コンプエースで連載中の七々々 The Animationですが、今月の展開でなんと
重護が天災に思いっきり告白してましたね
うーん慌てふためく天災いいね、アニメにはなかったこの描写、実は原作での入部テストの時に存在していたシーンであります

天災がらみのシーンなので、実際に絵にしてくれて嬉しいんですが
でもこの漫画って七々々 The Animationだよな!?
その割には完全にアニメ無視して原作の展開なぞってないか!?
七々々 The 原作にタイトル変えるべきでは!?(えー



ちなみに告白された後の天災の反応がこれ。やっぱ天災の可愛さこそこの作品の全てやな!
最近はアニメの方じゃ天災の出番がいまいち少ないので、こんな風にもっと前面にプッシュしてもらいたいですねえ


■龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第9話「戦場緋夜と吉野咲希についての考察」

 

「夢路さぁ〜ん!」

「あっ、こんにちは!」

「こんにちはぁ!その服ステキですね!今日は一段と奇麗です!」

「そ、そんな…八真君も…その、ステキです…」

さて今回の冒頭シーン、何やらクラス委員の夢路・鉄くん・ゆんの3人と一緒に遊びに行くことになった重護は
るんるん気分で朝から待ち合わせに向かっていました。それにしても夢路に対する好意丸出しですね重護のやつ
「人が好きになれない」とは一体なんだったのか
どう見ても重護にそんな一面まったくないように思えるんだが…

「八真先輩!今日は誘ってくれてありがとうだぞ!映画面白かったぞぉ!」

「ゆん、怖くはなかったか?」

「全然怖くなかったぞ!それに私なら、あの殺人鬼から逃げ切ってみせるのだ〜!」

そんな4人はどうやらホラー映画を見に行ったようで、映画の後に食事しながら談笑しております
というかゆんは頭の中もほんとにロリやな…これで重護たちと1つしか歳が変わらないってどうなってんだ
どう考えても見た目も中身も小学生並みとしか思えんが…

「あっ、夢路さん髪に何か付いてますよ。ほら、糸くずが…」

「あっ…」

「え…」

そんな中、夢路の髪についていた糸くずを取った拍子に見つめ合う2人…
ええいこのラブラブバカップルどもが!糸くずごときでイチャイチャしくさりおって
ゆんと鉄くんの方もカップルみたいなもんだし、もうほとんどダブルデートのような雰囲気に…

ビキイッ!

「はっ!?」

ガバァッ!

「えっ!?」

(い、今…確かに殺気が!)

「あ、あの…や、八真君…」

「時と場所をわきまえろ八真重護!」

「はっ!?い、いやこれはその…!」

とその時、いきなり身も凍るような殺気を感じて夢路を押し倒す重護!しかし鉄くんからしたらどう見ても
辛抱たまらなくなった重護が公然とセクロスおっぱじめたようにしか見えないという…
というか夢路はこんな状況でも割と受け入れてるようですが、
こんな公然としたわいせつ行為を許してもいいんですか!?(えー



「(ビキビキビキ)」

ああ、そんな重護への殺気の正体はこれでした。たまたまこの場に居合わせてしまった雪姫からの猛烈な嫉妬の眼光が!
雪姫からしたら、こんな重護のデートを見せられたらそりゃブチ切れるわな…
というか重護の奴、こないだは雪姫にあんな大告白をかましておいて
結局は他の女のケツを追っかけてばっかりじゃねーか!あれはなんのための告白だったんだよ!

「(すたすた)」

「…」

一方その頃、町を歩く緋夜の後をこっそりと尾行していた汚い忍者。
前回唯我部長に頼まれた一件ですね、緋夜が危険人物であることはさんざん唯我部長から聞かされたので
用心深く距離を取って尾行を続ける汚い忍者ですが…

「誰の差し金だ?」

「うっ!?」



ぎゃああああ!そんな尾行はあっさりと見透かされ、気がつけば緋夜に目の前から睨まれていた汚い忍者!
ケツの穴にツララを突っ込まれた気分だ!(えー
「尾行がバレたらとにかく逃げろ」と釘を刺されていた汚い忍者、とにかくここは一目散に
DIOの部屋から物凄い勢いで逃げるジョースター一行のごとく全力で逃亡しますが…



ダダダダダッ!

「ふうっ…」

「もっと気合を入れて逃げろよ」

「な!?」

ダダダダダダダッ!

「はっ…はっ…」

「もう終わりか?」

(さ…先回りされている…!?)

って、人間離れしたトンデモ走りで逃げまくる汚い忍者ですが、
どういうわけだかそんな忍者の前にやすやすと現れてしまう緋夜!
頭がどうにかなりそうだった…超スピードだとか催眠術だとか
そんなチャチなもんじゃあ断じて(以下略)
もはやDIOを前にしたポルナレフ状態の汚い忍者、逃げることすら許されず困惑するしかありませんが…



「なかなかすばしっこいな、だが気をつけろよ?右足の感覚をなくして、バランスが右に崩れて倒れるぞ」

「なに…?」

グラッ

「うっ!?」

「もう立ち上がれない」

(なんだ…!?足が動かない!何が起こった!?)

とその時、「右足の感覚をなくしてバランスを崩して倒れるぞ」と妙に説明的な一言を言い放った緋夜
すると次の瞬間、本当にその通りのことが起こり倒れて動けなくなってしまう汚い忍者!
これは…確か緋夜は、前回管理人さんと戦った時も同じようなことをやっていましたね

「酔いが回って足がもつれて倒れるぞ」と管理人さんに言ったら、本当にその通りになって管理人さんも動けなくなったという…
あの時は単に管理人さんが酔い潰れてああなったのかと思いましたが、どうやら緋夜は七々々コレクションの力によって
この不思議な現象を引き起こしているようで…

「クク…じゃあな」

バッキイイイイイッ!!

ああ、そして身動き取れない汚い忍者の顔をサッカーボールのように思いきり蹴り飛ばす緋夜!
うげー!ヘタすりゃ首の骨ヘシ折れて死ぬぞこれ!マジに危険人物のようですな緋夜、
果たしてこの後忍者は無事に帰ることができたのか…

「今日はありがとうだぞ!」

「また明日、学校でな」

「さようなら!」

「じゃあね!」

ガタンゴトン ガタンゴトン

「じゃあ鉄も寄り道しちゃダメだからな!」

「ゆん…やはり俺が寮まで送ろう」

「心配しなくても大丈夫だぞ!」

「そうか…」

一方その頃、1日遊び終えた重護たちは、駅で解散してそれぞれ家路についているところでした
鉄くんは心配してゆんを送っていこうとしますが、ゆんは心配いらないと自分からそれを断ってしまいます
なんだか猛烈に嫌な予感がするのう  これ明らかにゆんの死亡フラグなんじゃ…

「よう。久しぶりだな」

「あ…!?」

「あれっきり完全に痕跡が消えたから諦めていたが…
 まさかこうしてまた会えるとはな」

や、やっぱりー!!ぎゃああああ!1人で夜道を歩いていたゆんの前に突如として現れた緋夜!
ゆ、ゆん終わった…鉄くんと一緒に帰っていれば…しかも緋夜のやつ、ゲーセンで1度会ったきりのゆんを
あれからずっと探し回っていたようで、どうやらモノホンのガチロリコン変態犯罪者で間違いないようです
ゆん逃げてー!!こんな奴に捕まったら人生終わりやで!

「どうやって脱出した?クリアしていないのは確認済みだ。今までどこにいた?」

「…?な、何のことですか…?何を言ってるのか…全然分からないぞ…」

「いい加減そのくだらない演技をやめたらどうだ…!」

「ひっ…!」

って…これは?なんだかゆんに向かって妙な質問を投げかけ始めた緋夜。
脱出したとかクリアしたとか…いったい何の話をしているんでしょうか?
ゆん自身も緋夜の質問がまったく理解できないようで、答えようがないといった感じですが…

「あ…あう…」

「…おい…俺のことは知っているな?」

「い…戦場さんって、この前ゲーセンで聞いたぞ…」

「いやそうじゃ…!」

「ひっ…!?」

「チッ…これはどういうことだ…」

むう…まるでゆんのことを以前からの顔見知りのように語る緋夜ですが
ゆん自身は緋夜とはまったくの初対面、過去に会ったことなど一切覚えていないようです。なんだかこのやりとりって
悟空と初めて会った時のラディッツを思い出しますね


(C)鳥山明/集英社

ゆん…きさまそんなことまで
わすれてしまったのか…!?
なんということだ…!おい!
以前頭に強いショックを
受けたことがあるか!?
(えー
 

「う…うう…」

「(ガシッ)待て…!話はまだ終わっていない、質問に答えろ…!」

(た…助けて…!助けて…!鉄…!)

「うおおおおお!!」

ブウウウン!!

「!?」

「ゆん!大丈夫か!!」

「あぁ…!」

って、心底震え上がったゆんが鉄くんに助けを求めたその時、本当にすぐさま現れた鉄くん!
まさか本当に来るとは!あんたはゆんの王子様ですか!?でも王子様って言うより正確には
こっそりとゆんの後をつけていたストーカーロリコンと言った方がいいのか…(えー

「よう彼氏くん…そりゃ本物の刀か?この島でそんなものを持っている連中なんて
 限られているよなぁ。お前、ツクヨミ街の人間か?」

「だったらなんだ」

「まさかスリー・スカルとか言わないよな?」

「…」

「…ハァ…最悪だな。まさか黒須参差が絡んでいるとは…」

自慢のポン刀を持って緋夜と対峙する鉄くんですが、ツクヨミ街とかスリースカルとか黒須参差とか
まったくもってわけわからんことを語る緋夜。お前の話は本当にわからんな!
さっきのゆんとの会話にしても、緋夜が絡むと話の内容がマジ意味不明で困ります

ドカバキイイッ!

「がっ…!?」

「クク…まるで時代遅れの武士だな、彼氏くん」

ああ、そしてポン刀を装備しているにも関わらず、素手の緋夜にボコボコにやられてしまう鉄くん!
こうも一方的にやられてしまうとは…せめてもうちょっと頑張って欲しかったところなんだけども

「お、お巡りさんこっちだぞ!悪いやつがいるのだ!」

「チッ…悪いが俺はふけるぞ(ダダッ)」

「くっ…」

「だ、大丈夫か!?鉄!」

「あ、ああ…ゆんこそ大丈夫か、警察は?」

「あれは嘘だぞ、ああすればあいつもいなくなると思ったのだ」

「そうか…」

そして結局、警察に通報したフリをしたゆんの機転により、その場から去っていった緋夜。
というか実際に警察をこの場に呼んでしまったら、真っ先に捕まるのは素手の緋夜より
ポン刀振り回してる鉄くんなので、嘘だって聞いてほんと助かりましたね鉄くん(えー

「ええっ!?なんで戦場さんがゆんちゃんを!?」

「さあな…八真重護、お前に一つ頼みがある。
 戦場緋夜が二度とゆんに近づかないようにしてほしい」

「えっ、なんで俺…?」

「本来なら、俺が率先して奴を刻んでやりたいところだが…
 今後はゆんの護衛に力を入れなければならない。不服か?」

「いや、全然!むしろ喜んでやるよ!
 ゆんちゃんのためだし、鉄君のお願いならなおのことね!」

次の日、そんな事情を鉄くんから聞かされ、ゆんのために緋夜をこらしめる役目を担うことになった重護。
というか「ゆんちゃんと鉄くんのためなら喜んで協力するよ!」って
「重護は人助けをするのが大嫌い」って設定はなんだったのか

いやほんとに、重護が雪姫とかと話す時には、毎回のように「俺は人助けが嫌いだしそんなのできない」と言ってるわけですが
他のシーンを見る限りまったくそんな事はないというか、重護のキャラクターが一貫していないように思えるんですよね
雪姫に告白しておいて他の女を追いかけるっていうのもそうだなぁ、もう第9話だというのに俺には正直
いまだに重護というキャラが掴めてません。アカギのセリフで言うところの


(C)福本伸行/竹書房・VAP・4Cast・NTV

重護に対する印象はますますモヤの中…
大志Mk−2は重護に対して
なんら具体的な材料を手にしていなかった…


すでに第9話、ケツに火がついた終盤…
ここからが正念場だっていうのに、
相変わらず重護の姿が見えない…
主人公だというのにその姿が見えないのだ…

こんな状態の大志Mk−2が
最後に頼るものと言ったら、

もう天災ちゃんハァハァしかない…(えー
   

「こんにちは!あの、先輩たちに聞きたいことがあるんですけど」

「何よ改まって…」

「戦場緋夜っていう人を知りませんか?」

「なに!?」

「えっ?な、なんです?そのリアクション…」

そんな中、緋夜についての情報を求めて冒険部へとやってきた重護。
ただ、唯我部長と緋夜の因縁について知っていたわけではなく、「とりあえず手近な人から聞いてみっかー」という程度の
軽い気持ちでやってきたようです。というかさっき緋夜にやられてミイラ男と化してる汚い忍者に吹いた
あのやられ方はヘタすりゃ命に関わると思ってましたが、ギャグキャラ補正でこんな感じで済んだんか!
やっぱ天災の次にいい味出してるキャラはこの汚い忍者だな

「戦場緋夜は…初代冒険部の副部長にして、二代目部長…そして冒険部を一度潰した男でもある。
 冒険部を創設したのは、初代部長である今生霞先輩だ。
 今生先輩の下、冒険部は楽しみながらも着実に七々々コレクションを手に入れていった…
 だけど終わりの時はやって来た…今生先輩は卒業とともに冒険部を、七重島を去った…
 その後に冒険部を引き継いだのが戦場さんだ。だけど戦場さんは、強引な手口も
 平気で使うような人だった…そして当時の部員たちは、次々に冒険部を辞めていった」

そして唯我部長の口から、緋夜と冒険部について詳しい話が語られます
まずこの冒険部ってあんまり長い歴史の部ではないようで、今の唯我部長が三代目部長、
そして二代目部長が緋夜であり、初代部長が今生霞という人だったという…

よく分かりませんが今生霞っていう人は、人当たりがよくみんなに慕われていたようで、この頃が冒険部の黄金時代だったようですね
あとすっげー美人な人でもあるな  この外見で、回想でしか出番がないとはもったいない…

「そしてあの事件が起こった…とある遺跡で戦場さんは、部員を1人捨て駒に使ったんだ。
 確かに七々々コレクションは手に入ったが…「こんな部に入るんじゃなかった」…
 彼女が島から出ていく時に言った言葉だよ」

ああ、そして緋夜が部長になってからの冒険部は暗黒時代まっしぐら、次々に部員が辞めていった中で
残ったわずかな部員もダンジョン攻略の捨て駒にされ、シャレにならない大怪我を負い
車椅子生活を余儀なくされて島から去って行ったりと、緋夜のせいで部は完全に崩壊してしまったようです
なんて卑劣な二代目部長…まったく二代目ってやつは

なんでこう
卑劣な奴ばっか
なんですか卑劣様!
(えー

(C)岸本斉史/集英社

 

『何であんなことをしたんですか!?』

『別に理由なんてない。大して役に立たないやつを、
 俺が有効利用してやっただけだ』

『そんなことが許されるはずがない!』

『勝ち残ったやつが全てを手に入れる、ルールなど存在しない。
 するも自由、やめるも自由だ。クソメガネ、ただ仲良しごっこがしたいだけなら
 他の連中みたいにさっさと辞めろ』

『ぐ…!』

『ま、お前が辞めなくても俺は辞めるがな』

『な…!?』

『結局、霞がいなくなった時点で、こんな部に価値なんてなくなってたんだよ』

そんな緋夜に対する当時の問答がこれ、平然と他人を踏み台にする緋夜に対して
怒りをあらわにする唯我部長ですが、何を言っても緋夜にはまったく効果がなく、それどころか
「こんなつまんねー部はもう辞めるわ」と、とんでもないことを言い出したという…

もはや想像を絶するほどのクズですな…たとえば「俺の冒険部に軟弱者はいらない」とか部にこだわりがあったならまだしも、
そんなこだわりゼロで「俺も辞めてー」と思ってたとか、それなのに今まで部に居座って
仲間の人生を台無しにしたなんて、なんか聞いてて頭痛がするほどの最低クズ野郎ですよ

こんなやつはいるだけで害になる
ゴキブリやハエ以下やろーだ
存在価値がまったくない
生きていてもムダなこと
駆除したほうが世の中のためだ
(えー

(C)こせきこうじ/集英社

 

「そして最終的に僕だけが残り、夕と影虎を誘って活動を再開したんだ…」

「…」

「八真君…戦場さんと事を構えるというのなら、微力ながら僕たちにも協力させてほしい」

「…お願いします!」

そんなわけで、緋夜に対しては並々ならぬ因縁があった唯我部長。
「あのゴキバエ野郎を駆除するんなら手を貸すぜ」と重護に協力することになります
これまでは協力者としてはまったく信用ならなかった唯我部長ですが、今回に限っては全面的に信頼してもよさそうですね

「まず疑問なのは、戦場さんはどうして吉野さんを襲ったのかだけど…」

「(ぬっ)それは私が話そう」

「て、天災!?お前今までどこに…」

「久しぶりだな重護、実は先日私は駿河綾という1年生から、
 ある内緒のバイトを請け負った。その内容とは…
 1ヶ月前に行方不明になった生徒の捜索だった。
 だが…私が連れ戻す前に帰ってきてしまったのだ!
 私が活躍し解決する前に!事件が勝手に終わってしまったんだぞ!
 はっきり言って屈辱だぁ!」

って、そこにいきなり「話はすべて聞かせてもらったぞ」と現れたのはなんと天災!なんやねん急に!
天災といえば、前回の冒頭でなぜか1年生に3000円もらって激怒しながら帰った妙なシーンがありましたが
あれについても今ようやく説明がされましたね。天災はあの1年生から依頼を受けて人探しをしており、
調査が順調に進んでいると思ったら、天災が解決する前に事件があっさり終わってしまったんだという…

「そ、そのことがゆんちゃんとどう関係あるんだ…?」

「その行方不明者というのが吉野咲希だ」

「えっ!?」

「吉野咲希は行方不明になった日、内緒のバイトをしていた。
 内容はとある建物の調査…その依頼主が戦場緋夜だ。
 建物というのは、おそらく遺跡のことだろう」

「ちょ、ちょっと待てよ!ゆんちゃんが遺跡や七々々コレクションのことを
 知ってるっていうのかよ!?」

「いや…おそらく吉野さんは利用されたんだと思う」

「何も知らされずに金で雇われ…ただ依頼を実行させられたということか」

「だろうね…そうやって他人を使い捨てる…戦場さんがやりそうなことだ」

「ではその吉野という子は、遺跡に関する何かの情報を手に入れて
 狙われているということですか?」

「その可能性は高いね」

そしてなんと、ああ見えて実は行方不明者だったというゆん。マジかよあのお気楽少女が…
しかも行方不明になったその日、ゆんは緋夜の依頼によりダンジョンの調査を行っていたようで、
それが両者のつながりだったみたいですね。なるほど今回緋夜が言っていた
「どうやって脱出した?クリアしていないのは確認済みだ。今までどこにいた?」
って質問は、あれってゆんに調査させたダンジョンのことを聞いてたのか

緋夜からしたら、ゆんにダンジョンの調査を頼んだらいきなり行方をくらまして自分になんも報告せずに遊んでるんだから
「おいテメー調査は一体どうなったこのヤロー」って付きまといたくもなりますわな
こうなると、緋夜が寄ってくることよりゆんの記憶が完全に消えてることの方が問題だと思いますが…

「ふむ…行方不明となっている間、吉野咲希はどこで何をしていた?」

「ああ、ゆんちゃんはこの間まで、ツクヨミ街のヤバそうな組織にいたんだよ。
 あそこを統治しているのはスリー・スカルかな」

「じゃあその子は、組織の後ろ盾を得たから戻ってきたってこと?」

「いや、ゆんちゃんがその組織を利用しているとは思えません。
 それに戦場さんには、ゲーセンで初めて会ったみたいに見えました」

「あんたの気のせいなんじゃないの?」

「いえ、そんな様子じゃなかったです」



うーむ、遺跡を調査していて行方不明になったゆんは、その後ヤクザ達の町であるツクヨミ街とやらに行き着いたようで…
そこで鉄くん達と出会って、今みたいに行動を共にするようになったみたいですね。
でも重護の説明だと、なんでゆんが記憶を失ってるのかが全然分かりません
そこが一番のキモの部分というか、緋夜とのいざこざもそれが原因なわけですが…

「とにかく、これだけ分かればするべきことは見えた。
 吉野さんが狙われる理由は遺跡の情報を握っているからだ。
 なら僕たちが先にその遺跡をクリアすれば、
 戦場さんが吉野さんを狙う理由はなくなる」

「な、ならゆんちゃんに聞いてみましょう!」

「いや…彼女と接触して、僕たちが遺跡を狙っていることを
 戦場さんに気付かれるのはまずい」

「確かに、奴がどこからその女子を監視しているか分からん」

「うーん…天災、遺跡の場所はどこなんだ?」

「サウスレッドモールということまでは分かっている」

がしかし、ゆんの扱いについては今後
「あいつは放置して遺跡だけクリアしちまおうぜ」という結論に達した一同。
お…おいいいいいい!!ゆんの記憶は無視かああああ!!
なんなんだよ!「どういうわけかゆんが記憶を失ってる」というのがこの騒動の最大の謎なのに
それは放置して遺跡だけクリアすれば万事オッケーってそんなんアリかい!
なんかもう本当に分からないことが多すぎるというか
かゆいところに手の届かねえアニメだなもう!(えー

たぶん残り話数的に、あと2話か3話ぐらいで終わることでしょう
願わくば、その少ない時間に天災とのイチャイチャをひとつでも多く詰め込んでくれることを祈るぜ…(えー  次回に続く




今月のコンプエース、七々々 THE ANIMATIONの感想をば。
とりあえず今月も見事なまでに七々々 THE 原作っぷりでした

・入部テストのダンジョンをクリアーした重護と天災
→ゴールの宝箱を開けてみると、入っていたのはなぜか漬け物石
「なんじゃこれ」と漬け物石を手に取った途端、3階から外へ放り出される天災
「天災が死ぬ!」と我が身を盾にして天災を救う重護
「ありがとう、助かった。重護のおかげで怪我をしなくて済んだ」と感謝する天災

といった流れになっております。アニメだとこの辺の宝箱を開けるくだりは丸々なくて、
「天災が死ぬ!」「ありがとう助かった」のやり取りは
地縛神ウルが出てきたダンジョンの時の描写に変えられてましたよね

とりあえずこんな風に天災とくんずほぐれつになったり天使のような微笑みが見れたり、
天災とのフラグって意味では、こんな風に原作準拠の方がよかったかも。
アニメ改変での小学生コスプレも天災に似合ってはいたけど、重護とのフラグにはなってなかったですからね
漫画の方ではこの調子で天災メインヒロインで進めていって欲しいねえ



■龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第10話「対決」
 

「どう?遺跡は見つかりそう?」

「うん、さっき見つかったよ。攻略は夜にまた行くけどね」

「ヒントはあげたけど、ずいぶん早く見つけたよね」

「いやまあ、今回は急いでるから」

さて前回、緋夜につけ狙われているゆんを助けるため、緋夜よりも先にダンジョンをクリアすることを決意した重護たち。
そしてダンジョンの入口については、今回の冒頭で無事に見つかったようです
というのも、重護が七々々に土下座して頼み込んでヒントをもらったからなわけですが…

「なんで急いでるかはやっぱり教えてくれないんだ?」

「あ〜…ごめん」

「まあいいけど、約束は忘れないでよね。七々々コレクションを手に入れても
 重護は使っちゃ駄目だからね」

「うん」

がしかし、今回の緋夜がらみの事情のことは一切七々々に教えていなかった重護。
え、これってそんな内緒にしなきゃいけないことか?緋夜の話をすると七々々が落ち込むからとか?
ともかく「俺にはダンジョンクリアする必要があるんです!事情は聞かないで!」と無理に七々々からヒントを聞き出したようで
その代償に「じゃあクリアしても七々々コレクションは使うなよ」との条件をつけられたみたいですね

それにしても、話数から言ってこれが最後のダンジョン攻略になるはずなのに
七々々はまったく事情を知らずに蚊帳の外って、ヒロインとしてめっちゃ哀れなことになってんな…
禁書のインデックスとかもそうだけど、「主人公の家にいてずっと外に出ないヒロイン」って
こんな風にメインストーリーからハブられやすいから、ヒロインには不向きな設定だよな…

「よし、行こうか。それじゃ見張りは頼んだよ」

「ああ」

「気を付けてね、天災!」

「分かってる分かってる」

そして集合の時間となり、いざダンジョンの攻略へ向かう重護たち。
しかしダルクと汚い忍者は入口で留守番のようです。ダルクは今日も留守番か…
ダルクは結局1度も役に立つことがなかったなー(えー
汚い忍者は身体能力ナンバーワンだから、抜けてしまうのは少々惜しいですけども。
包帯ぐるぐる巻き状態だからいつもの調子が出ないのだろうか

「宝箱、見当たらないですね…」

「こういうケースは珍しいね」

「ん?これって、星座のシンボルマークよね」

「星座か…問題はこれが遺跡攻略にどう関係してるのかだね」

そんなわけでダンジョンの奥へと進んでいく重護たちですが、他のダンジョンならすぐ見つかる宝箱がなかなか見つかりません
長い通路をだいぶ歩かされ、さらに通路の奥にはこれ見よがしに星座のシンボルマークが。
これはあれですか、12宮Xレアの眠るダンジョンってことですか
あ、でもこの星座のマークは13星座だから12宮Xレアとは関係ないのかなー、ないのかなー
待てよ?12宮Xレアにも13番目の蛇皇神帝アスクレピオーズがいるから13星座とも関係が…(えー

「おっ!宝箱はこの下か!じゃあいっちょ行きますか!」

ドシュドシュドシュドシュ!

「うおっ!?うあっ、うおあーーっ!!」

「あいつはバカのまま死ぬんだろうなぁ…」

そんな長い通路を通りすぎてみると、ようやく現れた宝箱の間!
今回の宝箱は、この大量の鉄骨を下っていった先にあるみたいですね
しかし、のん気に鉄骨を下ったところ速攻で罠にかかり死にかける重護。
何かと思えば、今回の罠は鉄骨を踏んだ場所から物凄い勢いで巨大針が飛び出してくる仕掛けのようです

ふむ、RPGで言うところのダメージ床ってやつですな
とはいえRPGではしょぼいダメージで済むものの、リアルでやられたら間違いなく即死な恐怖のトラップ…
重護はかろうじて身をかわしてますが、このままでは命がいくつあっても足りませんな

「ん?これは扉の星座と同じ…」

「何かの暗号ですかね?」

「なるほどな、うかつな重護のおかげで確信した」

「誰がうかつなバカだ!」

「バカとまでは言っていないぞ、バカ重護。13星座のマークを見れば、
 正解の鉄骨は13までのフィボナッチ数であろうことは明白だ。
 さっき通ってきた通路のパネルは1:1.618033…つまり黄金比になっていた。
 黄金比に13、思い浮かぶのはフィボナッチ数だ。
 フィボナッチ数とは0112358132134と続く。
 この数列の比率は黄金比に限りなく近づいていくことでも知られている。
 13星座のマークを、やぎ座が1、みずがめ座が2というように
 数字に置き換えた時、フィボナッチ数の星座が描かれた鉄骨を渡っていけば
 トラップは作動しない」


(C)大場つぐみ・小畑健/集英社

…何が何だか 分からない…(えー

どうやらこのトラップの攻略法を見抜いたらしい天災ですが、何言ってんだか全然わかんねーぞ!
フィボナッチ数ってなんやねん…そんなの生まれて初めて聞いたわ
そもそも黄金比って言葉自体がよくわからんしなー、最も美しいとされる比率とか言われても
比率に美しいもクソもあんのか?という。うーん、こう書いてると俺アタマ悪そうだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「(すたすた)」

「あ、あれ?なんで無傷?おーい天災!お前大丈夫かー?」

「あっ!やらしい!何のぞいてんのよ!」

「なっ!?バ、バカ者!見るなーっ!!」

ともかく、天災の推理のおかげで正解ルートを進めるようになった唯我部長たち。
しかし重護だけは天災から離れていたせいかまったく聞こえてなかったようで、
下の方から「おーい」と天災に声をかけております。そんな重護に下からパンツを見られると思って
スカートを押さえる天災が可愛い。天災って初登場時は重護の前で平然と下着姿になってましたが
やはり一緒に行動するようになってから、重護を意識するようになったってことですかね

グラッ!

「あ、あわっ!?あわわっ!?」

「天災!?」

ドサッ!

「ふうっ…(がくがく)あ、あれ…?」

ってそんな時、パンツを見られまいと身をよじった結果バランスを崩して鉄骨から落ちてしまう天災!ぎえー!
ヘタをすればまっさかさまに落下するか、トラップ付きの鉄骨に落ちて串刺しにされるところでしたが
どうにか運良く正解ルートの鉄骨に引っかかることができたようです。
しかし、完全に運だけで助かったその結果に、さすがの天災も死の恐怖で足腰が立たなくなってしまったようで…

「う、うう…」

「よっこいしょ…どうしたぁ名探偵!」

「じゅ、重護…」

ガバッ!

「な、何をする!?」

「任せとけって!」

ってお姫様抱っこキター!!
なんと動けなくなった天災のために下から登ってきた重護、力強く天災を抱え上げると
そのままお姫様抱っこで天災を運んでいくことに!
おお…とりあえずはこの体勢のまま宿屋にでも泊まろうか。ゆうべはおたのしみでしたね(えー

コツ…コツ…コツ…

「ん…?まずい!まさかこのタイミングで、戦場が来るとは…!」

コツ…コツ…コツ…

「どどど、どうしましょう、中に入ってっちゃいますよぉ〜…!」

「うーむ…すまぬ一心…!」

ああ、そんなゆうべはおたのしみのタイミングで、ダンジョンの入口に姿を現してしまった緋夜!
空気読めない時に登場しやがって!それと入口で見張りに立っていたダルク&汚い忍者ですが
緋夜に気づいても一切何もできずに「すまぬ一心」とつぶやくのみです
お前らなんのために見張りやってんだよ!(えー
足止めとか連絡とか何もしないんかー!見張りの意味ゼロじゃないですか!なんて役に立たない奴らなんだろう…

ドタドタドタ

「ま、待て、そこを右だ!」

「よっしゃ!」

ドタドタドタ

「次は左に…バ、バカ、それじゃない!」

ドシュドシュドシュ!

「おわっ!?もう遅い!」

「左!左!奥ぅ!」

「一気に言うなぁ!」

ドシュドシュドシュ!

「ひ、左と言ったばかりだろうが!こらぁそっちじゃない〜っ!」

一方その頃、天災をお姫様抱っこした重護は、ドタバタなやり取りを繰り返しながら鉄骨を駆け下っていました
こういうのでいいんだよこういうので!
頭脳担当の天災と運動担当の重護、その2人がこうしてラブコメしながらダンジョンを攻略するという
それが一番この番組で見たいことなんだよ!
これに専念していれば良作だったんだけどなあ。他に余計なことをやり過ぎたのが実に惜しいよ

それとこの場面の2人のやり取り、何かを思い出すなぁと思ったら
「ショウ!下よ!」「わかってる!」
「ショウ!右っ!」
「わかってる!」
「正面あたっちゃああああう!!」
「耳元で怒鳴るな!!」
っていうダンバインでおなじみのアレですな。ハイパーオーラ斬りだぁぁぁぁぁ!!

「ふ〜…いやぁ死ぬかと思った」

「まったく…!お前が私の指示どおりに動いていれば、
 もっと楽に下りられたのだぞ!?」

「下りられたんだからいいだろ」

「はっ…(かあああ)さ、さっさと降ろせ〜〜っ!!」

そんなわけで、ついに宝箱の置かれた最下層へとやってきた2人。
指示通りに下りなかったのをプンスカ怒る天災でしたが、それ以上にお姫様抱っこされていたのが恥ずかしいらしく
真っ赤になってふくれ顔なのがなんとも可愛いですな
やはりヒロインは天災だけでよかったんや!もっと天災を中心に話を掘り下げていれば!

「これは…パズルですか?」

「ロックのかかっている宝箱というのは初めて見るな…」

「ふっふっふ、私の出番だな」

ほどなくして唯我部長と茨副部長も最下層に到着し、いざ宝箱の前に向かった4人。
しかし宝箱を開けるには、鍵となっているパズルを解かなければならないらしく…って、こ、このパズルはまさか…

できるんです!!(えー
懐かしいなぁできるんです。今の子たちはできるんですって言って通じるんだろうか
90年代にあったんですよ、こんな風にパネルをスライドさせて絵柄を完成させる、できるんですって商品が

ググッてみたら当時のCM動画がYOUTUBEにアップされてました、うわーなつかしいな
きんぎょ注意報とかまじかる☆タルるートくんとかそれこそ今の子達は知らんだろうな…
やはりできるんですもすでに過去のものとなってしまったのか

「でもよかった、これで戦場さんより先にここをクリアできそうですね」

「ほう、そいつは結構なことだな」

「な!?」

「クソメガネの分際でよくここまで来られたな…
 いや、ただお仲間が優秀なだけだったかな?」

「く…!」

ってぐわー!そんなできるんですを解いている最中に、とうとう姿を現してしまった緋夜!
こいつが来る前にお宝を入手する計画だったのが…やはり入口で足止めできなかったのが痛かったか…
「お仲間が優秀」と語る緋夜ですが、入口の2人はマジ無能なんすよ…(えー

「パズルは解けそうか?俺はそれに手こずってたんだ」

「教える義理はありませんね」

「だったらさっさと帰れ…と言いたいが、それを許すつもりはない。
 俺の周りをちょろちょろするなと言ったはずだ…!
 邪魔者は排除する!」

「…!」

「(ずいっ)戦場さん!」

「ん…?八真くん!君も冒険部だったとはな」

相変わらず唯我部長に対しては容赦ない緋夜、問答無用で叩きのめす気満々ですが
重護の姿を見ると「あれっ八真くん」と話を聞いてくれる気になったようです
なんか緋夜って重護に対してはやけにフレンドリーですよね
「クソメガネ」と呼んで明らかに見下している唯我部長とは違って、重護のことはくん付けだし
今までも色々と普通に会話してくれたような気が…



「一つ聞かせてください、ゆんちゃん…吉野咲希ちゃんを使って、
 この遺跡を調査したってのは本当ですか?」

「ほう、そんなことまで調べていたのか…」

「危険だとは考えなかったんですか?」

「考えたさ。だから報酬を高く設定し、危険が伴うとも忠告した。
 その上で彼女は仕事を受ける承諾をしたんだ」

「命の危険もあったのに…!女の子にそんなことさせたのかよ!」

「俺が依頼したのは非合法のバイトだ、全て自己責任の範疇だよ」

「ゆんちゃんはまだ1年生だぞ!?」

「その考えは彼女を舐めているな。自分より年下だから何だ、女だから何だ?
 そうは思わないか?」

「くっ…!」

そしてゆんに危険なバイトをやらせたことについて、緋夜を問い詰めようとする重護でしたが…
これについては正直、緋夜の言い分のほうがスジが通ってるというか
「非合法のバイトに勝手に首を突っ込んできたのはゆんの方、危険性の説明もしたがそれでもやると言った」とのことなので
マジにゆんの自己責任としか…しかもバイトを受けたのに結果を報告せず、記憶をなくして緋夜から逃げ回ってるんじゃなぁ

「そんなに大事なら、首輪でも付けて鎖につないでおくんだな」

「戦場さん…いや戦場…!一つ分かった…俺はあんたが嫌いだ!
 もうゆんちゃんのためとは言わねえ!てめえがムカつくからぶっ飛ばす!」

「フン…最初からそう言えば良かったんだよ。相手をしてやる!」

そして結局、重護とも決定的に対立してしまい戦うことになる緋夜!
この嫌われ者は結局誰とも仲良くできないんやな…そんなわけで緋夜とのバトルが開始しますが、
真っ先に飛び出して行ったのは茨副部長であります。この人、なにげに格闘能力はムチャクチャ高くて
雪姫とも互角に殴り合えるし、重護のことも簡単にボコれるほどの人ですからね。今回の主力と言える人なわけですが…

ズズズ…

「えっ!?」

バキイッ!

「うぐっ!?」

なんとその時、真正面にいたはずの緋夜が突如として副部長の背後に移動!
虚を突かれた副部長はまんまと手痛い一撃を食らわされ、さらに反撃しようにも簡単にいなされてしまったという…
うーむ、副部長の殺人パンチを簡単に受けるとは、緋夜は何か武道の経験があるのか?
それにいきなり瞬間移動した不思議な技は…?

「フフ…まずは1人…」

バキイッ!

「ぐっ!?」

「一心さま!」

「チッ…クソメガネがぁぁぁっ!!」

ガシイイイッ!



あーっとこれはー!?勝ち誇る緋夜を思いっきり殴り飛ばし、
さらに緋夜の反撃パンチをやすやすと受け止める唯我部長!
たった今これと同じ光景を見たばっかりやで!?
そう、副部長が緋夜にやられたのとまったく同じわけですが…こいつら2人は同じ武道の使い手なのか?

「そのブーツ…七々々コレクションの”影かき”ですね」

「七々々のクソネーミングではそう言ったか…
 影を瞬時に移動できる代物でな、俺の愛用品だ。
 クソメガネ、お前の眼鏡も七々々コレクションだろ?」

「えっ!そうなんですか!?」

「”ギルバート・バラムの複写魔眼鏡”…
 七々々さんはモノマネ眼鏡と呼んでいたけどね。
 このレンズを通して見ると、相手の知識や技術を真似ることができる…」

おお、部長がこれだけ強いのは七々々コレクションの力だったのか。モノマネ眼鏡という道具の力によって
緋夜の格闘能力をコピーしたというわけですな。さらに緋夜が瞬間移動したのも、
影かきという七々々コレクションの力だったようです。この間、街中で汚い忍者を簡単に追い詰めていたのも
影から影へ移動できるこの能力のおかげだったというわけか

「クククッ…その眼鏡はお前そのものだなぁクソメガネ。
 誰かの真似でもしない限り、お前には何もできない!」

ガスウッ!ガスガスウッ!

「ぐううっ…!」

「そいつは確かに相手の技や知識をそっくりそのままコピーできる…
 だが体の強さは変わらない!」

メキメキメキイッ!

「がああああっ!!」

ああしかし、今度は力任せな攻撃を連発して、みるみる唯我部長の体を痛めつけてしまう緋夜!
悲しいかな、普段から鍛えている緋夜ともやしっ子の唯我部長では体の強さが違いすぎたのです
同じ武術でも唯我部長の体はどんどんついて行けなくなり、やがて一方的に殴り倒されてしまったという…

「あ…ぐ…」

「失せろ…!クソメガネ!」

「…ううっ…」

「やれやれ、情けない顔だなぁ重護!」

「て…天災!?」

そんな緋夜の圧倒的な強さを目にして、すっかり萎縮してしまったらしい重護。
重護お前…最初に「戦場!てめぇがムカつくからぶっ飛ばす!」って言ったはいいけど
何もしないままビビって動けなくなるとは…(えー
どうにも情けない重護に変わって、「やれやれだぜ」と緋夜と対峙したのは天災!
もはや天災に頼るしか…無敵のスタープラチナでなんとかしてくださいよォーーッ!!

「おい彼女、パズルはもう解けたのかい?」

「ああ解けた」

「ん…?絵は完成していないようだが…」

「完成しているさ。私の頭の中でな!」

「…俺はくだらない冗談を言うやつが嫌いだ」

「そうか、よかったな。私はお前にとって嫌いな人間ではないらしい」

おお、そしてパズルの解き方が分からない緋夜に対し、
「え〜分からないんっすか〜、私は分かるんだけどな〜」と頭脳戦での駆け引きに持ち込む天災!
これってあれですね、モンスーノのスーノ博士がやってたあのシーンを思い出しますね

クククク…ハッハッハッハッ!
何も分かってないなァ!!
パズルを完成させる方法か?
ククッ、お前には絶対に
理解できないだろうなぁ〜
ハハハハハハ!!
(えー

TM & (c) 2012 Pacific Animation Partners LLC“Monsuno”
TM & (c) 2012 JAKKS Pacific, Inc. All Rights Reserved.

 

「チッ…!」

バキイッ!

「あうっ!?」

「天災!?戦場てめえーーッ!!」

ああ、そんな天災への怒りを我慢できず、感情のままに殴り飛ばしてしまう緋夜!
まあスーノ博士のあの煽りを聞いてしまってはな…(えー
スーノ博士に煽られたらもう切れるしかないわな…

「う…ぐ…!?」

「え…?」

「ふ…ふふふ…!(バチバチ)」

おっとしかし、転んでもタダでは起きない天災!なんと殴られる瞬間にスタンガンを構えていたようで、
緋夜に対して電流をお見舞いしていたようです、これはあれですね
ジョジョ第3部でジョセフがDIOにやろうとしたハーミットパープル&波紋!
あの時はDIOに見抜かれて不発に終わりましたが、緋夜相手には通用したようですね

それと、緋夜に一泡吹かせてやったとはいえ殴られたのがめっちゃ痛くて涙目になってる天災が可愛い
ほんとに天災だけはいいキャラなんだけどなー、これをもっと活かす構成にできていたら…

「ぐっ…はぁ…姑息な真似を…!」

「息が苦しそうだなぁ、大丈夫か?それでちゃんと潜れるのかぁ!?」

「…!」

「やはりな…重護!息が乱れてる今ならやつは影に潜れない!」

「そうか…!奴の能力って!」

バキドカガスウッ!

「がふっ!?」

「影かきとは水かきのもじりか…!影を瞬時に移動するのではなく、
 影の中を泳ぐことが本当の能力だったとはなぁ!」

ええええええええええ!?
いやちょっ…影かきの真の能力がここで判明したわけですが…ええええええ!?
あれって今まで瞬間移動してたんじゃなくて、影の中を必死に泳いでたってこと!?

 

ちなみにこれが影の中を移動中の緋夜の図。マジに潜って泳いどる…
てことはあれですか、街の中をすごい勢いで飛び回る汚い忍者を追跡した時は、
「まって〜〜」と必死こいて影の中をザブザブ泳ぎまくってた
そういうことなのか…(えー  なんて情けない能力なんだよこいつは!

「チッ…!いい気になるなよ!」

ザブン!

「や、八真くん…僕に考えがある…」

「え…?」

(くっ…呼吸が長く続かない…!)

ザバッ!

「はいご苦労さん!」

「なに!?」

バキイッ!

「がっ!?くっ…!」

ザブン!

(い、今のは偶然か…!?)

ザバッ!

「ぷはっ!」

「はい待ってましたよぉ!」

「な…!?」

バキイッ!

って、影の中に潜って重護たちの目から逃れようとする緋夜でしたが、「ふーこの辺でいいか」と顔を出した瞬間
「はい待ってました」と待ち構えていた重護に殴られる結果に!
何度やっても結果は同じ、完全に出所を読まれてもぐら叩きのように殴られ続ける緋夜。
どうやら唯我部長が、影かきの攻略法を思いついてこうなっているようですが…?

「な…なぜだ…なぜ…!」

「『なぜ俺の動きが読める』と言う」

「なぜ俺の動きが読める…ハッ!?」

ドッギャーーン!!ついには出所だけでなくセリフまでも読まれてしまう緋夜!
ジョセフや!これはジョセフやでー!!
そう、唯我部長は例のモノマネ眼鏡を使うことにより、緋夜の思考を読み取って重護に伝えていたのです

ちなみに緋夜の声優はジョセフと同じ杉田智和。
なのでジョセフが得意とするセリフの先読みを、自分がやられてしまったということですねえ

お…
おれの…
得意の…
おハコを!!

(C)荒木飛呂彦/集英社

 

「ク…クソガキがぁぁっ…」

「ふふふ…あなたは負けますよ…!さんざん見下していた僕に!
 想像もしていなかった七々々コレクションの使い方を知らされ!
 悔しがりながらみじめに敗北する!」

「雑魚の分際でぇぇッ!俺を見下してんじゃねえええ!!」

「(ニヤ…)やっとあなたから一本取れました」

「お返しよぉぉっ!!」

バッギャアアアアン!!



あーっとすごいのいったー!!
冷静さをなくして唯我部長に飛びかかった緋夜でしたが、そこに待ち受けていたのは茨副部長の渾身の一撃!
辺りにすさまじい炸裂音が響くほどの破壊力、文字通りのダイナマイトパンチといった感じです
さすがに緋夜も年貢の納め時か、思いっきり吹っ飛ばされて失神寸前となりますが…

「あ…が…」

「お前の負けだな…」

「ふ…ふふ…どうかな…?気を付けろ…たった今、お前の肺が片方潰れたから
 呼吸が苦しくなるぞ…!」

「はぁ?何を言って…」

グシャアッ!

「がっ…!ぐ…!?」

(い…息が…!できない…!?)

どっこいまだまだ降参する気はない緋夜!まったくタフな野郎だなお前は!
さらには「お前の肺が潰れたぞ〜ほら潰れたぞ〜」とか言った途端に
本当に重護の肺が潰れてしまいました。これは…緋夜は以前、汚い忍者にも似たことをやっていましたが…
影かきの他にも、まだこんな口にしたことが現実になるとかいう感じの七々々コレクションを持っているのか?最終回に続く!






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