6月30日

・そういえば唯我部長はジョナサンですねw

ん?唯我部長がジョナサン?え、唯我部長ってジョナサンの声だったの!?マジで!?(えー



うーむ…不覚にも全然気づいてなかった…となると緋夜と戦ったあのシーンは
ジョナサンとジョセフのバトルという意味で、ジョジョ的にはまさに夢の対決だったんですね
それでいてジョナサンがジョセフのセリフ先読みを使うという…うーむ、もっと早く気づくべきだったな




アニメ感想:龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第11話(完結)「八真重護が決める覚悟」

「ぐ…が…て、てめ…え…!」

「なんだその目つきは?じゃあ今度はその右肘を砕いてやろう」

ベキベキイッ!

「ぐぅ!?」

「おいおいちゃんと痛がれよ…じゃなきゃ楽しくないだろ?(ぐりぐり)」

「あがあああああっ!!あああ…!うぐああああああ!!」

「クックック…いいザマだな」

さて前回、緋夜の持っていた謎の七々々コレクションの能力により、肺を潰されて窮地に陥った重護でしたが…
今回の冒頭ではその能力で右腕も砕かれ、さらにぐりぐりと傷口を踏まれて痛めつけられるという
さんざんな目に遭ってしまいます。すでに茨副部長や唯我部長も戦闘不能、とても重護を助けに入れる状況では…

バアアアアン!!

「ん…?銃まで隠し持っていたとは…とんだ彼女だな」

「安心しろ、ゴム弾だ。ただしめちゃくちゃ痛いがな」

と、そんな中で重護を救おうと動いたのは天災!どうやら護身用の拳銃を持っていたようで、
それを使って緋夜を威嚇しております。ゴム弾なので殺傷力は低いでしょうが、
緋夜も前回の激闘でかなりボロボロなので、何発か撃ち込めば倒せる可能性も…

「それで脅しのつもりか?」

「提案があるのだが、もうここでお開きにしないか?」

「なに…?都合のいい話だな、ここまで来たら俺はとことんやるぜ」

「いいのか?私は貴様の力の正体を見破ったぞ」

「…なんだと?だったら言ってみろよ、その正体とやらを」

「残念ながら今は言えない。言わないことが私の交渉カードだ。
 貴様の能力は、私がここで種を明かせば使えなくなる。
 そうしたら重護が貴様に牙をむくだろう。
 そうなれば消耗戦だ、どちらかが潰れるまで戦いは終わらない。
 だからここらでお開きにしよう、と提案している」

「…」

「つまり私が言いたいのはこういうことなのだよ、
 どうか私たちを見逃してください…とね」

え…えええええええーー!?なんじゃそりゃーーー!!
結局は拳銃をポイと投げ捨てて「どうか見逃してください」と命乞いする天災!なんでやねん!
緋夜の能力をすでに見破ったというのを交渉カードに使ってますが、
実際にバラしてないのでなんとも説得力に欠けるというか…

このモヤモヤした感じは、たとえば相手からクイズを出された時に
「あー分かったわー。このクイズ簡単だわー。俺もう解けたわー」
「じゃあ答え言ってみろよ」
「いや言えないわー。簡単すぎて言えないわー。分かってるんだけどなー」
って言ってる時の感じに似てるというか…(えー
これを交渉カードにするって正直どうなんよ…

「フン…嫌だと言ったら?」

「そこからはギャンブルだ、だが私はこんなつまらん場所で命を懸けるつもりはない」

「それについては同感だな、俺もここで死ぬのは割に合わない」

「意見が合ったな、それで答えは?」

「いいだろう、終わりだ」

「それともう一つ、今後吉野咲希には近づかないと約束しろ」

「分かった、これ以上ストーカーと間違われるのはごめんだしな」

ってあっさり交渉成立しとるーー!!
おいいいいいいいい!!なんだこりゃああああああ!!いともあっさりと「分かった戦うのやめるわ」って
話が片付いてんじゃねえかあああああああ!!い、いやいや嘘でしょ?これ最終回のラスボス戦ですよ!?
「これ以上戦ってもお互い得しないからやめようぜ」
「うんそうだね」
「あとゆんちゃんに今後つきまとうのも禁止な」
「うんわかった」って
こんな物分かりのいいラスボスがいるかあああああああ!!
どうなっとるんじゃああああああ!!どういう展開なんじゃああああああああああ!!

ああ…ひどい、こんなラスボス戦ってありかよ、どんだけ盛り上がらない決着なのよ
物分かりのいい人間がラスボスになったらアカン
この最終回を見て俺はそれを悟ったよ…(えー

「そういえばまだ名前を聞いてなかったな、教えてくれないか?彼女」

「壱級天災、名探偵だ!」

「フフッ…そうかい、覚えておくよ。華麗なる名探偵殿」

「貴様の名前は?」

「なんだ、知らなかったのか?」

「知っているが、貴様は私に名乗っていない」

「なるほど、ではあらためて名乗ろう。戦場緋夜だ」

「本名は?」

「…?戦場緋夜だが」

「そうか、覚えておこう」

そんなわけでお互いに戦う気もなくなったので、「わたくしこういう者でございます」
名刺交換みたいにお互いに名乗る2人。なんかもう普通に仲良しだな…
それと久々に出てきましたね、相手がすでに名前を名乗っているのに
わざわざもう1度本名を聞き直す天災の意味不明なクセ。
これ一体なんなんだ…?劇中でまったく説明がないんですけど、なんでわざわざ本名を聞き直すのかまったく分からんぞ…

「命拾いしたなぁ八真君、ステキな彼女に感謝することだ」

「ぐっ…覚えてろ…!戦場緋夜…!」

「それはこっちのセリフだ、八真重護。認めよう、お前は俺の敵だ」

「くそっ…!」

(…本当にこいつの能力が見破られたとは思えないがな…”死神の囁き”、
 相手に強烈な暗示をかける俺の切り札…)

そんなわけで、重護にも別れの挨拶をしていよいよ本当に帰っていく緋夜。
ひょっとしたら騙し打ちをする可能性も…と思ってましたが本当に帰っていきおった…
それと重護の肺と右腕を潰した謎の能力については、「相手に強烈な暗示をかける」というものだったようです

暗示をかける…それで能力を使う時には、あんな説明口調で喋ってたというわけね…
でもこの能力、相手が緋夜の言葉を一切信じようとしなくても、強制的に暗示をかけられるみたいだから
天災に見破られても別に問題なく使えたんじゃないか?
天災の言い分だと、「能力をバラされたらもう通用しなくなる」ってことでしたが、そんなヤワな能力にはとても思えないんだが…

 

「戦場さん…あなたにどうしても言いたいことがあります」

「なんだ、クソメガネ」

「初代冒険部の頃の僕は、自分の望むべきものがありませんでした。
 冒険部の一員というだけで、僕は英雄の一人にでもなった気でいた…
 何の望みもなく、ただ居座ってるだけのまがい物だったというのに」

「今もそうじゃないのか?」

「違います」

「ならお前は何を求める?」

「あなた達を超えて…一番になることです!
 あなたや今生先輩、七々々コレクションを求めるこの島の挑戦者たち、
 全員を超えることが僕の願いです!僕は…
 誰も自分の前に立っていない世界が欲しい!」

って、帰っていこうとする緋夜を捕まえて、今後のことについての新たな決意を語る唯我部長。
初代冒険部の頃は、自分は何も凄いことをしてないのに、ただ凄い人の横にいて満足している日々だったと語る部長、
しかしこれからは、そういった凄い人たちに追いつき追い越すことを目標に精進していくと…

「フン…やりたい奴を止める権利は俺にはないし、しようとも思わない。せいぜい頑張ることだ…
 じゃあまたな、唯我」

(いつか…超えてみせる…!)

ああ、そして今までずっとクソメガネクソメガネと呼んでいたのが、最後には「唯我」と名前で呼んで去っていく緋夜。
唯我部長の決意に対しても、「俺は止めないからせいぜい頑張れ」って
デレまくりじゃないですかこの男!(えー
なんてことだ、緋夜が唯我部長に対してやたら手厳しい態度を取ってたのは
要するにツンデレだったということか。やおい同人誌が厚くなるな…

「(イライラ)」

「なんだその反抗的な目は?今回は引き分け、それで納得しておけ」

「ちぇっ…なあ、結局あいつの七々々コレクションって何だったんだ?」

「さあな、知らん」

「は…?じゃあさっきのは!?」

「ああ、ハッタリだ」

っておいいいいい!!ちょっと待て天災!
緋夜が使ってた七々々コレクションについて、「実は全然分かってませんでした」っていうのが本音とか!
まさか本当に分からないクイズのことを「俺もう分かったわー」って言ってる状態だったとは…
そんなんで決着する最終決戦って一体…

「まあ、ちゃんと根拠はあった。考えてもみろ、
 あんな凄い能力をなぜ戦場は最後まで使わなかったのか?」

「そりゃ…奥の手だったんだろ」

「そうだな、だから最初からは使わない。しかしあれほど追い詰められるまで使わなかったのは、
 明らかにおかしい。何かしら欠点がある能力なのではないかと推測できる。
 だから戦場は、私の提案を飲むしかなかったということだ」

むう…緋夜がなかなかあの能力を使おうとせず、限界まで追い詰められてやっと使ったことから、
あの能力には何か重大な欠点があると推理した天災。そこを突いての交渉だったようですが…
でも緋夜って、汚い忍者と戦った時にはしょっぱなからあの能力使ってるんですよね
あと管理人さんと戦った時にもすぐ使ってましたよね。まあどっちも天災は見てないから知らなくて当然なんだけど…

ともかく、緋夜が今回あの能力を出し惜しみしてたのは、別に欠点があるとかじゃなくて
たまたまなんじゃねーのかな…(えー  あの能力に欠点なんてものがあるのか?
緋夜がおとなしく帰っていったのは単にそういう気分だったとしか…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「まあ、何にしてもだ…お前が無事でよかったよ、重護!(にこっ)」

「えっ…(ドキッ)」

「ここで死なれたら、ライバルがいなくなってしまうからな。にしし」

「で、ですよねー…」

って、最後には重護も一瞬ドキッとするような天使の微笑みで話をまとめる天災。
なんだか色々と納得いかない部分も多い最終決戦でしたが
天災のこの顔が見れただけでもよしとするか…
もはや天災の可愛さだけがこのアニメを見るモチベーションそのものだぜ

「しかし、あの宝箱はひどかったなー」

「そうなの?」

「パズルはただの飾りだ、何もしなくても簡単に外れるダミー。鍵なんてかかっていなかったのだ」

「あはは、そりゃひどいねぇ〜」

そんな緋夜との戦いからしばらく後、七々々と2人で話しながら「マジであの宝箱クソだったわー」としみじみ語る天災。
なんと、宝箱にくっついていたあのパズルを解く必要はまったくなく、ただ普通に開ければそれで開くようになっていたという…
ちょ、ちょっと待ってください、それじゃ「このパズルの解き方は俺にも分からなくてな」って
足しげく通ってた戦場さんが
ものすごいバカみたいじゃないですか!(えー
あんまりやで!あの人パズルが解けないから、宝箱が開かないと思い込んで何度もあそこに通ってたんやで!
「ごめんこのパズルって解かなくても開くわ」とか戦場さんが聞かされた日には
あの人アワ吹いて倒れて数日寝込むで…(えー  戦場さんは犠牲になったのだ…

「ふう、遺跡は当分ごめんだな。まさに割に合わない」

「ねえ、今回って何か変わったことあった?最近、重護あんまり話してくれないんだよね」

「ふむ…しいて言えば、初めて冒険部以外の人間と争ったくらいかな」

「誰それ?」

「戦場緋夜というやつだ」

「…あ…そっかぁ、そういうことかぁ」

「どうしたのだ?」

「えへへ、何でもないよ。それより天災ちゃん、一つ賭けをしない?」

そしてここで、ようやく蚊帳の外だった七々々も緋夜に絡んだ事情を知ることに。
正直いまだになんで七々々をハブる必要があったのかよく分からんのですが…
「戦場のヤローより先に遺跡をクリアしたい」って、七々々に言っても別によかったんじゃないかな?
実際ここで天災はサラッと言ってるわけだし…うーん、どうなんだろう

「重護、退院おめでとう。これは遺跡にあった七々々コレクションだ」

「へえ…」

「”昔のことが見られちゃうんです”、というそうだ。

「…えっ!?マジか!?」

「七々々殿は確かにそう言っていた。
 
それとこの七々々コレクションは、私か重護のどちらかの物にしていいそうだ」

「え、唯我部長は?」

「パスするそうだ、戦場緋夜を退けたことで今回は満足したらしい」

「そっか…」

それからしばらくして、退院してきた重護にさっきのダンジョンにあった七々々コレクションを見せに行く天災。
重護はさっき家にいなかったと思ったら、入院してたんですね。まあ暗示とはいえ肺と腕を潰されたわけだしな
そして今回の七々々コレクション、過去の映像を見ることができる能力を持っているようで、
重護はそれにかなりの食いつきを示しております。なぜなら、重護が七々々コレクションを集めているのは
七々々を殺した犯人を見つけ出すためだから…過去の映像が見られるなら、七々々の殺害現場とかも簡単に見られますよね

「それで重護、お前はその七々々コレクションが欲しいか?」

「…」

(その七々々コレクションの能力が何であれ、絶対に使っちゃダメだからね)

「…七々々殿との約束か?」

「うん…」

「だが欲しそうだな」

「実は…かなり欲しい」

「いいではないか、約束など破ってしまえば」

「えっ?」

「どうせ七々々殿はあの部屋から一歩も出られないのだ、バレるわけがない」

「…」



うーむ、今回のダンジョン攻略で七々々にヒントをもらった代わりに、
今度の七々々コレクションだけは入手しても絶対に使わないと約束してしまった重護。
そんな中で入手したのが、よりにもよって一番欲しい七々々コレクションだったとは…
天災は「いいじゃねーかコッソリやりゃバレねえって」
ダメな友達の典型みたいなこと言って重護にあげようとしてますが…

「…まあいい、どうするかは重護が決めろ。私はどちらでもいい」

「いいのか?名探偵としては何かと使えそうじゃないか」

「(ビシッ)この能力でどんな事件でも即解決!…ではつまらない、そんなもの私はいらない」



そんなことを言いつつ綺羅星ポーズを取る天災。ここで綺羅星かよ!
そういえば天災、この間テレビでタクトの映像を見ながら、「あの綺羅星とかいうの私も今度やってみよう」とか言ってましたっけ
こんなどうでもいいとこの伏線回収はちゃんとやりおって!(えー

「なあ天災…やっぱりこれをもらうわけにはいかないよ」

「なんだ、いらないのか?」

「ああ」

「いいではないか、こっそり持っていれば。コソコソ悪事を働くのはお前の専売特許だろうが」

「んなことしねーよ!」

「そう言わずに、ほれ」

「いや、いらないって」

「ほれほれ、ほれほれほれ〜」

とその時、「いらない」とキッパリ答えた重護ですが、なぜか天災は「よいではないかよいではないか」
しつこく重護に迫っております。いうかこのほれほれ言ってる天災の図がマジ可愛すぎる
前に黒髪ツインテールになった時もそうでしたが、ほれほれ〜ってやってる天災は
素晴らしいほどのウザ可愛さですな。いっそこれを天災の口癖にでもしてくれれば…

「おい…お前なんか隠してるだろ」

「(ぎくっ)ちっ、私の負けか…七々々殿とは賭けをしていたのだ、
 重護が七々々殿との約束を、守るのか破るのか…ちなみにさっき言った能力も嘘だ」

「え、そうなの!?」

「本当の名前は”魔よけのお守り”、聖なる槍の破片が入っていて、魔を払ってくれるそうだ」

「魔ってなんだよ…」

「七々々殿はこうも言っていたぞ、「重護は絶対約束を守ってくれるもん」と」

「そ、そうっすか(照れ照れ)」

「私は絶対に約束を破ると確信していたのだがな〜」

「そうっすか…(どんより)」

って、天災がああも重護に迫っていたのは、七々々と賭けをして重護は絶対に約束を破るという方に賭けていたからでした
さっき七々々が言ってた「天災ちゃん賭けをしない?」っていうのはこれのことか…
さらに「過去を見られる能力」というのもまったくの嘘、本当の能力は魔を払う効果のお守りだという…
うん、まあこれに関しては正直ぜんぜんいらねーわな…(えー
重護も言ってますけど魔ってなんやねん、「入手しても使わない」って約束を守るのもこりゃ簡単そうだな…

(でも…もしもこれが本当に、”昔のことが見られちゃうんです”だったら…
 そして七々々ちゃんとの約束がなかったら…俺はどうしただろう。
 七々々ちゃんを殺した犯人を探せるのなら、当然使うべきで…
 いいや違う…七々々ちゃんの本心を確かめずに助けたいというのは、ただの俺のエゴだ…!
 それじゃ、七々々ちゃんを利用していただけの戦場と何も変わらない…!
 やっぱりちゃんと聞かないとダメだ!)

がしかし、七々々との約束を守ったはいいものの、よくわからんことで悩み始めた重護
「もし約束をしてなくて昔のことが見られちゃうんですが本当にあったら…」って
その仮定に意味はあるもんなのか?そんなの気にする必要全然ないと思うけど…

まあともかく、七々々の許しを得ないまま犯人探しをするのは、単なる自分のエゴだと悩んでしまう重護。
そんなに気にするぐらいなら探す前から聞いときゃいいのにと思うわけですが、
とにかく七々々の意思を再確認するために、重護は決意の顔で自分の部屋へと向かいます

「ただいま」

「あっ、おかえり〜。ねえ、賭けはどうだった?」

「七々々ちゃんの勝ちだよ」

「あ、じゃあ約束守ってくれたんだ!」

「うん、俺は約束は守るよ。だから七々々ちゃん、話がある」

「なに?」

「俺は七々々ちゃんを殺した犯人を必ず見つける、そう約束した。
 それは七々々ちゃんを助けたいからだ、だから確かめておきたいんだ
 七々々ちゃんは成仏したいの?どうなることが望みなの?」

「え、なに急に」

「答えてくれ、どうしたいのか」

「どうしたいかって…うーん、まあ重護に任せるよ」

「それじゃ駄目なんだってば!七々々ちゃんの本当の気持ちを教えてよ!!」

「えぇ…?ちょっと、どうしたの?」

ああ、神妙な面持ちで七々々に迫る重護でしたが、あまりにも唐突な重護の物言いに七々々は全然ついて行けず
「なんなの急にうっとうしいんだけど…」って感じにドン引きしております
ダメじゃねーか重護!こんな嫌な顔してる七々々からムリヤリ話を聞き出そうとか
それこそお前のエゴじゃねーかよ!なんだか重護のやつ空回りしてますなー

「は〜あ…そうやって強引だから重護は女の子にモテな…」

「分かった、バトルだ七々々ちゃん」

「え、バトル?」

「基本はバーリトゥード形式、相手にまいったって言わせたら勝ち。
 俺が勝ったら本心を教えてもらう、七々々ちゃんが勝ったら…あ〜…現状維持!
 あと透けるの禁止!」

がしかし、とことんまで七々々のペースに合わせる気がない重護
今度は急にバトルの話を持ちかけました、これは重護が初めてこの部屋に来た時に
七々々から言い出したやつですな…まあ、あの時七々々から無理矢理バトルをやらされたことを考えたら
今こうして重護が無理矢理バトルに持ち込むのも、おあいこと言えばおあいこか

「ふ〜ん…面白いじゃない。いいよ、相手してあげる」

ブンブン!ブン!

「ほらほら!そんなんで私に勝てると思ってるの!?」

「くそ…!絶対に勝つ!」

「なんでそんなにムキになるの!?」

「言っただろうが!俺は七々々ちゃんの本心を知りたいんだよ!」

そんなわけで2人のバトルが始まりますが、透けるのを禁止しても七々々の体術は重護をはるかに上回っております
このアニメってなんだか女性キャラみんなめっちゃ強いよね
重護も普通の人間より相当鍛えてるはずなんですが、それがまったく相手にならないほど強い女性キャラが
七々々、雪姫、茨副部長、管理人さんと何人もゾロゾロ…

うーむ、前回重護は緋夜に向かって「女の子にそんな危険なことをやらせたのかよ!」って切れてましたが
こうも強い女の子がゾロゾロいるんじゃ気にする必要ないというか…(えー
「別に男も女も関係ないだろ」って言ってた戦場さんは間違ってなかったんや…



「ていっ!」

ズダダァン!

「あぐっ!?ぐう…!」

「勝負ありだね、今度は折っちゃうよ!」

「くっ…折れるもんなら折ってみろよ!このニート地縛霊!」

「ちょっ…何その言い方!?アッタマきた!」

ああ、そして奮闘むなしく、七々々お得意の飛びつき腕十字の体勢に持ち込まれてしまう重護!
最初の時もこれでやられたんでしたな…それにしても恐ろしい技のキレだ
重護の首に足を巻きつけてからの、高速回転しながらなぎ倒す姿が達人すぎるぜ七々々
とはいえこのふとももに挟まれて死ねるなら本望かもな…(えー

ギリギリギリギリ…

「ぐぐぐぐっ…!」

「なんでそんなに意地張ってんの!?」

「教えて欲しいからだよ!七々々ちゃんの本心を…!本当はどうしたいんだよ!?」

「重護に任せるって言ってるでしょ!」



「七々々ちゃんの言葉じゃないと…!俺は覚悟を決められないんだよ!
 成仏するって、この部屋からいなくなるってことだろ!?
 そんなの寂しいじゃねえかよ!」

「え…」

「だけど七々々ちゃんがホントに成仏したがってて、俺が勝手に迷ってたら
 それは俺のエゴだ…!だから七々々ちゃんの気持ちを確かめたいんだよ!」

「…」

「折るんなら折れよ!けどまた明日も勝負だからな!
 明日も負けたら明後日だ!勝つまで毎日勝負してやるッ!!」

そして七々々に腕を折られそうになりながらも、気持ちの方はまったく折れずに
七々々の本心を聞き出すまでは何度でも戦うと言う重護。むう…この愚直な一面はなかなかいい味出してますな
重護はたまにこういういいシーンがあるよね、たまに。あとは普段のブレた感じがなければ良い主人公になると思うんだが…

「…」

「…七々々ちゃん…?」

「えへへ…まいった」

「私の本心はね…私を殺した犯人を見つけて、この手で殺したい。それは本当の気持ち」

「うん…」

そんなわけで、ついに七々々の方が降参をして重護に本心を打ち明けることになります
それにしても七々々…まさか本心が自分を殺した犯人を探し出してブッ殺すことって

こうですか!?
わかりません!
(えー

(C)冨樫義博/集英社

 

こんなんが七々々の望みなのかよ!天使のような微笑みを浮かべながらなんて物騒なことを…

「でもそれで、すぐ成仏できるかは分からない。ちょっと他にも思い残すことができちゃったから」

「え、他って?」

「この島がどんな風に変わっていくのか、この島に集まってる人たちがどうなっていくのか、
 もう少し見ていたくなったんだ。それはね重護、君も含めて…」

「七々々ちゃん…」

「だってこの島、私が考えてたよりずーっと楽しくなってるんだもん。
 それが今の私の本当の気持ちかな」

がしかし、その他にもまだまともっぽい望みがあることを語る七々々。
それは島の住人たちの行く先を見守っていくこと…って、普段から家に引きこもってネトゲやってるだけの毎日ですけど
島の住人のこととか見守るの無理じゃないですかね?(えー
こういう意味でも引きこもり系ヒロインってのは話に無理が出てくるよな…普通に外に出られるなら何も問題ないんだが…

それと「重護のことも見ていたい」って、11話やってきて初めて七々々のフラグが立った瞬間ですね
これまで七々々は重護に対してまったく気にする様子がなかったというか、
ヒロインらしい描写がありませんでしたが、最終回のラストシーンでようやくスタート地点に立つことになったか…

そんなわけで話の方はエンディングテーマに突入、日常に戻った重護たちの描写が描かれますが
しかしそんな中でなぜか雪姫たちにとっ捕まっていた緋夜。
えええええええ!?一体なんでまた!?緋夜に何があったんや!?

雪姫と緋夜って全然何も接点なかったよな!?それがなんでエンディングでいきなり捕まっとるんや…
まるで意味が分からんぞ…さらにこの後、エンディングの後に最後のCパートがあるわけなんですが

「死にたくない…死にたくない…死にたくない…」

そこにはなぜか、クルタ族みたいに目を真っ赤にしながら
「死にたくない死にたくない」と意味不明なことをつぶやくゆんの姿、
そして血まみれになったゆんの学生証を眺める唯我部長、
あとはまったく意味分からん777マークの宝箱が出てくるのでした。おわり

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金・完

って一体なんなんだよこのラストはよぉ!!全然意味わかんねーっつうの!!
最後の最後までこんなんかよこのアニメは…これまでレビューの中で何度も言ってきたことですが
もうちょっと分かりやすくできなかったのかよ!意味不明な描写が多すぎなんだよ!

なんて言うんだろう、このアニメでやってるワケ分かんない描写は
謎が謎を呼ぶ展開、ドキドキワクワクで続きが気になるとかそういうんじゃなくて、ただ意味不明なだけというか
「何がしたいんだよ意味わかんねーよ…」ってガッカリくる感じなのが辛いんだよなー


他にも全体を通して話を振り返ってみると、
あちこち話がとっ散らかって、ひとつひとつが掘り下げられてないという印象が
強かったです。詳しく話しますと、このアニメのストーリーには大きくわけで4つの柱があると思うんですよ



1つ目の柱は、七々々を殺した犯人を見つけ出すこと。
これは重護と七々々にとっての最大の目的で、重護が七々々コレクションを集めているのもそれが理由なわけですが、
主人公の最大の目的なのに1ミリも話が進まないまま終わってしまったんですよね

たとえば七々々はどんな状況で殺されたのか、犯人は一体どんな奴なのか、なんのために七々々を殺したのかとか
気になることはいくらでもあるわけですが、それが一切明かされないまま終了という
話の掘り下げがまったくされていない状態で終わってしまいました

 

2つ目の柱は、冒険部のメンバーとダンジョンを攻略すること。これは天災や唯我先輩と絡んでいく要素ですね
なんと言っても未知のダンジョンの探求、七々々コレクションの収集という意味で
このアニメを象徴とする部分だと思います。しかしどうにもいまいち上手くやれてなかった気がしますね

たとえばダンジョンの攻略について見ていくと、
1番目のダンジョンでは唯我部長が裏切って仲間たちを出し抜き、
2番目のダンジョンでは重護が裏切って仲間たちを出し抜き、
3番目のダンジョンでは緋夜がやってきて邪魔が入り…といった感じで
純粋な「ダンジョン攻略」とは別に余計なことが起こってばかりというか
それが「未知のダンジョンを攻略するドキドキやワクワク」という気持ちに水を差していたように思います

あとは入手した七々々コレクションについても、今ひとつありがたみがなかったのも痛かったですね
これまでに重護が関わった七々々コレクションを見ていくと、
キラキラ嘘発見器 → 1回だけ試しに七々々に使ったら終了
茶葉のいらない急須 → 1回だけティータイムに使ったら終了
ドラゴンのつえ → 唯我部長にパクられてMP切れになり終了
鎖がいっぱい出てくる釘 → 1回だけ雪姫に使ったら終了
魔よけのお守り →
「俺これいらねー」「私もいらねー」と重護にも天災にもゴミ扱いされて終了
という感じに、せっかく入手した七々々コレクションがとにかく全然活躍しないというのが
見ててかなり不満に思う点でした

たとえばね、ゲーム作品でロックマンってあるじゃないですか。
あれはステージを1つクリアするたびに、ロックマンが新しい特殊武器を獲得していって、
武器が増えるごとにそれをどう使いこなすかっていうのが醍醐味なわけですよ

要するにそういう「新たな道具が増えることにより、行動の幅が広がっていく」というのをこのアニメでも期待してたんですが、
どの七々々コレクションも入手して1回使ったらもう終了って感じで、全然使いこなしてる感じがなかったんですよね
ロックマンで言うならせっかく特殊武器を手に入れたのに速攻で投げ捨てて
結局ロックバスターだけでずっと戦ってる
ようなもんというか
これじゃ特殊武器を手に入れる意味って何よ?と思うわけですよ、このアニメはそういう状態に陥っていたので
七々々コレクションの重要さや、色んな幅広い使い方とか、そういう掘り下げが足りてなかったなと思いますね



そして3つ目の柱は、盗賊団”祭”との因縁。
これは雪姫や重護の親父と絡む時のテーマですね。これに関するエピソードで何度も強調されていたのが
重護は人助けが嫌い、人助けをするのが無理という重護の特殊な人間性ですよね

これが原因で「祭の家業を継ぐのがどうしても嫌だった」
重護が家を飛び出したのがすべての始まりになっているので、重護というキャラクターを理解するのに
とても重要なポイントだろうなと思って注目していたんですが

なぜか重護は祭の関係者と話す時にしか「人助けが嫌いだ」って言わないんですよね
他の人間には全然それを言わない。それどころか周囲の人をバンバン助けて人助けとか普通にやりまくりで、
人助けが嫌いって一体どういうこっちゃと思うわけですよ

一体なぜ重護が「人助けは嫌だ」なんて言い出すようになったのか、きちんと説明がないとワケが分からんなと思っていたら
結局その説明は全然ないまま終わってしまって
この部分の掘り下げが足りないせいで、重護の人間性がさっぱり分からんままだったなという印象でした

 

そして4つ目の柱は、その他の人々との交流。例えばゆん、鉄くん、夢路あたりのキャラとの絡みがそうですね
その他のキャラとは言っても意外とポジションとしては重要で、
たとえばラスト4話は完全にゆんを中心にして話が動いてましたよね

とはいえ掘り下げが足りてないのはここも同じなわけで…
例えばゆんで言うと、緋夜につけ狙われる原因となった「緋夜の依頼を受けたはずなのに記憶がまったく消えている」という
最終決戦の引き金となった重要な設定がありましたが、なぜそんな風に記憶が消えてしまったのか
そこもまったく説明がなかったですよね

あとは緋夜を撃退した後のことについても、ゆんの描写といえば
「死にたくない死にたくない」と呟きながら目が真っ赤に染まっているシーンだけという、
まるで意味不明なままで終わってしまったわけです

つまり、ゆんは最終決戦の引き金という重要なポジションでありながら
その原因についてはまったく不明、決戦後の結果についてもまったく不明
決戦の前のことも後のことも、ぜんぜん描写が足りていないという状態に陥ってしまってるんですよね



それと夢路なんですが、思いっきり脇役のキャラでありながら
重護には一番好かれているという妙なポジションにいるキャラでしたよね
しかしこれが結果的に歪みを生んでしまっているというか…

例えばね、このアニメのメインヒロインは誰かって話になった時に
俺は正直メインヒロインってちゃんと呼べるキャラがいないと思うんですよ
本来なら七々々や天災がそこに収まらないといけないんだけど、この2人って大して重護との恋愛フラグが立ってないというか
重護がバリバリに好きなのは誰かって言ったら、夢路とか雪姫なわけですよ

俺から見たら重護の好感度の高さは、夢路>雪姫>七々々>天災って順番かなーと思います。
夢路や雪姫とはデートしたり告白したり、明らかに恋愛がらみのイベントをこなしてるけど
七々々や天災とはそれをやってないんですよね。サブヒロインに夢中になってメインの2人がおざなりになっているという

そしていくらサブヒロインに夢中になったところで、
決定的に出番が足りないから他の場面にまったく生きてこないと言いますか
夢路とデートしたり雪姫に告白したりしたところで、どっちもその後ぷっつりと出番がなくなったから
「一体なんのためのイベントだったんだ」
って無駄な描写にしか感じられなかったという…

ギャルゲーで言うなら、重護は攻略できない脇役ヒロインのところに一生懸命通ってる状態
言いますか、そのせいでメインである七々々や天災とのフラグが遅々として進んでないというかねー
七々々なんて最終話でようやく1つ目のフラグが立ったようなもんだし。いくらなんでも遅すぎる
結局七々々や天災は恋愛的な意味で掘り下げが足りない、雪姫や夢路は出番的な意味で掘り下げが足りない
ヒロインみんな中途半端なことになってしまった気がします


総括としてはこんなところですかね、この不満すべてに共通しているのが色んなものに手を出しすぎて、
ひとつひとつの掘り下げが足りてない
ってことだと思います
あっちこっちにとっ散らかっちゃって、結局はどれもが中途半端なことになってしまったという。

このアニメは全11話しかないんだし、やはり余分なものはバンバン捨てて、
重要な部分だけに絞ってそこを掘り下げて欲しかったですね
さっきギャルゲーの話をしましたが、ギャルゲーってヒロインを攻略する時は
誰か1人に絞ってその子にだけひたすら会いに行くじゃないですか

このアニメにはその精神が必要だったというか、そうしてるうちに話が掘り下げられて行くわけなんですが、
このアニメの状態を例えると、それをまったく絞らずにとにかく色んな子に手を出しまくった結果
どれも中途半端なイベントになってしまいバッドエンド直行とかそんな感じだったかな…(えー



まあ、なんだか散々な総括になってしまいましたが、話の方はこれだけ不満だらけでも
キャラデザ、作画、声優に関してはとてもいい仕事をしてくれたと思います

キービジュアルとかすごく綺麗だし、俺自身「七々々は今期再注目アニメ」と言うほどに期待感が高かったですしね
作画もまったく崩れることはなく、全体的に非常に高いレベルを保っていました。作画厨の俺も大満足の出来でしたね
あと声優の演技なんですが、なんと言っても重護を演じた小野友樹が良かった。

これまでに俺が知っていた小野友樹のキャラって、遊戯王5D'sの鬼柳さんとか、バトスピソードアイズのソラとか、
サモンナイト5のカリス
くらいでしょうか、でも重護の演技については
そのどれよりも高いレベルでこなしていたので
この人主人公をやらせると凄いなと感心するシーンが多かったです、特にコミカルな演技がマジで上手いと思う。
重護はキャラ的にわけわからん奴でしたが、それでも嫌いにならなかったのは小野友樹の演技が非常に大きかったと思います

あとは七々々を演じた田辺留衣もよかったですね、この人はまだ17歳の超新人声優だそうですが
その割には演技がしっかりしてるし声も可愛いので、今後の活躍が楽しみな声優だと思います

それと鉄くんや緋夜あたりも良かったかな、鉄くんを演じたのは細谷佳正でしたが
彼は最近の俺のイチオシ声優ですね。以前から何度かこの雑記でも
「細谷佳正は、ちょっとワルっぽいチンピラ系キャラをやらせたら天下一品」と語ったことがありますが
鉄くんはまさにそのタイプのキャラだったので
相変わらず細谷ボイスはかっけーなぁとかなり堪能できました

緋夜を演じたのは杉田智和ですね、杉田の演技力は俺的にさほど今まで評価してなかったんですが
最近は落ち着いた感じのキャラを演じると、かなりレベル高い演技ができてるように思います。サモンナイト5のエルストとかね
逆にスパロボのブリットとか、熱血くんな性格でよく叫ぶタイプのキャラはアカンと思うんですけども…(えー
ともかく緋夜の杉田ボイスは非常に良かったかと。俺の中で杉田の評価がひとつ上がりました

大体そんなところです。そう、このアニメにもいいところはいっぱいあった
あとは話さえ上手くまとまっていれば…と、そこはとても残念ですね
俺の中の評価では、キャラデザ・作画・声優に関しては★★★★★、ストーリーに関しては
総合すると★★★って感じですかね。うーん、惜しいアニメだった…

(C)2014 鳳乃一真・eb!刊/七重島総合警備保障


6月27日



今月のコンプエース、七々々 THE ANIMATIONの感想をば。
とりあえず今月も見事なまでに七々々 THE 原作っぷりでした

・入部テストのダンジョンをクリアーした重護と天災
→ゴールの宝箱を開けてみると、入っていたのはなぜか漬け物石
「なんじゃこれ」と漬け物石を手に取った途端、3階から外へ放り出される天災
「天災が死ぬ!」と我が身を盾にして天災を救う重護
「ありがとう、助かった。重護のおかげで怪我をしなくて済んだ」と感謝する天災

といった流れになっております。アニメだとこの辺の宝箱を開けるくだりは丸々なくて、
「天災が死ぬ!」「ありがとう助かった」のやり取りは
地縛神ウルが出てきたダンジョンの時の描写に変えられてましたよね

とりあえずこんな風に天災とくんずほぐれつになったり天使のような微笑みが見れたり、
天災とのフラグって意味では、こんな風に原作準拠の方がよかったかも。
アニメ改変での小学生コスプレも天災に似合ってはいたけど、重護とのフラグにはなってなかったですからね
漫画の方ではこの調子で天災メインヒロインで進めていって欲しいねえ





アニメ感想:龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第10話「対決」

「どう?遺跡は見つかりそう?」

「うん、さっき見つかったよ。攻略は夜にまた行くけどね」

「ヒントはあげたけど、ずいぶん早く見つけたよね」

「いやまあ、今回は急いでるから」

さて前回、緋夜につけ狙われているゆんを助けるため、緋夜よりも先にダンジョンをクリアすることを決意した重護たち。
そしてダンジョンの入口については、今回の冒頭で無事に見つかったようです
というのも、重護が七々々に土下座して頼み込んでヒントをもらったからなわけですが…

「なんで急いでるかはやっぱり教えてくれないんだ?」

「あ〜…ごめん」

「まあいいけど、約束は忘れないでよね。七々々コレクションを手に入れても
 重護は使っちゃ駄目だからね」

「うん」

がしかし、今回の緋夜がらみの事情のことは一切七々々に教えていなかった重護。
え、これってそんな内緒にしなきゃいけないことか?緋夜の話をすると七々々が落ち込むからとか?
ともかく「俺にはダンジョンクリアする必要があるんです!事情は聞かないで!」と無理に七々々からヒントを聞き出したようで
その代償に「じゃあクリアしても七々々コレクションは使うなよ」との条件をつけられたみたいですね

それにしても、話数から言ってこれが最後のダンジョン攻略になるはずなのに
七々々はまったく事情を知らずに蚊帳の外って、ヒロインとしてめっちゃ哀れなことになってんな…
禁書のインデックスとかもそうだけど、「主人公の家にいてずっと外に出ないヒロイン」って
こんな風にメインストーリーからハブられやすいから、ヒロインには不向きな設定だよな…

「よし、行こうか。それじゃ見張りは頼んだよ」

「ああ」

「気を付けてね、天災!」

「分かってる分かってる」

そして集合の時間となり、いざダンジョンの攻略へ向かう重護たち。
しかしダルクと汚い忍者は入口で留守番のようです。ダルクは今日も留守番か…
ダルクは結局1度も役に立つことがなかったなー(えー
汚い忍者は身体能力ナンバーワンだから、抜けてしまうのは少々惜しいですけども。
包帯ぐるぐる巻き状態だからいつもの調子が出ないのだろうか

「宝箱、見当たらないですね…」

「こういうケースは珍しいね」

「ん?これって、星座のシンボルマークよね」

「星座か…問題はこれが遺跡攻略にどう関係してるのかだね」

そんなわけでダンジョンの奥へと進んでいく重護たちですが、他のダンジョンならすぐ見つかる宝箱がなかなか見つかりません
長い通路をだいぶ歩かされ、さらに通路の奥にはこれ見よがしに星座のシンボルマークが。
これはあれですか、12宮Xレアの眠るダンジョンってことですか
あ、でもこの星座のマークは13星座だから12宮Xレアとは関係ないのかなー、ないのかなー
待てよ?12宮Xレアにも13番目の蛇皇神帝アスクレピオーズがいるから13星座とも関係が…(えー

「おっ!宝箱はこの下か!じゃあいっちょ行きますか!」

ドシュドシュドシュドシュ!

「うおっ!?うあっ、うおあーーっ!!」

「あいつはバカのまま死ぬんだろうなぁ…」

そんな長い通路を通りすぎてみると、ようやく現れた宝箱の間!
今回の宝箱は、この大量の鉄骨を下っていった先にあるみたいですね
しかし、のん気に鉄骨を下ったところ速攻で罠にかかり死にかける重護。
何かと思えば、今回の罠は鉄骨を踏んだ場所から物凄い勢いで巨大針が飛び出してくる仕掛けのようです

ふむ、RPGで言うところのダメージ床ってやつですな
とはいえRPGではしょぼいダメージで済むものの、リアルでやられたら間違いなく即死な恐怖のトラップ…
重護はかろうじて身をかわしてますが、このままでは命がいくつあっても足りませんな

「ん?これは扉の星座と同じ…」

「何かの暗号ですかね?」

「なるほどな、うかつな重護のおかげで確信した」

「誰がうかつなバカだ!」

「バカとまでは言っていないぞ、バカ重護。13星座のマークを見れば、
 正解の鉄骨は13までのフィボナッチ数であろうことは明白だ。
 さっき通ってきた通路のパネルは1:1.618033…つまり黄金比になっていた。
 黄金比に13、思い浮かぶのはフィボナッチ数だ。
 フィボナッチ数とは0112358132134と続く。
 この数列の比率は黄金比に限りなく近づいていくことでも知られている。
 13星座のマークを、やぎ座が1、みずがめ座が2というように
 数字に置き換えた時、フィボナッチ数の星座が描かれた鉄骨を渡っていけば
 トラップは作動しない」


(C)大場つぐみ・小畑健/集英社

…何が何だか 分からない…(えー

どうやらこのトラップの攻略法を見抜いたらしい天災ですが、何言ってんだか全然わかんねーぞ!
フィボナッチ数ってなんやねん…そんなの生まれて初めて聞いたわ
そもそも黄金比って言葉自体がよくわからんしなー、最も美しいとされる比率とか言われても
比率に美しいもクソもあんのか?という。うーん、こう書いてると俺アタマ悪そうだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「(すたすた)」

「あ、あれ?なんで無傷?おーい天災!お前大丈夫かー?」

「あっ!やらしい!何のぞいてんのよ!」

「なっ!?バ、バカ者!見るなーっ!!」

ともかく、天災の推理のおかげで正解ルートを進めるようになった唯我部長たち。
しかし重護だけは天災から離れていたせいかまったく聞こえてなかったようで、
下の方から「おーい」と天災に声をかけております。そんな重護に下からパンツを見られると思って
スカートを押さえる天災が可愛い。天災って初登場時は重護の前で平然と下着姿になってましたが
やはり一緒に行動するようになってから、重護を意識するようになったってことですかね

グラッ!

「あ、あわっ!?あわわっ!?」

「天災!?」

ドサッ!

「ふうっ…(がくがく)あ、あれ…?」

ってそんな時、パンツを見られまいと身をよじった結果バランスを崩して鉄骨から落ちてしまう天災!ぎえー!
ヘタをすればまっさかさまに落下するか、トラップ付きの鉄骨に落ちて串刺しにされるところでしたが
どうにか運良く正解ルートの鉄骨に引っかかることができたようです。
しかし、完全に運だけで助かったその結果に、さすがの天災も死の恐怖で足腰が立たなくなってしまったようで…

「う、うう…」

「よっこいしょ…どうしたぁ名探偵!」

「じゅ、重護…」

ガバッ!

「な、何をする!?」

「任せとけって!」

ってお姫様抱っこキター!!
なんと動けなくなった天災のために下から登ってきた重護、力強く天災を抱え上げると
そのままお姫様抱っこで天災を運んでいくことに!
おお…とりあえずはこの体勢のまま宿屋にでも泊まろうか。ゆうべはおたのしみでしたね(えー

コツ…コツ…コツ…

「ん…?まずい!まさかこのタイミングで、戦場が来るとは…!」

コツ…コツ…コツ…

「どどど、どうしましょう、中に入ってっちゃいますよぉ〜…!」

「うーむ…すまぬ一心…!」

ああ、そんなゆうべはおたのしみのタイミングで、ダンジョンの入口に姿を現してしまった緋夜!
空気読めない時に登場しやがって!それと入口で見張りに立っていたダルク&汚い忍者ですが
緋夜に気づいても一切何もできずに「すまぬ一心」とつぶやくのみです
お前らなんのために見張りやってんだよ!(えー
足止めとか連絡とか何もしないんかー!見張りの意味ゼロじゃないですか!なんて役に立たない奴らなんだろう…

ドタドタドタ

「ま、待て、そこを右だ!」

「よっしゃ!」

ドタドタドタ

「次は左に…バ、バカ、それじゃない!」

ドシュドシュドシュ!

「おわっ!?もう遅い!」

「左!左!奥ぅ!」

「一気に言うなぁ!」

ドシュドシュドシュ!

「ひ、左と言ったばかりだろうが!こらぁそっちじゃない〜っ!」

一方その頃、天災をお姫様抱っこした重護は、ドタバタなやり取りを繰り返しながら鉄骨を駆け下っていました
こういうのでいいんだよこういうので!
頭脳担当の天災と運動担当の重護、その2人がこうしてラブコメしながらダンジョンを攻略するという
それが一番この番組で見たいことなんだよ!
これに専念していれば良作だったんだけどなあ。他に余計なことをやり過ぎたのが実に惜しいよ

それとこの場面の2人のやり取り、何かを思い出すなぁと思ったら
「ショウ!下よ!」「わかってる!」
「ショウ!右っ!」
「わかってる!」
「正面あたっちゃああああう!!」
「耳元で怒鳴るな!!」
っていうダンバインでおなじみのアレですな。ハイパーオーラ斬りだぁぁぁぁぁ!!

「ふ〜…いやぁ死ぬかと思った」

「まったく…!お前が私の指示どおりに動いていれば、
 もっと楽に下りられたのだぞ!?」

「下りられたんだからいいだろ」

「はっ…(かあああ)さ、さっさと降ろせ〜〜っ!!」

そんなわけで、ついに宝箱の置かれた最下層へとやってきた2人。
指示通りに下りなかったのをプンスカ怒る天災でしたが、それ以上にお姫様抱っこされていたのが恥ずかしいらしく
真っ赤になってふくれ顔なのがなんとも可愛いですな
やはりヒロインは天災だけでよかったんや!もっと天災を中心に話を掘り下げていれば!

「これは…パズルですか?」

「ロックのかかっている宝箱というのは初めて見るな…」

「ふっふっふ、私の出番だな」

ほどなくして唯我部長と茨副部長も最下層に到着し、いざ宝箱の前に向かった4人。
しかし宝箱を開けるには、鍵となっているパズルを解かなければならないらしく…って、こ、このパズルはまさか…

できるんです!!(えー
懐かしいなぁできるんです。今の子たちはできるんですって言って通じるんだろうか
90年代にあったんですよ、こんな風にパネルをスライドさせて絵柄を完成させる、できるんですって商品が

ググッてみたら当時のCM動画がYOUTUBEにアップされてました、うわーなつかしいな
きんぎょ注意報とかまじかる☆タルるートくんとかそれこそ今の子達は知らんだろうな…
やはりできるんですもすでに過去のものとなってしまったのか

「でもよかった、これで戦場さんより先にここをクリアできそうですね」

「ほう、そいつは結構なことだな」

「な!?」

「クソメガネの分際でよくここまで来られたな…
 いや、ただお仲間が優秀なだけだったかな?」

「く…!」

ってぐわー!そんなできるんですを解いている最中に、とうとう姿を現してしまった緋夜!
こいつが来る前にお宝を入手する計画だったのが…やはり入口で足止めできなかったのが痛かったか…
「お仲間が優秀」と語る緋夜ですが、入口の2人はマジ無能なんすよ…(えー

「パズルは解けそうか?俺はそれに手こずってたんだ」

「教える義理はありませんね」

「だったらさっさと帰れ…と言いたいが、それを許すつもりはない。
 俺の周りをちょろちょろするなと言ったはずだ…!
 邪魔者は排除する!」

「…!」

「(ずいっ)戦場さん!」

「ん…?八真くん!君も冒険部だったとはな」

相変わらず唯我部長に対しては容赦ない緋夜、問答無用で叩きのめす気満々ですが
重護の姿を見ると「あれっ八真くん」と話を聞いてくれる気になったようです
なんか緋夜って重護に対してはやけにフレンドリーですよね
「クソメガネ」と呼んで明らかに見下している唯我部長とは違って、重護のことはくん付けだし
今までも色々と普通に会話してくれたような気が…



「一つ聞かせてください、ゆんちゃん…吉野咲希ちゃんを使って、
 この遺跡を調査したってのは本当ですか?」

「ほう、そんなことまで調べていたのか…」

「危険だとは考えなかったんですか?」

「考えたさ。だから報酬を高く設定し、危険が伴うとも忠告した。
 その上で彼女は仕事を受ける承諾をしたんだ」

「命の危険もあったのに…!女の子にそんなことさせたのかよ!」

「俺が依頼したのは非合法のバイトだ、全て自己責任の範疇だよ」

「ゆんちゃんはまだ1年生だぞ!?」

「その考えは彼女を舐めているな。自分より年下だから何だ、女だから何だ?
 そうは思わないか?」

「くっ…!」

そしてゆんに危険なバイトをやらせたことについて、緋夜を問い詰めようとする重護でしたが…
これについては正直、緋夜の言い分のほうがスジが通ってるというか
「非合法のバイトに勝手に首を突っ込んできたのはゆんの方、危険性の説明もしたがそれでもやると言った」とのことなので
マジにゆんの自己責任としか…しかもバイトを受けたのに結果を報告せず、記憶をなくして緋夜から逃げ回ってるんじゃなぁ

「そんなに大事なら、首輪でも付けて鎖につないでおくんだな」

「戦場さん…いや戦場…!一つ分かった…俺はあんたが嫌いだ!
 もうゆんちゃんのためとは言わねえ!てめえがムカつくからぶっ飛ばす!」

「フン…最初からそう言えば良かったんだよ。相手をしてやる!」

そして結局、重護とも決定的に対立してしまい戦うことになる緋夜!
この嫌われ者は結局誰とも仲良くできないんやな…そんなわけで緋夜とのバトルが開始しますが、
真っ先に飛び出して行ったのは茨副部長であります。この人、なにげに格闘能力はムチャクチャ高くて
雪姫とも互角に殴り合えるし、重護のことも簡単にボコれるほどの人ですからね。今回の主力と言える人なわけですが…

ズズズ…

「えっ!?」

バキイッ!

「うぐっ!?」

なんとその時、真正面にいたはずの緋夜が突如として副部長の背後に移動!
虚を突かれた副部長はまんまと手痛い一撃を食らわされ、さらに反撃しようにも簡単にいなされてしまったという…
うーむ、副部長の殺人パンチを簡単に受けるとは、緋夜は何か武道の経験があるのか?
それにいきなり瞬間移動した不思議な技は…?

「フフ…まずは1人…」

バキイッ!

「ぐっ!?」

「一心さま!」

「チッ…クソメガネがぁぁぁっ!!」

ガシイイイッ!



あーっとこれはー!?勝ち誇る緋夜を思いっきり殴り飛ばし、
さらに緋夜の反撃パンチをやすやすと受け止める唯我部長!
たった今これと同じ光景を見たばっかりやで!?
そう、副部長が緋夜にやられたのとまったく同じわけですが…こいつら2人は同じ武道の使い手なのか?

「そのブーツ…七々々コレクションの”影かき”ですね」

「七々々のクソネーミングではそう言ったか…
 影を瞬時に移動できる代物でな、俺の愛用品だ。
 クソメガネ、お前の眼鏡も七々々コレクションだろ?」

「えっ!そうなんですか!?」

「”ギルバート・バラムの複写魔眼鏡”…
 七々々さんはモノマネ眼鏡と呼んでいたけどね。
 このレンズを通して見ると、相手の知識や技術を真似ることができる…」

おお、部長がこれだけ強いのは七々々コレクションの力だったのか。モノマネ眼鏡という道具の力によって
緋夜の格闘能力をコピーしたというわけですな。さらに緋夜が瞬間移動したのも、
影かきという七々々コレクションの力だったようです。この間、街中で汚い忍者を簡単に追い詰めていたのも
影から影へ移動できるこの能力のおかげだったというわけか

「クククッ…その眼鏡はお前そのものだなぁクソメガネ。
 誰かの真似でもしない限り、お前には何もできない!」

ガスウッ!ガスガスウッ!

「ぐううっ…!」

「そいつは確かに相手の技や知識をそっくりそのままコピーできる…
 だが体の強さは変わらない!」

メキメキメキイッ!

「がああああっ!!」

ああしかし、今度は力任せな攻撃を連発して、みるみる唯我部長の体を痛めつけてしまう緋夜!
悲しいかな、普段から鍛えている緋夜ともやしっ子の唯我部長では体の強さが違いすぎたのです
同じ武術でも唯我部長の体はどんどんついて行けなくなり、やがて一方的に殴り倒されてしまったという…

「あ…ぐ…」

「失せろ…!クソメガネ!」

「…ううっ…」

「やれやれ、情けない顔だなぁ重護!」

「て…天災!?」

そんな緋夜の圧倒的な強さを目にして、すっかり萎縮してしまったらしい重護。
重護お前…最初に「戦場!てめぇがムカつくからぶっ飛ばす!」って言ったはいいけど
何もしないままビビって動けなくなるとは…(えー
どうにも情けない重護に変わって、「やれやれだぜ」と緋夜と対峙したのは天災!
もはや天災に頼るしか…無敵のスタープラチナでなんとかしてくださいよォーーッ!!

「おい彼女、パズルはもう解けたのかい?」

「ああ解けた」

「ん…?絵は完成していないようだが…」

「完成しているさ。私の頭の中でな!」

「…俺はくだらない冗談を言うやつが嫌いだ」

「そうか、よかったな。私はお前にとって嫌いな人間ではないらしい」

おお、そしてパズルの解き方が分からない緋夜に対し、
「え〜分からないんっすか〜、私は分かるんだけどな〜」と頭脳戦での駆け引きに持ち込む天災!
これってあれですね、モンスーノのスーノ博士がやってたあのシーンを思い出しますね

クククク…ハッハッハッハッ!
何も分かってないなァ!!
パズルを完成させる方法か?
ククッ、お前には絶対に
理解できないだろうなぁ〜
ハハハハハハ!!
(えー

TM & (c) 2012 Pacific Animation Partners LLC“Monsuno”
TM & (c) 2012 JAKKS Pacific, Inc. All Rights Reserved.

 

「チッ…!」

バキイッ!

「あうっ!?」

「天災!?戦場てめえーーッ!!」

ああ、そんな天災への怒りを我慢できず、感情のままに殴り飛ばしてしまう緋夜!
まあスーノ博士のあの煽りを聞いてしまってはな…(えー
スーノ博士に煽られたらもう切れるしかないわな…

「う…ぐ…!?」

「え…?」

「ふ…ふふふ…!(バチバチ)」

おっとしかし、転んでもタダでは起きない天災!なんと殴られる瞬間にスタンガンを構えていたようで、
緋夜に対して電流をお見舞いしていたようです、これはあれですね
ジョジョ第3部でジョセフがDIOにやろうとしたハーミットパープル&波紋!
あの時はDIOに見抜かれて不発に終わりましたが、緋夜相手には通用したようですね

それと、緋夜に一泡吹かせてやったとはいえ殴られたのがめっちゃ痛くて涙目になってる天災が可愛い
ほんとに天災だけはいいキャラなんだけどなー、これをもっと活かす構成にできていたら…

「ぐっ…はぁ…姑息な真似を…!」

「息が苦しそうだなぁ、大丈夫か?それでちゃんと潜れるのかぁ!?」

「…!」

「やはりな…重護!息が乱れてる今ならやつは影に潜れない!」

「そうか…!奴の能力って!」

バキドカガスウッ!

「がふっ!?」

「影かきとは水かきのもじりか…!影を瞬時に移動するのではなく、
 影の中を泳ぐことが本当の能力だったとはなぁ!」

ええええええええええ!?
いやちょっ…影かきの真の能力がここで判明したわけですが…ええええええ!?
あれって今まで瞬間移動してたんじゃなくて、影の中を必死に泳いでたってこと!?

 

ちなみにこれが影の中を移動中の緋夜の図。マジに潜って泳いどる…
てことはあれですか、街の中をすごい勢いで飛び回る汚い忍者を追跡した時は、
「まって〜〜」と必死こいて影の中をザブザブ泳ぎまくってた
そういうことなのか…(えー  なんて情けない能力なんだよこいつは!

「チッ…!いい気になるなよ!」

ザブン!

「や、八真くん…僕に考えがある…」

「え…?」

(くっ…呼吸が長く続かない…!)

ザバッ!

「はいご苦労さん!」

「なに!?」

バキイッ!

「がっ!?くっ…!」

ザブン!

(い、今のは偶然か…!?)

ザバッ!

「ぷはっ!」

「はい待ってましたよぉ!」

「な…!?」

バキイッ!

って、影の中に潜って重護たちの目から逃れようとする緋夜でしたが、「ふーこの辺でいいか」と顔を出した瞬間
「はい待ってました」と待ち構えていた重護に殴られる結果に!
何度やっても結果は同じ、完全に出所を読まれてもぐら叩きのように殴られ続ける緋夜。
どうやら唯我部長が、影かきの攻略法を思いついてこうなっているようですが…?

「な…なぜだ…なぜ…!」

「『なぜ俺の動きが読める』と言う」

「なぜ俺の動きが読める…ハッ!?」

ドッギャーーン!!ついには出所だけでなくセリフまでも読まれてしまう緋夜!
ジョセフや!これはジョセフやでー!!
そう、唯我部長は例のモノマネ眼鏡を使うことにより、緋夜の思考を読み取って重護に伝えていたのです

ちなみに緋夜の声優はジョセフと同じ杉田智和。
なのでジョセフが得意とするセリフの先読みを、自分がやられてしまったということですねえ

お…
おれの…
得意の…
おハコを!!

(C)荒木飛呂彦/集英社

 

「ク…クソガキがぁぁっ…」

「ふふふ…あなたは負けますよ…!さんざん見下していた僕に!
 想像もしていなかった七々々コレクションの使い方を知らされ!
 悔しがりながらみじめに敗北する!」

「雑魚の分際でぇぇッ!俺を見下してんじゃねえええ!!」

「(ニヤ…)やっとあなたから一本取れました」

「お返しよぉぉっ!!」

バッギャアアアアン!!



あーっとすごいのいったー!!
冷静さをなくして唯我部長に飛びかかった緋夜でしたが、そこに待ち受けていたのは茨副部長の渾身の一撃!
辺りにすさまじい炸裂音が響くほどの破壊力、文字通りのダイナマイトパンチといった感じです
さすがに緋夜も年貢の納め時か、思いっきり吹っ飛ばされて失神寸前となりますが…

「あ…が…」

「お前の負けだな…」

「ふ…ふふ…どうかな…?気を付けろ…たった今、お前の肺が片方潰れたから
 呼吸が苦しくなるぞ…!」

「はぁ?何を言って…」

グシャアッ!

「がっ…!ぐ…!?」

(い…息が…!できない…!?)

どっこいまだまだ降参する気はない緋夜!まったくタフな野郎だなお前は!
さらには「お前の肺が潰れたぞ〜ほら潰れたぞ〜」とか言った途端に
本当に重護の肺が潰れてしまいました。これは…緋夜は以前、汚い忍者にも似たことをやっていましたが…
影かきの他にも、まだこんな口にしたことが現実になるとかいう感じの七々々コレクションを持っているのか?最終回に続く!

(C)2014 鳳乃一真・eb!刊/七重島総合警備保障


6月25日



神羅フロンティアに待望の博伶王ドロシー登場!
おお…ドロシーちゃんは、数ある神羅のカードの中で最も美しいと俺が勝手に思っているカードですが
久々に見てみてもやはりこの可愛さには目を奪われてしまいますなー
しかしレアリティは課金しないと引けないSP。ふざけんなウエハー!!
最近のカードはやたらSPばっかりじゃねーか!明らかに課金しろ課金しろとユーザーからむしり取る気満々すぎる…
ウエハーの思惑に付き合ってたら金がいくらあっても足りないので、まあ画像だけ見て満足しておくのが得策ですかね



アニメ感想:HIRETU −卑劣− 疾風伝



HI・RE・TU!HI・RE・TU!
というわけで、ついに今週からアニメのNARUTO疾風伝でも卑劣様が本格登場しましたねー、いよっ待ってました!
そんな卑劣様の声優は堀内賢雄なんですね、ガンダムZZのマシュマーとかちょっと軽いキャラに定評のある人ですが
卑劣様の演技はそれとは感じを変えて、なんだかキリッとした風格を感じさせる声質になっております

内容としては、サスケに対してうちは一族とかの解説をする回でしたが
今になってこの回の卑劣様の話を聞いてみると

「千手一族(つまりワシ)は術ではなく愛情の力を第一としている」

って嘘つけよ卑劣様!あんた絶対嘘だろそれ!(えー
いやいやいや愛情とか完全無視した卑劣な術を使いまくりじゃないですか!
生きた人間を生贄にして死んだ人間を蘇らせ、死者の意思に関係なく自分の意のままに操って
爆弾とか持たせて特攻させる
とかいう超卑劣ゾンビ爆弾の術を編み出した人が何言ってんすか!!

あれだよね、マダラが「穢土転生の本来の使い方はこういうものだ」とか言って自爆特攻しながら戦ってたのも
最初に穢土転生を開発した卑劣様がゾンビ爆弾のために穢土転生を使いまくってたのを見て
「うわぁ穢土転生ってあんな風に使うんだ…うわぁ卑劣だわ〜」って
横目に見ながら覚えたってことだよね…マジに卑劣すぎますよ卑劣様!



でも兄者に怒られて「ふんっ」とヘソを曲げる卑劣様は可愛かったです、卑劣かわいいよ卑劣
単なる性格悪いキャラじゃないってのが卑劣様の魅力だよなー、今週からアニメのNARUTOを見るのが楽しみです




今週のジャンプ感想:食戟のソーマ 第75話「仮面の下」



「早う…っ!早う!」

「(スッ)お待たせしました」

(なんのつもりだ…葉山アキラ!重厚なハンバーグパティにケバブまで合わせては、
 ただただクドい味になること必至!いくら香りで惹きつけようとまやかしに過ぎん!)

さて前回、秘書子のスッポンバーガーに続いて、自分のハンバーガーを出してきた葉山
今回の冒頭では、審査員たちがその香りに食う前から夢中になっていますが
秘書子だけはめっさ冷たい顔してゴミを見るような目を向けていました



何やら葉山のハンバーガーには欠点があるそうですが
「ま や か し だ すべてまやかしだッッ」
サムワン海王みたいなことを言っちゃうのはどうかと…(えー  サムワンって負けフラグの塊だし…

「はっ!?お…思わず夢中に…!もう食べきってしもうたーーっ!!」

(…!?バカな…!どうなっている!?なぜあんな重いパティを一瞬で!)

って、「あんなクドすぎるハンバーガー食えるわけないし」とタカをくくっていた秘書子でしたが、
どっこいわずか一瞬ですべて食い切ってしまった審査員たち!
「どうなっている!?あんな一瞬で!?」ってただの食事シーンでこんなセリフが出てくると吹き出しそうになるな

「講義をしてやろう」

「…!」

「ハンバーガーに欠かせない要素は4つある。
 パンズ、パティ、ソース…そしてピクルス。そのツンと刺す香りと酸味があってこそ
 肉の旨味は際立つ。ピクルスこそが陰の主役…」

「…」

「あんたはその役目に針生姜を使ったようだが、俺に言わせればそれが甘い」

「何ぃっ…!?」

ああ、さっきまで葉山のハンバーガーをダメ料理扱いしていた秘書子でしたが、
逆に「お前何もわかってねーな」と葉山からハンバーガーのキモとは何であるかを
ひとつひとつ聞かされることになってしまいます



そんなわけで懇切丁寧に説明する葉山、その話を聞いていくうちに
「そ…そんな…」とさっきまでの余裕ヅラが固まっていく秘書子の図に
なんだか笑ってしまいます、秘書子もなんだかんだで相当な自信家でしたからねえ
その鼻っ柱がヘシ折れる姿は、なんだかちょっと「今どんな気持ち?ねえ今どんな気持ち?」って気分になってしまうな

(類まれなる嗅覚で、繊細に築き上げたピクルスの香りで…
 重厚な脂身も羊肉の臭みも、すべて癖になる風味へと逆転させ…
 人の食欲を、本能を爆発させたのだ!)

(カレーやスパイスだけには到底収まらぬ才…
 葉山アキラ、そのポテンシャル神の舌に届き得るぞ!)



さあそして、なんと審査員の1人からえりなお嬢様にも匹敵する凄まじい素質の持ち主であると
太鼓判を押される葉山。むう…確かに以前から、味覚において飛び抜けてるのがえりなお嬢様、
そして嗅覚において飛び抜けてるのが葉山ということで、「五感のひとつを極めたキャラ」という意味なら
葉山ってえりなお嬢様と並ぶ存在なのかなと少し思ってましたが、いよいよそれが明言されましたね

葉山と言えば、これまでは嗅覚よりも「スパイスが得意」という点が強調されていたので
「スパイスしか脳がないんじゃ、カレー勝負が終わったらもうやることないんじゃない?」
読者から結構言われていましたが、今回のこの描写で料理人としてのレベルの高さが証明されて
カレーに限らず今後も活躍が見込める強キャラであることを印象づけましたね

「俺が目指すのは頂点だ…ナンバー2で居続けることに必死な奴が、
 俺の相手になるわけがない」

「なんだと…!?」

「何もかも狭いんだ…お前は
 志も…料理の世界も」



そして「お前じゃ俺の相手になるわけがない」とバッサリ言い切って、完全に秘書子とは格が違うことを
この場で示してしまう葉山。むう、「秘書子とは目指しているものが違う」とのことですが、言われてみれば
葉山と秘書子がこの会場で顔を合わせた際、葉山の言ったセリフが

「お前の主に伝えてくれよ、十傑の座は譲ってもらう。そして遠月の頂点もな」

だったわけですが、それに対する秘書子のセリフが

「戯言はこの場だけにしておきなさい。えりな様に続き、十傑入りを果たすのはこの私だ」

だったわけで、つまりお嬢様を倒しナンバーワンを目指しているのが葉山であり、
お嬢様に続くナンバーツーを目指しているのが秘書子だったという
あのやり取りにはこういう意味があったんですな、そういった気構えの違いが結果にも現れてしまったということか

(…認めたくない…!だが確かに…奴の料理の香りを嗅いだ瞬間…
 内なる食欲を丸裸にされた!!)



あーーっと脱いだーー!!ここで秘書子が思いっきり脱いだーー!!
なんてこった!ここまでエロ要素とは無縁だった秘書子が、めっさきわどい全裸姿を晒すという予想外の事態が!
この描写のせいか、今週のジャンプが発売してからというもの
「新戸緋沙子 エロ」とか「秘書子 エロ」とかGoogle検索して
ウチのサイトに来る人が倍増しております
(えー  まったくあんたら…なんて分かりやすい奴らなんだ!

あと「2人の格好は前号参照」って注意書きはなんなのかと思ったら、これって前回怪獣の着ぐるみ姿だった秘書子とジジイ
裸にひん剥かれてるって描写なのね、どうりでジジイも一緒になって脱いでるわけだ

それとこの場面で注目なのは、秘書子は葉山の料理を食べてはおらず
匂いだけで裸にひん剥かれたってことですね
俺は前回の感想で、「秘書子の料理は、口にした人間にしか本当の凄さが分からない料理、
葉山の料理は、口にせずとも凄さが分かる料理になるのでは?」
と予想しましたが、
秘書子自身の全裸化でそれが証明されたようですね



さらにもうひとつ気になることは、対戦相手を全裸にひん剥いて倒したというのは、アリスを倒したソーマも同じですが
実際に食ってみるまでアリスは裸にならなかったこと、そして恵ちゃんを倒した黒木場については
料理を食わせても恵ちゃんは裸にならなかったことを考えると
葉山>ソーマ>黒木場という実力順になるのかなーと少し思いました

「葉山のやつは料理を食わさずに相手を脱がしやがった…
 今の俺じゃ勝てねえ…!!」と、思い悩んだソーマが
これから修行して一皮むける可能性が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかしアリス、恵ちゃん、秘書子と女性キャラは全員一回戦で負けちゃったんだなー
他の漫画より女性キャラの比率が高いだけに意外な展開だ

「第3試合勝者は!葉山アキラである!!」

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「お邪魔したわー、サンキューな」

「いえいえ、なんのお構いも出来ませんで…」

そんなわけで、完全に葉山の圧勝という形で幕を閉じた第3試合。
その結果を見届けたソーマと恵ちゃんは、刺客の控え室から出て行くのでした
というか「なんのお構いも出来ませんで…」って、刺客はなんだか本当に
色々と配慮のできる気配りさんなんだろうか、えらくいい奴に見えるなぁ

「幸平…この選抜で必ず、合宿初日の勝負のケリをつけるぞ!」

「やー懐かしいなぁ、乾先輩が華麗に預かってった勝負なー
 帰りのバスですぐ会ったんだよなー」

「…と、とにかく!オレは必ず君を打ち倒す!
 分かったら早く客席に行けよっ!!」



そんな中、改めてソーマに向かって再戦の誓いを立てるタクミでしたが
ソーマはというとまた会おう幸平創真とか言って帰りのバスですぐ会ったやつなー」
タクミをいじって遊んでおります。恥ずかしい記憶を呼び起こされてしまったタクミは、涙目になりながら
「うるせー!早く客席に行けよ!」とヘソを曲げてしまいますが…

「分かったよタクミ。だからぜってー負けんなよ」

「…?」

「どっちがぺしゃんこにするか、決着を…つけようぜ」

おお、このシーンはタクミがソーマに挑戦状を叩きつけた時と瓜二つ!
これまではタクミが一方的にソーマを意識する場面が多かったですが、
ソーマとしてもやはりタクミは、最初のライバルとして認めている相手だったんですね

「…あぁ…!あぁ!もちろんだ…!幸平!!」



そしてこの反応である  どんだけ嬉しそうなんだよタクミ!
ソーマに構ってもらえただけで大満足みたいな顔してるじゃねーか!
片思い相手にやっと振り向いてもらえたとかそんな反応丸出しですなー

まあ、今回の選抜ではソーマが葉山のことを一番意識しててタクミはそれが面白くないみたいな描写があったから
片思いといえばその通りなんですけども。タクミの奴、ライバルって認められたかと思ったら
次の瞬間ヒロインになっちまったじゃねーか!(えー

こりゃあタクミが刺客にボロ負けして、ソーマとの約束を果たせず悲劇のヒロインと化す展開が鉄板か…って



こ、これはーーー!?
なんとタクミがソーマと話しているのをいいことに、タクミの包丁に細工を仕掛けようとしていた刺客!
さらには、刺客の不穏な動きに気づいておりあえて泳がせていたというタクミ!
おお…さっきまでほんわかしたヒロイン顔だったかと思いきや、一瞬にして勝負師の顔に!
ここだけでタクミの強キャラ臭が一気に蘇ってきましたなー

「この両手包丁…ずいぶん大事にしているみたいだな。
 そんなに良いか?こんな古ぼけた包丁がよォ」

「挑発してるつもりか?見え透いてる…取り合うとでも?」

「まあ待てよ…直接聞きたいことがあったんだ、お前の弟についてなァ。
 表向きは仲良くやってるようだが、本当のところはどう思ってるか知りてぇんだよな。
 選抜本戦にも残れない、料理人として二流なのは明らか、
 兄貴の後をついていくだけで精一杯の…
 能無しの弟を持った気持ちはどんなだよ?(ペッ!)」

ああーっとこれはひどい!なんとタクミではなくイサミのことを散々なじりながら
ついにはメッザルーナに向かってガムを吐き捨てる刺客!お前なんつーことを…いい奴だと思っていたらこれが本性か
メッザルーナは、タクミからすれば「僕たち兄弟2人で頑張っていこう」と幼い時にイサミと誓いを立てた兄弟の絆の証、
それにガムを吐き捨てられ、イサミのことも散々コケにされ、タクミにとっての愛する弟を全否定された形です

「貴様…よくも…!」



「(ニタァ…)やっとイイ表情になった…
 せっかく審査員が奇数そろってるんだ、どうせならもっと楽しみたくはねェか?」

当然ながら全身から凄まじい怒りを発するタクミ!しかし刺客はそれを見てニヤニヤと笑みを浮かべるばかり
「せっかく審査員が奇数いるんだから」と何やら不穏なことを言い出しました。一体何を考えているのか…
これってアレでしょうか、審査員については数人いるけど結局はジジイ1人で判定してるってことを
拍手コメントでも突っ込まれてましたが、刺客が言ってるのはそれを審査員全員での判定に変えさせると言ってるのか?

そうすることで刺客は勝ちを拾う算段なんでしょうか、わざわざそういう風に変えさせるってことは
ジジイの判定だけならタクミの方が勝ちそうですよね
しかし他の審査員たちは刺客に投票してしまい、多数決で刺客が勝つとかそういう展開かなぁ
まあ、まだまだ俺の妄想なので実際にどうなるかは分かりませんが…次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


6月23日



な…!?というわけで今週のワールドトリガーですが、残念ながら葦原先生急病により休載となってしまいました
おお…今年に入ってから骨折、インフルエンザと立て続けに不幸に見舞われていた葦原先生ですが
またしても別の病気とは!厄年ってレベルじゃねーぞ!

まあしかし、こういう時には慌てず騒がず元気になってくれるのをじっくり待つのが社会人のたしなみなので
休載は残念ですが、また元気に復活してくれるのを静かに待ちましょう

(C)葦原大介/集英社



今週のジャンプ感想:i・ショウジョ 第18話「プライド」



さて前回、アイビスの前に突如として現れた謎の女ですが、今回その名前と役割が明かされましたね
名前の方はエレノラで、魔法のアプリではなく使徒のアプリとやらをバラまくことを目的としており
やはりアイビスとは相容れずに敵対する存在のようで…

《人間の欲を満たすのはエレノラだけで十分、消えなさいアイビス。
 新旧交代、古い方は消される運命なの》

《…なるほど、力を見せたいという欲望が暴走してますね…エレノラさん》

《エレノラの方が凄いって分かれば、あなたも引退しやすいでしょ?
 たとえば、どちらが人の願いを叶えられるかという勝負》

とにかく「旧式はとっとと消えろ」の一点張りで、アイビスを消すのが第一目的らしいエレノラ。
どうにも自分の優位性を証明したいらしく、アイビスより多くの願いを叶えまくって
アイビスを消し去るつもりのようですが…



(つまんね。今日も誰とも話さなかった。
 生きてれば自然に友達も彼女もできると思ってた)

そんな中、アイビス達の勝負で白羽の矢が立ったのは甲という少年でした
この甲ですが、帰宅部で何かに打ち込むこともなく無気力な毎日を過ごし、
学校ではただ机に突っ伏してるだけで誰とも話さないという典型的なぼっちキャラのようです

ただ、自ら望んで孤立してるのかと思ったら、「友達も彼女も欲しいけど自分が動かなくても勝手に出来ると思ってた」という
めっちゃ見通しの甘い怠け者というか、自分から動こうって気がとにかくない奴のようですな…
なんだか相当しょうもない奴の予感がバリバリしますが、今度の主役はこんなんで本当に大丈夫か?

(人生は難易度が高い。こんな世界消えちゃえばいいのに)

駄目だこいつ…早くなんとかしないと…
自分が何もしてないから毎日がつまらないのに、「このつまらなさは世界のせい」と言い出して
世界に消えろと言い出す甲。


(C)荒木飛呂彦/集英社

甘ったれたこと
言ってんじゃあねーぞッ!!
このクソガキがッ!!
もう1ペン同じことをぬかしやがったら
てめーをブン殴るッ!!
(えー

まったくこいつは…自分の毎日がつまらないのは世界にどうにかしてもらうことか?自分でなんとかしようって気はないんか?
世界はお前の世話焼きママなのか!?あぁ!?
世界に向かって文句つける前に自分をまずどうにかしろよ…この腐った根性には頭が痛くなりますな
こんなボケナスのために世界が消されたんじゃたまったもんじゃないぜ、松岡修造の言葉で言うなら
いいかお前ら…世界世界ってなぁ…!
簡単な気持ちで世界って言葉を口にするんじゃねえ!!



そんな中で、甲に使途のアプリを授けてしまうエレノラ。めんどくさい奴ら同士が出会っちまったなぁ
甲の願いは「世界を消したい」でしたが、さすがにそこまで大それた願いは叶えられないようで
エレノラは「プライド」というアプリを甲に授けます。

むう…前回我波が使った使途のアプリは「グリード」って名前でしたから、
使途のアプリは明らかに七つの大罪をモチーフにしてるっぽいですね
ってことは今後もあと5つは出てくるってことだろうか、時期的にそれを出し終わったら
連載が終わるのかもしれないな…(えー



そんな「プライド」というアプリはメールを送った相手を自分の意のままにできるという能力があり、
手はじめにクラスの女子全員を自分のメイドにしてしまう甲。
ああ、今までの主人公だったらこういう場面って、「こんなことして本当にいいのか…?」と葛藤してましたが
コイツはただただ「スゲェ…!!」と調子に乗るばかり

本当にただのクズじゃねーか!!
だめだこりゃ…まるでドラえもんの道具に頼って調子に乗るのび太みたいだぜ
のび太の場合は必ず後で報いを受けるのがお約束ですが、こいつもやはりそうなるんだろうか

しかしこのところ、太陽、葉留、鉄太と男性キャラがカッコよくなってきたなと思っていた矢先に
このダメ人間がいきなり主役に据えられるとは…
落差が激しくてかなりショックだぜ…正直今回の話は、俺としてはダメージ大きいな



あといつもの不良ねーちゃん2人組が今回も登場してましたね
なにげにこの子ら可愛らしいんで、そろそろメイン回とかもらえないんだろうか。次回に続く

(C)高山としのり/集英社






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