■しゅごキャラパーティー! 第19話「歌唄、揺れるココロ!」
 

「できません!私は今まで通り、私らしく歌いたいんです!」

「ふーん…ここがほしな歌唄の限界ってことかなぁ?」

「…!」

「分かった。やりたいようにやればいい、でも残念だよ。
 君はもう少し伸びると思ってたんだけどねえ?」

ある日のこと、新曲のレコーディングのためにスタジオを訪れていた歌唄でしたが、
スタッフに「その歌い方なんなの?」と煽られまくって大ゲンカになり、スタジオを飛び出してしまいます
そして「こんな時はヤケ食いに限るぜ」と腹の虫が収まらない歌唄は、とりあえず友達のいない空海さんを呼び出すと
行きつけのラーメン屋に向かいますが…

ズビズバー

「…?味が変わってる…?」

「ああ、なんか客にリサーチして味を変えたらしいぜ、がっつり系から女性にもウケるあっさり風味に」

「何それ!?受けるから変えるって…!この店はこだわりがウリじゃなかったの!?」

「うーん、食って美味けりゃいいんじゃねえ?」

「…納得できない!!」



ところがガンコ一徹濃厚スープを味わおうと思っていたそのラーメンは、なんと以前とは違うあっさり風味に変化していました
「自分のこだわりを捨てた新しい味」に、歌唄は自分の境遇を重ねてますますいきり立ってしまいます
ところで歌唄と空海さんは本当によくデートじみたことをしてますなぁ
もう友達のいない空海さんなんて呼べないな…友達のいない女たらしの空海さんに改名しないといけないな…(えー

「嫌なことでもあったのか?イライラしてんぞ?」

「イライラなんかしてない!!」

「はは…そういう時はさぁ、女友達と甘いもんでも食った方が気が晴れるんじゃねえの?」

「…」

「あ、お前に女友達なんていないかぁ〜!!」

お、お前が言うなー!!何言ってんだ空海さんはー!!それって思いっきり自分のことじゃないですか!
自分は中学校に友達がいないのに何を…はっΣ(゜д゜ )もしかして空海さん、頭に血が上っている歌唄を少しはリラックスさせてやろうと、
笑いを取るためにあえてこんな自虐ネタを…(えー

「一回やってみりゃいいじゃん!嫌なことでも一回やってみれば、
 案外得意技になるかもしれないよ!」

「…」

「もっと気楽にやりなよ!もし失敗しても、やり直せばいいじゃん!」

そして空海さんに言われた通り、女友達に相談というわけであむちゃんのありがたいお説教をいただきにやってきた歌唄。
さすがというかなんというか、あむはたちまち歌唄のネガティブハートにロックオンしてオープンハートしてしまいます
もはや歌唄の悩みは水洗便所にゴボゴボ流されたようなもの、おかげで歌唄はすっきりと晴れやかな顔に戻るのでした(えー

「…あんたってほんとお気楽よね」

「え、何それぇ」

「ふふ…ありがと」

「えっ…今なんて?」

「なんでもない、スタジオに戻るわ。またね」

そして頬を赤らめながら別れの挨拶をする二人。お互いに頬をぽーっと赤らめて、どう見ても百合カップルにしか見えませんなぁ
以前イクトをめぐる恋のライバルだったのが遠い過去のようだ…(えー
そういえばあむはなでしこが現れた時も、物凄い勢いでデレまくってましたっけ
あぁそういえばルルの時にも…ってどんだけ守備範囲広いんだあむは!
視聴者からは「あむちゃんマジビッチ」と言われるあむですがここまでの子とは…大した奴だ…(えー  次回に続く!


■しゅごキャラパーティー! 第20話「どきっ!たまごに×がついちゃった?」
 

「えっ、しゅごキャラが生まれてこない?」

「たまごが生まれてかなり経つのに、まだ生まれてこないんです…どうしたら生まれてくるんだろう」

「焦ることないってぇ」

「そうだよ!生まれる時は人それぞれだし!」

「きっと元気なしゅごキャラが生まれてきますよぉ」

この間の第16話にて、念願のしゅごたまをゲットしたりっか。「これで私のしゅごキャラが生まれるぜワーイ」と喜んだのもつかの間、
そこから生まれるまでがまた長いせいで、すっかり待ち切れなくなってしまったようです
それにしても、たった4話で痺れを切らすとは少々せっかちさんですな…
何しろ他のしゅごキャラと言えば、しゅごたまが出てきてから生まれるまでに
35話もかかったリズム、44話もかかったてまり、73話もかかったダイヤ
生まれるまでが死ぬほど長いので、4話で待ち切れないようじゃこの先正気が保てやしない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ふふーん!バカじゃーん?」

「り、りっか、どうしたの?」

「私あむ先輩になります!あむジュニアです!どうです似合うでしょう!」

それでも結局ただ待ってることができないりっかは、4体もしゅごキャラを持っているあむのことを真似し始めます
というわけでクール&スパイシーなあむという今や誰もが忘れかけていた時代のあむを真似するりっか。
な、懐かしい…放送当初はあむもこんなカッコつけた性格してましたっけ。今ではすっかり素直な女の子って感じになりましたが…

(一体どうすればあむ先輩みたいになれるんだろう…もともと私カッコよくないし…
 オープンハートもできないし…背も低いしすぐ物をなくすし…部屋も片付けられないし…
 だからしゅごキャラも生まれてこないんだ…)

しゅわしゅわしゅわしゅわ

「えっ!?ば、×たまになっちゃった!?どっどっ、どうしよう…!
 あむ先輩、私のたまごに×がついちゃったって知ったら…!
 どうしよう、あむ先輩きっと許してくれないよ!あむ先輩に嫌われる…!」

何をやってもしゅごキャラが生まれず思い悩んでしまった結果、なんとせっかくのしゅごたまを×たまへと変化させてしまったりっか!
これではあむにゴミを見るような目で見られてしまうと、激しくりっかは取り乱してしまいます
まあ実際はそのあむ自身も、ダイヤのたまごが×たまになって15話もの間治せなかった過去があるだけに
こんな風に怒ったりするわきゃないと思いますが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「りっか、こんな所で何してるの?」

「あ、あむ先輩!?べっ…別に…」

「何か悩み事?私ね、もしりっかが悩んでるなら力になってあげたいんだ。
 りっかの言うことなんでも聞くからさ、だからなんでも話して?」

「…あ、あむ先輩…もしも…もしも私のたまごに×がついたら、あむ先輩…私のこと嫌いになりますよね…」

「えっ?」

ところが「あむに×たまのことを知られたくない」とますます思い悩んだ結果、
どんよりと沈んだ表情をあむに見られてしまったりっか。こうなると逆に悩みを抱えていることがモロバレです
そしてあむの優しい言葉に促されるように、りっかも少しずつ×たまのことを話し始めますが…

「そんなことないよ。実は私も、たまごに×をつけた事があるんだ」

「えっ…!?あむ先輩が…」

「私、りっかが思ってるほどカッコ良くもないし、強くもないよ。そうだ、りっかに
 お礼を言わなきゃいけないことがあるんだ!りっかのおかげで、また×たまの声に耳を傾けることができた…
 ×たま達の思いをちゃんと聞こうって思い直したんだ、ありがとうりっか」

「あ、あむ先輩…」

「りっかには、私にはないいい所がいっぱいある。だから無理して私の真似なんかすることないって!
 りっかはりっか、ね!」

えーマジ×たま!?キモーイ!!
×たまが許されるのは小学生までだよねー!!
(えー
と、あむから軽蔑されてしまうと思い込んでいたりっかでしたが、実際に言われたのはご覧の通りの優しいお説教でした
前シリーズで何千何万という大量の×たまとのバトルを経験しただけに、
「はいはい浄化浄化」と、特に何も考えず×たまを浄化することに慣れ始めてしまっていたあむ。
しかし×たまの声を聞けるりっかの登場で、×たまひとつひとつが悩み苦しんでいる人から生まれたことを思い出したのです
それ以来、ちゃんと×たまの声を聞こうと以前よりお説教に熱が入るようになったという…
つまりりっかの登場でスーパー説教タイムがより強力になったと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「結局、誰になりたいとか関係なかったんだ…だって、私は私なんだから…!」

ぱああああああ

「えっ?え…!?」

「お初にお目にかかります、私、ホタルと申します」

「え!?い、いや、この度はお日柄も良く…え!?
 わ…私のしゅごキャラ生まれたあああああ!!」

ってもうしゅごキャラ生まれちまったよ!早い、早いよ!
あむの助言のおかげで自分の個性を見つめ直した結果、しゅごたまが孵ってついにりっかのしゅごキャラ誕生!
ホタルという名前だそうですが、なんか礼儀正しくてえらく可愛らしいな…本人とは違って…(えー  次回に続く!


■しゅごキャラパーティー! 第23話「大変!りっかと×たまが?」
 

《むりむぅ〜》

「え、遊びたいの?後でね!今はほたるとの因縁の対決に燃えてんだから!」

《…》

----------------------------

《む〜りむりむ〜り〜!》

「また遊びたいって?ダメだよ忙しいの!行くよほたる!」

「え、ええ…」

《む…むり…》

今まで道ばたで×たまを見つけるたびに、こっそりと家に持ち帰って自分の部屋で一緒に暮らしていたりっか。
部屋にはすでにもう何十体も集まっていて、りっかにとっては秘密の家族みたいなものでしたが
ほたるが生まれた今となっては「ぐあっはは何が×たまだ!ほたるに比べりゃションベンよ!」
×たまのことなど完全にないがしろにしてしまっていました

「ただい…あ!?な、なんで…」

《む…むむむ、むり…むりむ…》

「うるさいッ!!なんでこんな事するの!?
 もうあんた達なんか知らない!どっか行っちゃえっ!!」

そんなりっかに構ってもらおうと、×たま達は部屋の掃除を始めますが結果はまったくの逆効果!
不器用すぎるあまりにりっかの部屋をズタボロのメチャクチャにしてしまい、
帰ってきたりっかは「俺の怒りが…有頂天になった!!」と大激怒して怒鳴り散らしてしまいます

しかし×たまはそもそも、人の心が悩みというストレスに耐えられなくなって生まれた存在…
それにこのような大きいストレスを、再びかけてしまえばどうなるか…

バッキイイイイイイン!!

「えっ…?」

サラサラサラ…

「…な…なに…?これ…や…やだ…やだよ…やだよぉ…わああああーっ!!」

ぎゃあああああああ!!ば、×たまがりっかの一言のせいでなんと粉々に!や、やばい、こいつはやばいぞ…
何しろ×たま=こころのたまごは人間の心が形になって出てきている状態、そもそも心が外をうろついているというのは
×たまの持ち主がみんなこういう生気を失った状態になってる最中なわけです
だから×たまは浄化して綺麗なこころのたまごに戻した後、持ち主に返してあげないといけないわけで…
それが粉々に砕け散ったとなると、この×たまの持ち主はもう2度と心を取り戻すことがないってことだとしか…

なんだか凄く重い展開になってしまいました、どうやらしゅごキャラパーティは3月いっぱいで終了するみたいなので(後番組はジュエルペット)
今後の流れとしてはダークサイドに堕ちたりっか → ほたる×キャラ化 → あむの説教で浄化という感じになるんでしょうか

とりあえず今日は色々な表情を見せるようになったひかるきゅんを観察しつつお別れしたいと思います(えー
無表情だったひかるも、ここ数話でずいぶん様変わりしましたね。この歩道橋で転んだシーンとか小学1年とは思えん凛々しさだよ…


■しゅごキャラパーティー! 第24話「信じて!あたしのピュアハート!」
 

「うああああああん!あああ…あああああああ!!」

「り、りっか!?大丈夫!?何があったの、りっか!?」

「あ…あむ先輩…×たまが…×たまが、弾けちゃった…どうしよう…どうしよう…!」

前回自分のせいで×たまを粉々に砕いてしまい、滝のような涙をボロボロとこぼしていたりっか。
りっかの様子を見に来たあむもその場に到着しますが、もはや時すでに遅し…
粉々に砕けた×たまは、もはやあむの力でもどうにもなりませんでした

「×たまが弾けるなんて…りっか、何があったの…?」

「ひっく、ひっく…分かりません…触ろうとしたら突然…」

「多分…×たまは悲しい気持ちで一杯で、もう限界なんだ…だから、これ以上刺激を与えると…」

「そ、そんな…弾けた×たまは…どうなるんですか…?」

「それは…」

「自ら弾けるというのは、自分自身の否定だ…2度と元には戻らないだろう」

やはり×たまというのは、人間の心が悩みで限界を迎えた時に生まれてしまう存在…
そこへさらに心理的な負担をかけてしまうと、バラバラに砕けてもう2度と戻らなくなってしまうようです



「な…なんで…あの子たちに何があったの…?いつもはあんなに良い子たちだったのに…」

「×たまさん達は、部屋を綺麗にしようとしただけだそうです…
 でも上手く行かなくて、部屋がこんなになったって…ナマズさんが言ってます…」

「あ…やっぱり、りっかちゃんのためを思ってやったのね…」

「そ…そんな…それなのに私は…私が…私があの子達にあんな事言ったから…!
 う…う、うう…!私…ホタルが生まれてからあの子達のことちゃんと見てなかった…!
 きっと凄く寂しかったんだ…私のせいだ…!あああ…うああああああ…!!」

そして動物の声を聞けるスゥが、部屋にいたナマズからすべての話を聞き出しますが…
りっかは×たまの好意に気づかず、あんな酷いことを口走ってしまったと知ってますます号泣してしまいます。
そんなりっかの痛々しい姿に、その場にいる誰もがかける言葉の見つからない状態…
これは非常にまずいですな…このままりっかは立ち直れずに、ホタルを×キャラに変えてしまうしかないのか…

「りっか!!しっかりしなさいッ!!」

ぐわんぐわんぐわんぐわん

「あ…あむ先輩…」

「今なら間に合うかも知れない!救える子が
 いるかも知れないんだよ!!あんたの友達でしょうッ!!」

って、な、なにいいいいい!?あ、あむの奴なんていう無茶を!
りっかを力づくで叩き起こして首根っこひっつかんでオラオラ揺さぶるなんて!(えー
すごいガッツだなあむ…その辺の主人公なら「りっか…」とかつぶやいてるだけで何もできないような場面だと思いますが、
まさかこんなアグレッシブな行動に出るなんて!いつも気合に燃えている某委員長といい、
最近のアニメじゃ男より女の方が遥かに熱血してるのかもしれんな…(えー

「あ…あむ先輩………はいっ…!」

「うん…!ダイヤ!」

「はいっ!」

「私の心、アンロック!キャラなり!アミュレットダイヤ!」

そんなあむに気合を注入されたりっかは、気を取り直して逃げ出した×たま達を追いかけることに!
あむもすぐにアミュレットダイヤへとキャラなりすると、りっかと一緒に×たま達を追いかけ始めます

しかしアミュレットダイヤといえば、ボスとの決戦とか特別な場面でしかキャラなりしたことがなかっただけに
こういう普通の変身バンクが流れるっていうのはこれが初めてですなあ
ダイヤっていうと結構落ち着いたイメージがあるんですが、こうして見ると意外にキャピキャピ(死語)した変身なんだなあ(えー

「いた…!みんな!」

「ティンクルホールド!!」

しゅぱああああああああ

《…》

ずもももももも

「あっ…あむちゃん、これ以上は…!」

「う、うん…!」

そしてとうとう川原にて×たま達を発見したあむ達、すかさず浄化技っぽい技のティンクルホールドを繰り出しますが
×たま達は浄化されるどころか今にも砕けそうな状態に…今の×たまには浄化技でさえ余計な刺激になってしまうんでしょうか
こうなるとあむも技を中断せざるを得なくなってしまい…

「ダイヤの技も効かないなんて…」

「一体どうすれば…」

「…ごめんね…!全部私のせい…ホントにごめんね…!」

「りっか…」

《むり…むり…!むりぃぃ…!》

ずもももももも

「…!」

ガシイイイイッ!

「大丈夫だから…!もう寂しい思いはさせないから!
 大丈夫だよ…!みんなは私が守るから!絶対守るからあっ!!」

とその時、割れそうになった×たまに向かって全力でダイブしたりっか!
「ごめんね」と言っただけでも割れそうな×たまを必死に抱きかかえながら、
絶対にこれ以上は割らせまいと、×たまが少しでも安心するような言葉を必死に投げかけております
そんなりっかの態度で、少しは×たまも落ち着いたようですが…ところがその時「絶対に守る」と覚悟を決めたりっかに異変が…

「私の心、アンロック!キャラなり!ピュアフィーリング!」

ってうおおおお!?なんとこの場でホタルとのキャラなりを身につけたりっか!
この力で×たま達を救うことになるということか…なるほど、こういう展開は予想してませんでした
なにしろ私の予想というとりっかがダークサイドに堕ちてホタルが×キャラ化してあむが説教という
まったく逆の展開でしたから:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 

「り、りっかちゃんが…!」

「キャラなりした!?」

「わ、私…」

「りっか、行くよ!りっかならあの子達の気持ち、分かってあげられる!」

「あむ先輩…はい!」

そしていよいよあむと一緒に×たま達と向き合うりっか、しかしこうして見るとアミュレットダイヤとピュアフィーリングは
瓜二つってくらいにそっくりですね、やっぱりりっかの中であむが憧れの存在だから、こういう似た外見の変身になったんでしょうか
正直画像を並べて見るとりっかがあむの2Pカラーにしか見えな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「みんな、もう寂しい思いはさせないよ!」

《むりむりぃ!》

「無理じゃないよ、りっかの優しさはみんなが一番良く知ってるはずでしょ!」

《むり…む…》

「あんた達は私の大事な友達!だから信じて!」

「「ネガティブハートにロックオン!!オープンハート!!」」

とその時、あむとりっか二人の力を合わせた石破ラブラブオープンハートが×たまに炸裂!
これはなんというか、敵がハート型に打ち抜かれて爆散するトドメ演出が入りそうな必殺技ですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

しゅぱああああああ

「こころのたまごに戻ったぁ!」

「やったぁーっ!!」

「奇跡ですぅーっ!!」

そんな二人の合体技はとてつもない浄化の力を生み出し、ついに×たま達もすべて浄化され元通りの姿に!
さらに先ほどバラバラに砕け散った×たままで、すっかり復元してしまいました。まさしくベホマズンとザオリクの合わせ技。
ともかくこれで×たま達はこころのたまごに戻ることができ、一件落着という感じですが…

「よかった…!よかったねえ!みんな、さあおいで!」

《…》

「…?あ…そうか…あんた達、行っちゃうんだね…みんなよかった…元に戻れて…」

ところが元に戻れたということは、みんなりっかの下を去り、持ち主のところへ帰らなくてはならなくなってしまったわけで…
たまご達が砕けるような危機は去ったものの、りっかにとってはいきなり別れの時が訪れてしまいます
これにはりっかもさっきとは違う意味でボロボロ涙をこぼしてしまい…

《りっかちゃん…嬉しい…》
《楽しかった…》
《暖かかった…》
《見つけてくれて、嬉しかった…》


「あ…みんな…私も…私も楽しかったよ!迷子になっちゃダメだよ!
 みんな…みんな…大好き!!」

しかしその時、口をきけないはずのこころのたまご達から、りっかに向けてのお礼の言葉が…
見てみればたまご達からは、これからしゅごキャラとなる可能性を秘めた無数の影が現れていました
こ、これは…影DIO時代のザ・ワールドを彷彿とさせる光景ですな…(えー 
あの時のザ・ワールドもこんな感じだったからハーミットパープルの能力を(ry
ともかくこうしてたまご達と最後の語らいを交わしたりっかは、涙を流しながらも精一杯の笑顔で別れを告げるのでした

「みんな、ちゃんと持ち主のところに戻ってるかなぁ」

「大丈夫だよ、りっかの気持ちはちゃんと伝わっ…」

ばふっ

「…うん?」

そしてこれにて一件落着という感じで自宅へと戻ってきたあむ。「うーい今日の仕事も終わったぜ」とばかりに
ベッドに体を投げ出しますが、その時自分のベッドに妙な違和感が…そう、まるで誰かがベッドの中に潜り込んでいるような…

がばっ

「よぅ」

「…!?な…な…なんでアンタがここにいるのおおおおおお!!」

ま た お 前 か  やっぱりイクトじゃねーか!最後の最後にお前ってやつは!
しゅごキャラ2期でさんざんあむと同衾していた毎日が忘れられずにやってくるとはとんでもないやっちゃ
この後なんだかんだでまたあむと一緒に寝るに違いない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

というかしゅごキャラパーティになってからイクトはずっと海外に行ってましたが、
これだけイクトが長い間留守にしてたのに唯世きゅんはあむと何もフラグが進行してねえな…(えー
やはりあむはイクトの嫁だから仕方ないのだろうか、まあ多分あむは最後までどっちを選ぶでもなく
僕らのあむちゃんマジビッチという形で終わると思いますが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■しゅごキャラパーティー! 第25話「どっきどきのドッキドキ!」
 

「なんであんたがここにいるのおおおおおおおお!!」

「ふぁ〜あ…なんでって、歌唄から聞いてねえ?手続きやらなんやらで一時帰国するって」

「えっ、い、一時帰国?(てことは…また行っちゃうんだ…)」

さて前回、いきなり「布団の中からこんにちは」とやってきたイクトにに怒鳴り散らしていたあむj。
海外を旅しているはずがどうして日本にいるのかと思いきや、単にちょっとした用事で帰ってきただけのようです
それにしても「とっとと消え失せろこの変質者」みたいにギャーギャー怒鳴っていながら、
イクトの帰国が一時的なものだと知ると「えっ…またすぐ行っちゃうの…(きゅん)」って
さすがの二股ぶりと言わざるを得ません(えー  今さらながら唯世とイクトとどっちが好きなのかと

「って違ぁぁぁう!!なんであんたが私の部屋にいるわけ!?とりあえずそこをどきなさ…」

「あむちゃん入るわよ〜(ガチャ)」

「ぎぇええええ!?ちょ、ちょっと待ってえ!!(ガスガスドスボス)」

「ぐぉ!?お、おい話を…!」

「はあはあ…な、なぁにママ?」

「あれ、イクト君は?まだあむちゃんは帰って来てないって言ったら、出直すって言うから上がってもらったんだけど」

「え!?マ、ママが上げたの!?」

「そういうこと…だから話を聞けって言ったろ」

それにしてもなぜイクトが部屋にいるのかと思ったら、あむの母親が「やあイクト君!今夜はおたのしみですね!」
家に上げてしまったんだとか…イクト自身はちゃんと母親に「こんにちはあむちゃんいますか〜」と挨拶をして、
いないと聞いたら「それじゃまた出直しますね〜」と極めて常識的な対応をしたみたいですね
それにしてもすでにこうして親公認の関係になっていたとは…(えー

「お前の母さんの信頼を裏切るわけにはいかねーからな」

「む、むむむ…」

「よし、とりあえず遊びに行くか」

「え…?え!?」

「な、なんでメリーゴーランドなの!?」

「だってコーヒーカップじゃ狭いじゃん」

「そ、そうじゃなくて!なんで同じ馬!?ていうか離れろおおおお!!」

って、次の瞬間二人はいきなり遊園地に!突然のデートですか!イクトは少ない滞在時間をあむといちゃついて過ごしたいんでしょうか
あむの方は突然メリーゴーランドに乗せられてギャーギャーわめいてますが、
そうは言いつつも「やだ…かっこいい…」とキュンキュンしてるあたりさすがというかなんというか…(えー

「すっかりイクトのペースだねぇ…」

「いつもの事だけどねぇ…」

「ですねぇ…」



そんな二人のイチャつきっぷりを「まただよ(笑)」と生暖かい目で見守っていたラン達  そ、そんな!
イクトとの二股っぷりは、視聴者的には「あむちゃんが今日もビッチで安心した」と生暖かく見守るのが基本ですが
まさかラン達も同じように思っていたなんて…自分の分身にさえこんな目で見られるとは…さすがあむちゃんのビッチ度は規格外や!(えー

「(ずるっ)ひゃああ!?」

「(がしっ)まったく世話が焼けるお姫様だな…」

「あ…あぅ…」

「…」

「えっ!?た、唯世くん!?」

ってうわあああああ!!な、なんと!そんなイクトとあむがイチャついている姿を、いつの間にかメリーゴーランドの前でガン見していた唯世!
そ、そんな!偶然にも通りがかってしまったというんですか!?不運ってレベルじゃないですよ!
一体唯世きゅんがイクトとあむのこんなシーンを見せつけられるのはこれで何度目になるのやら…って

「ああぁああ!!あ、あ、あのね、今のはイクトが無理矢理!ていうかどうしてここに!?」

「バーカ、なに焦ってるんだよ。唯世は…」

「るっすぁぁぁい!!」

「あはは、あむちゃん、僕はイクト兄さんに呼ばれてきたんだよ」

「え?そ、そうなんだ…」

「ほんっと人の話聞かねーのな」

「うぐ…」

ところが唯世は通りがかってここへ来たのではなく、イクトが「あむと一緒に会おう」と事前に話をつけていたようです。なんだそうだったのか
考えてみたら遊園地の中をたまたま一人で通りがかるなんて、そんなイミフなこと唯世がするわけないか…(えー
しかしいくら会う約束をしていたとはいえ、あれだけイチャつかれたら唯世も心中穏やかじゃないと思うんですが
やはり今まであんなシーンこんなシーンを散々見せられてきただけに
「どうせまたあいつらイチャついてんだろうな」しっかり心の準備をしてここにやってきたのだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「イクト兄さん、手続きは終わったんですか?」

「ああ」

「そういえば、手続きってなんの?」

「俺、楽団に入ったんだ。昔親父が世話になった楽団でさ…見習いでいいから来ないかって誘われてたんだ」

「そうなんだ…どこにあるの?」

「決まった拠点は特になし…風の吹くままってやつだ、世界を演奏旅行で回ってる人達だからな」

「…いつ…行っちゃうの?」

「すぐにツアーが始まる…明日には発つよ、当分日本には帰らない」

「…」

そしてイクトが二人に話したいこととは、自分の今後に関することでした。イクトは本格的に海外での演奏に打ち込む気になったようで
日本に戻ってきたのも、これから海外に長期滞在をするための手続きのためだったとか…
そんな「多分もうずっと帰ってこれんわ」なんて話を聞いてしまっては、あむとしては寂しそうな顔をせずにはいられません。
そして押し黙ってしまったあむを中心に、その場にしんみりしたムードが漂いますが…

ぺしっ

「あたっ」

「早く大きくなれよ」

「は…!?な、何言ってんの!?」

「ははっ、じゃーな」

そんな重苦しいムードを一蹴するかのように、あむにデコピンを一発かまして去っていったイクト。
こんな人生の分かれ目みたいな時でも相変わらずの調子ですね。
まあイクトとしては、あむをからかってじゃれ合ってる時が一番楽しい瞬間でしょうから、
変に重く受け止めてしんみりしたお別れになるのが嫌だったんじゃないでしょうか

しかし「大きくなれよ」というセリフは少々気になりますね、あむの身長は152cmと某幼稚園の先生を軽く追い越しちゃってるくらいには育ってるので、
大きくなれっていうのはやっぱり胸の話ですよねイクトさん:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



なにしろあむの胸と言えば、見ての通りの超絶壁ですからな…こうもまっ平らではイクトが「もう少しふくらんでくれよ」と思うのも無理からぬ話か…
「貧乳サイコー!」なんてのはしょせん幻想だったんだよ!(えー

「行っちゃったね、イクト…」

「うん…」

「まあ、ふらっと現れてふらっと消えるのは慣れっこだけど…」

「…」

そんなバカ話は置いといて、あむと唯世はしばらくその場に残ったまま、イクトとの別れの余韻に浸っていました。
しかし色々と話を振ってくるあむに対して、唯世は短い返事を返しただけで押し黙ってしまいます。何か考え込んでいるんでしょうか
やがて何かを決めたように顔を上げた唯世は、ようやくあむに改めて声をかけますが…

「あむちゃん」

「えっ?」

ちゅっ

「「「おおおおおおおおお!?」」」

う、うおお!?何かと思えばほっぺにちゅうキター!!一体どうしたってんですか唯世は!
やはりあれだけあむがイクトといちゃついていただけに、自分の気持ちも主張しておきたいと思ったんでしょうか

しかし思わず画像を並べてしまいましたが、このキスシーンはしゅごキャラどきっの最終回でイクトとキスした場面にそっくりですね
やっぱり「イクトだけじゃ唯世が可哀想」とスタッフが気を利かせてくれたとか?
どうでもいいけどこれって唯世とイクト間接キスだよなぁ  いやああああ!!気づきたくなかった…

「なっなななっなに!?えぇええええ!?」

「あむちゃん」

「はいっ!?」

「僕は、いつでも君のそばにいるよ」

「(ぽわぁ〜ん)」

続けて炸裂した唯世の殺し文句で、ゆでダコのように真っ赤っ赤になってしまうあむ!今にも幸せすぎて死にそうって感じですな
しかしこのあむの反応、イクトにキスされた時とはまるで正反対なのが気になりますねえ
イクトの時はモロにシリアスな少女漫画顔でキュンキュンしてたのに、
唯世の時はギャグ漫画丸出しの顔でデレッデレになってしまうとは…
うーん、これは一体どっちの方が好感度が大きいと考えるべきでしょうか、どっちも捨てがたいというか…うーんうーん、ひとつだけ分かるのは
あむちゃんがビッチということだけだね!さすが僕らのあむちゃんや!あむちゃんにビッチは誉め言葉や!(えー

↓唯世にキスされた時

↓イクトにキスされた時

「それでは柊りっか君、あなたを正式に聖夜学園小学校・次期クイーンズチェアと認め、
 ここにその証であるロイヤルケープを授与します」

「は、はい!」

「おめでとう、りっか!」

「とっても似合ってるよ!これで来年度のガーディアンは安心かな?」

「でも、明日の卒業式までは、君達にもガーディアンとして活動して欲しいな」

「卒業…春からは中学生かぁ〜…」

そして翌日、あむ達がいつものように放課後ロイヤルガーデンに集まっていると、そこではりっかが来年のガーディアンの引き継ぎを行っていました
そういえばキングの唯世、クイーンのりま、ジャックのなぎひこ、ジョーカーのあむが来年は一斉に中学へ進級してしまうんでしたね
しかもあむ達の卒業式はもう明日に控えているようで、あむは中学生活という未知の世界に多少の不安を感じているようですが…

「おっほん!後のことはやや達に任せて、
 みんなには元気と笑顔で卒業することを命じます!」

「…元気と笑顔…そっか、そうだよね!
 たくさんの思い出ができた場所だから卒業したくない気持ちもあるけど、でも…
 ふふ、なんだか心がドキドキしてる!」

とその時、ややの明るい後押しを受けて、未知の世界には不安だけでなく胸が高鳴る期待が待っていると気づいたあむ。
それに何より中学校に行けば友達のいない空海さんが嬉し泣きして迎えてくれるでしょう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
これでもう空海さんも「今日も中学で友達できなかったお…また小学校に遊びに行くお…」なんて思いをしなくて済むと思うと…うっ、感動で涙が…(えー

「いーじゃんなんでも!笑顔になるなら!」

「そーそー!細かいことは気にしない!」

「どっきどきでにっこにこですぅ!」

「そう、笑顔が一番!」

「まったく調子がいいんだから…でも、確かに…笑顔が一番!」

しゅごキャラパーティー・完

最後はあむの会心の笑顔で締めとなり、3年間続いたしゅごキャラもこれでいよいよお別れです
1話の頃はこんな不景気なツラしてムスッとしてたあむも、
3年の間にこれだけ素直に自分を出せるようになったのかと思うと、なんだか感慨深いものがありますね


この作品の一番の功績と言えば、番組開始当初まったくの無名だった伊藤かな恵(あむ役)豊崎愛生(スゥ役)を抜擢して
声優としてのステップアップに貢献したことじゃないでしょうか。最近ではレールガンの佐天&初春とか、TOLOVEるのナナ&モモとか、
二人してタッグを組んで活躍することも多いし、4月の新番組でも迷い猫オーバーランやけいおん2期でそれぞれ主演が決まってますしね
この二人が別のアニメで活躍してるのを見ると、どうしてもしゅごキャラの存在感を感じずにはいられないなぁ


とはいえ作品全体を通しての印象というと、結局本物のエンブリオってなんだったんだろうなーとか
イクトの親父って結局なんで失踪したんだろうなーとか
ハンプティロックとダンプティキーって、結局誰が何のために作ったアイテムだったんだろうなー
とか
物語の核になる部分が微妙に消化不良だったのが少し残念でしたね
まあこの辺のことは、原作でも明かされてないみたいだしアニメスタッフを責めるのは酷だと思いますが…


ともかく土曜の朝にやってるアニメということで、平日の夕方や深夜にやってるアニメよりも
気軽にリアルタイムで見れる機会が多くて、なんだか色々と愛着のあるアニメでした。
終わってしまうのは少々惜しいですが、しゅごキャラどきっの終了からここまで十分引っ張ったくらいですしね…スタッフの皆さんお疲れ様でした






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