■ジュエルペット てぃんくる☆ 第16話「ライバル登場!?でドッキ☆ドキ!」

 

「皆の者控えなさい!この方たちこそ、名門エクセレント学園の3姉妹!」

「長女!セレブリティエンジェルこと!
 マリアンヌグランマニエルショコラジュリアンジェリー!」

「次女!セクシーエンジェルこと!
 カトリーヌグランマニエルショコラジュリアンジェリー!」

「三女!メイドエンジェルこと!
 アンジェリーナグランマニエルショコラジュリアンジェリー!」

「人呼んで…マジカルエンジェルズ!!」

なんと今回の冒頭では、いきなりあかり達の魔法学校へ謎のタカビー3姉妹が殴り込みにやってきたという急展開が!
なんでも別の魔法学校のエリート3姉妹のようで、特に長女のマリアンヌはすでにジュエルストーンを12個集めており
いち早くジュエルスターグランプリ出場が決定しているという…

もうすでに12個集めてるだなんて、まだ3個のあかりからしたら完全に雲の上の存在ですね
それにしても長女マリアンヌの声優は釘宮理恵…くぎゅボイスでこんななっげー名前を名乗られると
嫌でもルイズフランソワーズルブランドラヴァリエールさんを連想してしまう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「な、なっが〜…」

「覚えられないラブぅ…」

「マリちゃん、カトちゃん、アンちゃんでいいよね」

「な、なんですってぇ!?」

って、そんなタカビー3姉妹に恐いもの知らずにも気安いあだ名をつけてしまうルビー!
マリちゃんとアンちゃんはともかくカトちゃんだけはないわ
それってチョビヒゲで丸メガネで「ちょっとだけよ〜」なバーコード頭のオッサンしか浮かんでこねぇから!(えー

「んっふっふ、あなたお名前は?」

「えっ、さ、桜あかりです!」

「ジュエルストーンは…まだ3個?カワイイものねぇ!」

「(ニヤニヤ)あら、あなたは8個?」

「うっふっふ、カトリーヌは10個よぉ〜!」

「…」

「この子も歳は私と変わらないのに、まだ5個しかないです〜!」

「それに比べてアンジェリーナは9個〜!」

「むっがぁぁぁぁぁっ!!何よその上から目線は!気分悪いわぁぁぁぁっ!!行こ行こ!」

「同感…!」

「え、ちょ、ちょっとぉ!?」

そしてあかり達と顔を合わせるなり、「お前らジュエルストーン何個なのよ(笑)」とニヤニヤしながら話しかけてきた3姉妹。
ジュエルストーンの数はマリアンヌが12個、カトリーヌが10個、アンジェリーナが9個、サラが8個、ミリアが5個、あかりが3個…
合計すると3姉妹が31個であかり達が16個、これほど数が違うんじゃあかり達はバカにされる一方です
しかしこの3姉妹の言動はテストの答案見せびらかしてくるうぜぇ奴みたいで腹立ちますなあ(えー

「くすくす、これだから下々の学校は…」

「ねぇねぇ!どうすればそんなにたくさんのジュエルストーンを集められるの?聞きたーい!」

「い、いつもどんな魔法の練習してるんですか?私も魔法が上手になりたいんです!」

「ん…?どうやらあなた達も、私のファンクラブの人達と同じように
 私に憧れてしまったようねぇ!」

「あ、そうだ!これからティータイムの用意しますから、
 お、お茶をしながら色々教えてください!(ぱたぱた)」

「ふ…いかにも田舎の魔法学校の生徒ね、地味で平凡な子だこと!」

ところがミリアとサラが激怒しながら去っていく中で、あかりだけはニコニコしながら3姉妹に話しかけていました
どうも素直に3姉妹の凄さに感心しているようですが…しかしマリアンヌの方は、そんなあかりをなんとも思ってないようで
「その他大勢な私のファンがまた1匹増えたか」ぐらいにしか思ってないようです。
もはやこいつらと対等に話せる奴はいないのか…

「ん…?はあうあっ!?あ、あ、あ、あ、あれはまさか!?」

「レ…レオン様あああああ!?」

「きゃあああーっ!!お、お美しいーっ!!」

「あれ?マリアンヌ、カトリーヌ、アンジェリーナ、久しぶり!」

ゲェーッ!?いたよまともに話せる人が!なんとレオンの顔を見るなり、激しく仰天しながら親密に話し始めた3姉妹!
こ、これは…レオンは3姉妹にとっての憧れの人だったのか…確かにサラでさえあんなに舐められるようじゃ
もうレオンぐらいしかいないとは思ってましたが…まさかこれほど3姉妹が恐縮してしまうとは…

「前にレアレア界(現実世界)で会ったのは、半年前のパーティだったっけ」

「パリの舞踏会でしたわ!それよりどうしてレオン様がこんなところにいらっしゃるの!?」

「ああ、ここは俺がジュエルランドで通っている学校なんだ」

「「ほげえええあああああ!?」」

「レ…レ…レオン様ほどの高貴なお方に、こんなダサダサの学校はお似合いに
 なりませんわっ!!私達のエクセレント学園は、魔法学校の中でも名門中の名門!
 こんな学校やめて、レオン様も絶対来るべきですわ!!」

って、なんとこの3人とレオンは、ジュエルランドで知り合ったんじゃなくて現実世界での知り合いだったみたいですね
パリで行われた舞踏会で顔を合わせた仲だそうですが、このタカビーな3姉妹がキャーキャー大騒ぎするくらい
レオンはメチャメチャ高貴な家柄の出身なのか…そういえばレオンは第2話で、ジュエルスターになったらこの国の王になると言ってましたが
もしかして現実でも将来どこかの国の王になるような人間なんだろうか…レオンのスペックマジ半端ねえな…

「あはは…俺はこの学校の自由な校風が好きでね、転校する気はないよ。それじゃ」

「はぁぁぁうんッ。レ、レオン様のいけずぅぅっ…」

「エクセレント学園のみなさーん!カフェでお茶の準備ができまし…(ずるっ)ひゃっ!?」

「おっと!(がしっ)」

「!!!!!」

「あかり、気をつけて」

「ふ、ふぁい…」

「な…な…なんなのあの子…」

「わ、私達の…レオン様にぃぃぃッ…!」

「さ…桜あかり…庶民のくせに…庶民のくせにぃぃっ!
 ぜ…絶対絶対…!許しませんわあああああああーーっ!!」

ゲェー!?しかしその時、ちょっとした拍子で事態は最悪な方向に!
お茶の準備を整えてぱたぱた走ってきたあかりですが、思わず足を滑らせてレオンに抱きとめられてしまったという…それを見た3姉妹は
桜あかりは私の足元にも及ばない貧弱一般人!
その一般人がレオン様に対してナメタ態度を取ることで
私の怒りが有頂天になった!
この怒りはしばらくおさまる事を知らない!

と嫉妬の炎が大爆発!完全にあかりは3姉妹の敵とみなされてしまい、もはやお茶会どころではなくなってしまいます

「えっ、ちょ、挑戦許可証!?」

「鈍い人ねぇ!あなた達と魔法の勝負をしてあげてもいいと言ってるのよ!」

「あなた達!マジカルエンジェルズと試合ができるなんて、光栄なことだと思いなさい!」

「どう?挑戦をお受けになるの?負けるのが目に見えている勝負は
 したくないってお顔してますわねえ」

「ジョーダンじゃないわっ!!あかり!サラ!受けるわよ!!」

「ふ…そうね。練習試合だし、将来グランプリに出場する時にもきっと役立つわ」

そして3人全員であかりを叩きのめしたい3姉妹は、ミリアやサラまで巻き込んで3対3の魔法対決を申し込むことに!
ミリアは3姉妹の横柄な態度にブチ切れまくってすぐに参加を承諾。
そしてサラも、ジュエルスターグランプリを仮想した練習試合にちょうどいいと話を受けることにします

「それで、試合内容は何にするんですか?」

「そうねぇ!女の子同士ですもの、やはりここはオシャレバトルにしませんこと!」

「オシャレバトル!」

「オシャレなら望むところよ!」

「は〜あ…」

「魔法でドレスを作って、どちらが素敵なドレスを着たプリンセスになれるか競い合うのよ!
 どんなドレスにするか、それと勝敗はレオン様に決めてもらいましょう!」

「え、お、俺!?まいったな…何でもいいけど…ウェディングドレスなんかいいんじゃない?」

「「「きゃあぁあーーっ!!ウェディングドレスぅぅ〜〜!!」」」

「はぁ〜ぁ…」

しかし最初は乗り気だったサラも、「内容はオシャレバトルよー!」と聞いてガクンとやる気をなくし
さらに「ドレス姿をレオン様に見てもらうのよ〜!」と聞いて思いっきりテンション下がりまくりという…
そこまで男に興味がないのかー!!(えー  男としてはこれ以上ない存在のレオンにすらこの反応とは…
私としてはサラが一番好きなキャラなんですが、相変わらずこの性格にはヤキモキせざるを得ないぜ…

「わ〜、綺麗〜!」

「もっちろん私が着るわ〜!(もぞもぞ)はぅあ!?わ、私には大きすぎるぅぅぅ…」

「どうやらあかりにはピッタリそうね」

「う、うん、やってみるね」

そんなわけで純白のウェディングドレスを作ってみた3人。「レオンの嫁になるのは私だぜー!」と真っ先にミリアが袖を通してみますが、
残念ながらサイズが全然合ってなかったようです。しかしあかりにはピッタリのようで、「これはあかり専用だな」と最終的にあかりが…
って、ちょ、ちょっと待てオイ!!サラさんあんたは全然着ようともしないで終わる気かよ!(えー
なんてこった…男へのデレ要素がなくとも、せめて試しに着てみたドレス姿くらいは拝んでみたいと思っていたのに!クソッタレー!

「「う、うわぁぁぁぁ!可愛い〜!!」」

「本当!よく似合ってるわ〜!」

「う、うん…!」

そしてこの表情である  サラああああああああ!!
なんてやつだ!あれだけ今までかったるそうにしてたのが、あかりがドレスを着てみた瞬間これとは!
まったくサラの奴め…私の一番好きなキャラのくせに、私の好みじゃない行動ばっかするもんだから
「サラてっめええええうわあああああ」と毎度毎度この矛盾に悶えさせられるぜ…(えー

「ほーっほっほっほっほ!あなたと私では品格が違いますわぁ!
 ほーっほっほっほっほ!ほーっほっほっほっほ!」

さてそんな一方でマリアンヌの用意したドレスは…ってなんじゃコレー!!
なんとマリアンヌが作り上げたのは、山のような超巨大ドレス!でかすぎて上の方が見切れてるじゃねーか!
これはもはやドレスと言っていいのかすら分からんシロモノですが…そんな2人のドレス姿を見たレオンの判断は…



「それではレオン様!気に入った方にブーケを…」

「はい、あかり」

「ええええあああああああ!?」

「やったー!あかりちゃんの勝ちだー!!」

「どどどどどういうことですのレオン様!?どうしてわたくしじゃございませんのっ!?」

「そういう派手なのはどうもね…それに、そんな高いところじゃブーケを受け取れないだろう」

ですよねー(えー
さすがはレオン…ぐうの音も出ない超正論で、何の迷いもなくあかりに勝者のブーケを手渡しました
当然と言えば当然ですが、こんなみじめな敗北を喫してしまったマリアンヌはというと…

「うっううぅぅぅっ…!ふ…ふん!ジュエルスターグランプリでは…
 コテンパンにして差し上げますわーっ!!」

「うわーんちくしょー覚えてろー」と、三下のような捨てゼリフを残して逃げ出して行きましたとさ。
こいつ本当にジュエルストーン12個集めた天才なんだろうか(えー
なんか今回の話を見る限り、高慢ちきなだけの2流魔法使いって感じだったんですが、
こいつがレオンよりも早くジュエルストーンを12個コンプリートしたとは…もしかしてエクセレント学園って、
金さえ積めばジュエルストーンじゃんじゃんもらえるとかそういうふざけた学校なんじゃ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■ジュエルペット てぃんくる☆ 第17話「虹のシュートでドッキ☆ドキ!」

 

「す〜…す〜…」

「あかりちゃあーん!」

「むにゃ…?」

「お誕生日、おめでと〜!」

「お、おめでとうラブ…」

「ふぇっ!?」

さて今回の話は…って、いきなり冒頭から、寝ているあかりにルビー達が誕生日プレゼントを渡す場面から始まります
OPによるとあかりの誕生日は7月22日ってことですから、ちょうど放送時期と合わせてきたみたいですなあ
(この回を放送したのは7月24日)

「私達3人からのバースデープレゼント!」

「口ずさみ草って言うの!」

『るるるるるるぅ〜♪』

「わ〜!すっごーい!!」

「あかりちゃん…ごめんラブ…」

「えっ?ラブラ?」

そんなわけで、ジュエルランドから持ってきた陽気に歌う草・口ずさみ草を2本プレゼントするルビー達。しかしラブラだけなぜか元気がありません
話を聞いてみれば、ラブラも3本目の口ずさみ草を途中まで持ってきていたのに、それをうっかり落としてなくしてしまったという…

それにしてもこの口ずさみ草、この絵ヅラからするとぶっちゅぶっちゅぶっちゅっちゅ、ん〜むっちゅ
あかりちゃんの顔にぶっちゅうしまくりの変態植物に見えるのは気のせいだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
はっ!?(゜д゜)待てよ、もしラブラが3本目の口ずさみ草を持ってきていたら、位置的にあかりの両ほっぺだけでなく
真正面からもあかりちゃんの顔にぶっちゅううううううと…ぐわああああああ!!
そんなことになれば、テレビの前のあかりファンが一人残らず発狂していたに違いない。ラブラの行動はむしろ称えられるべき:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お誕生日ってワクワクするね!ママさん達はどんなお祝いしてくれるのかなぁ!」

「うん!楽しみ…あれ?
 ”モニカに急な仕事が入ったから出かけるね。ご飯は冷蔵庫の中”
 …って、こ、これだけぇ!?」

「えっ、あ、えっと、き、きっと急いでたんだよぉ!」

「そ、そうよぉ!急いでて大切なこと忘れるってよくあるし!」

「そんなぁ!ひどいよ、お誕生日忘れるなんて信じらんない!」

ゲェーッ!?ところがママ達のプレゼントに胸を踊らせて居間へ来てみると、そこにはあかりを絶望のドン底へ叩き落す書き置きが…
なんと姉のモニカやママはあかりの誕生日などさっぱり覚えておらず、今日も仕事のためにさっさと出かけてしまったという…
あかりは第2話の時もママとショッピングに出かける約束をしてたのが、モニカの急な仕事が入って家に置いてけぼりにされて
「こんな現実やめてやるぜクソッタレー!!」とブチ切れながらジュエルランドに遊びに行って、
現実のことは放置されたまま終わった
ということがありましたからな…今回もあの時とまったく同じというわけか…ああ…

「いいもん、プレゼント貯金あるし…
 お父さんとお母さんと、お姉ちゃんのお誕生日用にこっそり貯めてたの。
 でもみんな私のお祝いしてくれないんだもん、私だってしない!」

「え、えぇ!?」

「このお金ぜーんぶ使って、ケーキとかお菓子とかフルーツとか
 自分用のプレゼントとかいっぱい買ってきて、パーッとパーティしよ!」

「ええ…!?い、いいの…?」

「いいのいいの!」

ぐわー!そしてとうとう薄情な家族に腹を立ててしまったあかりは、なんと家族のために貯めていた貯金を自分のために散財することに!
ルビーやペリドットはオタオタと困惑してますが、ヘソを曲げてしまったあかりは何が何でもやる気のようです
というわけで自分の貯金箱を粉砕したあかりは、お金を好き勝手に使うべく外へと出かけることに…

「ふっふーん♪一回やってみたかったんだ、5段重ね!(ぺろぺろ)」

ずるべちゃああああ

「わっわわぁぁぁぁぁ!!」

「あ、ああああ…」

うんこキター!!(えー  やっちまったあああああああああ
手始めに5段重ねの贅沢アイスを食べ始めたあかりでしたが、一番上のチョコアイスがいともあっさりポロリと落ちて
あかりのスカートにうんこのように直撃!なんて色だ!きたねー!仕方なく公園の水道でスカートを洗うあかりですが、
水でびしょびしょになったその姿はまるでおもらしスカートのようです(えー
どっちにせよ結局恥ずかしい姿には変わりはないな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あううう〜…もう〜…」

ダムダム ダムダム

「ふっ!(シュパッ)」

「あっ!?ゆ、祐馬くん…!?すてき…」

「ゆーまくんラブ〜!」

「あっ、ダ、ダメ、ラブラ!わっわっ、わあああーっ!?」

ずべっしゃああああん

「…桜…?何してんの?」

ってうわああああああ!!公園を歩いているうちに祐馬の姿を発見したあかりでしたが、またしてもそこでこっ恥ずかしいハプニングが!
ラブラと一緒に茂みから身を乗り出したその時、頭から地面に突っ込んで超絶おまぬけな恥ずかしい姿を晒してしまいます
ぐわー!こんな格好ただでさえ恥ずかしくて死ねるのに、あかりの股間はびしょびしょでおもらしスカート状態ですからね
完全にお嫁に行けません  祐馬くん…どうか嫁の貰い手がないこの子をよろしくお願いします…(えー

「あっあっあああう、あっ、あっ、あのっ!ととと、通りがかって偶然!あの…!」

「ん?このウサギ…学級新聞の、マンガのモデル?」

「あっ、そ、そうなの!」

「へぇ〜、犬も2匹いるんだなぁ!」

(む〜!ラブラは犬じゃないラブ〜!)

なんともみっともない出会い方で呆れ度MAXの祐馬でしたが、その時「これお前のマンガのウサギじゃん」とルビー達に目が行って
いい具合にあかりの醜態から話が逸れてくれたようです。しかしペリドットって犬だったのか…ラブラは一体なんなんだ…
犬だとか猫だとかお前らみんな同じ顔してるから分かんないんだよ!(えー

「え、えっと…さっきの、スリーポイントシュートでしょ!?
 すごいよね、しゅううばああああーーって!」

「しゅうば…ぶふっ、なんだよそれ」

ともかく祐馬はさっきからバスケの練習をしていたようですが、祐馬を前にしてスーパーハイテンションなあかりは
なにげない会話ですら無駄にリキみまくってしまいます。でもそんなあかりの暴走ぶりが祐馬のツボに入ったようで、
なんだか2人の会話は思ったよりもいい感じに…

「なあ、桜はどっか行くとこ?」

「あ、うん、お誕生日のプレゼントとか買いに…」

「ふーん…誰の?」

「私の…」

「えっ」

ってああ!?せっかくいい雰囲気で会話できてると思ったら、いきなりその空気をビキビキと凍りつかせるあかりの一言が!
「自分で自分を祝おうと思って」などと、色々な意味でかわいそうな今の状況を
バカ正直に伝えてしまうなんて…今までにこやかに話を聞いていた祐馬も、
これには途端に「なに言ってんだこいつ…」と固まってしまいます



「そっか…誕生日に一人っきりかあ…俺も、いっつも一人だし」

「え…?」

「俺、父さんも母さんもだいぶ前に死んだから、ずっと婆ちゃんと2人暮らしなんだ。
 まあ、婆ちゃんっつっても結構若くて会社行ってるから、基本俺一人なんだ」

って…あれ?祐馬に呆れられて会話終了かと思いきや、それどころか親身になって自分の身の上話を始めた祐馬。
なんと幼い頃に両親を亡くしたというハードな家庭環境で育ったそうですが…
一人ぼっちの寂しさについてはよく理解している分、今のあかりの状況に共感しているようですね

(そうなんだ…全然知らなかったなあ、祐馬くんのお家のこと…ていうか、こんなに話せるなんて、初めて…)

「あ、あの…祐馬くんって、バスケすごく上手いよね!」

「ん?ああ、サンキュー」

「4年生の時もね、私見たんだ…放課後、祐馬くんが1人でバスケの練習してるの」

ともかく今日は珍しく祐馬とこれだけお喋りできて、なんだか嬉しそうな様子のあかり。
せっかくだからもっと色々話題を振ってみたいと、今度はバスケの話を始めました
なんでも4年生の時(今から2年前)、あかりは祐馬がバスケの居残り練習をしているところを目撃したそうですが…

「その時、私…縄跳びの二重跳びが、練習しても練習してもできなくて…もうやめちゃおうかなって思って、
 帰ろうとしてたら…祐馬くんがロングシュートの練習してたの」

『くっ!』

ガゴッ!

『くうっ!』

ガゴゴン!

「でもなかなか入らなくて…私、無理だよって思ったの。無理なのにどうしてやめちゃわないのかなって…
 でも祐馬くんは全然諦めなくて、何度も何度もシュートを続けて、とうとう…」

シュパアアアアン!

『あ…!』

『はあ…はあ…やった…!』

今でこそバスケが凄く上手いと絶賛されている祐馬ですが、2年前はあかりの目から見ても
「あいつヘッタクソやなー、無理だわ入るわけないわ」と思うくらいバスケが下手だったようです
しかしそれでも諦めることを知らない祐馬は、いつまでも必死にシュート練習を続けて、ついに綺麗な3Pシュートを決めたという…



「私…思ったんだ、私も諦めないで二重跳び練習してみようって…
 それで、その時空を見たらすごーく大きな虹が出ててね」

「え…虹?それってさ、初めてロングシュート入った時だよ!」

「え…?」

「『やった!』って思って空を見たら、大きな虹が出てて…そっか、あの時のシュート、桜も見ててくれたんだな」

そんな3Pシュートが決まったその時、ふと空を見てみるとワタルのOPみたいなでっかい虹が青空にかかっていたという…
その光景がとても印象的で、あれから2年経った今でもハッキリそのことを覚えていたあかり。
なんとそれは祐馬も同じで、2年前に見た虹が忘れられないというあかりに、ますますシンパシーを感じているようで…

(ふふ…その時だよ、祐馬くんのこと好きになったの…)

「桜、好きなんだな!」

「えっええ!?ええええええええーーっ!?」

「バスケが!!」

「…え…」

「俺の練習見てたり、スリーポイントとか知ってたり、
 桜がそんなにバスケ好きだったなんてなー!!」

何を言っとるかお前はー!!ゆ…祐馬…ここでそんな大ボケをかますとは!
今のあかりの話を聞いて、「あかりさんバスケ大好きなんですね」とワケの分からない勘違いを始めてしまった祐馬。
今のであかりの好意に気づけとは言いませんが…祐馬がこういう鈍感勘違い系のキャラだったとは意外ですなあ

「あぁ、やっぱりここにいた!祐馬ー!!」

「ん…?」

「悪いんだけど、3時からのウチの試合に出てくれないか!?」

「ウチの連中、次々とひどい夏風邪で倒れてメンバーが足りないんだ!」

「え…?うーん、俺は…」

「無理言って悪いけど、なんとか頼むよ!」

とその時、いきなり慌ただしくあかり達の前に駆けてきた男子生徒が2人…
どうもあかり達の学校のバスケ部のようですが、これから始まる試合で祐馬に助っ人を頼みたくてやってきたようです
しかしあかりにとって今は夢のようなデート中みたいなもの、ここですんなり祐馬を行かせられるわけが…

「わぁ〜ステキ!!祐馬くんがバスケの試合に出るなんて!すごいなぁ〜!!」

めっちゃ大喜びで試合に行かせてるじゃねぇかああああ!!(えー
ちょっ、こ、これはどういうこと!?せっかくのデートを台無しにされたというのに、なぜこうもあかりはキャーキャー喜んでいるのか…
うーん、もしかして試合の中で颯爽と活躍するスーパースター祐馬的な姿を想像しているんだろうか、こりゃ祐馬も下手な姿は見せられないな…

「ん〜…分かった!」

「あ、ありがとう!すげぇ助かるよ!」

「(ちらっ)」

「えっ?」

「見に来いよな、桜!」

「あっ…うっ…うん!行くっ!!」

そんなわけで試合の出場を決めた祐馬ですが、そんな試合をあかりも見にくるようにときっちり念押しを…
わざわざこんなことを言うなんて、祐馬もいくらかはあかりのことを気にかけてくれてるみたいですねえ
そんなわけで、あかりは嬉しさのあまり完全に舞い上がってしまいます、



「あぁ〜!夢みたい〜!」

「あかりちゃ〜ん!よかっ…ぶわ!?あかりちゃん!?スカート!!」

「えっ?あ…だわぁあああああ!?は、恥ずかしすぎるぅぅぅぅぅ!!」

ってその時、ぽわぽわと幸せに浸るあかりに予想外の悲劇が!うんこが!うんこがああああああ!!
な、なんたること…さっきあれだけ水洗いしたスカートですが、実はまったく例のチョコが落ちていなかったという…
びしょびしょのおもらしスカートうんこスカートで今まで祐馬と話していたなんて…

あまりの恥ずかしさに発狂してしまったあかりは、「ちくしょーこんなスカート履いてられっかー!」
試合の前に一度帰って、別の服で応援に行くことにしますが…

「ふふふ、嬉しいなぁ〜祐馬くんが試合に出るの!」

「楽しみだねぇ!」

「うん!このごろ祐馬くん、バスケ部の練習に出てこなくてどうしたのかなって思ってたんだけど…」

「あ…あれ!?大変だわ!ラブラがいない!」

「え…えええ!?お、降ります!次降りまーす!!」

って、家に帰る途中にまたしても新たなトラブルが!なんと気がつけばラブラがどこかに消えて行方が分からなくなっていたという…
早い話が迷子です、それに気づいたあかりは血相を変えてバスを降りると、ラブラを探しにさっきの公園へ舞い戻りますが…

「ラブラ〜!ラブラ〜!」

「どこ行っちゃったんだろう…」

「もう…こんな大事な時に…!」

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「きゃはははは、海ラブ〜!」

しかし公園にはまったく見当たらないラブラの姿、一体どこに行ったのかと思えば、
公園から離れた海岸でケラケラ笑って遊んでいたという…


(C)武論尊・原哲夫/集英社

おい、こいつから殺していいのか?(えー

こ、このクソガキめが!あかり達が顔面蒼白になってあちこち探し回っているというのに!
こういう時の子供の無邪気さというのはマジ罪だな…この笑顔の裏では泣いている人がいるというのに…

「ラブラ〜!ああ…ほんとにどこ行っちゃったの…?」

「あかりちゃん、そろそろ時間…」

「だ、大丈夫、着替えずに行けばまだ間に合うから…」

------------------------------

(桜…まだ来てないのか…)

「あぁ…いない…」

「あかりちゃん…あとは私とペリドットで探すから、学校に行って…?」

「もうとっくに試合始まってるし…」

「行けないよ…ラブラはまだ小さいし、レアレアの世界のことも全然知らないし…
 私がもっと気をつけてあげなきゃいけなかったのに…
 祐馬くんのことで浮かれて、ごめんねラブラ…!」

そしてラブラが見つからないまま時間だけが過ぎていき、試合を観戦できる時間がどんどん減ってしまいます
ルビーはあかりだけでも試合に行かせようとしますが、責任を感じているあかりはラブラを放って行けないようで…
しかしこんな時になんですが、気分が沈んでゼットン耳になってるルビーが可愛いですね(えー
なぜルビーは耳がピンと立ってる時より、ゼットン耳の時の方が可愛いのだろうか
それともしょんぼりした表情が、単に俺のSっ気を刺激するだけなのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あかりちゃん!あかりちゃあああ〜ん!!」

「あっ!?ラ、ラブラの声!?こっちだよ!」

「い、いた!ラブラ!今助けてあげるから!」

って、その時いきなり海岸の方から助けを求めるラブラの声が!大急ぎでそこへ駆けつけてみれば、
潮が満ちてしまったせいで、岸へ戻れなくなってしまったラブラの姿が…まったく世話の焼ける奴め…
そんなわけで、ジャブジャブと海に浸かりながらやっとラブラと合流できたあかり。
まあしかし、これでうんこスカートを洗い流したと思えば一石二鳥なのかもしれない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「よかったぁ…!心配したのよラブラ、なんで勝手にどこか行ったりしたの…?」

「こ、これ…(おずおず)」

「えっ…?」

「プレゼントラブぅ〜」

「あっ…!」

「お誕生日…おめでとうラブ!」

うおおおおおおおおおお  ラ、ラブラこいつ…なんで急にいなくなったかと思えば…
あかりに誕生日プレゼントをあげたくてずっと探し回っていたわけですか!?
ラブラが差し出したのは、海岸で拾った綺麗な貝がら…冒頭であかりに誕生日プレゼントを渡せなかったのを、
ずっと気にしていたんでしょうな…まったくラブラのやつめ…
しかしラブラが冒頭でちゃんとプレゼントを届けていたら、あかりちゃんが草にぶっちゅうされていたので
そんなに気にすることはないと思う:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



ダムダム ダムダム

「くっ…」

「…」

(うん…?桜…!)

そんなわけで、ようやくラブラを連れて試合会場へやって来たあかり。しかし試合の残り時間はたったの30秒、
しかもあかり達の学校(ウィンストン学園)は2点差で負けているという状況でした。
ですがそんな中、客席にやってきたあかりに気づいた祐馬は、最後に勝負を賭けたワンプレーに出ることに…

(しっかり見てろよ…!俺からの…誕生日プレゼントを!!)

「あっ…!?ス、スリーポイントシュート!?」

シュパアアアアアン!!

「よし!」

ドワアアアアアアアアア!!

(も…もらった…祐馬くんから、素敵なプレゼント…!)

うおおおおおおおおおお や、やりやがった!あかりへのプレゼントという気持ちで放った祐馬の3Pシュートは、
きれいにリングへと吸い込まれて大逆転のブザービーターとなる劇的な幕切れを演出!祐馬さんかっこよすぎでござる!
逆転シュートがプレゼントとは祐馬の心の中でしか語っていませんが、その意味はしっかりあかりにも伝わったようです。よかったよかった

「いいの、あかりちゃん?自分用のプレゼントとかスイーツとか、なんにも買ってないけど…」

「いいの!私ね、やっぱりお母さん達に、ちゃんとお誕生日のプレゼントあげることにしたの。
 だって口ずさみ草も、桜貝も、3Pシュートも…私、もらって凄く嬉しかったから!」

そんな祐馬の試合を見てからというもの、実に晴れやかな笑顔で自宅への道を歩いていたあかり。
ルビー、ラブラ、祐馬からそれぞれ素敵な誕生日プレゼントをもらったあかりは、もはや自分でプレゼントを買う必要もなく
貯金はやっぱり家族のためにとっておくことにしたのです。これはなかなかに気分のいいラストシーン…って

「「おかえり〜!!」」

「あ、あれっ?帰り、早かったんだね」

「お父さんもいるぞ〜!」

「めちゃくちゃ頑張って、超高速で仕事を終わらせてきたのよ!だって今日は…」

「あかりの大切な…」

「お誕生日だから!」

「「「あかり!お誕生日おめでとう!」」」

うおおおおおおおおお!こ…こいつら!あかりの誕生日なんてすっかり忘れてるかと思いきや、
影ながらしっかりとお祝いの準備をしていたなんて…くそ、思わずジーンと来るラストシーンじゃないか…

これが普通のアニメだったら「家族が誕生日のこと忘れてるわけないじゃん」と、当然のようにこの結末を予想していたかもしれません。
でもこれはジュエルペットてぃんくるですから…

・ママに買い物の約束を破られる → ショックなのでジュエルランドへ行く → ママのことは放置で話が終わる
・パパママが夫婦喧嘩を始める → 家が落ち着かないのでジュエルランドへ行く → パパママのことは放置で話が終わる
・友達が怪談話を始める → 話が恐いのでジュエルランドへ行く → 友達のことは放置で話が終わる

という場面を何度も見てきただけに、ああ今度もまた家族のことは放置なんだろうか
考えながら今回の話を見てしまうわけです。しかしそういう意識があるからこそ、
今回のラストシーンがしっかりと生きてきて驚くと同時にジーンときてしまうという…

まるで今までの現実逃避は、すべて今回の話のための伏線だったような感じですね


(C)LEVEL-5/FCイナズマイレブン・テレビ東京

はっ!?もしかして監督は
最初からこれを予想して
あかりちゃんに
今まで現実逃避を…
(えー

というわけで次回に続く:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■ジュエルペット てぃんくる☆ 第18話「オババの試験でドッキ☆ドキ!」

 

「え〜それではただ今より、魔法試験を始めるぞーい!
 今回の試験には3日の試験を与える!
 合格者にはいつもの通り、ジュエルストーンを与えるぞーい!」

さて今回の話ですが、いきなり冒頭から校長から与えられる魔法試験をあかり達が受ける場面で始まります
校長の試験といえば、いつだったかあかり・ミリア・サラの3人でサル探しをやらされた事がありましたな
あの時も試験をクリアしてジュエルストーンがもらえたわけですが、やはり今度もジュエルストーン稼ぎにはもってこいな試験のようです

「レオンとミリアは、南の谷に住むブラックドラゴンのウロコを取ってくるのじゃ!」

「ブラックドラゴン…?ミリア、大変な課題に当たったけど2人でがんばろう」

「あ〜んもちろんよぉ!レオンと3日間も2人っきりだなんてぇ!
 1分1秒、課題をクリアするまで片時も離れないわ〜!」

「サラは東のガケに咲いているラララの薬草を摘んでくること!」

「得意分野ね(ニヤリ)」

「ニコラとあかりへの課題は、西の洞窟のオババに”ありがとう”を言ってもらうことじゃ!」

「ひゃああ、よ、よりによって西の洞窟のオババだなんて…」

「しかもパートナーは…」

「天才たるこの僕が落ちこぼれと組むなんて…まったくひどい課題ですねぇ!」

そして今回は生徒ごとに別々の試験が与えられるようで、
レオンとミリアはドラゴン討伐、サラは薬草の採取、あかりとニコラは偏屈ババアのご機嫌取り
という…
ドラゴンとか薬草とかファンタジーな試験の中であかり達の試験なんぞこれという感じですが(えー
ブラックドラゴンなんてのと戦わされるレオン達は大変ですな…ドラゴンとはついこの間も戦ったばかりですが、
あの手加減してくれたドラゴン相手でも相当苦戦しましたし、今度のブラックドラゴンなんて明らかに凶悪な魔獣って感じですが…

「ふう、試験2日目かぁ…今日もオババのところに行かないと…」

「は〜あ…」

「あれ、ミリア?ミリアも試験頑張ってね」

「ふん!(ぷいっ)」

「あ、あれ、私何かしたかな…」

「ああ、そうじゃないのよ、実は昨日…」

「レオンがたったの5分で課題をクリアーしちゃったにゃん」

ゲゲェーッ!?そんな超難易度の高いと思われたドラゴン討伐ですが、なんとたったの5分で全てを終わらせてしまったというレオン!
レオンのスペックの高さはマジで異常  どんだけ最強キャラなんだレオン…
この間のドラゴン戦も、レオンに石化なんてハンデがなかったらドラゴンさん瞬殺されてたんじゃねーかな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「えええ!?ブ、ブラックドラゴン相手に!?すっごーい…!
 あ、じゃあミリアはもう4年生に進級じゃない!」

「はぁ…せっかくレオンと3日も2人っきりでいられると思ったのにぃ…!」

しかしミリアは、レオンとの旅が速攻で終わってしまったのが不満のようで…それでもしっかりジュエルストーンはもらったみたいですね
全部レオンの手柄でミリアなんもしてないのに!こんなんでジュエルストーンもらえるのかよ!
ミリアはこの間のドラゴンの時もそうでしたな…あの時も完全に棚ボタ的な形でジュエルストーンをゲットしたという…

「あ、あはは、そうなんだ…サラは?」

「楽勝」

そしてサラの方も1日で片付けてきたそうです。ジュエルストーンのバーゲンセールかよ!
たったの5分でジュエルストーンゲットしてきたレオン、何もしてないのにジュエルストーンゲットしてきたミリア、
「楽勝」の一言だけでジュエルストーンゲットしてきたサラって、こんな状況ありですか!?
まさかジュエルストーンがこうも簡単にザクザクと…ま、まあこの間の2流魔法使いどもですら簡単に12個集めてたくらいですからね
このくらいのペースで入手できる方がむしろ普通なのか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!






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