ジャンプ感想:食戟のソーマ 第110話「魔術師再び…!!」



「せめて秋の選抜で決勝まで残った奴じゃなきゃ、スタジエールは受け入れないとは言ったが…
 よりにもよってお前か幸平」

「やー俺もビックリしましたよ」

「まあいい…使えない奴は叩き出すと、業務部の人間には伝えてあるからな」

さて前回、新たなスタジエールの現場として、四宮の店の東京支店へとやってきたソーマですが
「よりにもよってお前か」とか「使えなかったら叩き出す」とか、四宮から手厳しい言葉がいきなりバンバン飛んできてますね
四宮さんあんた、地獄の合宿が終わった直後はソーマのこと店に勧誘しようとしてたのに!(えー
そう思ったら今回来てくれて良かったじゃないですか!叩き出すなんてとんでもない、丁重に扱ってください丁重に

「それじゃまずは、大工仕事と内装の仕上げだ」

「へ…?まだこの段階すか!?」
 

って、ここで最初に任されたのは大工仕事やらなんやらの料理以前の雑用でした
まあソーマだけじゃなくて、四宮をはじめとする店の人が総出でやってますけどね
それと四宮の言ってる「DIY」ってなんなんだろうと思ったら、「Do It Yourself」の略で自分たちでやるって意味なんですね。へー

ちなみにモップを持ってる黒髪の女の人は高唯(カオウェイ)って名前だそうです
高唯と書いてカオウェイ…漢字をこんな風に読むってことは中国人か何かでしょうか?
あと水色の髪の女の人はリュシ・ユゴーって名前みたいです、こっちは名前だけじゃどこの国の人かよく分からないな

「改めてよろしく、ユキヒラくん。私たちはみんなSHINO's本店のスタッフなの」

「開店して落ち着くまで、東京支店の応援に来てるってわけサ」

「んで…こっちの彼が、パリの本店では副料理長を任されていた、四宮シェフの右腕ってところね」



ふむ、どうやら今回この店に集っているのは、これまでパリで四宮と一緒に仕事してきた腕利きのメンバー達らしく、
四宮の右腕とまで言われている男もやってきているようですね。
ちなみにこいつの名前はアベル・ブロンダンというようですが…

「幸平こっち来い、ホラそっち持ってろ」

「うす」

「なんなんだよあの子は…四宮シェフとあんなに親しげにして…!
 俺が四宮シェフとどれだけかかって打ち解けたと思ってるんだ!
 忘れもしない、四宮シェフが初めて飲みに誘ってくれた日のことを!」

って、そんなアベルですがかなりのホモっ気があるようで
四宮と親しげなソーマを見て嫉妬の炎をメラメラと燃やしていました
というかアベルの回想シーンで、例の「料理長は俺だ」のシーンが出てきてたんですが



この時睨まれてたのがアベルだったのかよ!
へええ、まさかの再登場ですな、そういえばこの時睨まれた理由にしても、
四宮のレシピをもっと改善する方法があるって言い出したらこうなったわけだから、この時からもともと実力はあったんだなあ

ちなみにアベルが言ってる「忘れもしない、四宮シェフが初めて飲みに誘ってくれた時のことを」っていうのは
食戟のソーマ小説版第1巻でのエピソードのことですね
地獄の合宿を終えた後の四宮が、以前よりも丸くなって店に戻ってきて
「たまには飲みにでも行かないか」って店のスタッフを誘ったことがあったんで、それを本編にも取り込んだようですね

「でも本当に丸くなったわよね四宮シェフ、何がきっかけだったのかしら。
 今年の春ごろに日本へ行ってからじゃない?」

「ソーかも!合宿か何かの審査員やるって、帰ってきてから急に優しくなった気がする!」

「(ピク…)」

「調理のこと質問したらなんでも丁寧に教えてくれるし」

「ソーソー!文句言いながら結局最初から最後までナ!」



って、そんな風に以前よりも丸くなった四宮について、最近の様子をあれこれと話し合う2人。
それにしても、「質問したらなんでも丁寧に教えてくれる」っていうのは意外ですね。すっかりいい上司になってんな四宮
それって仕事するうえで、すごく大事なことだと思うんですよ。よくあるパターンとしては、質問してきた部下に対して
「あ?それを考えるのがお前の仕事なんだよ」とか言って、何も教えない上司っているんですよね

部下になんにも教えてないのに勝手に成長するわけないじゃんと思うんですよ俺は。
そんな都合のいい話があるかと。部下を育てたいんだったら、自分が色々と手間をかけて教えていくしかないと思うんですよ
人を育てるってそういうことでしょ、レベル1のポケモンを放っておいて勝手に最強の状態に育つのかって話ですよ

「休憩だあ〜!疲れたぁ〜!」

「でも終わりが見えてきたわね、お昼はどうする?」

「じゃあ俺がまかないを…」

「俺が作ろう」

「え!?」

「テーブルのセッティングしてろ」

「ど、どういう風の吹き回しですか!?料理長が直々に…!」

「四宮シェフのまかないが食べられるなんて…!」

そしてお昼時になり、昼食の休憩を取ることになりますが、今回は四宮が直々に昼食を作ると言い出したことで
一同が目ん玉飛び出すくらいに仰天しております。この反応からして、普段は一回もやったことないんじゃないでしょうか
そして今回やる気になったのはソーマが来ているからでしょうね
後輩のためにわざわざ腕前を見せてやるとか気前いいな四宮

そんなわけで、見事な手際で流れるように調理を進めていく四宮。これはなんていうか
すごい女子ウケの良さそうなシーンですね(えー
イケメンが手際よく料理する姿っていうのは、えらいモテまくる印象があるからなー
速水もこみちっていう前例もあることだし。これはMOCO'sキッチンならぬSHINO'sキッチンですわ

「おおっ…!キッシュですかぁ!」



そして出来た料理がこれなわけですが…一見してえ、ケーキか何か?と思ったんですけど
これもれっきとしたご飯なんですかね。キッシュって俺は食べたことないな…

「うお〜っいい匂い!うまそうっすね〜!」

「キッシュ…パイ生地と卵やチーズ、牛乳をベースに
 ベーコンやホウレンソウ等とともに焼きあげる料理。
 パリにも浸透しているランチメニューのひとつだ。
 ま、現地のことを知らない君には分からないかもしれないけどね」

って、そんな風に「キッシュってわかんねえなー」と思ってたらアベルが全部解説してくれました
いやほんとすいません現地のことを知らない無知な男で…教えてくれてありがとうございます(えー
ともかくパリではランチとして親しまれている料理ってことで、ケーキのようなおやつとはやっぱり別物なんですね

「堪能させていただきます…!レギュムの魔力を!」



そして実際に料理を口に運んだ途端、ご覧の通り魔法少女コスプレに変わってしまう2人!
そういえば四宮の料理を食べた人間は魔法少女になってしまうんだったな…今となっては懐かしいぜ
それにしても高唯さんが思いっきりパンツ丸出しになってるんですけど
この漫画でパンツ丸出しって珍しいですよ高唯さん!いやーレアだなこれは…レアなパンツだなー(えー

「何このシャキシャキ感!?美味しー!!」

「ゴボウっすね…!」

「ゴ、ゴボー?」

「知らないのも無理はない、欧米では敬遠されがちな食材だからな」

「ゴボウの持つ甘みと渋みを完璧なバランスで引き出して、
 キッシュに魔法をかけてしまった…!戦慄するわね…!」

「まさかフランスの郷土料理に、日本の野菜をこうも合わせるなんて…!
 さすがレギュムの魔術師です!」

そんな四宮のキッシュには、その場の誰もが感心して大絶賛の状態となっていました
さっきの魔法少女リアクションを見れば分かることですけども、やはりレギュムの魔術師は伊達じゃないことを
まざまざと見せつけた絶品ということに…

「(ボソ…)まだまだだな…」

しかしそんな中、四宮だけはこの味に満足していませんでした。自分が目指す味はまだまだこんなものではないということか
さすがのレベルの高さですね。それにしても以前は停滞していた四宮が、今はこうして
現状に満足せずにさらなる高みを目指しているというのは感慨深いものがあるなあ

(こんだけの料理を作って…まだ足りてないってのか…!?)

「幸平…お前はこの一週間で、必ず必殺料理(スペシャリテ)へ近づける。
 この俺の仕事に、最後までついて来れたらだがな…!」



そして最後はこんな風に超イケメンなポーズを決める四宮。
いやーほんとこいつは女子ウケ良さそうな要素のカタマリのようなキャラですね
こんな風に俺様な態度のイケメンを目にしてしまったら、世の女性達はみんなコロリと行ってしまうことでしょう
多分この話は女性読者たちがキャーキャー言いながら読んでたんじゃなかろうか。次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第111話「コース料理」



「内装作業ご苦労だった。明日からいよいよ、SHINO'S TOKYOのプレオープンが始まる」

「プレオープン…?」

「プレオープンとは、お店の試運転のようなものね。知り合いなどをお招きして料理を出す期間のことなの」

「試運転とはいえ、報道関係者も多数来ることになっている。
 この俺が手がける店だ…世間の注目度は高い。ミスでもすれば噂はあっという間に広がるだろう。
 絶対に成功させなきゃならない。いいな」

さて前回、オープン前の四宮の店で大工仕事やらなんやらをやらされたソーマですが、
今回からはいよいよ客を呼んで試運転の期間に入っていくようです。
しかし四宮が言ってる内容からして、この試運転も店のスタートダッシュのためには相当に重要らしく
本番さながらの気合の入った料理をどんどん出していく気のようですね。こりゃ明日からは忙しくなりそうだ

「それとプレオープンには新メニューを試す目的もあるの。お客様の反応を見ながら毎日品を変えていく…
 プレオープンの最終日には、スタッフ同士のコンペもやるのよ」

「へー…あの、そのコンペって俺も参加できたりするんすか?」

「もちろんだ。たとえ下っ端だろうと、実力のある者の意見を取り入れるのは当然だからな」

そんなプレオープンで出す料理についてですが、実験的に新作メニューをどんどん入れ替えていき、
最後にはそれを正式採用するかどうかのコンペを行う予定のようですね
つまりはソーマが考えた料理が四宮の店で採用される可能性があるってことか



ちなみにこのシーン、「下っ端の意見でも良いものはどんどん取り入れるよー」と言ってる四宮に対して、
アベルがなんか複雑そうな顔をしてますが、その理由としては
昔の四宮に料理の意見したら「料理長は俺だ。不満なら出て行け」って
バッサリ切り捨てられた思い出があるから
ですな。そういう点でも四宮って昔とはずいぶん変わってるんだなー

こういう風に四宮が変わった理由としてはやっぱり、堂島さんの言ってた
「料理人が成長するためには、切り捨てるのではなくあらゆるものを貪欲に吸収することが不可欠」ってことを
四宮も自然と理解したからなんでしょうか。下っ端の意見であっても良いものは取り入れるっていうのは、そういうことだと思うんだよなー

(新作コンペで採用されればスタジエールの実績にもなる…
 おし!まずはサポートをきっちりこなして俺の腕を認めてもらう。そして新作コンペに参戦だ!)

そしてソーマとしては、この新作コンペでの料理採用を今回のスタジエールの目標にする気のようです。
”実績を残す”ことが合格の条件なわけですから、確かにソーマのメニューが採用されれば
実績として申し分なさそうですね。ともかくいよいよプレオープンの初日、ソーマが手伝いに入る形で店を開けますが…

「お客様が着席された…行くぞ」

ピリッ…

(…なんだ…?緊張感が…)

トントントン…グツグツ…

(速い…!のに…静かだ…ナイフの音と、鍋の煮立つ音しか聞こえない…)

ガチャ

「余計な音を立てるな。次やったら叩き出す」

そんなわけで一同の調理が始まりますが、今までの現場とは一味違う緊張感と静けさに少々驚きを隠せないソーマ。
これほどの静かな環境で調理をするのは、四宮が調理中の音の変化に集中するためってことみたいですね
ふむ…たとえば葉山なんかは、鋭敏な鼻によって香りで調理中の状態を把握するってことをやってましたが
四宮もまた鋭敏な耳によって音で把握するとか、そんなスキルを持っているんでしょうか

(なるほど…今まで経験してきたどの調理場とも違う…!)

「美味しい〜!!」

「評判に違わぬ味、まさしく魔術師だ!」

そしてそれだけ調理に気を使っているだけあって、完成された料理は絶品に仕上がっているらしく
まるで天にも昇るような気持ちで料理を食べていく客たち。
その後どんどんテーブルに多くの客がやってきて、厨房の仕事量も倍増していきますが…

「ユキヒラ、遅れないで。そっちの白身魚の出汁を静かに漉して。急いで」

「うす!」

(なんて仕事量だ…!下処理ひとつとっても、手順の多さが定食屋の倍はあるぞ!
 それにゆきひらでも三田村でも、お客の注文が来てからが調理のスタートだった…
 コースメニューは違う!お客の食事ペースに合わせて料理を出すタイミングを
 調整しなきゃならない、こっちの卓の準備を急いでたら、
 別の卓がいつの間にか追いついてせっついてきやがる!)

って、店の客が増えれば増えるだけ、恐ろしいまでに跳ね上がっていく仕事量とスピードに、徐々に遅れ始めてしまうソーマ。
この店で出している料理はコース料理であり、普段やっている定食屋の料理とはまるで勝手が違うようですね
ただでさえ下準備の手順が多いうえに、あらゆる客の食事タイミングに合わせて動くという作業の多さに、
さすがのソーマもまったく余裕がなく汗だくで動くハメになってしまいます

「次はラングスティーヌ出して。あと、3番卓が前菜を食べ終わる頃に
 ミルポワの用意を」

「うす…!」

(ラングスティーヌは…手長エビ…!
 ミルポワは…香味野菜の数種を角切りにしたもの…!くそっ、判断が遅れる!)

さらに、フランス料理ならではの聞き慣れない用語が飛び交うことで、どうしてもワンテンポ判断が遅れてしまうソーマ。
ここまでソーマが調理に苦戦しているシーンはかなり久々ですね、それとソーマがこれだけ苦しむ状況に
きちんとついて行っているアベルやリュシの強キャラ感がいいと思います。さすが四宮に鍛えられただけありますねえ

(次は…1番卓魚料理の下処理だ…!)

「…!?ユキヒラ!ミルポワは!?」

(…!!しまったっ…!!)

「すみません!まだです!!」

がしかし、ここで痛恨の判断ミスをしてしまうソーマ!さっき頼まれたミルポワの準備ですが、
あまりの忙しさで不覚にも忘れてしまうというミスを犯してしまいます。
これまでチーム全体で懸命に保ってきた調理ペースに、いよいよ乱れが出てしまう結果に…



「幸平、すぐにミルポワに取りかかれ。
 リュシ!3番卓は後回しだ、1番卓の魚料理を先に!」

「ウイ!」

「唯!3番卓の肉料理が5分遅れる!」

「ウイ!」

「アベル!幸平のミスの尻ぬぐいをしてやれ」

「ウイ」

とその時、作業の遅れによる被害を最小限にしようと、次々に仲間たちへ指示を出し始める四宮。
この四宮の判断はいいですね、部下のミスを目にした瞬間、「何やってんだバカヤロー!!」とミスを責めるよりも
ミスの影響を最小限に抑えるために素早く対応するっていう。

仮にミスを責めるんだったら後で時間のある時にでもゆっくりやればいいことだし、
今すぐにギャーギャーと無意味な罵倒をして、チームの傷口を広げる必要はないんですよね

(C)満田拓也/小学館

ちなみにそれをやっちゃったのがこの卜部くんです(えー
仲間がミスした瞬間に即座に罵倒してとことん責めまくり、チームの傷口を余計に広げてしまうというね。
やっぱりそんなことやってるようじゃチームが損するだけだよなー

「1番卓のサポートは俺が代わる。どけ」



「…うす」

(アベルさんを手伝うどころか…逆に手間を取らせた…
 今までだったら作業が遅れても自分で取り返せばそれでよかった…でもここでは
 俺の仕事が遅れたら、コースに関わる全員に影響を及ぼしちまう…!)

ともかくソーマのミスをカバーしに即座に動くメンバー達ですが、そのことで結果的にアベルの負担が大きくなってしまいます
ソーマ自身もかなりそのことを気にしているようで…いやあこれがまさに社会人の仕事ってやつなんですよね
たとえば皆さん、「学生の勉強」「社会人の仕事」、この2つの大きな違いってなんだと思います?

答えはね、社会人の仕事ってやつは、ミスしたり怠けたりすると自分1人の問題だけじゃ済まないんですよ
学生の勉強はそんなことなくて、テストでミスして0点を取ろうが、怠けて授業を居眠りしようが、
困るのは自分だけだから自分1人の問題で済むわけなんですが

社会人の仕事はそうは行かないわけです。必ずどこかで別の人との繋がりがあって、自分が怠けたりミスしたりすれば
その人に大きな迷惑をかけてしまうわけです。たとえば今回のソーマのように職場の同僚がそうだったり
別のパターンならお客さんがそうだったり、取引先の人がそうだったり、色んなところに繋がってて迷惑をかけてしまうわけです。

だからこそ「そんな迷惑をかけないためにも、自分がミスしちゃいけない」っていう重い責任があるわけですね
常にそういう責任を背負って行動しなきゃいけないっていうのが、「社会人の仕事」の大きな特徴だと思います
これがあるから仕事でミスした時っていうのは精神的にキツイんですよね。俺なんかもすぐに落ち込んでしまうんで…

「言っておくが俺はまだ、君をチームの一員として認めてはいないよ」

「アベル…」

「反論があるのか?調理場の流れを滞らせる者は必要ない。
 俺はSHINO'S TOKYOの料理長だ、仕事を管理する義務がある。
 しょせん君は研修生なんだ、一軍に割って入ろうなんて思い上がるな」

と、ここでソーマに対して持っていた反感を一気にぶちまけてしまうアベル。
それにしてもこのアベルのセリフ、ちょっと前の四宮みたいなこと言ってるな

「愚図は俺の厨房に必要ねぇ」
「調理場の流れを滞らせる者は必要ない」

「料理長は俺だ、不満なら出て行け」
「俺はSHINO'S TOKYOの料理長だ、反論があるのか?」

と、こんな感じですね。やっぱりアベルは暴君時代の四宮とずっと過ごしてきた過去があるから
四宮のダークサイドな部分にも影響を受けてしまったんでしょうか(えー

「わかったら立場をわきまえて…」

「すみませんすぐ戻ります!!」

(プレオープンは計5日間、このままで帰れるか…!
 最終日までに必ず、主戦力に食い込んでやる!!)



がしかし、アベルに厳しい言葉をかけられながらも、へこたれずにすぐさま次の仕事を必死でこなすソーマ。
この精神力はさすがですね、こんな風に失敗したり怒られたりした時に、
「なにくそ」と踏ん張って次の仕事へのバネにできるっていうのは
仕事をするうえで何より大事なことだと思いますよ。俺は逆に落ち込みやすい性格だから余計にそう思うな…次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第112話「成長への道標」



さて今回のソーマですが、いよいよテレビアニメ放送の始まるということで
表紙イラスト、巻頭カラー、さらに付録の描き下ろしポスターと、よりどりみどりな内容となっておりますね
いや〜いよいよアニメ版ソーマが始まるってわけか〜、アニメ版ソーマ第一期がな〜どんなアニメになるんだろうな〜
今こんなこと言ってんのこの世で俺だけだろうな…(えー



そして巻頭カラーの方の見てみると、「TVアニメ今週末4月3日より放送開始!」って書いてありますね
4月3日…4月3日かよ…あああああ、ここ数日でけっこうソーマ&ワートリの感想書きまくったし
「これでちょっとは追いついたかな!」とか思ってましたけど、まだ8ヶ月遅れの感想書いてるのかよ
どんだけ離されてたんだよって話ですな…こりゃまだまだ先は長いわ。じっくりやっていくしかないか…



それと付録のポスターってのがこれになります。うーむこれはナイスなお色気イラストですねぇ素晴らしい
さすがこの手のイラストはとびきり上手いですよね、tosh先生の本領発揮といったところでしょうか
でもこういう着替えシーンでもお嬢様のパンツはやっぱり映さないんやな
今まで一回も本編で映ったことないんで、「あ、今回も隠れてる」ってなんとなくそこに注目しちゃうよなー

「ソファと毛布があれば問題なく休めるだろう。
 厨房スタッフは昼頃に出勤してくるから、君もそれまでには身支度しておけ」

「うす、あざっす」

さて今回の本編ですが、1日の仕事を終えたソーマが四宮の店に残ってソファで寝泊まりしている場面で始まります
ふむ、他のスタッフ達は店を出てそれぞれ帰っていくようで、どこか別に泊まる場所があるってことでしょうか
それでソーマ1人だけ店にぽつんと残ることになると…遠月はホテルとか取ってくれなかったのか?

「それじゃあ、寝過ごすなよユキヒラ」



「今日の仕事ぶりを見てる限りじゃ、居てくれない方がありがたいがな」

「…」

「明日以降は客をもっと入れる予定だ、仕事量は今日の2倍3倍に膨れ上がる…
 お前が今のままなのであれば、最終日お前の居場所はここにはないぜ」

おっとしかし、ここで四宮からソーマに手厳しい一言が。さすがに前回作業ミスをしてしまった以上、お咎めなしとはいかなかったか
それにしても明日以降は客をもっと増やすって、今日よりさらに作業量が増えまくるわけですけど
この店ってソーマがいなかったらどうするつもりだったんだろう…
ソーマがいてギリギリなんとか厨房が回ってるレベルですけど、四宮的にはそれさえも切ってしまって
四宮・アベル・リュシの3人だけで回すことも考えてるみたいですね。そもそもそれが本来の形なわけだしな

いやーなんというか仕事の負荷がとんでもないことになりそうですね…もっとスタッフ増やせばいいのに、と思ったんですが
よくよく考えたら人件費がかさむからスタッフはこれ以上増やせなかったという事情もありそうな予感。
何しろ四宮は、予算がなくて店の大工仕事や内装工事を依頼できなかったと言っていたので
そう考えると人件費も相当に絞りまくって、限界まで人数減らしてると思います。いやーほんと、予算はどこの職場も頭が痛いよね…

「オハヨーアベルさん!」

「おはようリュシ」

「おはよーございまっす!」

「ユキヒラ早いネ〜!」

「うす、実は昨日失敗した食材の切り方に質問があって。少しお時間いいすかね?」

「あのな…今から清掃と食材の仕込みだ!勝手なことを言うな!
 これ以上君のために店の時間を無駄には…!」

(…はっ…清掃も皮むきも…全部…こいつ、ほとんど寝てないんじゃないか…)

その翌日、アベルとリュシが2人して店にやってきますが、2人が到着する頃には
店の掃除と下準備をすべて事前に終わらせていたソーマ。最初は悪態をつこうとしたアベルも、これには目を丸くしてしまいます
ソーマの奴よくやりますね、俺だったら始業前にわざわざ早出してあれこれ仕事するなんて死んでも嫌だけどな…(えー




「違う!やりなおせ」

「すみません!」

「急げ、20秒でやれ。作業遅れてるぞ」

そうこうしているうちに開店の時間となり、今日もまたすさまじい作業量の仕事が始まりますが、
まだまだついて行くのがやっとで、アベル達ほどスムーズには仕事をこなせないソーマ。
それにしてもこの場面のアベルがえらいカッコいいと思うのは俺だけでしょうか

自分の仕事を進めながらソーマの仕事を見てやって、厳しいながらも適切な指示出しをするところが
すごくサマになってるように思います。アベルの言ってる「違う、やりなおせ。急げ20秒でやれ、作業遅れてるぞ」って
すべて必要なことを言ってて無駄なことを一切言ってないですよね
この場面はソーマがミスしたことを指摘しているわけですが、「またミスしたのかよお前は使えねーなー」とか
そういう余計なことを一切言ってないのがカッコいいと思います

あとソーマよりも実力があって、ソーマに色々と料理の指導をしてるっていうのがいいですね
たとえば前回のスタジエールで、えりなお嬢様が行った店の店主なんかは
完全にお嬢様より格下であいつから学ぶものは何もなかっただけに
この店のアベルやリュシなんかは、実力がしっかりしててスタジエールに来た価値があるよなーと思います

「またか、これで3日連続…」

「やーほんと申し訳ないっす、お手数かけて…で、今日は聞きたいことが50個ほどあるんすけど」

(こいつ、昨日もあれだけ叱責を受けて…どうしてこうあっけらかんとしてられる?
 どうしてへこたれないんだ?)

そして仕事が終わった後は、またさっきのようにアベルへの質問を大量に用意していたソーマ。
アベルはソーマに対してかなりきつく叱ることも多いようですが、それでもソーマはまったくへこたれずに
1つでも多くのことを吸収しようと、どんどんアベルに対して質問を投げかけているようです。

いやあ…このソーマのメンタルは凄いですね。社会人として一番大事なことが備わっていますよ
それが何かっていうと、怒られてもへこたれないってことだと俺は思います
社会人として仕事してると、ほんと色んなことで怒られることが多いんですよね。
自分の力不足で怒られたり、時には誤解や言いがかりで怒られたり、
自分がちゃんと仕事してるのに理不尽な理由で怒られたりもするし、とにかく怒られる機会がすごく多いわけです

そういう時にへこたれない、引きずらないっていうのはすごく大事なことだと思うんですよね
怒られたことを引きずっていると、気持ちがどんどん落ち込んでしまって、それがいくつも重なると精神を病んだりしてしまうので
とにかくこう「怒られても気にしない」ってことはメチャクチャ大事なわけです。長く仕事を続ける秘訣は何よりもこれですよ

たぶん、真面目な人ほど怒られた時のダメージは大きいと思うんだよね…なぜなら怒られるってことに慣れてないから。
学生時代って、真面目に過ごしてれば怒られることって全然ないんだよね。
真面目に授業を受けて、先生に言われたことをちゃんと守って、真面目に生きていれば本当に全然怒られない。
でも社会人になると、いくら真面目に仕事をしてもメチャクチャに怒られたりするんですよ

今回のソーマなんかがいい例ですよね、真面目に一生懸命仕事に取り組んでいるのに、
あまりに仕事のハードルが高いために、完璧にこなせず怒られてしまうっていう。こういうのは本当によくあることで、
いくら頑張ってもどうしようもなく怒られる時ってのはあるわけです。そして真面目な人ほどそういう時に思いつめちゃうんですね

だから、ちゃんと能力があって真面目に仕事してくれる人なのに、鬱になってしまって会社をやめるってことが
結構多かったりするんですよね…本当もったいないと思いますよ。逆に何十年も会社に残ってる社員っていうのは
すげえちゃらんぽらんで役立たずで無能な図太い奴ってことが多いんですよね(えー

そういう人ってやっぱり昔から怒られるのに慣れてるから。いくら怒られても全然気にしないから
鬱になって辞めるなんてことがないわけで。だからクビにでもされない限りずっと会社に残ってるんですよね
そんな図太いところだけは見習いたいよな…まあほんとにびっくりするくらい無能だったりするんだけど(えー

(へこたれてる暇なんて1秒もない…だって今オレ…)



(新しい技をモノにできるのが、おもしろくて仕方ないんすよ)

そしてソーマがへこたれない理由というのがこれでした、新しい驚きに満ちているこの仕事が面白くて仕方がないからって
ことみたいですね。ふーむ、やっぱり仕事をこんな風に楽しむことって大事だよなぁ
けっこう身近にもいるんですよね、「こうやった時の仕事は楽しい」って言う人達って。
だけど俺は、仕事が楽しいって一回も思ったことないんですよね

自分がやらなきゃいけないことで、生きていくのに必要だからやってるというか、ただひたすらに義務感だけでやってる感じですね
でもそういう義務感で仕事やってる人はストレスで潰れやすいって聞いたことあるんだよなー
考えてみれば確かにそうだわな、楽しくもないことを我慢してやり続けてるようなもんなんだから、
そこにストレスという負荷がかかっちゃったら、我慢の限界がどんどん近づいてしまうっていうのも分かる話です
やっぱ達成感とか満足感みたいなものを仕事の中に見つけて、楽しいって思えるようになるのが一番なのかなー

「ユキヒ…」

「8番卓の魚料理ですよね、下処理すんでます!」

「ありがとう!」

「カサゴのアビエ終わりました!エシャロットのシズレ、チェックを!」

「いいヨ!次は1番卓ヨロシク!」

(吸収している…とてつもない勢いと速度で!)

そしてソーマの成長速度はすさまじく、努力の甲斐あってどんどんこの店の仕事に順応しているようです
今やアベルやリュシのスピードにも十分についていけるようになり、
アビエとかシズレといったような、フランス料理のわけわからん専門用語もしっかり頭に入っているようですね

「アベル。幸平を残すことに異論はあるか?」



「…いいえ。ま…及第点ってところですかね」

そんなソーマのポテンシャルを実感したアベルは、ついに「足手まといは必要ない」という言葉を撤回し
ソーマのことを戦力として認めるのでした。控えめな褒め方ですが、ちゃんとソーマのことを認めてるようで良かった
なにげにアベルはかなり好きなキャラですねー、ちゃんと実力のあるキャラだし、
ソーマに厳しくしたのも常識の範囲内だったし、ソーマの質問に色々答えてあげたり最後にはちゃんと認めたり、
先輩キャラとしてかなり俺好みな感じに仕上がったなと思ってます

「ふぅー、お疲れっしたぁー!」

「一息ついてる場合じゃねぇだろ、これからが本当の勝負なんだぜ?
 明日、最終日も抜かるんじゃねぇぞ幸平」

(この俺に喧嘩を売った男なんだ、スタジエなんかで終わる料理人じゃないだろ?)

そしてラストシーン、改めてソーマに対して気を引き締めるよう語る四宮でしたが、
心の中では「こんなところで終わる男じゃないよな」とめっちゃデレていました
マジかよ四宮、今回の冒頭も「このザマじゃいてくれない方がありがたいわー、最終日にお前の居場所ないわー」とか
ソーマに厳しいこと言ってましたが、内心ではデレてて乗り越えることを期待してたんですね
まったくとんだツンデレ野郎だぜ、こうなると四宮×ソーマの薄い本が厚くなるな…次回に続く!



ジャンプ感想:食戟のソーマ 第113話「忘れられた野菜たち」

「ちがうちがう、スュエのタイミングはそうじゃない!
 見てろ、じっくりと焦らず野菜に汗をかかせるイメージで…
 ここだ。この表面の状態を忘れるな、この処理を的確にやっておかないと
 仕上げに影響が出てしまうからな」

「やーフレンチってほんと面白いっすね、
 それにアベルさんってスゲーしっかり教えてくれるんすねー」

「なっ…フレンチの基礎もおぼつかない君が悪いんだ!分かってるのか!」

さて前回、四宮の店で四苦八苦しながらも、日を重ねるごとに技術をどんどん吸収して戦力の一員となったソーマでしたが…
今回はというと、アベルからこうしてまた新たな技術を叩き込まれているところでした。
いやーいいですねこのシーンは、ソーマも言ってますけど
ちゃんと後輩の前でしっかり手本を見せて教えるっていうアベルの姿勢がいいですね

まずはやっぱりこうして先輩が丁寧に教えるっていうのは大事なことだと思うんですよ
そうじゃないと後輩は伸びていかないというか、しっかり技術が伝わらなくて自己流で変なことをやり始めたりしてしまいますからね
それにやっぱりソーマより格上のキャラって風格があるのがいいんだよなーアベルは
単なるかませ役で出てきたんじゃなくて、確かな実力を備えているっていうね。意外にもかなり好きなキャラになったわ

「ユキヒラ、こっちもお願い」

「うすっ!」



そんな中、四宮の店のプレオープンもいよいよ最終日を迎えますが、
「やー今日も忙しいっすわー」ぐらいな感じで特に問題なく時間が過ぎていくのでした
えっ、いやちょっと、確か前回ラストで四宮が
「一息ついてる場合じゃねえぞ、最終日が本当の勝負だ」とか言ってた気がしますが
特に問題なく普通に進んでるじゃないですか!(えー

一体どういうことだったんですかあの一言は!うーむ、あれは単にソーマの気を引き締めたいだけだったんだろうか
そして結局最後まで、特に何事もなく最終日のプレオープンは終わってしまうのでした。えええ!?

「にしても、最終日だけずいぶん早く閉めるんすねー」

「まだ店は閉めない。もう一組だけ貸し切りでゲストを招いてある」

「え?」

「こんばんはーっ!!」



とか思ってたら水原さん達キター!!
おお、プレオープンが終わった後にもまだこうしてオマケがあったとは!
やっぱり四宮のエピソードでは、こうして水原さんの出番も用意されてるというのが個人的には嬉しいですねー

ただ、ひとつ残念なのは今回の水原さんって短パン履いてるんだよね…
あかん!あかんでそんなん!正直俺には短パンの可愛さとかまったくわかんねぇから!!(えー
スカートじゃないと嫌だから!やっぱスカート最強なんだよなー



この外伝で描かれてたような、スカート姿の水原さんだったらマジ最高だったなー
もっと外伝を見習いましょうよ外伝を!(えー

それと今回、ちゃっかり関守さんが一緒に来てるというのがなんだか笑ってしまいますね
関守さんって四宮達の同級生じゃないから、こういう時に招待してもらえるのかどうか微妙なラインなんだよなー
なので、こういう四宮世代が集まる時には、「おっ関守さん来てるやん」と毎回確認するというのが
俺の中での決まりごとになってます。そういえば、こないだのジャンプフェスタのイベントでも
四宮世代+関守さんの描き下ろし色紙が展示されてたっけなー
あれは撮影禁止だったから画像とか撮ってないけど、俺の記憶の中に関守さんの姿は残ってますよ(えー

「ようこそマダム」

「誰がマダムね!もう、からかうんやなかとよ!小次郎!」



「四宮先輩の…お母さん!?」

さらに今回のゲストとして、なんと四宮の母親までもがこの店に招かれていました
というかこの画像の一番左のコマ、水原さんがすげー顔してんなと思いましたが
よくよく見たらこれってリュシかよ!!くそ、リュシのやつ水原さんと髪の色とかヘアスタイルがかぶってるから
まぎらわしいねんお前!(えー

「つくづくアンタは勝手ばい!何年も実家に顔出さんでから、いきなり東京ば来いてどういうこつね?
 にしても、こげんとこ来るの慣れとらんからこそばゆいけん…」

「肩ひじ張らんで楽にせんね、自分ちやと思えばよかたい」

「無理言うんなかよ、もう!」

「す、すげー…四宮先輩じゃないみてーだ」

そしてカーチャンの前でだけは、四宮ってこういう風に博多弁で喋るんですね
それと四宮は、このところ何年も実家に帰ってなかったとか。まあ普段はフランス在住だから、行き来するのも大変だわなあ
フランスには正月休みとか、お盆休みとかの長期休暇はないんだろうか。それとも飲食店経営だからあんまり休みは取れないのかな



「美味しかぁ…」

「こないだから聞きたいと思ってたんすけど、四宮先輩ってなんでフランス料理を選んだんすか?」

何はともあれ、こうして母親に料理を振る舞う四宮ですが、さすがの味に十分満足してくれたようです
それにしてもこの場面、母親と談笑しながら食べてるのって意外にも水原さんだったんですね
マジかよてっきり乾さんあたりが親公認の仲になろうと自己アピールを始めるもんかと思ってましたが、
意外にもカーチャンと仲良しになったのは水原さんだったのかよ!
これは親に認められた水原さんが、四宮の嫁候補にギリギリで滑りこむというのもワンチャンあるか…(えー

(俺が小学校へ入学するお祝いに…両親とたった1度だけ、
 地元にあるフレンチレストランで食事したことがある。今思えばそれほど大した店でもなかった…でも…)

『小次郎、おいしかねぇ!フレンチってすごかねぇ。
 お母さん、こげん美味しかもん食べたん生まれて初めてばい!』

『おかあさんのごはんもまけんくらい美味しか!』

(おれがふれんちの料理人ばなれたら…
 おかあさんのこつばずうっと、笑顔にしてあげられる!)

そして四宮が、フランス料理人を志すきっかけになったのがこれでした。
幼かったある日、フランス料理を食べた母親の笑顔が忘れられず、
自分も将来フランス料理人になってお母さんのことを笑顔にしたいと…

いやあなかなか泣かせることを言うじゃないですか四宮、要するに親孝行がしたいってことだったんやな
ただ、ひとつ俺が言いたいことは、この時のお母さんは単にフランス料理が美味しかったんじゃなくて
四宮と一緒に食べるフランス料理が美味しかったんだと思いますわ
だからたまには実家に帰ろうや四宮、親は子供が元気な姿を見せるだけでも本当に喜ぶもんやで

「初日に作ってやったキッシュだがな…」

「え、なんの話すか?」

「ゴボウってのは、欧米人には木の根にしか見えないらしいな…
 日本人は木の根なんか食べるんだって驚かれることも多い。
 それにゴボウやニンジンなんかの根菜は、戦時中の貧しい食事を思い起こさせるから…
 長いこと食材として敬遠されていた背景もある」

「へー…!」

「フランスの文化にも、日本の文化にも触れている俺にしか、作れない料理は必ずある…
 俺が日本出店を決めたのは、自分の料理の土台…ルーツを確認するためだ。
 もう一度自分の生まれた国で料理と向き合う。俺が三ツ星を取るために、どうしても必要なことなんだ」

そして、さっきのソーマの質問には答えなかった四宮ですが、その代わりに
日本に戻ってきた理由についてはこうしてソーマに語るのでした。フランスではニンジンとかゴボウって全然食べないんですねぇ
そんな風に日本との食文化の違いがあるわけですが、その違いを埋めるような料理を作りたいというのが、
今の四宮が掲げている新たな目標ってことみたいですね

「四宮先輩…今夜、新作コンペやるんすよね。俺も一品出したいんすけど」

「えっ!?コンペ出すって…毎日サポートの仕事だけで
 いっぱいいっぱいだったじゃないカ!?」

「いま頭の中にあるイメージを、すぐにでも形にしたいんす」



って、そんな四宮の新作料理への情熱を聞かされたせいか、今夜の新作コンペには自分も参加すると息を巻くソーマ。
これまでは見習いとして必死についていくのがやっとでしたが、このコンペであっと驚くアイデアを披露して
スタジエールの実績をがっつり残すという流れでしょうかね。次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第114話「ゆきひら・改」



「新作コンペ!?これは見逃せないですね!今日来れて本当にラッキーです!」

「いや、だからもう帰れって言ってんだよ」

「そんな話聞かされて帰れるわけないじゃないですか〜!!」

「ヒナコの気持ちはもっともですよ四宮サン」

さて今回のソーマですが、前回四宮の店のプレオープンが終わったことで
いよいよその後の新作メニューのコンペが行われることになっていました
要は試作品のメニューを試すための場だから、わざわざ他人に見せるようなものじゃないわけですが
興味しんしんな乾さん達は「これは見逃せないですね〜」と居座る気満々のようです

それにしてもあれですね、ここでの水原さんの服装なんですけど、
だぼっとした感じのセーター着てるのがいいですね
これの何がいいって、だぼっとしてる分だけ体がふっくらしてるように見えるというか
このふっくら感があるのが可愛いなと個人的に思います

世間でも「女の子は多少ぽっちゃりしてる方が可愛い」ってよく言うじゃないですか。
この服装を見てると、なんとなくそれに近いような感じを受けるんだよなー
あとは下半身にスカートはいてたら完璧だったんだけどな…(えー

「さあ時間だ…調理を始めろ」

(マデラ酒と赤ワイン、さらにフォン・ド・ヴォーを加えて煮詰める…
 その間にバターで鶏ミンチを炒め、玉ねぎをスュエする…!)

ともかくコンペのための調理に入ったソーマでしたが、この店に来た頃は意味不明だった専門用語の数々も
今ではすっかりソーマの頭に入っているようで…その中でも特に、「ポワレ」という言葉に対して
ソーマは感慨深いものを感じていたようです

(ポワレ…)

『なー親父ー、なんでそうやって魚押さえながら焼くんだ?』

『ん?こうすっと皮がパリッと焼きあがるからな』

『へー、そんな技があるのかぁ』



『やっぱ定食屋って奥がふかいなー』

『…』

『なに?』

『…いや。ま、今はそれでいいんじゃねーか』

そう、このポワレという技術はソーマの親父も習得していたものであり、
「皮がパリッと焼ける技」として断片的にソーマに教えていたんですね。そんな風に真似っこで覚えたソーマは
めばえ茶漬けを作った時とかにも、「なんか知らんけど親父から教わった」と言いながらポワレを使っていたわけです
ただしそれは、あくまでも「親父の真似」であって、ソーマはポワレって言葉さえもまったく知らず、
どんな分野で生まれたどんな技術なのかをぜんぜん理解していなかったわけで。

それが今ではこうして、ソーマもフランス料理の技術としてポワレのことを理解し
ポワレを自分の血肉としたわけですね
単なる親父の真似っこではなく、「ポワレとはこういうものだ」っていうのを自分の経験で覚えることができたわけです

(今なら分かる…親父が積み上げてきたことが…親父は…)



(出会ってきた全ての経験、全ての文化、全ての技術、全ての感動を、
 定食屋としての技に集約させていったんだ…だったら今、俺がやるべきことは…!
 今までの俺を…ぶち破る!!)

そのことをソーマ自身も深く理解していたようです。ゆきひらの料理というのは
今まで親父が血肉としてきた様々な技術から作られているものであり、
それを基本としてやってきた今までのソーマの料理は、親父の真似をしているに過ぎなかったってことですね

しかし、「そんな今までの俺をぶち破る」とソーマは言っているわけです。もう親父の真似をするのは卒業だと。
ソーマが血肉とした技術から生まれる、ソーマだけの料理を作りたいと。
もし、今後ソーマがそれを存分に皿の上で表現することができたら、
それこそが必殺料理(スペシャリテ)になるってことだと思いますね

たぶん今はまだ完璧にはできないと思うけど…それが100%作れた時っていうのは、この作品のクライマックスなんだろうなあ
そう考えると葉山ってヤバイよね、あいつはもうそんな必殺料理を作っちゃったわけですからね
ソーマにとってのゴールになりそうな料理をもう作っちゃってるって、葉山のやつ
もうこの先やることないんじゃないか?(えー

「これでアベルさん達3人の実食が終了…!」

「ユキヒラ、最後はお前だ!料理はまだか!」

「おまたせしやした!」

「こ…これは!?」



そんなソーマの作った料理がこれ、うずらの丸焼きといった感じの一品となっております
なんとも豪快な料理ですね…それにしても、うずらの肉料理ってなにげに初めて見たな
うずらと言えば、「うずらの卵」「うずらの卵」ってやたらと卵だけ目にする機会が多いというか
「うずらの肉」なんて全然聞いたことがないというか…そもそも鳥肉ってあれですよね
「鳥肉」としか言わないからなんの鳥かよく分からんというか
俺たちが普段食べてる鳥肉ってなんの鳥なんだろう…ぜんぜん分からん…(えー

「幸平創真、この品は一体どんな?」

「えっとですね、こいつは…親子丼なんす」

「へ!?」

「何を言ってるんだ!?」

「まあ味わってみてくださいよ、こいつが今の俺が出せる…最高のフレンチです」

って、この鳥の丸焼きのことをなぜか「親子丼」だと語るソーマ。どうやら単なる丸焼きではないようですが…
親子丼ってことはあれですかね、鳥肉と卵の料理のことだから、
この丸焼きの中にうずらの卵がわんさか入ってるとかそういうことですかね
あと丼ってことはご飯も一緒だろうから、卵と一緒にご飯もたっぷりと…
ふむ、俺の想像力ではこのぐらい考えるのが限界ですが、果たして丸焼きの中身はどうなっているのやら。



あとどうでもいいけどこのラストシーン、ソーマの服装がえらいカッコよく見えますね
これってあれなのか、リュシ達が着てる調理服とまったく同じものだけど
ソーマが汗かいたからこのコマだけ胸元をはだけさせてこうなったのか。
なんにしろいいじゃないですか。ずいぶんカッコ良く感じますよこれは。リュシ達の着方よりもずっといいな
なんとなくスプラトゥーンのイカライダーWHITEを思い出したのは俺だけでしょうか(えー 次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第115話「ぶち破る」



そんなわけで久々すぎるソーマ感想です。皆さん前回の話がどんなだったかすっかり忘れてると思いますが
一言で言うと「親子丼作ったやでー」と言いつつソーマが出してきたのは鳥の丸焼きだったっていう
そんな話でしたね。どういう意味で親子丼と言っているのか理解できず、戸惑う一同でしたが…

(これが親子丼とはどういうこと…!?
 いったい何を仕掛けてきたの、ユキヒラくん!?)

「では、味わわせてもらおう」

「果たして四宮小次郎をうならせることができるのか…
 あの皿に全てがかかっている。若きスタジエの健闘を祈ろう」

そんな中、「さっさと食わせてもらうわ」と料理に手をつけようとする四宮。話が早くて助かりますね
それとこの料理で四宮に認めてもらえるかどうかが、ソーマのスタジエールの合格に関わってくるんでしたね
ここでダメ出しでもされようものなら、健闘むなしく不合格ということになってしまうわけですが…

とりあえず脱衣きたこれ!!
ソーマの料理を食った途端に脱衣する四宮&乾さん!もはや美味いもの食った時に
「いちおう脱がしとくか…」って流れになるのはこの漫画の定番ですね(えー
というか四宮ってなにげにものすげー筋肉ついてんだなぁ、腹筋とかバッキバキじゃないですか
なんとなく線が細いキャラって印象あったから、これだけ体を鍛えてるとは意外だったな

「親子丼の基本的な要素は5つ…鶏肉、卵、ご飯、玉ねぎ、割り下!
 この品は親子丼って概念を、フレンチの技で再構築したものなんす」

そしてここで、この料理が親子丼ということについての種明かしをするソーマ。
要するにソーマは「親子丼は5つの要素から作られている」と考えており、
その5つの要素をフランス料理に置き換えたらこうなるっていう発想で作られた料理のようですね

・鶏肉 → うずら肉
・卵 → リゾット
・ご飯 → リゾット
・玉ねぎ → リゾット
・割り下 → ソース

っていうことみたいですね。しかしこう書くとリゾットの比率たけーなオイ(えー
5つの要素のうち3つがリゾットじゃねーか!そういえばソーマって今までも事あるごとにリゾット作ってたよな
今回も親子丼と言いつつ、実はリゾットが料理の主役だったというお前ほんとにリゾット好きだな…(えー

「しかし…うずら肉に詰め物をする場合、リゾットのような柔らかいものは
 こぼれ落ちてしまうはずだ。ユキヒラ、このリゾットを一体どうやって詰めたんだ?」

「キャベツっす。サッと塩ゆでしたキャベツで包み込んでから、
 うずらの中に詰めたんです」

「それって合宿の時の…!」

(四宮が作ったシュー・ファルシ…!)



そしてリゾットをうずら肉の中に詰める際、リゾットがこぼれないようにキャベツで包んだと語るソーマ。
これについては、四宮が以前作ったマジカルキャベツのことを参考にしたようですね
つまりこの料理に使われている技術は、ソーマが実家で身につけてきたものではなくて
ゆきひらの外で見てきたもので作り上げたってことですよね

「四宮先輩は、もっと上を目指すために日本に帰ってきたって言いましたよね…
 俺が今やるべきことは、きっとその逆なんす。
 生まれ育った環境の中だけでやってきた料理をぶち破る…
 これは俺が初めて作った、新しいゆきひらの料理っす!」

そんな風に、ゆきひらとは関係ない技術で作ったこの料理に、かなりの手応えを感じていたソーマ。
要するに、これから自分がゆきひらの外へ出て歩み出すための第一歩目になる作品だということなんでしょう
ソーマにとってはそれだけ記念すべき料理となったわけです。それに対する四宮の評価というのは…

「ダメだな。クオリティが低い」

ってダメなんですかァーー!?
そ、そんなー!!新しい自分を発見するための第一歩になった料理が!
「全然ダメじゃねーかこれまっずいわー」って言われて終了とかそんなんありですか!?
あんまりなんやな、新しい自分になる必要なんてなかったんやな、一生ゆきひらに引きこもってればよかったんやな…

「このままだったら…な」

「…?」

「将来お前が持つチンケな店なら構わないかもしれないが、
 四宮小次郎の店で出すには少々お粗末ってことだ。
 だがまぁ…”俺ならこうする”ってのを叩き込むことはできるが…どうする?」

「…お願いしやす!!」



って、四宮が今の料理にダメ出しをしたのは、「こうしたらもっと美味くなるぞ」というアドバイスを
ソーマに教えてやるためでした。まわりくどいやっちゃなホンマに!
まあでも、こうやって実際にソーマに対して手本を見せながら教えてやるっていうのはいいことなんじゃないでしょうか

アベルにしてもそうだったんですよね、さんざんソーマに対してダメ出しはしてましたが
でもその後でしっかりとソーマに対して手本を見せてやっていたという



これがいいんですよ、ただ単にダメ出しだけして終了じゃなくて、
「こういう技術を身に付けろ」ということを明確に示しているっていうのがね
先輩がこう教えてくれたら、後輩もこれから自分が何をすべきなのかハッキリと分かりますよね
要するに後輩が、「どうしていいのか分からない」って困惑せずに済むわけなんですよ
そういう指導法ができているのが、アベルや四宮を見ていて良いなと思う部分ですね

「ここが終わったらまた別の現場か?」

「あ、はい!そうっす!」

「お前はたった一週間とはいえ、この俺の店で修行したんだ。
 別の店で不合格になりやがったらSHINO'Sの名に傷がつく。
 肝に銘じておくんだな」

「うす!ありがとうございました、四宮師匠!!」

「な…!?やめろ!だ、誰が師匠だ!!」

さあそしてきましたよ、四宮から直接の指導を受けた結果、なんとソーマは四宮を師匠と呼ぶ結果に!!
いやーこれはあれでしょうね、四宮ってこの漫画でもかなりの人気キャラだから
作者としては今後もちょくちょく出番を用意したいだろうし
ソーマとつながりを持たせておいたほうが色々とお得ってことなんでしょうね(えー
わざわざこうして師匠と呼ばせた以上、たぶん今後の話でも四宮の出番は何度かあると思います。たぶんね



そしてソーマに技術を叩き込むのに、一晩まるまる使って徹夜で教え続けた四宮。
それはいいけど他のメンバー達も全員徹夜したんかい!(えー
シャペル先生とかこんなご老体で徹夜とか相当きつかったんじゃないだろうか
今日このあと仕事があったら泣けるな…(えー

ともかくこれで四宮の研修編は終わりです。最後にはソーマの師匠となったわけですが
ソーマの師匠が四宮ならタクミの師匠は水原さんがなるべきだろ!なあ!
俺これずっと前から言い続けてんだけど!ソーマとタクミでライバル同士なんだから
その師匠もライバル同士って設定のがいいんじゃないですか!?ねえ!
なんでもいいから水原さんの出番増やしてください!(えー

この最後の「獲れよ、第一席」の画像とかお見送りする水原さんをじっくり見たかったんで、それだけのために貼りました(えー
はー水原さん可愛いんだよなー、この人も四宮みたいに、今後の出番が保証されるようなつながりが何か欲しいところだよなー
次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第116話「成長という果実」

さて前回、四宮の店でのスタジエールを終えたソーマですが、今回の話はというと
他の現場で恵ちゃん達が奮闘する様子が描かれてますね
ふむ、ソーマが四宮の店での研鑽によって、新たな料理スキルを身につけたように
恵ちゃん達も他の現場で着実に成長していたということでしょうか

「ど…どうしてですか!?俺は今日までひとつのミスもせず
 完璧に仕事をクリアしました!店にじゅうぶん貢献した…実績を上げたのに!」

しかしそんな中、生徒の中には不合格を言い渡され、スタジエールをクリアできない連中も少なからずいたようです
こいつはそんな生徒のうちの1人ですね、どうも自分では完璧にやった自信があるようですが
試験官の目から見たら至らない部分があったらしく、不合格となってしまったようで…



でもそんなことよりこの試験官のねーちゃんエロいな(えー
見るからにエロOLって感じのねーちゃんでたまらんものがあるわ、どっかで再登場してくんないかなこの人

「ピークタイムで厨房全体の忙しさが増している時でも、
 あなたは自分の持ち場以外の様子を伺おうともしなかった。
 そんな振る舞いのことを実績とは言いません」

って、「俺ちゃんと実績上げたんですけどー!」と口答えしてくる生徒相手に、「そんなものは実績とは言わない」という具合に
ぴしゃりと言ってのける試験官の人。ふむ、この人の言葉によれば、店全体が忙しくなってきてる時に、
この生徒は自分の仕事は片付いたからどうでもいいと、知らんぷりして他の人を手伝おうともしなかったってことのようですね

いやーこれは確かにひどい。自分のことしか考えてない典型的なパターンですね
仕事っていうのは1人でやってるものじゃなくて、複数の人間が抱えている作業をまわしていくものだから、
1人の担当してる部分だけが片付いたところで、
他の部分で詰まってたらぜんぜん順調にまわっていかないんですよね

それだったら詰まってる部分を解消してやらないと意味がない。要するに、職場全体を見た時に負荷のバランスが悪い状態
なっていたわけですよね。ある人は負荷が低くて仕事がすぐ終わるけど、他の人は負荷が高くて仕事がなかなか終わらないと。
そんな状態じゃ、店全体の仕事が全然スムーズにまわらないんだから、
負荷が低くて手が空いてるなら、負荷が高い人のことを手伝って
店全体の流れをスムーズにする
っていうのが、仕事をする時の基本ですよね。

こいつは全然それができてなかったと。だから自分の担当分はこなしたと言っても、店への貢献にはなってなかったってわけですね
こういう奴って実際に多いんですよねー、自分の担当分はちゃんと終わったんだから、他の部分で止まってるなら
それは他の奴がだらしないだけだって考えるような奴。
自分のことしか見てなくて、チーム全体の流れを見ていないって奴ですね

それじゃあ結局チームのためにならないわけですよ。自分がちょっと仲間を手伝うだけでスムーズになるようなことも、
「それは俺の仕事じゃないから」と無視してしまって、結局は他の仲間にしわ寄せが行ってるだけなので
職場全体の能率が上がらないし、人間関係もどんどんギスギスしていくんで、ほんといいことないんですよね…

「星付きの店で研修していることを、自慢気に言いふらすだけで
 己の行動を省みない。おまけに…スタッフへの愚痴まで垂れ流すとはね」



さらにこの男、職場のことについて「マジ人使い荒いわ」「うるせーっつーの」
ツイッターでさんざん愚痴りまくっていたようです。
ああこれはやばい、ひとつ間違えるだけで大炎上するパターンですよ

みなさん、何年か前に起こった「きんもーっ☆事件」って知ってますかね
コミケのホットドッグ屋でバイトしていた人が、職場のことをブログで愚痴りまくって大炎上した事件ですよ
そのとき実際に書かれた文章というのが

東京ビックサイトでバイト!コミケのやつらを相手に…。まぁお客はみんなオタ。大量オタ。
(写メを撮りつつ)これほんの一部ですからね。これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!
コンビニ行ったらるるぶのもえ版が!!もえるるぶってどないやねん!きんもーっ☆
中にはコスプレがあるとこなどが案内されてます。きもすぎです。

これなわけです。これを書いた結果どうなったかっていうと、多くの人から怒りを買ってしまって大炎上を起こし、
店側までもが謝罪するハメになったっていうやつですよ
店に貢献どころか、どえらい迷惑をかけてしまったわけで。こういう愚痴を書かれても店のイメージダウンになるだけだし
炎上のリスクがあるような危なっかしいことをネットにすぐ書き込むやつは、職場に置いておきたくないというのが
店側の心理だと思います

「いい!?スタジエールで重要なのは、どんな店で修行したかではないの!
 ”実績を残す”…あなたはその意味と向き合うこともせず、
 挙句の果てに店の名を貶めた!最終日を待つまでもない!
 不合格です!本日を持って退学とします!」



そして結局はスタジエール不合格、さらに退学を言い渡されてしまったわけですが、まあそりゃそうだよなって感じですね
そんなことよりこの場面、試験官の人がえらいロリ顔してないですか?(えー
何この人!?ロリキャラなの!?エロOLかと思ったらロリだったの!?すげー気になるキャラなんだけど
この人再登場しないのかな…再登場しないのかなあ〜〜〜



「これまでだね…でも、もともと死に体だった店が一度は戦える状態に立ち直ったのは、
 君が来てくれたおかげだ…本当に感謝してるよ」

さて、そんな風にクビになる生徒もいる一方で、今度は伊武崎の様子が映し出されますが…
どうもこの店主の人の話しぶりからして、伊武崎は店にかなりの貢献をしたようですが、
店があまりにも死に体だったので、完全には立て直せなかったってことみたいですね
ただ、店主の人はそれでも伊武崎に十分感謝しており、合格になるよう学園に掛け合ってみると…

「あ…諦めてたまるかよ!!」



がしかし、そんな状況でも諦めたくないと強く主張しながら、もう一度店の再建に乗り出す伊武崎。
珍しく熱い一面を見せてるわけですが、これってあれですよね
小説版ソーマで描かれた伊武崎のエピソードを見て、附田先生が本編にも「熱い伊武崎」を持ってきたってことですよね



そう、実際に附田先生がツイッターでこんな風に語っていたことがあったわけで。
小説版の伊武崎を見ながら、「伊武崎!お前いいよ!熱いよお前!」
相当に小説版から刺激を受けたらしく、それ以降は本編の伊武崎にも小説版からの逆輸入が行われてるんですよね



前にもこんなシーンがあったりもしましたよね。「不利な状況でも諦めない」「俺もがむしゃらに料理したい」という
伊武崎の心理状態を表すようなフレーズは、小説版から持ってきたものです。
榊さんとの恋愛フラグも小説版から始まったんでしたよね
そう考えると伊武崎関連のエピソードは、マジで小説版の影響がでかいなあ

「凡夫をふるい落とす段階は終わろうとしている…
 一月…料理人が化けるのには十分な時間だ」

ともかく、そんな感じで山あり谷ありのスタジエールですが、
いよいよ一ヶ月の研修期間が終わり、ソーマ達が学園に戻ってくる日がやって来たようですね
そしてこのスタジエールを最後に、雑魚キャラの振るい落としはひととおり終わるというのが
遠月学園の見通しのようです。確かに、これまでずっと振るい落としを続けてきたわけだし、ここまで残った生徒というのは
十分な実力を持った猛者だけになったということか…



ただ、そう考えると丼研の小西先輩ってなんであんなに雑魚いんだろうね(えー
いやマジで、あの人も1年前にこういう振るい落としを全部乗り越えたんやろ!?凡夫とは違う猛者だったってことやろ!?
2年生になってからも数多くの修羅場をくぐってきただろうにあの雑魚さは一体…

「ただいまーっと」

「幸平!あんたが一番乗りかい」

「おーふみ緒さん久しぶりー」

「おお!戻っていたか幸平創真!」

「へ?」

「高等部2年甲山鉄次だ!秋の選抜、決勝を見させてもらった!
 ぜひ直接ぶつかりたいと願っていたのだ…!」



って、スタジエールを終えたソーマが極星寮に戻ってくると、いきなりドタバタ現れたのは甲山鉄次という2年生…
どうやら選抜でのソーマの活躍を見て、いてもたってもいられなくなり勝負を挑んてきたようです
この男、年がら年じゅう食戟をやっているような猛者であり、
歯ごたえのありそうな相手にはどんどん勝負を挑んでいくスタイルのようですね

「俺と食戟を交わしてくれ!!」

「ふふ、この時期まで残っている2年生はあんな連中だらけさ。
 戦うことで己を磨き上げようとする、好戦的な獣がうようよしてる。
 そんな獣たちがこぞってあんたの帰りを待ってたのさ、幸平創真を強者として認めた連中がね」

ともかく強い奴と戦いたくて仕方がないといった感じの甲山鉄次ですが、ふみ緒ばあちゃん曰く
今も生き残っている2年生はこんな好戦的で獣のような奴しかいないという…
なるほどね…2年生はそれほどまでに好戦的…獣のような猛者しかいないのが2年生か…



いやちょっと待ってください小西先輩もその2年生なんだよな!?(えー
なんか色々とおかしくないか!?なんでこの人こんなに雑魚なんだ!?
2年生はみんな、強い相手に嬉々として挑んでいく獣のような奴しかいないってことでしたが、
小西先輩は初期の肉魅にもビビリまくってしおしおしてたわけで…
この人どうやって今まで生き残ってきたんだろう…もはや小西先輩って、この漫画の設定を根幹から揺るがす存在だよな(えー

「スタジエールを乗り越えた時点で、1年生の中で競い合う時期はもう終わった!
 すでに君たち1年生は、われわれ上級生と同じフィールドに立っている!」

「ま、受ける受けないはとりあえずあんたの自由だがね」

「えっと、そいじゃあ受けようかな食戟」

「おお!受けてくれるか!じゃあ決戦の日時は一週間後の…」

「今からやろーよ」

「!?」

「あれ、何ぼーっとしてんすか、ねえほら先輩」



「やろーぜ食戟」

って誰だよお前!?えええええ!?なんかソーマのやつ見た目がえらい変わってないですか!?
髪の毛がずいぶん伸びてチャラ男っぽくなったっつーか…なんか見てて違和感あるなー
俺としては今までぐらいの髪型がちょうどよかった気がするけど。スタジエールに行ってた1ヶ月で髪の毛も伸びたんだろうか
とりあえずお前、食戟やろーぜとか言う前に床屋行ってこいよ床屋!!(えー
まずはさっぱり髪切ってこい!何かやるのはその後でいいわ!次回に続く!

 
 

それとこの号のジャンプなんですが、ソーマ本編の他にもこうして
「薙切えりながおもてなし!華麗なる晩餐会」という描きおろし漫画が収録されてましたね
見ての通り、他のジャンプ漫画のヒロインたちが集合し、
暗殺教室からはビッチ先生、
ハイキューからは潔子さん、
ワートリからは千佳ちゃん、
銀魂からは神楽、
ニセコイからは千棘、
ワンピースからはナミ
がやってきて、えりなお嬢様がおもてなしするという内容になってます

作画はすべてtosh先生がやってるわけですが、それにしてもこの話ってソーマの単行本には収録されてないみたいですね
いやあマジかー、単行本派の人たちはこの話見れないのかー、いやあマジか〜可哀想だな〜
あっはっは!!可哀想になあ!!あーっはっはっはっは!!(えー



というかこういうヒロイン集合企画って、前にやった時はワートリからは千佳ちゃんじゃなくて木虎が来ていたわけですけど
今回からは千佳ちゃんに交代したんやな…まあワートリの内容を考えたらそれが当然ですよね
千佳ちゃんって話の内容的に、悪い奴らに狙われててまさに主人公が守るべきヒロインって感じだしね。
木虎ファンの人は残念でしたね…木虎は犠牲になったのだ…(えー

「ふうん、日本一の料理学校ねえ。でもしょせんは学生相手の商売でしょう?
 私は世界を股にかけてきた殺し屋なのよ?国の指導者や大企業の重役に近づくには、
 美食のたしなみは必須…よほどの料理でない限り私を満足させることは…」



「あぁあああーーーっ!!」

そんなわけで、とりあえずおもてなしの料理を食べた途端、
裸にひん剥かれて殺せんせーの触手責めを受けてしまうビッチ先生。
さすがにヒロインだけを集めただけあって、今回はこういうサービスカットがメインの話になるわけか

「あっさりひん剥かれましたね…」

「これはジャンプ編集部が発案した、合併号を賑やかすエロ企画ネ。
 中高生男子なんて裸見せときゃ食いつくから、
 佐伯俊の絵でアニメ化ヒロインを脱がしときゃオールオッケーってことアル」

って神楽のやつが内情を全部ぶちまけやがった!!
お前そんな身も蓋もないことを!この辺の自重しないセリフはさすが銀魂って感じやな
それと「アニメ化ヒロイン」って神楽が言ってることからして、今回集められたヒロインって
ジャンプで連載してる中でもアニメ放送中の作品のヒロインってことなのか。それでこういうラインナップになったんやな



そしてあられもない姿になったビッチ先生を見て、自分もそうなってしまうのかと不安が隠せない様子の千佳ちゃん。
ええそうですね、なにげに千佳ちゃんって尻とかふとももがエロいですからね(えー
今回はそんな千佳ちゃんの秘められたエロスが、いよいよ白日の下に晒されてしまうというわけか。なんということだ

というか千佳ちゃんって、無垢な性格してるだけに
エロいものに対してどんな風に思ってるのか純粋に気になるな。そう、幽遊白書のセリフで
「コウノトリやキャベツ畑を信じている無垢な女の子に、
 無修正のポルノを突きつけるような下卑た快感」って言葉がありましたが、
今の俺は千佳ちゃんを見ながらまさにそんな感じの気持ちになってるわ…(えー

「いや〜〜んっ♪」

「ぅあ〜〜んっ♪」

 

「あ〜おいしかった、ギャラは10万ベリーね。よろしく編集長さん♪」

「2人とも明らかに耐える気なかったですよね!?」

「少年漫画のヒロインなんてヨゴれてなんぼアル。んじゃ私は引き続き
 食事を楽しんでるネ。読者的にもオカズができて良かったアル」

そして次に裸体を晒したのは神楽とナミの2人ですが、こいつらは脱ぐのもビジネスと完全に割り切ってるらしく
こんなサービスシーンを見せることくらい屁とも思ってないようですね。なんてやつらだ
それにしても神楽の「読者的にもオカズができて良かった」とかいうセリフで吹いた
お前さっきからセリフの切れ味ハンパねえな!

今回の話って、原作:附田祐斗って書いてあるんですけど
こういう神楽のセリフとかも附田先生が考えてるんだろうか。そうなんだとしたら附田先生って
意外と銀魂系の自重しないギャグが得意なのかもしれないなあ

あとなにげにナミの胸の描写がやばいと思う。ちょうど乳首の位置に魚のピンクい唇が来てるんで
モロに乳首にしか見えないんですけど、こんなん描いちゃって大丈夫ですか!?
いやいやtosh先生、こんなTo LOVEるとかでやってそうなエロ手法をわざわざ取り入れなくても!
さすがにこれはアウトやろ!白黒ページで見るとそうでもなかったけど、カラーで見ると一段とやばいな



そんな風に各作品のヒロイン達が次々と脱がされていく中、今度はいよいよ千佳ちゃんの番ですよ。
いよっ待ってました大統領!(えー 
幼児体型のロリキャラに見えて、実はエロスな体をしている千佳ちゃんのポテンシャルに期待ですね

というかえりなお嬢様は、千佳ちゃんが13歳ってことをめちゃくちゃ心配してるようですが、
そんなこと言ったら14歳の神楽をたった今脱がしたばかりだろ!(えー
13歳も14歳も同じようなもんですよ!大丈夫大丈夫、ワートリ本編でもふとももとか尻とか強調してるからその辺はぜんぜん…

な、なにーーーー!?なんやこの健全度100%のリアクションはーー!?
そ、そんなー!!千佳ちゃんの武器であるふとももや尻がまったく映らずに終わっちゃったじゃないですか!
こんなのってないよ!それと、「ん〜〜〜♪」って言いながら手をぶんぶんするこのリアクション、
これってソーマの本編で、こども料理教室の話をやった時に
花音ちゃんがやってたのとまったく同じじゃないですか!



このリアクションがそれですが…ほんとにまったく同じやんけ!
うーんさすがにもうちょっとひねりが欲しかったな、やはりここは千佳ちゃんの尻とかふとももをですね(以下略)
というか千佳ちゃんのエロスは結局のところ小学生並みということなのか!?嘘やろ!?
さすがにそれよりは色気あるやろ!?もうちょっと読者サービスして欲しいところだったんですが、
千佳ちゃんがそんなサービスをやるには荷が重かったのか?なんということだ、こんな様子を見てしまったら二宮さんが

雨取の野郎…

ぬるいサービス
しやがって…
 

って辛口コメントしちゃうじゃないですか!!(えー
これは怒ってますわー、ロリコンソムリエの二宮さんが怒ってますわー
はやく謝って!ロリコンランキング1位の二宮さんがご立腹ですよ!はやく謝ってえええええ

「くっ…!屈するわけにはいかない…!アイツ以外に…!」

「見せるなんてダメなんだからーーっ!!」

それと千棘&潔子さんのリアクションがこれなわけですが、なにげに千棘のやつすごい一途なこと言ってますね
「アイツ以外に裸を見せるなんてダメなんだから」って、
自分の裸を見ていいのは楽だけだってことですよね。ここまで楽に操を立ててるとは思わなかったな
特についさっきナミと神楽が誰にでも平気で裸を見せてたことからしても、千棘の一途さが際立ちますよね(えー

そんな感じで今回の話は終わりです。とりあえず次の機会がまたあるとしたら
千佳ちゃんには今度こそサービスシーンを見せて欲しいですね。
その時のためにも葦原先生にはふとももと尻をたっぷりと描いてもらわないと…(えー


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第117話「威風堂々」

「食戟開戦!!」

「食戟ぃ!?」

「御粗末!!」

ってあああああああああ甲山先輩よえええええええええええ!!
なんやこれ、なんやこれえええええええ!!前回ソーマに食戟を挑んできた甲山先輩先輩ですが、
「食戟開戦!」「食戟ぃ!?」「御粗末!」のわずかな間に瞬殺されてしまいました

どんだけ雑魚だよこの先輩!これだけ一瞬のうちに終わった食戟って初めてじゃないか?なんだかまるで
「次鋒レオパルドンいきます!グオゴゴゴ!」「ノーズフェンシング―ッ!!」「ギャアーッ!!」
といセリフだけで死んだレオパルドンを思い出しますね(えー

「俺の勝ちっすね甲山先輩、んで…えーっと観客席の中に、俺あてに果たし状くれた人いますー?」



って、甲山先輩に勝ったソーマではありますが、それだけでは物足りないと言わんばかりに
すぐに次の相手を探し出しては今ここで食戟を始めることに!なんとまあ慌ただしい奴やな
うーんそれにしても、「ね?」っていうコマで薄ら笑いを浮かべるソーマを見てると
なんだかすごく嫌な奴に感じてしまうんですけど、これって俺だけでしょうか

ソーマは今までの話でも、不敵にニヤリと笑うシーンが多かったわけですけど、
なんか今回は今までとずいぶん印象が違うっていうか…
やっぱ髪の毛が伸びたからそう感じてしまうのかなぁ



たとえばの話、以前ソーマがアリスとこうやって対峙したことがあったじゃないですか。
この時のソーマって、表情としてはニヤリと不敵に笑ってるわけなんですけど、
俺はこのソーマってすげえカッコいいなと思ったんですよ

なんでそう感じるのかなあ、髪が短くて目もとがすっきりしてるせいなのか?
あとはそういう見た目以外に、対峙してる相手の強さって意味でも印象が違う気がする。
この時のアリスっていうのは、1年生の中でも最強格でソーマよりも強いと思われていた頃じゃないですか
それに対して臆さず挑むソーマっていうのがカッコよかったし、勝つか負けるか分からないヒリヒリした空気の中で
ニヤリと笑うソーマの姿がカッコよく見えていたのかなと思うわけですよ

そんな一方で、今回出てきた2年生っていうのは、そういう「ソーマよりも強そうなライバル」って感じがまったくしないというか
むしろソーマよりも遥かにザコい格下キャラって印象しかないんですよね
そんな風に2年生のザコそうな印象っていうのは、簡単にやられた甲山先輩の瞬殺っぷりが何よりも物語ってるわけで、
そういういとも簡単に勝てそうな相手に対して、ニヤニヤと笑いながら勝負を挑むソーマっていうのが
雑魚狩りをして楽しんでる嫌な奴っていう風に見えてしまうというか…

 
 

そして結局、甲山先輩の次にかかってきた2人もまったく相手にならずに瞬殺してしまったソーマ。
それでもぜんぜん物足りないようで、「観客のみなさんいつでもかかってきてくださいよー」と宣戦布告をするのでした
うーん…やっぱりこのシーンも、相手が弱すぎるせいでせっかくの宣戦布告が「かかってこいよザコども」っていう
雑魚狩り宣言にしか聞こえないっていうのが、ソーマ=嫌な奴っていうイメージを持たせてしまってる気がするなあ

なんていうか、作者サイドの本来の狙いとしては、これまでの1年生との戦いよりもハイレベルな2年生との戦いの中で、
バッタバッタと無双して今までよりさらに上の領域へ行くソーマっていうのを描きたいのかなと思うんですけど
実際のところは2年生が全然強そうに見えなくて、雑魚狩りしてるだけのようでソーマの成長を実感できないっていう
なんとも不安な感じになってる気がしますね。ここからのソーマは上級生との戦いにシフトしていくんだろうと思いますが、
果たして今後は上級生の格を保つような描写を上手くやってくれるのか…

「みな揃っているな。早速本題に入る。例の件だ」



って、ここで場面が切り替わり、何やら神妙な顔で重要な会議を開こうとしている最強ジジイのシーンとなります。
他にも年寄り連中が大勢集まっていますが、どうやらこの一同は学園関係者の中でも相当なお偉いさんのようですね
要するに今から始まるのは重役会議ってことですか、そんなそうそうたるメンバーを集めるほどの議題とは果たして…

「毎年恒例、紅葉狩り会…そのお知らせのチラシが完成した…」



ええええええええええなんじゃこれ!?単なるチラシの話がしたかっただけかい!
なんつーくだらないことで重役会議開いてんだよジジイ!これにはさぞお偉いさん達も呆れるだろうと思ったら
全員が真剣にチラシの議論してて吹いた。このシーンちょっと俺のツボにはまったわ…

「この紅葉狩り会は由緒正しき伝統行事…異なる学年が交流する重要な場だ。
 高等部1年の上位メンバーと…現遠月十傑の全員が
 初めて顔を合わせる場なのだから…!」

おっとしかし、この紅葉狩り会というのは単なるなごみ系イベントではなく、
ソーマ達1年生の上位メンバーと、遠月十傑の全員が交流するという重要な意味を持っているようです
つまり、これまでずっと謎だった十傑メンバーがいよいよ全員明かされるってわけですか
いや〜十傑ってどんな奴らなんだろうな〜想像もつかないな〜(えー
いやー想像もつかないわマジで、どんな見た目してるのか俺には分からないわー
今から1年くらい前に明かされた気がするけど想像もつかないわー(えー 次回に続く!


ジャンプ感想:食戟のソーマ 第118話「遠月十傑」

さて前回、最強ジジイの主催によって開かれることが決まった紅葉狩り会ですが、
今回の冒頭では、さっそくそのために1年生の上位メンバーが集合していますね
その面子を見るに、「上位メンバー」っていうのはこの間の選抜でベストエイトに入った8人ってことのようです
なるほど、確かあの選抜で上位に入るということは、未来の十傑候補になるようなものと言われていたので、
だからこそ今こうして十傑との顔合わせが企画されたというわけか

それにしてもタクミの奴、髪の毛を短くズバッと切ったらしくてずいぶんイメージ変わっちゃったなあ
正直なところ、俺としては前の髪型のほうが好きだったんだけど…
ソーマにしてもそうなんですよね、今は髪の毛伸ばしてイメチェンしちゃったけど、以前の短い髪型のほうが好きでした
要するに2人とも髪型を元に戻して欲しいと思うんだけど…

漫画のキャラの髪型って、その人の存在そのものを表す記号みたいなものだからなあ
それを変えられちゃうと、今までとまったく別人になってしまったようで、違和感が凄いっていうか…

・頻繁に更新してくださってありがとうございます。特に『食戟のソーマ』の更新を有難く読ませて頂いております。
 大志さんはこの度の創真の髪型の変化は違和感を感じておらっしゃるようですが、私としては大人っぽくなって
 より格好よくなったなあvと思っています。それは個人個人の感じ取り方によるでしょうがね。
 それと今回の闘争心剥き出しな創真の描写は、新たなスタートに向けての「原点回帰」と言えるのではないでしょうか。
 連載初期でも、創真は読者が反感を抱くほど不敵で強気な態度を見せつけていましたからね。
 尤も、創真をこれまで見続けてきた私としては、今や彼のそんな所も素敵な魅力ですけど。(^^)  by 栗うさぎ

ただ、そんなソーマの変貌ぶりにはこんな風に「大人っぽくなって格好良くなった」って思ってる人もいるようで
人によって受け取り方は違ってるみたいですね。ふーむ、そういう意見もあるんだなあ



そして秘書子に対して軽く挨拶するソーマですが、秘書子としてもにっこり笑って実に柔らかい反応が返ってきてますね
さすがにこの間スタジエールで苦楽を共にしただけあって、
秘書子のソーマに対する好感度がめちゃめちゃ高くなってますね
こうなってくると、えりなお嬢様もソーマに対して、今までのような敵意丸出しの態度から変わっていくんじゃないでしょうか

というか実際に、漫画を借りたお礼を言わないのかと
秘書子がお嬢様とソーマの仲を取り持つようなシーンが今回あったわけだしなあ



この場面がそれですが、秘書子とソーマが仲良くなったことで、お嬢様との距離感も近くなりそうな予感がビンビンしますね
これこそまさに将を射んと欲すればまず馬を射よってやつですよ
秘書子という馬を射た結果、お嬢様という将にもいよいよ手が届く時がやってきたってことか…

あとなにげに、秘書子がお嬢様に対して「こういうことは後回しにしないで早めの方がいいですよ」って
ズバズバ言いたいこと言えるようになったっていうのもでかいですよね
こんな風に秘書子がお嬢様に意見するのって、以前ならできなかったと思うんですけど
これからはお嬢様と対等な関係でありたいってスタジエールで実感したわけなので、
今ではこういうことも言えるようになったってことですよね。

その結果どうなるかというと、秘書子に引っ張られる形でお嬢様とソーマが親密になるっていう
そんな流れに持っていけるわけですよね。考えてみればこの間のスタジエールには
そのための前フリがいくつも仕込まれていたということか。なるほどなあ

「遠月十傑の!おなぁ〜〜りぃ〜〜〜っ!!」

さあそして、やたら仰々しいかけ声が聞こえてくると同時に、いよいよ遠月十傑の登場であります
それにしても「○○のおな〜り〜!!」ってこういう言い方、ふだん聞く機会そうそうないからずいぶん懐かしい気がするな
前に聞いたのっていつだっけかな〜と思い出すと、俺が小学生の時に見たおぼっちゃまくんのOP
「茶魔ちゃまの!おなぁ〜〜りぃ〜〜〜っ!!」って聞いた時以来かな…(えー



なんにせよ、いよいよこのシーンで初登場ですよ遠月十傑が!本邦初公開!
いや初めて見るわ〜、十傑とか初めて見るわ〜、この10人のうち誰が何席なのか全然分からないわ〜(えー
というわけでここで大志Mk−2の大予想をしたいと思います。
果たしてこの10人のうち誰が何席なのか、それをこの俺が見事に当ててご覧に入れましょう



まず1席なんですが、これはもう間違いなく先頭をずんずん歩いてるこの女でしょうね
もうね、この歩き方からして第1席。間違いない。見るからに他人よりも先を行くことにひたすら貪欲って感じだし
絶対この女は何事も自分が1番じゃないと気が済まないタチでしょうね
ただ歩くってだけでも1番になりたがる性格。こいつはどっからどう見ても第1席ですわ〜



続いての第2席は、このしましま帽子マンでしょうね。
なんでかっていうと、第1席が女なわけだから、第2席にも女が続くっていうのはちょっと考えづらいなと思って。
いちおう食戟のソーマは少年漫画ですからね、最上位に女ばっかり固まるっていうのはなんか違う気がするし
1席と肩を並べる男キャラもいるだろうなということで…

こいつは立ち位置的にも第1席の女のすぐそばを歩いているし、おそらく1席とのコンビに近い存在というか
暴走しがちな第1席を落ち着かせるブレーキ役って感じじゃないですかね
なんかぼーっとしてて自分がグイグイ前に出て行くタイプじゃなさそうだから、
逆に前へ前へ行こうとする第1席を抑えるには、ちょうどいいキャラなんじゃないかという気がします



そして第3席。それはまあこのロリキャラじゃないでしょうか
なんやろなー、この手のロリキャラっていうのは強キャラだという風に相場は決まってるんですよ
十傑の中でもかなり強いほうだとみたね。ただ、こういうロリキャラは強いことは強いけど
最強というわけではないっていう部分もあると思うんですよ

なぜなら、もっと強い奴に負かされてわんわん泣き叫ぶようなシーンとかあるのもロリのお約束だから。
そういうふうに考えたら3席ぐらいの位置が妥当なんじゃないかなー
というかこいつの下の4席が個人的に不動の4席なので、
このロリが「10人のうち真ん中よりも上」と考えると、3席以外に入れるところがないんですよね



さあそしてお待たせしました不動の第4席。間違いなく100%第4席ですこの男。
今回出てきた十傑をパッと見た時に、こいつが第4席だってことを一番最初に確信しました
それほどに第4席しかありえない男。他の数字を背負う姿なんて考えられない。
なぜ俺がここまで、こいつが4席だと確信しているかというと…



こいつって見た目的に遊戯王ゼアルのWにそっくりなんすよ
そっくりっつーかもはや同一人物だろオイ!どんだけ似たような髪型してんねん!
そしてWが遊戯王ゼアルで言っていたセリフで何が印象深いかっていうと
「4は俺の専売特許だ!!特別な数字だ!!」って一言なわけですよ

そう、4はこいつの専売特許、こいつのための数字。それを他人に取られることを許さない性格。
だからこいつは4席以外ありえないんですよ。Wと同じ見た目をしてる以上は、4席じゃなかったら
もはや自殺するレベルで存在意義がなくなると思います(えー



そして第5席はこのメガネちゃん。なんでそう思ったかっていうと
理由はそうですねー、うーん、ただなんとなくっていうか…(えー
まあうん、完全にただの勘なんだけど、そんなに弱そうには見えないというかね。
多分なんだけど、下位の方じゃなくて真ん中あたりにいると思うんだよなー。というわけでド真ん中の第5席です。



次の第6席は、このでっかい刀持ってる人。まあなんていうかね、こういうでっかいエモノを持ってるキャラっていうのは
正直そんなに強くないのがお約束なんですよ。(えー
幽遊白書の武威なんかがいい例で、バカでかい武器を持ってる割には別にそこまで強くもなかったというか
多分こいつも同じタイプのキャラだとみましたね。なので十傑の最上位には追いつけない位置にいると思います

ただ、そうは言ってもあんまり下の方にいると、でかい武器持ってるくせに見かけ倒しだな
思われてしまうので、下位って言うよりはもうちょい上にいると思います。
そう考えると「あんまり強くないんだけど、かと言って下すぎない」という位置的に第6席がピッタリだなと。そんな気がしますね



そして第7席は一色先輩。まあこれはすでに明かされてる情報だから、間違えようがないですね。
予想するもクソもなく7席はこの人で確定でしょう。



次に第8席は、なんか線の細いイケメンの人。
上着とかわざわざ脱いでるわ、ネクタイちゃんと結んでないわ、カッコつけながら歩いてますけど
こういうカッコつけたイケメンっていうのはまあ基本的に下位なんですわ…
あれですね、目つきも悪いし微妙に不良っぽい印象があるから
実力は下位なのにやたら態度だけはでかいとかそういうタイプだろうね…



ワールドトリガーで言うなら三輪がちょうどそんな感じだと思います
三輪って風刃関連のエピソードで株をドカンと上げたけど、その話が描かれる前までは
A級隊員の中でも下位の方の実力って印象しかなかったから、この第8席のイケメンもそれと同じって気がしますねー



そして第9席は叡山。これもすでに分かっていたことですよね。最後に第10席はえりなお嬢様と…
これで十傑メンバー全員の順位が明かされたというわけですよ。いや分かっちゃったわー
俺の推理で10人の順位が分かっちゃったわー(えー

「ねぇねぇねぇあのさあ!今日はこれで解散にしね?
 そんで来年は廃止にしようぜこの会!」



「心底マジめんどくせーし意味なくない?って思わない?」

とその時、これから紅葉狩り会を始めようという瞬間に「今日はこれで解散にしよう」と言い出した第4席のW。
メチャクチャ言ってんなお前、まあこいつは料理をする以外にも遊戯王ゼアルに出演しないといけないから
あんまり時間ないのかもしれませんけどね、早く帰ってギミックパペットデッキ組みたいんですよね(えー

「どうかなみんな?そこのおさげちゃんどうどうどう?」

「へぇあ!?え、えっと、あの、その…」

「総帥から直々のお達しなのよ。参加しないわけには行かないわ…
 廃止なんてもっての外だし」



って、あまりにやかましいWを相手に、第5席のメガネちゃんが注意してますが、それでもWは黙る様子がなくて
優等生風のメガネちゃんから「しね」とまで言われてしまいます
何このメガネちゃんめっちゃ可愛いんだけど、こんな子から「しね」って言われるのなんてむしろご褒美やん(えー
この真面目かつ手厳しいところにそそるもんがあるわ、今後このメガネちゃんの出番が増えると嬉しいですねえ

あとメガネちゃんとWのやり取りを見てたら、なんだかキン肉マンのガンマンとサイコマンを思い出してしまいました

(C)ゆでたまご/集英社

やたら騒がしいガンマンと、「はいそこうるさい」と黙らせるサイコマンっていうね
そういえばこの2人も最強の10人が集った集団(完璧超人始祖)のメンバーでしたっけね
そういう意味でも十傑と似てるなあ、俺は10人の始祖たちがかなり好きなんでなんだかちょっと感慨深いわ

「あのー、俺いますぐ十傑に入りたいんすけどぉ。
 誰か俺と食戟してくれる先輩いないっすかねー」

って、そんな風に十傑同士で言い争いをしている中、「俺いますぐ十傑に入りたいんすけどー」
さらに荒れそうな発言を投下するソーマ!お前そんな炎上してる最中にガソリンをぶちまけるようなことを!
さすがにこれには、言い争いをしていたWたちもピシッと固まってしまいます。
身の程知らずのソーマにどんな怒りの言葉が飛んでくるのか…



ってアレー?てっきり果てしなく大激怒するのかと思いきや、Wたちの反応はまったく逆で
急に頭が冷えたように「お前の相手なんてしてらんねーから」とあっさり断ってしまいます
うーむ、W達にとってのソーマ達はそれだけどうでもいい存在というか、まさに眼中にないって感じなんでしょうか

「…」

「ねぇ怒んないでね謝るからさー!マジでマジでー!何しろ俺ら2年もさぁ!
 上のヤツら倒すのに超忙しいわけよ…」



そして「上の奴らを倒したい」と言いながら、例のしましま帽子マンや赤髪女の方をジロリと睨むW。
なるほど、これでやっぱりWよりもこの2人が格上ということがハッキリしましたね
Wが第4席っていうのは100%間違いないこの世の摂理なわけだから、それより上のこの2人は
1〜3席のどれかっていうことに間違いないですねー、いや俺の推理が的中しちゃうわー

それにしても最後のコマで、第8席のカッコつけ野郎が「とりあえずお茶運ばせる」とか言ってるのが地味に腹立ちますね
テメーが運んでこいよこの第8席が!!(えー 
十傑の中でも下位のくせに偉ぶってんじゃねーぞ!?コラァ!?まったくこれだから
実力は下位なのに態度だけはでかい奴っていうのはよー、困ったもんだよなー
そんなに茶が欲しいなら、そのへんの自販機で綾鷹でも伊右衛門でも好きなの買ってきてくださいよ第8席さんよー
もちろんあんたの自腹だがな!次回に続く!



食戟のソーマ 第14巻、食戟のソーマ・エトワール第1巻感想


↑ソーマ14巻表紙


↑ソーマエトワール1巻表紙

はい、そんなわけで8月4日は、ソーマの単行本が一挙に2冊発売した日でしたねー
まず1冊目は、ジャンプ連載中の本編14巻。そしてもう1冊は、ジャンププラスで連載中の外伝漫画ですね
この外伝、ご覧の通り四宮が主役のストーリーなわけですが、ちょうど14巻でも四宮が出ずっぱりの内容になっているので
こうしてダブルで表紙を飾るという四宮フィーバーになっております


↑14巻裏表紙


↑14巻1ページ目

さらに四宮のイラストは表紙だけには留まりませんよ、毎回恒例の表紙裏のイラストには
新聞を読みながら歯磨きをする四宮、さらに1ページ目のイラストはティータイムで一服する四宮
何もかもが四宮推しの状態!これは一体!?

マジすかここまで四宮を前面に押し出してくるとは、よっぽど四宮人気が凄いんでしょうか
原作の人気投票だと、トップ10圏内で健闘はしてるけども、さすがに最上位クラスには劣るって感じでしたが…
多分だけど、女性読者に限って言うならダントツの人気って感じかな

四宮はどう見ても女性ウケが凄そうなドS系イケメンって気がするからなー
あれだよほら、壁ドンとかして「俺のものになれよ…」とか言いそうなタイプ(えー
ぜってーそうだわこれ、女性読者を狙い打ちしてるわー、四宮で女ファンを一気に稼ぐ気だわー

えー、それでまず14巻のほうについてなんですが、もはや完全に俺の感想が追いついてない状態なんで
中身について俺に語る資格がないからカットします…(えー
いやー、さすがにそろそろ再開したいよなほんと、我ながらいつまでモタモタしてるのやら



なので今回はちょっと食戟のソーマ・エトワールの方について語っていきたいと思います。
これはどうやら、もともと小説版で書いた四宮のエピソードを漫画化しようという試みで始まった外伝のようですね
ストーリーとしては主に、フランスに渡ったばかりの四宮が、色々と苦労しながら修行時代を過ごすといった感じになってます

それにしてもこの画像のシーン見ると、横柄な上司の副料理長に対して
「お前、副料理長に逆らうつもりか?」
「こんな時に上下関係持ってくるのは卑怯でしょ?ムッシュ」
暴君時代の自分とはまったく逆のこと言ってるのが微笑ましいですね。まさに若き四宮って感じか

あと絵柄に関しては、さすがにtosh先生と比べるとちょっと厳しいかなというところはありますが
でも女性キャラとかかなり可愛く描けてるし、俺としてはなかなか満足して読んでますね

それとやっぱり四宮の若いころメインの話ということで、
若い水原さんもちょくちょく出てくるというのが一番大きなポイントでしょうか



そう例えばこのシーン、喫茶店で四宮と水原さんが2人でお茶しながら
「あ、そうだ今日の夜ヒマ?」とか会話する場面。いやぁいいっすねーいかにもデートって感じで
俺としてはこの2人がくっつくと面白いなと思ってるんで、読んでてニヤニヤしてしまいました

ただ正直なところ、水原さんの立ち位置としては四宮と恋愛するっていうより
乾さんと四宮の仲を取り持ってあげてるという感じが強いですねー、この場面もそのために四宮と会ってるし。
他のシーンでも、乾さんと四宮の仲を応援するといった様子がちらほら見られます。
マジかよ三角関係にはならんのか…水原さんもっと自分を出してこうぜ自分を!!(えー



あとこの外伝の水原さんがいいのはですねー、私服でこういうかわいい感じのスカート履いてるんですよ
そこがいいんですよ!!スカート最高!!いや原作の水原さんをよく見てれば分かるんですけど
原作では水原さんっていつもズボン履いててスカート全然履かないんですよね

そこが俺的にはもったいないポイントだなーと思ってるところで…
俺は女の人に関しては絶対スカート履いたほうが可愛いと思ってる人間なんで
ズボンとか履かれても正直あんまピンとこないっていうかなー、やっぱスカートじゃないとダメだわ

それもこの水原さんが履いてるような感じのやつが一番いいと思う。
丈が長すぎず短すぎず、ひざが見え隠れするぐらいといったところか
そういう意味ではこの水原さんは、マジでいい感じに描かれてると思ったなー



あと今回の1巻では、わざわざ描き下ろしで水着姿の水原さんなんてのも描かれてましたね
マジかよ作画担当の昭時先生はまさかの水原さん推しですか!?(えー
いやー分かってるじゃないですか、いい目のつけどころですよ昭時先生、俺が保証します!
2巻以降も水原さんの出番があるといいんですが…はてさてどうなるやら






トップに戻る