ここ数日、スカイプでTo Heartトークをやったってことを紹介しましたが、
実は「ミルキィホームズいいよね…」とミルキィトークを繰り広げたりもしてました
でも私はミルキィ一期をまったく見ていなかったので、これはいい機会かなと思って見てみることにしたんですよ

感想としては、1話ごとにだいぶ印象の変わるアニメだなって感じですかねー
私としては好きな話とダメな話がハッキリ分かれる感じでした
好きな話はっていうと第2話「ポケットにパンを」、第8話「ボヨヨンの女」あたりかな
特に2話はよかったですね、シャロの有名なセリフ「吸いましょう!」には私もやられました

あと2話はシャロがネロを探しながらポリバケツ開けて「ネ〜〜ロ〜〜」って言うシーンがえらい印象に残ってます
ミルキィで一番耳に残ってるセリフはもう間違いなくアレです。ネ〜〜〜ロ〜〜〜

逆にダメだった話っていうと第4話「バリツの秘密」。
この話、世間的にはミルキィの名を一気に知らしめた伝説の回のようですが、俺にはあかんかったな…
なんでかっていうと、これ30分ずっと早口で絶え間なくハイテンションギャグを続けて続けて続けて終わる話なんですもん
何度も言いましたが俺にはハイテンションギャグは合わん…合わんのだ…

俺の感性でいうと、ギャグで笑わせに行くなら絶対にテンションの山と谷が必要なんですよね。
山を活かすなら谷が絶対必要。そういう谷で一息つける間がないと見てて疲れてしまうんです
だから、山・山・山・山・ひたすら最後まで山ってテンションだった4話はどーにも合わなかったですね…

これは最近のワンピースとか読んでてもすごく思います。
あれもギャグシーンとかバトルシーンとか、ひたすらずっとワーワーワーワー騒ぎ続けてテンションの山がずっと続くので
谷は…谷はどこだ…って感じで読んでてなんだかげっそりしますね
最初期の頃はルフィが基本あっけらかんとして落ち着いた奴だったので、そこでバランス取れてた気がしますが
最近はもうルフィが一番騒がしい奴になっちゃったので、その変化で合わなくなってきたって感じですね…

話をミルキィの方に戻しましょう。キャラクター的に一番好きなのといったらネロですね
性格の方はクズとかまぁ色々言われてますけど見た目がよけりゃいいんだよ!見た目がな!(えー
ネロは声優の喋り方がハキハキした感じじゃなくて、若干もにょっとしてるのがなんかいいですね
ちょっと舌ったらずな感じがなんか可愛いっていうかね

あとネロのいいところと言えば私服のセンス。
ネロは絵に描いたようなボクっこボーイッシュ娘なんで、こいつ絶対私服は短パンしかはかねーだろうなって思ってたんですが
意外なことに私服ではいつも可愛らしいミニスカを着用してるところにかなりズギュンときました



でもネロが私服のときに限ってかたくなに下半身を映そうとしないカメラワークをするのは
なんでですかね?なんなんですかね?いやマジでこの画像とかあと数ミリ下を映せばネロのスカートが見えるっていうのに
「スカートが見たいか?ん?残念でしたァー!!映しませーん!!」って感じで
意地でも映そうとしないし!なんで映さないんだよ!べつにいいだろ見せたって!

ネロとは反対に、私服は絶対スカートだろうなって印象のコーデリアさんが短パン派ってのが意外だよね…
2人とも予想してたのとまったく逆なんだもんなー、こいつらのセンスはよく分からんですね

あとミルキィといえば白服がいいよね…この白服、夏に着る学園の制服なんですけど、これが実に可愛らしいと思います
特にシャロとネロの帽子かぶった姿がいいね!他の服装の時より妙に帽子が似合うっていうかねー

ただ…この白服着てる時に限って、シャロがやたらと早いタイミングで
「ミルキィホームズ出動です!!」って言い出したりするもんだから、
すぐに仕事用の服に着替えちゃってロクに白服を拝めるヒマがないっていうね…シャロの奴マジで自重してくれよ!
仕事用の服に変わっちゃうのは嫌なんですよ!なんでかっていうと
あの服だとネロが短パンになっちまうからだよ!(えー
いやああああ!ネロの短パンとか絶対嫌!信じられない!ボーイッシュ娘に短パンとかやめろよ当たり前すぎてげんなりだよ
そもそも俺は超がつくほどのスカート大好き野郎ですから
女の人といえばスカート、スカートじゃないと満足できない。ズボンとか短パンとかおやめになって!
女性に生まれていながらスカートをはかないとかそんなもったいないことは絶対に許されないよ(えー

ネロについてずいぶん語りましたが、その次に好きなキャラと言えばシャロかな?
けっこう可愛らしい場面が多いので。ただドーナツ頭をほどいてる時の方がいいよなーと思います
ドーナツ頭の時は「うーむ」って感じなのが、それをほどいたら「はお!?」って感じかな(えー

あとミルキィホームズの4人は性格的に
ネロはクズだしコーデリアさんはお花畑だしエリーさんは常にビクビクオドオドしてるので
「みなさん○○しましょう!」って話をまともに動かせるのがシャロしかいないので
そういう意味でも貴重なキャラですね…でもミルキィホームズ出動だけは許さないよ(えー

ただ…俺の趣味は別にして、スタッフ的に一番力を入れてるキャラといえば明らかに生徒会長ですよね
なんかもう会長の作画の時だけ他とは力の入れようがまるで違うんですが
これは一体どういうこと!?スタッフ明らかにひいきしてるよね!?
会長の他のキャラと違う点というとオパーイが超でかいという事ぐらいしか思い当たりませんが
つまりは…そういうことか…スタッフは巨乳が好きなあまり作画にも思わず力が入ってしまった…と
まったくなんて欲望に正直な奴らなんだ…(えー  ミルキィスタッフは自重という言葉を知らんな…


■探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative ONE 小林オペラと5枚の絵画
 

「「「「うわぁー!!ロンドンだぁー!!」」」」

「たくさんの名探偵を生んだミステリーの故郷!」

「フィッシュ&チップスにキドニーパイ!」

「高級ホテルでアフタヌーンティー!」

「大英博物館…!」

「「「「わぁー!うわあー!!」」」」

そんなわけで始まりました、ミルキィホームズ夏の特番が。
去年もそうだったんですが、夏になるとなぜか1話きりの特番を放送するんですよねミルキィホームズ。
そんな今回の話は、主役の4人がロンドンの町に降り立った場面から始まります
普段の4人はヴァンガードの町偵都ヨコハマを舞台に活動しているわけですが、今日はどうしてロンドンにやってきたのか?

あと関係ないけど、「高級ホテルでアフタヌーンティー!」って目を輝かせてるコーデリアさんに
そんな金絶対ないだろと誰か言ってやってください(えー
(ミルキィホームズはその日暮らしをするのさえ至難なほどのド貧乏です)
というかあれだけ貧乏なのに一体どうやってロンドンまで来たんだろうな…たぶん密航とかそういう…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ど、泥棒ーっ!!」

「えっ!?」

「大丈夫ですか!?」

「は、はい、でも荷物が…!」

とその時、道行く人から荷物を奪って逃げ出した不届きな泥棒が!
そんな場面に居合わせては黙って見ているわけにはいきません、
そう、ミルキィホームズは「トイズ」と呼ばれる超能力を扱える超能力探偵、さっそくその能力を遺憾なく発揮して追跡を開始することに…

「私に任せて!(キィィィン)泥棒はあっちよ!」

まず1番手であるコーデリアさんの能力は感覚強化。視覚、聴覚などの五感を一時的に鋭く強化するトイズで、
4人の中でもレーダー的役割をこなすことが多いですね
ちなみにコーデリアさんのご先祖様はコーデリア・グレイ。有名な探偵ですよね、俺も名前は知ってます
ただ名前以外のことは何も知らないのでどうにも解説はできないな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「よーし!お兄さん、ちょっと借りるよ!」

「えっ!?」

「(キィィィン)ほいっとぉー!!」

そして2番手・ネロの能力は電子制御。いつも手に持っている金属のヘラを機械に向かってぶっ刺すことで、
制御している電流を操り、機械を意のままに動かせるというトイズですね
機械が相手なら大抵のものは操れるので、メカ的なものが出てくると「無敵のトイズでなんとかしてくださいよォー!!」
ネロが引っぱり出される場面が多い気がします



そんなネロのご先祖様はネロ・ウルフ。ネロ・ウルフ…うん、ネロ・ウルフ。
く、くわしいことはおれも知らねぇ…(えー
いやマジで、ネロウルフって誰なんだ…正直ミルキィを見るまでまったく知りませんでした
調べてみたらアメリカで有名な探偵なんだそうで、日本ではマイナーな人みたいですねえ

それにしてもネロが可愛くてやばい。あーたまらん…やっぱ可愛さにかけてはネロが頭ひとつ抜けてるなー
ご先祖様は誰だか知らんがやっぱりネロが一番だよなー(えー

ブオオオオン!

「うおっ!?く、くそーっ!」

「そうはさせません!(キィィィン)」

ネロにバイクで先回りされ、慌てて別の逃げ道を探そうとする泥棒でしたが…
ここで3番手・シャロの能力念動力が炸裂。目で捉えている物体を浮かしたり飛ばしたりできるトイズですね
あんまり重たいものは飛ばせないという弱点がありますが、今回は道ばたにあったイギリス国旗を飛ばして泥棒の行く手を阻んでおります



そんなシャロのご先祖様は、皆さんご存知シャーロック・ホームズ。これは説明するまでもあるまい…有名なんてもんじゃないぜ

「(キィィィン)観念してください!」

「う、うおあーっ!?」

そしてとうとう追いつめられた犯人は、4番手・エリーの能力筋力強化にビビりまくって御用となりました
こいつは一時的に腕力がスーパーマンのように強くなるトイズです

最後にエリーのご先祖様はエルキュール・ポアロ。これも有名だなあ
私の印象では知名的にホームズ>ポアロ>>コーデリアグレイ>>>>>ネロウルフってとこでしょうか?
ネロウルフはなんて言うか…ネロって聞くと魔肖ネロしか思い浮かんでこないからな…(えー

「あ、ありがとうございました!それもこれもご先祖様のお導き、ありがたやありがたや…」

「…?」

「そうだみなさん、さっきの力はトイズですよね?」

「うん、そうだよ!」

「私たちは日本にあるホームズ探偵学院の生徒なの」

「私はリリー・アドラーと言います、実は…」

「えーっ!?ポアロ探偵学院の生徒!?」

って、めでたく泥棒を捕まえて被害者のところに戻ってみれば、意外にも似たような探偵学園に通う生徒ということが明らかに…
リリー・アドラーっていうと…ご先祖様はアイリーン・アドラーなんでしょうね、コナンでそんなような名前見た気がするわ
ともかくこのリリー、どうやら優秀な探偵を探して町をうろうろしていたようで、ミルキィの4人にくっついてそれを紹介してもらうことに…

「教官ーっ!会いに来ちゃいましたぁ!」

「き、君たち!?どうしてここに!?」

「教官、お元気そうで何よりです!依頼人をお連れしました!」

そんな4人がリリーを連れてやってきたのが、恩師である小林オペラの家でした
この小林オペラ、ゲームの方に登場する主人公キャラで、今までのアニメには出てなかったんですよね
どうやらスタッフ的に「小林先生を出すとミルキィ4人がそれに群がるハーレムアニメになってしまうから」というのを危惧して
今まで出番が来ていなかったようです

ちなみにこの小林先生、声優はヴァンガードの店長なんですよね。そう考えるとヴァンガードEDのこの絵とか感慨深いよな…
まさにあれもミルキィ4人が教官に会いに来た図というか…あとシャロの声優はコーリン、コーデリアさんの声優はミサキさんと、
ヴァンガードとの繋がりは声についてもかなり深いですね

「それで、僕に依頼したいこととは?」

「盗まれた絵を取り戻して欲しいんです、亡き曾祖父・ジョンの描いた油絵で…」

「リリーさんのひいおじいさんって、画家だったんですか?」

「いえ、腕前は素人だったと聞いています」

「ふむ…?ではその絵の市場的価値は…」

「ほとんどないと思います…地元の警察にも届けましたが、盗まれたのは素人画家の絵が一枚きり…
 真剣には扱ってもらえませんでした。自分で捜査もしてみましたが、なんの手がかりも見つけられず…
 お願いします先生!どうか曾祖父の絵を探してください!」

って、リリーがなんのために探偵を探しているのかと思えば、盗まれてしまった絵を探して欲しいんだという…
しかし不可解なのは、単なるド素人なじいちゃんが描いた絵をわざわざ盗んでいった犯人の行動ですよね
近所の悪ガキが勝手に持っていったとかじゃないかと思いましたが、なんの手がかりも残さない鮮やかな手口だったそうで
どうやら相当な凄腕の泥棒が盗んでいったみたいですね…

「(カチャカチャ)小林!スコットランドヤードのデータを当たってみたら、
 ロンドン市内でもジョンさんの絵が2点盗まれてるぞ!」

「(ガーガー)被害者宅の地図を今印刷しています」

「よし!捜査だ!」

って、リリーの話を聞いた途端、シュバババと素早く動いて手がかりになりそうな情報を集めてきたネロ達。
有能すぎるぞ!誰だこいつらは!(えー
いや、今までのミルキィっていうのはとんちんかんでバカでおたんこなすでスットコドッコイなことしかやらない大ボケ連中だったので、
今回のこのまともな働きっぷりにはかなりの違和感が…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン 
まあ、今回はこんな風に普段とはちょっと趣向を変えたお話みたいなんですけどもね

「シュタイラーさんはドイツのお生まれで?」

「いえ、生まれはスイスです。ただ子供の頃からこちらに渡ったものですから、
 習慣などはすっかり英国流でして…紅茶はミルクティー、お茶うけはサルタナ入りのスコーン、
 英国のよき習慣です。さあみなさんもどうぞ」

「わぁ、いただきまーす!」

そんなわけで、さっきネロ達が見つけた情報から、同じように絵を盗まれた被害者の家を訪れていた小林先生たち。
そこでお菓子と紅茶をごちそうしてもらうわけですが、めっちゃ食べたそうにしてるネロが超かわいい
あああやべーな今回のネロマジやべーな…普段のネロはもっと汚れてる感じなんですが
今回はすごく純粋だから普段より何倍も可愛く見えるな…(えー

「んむんむ…あれっ、サルタナってレーズンのことなんだ?」

「サルタナはイギリス英語、レーズンはアメリカ英語なんですよ、お嬢さん」

「えっ、ボ、ボクが…お嬢さん…(照れ照れ)」

そしてお嬢さんと呼ばれて照れてしまうネロがもう可愛くて死ぬ
うおおお!ネロおおおお!あんまり可愛いんでここだけで4枚も画像を使ってしまったぜ
今回のネロはやばいよ本当に俺もネロに餌付けしてあげたいわ

それとサルタナはイギリス英語、レーズンはアメリカ英語って話はなかなか勉強になりますね
今までのアニメレビューで何度も言ってることですが、私はこういう豆知識をアニメで見るのが凄く好きなんだ…
めちゃモテとか夢パティもそういうのが好きで見てたからなー

それにしても今回のミルキィ感想はずいぶん長くなりそうだ…
たぶん1度の感想で収めるには無理があるので、2回か3回に分けて書きたいですね
というわけで今日のところはこのへんで。また次に続きます


■探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative ONE 小林オペラと5枚の絵画 その2
 

「それでさ、盗まれたのはなんの絵だったの?」

「ライヘンバッハの滝の絵です、あの絵はスイスにいた頃の思い出の品でして…」

それでは前回の感想の続きから。一同が紅茶やお菓子をごちそうしてもらいながら、盗まれてしまった絵の話を聞いてみると…って
ライヘンバッハの滝キター!!こ、これは!バリツだよバリツ!バリツの生みの親じゃないですか!

ミルキィファンにとってバリツってのは特別なんですよ…なんのことだか分からない人のために1から説明しましょう。
まずこのライヘンバッハの滝とは、シャーロック・ホームズの「最後の事件」という話に登場した滝であり
ここでホームズの物語を終わりにしようと思ったコナン・ドイルが、決戦の地に選んだ舞台なんですよね

この滝でホームズは宿敵のモリアーティ教授と格闘戦になり、最後には2人とも滝に落ちて死んでしまうんです
しかし、そこで怒ったのがそれを読んだ読者たち。「ホームズが死んで終わりってこんなふざけた話があるかよ!」
大激怒して猛抗議を行い、とうとうコナン・ドイルの方が折れてホームズの話を再開することになったという…

その後「実はホームズは生きていた」という話で再開されるわけですが、そこで新たに作られた設定が
ホームズはバリツという武術の達人だったので滝での戦いから生還していたというものだったという…
ちなみにバリツというのがどんな武術なのかは誰にもまったくわかりません(えー
ホームズが操る謎のスーパー武術…それがバリツなのだ…



そしてそのバリツは「先祖代々伝わるサイキョー武術」としてシャロにも伝承されており、
それが存分に発揮されるのがミルキィホームズ1期第4話「バリツの秘密」。
ミルキィの名を世に知らしめたウルトラカオス回ですよね。だからミルキィを知る者にとってライヘンバッハの滝ってのは特別なんだ…

それにしても、ホームズが最後死んじゃったからって猛抗議するとか大人げないなーと思いましたが


(C)サンライズ・メ〜テレ

ダンさんのこと考えたらもうあれだな…
まあ抗議しまくるよな…
(えー

客観的に見ると主人公が最後に死ぬってのは、話の結末として「まあ別にアリなんじゃない?」って思えるけれども
自分が当事者になってみるとだな!何より大好きで心からハマった主人公が最後に死んでしまうとだな!
身を引き裂かれるほどの苦しみを味わうんだよ!(えー
これは心からハマったことのあるファンにしか分からんだろうな…というかコナン・ドイルはファンの声に応えてくれただけいい人ですよ
バトスピスタッフはファンの抗議を一切シカトしてなんのアクションも(以下略)

「私の父とジョンさんは古くからの知り合いでして…
 そうだ、この写真に写っている全員がジョンさんから記念の絵をいただいたはずですよ」

「ほ、本当ですか!?」

だいぶ話がそれてしまいましたが、さっきの被害者のおじさんから「この写真の人たちみんなジョンじいさんの絵の持ち主だよ」
次なる手がかりを教えてもらった一同。ふむ、犯人がジョンじいさんの絵を狙っているなら、
この人たちを当たっていけばまた何かの情報が掴めそうですね

「んふふ、やっぱりロンドンと言ったらフィッシュ&チップスだよねー!」

「わぁー美味しそう!」

「って、どれだけ食べるつもりなんだ君たちは…」

がしかし、腹が減っては戦ができぬ。写真の人たちに会いに行く前に、いったん腹ごしらえをすることにした一同。
ハンバーガーやらフライドポテトやら、大量に小林先生に買わせまくっております
というか小林先生は家賃の支払いも絶望的なド貧乏で、今回の依頼で報酬をもらわないと生きていけない身なんですが
その小林先生におごらせまくるミルキィホームズって…(えー

「(ずるっ)うおっとっとっ!?」

「きゃ、きゃあっ!?」

ところがその時、足を滑らせてジュースをその場にブチ撒けてしまった小林先生!
貴重なジュースが!なけなしのお金がぁ!!(えー
そんなジュースの被害をモロに受けることになってしまったのはエリーです、このままでは水もしたたるぶっかけ姿になること必至!
まぁ…仕方がないことなんや…小林先生の財政を圧迫した罰として、せめてものエロい姿を小林先生に晒すしかないんや…(えー

「…!(キィィィィン)」

ぴきぴきぴき

「えっ?こ、これは…」

「あっ、冷たい…凍っています!」

「な、なんで…?」

「そ、それは私が…液体を瞬時に凍らせる力…それが私のトイズなんです」

がしかし、その時とっさにトイズの力を発動したリリー!それによりジュースはエリーにかかることなく、カチンコチンに凍ってしまったという…
なるほどリリーの能力はPKフリーズということか…なかなかに使えるPSIを習得してるじゃねーか…(えー
どうでもいいけどエリーとリリーって、名前並べると頭こんがらがってくるな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「へえー、すごいじゃん!」

「で、でもほんの少しの量しか凍らせられないし、捜査の役にも立たなくて…」

「そんなことないです!」

「えっ?」

「私だって、出来るのはこんなことだけ…(キィィィン)」

ふわふわ

「でも、役に立たないなんてこと絶対にありません!」

「そうよ、使い方しだいだわ」

「おかげで助かりました…」

「み、みなさん…」

トイズの能力がかなり弱くて使いどころがないと気にしていたリリー。それを聞いたシャロ達みんなが励ましてあげます
シャロ達の言う通りですよ!PKフリーズを習得していながら「こんなの役に立たない」とは贅沢な!
あやまれ!使いどころのないPKファイアーにあやまれ!!(えー
威力のないPKファイアー、命中率のないPKサンダー、燃費が悪いPKスターストームに比べて
PKフリーズは燃費もいいし威力も高いし凍結の追加効果まであるしで至れり尽くせりの(以下略)

それにしても、なんだかシャロもリリーと同様にトイズの弱さを気にしていたみたいですね
シャロの能力は念動力ですが、見えているものにしか効果がない、それに非常に軽いものしか動かせない
縛りが結構ありますからね、ちなみに今のセリフの中で浮かせてみせたのは食事用のナプキンです。
確かにこれはちょっとした手品って感じの能力だなー

コンコン コンコン

「うーん…ハーカーさん、お留守でしょうか?」

「(ギィィ…)あれっ、カギ開いてるよ…わっ!?」

「う…うう…」

「ハ、ハーカーさん!?すぐに救急車を!」

「ワ…ワシの…絵が…」

って、食事を終えた一同の前に新たな事件発生!さっき写真で教えてもらった絵の持ち主、ハーカーさんの家を訪れた一同でしたが
なんとシャロ達より先にハーカーさんを襲撃していた犯人!
まんまと絵は盗まれた後であり、ハーカーさんもぐったり横たわっていたという…ちくしょう誰がこんな事を

「あ…あれを…盗んだのは…」

「犯人を見たんですか!?」

「盗んだのは…グ…GREE…(がくっ)」

「ハーカーさん!?ハーカーさーん!!」

そう犯人は…え!?GREE!?ハーカーさんは何を言って!?
モバゲー!?モバゲーのGREE!?一体どういうことなんでしょう、あまりにも廃課金しすぎて人生狂ったんでしょうかハーカーさん
課金しすぎて絵まで差し押さえられてしまったのか…ハーカーさん…いやすいません、
正直この時ハーカーさんがなんて言ったのかよく分からなくてマジで俺にはGREEとしか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次の感想に続く!


■探偵オペラ ミルキィホームズ Alternative ONE 小林オペラと5枚の絵画 その3
 

「コーデリア、何か手がかりになりそうなものはあるかい?」

「(キィィィン)はい、かすかにジャスミンの香水の香りがします…これはハーカーさんのものではありませんね」

さて、ずいぶん間が開いてしまいましたがミルキィ感想の続きです。
前回、絵画泥棒の襲撃を受けてしまい、無念にも大事な絵を盗まれてしまったハーカーさん。
小林先生一行は、その犯人の手がかりを探して犯行現場の捜査をしていました
というかコーデリアさんが凛々しすぎてやばい、こんなコーデリアさん初めて見た(えー
五感強化スキルってこういう犯人探しにはうってつけの能力やな…最初にコソ泥の行方を見つけたのもコーデリアさんだったし
この役立ちっぷりはちょっと普段のコーデリアさんからは想像もつかないというかこんな頼りになる人だったとは…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「なるほど、事件のあるところ名探偵ありということですか?ミスター小林」

「クイーン警部!お久しぶりです」

「(ジロジロ)この子たちは?」

「ああ、僕の教え子たちと依頼人です」

「…教え子?探偵ですらないアマチュアを現場に?」

「うわ…なんかやな感じ…」

が、そんな捜査中にのっしのっしと現れた警察の皆さん。そのリーダー格・クイーン警部
素人が現場をウロチョロしているのが気に入らないらしく、「アマチュアがこんなところで何してるわけ?」
ミルキィホームズに相当厳しい視線を送っております

それにしてもクイーン警部って変な名前してんなと思いましたが
もしかしてあれでしょうか、エラリィ・クイーンがご先祖様だからクイーン警部って名前なんでしょうかね

「クイーン警部って…女王様の警部?」

「誰が女王様ですって!!」

「ひ、ひいっ!?」

バタアアアアアン!!

「あ、ああ…」

「な、なかなか強烈な警部さんですね…」

って、その時シャロのなにげない一言でブチ切れてしまったクイーン警部!
鬼のような形相ですぐにシャロたち全員を叩き出し、犯行現場への立ち入りを禁じてしまったという…
女王様って呼ばれるのがそんなに腹立たしかったのか…これはあれでしょうか、東方仗助で言うところの
「このオレの髪型がサザエさんみてーだとォ!?」
通じるような怒りのスイッチというか…(えー

「小林先生、ハーカーさんが襲われたということは残りの絵も…!」

「うん、アデアー邸に急ごう!」



「あらまあ、その絵でしたらほらここに。連続絵画盗難事件だなんて、少し大げさじゃありませんこと?」

「で、ですが…!」

「まあまあお茶でも召し上がれ、落ち着きますわよ」

ともかくハーカーさんの家で捜査ができなくなった一同は、次の絵の持ち主を守ろうとアデアーさんの家を訪れます
幸いこの人はまだ泥棒に襲われていなかったようですが…どうにもこうにも楽観ババアすぎて手を焼くハメになってしまいます
「盗難事件とか大げさなんだよ(笑)」とまったく危機感がないアデアーさん、泥棒を警戒するように忠告しても耳を貸しちゃくれません

「…?」

が…その時、「どうぞどうぞ」とアデアーさんが出してきた紅茶にいぶかしげな顔をするネロ。
そう、出てきた紅茶はレモンティー。生粋のイギリス人が好む飲み物は果たしてどうだったか…?
物語前半のお茶会でおじさんが教えてくれたはずです、あれは確か…

「アデアーさんはずっとこちらにお住まいで?」

「ええ、生まれも育ちもロンドンですのよ。よろしかったらこっちのレーズンクッキーもどうぞ」

「…?」

「…?」

さらに今度はお茶菓子としてレーズンクッキーを出してきたアデアーさん。これもまたおかしい…
お菓子なだけにおかしい…(えー  イギリス人ならレーズンのことをなんと呼ぶんだったか…?
どうも本当にイギリス人なのか怪しい感じですが、「私ずっとイギリス住まいですんで」と言ってはばからないアデアーさん。
なんともうさんくさい感じがこの人から漂ってまいりました



「ともかくご心配は無用ですわ。特に価値のある絵でもないわけですし、これを目当てに強盗だなんて…」

「ええ、そうですね、お宅の絵が再び盗難に遭うことはないでしょう」

「えっ!?」

「お邪魔をしてしまいました、これで失礼します」

が、その時「いやーそれじゃお邪魔しました」とみんなを連れて帰ってしまった小林先生!
そ、そんな!このうさんくさい女を目の前にして…それにリリーは「アデアーさんを見殺しにするつもりですかァー!」と激しく動揺しております
しかし、明らかにすべてを見通したような笑みを浮かべて去っていった小林先生…
どうやらここで引くのは何か考えがあっての行動のようですね

「い、一体どういうことなんです小林先生!
 次に狙われるのはアデアーさんの絵じゃなかったんですか!?」

「まあまあリリーさん、議論の前にまず一服。それが英国流でしょう?」

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「さて君たち、これまでの捜査で何か気づいたことはないかい?」

「気づいたこと…うーん…」

「…ん?そ、そうか!そういうことだったのか!」

「あっ!私も分かりました!」

「私も!あることに気づきました!」

「うん、事件を解く重要なファクターに気がついたようだね!」

そして一旦自宅に戻った小林先生は、そこでまたお茶の用意をしてみんなに事件解決のヒントを出してあげます
そう、小林先生が用意したものはミルクティーとサルタナビスケット。これこそイギリス式のお茶会だったはずです
レモンティーを出したうえに、サルタナビスケットのことをレーズンクッキーと読んでいたアデアーさん…彼女がイギリス人でないことは
もう確定的に明らか。それにしても今日これで何度目のお茶会だろう…考えるだけで腹がタプタプになるぜ…(えー



ちなみにビスケットとクッキーという呼び名も、サルタナとレーズンと同じで
ビスケットはイギリス英語、クッキーはアメリカ英語で同じ菓子のことを言う言葉だったんですね
こんなの調べてみて初めて知ったぜ…いろいろと勉強になるなあ

つかつかつか つかつかつか

「そんなに急いでどちらにお出かけです?アデアー夫人」

「えっ!?あ、あなた達!こ…こんな時間になんの御用?」

「連続絵画盗難事件の犯人が分かりましてね…」

「そ、そうなの、だったら我が家の絵も安心だわ」

「ええ、もう盗まれることはありません…
 なぜなら、あの絵はすでに盗まれていたんですから!」

「えっ!?」

「あなたによってですアデアーさん!いいえ、そのフリをした偽者さん!」

さあそしていよいよアデアーさんを問い詰めにかかった一同!
なるほど怪しいとまでは私も読んでいましたがこいつが犯人そのものだったわけですか
そういえば小林先生は、さっきアデアー邸を出る時に「お宅の絵が再び盗まれることはないでしょう」って言ってましたね
なるほど…つまりあの時点で、「テメーが犯人だって分かってるんだぜコノヤロー」って盗品の絵だと分かっていたわけですな

「わ、私が偽者だとおっしゃるの!?なにを根拠に!」

「ボク分かっちゃったんだよね…あの時紅茶にレモンを入れたろ?
 生粋の英国人なら紅茶に入れるのはミルク、レモンを入れる習慣はないはずだ!」

「そ…そんなの好みの問題じゃない!!」

そしてまずはレモンティーの件を問い詰めにかかるネロ、しかし「そんなの好みの問題じゃない!」と言われてしまったら
そりゃ確かにそうだわなあと思ってしまうんですが、大丈夫なのかネロ?(えー

とは書いてみたものの…調べてみてビックリ、どうやら本当にイギリス人にそんな習慣はないそうです
イギリス人にとって紅茶と言えばミルクティー、イギリスの店で「紅茶ください」と言ったら確実にミルクティーが出てくるとかなんとか
そんなイギリス人が紅茶の飲み方について論争するとこうなるそうです
「紅茶の一番うまい飲み方はなぁ!ミルクを先に入れるってことさ!」
「バカ言ってんじゃねぇ!ミルクを後に入れるのが一番うまいんだ!」

ミルクを入れるのはもはや当然、どのタイミングでミルクを入れたら一番うまいかを言い争うレベルなんだとか

中にはミルクを入れずに紅茶を飲む珍しいイギリス人もいるそうですが、しかしそんな人でもレモンまでは入れません。
イギリスでの紅茶の認識はブラックorホワイト。ミルクを入れるか入れないかであり、レモンを入れるなんて習慣はないんだそうです

これはポケモンで言えば分かりやすいかもしれませんね、
最近発売したシリーズといえば、ポケモンブラックとポケモンホワイトのブラックorホワイト。
ポケモンレモンなんてわけ分からんゲームをやってる奴はいません

さらにみそ汁で言えば分かりやすいかもしれませんね
日本のみそ汁といえば、赤みそと白みそのブラックorホワイト。
その中にレモンぶち込んで飲むような奴はいません
そんな奴がいたとしたら「この海原雄山も舐められたものよな!!」
雄山の怒りを買って女将を呼ばれてしまうことでしょう(えー

「それにあなたは、干しブドウ入りのクッキーをレーズンクッキーと言いました!
 本物のアデアーさんなら、同じものをイギリス英語でサルタナビスケットと言ったはずです!」

「ひ、ひどい揚げ足取りだわ!」

「いいえ!ハーカー古書店に残っていたジャスミンの香水の香り、
 昼間うかがった時にあなたから同じ香りがしました!」

「…!」

さらに続いて偽アデアーをどんどん追い詰めていくシャロ&コーデリアさん!
なるほどコーデリアさんが気づいていたのは、五感強化で感じ取った犯人の香水だったのか
コーデリアさんの能力は本当に使いどころが多いな…それにしてもさっきのお茶会あたりから、ミルキィ4人の中で
エリーさんだけまったく推理に絡んでないんですが
どうしちまったんですかエリーさん!もうちょっとがんばってくださいよ!(えー

それにしても、悪事を隠そうとする犯人にバンバン証拠つきつけまくってぐうの音も出ないところまで問い詰めるっていうのは
逆転裁判を思い出すな…俺はあのシリーズが大好きでね…今度新作の逆転裁判5が出るようで楽しみだ

「空港の出入国記録も調べましたよ。
 本物のアデアーさんは一ヶ月前に英国を出たままです…
 つまりあなたは、留守になったアデアーさんの家ごとあの絵を盗んだんだ!
 さあ、そろそろ正体を明かしたらどうですか!」

「…フン…ちょうどいい、上品な英国マダムのフリはうんざりしてたところでね!」

バアアアアッ!!

「私は怪盗キティ・エバンズ!
 アメリカ中の美術館を荒らしまわった絵画泥棒さ!捕まるつもりはないよ!」

おっぱいがあらわれた!!
なんだこのおっぱい女は!とうとう正体を現した怪盗ではありますが、なんともエロい体をしたおっぱいねーちゃんであります
そういえばアニメ一期でずっとミルキィ4人が戦ってたのもおっぱい怪盗だったなー
この世界の怪盗はみんなおっぱいでかいのかなー(えー

ダダダダダダ!

「ま、待て!」

(クク…追えるものなら追ってみな!私には絶対に捕まらない理由があるんだ!)

ダダダダダダ!

「…あれ!?い、いないぞ!?」

「足音は…(キィィィィン)あちらに続いています!」



ところが、すぐさま一同の前から逃げ出したかと思うと忽然と姿を消してしまったおっぱい怪盗!
考えられない速さに他のみんながオロオロする中、コーデリアさんの五感強化のおかげでなんとか追跡を続けていきます
コーデリアさんの能力はほんと使いどころが多いな…マジな話ミルキィ4人の中で一番役に立ってるぜ、あのコーデリアさんが…(えー

(ちっ、しつこい連中だ…!)

「い、いない!?そんなはずは…!」

「小林さん!」

「な、なんだいエルキュール?」

「古書店のハーカーさんが最後に言った言葉、覚えていますか?」

《グ…GREE…》

「あの時ハーカーさんが指した戸棚には、ウェルズの”透明人間”がありました…
 グリフィンというのは、透明になる男の名前です!」

「そうか…!じゃあエバンズのトイズは!」

しかし、確かに犯人の居所を追ってきたのにその姿はどこにも見当たらず!
コーデリアさんが動揺する中、そのカラクリを見破ったのはエリーでした
そう、このおっぱい怪盗は透明人間となるトイズを持っており、すぐ近くまで追跡しても見ることができないのだという…

なるほど前回の感想で「GREE…」と言い残したハーカーさんの意味わからん言葉は
「グリフィン…」ってことが言いたかったんですね、まったくあの時は何を言い出すかと思ったよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
グリフィンというのは、ウェルズという作家が書いた”透明人間”の本に登場した透明になる男の名前だそうですね
ここでついにエリーさんの見せ場が炸裂したか…さっきはネタにしてすいませんでしたエリーさん(えー

(フン…このステルス能力がある限り、捕まったりするもんか!)

「教官!あそこです!」

「よし、シャーロック!」

「はい!(キィィィン)」

ばっさばっさばっさ

「もがっ!?な、何これ!?」

「あそこだーっ!!」

「ぐっ…!バカにすんじゃないよッ!!」

とその時、勝ち誇るおっぱい怪盗に向けてシャロとコーデリアさんのコンボ攻撃が炸裂!
コーデリアさんの能力で相手の位置を掴み、そこへシャロが念動力で手近なのぼりを飛ばしまくるという…
そしてとうとうのぼりが数枚おっぱい怪盗に引っかかり、正確なその居場所を掴むことに成功!
しかし、おっぱい怪盗の位置はまだまだシャロ達の遥か先…これでは追いつくより先にのぼりを引き剥がされてしまいます

「…!(キィィィン)」

ビキビキビキビキ!

「な…!?きゃ、きゃあっ!?」

ドダダアアアン!!

「今よっ!!」

「す…すごいよリリーさん!リリーさんのトイズのおかげです!」

「あ…あは…」

って、そこで最後の決め手になったのはリリーのトイズ!
おっぱい怪盗がのぼりを振り払おうとしたその時、足下の水たまりにPKフリーズを発動して
怪盗の動きを封じ込めたのです。だからPKフリーズは使えるって言ったじゃないですかァー!(えー

それにしても、怪盗を追い詰める切り札になったのがシャロとリリーのトイズでしたか。
どちらも力が弱くて本人たちが劣等感を持っているトイズですが、まさに力は使いようってわけですな

「今回は一応さすがと申し上げておきます、アメリカで手配中の怪盗をたった1日で追い詰めるとは…
 では、後は我々に任せてもらいましょう」

「あっ、その前にひとつだけ彼女に質問を!」

「なにさ…」

「なぜ君はあの5枚の絵を盗んだんだ?君の専門は高額な絵画じゃなかったのか」

「ク…クックック…アーッハッハッハッハ!名探偵が聞いて呆れるねぇ!」

「…!?」

「あの絵には計り知れない価値があるのさ!この世のどんな絵よりもね!」

そしてついに御用となって、クイーン警部に引き渡されることになったおっぱい怪盗。
しかし絵のことで小林先生が質問をすると、「そんなことも知らねーのかよ」といきなりゲラゲラ笑い出してしまいました
うーむ、今回こいつが盗んだ絵というのはシロートのじいちゃんが描いた絵で芸術的になんの価値もないという
代物だったはずですが…それがこの世のどんな絵より貴重とは、一体どんな秘密が隠されているんでしょうか?



「そいつを盗んだ怪盗インビジブル・キティの名は、
 世界の犯罪史に永遠に刻まれるのさ!アーッハッハッハッハ!」

バキュウウウウウン!!

「っは…!?」

「!?」

って口封じキター!!うわあああ!おっぱい怪盗が得意気に絵の秘密をベラベラ話し始めたその時、
何者かに脳天を撃ちぬかれて始末されるという衝撃の結末に!
貴重なおっぱいが!ちくしょう誰がこんなことを!(えー

「あ…あれっ!?傷が…ない!?」

「う…ううん…ここは…どこ…?」

「えっ…!?」

(キティ・エバンズは怪盗としてのすべての記憶を失っていた…
 原因は頭部に受けた強い衝撃と診断されたが、不可解なことに彼女の頭部には
 銃撃された痕跡が一切残されていなかった…狙撃者についても依然不明のままである)

「…クックックッ…」

ああしかし、銃撃を受けたものの命だけは助かっていたおっぱい怪盗。
ですがその代わりに、今までの記憶が完全に消去されており、絵の秘密も今となっては謎に包まれてしまったという…
それにしても記憶だけを操る銃弾ってパクノダの念能力かよ!
どんな巨悪が潜んでいるかと思いきや幻影旅団だったとはね…これはミルキィには荷が重そうな相手だぜ…(えー

冗談は置いといて、おっぱい怪盗を銃撃したこの黒幕男は一体誰なんでしょうかね?
やっぱりこういう探偵モノの宿敵っていうとモリアーティ教授?



あ、でもモリアーティ教授はアニメ一期のラストで、森・アーティとかいう意味わからん一発キャラとしてもう使われてたっけか…(えー

じゃあ探偵の敵はやっぱり怪盗ってことでアルセーヌ・ルパン?
あ、でも怪盗アルセーヌは言わずと知れたミルキィのライバルおっぱい少女だしその線もないよな…



うーんうーん、じゃあ小林少年の敵っていうとやっぱり怪人二十面相?
でもなあ…なんかこう日本ローカルっぽい名前してるやつがロンドンの黒幕っていうのもおかしな話だよな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というわけで結論としては全然誰だか分かんねぇって感じです、このシリーズ続きやるのかなー

(こうしてジョン・アドラーの5枚の絵をめぐる盗難事件は幕を閉じた…)

「ただいまー!」

「えっ!?た、ただいまって君たち、その荷物は!?」

「今日からここに住むんだー!」

「ホテルはどうも居心地が悪くって」

「えっ!?ちょっ、困るよそんな!」

「荷物を置いたらさっそくロンドン観光です!ね、リリーさん!」

「警察から絵が戻ってくるまで、しばらくお世話になります…よろしくお願いします!」

「え…は…はい…」

そしてラストシーン、ミルキィ4人+リリーに今後も家に押しかけられてしまい、
落ち着いた1人の時間がなくなってしまった哀れな小林先生で幕となります

そんなわけで今回の話はこれでおしまい。普段のミルキィは破天荒ギャグが持ち味の大ボケ連発な内容で
推理のすの字もないようなギャグアニメですが、今回はそれとはうってかわって落ち着いた雰囲気の丁寧な推理アニメになってましたね

どうもミルキィはアニメとゲームで大分雰囲気が違うようで、今回の作品はゲーム版のミルキィを基準にして
作られた内容みたいです。小林先生が出てくるあたりもゲーム版準拠ですよね、
たぶんゲームの新作がちょうど発売する時期だったのもあって、そういう方針にしたんじゃないかと思います

さて、そんなわけで普段のアニメとはまったく雰囲気の違う内容だったわけですが…
個人的には非常に良かったと思います。普段のアニメよりもこっちの方が好きです

良かったと思える点その1、豆知識コーナーがある。
俺が豆知識コーナーのあるアニメが好きというのはもう何度も言ってることですよね、
イギリス人が好む紅茶はミルクティー、サルタナビスケットはイギリス英語でレーズンクッキーはアメリカ英語、
この辺の話はなるほどなーと思って興味しんしんで聞いてました

やっぱりね、アニメでこういう話を聞くと興味を持てるという点がでかいんですよ
たとえばアニメと関係なしに「レーズンはイギリス英語でサルタナって言うんだぜ」とか誰かに聞かされたとしても
「あ?知らねーよそんなのレーズンだけ知ってりゃ十分だろ」とか思って
まともに覚えようともしないでしょう。やっぱり興味があるとないとでは全然違うというか、
アニメで見るとそういう話に感心してしまうし忘れない。だからこういう豆知識を得られるアニメというのは大好きですね

しかもそれが事件解決に直結してるもんだから俺的には大好物です
ミルクティーとサルタナビスケットの話でなるほどと思った人間ほど、
アデアーさんの怪しさが分かるし推理もしやすいっていうね

良かったと思える点その2、視聴者もミルキィと一緒に推理ができる。
今も話したことですが、ミルキィの4人がアデアーさんとのお茶会で「あれ?」と違和感に気づくシーン、
そしてその後、小林先生とのお茶会で確信に変わるシーン、
これって初めて見た時視聴者も同じ気持ちになることができるんですよ

アデアーさんのお茶会で「あれ?この人イギリス人じゃないんじゃないか?」と違和感に気づいて、
小林先生のお茶会で「あ、やっぱりそうだあの人怪しい」と推理ができる
こういう風に、視聴者も一緒になって考えられるところが非常に良かったと思います

たとえばコナンを例にして言うと、コナンが犯人の決定的な証拠に気づいて
「そうか!犯人はこれを使ったんだ!」とか言ってるシーンを見ても
あーなんかコナンがまたよく分かんねーこと一人で言ってるわって感じで
見てるこっちは全然その推理について行けないんですよね、最後の解説を聞かされてやっと「あーそうだったの?」っていう

この印象の違いには、イナズマイレブンの土門のセリフがちょうど当てはまる気がするなぁ…
一之瀬は自分を置いてどんどん先に行ってしまう、でも円堂は自分の隣を走ってくれる
っていうやつですよ
つまりコナンは視聴者を置いてどんどん先に推理してしまうアニメであり
今回のミルキィは視聴者の隣で一緒に推理してくれるアニメというかね
そういう意味で、自分も推理に参加できるという点が非常に心地よかったですね


良かったと思える点その3、作画が綺麗。
私が作画厨なのは今さら言うこともないですが、今回の作画はとてもキレイで十分満足のいくデキでした
普段のミルキィっていうのは結構作画が崩れるような回が多くて、
その中でも会長だけはやたら綺麗という印象があったんですが
今回はみんないい感じに可愛くて、そういった作画の落差みたいなものは全然感じなかったですね

良かったと思える点その4、ネロが可愛い。
私はもともとミルキィの中ではネロ派なんですが、今回の可愛さときたらもうマジで半端なかったです
それはやっぱり作画がいいってこともあるんですが、もうひとつの理由としては
今回のネロはすごい無垢な性格だったってことですよね

普段のネロって言うと「おいクズのことネロって言うなよ!」ってネタにされるぐらいに
クズというか守銭奴というか汚れた部分が描写されているキャラなんですが
今回はやっぱり雰囲気そのものが違うので、そういったクズっぷりは皆無で純真な女の子って感じでした
それがすげえ可愛かったというかクッキーを食べたくてたまらない顔とか
「お嬢さん」と言われて照れ照れする顔とかもう神だったわ(えー

そんな感じで非常に満足の行く内容でした。できればこの路線で続けてもらいたいもんですが
まあ俺が絶賛したアニメは売上的に爆死するという法則があるので
いつもの破天荒ギャグのほうがやっぱり商業的には正解なのかな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
 


・ちなみに日本のローカルっぽい怪盗二十面相は怪盗帝国のテゥエンティがいますよ
・解答二十面相はアルセーヌの部下のトゥエンティですよ。あの三人はみんな日本の怪盗がモチーフですね。

トゥエンティ…ってコイツかよ!!二十面相っておいおい…
いつも乳首を尖らせて振り回してやりたい放題やってるこの変態マンかよ!
ああ…そういえば…他人の姿に自由に変身できるとかいうのがトゥエンティのトイズでしたっけ。名前も能力も完全に二十面相なのね
でもこいつは乳首のことしか印象にないから乳首を尖らせるトイズとかそんな印象しか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

というか二十面相と小林少年の因縁から考えて
この変態乳首が小林先生のライバルかと考えると泣けてくるな…(えー
あと二十面相は怪盗二十面相じゃなくて怪人二十面相ね、君ら2人とも怪盗って書いてるから覚えておくといいですよ

しかし言われてみたらアルセーヌ一味というのは、確かにみんな有名な怪盗から名前を取ってたんですね

怪盗アルセーヌ
→アルセーヌ・ルパン
ストーンリバー
→石の川
→石川五右衛門
トゥエンティ
→20
→怪人二十面相
ラット
→ねずみ
→怪盗ねずみ小僧

と、こういう意味だったわけですか。なるほどなー
ストーンリバーとか変な名前してんなと思いましたがやっと謎が解けました
というかラットの能力って今にして思えばPKファイアー(笑)でしたよね
PKフリーズなんかよりもずっと落ちこぼれな
PKファイアー(笑)の使い手がこんなところにいたなんて…
(えー



考えてみたらこいつだけ二期のOPではラット(笑)とか書かれてるし
なんかもう本当に色々とネタにされている哀れなキャラなのかもしれない…

ええっ…!?PKファイアー(笑)しか
使えないんですか…?
かわいそうすぎて
なんて言ってあげるべきか…

なっ!?お前に言われたくないよ!
私には、PKファイアー(笑)しか使えなくて
ダメダメな人の気持ちは分かりません…
あぁっ…ごめんなさい
本当にダメダメな人に
ダメダメって言っちゃ
いけないんですよねー!!

つまりこういうことか…だいたいわかった…(えー

(C)bushiroad/Project MILKY HOLMES






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