ジャンプ感想:ワールドトリガー 第116話「迅悠一H」



「ぼくたちのチームに…玉狛第二に入ってください」

「おいおいメガネくん…急にどうした?
 この実力派エリートをチームに入れるとか、なかなかの反則技だろ」

さて前回、これからの玉狛第二をどう強くするかを考えた結果、いきなり迅さんをチームに誘うという
突拍子のない方向へと突っ走ってしまったオサム。これにはさすがの迅さんも「おいおい」と面食らっており、
まあ落ち着けと言わんばかりにオサムをなだめようとしますが…

「ぼくたちは今日の試合で負けました…
 今日の試合で戦った相手には、B級上位の壁というか…
 チームとしての力と経験の差を感じました。
 でもぼくたちは、もうこれ以上負けられません。
 次の遠征が最短で決まるとしたら、猶予はもうあと数試合しか…」

「いやいや待て待てメガネくん、そんなに自分を追い込むことないだろ。
 メガネくんは今修行中で伸びるのはまだこれからって感じだし、
 千佳ちゃんだって今回一歩踏み出した感じがあった。
 仮に今シーズンの遠征部隊に入れなかったとしても、また次のチャンスがある。
 焦らずじっくりやればいいさ、無理に急ぐ必要ないって」

ううむ、「遠征部隊が決まるにはもう時間がないんです!ぼくらはこれ以上負けられないんです!」
なにがなんでも迅さんを誘って、遠征部隊まで駆け上がろうと必死な様子のオサム。
しかし迅さん曰く、「何もそんな焦って遠征部隊に入らなくてもいいじゃない。君らが伸びるのはこれからだよ」
まずは焦らずにチームの力を伸ばすべきだと説得しております。

ふむ、これについては俺も迅さんとまったく同意見ですね。そもそも前回の試合でオサム達の敗因となったのは
個人プレーに走りすぎて、チームの良さがまるで出せていないことだったわけで、
まだまだ仲間の力を活かせていないわけだから、まずはそこを改善することから始めるべきだし
仮に迅さんを勧誘するなら、今の仲間の力をすべて活かしきったうえで、それでもどうしてもダメな時って感じですかね
でも今はまだその段階に達していないので、迅さんが言うように焦らずじっくりチームを育てることを考えるべきだと思います

「いえ、急ぐんです。空閑には時間がない」



「迅さんはもう空閑から聞いていると思います。あいつの体は
 黒トリガーで作った仮の体で、本当の体は今も少しずつ死に向かってるって…
 空閑にあとどれくらいの時間が残されているのかは分かりません、
 1年後か5年後か…もっと長いかもしれないし、もっと短いかもしれない…
 ぼくはできるだけ早く遠征して…あいつをレプリカに会わせたいんです」

「それでおれをスカウトしに来たってわけか…」

って、オサムがあれだけ「今すぐ遠征部隊に入らなきゃ」と焦っている理由はこれだったようです。
要するにユーマの寿命が残り何年持つか分からないので、それが尽きてしまう前になんとしてもレプリカ先生に再会させてやりたいと…
レプリカ先生は大規模侵攻の時、アフトクラトルの船から脱出できずにそのまま異世界に運ばれてしまいましたからね
それを追いかけて一刻も早くアフトクラトルに向かいたいと、オサムはそう思っているんでしょう

ただ、正直言ってレプリカ先生って今も無事にアフトクラトルで暮らしてるんですかね?
「いちおう生きてる」とは聞いてるけど、ちゃんと再会できるほど無事な状態とはとても思えない気がする。
ちなみにレプリカ先生との別れの瞬間がどんなだったかっていうと、敵との戦いで体の半分をぶった切られたレプリカ先生は
アフトクラトルの船の中にゴロンと転がったまま、自分ではまったく身動きできない状態になっていたんですよね



こんな感じに、床に転がったままアフトクラトルに運ばれてしまったわけですが…
そんな状態のレプリカ先生がその後一体どうなったのか…俺の想像によると
「なんかゴミが落ちてたんで粗大ゴミに出しときます」って捨てられたのではと…(えー
いやマジで、ミラ達はこんなレプリカ先生を、床に転がしたまま放っておくもんなんですかね?ゴミに出したりしないんですかね?
とりあえずオサム達がアフトクラトルに行けた暁には、ゴミあさりから始めなきゃいけない可能性が…(えー

「でも残念だけど…おれは玉狛第二には入れない。
 おれは他にやらなきゃいけないことがある。
 チームランク戦に参加するのは無理だ、すまない」

「…いえ…こっちこそ、無理なお願いをしてすみませんでした」

「それともうひとつ…玉狛第二に入れるなら、おれより適任なやつがいる」



って、オサムからの誘いについては丁重にお断りした迅さんですが、「誘うならおれより良い奴がいる」
意味深な一言を最後に残すのでした。迅さんよりも適任なメンバーというと…まあヒュースしかいないですよね。
手が空いてて戦力になりそうな奴ってあいつしかいないし。あとはどうやって説得して仲間に引き入れるかですが
ヒュースって暇さえあればいつも何か食ってるから何か美味そうなメシで釣って仲間にするとか
多分そんなような展開でですね…(えー

「お前をチームに誘った!?まったく…豪胆というか強欲というか…」



そんなことがあった後、ある日たまたま風間さんと出くわした迅さんは、今回勧誘されたことについて話してみたようですが…
「おいおい何考えとんねんあのメガネ」と言わんばかりに、さすがの風間さんも少々あきれた反応です
そうでしょうとも風間さん!そう思うでしょうとも!俺はこの反応を見越してたんですよ!なぜなら風間さんは



配られたカードで勝負する覚悟持ってるから!
風間さんは新しいカードなんて欲しがらないから!そう、さっきのオサムとは正反対ってことです
「今あるカードじゃ勝てないからもっと強いカードが欲しい」なんて考えは風間さんの信念に反するわけですよ。
今日こそオサムにガツンと言ってやってください風間さん!
迅さんみたいな強いカードを欲しがってないで、まずは今の戦力を生かすべきだと!こうガツンと!

「…三雲の指示で動くお前は、想像すると面白そうだがな(にんまり)」



って、あ、あれ!?ちょっと風間さん!?なんかこの人「三雲が迅に指示する図…いい…」って
ガツンと言うどころか、迅さんを操るオサムの勇姿を妄想しとる!!(えー
おいいいい!!風間さんあんたって人は!今回のオサムの暴挙にてっきり失望するかと思いきや、
全然そんなことはなくてむしろオサム大好きな気持ちを抑え切れず喜ぶってなんじゃそれ!
おいおいちょっと!自分の信念よりオサム大好きマンな気持ちの方が優先かい!ダメだこの人ー!!

いやはやまさか風間さんがここまで重度のオサム大好きマンだったとは…もはやオサムが何やっても喜ぶだろこの人
「あんまり風間さんをガッカリさせないでよね」ってこの間菊地原がオサムに言ってましたが
むしろオサムが何しても喜んじゃうからガッカリさせるのは不可能だと思うんだが…(えー
どんだけオサムファンなんだこの人…まさかここまでだったとは…次回に続く!


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第117話「林藤陽太郎」

「迅を引き抜こうとしたぁ!?あんたズルいこと考えるわね!
 ちょっと負けたからって楽しようとしてんじゃないわよ!」



さて前回、迅さんをチームに勧誘したもののあえなく断られてしまったオサム。
今回の冒頭では、それについてこなみ先輩から「なにズルいこと考えてんの」とブーブー言われてますね
確かに俺もあの勧誘はないなと思ったわけですが…そんなことよりこなみ先輩はめっちゃ気軽にオサムにスキンシップしてますね
まさかこんな風に抱きつくようにして、うりうりと首絞め攻撃を仕掛けるとは。そういえば前にもこんなことがあったなー



そう、この場面ですよ。オサムが玉狛に来て間もない時、やっぱりオサムに抱きつくようにして首絞め攻撃をかけていたという…
オサムのやつこんなご褒美アタックを何度もやってもらえるとかオイシイやっちゃな!
なにげにこなみ先輩がこういう大胆なことしてるのってオサムにだけですよね。よっぽどオサムは気軽に絡める相手なんだろうか
しかもオサムに抱きついてるシーン両方ともめっちゃおっぱいが当たる角度だからな!(えー
オサムのやつこなみ先輩のおっぱいを相当堪能してやがる!マジかこいつ!これについて俺が言えることがあるとすれば

なんて
うらやましい…!!
(えー

「じゃあ迅に断られて、この後はどうするの?」

「2人がかりや3人がかりでの新しい戦術を作るのと、
 試合開始から合流までの手順を見直すこと、
 あとはトリガーの組み合わせでもっとやれることがないか考えてます」

ともかく迅さん勧誘作戦は失敗に終わったということで、この後どうするかを聞かれるオサムでしたが…
それについては「2人がかりや3人がかりの戦術をもっと作る」「試合開始から合流までの手順を見直す」と答えてますね
このオサムの方針を聞いてみて、俺がどう思ったかというと

ほー、いいじゃないか
こういうのでいいんだよ
こういうので
(えー

(C)久住昌之・谷口ジロー/扶桑社

 

いやマジで、さっきの言葉を聞いて思ったのはオサムの長い迷走がようやく終わって、
ちゃんとチームを強くする方法を理解したんだな
ってことなわけですよ

まず何よりも2人連携や3人連携をもっとやるべきだって言ってるのがいいですね
俺がこれまで玉狛を見ながら何度も何度も言ってきたのが
玉狛はもっと連携して戦うべきだってことなわけだから
まさに俺の注文通りの方向に目を向けてくれたってことですよ

あとは試合開始から合流までの手順を見直したいって言ってるのも良いことだと思います
その重要さがまざまざと分かるのはちょうどこの間の試合ですよ
あの時オサムは、試合が始まってすぐチームの合流を目指したわけですが、その途中で
ゾエさんのメテオラをぶち込まれたり犬飼に捕まってしまったり、
さんざん敵から攻撃を受けてさっぱり合流することができなかったってわけですよね

つまりですよ、合流を目指したはいいものの、あまりにもスキだらけだったせいで
敵にどんどん見つかってしまい、合流という目標を達成できなかったわけで。だからこそ改善が必要なんですよ
たとえば東隊のように、試合開始と同時に即バッグワームを着て敵との交戦を避けるとか、そういった工夫が要るわけですね
今のオサムはそういう必要性にちゃんと気づいているので、「弱いけど馬鹿じゃない」というオサムの本領が
ようやく発揮され始めたなって気がします

「あ、そういえば…迅さんに、玉狛第二に入れるならもっと適任な人がいるって
 言われたんですけど」

「迅より適任…誰のこと?強くてフリーで知ってる人でしょ?そんな人いる?」

「よそから引き抜くって話でもないだろうな…」

「やれやれ、わからないのかねきみたち」

「なによ陽太郎、まさかあんたがそうだって言うんじゃないでしょうね」

「迅がいってるのはヒュースのことだろ」



おっとそして、ここでついに「チームに入れるならヒュースだろ」という陽太郎からの一言が!やっぱりヒュースだよなー
あとはこいつをどうやって仲間に引き入れるかですが、今回もヒュースはこうしてメシをガツガツ食ってるわけだし
今までのことからしてもよっぽどのメシ好きなんでしょう。だとすればこれを利用しない手はないですよ。
「チームに入らなきゃメシ抜きだぞヒュース」とでも言ってやれば、泣きながら入ってくることでしょう(えー

「なるほどな…だが残念だったな、オレはお前たちに協力するつもりはない」

「何エラそうなこと言ってんの、そもそもそんなの
 本部が絶対認めないに決まってんでしょ。
 あんたを入れて遠征部隊を目指すなんて、100パーありえないわ」

「だからそうだと言っている」

ふむ、とりあえずヒュースの意思を確認したところ、今の段階ではまったくチームに入る気はないようです。
でもそんなこと言ってられるのも今のうちですよ、働かざるもの食うべからずって言葉を知ってるかヒュース君よー
まあヒュースは異世界人だから知らないと思うけどよー(えー  ともかくチームに入らないとお前のメシはないんだよ!
泣いて懇願しろヒュース!メシを取り上げられて「僕もチームに入れてください(泣)」って泣きながら懇願しろ!はっはっは!

(千佳を狙ってたネイバーの1人をチームに入れる…
 そんなのめちゃくちゃな話だ…!でも…迅さんがくれた手がかりなんだ、
 何も確かめずに決めつけるわけにはいかない…!)

そしてオサムの考えとしては、ヒュースをチームに入れるっていうのもなかなか抵抗はあるみたいですが
「せっかく迅さんが教えてくれたことだから」と前向きに考えるつもりでいるみたいですね
ちなみにそんな今回のラストシーンは見た目的に

エネドラがターミネーター2を見てくつろいでる絵ヅラとなっていました
お前なにそんなの見てくつろいでんねん!なんだかんだ言って今の生活をすっかり満喫してんじゃねーか!
あとターミネーター2のT-1000って、ご覧の通りいくら銃で撃たれても液体の体なので銃弾が効かないみたいなところがあるから
そういう意味じゃエネドラと少し似てますよね。
エネドラもちょっと感情移入しながらターミネーター2を見てたんだろうか。次回に続く!


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第118話「雨取千佳D」

・安西先生……!!!(涙)  ワートリ感想が読みたいです… by ミッチー

・そろそろ欲しいな。ワートリ感想が。(倒置法)

さて、そろそろワートリ感想を放置しすぎて待ちきれない人たちからのコメントが届いてきてるので、
いい加減ワートリも感想を再開して行きたいと思います。今回の話はというと、射撃訓練場で千佳ちゃんが
スナイパーの模擬戦をする内容となっていますね

ただし今回のこの模擬戦、いつものようにスーパービームを発射してあちこち吹き飛ばすとかいう戦いではなく、
撃った相手にピッとマーカーが点くだけの仕様となっており、銃の破壊力にモノを言わせるのではなく
いかに気配を殺しながら相手を見つけ、正確な狙撃を決められるかという
暗殺者スキルを磨くための訓練となっていますね(えー
やっぱこの漫画のスナイパーってほんと暗殺者のポジションだよな

ピッピッピッ

(…雨取さん、訓練ならふつうに撃てるんだ)



そんな暗殺者っぽい感じの訓練が続く中、この日ばかりは千佳ちゃんも
「わたしの暗殺者スキルを見るがいい」と言わんばかりに多くの相手を撃ちまくっていました。
普段は人を撃てない千佳ちゃんも、さすがにマーカーが点くだけなら撃つことに抵抗はないみたいですね

てことは多分、水鉄砲でぺちぺち撃つくらいなら千佳ちゃんでも抵抗なく撃てるんだろうなと思います
そして水鉄砲がOKなら、スプラトゥーンくらいならやれるんじゃないかと思います(えー
結局のところスプラトゥーンがすべてを解決してくれるんやな、スプラトゥーンは神ゲーなんやな…
今度任天堂が出すSwitchって新ハードでもスプラトゥーンの新作が出るみたいだから千佳ちゃんも買おうな…(えー



ちなみにそんな射撃訓練の結果は、

1位:奈良坂(三輪隊)
2位:佐鳥(嵐山隊)
4位:半崎(荒船隊)
5位:穂刈(荒船隊)
7位:荒船さん(荒船隊)
9位:古寺(三輪隊)
11位:茜(那須隊)
13位:太一(鈴鳴第一)
19位:千佳ちゃん(玉狛第二)
25位:ユズル(影浦隊)
51位:当真さん(冬島隊)
64位:出穂

となってますね。1位はいつものごとく優等生の奈良坂ですが、2位が佐鳥でなにげにびびった
え、あいつってツインスナイプ芸人なんじゃなかったんですか!?(えー まさかこんな上位に食い込む実力があるとは思わなかったな
荒船隊もなにげにみんな順位高いですねー、この人たちもっとバランスの良いチームに入ればA級とかすぐ行けるんじゃないだろうか

あとユズルと当真さんが順位低いのは、こないだの的当ての時みたいに遊んでるからですね
しかしそんな風に遊びながらも、当真さんはこのランキングに並んでるキャラを
全員仕留めててしかも自分は被弾ゼロなので、さすがスナイパー1位なだけあるなって感じですね

トップの奈良坂ですら被弾が1で、ゼロにはできなかったわけですからねー
しかもその被弾1は、当真さんから撃たれた結果の被弾1なので、最強の当真さんとそれを追う奈良坂という図式が見て取れます
あ、それと奈良坂といえば、なにげに今回も茜とのイチャイチャが描かれてるのが良かったですね

俺はとしては茜単体だとえ!?お前まだ引っ越してなかったの!?って気持ちがあるわけですが(えー
でも奈良坂と一緒にいるところを見ると、そういうしょーもない気持ちにならずに済むというか、
普通にこう「ええやん…」って応援したい気持ちになりますね。貴重なワートリ男女カップリングとして頑張って欲しいところです

というかこの漫画、これだけ大勢の男女が登場する中で恋愛が少なすぎやねんマジで!
ちょっとぐらいそういうのあってもええやんか!?登場人物めっちゃ多いのに、恋愛フラグがなさすぎてびびるからなー
本当もう出てくるキャラ全員賢者モードかよっていうくらい性欲がないから…(えー  お前らもっと異性に興味持とうぜ…

「ていうかチカ子すごくない?100点超えで19位だよ」

「ふつうの的当てより実践形式の方が順位いいんだ、珍しいね」



とそんな中、訓練を終えて喋りながら廊下を歩いていた出穂・千佳ちゃん・ユズルの3人。
あ、そうか、さっき「恋愛フラグがなさすぎる」って言ったばっかりですが、
ユズルは千佳ちゃんのこと好きだから数少ない恋愛フラグ立ってるキャラですね
そういう意味じゃ凄く貴重なキャラなんだけど…ただ俺は、千佳ちゃんにくっついて欲しいのはユズルじゃなくてオサムなので
この恋愛フラグ立てられても困るんだよな…(えー  うーむ、ままならんものよのう

「先生に隠れ方教えてもらってるから、スナイパーが隠れそうなところが分かるのかも」

「へえ…」

(ほんとにちゃんとした先生がいるんだ…もったいないな…
 これだけ動けるなら今までの試合で、何点か取れててもおかしくないのに…)

ともかく今回の訓練でかなり結果がよかったということで、「先生に教えてもらってるおかげ」と語る千佳ちゃんでしたが…
しかしユズルは、そんな千佳ちゃんの現状を知って「もったいない」と感じていました。
なぜなら、ちゃんとしっかりした師匠に教えてもらっていて、スナイパーとしての実力もついてきているのに、
せっかくのその実力が、”人が撃てない”という弱点のために
ほとんど実戦で活かせていない
わけですからね
やっぱりこの千佳ちゃんの弱点の対策を考えることって、玉狛第二にとってものすごく大事だと思うんだよな

「あとはもう、お師匠さんに人の撃ち方も習えばいいじゃん」

「わたしの先生は…」

《おまえがちゃんと訓練してることは、遊真も修も宇佐美も俺もわかってる。あまり自分を責めるな》



むう、そんな千佳ちゃんの弱点について、師匠のレイジさんがどう思ってるかというと
「あんまり気にしなくてええんやで、人を撃てないのはある意味正常なんやで」
暖かく見守るつもりのようですね。うーん…それは確かにそうなんだけども…

ただ、対策を考えずに千佳ちゃんが慣れるのをただただ待つってなると、
千佳ちゃんが戦えるようになるのがいつになるか分からないですよね
あまりにも時間がかかりすぎる対応な気がする。この先、玉狛第二にたっぷり時間の余裕があるならそれでもいいと思うんだけど
オサムは「時間がない」ってことを、すごく強く思ってるわけですよね



こんな風に、「時間がないから一刻も早くA級に行きたい、少しでも早くチームを強くしたい」って思ってるわけで。
そういう意味じゃ、レイジさんの「じっくり時間をかけて戦いに慣れるのをのんびり待つ」って考えは
あまりにもオサムの気持ちとかけ離れてると思います

チームの中で方針がバラバラになっちゃってますよね。
短時間でチームを強くしたいのか、長時間でのんびりじっくり強くしたいのか、それが食い違っちゃってるから
こういう時はまずみんなでちゃんと話し合って、何を目指していくのか方針を明確にしてから
チームとしてみんなで同じ方向を向いていくべきだと思います

「でも…早くなんとかしなきゃって思う…このままじゃ、チームの役に立てないから…」

とその時、「早くなんとかしたい、早くチームの役に立ちたい」という気持ちを口にする千佳ちゃん。
え、てことは千佳ちゃんはオサムと同じで、短時間で強くなりたい派の考えだってことじゃないですか
だったらもうレイジさんの考えとか無視しちゃっていいんじゃないか?(えー
オサムと千佳ちゃんでメンバー同士の考えが一致してるなら、チームとしてそっちを目指した方がいいんじゃないか?

つまりは千佳ちゃんの弱点について、何か対策できることはないか効果的な方法を考えるってことですよね
まあ今パッと思いつく方法が何かっていうと、ゾエさんに弟子入りするってことかな(えー
ゾエさんの戦法なら敵を直接撃たなくても味方に貢献できるってことは、前の感想で散々語ったことだし
それに千佳ちゃんの火力も活かしやすい戦法だから、あれは千佳ちゃんにピッタリだと思うんだよなあ

そう考えたら、今千佳ちゃんのすぐ横にいるユズルはゾエさんのチームメイトじゃないですか
なんてグッドタイミング!おいユズル、ここは気を利かせてちょっと一肌脱いでくださいよ!
千佳ちゃんのためにも、ここはぜひゾエさんを紹介してあげてですね…

「…雨取さん」




「…ちょっと付き合ってくれる?力になれるかもしれない」

ってキター!!マジでキター!!
ゾエさん紹介きたあああああああああああああ
(えー
素晴らしいぜユズルよ!俺の考えをここまで汲み取ってくれるとは、お前はなんて気が利く奴なんだ
これでついに千佳ちゃんも、ゾエさん戦法を身につけてチームの役に立てるってわけですね
いやー今まで「千佳ちゃんにはゾエさんが必要」と、俺もゾエさんゾエさん言い続けてきた甲斐がありましたわ。はっはっは!

やっとやる気になったのね
ゾエさんうれしいよ

ってゾエさんもきっと泣いて喜んでくれることでしょう(えー
いよいよ千佳ちゃんがチームの力になれる時がやってきたんやな…ゾエさん戦法でな…次回に続く!



ジャンプ感想:ワールドトリガー 第119話「アフトクラトルD」




さて前回、「人が撃てない」という千佳ちゃんの弱点克服のためにどうすべきかを考えた結果、
ゾエさんに教えを請うのがベストという俺と同じ考えに達したユズル。(えー
そんなわけで今回は、出穂と千佳ちゃんを影浦隊の作戦室に連れてきたわけですが、
「へーこんな感じの部屋なんだー」って出穂が物怖じせずについてきてる中、千佳ちゃんはというと
「…おじゃまします…」ってなんかよそよそしい感じですね

これはあれでしょうか、ユズルとはまだ知り合ったばかりだから、そういう男の部屋に入るのちょっと抵抗あるってことでしょうか
多分これ、出穂がいなかったら千佳ちゃんはついてきてくれなかったんじゃなかろうか。けっこう警戒心強そうですしね
こりゃユズルが千佳ちゃんを自宅に連れ込んで一発やるのはハードル高そうだな…(えー

「(もぞもぞ)う〜ん…ユズルかぁ〜?」




「…のぁ!?女子だ!ユズルが女子連れてきた!」

「どもっす」

「おじゃましてます」

とそんな中、こたつの中からもぞもぞと姿を現して、千佳ちゃんたちと顔を合わせることになったヒカリ。
つーかこんな普段男しか来ない部屋で寝てるって!寝込みとか襲いたい放題じゃないですか!(えー
ヒカリは千佳ちゃんと正反対でめちゃくちゃガードが甘そうですねー
ヒカリ>出穂>千佳ちゃんというのが一発やりやすい順番なんやな…ユズルには参考にして欲しいんやな…(えー

「お客が来るなら言えよ〜!ゾエとカゲも呼ぶか?」

「いいよ呼ばなくて」

ともかく飛び起きたヒカリは、何かして千佳ちゃん達をもてなそうと気を回ししますが…
ってちょっと待て、「ゾエも呼ぶか?」「いいよ呼ばなくて」ってゾエさんこの場にいないのかよ!!
そ、そんな!ゾエさんがいないんじゃここに来た意味ないじゃないですか!!(えー
ゾエさんに師匠になってもらうはずだったのに!なぜ呼ばないんだユズルよ…ゾエさん不在で一体どうするっていうんだ…

「雨取さんは訓練だと人に攻撃を当てられるのに、ランク戦だと当てられない。
 それがなんでなのか、オレの推測だけどひとつのポイントは、
 撃った相手が吹っ飛ぶか吹っ飛ばないか…の差だと思う」



「吹っ飛ぶかどうか…?」

「そう。トリオン体でも戦えないっていう人は結構いて、
 そういう人たちは”相手がもし生身だったらどうしよう”って考えが
 頭から消えないらしい」

「…!」

ともかくゾエさんという大師匠が不在の中、「千佳ちゃんはなぜ人を撃てないのか」という理由について語り始めたユズル。
へえ…なかなか興味深い話になってきたじゃないですか。ゾエさんは不在だけど(えー
千佳ちゃんが「…!」って図星な反応をしてることからしても、ユズルのこの推測はかなり的を射ていると思いますね

「実際はボーダーの弾トリガーには安全処理がしてあって、
 生身に当たっても痛みと衝撃で気絶するだけなんだけど、
 やっぱり生身を傷つけることには抵抗があって、
 オペレーターとかに転属する人も結構いる」

そんな中、こぼれ話としてボーダーの弾トリガーは、生身の人に撃っても相手を殺すことはないと説明するユズル。
ふむ、これは千佳ちゃんの弱点克服というより、俺の推測によると
三輪が初登場の時やらかしたことへの作者のフォローって感じがしますね(えー

というのもですよ、三輪が初登場の時何をやったかっていうと、
生身の千佳ちゃんにいきなり銃を向けて撃ち殺そうとしたんですよね
さらにその後、三輪はユーマに対しても躊躇なく銃を向けてバンバン撃ちまくり、
あまりの残虐っぷりに「おれがうっかり一般人だったらどうする気だ」と突っ込まれてたわけですよ

 
 

ただ、今回の話によれば、もし撃たれたのが一般人だったとしたらこの銃では死なずに気絶するだけなので
人殺しに見えた三輪の行動にもちゃんとフォローが入るってことですよ
俺的に三輪は第一印象が悪すぎてしばらく好きになれなかったので、このフォローがあってよかったと思います

「ともかく、雨取さんが訓練なら普通に撃てるのは、相手を傷つけないって
 分かってるからじゃないかな。だからこの場合…(ピッピッピッ)
 雨取さん、これで的を撃ってみて」

「う、うん、分かった」

ビギュン!

 
 

ガキン!

「おお!」

「このトリガーは…」

「鉛弾(レッドバレット)。重石で敵を動けなくするトリガーだよ。
 これなら相手を傷つけないから雨取さんでも撃てると思う」

そしてユズルが考えた千佳ちゃんの弱点対策とは、鉛弾という相手を傷つけない特殊な弾を使わせるということでした
要するに、殺傷能力はないけど相手の動きを封じることのできるトリガーってことですよね。
「ダメージを与えられないんじゃ結局点が取れないじゃん」と思うかもしれませんが、俺としてはこれを使うだけでも
千佳ちゃんは格段に戦いやすくなるだろうと思いますよ

なぜならこの弾を使えば、少なくとも千佳ちゃんが戦闘に参加できるようになるからです
そう、今までの千佳ちゃんというのは、敵に対して攻撃する手段が一切何もなかったから
戦闘に参加することさえできなかったわけですよ。ひたすら敵から隠れて逃げ回るしかなかったわけです

しかしこの弾があれば千佳ちゃんだって隠れるだけじゃなく、バンバン敵を行動不能にできる。
その分ユーマやオサムが死ににくくなるし、点だって取りやすくなると思うわけです
要するにこの鉛弾って、スプラトゥーンで言うところのポイズンボールに似てますよね
ダメージはないけど敵の動きを大幅に鈍らせることができて、行動不能に追い込めるっていう。

たとえばの話、スプラトゥーンで敵に対してなんにも戦おうとせずにただひたすら逃げ回ってる味方と、
キルはしないけどポイズンボールをひたすら投げまくる味方がいたとしたら、
他の仲間にとって「これなら敵を倒しやすいな」と思うのは果たしてどっちでしょうかね?
これはもう完全にポイズンボール投げる方だと思うんですよ
味方がポイズンを当ててくれれば、それだけでキル取りの決定的チャンスが作れるわけだから、
何もせずに隠れてるだけの奴より、遥かに援護要員として役に立つと思います

あとスプラトゥーン以外にも、FFTのムスタディオで考えると分かりやすいかもしれませんね
ムスタディオは射程の長い銃で攻撃するキャラなわけですけど、「腕を狙う」とか「足を狙う」といったように
敵にダメージは与えないけど行動や移動を封じるっていうスキルを持ってるわけですよね
今の千佳ちゃんはまさにこのスキルを覚えようとしてるわけです

この行動封じスキルがいかに強力かは、ムスタディオ使ったことがある人なら分かると思います
敵にダメージを与えられなくても、どんどん敵を行動不能にして戦場を有利にコントロールできるんですよ
そう、今までの千佳ちゃんは、そういうスキルも覚えてないし通常攻撃も行うことができなかったから、
敵に対して本当に何もできずにただ逃げ回るしかなかったんですよ。
でもこれからは、「腕を狙う」とか「足を狙う」でバンバン戦闘参加して、敵を行動不能にできるってわけです
ムスタディオで考えてくださいムスタディオで(えー  あいつの強さを知ってる人なら絶対わかると思うんだよなー

「それに、シールドで防げない弾だから当てやすいしね」

「ええー最強じゃん!なんでみんなこれ使わないわけ!?」

「そんな都合のいいもんじゃないよ、まず欠点のひとつは
 バッグワームと一緒に使えないこと。鉛弾で狙撃する時はレーダーで居場所がバレる。
 もうひとつは弾速の問題。鉛弾は重くする効果にトリオンをごっそり使ってるから、
 射程と弾速がかなり落ちる。でも雨取さんには桁外れのトリオンがあるから…
 ライトニング(トリオン能力が高いほど弾速の上がる銃)と鉛弾の組み合わせなら
 実戦で使えるかもって思ったんだ。正解だったね」

さらにこの鉛弾での狙撃というのは、千佳ちゃんのトリオン能力を活かした、千佳ちゃんにしか出来ない戦法だと語るユズル。
そういう考え方も凄くいいですね、何しろ今までの千佳ちゃんは、常にバッグワームを使って隠れるってことをやってたわけですけど
バッグワームってトリオン能力がいくら高くても別に効果の変わらない装備だから、
せっかくの千佳ちゃんの高いトリオンを活かせない装備なわけですよ

要するに「バッグワーム使って隠れる」っていうことは、トリオンの低いそのへんの人間でもできる行動であって
千佳ちゃんにしかできない行動ではなかったってことですよ。そこへいくとこの鉛弾狙撃というのは
桁外れのトリオンを持つ千佳ちゃんにしかできない戦法なわけで
千佳ちゃんの長所を活かすにはどうしたらいいかっていうのを、ちゃんと考えてありますよね

今回のユズルは千佳ちゃんの短所を埋めるにはどうしたらいいか、そして長所を活かすにはどうしたらいいかってことを
本当によく考えてくれたと思います。ただ、この件について俺が思ったのは
玉狛の仲間にもこういうことを考えて欲しかったってことかな…

いやマジで、玉狛を見ていて思うのは、千佳ちゃんが敵を撃てないっていう大きな弱点をあまりにも放置しすぎっていうか
これを解決して千佳ちゃんを戦えるようにしようってことを、ほんとに本気で考えてるのか?と疑問に思うことが多かったですね

 
 

まずはオサムなんですけど、「千佳が敵を撃てない以上、ひたすら千佳を隠れさせないといけない」という風に
とにかく千佳ちゃんを戦いから遠ざける方向で考えてるっていうか
どうやったら千佳ちゃんが戦えるようになるのかっていうのとは、まったくの逆方向で考えてますよね
戦闘中の指示も「千佳は隠れてろ!」っていうのがほとんどで、なんだか千佳ちゃんを戦わせたくないんじゃないかと思うくらい
戦いから遠ざけようとしてるように感じます



次にユーマなんですが、敵を撃とうとしても当てられなかった千佳ちゃんに対して
「撃てただけでも一歩前進じゃん」と言っていたわけですが、確かに一歩は進んだかもしれないけど
いつになったらちゃんと敵に当てられるようになるのかってことはまったく先が見えない状況なわけですよね
千佳ちゃんも「撃ったとしても当てられない」っていうことにすごく不安を感じてるみたいだし、
もっと具体的な手立てを用意する必要があったと思います、ユズルみたいにね。それに風間さんもオサムに言ってたじゃないですか
不確かな要素だけじゃなくてもっと具体的な手立てを用意しろって。

つまり「一歩前進した」という不確かなことだけ言ってても勝てないと。問題を解決するために、もっと具体的な手立てを用意しろと。
まさにそれをやったのが今回のユズルなだけにね…玉狛にもそれを見習って欲しいと思うわけですよ
にしても風間さんのセリフって、今にして思えば千佳ちゃんに対してもけっこう意味あるものだったんだなあ



そして最後にレイジさんなんですが、「人が撃てなくてもええんやで」「少しずつ慣らしていけばええんやで」という風に
オサムやユーマの考えを合体させたような感じですよね。
人が撃てなくてもいいって、なんだか千佳ちゃんを戦いから遠ざけるために言ってないか?とか
少しずつ慣らせばいいって、そんな不確かな要素だけでいいのか?とか思うわけなんですよ

それにこの3人、「隠れててええんやで」「当てなくてもええんやで」「撃てなくてもええんやで」って
言ってるわけですが、なんだか千佳ちゃんのことを非戦闘員だと考えてないですか?
千佳ちゃんは戦う必要がないとか、そんな風に考えてないですか?

そうじゃなくて千佳ちゃんは一緒に戦う仲間だろって俺は思うんですよ
千佳ちゃんがもっとしっかり戦えるように、弱点を埋める方法や長所を伸ばす方法を考えるっていう
そういう方向で考えるべきなんじゃないのって思うんですよね。それをやったのがユズルだけっていうのがなんかモヤモヤするというか…
言うなれば、千佳ちゃんにとっての真の仲間はユズルだけっていう気がするんだよな…(えー  次回に続く!



ジャンプ感想:ワールドトリガー 第120話「アフトクラトルE」



「うわ、おっそ!これはさすがに実戦じゃムリだわ」

「当たればでかいんだけどね」

さて今回のワートリですが、前回に引き続き千佳ちゃんの弱点克服のために
鉛弾を絡めた組み合わせで、何か実用的なトリガーがないかというのを試している内容となっております
鉛弾がらみのトリガーというと、前回すでにライトニング(弾速に優れた銃)と組み合わせるのが効果的だと判明したわけですが
それだけでは飽き足らずに他にも色々試しているようですね。これについて俺がどう思うかというと
すごく良いことをやっているように思いますね

なにも正解はひとつとは限らないんだし、他にも思いつく限りのことを試すというのは大事なことだと思います
たとえばウメハラなんかも、技の性能を試すっていうことについてはとことん徹底的にやるらしいんですよ
ウメハラと仲の良いボンちゃんという格ゲーマーがいるんですが、そのボンちゃん曰く
「普通の人が試さないようなことまでとことん試すのがウメハラ」なんだそうで
こういった試行錯誤を丹念に続けることによって、普通の人が思いもしないような技の実用性に気づいたりするらしいんですね
つまり千佳ちゃんにもそんな感じの勝ち続ける意志力が芽生え始めたんやな…(えー

「なんだかんだでやっぱり、ライトニングが一番実用的っぽいね」

「そうだね」

「でもさ、アステロイドとかも結構使えそうだったじゃん?」



さらにその後、アステロイドだったらどうだろう、ハウンドだったらどうだろうと次々に意見を出し合って
実戦で使えそうなトリガーを話し合っていく一同。いや良いですねー、お互いに意見交換しつつ立ち回りの質を高めていくというのは。
格ゲーの攻略を進めるってこういうことなんですわ(えー

またウメハラの話になっちゃいますが、つい最近ウメハラもこういうことやってたんですよね
最近のウメハラの課題としてガイルにまったく勝てないというのがありまして、
リュウで5回ガイルと戦って5回とも負けるほどギタギタに負けまくり、「うわーダメだ、超キツイじゃんこれ!」
さすがのウメハラも大きな課題の出現に頭を抱えてしまったわけですが

しかしその後ウメハラは、他のリュウ使いのクロダ、ときどを招集して、
リュウでガイルに勝つためにはどうしたらいいかということを3人で熱心に話し合ったんですね
まず最初に、「なぜそもそもリュウはガイル戦が辛いのか」という原因分析から始まり、
その原因を踏まえた上で、リュウの長所を活かした戦い方をするにはどうしたらいいかと考え、
「ここでVリバーサルを使ったらどうだろう」とか「スパコンで圧をかけるのはどうだろう」と3人で意見を出し合いながら
ガイル戦の攻略を進めていったわけです



その結果、さっき5連敗したガイル使いにもきっちり勝って借りを返したわけで
自身の抱えていた「ガイル攻略」という課題を、こうして仲間と話し合うことで進めていったわけですよね

千佳ちゃんもそれと同じことをやっていると思うわけです。前回ユズルがまず最初にやったことは
「なぜ雨取さんは人を撃てないのか」という原因分析から始めることだったし
そんな原因を踏まえた上で、千佳ちゃんの長所を活かした戦い方をするにはどうしたらいいかと考え、
「鉛球とライトニングを組み合わせたらどうだろう」とか「アステロイドならどうだろう」って3人で意見を出し合いながら
千佳ちゃんの抱える課題をクリアしていったわけですよね。こういう問題解決の仕方って素晴らしいよなあ

こういった問題解決の進め方っていうのは、実生活でも色んな事に活かせることだと思います。格ゲー万歳。リュウ万歳
とりあえずリュウのテーマが聞きたくなったので今猛烈にこれかけてます(えー

 
 

そんな一方で、ユーマやレイジさん達の言うことには納得がいかないと前回書いたわけですが、
俺がそう思うのはやっぱり、千佳ちゃんの抱えている問題に対して原因分析をしておらず
「一歩前進したからいいじゃん」とか「少しずつ慣らすしかない」って結論を出してしまって、結局のところ
しばらくすれば時間が解決してくれるみたいな考え方をしてるからですかね

さすがにそれは、問題解決のアプローチの仕方としてまずいんじゃないのと思うわけです
ある意味、問題の保留というか先送りに近いような気がして…あれですよ、夏休みの宿題でたとえるなら、
熱心に宿題やろうとしなくても、夏休みは長いんだからきっとそのうち終わるよっていうような
考え方に近いと思います。どうにも確実性に不安があるというか、その進め方で本当に宿題がちゃんと終わるのか疑わしいというか…

 
 

それとオサムの考え方なんですが、オサムは「問題を解決する方法」はそもそも考えていなくて
解決せずに一時しのぎする方法を考えているように思います
さっきの宿題の例で言うとあれですよ、オサムはそもそも宿題を片付けることは考えていなくて
宿題をせずに先生から逃げる方法を考えているっていうか…(えー

「そうか…ぼくが宿題をやってないことがバレたか…
 ぼくからの提出がないとわかれば、担任の先生はガンガンぼくを追求してくる…
 今まで以上に先生から逃げるようにしないと…」

みたいな感じですね。いやそっちを熱心に考えるのっておかしくない!?みたいな
まずは宿題を片付けることを考えたらどうなんだろう…って思うわけですよ、俺が今までの感想でもオサムに対して
「なんで千佳ちゃんの弱点をほったらかしにしておくんだ」ってしつこく言ってたのはそういうことですね

「(にこにこ)」

「どしたのチカ子、ニヤニヤして」

「えっ、こういうの楽しいなって思って…
 出穂ちゃんとユズルくんは同い年だし、みんなでわいわい考えるの楽しい」




「まったくなに言ってんの、メガネ先輩やおちび先輩だって手伝ってくれるっしょ」

「うん、それはそうだと思うけど……2人がやることの邪魔したくないから……」

って、ここで千佳ちゃんから予想だにしない重大発言が!ちょ、ちょっとそれマジで言ってんすか!?
「みんなでわいわい考えるの楽しい」と言う一方で玉狛にはそれがないようなことを言っていたり
千佳ちゃんが仲間で相談したいことがあっても気を使ってしまって玉狛では相談できないと言っていたり…

それってつまり、玉狛はチームとして機能不全を起こしてるってことじゃないですか!
なにげにめっちゃヤバイこと言っとる!みんなで一緒に相談できないとか、気を使ってしまって話しかけられないとか、
そんなギクシャクした関係だったんかい!いやいやこれはちょっと…想像以上にでかい問題というか…

言われてみれば玉狛って、メンバー同士が一緒にいるのって試合の時ぐらいで
それ以外はいつも別行動してばっかりっていうか
「おれは今日◯◯するから」「ぼくは××するから」って感じに、個人個人でいつも別々に動いてますよね



つまり玉狛はそんな風に、メンバーごとの繋がりが薄い個のチームだってことでしょうか
いやなんていうか、君らちょっと自分のやることばっかり優先しすぎじゃない!?ちゃんと仲間のこと見てますか!?
まさかとは思うけど、自分1人の責任だけ果たしていればそれでいいとか思ってないだろうな…?

この2人が本当にそう思ってるかはともかく、会社の中にそういう人って実際にいるからなんとも不安ですね…
そういうタイプの人って、同じ職場の仲間がどんなに困ってたとしても
そいつの問題はそいつ自身が解決しろよ、俺には関係ないからって
仲間の問題を解決しようとせずに、ひたすら自分のことばっかりやろうとするんですよね

正直、千佳ちゃんの問題を放置してたところを見ると、この2人にもその可能性はある気がしますね…
なんていうか、仲間が問題を抱えてるってことは、それはチーム全体から見ても大きな問題なんだから
本当にチームのことを考えるのであれば、率先して相談に乗ってあげたり解決のために動いたりするべきだと思います

千佳ちゃんにしても、自分の弱点は自分1人だけの問題と思っちゃってますよね、「相談すると2人の邪魔になっちゃう」って言ってるし
これはね、邪魔なんかじゃないんですよ。全然まったく邪魔なんかじゃないんですよ。千佳ちゃんの弱点を解決するっていうことは
チーム全体のプラスになることなんだから。チームを強くしようと思うんだったら
むしろどんどんチームみんなで相談すべきことだと思いますよ

いやほんとに、これは個人でやってるんじゃなくて君らはチームなんだから…
チーム全体でものを考えなきゃって気がするよね…そんな風に、個人じゃなくてチーム中心の思考をするっていうのは
MAJOR 2ndのアンディが上手いんだけどね…(えー
いやマジで、アンディは常に自分1人のことよりチーム全体のことを考えて動いてるので、
そういうアンディの考え方が玉狛にも伝わればどんなにいいか…

まてよ、玉狛は確か4人目のメンバーを今探してる状態でしたよね?
そしてそんな4人目のメンバーは、すごく玉狛に適任な奴だと迅さんが言ってましたよね?
ということはつまり…アンディこそ玉狛の4人目だったってことでは!?(えー

マジかよアンディ…お前マジかよー!お前が4人目だったのかよー!いやでもアンディが来てくれるなら千人力ですよね
このアンディこそ今の玉狛に足りないものを完璧に持っている男ですからね
教えてやってくださいよアンディ先生!あいつらチームってものがわかってないんで!いっちょ教えてやってくださいよー!次回に続く!

(C)満田拓也/小学館



・感想、とても面白いです!他のサイトとは目の付け所が違い、読んでてめっちゃ「おおっ!」ってなります。
 これからも楽しみにしているので、無理のないペースで更新されてください。 by ワートリファン

どうもこんにちは、ワートリファンっていう名前なところを見ると、ワートリの感想が目当てで来てくれてるってことでしょうか?
俺のワートリ感想はかなり玉狛に対して容赦ないというか、きついツッコミをバシバシ入れまくっているので
ファンの人たちに怒られないか不安だなーといつも思ってるんですが、意外と好意的に見てくれてるんですかね

たぶん他のサイトはみんな玉狛に対してすごく優しい感想書いてると思うんですよねー
俺みたいに「玉狛もっとしっかりしろよ!?コラァ!?」みたいな感想書いてる人って見たことないから
大志Mk−2は相当な過激派だと自分でも思ってるんですが…(えー
でもその違いを楽しんでくれてるなら嬉しいですね。よその感想と違うってことを良い方に受け止めてくれると
俺としても感想書くのにビクビクしなくて済むから凄く助かります



・大志Mk−2さんの言う玉狛のチームとしての機能不全って、ジャンプ最新話のオサムの不安にピッタリ当てはまりそうですね。
 ワールドトリガー自体過去のフラグがこんな所でって読み返すと楽しい作品ですが、こちらのレビューと組み合わさると
 タイムラグ付きの考察が妙に噛み合ったりして変な面白さが湧いてくる感じがします。 by ワギャン

ワギャンさんこんにちわ。玉狛の抱えるチーム不安がジャンプの最新号でも匂わされてるってことで、
俺の感想との不思議なリンクを感じてるみたいですね。まあそこは俺も最新号を読んでるので
「おっ、じゃあ”玉狛にはチーム不安がある!!”って騒いどいた方が得やな」
セコイこと考えながら書いてるというか…(えー

まあそこは周回遅れならではの感想の書き方ってやつですよね、先の展開を知っていながらあえてすっとぼけて書いてるというか
ただまあ千佳ちゃんが「私が相談したら2人の邪魔になっちゃうから…」って言ってるのを見て、
「おいこんなギクシャクしてて玉狛は大丈夫かよ」と思ったことは事実ですけどね。正直あそこは
千佳ちゃんはユズル&出穂とチーム組んだ方が幸せになれると思ったね…(えー
玉狛のあの謎のギクシャクっぷりはなんなんでしょうね、まだその理由は明かされてないと思うんですけど、
最新号でオサムが不安がってることから、今度の試合で何か明らかになるのかなあ


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第121話「ガロプラ」



「…ん〜…?」

(迷った…本部は似たような道ばっかだからな…エレベーターはどっちだ?)

うろうろ うろうろ

「どうした、道に迷ったのか?」

さて今回のワートリは、ユーマがボーダー本部を歩いているうちに迷子になってしまった内容となっております
似たような廊下の見分けがつかず、今いる場所がさっぱり分からないユーマでしたが、そんな中で親切な人とばったり出会うことに…
初対面のユーマに声をかけて、快く道案内をしてあげる親切な人。本部の中にいるってことはボーダー関係者なんでしょうか?

「ここは似たような廊下ばっかだからな、俺も昔はよく迷ったよ。ほら到着だ」



「おお、どなたか存しませんがありがとうございました」

「おいおいそりゃないだろ?」

「…?」

「俺は次の対戦相手だぜ?」

と、ここでその親切な人の素性が明らかに。この人は柿崎国治というB級隊員であり、
次の試合でユーマたち玉狛第二と戦う予定になっていたようです。ちなみにそんな柿崎率いる柿崎隊の順位はB級13位。これは…
この優しい人にこんなこと言うのも申し訳ないんですがめっちゃ順位低いですね(えー

いや、というのもB級13位っていうのがね…これより下のチームで本編に出てきたのは、
B級17位の茶野隊しかいないんですよ!あのくっそザコい茶野隊!あいつらしかもう下にいないってことは
ザコの名を欲しいままにした茶野隊よりちょっとだけ強いチームってことになるなあと(えー
なんてことだ…茶野隊がもう少し強ければこんなことには…なにしろ「茶野隊」ってフレーズでグーグル検索しようとすると
「茶野隊 弱い」が真っ先に出てくるぐらいですからね(えー
やっぱ大勢の読者からそう思われてるんやな茶野隊…柿崎隊の不幸は、自分達の下に茶野隊しかいないことだったんや…

「あの、これもしよかったら…」

「そんな気遣わなくていいのに〜」




一方その頃オサムはというと、嵐山隊の部屋に差し入れの大福を持って訪れていました
ふむ、どうやら先日いろいろ教わったことのお礼を言うために来たみたいですね
それにしても毎回菓子を用意してくるとは律儀なやつですねー、こないだも確かいいとこのどら焼きを買って来てましたが
この辺の菓子の費用はどこから出してるんですかね?まさか全部オサムの自腹?(えー

「昨日の試合は惜しかったね」

「ぼくは全然でした…いろいろ教えてもらったのに…」

「気にしなくていいよ、誰だって負ける時は負けるから。負けからは何か掴めた?」

そんな中、この間二宮たちに負けた件について、あの負けから何かつかめたかを質問する時枝先輩。
この時枝先輩の一言はなにげに良いこと言ってると思いますね。
「誰だって負ける時は負ける」と、負けたことを必要以上に気にしない考え方、そして
「負けたことで何を学んだのか」と、負けた経験を今後の良い変化につなげるという考え方ですね
これはすごくウメハラっぽい考え方ですよ(えー



そう、ウメハラがよく言っているのは、「目先の勝ち負けなんかに振り回される必要はない、
それよりも大事なのは自分がどう成長できるか」
ということなんですよ
人と勝負していれば必ず負ける時はある。そんな時に大事なのは負けて落ち込むことじゃなく、そこから何を得られるか。
負けてもその中から新しい気づきを得られれば、これからの自分にとってすごく貴重な経験になるというのがウメハラの考え方です
時枝先輩もそれと同じ考え方をしているというのは流石ですね

「掴んだというか…先輩たちの言ってたことは正しかったなと痛感しました…
 一朝一夕でやれることじゃないのに、ぼくは1人で点を取ることにこだわって、
 結果的に空閑たちの負担を増やしてしまった…シューターの練習を続けるとしても次からは、
 チームでやれる具体的な戦術で戦っていくつもりです」

それに対するオサムの回答がこれなわけですが…これを聞いて俺がどう思ったかというと
ついにオサムも分かってくれたんやな!!って感じですね
今度ばかりはなんの文句もつけようがなく、100点満点の素晴らしい回答だと思いますよ



まずオサムが言っているのは「先輩たちの言ってたことは正しかった」ってことなんですが、これは嵐山さんの言ってた
「シューター1人で点を取るのは難しいし、わざわざ1人で点を取る必要もない」
ってやつですよね。シューターは味方との連携によって力を発揮する役職だから、1人で戦うことを選ぶのは
自分から苦しい戦いに首を突っ込むようなものだと。

そして「ぼく1人で点を取ることにこだわって、空閑たちの負担を増やしてしまった」というのも、よく自己分析できてると思います。
俺があの試合を見ながらずっと言い続けてたのが、ユーマの負担をあまりにも増やしすぎてるって
ことでしたからね。オサムが1人で点を取ろうと突っ込んだ結果、その尻拭いにユーマが動き回るハメになり、
ユーマを援護してくれる味方が誰もいないという状態に陥っていたと。それがあの試合の敗因だったと。
今のオサムにはちゃんとそれが見えていて、ユーマの負担を軽減することの重要さに気づいたのは偉いと思います

あとは「次からはチームでやれる具体的な戦術で戦っていくつもりです」っていう部分。これは風間さんの言っていた
「勝つためにもっと具体的な手立てを用意しろ」っていう要求への、オサムが出した回答ですよね
風間さんの言う「具体的な手立て」というのが結局なにを示してるのか、風間さんはハッキリと教えてはくれなかったわけですが
俺はそれを「味方との連携で、確実に点を取れる状況を作ることだ」と推測したわけですよ
味方との連携、つまりチーム戦術を玉狛はもっと強化するべきなんだと。そしてオサムが今言っていることもまた
「これからはチーム戦術に力を入れていきます」ってことなんで、
まさに俺の要求通りの回答を出してくれたっていうことですね。いやこの一連のセリフは素晴らしいわ



そして俺的にすごいツボだったのが、そんなオサムの言葉を聞きながら
「うんうんそうだね」って感じにめっちゃうなずいてる時枝先輩のコマでしたね
俺としてはね…実はこのコマめっちゃ気に入ってて、ワールドトリガー全編の中でも一番好きなコマかもしれません(えー

そこまで好きな理由としては、やっぱ時枝先輩はわかってるわ…っていうのがすごく実感できるコマだからですね
たぶん時枝先輩は最初から全部気がついてたと思うんですよ、オサムが目指すべきなのはチーム戦術の強化だっていうことに。
そもそも嵐山さんが最初にそれ言ってますからね。だけどオサムがそのことに納得してなかったから、まずはオサムの望み通りに
1人で戦う方法を教えてやって、でもその方法には限界があるってことを、オサムが身を持って勉強した方がいいと思って
今まではあえて黙って1人での戦い方を教えてたんじゃないでしょうか。やっぱこの人は凄く優秀な先輩だわ

時枝先輩はねー、この人の戦闘時の立ち回りとか見てても惚れ惚れするほど勝ち方の分かってる人だと思うし
間違いなく俺の中で最も評価の高いボーダー隊員です。もしもこの人が時枝隊とか立ち上げた時には
真っ先に俺が隊員に立候補したいぐらいだね…(えー  この人とチーム組んで一緒に戦ってみたいわ

「ただ、その中で自分に何ができるかは、またハッキリと見えてきてないんですが…」

「だったら…三雲くんはおれや嵐山さんよりも、木虎に教わったほうが早いかもね」



「木虎に…?」

「たぶん木虎は三雲くんに合った戦い方を知ってると思う。
 あいつも三雲くんと同じ、トリオンが少なくて苦労した人間だから」

ってええ!?しかしここで、「おれに教わるよりも木虎に教わった方がいいよ」とコーチ役を交代してしまう時枝先輩!そ、そんな!
俺はもっと時枝先輩の話が聞きたいのに!時枝先輩に比べたら木虎なんかどうだっていいんですよ!!(えー
それに木虎に聞くと言ったらあれですよね、アニメ版のワールドトリガーの第48話で、
まさしくオサムが木虎にその質問をするというアニメオリジナル展開がありましたが、その時のやり取りがどうだったかというと



「なあ木虎、君は今までどうやって強くなったんだ?」

「どうやっても何も、才能があったからに決まってるじゃない」

「じゃあ僕は、どうやったら強くなれると思う?」

「さあ。才能がなかったことがないから、私には分からないわね」

とかだったんですぜ!?木虎に聞いても返ってくるのはこんな答えなんですよ!!(えー
まったく参考にならねーし!しかもなにが「私には才能があったから強くなった」だよ!
トリオンが全然なくて苦労したくせにこの見栄っぱりが!!(えー

まあこの展開はアニメオリジナルなので、原作は関与してなくてアニメスタッフが勝手にやっちゃった感はありますけどね
まったくこれだから東映アニメーションは困るんだよ…(えー  次回に続く!



ジャンプ感想:ワールドトリガー 第122話「木虎 藍D」




「お断りします。三雲くんを鍛えても、B級上位に勝つのは無理だと思うので」

さて前回、今後のオサムのためを思って「木虎から何か教えてあげてよ」と提案をした時枝先輩でしたが、
今回木虎はというとまったく言うことを聞いてくれずにその話を蹴ってしまいました
いやいや木虎のやつちょっと待てよ!なんの遠慮もなく断ってますけど、この提案をしたのって時枝先輩なんやで!?
お前は先輩の顔を立てるって言葉を知らんのか!(えー
こうも遠慮なく「そんな提案お断りなんで。やるだけ無駄なんで」って言われた時枝先輩の立場は一体…

ちなみにそれを言われた時枝先輩はというと、なんか無表情で大福をもぐもぐ食ってますね
その表情からは内心は推し量れませんが、しかし俺が時枝先輩の立場だったら穏やかではいられないだろうなー
「はぁ…くっそ…全然言うこと聞かねぇな…わりぃ、やっぱつれぇわ…」ぐらいの気持ちには
なりそうな気がします。そりゃつれぇでしょ…(えー

「あと私のトリオンは平均の範囲内です。
 トリオンで劣っていたのは昔の話なのでお間違いなく」

しかもさっきの一言だけでは飽きたらず、さらに時枝先輩の発言を否定しにかかる木虎。
お前は一体なんなんだ!「木虎もトリオンが少ない苦労人なんだよ」という時枝先輩の発言をまたまた否定するなんて…
木虎お前ってやつは、「それ昔の話なんだけど?間違えないでもらえます?」なんていう皮肉を
後輩から言われてしまった時枝先輩の気持ちを考えろよ!(えー



そういえば以前、出水が木虎のことをクソ生意気な後輩と言ってたことがありましたが
今回の木虎の態度を見てると、そう言われるのもしょうがない気がしてきますね

あとそんな中で気になったのが、木虎のトリオン量は低いのか普通なのかってことなんですけど
それについては例のワートリデータブックがあるので、これにデータとして木虎のトリオン量も載ってるんですよね
せっかくだから、他の隊員トリオン能力も調べて一覧にしてみました
その結果が↓になります。これはトリオン量を10点満点で評価した時の数値ですね

38点(限界突破):雨取千佳

14点(限界突破):二宮匡貴

12点(限界突破):出水公平

11点(限界突破):木崎レイジ

9点:北添尋、加古望、天羽月彦、林藤匠

8点:菊地原士郎、犬飼澄晴、鳩原未来、冬島慎次

7点:空閑遊真、迅悠一、烏丸京介、影浦雅人、村上鋼、東春秋、嵐山准、時枝充、那須玲、堤大地、穂刈篤、柿崎国治、
    照屋文香、忍田真史

6点:小南桐絵、太刀川慶、風間蒼也、当真勇、奈良坂透、歌川遼、佐鳥賢、三輪秀次、古寺章平、絵馬ユズル、
   
 荒船哲次、諏訪洸太郎、辻新之助、来馬辰也、香取葉子、若村麓郎、黒江双葉、沢村響子、茶野真、藤沢樹

5点:緑川駿、唯我尊、別役太一、奥寺常幸、三浦雄太、笹森日佐人、半崎義人、熊谷友子、日浦茜、巴虎太郎

4点:
木虎藍、米屋陽介、小荒井登

2点(最下位):三雲修

という具合になってます。いやいや木虎さんあんた、もし最下位のオサムが隊員じゃなかったら
あんたが最下位争いしてるとこじゃないですか!!(えー
ひっく!木虎のトリオンひっく!まさか隊員の中で最下位レベルだったとは…
これで「私のトリオンは平均値です」って言い出すとかお前見栄っ張りすぎるだろ…(えー

まあ平均って胸を張って言えるのは6点以上の人達なんじゃないか?
それにしても6点のメンバー見てみると物凄いハイレベルな連中が揃ってますね
こなみ先輩、太刀川さん、風間さん、当真さん、奈良坂、歌川、三輪とかって最強クラスの精鋭メンバーじゃねーか…
6点ってそれなり程度のトリオン量しかないのに、これだけ強いメンバーが揃ってるのもなかなか興味深いですねえ

「鍛えても無理か…きついこと言うね」

「そんなに邪険にしなくてもいいんじゃない?」

「私は無意味な努力をしている人間を見ると腹が立つんです」

「無意味な努力…?」

「努力というのは、目標を達成するためにするものよ」

そして時枝先輩や綾辻さんから、「ちょっとお前の態度きつすぎじゃない?」と一言言われる木虎でしたが
オサムの努力を無意味だと一刀両断して、まったく態度を軟化させる様子がありません
そして出ましたね、「努力というのは目標を達成するためにするもの」という木虎の持論が。
以前から木虎はこの言葉を何度も口にしていましたが、俺がこれについてどう思うかというと
個人的にはまったく逆だと考えてます。努力というのは目標を達成するためにやるものではないってことですね

なぜそう思うかについては、ウメハラの勝ち続ける意志力読んだ人なら分かると思います(えー
あの本には俺の言いたいことの全部が詰まってるからね…まあここでそれを説明すると、どえらい長い話になってしまうので
また別の機会にじっくりと説明したいと思います

「あなたの目標は何?」

「それは、今期の遠征部隊に入ること…」

「あなた達が遠征部隊の資格を手に入れるチャンスは、残りたったの数試合。
 いま訓練してその数試合のうちに、B級上位と渡り合えるようになると思ってるの?
 はっきり言って、あなたが上と勝負できるようになるには、あと2年は必要だわ」

「…だからって、鍛えるのをやめていいってことにはならないだろ」

「目の前の目標から目をそらして、方向の違う努力に時間を費やすっていうなら、
 それは単なる現実逃避よ」



そしてオサムの努力についてのダメ出しを続ける木虎でしたが…俺はこのシーン、なんか読んでて違和感があるんですよね
なんでそんなにダメ出しをされなきゃいけないんだ?っていう。今のオサムは、これまでの自分がダメな努力をしていたことを反省して
「今後はちゃんとした方向性でやっていきたいと思います」と言いにこの嵐山隊の部屋を訪れたわけですが、そんなオサムに対して
「あなたがやってるのは、方向の違う努力に時間を費やす現実逃避だわ」
木虎は言ってるわけですよね。なんでこんなこと言われなきゃいけないんだ?って思うわけなんですよ

オサムの行動について木虎は「方向の違う努力」と言ってますけど、オサムは今そんなに方向を間違えてますかね?
俺がオサムに対して思うことは、これまでは方向を間違えていたけど、
今はそれを反省して正しい方向を向いている
ってことなんですよ

そう、オサムが明確に間違っていた頃があるとすれば、それは今じゃなくて
少し前に1人で点を獲ろうと躍起になっていた頃だと思うんですよ
だからこの木虎のセリフって、今じゃなくて以前のオサムに言うんだったら分かるんですよね
なぜなら俺も以前まったく同じことを感想で書いてたから。
俺がそれを書いたのは、オサムが二宮達と戦う前に唯我との特訓を続けていたシーンを見た時でしたね



そう、この時のオサムはさんざん特訓を続けながらも、唯我を相手に48勝152敗と大きく負け越していたわけで。
これではあまりにも特訓の成果がなさすぎると思ったんですよ。唯我はそのへんのB級隊員にすら劣ると言われるくらい弱っちい奴で、
そんな弱い唯我を相手に、いくら戦っても勝ち越すことができないようなやり方では、時間がない今選択するべきじゃないっていうね

遠征部隊が決まるまでにはわずかな時間しかないっていうのに、こんな悠長なことやってる場合じゃないと。
以前の俺は感想でそう書いたわけですが、そういう意味じゃ今回の木虎と同じことを言ってるわけですよ
ここでもう一度さっきの木虎のセリフをおさらいしてみると

「あなた達が遠征部隊の資格を手に入れるチャンスは、残りたったの数試合。
 いま訓練してその数試合のうちに、B級上位と渡り合えるようになると思ってるの?
 はっきり言って、あなたが上と勝負できるようになるには、あと2年は必要だわ」

「…だからって、鍛えるのをやめていいってことにはならないだろ」

「目の前の目標から目をそらして、方向の違う努力に時間を費やすっていうなら、
 それは単なる現実逃避よ。私はそんなことに付き合うほど暇じゃないの」

となるわけです。やっぱりこのセリフって、唯我と特訓中のオサムに言うんだったらめちゃめちゃピッタリなセリフだと思うんですよ
遠征まで残りわずかな期間しかないっていうのに、何をそんな間違った方向性の訓練してるんだと。
B級下位並みの唯我にすら全然勝てないやり方で、B級上位と渡り合えるようになるまでどれだけかかると思ってんだと。

オサムが言ってる「だからって鍛えるのをやめていいわけじゃないだろ」っていうのも、
自分1人を鍛えて何が悪いんだ、この方法でも目的に近づいてるじゃないかって
とりあえず自分を鍛えて1人で点を稼ぐ方向を目指してるように聞こえるし

そのあと木虎が言ってる「そのやり方じゃとても目標を叶えられない。いくらその方法で頑張っても
単なる現実逃避なだけ」
っていうのも、オサム1人で点を獲るのは限界があるし、残りわずかで貴重な練習時間を
そのために浪費するのは現実を見ていないっていう風に、全部ちゃんと意味が通ると思うんですよね

だから俺が思うのは、この一連のやりとりって今やるんじゃなくて
オサムが1人で点を獲ろうとしてた頃にやって欲しかったなあ
ってことなんですよ
なんで今になってこんなこと言ってるんだろう…って思うんですよね
方向性の違う努力がどうとかってもうその話全部終わってるから!(えー





オサムが間違った方向に迷走してたっていうのは、前回のこのシーンでもう終わってるから!
なにしろオサム自身が「一朝一夕でやれることじゃない」って自分で言ってるじゃないですか
いま木虎がさんざん言ってる「わずかな時間でやれることじゃない」って
同じことをすでにオサム本人が前回言ってると思うんですよね

いま重要なのは「次からは別の方法でやっていきたいけど、
まだちょっとそのアイデアが出てない」
ってことなわけで。
今後具体的にどうしたらいいかのアイデアが欲しいわけで。それを木虎に聞いてるだけなんですよ
聞きたいのはそこだけで、ダメ出しとかの話は正直いらないんですよ。それはもう前回の時点で終わった話なんですよ
だから木虎には今後のアイデアだけをさっさと語って欲しいです、聞きたい話はそれだけなんだよ…

「…木虎には何か、もっといい策があるっていうのか?」



そして改めて、今後の方法として何か良いアイデアはないかということを聞き直すオサム。
そうなんですよ、要するに最初からこれを聞いてるんですよ!(えー
木虎に聞きたいのは最初からこれなんですよ!なのに木虎ときたらわけの分からん方向に話を持っていくせいで
無駄な文句をオサムが言われるハメになったのがさっきのやり取りだと思います(えー

だからもう、アイデアがあるのかないのかそれだけ早く言ってくれって感じですね。
もう余計な文句はいいから早く結論を言ってくれと。アイデアがあるのかないのかどっちなんだい!

「あったとしてもそれをあなたに教える義理はないわね。
 あなた、親切にされることに慣れ切っちゃったの?
 B級トップの二宮さんは昔、自分に足りない技術を教わるために
 出水先輩に頭を下げて弟子入りしたそうよ?」

「二宮さんが…!?」

「トップクラスのトリオンを持ってて、当時すでにシューター1位に登り詰めてたのに、
 あなたとはほんと正反対ね」

またなんか文句言い始めやがった!!(えー
一体なんなんだっつーの!さっきから肝心なことを言わないまま、余計な文句ばっかり言いやがって!
さすがにうざすぎるだろ…この木虎に対して俺が言いたいことがあるとすれば

お前は

本当に

うざいな

(C)岸本斉史/集英社

 

って感じでしょうか(えー
まあとにかく、木虎がオサムに言ってるのはお前は礼儀がなってないから二宮さんを手本にしろと…
えっと…これはまた…突っ込みどころが多すぎてなんと言ったらいいか…(えー

まず「礼儀がなってない」ってことなんですけど、礼儀の話をするなら
俺はオサムよりも木虎の方が全然なってないと思いますね



なにしろ木虎は出水にクソ生意気な後輩だと思われてるし
今回の話にしても、時枝先輩に対してあまりにも無礼すぎると思ったし
さっきの一言にしてもそうですよ。「あなたに教える義理はない」って木虎は言ってましたけど、
そもそも木虎にそれを頼んでるのってオサムじゃなくて時枝先輩なんですよ

「三雲くんに何かアドバイスしてあげてよ」って時枝先輩の提案からすべてが始まってるわけで。
それに応える義理はないって言うことは、時枝先輩に対して恩義がないと言ってるようなもんだし
先輩に対してこの冷たさは正直ひでーなと思いますね
木虎って以前の戦いで時枝先輩がいなかったら出水に蜂の巣にされて即ベイルアウトしてただろうし



この直後も時枝先輩がいなかったら、当真さんのヘッドショット食らって即ベイルアウトしてただろうに
よくもまあ義理がないとかなんとか言えるよなーほんと(えー

あとは手本にすべき例として二宮を挙げてるっていうのが聞いててポカーンって感じですね
なんでよりによってそいつなんだよ!っていう。二宮とかマジで
横柄って言葉が服着て歩いてるようなもんだろ!(えー

木虎いわく、二宮は出水に弟子入りするために頭を下げて頼み込んだとのことですが、
では現在、その二宮が出水に対してどう接しているかというと
「太刀川さんがちゃんと解説しててよかった」と満足げな出水の前で
「太刀川の野郎、ぬるい解説しやがって…」と全否定して出水の仲間をディスるという
とんでもないことをやらかしてるっていうね。しかも椅子にこんな偉そうなポーズで座りながらですよ



出水への礼儀はどこ行ったんだよ出水への礼儀は!(えー
そんなもんカケラも感じねーよ!以前頭を下げただかなんだか知らないけど、今は無礼極まりないっていうね

しかも二宮は、オサム達に頼み事をするシーンもハンパなく横柄な態度だったなー
あれですよ、鳩原さんの情報を聞き込みにやって来た時のやりとり。
あれって本来は、二宮がオサム達に「教えてください、お願いします」って頭を下げて頼むべき案件だったと思うんですが
実際に二宮がやったことは何かというと

オサム達の支部に約束もなくズカズカ上がり込んできて、椅子にヒザを組みながら座ったかと思えば
「突っ立ってないで座れよ三雲」と初対面のオサムに命令口調で話し出して
「長居をするつもりはない。この女に見覚えはないか?」といきなり言い出して
「いえ…覚えがありません」とオサムが答えると
「本当だろうな?よく見て思い出せよ」と上から目線で情報を搾り取ろうとした

っていうそんな奴ですよ!?この二宮を手本にしたらどんなとんでもないことになると思います!?
実際、この二宮を手本にしてオサムが木虎に助言を頼む展開にしたらどうなるかっていうと

嵐山隊の部屋に約束もなくズカズカ上がり込んできて、椅子にヒザを組みながら座ったかと思えば
「突っ立ってないで座れよ木虎」と木虎に命令口調で話し出して
「長居をするつもりはない。ぼくへの助言はないか?」といきなり言い出して
「いえ…特にありません」と木虎が答えると
「本当だろうな?よく考えてものを言えよ」と上から目線で助言を搾り取ろうとした

っていうそんな感じになりますよ!?(えー
木虎にとってはこれが理想だというのか…なんてこった…礼儀とは一体…
ともかくオサムの礼儀が気に入らないということで、やり直しを要求する木虎でしたが

「…ぼくに力を貸してください、お願いします」



ってなんとその時、木虎に対して頭を下げて「教えてください、お願いします」と言い出したオサム!
いやいやそれじゃダメなんですって!二宮はそんな頼み方してこないから!礼儀がなってない礼儀が!
偉そうにふんぞり返って「俺に教えろよ」って命令するのが二宮の頼み方ですからね(えー
正しい礼儀=横柄に命令することですからね。ちゃんとやってくれないと困りますよオサムくんよー

しかし心の広い木虎さんは、この礼儀のなってない頼み方でも仕方なくオサムに教える気になってくれたようです
なんて心の広い人なんだ…こんなに礼儀のなってない頼み方をしてるというのに、ちゃんと教えてくれるなんて信じられない…(えー

「私が教えるのは”スパイダー”。ワイヤーを使うトリガーよ」

「ワイヤー…?」




てなわけで、ようやく木虎からの教えを受けられるようになったオサムでしたが…
しかし見ての通り、いかにもしょぼそうなワイヤーを張るだけというなんとも地味なトリガーを教えて
話を終えようとする木虎。いやいやちょっと、さすがにあれだけもったいぶってこれで終わりっていうのは…

「えっと…これはつまり、このワイヤーを使って
 敵の動きを邪魔するってことなのか…?」

「そうよ」

「…その…さっきの木虎の言葉じゃないけど、ぼくがこれを使っても
 上の人達と渡り合えるとは…」

そんな木虎の教えについては、オサムもずいぶん困惑している様子です。
要するに「こんなワイヤーが一体なんの役に立つねん」ってことですよね
確かに一見するとしょぼすぎるので、これをどう役立てていいか困ってしまうのも分かりますが…

「このトリガーのいいところは、トリオンの消費が少ないこと。
 ワイヤーの色を調節して見にくくすることもできるし、
 オペレーターの支援と合わせれば、味方だけに見えるようにすることもできるわ。
 ほとんどの人は誤解してるけど、獲物を仕留めるだけが罠の役目じゃない。
 罠があると思わせるだけで、相手の意識を散らしたり迷わせることができる。
 それだけで十分意味があるのよ。あなたの部隊のエースくらい、
 実力がある人間にとってはね」

とその時、このトリガーの真の価値について詳しく説明する木虎。
要するにこれは、自分で敵を仕留めるために使うものではなく、
味方にとっての有利な状況を作るために使うってことのようですね

特にユーマへの援護にこれは使えるだろうと。ふーむなるほど…ここで俺が思い出したのは、
二宮達との試合の時にオサムが一番やるべきことは何なのかってことを、俺が感想の中で語ったシーンですよ
あの時俺が言ったのは、オサムが一番やるべきことは
ユーマの負担を減らすこと。ユーマが動きやすくなるようにすること。そのための援護をすべきだ
さんざん語ったわけですよ。このトリガーならそれができるってわけですね

たとえば敵がワイヤーに引っかかって、一瞬動きが止まったり、足を取られて転んでしまったりしたら
ユーマならそのスキを見逃さずに敵を仕留めるぐらいのことはやってのけると。
この間の試合でもそんな感じのことやってましたしね



これはユーマが小荒井や辻と交戦中に、ゾエさんの砲撃を利用して一瞬にして2人を切り刻んだシーンです
ゾエさんの爆風によって2人にスキが生まれた結果、あっという間に2人へ致命傷を与えるという大きな戦果を挙げたユーマ。
「敵が一瞬のスキを見せる」ということは、ユーマにとってそれだけ絶好のチャンスであり、
ワイヤーで敵の動きを一瞬でも止められれば、ユーマが敵を撃破できる可能性が大幅にアップするってことですよ

それと木虎は、もしこのワイヤーを使って獲物を仕留められなくても、
ワイヤーが存在してるだけで意味があるとも言ってますよね
「どこかに罠が存在する」と思わせるだけで、敵の判断を惑わせたり意識を散らしたりできると。
それだけでチームにとっては十分な援護であり、ワイヤーで直接点を獲れなくてもいいと言っているわけです

これはオサムにとってはかなり重要なアドバイスだと思いますよ
なぜならこの考え方って、スパイダーに限らずオサムの立ち回り全般に活かせることですよね
”直接点を獲れなくてもいい。味方への援護になればそれで十分”というこの考え方。
これこそまさに以前のオサムに欠けていたものであり、今後のオサムが目指すべきものなわけですよね

要するに、敵を仕留めるだけがオサムの役目じゃないと。
以前のオサムは1人で仕留めることばかり考えていたけど、チームに貢献する方法はそれだけじゃないと。
ただ存在して敵の判断を惑わせるというだけで、チームにとって充分に意味があるということを
木虎はスパイダーを通してオサムに教えたんだと思います



なにしろ「それだけで充分意味があるのよ」と語りながら木虎が思い浮かべていたものは、
スパイダーではなくオサム本人がそうしている時の姿でしたからね
そう考えると、やはり木虎が言っているのはオサム本人としてもこういう立ち回りを目指すべきだということであり
今後のオサムが目指すべき方向性を示してあげたんだと思います

なんていうか、スパイダーっていうトリガーの特徴もオサム本人によく似てますよね。
地味だしまるでパワーもないし、点を直接ガッポガッポ稼げるような最強トリガーじゃないけど、
しかし味方への援護や敵を惑わすという存在価値があり、うまく使えばチームを勝ちに導くことができるというね。
だからこそ、今後スパイダーを極めることができれば、オサム本人の立ち回りも洗練されていくという、そういうことだと思います

「味方だけに有利なエリアを、マップ上にいくつも作れる。
 これがどういうことか分かる?三雲くんがその場にいなくても、
 最悪真っ先に落とされても、何度でも味方の援護ができるのよ」

さらにスパイダーには別の利点もあることを語る木虎。それはオサムが倒された後もマップに残って機能し続けるって
ことのようですね。なにげにオサムって敵にやられることが多いから、これは結構重要な要素だと思いますよ
たとえばこの間の試合を思い返してみると、オサムが真っ先に落とされた結果ユーマを援護する人間が誰もいなくなってしまって
この試合の間ずっと、ユーマは1人だけでの厳しい戦いを強いられることになってしまったわけですよね



しかしこのスパイダーがあれば、仮にオサムがやられた後でもワイヤーがマップに残るので、ユーマの援護を続けることができると。
もしこの試合でもスパイダーが使えていれば、ユーマがあそこまでボコられることはなかったのかもしれませんね
そう考えてみると、オサムがさっき言っていた「ぼくがこれを使っても役に立つとは…」みたいな一言というのは


「スパイダーなんて覚えたって
 戦いの役には立たないじゃんか…!」

「生意気ぬかすなッ!!」

「(ビクッ)」

「スパイダー使いの
 罠ってのはな
 仲間を守るための
 ものなんだ!
 無数のワイヤーと知識を抱え
 皆の危機を払うのが
 スパイダー使いの役目だ!」
「もしおまえが
 スパイダーを使えていたら、
 迫り来る敵チームから
 たやすくユーマを
 救えたことが
 わからんのか!!」

(C)三条陸・稲田浩司/集英社

 

てな感じになりそうですよね(えー 
さすがにマトリフ師匠はいいことを言うぜ。なにげにマトリフ師匠ってこの間の
「味方がどんなにカッカしてる時でも、魔法使いだけは氷のように冷静に
 戦況を見てなきゃいけねえ」って一言からしても、オサムにとっていい師匠になりそうですよね
支援キャラとしてチームに貢献することの意味をよく分かってるというか、その本質を掴んでるような感じがします

それにしても今回の木虎は、ちゃんとオサムにレクチャーを始めてからは
言ってることにきちんと納得できて「なるほどなあ」って感心したんですが、それを始める前については
言ってることにぜんぜん納得できなくて「なに言ってんだこいつ」としか思わなかったので、こんなことなら
最初からすんなりレクチャー始めて欲しかったなあ(えー

いやマジで、オサムのことをディスったり時枝先輩に無礼な態度だったり、あのへんでイメージ下がったわ…
たとえば今回、「お断りします。私は無駄なことに付き合うほど暇じゃないので」って言ってたけど
そうじゃなくて、「時枝先輩に頼まれたら仕方ないですね。でも少しだけですよ」って言ってくれたら
もうぜんぜん印象違ったと思うんだよなー。せっかくいいこと教えてくれたんだから、素直に感謝できるような展開にしてほしかったな

ともかく、オサムは今回スパイダーを授かったことによって、「直接点を奪えなくてもユーマを援護する」って方向へ
動き出したわけですが、その点で言えば千佳ちゃんにしても同じですよね
そう、千佳ちゃんがこの間習得した鉛弾狙撃にしても、スパイダーと同じで直接的な攻撃力はないけど
決まった時には仲間に対して大きな援護ができる武器なわけで。
そういう意味では、ついに玉狛もチームとして同じ方向を向き始めたなって感じがしますよね

これまでは玉狛って、なんかこうみんなバラバラの方向を向いてるような気がして、いまいちチームとしての一体感がないなと
思っていたんですが、それがついに同じ方向を向き始めて、チームとして機能し始めたという感じがすると思います
言うなれば、玉狛はついに同じものを見ることができる真の仲間になったというか…(えー  次回に続く!


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第123話「ガロプラA」

「あら空閑くん、ここで会えてラッキーね。玉狛まで行く手間が省けたわ」

「ふむ?」

「結論からで悪いんだけど、あなたうちのチームに入らない?
 うちのチームはね、全員イニシャルKで揃えてるの」

「いにしゃるケーとは…?」




さて今回のワートリですが、この前からボーダー本部をうろついていたユーマが加古さんと出会って
加古隊への勧誘を受けてしまうという内容になっていますね。
イニシャルKのメンバーを揃えたいとはなんとも変わった趣味の持ち主ですな…
それにしてもイニシャルKって聞くと木虎が真っ先に思い浮かぶんですが
木虎も加古さんからの勧誘を受けた過去があったりするんだろうか?

「二宮くんに聞いたけど、あなた遠征部隊目指してるんでしょ?
 うちも遠征部隊狙うつもりなの。うちに入れば話が早いと思わない?」

「こっちはこっちで目指すんでだいじょぶです」

「うちに入ればA級の特典で、トリガーを自分好みにカスタムできるわ。
 今より自由に戦えるようになるわよ?」

「うちはうちでA級になるんでだいじょぶです」

ふむ、かなり熱心にユーマを勧誘してくる加古さんですが、ユーマは加古隊に入るつもりは全然ないみたいですね
ただ、勧誘よりも俺がこの場面で気になったのは、「二宮くんに聞いたんだけど遠征目指してるんでしょ?」って一言ですよ
二宮に聞いたってちょっと!二宮のやつそんな玉狛の個人的な事情をベラベラと言いふらしてるのかよ!(えー
口が軽すぎるだろ二宮!オサム達も二宮の個人的な事情(鳩原さんを探してる)ってことを知ってるわけですが、
それを他人には言わずに黙っててあげてるのにあいつはベラベラ喋っとんのかい!(えー

「おいコラ空閑ァ!いつまで待たせんだてめー!八つ裂きにすんぞ!」




ってそんな中、ユーマと待ち合わせをしていたらしい影浦が、しびれを切らしてこの場にやって来ましたが…
しかしここで気になるのが、影浦が加古さんのことを見るなり「ファントムばばあ」と呼んでることですよ
何そのアダ名!?ファントムばばあって何!?一体どんな経緯があってこんな風に呼ばれるようになったんだ

あとなにげに、「ザキさん」っていう風に影浦が他人をさん付けで呼ぶのって珍しいですよね
影浦って年上の相手でも普通に呼び捨てにするから。実際にそういう扱いの年上キャラは二宮が代表的ですね(えー
二宮20歳、柿崎19歳、影浦18歳という年齢順ですが、影浦的には柿崎はさん付け、二宮は呼び捨てにしているわけです
それだけ柿崎には人望があるってことですね。もしくは二宮に人望がないだけなのか…(えー

「すまんねかげうら先輩」

「遅れるんなら遅れるって連絡入れろボケ!おらさっさと来やがれ!」

「あら、まだ話終わってないのよ」



そしてユーマのことを強引に連れて行こうとする影浦ですが、加古さんも譲らずにユーマを引っ張り合うことになってしまいます
そんな中、ただ一人「待った待った子供を引っ張るな」とユーマを心配している柿崎が好印象ですね
柿崎はもともと道に迷ってるユーマを助けてくれた人ですからね
なんというか、そこかしこに人柄の良さがにじみ出てる気がする。これはさん付けもされますわ
こういう優しい人っていうのが周囲から信頼されるんだよなあ。おい聞いてるか二宮?(えー



「…ランク戦直前に防衛任務っておかしくない?絶対うちが不利じゃん。不公平」

そんなユーマの勧誘騒ぎから数日後、ついにまたB級ランク戦の行われる日がやってまいりました
この日は玉狛第二・柿崎隊・香取隊の3チームが試合を行う日のようですが…
しかしそのうちの香取隊は、試合直前になるまで防衛任務に駆り出されていたようで
「なんで試合直前にこんなことしなきゃいけないわけ?」と文句をたれていました

まあ気持ちは分からんでもないですが…ただ、ボーダー隊員の役目っていうのは
「試合をすること」じゃなくて「町を守ること」ですからね
町が怪物に襲われてるというのに、それを守ろうとせず隊員同士の試合なんかやっても意味ないわけで。
必要とあらば試合直前だろうと駆けつけるのがボーダー隊員の役目だと思います



ちなみにそんな「あ〜不公平だわ〜」と文句を言っているのが女性隊員の葉子、
それに対して「そうだよね!ホントだよね!」といかにも葉子ちゃん大好きって反応をしているのが雄太、
「こんなのよくあることだろ。文句言ってんじゃねえよ」と葉子に媚びを売るつもりがないのが麓郎という風に
香取隊は葉子を中心としたデコボコチームって感じがしますね

葉子に対してデレデレの雄太と、ツンツンの麓郎っていう。なかなか興味深い構成してますね
とりあえず俺は、この中じゃ麓郎の言ってることが一番正論だと思うなー
ボーダー隊員である以上、町を守るために駆り出されるのはよくあることだと。
文句をグダグダ言う前に、限られた時間を有効に使えと。まったくもってその通りだと思います

ちなみに「うちが不利じゃん」と言っている葉子に対して、「少しはログを見ろ」と麓郎が返しているのはなんでかというと、
こういうランク戦の試合って相手チームへの対策をすることが大事だと思うんですよ。
葉子が不利だと言ってるのはそこで、今はこうして防衛任務に時間を使ってるために
相手チームへの対策を練る時間が削られてしまってるわけですね
だからブーブー言ってるわけですが、それに対して麓郎は
「ゴチャゴチャ言ってる暇があったら、少しはログ見て対策を考えろ」と言ってるんだと思います
そんなわけで、今回戦う2チームについて考え始めた葉子ですが…

「今日の相手って柿崎隊と玉狛でしょ?柿崎隊にはもうずっと負けてないし、
 玉狛だって上位に上がってすぐボコられたって話じゃん。どっちも大したことないわ」

「柿崎隊と対戦したのはかなり前だろうが。
 それに玉狛のエースは、こないだ加古さんに勧誘されてたらしいぞ」

「は?何それ?加古さんに誘われてないアタシに対する嫌味?」

「油断すんなって話だよ!」

「ま、まあまあ2人とも…」

って、「どっちのチームも雑魚だから楽勝だわ」とめっちゃ油断してロクに対策を考えようとしない葉子。
いやいやお前、時間がないことにゴチャゴチャ文句言ってましたけど、結局のところ時間があってもなくても
対策考える気ぜんぜんないんじゃねーかよ!(えー
意味ねえー!これじゃ時間があったところで意味ねえー!なんなんだ一体、こりゃ麓郎が一言言いたくなるのも分かるってもんです

麓郎が言ってるのは、油断しまくりな葉子に対して
「柿崎隊とはずいぶん対戦してないし、今やったらどうなるか分からない。
 それに玉狛のエースは、A級の加古さんに勧誘されるほどの実力者だ。
 どっちのチームにも油断するな」と注意してるわけですよ

これはまったくもって正論だと思うんですけど、葉子は何を思ったか
「は?何それ?加古さんに誘われてないアタシに対する嫌味?」
と歪んだ捉え方をしてしまってるというね。なんでこれが嫌味ってことになるんだよ!単に油断するなって言ってるだけだよ!

うーむ、葉子の苗字が香取でイニシャルKだったというのが麓郎にとっての不運でしょうか
なんだかこいつらを見ていると麓郎がんばれって気持ちにしかならないな…俺はもう完全に100%麓郎の味方ですわ
麓郎の考え方は俺からするとかなり好感が持てるので、めんどくさい葉子に負けずに頑張って欲しいですね。次回に続く


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第124話「ガロプラB」



さて今回のワートリですが、いきなりこんな風にオサム達の街で
なんかキモい感じのトリオン兵が大量発生したという内容になってますね
なぜこんなことになっているのかというと、サブタイトルにもある「ガロプラ」という国の工作員たちが
ボーダー本部への破壊工作を行うためにやってきたからです

このガロプラという国は、以前やってきたアフトクラトルという国のパシリ的存在であり
「おいガロプラくんよ、ちょっとお前らボーダー本部に一発かましてこいよ」とアフトクラトルに命令されて
「は、はい分かりました…アフトさんがそう言うなら…」と今回こうしてやってきたというわけです。あんたらも大変ね

それにしてもこのキモいトリオン兵を見ていると、なんだか妙にエヴァンゲリオンを連想してしまうのは俺だけでしょうか
なんていうか雰囲気がエヴァ量産機に似てますよねこいつら。キモい口元だとか体の模様だとかそっくりですよ
そういえば「エヴァに似てる」といったら、ワートリってタイトルロゴがやたらエヴァに似てますよね

これ前からずっと気になってたんですよ。タイトルロゴを見るたびに「なんかエヴァみたいだなあ」って思ってたんで
今回のトリオン兵といい、葦原先生って実はすごいエヴァ好きだったりするんですかね?

「人型トリオン兵、射程圏内に接近。迎撃を開始する!」

ドドドドドド!!

そんなわけでボーダー本部めがけて大量のトリオン兵が押し寄せてきたわけですが、
それを迎え撃つべく大勢のスナイパー達を動員しての防衛戦を開始したボーダー本部。
本当にあらゆる部隊のスナイパー達が集められてますね、今までの話で出てきたスナイパー全員集結してるんじゃなかろうか

さすがに本部を守るための戦いなだけあって、集められる戦力はとことんここに集めてきた感じです
そんな風にスナイパー部隊が奮闘する中で、俺が注目したシーンはというと



ここですよ。なんか犬みたいなトリオン兵が次々に突撃してきて、スナイパー部隊のふところにまで肉薄してきたシーン。
これの何が注目かっていうと、画像の左の方で茜のことをかばってあげてる奈良坂の姿が描かれてますよね
そう、まるで「俺のそばから離れるな」と言わんばかりのかばい方!ひょー!奈良坂のやつ茜のナイトのようですよ!

まあ奈良坂は茜の師匠だから、単なる師弟関係でこうしてるだけかもしれないけど
そうは言ってもやっぱりラブロマンス的なものを期待せずにはいられませんな
この2人って実は恋仲なんじゃないか?っていう。この漫画には恋愛要素が足りないから2人には頑張って欲しいところです
茜にはこの先引っ越しとボーダー引退というイベントも控えているので、その時に奈良坂がどう反応するかが楽しみですね



ドッ!!

「うおっ、さすが武闘派スナイパー!頼りになるぜ〜!」

って、大量の犬型トリオン兵が近距離戦を挑んでくる中、それをたやすくバッサバッサと返り討ちにしていた荒船さん!
さすがに9月9日生まれのB型つまり俺は強いですね(えー
というか「スナイパーとしてもアタッカーとしても強い」って荒船さんの設定は、改めて考えてみると
実はハンパなく凄いことだったんだなって気がします

なにしろこの人、アタッカーとしては弧月で8266ポイント稼いでるわけですが、この8266っていうのがなにげにメチャメチャ高い数字で
たとえば二宮隊の辻も同じ弧月のアタッカーですが、その辻のポイントは8232ポイントで荒船さんよりわずかに下なんですよね
荒船さんはアタッカーとしてもそれだけ強いのに、スナイパーとしてもポイントを稼ぎまくってて8349ポイントも持ってるわけで
これほど高いレベルでスナイパーとアタッカーを自在に切り替え可能っていうのは、なにげにとんでもないことだと思います

スナイパーって言ったら普通は近距離戦が弱点になるわけで、今回みたいに敵にふところに潜られたら
それはもう致命的な大ピンチなはずなんですが、荒船さんはそんなのまったく屁でもないっていうぐらい
まるで死角のない戦い方してますからね。荒船さんって早くに出てきて玉狛に負けちゃったからあんまり強い印象なかったけど
後になってよくよく考えてみれば、実はとんでもない人だったと思うんですよね

ガンダム00で言うなら、ガンダムデュナメスのように狙撃ができて
ガンダムエクシアのように格闘も強いっていうのがこの人ですからね
そんなんアリかよ!って思うぐらいに穴のない強さを持ってる人だと思います



「予定通りだ。10分で終わらせるぞ」

ってそんな風にスナイパー部隊が奮闘する中、まんまとトリオン兵をオトリに使って基地内部へと潜入してしまった工作員たち!
そして10分で破壊工作を終わらせると宣言しておりますね。ほほうなるほど、ならば俺も宣言するとしましょうか
次回、この工作員たちについての感想を書くのは17秒で終わらせると!!(えー
ええ間違いなく17秒で終わることでしょう。すでに俺の中でそのプランは出来上がっております
次回はおそらく、俺のワートリ感想の中でも類を見ないほどの超スピード感想になると思うね…次回に続く!


ジャンプ感想:ワールドトリガー 第125話〜135話

はい、そんなわけで今回のワートリ感想は一気に10話分くらい進めたいと思います
さらに言うなら、今回の感想は17秒で終わらせると前回豪語してたんですよね
ただ、その前にちょっと説明しておくことがあるんでタイム計測するのは待っててください(えー

説明っていうのはですね…ワートリの太刀川さんはウメハラに似てるっていう件についてなんですよ
これって俺が言い出したことじゃなくて、なんだか世間でそう思ってる人が結構多いみたいなんですよね
ツイッターとかで「ワートリ 太刀川 ウメハラ」って検索してみると、そういう話をしてる人がかなり多くて驚きますよ

で、2人の何がそんなに似てるのかと言ったらもじゃもじゃした髪の毛とアゴヒゲですね
要するにウメハラの外見的特徴をモデルにして太刀川さんを描いてるんじゃないかと。
そう言われてみれば確かに結構似てる気がするなあ

それに、モデルっていう話をするなら「太刀川」っていう名前についても気になりますよね
なぜならかつてスト2が全盛の時代に伝説的な強さを誇ったチャンプの名前が「太刀川」だからですよ
だからワートリの太刀川さんってもしかしたら、見た目はウメハラ、名前はスト2チャンプの太刀川さんから取ってるんじゃないかな

ちなみにスト2チャンプの太刀川さんは、ウメハラ漫画にも「飾太刀」と名前を変えて登場してますよね



漫画の中だとこんなヘビみたいな顔した不気味なキャラでしたが、リアルでの太刀川さんはどうかというと
ゾエさんみたいに人のよさそうな小太りおじさんって感じでしたね(えー



いや、というのもちょっと前に、ウメハラの配信に太刀川さんがゲストで呼ばれたことがあったんですよね
そもそも俺は、この配信を見た後にもっと2人のことを調べたくて「ウメハラ 太刀川」ってネットで検索してたら
ワートリの太刀川さんのモデルはウメハラっていう話題に辿り着いたので…
それまでそんな風に考えたこともなかったから正直驚きましたよ

ちなみにこの他にも、格ゲーの要素がワートリのモデルになってるっていう話がありましたねー

←スト4のトレーニングモード
←玉狛のトレーニングルーム

それがこれです。スト4でのトレーニングモードの部屋が
玉狛支部のトレーニングルームにそっくり
っていう。
確かにほんとそっくりだなこれ!シンプルな格子模様の部屋で、中心には赤い線が十字に描かれてるところも同じだし。

他にもワートリで行われるランク戦は、スト4で行われるランクマッチを元にしてるんじゃないかとか
そんな話も出てたりしますね。葦原先生ってもしかして実はものすごい格ゲー好きだったりするんですかね?

これだけの材料が揃ってるってことは、格ゲーの要素がワートリのモデルになってる説は結構信憑性ありそうな気がします
今までは「太刀川さんってサイドエフェクトもないのになんであんなに強いんだろう」ってすごく不思議だったんですが、
太刀川さん(スト2)とウメハラがフュージョンした存在と思うとなんか納得できますね

何しろかつてスト2で伝説となった男と、今なお格ゲーの神と呼ばれる男の合体ですぜ!?こんなとんでもないキャラだったのかよ!
むしろ最強じゃなきゃおかしいよ!太刀川さんがあれだけ強いのはそういう理由があったってことか…



さて、前置きが長くなりましたがそろそろ本題に入って行きたいと思います。
今回の話は、ボーダー本部に破壊工作を仕掛けようとやってきた侵入者2人と
それを迎え撃つために現れた太刀川さん率いるウメハラ軍団との戦いとなっております(えー

まあどう考えてもこの侵入者に勝ち目はないでしょうね。このままウメハラ軍団相手に戦ったとしたら
せいぜいもって17秒といったところじゃないでしょうか(えー
そう、俺が何度も言っていた17秒というのは、こいつらとの戦闘が始まって決着するまでの時間のことです
ではその17秒の間にどんな形で決着を迎えるのか。要するにこういうことなんですよ

ウメハラがぁ!
捕まえてぇぇ!!
ウメハラがぁ!
画面端ぃぃっ!!
バースト
読んでえぇっ!!
まだ入るぅぅ!!
ウメハラがぁっ!
つっ…
近づいてぇっ!!
ウメハラがぁ!!
決めたぁぁぁ−−っ!!

この間ジャスト17秒!!まさしく17秒での決着となりました(えー
この工作員たちの敗因は、日本には格ゲーの神がいるということを知らなかったことでしょうね
これがウメハラ!格ゲー界の至宝かあああああああああ!!次回に続く!






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