■バトルスピリッツ ブレイヴ 第43話「獄将デュック復活!執念の12宮Xレア」
 

「おじちゃん、遅くなってごめんなさい。ご飯ですよ〜」

「う…エリスか…」

「いま支度しますからね〜、はい朝ご飯ですよ!」

「ありがとう…」

獄将デュック復活!執念の幼女ぺろぺろ!!(えー
そんなわけで今回のバトスピですが、いきなりあの親父殿が幼女と戯れているシーンで始まります
あ、あの絵に書いたような鬼畜だった親父殿がほのぼのとおままごとを!?(えー
うーむ、どうやらダンさんに敗北した時のダメージで記憶を失ってしまったようですが…

それにしてもこの幼女、見た目も可愛いですが一番気になるのはやはり声です、声
そう、私が思わず食いついてしまうその声が一体どこの誰かっていうと


(C) 安部真弘(週刊少年チャンピオン)/海の家れもん

イカちゃんだよぉぉ!!
イカちゃんなんだよぉぉぉぉ!!

ほああああああ!チクショウ親父殿めイカちゃんと毎日2人でおままごとをしているだと?うらやましいぞおおおおおおおお
それにしてもバトスピにもイカちゃんがやってきたとあっては早苗が黙っちゃいませんぜ
この幼女と顔を合わせてしまったら一体どれほどプリムが狂い出すことか…



「おじちゃん、もっと食べるでしょう?」

「いや、十分食べた…」

「でもほら、私リンゴの皮むくの得意なんだよ!」

「これこれエリス、そのくらいにしておきなさい」

「うー、つまんないの…あっ、そうだ!おじちゃんにいいもの見せてあげる!」

「…?」

「じゃーん!キレイでしょ?」

「…!?う…あ…!」

(12宮Xレアを探し出すザンス…!12宮Xレアを…!)

「あ…あぐ…!がっ…!」

「えっ…?お、おじちゃん…!?」

「じゅ…12…宮…!12宮…X…レア…!」

ってああ!?その時幼女が自慢げに取り出したカードは、なんと乙女座の12宮Xレア!
お、乙女座!?乙女座だと!?9月9日生まれ乙女座の俺からしたらまさに自分の分身のようなカード!


(C) 安部真弘/秋田書店

イカちゃんが俺座の12宮Xレアを
手にしているだなんて
胸が熱くなるな…
(えー

それにしても↓のシーン、親父殿がXレアを見て反応しているというより
幼女が可愛すぎて襲いたい衝動にかられる超ロリコン野郎にしか見えないんだが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「デュックの行方が分かったって本当なのか!?」

「ああ、また悪さしてなきゃいいんだが…」

「俺は…俺は集めなければならない!12宮Xレアをォォッ!!(グイグイ)」

「あ、あうううっ…!」

「あれは…デュック!?その娘を放せ!」

「…デュック?それは俺のことか?」

「な…記憶が戻っていないのか…!?」

って、次の瞬間には狂ったように暴れ出し幼女を襲い始めてしまった親父殿!
親父殿…やはり我慢できなかったか…(えー
そんな親父殿の暴行現場にちょうどダンさん達も到着し、なんとかして親父殿を取り押さえようとしますが…

「お…おじちゃんをいじめないで!このカードが悪いの、このカードを見た途端に
 おじちゃんは頭が痛くなって…」

「あれは…乙女座の12宮Xレア!」

「俺は集めなければならない…12宮Xレアを…!」

「デュック…そうか…分かった、俺とバトルをしよう!」

「おいおい…!」

「約束する、バトルに勝てばそのカードはお前のものだ!
 バトルからは決して逃げない…暴将デュックはそんな男だったはずだ!」

「…バ…トル…?バトル…!バトルスピリッツゥゥゥッ!!」

もはや「12宮Xレアを集める」という強烈な衝動だけで行動している親父殿、まるで知性を失った野獣のようですが
ダンさんはそんな親父殿の姿を哀れに思い、昔の自分を取り戻せるようバトルを行うことに…

「むう、ここは…覚えているぞ、この高揚感を…!かつて俺はここに立っていた!」

「そうだデュック…記憶は失っても、その体に流れる
 カードバトラーの血は変わらないはずだ!」

「いくぞ…!メインステップ!ネクサス”闇の聖剣”を配置!」

っていきなり闇の聖剣キター!!マジですか!さっきまでのパープーな調子でまともなバトルになるのかと思いきや、
意外にも普段の調子でバトルを進める親父殿!ダンさんの言う通り、体に染みついたカードバトラー魂は消えていないということか…
あ、でも親父殿のダークヴルムノヴァはまゐたんが抜いていってしまったので
ダノヴァは出したくても出せないんですけどね…かわいそうな親父殿…



「アタックステップ!モルゲザウルスでアタック!」

「む…ライフで受ける!」

バッキイイイイン!!

「ぬう…これがバトルの痛みか…」

「心地いい痛みだろ?(ニコッ)」

「…バトルを進めろ」

そしてこのドM発言である  いやいやいやいや、ダンさんは何を言ってんですか!
バギーンと強烈なダメージを受けた親父殿に「どうだい気持ちいいだろ〜」って
そんなん普通思わないから!あんたがMなだけだから!
まったくダンさんは…ユースなんかはこの痛みが恐くて「ライフで受ける」がなかなか言えなかったくらいですしなー、
そんなすごい痛みが気持ちいいのかよ!親父殿の「バトルを進めろ」って反応も
「なに言ってんだこいつ…」って引いてるように見えるのは俺だけでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ドローステップ!う…!?これは…12宮Xレア…!
 うぐ…ぐ…!これだけが…これだけが俺の生きる目的…!
 天と地を潤す命の源!大河の記憶を今に伝える巨神!
 宝瓶神機アクア・エリシオン!現れ出でよ!!」

ズゴゴゴゴゴゴゴ!

「俺には過去もない…!未来もない!!ならば俺は…!
 12宮Xレアと共に永遠に現在をさまようまで!!」

ああしかし、12宮Xレアを目にした途端にまたも凶暴な衝動にかられてしまう親父殿!
さっきのターンまでは落ち着いていたのに、やはり12宮が絡んでしまうとダメなのか…
ところで関係ないけど、「現れ出でよ!」ってフレーズを聞くと黄金勇者ゴルドランを思い出すよね…
なかなかありそうでないフレーズだしね…そういえばどっちもサンライズ&名古屋テレビ製作のアニメなのか、意外に接点あるんだな



「アタックステップ!宝瓶神機アクア・エリシオン!行けェェッ!!」

「…ライフで受ける!」

バッキイイイイン!!

「はあっ…!はあっ…!はあっ…!く…!」

「…デュック…」

そんなわけでダンさんに強烈な一撃を見舞った親父殿ではありますが…やはり精神的に相当まいっているのか、
その目にはうっすらと涙がにじんでいました。「過去も未来もない」と破滅に身を投じるような物言いをしているものの、
やはりそんな生き方は辛くて仕方がないんでしょう。どうにかして以前の穏やかな性格に戻してやりたいところですが…

「神の化身たる聖なる山羊星!黒き騎士共の邪悪な依代!
 摩羯邪神シュタイン・ボルグ召喚!!」

「龍神の弓、天馬の矢!戦いの嵐を静めよ!
 光龍騎神サジット・アポロドラゴン召喚!」

「おおおっ…!それも12宮Xレアではないか!?」

「アタックステップ!行け!光龍騎神サジット・アポロドラゴン!」

「ブロックだ!摩羯邪神シュタイン・ボルグ!」

ボッグアアアアアン!!

「ぐぬうっ…我が12宮Xレアが…!」

「…デュック、お前が失ったのは記憶だけじゃない…バトルする心もだ!
 今のお前は、12宮Xレアへの執念に取り憑かれた抜け殻だ!!」

その後も狂ったように12宮Xレアに固執し続ける親父殿、とうとう自分のスピリットだけでなく
ダンさんのサッポロドラゴンを見ながら「ヒャアー!12宮だあー!!」と大喜びする
という有り様です
もはや勝ち負け以前に12宮さえ出てくればいいといった感じの親父殿、ダンさんはそんな姿を見るに耐えないようで
厳しい言葉をぶつけながら今の親父殿をブチのめしにかかります

「鋭き尾に毒持つ甲殻の王者!天蠍神機スコル・スピア召喚!!
 フハハハ…!見ろ、山羊座の代わりに蠍座が現れた!
 やはり12宮Xレアは不滅だ!12宮Xレアこそ我がすべてなのだ!
 行け天蠍神機スコル・スピア!」


「マジック”リブート・コード”を使用!疲労状態のサジット・アポロドラゴンを回復!
 その攻撃…!サジット・アポロドラゴンで迎え撃つ!」

ボッグアアアアアン!!

「なっ…ま、またしても…我が…12宮Xレアが…」

「終わったな…」

「おじちゃん…」

この上さらに蠍座の12宮まで呼び出して攻撃を仕掛けた親父殿、しかしダンさんにはまるで通用せず返り討ちとなり…
いよいよこれで切り札を使い果たしたのか、為す術がないとばかりに戦意の消え始めた親父殿…
もはやゾルダー達の目から見ても勝負の行方は明らか、あとはダンさんが決めれば終わるという状況ですが…

しかしスコルスピアvsサッポロドラゴンの戦いはかなり見ごたえありましたねー
激しい肉弾戦の末に相手を弾き飛ばすサッポロドラゴン、吹き飛びながらも尾からレーザー砲を発射するスコルスピア、
サッポロドラゴンも火炎放射で応戦し、互いのエネルギーを激しくぶつけ合う…この構図がムチャクチャかっこいいです



ただ最後に弓ぴしっと当てて終了ってのはいただけないな…(えー
効果音的にも「ドッガアアアン!」「ボッガアアアアン!」「ぴし」って最後だけ地味すぎるよ!
あのまま火炎放射で倒しときゃよかったんだよ!やっぱ弓での戦いはなんか物足りない気がするぜ…

「よく見ろデュック…!ネクサス・闇の聖剣…そいつは何の役にも立たなかった。
 お前はもう獄龍隊の獄将デュックじゃないんだ!」

「…」

「私も知ってるよ…!おじちゃんが本当は優しい人だって!このカードのこと
 すっごく欲しいはずなのに、私から奪い取ることはしなかったもん!」

「…エリス…」

そして茫然自失となった親父殿に、本当の自分を思い出せと声をかけるダンさん&エリス。
そういえば確かに、闇の聖剣は最初に出したものの今回一度も効果を発動しなかったな…
もはやブレイヴキラーの獄将デュックなどここにはいないということでしょうか
それにエリスの持っていた乙女座の12宮Xレアも、親父殿はかすかな良心で奪わないままこのバトルに臨んでいたようで…

「思い出せ…!獄将デュックになる前、家族や国民を慈しんでいた頃を!」

「…か…家族…」

「獄将デュックは俺が今日ここで打ち倒すッ!
 だから立ち上がれ!暴将デュック!!」

「…かかって来い…馬神ダン…!」

「輝竜シャイン・ブレイザーを光龍騎神サジット・アポロドラゴンにブレイヴ!
 射抜けブレイヴスピリット!!」

バッギイイイイイイン!!

そして力強い言葉と共に、最後に残った親父殿のライフコアを粉砕するダンさん!
親父殿もこの言葉でついに本来の自分を取り戻したのか、その脳裏にはかつて愛した家族たちの姿が…
それにしてもこの家族の中で、左にいる紫の服着たねーちゃんがすごくかわいいんですが
これは親父殿の娘さんなんでしょうか?もしそうならお父さんと呼ばせてください親父殿!!(えー

ズボアアアアアア!!

「うおっ!?ぐ、ぐぬおおおっ…ぐがああああーっ!!」

「…!?デュック!?」

「うおがああああああーーっ!!」

「デュックーッ!!」

ってなんじゃこれー!?ダンさんが勝負を終わらせたその時、突然紫のオーラに激しく身を焦がされる親父殿!
なんでしょうこれは、見た目的にはキン肉マン2世のサタン様みたいな感じではありますが。ギレラレー
要するに親父殿に取り憑いていた「悪の意志」みたいなものでしょうか?多分それが出て行って親父殿は元に戻るんでしょうが、
その反面すさまじい肉体的苦痛を伴っているようで…

ドグワッシャアアアアン!!

「デュック!大丈夫か!」

ブオオオオオン!

「うっ…!?あれは…まゐ!?」

「…(がさごそ)」

「どういうつもりだ、まゐ!」

「12宮Xレアはもらったわ(ニマアッ)」

「まゐ…!」

ってゲェー!?その後バトルフィールドから墜落するように帰還した親父殿ですが、そこに突然やってきたのはなんとまゐたん!
しかもダンさんの目の前で、親父殿から12宮Xレアを根こそぎ奪って去っていったという…お、おいこらー!!
敗者にムチ打つとはこのことか、死にかけの親父殿から涼しい顔でカードを奪っていくとは、いくらなんでも鬼畜ですまゐたん
一体なにがまゐたんをこうまで変えたのか…ダンさんも飛び去っていったまゐたんを厳しい顔で見つめるのでした。次回に続く!


■バトルスピリッ
ツ ブレイヴ 第44話「背徳のXレア 蛇皇神帝アスクレピオーズ」
 

「親父殿、いま人類軍のカザン長官が我々の提案を受け入れてくれました」

「そうか…」

「何かご意見があれば…」

「俺の出る幕ではない」

「ですが…」

「それでも暴将デュックの息子か?お前ならもう自分で精査し、判断し、決行できる…違うか?」

「…はい!」

さて前回、ダンさんとのバトルを終えるなり謎の炎にぼーぼーめらめら焼き尽くされてしまった親父殿ですが…
なんとあれから無事生還しており、今では記憶も戻って昔の穏やかな性格を取り戻していました
ちなみに一緒にいるのは嫁のシーマ息子のルガインです、ルガインはこれまで人間と魔族の共存を目指してきたキャラで、
それがいよいよ実を結ぶ時がやってきたようですねえ



「ルガインは…大きくなったな」

「あんたがおらへん間、ようやってくれたわ…一家の大黒柱をしょってな」

「皮肉なものだ…一時はザジに立場を奪われ、手の者がバラバラになってしまったが…
 結果としてルガインが一人前になるとはな」

「勝手にええ話にせんとき。もとはと言えば、あんたがヘタ打ってこんなことになったんやさかいに」

「う…はは、手厳しいな…」

「悪いと思うたら、さっさと達者になることや…お父はん、おかえり」

そして嫁のシーマは、ご覧の通り京都弁のはんなり母ちゃんであります。京都弁キャラということで声優はやっぱり進藤尚美ですな
そういえば前々作の少年突破バシンでも、進藤尚美はJの母ちゃん役で京都弁喋ってたっけ…
もう完全に自分の芸風を確立したなぁ、カガリみたいな演技の時よりも遥かに持ち味を出せてると思いますわ

ただ母ちゃん、親父殿と喋ってる間背中でワキワキさせてるその触手はなんなんすか
すげー気になるんですけどそれ…もしかして「あんたが失敗こいたせいでエライ目にあったわぶつぶつ」と口では言っていながら
実はダンナが帰ってきてくれてめっちゃ喜んでるという心情を表してるとか…?

「この地球は、全ての者に対して平等です。魔族も元は人間…2つの種族も
 
根っこは同じです。その共存・共栄の道を歩む我々だからこそ、これを言いたい。
 何も恐れることはありません。今こそ種族の垣根を取り払い、この危機を乗り越え、
 新たな時代を迎えようではありませんか!」

パチパチパチパチパチ!

「これって少しズルいよねぇ!」

「なっ…」

「地球リセットを利用して、心乱れる魔族に取り入るのはフェアじゃないね。
 そもそも進化について行けなかった人間と手を取り合うなど愚かしいこと、
 魔族は人間より優れている!世界に散らばる誇り高き魔族の者たちよ!
 魔族こそこの星の頂点に立つ民族なのです!」

そんなわけで人類軍の司令官や、魔族の長バローネ様も集まり平和式典が行われますが…
ところがそこへ、「何が平和式典だよバッカじゃねーの」と大声を張り上げて乗り込んできた魔族が1人!
それはイザーズという謎の男…せっかくの式典を台無しにするためにやってきたという感じですが…
それにしてもイザーズ…イザーズって…間違ってもローマ字で書いたりしてはいけません
そして間違っても逆から読んだりしてはいけません
(えー



「何者か知らんが…彼らのやることを邪魔するな」

「これはバローネ様…邪魔するなということは、今や魔族の長と言われている
 あなた様も共存派だと?」

「一緒にするな…俺には俺のやり方がある。だが彼らの共存という考え、
 そして馬神ダンのやり方…それぞれが信念を持ってやっている。
 貴様にもそれがあるなら貫けばいい、妨害などという手を使わずな!」

って、そんなイザーズの薄汚いやり方に不快感をあらわにしたのはバローネ様!
信念があって対立するというならそれでいい、しかしこいつは他人の信念に対して「そいつはズルいっすねー(笑)」
言いがかりをつけてコケにしているだけ…こんな真似をされては、せっかく魔族たちが平穏を取り戻そうという時に
また新たな混乱を生み出すことになるだけです。そんなわけでバローネ様は、このバカを黙らせるべくバトルを開始しますが…

「メインステップ!我が友よ、時は来た!誇り高きしろがねの獅子、
 獅機龍神ストライクヴルム・レオ召喚!!」

「んふふ…デッキ構築、バトルの運び、極力ムダを省いた堅実なスタイルですねぇ。
 となれば、用意周到なあなた様のことだ…ストライクヴルム・レオを召喚したということは、
 次の一手のブレイヴも手札にあるんじゃないですか?」

「口が過ぎるぞ…」

「あらら、これは失礼…それではマジック”ハンドタイフーン”を使用!
 お互いすべての手札を破棄し、その後デッキから4枚ドローする!」

バシュバシュバシュバシュ!

「まずいぞ…!イザーズの破棄する手札は0枚、しかしバローネは4枚も…
 あの中に温存していたカードがあるなら…あっ!?」

「…」←ブレイヴカードを捨てるバローネ様

「んっふっふっふ…やはりありましたか、ブレイヴが」

「次の策に移るまでだ」

って、さっそくレオ友を召喚してペースを握ろうとするバローネ様でしたが、どっこいバトルを支配しているのはイザーズの方…
バローネ様の手に主力のブレイヴがあることをズバリ言い当て、手札抹殺のカードを使ってブレイヴを捨てさせ…
さらに自分はあらかじめ手札をすべて使っておき、手札抹殺のデメリットをなくすという徹底ぶりです
むう…どうやらこの戦い、非常にバローネ様にはまずいものとなりそうな予感が…



「さあ…このターンで決めます!誰も見たことのないXレアでねぇ!
 屠られし背徳のXレア!蛇皇神帝アスクレピオーズ召喚!!」

ズズズズズズズ

「こ、これは…最後の12宮Xレア!?なんと邪気に満ちたスピリット…
 見ているだけで息苦しい…!」

「歪んでいる…貴様と同じでこのスピリットも!」

「そうかもしれませんねぇ…蛇皇神帝アスクレピオーズでアタック!(BP12000)」

「獅機龍神ストライクヴルム・レオでブロック!(BP12000)」

「同じBPなら両方破壊だ!」

「フラッシュタイミング!マジック”アイスバーグ”を使用!
 ストライクヴルム・レオのBPを+2000!(BP14000)」

ボッグアアアアアアン!!

「ほぉ…そう簡単には勝たせてくれませんか…」

って、ここで切り札スピリット・蛇皇神帝アスクレピオーズを出してきたイザーズ!こいつにはよほど自信があるのか、
「ファイナルターン!!」とカイ君のような勝利宣言を高らかに行いますが…
でもバローネ様がBPを強化したせいであっさり倒されてしまいました。お、おいおいまさかこれで終わりなのか!?

「クククク…アスクレピオーズの効果発動!
 BP勝負で系統”光導”を持つ自分のスピリットが破壊された時、
 そのスピリットは回復状態でフィールドに戻る!」

バシュウウウウウウ

「な…回復状態だと!?」

「行くぞ…フルアタックだァァッ!!」

がしかし、アスクレピオーズが本領を発揮するのはまだまだここから!倒されたと思いきやすぐにまたフィールドへ舞い戻ることに!
なんとコイツは倒された自軍スピリットを即座に復活させてもう1度攻撃可能という能力を備えており、
死ねば死ぬだけ何度でも何度でも復活して攻撃できるという不死の効果を持っていたという…

コイツが場に出ている時の光導スピリットはまさにゾンビ軍団、自分自身も光導スピリットなのでいくら倒されようが復活しまくりです
うーむ、自分より強い相手に倒されてもすぐ復活して襲いかかるというこの効果…
まさにバローネ様への下克上を企むイザーズにピッタリの効果ですな…

バッキイイイイイン!!

「ぐぬうっ…!」

「諸君!名もない私でも立ち上がる勇気さえあれば、
 魔族のトップであるバローネ様をも倒すことができる!
 地球の危機を利用し、劣性なる人間と我々を共存させるという愚行を
 このまま見逃していいのか!?立てよ!魔族!!」



立てよ国民!ジークジオン!ジークジオン!
そして最後にはイザーズのゾンビ軍団に屈し、無念の敗北を喫してしまったバローネ様!
すると勝者となったイザーズは、ここぞとばかりに魔族たちを扇動するような真似を…

とりあえず今日のところは魔族を煽るだけ煽ってイザーズは去り、平和式典は無事に続きが行われますが…
しかし、イザーズの扇動によって確実に魔族たちの間には不穏な雰囲気が流れていました
ギラギラとやばい目つきになり、闇にまぎれて行動を開始する魔族が次から次へと…ああ…

それにしてもアスクレピオーズがバローネ様にトドメを刺しに行くシーン、
シッポでがんじがらめにして至近距離から猛烈に炎を浴びせてガチに殺りに行く気満々で吹いた
ちょ、ちょっとは手加減しろー!いくらバリアがあるからって恐すぎるだろ!背徳のXレアだけあってさすがにルール無用だぜ…次回に続く!


■バトルスピリッ
ツ ブレイヴ 第45話「射手座のアポロドラゴン 対 太陽のアポロドラゴン」
 

「皆さん、異界見聞録の解読がついに完了しました!
 僕はずっと前から、12宮Xレアをただ集めるだけで済むのかどうか疑問に思っていましたが…
 神々の砲台を起動させるには、12宮Xレアの他にバトルフィールドが必要だったんです!」

「バトルフィールドが…?」

【バトルフィールドを包む6色のリングは、12宮Xレアが生み出す神の力を蓄積させるためのものだった。
 フィールドで12宮Xレアが召喚され戦うたびに、リングにはカードに秘められた力が溜まってゆく…
 このリングが台座と合体した時に、神々の砲台は真の力を見せる】

「バトルフィールドにそんな意味があったとは…」

さて今回のバトスピですが、いきなり冒頭から難しい解説が始まりましたねえ。うーん、これまでダンさん達の目的といえば、
地球に崩壊の危機が迫っており、それを救うために12宮Xレアを集めなければならないということまでは分かってましたが
今回はそこからさらに突っ込んだ話をしているようです。

どうも12宮Xレアはただ集めただけでは意味がなく、それを実際のバトルで何度も使うことで
バトルフィールドの周囲に強大な力が徐々に溜まっていくのだという…その力が溜まりきったところで、
「神々の砲台」という場所からエナジー発射することで地球は救われるんだとか…
エナジー発射…あのヘンテコな歌詞にそんな意味があったとは…(えー

「ですが神々の砲台を発射するには、12宮Xレアの他にひとつ…引き金を引く人間が必要なのです」

「引き金…?なんだそりゃ?」

「異界見聞録にはこうあります。”神々の力、強き引き金より放たれて数多のいさかいを静める”…
 具体的に引き金があるのか、もっと違う意味があるのかは分かりませんが…」

「…引き金…」

ところがここでまたひとつ新たな問題が。神々の砲台からエナジー発射するには、誰かが「引き金を引く」という行為をしなければならないという…
ひ、引き金を引くってお前…公衆の面前でオナニーしろとそういうことですか!?一体誰がやるって言うんだ!(えー
まあそんな冗談は置いといて、普通に考えたら誰かの命を犠牲にしなければならないとかいうことでしょうな…まさか誰かが死んでしまうのか…

「ようし、これでラストだ…!」

「あっ…硯さんが牡羊座の12宮Xレア入手に成功したようです!」

って、そうかと思えばまた今回も12宮Xレアをゲットしてきた硯。こいつ役に立ちすぎ
なんでこんなに収集ペースが早いんだ!硯1人だけで一体何枚集めて来たんだ
ともかく硯のおかげで、ついにすべての12宮Xレアが出揃うことになりました。まだバローネ様とダンさんで6枚づつ持った状態ではありますが
この後世界が救われたら硯のおかげとしか言いようがないな…


(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知

「俺のおかげでもある」

「バルダ!!」
(えー

「ユース、バトルの相手を頼めるか?」

「あ、はい!」

「いずれはイザーズとも戦うことになる…今のデッキがどう回るのかシミュレーションしたい」

「俺もデッキを再構築したんです!手応えがあるといいんですが…」

「ああ、行こうか!」

そんな中、今のデッキの仕上がりを確認するためにユースとバトルをやり始めたダンさん。
最近は硯がバンバン新カードを持ってきてるおかげで、ダンさんのデッキもだいぶ様変わりしてきてますからねー
イザーズ達と戦う前に、ここらで一度実戦の感覚を確認しておきたいんでしょう

「角獣ガルナールの効果発動!自分のデッキを3枚オープンし、
 その中に系統”星竜”を持つカードがあれば手札に加える!
 太陽神龍ライジング・アポロドラゴンを手札に!(しゅぴっ)」

「わぁ、ユースのデッキ、回りがいいみたいだね!」

「ああ、バトルはいかに自分の思い通りにドロー出来るかがカギだ…
 ここでライジングを引き当てたことが、
 ユースのプレイングにいい影響を与えるんじゃないかな」

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「金牛龍神ドラゴニック・タウラスでアタック!激突だ!」

「ブレイドラでブロック!」

「ドラゴニック・タウラスのアタック時効果!相手のライフを1つ破壊する!」

バッキイイイイン!!

「くぅぅ…!」

「ふふ、さあダンが本気を出してきたぞ」

------------------------------

「次は俺の見せる番ですよ…!
 太陽神龍ライジング・アポロドラゴンをLV2で召喚!」

「本気の力をライジングに込めたか…!
 光龍騎神サジット・アポロドラゴンをLV2で召喚!」

そんな2人のバトルですが、クラッキー達もニコニコと見守る中じつに爽やかな雰囲気で進んでいくことになります
普段は世界の運命を左右するようなバトルばかりやっているので、こういう気楽にやれる戦いは貴重なんでしょうね
それにクラッキーの態度を見ていると、「ユースも結構頑張ってるな」とユースの上達ぶりを見るのが楽しいという気持ちもあるようです

が、しかしそんな和やかバトルの中で1人だけ酷い目に遭いまくっている子がいました
その名はブレイドラ。ダンとユースが使っている下っ端スピリットでありますが、ここまでの流れをブレイドラ視点で振り返ってみると



「ドラゴニックタウラスでアタック!激突だ!」「ブレイドラでブロック!」
→大怪獣ドラゴニックタウラスの攻撃を無謀にもブロック。ブレイドラAが死ぬ

「ブレイドラ、ライジング召喚のコストのためだ!ここは消えてもらう!太陽神龍ライジング・アポロドラゴンをLV2で召喚!」
→ライジング召喚のコストが足りなかったのでご主人様(ユース)に消される。ブレイドラBが死ぬ

「光龍騎神サジット・アポロドラゴンをLV2で召喚!コスト確保のためにブレイドラを破壊する!」
→サッポロ召喚のコストが足りなかったのでご主人様(ダンさん)に消される。ブレイドラCが死ぬ


ブレイドラマジ死にすぎ  こんなわずかな攻防の間にどんだけ死んでんだー!
なんでブレイドラすぐ死んでしまうん?ちなみにダンさんはとてもブレイドラを愛用しており、毎回のようにバトルで使っているのですが
その反面主力スピリットのコスト確保はいつもギリギリです。この要素が合わさるとどうなるかというと
いつもブレイドラが場に出される → 主力スピリットも出したいけどコスト不足 → 不足コストを確保! → ブレイドラが死ぬ
というブレイドラ死の連鎖が完成してしまうことに…


(C)5pb./Nitroplus 未来ガジェット研究所

あれから俺は…ブレイドラを助けるために、
何度もタイムリープをした…
しかし…どんな手を尽くしても、
ブレイドラは…死んだ…
不足コストをブレイドラから確保しなくても…
運命に殺されるように…
まるで…世界が結託して、
ブレイドラを殺そうとしているかのように…
何をどうしようが…どんな方法を取ろうが…
死んでしまう…!
(えー

ああ…ブレイドラ…あまりにもダンさんが不足コストをブレイドラから確保しまくるせいで
今ではすっかり定番のネタとして定着してしまいました

「ユース、さっきのは良かったぞ」

「えっ?」

「コスト確保のために、ブレイドラの破壊を選んだその気持ち…」

「はは、ダンもよくやってたな」

そして公式でもネタ化するブレイドラの悲劇  ブ、ブレイドラー!!
そ、そんな!さっきのブレイドラ死亡&ライジング召喚が「よくやったぞユース(にっこり)」と褒められるなんて!
ダンさんはそんなにブレイドラを殺したいのかよ!クラッキーにも「ブレイドラはいつも死んでるからなー」と言われる始末…ブレイドラー!!

「極星剣機ポーラ・キャリバーを
 太陽神龍ライジング・アポロドラゴンにブレイヴ!!」

「輝竜シャイン・ブレイザーを
 光龍騎神サジット・アポロドラゴンにブレイヴ!!」

「いよいよ勝負どころだぞ…!」

「感謝するよ、ユース…」

「えっ?」

「ブレイヴはお前達の時代のものだ…この戦いが終わったら、俺は過去に帰る。
 それからはお前達の未来が始まるんだ…!未来を作れ、ユース!!」

「ああ…分かってる…!ダン!未来は任せろ!!」

そしてお互いブレイヴして最後の攻めに出たところで、「やっぱブレイヴはいいなー」と感慨深げに語り出したダンさん…
そう、今のこの時代はダンさんにとっては何百年も未来の世界であり、戦いが終わったら元いた過去に帰らなければならない身…
ブレイヴはこの未来にしか存在しないカードなので、過去に戻ったらダンさんはもう2度と使えないというわけなのです

しかし、本来なら過去の住人である自分にはまったく無縁のはずだったカード達…
それをこうして何度も使うことができ、ダンさんはこの未来そのものに感謝しているようです
そしてユースが一人前の顔になったことを見届け、これからの時代を託して決着の時を迎えることに…

(未来…か…)

「アンジュ、実は僕も未来に向けて、何をすべきか考えていることがあってね」

「えっ、なあに?」

「過去へ帰っても、僕には待っている家族はいない…
 だから僕は、この時代に残るよ。君と未来を作りたいんだ」

「(ぽっ)ク、クラッキー…」

ところがその時、ダンさんの言葉に便乗していきなりアンジュを口説き始めたクラッキー。て、てめえこらー!!
「君と子作りしたいんだ」ってドサクサに紛れてなに言ってんだ!それに「過去に待っている家族はいない」って
ダンさんも似たようなもんなんだから、「え?クラッキー未来に残るの?やっべどうしよう、さっきのなしでやっぱ俺も残ろうかな…」とか
言い出したらどうするんだよ!めちゃくちゃカッコ悪いだろ!(えー

ちなみにプリムも、今回ユースのバトルを見ながら赤面しっぱなしで「ユース、メカっこよかったねぇ…」と甘い溜め息を漏らす始末です
まったくどいつもこいつも色気づきやがって!(えー  次回に続く!


■バトルスピリッ
ツ ブレイヴ
第46話「ダンvsザジ 動乱のアスクレピオーズ」、第47話「男たちの闇 アスクレピオーズ慟哭」

ゴウンゴウン ゴウンゴウンゴウン

【バローネとヴィオレ魔ゐによる、魔族のオクト脱出計画が始まった。
 
神々の砲台から発射されるエネルギーで地球の奥深くのコアを破壊すると、
 その影響でオクトが沈没する可能性があるからだ。
 まずはバローネに賛同する魔族の第一陣が、受け入れ先の領地へと出発していった】

さて今回のバトスピですが、冒頭では魔族たちの大規模な移住計画が推し進められている場面で始まります
前回出てきた「地球を救うために神々の砲台からエナジー発射する」という話ですが、どうもそいつをやってしまうと
魔族たちの本国とも言える大陸・オクトが沈没してしまうという状況になっていたようで…
そのためにバローネ様の指揮によって、オクトの魔族を乗せた移住船団が次々と他の国を目指して出発していたのです

「(すたすた)」

「む?どうした、ここは民間人は立ち入り禁止だぞ」

「この艦に爆弾を仕掛けた。さあオクトに引き返してもらおうか!」

「なに…?きさま何を言ってる…!そんなのはどうせハッタリに…」

ビービービー ビービービー

《ロシア行き、制圧完了!》
《アルゼンチン行き、制圧完了!》
《ノルウェー行き、制圧完了!》
《サザンアメリカ行き、制圧完了!》


「な…バ、バカな…!」

「ククク…そういうことだ…さあオクトへ引き返せ!
 これよりこの艦は、我ら魔族絶対主義・アスクレピオーズが支配する!
 そして世界を魔族の手に取り戻すのだ!!」

ところがその時、染岡さんと似たような顔した爆弾魔にハイジャックされてしまった移送艦!
染岡さん…なんということを…他の艦からの通信を聞いてみれば、こいつの仲間によって他の艦も次々とハイジャックされてしまったようです
どうも前々回のイザーズの扇動によって、魔族絶対主義とやらに目覚めてしまったクソッタレどものようですが…

ゴウンゴウン ゴウンゴウンゴウン

「避難船たちが戻ってきたの…!?」

《我らは魔族絶対主義・アスクレピオーズ!我らの目的はただひとつ…
 魔光殿、ならびに人類軍が保管する12宮Xレアを全て我らに渡せ!
 さもなくば、オクトより避難中の魔族が全員吹っ飛ぶぜ》

「ふざけんじゃねえ…!地球がやべえって時に、何を寝言言ってやがる!」

《3時間だ。3時間だけ待ってやる…人間ども、それにバローネよ、決めろ!》

「…」

「第一次避難船には、小さい子を抱えた家族やお年寄りが多いのよ…?
 みんな同じ命として生き延びようとしているのに…!」

そんなテロ軍団アスクレピオーズの目的とは、オクトにいるバローネ様を脅して12宮Xレアをぶん取ることでした
それを奪って一体どうするつもりなんでしょうか、まさかこいつらが地球を救うために使うとも思えませんが…
なんだかもうわざわざ地球を滅ぼすために行動してるバカどもとしか思えません
魔族絶対主義とか言いながら同じ魔族をゴミのように殺そうとしているし、ハタ迷惑どころじゃない最低すぎる連中ですな



【風雲急を告げる事態の中、ルガインとダンはスロバキアに到着した。
 スロバキアは暗闇のザジが支配する土地である】

「おやおや、これは意外なお客さんだ。用件は何かな?」

「お前とバトルがしたい」

「ハァ?なんで?」

「お前を知りたいからだ。俺は今までバトルで相手を知り、自分を伝えてきた」

「分かってどうすんのさ?地球リセットだ12宮Xレアだって言ってる割には、のんきな話だ」

「わらわも知りたいぞよ」

「ん?これはこれは女王陛下…!生きていらしたとはしぶといことで」

「そろそろ仮面を取ったらどうじゃ?仮面で顔を隠し本心を隠し、
 いたずらに世を惑わして何を望むのじゃ!」

ところがその時、ザジの居城にずかずかと乗り込んでバトルを挑んでいたダンさん達。
あのテロ軍団を率いるイザーズとザジが、同一人物だと見抜いての行動でしょうか
そんなダンさん達の目的は、何よりもまずザジの思惑を知ること…まあ確かにさっきの連中にしても、
あいつらの言う通りにしたら地球が滅びるだけで何がしたいのか分からなかったですからねえ

「ん〜…分かった、そのバトル受けちゃう。けどねぇ…」

ボワワワワワワ!!

「な…!?2人に何をする!」

「いま世間を騒がせてるアスクレピオーズのことは知ってるよね?
 人質ってのはもっと効率的でなくちゃあ、いっぱいの名もなき魔族どもより、
 2人の名のある魔族の方が…ウフフフ」

「私達を人質にするのですか!?」

「く…!」

「おっとぉ、ムダですよ陛下。これはあなたの魔力よりはるかに強力な古代魔法ですから」

「きさま…!なぜそのような力を!」

「んっふっふっふ…ナ・イ・ショ。馬神ダン、君が勝ったら2人を解放してあげますよ」

ところがその時、突然メラゾーマ的な謎の呪文を唱えてルガインと女王を炎の中に閉じ込めてしまったザジ!
そして自分がバトルに勝った時には、さっきの避難民よりこの2人を人質にして12宮Xレアをいただくと…
しかもこの呪文、魔族の中で最強の魔力を持つ女王ですら手も足も出ないほど強力なシロモノのようです
そんな呪文を軽々と使ってみせるとは、一体ザジとは何者なのか…

【第3ターン、ダンはブレイドラを召喚しターンエンド。
 第5ターン、ダンは金牛龍神ドラゴニック・タウラスを召喚。ブレイドラはそのコスト確保のため破壊された。
 そしてバトルは、第6ターンを迎えていた】

そんなわけで始まった2人のバトルでありますが、
とりあえずブレイドラを呼び出していきなり殺すダンさん外道
ブレイドラァァァーー!!今日もまた不足コストはブレイドラから確保ですか!なぜだ…なぜブレイドラばかりこうも犠牲に…

「金牛龍神ドラゴニック・タウラスでアタック!」

「ライフで受ける!」

バッキイイイイイン!!

「ぬぐ!?」

「なんと…!」

「…へえ…面白いじゃあーりませんか、12宮Xレアの力かしらん?」

「かもしれないな…やはり、イザーズ…!」

「どーも…見知っていただいて光栄だ。あんた、これが狙いだったんだろ?」

ってその時、ドラゴニックタウラスの攻撃が入った瞬間ザジの仮面がまっぷたつに叩き割られる結果に!
こ、これは…「素顔を見せろ素顔を見せろ」ってダンさんが念じながら攻撃したから、12宮Xレアの力で仮面が壊れたんでしょうか
なんてことだ…つまりダンさんが女のバトラーと対戦した場合に
「こいつの裸が見たい裸見たい」と念じれば相手の服だって破けるのか!?(えー
ちくしょうダンさんがもっとドスケベな性格だったら!ドスケベな性格だったら!!



「改めて初めましてだな…暗闇のザジの素顔、それがイザーズだ」

「お前に会いたかったよ」

「俺の何が知りたい?」

「なぜ混乱を招く…?」

「俺の夢だからさ…メチャクチャになればいい。
 それ以上でもそれ以下でもない、地球がリセットしたいんならすればいい」

「は、破滅願望…?」

そしてザジの素顔とは、やはりあのイザーズ…とはいってもこないだと髪型が違うから全然イザーズに見えんな…(えー
ともかくザジの本心というのも少しずつ分かってきました。それはこんな地球さっさと滅んでしまえばいいという破滅願望…
うーむ、さっきは「こいつらまるで地球を滅ぼそうとしてるみたい」と書きましたが、まさか本当にそうだったとは…

「俺は、お前の言う暗闇ってやつを見たい…それが知りたくてここに立ったんだ!」

「ヘェ…俺の闇、見たら後悔するぜ。それでもいいのか?
 13番目の闇!屠られし背徳のXレア!
 蛇皇神帝アスクレピオーズ召喚!!」

ズゴゴゴゴゴゴ…!!

「アスクレピオーズ!叩けェ!!」

「ライフで受ける!」

バッキイイイイイン!!

「くうっ…!?」

「ククク…痛いだろう?これが13番目の星座の力!神々の祝福なき闇の力だ!」

そして正体を現すなり、すぐさま主力のアスクレピオーズを召喚して攻撃を開始するザジ!
その威力は凄まじくドMのダンさんですら苦悶の表情を浮かべるほどです。ドMのダンさんが…(えー
ちなみにアスクレピオーズを召喚した途端ザジのコスチュームも変化しましたね。なんかラスボスっぽい闇の衣って感じだな
それにしてもこのシーンのダンさん顔が濃すぎて吹くな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ふふふふ…聞こえないか?死せる世界の声が!」

「死せる世界…?」

ズズズズズ…

「…!?なんだ!?」

「これは…獄龍隊!?それにジェレイドも…!」

「敗者必滅…!戦いに敗れた者の迷える魂から、蛇皇神帝アスクレピオーズは
 生み出されたのさ。獄龍隊はそのために作ったってわけ、
 ジェレイドをそそのかしてこの俺がね…ハハハハ!ハハハハハハハ!」

とその時、突如ダンさんの前にうようよと現れた死者の群れ!それはこれまでの戦いで
「敗者必滅」と言われ殺されていった獄龍隊のメンバー達…こいつらを殺すことでザジはアスクレピオーズを生み出すことに成功し、
最初から死んでもらうつもりで獄龍隊を組織したのだという…まさしく外道ですな…
それにしても死せる世界からの声か…ブレイドラの声も一緒に聞こえてきそうだなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ふざ…けるな…!!俺は必ずアスクレピオーズを倒すッ!!
 光龍騎神サジット・アポロドラゴンを召喚!!」

ってああ、そんなザジの非道すぎる行いにすさまじい怒りを見せるダンさん!
そういえば以前にも「負けた獄龍隊を殺すなんてやり方は許せない」って言ってましたしな…
それもザジの思惑では「お前ら早く殺したいから負けてこい」なんて部隊だったと聞けば尚更怒りが収まらないでしょう
そしてサジット・アポロドラゴンを召喚し猛攻を仕掛けるダンさん…
さすがにここでは空気読んで不足コストをブレイドラから確保しなかったか…(えー

「輝竜シャイン・ブレイザーを光龍騎神サジット・アポロドラゴンにブレイヴ!
 吼えろブレイヴスピリット!!スレイ・ウラノスへ指定アタック!
 ならびにアタック時効果でインフェルド・ハデスを破壊!」

ドガボッガアアアアアン!!

「ちぃっ…アタックステップ!アスクレピオーズでアタック!」

「フラッシュタイミング!”マジックブースト”を使用!
 ブレイヴスピリットは疲労状態から回復する!ブロックせよ!」

ボッガアアアアアン!!

「フン…返り討ちだ…!(ニマアッ)」

そんなわけで一気に畳み掛け、スレイウラノス・インフェルドハデス・アスクレピオーズと見る間に3体の強敵を片づけてしまうダンさん!
やっぱりダンさんが本気出すとすげぇな…それにしてもアスクレピオーズを片づけたダンさんの超ドヤ顔で笑ってしまう
ダンさんのこういうダーティな一面ってすごい好きだなあ、他の明るい主人公では表現できない魅力っていうか

「そんなもん意味ねーよ!!」

【蛇皇神帝アスクレピオーズの効果、BPを比べ相手のスピリットに破壊された時、
 回復状態でフィールドに戻すことができるのだ】

「うるせーよこの!ヘラヘラしやがってバーロー!!」とその時ザジも大激怒!
たったいま破壊されたアスクレピオーズではありますが、例の不死身効果によってまたフィールドに復活してしまいます
でもさすがに余裕なくなってきましたねこの男、やはり強者の余裕という意味ではダンさんが一枚上手か

「アスクレピオーズ、やれェ!!」

「ライフで受ける!」

バッキイイイイイン!

「クク、あとひとつだな…!」

「お前にだって手札はない…次のターンで動けるスピリットもいない」

「フン………お前の時代にも、貧民窟ってのはあったのか?」

「なに…?」

「貧しくて貧しくて、世界から見捨てられたような場所さ。
 ガキの頃の俺は…食うものもなく痩せっぽっちで、薄汚れていた…」

お互いにライフや手札はもう限界ギリギリ、あと一手で決着が着きそうというその時…
何を思ったか、ザジは突然過去の自分について昔語りを始めました
一体どういう心境の変化か…最後の激突を前にして、冥土の土産に教えてやろうという気になったんでしょうか?

「でも施しに甘えたくはなかった…それよりも与える方になりたかった…!
 そして俺には、そっちに行ける武器があることに気づいたんだ」

「武器…?」

「俺は美しいだろ?」

「…」

「ハハハッ…だから俺は、富める魔族にこの顔を売り込んだのさ…!
 だが、そいつには古代の魔法で遊ぶ妙な趣味があってねぇ…
 夜な夜な儀式に俺を駆り出した。俺が綺麗だったから…!」

「古代の魔法は、そこで覚えたのか…」

って…は…はい!?いや…いやいやいや!ちょっと待ておい!なんかとんでもないこと言ってるぞ!?
なんでもザジの奴、貧しい身分から成り上がるために
ショタコンホモ魔族に我が身を売って夜な夜な犯されまくっていたと…

な…なんっっじゃそりゃーー!!おいいいいいいいい!!どんな設定だよおい!
この番組日曜朝のスーパー戦隊が始まるいっこ前の放送ってことを忘れちゃいませんか!?(えー
というか古代の魔法はそんなド変態魔族にケツを犯されながら覚えたそうですが、
そんなどっかの変態が魔族最強の女王よりすげー魔法使いだったのかよ!なんだそれー!!

「そして俺は、主から仕込まれた古代の魔法を利用し…ヤツを始末したのさ…!
 ところがその矢先、人間があの国を制圧してしまった…するとどうなったと思う?
 俺は人間のものになったのさ…!綺麗だったから…!」

ぎゃー!!なんだこの話!ザジがそのホモ魔族をやっとの思いで始末したかと思ったら
別の国からホモ人間がわんさとやってきてザジを犯しまくったというこの悲劇!
ホ…ホモかーー!!すべての元凶はホモかーー!!いやいやいや…まさかザジの人格が歪んだ原因が
すべてホモセックスのせいだったとは思いませんでした、ボスの設定がこれかよおい!狂ってるよこのアニメ!



「魔族の支配だろうと…人間の支配だろうと変わらない…!
 魔族も人間も俺の心を闇に沈めた…嫌なものばかり見た…!だから壊したいのさ!!」

「それが、お前の闇か…」

「ああ。聞かなきゃよかっただろ?」

「そうでもないさ…お前のように心に大きな闇を抱えて、破滅と混乱を招いた男を
 1人知っている…異界王だ」

「ほう…それはそれは…」

「だがお前は、異界王の足下にも及ばない。お前には壊した後のビジョンがない。
 ただ壊すだけならワガママな子供と同じだ」

「なに…!?」

「コソコソ裏でやってないで表に出ろ…!異界王のようにな!!」

がしかし、そんなザジの心の闇を知ってもなお強気な態度を崩さないダンさん!
ザジの破滅願望をガキのワガママと一蹴し、異界王はもっとでっかい男だったと言い放ちますが…
この異界王、前作のラスボスだったそうですが一体どんな男だったんですかね?私は前作後半見てないのでよう分かりません
とりあえず「ザジと同じ心の闇を持っていた」ってことはこいつもホモだったんですかね?(えー
言われてみれば確かにガタイのいいオッサンでホモの素質十分って感じですが…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「アタックステップ!行けブレイヴスピリット!
 フラッシュタイミング!マジック”バーニング・サン”を使用!
 手札のトレス・ベルーガをノーコストでブレイヴさせる!」

ガッキイイイイイン!

「なっ…!ダブル…ブレイヴだと!?」

そしてバトル再開と同時にキター!!ダンさん最大の切り札ダブルブレイヴ!!
すでにブレイヴしているサッポロドラゴンに対して、この間硯からもらった新カード・トレスベルーガでさらなるブレイヴを重ねたという…
二重の合体により見る間に姿を変えていくサッポロドラゴン、全身は金色に包まれ見るからに最強フォームという形に…

ズゴゴゴゴゴゴゴゴ

ってダンさんはどうしたんじゃおいいいいい!!
なんじゃこれええええええ!!いやちょっと!ま、待ってよ!ダンさん一体どうしたんですかそれ!
一体何がどうなっているのか殺意の波動に目覚めたダンさんがダブルブレイヴで覚醒してしまったという…
なんでこうなった!?ダンさんは一体…こんな顔こえー主人公いまだかつて見たことがねえよ!(えー

「行け!ダブルブレイヴスピリット!アスクレピオーズへ指定アタック!」

ドッボガアアアアアン!!

「ぬあっ…!ぐ…!」

「俺のターンではアスクレピオーズの復活はない…!
 そしてブレイヴスピリットは、バーニングサンの効果で疲労状態から回復している!」

ギャオオオオオオオス!!

「あ…?あ…?」



そしていともたやすくアスクレピオーズを爆殺し、さらに疲労状態から回復してザジへの攻撃を開始するサッポロドラゴン!
爆煙の中のっしのっしと歩いてくるサッポロドラゴン恐すぎ
まさしく怪獣だこれー!ぎゃあああ!助けてウルトラマン!ダンさんも恐すぎるし
こいつらと相対したら眼力だけでリアルライフを失う自信あるわ

「あっ…う…あ…」

「お前も…他の生き方ができない男だったな。
 それが分かっただけでも、このバトルは意味があった」

「な…なに…?」

「お前は戦ってきたんだ、話してくれてありがとう。イザーズ…本当の名前なんだろう?」

「…ああ…」

ところが決着の瞬間、怒りに任せて叩き潰すのではなくにっこりと微笑みながら語りかけるダンさん。え、ええ?
殺意の波動に飲まれたかと思ったらしっかりと自我を保っていたなんて…まったくダンさんは予想外すぎるぜ…
今まさに殺されると思ってビビりまくっていたザジも、意外なところで出てきたダンさんの優しさにしんみりしているような…

「ブレイヴアタック!!」

ズッドバゴオオオオオオン!!

そして振り下ろされたサッポロドラゴン渾身の一撃により、一糸まとわぬ姿に剥かれてしまうザジ。
ああ、やはり脱がせるのか!12宮Xレアがその気になれば相手を脱がせるのか!(えー
いやまあ、これは今まで仮面の下に自分を隠してきたザジが、初めて人前に本当の自分を晒したという演出だと思うので
他の相手は剥かないと思いますけどね…まゐたんとか剥いて欲しいですけどね…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《聞け!絶対魔族主義・アスクレピオーズよ!》

「なっ!?あ、あれは…女王!?崩御したんじゃなかったのか!?」

《わらわは生きておる。よからぬ輩をあぶり出すため、
 すべての魔族を騙していたのじゃ。許せよ…
 アスクレピオーズのカードを操るイザーズは、馬神ダンに敗れた。
 お前達の信じるものはもはや消えたのだ》

「う…うぐ…」

《12宮Xレアは魔族と人間すべてを救済するもの…
 邪な考えの下で使うことはまかりならん!
 地球リセットを前にして、なんと恥ずべき振るまいか…もはや黙ってはおれん!》

ズゴゴゴゴゴ…

「うっ!?な、なんだ!?腕が動かねえ…!」

そんなわけで2人の決着がついたその時、自らの魔力でウルトラマン化してテロ軍団たちの前に現れた女王!
「恥を知れよバカども」とテロ軍団にひととおり説教し、ウルトラ念力によって爆破スイッチを止めてしまったという…
ふむ、ザジもダンさんに負けて少しは丸くなったみたいですし、これで一件落着ですな



「全コアシップ、絶対魔族主義の連中を拘束完了でさぁ!」

「そうか…!」

「これで事態終結ですぅ!」

「(ぽけーっ)」

「あら、どうしました?兄様」

「いい女だと思ってなぁ〜…」

「(ゴゴゴゴゴゴゴ)」

「え、あ、いや、すまん!」

って、そんな女王の姿を見て「はぁ…ウルトラマン超かっこいい…」と一目惚れしてしまったらしいゾルダー。(えー
そういえばゾルダーは女王の姿を見るのはこれが初めてなんでしたっけ?筋肉ムキムキマッチョマンなだけあって
やっぱり肉体美が好きというか、女王のグラマーなダイナマイツボディに魅了されてしまったんでしょうか
しかしそれに対してフローラが激しくブチ切れております。お前ら結局は恋仲になったのかよ!

ピーッピーッピーッ

「ん…?」

《ダン!まゐ様から連絡がありました!バトルフィールドで待っていると…!》

「まゐが…?」

そしてラストシーン、いよいよ地球を救う最後の作戦に向けて事態が動き出したその時、
突然ダンさんを呼び出してバトルを挑んできたまゐたん…何故このタイミングで…ここにきて、またひと波乱起こそうというんでしょうか
それにしてもまゐたんのスカートが風になびいてパンツ見えそう!パンツ見えそう!パンツうううう
俺は今悟ったよ、さっきは「まゐたんをバトルで剥いてほしい」と書いたけどチラリズムに勝るものはないってことを(えー

そして次はいよいよ48話、バトスピ史上最高の神回である48話!バトスピ強化週間をやってきたのはすべてこの日のためであります
俺の文章でアレの良さをどこまで伝えられるか分かりませんが…次回に続く!







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