリアは、ロスで行われる歌手オーディションを控えて張り切っていました。
そしてここで初めて出てきたミリアの母親の話ですが、なんとそのオーディションで合格してからというもの
みるみる世界最高峰の歌手にまで登り詰めた超大物シンガーだそうで…
あかりの持ってる雑誌によれば、その母親の二つ名が「クイーンオブポップ」ってことみたいですな
だからミリアは事あるごとに「私は将来クイーンオブポップになるのよー!」と言っているわけか…

「え、えーと…とにかく優勝できるといいね!」

「なぁに言ってるの?優勝は当たり前よ?」

「ミリアの夢はもっとずっと大きいにゃん!」

「そう、ジュエルスターになって世界中の人達をトリコにする!
 そして世界一のクイーンオブポップになるのが私の夢なんだから!
 目標は自分、ライバルは私よ!」

ところが「世界一になる私がオーディションごときに落ちるわけが無い」とすでに勝った気でいるミリア。
なんだかどう見ても慢心しすぎて挫折するフラグにしか見えませんが、こんな調子で大丈夫なのか…
それとミリアの未来予想図なんですが、まずジュエルスターとかクイーンオブポップ以前に
おっぱいがここまで成長するのかどうかが一番の疑問なんだが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「もうすぐオーディションが始まりまーす!」

「ミリアのママ、遅いわね…」

「う、うん…」

「ほら、そこのキミも急いで…」

「そんなこと分かってますッ!!」

「わわっ、そ、それならいいんだけど…」

(急ぎたくても…ママが来ないんだもん!仕方ないじゃない…!)

ところがそんなオーディション当日、開始時間が迫っているというのに、ミリアの母親はまったく姿を現しませんでした
どうやらこのオーディションは保護者同伴でないと参加できないようで、他の親子が会場に入っていくのをミリアは悲しげに眺めていたという…
ええいこうなったらあかりに変身魔法を使って来てもらうしか…(えー
パパの会社の会長さんにも簡単に変身してたしな…ミリアのママに変身するくらいは軽いだろ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

プルルルルプルルルル

「…電話も繋がらない…」

「ママ、お仕事終わらないのかにゃん…?」

「だ、大丈夫、絶対来てくれるわよ!」

「…どうしてそんな事が分かるの?」

「えっ」

「授業参観だって…運動会だって…何度も約束して破られてきたもん…!」

「そ、それはお仕事があったから…」

「それでも、このオーディションだけは絶対来て欲しかったのに…!もういいッ…!!」

そしてついに母親が姿を現さないまま、誰もいなくなった控え室にぽつんと1人残されてしまったミリア。
しかも、こういう目に遭うのはこれが初めてではないようで…親子関係のイベントがある度に、ミリアは同じ思いをしてきたようです
8歳と9歳と10歳の時と!12歳と13歳の時も!僕はずっと待ってた!!(えー
もうこんな思いをするのに耐えられなくなってしまったミリアは、「こんな現実やーめた」とジュエルランドへ向かってしまうことに…ゲェー!?
ああ、やはりジュエルランドというのは、現実逃避したい時に活用されてしまうものなのか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あ、あれっ!?ミリア!?オーディションはどうしたの?」

「…あかりには関係ないでしょ?ほっといてよ!」

「ミリア、オーディションに出ないって言うのよ…
 ミリアのママが、約束してたのに来てくれなかったの」

「ええっ!?」

「…」

「で、でも、大事なオーディションなんでしょ?諦めちゃっていいの?」

「お仕事お仕事って…小さい頃からずっとそうだった…!
 ママは私なんかより歌が大事なのよ!!」

ところがジュエルランドにやって来るなり、「今ごろはオーディションの時間だな〜」と呟いていたあかりに出くわしてしまったミリア。
驚いたあかりはミリアを問い詰めますが、ミリアは「私と仕事と一体どっちが大切なのよ!」
母親への怒りをぶち撒けるばかりです。ま、まあ落ち着いて…とりあえず目の前のあかりを連れて行って
変身魔法を使わせれば全てが丸く収まる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ママなんか歌手にならなければよかったのに…!
 そうよ…歌手になるのを邪魔しちゃえばいいんだわ!」

「えっ?い、今なんて…」

「タイムトリップの魔法よ!過去に行ってママが歌手になれないようにしちゃうの!」

「ええ!?そ、そんな事しちゃダメだよ!それにタイムトリップの魔法は禁止だって…!」

ところがその時、禁断のタイムトリップの魔法を使って、母親の過去を変えてやるなどと言い始めたミリア!
そ、そんな…自分の都合のいいように過去を改竄するだなんて…
イリアステルと考えることが同じじゃないですか!!(えー
あかりも前回イェーガーにさんざん冷たい態度取ってたしな…あかりちゃん達はイリアステル側の人間だったんや…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ドッシャアアアアン!!

「あ、あいたたた…」

「も、もうミリアったら、無茶するんだから…」

「…?誰かいるの?(ガチャッ)」

「あ、あわわわ!?」

「あら…もしかして、ベビーシッターに来てくれたの?」

「えっ!?そそそ、そうなんです!」

「1人って聞いてたけど、2人の方が心強いわ。えっと、お名前は?」

「あ、あかりです」

「私はミリ…あぁ、ア、アミリです!」

そんなわけで強引にタイムトリップの魔法を使ったミリアは、あかりも巻き込んで過去の世界へとやってきてしまいます。
母親が歌手になる前とのことでしたが、どうやらミリアが幼児ぐらいの頃の時代のようですね
ミリアはこの間、父親がいなくなったのもこれくらいの時代だと言ってましたが…この時にはすでに母子家庭になっていたんでしょうか



「あかりちゃんにアミリちゃんね、それじゃあよろし…あっ!?」

(うわっ!?ボ、ボロボロ!?私達が落っこちたから!?)

「そ、それ…!うっかり倒しちゃって、ごめんなさい!」

「ご、ごめんなさい!」

「…そう…」

「…?あ、あの…怒らないんですか?」

「あは…いいのよ」

ところがその時、ふと気がつけば部屋に置いてあった高そうなドレスをズタボロにしていた2人!
どうやらこのドレス、あかり達がタイムトリップしてきた瞬間に、ガスガス踏んづけたからこうなってしまったようで…
しかしそんな高いドレスが台無しにされたというのに、母親はなぜか怒りもせずに微笑むだけです
うーむ…「ちゃーッスベビーシッターでーッス(ビリビリビリ)あ、なんか高そうなドレス破いちゃいましたサーセン」とか言われたら
もうお前ら帰れと普通なら言いたくなると思いますが…(えー

「ママ〜!どこぉ!?ママぁ〜!?」

「あぁ、ここよミリア、ママはもうどこにも行かないから安心してね」

(わ〜!ちっちゃいミリアだにゃん!)

「あれ?ママ、今日歌手のオーディションは?」

そんな中、寝室からわんわん泣き叫ぶ子供の声がしたかと思えば、そこには幼い日のミリアが…
それにしてもこの幼ミリア、「ママ〜!どこ〜!どこ〜!」「はいはい、ママでちゅよ〜」
「は?ママいたの?早くオーディション行けよ」って
何がしたいのかよく分からない子供だな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「オーディションはやめにしたのよ」

(え…?)

「えっ、どうして!?」

「もしも歌手になったら、今よりもっと忙しくなって、ミリアにもっと寂しい思いをさせてしまうわ」

「でもママ、歌手になりたいんでしょ…?」

「そうね…でもドレスがダメになって決心がついたの。きっと神様がそう言ってるのよ」

「えっ…ちが…!」

ところが母親は、ドレスがダメになった時点ですでにオーディションを諦めていたようで…さっきの微笑みはそういうことだったのか…
しかし「最初からこうなる運命だったのね」とつぶやく母親を見て、ミリアは思わず口を挟みそうになってしまいます
なぜなら本当はこのオーディションから世界一の歌手になる運命だったのを、ミリアがねじ曲げてしまったのが今の状態なわけで…
歌手になりたいという母親の夢を自分が潰してしまったと、チクチク罪悪感がミリアに生まれ始めてしまったんですね

「ママが一番大切なのは、ミリアだもの」

「…」

さらに「歌よりもミリアの方が大事」という母親の言葉が、余計にその罪悪感を増幅させる結果に…
そもそも「私なんかどーでもいいんだ歌のほうが大事なんだ」という思い込みで、ミリア達はタイムトリップしてきたわけですからね…
とても喜べないような状況に改竄されてしまったこの歴史、ミリアは今の自分の行いを激しく後悔していることでしょう

「(ぼそぼそ)ママには悪いけど、これでミリアは寂しい思いをしなくて済むものね〜!」

「(ぼそぼそ)よかったにゃん!ミリアの計画通りにゃん!」

「…」
そんなミリアの心境に何も気付いてないこのバカ2匹ときたら…(えー
「いや〜よかったよかったこれでミリアも大喜びだぜイエーイ」って、なにを寝言言ってるんですかこいつらは!
すぐ横でミリアが明らかにメチャメチャ暗い表情してるのが分からんのか!節穴な目してるにもほどがあるぞ!

「ねえママ、歌って子守歌!」

「はいはい…おやすみエンジェル〜♪腕の中で〜♪」

「ふふふ…ミリアね、ママのお歌だーい好き!ママがテレビに出てお歌を歌ったら、みんな喜ぶよ!」

「…」

さらに今度は、幼い自分がテレビで歌っている母親の姿を夢見ていることを目の当たりにしてしまったミリア…
母親に一番歌手になって欲しいと思っていたのは自分だったのに…と、今の自分とは正反対なその姿を見て、いたたまれなくなってしまいます
そしてミリアは、とうとう目を潤ませながらその部屋を飛び出してしまい…

「ミ、ミリア〜!?」

「…ガーネット…サンゴ…ママのドレス、魔法で元通りに戻してあげたいの」

「ええ!?せっかくママがオーディションを諦めたのに、なんのためにここまで来たにゃん!?」

「そうよぉ!忙しいママに戻ったら、ミリアはまた一人ぼっちになっちゃうのよ!?」

「ごめんね…でも…ここに来て、どんなにママが私のことを思ってくれてたか分かったの。
 それに私は、ママのおかげで歌が大好きになったの…
 ずっとママみたいになりたいって思っていたのに、そんな気持ち忘れてた…」

ついに自分のしでかしたことを反省し、母親をオーディションに送り出してあげたいと決心を固めたミリア。
「ママの夢なんてぶっ壊しとけばいいのだわ〜!」とギャーギャー騒ぐガーネット達でしたが、
ミリアはそんなガーネット達を説得すると、ボロボロになったドレスを直して母親のところへ持って行きます

「ドレスは私達が直しました!これを着て、早くオーディションに行って!」

「えっ…?あ、あなた達…でも…」

「ミリアちゃんは、決して一人ぼっちなんて思わないよ」

「え…?」

「ママの歌を聞くだけで、心はいつも一緒にいられる…歌が2人を繋いでくれるから!
 ミリアちゃんは、歌ってるママが一番好きなんだもの!だから夢を諦めないで!
 ママの歌はきっとみんなに、沢山勇気を与えたり、元気にしたりしてくれる!
 そんなママに、いつかきっとミリアちゃんは憧れるはずだよ!」

「…不思議ね…あなたにそう言われると、本当にそんな気がしてくるわ」

いきなりそんなドレスを渡されても困惑してしまう母親。しかしミリアは、母親がオーディションに行っても娘は大丈夫だと説得します
歌を聞くだけで心はいつも一緒にいられるから.… → 「お仕事お仕事って…ママは私なんかより歌が大事なのよ!」
決して一人ぼっちなんて思わないから… → 「ミリアはいつも一人ぼっちで寂しそうだったわ…」
歌が2人を繋いでくれるから… → ママなんか歌手にならなければよかったのに!」
本当に大丈夫かよこれ…(えー  今になってママの真意に気づいたのはいいことですが、
前から気づいてたよ!ずっと前から気づいてたよ!みたいな言い方をするのは正直どうなんだ…

ドッシャアアアアン!!

「ふわ〜、よ、よかった、戻って来れたんだ…」

「あかり、大丈夫か!?」

「こんなことをして…!お仕置きの覚悟は出来ているんでしょうね!?」

「わわっ、す、すみません!」

そんなわけで、母親には元通りオーディションを受けさせて一件落着。再び現代へと戻ってきたあかり達ですが…
禁断のタイムトリップ魔法を使ったことで、ハーライト先生はカンカンに怒っております
お仕置き(´д`*)ハァハァ うんときついのをお願いします(´д`*)ハァハァ(えー

「あれ、ミリアは?一緒じゃなかったのか?」

「ふふ、ミリアはきっと今ごろは…」



「ミリア!」

「あっ…ママ!?」

「ごめんね、サイズを縮めて仕立て直していたら遅れてしまって…!」

その頃のミリアは、母親が来ることを信じて再びオーディション会場に舞い戻っていました
その甲斐あって、時間ギリギリにドタバタと駆け込んで来た母親。しかし、その手には何やらミリアへのプレゼントを抱えているようで…?

「えっ…サイズ?」

「はい!」

「…?あ…!こ、これって…!」

「ふふ、ママがオーディションで着たドレスよ!」

「マ…ママ!」

「ミリアが初めてステージに立つ時は、このドレスを着せてあげたいってずっと思っていたの」

「ありがとう…ママ!」

なんとそのプレゼントの中身は、さっき過去に行った時にミリア達が見たあのドレス!
そう、母親はこれをミリアのサイズに直していたために遅れてしまったのです
そんな母親の心遣いに、ミリアは満面の笑みを浮かべながらステージへと向かうのでした

しかし服を直してもらってただけなら、冒頭でミリアが「携帯も繋がらない…」って言ってたのはどうしてなんでしょうか
単に母ちゃんの携帯充電し忘れとかじゃないよな…きっと…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「まったく私が準優勝だなんて!ヘッポコ審査員ばっかりなんだから!」

「ふふふ、次はきっと優勝するよ」

そんなミリアのオーディションの結果は準優勝。それでも十分すごい気がしますが、ミリアの口ぶりからして
優勝じゃないと次に繋がらないオーディションだったんでしょうか

ちなみに今の2人は、ハーライト先生からお仕置きを受けている真っ最中です。その内容とは学校の銅像みがきだそうで…
ハーライト先生…そんなのがお仕置きで本当にいいんですか?
もっときついお仕置きを!さらなるお仕置きを所望する!(えー

「あったり前でしょ!?だって私は完全無欠の美少女なんだから…って、
 ううん…あかり…ありがと」

「ミリア…うん!」

そして最後はミリア相手にフラグを立てるあかりの図で終了。またしてもフラグを立ててしまったんですかあかりちゃんは!
前回もラストでレオン相手にこんな顔してたしな…男でも女でもお構いなしにフラグ立てまくりじゃないですか!
このままではあかりちゃんが、誰にでもフラグ立てまくりのビッチと呼ばれることに…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■ジュエルペット てぃんくる☆ 第15話「スィーツバトルでドッキ☆ドキ!」

 

「えーっとお砂糖を入れてぇ…バニラエッセンスを入れてぇ…ゆっくりと混ぜてぇ…」

「あークッキーだぁ!あかりちゃん、祐馬くんに作ってるんだぁ!」

「ええ!?ち、違う違う!魔法学校の宿題だよぉ!
 お菓子の作り方を覚えて来なさいって、先生に言われたでしょ?」

「あ、そ、そっかぁ」

「もう…でも、なんで魔法学校の宿題がお菓子なんだろ…?」

さて今回の冒頭は、あかりが家の台所でクッキー作りに挑戦している場面から始まります
なんでも菓子の作り方を覚えろと魔法学校の宿題だそうですが…そういえば菓子を生み出す魔法って、
ちゃんとした作り方が分かってないとマズいものしか出来上がらないんでしたっけ(その証拠にミリアが出す菓子はいつもまずい)

どうもそういう意図で宿題が出されているようですが、そんなあかりが作ったクッキーは見事に大失敗。
クッキーを焼いていたら真っ黒コゲの消し炭と化してしまい、「チッこれだから現実はよ〜」
今日もあかりは現実に嫌気が差して、ジュエルランドへ旅立っていったという…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「サンゴー!私とガーネットが作ったストロベリータルト、食べてみて!」

「ミリアの手作りストロベリータルトにゃん!?はぐんぐ…うっおぅえええええ!!」

「う、うそぉ!そんな変な味だった!?」

「味見しようよミリア…」

「ならば私もポップコーンに…
 食物繊維、ビタミン、鉄、亜鉛、マグネシウムを含んだ特製ソースで味付けして…」

「(もぐもぐ)ふ、ふむぅ!?とっても合うにゃーん!」

ところがそんなジュエルランドに到着してみると、ちょうどミリアやサラも宿題のお菓子作りに挑戦しているところでした
ミリアは相変わらずクソまずい菓子しか作れないようですが、意外にもサラのケミカルクッキングが好評を博しているようです
まさか唯一まともに料理できるのがサラだけとは…サラの食事っていうとブドウ糖とかそのまま食ってるイメージしかないんだけど
ちゃんと味とかにも気を使う人だったんだなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「でも変なの〜、どうしてお菓子作りが魔法学校の宿題なのかなぁ」

「どええええ!?スイーツが作れないとジュエルスターグランプリに出場できないって、
 先生言ってたじゃない!」

「グランプリではスイーツ対決が毎回あるんだから!あなた達授業中寝てたんでしょ!?」

「ジュ、ジュエルスターグランプリにスイーツ対決が!?」

「もちろん魔法を使って行われるんだけど、まず作り方を知らなきゃダメでしょ?」

「あぁ…だ、だから宿題だったんだ…」

「ど、どうしよう、私なにも作れないよぉ〜…」

って、またしても宿題の意図が分からず「菓子作りさせる宿題とかなんなの?」と疑問を口にするルビーでしたが
なんと菓子作りはジュエルスターグランプリの必須項目なことが明らかに!というかあかりは普段授業中ぐーすか居眠りしまくりなのかよ
ただでさえ魔法の経験が浅いのに、居眠り小僧なあかりちゃんはジュエルスターになる気ねえな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「はうっ!?こ、これは…なんと見事な飴細工のピエスモンテ!
 これはもうスイーツと言う名の芸術にゃーん!」

「はいここで解説!ピエスモンテとは、
 ”ウェディングケーキのように積み上げたお菓子”という意味ですねぇ!
 …って、サフィーは何をしてるんだ?」

「オレンジの土、バナナの土、イチゴの土、キウイの土を混ぜて…
 ティンクルティンクル!(ぼわわわん)どう?サラと一緒に研究開発したフルーツの木よ!」

「あ、あんないっぱい果物が一本の木に実るなんて!アンビリーバボー!!」

「ふ…構想2年」

それからはグランプリでのスイーツ対決を想定して、実戦形式でそれぞれ得意なスイーツを披露し始めたジュエルペット達。
それにしてもサラ、「一本の木にあらゆるフルーツが大量に実りまくる」なんつーメルヘンな光景を夢見て
2年もの間熱心に構想を練っていたなんて…意外とそういうメルヘンチックな一面のある性格なんだろうか…(えー

「…」

しかしその時、次々と変わり種のスイーツが飛び出す中で、ルビーだけはさっぱり菓子を上手く作れずみじめな思いをしていました
出来上がったものと言えば、冒頭のあかりと同じ消し炭のようなクッキーだけ…
ああしかし、気分がしょんぼりしちゃって耳がへなっと垂れてるルビーに俺のSっ気センサーがウズウズと(えー
なんか普段より3倍増しくらい可愛く見えるぞルビー!普段すごい元気なキャラがしょんぼりしてる姿ってなんかこうゾクゾクするね!
というわけでルビーも俺のいじめたいキャラリストに入ることになりました、おめでとうございます:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!




昨日のジュエルペットの感想に載せたこの耳へにょルビー、この姿を見てると何かを思い出すなーと思って
なんだろうなんだろうと考えてたんですがそうかこいつか…こいつかあああああ!なるほど納得した:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そう、見比べてみると分かるんですけど、初代に比べてこの2代目というのは
ツノがへにょへにょでメタボ体型で短足で色的にきちゃない感じで大して強くないという、それはもう散々な評判でして…
特にそのへにょへにょなツノが印象に残ってたというわけですな、でも耳へにょルビーは可愛いよ!






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