■食戟のソーマ 第31話「メタモルフォーゼ」

「へー!きれーなもんだなぁ」

「…」

「こんな料理初めて見たわー、エッグ…ベネ?何だっけ?」

(あぁもうっ!気が散る…!)



「君…もしかしてスフレの何かを作るつもり…?」

「おう!俺はオムレツで行くわー、卵白をメレンゲ状に泡立ててから焼くことで、
 普通のオムレツじゃ味わえない食感に仕上がる…それがスフレオムレツだ!
 予想外の食感に出会うことも、料理の驚きのひとつだよな」

さて前回、200皿の課題でわずか8皿という大ピンチに陥ってしまったソーマでしたが…
今回の冒頭では、ちょっと時間が巻き戻って料理の準備をしている場面で始まったようです
それにしても、最初迷惑そうにしていながらソーマの料理を見た瞬間の「ねえねえ何それ?」って顔のお嬢様とか
意外に友好的ですね。お嬢様ってソーマは嫌いだけど意外と無視はしないというか、なんだかんだで話してくれるよね

そしてソーマの作った料理とは、何かと思えばスフレオムレツ。普通のオムレツとは違って、ふわふわした食感がウリのようですが
これがあそこまで失敗してしまうのか…?

「ビュッフェ用にちょいと小さく作るから、ミニスフレオムレツってとこかなー」

「(ぽかーん)」



「…?なんだよ?」

「いいえ、何でも…」

(食感ねぇ…(ニィ…))

って、そんなスフレオムレツを出すと聞いて、「は?何言ってんの?」と変なモノを見る顔で
一瞬固まってしまうお嬢様。しかしすぐに普段の調子に戻ると、「バッカでーこいつ」と内心ほくそ笑みながら料理を再開するのでした
むう…お嬢様はもうこの段階で失敗すると見抜いていたのか…スフレオムレツの何がそんなにダメだというのか…?

「よし…次も焼き上がった!品出しを…」

(…!?さっき出した分が全然ハケてない!?)

ダッ!

(…!スフレがしぼんで…!)



(そうか…!このビュッフェって形式は、
 出した品をすぐ食べてもらえるわけじゃないんだ!
 適時適温でお客さんの待つ卓に出す、定食屋(ゆきひら)とはまったく違う…
 どのタイミングでどの料理を手に取るかは客次第…!)

ああそして、とうとうソーマの出していたスフレオムレツに異変が!
作りたての時はふわふわに膨らんでいたオムレツが、時間が経つにつれ見るも無惨にしぼんでしまったという…
ソーマがハマってしまった部分とはこれのようですな…ゆきひらのような定食屋は、注文した客がすぐ目の前にいて
料理が出来たらすぐに食べてくれる空間。思えば今までの課題や食戟もそうでした
作った料理はすぐに審査員が食べてくれて、出来たての状態が維持できていたわけですが…

しかしこのビュッフェはそうはいきません、客がすぐ手に取ってくれるわけではなく、しばらく料理は置かれたままになる…
そうなると、ソーマのスフレオムレツは致命的に劣化してしまうということですな…
ソーマが大苦戦していた理由はこれだったのか…

「くっ…!」

ガタッ!



(出しても出しても…客が手に取る前にダメになる!まずい…!
 おまけに薙切の品に客をガンガン取られてっ…!)

なんとか挽回しようと回転を上げるソーマでしたが、スフレオムレツの劣化に追いつくことができません
さらに悪いことに、隣にお嬢様がいるせいで客にまったく見向きもされないという…
なんてこった…やはりみんなお嬢様のおっぱいに釣られて行っちまったか…(えー

「理解したようね…ビュッフェにおいて『見栄え』と『美味しさの持続性』は、
 何よりも重要になる…つまり君は、この課題で
 最も作ってはいけない品を選んだの!」



「ようやく君とお別れね…あと30分間、私の美しい料理を
 指をくわえて眺めておいでなさい」

そして苦戦するソーマを見下すように、「そんな料理作るとかバカなの?」と言い放つお嬢様。ぐぬぬ
今度ばかりはソーマも何も言い返すことができません、料理を続ける手も止まり
黙ってその場に立ち尽くしてしまうのみ…

(マジかよあの女…!あのペースなら余裕で300食を超える!!)

ドン!!



ドドン!!

《薙切えりな300食突破!!》

ってうわあああ新キャラ女とお嬢様の加速っぷりは留まるところを知らず!
なんと2人とも圧倒的な速さで皿を重ねまくり、2人だけダントツの300食達成を成し遂げてしまいました
もはやソーマは完全に蚊帳の外か…にしても、200食でもヤバイと思ってたのに300食て!1時間で150食作ってる計算ですよ!
丸井がヒーヒー言ってたのが1時間で50食ですから、つまり丸井なら3回は死んでいるペース…(えー

「くっ…何をやってる!まだ8食!?どうにかしろぉっ!!幸平!!」

「創真くんっ…!!」



「…」

「うぅ…寝不足が今になって効いてきた…もう体が動かねぇよ…」

「えりな様に客を取られて料理はハケねぇし…もうダメだ…」

「…」

そんな一方でソーマは、いまだに8食で止まったまま動きを見せていませんでした
聞こえてくるのはタクミや恵ちゃんの心配そうな叫び声、
それと周囲にうようよいる、ソーマと同じような絶望的状況に叩き落された生徒たちのうめき声…


(C)福本伸行/講談社

吹き溜…!


敗色濃厚の人間達が
浜に打ち寄せられた
朽ち木のように集められ…


皆、一様に頭を抱えている


自暴自棄…
ただ落ち込み落涙…


運命を呪う者たちの群れ…!(えー

「…」

「フフン、残念だったわね。でもこれが私と君の実力の差よ、身にしみたかしら?」

しーん

(う…あれ?まさか寝てる…?)



「…残り30分ちょいで190食…まず客をつかまえて…
 オムレツの片面を焼くのに1分弱…蒸し焼きに1分30秒…コンロの口数は…」

(何をブツブツ言って…?)

「ふぅっ…ギリッギリだな…」

(まさか…ここから200食まで追い上げるつもり!?いったいどうやって…!?)



「っし…!」

そして長い沈黙を破り、ついに再始動したソーマ!それと同時にイケメンモード発動!(えー
それにしても今から30分で200食を達成するとなると…オムレツへの工夫もそうですが、時間的にもムチャクチャ苦しいですな
なにせ1時間で400食ペースですよ!?お嬢様ですら1時間150食ペースなのに、そんなことが本当に可能なのか!?
一体丸井が何回死んでしまうペースなんだ!?(えー
果たしてソーマの追い上げの策とは…そして丸井の行方は…次回に続く!


・雑誌読んでないから間違ってるかもしれませんが絵を見る限り
 「制限時間内に300を超える勢い」と「既に300達成した」だと思うので一時間で150では無いんじゃないでしょうか



むう…そうか、てっきり俺はお嬢様が2時間フルに使って300食作ったものと考えてましたが、
そうじゃなくて、お嬢様が300食達成したのはまだ30分残ってる時点でしたね
つまり1時間半で300食だから、1時間に直すと200食ペースだったというわけですか

まあソーマは30分で200食終わらせるつもりだから、これからお嬢様の2倍のスピードで処理していかなきゃいかんのやな…
セリフからして何台ものコンロを総動員してやるんだろうけど、品質を維持しながらやるってのはさすがに至難の業だろうなぁ



・食戟のソーマの雑記でこのサイトを知りました。どの雑記もとても面白く、昔のものからじっくりと読んで行っております
 一つ質問なのですが、ソーマで一番好きなキャラが「幸平のお父さんの料理を食べに来ていた
 病気で議会を離れた男性の生徒の女性」なのですが出番が増える見込みはありますかね?(
 本当に好きなので個人的には出てきて欲しいんですが・・・これからも色々と頑張ってください!
 影からぬっとりと応援しております・・・! by 鉄琴

んん…?幸平のお父さんの料理を食べに来ていた病気で議会を離れた男性の生徒の女性…?なんやそれ!?誰のことだ!?



ってこれかい!!言われてみるまで気づかなかった…
確かにこれは幸平のお父さんの料理を食べに来ていた病気で議会を離れた男性の生徒の女性と言うしかないですね(えー
そして確かに美人だな…ここで終わらせておくには惜しいキャラだ

俺としてはやっぱり好きな女性キャラは、タクミの料理を食いにきていた受付嬢っぽいお姉さんかなー
スッゲェ美人で胸バインボインだったしなー



というかこのお姉さん、上で紹介した女性とかなり外見的に似てますね。
髪型とかそっくりだし…tosh先生はこのタイプの女の人を書くのが上手いなぁ…

あとは女性キャラと言えば、やっぱり水原冬美18歳も忘れちゃいけませんよね
この水原さんは美人すぎて衝撃を受けたなぁ…この姿でまた登場してほしいんですけど無理ですかねー



■食戟のソーマ 第32話「踊る料理人」


(まず1人…!1人目のお客を捕まえる!そこから…)

「何これー!?すげぇ!エッグベネディクトって言うんだってー!」

ドン!

「あっ…」



「…(びくっびくっ)」

「(ニコッ)ほれほれ見てごらんお嬢ちゃん、今からこの卵に魔法がかかるよー」

さて今週のソーマですがってうおおおおおお!
ここで幼女!いきなりの幼女登場!
まず1人の客を捕まえてから、逆転への流れを作ろうと考えていたソーマですが
その前に現れたのは気弱そうな幼女でした。なにげにtosh先生の幼女キャラっていうのは初めて見た気がするなー
肉魅や恵ちゃんの幼い頃がちょこっとだけ描かれてたことはありましたけども。

「よっ!」

シュバッ!ヒュンヒュンヒュン

「わ…!」



フワッ ピッ パラパラ

「うわぁ…いいにおい…(トトト)」

そして華麗に魅せる手つきでスフレオムレツを作っていき、幼女が関心を持ってくれるような空気を作るソーマ。
その甲斐あって幼女は笑顔でソーマのところへやってきます。ああこのトトトの絵可愛すぎるぞ!
まったく小学生は最高だぜ!!(えー

「おあがりよっ」

ホワッ

「ぷるぷるしてる…」

フーフー、はむっ

 
 

「んっ!」

ジュワアアアアアア

「わ…!美味しい〜〜!!」

そしてこの反応である うおおおおお!!
「ほぼイキかけました(イチロー談)」と言わんばかりの幼女の反応!
ソーマ…こんないたいけな幼女に
絶頂の快楽を教え込んでしまうなんて…恐ろしい子!!(えー

しかしこの描写を見ていて思うのは、あれですね、今からでも遅くないから
舞台を小学校に路線変更してくださいお願いします!!(えー
あれだよ、この課題が終わった後にソーマが、ジンとウォッカという黒ずくめの男に襲撃を受けて
アポトキシンなんちゃらという毒薬を飲まされ、気づいたら子供の姿になっていたというあれだよ!あれでいこう!!

そう確か2〜3話前に、「会場に見慣れないスーツ姿の男達がいる…」とかソーマが言ってたし
あれを黒ずくめの男達ってことにするしかねぇ!(えー
そして遠月学園の関係者全員がアポトキシンなんちゃらを飲まされ
水原先輩も若返ってあの超可愛かった頃の姿になるという最高だわこの流れ…最高だ…(えー

「わっ!ほら見てこれ!外側は焼かれて中身はふわふわの泡だから、
 スプーンで押したら反発するの!すごい弾力!」

ぱよんぽよん

「なんだなんだ?」

「うおおおすげー美味いじゃん!」

「ねぇ、この台見てみようよ」

(おし…!客が集まってきた!このチャンスを逃さねぇ!
 コンロ4口じゃ間に合わない!8口!!)



(…!まだ180食近くもあるのよ!?それをあと30分で…?)

そしてこれを皮切りに、ソーマのスペースにも次々と客が集まりついに行列が形勢!
しかしここからが本番です、残りわずかな時間で200食達成を目指すため、
ソーマはなんと8つのコンロを同時に使って調理開始!8つってのはスゲーな…
これをこなすにはチャパ王並みのスピードで調理しなければ…(えー

E会場―

「あら残念!仕込んでおいた材料が底をついてしまいました、
 こんなに沢山食べていただけるとは思ってなかったものですから」

「よし…もう終了してよい」

(信じらんねぇ…!あの女…380食まで積み上げやがった…!)

(ヒマになっちゃった。えりなの様子を覗きに行こうかな…
 そういえばあの子はどうなったかしら?幸平創真クン…)

一方その頃、なんと余裕の380食を達成してしまい、食材切れで一足先に合格してしまった新キャラ女!
合格ラインのほぼ2倍ですな…まあこいつが抜けてくれれば肉魅にも客が回ってくるか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ともかくヒマになってしまっ新キャラ女は、お嬢様やソーマの様子を見に行くことにしたようです

シュババババババ!

「速ぇえええ!!ものすげえ手さばき!」

ザザザザザ!

(コンロ8口の仕事量をこなしながら…しかも作るペースをどんどん上げている!
 一回分仕上げる度に調理手順を最適化、洗練(リファイン)しているんだ…!)

カンカンカンカン!

(80食…90食…100食…!)

「おお〜美味そ〜!」

「おい、なんか隣の料理凄そうだぜ!」

(くっ…私の客を…!)

そしてソーマのコンロ8刀流というすさまじい調理法に、客達も魅了されどんどん人が集まっていきます
隣にいたお嬢様の客さえも吸収してしまう始末。こうなると隣にお嬢様がいるのもメリットとなりますね
前半では逆に苦しめられましたが、これでおあいこというところでしょうか

(ライブクッキングという言葉がある…完成した料理をお客様の待つ卓に
 運ぶのではなく、お客様の目の前で調理を行う演出のことだ
 それは味への期待感を高め、「素材」が「料理」に変貌する様は高揚感を与える)

「わぁスゲー!どんどん出来てく!」

「超はええー!」

「かっけぇ…」



(まるで華やかなショーを見せるように…
 幸平は客の心を惹き付けている!
 己の技量…調理そのものを魅せることで、状況を逆転させるとはな…)
 

そしてソーマの人間離れした調理法を見るうちに、まるでヒーローでも見ているかのような羨望のまなざしでソーマを見つめる子供達。
考えてみれば、ソーマの打開策とはオムレツに手を加えることではなくて、自分の技術を客に魅せることだったんですな…

前回のソーマはオムレツを客が来る前にまとめて作り置きするという手段を取ってましたが、
今回はまず1人目の客が来てから目の前で料理を作り、その後行列ができてからは
コンロ8刀流でひたすら最速で作り続け、出来た先から食べてもらうという手段を取っていたわけで…
つまり、できたてを食べてもらえる状況を自ら作り出したってことですな
俺はオムレツをどうするのかってことばかり考えてたから、この発想はなかったなぁ

《残り時間…あと5分!》



しかし時間は本当にギリギリ、残り5分を切って3分、2分…とタイムリミットが近づく中、
まだソーマの200食達成は宣言されておりません
そしてそれを心配げに見つめるタクミ&恵ちゃん…タクミお前完全にもう味方サイドのキャラクターやな!

「わお」

 
 

《幸平創真、200食達成!》

そして残り時間わずか5秒、ついに念願の200食を達成したソーマ!
全身汗びっしょりで「え、達成できたの?」と本人もキョトンとした表情、残り時間を見てる余裕とかまったくなかったんでしょうな
これほどソーマが自分の限界を搾り出して挑んだ課題というのも、今回が初めてじゃないでしょうか

ビーーッ!

《終了!そこまでだ!》



「っふーーーー…」

「…っ」

そして終了のブザーが鳴り響く中、汗だくになりながらようやく一息つくソーマ。
それをホッとした表情で眺めるタクミ&恵ちゃん…このヒロイン2人組が!(えー
ソーマのことを超心配してるタクミを見るとなんか笑ってしまう。タクミは今後もこのポジションで行くんだろうか

どーん

「(グッ)」

「(イラッ)何よ…!その「見たか」って顔は!
 時間ギリギリで達成なんて威張れることじゃ…」

「びっくりだわ!私てっきり8食くらいで止まってると思ってた!」



そして無言のドヤ顔でお嬢様にサムズアップを決めるソーマ。まあ最後の30分に限っては、
ソーマはお嬢様の2倍のペースで調理をやってたわけですからなー
さらに横からにょきっと顔を出した新キャラ女。こいつのディフォルメ顔ってお嬢様となんか似てんなあ

「なのに、あんな曲芸で乗り切っちゃうなんてね」

「…あ?」

「でもあんな曲芸頼りの料理じゃ、到底てっぺんなんて穫れないわ。
 必要なのは最先端の理論に基づいたアプローチで構築された仕事…
 例えば私の料理みたいにね」

「…」

しかしソーマの技術を曲芸と呼び、今後は通用しないみたいなことを言い出す新キャラ女。なんだとー
よく分からんがこいつは最先端の理論が信条のキャラなのか、まあこういう奴は往々にして
「わ、私の理論が通用しない!?」みたいに敗北するのが普通なので、まあそのうち負けるでしょう(えー



「まだ名乗っていなかったわね、私は薙切アリス。
 君たちの頂点に立つ者の名前よ、覚えておいて」

なんだってェーーッ!?
ここでついに新キャラ女の名前が判明!薙切ってお前…お嬢様の親戚だったのか!?
どうりで名前をなかなか明かさなかったと…どうりでお嬢様と顔が似てると…そしてどうりで胸がでっけえなと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
むー、しかしソーマいわく日本人離れした顔立ちみたいだし、お嬢様の親父が外人の奥さんに産ませた異母姉妹なんですかねー



やっぱこの妖怪ジジイが世界中にバラ撒いた俺の子種がどうのこうのと言い出す展開か…(えー
お嬢様からしてもアリスは「下々の人間」とか見下してたし、そのうち爺さんにも
「アレは血が薄い」とか言われて切り捨てられそうよねアリス…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

しかしソーマは今までお嬢様のことを「薙切」と呼んでましたが、アリスが出てきたとなるとどうするんだろう
「おーい薙切ー。あ、薙切じゃわかんねーか、えりなー」 「(ズッギャーン)」みたいな
ことになったりするのかなー(えー  次回に続く!


■食戟のソーマ 第33話「いずれ戦う者たちへ」




さて今週のソーマですが、センターカラーということで扉絵にはこのような水着イラストが…
ってこれ、絵のテーマは「丼研の夏休み」なのかよ!なぜに今さら丼研!?
本編の展開と全然関係なくねーか!?さらには8月1日から配信の「ジャンプLIVE」において
肉魅が主人公の番外編が掲載されるという…えらいプッシュされとんな肉魅!

どういうことなの…明らかに作者が気に入ってるキャラって気がしますね。俺としてはまあ普通なんだけど…(えー
それとコミックス第3巻についても8月2日発売!要するに今週の金曜ってことか…早いもんだなー
表紙についてはやっぱり恵ちゃんのようですね、四宮編が収録される巻だからそりゃそうだろうなあ

「…なきりアリス…薙切ぃ?」

「そう。私とえりなは従姉妹どうし、5歳まで一緒のお屋敷で過ごしていたの」

そして今回の本編ですが、アリスが自分とお嬢様との関係を説明する場面で始まりました
俺の予想では異母姉妹でしたが、実際は従姉妹だったのか…ふむ、冷静に考えてみると
あの怪物じーさんが世界中に子種をバラまいたとしたら、姉妹じゃなくて従姉妹になるのが当然か(えー

「私のお父様は、お母様の故郷でもある北欧デンマークを本拠地として、
 薙切インターナショナルを設立しました。そこは分子ガストロノミーに基づいた最新の調理技術を
 はじめとして、味覚や嗅覚のメカニズムを探求する大脳生理学までも包括している…美食の総合研究機関!
 私は14歳までそこで過ごし、遠月へやってきたの。えりなを打ち負かし、遠月の頂点に立つためにね」

そして自分の身の上について語るアリスでしたが、何やらデンマークに設立された
生理学だのなんだのを研究する美食研究所でずっと育ってきたんだとか…なるほど、それで最先端の料理とか言ってるわけね
しかしこんな風に料理を研究だなんだ言ってるキャラって、大抵の場合はザコな気がするんですが
アリスは大丈夫なのか…?強キャラのままでいられるのか…?(えー

「そしてあなたもよ幸平創真クン。始業式では大きなこと言っていたけれど、
 職人芸がもてはやされる時代は終わったのよ」

「…」

「とても遠月のてっぺんに立てる器じゃないわ。
 その証拠に…たった200食の課題であんなにギリギリなんだもの」



「なー!ホント焦ったわー!無知って怖いわー、すげぇ失敗したよマジでー」

「!?」

って、今度は矛先をソーマに向けてきたアリス!「ギリギリ200食とかマジ雑魚だわー」とコケにした笑いを浮かべますが
「その通りだわー、無知って怖いわー」と、あっさり自分のミスを認めるソーマ!アレー!?
こんな反応が返ってくるとは予想外だったようで、アリスも一瞬言葉を失ってしまいます

「でも、失敗したっていう「経験」は得た」

さらに、「失敗したのは貴重な経験」と平然とした顔で答えるソーマ。
そういえば読み切りの時のソーマの口癖は「失敗しない料理なんてつまらん」でしたっけね
つまりはこういう失敗を糧にすることこそ、ソーマの真骨頂ということか

それにしてもこの場面のお嬢様がヒロイン顔すぎて吹いた
なんやこの無駄に可愛いお嬢様は!普段の毒気が完全に抜けておるな…



「…むぅ…食えない男ね…兎に角!アナタ達には負けませんからねっ!
 直接打ち負かせる時を楽しみにしてるわ」

「おもしれー…そん時はお相手するぜ」

「ええ、『近々』お会いしましょう(すたすた)」

そして去っていったアリスですが、どうも近いうちにソーマ達とアリスが直接対決することを確信しているかのような
セリフを残して行きました。むう…これってやっぱり、前回堂島さんの言っていた「例の選抜」で戦うことになるのか?
ソーマとアリスが戦うとするなら、他校との戦いではなくて学校の中で生徒たちがぶつかり合うイベントなのか…?

合宿5日目16:00

ざわざわ ざわざわ

「なんだろう…?急にロビーに集合って…」

「しおりにも何も書いてないのよね…」

「え…!?ちょっと待って、このパターンって…!」

って、そこからギューンと時間が経過して、なんと次の場面は合宿5日目の夕方!
もう最終日が終わりそうな時間じゃねーか!一気に時間が飛んだな…いよいよこの合宿編も終わることになるのか
しかし、そうは言ってもまた何の予告もなしに「全員集合しろ」と招集される生徒たち。
これは3日目の夜と同じパターン…あの時は夜通しで朝食メニューを考えるハメになりましたが、また最後にもとっておきの課題が…?

《ではこの合宿の最終プログラムを始めよう》

「うげええええああああ!やっぱりきたああああ!」

「もうダメだ…絶対無理だあああ!!」

「ようこそ!!」

「!?」

《628名の諸君に告ぐ!宿泊研修の全課題クリアおめでとう!
 最後のプログラムとは、合宿終了を祝うささやかな宴の席だ!
 存分に楽しんでくれ!》

「や…やったああああああああ!!」

ワアアアアアアア!!

《さあ皆テーブルへ!今から君等には…
 卒業生の料理で組んだフルコースを味わっていただく!!》



って、なんと合宿最後のプログラムとは、生徒たちへの課題ではなく
その労をねぎらうためのサプライズパーティ!堂島さんめおどかしやがって!
さらに生徒たちに振舞われる料理は超豪華、なんと乾さん達卒業生が全員集まってのフルコースをご馳走してくれるという…

これはえらいことやで…卒業生が全員…ん?卒業生が全員…
あれ?四宮と、乾さんと、水原さんと、悟桐田さんと…



関守さんがいねええええええええええええ!!
いないじゃねーかよ関守さん!この大事な時にどこへ行った!
この合宿の卒業生最後の見せ場だというのにいくえ不明ってどういうことだよ!(えー

そういえば、若かりし四宮たちが学校を卒業したシーンでも、出てきたのは四宮・水原さん・乾さん・悟桐田さんの4人だけで
関守さんだけあの場にいなかったよな…
関守さんはあれなのか?昔からこの4人にうまく溶け込めなくて微妙にハブられる関係だったのか…?:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ワアアアアアア!!

「マジで!?有り得ねえ!ささやかってレベルじゃねーぞ!」



「こんなの、世界中で僕たちだけしか食べられない!
 生きててよかった…!(にゅ〜)」

「丸井がついにイッたー!!」

そんな超豪華フルコースを生徒たちが喜ぶ中で、なんとそこには丸井の姿が!死んでなかったのか丸井!
まさか丸井がこの合宿を生き抜いていたとは…あの3日目のスケジュールで
・1時間に70食の課題でヘトヘト
・休む間を与えずに翌日の課題発表
・自信がない奴ほど精神的に苦しみ睡眠不足
・翌朝、2時間で200食の高いハードル

という内容は確実に丸井を殺しにきてると思いましたが、これでもクリアしたというのか丸井!?



そして卒業生達のごちそうを堪能する一同。肉魅は前回「ちくしょう150食で止まりやがった!」と苦戦してましたが
結局あの後なんとか通過したみたいですね。極星寮のみんなも全員通過できたのか…
まあ丸井が通過できたくらいだしな…(えー
これで落ちてたら丸井より下という烙印を押されてしまうからなー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

『料理学校?なんで今さら?へっ、アホらしー』

「…」

「創真くん?どうかした?」

「あーいや…この学校、思ったよりおもしれーかもなって」

そんな中、ソーマは入学したばかりの時、「こんな学校行っても意味ねーよくだらねー」と思っていた自分のことを思い返していました
あの時は自分だけが特別で、この学校で相手になる奴なんて誰もいないと考えていたソーマ。
しかし、タクミ、えりな、アリスといった自分と同等に競い合えるライバルとの出会い、
四宮や堂島さんといった自分より遥か上を行く先輩の存在、
それに200食の課題をギリギリでしか通過できなかった自分の未熟さという具合に、
自分もまだまだということを実感した合宿でしたね

そんなわけで合宿編は終了であります、なんだかんだでソーマの心境が大きく変わったイベントでしたね
そして次に控える展開は、やはり堂島さんの言っていた”例の選抜”になるのか…?次回に続く!


■食戟のソーマ 第34話「遠月を巡る因縁」


「おしっ…帰るか!」

さて今回のソーマですが、いよいよ合宿の全スケジュールが終了し、
ソーマ達が遠月学園へと帰る時がやってきました
帰りの荷物をまとめたソーマ達は、てくてくとバスに向かっていきますが…

「おっ…四宮先輩!」

「生き残ったらしいな」

「やーなんとか、お陰様で!」

「フン」



「その荷物…も、もうフランスへ帰るんですか?」

「ああ、いつまでも店を閉めてるわけにはいかねぇ」

って、その時たまたま2人が出くわしたのはなんと四宮!四宮も同じタイミングでフランスに帰るつもりだったのか…
もう帰っちゃうのかー。四宮は水原さんや乾さんとフラグ立ってましたが、
あの2人ともっとイチャイチャしてからでもよかろうに…(えー

それにしても四宮の私服は今回初めて見ましたが、
ほとんど無地の襟付きシャツといういかにも社会人らしい落ち着いた格好ですね
こいつは意外な…もっとチャラい系の私服かと思いきや、普段から社会人らしい節度を保った服装をしてるとは…

ウチの会社も私服OKではありますが、「社会人としての節度を守れ」とかなり厳しいプレッシャーがあります
なので四宮のような地味めの襟付きシャツじゃないとなかなか着ていけないですね
Tシャツ+ジーパンみたいな格好は正直ヤバイです。かなりグレーゾーンです(えー

「それに当面の目標が決まったからな」

「…?」

「SHINO’Sをパリで一番の名店にして、三ツ星を獲りに行く。
 プルスポールだけじゃあ物足りなくなってきたところだ」



「三ツ星…」

「す…すごい!フランスの日本人シェフはまだ誰も獲ったことないのに…!」

そして、これまでの数年間に停滞してしまった四宮も
ミシュランの本場で三ツ星評価を獲ってみせると、新たな目標を掲げて再スタートするようです
それにしてもこの四宮の表情は…かつて遠月学園を卒業した時に、
「プルスポール勲章を獲りに行く」と語った姿に瓜二つですね。

この時のように、目標に向かって突き進む気持ちを、今の四宮は完全に取り戻したということでしょう

「…お前ら…」

「待てーーい!!」

「ちっ…」

「抜け駆けなんてさせませんよ四宮先輩…!(ゴゴゴゴゴ)」

「何の事だか分からねぇな」

って、その時ぽつりと「お前ら…」とソーマ&恵ちゃんに声をかけてしまう四宮。
まさか「お前ら俺の店で働く気はないか?」とスカウトする気だったのか!?
しかし、それを察知した乾さんがすかさず「恵ちゃんは渡さんぞこらあああああ!!」と乱入してきました
乾さんも考えることは同じか…特にこの人の場合、恵ちゃんは絶対に自分がスカウトしたいでしょうしねえ



それにしても乾さんや水原さんの私服…なんというか喪服かと思ったわ…(えー
地味すぎるやろこの服装!もうちょっと華やかな服着てもいいじゃないですか!

「幸平創真…イタリア料理に興味はない?」

「え?」

「君の才能は鮨店でこそ伸びると思う!」

「いいえ!恵ちゃんは私が大切に!」

「は…はいぃ…!?」



さらには水原さんや関守さんまでスカウト合戦に参加を…って、あ、あれ!?関守さんいたの!?(えー
あんた前回どこ行ってたんだよ!
卒業生みんなで作ったフルコースすっぽかしてスカウトにだけ参加って、わたしは許しませんよーっ!!
というか関守さんの店って何かと思えば寿司屋だったのか…どうりで和食らしい雰囲気漂わせてるわけだ

「ふ…まだ在学してる者に声をかけるとは、よほど彼らを認めてるようだな」

「堂島シェフ!こ、これは…?」

「彼らはこの合宿のために、自分の店を休みにしたり、副料理長に任せるなりして来てくれてる。
 そこまでやるにはボランティアでは割に合わないだろう?」

「確かに…」

「詰まる所この合宿は、学園を出た後のリクルートの材料にもなるということだ。
 オーナーシェフにとって、従業員の確保は最優先事項となる。
 調理場での「正しい資質」を確保することがいかに難しいか…卒業生たちは皆知っているのさ。
 そこで遠月の在校生を品定めしておこうというわけだ」

って、そこに現れたのは堂島さんと右腕の人であります。この合宿の目的について、卒業生が店を休んでまで講師となるのは
優秀な生徒を店にスカウトするためというメリットがあるからだという…



なるほどなあ、以前四宮の店の件で、「なぜ四宮は邪魔な料理人をなかなかクビにしなかったのか?」ってコメントがありましたが
それに対する俺の答えは「そいつらをクビにしても、それを埋める人材の確保がとても難しいから」というものでしたよね
やっぱり優秀な人材を確保するってのは大変なんだろうな…「いつでもスカウトOKです」なんて凄腕のプロ料理人が
その辺にゴロゴロいるわけないし、腕のない奴にゼロから教えても、素質がなくてモノにならなかったら目も当てられないしな…

そういう意味では、この合宿はスカウトの場としてかなり有用ですよね
なんと言っても卒業生が自ら課題内容を設定する形式だから、
「この条件をクリアできる人材が欲しい」というのが一発で見分けられるし
自分の欲しい人材を選別するにはもってこいですよ。それにまだみんな学生でプロじゃないから、
「もうすでに店に所属しててスカウトできない」ってケースも少ないしね

ゼロから育てるにしても、この合宿をクリアした時点でかなりの素質があることは保証されてますからね
店を持つ側からしたら、確かにかなりおいしいイベントと言えるんじゃないでしょうか

「幸平くん、君なら遠月リゾートでもモノになるだろう。いつでも歓迎するよ」

「…ありがたい話っすけど、俺にはゆきひらがあるんで」



「そうか…君の実家は料理店だったな」

「はい、親父と2人で切り盛りしてきた店…今はどこで何してんだか分かんないけど、
 いつか絶対あの親父に認められて、ゆきひらを背負う料理人になりたいんス」

そして人材が欲しいのは堂島さん達も同じのようで、ソーマをスカウトしようとしますが…
しかしソーマはゆきひらという店をすでに背負っている身。この話を受けるわけには行かないのでした。残念無念
恵ちゃんもひたすらパニクってロクな答えを返せなかったようで、この場は2人とも帰っていくことになりますが…

「三ツ星狙うんですって〜?」

「聞こえてたのかよ…」

「何なら私がお手伝いに行ってあげましょうか?にひひ」



「ハッ…そうだな、召し使いとしてなら雇ってやるよ」

「なんですと〜〜」

ってうおおおお!?な、なんと!その時乾さんから四宮に向けてとんでもない発言が!
これってつまり「私が四宮先輩のお嫁に行ってあげましょうか?」ってことか!?
そういうことなのか!?
乾さんも自分の店を抱えてる身だし、それを放り出してまでフランスに行って
四宮の手伝いをするってことは、もうほんとに自分の人生を捧げてもいいって発言だよな…うひょー

・今週のソーマ、先輩方ともお別れですね。そして気になったのは四宮さんと乾さん…
 や、やっぱりそうなのか?そういうご関係なのか?!
 女性が好きだけど四宮さんだけは特別なのか!色々と妄想を滾らせてくれるぜ……

いやーほんとにねえ、やはり昔からいい仲だったっぽいなこの2人!
四宮が最初にパリへ旅立っていった時の、乾さんの寂しがり方は普通じゃなかったしなー
そして水原さんはどうなるんや!?四宮といい仲なのは乾さんだけで、水原さんは関係なかったんか!?
うーむ気になるぜ…四宮を取り巻く女性キャラの関係は、めちゃくちゃ興味深いですわ

「あっ…!手ぬぐい部屋に置きっぱなしで来ちまった!やべえ!(バタバタ)」

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「え…!?忘れ物ですか!?間もなく発車です!私が取りに…!」

「い…いいの!自分で行きます!私は別の車で学園へ戻りますから!」

がしかし、いざバスに乗ろうというその時、同じように部屋に忘れ物をしてしまっていったソーマ&お嬢様!
2人して同じタイミングで忘れ物を取りに行くとは…これはもしや、みんなとはぐれて2人きりで帰るハメになるフラグか?
ハイスコアガールでもこんな展開ありましたね、あの時はハルオと日高さんが2人きりで旅をする展開でしたが…

「ふー、見つかってよかったぜ…よっと」



「いやいや堪能したのぉ遠月リゾート!」

「来年も楽しみじゃな〜!」

「!?」

ってぐわああああああ!手ぬぐいを持ってきたソーマがバスに戻ってみれば、
見渡す限りジジイだらけのむさくるしい光景が!お嬢様じゃなくてジジイとフラグを立てるのか!?(えー
どうも乗り込むバスを間違えてしまったようですが、バカ野郎ソーマどうせ間違えるんなら
あの小学生のロリ少女がいるバスに乗り込んでだな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「おお!お前さんスフレオムレツの子じゃな、ありゃあなかなかの出来だったよ!」

「あ、鶏卵の…あの、卵いくつもダメにして…すんませんでした!」



「そうじゃな…徳蔵印の卵をひいきにしてくれるなら構わんよ。
 いつかお前さんの持つ店で…な!」

「うす…!」

そんなソーマに話しかけてきたのは鶏卵の徳蔵であります。恵ちゃんのおでんを食ってた人ですが、ソーマの料理も食べてたのね
多くの卵をダメにされてしまった徳蔵ですが、「今後もひいきにしてくれるならいいんじゃよ…」と、お互いに熱い視線で見つめ合い…
い、いかんこのままでは徳蔵×ソーマのやおい同人誌が作られてしまうぞ!(えー

それにしても、スフレオムレツの失敗で卵をダメにしたことをちゃんと謝るとは、感心な奴ですねソーマ
思えばこの合宿は、ソーマにこういう他人を思いやる部分があるという
主人公らしい性格の土台作りに貢献した内容となってましたね

なにしろ合宿が始まる前のソーマというのは、
同級生に向かって「お前ら全員俺の踏み台だから」と宣言したり
一色先輩に「あんたを潰せば俺が7席になれるってわけ?」と言い放ったり
恵ちゃんには「なんでこんな人と組まなきゃいけないの…」と疫病神扱いされたり
腹黒い面や問題児というイメージがかなり強かったんで…合宿を通してそのイメージもだいぶ変わりましたよね

ソーマ自身、前回のラストページでそういう過去の自分を思い返して
「あの時の俺は考えが甘かった」みたいに考えを改めてますからね…この合宿がソーマに与えた影響は思った以上に大きいよなー

「坊や、せんべい食べるかい?のど飴も持っていきなさいな」

「あ、どうもっす〜ってこんなことしてる場合じゃねぇー!!」

ひゅうううううう

「…置いて行かれた…合宿は終わったってのに、なんだよこの大ピンチは…」

って、そんな高齢者バスに長居してしまった結果、生徒用バスの発車時間を大幅にオーバーしてしまったソーマ!
慌てて飛び出しますが時すでに遅し、生徒用バスはとっくに出発した後だったという…
1人ぽつんと残されてしまったソーマは、「どうすりゃいいんだよ…」と途方に暮れていましたが…



そして結局どうしたかというとお嬢様用の車で一緒に帰ることになったソーマ。
思いがけず2人きりに!お嬢様はソーマに目を合わせまいと必死に窓の外に視線を送ってますね
しかしお嬢様を見てていつも思うのは、ソーマが話しかけるとなんか反応してしまうのが
なんだか微笑ましいですね。「せんべい食う?」とか無視で済ませてしまいそうなシーンも律儀に反応してるし

「フン…君はそうやって底辺で足掻いていればいいわ。
 どうせあの選抜にも選ばれやしないでしょうしね」

「…選抜?」

「その事も知らないの?遠月伝統・秋の選抜!
 学園理事や出資者…一堂に介した食の重鎮たちの前で、一年生からの選抜メンバーが腕を振るい
 競い合う美食の祭典!生徒にとっては、己の力を学外に示す最初の舞台となる…
 その選考はもう始まっているの。気づかなかったかしら?
 合宿の三日目から、選出委員が会場に出入りしていたのを」

そしてお嬢様の口からも語られました、堂島さんの言っていた例の選抜!
どうも一年生の中から優秀なメンバーを選抜して、偉い人の前で料理対決を行うってイベントみたいですね
それにしても、「君なんか選ばれるわけない選ばれるわけない」としつこく言ってるお嬢様ですが
これはやはりお嬢様と一緒にソーマが選ばれて2人きりになる前フリだろうか…(えー



「大体何よ…!失敗という経験ですって?そんなもの負け惜しみにすぎないわ、
 料理人に失敗なんて許されないんだから!」

「そうかなー」

「そうよっ!卓には常に完璧な品だけが求められる、
 究極の美食というものはそうやって成されるの!
 (ボソッ)…あの人の料理のように…」

「ん?なんだって?」

「なんでもないわ」

ってうおおおおお!?こ、これは!?
「料理とは完璧じゃないとダメ、あの人の料理のように…」
とつぶやいたお嬢様、
その途端顔を真っ赤にしながら恋する乙女顔になるというまさかの展開が!
好きな人いたのかお嬢様!恋のライバル出現か!?
そういうのとは無縁だと思ってただけに、こいつは意外ですね

「そーいや薙切はなんで乗り遅れたわけ?」

「…君に話す必要はありません」

『あった…!よかった…!』

さらに、さっきお嬢様が忘れ物をした件についてもその片思い相手が原因のようです
お嬢様が部屋に忘れたのは写真立て…なるほど好きな人の写真を他人に見られたくないから、「私が取りに行きます」って秘書子を
必死に止めたわけなのね、そんなお嬢様の思い人というのは…

 

ソーマの親父じゃねーか!!ゲエエエエエーー!?
なんとお嬢様の片思い相手とはまさかの親父!片思いというよりは憧れの人って感じなのか!?
あんたらどういう接点があったんだ!?というかこの写真の親父老けすぎだろ!何年前の写真だよ!



ちなみに第1巻で登場した若い頃の親父の写真がこれです。
さっきの親父老けすぎだろ!(えー
写真のソーマとお嬢様は同じくらいの年頃なのに!一体どうなっとるんだこの親父の老け方は…

「そうか…幸平創真はお前の息子か…」

 
 

「城一郎…」

な、なんですとー!?さらにこちらでも驚愕の事実が明らかに!
親父との関係性を何度か匂わせていた堂島さんですが、その関係とは
かつての同級生であり、堂島さんが第1席、親父が第2席という間柄!

そしてこの時の親父は、幸平ではなく才波城一郎という名前だったんですね
つまり奥さんのところに婿入りしたってことか…?堂島さんが幸平って名字をあんまり思い出せなかったのもそのためか…

それにしても過去の堂島さんが、頭文字Dの高橋啓介みたいな頭してて吹きそう
昔はフサフサだったのかよ堂島さん!今の坊主頭とはギャップでかすぎるよ!

いやー、しかし単に合宿から帰るだけの話かと思いきや、ずいぶんと盛りだくさんな内容になりましたね
四宮と乾さんのフラグ、ソーマ父に片思いしていたお嬢様、若い頃ライバル同士だった堂島さんとソーマ父…
気になる要素が3つも4つもボンボン出てきた感じです

ソーマ父より堂島さんが順位が上というのも意外ですが、なんだか写真を見るとソーマ父はやる気なさげに見えるから
この後奥さんと出会ったことで、料理人としてさらに腕を上げたとかそんな感じですかね?
1巻で親父は「いい料理人を目指すには、自分の料理のすべてを捧げたいと思うような女に出会うこと」って言ってたし、
まだこの頃は奥さんと出会う前で、堂島さんには勝てなかったのかも。

しかしこうなると最終回はあれだなー、ソーマと親父が最終決戦を行う中で、神の舌であるお嬢様が審査員をやることになって
ソーマの方を「美味しい」と選んで終わるとかそんな感じかなー
憧れの人よりソーマを選ぶくらいソーマの料理が美味しかったとか、以前に「不味い」と舌に嘘をついちゃったけど
成長したソーマの料理は嘘がつけないほど美味しかったとか、お嬢様がソーマにとっての大事な女性になるとかそんな感じで。

まあ完全に妄想ですけどね…(えー
しかし今回はこういう妄想が楽しくなる回だったなー、次回に続く!






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