2月22日

アニメ感想:ガンダムビルドファイターズ 第19話「アストレイの刃」 Bパート

《ただ今より、準々決勝第三試合を始めます》

「ぜってー勝つぞ!セイ!!」

「うん!!」

「(ぺこり)」

あの公園でニルスと話した次の日、いよいよ会場での激突の時を迎えたセイ達。
レイジやセイはすっかり「あのクソ野郎を叩き潰してやろうぜ」と、ニルスへの嫌悪感と敵視がすごいですが
ニルスの方はどこ吹く風で、いつも通り落ち着いたもんです。そして試合が始まりますが…

「スタービルドストライク!」「行くぜぇっ!」

ギュウウウウン!

「セイ、奴はどこだ!」

「あそこだ!城の天守閣!」

なんと今回のバトルフィールドは和風な城の天守閣。
この雰囲気はなんだかストUのリュウのBGMが聞こえてきそうなステージですね(えー
ともかくニルスの正面に降り立ったレイジは、挨拶代わりのビームを一発お見舞いしますが…

ドッキュウウウウン!

「ふ…」

ズッシャアアアアッ!

「ああっ!?ビームが斬られた!」

「やはり、ライフルでは歯が立たんか…!」

「イオリ君…」

「ライフルだけじゃない」

「え?」

「粒子を吸収するシールドもだ。
 ビーム兵器がない戦国アストレイには、無用の長物…!」

やはりというか、戦国アストレイには一切通用しないビームライフル!「やっぱ撃つだけ無駄かー」とラルさん達がざわつく中
フェリーニ曰く、「アブソーブシールドも今回の試合では使う意味がない」と…
今回もまた使えねーのかよあの盾!(えー
強敵との戦いではまったく使う機会ないじゃねーか!すぐ壊されたり通用しなかったり、なんて見せ場の少ない盾なんだ…

「だとすれば…!やることは1つだ!」

「RGシステム起動!!」

って、どうせ通用しないならと盾やライフルなどの武装を全部投げ捨てて、
RGシステムを起動しての接近戦を開始する2人!ま、またそれかよ!
おいおい…なんだか最近のビルドストライクって、毎回RGシステム起動して殴り合いに持ち込むパターンしか
やってない気がするんだが…前回の名人vsレナート兄弟が豊富な武装を駆使した戦いだっただけに、
ビルドストライクの戦い方がやけにワンパターンに見えてしまうなぁ

「なるほど…確かにその選択は間違っていません。
 ですが…どのルートを選んでも、僕の勝利は揺るがない!!」

って、こ、これは!?背中から激しい炎を吹き出しながら、ビルドストライクへ一気に突撃する戦国アストレイ!
なんだかめっちゃかっこいいな…戦国アストレイってこんな炎が吹き出すギミックまで用意されてるのか
ビルドナックルって見た目的にえらい地味だし、こういう見栄えのいい機能をもっと取り入れて欲しいところですねぇ

ガカァァッ!!

「…ん…?」

ピキピキ…バッキャアアアン!

「なに…!?拳の加速で粒子帯が変化して…!」



ってアレー!?そんなカッコイイ炎をまとったニルスの突撃ですが、ビルドナックルと正面から激突した結果
一方的にニルスの刀だけがダメージを受けて、バラバラに破壊されてしまう結果に!
またか!またビルドナックルが一方的に勝つのか!
魔王剣の時といいビルドナックルのチートっぷり半端ないな…見た目的に相手の攻撃より地味だから、いまいち納得できねーぜ

「へへっ…もらったぁーっ!」

「…!」

スッ…バッキャアアアン!

「な、なに!?」

「あの技は…!グレコを破った!」

がしかし、刀を失ったニルスではありますが、慌てず騒がず陸奥圓明流奥義・無空波でビルドナックルを迎撃!
すると今度は、ビルドナックルの方が一方的にやられて片腕を粉々に吹っ飛ばされてしまいました
マジかよ無空波!たった今チートだチートだと言ったビルドナックルを、やすやすと上回るほど強力だったとは…



「人呼んで…!粒子発勁!!」

そんな無空波の正式名称は…い、いやいや呼んでねーだろ!誰もその名前呼んでねーだろ!(えー
人呼んでないよニルス!それ人呼んでないわ!みんな「グレコを破った技」とかその程度の認識しかないやん…
まあともかく、粒子発勁というのがこの技の正式名称のようですが…



「ラ、ラルさん、はっけいってなんです?」

「中国武術に伝わる奥義です。己の中にある気を相手の体内に送り込み、
 内部から破壊する…」

「そ、それをガンプラでやったんですか…!?」

「おそらく、気の代わりにプラフスキー粒子を使ったのだろう…」

むう、ここでラルさんから発勁についての解説が。俺的に発勁ってなんかすごい張り手って印象しかなかったんですが
気の力で相手の体を内部から破壊するって、そりゃまたえらい超常的な技ですな
内部から破壊ってことは北斗神拳ぐらい派手に「ひでぶ!!」ってなるんだろうか(えー

ともかく、ビルドナックルに勝ったのは単純に破壊力の比べ合いじゃなくて、「内部から破壊する」って特性があるから
そういう攻撃の質の違いで勝ったってことみたいですね

 

「不可解な…!戦国の名を付けておいて、中国武術とは!」

そしてなぜかネーミングのことでめっちゃ切れていた名人。どっちでもええやろ!(えー
名人そんなしょうもないこと気にしてたのかよ!いっそのこと中国アストレイとか名づけておけば
「なるほど。中国だ」とか言って納得してくれたんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ふふふ…言ったはずですよ?僕は強いと」

「…フン、なに調子乗ってんだよ」

「…?」

グギギギ…!バッギャアアアアン!!

「な、なに!?」

「届いていたのか…!ビルドナックル!」

って、さっきの激突から数秒遅れて、粉々に吹っ飛ぶ戦国アストレイの腕!
相性的に発勁が勝ったのかと思いきや、ビルドナックルの破壊力で腕をやられていたのか…
とすると、結局はどちらの技にも優劣はないってことなんですかね



「レイジ!もう一撃だっ!」

「おうよぉ!!」

「ぐっ…よくもォーッ!!」

「ビルドナックル!!」

「粒子発勁!!」

 
 
 

ゴッバアアアアアン!!

ああ、再びビルドナックルと粒子発勁が正面から壮絶な激突を!
やはりどちらの技にも優劣はないようで、今度もお互いの腕が粉々に吹っ飛ぶ結果に!
両者とも腕がまるごとなくなってしまいましたな…これほどまでに大きなダメージを負いながらの戦いになろうとは

しかし両腕がなくなったガンダムといえば、やはり連想してしまうのはGガンダム第37話。
ゴッドガンダムとの激闘により両腕を失ったドラゴンガンダムの場面がありありと浮かんできます
そこからGガンダムでも指折りの名シーンが始まるんですよねえ
絶体絶命に追い込まれたサイ・サイシーが、少林寺の誇りをかけて最終秘伝に目覚めるあのシーン



オイラ…小さかったから父さんの顔も覚えてないけど…
でも父さんが夢を追う姿はハッキリ見えるよ…!
だから約束する…!少林寺再興は!オイラがやり遂げるッ!!



天に竹林!地に少林寺!目にもの見せるは最終秘伝!!

これは…!いまや失われたという少林寺最高奥義!
だが、命と引き換えに撃たれるというその技の名は…!

真!流星胡蝶剣!!

「いけない!やってちょうだい!」

「(フッ)い?な、なんだ?」

「(フッ)うっ…?」

《お客様にご説明します。バトル継続が困難なため、一時中断とします。
 一分間の補修作業ののち再開いたしますので、しばらくお待ちください》

っておいイイイイイイ!?ひ、秘書お前という奴は!
両者のガンダムが腕を失ったその瞬間、試合を中断して修理の時間を設ける秘書!
バ、バカお前ここからBGMに”我が心 明鏡止水・されどこの掌は烈火の如く”がガンガンに流れ出して
「俺のこの手が真っ赤に燃える!!」「勝利を掴めと轟き叫ぶ!!」って
お互いに絶叫しながら大決着するシーンが始まるというのに水をさしやがって(えー

まあともかく、試合を中断させた秘書さんがニヤニヤしているところを見ると、
この中断でニルスに有利な状況を作り出すつもりでしょうかね?
あらかじめ用意してあった両腕パーツをニルスに渡すとか、セイ達の修理を邪魔するとか…

「僕は右腕をやる!レイジは左を!できるね?」

「当たり前だ!」

そして急いで修理に取りかかるセイ達ですが、2人で作業を分担して
左腕の修理をレイジ1人に任せているっていうのが印象深いですね
この間は「レイジに修理なんて無理に決まってるよ」と絶対に触らせなかったセイですが、
レイジがビギニングガンダムを作ったのをきっかけに、2人でガンプラをいじる機会も多くなったんでしょうか
今ではガンプラ作りでもレイジをすっかり信頼しているようで、修理の半分を任せるほどになるとは…



カタカタ…カタカタカタ…

(か…完全無欠の…僕の戦国アストレイをっ…!
 よくも…!よくもやってくれたなぁっ…!!)

一方こちらはニルスの様子ですが、無残な姿になって帰ってきた戦国アストレイを見て
「ちくしょう…!ちくしょおおおおお!!」と悔しさに震えていまいした
ああ…今までのバトルではすべてが思うままだった天才が、初めて思い通りにならない悔しさを実感したというわけですな…

それにしても、「完全無欠の僕の機体をよくもやってくれたなぁっ…!」っていうのは、なんだか歳相応の子供みたいで
子供らしくて可愛らしいなと見てて思いますね。あとやっぱりめちゃくちゃ悔しそうにしてる分だけ
ねえどんな気持ち?ねえ今どんな気持ち?と言ってみたいという欲求が…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「イオリくーん!」

「ん…?」

「がんばってぇーっ!!」

「…へへ…!」

って、修理中のセイに向かって、いきなり大きな声をかけてきたチナちゃん!
何かと思えば単なる声援がしたかったようです。この1秒を争う時にそんな場合かという気もしますが
セイが満面の笑顔でめっちゃ嬉しそうにしてるので、声をかけてよかったみたいですね

「ニルスー!」

「ん…?」

「勝つのよ!私のためにーっ!!」

「がっ…ご、ごちゃごちゃとぉっ…」

そしてチナちゃんに対抗してか、こちらもニルスに向かって大声の声援を飛ばすキャロライン。
でもニルスの反応からして、こっちはマジで「この1秒を争う時にそんな場合か」って思ってそうですね(えー
ニルスは1人で修理を全部やらなくちゃいけないから大変だ…というかPPSEのメカニックとかが手伝ってくれるのかと思いきや
結局ニルス1人で修理やってんのかよ!バックアップとかほんと役に立たねーな!(えー
秘書は一体この修理時間を設けて何がしたかったんだろうか…

《バトル再開まで15秒です。プラフスキー粒子、散布再開》

「ふうっ…」

「…セイ!?何してる!?」

「…(カチャカチャ)」

「早くしろ!セイ!」

「いかん!失格になるぞ!」

「セイーッ!!」

って、バトル再開の15秒前、すでにニルスは修理を終えてフィールドに戻っていましたが、
なぜかセイだけが修理を終えておらず、まだ作業を続けていました。
とっくにレイジも修理は終えたようですが、なぜにセイだけが…?
やはりチナちゃんの応援でデレデレしてたせいなのか?チナちゃんのせいなのか?(えー

ドッシュウウウウッ!

《バトルを再開します》

「間に合ったか!」

「よかったぁ…!」

そんな制限時間が終わる超ギリギリのタイミングで、ようやく修理を終えてフィールドへと舞い戻ったセイ!
あやうく失格になるところでしたが…まさか本当にチナちゃんのせいで遅れたとは考えにくいので、
勝つための改造をギリギリで施したとかそんな感じですかね?

「今度こそ倒す…!僕の戦国アストレイで!」

「負けるのはお前だ…!」

「いいえ君たちです…!」

そして戦闘が再開されて間もなく、パワーを最大限に高めて一気に勝負を終わらせようとする両者!
もはや様子見など無用ということか、この渾身の一撃で勝負の行方が決まりそうです
それにしても2人とも闘志が前面に出すぎて顔が凄いことになってるよ!お前ら恐すぎだから!

「勝つのは…!」

「僕です!」

「俺たちだァッ!!うおおおおおーーっ!!」

「出力全開ィーーッ!!」

そしてついに放たれた最大パワーの粒子発勁VSビルドナックル!
周囲にすさまじい衝撃波が発生し、これまでよりもひときわ強烈な激突となる結果に!
果たしてこの必殺技の撃ち合いに勝利したのはどちらか…

ズゴゴゴゴゴ!

「…!?何だこの手ごたえは…!?発勁の粒子が…届いていない!?
 この右腕…瞬間接着剤で覆われている!」

とその時、さっきまでと違うビルドナックルの異様な手ごたえに気づいたニルス!
何かと思えば、ビルドストライクの右腕は瞬間接着剤で隙間なく覆われていたという…
粒子を流し込んで内部から炸裂させる粒子発勁は、こうされると威力を発揮できないということなのでしょう
さっきセイがギリギリまで作業していたのはこれだったのか…ということは、この対決はビルドナックルに軍配が…

シュウウウウ…

「ふふ…しかし、その状態ではビルドナックルは…!」

「撃てるさ!」

「…!?」

「ビルドストライクの内部構造を流れる粒子で、僕たちのガンプラは…動く!」



って、あ、あれ?いったん離れて仕切り直しながら、ビルドナックルが撃てるか撃てないかの話をする両者。
え、いやちょっと待って…つまり今のってビルドナックルじゃない普通のパンチだったの!?
「これからビルドナックルをお見舞いしてやるぜ」ってそういうことだよね!?
レイジも「ビルドナックル!」じゃなくて「うおおおーっ!!」って言いながら殴ってたし
それに戦国アストレイの腕が無事なところを見ても、今のがビルドナックルだったとは思えないし…ふ、普通のパンチだったの…?

いやその、「ビルドナックルは撃てる、撃てるのだ…」とかそんな話はどうでもいいから
ゴチャゴチャ言うより今やっちゃえば早かっただろ!(えー
何をしとんねんセイは!「今のはビルドナックルではない、パンチだ」とかそんなんやっとる場合か!
まるで意味が分からんぞ…今普通のパンチを出す意味って何かあったんだろうか…

「生意気にィーーッ!!」

ドガシャアン!ゴワッシャアアアン!!

ああそして、右腕には発勁が効かないと聞いたニルスは、「うるせえならばここだ!!」
狙いを顔面や腹に移しての攻撃を!この場面、顔面を思いっきり殴られたビルドストライクが
「が、顔面っすかーー!?」みたいな顔してるのがすごい笑ってしまうんだが
殴ったね!?オヤジにもぶたれたことないのに!!(えー

「粒子…!発勁ィィーーッ!!」

ギャウン!!

「う!?」

 

「これが…!最後の一撃!RG!!」

「ビルド!」

「「ナックルゥゥーーッ!!」」

ドゴワッシャアアアン!!

ああーーーニルス逝ったーーー!!
ビルドストライクに猛攻を仕掛けながら、最後に思い切り振りかぶっての粒子発勁を放ったニルスですが
見事にかわされてのカウンターでビルドナックルを食らってしまい、あえなく爆散する結果に!

最後はカウンターで散ったかニルス…カウンターで…いやあの、なんていうかこの最後の攻防って
接着剤と全然関係ねえええええええ!!
接着剤つけた意味ねええええーーー!!なんなんだよ!てっきり発勁とのぶつかり合いを接着剤パワーで制するのかと思ったら
避けてんじゃんこれ!接着剤関係ねえじゃん!さっきのパンチでしか活躍してねえよ!

なんだったんだこの接着剤は…さっきのパンチの時に、ビルドナックル使って戦国アストレイの腕を一方的に破壊するとかやれば
すごい戦果だったものを…結局は「せ、接着剤つけやがった!」って言いながら仕切りなおすだけの役割だったし
なんも意味なかったよね…ギリギリまで作業してたのはなんだったのか…

「勝ったぁぁーっ!」

「はいっ!」

「やったわねっ!」

「いやはや、感服だぜ」

「…」

そしてセイ達の勝利を喜ぶリン子ママ達でしたが、
秘書さん1人だけぼーぜんとアホ顔を晒していました。だめだこのポンコツ秘書!
結局あんたの試合中断とか一体なんだったんや!あの時「うふふふ、これでイオリ・セイ&レイジは終わりだわ」みたいな
超ドヤ顔してましたけど、ただ普通に修理させただけで罠もなんもなかったしな…
あそこでニルスが有利になるような何かを用意しとくだろ普通…ポンコツってレベルじゃねーぞ…

「ナイス、セイ!

「えへへ!」

「…」

「む…!」

今度は試合後のセイ達の様子ですが、ニコニコ笑い合っていたところにニルスが寄ってくると
「うわ、嫌な奴が来やがった」みたいに露骨に嫌な顔をするセイ
お前本当にニルスが嫌いなんだな…なにもそこまで睨まなくても

「…次に戦う時は…!絶対僕が勝ちますッ!!」

「…へ…?てっきりまた粒子の話かと思ったぜ」

「えっ?」

「おいおい、バトルに熱中してて忘れてたのかよ」

「…」

「なんだよ、お前もガンプラ好きなんじゃねーか!
 まっ、いつでも相手になってやるよニルス。けど次も俺たちが勝つけどな!」

「ニルス君、あの…昨日はごめん、誤解してた。戦ってよくわかったよ…
 僕らにできることがあれば言ってね、じゃあ!」

「…」

がしかし、今のニルスの頭にあったのは「ガンプラバトルに負けたのが悔しい」というただ一点のみ。
プラフスキー粒子の秘密のことなんて、すっかり頭から消え去っていました
純粋にガンプラバトルのことだけを考えるその姿に、レイジやセイも今までのわだかまりを捨ててくれたようです

「ニルス…」

「すみませんキャロライン…負けてしまいました」

「立派でしたわよ」

「いえ…謎を解くことばかり考えて、僕は自分自身のことも分かっていなかった…
 僕は、ガンプラが好きなんだ…」

「ふふふ…安心なさい、ニルスのことは今後もヤジマ商事が
 全面的にバックアップさせていただきますわ!もちろん私も協力いたしますわよ
 彼女ですもの!オーッホッホッホッホッホ!」

「は、はは…」

そしてラストシーン、キャロラインと会話しながら自分がいかにガンプラを好きかということを
噛み締めるように実感するニルス。この試合でニルスの敗退は決まったものの、
キャロラインはこれからもバックアップという名の押しかけ女房を続ける気満々のようで、
ニルスは困ったような嬉しいような表情を浮かべるのでした

「フェリーニの準々決勝が始まったぁっ!」

「レイジ、あのファイターは!?」

「次回、”裏切りのアイラ”!」

「嘘だと言ってよ!アイナさん!」

そして最後は次回予告ネタですが、今回のやつはメチャ簡単ですね
「嘘だと言ってよアイナさん!」ということで、これはガンダム0080第5話



「嘘だといってよ、バーニィ」
ガンダム好きなら誰もが聞いたことのある超有名なサブタイですね
0080はここからの「ガンダムから逃げるの?」っていうバーニィの葛藤と、
命を散らしたその後のビデオレターが超泣けるんだよなぁ…特にあのビデオレターの最後の一言があまりにも悲しすぎる
「戦争の悲しさ」って意味では、ガンダムでは0080が一番だと思うんだよね
果たして次回はそんな悲しいアイラのお話になるのかどうか。次回に続く!

(C)創通・サンライズ・テレビ東京



2月20日

アニメ感想:ガンダムビルドファイターズ 第19話「アストレイの刃」 Aパート

さて今回のビルドファイターズですが、なんと冒頭の場面では
戦国アストレイと戦うガンダムヴァーチェの姿が!
こんなところに出てきたかヴァーチェ!それにしてもこのカラーは!?うんこ色!?どういう趣味!?(えー

しかしまあ色はともかく、ヴァーチェ本来の猛烈な火力は健在!
出ましたよヴァーチェの代名詞GNバズーカ・バーストモード!
この恐るべき極太ビームの前には、さすがの戦国アストレイも防御のしようが…

バチバチバチバチ!



って防げるんかい!なんやこのチート刀は!バーストモードの極太ビームさえも通じないとは…
とその時、「だったらこいつもかましてやるぜ!」両肩のGNキャノンも発射!
おおすごい!00の本編で、ヴァーチェがキャノンとバズーカの同時斉射をしたことがあっただろうか
どっちか片方だけでも十分すぎる火力の武器ですからね、それが3発同時とあって想像を絶するほどの破壊力に!



バチバチバチバチ!

ってそれでも防ぐんかい!防御力高いってレベルじゃねーぞ!
これほどの火力のビームを受けてもなお、ビクともしないアストレイの刀!どういうことなの…
というかヴァーチェに乗ってるおっさんがティエリアのヘルメット被ってて吹いた
もっと正確に言うと、このおっさんってあれなのか

劇場版00で沙慈が男友達と一緒に見ていた
スーパーヒーローなソレスタルビーイングの映画に出てきた
ティエリアポジションの変なおっさんがモデルなのか!?また変なところからネタを拾ってきたな!

「く…!あの刀、こちらのビームと同じ粒子帯にして!?」

「その通り…この刀には、粒子変容塗料が塗られています。
 刀の向きで粒子帯を変えることにより、ビームを斬り裂き…!」

ズッシャアアアッ!!

そして完全にヴァーチェのビームを打ち消してしまった戦国アストレイ!
うーむ、どうやらビームの粒子そのものを解析して打ち消しているために、どんな威力のビームでも無力化できるようですな
そして一気に距離を詰めて接近戦へと転じるニルス!ヴァーチェはそれに対してGNフィールドを展開…って、あ、あかんやん!
「実体剣にはGNフィールドは効かない」ってロックオンさんが言ってたじゃないですかー!!(えー



「フィールドも粒子帯を合わせれば…このようになります」

ズバアアアアッ!

しかしそんなGNフィールドすらも、やはり粒子を解析してあっさりと破ってしまうニルス!
まあもともと実体剣には効かないんですけどね(えー
なんにしろ、これでヴァーチェを倒し危なげなく一回戦突破…これで次はセイ&レイジと戦うことになるわけですな

「うわぁーっ!凄いガンプラ!どうやって作ったんだろう!?」

「へへっ…!次の相手に不足ねぇぜ!」

「うん!」

そんなニルスの戦いは、セイ&レイジも観戦していたようで…戦国アストレイのあまりの強さに、すっかり感心していました
それはいいけどビルドストライクで戦国アストレイとどう戦えばええんや…?
ビルドストライクの直線的なビームだと、全部あの刀で無力化されそうだし、かといって接近戦はニルスの望むところだしな…

戦国アストレイって、そういう素直な武装しか積んでない相手にはメチャメチャ強い機体ですよね
特にマオあたりはどうしようもないと思うわ(えー
「ハイパーサテライトキャノンやぁぁ!」→粒子ごと無力化→「そ…そんな…」
「これがワイの魔王剣やぁぁぁ!」→粒子ごと無力化→「そ…そんな…」
ってこうなる未来しか見えない…(えー

逆になんとか戦えそうなのは、アイラやレナート兄弟あたりでしょうか。
アイラは見えないファンネルでのオールレンジ攻撃が可能だし、レナート兄弟は自走砲で背後からの攻撃とか出来るしね
ニルス相手には正面切って戦うより、そういう変則的な武装も駆使しないと辛そうだなー

(これでベスト8に進出…次の対戦相手は…)



「ニルス・ニールセン君、少しお時間をいただいていいかしら?」

「ん…?」

(ふふ…喰いついてきた…!)

って、試合を終えたニルスが会場を去ろうとしていると、その前に現れたのはポンコツ秘書!
どうやら次の試合でニルスがセイ達と戦うとあって、何かセイたちを負かす作戦を企んでいるようです
そしてプラフスキー粒子の秘密を知りたいニルスとしては、運営側から接近してきてくれたのは願ってもない展開…
ニヤリと笑みを浮かべたニルスは、詳しい話を聞いてみることにします

「単刀直入にお伝えします。我がPPSEには、ニルス・ニールセンの個人スポンサーを
 させていただく用意があります」

「えっ?」

「ガンプラ製作のための資材、最新鋭の工作室、優秀なサポートメンバー、それらを無償で提供させて…」

「ちょっと待ってください。僕の個人スポンサーには、すでにヤジマ商事がついてくれています。
 それにPPSEは、ワークスチームのメイジン・カワグチを全面的にバックアップしているはずでは?」

「うふふ…会長のマシタはガンプラバトルをより広めるために、優秀な人材を
 幅広くサポートすることを望んでおります。貴方が我々のスポンサードを引き受けてくださっても、
 見返りは求めませんし、ご迷惑をおかけするつもりもありません」

(見返りはいらない…?そうまでして僕を取り込みたい理由がある?)

そんな秘書の作戦とは、ニルスのスポンサーについて次の試合に勝てるよう後押しするというものでした
スポンサー…スポンサーね…正直、この番組においてスポンサーの存在が
どれだけ重要なのかよくわかんねーのがな…(えー
PPSEがバックアップについて、本当にニルスの役に立つんかな?

「いかがですか?」

「(ニコッ)光栄です。僕のことをそんなにも評価していただいて」

「では…」

「スポンサード、ありがたくお引き受けいたします」

「ありがとう、会長のマシタもきっと喜びますわ。では早速、我が社の工作室にご案内を…」

「いえ、それには及びません。僕の戦国アストレイは、これ以上手を加える必要のないほど
 完璧に仕上がっていますので」



って、スポンサーの話については了承したニルスですが、「では早速バックアップを…」という件については、
「いやそんなの必要ないほど仕上がってるんで」とあっさり断ってしまいます
やっぱりバックアップとか役に立たないんじゃん!(えー
あってもなくても変わらねーよ!このスポンサーの話、「プラフスキー粒子の情報が引き出せる」ってこと以外は
ニルスにとっちゃ別になんもメリットないっぽいな…(えー

「ですが、1つだけPPSEにお願いしたいことがあります」

「何でしょう?」

「ガンプラのバトルシステム…プラフスキー粒子発生装置の製造工場、
 そこを見学させていただけますか?」

「…製造工場をですか?」

「粒子の製造過程を理解すれば、ガンプラとプラフスキー粒子のマッチングは飛躍的に高まります。
 これ以上の機体強化策は、他にないと思いますので」

(…なるほど、スポンサードを受けたのはこれが目的ね?)

(さあ、どう出る?)

って、バックアップは不要と断ったニルスですが、その代わりに「おいプラフスキー粒子作るとこ見せろよ」
粒子の秘密へ踏み込むことに!それを聞いた秘書さんも、ニルスの思惑にすぐさま勘付いております
しかしそのことはニルスも承知の上のようで…ここからはキツネとタヌキの化かし合い、
表面上はニコニコしていながらも、腹の底ではお互いの思惑が交錯することに…

「(ニコッ)分かりました。見学の許可を得るよう、上層部に掛け合ってみます」

「ありがとうございます」

「ただし…許可が下りるまで、多少の時間が必要かと思われます。
 見学は、次の準々決勝が終わってからでいかがでしょう?」

「わかりました」

「では、許可が下りたらすぐにご連絡差し上げますわ」

(ニルス・ニールセン…天才科学者の彼が唐突に大会に出場したのは、
 プラフスキー粒子の秘密を探るため…でもね坊や……あそこは不可侵なのよ)

って、この場は「許可が下りたら連絡しますんで」と、口では協力的な秘書さんですが
腹の底では当然協力する気なんぞありませんでした
これは大人によくある手段やでぇ…何か面倒臭い質問とかが来た時は
とりあえず「後ほど確認してご連絡します」って言っとくパターンやな…(えー
面倒事を回避するのにこれはメチャメチャ有効なんよ…良い子は真似したらあかんで(俺は使うけど)

(工場見学は準々決勝の後でか…ずいぶん限定的な条件だな。何か理由が…?)

「はっ…」



『怖い…!怖いよおベイカー…!あの少年、今は覚えていないようだけど…思い出しちゃうかもっ…!』

『何を思い出すのですか…?』

『私の秘密だ…そしてプラフスキー粒子の…』

(あの時マシタ会長は言っていた…自分とプラフスキー粒子の秘密を、少年が思い出すかもしれないと…
 会長が怖れている少年…工場見学を準々決勝後に設定した理由…
 この状況から推理すると、その少年は僕の次の対戦相手…!
 イオリ・セイ、レイジ…!どちらかがその秘密を知っている…!
 マシタ会長は、2人のどちらかが秘密を思い出す前に、この大会から排除したいと考えている…
 僕に近づいてきたのもそのため…ということは、僕が勝っても工場見学は出来ないと考えた方がいい。
 しょせんは口約束…いくらでも理由をつけて断ることが…)

そしてホテルの自分の部屋に戻ってきたニルスですが、やたらと準々決勝を意識している秘書さんの態度に
妙な引っかかりを感じていました。準々決勝で自分が戦うのはセイ&レイジ、そして以前にマシタ会長が少年を恐れて
ガクブルしていたことから、会長がレイジ達を恐れているという結論まで一気に導き出してしまいます。さすがに天才少年やな

そろりそろり…

「…ん…?」

ガバッ!

「い、いたたたたぁっ!ギ、ギブギブぅっ!」

「えっ!?ミス・キャロライン!?す、すみません」

「あいたた…さすが武道の達人ですわね」

「合気道を少しかじってるだけですよ…」

ってなにー!?その時、ニルスの部屋にそろそろと入ってきたのはキャロライン!
物音も立てずに入ってきた輩に、「ふざけやがってこのくせ者が」と即座に腕を極めるニルスですが
その正体を見てびっくり仰天であります。まあニルスをおどかそうとコッソリ入ってきたんでしょうね

「それより、どうしてここに?」

「あら、彼氏の応援に来てはいけませんの?」

「え?」

「(にこにこ)」

「へ!?彼氏!?か、彼氏って僕がですか!?」

「決まってますわぁ!あなたはパパの会社のスポンサードを受けている!
 そしてパパのものは私のもの!つ・ま・り…
 あなたは私のものですわぁ〜〜!!」

いきなりなんじゃそりゃーー!!えーーーー!?
キャロラインお前そんなにニルスのこと好きだったの!?この間はチナちゃんのことばっかり意識してたから
あんまりよく分からなかったですが…本人は完全に恋人同士のつもりだったようです、
まさかそんな風に言われると思ってなかったニルスは、珍しく思いっきり動揺しまくる結果に…

「そっ、その計算式は間違ってますっ!
 道理にも理屈にも合いませんっ!」

「(ずいっ)」

「!?」

「私が彼女じゃ不満ですの…?」

「え、あ、あの…」

完全に取り乱して必死に「そんな理屈があるかーー!ぼけーー!」と抗議するニルス。
ニルスのこんな表情って今まで見たことないな、しかしキャロラインはそれを聞くなり
即座に泣き落としアタックを開始してしまい…

「不・満・で・す・の!?」

「い、いえ…こ、光栄です…」

「あはぁ♪」

って結局強引に押し切られたーー!!
泣き落としかと思ったら最後は強引に!キャロラインの剣幕に何も言えなくなってしまったニルスは、
キャロラインとの恋人関係を認めるしかなくなってしまい…完全に尻にしかれマンの立場やないか!
しかし尻と言えばキャロラインの尻すごいなー、これにしかれるなら本望か:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



(…今僕が選ぶべき選択は決まっている…目的に最速で近づける選択は…)

って、そんなキャロラインとのやり取りでおまぬけな姿を晒したニルスですが、
次の場面ではマジメな顔で目的について考えていました
急にどうしたニルス…ニルスの目的といえば、もちろんプラフスキー粒子の秘密を解明することですが…、

「お呼びだてしてすみません、ミスター・イオリ、ミスター・レイジ」

「あ、あはは…セイでいいよ、ニルス君」

「俺もレイジでいいぜ」

「それで、用って何かな?僕ら明日対戦するんだし、こんな所で会ってるのを誰かに見られたら
 色々まずいんじゃ…」

なんと、そこでニルスが取った行動とは、セイとレイジに直接接触することでした
むう、どうやら秘書さんから情報を引き出すのは難しいとみて、
この2人からプラフスキー粒子の秘密を聞き出そうと考えたようですが…

「セイ君、レイジ君。君たちはプラフスキー粒子がどのような特性を持っているか、知っていますか?」

「え?ガンプラを動かす特別な粒子としか…」

「どうやって粒子が作られているかは?」

「わ、わからないけど…レイジは?」

「俺が知るわけねぇだろ」

「なら、思い出してください」

「思い出す…?」

「そうです。僕の推理では、君たちのどちらかが粒子の秘密を知っている」

「ぼ、僕らが…?」

「はい、今すぐにとは言いません。ですが、思い出した時に秘密を話すと約束してくれるなら…
 僕は明日のバトルを…棄権します」

「えぇっ!?」

って、なんと「思い出した時でいいから粒子の情報教えて」という簡単な条件で、
明日のバトルを棄権するというニルス!そんなアッサリと棄権するんかい!
うーむ、もともとニルスはPPSEと接触するために大会に参加してましたが、
秘書さんのガードが硬くて正攻法では無理だと分かった以上、大会に参加し続ける意味は薄いと思ったんでしょうか…

「おい…今なんて言った?」

「君たちに勝ちを譲ると言ったんです」

「お前…!」

「ニルス君、それ本気で言ってるの…?」

「もちろんです」

「…」

「僕がこの選手権に出場したのは、PPSEがひた隠しにしている
 プラフスキー粒子発生のメカニズムを知るためですから。
 君たちの目標は選手権に優勝すること…双方にメリットがあります」

淡々と自分の目的を明かすニルスですが、それを聞くうちに不快感をあらわにするセイ達!
うーむ…「メリットがあるから」と簡単に負けを選ぼうとするニルスですが、それについてはほんの最近
負けた方が確実にメリットがあるのに、
ガンプラファイターの誇りで激闘を繰り広げた男
がいるだけに
こう簡単には言ってほしくなかったな…



「…信じられない…そんなんで勝ち上がっても、何の価値もないじゃないか…!
 大会に出場しているみんなが、どんな思いでガンプラを作り戦ってるか!
 君には分からないの!?」

「…理解はしますが、共感はしません。しょせん、おもちゃのバトルじゃないですか」

「…!」

「プラフスキー粒子は、さまざまな分野に応用が利く画期的な粒子の可能性が高い。
 もしそうであれば、その秘密を解き明かすことは科学の発展に繋がるんです!」

「そんなのよそでやれよッ!!
 ここはガンプラバトル会場じゃないか!!」

「…PPSEの中枢に近づくには、最適な方法なんです!」

「真剣に戦ってるみんなに失礼だろ!」

「僕だって真剣です!」

「君の真剣は、僕らの本気とは違う!!」

ってうわああああ!そんなニルスの話を聞いているうちに、とうとう我慢ならず激怒してしまったセイ!
うーむ、確かにカチンとくるのは分かるんだが正直そこまで切れるとは…
なんだろう、今のセイって俺が第4話でキララ相手に切れた時とか、俺が第8話で初登場のニルスに切れた時
まったく同じ理由で怒ってますよね。「変な思惑でガンプラバトルに寄ってくるんじゃねえ」と

ただキララとニルスに関しては、最初は確かにそんな風に腹が立ったけど
これまでの話でいい所も色々見てきましたからね
今ではもうこの2人に対する腹立たしさとかすっかりなくなったし、
今回の件はニルスの計算高い一面が強く出ちゃっただけで、それがニルスの全てとは思ってないんで…

なので俺としては、「ああ、ニルスの奴ちょっと先走っちゃったな」と思ってはいますが、苛立ちとかそういうものは感じてません
その一方で、セイがこれだけ切れてるのが、「え?」って少々戸惑ってますけどね…ここでそんなに怒るの?っていう
まあセイはニルスと話すの今回初めてだからなぁ…まさしく第8話の俺と同じ立場というわけか
そういう「以前の俺と同じ心境で怒ってんだな」という意味では


(C)板垣恵介/秋田書店

そんなふうに考えていた時期が
俺にもありました
としか…(えー
 
 

「セイ、こんな野郎と話す必要はねぇよ」

「交渉は決裂ですか…」

「ニルスとか言ったか?欲しいもんがあるなら、
 人に頭下げてねぇで自分の力で勝ち取れよ!!」

「勝ち取る?」

「言った通りの意味だ、明日のバトルでお前が勝ったら
 何でも言うこと聞いてやるよ!いいよなセイ!」

「ああ!」

って、今度はレイジの方までカンカンに怒り出してしまいました。お前もそんなに激怒しちまうのか…



・大志さんはもしかしたら、ニルスが八百長を申し込んだことに嫌な気持ちがあったかもしれませんが
 (俺もやっちまったなとは思いましたが)、あれは秘書との会話のせいで目先の欲に眩んでしまったからだと思うんですね。
 普通に試合に臨もうと思ってたのに、餌をちらつかされたせいであんなこと言ったんじゃないかなぁって。
 まぁつまり何が言いたいかというと、「全部秘書が悪い」 by your

拍手コメントでも俺がニルス叩きをするんじゃないかと心配する声が。この一連のシーンに関しては、さっきも言いましたが
ニルスに関しては俺は嫌な気持ちとかはないですね。計算高いとこが出ちゃってちょっと残念だなとは思ってますけど
それよりセイとレイジがここまで怒るってのがよく分からないです

なんでかっていうと、この2人はキララに関しては割とあっさりスルーしたという過去があるんで
「キララはよかったのになんでニルスはダメなんだ?」と、俺としてはよく分からんのですよね
キララの時も怒ってたなら、そういう違和感もなかったと思うんですけど

キララは「ガンプラとか興味ないけど、アイドルになりたいから大会出ます」
ニルスは「ガンプラとか興味ないけど、粒子の研究したいから大会出ます」
ってことで、俺の中では相当似通ったキャラとして認識してるんで…

さっきのニルスが嬉々として「科学の発展に役立つんですよ!」って語ったシーン、
第4話のキララが、試合中に嬉々として「歌手デビューや武道館が待っているのよ〜!」って語ったシーンと
すげえダブッて見えました

そういう意味では、わなわなと震えて不快感をあらわにするセイは
まさしく第4話のキララを見た俺の姿そのもの。
これぐらい4話当時の俺はキララにメチャメチャ怒ってましたが、でもセイはそんなキララを見てもぜんぜん怒ってなかったからなあ
それが分からないですね、なんで今になってニルスにだけそんな怒るのかっていうのがね



キララとニルスの違いっていうと、思い当たるのは
キララはひたすら勝ちに固執して、どんな手を使ってでも勝とうとしたけど、
ニルスはまったく勝つ気がなくて、さっさと負けようとしてるってことですかね

この点に関しては、レイジがニルスにだけ怒る理由ってのはこれかなと思うんですよ
レイジはガチで戦うバトルが好きでやってるわけだから、キララのようにどんな理由であれ勝つ気満々で向かってくるなら
望むところなんじゃないかなーと。逆に試合前から勝負を捨ててるニルスに関しては、怒るのも仕方ないかというね

問題はセイの方なんだよなー、なんでキララはよくてニルスはダメなんだろう
キララの時にも怒ってたら、俺的になんの問題もなく見れたと思うんですけどね。そう例えば



「そんな…!まさかミホシさん、僕らと戦うことを知って近づいてきたの!?
 しかも、故意にガンプラを傷つけるなんて!」

「そうよ!そのまさかよ!
 うふふふ、戦場に向かう前から戦いは始まっているのよぉ〜?
 さあ行けガーベラテトラ!」

「…信じられない…!そんなんで勝ち上がっても、何の価値もないじゃないか!
 大会に出場しているみんなが、どんな思いでガンプラを作り戦ってるか!
 ミホシさんには分からないの!?」

「可愛いわねぇ〜セイくん?私はガンダムもガンプラも興味な〜いの。
 事務所の方針で、ガンプラアイドルとして売り出すことになって
 必死に勉強しただけ」

「…!」



「よく分からないアニメを20作品以上も見て、ザクだのグフだの名前を覚えて…
 時々自分がアイドルなのかモデラーなのかわからなくなったわ、
 それでもやり続けたのは夢を実現させるため!
 アイドルになるためよーっ!」

「そんなのよそでやれよッ!!
 ここはガンプラバトル会場じゃないか!!」

「ごめんねセイくぅ〜ん?おわびにアリーナのチケットを送るわ!」

「真剣に戦ってるみんなに失礼だろ!!」

この展開だったらなんの違和感もなかったんだけどなあ(えー
この時にこのセリフが聞けてたら、むしろセイにめっちゃ共感してたと思うんだけど



「ふっ…その言葉に二言はありませんね?(ニマアッ)僕は強いですよ?」

「確かに君が作ったガンプラは強い…でも!」

「勝つのは俺達だ!」

やたら話が脱線しちゃいましたが、「お前が勝ったら言うこと聞いてやるよクソが」というレイジに対し、
「そうかい望み通りボコボコにしてやるよ」と返すニルス。結局戦うことになっちゃいましたねえ
しかし、ニヤニヤしながら「僕は強いですよ?」とか、「確かに君は強いけど勝つのは僕たちだ」とか
完全にニルスが悪役ポジションやな…少なくともセイ達からしたら、超ウルトラ嫌な奴に見えてるんじゃなかろうか
俺的にはそんなに悪い子じゃないと思うんだけど…Bパートに続く

 

(C)創通・サンライズ・テレビ東京


2月17日

昨日紹介したジャンプ新連載のI・ショウジョなんですが、
実はこれってジャンプLIVEで読み切り版の作品”ケータイショウジョ”が読めるんですね
この画像がそのケータイショウジョ本編の内容になります

だいたいの話の流れは連載版と同じで、主人公の少年がヒロインを好き勝手できるスマホアプリを手に入れて
エロハプニングを連発する
という内容なんですが、一番の違いはやっぱヒロインの見た目ですね。
連載版ではポニーテールでしたが、読み切り版はご覧の通りショートカットにヘアバンドの子になっております
まあどっちにしてもおっぱいでかいんでこれはこれでアリなんじゃないかと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

あとこの作者、パンツ描くのとM字開脚がよほど好きらしいな!(えー
読み切りでも連載でも、パンツとM字開脚のシーンはしっかり入れてきとる…
それでいて、M字をやる時はなぜか右足の靴を脱がすという特徴もありますね
相当なフェチの作者のようだな…メイン読者層の少年たちに、このフェチ心が理解できるのか謎だぜ(えー

(C)高山としのり/集英社



そうそう、そんなジャンプLIVEと言えば、食戟のソーマ小説版の宣伝漫画も載ってたりします
内容としては、若かりし四宮がフランス行きの荷造りをしていると、
そこに乾さんが上がりこんできてあんなことやこんなことをしてしまうという…
乾さんのあられもない姿を見られるのはジャンプLIVEだけ!(えー
さすがにパンツ丸見えM字開脚おっぱい揺れ揺れとまでは行きませんがね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



あ、それとソーマの描き下ろし漫画といえば、この間の6巻発売の時に
ツイッターでこっちも描き下ろしの宣伝漫画が描かれたりしてました
内容的には、「今日は1日穏やかでいられそう」と言ってるそばから怒り出すアリスの漫画。穏やかじゃないわね(えー

あとこの漫画で印象的なのは、絵よりもむしろ字も読みやすくて綺麗だなってことでしょうか
これはtosh先生の手書き文字なのか!?漫画家の文字っていうと、もっと殴り書きみたいなのが多い印象ですが
tosh先生は字も綺麗なんやなぁ。絵が上手い人は字も上手くなるもんなんだろうか

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社





今週のジャンプ感想:ニセコイ 第110話「オデカケ」



今回のニセコイなんですが、なんと前回で発表された人気投票に対して
感想戦なんてものが行われてました
見ていくと「Fさん」とか「Yさん」とか「Kさん」って言葉が目に付きますが
これって何かというとものっそい大量の票を送ってきた熱心なファンの人ってことみたいですね

なるほど、これが例の1人で1500票送ったって有名な人か…今回は似たような人がさらに2人いたんですな
それぞれ小野寺さん、マリー、るりちゃんに対するファンのようですが…あれ、ちょっと待てよ…
もう一度人気投票の票数を、前回と今回で見比べてみると

・小野寺さん
4893票→5110票:217票アップ。Fさんが支持

・千棘
4338票→4341票:3票アップ

・つぐみ
2982票→2889票:93票ダウン

・マリー
2694票→4518票:1824票アップ。Yさんが支持

・るりちゃん
971票→2902票:1931票アップ。Kさんが支持

・楽
660票→662票:2票アップ

お、おいちょっと待てこれ、Fさん・Yさん・Kさんが投票してないキャラってみんなほとんど横ばいじゃねーか!
これってつまり…小野寺さんの217票アップ、マリーの1824票アップ、るりちゃんの1931票アップっていうのは
Fさん・Yさん・Kさんが1人で投票した数なんじゃねーか!?(えー
うーむ…るりちゃんの人気上がったと思って喜んでたけど、なんだか複雑な気分だぜ…

(C)古味直志/集英社




今週のジャンプ感想:食戟のソーマ 第58話「聖なる香り」

『さあさあ見てってよ!ウチ以外じゃ手に入らない上質のスパイスばかりだよ〜』



『ハイ毎度あり!』

『あれ…?あのぉコレって…』

『モノを受け取ったら行った行った!こっちは忙しいからね!』

さて今回のソーマですが、冒頭の場面は汐見さんが海外の市場でスパイスの買い物をしているシーンで始まります
むう、いきなりこれとは汐見さんの過去話か?しかしスパイスを買ったはいいものの、何か商品におかしなところがあると
気づいた汐見さん。ですが「あ?うるせーよジャップが、買い物済んだらとっとと消えな」
取り付く島がない様子で追い返されてしまい…

『(くんくん)香りの悪い粗悪品を混ぜてあんだろ?全体の3割ってとこか』

『な、何を根拠にそんなことを!』

『分かんだよ、俺の鼻は特別製でね』

『ちっ…!スラムのゴミめ…!』

とその時、汐見さんを助けに現れたのはショタ時代の葉山!やはり質の悪い商品をムリヤリ売りつけてたのか…って
葉山お前海外のスラム出身だったん!?日本人じゃなかったの!?
というか海外で荒んだ生活してたところを、女の人に拾われて日本で料理人になるって
黒木場リョウとそっくりだなお前!2人で身の上話とかしたら、めっさ気が合いそうだな

『あの…ありがとう』

『中国…いや日本人…しかも未成年か、ガキが遊びに来るような場所じゃないぜここは…』



『私26だよ…』

『はっ…!?』

そんなわけで知り合いとなった汐見さんと葉山。このあと日本で一緒に暮らすようになったみたいですね
そして汐見さんが26歳ということは、今だと34歳だから8年前の描写か。
葉山は今16歳だから、この当時8歳ってことになりますね
買い物してたら「質の悪い粗悪品だろ、俺の鼻は特別製でね」って言い出す8歳とか
大人にもほどがあるぞ!(えー  あれだろ、普通8歳って言ったらはじめてのおつかいとかそういうレベルじゃ…

《ついに登場です!葉山アキラ選手ー!!》



「君の品はフィッシュヘッドカレーだったねぇ、最も旨味の出る頬の部分や
 目も堪能できるカレーだ、魚の頭を丸々ひとつ盛り付ける豪快な逸品!」

ここで汐見さん達の回想シーンは終わり、場面はいよいよ葉山のカレーが出てくる場面へ。
そういえば葉山のカレーは、フィッシュヘッドカレーってことが作ってる途中ですでに明かされてましたが
これってわざわざ1人に1匹でかい魚の頭を用意しないといけないんだろうか(えー
なんか多人数のカレーを作る時にはかなり大変そうだな…って

「…あれ?」



「何だ何だ!?えらく小ぶりな器…フィッシュヘッドカレーじゃないのか!?」

「しかも…ナンで器に蓋を!?」

ってアレー!?出来上がった葉山のカレーは、審査員達が想像していたものとはまったく違う見た目!
でかい魚の頭で豪快に盛りつけられているかと思いきや、妙に小さい器で中身はナンで隠されていたという…
こ、これは…やはり全員分のでっかい魚を用意するのはめんどくさかったのだろうか…(えー

「スプーンで、ナンを器に割り入れながらお召し上がりください」



キンッ

「!」

 

「熱いので、お気をつけて」

ってぬおおお!明らかにソーマに対する対抗意識を燃やしながら、スプーンを投げ渡す葉山!
このページの2人マジイケメンすぎる
ついさっきの「ついに登場です葉山アキラ選手!」のページもそうだったけど、やっぱ葉山って超イケメンだよなー
ソーマもここ最近の美形っぷりがどんどん極まってきた感じだな

さくっ…

(香りの…爆弾…!!)

ブワアアアアアア!!



「おおおーーー!?」

「すげぇ香りの勢い!客席まで広がってくるなんて…!」

そしてナンをスプーンで割った途端、中から飛び出してきた凄まじい香りの奔流!
「香りを制する者が料理を制す」が葉山の信条なだけに、食欲をそそる香りの素晴らしさは
他のどんな出場者より比べ物にならないようです

「刺すみたいに嗅覚をヒリヒリ刺激してくるのに、なんて芳醇な香りなんだ…!」

「そして蓋の中身は、頭の旨味がこれでもかと溶け込んだ極上カレー!
 ルーをナンに絡め頬張る…えも言われん…!!」

そしてナンを割って見てみれば、中には魚の頭によって味付けされたカレーが!
ふーむ、結局魚の頭は使ったけど、味付けだけで飾り付けにはしなかったってことですかね?
このへん詳しく解説されてないんでよく分からないな

「”スープのパイ包み”、フランス料理界を代表するシェフ、
 ポール・ボキューズ氏による技法だ、氏はそれを
 日本料理のお椀から着想したという」



知っているのか丸井!!(えー
そんな葉山の料理の原型になったものを、すらすらと解説してのける丸井!
むう、この間「味の物知り博士」って設定が明かされた際に、知識を生かして解説役になりそうって
拍手コメントで予想した人がいましたが、まさにその通りになりましたね

「料理の香気はパイの内部で凝縮され、パイを割った瞬間
 一気に解き放たれ炸裂する!香りという葉山の武器…
 その最大威力を、審査員に炸裂させやがった!」

「スパイスはフェンネルにレモングラス…そしてシナモン、いや…
 それらを束ねるものが何かある!なんだ…?この強い香りの正体は…!」

ガタッ!

「ホーリーバジル…!しかも生の状態から使ってある…!!」

って、この強烈な香りの正体は何かという話になりますが
ホーリーバジルというなんか伝説のアイテムみたいな名前が飛び出してくる結果に!
マジかよホーリーバジルって…そんな異世界の聖なるスパイスみたいなものが、この世に存在すると…?

「ホーリーバジル…?」

「南アジア周辺で神聖視されるスパイスの一種よ…
 嗅げば全身に甘美な感覚が走り抜け、神秘の妙薬として位置づけられてる!
 しかし日本では、生のホーリーバジルはほとんど流通しておらず…
 手に入れるのは極めて困難…!一体どうやって入手を!?」

「ああ、ウチのゼミで1年中育ててるんで」

「(ぽかーん)」



「栽培法は…企業秘密」

な、なにぃ!?そんな極めて貴重なホーリーバジルを、普段からゼミで育てているという葉山!
お前そんな…伝説のアイテムをウチの庭で栽培してるみたいな、そんな神聖もクソもない…(えー
でもまあもともと汐見さんのゼミっていうのは、そういう入手の難しいスパイスを自分たちで栽培するのが目的なんでしたっけ

「虜になっちまいそうな強烈な香り…でも工夫はそれだけじゃねえ…
 ぐいぐい食を進ませるのは酸味…ヨーグルトか!」

「正解だ幸平、一歩間違えりゃ他のスパイスを台無しにする
 ホーリーバジルの強いクセ…ヨーグルトはそいつをマイルドにしてくれるんだ」

って、そんなホーリーバジルはテキトーに使えばいいお手軽アイテムってわけじゃないようで…
むしろクセがありすぎて、下手に使えば他のスパイスを台無しにしかねないらしく
バランスよくまとめ上げるには工夫が欠かせないみたいですね

「しかも、スパイスに含まれるクルクミンは、肝臓の解毒作用を助ける効果があり…
 乳酸菌、すなわちヨーグルトと一緒に摂ると、より効率よく吸収される!」

「栄養効果まで考えぬいて…!葉山くんすごい!」

(ホーリーバジルを使いこなす料理人が、この国にいるなんて…)

「ねえ葉山クン…あなた、私のモノにならない?」

「…」

「年俸はいくらがいいかしら、1億?2億?あなたが望む金額を…」



「俺は、潤のためだけに戦う。それだけなんで」

「…いい男ね…ますます欲しくなりそう…」

って、そんな葉山の腕に惚れ込んで、「私のものになりなさい」と誘惑してきたなつめ!
しかし葉山にはまったく効果がなかったようで…まあ汐見さんという外見ロリとのラブに燃えてる葉山からしたら
こんなババアになびくわけがなかったか…(えー

「ひと噛みごとに、ヒリリとした旨味が脳髄を貫く…!
 こんなシャープな美味さは今まで出会ったことがない!
 この品はひとつの完成形…!
 現代カレーが辿り着いた究極点!」



「出たあああ94点!うわあああああ1位だーー!!」

そんな葉山の得点は94点!ってアリスより下!?
話を聞く限り、「カレーの究極点」ってぐらいだから減点のしようがないと思ったんですが、それでも6点引かれるのか…
アリスの場合は「人間味が足りない」って欠点がありましたが、葉山は何がダメだったんでしょうかね

「満点が!2人も!とんでもねぇーー!!
 日本一カレーにうるさい女から、満点を取りやがった!」

「薙切アリスも届かなかった満点か…まさに圧巻だね!」

「一色さん!?」



って、審査員の中でも評価は少々割れているようで、なつめのように20点満点をつけている人もいれば}
18点とかをつけている人もいるという…むう、アリスは審査員オール19点でしたが、葉山のカレーは人によって反応が違うのか?
というか一色先輩、「アリスでも届かなかった満点」って葉山の方がすごいみたいに言ってるけど
それっておかしくね!?合計じゃアリスの方が点数上やで!?
(えー

「何故ここに…Bブロックの審査は?」

「ふふ、後の処理は任せてきたよ」

「それにこの部屋は、関係者以外の立ち入りは…」

「まあまあ、寮母枠ってことで頼むよ」

「そんな枠ありません」



そんな中、一色先輩と一緒に十傑用のVIPルームへ入ってきたふみ緒ばあちゃん。
むう…やっぱりこの人、単なる寮母とは考えにくい気がするなー
以前予想した現役時代のばあちゃんは第1席だったって説を俺は今でも支持してますぜ

《それでは幸平選手、給仕を!》

「ほいっ、葉山の分コレな!」

「…何だよそのツラ…?」

(ほんのひと月前まで、基本のスパイス”カリパッタ”も知らなかった奴が…
 俺のカレーを口にして、どうして笑ってられる…?)

「やー…やっぱ俺の思いつきは、捨てたもんじゃねえと思ってさ」



そしていよいよソーマの出番となりますが、今の葉山のカレーを食ってもなお
不敵な笑みを浮かべていたソーマ。この葉山と互角以上にやり合える自信があるのか…?
とするとソーマは95点あたりの点数になるってことですかね

「これは…オムレツ…?」



「あれ!?なんでだ…?おかしいぞ、編入生はリゾットを作ってたはずじゃ…!」

って、そんなソーマが出してきた品はなんとオムレツ!観客も言ってますが、ソーマが途中まで作ってたのは
確かにリゾットだったはず…この間の親父の時もりんごのリゾット作ってたから、
「またリゾットかよソーマ!」って俺も突っ込んでましたしね。そのリゾットは一体どこに消えてしまったのか…?

「おあがりよっ、香りのバクダン…」

 

「ニ発目っ!!」

ブワアアアアアア

「おぉ…!?割ったオムレツの中に…リゾットが!!」

「閉じ込められていた香りが…爆発的に広がる!!」

とその時、ソーマがオムレツにスプーンを入れると、中から爆発的な香りを持ったリゾットが!
なるほどさっきの葉山とかなり近いことを…それで「俺の思いつきも捨てたもんじゃない」って言ってたのか
しかしオムレツの中にリゾットが入ってるってことは、これって名前的にはオムライス?それともオムリゾットとか?(えー



「俺と同じ発想を…!?」

「そーみたいだなっ、ココまでは!!」

自分と同等レベルの品を作ってきたソーマに、驚きの色が隠せない葉山。
しかしソーマはまだこの先にも仕掛けがあると、ここからさらにもう一工夫がある様子!
この勝負、葉山の一歩先を行ったソーマの勝ちで決着か!?それで決勝ではアリスと戦うとか…

それと今回の話は、これまであんまり盛り上がってなかった選抜の中でも
かなりグイグイ引き込まれるパワーがあって楽しめました
さすがに一番目玉の対決だけあって、ページをめくった瞬間「おお!」と思う場面が多かったですね
香りの爆弾が炸裂するシーンとか、葉山がソーマにスプーンを投げ渡すシーンとかなー

あとやっぱり葉山&ソーマのイケメンぶりがすごい。tosh先生って男を描くのもマジ上手いですね
やっぱ葉山ってこの漫画で屈指の美形キャラだと思う
この間これ言ったら、あんま賛同は得られなかったけどな…いいんだ別に俺はそう思うから…(えー  次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


2月16日

・今週のソーマ中々見応えがありました。北条さんが恵ちゃんの様子を見て自分の境遇を振り返るシーン、
 上手く描写されていたと思います。四宮編が終わってか ら、深みのあるキャラの描写が減ってしまったと
 最近思ってたけど・・・今回を皮切りに徐々に挽回してもらいたいですね♪

・やっぱ恵ちゃん絡むとストーリーが面白くなるなー。(なお女性オタからは叩かれまくりですが…)
 ここ最近のソーマは『たいした奴だ』&料理うんちくの連続でマンネリ感が強いから、
 ぼちぼちストーリーを動かして欲しいところ…。



前回のソーマが評判よかったようで何よりです、俺も恵ちゃんの「おうちの手伝いがしたいんです!」ってシーンには
ちょっとうるっときました、というか四宮編とかもそうなんだけど
疾駆先生は恵ちゃん絡みの話を作るのがうまいよね

今回のアンコウカレーにしても、調理する時の合掌パーンのおまじないするシーンとか印象的だったし
恵ちゃんがメインに据えられた回は安定して面白く見られる気がする
でも恵ちゃん女オタから叩かれまくってるのか…マジか…

男の俺からすると、恵ちゃんって嫌いになる要素まったくないんだけど
女の人から見ると何か引っかかるとこでもあるんですかね?
というか女の人って、全体的にジャンプのどんな漫画でもヒロインに対してめっちゃ手厳しいよね

代表的なのが、ブリーチの織姫とかNARUTOのサクラあたりでしょうか
この2人に関してはもう女性読者からのバッシングがマジヤバイというか
嫌いってレベルを通り越して、存在自体が憎くて仕方ないってぐらい壮絶に叩かれまくってますが…

男の俺からすると、なんでそんなに叩かれるんだろうってなんかいまいち理解できません
やっぱ女性読者は男同士のやおい展開に期待してるのかなぁ。それでヒロインが絡んでくるのが邪魔だとか
そういう感じなんですかね?



さて今週のジャンプなんですが、新連載で始まった「i・ショウジョ」が俺的にポイント高いですね
このヒロインの銀子ちゃんとやらがポニーテールなのがいいわ
やはり俺ってポニテに相当弱いみたいだなー

さてそんなi・ショウジョの基本ストーリーなんですが、
主人公の鉄太が「魔法のアプリ」とやらを手に入れて、そのアプリをスマホで使ってみた結果
銀子ちゃんの体にやりたい放題できるようになるという内容になっております

そんなわけで「パンツが見てーんだよオラー!!」と操作すれば
実際に銀子のスカートがめくれあがってパンツが見えるとか
そういう感じになっております。あと今回は胸とかもさんざん触りまくってましたね

 
 

これあかんヤツや!!なんてこった!この設定は少年ジャンプというより
エロゲーとかでよく見る感じの設定やで!(えー

そうそう、エロ野郎の主人公がある日女の子を好き放題できる魔法のアイテムを手に入れて
それを使って色んな美少女にピーしてピーしてピーピーピーするという
そんな感じのエロゲーがDMMで1890円とかでよく売ってるわ!(えー

しかしこの漫画の場合、少年ジャンプという縛りがあるのが興味深いですよね
少年誌で表現できるエロには限界があるけど、逆にその中でどうやって描いていくのかなと気になるところです
とりあえず今回のはいい感じのソフトエロで堪能できたなぁと言っておくわ(えー
2話目以降についても楽しみにしたいところですねえ



(C)高山としのり/集英社



今週のジャンプ感想:ワールドトリガー 第49話「大規模侵攻E」



「そこらじゅうトリオン兵だらけだ…!」

「この数、4年半前の第一次侵攻を超えてるわね」

さて今回のワールドトリガーですが、千佳ちゃんを助けに街をひた走るオサムと木虎のシーンが印象的でした
しかし木虎のやつ、「4年半前の時よりも敵が多いわね」なんてしれっと言ってますが、
その時からもうすでに現役で戦ってたんでしょうか
木虎って今15歳だから、4年半前っていうと10歳かそこらやで…
まだランドセルを背負ってる身でトリオン兵をバスバス屠ってたんだろうか…(えー

「腑に落ちない。こちらの世界に、これだけの戦力をつぎ込むのは謎だ」



「!」

「…!?なんなのそれ、通信用トリガー…?」

「はじめましてキトラ、私はレプリカ。ユーマのお目付け役だ」

「お目付け役…?」



「レプリカは空閑と一緒に旅をしてきてて、近界民(ネイバー)のことに詳しいんだ」

そんな中、いつもユーマの傍にいるレプリカ先生も一緒になって登場。
「何この変な生き物…」みたいにちょっと動揺してる木虎が新鮮でイイですね
木虎って冷静顔がデフォだから、あんまり動揺とかしないしなー

「それで、何が腑に落ちないって言うの?」

「先ほどのラービットを解析してみたが、あの1体に相当な量のトリオンが
 使われていた。他のトリオン兵もあわせれば莫大なコストだ。
 これほどのトリオンをこちらの世界に投入すれば、本国の備えが手薄になる。
 通常は避けるべきことだ。しかも、そうまでしてつぎ込んだ戦力を、
 集中せずわざわざ分散して使っている。運用の意図が読めない」

「敵の狙いならもう分かってるわ、敵の分散にこっちが対応するのを待って、
 バラけたところを新型で捕獲…でしょ?即戦力になるトリガー使いを攫うのが目的よ」

「確かにその可能性はある、しかしボーダーには緊急脱出(ベイルアウト)がある。
 捕えられる前にベイルアウトを徹底すれば、極端な話、被害はゼロに抑えられる。
 ラッドでの調査を経て、満を持して攻めてきた敵が
 そんな簡単なことを見落とすだろうか?
 トリオン兵の分散侵攻、ラービットによる隊員の捕獲、本部基地への爆撃…
 それらの影に、敵の真の目的が隠されている気がする」

「真の目的…?基地への爆撃も見せ掛けだったっていうのか…!?」

「本気で落とす気があれば落とせただろう。だが、それはあまりいい手ではない」

「どうして?基地を落とせば勝ったも同然じゃない」

「追い詰めすぎれば黒トリガーを作られる恐れがある。勝利目前まで
 攻め込んだ大国が、黒トリガーの逆襲を受けて敗走した例はいくつもある」

そしてレプリカ先生から、敵の狙いについて詳しい解説を交えながら授業を受ける2人。
なんというか木虎が結構素直に話聞いてるのが意外ですね
木虎からしたら初対面でよく分からない変な物体があれこれ喋ってるわけですが、
もっとこう「うるさいわねこの変な物体」って感じで話とか聞いてくれないんじゃないかと(えー

「悪いけど、お喋りはここまでね…南西地区にもトリオン兵が侵入したわ」

「!」



「ぎゃーーもーー!突破されちゃってんじゃん!」

「逃げ遅れた人は急いでシェルターへ!」

「あそこだ…!行こう!頼むぞ木虎!」

「足引っぱらないでよね!」

そんなわけて千佳ちゃんの待つ現場に到着した2人、どうやらすでにトリオン兵が現れて襲われているようです
しかし今回はあれですね、木虎と普通にお喋りできただけでも収穫の回でしたね
これまでオサムと木虎が会話する時っていうと、常にピリピリギスギスした空気が漂ってましたが(特に初対面の時)
今回を見る限りそういう空気もずいぶんなくなったというか、普通にお喋りできるようになったんだなあと思いましたね



あとは木虎に「足引っぱらないでよね!」と言われると
「はい(´・ω・`)」としか言えないのがオサムの辛いところか(えー
かなり実力に差があるからね…果たしてオサムは、ヒロイン2人の前でいいところを見せられるのか。次回に続く!

(C)葦原大介/集英社


2月15日

アニメ感想:ガンダムビルドファイターズ 第18話「ブラッド・ハウンド」 Bパート

《ただ今より、準々決勝第1試合を始めます》

「あれ?フェリーニが来てねえな」

「どうせユウキ先輩が勝つから、あとでビデオで見るって」

「ま、そりゃそうか」

セイ達がファミレスでワイワイやってからしばらく後、ついに開かれることになった決勝トーナメント第2回戦。
激突するのはメイジン・カワグチとレナート兄弟…この勝負、セイ達をはじめとして
観客の誰もが名人の勝ちを確信しているようです。しかし、レナート兄弟にはまだまだ勝つための秘策が残されているようで…

(俺たちの戦争を見せてやるぜ…ええ?名人さんよ…!)

「メイジン・カワグチ!ケンプファーアメイジング、出撃する!」

ドッシュウウウウウッ!

「カワグチ、相手はすでに狙撃可能状態にあると考えた方がいい。
 ここを狙えるポイントは…(ピッピッピッ)この3つのうちどれかだ。どうする?」

「相手に策を弄じる時間は与えん。藪をつつく!」

ドガアアアンボガアアアン!

そんなわけで戦場へ降り立った両者ですが、今回の戦場は寂れた町。
待ち伏せを得意とするレナート兄弟には、まさにうってつけのフィールドであります
そして、街中には狙撃に最適な高い塔が3つありますが…名人はまずこの3つを潰そうと、ビームを乱射して攻撃を始めます

ドッガアアアン!

「くっ…居場所が気づかれたのか!?」

「うろたえるな、ただの牽制だ。どうやらメイジンは狙撃戦がお望みらしい。
 プランS4で行くぞ、ハウンドを出せ!」

「了解!」

そしてレナート兄弟は、まさにその塔の1つに身を隠していたようで…
「や、やべえ居場所がバレたかも」とびびる弟ですが、兄貴の方は「あんなのはただの牽制だ」とまさに冷静そのもの。
やはりこの兄貴こそレナート兄弟の強さの秘訣か。
そんな兄貴の指示に従い、背中のパーツを変形させてわんわんメカを出動させた弟。
こんな遠隔操作できるサポートわんわんを持っていたとは…ビルドストライクで言うところのビルドブースターみたいなもんですかね



「配備完了!」

「では始めよう」

「オッケイ!」

ズギュウウウン!

「動いた!」

「居場所さえわかれば!」

ドッキュウウウン!

「ぬっ!?」

「背後から!?くっ、右足のコンテナが!」

「別方向からの攻撃…?あれは自走砲じゃないか!」

そんなわけで、名人の前方からジムスナイパーの狙撃、さらに後方からわんわんメカのビームで攻撃するレナート兄弟!
さすがの名人も背後からの攻撃には反応できなかったようで、
メイン武器のスナイパーライフルと、足に装着していた武器コンテナを同時に失ってしまいます。これは痛いな…

「カワグチ!上からは無理だ、相手を引きずり下ろせ!」

ドウドウドウドウッ!

「ぬうう…!」

「敵の移動を確認!」

「逃がさん!」

ピンッ…

「…!ワイヤートラップだと!?」

ボボボボッガアアアアン!



気を取り直して、低空飛行をしながらミサイルとマシンガンでの攻撃を仕掛けていく名人!
しかし地上には、いつの間にやらレナート兄弟の仕掛けた多数のワイヤートラップが!
ワイヤーに引っかかれば周囲に大爆発が起こるという仕組みです、なんという抜け目ない…
レナート兄弟は、この手の戦いに相当場数を踏んでいるようですな

「いただき…!」

ドキュウドッキュウウウウン!



「ちいいっ…!」

「カワグチ!右斜め後方の施設へ!」

「仕方あるまい…!」

隙あらば飛んでくるジムスナイパーの狙撃、呼吸を合わせて撃ってくるわんわんメカの援護射撃、
さらに至るところに仕掛けてあるワイヤートラップ…「うひーこりゃたまらん」とみるみる追い詰められてしまった名人は、
いったん引いて近くのドーム球場へと身を隠すことに…ド、ドーム球場!?これって初代ガンダム第10話「ガルマ散る」
ホワイトベースが隠れたドーム球場と同じヤツや!

「ふう…ここに逃げ込んで正解だったね。
 相手が2機を出していても、この狭い場所なら君に分がある」

「いや…私は、彼らが意図的にここへ誘い込んだと見ている」

「えっ…どういうことだい?」

「へへっ、かかったぜ兄貴」

「よし…ブラッド・ハウンド隊を出せ!」

しかし、そんなドーム球場に名人が隠れることもレナート兄弟は織り込み済み!
ここで名人を仕留めるためにブラッド・ハウンド隊とやらを使うようです
そして、わんわんメカの一部のパーツが分離すると、そのパーツから小さい人影のようなものが次々出て行って…



「ん…?セイあそこ、何か小さいのが動いてるぞ…」

「えっ、小さいの…?な、何あれ…?」

ビービービー!ビービービー!

「ん…!?なんだ、何かが近くにいる!」

「タイムストップ作戦を敢行する…!」

「了解!」

カチャッカチャッカチャッ

「あ…あれは!ジオン兵の1/144フィギュア!?関節部に時限爆弾を!」

な、なんだってー!?なんとレナート兄弟の言う「ブラッド・ハウンド隊」というのは、
ミニサイズのジオン兵フィギュア!そんなのまで活用できるんかい!
そんなジオン兵たちの接近に気付かなかった名人たちは、機体の全身に爆弾を次々と設置されてしまう結果に!

ああ、こんな風に機体に大量の時限爆弾をつけられてしまうという展開、そして「タイムストップ作戦」という名前は!
初代ガンダム第14話「時間よ、とまれ」が元ネタ!この話では、アムロのガンダムに
ジオン兵たちが身軽なメカを使って、時限爆弾を次々にセットしてしまうという回でしたねえ

その後、アムロが爆弾に仲間を巻き込まないように、1人だけホワイトベースから離れて爆弾処理を行って
「おいおい、あのパイロット爆弾処理でも始めるつもりらしいぜ、正気かよ」とジオン兵がニヤニヤしながら双眼鏡で見守るんだけど
アムロを助けようと、ブライト、カイ、ハヤト達が飛び出して行って、懸命に爆弾の処理を手伝って
ニヤニヤしてたジオン兵達も「あ、あそこまで粘るのかよ…間に合うのか…?」って、
むしろ爆弾処理が無事に終わるのを願うような心情になってしまって、最後に爆弾処理が無事終わったのを見ると

「よう、一体どんな奴があれをやったのか、ちょっと顔を見に行こうぜ」って一般人を装って、アムロのそばを車で通りがかって
「あんたが連邦軍のパイロットさんかい?これからも頑張れよ」ってエールを送って去っていくという…
ジオンと連邦の両方に人間味が感じられる良エピソードであります
初代ガンダムはこういう話が多いのがいいよね…どっちの陣営のキャラクターにも血が通っているというかね
ニコニコで5分で見る第14話ダイジェストというのがあるので、興味ある人はどうぞ

「フ…起爆!」

ボッガアアアアアン!!

「ユ、ユウキ先輩!?何が起こったんですか!?」

「爆弾を仕掛けたのか…!」

「爆弾…!?」

「ああ、おそらくルワン・ダラーラに使った戦法と同じだ…!
 彼らが行っているのは…ガンプラバトルではない!!」

ともかく、そんな時限爆弾の大爆発に飲み込まれてしまった名人!
うーむ、ラルさん的にはこの作戦は、「ガンプラバトルを逸脱している」とお気に召さなかったようですね
まあフィギュア使ってるからフィギュアバトルってことになっちゃうのかな…(えー

「よし…ハウンドは後方待機、ジムを突入させろ」

「へっへっへ…もう木っ端微塵だろうけどな」

ググ…グググ…!

「うっ!?」

「おおっ…!野郎生きてやがる!」

「あの爆発に耐え切るなんて!」

がしかし、大爆発の業火の中でまだ原型をとどめていたケンプファーアメイジング!
結構なダメージは受けたようですが、致命傷だけはどうにか避けていたようです
アビゴルバインを瞬殺してのけたあの爆風に、一体どうやって耐えたというのか…?

「な、なぜだ…!む…!?このぬめりと光は…グリスか!」

「その通り…!」

「ルワン・ダラーラのやられ方を見て、
 関節部に何か仕込んでくることは予想できた…」

「だからあらかじめ、滑りやすいグリスを塗っておいたのさ!」

グリスが固まってるじゃねえか!!(えー
ルワンの敗北したあの様子から、関節部に対策だけはしておこうとグリスを塗っていた名人達!
滑りやすくなったその状況から即座に爆弾を周囲に振り払い、爆風の直撃を避けていたのです

それにしても俺の世代からしたら、グリスといえばミニ四駆、ミニ四駆といえばレッツ&ゴー、
そしてレッツ&ゴーのグリスがらみのエピソードといえばグリスが固まってるじゃねえか!!
このセリフ、以前は有名なネタとして大量のMADが作られてたんですが、今では全部削除されちゃったみたいですねえ、うーん残念

「マジックはもう終わりか?ならば引導を渡す!!」

ドウドウドウッ!

「ちっ…貴様ァーッ!!」

そしてジムスナイパーが不用意に近づいてきたこのスキに、一気に反撃に転じる名人!
ジムスナイパーの持っていたハンドガンを即座に破壊し、ビームサーベルを引き抜いての接近戦へ突入!
こうなってしまえば、もうレナート兄弟は手も足も出ずやられるのみ…って

ギュオオオオウッ!

「なに!?」

バッキャアアアアン!

「く…!」

「な、なんだ!?」

「急に出力が上がった!?」

アレー!?予想外の急加速と素早い反応でビームサーベルの一撃をかわし、
カウンターの痛烈なパンチを叩き込むジムスナイパー!これは一体!?
スナイパータイプが接近戦でこんな機敏な動きをできるもんなのか…?この一瞬で急に出力が上がったようですが…

「あれはトランザムシステム…!?」

「いや…!頭部のカメラが緑から赤に染まっている…あれはトランザムではなく
 対ニュータイプ用に開発された、EXAMシステム!!」

うおおおお!!EXAMシステムスタンバイ!!
ここで出てきたのはまさかのEXAM!「機動戦士ガンダム外伝 ザ・ブルーディスティニー」に搭乗したシステムで、
ニュータイプの驚異的な反応速度と戦闘力を、普通の人間でも駆使できるようにしたシステムであります

さっきビームサーベルを瞬時に避けてみせたのはそのためか…
それとやっぱりEXAMシステムといえばジム頭ですよね
ガンダムの頭でも使われてるシステムだけど、あまりにもブルーディスティニー1号機のジム頭が印象的すぎるからなー



「奥の手は最後まで隠す…戦術の基本だ。行けェッ!」

バシュバシュバシュウッ!

「速い…!くぅっ!」

「貴様は名人にふさわしくない…!それを世界中に見せつけてやるよ、
 俺たちの戦争でなぁ!」

「戦争だと…!?」

「そう、貴様のような平和ボケした甘ちゃんにはできない、本物の戦いだ!」

EXAMの発動によって、接近戦での異常な強さを手にしてしまったジムスナイパー!
さすがの名人も、斬り合いで圧倒されてどんどんダメージを受ける一方です
さらには「僕らの求めた戦争だ」と、ガンダムXのフロスト兄弟みたいなことを言い出したレナート兄弟…
平和ボケがどうとか言ってる点からして、この兄弟は本物の戦争が身近にある環境で生きてきたのか…?

ボッガアアアン!

「くそっ…!最後の武装が!」

ドキュウドッキュウウウウン!

「ぐううっ…!」

「いかんッ!」

「ユ、ユウキ先輩…!」

「ヤツが…負ける…!?」

ああそして、手持ちのビームサーベルも弾き飛ばされ、他の武装をも全て壊されてしまった名人!
さらには、後方に下がっていたわんわんメカも敵の援護に現れ、完全に万事休すとなってしまいます
もはや敗北必至なこの状況に、レイジ達も顔面蒼白となって見守ることに…

バチバチ…バチバチバチ…

「ぼ…僕らのガンプラが…負ける…PPSEの技術の粋を集めた…ガンプラが…」

「…アラン…人には運命というものがある、筋書きのないドラマがある…
 しかし!これは必然だァッ!!」

ジャキイッ!!

「な!?」

 

チュドドドドドドド!!

「バ…バカなっ…!コンテナが落ちた場所に、俺らを誘導して…!?」

がしかし、丸腰になってしまった名人ですが、そこにはまだフィールドに存在している武器が!
そう、最初にわんわんメカから狙撃を受けた時に、足から外れてしまった武装コンテナです
その中に収容されていたのは、大火力の大型ガトリングガン!まんまと武器の回収に成功した名人は、
ガトリングガンの全弾をジムスナイパーに叩き込み、蜂の巣にして撃破に成功することに!

「まだだ…!まだハウンドがある!」

ですが、ジムスナイパー本体がやられてもその場にはまだわんわんメカが!
そういえば、レイジvsユウキ先輩のバトルでも、ガンプラ本体がやられた後に支援メカ同士で戦ってましたっけ…
さらに、今の名人はガトリングガンを全弾使った直後でまたも丸腰の状態!この状況でわんわんメカとまともに交戦したら…



ジャキイッ!!

「ライフル!?」

「これは戦争などではない…!ガンプラバトルだァァッ!!」

ズッキュウウウウウン!

「カ…カワグチィィーーッ!!」

な、なんと!今度はわんわんメカの攻撃を避けながら、スナイパーライフルを構える名人!
おお、これもコンテナと一緒に落とした武器だったというわけか!さすがよく把握してますね
そして「ガンプラバトルを舐めるな」という意地の一撃が、ついにわんわんメカをも粉砕する結果に!

ワアアアアアアア!!

「野郎、魅せてくれるぜぇ!」

「やっぱり凄い!ユウキ先輩は!」

「…あ…兄貴…」

「…こんなところで終わるのか…俺たち兄弟の戦争が…」

そんなわけで、最後は名人の大逆転勝利で決着した今回の対決…
しかし、やたら「戦争」という言葉にこだわるレナート兄弟は一体なんだったんでしょうか
単なるフロスト兄弟の熱心なファンとか…(えー  どうしてもフロスト兄弟と重ねて見ちゃうところがあるよね

「ありがとうカワグチ…この戦い、君がファイターでなければ勝てなかった」

「…私は憤っている」

「えっ?」

「機体をここまで傷つけてしまった…名人失格だな」

しかしどうにか勝利した名人ですが、ケンプファーの方も相当深刻な大ダメージを受けてしまいました
むう…これは次の戦いでどうなるんだ?急ピッチで直してくるのか、それとも別の機体での参戦か?
「名人失格」って言ってることから、ユウキ・タツヤとしてとっておきの機体を出してくるとか、そんな展開はないかな…

「はい…申し訳ありません会長…お戻りになるまでに、
 必ずやイオリ・セイとレイジ組を…はい…失礼いたします…(ピッ)
 …ふふふ…今度こそ彼らは勝てない…!
 なぜなら次の相手はアーリージーニアス!サムライボーイよ!」

って、そんな中で「も、申し訳ありません、次こそは必ずや奴らを…」
よくある悪の三下キャラみたいに、マシタ会長と電話で話していた秘書さん!
さらにドヤ顔で「今度こそあいつらは絶対に勝てないわ」とニヤニヤ笑ってますが
次の相手はニルスだからってこれ策もクソもねーよ!
パーフェクトプランはどうしたんじゃ!!(えー
この秘書ポンコツすぎる…以前から片鱗はありましたが、マジでこんなアホの子だったとは

「僕は僕の中にある信念で、この闘いに勝利する!
 次回、”アストレイの刃”…これが未体験のガンプラバトルです!」

そして今回の次回予告がこちら、アストレイの刃…アストレイの刃?
俺的にはブレンパワード第9話の”ジョナサンの刃”を連想するんですが違うよね(えー
それはともかく、「これが未体験のガンプラバトルです!」がキーワードのようですが、うーん…わからん
調べてみたら、最近発売されたゲームのガンダムブレイカーに使われてる宣伝文句、
「未体験ガンプラアクション!」っていうのがそうなのかな?

それにしても今回の話、俺が17話の段階でいろいろと不安に思っていた点が
全部解消されててなにげに凄い回だなと思いました

前回:「ミサキとマオの絡みって、マオが負けた後の廊下のシーンで最後なの?だとしたら残念だわ」
今回:2人ともまだ出番があり、今回はデートへ行った

前回:「目を離したスキにルワン・ダラーラが負けてるなんてひどいわ…ちゃんとバトルの描写してくれよ」
今回:冒頭の場面で、ルワン・ダラーラとレナート兄弟の詳細なバトルがちゃんと描かれた

前回:「レナート兄弟って小細工ばっかりしそうで、なんか熱いバトルになるとは思えない」
今回:ガチに名人を追いつめるほど強い奴らで、EXAMシステム登場など超熱いバトルだった

やっぱビルドファイターズのスタッフってすごいわ
俺ごときが不安に思ってることなんて全部わかってるってぐらい、こうしてキチッと満足なものを作り上げてくれるんだもんなあ
顧客が満足できるものを考えて出してくれる、まさにプロの仕事ですよ
うーん凄い。期待以上のものが見れた、とてもいい回だったと思います、次回に続く!

(C)創通・サンライズ・テレビ東京





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