■ハイスコアガール 第31話


「先生バイビー☆」

「バイビーじゃないでしょさよならでしょ」

「おい!横山がBB戦士の三代目頑駄無大将軍を買ったらしいぜ!」

「マジキマジキー!?840円もするアレだろー!?」



「一刻も早くランドセルを置いてカードダスをGETしに行くんだ!
 円卓の騎士たちが待ってるぞ!」

だいぶ遅れましたが先月のハイスコアガール。いきなり冒頭からやたら懐かしい言葉が飛び交っております
頑駄無大将軍に円卓の騎士だと!?SDガンダム直撃世代の俺にはたまらんものがあるぜ
正確に言うと俺は、BB戦士より元祖SDガンダム派、円卓の騎士よりラクロアの勇者派でしたけどね

ナイトガンダムはビルドファイターズにも出演することが決定してるんで楽しみです、ジムヘンソン一家とかも懐かしいぜ
他にもスライムアッザムとか、ゴブリンザクとか、タートルゴッグとか、スケルトンドーガとか、バウンドミミックとか、
ジャイアントジオングとか、コックローチバイアランとか、サイコゴーレムとか、マクベ・カッツェとか

ああ何もかもが懐かしい

なんつーか名前の語呂がいいよね、バウンドミミックとかジャイアントジオングとかうまいなーって思います
ガンダムとRPGのモンスターなんて、全然違う題材をよくこう融合させたなあ

「やーね男子ってば幼稚でさー、大野さんは今日も車でしょ?んじゃまた明日ねー」

「…」



一九九一年

「お嬢様…たまにはクラスメイトの方々と歩いて帰りたいとお思いじゃないですか?
 もしそうであればなんなりとお申し付けください」

ってアレー!?1991年!?4年巻き戻っとる!?
前回までは1995年の夏だったはずですが…どうりで冒頭から懐かしい話題ばかりだと思ったよ
それに時間が巻き戻ったおかげで、前回運転手をやめさせられたじいやも、この頃は現役で大野さんの送り迎えしてますね

ブロロロロロ

「…(じー)」

「あの建物が気になりますかお嬢様?あそこはゲームセンターという場所でございます。
 ですが近づいてはなりません、きらびやかな外観とは裏腹に、あそこは不良の巣窟でございます。
 低俗な人間同士が些細な事で小競り合い、卑猥で暴力的なゲームの数々が立ち並んでいるのです…」

そしてこの頃の大野さんはまだゲーセンに行ったことがなかったようで、送り迎えの最中にチラッと見かける程度のものでした
それにしても…今では大野さんのゲーセン通いに理解のあるじいやも、この頃は
「低俗な不良の巣窟、卑猥で暴力的なゲームの数々」ってなんともひどい言いよう
う、うーん…実際この頃のゲーセンってのは不良の溜まり場だったんですかね
1991年っていうと俺は8歳かぁ、まだあんまりゲーセンには足を運んでない頃かもなぁ

「真さん!お待ちなさい!」

「あぺぺぺぺ♪」

「ムキキーッ!アーッ憎たらしいこと!」



「大野財閥の令嬢である自覚を放棄するおつもり!?」

「勉強はまじめにやるっちゅうの!ただあたしゃ、大野財閥の方針なんかに
 振り回されたくないって言ってんの!なんでやりたくもない生け花や琴を
 マスターせないかんっちゅうの」

「…」

「よお我が妹よ!私は大野家長女としての使命を投げ出すことにした!
 ってことで後は頼んだぞ!大野家希望の星よ!」

「まったく…真さんに期待するのは間違いなのかもしれません…ああ嘆かわしや。
 さあ晶さん、お姉さんがいなくなった分、みっちり稽古に打ち込んでもらいましょうか」

「…」

そんな中で大野さんが自宅に帰ってくると、ちょうど姉の真が業田先生の教育を投げ出しているところでした
ああ…これで大野さんに矛先が向けられてしまったわけか、真が言うことを聞かない分、
業田先生は大野さんに容赦ないスパルタ教育を開始することに…

「今回のテストでは大野だけが100点満点だ!優秀な生徒には金をやろう」

「…」



(百点満点!?スゴイわ晶さん!ご褒美に次の日曜は稽古をお休みにしますか!)

ってそんなある日、学校のテストでクラスただ一人の100点を取った大野さん。
ただ1人ってことはかなり難しいテストだったんじゃないでしょうか、
この結果には業田先生も喜んでくれるんじゃないかと、期待して家へと帰る大野さんですが…

「当然の結果すぎて逆に腹立たしいくらいですわ。
 この点数はこの先も死守してもらう覚悟でいてください」



「さ、間髪入れずに授業の時間ですわ。
 勉学を怠らずまっすぐ向き合った者こそが、立派な大人になるのですよ」

「…」

ああ、このクソババアが!クラスで唯一の百点も「当然すぎて腹立たしい」となぜか機嫌を悪くする鬼ババ
一体どうすりゃいいってんだよ…自分が頑張ったのに誉めてもらえず「当然なんだよバカが」って言われることが
どれほど辛いか分かっているのでしょうか

俺も以前語ったことがありますが、職場の嫌な先輩で「当然知ってると思うけど」が口グセの教育係
ひたすら嫌な思いをさせられたことがありました。そいつと一緒にいると、俺が一生懸命勉強したことでも
「当然知ってると思うけど」と誉めてもらえず、逆に知らないことがあったら「はぁ?そんなことも知らないの?」とコケにされ、
多分俺はそいつに一回も誉められたことがないと思います

そんな生活を続けるとどうなるかというと、必死に一生懸命やってようやく「できて当たり前」なレベル、
知らないこと、できないことがあれば「当然のことすらできない奴」ということで
自分にどんどん自信がなくなっていくんですよね
「俺ってなんてダメなんだろう」「当たり前のことも出来ないってなんて役立たずなんだろう」と、
自分を責めてストレスが積もり積もって、最後には体がぶっ壊れるという。

ちなみに、その数年後に「仕事の教え方」という、後輩への指導の仕方について教える社外講座があったんですが、
そこで習ったことは「後輩が何かをちゃんとやった時には必ず誉めてあげること」
「後輩が知らないこと、できないことがあったら
 後輩を責めるんじゃなく、自分が教えてないせいだと思うこと」という話を聞きまして
俺はまったくその通りだと思います。本当にその通り

これと逆のことをやられ続けた結果、ストレスで体をぶっ壊した男が言うんだから間違いありません
というかあの先輩もひどかったけど、「いや厳しく言った方が後輩の物覚えがいいから」とか言ってた上司に関しても
相当なボンクラだったよな…あいつらこの講座を百万回受けてこいよ(えー



「右手で茶碗を持ち上げる際、一度左手を茶碗に添えてから丁寧に
 自分の正面に置きます。お茶をいただく時、二口半で飲み切ることを心がけなさい。
 飲み切ったら茶碗を反時計回りに45度を2回まわすのです」

「…」

「集中力が途切れてる!!」

「…」

「腰に力が入ってない!!」

「…」



ああそして、鬼ババの徹底したスパルタ教育を受けるうちに
みるみる疲れ切っていった大野さん。目に涙が浮かんでるように見えるのは気のせいでしょうか
やっぱこうなっちまうんだよ…こんな教え方されるとよ
ひたすらムチで打たれる毎日じゃ、人間には限界ってもんがあるんだよ…

「知ってっかァ!?カードダスのアレ、回す時ゆっっっくりやると2枚出てくんだよ!」

「ウソこけやー!!」

「キラカードの時ほど成功率が上がるんだぜ!」

「それ犯罪だろー!?」

「そーだよそーだよソースだよ!」

「…」

「お嬢様、お疲れのところ申し訳ありませんが、お屋敷でのスケジュールが待っております。
 まずはバイオリンのレッスン、ピアノのレッスンに続き、茶道・生け花の授業が控えております。
 翌日の土曜は午後から乗馬の訓練、モダンバレエ、薙刀、総合格闘技などなど…」

同い年の男子は毎日お気楽に遊んで盛り上がっているというのに、
大野さんを待っているのは息の詰まるようなスケジュールの数々…哀れとしか言いようがありません
それにしてもキラカードの出し方について男子たちが語ってますが、キラカードといえば

武者系のMSと普通のMSのHPの格差について説明してくれよ!(えー
いやマジで、武者系のカードは普通のMSに比べて、基本的にHPが2倍くらい高かったよね…
この頃はやっぱり武者ガンダムを推していた時代だったのか?そのせいでこんな露骨なステータス設定を!?

「…」



ドサッ!

ああ…そんな毎日を送るうちに、とうとう見るからに心が荒み始めてしまった大野さん
もはや唯一の理解者であるじいやとも会話はなくなり、ひたすら不機嫌な顔を浮かべるのみです
でもこの空手の練習する大野さんは可愛いな(えー
練習中に疲れた顔をしてるのは、それだけ余裕がないってことですかね?普段は大抵のことがあっても無表情なのに…

「…」

バァンッ!!

「た…大変よ!?お嬢様が家から飛び出してしまわれたわ!」

ってそんなある日、とうとう日頃のストレスに耐えかね家を飛び出してしまった大野さん!そして向かった先はゲーセンであります
生まれて初めてゲーセンに飛び込んだ大野さんの目に入ってきたものは
熱血硬派くにおくん、魂斗羅、ダブルドラゴン、獣王記といったアクションゲームの数々…
しかしその中でも、ひときわ目を引いたのはこれでした

ストリートファイターU!それも技表つきの!
うおおいかにも当時の技表っぽいなこれは…俺はこの頃8歳なんで、実物をちゃんと見たかどうかよく分かりませんが
こういうのがあったようななかったような、そんな気もしないでもないような…(えー

ざわざわ

「俺はやっぱリュウだなー!」

「俺は昇竜拳のコマンドが無理だからタメ系のブランカかな!」

「俺は本能に任せて春麗を使うぜ!」

「ザンギエフはありえんな…見た目とか…」

「ああ…レバー1回転Pとかありえんだろ…」

「…」

そんなスト2の映像を食い入るように見ていた大野さんですが、その時持ちキャラについて語るギャラリーの話が聞こえてきました
リュウにブランカにチュンリーに…色んなキャラが注目される中、唯一愛されてなかったいらない子が一人。そのキャラの名は…



ギンザエフ大尉。じゃなかったザンギエフであります(えー
まあこの頃は、ブランカ使いの奴も言ってるように「オレ昇龍拳出せねーんだよな」って奴も大量にいた時代ですからね…
レバー4分の1回転の波動拳はまぁ出せる、レバー2分の1回転のヨガフレイムになってくるときつい、
そしてレバー1回転のスクリューパイルドライバーはもう出せるわけがないっていうそんな頃なんで…



しかし、そんなあまりにも不遇なザンギエフの姿に、胸が締め付けられるような思いを抱く大野さん。
誰からも注目されない哀れな存在、それならせめて自分だけでも使ってあげたいと、大野さんはこうしてザンギ使いとなることに…

《ファー!!》

ズッダァァン!!

「う、うおお!?なんだこの子は!いともカンタンにレバー1回転の技を…」

「この子…四天王まで行くんじゃねえか!?」

ドガアッ!!

「…」



うーわ うーわ うーわ ーわ

「や、やりやがった!とうとうベガを倒したぞ!」

「ザンギエフのエンディングを拝めるとは…!あの子ただ者じゃないぞ!?」

そして生まれて初めてのプレイにも関わらず、エンディングまで直行してしまった大野さん!
マジかよ、フライングバルセロナアタックのめんどくせぇバルログや、タイガー厨のサガット
初見で撃破していくとは…でもさすがに初プレイなだけあって、大野さんの表情的に結構必死だったみたいですね。かわいい

ドドフッ!ドドフッ!

「コーディーやガイのハメは最高だなァ!」

「それに比べてハガーは融通がきかねーんだよ!」



「…」

しかしスト2をクリアした大野さんですが、ふと通りすがったゲームでここにも哀れな男が一人
言うまでもなくファイナルファイトなわけですが、「融通がきかねーんだよ!」となじられていたそのキャラの名は



そうギンザエフ大尉。いやしつこくてすいません、でも今度は見た目は一緒だから!な!(えー
ほんと岩村先生は無茶なお人やで…名前はザンギエフで外見はハガー、これをガンダムの連載に出すっていうんだから
とんでもない冒険をやらかしたもんだよなー

ちなみにハガーが融通きかないと言われている理由は、パンチハメが非常にやりにくいというせいですな
ファイナルファイトでは
攻撃のヒット数が多いキャラほどパンチハメがやりやすいんですが、
ハガーは選べるキャラの中で
一番攻撃のヒット数が少なく、パンチハメがやりにくすぎるために
こんなことを言われてしまっていると…
ちなみにパンチハメについてはこの動画を見てもらえればわかるんじゃないかな
攻撃の途中でクルッと後ろを向くことで、攻撃が変化するのをキャンセルしてずっとパンチを当て続けるテクニックですね



ドフッ!ドフッ!

「おおッ!?一発ずつ当てて…!」

「ハガーでのハメなんて初めて見たぜ!」

がしかし、そんなハガーを使って意地でもパンチハメを行う大野さん!な、なんと…できないことはないけども!
1発当てるごとに後ろを向かなきゃいけないから、こんなプレイしてたら指がもたねーぜ!
でもこれは、これはそんな疲れるプレイでもハガーを使ってあげたいという、大野さんの気持ちの表れか

「お嬢様ーっ!!まさかと思って来ましたが…やはりここでしたか!」

「…」

「家から飛び出したと聞いてビックリしましたよ!ささ一刻も早く帰りましょう!
 業田先生がカンカンでございます!」

ブロロロロロ

「…」

「…おや…?なんだかご満悦の様子でございますな、
 あの盛り場がお気に召されましたか…?」



って、その時大慌てで大野さんを連れ戻しにやってきたじいや。大野さんの初ゲーセンはこれで終わってしまいますが、帰りの車の中で
大野さんの目には飛び回るビッグバイパー、コサックダンスするザンギエフ、ダブルラリアットするハガーなどなど
様々なキャラが見えており、すっかりゲーム脳となっていました(えー
でもさっきまでの荒んだ表情はきれいに消えてますからね、こういった気分転換としてのゲームなら必要なものですよね

数週間後 ゲームセンター・マルミヤ

「と、とてつもねぇ子だ…!もう29連勝だぜ!?」

「地元でこんなに連勝してる子見たことないぞ!
 相手の奴も連敗を重ねてもう必死だ!」

それからというもの、大野さんはちょくちょくとゲーセンに入り浸るようになり、
この日はマルミヤというゲーセンで連勝の山を築いていました
ざわざわとギャラリーの注目が集まる中、30戦目で乱入してきた相手の取った戦法は…

「お、おおっと!?待ってる待ってる!堂々と↓をタメて待っている!」

「待ちガイル!この小僧、恥ずかしげもなく美しくないやり方を選びくさった!」

「巨体かつ飛び技を持たないザンギにとって、苦戦を強いる戦法だぜ!」

 

「(ぐぐぐ…)」

そんな大野さんにド汚い戦いを挑む少年が1人!最弱キャラのザンギ相手に禁じ手とも言える待ちガイルを使用、
もはや周囲に何を言われようと、ひたすら勝利のみにこだわるその少年の名は…

「フン!くだらんなあ〜〜〜正々堂々なんてなあ〜〜〜〜っ!
 この矢口ハルオの目的はあくまでも勝利!あくまでもこの女に勝つこと!
 どんな手を使おうが…最終的に…
 勝てばよかろうなのだァァァァァッ!!」

ハルオッ!てめーの根性はッ!
畑にすてられカビがはえてハエもたからねーカボチャみてえに
くさりきってやがるぜーーーーッ!!(えー



そう、この場面はハイスコアガール第1話にて、大野さんに待ちガイルで挑んだ時のハルオのシーン!
今回の話は、この第1話に至るまでの大野さんの心情を描いたというわけですね
スト2的に言うならハイスコアガールZEROって感じですか
果たして次回はこの91年の続きなのか?はたまた95年に戻るのか?次回に続く!

今月25日はハイスコアガール第5巻の発売日でしたね
もちろん俺も買ってきました、今回も通常版・限定版でカバーイラストが別バージョンとなり
通常版は大野さん、限定版は日高さんの絵柄になっています
そして日高さんはやはり今回もふとももキャラ
大野さんはあんまりこういう図ないのに、日高さんはバリバリふともも強調してるよなー
押切先生の中では大野さんは清純派で日高さんはエロ担当ということなのだろうか(えー

そんな単行本の収録内容は第33話まで。ちなみに俺がすでに感想書いたのが31話まで
というわけで単行本に話数を追い越されてしまいました。く、くそが!
ちくしょうこの漫画、単行本の刊行ペース早いんだよ!先月の本誌に載ってた話がもうコミックスで読めるしなぁ


(C)しげの秀一/講談社

コミックス派の人間に
話数で追い抜かれるなんて…
本誌派にとって
最大の屈辱だぜ!
(えー

そんなわけで今日は頑張って感想を2話ぶん進めたいと思います。
なんとかコミックスに追いつくぐらいのことはしておかないとなー



ビッグガンガン感想:ハイスコアガール 第32話

「なんて勝利に貪欲な小僧なんだコイツは!」

「”待ち”や”片手”やで相手を愚弄しくさるぞ!
 それでもコッチのお嬢ちゃんは果敢に戦っている!」

「(ぐぐぐぐ…)」

さて前回、大野さんの回想により、第1話のハルオとの出会いを大野さん視点で見ることになりましたが…
ストUでの対戦中、ガン待ちや片手だけで動かす舐めプなど、薄汚い戦法を容赦なく使いまくるハルオ
それでも耐える大野さんですが、ハルオの卑劣なやり口に苛立ちを隠せないようです
汚いなさすがハルオ汚い、それにしても「そば」って変なTシャツ着てる観客はなんなんだ!(えー



スッ…ドガッ!

「投げハメだーッ!!この小僧、禁じ手を使用しやがった!!」

「(むかーっ)」

ガンッ!

「ぐふっ!?テメェ何しやがる!?」

パカッ!!

ああ、そしてとうとうハメ技までも繰り出してしまったハルオ!
「そこまでやったら戦争だろうが」とついに大野さんもブチ切れてしまいます
そして筐体を蹴飛ばして怒りの鉄拳を食らわすというリアルファイトが開始!大野さんあかん!こういう時はいきなり殴るんじゃなくて
「てめぇやんのか?」「なんだやんのか」「あ?やんのか」「やんのか…?」
「んっだよやんのか!」「あぁ!?やんのか」「やんのかコラ…」「おぉやんのか…?」
ひたすらやんのかやんのか言い続ける儀式をやってからでないと!(えー



「ケンカなら外でやれやーっ!!出禁だアホタレーッ!!」

「…」

「オ、オメーのせいだぞバッキャロー!俺の行きつけの
 数少ないオール50円のゲーセンだったのに!」

「…」

そんな騒ぎを起こした2人は、店員の怒りを買い「二度と来んな」と出禁を食らうハメになってしまいます
それにしてもハルオのコメントときたら小者の悪役かお前は!主人公の言い分とは思えんぞ!
まあでも50円で新作が遊べるゲーセンは、確かに貴重でゲーマーにとっては天国みたいな場所ですからね
特に小学生のお小遣いでは、1プレイ50円と100円では天地の差だろうしな…そこを出禁になったとなればダメージも大きいよなぁ

「またお前か!俺の聖域になぜいる!?俺しか知らん穴場ゲーセンなのに!」

「(むかむか)」



《まぁまぁ、彼はそんなに悪い奴じゃないと思うぞ、最初から悪人と決めつけちゃ
 かわいそうだ、悪人と決めつけられる悲しさ…私はよく分かっているからな…》

「…」

その後も別のゲーセンに出向いては、偶然ハルオと出くわして気分を害していた大野さん。
ふーむ、この頃の大野さんはハルオがガチで嫌いだったのか。しかし、そんな大野さんを「まぁまぁ」といさめていたのが
ザンギエフだったようで…ハルオの時はいつもガイルが話しかけてますが、
大野さんにはザンギエフがこうして話しかけてるのね

しかし「悪人と決めつけられる悲しさ…私はよく分かっているからな…」ってこのセリフ深いよね…
なんでかってザンギは、シュガーラッシュで「ゲームの悪人代表」として出てきたからね(えー



クッパやベガと並んで出てくるザンギの図。これについてネット上では「なんでや!ザンギは単なるプレイヤーキャラやろ!」って
けっこう突っ込まれてましたが、さっきのザンギのセリフも「俺は悪役じゃないんや…」って愚痴りたかったように聞こえるな…(えー

「もう見てらんねーからよ、俺のガイでオメーを5面まで導いてやるよ」

「…!」



グシャッ!

「いでェッ!」

ガッ!

「ギャッ!」

ドガアッ!

「べぶら!?」

そしてこちらは、第5話の駄菓子屋でファイナルファイトをプレイした2人の図。
大野さんは最終面まで余裕でクリアできる腕があるので、わざと残機を減らす縛りプレイをして遊んでいたわけですが
「オイオイ全然ダメだなお前、俺なんて5面まで進めるんだぜ!」と勘違いしたハルオが入ってきた場面ですね
そして足手まといなハルオに対して容赦ない暴行を加えまくる大野さん。
やっぱりまだまだハルオは邪魔者としか思ってないようです

《やりすぎだぜお嬢ちゃん、確かに不器用な男ではあるが…
 彼はお嬢ちゃんを、強豪プレイヤーとして大いに認めているんだぞ》

「…」

そしてやはり大野さんをなだめるために出てくるザンギ。お前乱暴者っぽく見えてずいぶんと人格者だな
ハルオが大野さんのことを一流のゲーマーとして認めていることを語り、
「もっと仲良くしてあげなさいよ」と2人の仲を取り持つように導いております

「いいねえトリオ・ザ・パンチ。見ての通りのバカゲーだけど、
 俺は大好きなゲームのひとつだぜ」

「…」



「ステージクリア後のクリアーたからくじも斬新だよなあ」

「…」

「妖怪道中記、敵がお前の嫌いなオバケだからプレイがおぼつかねーなぁ、
 恐怖心が腕を鈍らせるか、ヒャッヒャッヒャ」

そんなザンギの説得が功を奏したのか、ハルオと一緒にゲームで遊ぶ機会が多くなっていった大野さん。
「ハルオは邪魔者」という意識はだいぶ薄くなってきたようで、むしろゲーム知識が豊富なハルオのうんちくを聞きながら
色んなゲームをプレイするのがお決まりになってきたみたいです



(ありとあらゆる教養…みっちりじっくり深めさせていただきますよ)

「…」

「(バンバン)ストTのデカボタンで、日々のストレスを解消させようぜ大野!」



(小学生らしい夏休みを送れると思ったら大間違いです!)

「プーヤンの世界観に癒されよう」

「…」

(ゲームセンターなんて言語道断です!)

「どうだ、ハングオンの疾走感はいいモンだろう!風を感じるか!?」

「…」

そして業田先生のスパルタ教育が激しくなってきた頃、大野さんにとってハルオと遊ぶ時間は
日頃のストレスを忘れることのできるかけがえのない時間へと変化していったようです
こうして見ると、大野さんにとってのハルオの存在って思ってた以上に大きかったみたいだなあ

「お嬢様〜!業田先生がお屋敷でおかんむりでございます〜っ!!」

「…」

「…お前さ…普通に夏休みとか楽しめてるの?」

「…」

「じゃあさ…またしんどくなったら逃げてこいよ…」



「また妙チクリンなゲーセンに連れてってやっからよ」

そして大野さんにとって最も印象深かったハルオの言葉がこれ、第7話にて「終業式が終わったら地獄と思いなさい!」という
夏休みの超スパルタ教育にくじけそうになっていた時、ハルオが大野さんの心境に気づいて
「しんどくなったらまた妙なゲーセンに連れてってやる」と約束したシーン…

この場面、7話のハルオ視点で見た時は大野さん何考えてんのかよくわかんねーなって感じでしたけど(めっさ目つき悪いし)
今回こうして大野さんの心情を追ってみると内心すごい感激しちゃって
ハルオを王子様みたいに思ってそうですね
(えー

一九九五年

「お嬢様…ハルオ坊ちゃんとの縁日は楽しまれましたか…?」

「…」

「…おつらいでしょうが、今は辛抱の時期でございます。いずれまたお会いできる日が来ますよ」



「…」

ここで過去の回想シーンは終わり、時間は戻って1995年。この間ハルオと最後のゲーセンを遊び終えた大野さんのシーンです
「またいつか一緒に遊べる」と励ましの言葉をかけるじいやでしたが、ハルオとの別れを惜しむ大野さんは大粒の涙を…
最初は邪魔者だと思っていたハルオも、今では大野さんの中でこれほど大きい存在となっていたんですね
それは恐らくハルオの方も同じだと思います、こりゃ日高さん本当に入り込む余地ねえな!(えー

ドガッ!

「あう…」



(このフェリシアの人ホント強い…勝てる気がしない…世の中には強い人が
 たくさんいるんだなぁ、私もけっこう上達したと思ったけどまだまだね…)

って噂をすれば哀れな日高さんのシーンが!哀れな日高さん!(えー
本日の日高さんはというと、ゲーセンにてヴァンパイアハンターの対戦プレイをしていたようです
確かつい最近、日高さんはフォボスを使って連勝の山を築いてましたが
今日は凄腕のフェリシアと当たって「勝てる気がしない」というほど完敗してしまったようで…

「好感が持てるわ…」

「!」

「毎日この場へ足しげく通うその姿…」



「連勝を重ね、対戦相手がいなくとも一人用で鍛錬を積み…
 値下げしたマックの130円ハンバーガーで昼食を済ます姿勢、
 浮いた食費を対戦につぎ込む健気な様子にグッときたわ」

「あ、あの、あなたは…?」

「私、さっきのフェリシア。あなたのフォボスは洗練されてて大好きよ…
 あなたもっと強くなりたいと思ってる?もっと上に行きたいのであれば、
 閉店後の夜9時、店の裏口から来てちょうだい」

って、対戦の後にいきなり話しかけてきた凄腕フェリシア女!なんだか日高さんのことをずいぶん気に入ったようで、
強くなりたいなら夜9時に再びゲーセンに来いと…いやいや日高さんみたいに美少女の女子高生が
夜9時過ぎにゲーセンってそれ危なくないっすか、やべーぞレイプだ!!(えー

「こんばんわ…」

「あらいらっしゃい、よく来たわね。夜ゲーの世界へようこそ」

「夜ゲー…?」



「フフフ…この店のはからいで、週に何度か友人関係だけを集めて
 閉店後に対戦を行ってるの。もちろん無償でね…
 ここにいる彼らは、ぶっちゃけ昼間の連中と比べて別次元…
 ここで経験を積めば必ず強くなるはずよ」

ああ、結局夜9時に指定のゲーセンへやってきた日高さんですが、そこには店主のはからいにより
タダで対戦を行い腕を高め合っている廃人ゲーマー達の姿が…タダってすげーなオイ!そんなゲーセン聞いたことないわ
それにしても「夜ゲーの世界へようこそ…」ってこのセリフだけ聞いてると
ひたすら脱衣マージャンとかをやり続けるアダルトな世界みたいで嫌だな…(えー

「温泉パンチ!!」

ドッ!!

 
 

(うう…このしゃがみ大Pで待たれたらキツイ…信じられないくらい
 ソルスマッシャーを連発してくる…これはクリーンな戦いとは思えない…
 待ちはもちろん、すかし投げも当たり前…)

「待たせず投げさせずは当然のこと、容赦する必要は一切なし。
 ここではそんなのお構いなしだからね」

(街のゲームセンターの人達とは大違い、1戦1戦が重苦しくて恐怖すら感じる…!)

そんな夜のゲーセンは、ガン待ちだろうがハメだろうがなんでもありの修羅の国だったようで…
いわゆるガチ勢ってやつですなこれは、徹底的に勝つことにこだわり、
対戦相手からすると「あいつの戦い方しょっぱいわ〜」と思われるようなことも
「勝つための手段なら迷わず使うべきだ」と徹底して行うガチ集団。

でも対戦ゲームのトッププレイヤーは、総じてそんな感じなのかもしれませんね
有名な実在のプレイヤーだと「ときど」なんか代表的ですよね。どんなに寒いプレイでも
勝つために平然とやり切ることから「アイス・エイジ」なんて呼ばれてるし

あとは北斗の拳で凄まじい強さを誇った「K.I」なんかもそんな印象が。
「ユダ使うと寒いんでトキ使いました」と語って「もっと寒いわ」と周囲に突っ込まれていたのが印象的です

「小春ちゃん、このゲームはすべての動作にフレームというのがあってね…
 攻撃を出す瞬間のフレーム、攻撃の当たり判定のフレーム、
 当たり判定後の動作フレーム…その一瞬一瞬を見極めることが、
 勝敗に大きく関わっていくわ」

「え、フレーム…?何…?」

「あとコレに目を通しておいて(スッ)」

(何コレ…さっぱし意味が…)



「ヴァンパイアハンターの対戦ダイアグラムよ、
 これから覚えることはたくさんありそうね…」

どうやら今まで勘だけでゲームをやっていたらしい日高さんですが、ここでフレームがなんたらダイアグラムがなんたらと
格ゲーにおける専門知識を叩きこまれていくことに…それにしても対戦ダイアグラムかぁ、最近見なくなったよねこういうの
要するに「あのキャラに対してこのキャラはどれくらい有利 or 不利か」っていうのを数字で表してるわけですが、
最近ではもっぱら「Sランクのキャラはこいつ、Aランクのキャラはこいつ、Bランクのキャラは…」って感じで
キャラをランク分けするだけで、誰と誰の相性がどうだっていう話は全然聞かなくなった気がする。
それとも俺が知らないだけで、最近のゲームでもこういうの作られてんのかな?次回に続く


■ビッグガンガン感想:ハイスコアガール 第33話


(お嬢様の教育はさらに厳しさを増しており…
 ハルオ坊っちゃんと寄り合う機会が、本格的に失われることになりそうなのです)

「…」

さて33話の冒頭ですが、もう大野さんと会うことができないというじいやの言葉を
ハルオが思い出しているシーンで始まります。大野さんも32話でうるうる泣いてましたが、
やはりハルオも相当な寂しさに襲われているのか?もしかすると何も手につかないような状態に…

「…(ゴシゴシ)」

「毎日毎日エライわね、アメちゃんあげるわアメちゃん」

 
 

「この夏唯一の楽しみである鉄拳2だ!確実にグレードアップしてやがる!」

ドガッ!

《ウンコー》

「ぶわっはっはっはっはっ!」

(ハルオ…晶ちゃんともう会えないかもしれないのに、やけに元気ね…こんなタンパクな子だったかしら…)



ってアレーー!?これは一体どうしたことか!?
何も手につかないどころか、バイト先で仕事に精を出し、新しく出た鉄拳2に胸を躍らせ、
「うんこー」とかいう下ネタで爆笑するという日々を送っていたハルオ!
うんこがそんなに面白いのか!うんこが!(えー
そんなハルオの姿には母ちゃんも心配しております、落ち込むとばかり思っていたらなぜこんな…?

「マリー・ジャコブって誰だよ!?なんてクイズを出しやがんだこのワンフーは!」



「クイズ キングオブファイターズの難題は相変わらずシビアだな…!
 宮尾がいなかったら瞬殺だったぜ」

「いや俺もいっぱいいっぱいだ…ちなみに答えはハンカチだ」

(ハルオ…ここんとこ毎日ゲーセン来てるみたいだな。いつにも増して真剣だし…
 今日のハルオはえらい気迫を感じるぞ…夏休み前はあんなに悩んでたのに、
 何があったのか分からないけど…なんとまぁスッキリした顔しちゃって…)

さらにある日は、宮尾と一緒にゲーセンでクイズKOFに興じていたハルオ。
宮尾から見てもハルオは妙に充実したオーラに溢れており、つい最近まで悩んでいたとはとても思えない
スッキリした顔つきになっていたという…一体どうしたんだハルオは、
明鏡止水の境地に目覚めてしまったのか?水のひとしずくが見えたのか?(えー

「助かるわぁハルオ、普通アナタくらいの年でお母さんの買い物なんて付き合ってくれないわよ」

「え?そんな事ないと思うけど…」



「ハルオ…最近なんだかまた変わったみたい」

「ん〜…そう?」

「何事も一生懸命だもの、朝から毎日バイトして…家のこともよく手伝ってくれるし、
 ゲームだっていつも以上に楽しくやってるみたいだしね」

そんなある日、母ちゃんの買い物を手伝って一緒にスーパーへ出向いていたハルオ。
こういう親孝行もするようになって、なぜハルオがこう変わったのか母ちゃんも気になっているようです



しかしこの場面の母ちゃん、普段よりめちゃくちゃ若くて美人じゃねーか!?
なんだか28歳くらいに見えねーか!?母ちゃんに何らかの補正がかかっているのか!?(えー
ともかく母ちゃんは、ハルオ本人にどういう変化かあったのか尋ねてみますが…

「あ〜…アイツが…アイツが一生懸命やるなら、俺もいろいろ一生懸命にやらねーと…
 勉強もバイトも、家のこととか趣味も…」

「ハルオ…晶ちゃんの事でそんな風に思ってたのね…
 やっぱりアナタ達の縁を引き裂いた、萌美の存在が憎々しく思えるわ…」

「あの人は自分の職務をまっとうしてるだけだろ…それに俺は、縁が切れたなんて微塵も思ってねーぜ。
 確かにこの前は、これが最後かもなって思ったよ…でも今まで何度も疎遠になったけど、
 いつの間にか筐体の前に2人して座ってんだ。
 また顔を合わす機会があったらよ、こんなゲームが出たぞー!!って
 大野と感動してーんだよな、それが俺にとって何よりの楽しみなんだから…
 前向きに生きたっていいだろ?」

そんなハルオの答えがこれ、大野さんと会うのがあれで最後とは思っておらず、
いつかまた一緒に遊べることを信じて、その時心から楽しめるように何事も一生懸命やるようになったという…
なるほど…一言で言うなら人事を尽くして天命を待つってやつですな、すげえまともな奴になったなハルオ
業田先生のことも「あの人は自分の職務をまっとうしてる」と理解を示してるし、精神的にハンパなく成長してますね

それと「こんなゲームが出たぞー!って大野と感動したい」ってセリフには、俺も共感するものがあったな…
なんというか、俺にとって一番理想のタイプの女の人って、
「この人と色んなものを共有したい」って思えるタイプの人なんだよね

この人と色んなものを一緒に見たい、色んなことを一緒に語りたいと思えるような人。
それはゲームだったり食事だったり映画だったりスポーツだったり、なんでもそうですよ。一緒に何かをすることが楽しみであること
理想のタイプに美人だとか胸がでかいとかってことは関係なくて、やっぱり重要なのは一緒にいたいと思える人間性ですね
まあ美人で胸がでかい事にこしたことはないんだけど(えー

「大野財閥の令嬢たる者が、三流などもってのほか!
 二流で終われば三流!一流で満足すればまた三流!
 常に精進する精神力こそ一流以上になれるのです!」

「…」

一方で、こちらは今日も今日とて業田先生にしごかれていた大野さんの様子ですが…
「二流は三流!一流も三流!」とか相当わけ分かりませんねこの人(えー
まあ正確に言うと「満足したら三流」だから、「”これでいい”と思ってしまえばそこで終わり」という
アイカツ魂を叩き込まれていると考えればいいのだろうか



ちなみに大野さんが書かされている文字をよくよく見てみると「死」とか書いてますね
なんでこんな文字書かせてんだ業田先生!意味わかんねーよ!

(晶さん…アナタが先日、矢口春雄さんと町を歩いていた話を
 使用人から聞きましたよ。まったくもって抜け目ない…!
 そんな浮ついた気持ちにさせないくらい、
 ビシビシしごいていきますから覚悟しなさい!)

「…」



(…ただ…その問題の密会以来、晶さんの授業に対する姿勢が
 明らかに良くなっていることも確か…)

って、なんと大野さんの方も、ハルオと最後に会ったあの日以来、明らかに授業に対する取り組み方が良くなっていたようです
これはあれか、大野さんもハルオと同じ気持ちというわけなのか?2人はお互いにいい刺激を受けて
高め合うことができるってことなのか?そうだとしたらもう本当に日高さんの立場が…(えー

(お嬢様…)

「ねーねーじいや、晶のカレシってどんな人なの?」

「カレ…ッ!」



「あの子をあんなに色っぽくさせちゃう男って…
 どんな奴か見てみたいなって思ってね」

こ、これは…そんな大野さんの姿を見て、ハルオに会ってみたいと興味を持ってしまった真!
今まで特に話に絡んでこなかった真ですが、いよいよ本格的に動き出しそうですね。果たしてこれが吉と出るか凶と出るか…
それと運転手を降ろされたじいやは家のお掃除係になったのかよ!かわいそうなじいや…



《…ハルオ…成長したな…!本当にまっすぐな男だ!
 ソニックブームばりにまっすぐ突き進む男…!
 見ろ…彼がなぜ戦っているか分かるか?なぜ地獄のような道のりを歩むのか…
 なぜ危険な旅に出るのか…彼も…あの彼も…まっすぐ前に進む…!
 なぜだか分かるか?》



《すべては大切な人のために…!》

一方でハルオは、立派な男になったとガイルから惜しみない賞賛を受けていました
ガイルの言っている「まっすぐに進む男たち」というのは、数々のアクションゲームの主人公たち…

ファイナルファイトの主人公・コーディー
スパルタンXの主人公・トーマス
スプラッターハウスの主人公・リック
ん…?あれ、誰だこいつ、ん?
魔界村の主人公・アーサー
カラテカの主人公・空手家

ごめん4番目のやつだけ分かりませんでした(えー
誰なんだろうこれ…というかそもそも何のゲームなんだろう
って、しげしげ眺めてるうちにちょっと思ったんですが、
これってもしかして「ドラゴンバスター」ってやつですかね?



テイルズオブジアビスで、ミニゲームのドラゴンバスターやるとルークがこの格好になってた気がする
もともとのゲームは知らないですが、ドラゴンバスターもお姫様を助け出す話だったんですかね?合ってたら俺すごい

《誰かのために必死になるのが男ってもんよ。
 戦いとは無情なものだ…だがお前は負けるわけにはいかない!》



《神様ってのはシミったれだが、でも最後には愛の華を咲かせてくれる!》

そして「大切な人=大野さん」のために、日高さんとの決着をつけてこいと語るガイル。
いよいよその時が…それにしても、「神様ってのはシミったれだが、でも最後には愛の華を咲かせてくれる!」って
コマのこのゲームは何ですかね?これも知らないゲームだな…主人公のグラフィックからして源平討魔伝?
よくわからないけど神様が敵として出てきて、倒すと「愛」って表示されるんだろうか。なんかすごいゲームだな

《行けハルオ!彼らと共に突き進め!!》

 

挑戦状 おひさしぶりでございます
決着をつける準備がととのいました
決戦日は明日…駄目なら明後日昼12頃でいかがですか
お待ちしております。矢口春雄


「例の子…?すごいペース配分だね」

「もうすぐ夏休みが終わるから…そろそろかなって思ってたけど…」

「ふふ…ついに明日、すべてが決まるってわけね」

そんなある日、ついに日高さんとの決着をつけるべく挑戦状を叩きつけたハルオ!
最初でかい文字で書きすぎて「あっやべ、スペースなくなった」って感じに文字が小さくなってるのが笑えますが
どうやら日高さんも、そろそろ来る頃だと心の準備はできていたようで…

「対戦ゲームは真サム、KOF95、最後にハンターの順番でいいんだな?」

「うん」

そしていよいよ訪れた決戦当日、日高さんとは3本勝負でケリをつけるようで、
真サムライスピリッツ、KOF95、ヴァンパイアハンターの順番で対戦すると…
ストUが入ってないのが意外ですね、ハルオが一番やってるのがストUって印象があったんですが
もしかして日高さんはあんまりやってないのか?そういえば日高さんがストUやってるところ見たことないな
あれはやっぱりハルオがガイル、大野さんがザンギっていう風に、この2人だけの特別なゲームなんだろうか

《日高が筐体のゲームやる光景、ある意味貴重だな!》

《私ゲームやったことないのに…》

ドクン…

《いいか?ゲーセンはプライドと意地がぶつかり合う男の戦場だ!》

《私も格ゲーうまくなってみたい》

《ハンパもんがナマほざいてんじゃねぇ!お前はまずイーアルカンフーから始めろ!》



そして対戦の椅子に腰かけながら、ハルオと知り合ったばかりの頃を思い出していた日高さん。
あの時の自分はズブの素人だった、でも今はハルオと対等になりたい一心でここまで来た
果たしてその気持ちはハルオに届くのか、日高さん運命の一瞬であります

いざ尋常に

一本目

 
 

勝負!!

そして黒子の号令がかかり試合開始!
こういう時にサムスピの試合開始シーンは盛り上がるな、るろうに剣心でも師匠vs不二の場面でやってたよね
3本勝負ということですが、ここはやはりハルオが2勝1敗あたりで勝つのがスジか?
そして日高さんが退場となり、今度は真が話を引っかき回すとかそんな感じになりそうな気が…次回に続く!




今週のヤングマガジンなんですが、なんとハイスコアガールのハルオと大野さんが登場!
な、なぜに!?ハイスコアガールってガンガン系列の漫画やなかったんか!?
どうしてヤングマガジンに…と思ったら、これ「でろでろ」って題名の漫画で
押切先生が以前ヤングマガジンで連載していた作品なんですね。マジか…知らんかった…
 
 

どうも耳雄と留渦って別人みたいですけど、でも見た目ほんとにハルオと大野さんに似てんなあ
大野さんって無言で一切喋らないキャラだから、留渦が色々喋ってるところを見ると
「おおお…大野さんが喋っておる、喋っておるぞーー!!」って
すごいレアな場面に思えてなんか食い入るように見てしまうな(えー



あと耳雄と留渦は兄妹だそうですが、そう考えると同じ見た目で恋愛してるハルオと大野さんが
なんか禁断の近親ラブみたいでちょっと興奮するなこれは(えー
しかし押切先生ってすごい色んな出版社で漫画描いてるのね

・ハイスコアガール(スクウェア・エニックス)
・でろでろ(講談社)
・プピポー!(フレックスコミックス)
・ミスミソウ(ぶんか社)
・ピコピコ少年(太田出版)
・焔の眼(双葉社)

バラバラやがな!これ単行本とか本屋で探すの大変だなあ
ピコピコ少年とやらは根暗系ハイスコアガールと聞いたことがあるんですが、実際はどうなんですかね
とりあえず今は少年シリウスと漫画アクションでもいろいろ連載してるみたいなんで、見かけたら読んでみようかな


・こ、こんにゃろー!でろでろは屋敷でも何度か取り上げてた作品なのに知らないとは!
 ちなみに押切先生の連載デビュー作が本作なんで、その作品から着目してた身として
 今の押切先生の売れっ子ぶりは感慨深いものがあるワケなのよ
 あと「ピコピコ少年」は押切先生の少年時代を描いた自伝漫画で、続編の「ピコピコ少年TURBO」と合わせて全2巻
 物語がハイスコアガールの雛形というより、ハルオのモデルが先生の少年時代なのがよく解るね by はんぺら

な、なんだってー!?
でろでろは以前からからくり屋敷で何度も取り上げたことがある…うーむ、そうだっけ…(えー
ハイスコアガールについては、間違いなくはんぺらさんの更新で初めて知ったんだけどね

はんぺらさんのでろでろ感想って、どんなんだろうと思ってログあさってみたら
2012年6月10日のこれか!「相原さんかわいいよ相原さん」って
し、知らねー…(えー  相原さんって誰!?うーん…兄妹だけで完結してる漫画じゃなかったのか

しかしヤングマガジンで以前やってたと聞くと、確かにもくじのページで「でろでろ」って書いてあるのを
よく見かけた気がする。俺の脳内にある、当時のヤンマガもくじページの記憶を呼び起こしてみると

湾 岸 ミ ッ ド ナ イ ト
代 紋 T A K E 2
      
食 べ れ ま せ ん
み    な   み    け
で    
ろ   で    ろ
空手小公子小日向海流

※今週の頭文字Dは休載いたします

大体こんな感じで書いてあったよね(えー
そう、ヤンマガのもくじは載ってる作品タイトルの幅をそろえて書くから、
4文字しかないみなみけとでろでろが、「み   な   み   け」、「で   ろ   で   ろ」って
やたらスペース空けて書かれてたのを覚えてます。頭文字Dの休載が多かったのも覚えてます(えー
ただ、そんな風にもくじに書いてあったのは覚えてるけど、実際読んだことはなかったな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



まあ、昔のでろでろを読めなかった分、今やってるのを読むということでひとつ。
今週のでろでろは「うわぁ〜ん!」とか言いながら妹にすがりつく耳雄のシーンが印象的でした
これがハルオと大野さんかと思って読むと変な笑いが…(えー
やはりでろでろは、ハイスコアガールと重ねて読むと一風変わった面白さがあるな






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