■ハートキャッチプリキュア! 第5話「拒否されたラーメン!親子の絆なおします!」
 

「うっわあああああ〜!?三浦ラーメン二号店が希望ヶ浜に間もなくオープン!?
 やったあああ〜!!ここめっちゃ美味しーんだよ!一号店は隣町にあるんだけどさぁ、
 これからはいつでも食べられるぅ!ぐひぐひ(ずびずび)」

「え、えりかよだれよだれ…」

「…」

「あっ!三浦くーん!おっめでとーう!二号店が出来ること
 なんで教えてくれなかったのよぉ!(ばしばし)私食べに行くからねぇ!」

「…来るなよ…」

「え?今来るなって言った?なんで?ねぇ」

「…」

「あれ、ちょっと、ねえ!三浦くーん!」

ある日のこと、つぼみ達の町に開店した評判のラーメン屋・三浦ラーメン。特にえりかはその味が大のお気に入りのようで
「あっこりゃたまらん!ヨダレずびっ!」と、思いっきり上機嫌で三浦ラーメンの一人息子・三浦くんの背中をバシバシ叩いていました
ところが、その三浦くんはえらく沈んだ顔でまったく元気がない状態…
ラーメンをこれだけ楽しみにしているえりかに、「何がラーメンだ来んなバカ」とまで言い出してしまう始末です。
単にえりかがうざかったとかいうわけでもないだろうし、一体どうしてこんなやさぐれたような顔をしているのか…

「次!サード!!」

カキイイイイン!!

「あっ…三浦くん、野球部なんですね」

「そうよ、小学校からずーっとやってるの。へえ…レギュラーになったんだね!」

「凄いんですね!」

「でも今までなかなかなれなかったんだよ、1年の時は補欠だったし…
 あっ、そういえば1年の時かなぁ、三浦ラーメンの一号店が開店したの」

「そうなんですか?」

「うん、あの時は三浦くん、お父さんがラーメン屋始めるんだって宣伝しまくってたんだよ!
 親父のラーメンはマジ美味いんだってすっごい応援してたんだ。なのに来るななんて、どうしちゃったんだろ…」

「…」

そんなことがあった次の日、野球部のグラウンドでノックを受けている三浦くんを発見した二人。
それを見ているうちに、えりかは三浦くんがいつも野球に打ち込んでいること、そして以前は「みんなじゃんじゃん食いに来てくれよ!」
家のラーメンを一生懸命宣伝していたことを思い出します。それが来るなと言い出すだなんて、えりかも困惑しているようですな

しかしここで気になるのは、「小学校からずーっと知ってる仲」だなんて
えりかと三浦くんはめっちゃ幼なじみなんじゃないですか!幼なじみ…なんと聞こえのいい言葉か!(えー
これはきっとあれだ、えりかがこの間、あの超美形な会長を見てなんとも思ってなかったのも
すでに三浦くんという心に決めた男性がいるからだったら面白いんだが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あ、あのっ…三浦くん、あの…」

「…」

「あ、あのっ…すみません!」

「…」

「あ、あ、あの!あの…えーっと…」

「…」

「あっ…あっ…あの!三浦くんは、どうしてお店を応援できなくなっちゃったんですか!?
 お父さんにラーメン屋をやめて欲しいんですか!?」

「な…そんなわけねーだろ!!」

ところがその後、三浦くんの話を一生懸命聞こうとしているのはつぼみだけでえりかは全然何もしてません  えりかー!!
せ、せっかく期待してたのに!幼なじみのくせに何をやってんですか!しょせん三浦くんとのことは遊びだったのか(えー
バカな冗談は置いといて、三浦くんの話を聞いてみると、家が二号店を出したことで父親が以前より忙しくなってしまったことが原因だとか…

「わっわっ、お父さん大きいよ〜!」

「親子でキャッチボールか…三浦くんもよくやってたよね、お父さんと」

「ああ、昔はな…キャッチボールだけじゃない、よく試合も見に来てくれたんだ。でも…」

《父さーん!俺、絶対レギュラーになる!》

《よーし!父さん絶対応援に行くからな!》

《絶対だよ!約束だからね!》

「…」

店が一号店だけの時は一緒にキャッチボールをしたり、試合を応援に来てくれていた三浦くんの父親。
しかし今ではそんな余裕もなくなり、以前のように三浦くんと一緒の時間を過ごすことができなくなってしまったのです
こうなってしまった今、レギュラーになったら応援に来てくれるという約束も果たせなくなってしまったわけで…

「でも…?」

「…(すたすた)」

「言わなきゃ分かんないよぉ!?」

「言ったって、どうにもならないから」

「むーっ、ああもう!イライラするよぉーっ!!」

「あの子のこころの花、弱ってたです…」

「三浦くん…」

三浦くんも頭では「仕事なんだからしょうがない、言ってもどうにもならない」と思っているようですが、
それでもせっかく頑張ってレギュラーの座を掴んだのに、父さんとの約束が叶わない寂しさを感じているようです
要するに「仕事と私とどっちが大切なのよ!」ってことですな、これは難しい問題だ…(えー

「サソリーナに続き、またしてもプリキュアに遅れを取るとは…
 どういうことだ?クモジャキー」

「この前のはほんの小手調べじゃ!次は必ず…!」

「それは言い訳かい?ふふ…まったく君はむさ苦しい上に見苦しいねえ、クモジャキー。
 どうでしょう、僕ならもっと上手くやってみせますが?」

一方その頃、砂漠の使徒のアジトでは、前回すごすごと逃げ帰ってきたクモジャキーがサバーク博士にお説教を食らっていました
そんなクモジャキーを「だっせークモジャキーだっせー」とこきおろしながら現れたのは、三幹部最後の一人・コブラージャ
なんともナルシストで皮肉屋な性格をしてる奴みたいです。要するにやな奴ってことですな

それにしても三幹部のサソリ・クモ・コブラって名前には、何か由来に共通点とかあるんでしょうかね?
チャット友達と話した時は「毒のある動物ってことなんじゃない?」って意見が出てきましたが
それとも単に砂漠に住む動物だとか…確かマザー2でみんな砂漠に出てきたような…(えー

「ぐっもーにーん!!いつまで寝てんの、起きた起きた!」

「んむ〜ん…?学校はお休みじゃ…」

「三浦ラーメン二号店の記念すべき開店日に、のんびり寝てる場合じゃないっしょ!」

「か、開店は11時からじゃあ…」

「並んで待って一番に食べるのっ!」

そしてとうとう三浦ラーメンの二号店が開店する日、朝っぱらからつぼみの部屋にドタドタ乗り込んできたえりか。
まだ8時なのに11時開店のラーメン屋に並ぼうなんて気合入りすぎですえりか
しかし土日の朝8時になってもまだ熟睡中って、つぼみは結構朝に弱いタイプなんですね
でもそれじゃあ自分達の番組も寝過ごしちまうじゃないですか!(えー
もうすでに「仮面ライダーダブル!今週の依頼は!」って立木ボイスがテレビから聞こえる時間なのに!それでいいんですか!

「デザトリアンのォ!お出ましだ!!」

ずもももももも

「あぁ!?デザトリアン!?」

《小学校の時はいつも応援してくれたじゃないか!なのに今はラーメンのことばかり…!
 俺なんかもう、どうなってもいいと思ってるんだ!》

「み、三浦くん…!」

ところがつぼみ達が三浦ラーメンに向かってみれば、こころの花を抜かれてデザトリアンにされてしまった三浦くんの姿が!
とにかくすぐさま変身して戦う二人でしたが、それにしてもデザトリアンにものすげぇ延髄斬りをブチ込むえりかマジ容赦ない
か、仮にもそれ幼なじみの化身ですよ!なんつー殺人技をお見舞いしてんですか!
えりかの三浦くんに対する好感度はこの程度のものだったのか…なんという不憫な…(えー



《父さんは…俺より仕事の方が大事なんだ!》

「そんな!」

「そんなことない!」

《ラーメンなんて嫌いだ!父さんなんて大っ嫌いだ!
 ラーメン屋なんてなくなればいいんだああああ!!》

ところがそんな戦いのさなかに、いよいよもって溜め込んでいた悩みを爆発させてしまったデザトリアン!
なんと事もあろうに、三浦ラーメンを粉々に吹っ飛ばそうと攻撃の照準を合わせてしまいます。な、なんてことを!
そこってラーメン屋な以前に自分の家ですよ!その歳でホームレスになるつもりですか!(えー

しかしこんな時になんですが、今回のデザトリアンは攻撃する時に「ラメーン!」「ラメーン!」って掛け声を出してるんですが
それが「らめぇ!」「らめぇ!」って言ってるようにしか聞こえない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 

《う…うう…う…やめろ…ラーメン屋を壊しちゃダメだ…父さんの夢を壊しちゃダメだぁ…!》

「え…!?さ、さっきまで、ラーメン屋なんてなくなれって…」

ところが三浦ラーメンに向けての攻撃を発射しようとしたその時、今までとまったく逆のことを口走って苦しみ出したデザトリアン!
そう、「ラーメン屋なんて消えてなくなれ」というのは確かに三浦くんの本心ですが、
元々三浦くんの心の中は、それだけの考え一色に染まっていたわけではないのです

「ラーメン屋は父さんの夢、何よりも大事にして欲しい」というのも、紛れもなくもうひとつの本心…
だからこそ以前はあんなに一生懸命店を宣伝していたわけで、このどうしようもない気持ちのジレンマに苦しんでいたからこそ、
三浦くんのこころの花はしおれてしまったんですね

(三浦くん…お父さんを好きだから、忙しいお父さんを困らせたくないから、
 応援して欲しいって言えなかったんですね…)

「はぁ〜、そんなことでこころの花がしおれるなんて、弱くて情けない奴だねぇ」

「…!弱さじゃないッ!!三浦くんの優しさです!
 その気持ちを利用し、踏みにじるなんて酷いです!
 私…堪忍袋の緒が切れました!!」

「私も!ムカッて来てガーッて感じだよ!ああなんか決まらない!
 次までになんか考えとくよ!!」

ゲェー!?本日もまたつぼみの堪忍袋タイムが始まりますが、今回はえりかも一緒になってつぼみと激怒!
「次までに考えとく」というのがなんともしまらない感じですが、どうやらマジで次回からえりかも激怒セリフが用意されるようです
怒りが大爆発した時のセリフ…やはりここは「俺の怒りが…有頂天になった!!」これで決まりだ!(えー

もしくは固定セリフを持たずに、毎回言うことが変わるとかいうのも面白いですね
「よくも哀れな子供の親を殺したな!情け無用のプリキュア!キュアマリン!」
「あどけない子供の命を脅かす砂漠の使徒!許せん!少年の友達!キュアマリン!」
「冷血動物デザトリアン殺し!キュアマリン!」
「100メートル先に落ちた針の音をも聴き取るプリキュア!キュアマリン!」
おあとがよろしいようで:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「行くよぉ!!」

「「プリキュア!フローラルパワー!フォルテッシモ!」」

ドッバアアアアン!!

「「ハートキャッチ!」」

「なかなかやるねぇ、今日はこのくらいにしておくよ。アデュー」

そして堪忍袋の緒が切れた二人は、すぐさま例の合体技を発動してデザトリアンを撃破!
こうなるとコブラージャも長居は無用とばかりにさっさと逃げてしまいます
というかお前、あれだけクモジャキーに大口叩いておきながら失敗こいてその軽い態度はなんですか!
明らかに今までで一番簡単にやられてんじゃねえか!(えー  達者なのは口だけか!

「…あのさ…父さん、俺…」

「あきら、キャッチボールしようか」

「え…?」

「行くぞ」

「お父さん、グローブ用意して待ってたんだよ」

そしてデザトリアンが撃破され、元通り無事な姿に戻った三浦くん。しかし前回までのデザトリアンにされた人達とは違って、
浄化はされても悩みが綺麗さっぱり吹き飛んだわけではないようです。家に帰って父さんに何かを言おうとするするものの、
もごもごと口ごもるばかりで言葉がちゃんと出てきません。すると、父さんの方から久々にキャッチボールをやろうとの誘いが…

「来週試合だろ?応援に行くからな!」

「…いいよ、別に…店があるじゃないか」

「よくない」

「え?」

「三浦ラーメンを広めることは父さんの夢だが、
 野球場でお前を応援するのも父さんの夢なんだぞ」

「…」

「昔から約束してたじゃないか。あきらがレギュラーになったら、応援しに行くって!」

「え…!?や、約束、覚えて…」

「当たり前だろ。男と男の約束、忘れるわけないだろ!」

「あは…!」

「頑張れよ!父さん、全力で応援するからな!」

「そっちこそ…!二号店、頑張れよ!」

なんと三浦くんが「覚えてるわけない」と思っていた約束を、今でもしっかりと覚えてくれていた父さん。
最近仕事が忙しくて三浦くんに構ってあげられませんでしたが、レギュラーを獲って初の試合はちゃんと見に行くつもりだったようですね
そんないい父さんを持って、ついに三浦くんの表情も晴れやかなものに変わっていくのでした。よかったよかった

ちなみに三浦くんのこころの花はサルビア。花言葉は「家族愛」だそうです
なにげに毎回こういう花言葉が出てくるのも勉強になっていいですね。自分から花言葉調べる機会なんて滅多にないしなぁ
ちなみに今までの話で登場した花言葉はというと

2話目:えりかの花 → 白いシクラメン「純潔」、赤いシクラメン「嫉妬」
3話目:サッカー少女の花 → ポインセチア「私の心は燃えている」
4話目:テニス少女の花 → ブルースター「信じる心」

と、こんな感じになっております。1話目ではこころの花が出てこなかった代わりに、道ばたに咲いてるクローバーを見て
花言葉は「幸福」なんてことをつぼみが言ってましたね。あのクローバーはやっぱり前作フレッシュプリキュアにかけてたのかなぁ。次回に続く


■アニメ感想:ハートキャッチプリキュア! 第6話「スクープ!プリキュアの正体ばれちゃいます!?」
 

「みんなー!新しい写真できたわよぉ!今回も超スクープ写真満載だから!」

「うっわー見てみろよこれ!大輝ってば顔面でボール受けてんじゃん!」

「うぐっ…」

わははははは あははははは

「こっちの来海の写真も雪に埋もれてて笑えるぜぇ!」

「ちょ、ちょっと見せてよ!げぇ…っ!?」

ある日のこと、つぼみ達の教室で黒板いっぱいにぺたぺた貼り出されていたクラスメイト達の写真。
しかしその内容は、どれもこれも本人にとっては「恥ずかしくて人に見せられたもんじゃない」というハプニング集ばかり。
あの神経ず太いえりかですら、スキー中にずっこけてM字開脚をやってしまった写真を撮られて真っ赤になっております

ベリベリッ!

「こんな写真やめてくれよ!」

「私だってこけてる所写真に撮られるなんて!かなえったら酷いよ!」

「まぁまぁ、スクープこそ写真の華!ドキドキするような瞬間を捉えた写真、
 それこそがみんなを笑顔にするのよ!」

わははははは あははははは

「ほーらねー!みんなも喜んでおります!」

「俺は嬉しくないんだよ!」

その写真を撮った張本人がこのカメラ好き少女・多田かなえ…しかしえりかや大輝という男子が写真のことで抗議しても、
「みんな喜んでるのに何言ってんの?」
まるで話を聞いちゃくれません
というかみんなは喜んでるって言うより
マヌケな姿をあざ笑ってるんでしょーが!!
こんな晒し者状態がよくてたまるかー!かなえは純粋にみんなを喜ばせたい一心で写真を公開してるようですが、
撮られた人がこれだけ嫌な思いをしてるんじゃ、まったくもって話になりませんな…

「次はプリキュアをスクープしてみせますから!みんな期待しててねー!」

「ええええええ!?」

さらに今度はプリキュアまでも、スクープ写真のターゲットに定めてしまうかなえ!
これには今まで「いやーみなさん恥ずかしい写真撮られて大変ですね^^」我関せずだったつぼみも大騒ぎせずにはいられません
というかこのかなえのことだから、単にプリキュアの正体を暴こうっていうんじゃなくて、
やっぱりプリキュアの恥ずかしい写真を狙っているということなんでしょうか
例えばこんな写真を撮って「あのプリキュアの顔にドロドロとした白濁液がー!」とかって
それはもう恥ずかしいコメントを…けしからん!けしからんぞー!ってあれ?これは確か俺が以前の感想で書いた気が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「つぼみとえりかがプリキュアだってバレたら大変な事になりますぅ!」

「た、大変な事って、一体どうなるの!?」

「それは…」

「そ、それは…?」

「秘密ですぅぅーー!!」

「な、何よそれ…」

そんなかなえのスクープを恐れて、シプレとコフレに「正体がバレたらどうしよう」と相談を始めたつぼみ達。
シプレ達によると「絶対に正体はバラすな」ということですが、なんでバラしちゃいけないのかはさっぱり教えてくれません
というかもうサソリーナ達には正体ばらしまくってるんだから今さらそんな事言ったって…(えー
サソリーナ達は敵だから別に構わないんでしょうか、シプレ達は単に思いつきでテキトーなこと言ってるだけじゃあるまいな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ねえ三浦くん、本当にプリキュアを見たの?」

(あぁ!?た、大変です!)

って、な、なんと!ここでまさかの三浦くん再登場!プリキュアについての情報収集を始めたかなえに捕まってしまったようですが…
いやしかし、まさか2話連続で三浦くんが出てくるとは思ってなかったのでこれは驚きですね

「ああ、夢でね」

「夢〜?」

「店のお客さんでは見たって人がいたみたいだけど、俺は知らない」

「私が見たのも夢です」

「う〜ん、また夢かぁ…」

さらに三浦くんに続いて、第3話のサッカー少女からも話を聞き出したかなえ。
プリキュアと関わった人達をこうも簡単に見つけるとは、思ったより取材の嗅覚は鋭いですな…
しかし三浦くんもサッカー少女も、プリキュアのことは「夢の中で見た」としか覚えてないようです
デザトリアンにされた人達っていうのは、みんな暴れてる時の記憶は完全に夢だと思ってるんですね



(夢の中のプリキュアじゃ、流石に写真も撮れないよ…
 ううん、みんなも楽しみにしてるし絶対スクープしてみせる!)

バシイイイイン!!

「ん?あれ大輝じゃん(パシャパシャ)」

「…撮んなよ!お前、どうせまた失敗したとこ写真に撮るんだろ」

そんなプリキュアの情報集めの途中、かなえが校庭をぶらついていると、大輝がサッカーを練習しているところに出くわしてしまいます
そんな大輝の写真をパシャパシャ撮り始めたかなえ、しかし大輝は「やめろコノヤロー」とかなえの撮影には懲り懲りのようで…
あんな晒し者にされたんじゃ当然の反応だわな…しかし大輝がこれほど嫌がっているのに、「いいじゃん別に撮らせろよ」
かなえはまったく自分の非に気づく様子がありません。こ、こいつ…そろそろいい加減にしてくださいよ!

「んもう、ただカッコつけた写真じゃ面白くないでしょ?」

「お前の写真は、面白けりゃそれでいいのかよ!?」

「な、なによ!みんなが喜んでるんだから別にいいじゃん!」

まったくもって大輝が可哀想としか言えません  こんなパープー女に目をつけられたのが大輝の不運だったんや…(えー
結局大輝がどれだけ怒っても「別にいいじゃん」の一点張りで態度を変えようとしないかなえ。
こいつは「他人がされて嫌だと思うようなことはやめましょうね」っていうことが分からないんでしょうか、まったく嘆かわしいったら…

「(すたすたすた)」

「た、大変です!カメラの子が来たですぅ!!」

「ええ!?ど、どうしよう、もう私がプリキュアだってバレちゃったの!?」

「(すたすたすた)」

「あれっ…?ま、まさか正体がバレたのはえりかの方ですか!?」

「えええええ!?」

そんなある日、自宅でつぼみがのんびりくつろいでいると、なんとつぼみの家にずんずん向かってくるかなえの姿を発見してしまいます
「来るなー!来るんじゃねー!」
とさんざん大騒ぎして慌てるつぼみでしたが、かなえが向かったのはつぼみの家ではなくお隣のえりかの家…
しかしどちらにせよ、かなえがプリキュアのことを嗅ぎ付けてえりかの家にやってきたようにしか思えません
そんなかなえの事を追って、つぼみもすぐにえりかの家に向かうことにしますが…

「あれっ、つぼみ?」

「花咲さんも来海さんに用事?」

「えっ!?え、あ、いえ私は…」

「やあいらっしゃい、君がつぼみちゃんだね?初めまして、えりかの父です」

「あ、は、はいっ!初めまして!」

「かなえはパパに写真のアドバイスをもらいに来たのよ」

「来海先生は世界でもトップクラスのカメラマンなのよぉ!」

ところが、かなえのお目当てはえりかではなくその父親!なんとえりかの父親は世界的なプロカメラマンで、
かなえは写真のことで語り合うためにえりか父を訪ねてきたのです。プリキュアのこととは全然関係なかったのね
しかしいつもハイテンションなえりかと違って、ずいぶん物腰柔らかな父ちゃんですなあ

「私小さい頃から来海先生の撮る写真に憧れていて、
 いつか先生みたいなカメラマンになりたいと思っているんです!」

「ははは、それは光栄だなあ」

「だからスクープ写真をもっと撮りたいんです!!」

そんなえりか父に「私のスクープ写真をとくとご覧あれ!」と自信満々でカメラを差し出すかなえ。
しかし改めて見てみるとひでー写真ですなこりゃ こんな恥ずかしい瞬間を撮られて晒されるなんて嫌すぎますよ!
こんな写真をニヤニヤしながら人に見せまくるかなえは頭のネジがぶっ飛んでるとしか…(えー
果たしてプロ中のプロなえりか父はこの写真をどう思うんでしょうか

「うーん…スクープか…でも、目立つことや驚かせることだけが写真じゃないよ」

「え?面白いスクープだとみんなが喜んでくれるんです!
 私、ビックリするような写真を撮ってみんなを笑顔にしたいんです!」

「みんなが喜ぶ写真って言うのは…撮られる人と見る人、両方が喜ぶものじゃないかな」

「えっ?」

「この写真には愛が足りない、人物の写真というのはその人の心を写すものなんだ。
 この男の子のサッカーへの熱い思いをそのまま撮る、それにはカメラマンに
 愛がないといけない!そう、写真を撮る時に一番大切なのは愛なのだ!」

もっと言ってやってくださいお父さん!!(えー
ナイスな助言ですよパパ!撮られる人の気持ちを考えていないかなえの写真を撮り方を、
「そんな愛のない撮り方してちゃダメだよ」ときちんと注意してあげるとは…
かなえの写真は「なによこの写真ふざけてるの?」と問答無用でコテンパンにこきおろされても文句言えないと思いますが
そこまで厳しくは言わず、だけど甘くも言わず、ちょうどいいさじ加減でかなえに注意することができたんじゃないでしょうか

「…」

「かなえさん…なんだか考え込んじゃってます…」

「あの子のこころの花、なんだか弱ってるみたいです…」

「んふふ…しょんぼりしてる子、見ィーつけたぁ」

う…打たれ弱ええーー!!そ、そんな!これだけでこころの花が弱ってしまったですって!?
そんな…かなえの行動がさんざん他人をFUKOにしてるから、えりか父が「悪いの悪いの飛んでいけぇ!」と注意してくれたのに
こうもあっさりとこころの花をしおれさせるとは…正直打たれ弱いにもほどがありますよ
晒し者にされた人達の方が絶対こころの花しょんぼりしてるよ!(えー

「デザトリアンの!お出ましよォ!!」

ずももももももも

「う、うわぁぁぁ!?」

《面白い写真を撮って、何が悪いのよぉぉぉ!!》

「そ、そんなこと僕らに言われても…」

そんなかなえのこころの花を奪い取ったサソリーナは、即座にそれを使ってデザトリアンを召喚!
そしてデザトリアンが真っ先に標的に定めたのは、たまたま川原で遊んでいた哀れなサッカー少年達…
この子たちは、確かサッカー少女の回でも《なんで女だとサッカー出来ないのよぉぉ!!》と一方的に襲われて
「そんなこと僕らに言われても…」って困惑してましたね。別に何もしてないのに何度も襲われるとは、なんと哀れな…

「けったいな事はここまでよ!」

「あとは私たちプリキュアに任せてください!」

「出てきたわねプリキュア!デザトリアン、やっちゃって!」

《私の写真でみんなを笑顔にしたいのに、なんで分かってくれないの!?》

「ハァ?今どき写真なんかただのデジタルデータでしょ〜?
 そんなもので心を弱らせるなんてバカバカしいわぁ」

さあそして「あどけない子供の命を脅かす砂漠の使徒!許せん!!」
名乗りを上げて登場したえりか&つぼみ!すぐに哀れなサッカー少年達を避難させたところで、
サソリーナがいつもの「バカバカしい悩みだわぁ〜」つぼみ達が激怒する前フリを始めますが…(えー
それにしてもサソリーナのこの顔ときたら、今までで最大級のコケにしまくったアホを見る目の顔ですな
これほどまでにかなえの悩みを侮辱するとは、つぼみ達の怒りも相当なものになるでしょう。
それはもう今までとは比べ物にならんほどの大激怒を…って

「バカバカしくなんかないっ!」

「かなえさんは心が弱るほど、真剣に写真に取り組んでいるんです!」

「かなえの大切な心、絶対取り戻してみせる!」

え…あ、あれェーーー!?か、堪忍袋の緒が切れない!?(えー
一体どうしちまったんですか!?サソリーナの言葉に激怒しないなんて、
今日はどうしてそんなに心が広いんだつぼみ達よ!
ううむ…これはもしやあれでしょうか、つぼみ達も建て前では「かなえさんの悩みは真剣なんです!」と言ってはいるものの、
本心では「他人に迷惑かけといて甘ったれてんじゃねーぞ」と怒る気がしないのか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《フラアアアアーッシュ!!》

「はっ!?」

「くっ!」

ビカアアアアアッ!

「あ…?マ、マリン!?」



そしてバトルを開始した二人でしたが、その時デザトリアンの持つ特殊攻撃が二人に発動!
それは撮影した相手を時間でも止めたかのように動けなくしてしまうというもの…
つぼみに狙いを定めてその攻撃が放たれますが、えりかが咄嗟にかばいに入って代わりに食らってしまいます
おお…毎回のように身を犠牲にしてつぼみを助けるとは、まったくキュアマリンさんは天使のようなお人やで…(えー

しかしこうしてカチコチになったえりかの姿を見ると、なんだかヒッポリト星人にブロンズ像にされたウルトラマンエースを思い出しますね
いやでも「カメラ撮影で相手を倒す」と言えば、生命カメラで人間の命を抜き取りまくったウルトラセブンのワイルド星人が…
ああ、夢パティの時といい油断するとすぐウルトラマンの話を連想してしまう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「アハハハッ!一人になったぁ、さあどうするの?」

「ううっ…!」

「このままじゃブロッサムがやられてしまうですぅ!」

「こころの種を使うですぅ!」

ぱああああああ

「え?え?わ、私どうしちゃったの!?」

「レッドのこころの種で動きが速くなったんですぅ!」



とその時、つぼみのピンチを救ったのはなんとこころの種が持つ特殊効果!
こころの種はその色によって様々な特殊効果を発揮するらしく、レッドの種はスピードが格段にアップする効果があるんだとか…
ちょっ、これメチャクチャ便利なアイテムじゃないですか!シプレ達の単なるうんこかと思ったらこんな意味があったとは…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「今の私はイナズマ気分!誰も私を止められないですっ!」


(C)LEVEL-5/FCイナズマイレブン・テレビ東京

「こころの種の力が
 こんなに素晴らしいとは
 思わなかったでヤンス。
 全身に溢れるこの力を
 見せてやるでヤンスよ」(えー

今の私は栗松気分!?ドーピングしてすっかり栗松の気持ちになってしまったんですか!?
これは円堂キャプテンからお叱りの言葉を受けそうな状況ですね、
おいちょっと待てよ…こころの種の力で強くなっても…意味がないだろう!!(えー
しかしイナズマ気分ということは、やはり超次元な必殺技を身につけてしまったということか
やはり次の瞬間そんな必殺技を放ったつぼみ、予想だにしなかったその内容とは…

「ブロッサムおしりパンチ!!」

これが超次元サッカーだ!!と言わんばかりのつぼみの尻パンチが炸裂!
い、いやぁ…本家超次元サッカーでも手でシュートする変態とかはいましたが、
尻を使う技ってのはひとつもなかったな…これは新しい発想かもしれません、本家超次元サッカーにもぜひ逆輸入すべき:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



しゅわしゅわしゅわしゅわ

「くぅっ…次は必ず叩きのめしてやるわぁぁーー!!」

そんなブロッサムおしりパンチの破壊力は凄まじくデザトリアンも簡単に抹殺!
サソリーナも「覚えてろちくしょー」とすぐに退散して行くのでした、超次元サッカーの前には砂漠の使徒も敵ではなかったか…(えー

「かなえったら、こんな所で寝てたら風邪ひくよ?」

「…ん…あ、あれ?カメラの魔物は?」

「やだなぁ、夢まで見てたの?」

「カメラの魔物がみんなを困らせてた夢を見たの…私の写真もみんなを困らせてたのかなぁ…」

「そんなことありません!かなえさんの写真に対する思いは本物です!私が保証します!」

「ううん…私の写真には、確かに愛が足りなかった…
 えりか、来海先生に伝えて!私も愛あるカメラマンになるって!」

そしてラストシーン、デザトリアンが倒されて意識を取り戻したかなえは、ついに自分の写真に問題があったことを自覚したようです。
そんなかなえのこころの花はブラックベリー、花言葉は”人々を思いやる心”だそうで…
う、うーん…人々を思いやる心…まあ、それについては将来に期待ってことで…(えー  次回に続く!


■ハートキャッチプリキュア! 第7話「あこがれの生徒会長!乙女心はかくせません!」
 

・ハートキャッチの感想、もしかしなくても見切りでしょうか・・・?


(C)ゆでたまご/集英社

あわてるなウォーズマン!
プリキュアの感想を書かなかったのは
わざとだ!!
(えー

はい、というわけでそろそろ何話遅れになったのかよく分からないプリキュアの感想です:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
我ながら久しぶりですね!私の感想が1ヶ月以上遅れて、その後ちゃんとリカバーできたアニメというのは今まで例がないんですが
果たしてプリキュアはどこまで遅れを取り戻せるか…(えー

ガラガラッ

「来海さん」

「せ、生徒会長さん!?」

「はうっ!?や、やば!」

「どうやら僕が来た理由が分かったみたいですね…」

「は、はいっ!部員名簿ですよね!」

「提出期限はとっくに過ぎています。今日中に提出しないとファッション部は廃部にします」

「そ、そんな!?」

「ではそういうことで。失礼」

さて今回の話は、えりかとつぼみのクラスにいきなり生徒会長が乗り込んできた場面から始まります。
以前から会長がえりかに催促していたファッション部の部員名簿…それがさっぱり提出されてこないので
もはや今日中に提出しなければファッション部は廃部にするという…

それにしても、温厚そうな生徒会長にしてはずいぶんキツイ言い方ですね。でも考えてみれば、
ファッション部の部員名簿は第3話の時点で「今週中には必ず提出します!!」と言い切っていたにも関わらず
今まで完全に放置しまくっていたので、会長としては相当長いこと待ってあげたものと思われます
言うなれば「海より広い僕の心も、ここらが我慢の限界だよ」
いったところでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  えりか…これは自業自得だな…

「あぁ…生徒会長さん…なんて凛々しいんでしょう!」

「どどど、どうしようあと3人も部員集めなきゃなんないなんてぇ…
 はっ!?としこ!なおみ!るみこぉぉぉ!!お願い!ファッション部に入ってぇ!!」

「「「は、はぁ!?」」」

「こ、この通りだから!」

そして部の存続のために手段を選んでいられなくなったえりかは、目の前にいたクラスメイト3人に熱心な勧誘を開始!
まあ第3話では学校中に勧誘してたけど全然効果なかったみたいだし…こうやって力技で押し切るしかないのかもしれません
そんなクラスメイト3人は「は?人に頼みごとするなら対価を差し出せやカス」などと言い出して
えりかは「ウチの服屋の商品2割引にしますから」やら、「おしゃれノートもおまけにつけますから」やら、
3人と取引をすることで、なんとかファッション部の人員を確保できたという…

・無神経なえりかも頼もしいえりかも全部えりかなんですよ!
 細かいことは気にしないっていうのが長所になったり短所になったりするんだと思います。

ううむ…それにしても最近えりかがめっちゃ可愛く見えてきたから困る(えー
コメントにもあるように、私は以前から「キュアマリンさんは天使みたいな人なのにえりかは性格腐ってんな!」と言ってきましたが、
最近はなんだか話を重ねるごとに、えりかの好感度が急激に上がってきたという…こ、これは一体どうしたことだ…

個人的につぼみは第1話で好感度がドーンと上がって、その後は可もなく不可もなく横ばいなキャラって感じなんですが
えりかは第1話の時点で好感度はクソ低かったのに、その後徐々に上がってきて最近は加速度的に急上昇してきたキャラって感じです
正直言ってそろそろえりかがつぼみを追い抜きそうなんだ…我ながらこれはまったくの予想外だった…

サイバーフォーミュラで言うならつぼみは凰呀(最初から完成されているマシン)で、
えりかはアスラーダ(経験を積むことで成長し続けるマシン)なんだよ!(えー 
いやあっちの話では凰呀の方が好きなんだけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  なにせ凰呀のシビアすぎる設定ときたら(略)
加賀さんの腕前をもってしても最後まで(略)スーパーエアロブーストかっけえ(略)つーかハヤト無敵すぎて(略)

「ファッション部の来海と花咲、入りまーす!あ、あのう、生徒会長は…」

「明堂院さんなら今さっき帰ったところだよ」

「えっ!?ファ、ファッション部の部員名簿を持ってきたんですけど…」

「ファッション部は廃部ってことで決定したわ」

「そ、そんな!?」

「明堂院さんは一度決めたことは変えない人だからなあ」

「会長は提出日を過ぎてもずっと待っていたのよ?今日だってギリギリまでお待ちになっていたのに」

「え、えりか、どうしましょう…」

「ぐっ…こうなったら…生徒会長の家に乗り込んで直談判しかない!!」

ところがせっかくファッション部の人員を確保したのに、部員名簿を作るのにモタついて時間切れになってしまったえりか!
なんというもったいないことを!ファッション部は結局滅びる運命なのか…と思いきや、まだそれでも諦めきれないえりかは
会長の家に乗り込んででも部員名簿を届けようと、つぼみと一緒に会長宅へ向かうことに…

「いつき様でしたら、ただいま武道館で門下生たちと稽古に励んでおりますが…」

「いくらでも待ちます!今日中にどうしても会って、話さなきゃならない事があるんです!」

「かしこまりました。稽古が終わり次第、いつき様をお呼びしますので」

「お願いします!」



というわけでえりか達がやってきた会長の家ですが、なんと敷地内にでっかい武道館が建っているという和風でセレブなお屋敷でした
会長はというと帰宅して早々、屈強な男たちを相手に合気道の稽古を始めていたようで…
そんな武道場へ案内されたえりかとつぼみは、会長の稽古が終わるまで見学しながら待つ事になるのでした

「はああっ!!」

ズッダアアアン!!

「あぁああぁっっ!素敵です!素敵すぎますうっ!」

「おおーい…泣きを見るから生徒会長だけは惚れない方がいいよ」

「あぁっ…この高なる鼓動はもしかして…初恋!!
 やめろと言われれば言われるほど…恋は盛り上がるのですぅううっ!!」

そんな会長の稽古シーンを見ながら思いっきり発情していたつぼみ
えりかが「会長だけはおやめなさいよ」とたしなめるものの、当のつぼみはまったく聞く耳持ってません
それにしても「これが初恋!!」って、つぼみは中学2年になるまでまだ恋をしたことがなかったのか…ずいぶん遅咲きなんだなあ

それと「会長はやめた方がいい」っていうえりかの言葉も気になりますが、
まあこれはきっとガチホモで男にしか興味がないとかそういうことなんだろうな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「生徒会長っ!ファッション部を廃部にしないでください!
 部員名簿だってほら、この通り出来てたんです!」

「しかし…幹部会でもう決まったことだし」

「今日中に提出すればいいって言ったじゃないですか!?
 日直でたまたま遅くなったんです!」

「むぅ…今日は道場の稽古日で、僕も早く下校してしまったからね…
 分かりました、改めて幹部達と話し合って、ファッション部を続けられるようにしましょう」

「あ、ありがとうございます!」

そして会長の稽古が終わり、ずいずいと凄い勢いで会長に詰め寄るえりか。「一度決めたことは変えない」と評判の会長でしたが、
意外にもずいぶん物分かりがよくて、あっさりとファッション部の存続を承認してしまいます。
なんだかちょっと拍子抜けな気もしますが、とにかくこれでファッション部も安泰ということになりそうで…



「やったやったぁー!!あはははは!」

「ですねー!うふふふ!」

いつきお嬢様、お茶が入りました」

「ああ、ありがとう」

「…!!?お…!お嬢…さ…ま!?」

「生徒会長は女の子!そんなの全校生徒が知ってるよ、
 言おうとしたのにつぼみ聞かないんだもん」

な…!?そ、そんな!?ガチホモだって約束したじゃないですかァーー!!(えー
ついに明らかになった生徒会長の秘密!なんと生徒会長は正真正銘の女の子だったという…
マジっすか…正直私はこの展開はまったく予想してませんでした。しかしつぼみの受けたショックは私なぞとは比べ物にならないようで…

「花咲さんは転校してきたばかりで知らなかったんだね。僕はある事情で男の格好をしているけど、
 れっきとした女の子なんだ」

「そ…そうなんですか…そうなんでずがあああああ…っ!!」

「だから言ったでしょ、やめといた方がいいって」

「ああ…あ…あ…私の初恋が…私の初恋があああ…3分で終わってしまいましたぁ…
 わ、私…もう…立ち直れません…」

14年間生きてきて初めての恋が、カップラーメンができる間もなく終わったとあって大号泣を始めてしまったつぼみ。
そのままとぼとぼと会長の家を後にしますが、滝のような涙をだーだー流し続けてまったく立ち直る様子がないのでした

「えええ!?が、学校休む!?」

「生徒会長さんが女の子だったのがショックで、熱が出ちゃったんですぅ」

「うーん…無理ないかぁ、私も1年の時は同じ理由で寝込んだもんなぁ」

さらに次の日の朝、学校へ行く時間になっても失意のどん底でうんうんうなされていたつぼみ。
どういうわけか熱まで出てきてしまったようで、やむなくえりかは一人で学校に向かうことにしますが…
それにしても「1年の時はえりかも同じように寝込んだ」ですってぇ!?つまり去年はえりかも会長のことが好きだったってことか!
こんなことが許されていいのか…なぜ俺は会長に生まれてこなかったんだ!(えー

「「「みょ、明堂院先輩!」」」

「えっ?」

「「「私達のキモチ、受け取ってくださいっ!」」」

「わっ…ふふ、ありがとう」

「「「きゃああああーん!!」」」

そんな一方で登校途中だった会長は、後輩の女の子たちにキャーキャー囲まれてプレゼントを渡されているところでした
ふうむ…女だと分かっていてもこの子達には全然カンケーないみたいですな
しかしこういうカッコイイ女の人っていうのはどうして同じ女の子からモテるんでしょうね、これを男で考えたらどうなるか…
「僕のキモチ受け取ってください!」って男からプレゼントされる男…ぐわああああああ!!
男に置き換えると完全にただのおぞましい光景ですよ!でも女ではこういうのが普通なんだよな…よく分からないな女って…

「(こそこそ)あぁっ…!か、可愛い〜!!」

って、ええええええ!?なんと今の子たちからぬいぐるみを受け取った会長は、誰も見ていない物陰にこそこそ隠れると
「ウサギさんのぬいぐるみ可愛いよおおおおおお!」と顔を真っ赤にして頬ずりを開始!こ、これは一体…
どうやら会長は、普段凛々しくてカッコイイ男性的な姿を演じてはいても、
本当のところはこういう風に可愛いもの好きな女の子らしい性格をしているようで…

「女の子みたいだねぇ」

「うっ!?だ、誰だお前は!?」

「イケメンがぬいぐるみに頬ずりをするとは…美しいじゃないかぁ!
 こころの花よ!出てくるがいい!」

「うわああああああーっ!!」

ところがそんな会長の乙女チックな姿をすぐ後ろでガン見していたコブラージャ!ああっこれは恥ずかしい!(えー
そしてコブラージャは乙女な趣味を隠している会長の悩みにつけ込み、こころの花を抜き取ってデザトリアンを生み出してしまいます

それにしても会長、コブラージャのことを「誰あんた」とまったく知らず、こころの花もいともあっさり抜き取られてしまうとは…
てっきり今まで会長がタキシード仮面様の正体だと思ってましたが、どうやらそれは違うみたいですね
会長がタキシード仮面なら、コブラージャが出てきた時点で「お前は砂漠の使徒!」って変身して戦うだろうし…
こうなるとやはりタキシード仮面の正体=コッペ様という説が一番有力か…(えー
いや私はこの説はマジで信憑性あると思いますよ、タキシード仮面が出現する時っていつもコッペ様のいる植物園の近くだし…

「デザトリアンのォ!お出ましだ!」

ずももももも

《どおおうぞおおおう!!》

「あ…!?せ、生徒会長が!?学校で暴れさせるわけにはいかない…!
 プリキュア!オープンマイハート!」

そしてデザトリアン化されてしまった会長は、目から石化光線を発射して学校の生徒達に攻撃を開始!
生徒達が次々と石にされていく中、そこに居合わせたえりかが変身して戦いを挑みます
今日はつぼみがいないので戦うのはえりか一人…前回はせっかく考えてきたのに言う機会がなかった決めゼリフ
今回こそ炸裂させるチャンスですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「やめなさぁーいっ!」

「現れたな…!デザトリアン、プリキュアを倒すのだ!」

《プリキュア!?か…か…かわいいいいんああああ!(くねくね)》

「「どおーーっ!?」」

《はぁ…この学校の女子の制服も可愛すぎるうう!私だって着てみたぁぁい!》

「お、お前なにを言っているんだ!?」

《私…女の子だもの!!》

「ゲェーーッ!?」

ところが会長の乙女な本性を丸出しにするデザトリアンにコブラージャでさえドン引き
会長が女だってことに気づいてなかったんですか!どうやら「れっきとした男のくせに少女趣味」っていう風に勘違いして
こころの花を抜き取ってしまったようですね。それにしても男のくせに少女趣味って、
しゅごキャラとかめちゃモテとかプリキュアとかジュエルペットとかキルミンとか夢パティとかリルぷりとかをレビューしてる俺
に言わせれば
物凄く耳が痛くて死にそうです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  今ので俺のこころの花がものすごく枯れた気がする(えー

「ぐっ…そ、そんなことやってる場合じゃないだろう!早くプリキュアを倒すんだ!」

「生徒会長…!私が浄化して元に戻してあげる!てえあああああーっ!!」

バシバシバシバシバシバシイッ!

「くっ…!マリンダイブ!!」

ガッシイイイッ!

「な…っ!?きゃああああーっ!!」

気を取り直して戦闘を始めるえりか達ですが、なんとえりかの攻撃を全て受け切り強烈な反撃を打ち込むデザトリアン!
こ、これは…もともと会長は相当なレベルの武道の達人、それはデザトリアンになった今でも変わりないようで、
デザトリアンのパワーと会長の技が両方そなわり最強に見えると言っても過言ではな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
実際、今までのデザトリアンには苦戦したことがないえりかでさえ、完全に圧倒されてしまうという結果に…



「うぐっ…!つ、強い…!」

「トーレビアーン!女の子だと思ったら相当のオテンバなようだねぇ!」

《(ギロ…!)》

「うっ!?な、なんだよその目は!」

《ぬいぐるみが好きだっていいじゃない!でもお兄様みたいに
 素敵な武道家になるためには、可愛い物が好きだなんて言えなぁい!
 普通の女の子のようにオシャレをしたり、ピアノやバレエを習いたいぃ!
 私は可愛い物が…大好きなんどぅああああああ!!》

ドバキイイイイイイ!!

「う…ぎゃああーっ!!」

なっ!何をするだァーーッ!!なんと「おてんば女」と言われてブチ切れたデザトリアンは、
事もあろうにご主人様のコブラージャに壮絶な回し蹴りをお見舞い!哀れにもコブラージャはお空の星になってしまいました
って…ちょ、ちょっと!これってコブラージャがいなくなっちゃったから、
砂漠の使徒が「くだらない悩みだな(笑)」ってデザトリアンの嘆きをコケにする → プリキュアの堪忍袋の緒が切れる
って
いつものパターンが成り立たないじゃないですか!また今日もえりかの堪忍袋はお預けですか!(えー

「それが生徒会長さんの本心だったんですね…」

「あっ!?」

「心の奥に秘めた思いまで引っ張り出して、デザトリアンにするなんて…!
 私!堪忍袋の緒が切れましたッ!!」

ってなにィィィ!?コブラージャが吹っ飛ばされたその時、えりかを助けに颯爽と姿を現したつぼみ!
いやちょっ…今日はえりか単独のバトルじゃなかったんですか!?まるで「ちょっと堪忍袋の緒を切りにきました」って感じで
今日ぐらいは堪忍袋をえりかに譲ってあげてもよかったのに!(えー  スタッフはよほどえりかに激怒役をやらせたくないのだろうか…

「マリン!早く浄化しましょう!」

「うん!」

「「プリキュアフローラルパワー!フォルテッシモ!」」

しゅぱああああああああ

ってお、おい!?あれほど強かった会長デザトリアンが「早く浄化しましょう」の一言でもう退場だと!?
こんな簡単に負けてしまうなんて!肉弾戦ではメチャクチャ強くても、必殺技を使われちゃうと手も足も出ないのか…
「さあ来いプリキュア!実は俺は普通に必殺技を使われたら死ぬぞオオオオ!!」って
もうちょっとこの逆転劇はどうにかならなかったのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「う、う〜ん…ここは…」

「生徒会室です、理事長の銅像のそばで倒れていたので、私達が運んできたんです」

「そうだったのか…ありがとう…ずっと悪夢を見ていた気がする…」

「あ、あの…生徒会長さん!ファッション部に入りませんか?」

そして無事に元の姿に戻れた会長ですが、なんとつぼみはそんな会長へファッション部への勧誘を開始!
なんと…これは面白い展開ですね、このまま会長に普段通りの生活をさせていたら
こころの花はまた元気をなくしていくでしょうし、ファッション部に入れて色々と可愛い格好をするようになれば…
そうなると今の男装より視聴者的にもおいしい思いができそうだしな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「えっ!?な、なんで僕がファッション部に…馬鹿げているよ…!」

「私、思うんです…生徒会のことや、武芸のお稽古で生徒会長さんは疲れていたんじゃないかって。
 ファッション部に入れば、少しは癒されるんじゃないかって」

「…あ…。はは、ありがとう、考えておくよ」

しかし突然の申し出に面食らって、「おいおいバカ言っちゃいけねーよ」と狼狽してしまう生徒会長。
つぼみの話を聞くうちに多少は心変わりし始めたようですが、やはり今日のところはまだ
ファッション部に入るほどの冒険はできないようです。まあ今後に期待ですな

それと会長のこころの花は牡丹、花言葉は「王者の風格、高貴、恥じらい」だそうですね。
王者の風格に高貴…なんかこころの花の花言葉って、その人の本心とは逆のことばっか言ってないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!






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