■MAJOR 2nd 第9話「野球を好きな才能」

「僕と一緒に野球やろう。君がドルフィンズに戻るなら、
 僕も野球の魅力を探してみるよ」

「ハ、ハァ!?なんでそうなるんだよ!才能があるお前はやめるなって
 言ってんだよ、俺は関係ねーだろうが!」

「才能才能うるさいよ大吾くんは、才能なんてなくたって
 君は十分いきいきプレーしてたじゃないか。
 君は野球が好きなんだよ、野球を好きな才能は
 ちゃんとお父さんから受け継いでるんだよ」

「…」

「周りの目なんかもういいじゃない。
 まだ変なレッテル張って君を冷やかす奴がいたら、僕がぶっとばしてやるよ
 今週、絶対練習に来なよ」

さて前回、光さんに野球を続けさせようとした結果、「じゃあ大吾くんが一緒ならいいよ^^」という
ホモくさい返答を受けてしまった大吾。これには戸惑いを隠せない大吾ですが、
「実は野球が好きなんだろ?はけよ」と光さんに指摘されてしまうと、図星すぎて何も言えなくなってしまいます

それにしても、大吾を冷やかす奴がいたら俺がぶっとばしてやんよって
光さんマジで大吾のこと好きすぎですよね
初登場の時からとにかく大吾に肩入れしてくれるというか、なぜこうまで味方になってくれるのだろうか



そしてついに光さんの説得に応じ、なんと野球を続ける気になった大吾。
まあもともと野球に対する情熱は秘めてましたから、それさえ正直に認められればこうなるのも早かったというわけか
そんなわけで野球チームの練習日にやってきた2人ですが、時間が早すぎてまだ誰も来ていなかったようです
なので誰もいない中、2人きりでキャッチボールをすることに…いやぁホモっぽいなぁ〜(えー

「つーかお前、なんでキャッチャーミットなんだよ」

「いやあ、家にこれしかなかったから」

「あ、そうか。光の親父はキャッチャーだもんな」

「大吾君、僕あれからちょっと野球のこと調べたんだけどさ」

「え、何を?」

「野球の花形はピッチャーらしいね。あそこなら退屈しなさそうだし、
 僕はピッチャーやることに決めたよ」

「えっ」

そしてお喋りしながらキャッチボールする2人ですが、なんとピッチャーに興味を持って
今後はピッチャーをやると豪語する光さん。しかし大吾としてはこれってどうなんですかね
吾郎に憧れてる大吾としては、やっぱり自分もピッチャーやりたいと思うんじゃないだろうか

まあ大吾にはピッチャーをやれるほどの肩がないっていう、どでかい弱点がありますけど…
いっそのこと光さんがピッチャー、大吾がキャッチャーっていう風に、親とはまったく逆のポジションでプレーするとか?
うーん…でもキャッチャーでも肩は重要だし…それに何より、大吾がキャッチャーになっちゃったら
吾郎からもらったグローブ使えなくなっちゃいますよね
キャッチャーはグローブじゃなくてキャッチャーミット使うことになっちゃうから。

そうなると、キャッチャーミットしか持ってない光さんが
「ちょうどいいや大吾君、君のグローブと僕のミット交換してよ」とか言い出して
大事なグローブを渡したくない大吾が、また複雑な気持ちに…まあさすがにちょっと妄想しすぎかな



って、そんな2人がキャッチボールをしている最中、「誰だあのヘタども」とか言いながら現れたチンピラ2人。
いや〜なんだかこいつら上から目線で喋ってますが、明らかに噛ませ犬じゃねーか!!(えー
とても活躍できるキャラの顔じゃねーよ!ただの三下だわ!
右下の文章では「デキそうなチームメイト登場!!」とか言われてますが、おいおい冗談だろ!?
こいつらどう頑張ってもヤムチャ以下の噛ませにしかなれねーよ!(えー

あとこいつらは前回の試合を休んだそうですが、大吾と光さんが前回の試合に呼ばれたのは
こいつらがいなくてメンバーが足りなかったからってことですかね
確か「人が足りないから来てくれ」みたいに言われてた気がするし、それで今回初対面になったっていうことか。次回に続く!


■MAJOR 2nd 第10話「エースの洗礼」




「おざっす!」

さて前回、大吾と光さんがキャッチボール中に「誰だあのヘタども」と現れた
ガラの悪そうなチームメイト2人ですが…今回はというと、こうして一応
あいさつして普通に声をかけてくれました
マジか、てっきり「誰の許可を得てここでキャッチボールしてんだオラァ!!」ぐらいの
罵声でも浴びせられると思ってたんで、まさか笑顔のあいさつをしてくれるとは思いませんでした、こいつら意外といいやつなのか?

「マジか!?お前佐藤寿也の息子だって!?」

「そうだよ、でも別に珍しくもないでしょ、彼もあの茂野吾郎の息子だしね」

「何!?」

「へえ…こんな時期に2人も強力助っ人が加入か、こりゃいい。
 ぜひそのサラブレッドの実力を見てみたいね、
 俺たちドルフィンズのエースと正捕手なんだ。ちょっと勝負してみないか?」

って、そのままお互いに軽く話してみる一同でしたが、有名選手の息子と聞いて
「ぜひサラブレッドの実力を見てみたいね〜」とか皮肉めいたことを言い出して
勝負を挑んできたチンピラ野郎。うーむ、やっぱりただの嫌なやつなのか…

それとこいつら、このチームのエースピッチャーとキャッチャーだったんですね
光さんは前回「ピッチャーやりたい」って言ってましたから、遅かれ早かれ激突しないといけない相手か
そしてこうなると、大吾がキャッチャーやるって話もにわかに現実味を帯びてきた気がするなぁ

なぜなら、相手のこいつらが2人でつるんでるから。仮に光さんがこの後ピッチャーの座を掴んだとしても
投手のチンピラ1人を蹴落とす形になるから、もう1人のキャッチャーやってる方が
おとなしく光さんの球を受けるとは思えないっていうかね
「チッ、こんな奴の球捕りたくねーぜ!」とか言って拒否しそうなんで、
そうなると大吾がキャッチャーやる流れになりそうかなって…

「しょ、勝負って…ハハ、いや俺たちそんな大したもんじゃないし…なぁ?」

「いーねー!よしやろう!」

「おい!?バカかよ光!!あいつエースだぞ!恥かくだけだろ!?」

「いや、わかんないでしょやってみないと。てゆーか恥かいてもいいじゃない。
 大吾君はさ、いい加減そういうの気にするのやめなよ」

「…」

 
 

「恥をかくのは悪いことじゃないよ、悪いのは
 恥を恐れて好奇心を失くしてしまうことさ」

ってうおーー!!ここで光さんの名言キター!!いやあカッコいいですねえ、いいこと言うなあこの人
大吾に限らず日本人の悪いクセとして、恥をかくことを必要以上に恐れてしまってチャレンジ精神を持てないところが
ありますよね。そういうふうに考えてると、もうとにかく行動しなくなってしまうんですよ
「失敗して恥をかくぐらいなら何もしない方がマシ」って意識に陥ってしまうわけです

そんなこと考えてたら何も成し遂げることはできないですよね
自分の可能性を自ら狭めていってしまうわけで、失敗や恥を恐れていては並以下の人間にしかなれないわけですよ
昔、カレイドスターというアニメにこんな言葉がありました
「冒険を恐れる者は人の後ろを歩くしかないぞ、小僧」ってやつ
光さんは野球の素質より何より、こういうメンタルを備えているところが一番器が大きい気がするなあ

「よし、じゃあ打席に入れ。アンディは防具つけろ」

「おう」

(フン…元メジャーリーガーの二世ねえ…)

ビシュッ!

「あ…危ねえ!」

ガシャーン!

「…」

「おっとすまんすまん」

そんなわけで、チンピラ投手の球を打てるかどうかの勝負が始まりますが
1球目はいきなり光さんの頭を狙ったビーンボール!て、てめー!!
野球選手としてサイテーなことを平然とやりやがって!少しでもこいつらをいい奴と思った俺がアホだったわ
最初に挨拶してくれた好感度とかもう消し飛んだかんなカスどもが!!(えー

それとキャッチャーの方はアンディって呼ばれてますが、こいつ外人だったのかよ
まあ確かにミスター・ポポみたいな見た目してるけど…(えー

「なんだ。うちのエースはずいぶんノーコンなんだね、
 これなら僕でもエースになれるかな」

「はあ?俺がノーコンだって?ボンボンが舐めやがって…
 ここでは俺が王様なんだよ!!」

そんなビーンボールに対して眉ひとつ動かさずに挑発で返す光さん。やっぱこの人のメンタルタフネスは半端ないわ…
光さんは前回からキャッチボールしながら大吾にノーコンノーコン言われてるんで

←ノーコンな光さんの図

それで「なんだ、お前も大して変わらんな」と言ってるわけです。
それを聞いたチンピラ投手は少々プライドが傷つけられたようで、「誰がノーコンだオラー!!」
今度はちゃんとストライクのボールを投げるようになってきました

ズバアアアン!

(うわっ…超はええじゃん!あれがうちのエースだったのか…!)

「…」

「プロの二世だからって俺様がビビるとでも思ってんのか?
 二度と舐めた口きくんじゃねーぞ!!」

カッキイイイン!!

「!?」

あーっと光さん打ったー!!やっぱりやってくれたよこの人は!
大吾から見たら、相手投手の球も驚愕に値する豪速球だったようですが
光さんはそんなの関係ありません、1打席あれば十分とばかりにボールを弾き返す結果に!
残念ながらクリーンヒットではなくピッチャー返しになってしまいましたが、それでも相手をびびらせるには十分だったようです

(こ…こいつ…俺の球をたった1打席で…)

 

「オイ何やってんだお前ら!危ないから選手だけの対戦は禁止してるだろうが!
 卜部、アンディ、お前らなら知ってるだろ!?」

がしかし、その時監督がやってきて対戦は取りやめになってしまいました。というか選手だけで対戦するのは禁止されてたのね
普通に対戦するだけでも危ないってこれだけ言われてるのに、あのピッチャーのやつ
そのうえでビーンボール投げるとか正気かよ。どうしようもねえカスだな

それとピッチャーの方は卜部って名前なんですね、卜部と書いてうらべと読みます。
実際にこういう苗字だったら、絶対に小学校で「おいトベー!!返事しろよトベー!!」とかって
からかわれそうだな…多分この卜部も、それやられて性格歪んでしまったんやな…(えー

「監督…なんでこんな時期に新入りとか入れたんスか?」

「なんでって…入りたい奴はいつでもウエルカムに決まってるだろ」

「そりゃないでしょ、じゃあ古くからやってた誰かが、こいつらのせいで
 試合に出られなくなるじゃないスか。6年は最後の夏ですよ?
 俺はこいつら入団させたくないッスね」

って、監督を見るなりすかさず「6年は最後の夏なのに、こんな奴らのせいで控えに回されるなんて…」とか
しおらしいことを言い出したアンディ!て、てめーふざけんな!
勝負に負けたからって今度は泣き落とし作戦かよ!!(えー  いちいちやることがせこいんだよ!
どうにもこうにも邪魔ばかりしてくる卜部&アンディの2人。このふざけた泣き落とし作戦で
大吾&光さんは追い出されてしまうのか?次回に続く!


■MAJOR 2nd 第11話「ピッチングテスト」

「冗談じゃないッスよ、今さら6年生を2人も入れるなんて。
 こいつらのせいで、今までずっとやってきた奴が出れなくなるとか理不尽でしょ?
 しかもこいつはピッチャーやるとか言ってんスよ」

さて前回、ドルフィンズに入ろうとした大吾&光さんに対し、それを妨害しようと難癖をつけてきたアンディですが…
今回のこのセリフで、なんでそこまでアンディが2人の邪魔をするのか明らかになりましたね
注目すべきは「こいつピッチャーやるとか言ってんスよ」ってこの一言ですよ
つまり、新しいピッチャーが入ってくると今ピッチャーやってる卜部が控えにされるから
「僕が卜部くんのためにこいつらを追い出してやらなきゃ><」って、アンディは思ってるってわけかぁ

やーなんというか、こんな風にガラの悪いチンピラみたいな奴ほどなぜか
「友達と離れるの絶対ヤダ><」って女々しい考え方すること多いよね
やたらと馴れ合いたがるというか、ずっと一緒のバッテリーじゃないとそんなに嫌なもんか?
わざわざ他人を蹴落としてまで一緒じゃないとヤダってなぁ
変に強がってるくせして、友達がそばにいないと生きてけないってレベルで誰かとつるみたがりますよね



「ハハハハどうしたんだいアンディ?そうイキるなよ、ぶっちゃけ俺たちだって
 5年生から入っただろ?みんなで仲良くやってこーぜ」

ってぶふー!?なんとその時、「ハハハハどうしたんだい」まったく似合わない爽やかなフレーズを口にしながら
アンディを止めに入った卜部!誰だよお前!!(えー  「みんなで仲良く」とか、おめーがそんなタマかよ!!
一体何を企んでるんだか…まあともかく、この卜部の言葉でアンディは引き下がり、光さんたちは無事に加入することに…

「おい卜部、てっきりお前も反対すると思ったのになんだよ」

「余計なことすんじゃねーよアンディ…!お前まさか、俺があのメガネに
 エースの座を奪われるとでも思ってんのか」

「い、いや…」

「奪わせなきゃいいんだよ…親の七光りなんざ、
 ここでは通用しねえってことを教えてやんだよ!!」

その後卜部に真意を尋ねたアンディですが、卜部が考えていたのは
「メジャーリーガーの息子だかなんだか知らねーが、俺様が格の違いを教えてやる」ということでした
完全にかませ犬の流れじゃねーか!身の程知らずな奴め、ボコボコにされる未来しか見えねーよ!

まあでも、真っ向から光さんと競い合おうとするその姿勢は良いんじゃないでしょうか
アンディのように競争相手を汚い手で排除してても成長なんてしないですからね
こいつらの友情って、光さん&大吾の友情とまったく逆な気がするんだよなぁ



なぜなら光さんは、なにかと諦めがちな大吾に対して「もっとチャレンジしようよ、やる前から諦めることないよ」って
大吾が成長できるように背中を押してくれるわけですよね、成長の助けになる友情なんですよこの2人の場合は。
新たなハードルにチャレンジする気持ちが、光さんとの友情によって大吾の中に芽生えていくっていう

それとは逆に、アンディの卜部に対する友情っていうのは、
卜部の前にあるハードルをどんどん排除していっちゃうっていうものなんですよ
卜部本人としては意外とやる気あるのに、アンディが「俺は卜部のためを思って」みたいにハードルを排除しちゃうっていう
こんなことやってたら卜部が成長することなんてないですよね
せっかくの成長の芽を潰してしまうダメな友情っていうか、卜部が堕落するだけですよこんな馴れ合いやってたら。

まあとにかく、今回はアンディの思惑が外れて卜部は光さんと競っていくことになったわけですが…

ズッバアアアアン!!

「な…!?」

がしかし、光さんがピッチング練習を始めた途端、そのあまりの豪速球ぶりを目にした卜部は
驚きのあまり
オサムみたいになってしまいます
(えー

(C)葦原大介/集英社

やはり光さんとは格が違いすぎたのか、今になって卜部は「やっぱりアンディの言う通りにしときゃよかった」
後悔しているかもしれませんが…

(なるほど…確かに驚くほどの素質だ、あんな初心者の投げ方で
 これだけの球を投げられるなんて信じられん…
 だが、あれだけフォームがバラバラだと…おそらく一球目はマグレだろう)

ばひゅーん

「あれ?」

ばひゅーんばひゅーん

「うーん、ストライクって難しいな…」

って、しかし一球目は綺麗に決まったものの、それ以降はひどいノーコンぶりを発揮してしまい
ストライクがまったく投げられなくなってしまう光さん!そういえば光さんってノーコンだったんだっけ…
監督いわく、光さんのノーコンぶりは投球フォームが固まっていないところからきているようで、
こればっかりは素質でどうにかなるものでもないみたいですね…



そしてさっきまで超絶ビビっていた卜部も、「なんだよノーコンでゴミな雑魚じゃねーか」
すっかり光さんに失望してしまいます。お前そんなこと言って内心ホッとしてるんじゃねーのか!?(えー
これでもし本当に卜部が、光さんのことを歯ごたえのあるライバルだと思って期待していたとかだったら
なかなか見どころのあるやつなんだが…果たしてどうなんですかね

「佐藤、残念だがピッチャーは無理だ。肩はいいから外野手として頑張ってみろ」

「…」

「誤解するな、素質は十分ある。だが大会まではもうあと一月しかない、
 初心者のお前が今からピッチャーをやるのは、さすがに無理だ」

そんな光さんのノーコンぶりを見て、さすがにピッチャーとして仕上げていくには
時間をかけてフォームを固めていく必要があると判断した監督。ですが大会はもう目前に迫っているようで、
それに間に合わせるにはとても時間が足りないみたいですね。なるほどそれはごもっとも
今度の大会に投手として出るのは諦めて、まあ次の機会にじっくりと練習してもらって…

「…分かりました、とりあえず外野手でいいです。
 でもあと一回だけチャンスもらっていいですか?
 大会の前にもう一回ピッチングテストしてください。
 ピッチャーが無理かどうか、その時判断してください」

って、いったんは監督の言う通りに引き下がった光さんでしたが、
「一月後にもう一回この場所に来てください、こんなボールよりずっと凄いボールをご覧に入れますよ」
美味しんぼみたいなことを言って再テストの約束を取り付けてしまいました
さすがにそう簡単には諦める性格じゃありませんなー、でもこの短期間にピッチャーの基礎を身につけることができるのか?



あと関係ないけど今回の練習シーン、アンディに向かってスライディングする大吾のシーンで
大吾の顔がえらいショタ可愛かったのが印象に残ってます
そういう意味じゃ「うーんストライクって難しいな」ってコマの光さんもなかなかだったと思いますねー
いやマジでこの漫画ってショタコンホモ腐女子にけっこう人気出そうと思うんですけどどうなんでしょうね(えー
実際どうなのかあんまり噂聞こえてこないけど、ちょっと知れ渡ったら爆発的に人気出そうだと思うんだよなー。次回に続く!


■MAJOR 2nd 第12話「付き合ってよ」



さて今回のMAJOR 2ndですが、冒頭の場面は大吾の姉ちゃんと母ちゃんが玄関で話している場面となってますね
どうやら姉ちゃんはこれからどこかに出かけるようです。なので、今回の姉ちゃんの登場シーンはこの場面のみという…
いやちょっと待ってください満田先生!姉ちゃんが出てくる回ではいつも恒例だった
お色気シーンが今回ないじゃないですかァー!!(えー

一体どうしたんですか満田先生!?今まで姉ちゃんが出てくる回では必ず毎回脱がしてたというのに!?
単行本ではわざわざ描き下ろしの絵まで描いて脱がす回数増やしたというのに!?

いやまあ、とは言うものの、わざわざそんな脱がさなくても姉ちゃん十分可愛いっすね(えー
いやマジで、この靴はいてるシーンだけで十分可愛いですわ。健康的エロス!
脱がすだけがすべてではないんですよ、「普通にしてるだけでも可愛い」と感じさせるキャラこそ本当の意味で貴重なんですよ!



そう例えば、「大吾が野球をやり始めた」と聞いて半信半疑な顔をしているシーン。
いやあいいっすねーこの呆れたように冷めたツラしてる表情。いいっすね可愛いっすね〜(えー
こんなどうってことない1コマでも可愛いと満足できるのがいいんですよ
それはつまり、無理にサービスシーンを入れなくても、すべてのコマで満足させられる可能性を秘めてるわけだからね
俺はこういうキャラが好きなんですよねー、もう姉ちゃんが出てればなんでもいいな!(えー

一方で大吾はというと、姉ちゃんが言うように「今日は練習ねーしDSやりまくるぜイエーイ!」と野球そっちのけで
今日は引きこもってゲームする気満々だったようです。しかし、そこに光さんがやってきて投球練習にしぶしぶ付き合うことに…
ふむ、まだやっぱり光さんに引っ張ってもらって野球する感じなのね。ともかく2人で練習を始めますが、
大吾は光さんのノーコンぶりを不安がりながらボールを受けることに…

スパアアン!スパアアアン!

「あ、あれ?」

ところが、実際受けてみるとストライクゾーンにちゃんと飛んでくる光さんのボール!
ちょ、ちょっと以前のノーコンぶりはどうしたんですか!?以前のっていうかまだ昨日のことじゃないですか!
たった1日でノーコン病を克服したとでも!?いったい光さんはどんなミラクルを使ったのか…

「昨日さ、練習終わって家に帰ってから本とかネットで調べたんだ。
 そしたらノーコンの原因が1つ分かったよ」



ゲェー!?なんと光さん、昨日まではボールを投げる時指全部使ってワシ掴みにしてたという
メチャクチャな握りをしていたことが判明!そんなんで投げてたんかい!
本当に野球のことまったく知らないんだなあ、そして握りのことをちゃんと調べて修正した今、
ノーコン病はすっかり治ってちゃんと投げられるようになったようです。お、おいちょっと待ってください
前回監督に言われた「投げる時のフォームがバラバラ」っていうのは別に関係なかったんですか!?(えー

ズバアアアン!

(マ、マジかよこいつ…握りを修正しただけでもうノーコン克服かよ!)

ズバアアアン!ズッバアアアアン!!

「い、痛ってぇ!ちょっとタンマ、お前本気で投げてるだろ!?」

「え?やだなあ、まだ全然アイドリングだったけど」

「へ…?」

「本気だと…こうだけど!?」



ぎええー!!その時とうとう全力投球でものすごい豪快なフォームを披露する光さん!
あ、あかん!いかにも強そうすぎる!実際、光さんが投じたボールは世にも恐ろしい超豪速球であり、
とうてい大吾が取れるような代物ではありませんでした

ギュゴオオオオオオ!!

「…!!」

「うん、いい感じ!マックスで投げても制球できる!
 よーし、これからもっと狙ったとこ投げられるようにならないと!」

「死ぬわ!!お前自分がどんだけ速い球投げてるか分かってんの!?
 ミットかすってなかったら大ケガしてるっつーの!!
 あんな速球、マスクやプロテクターもなしで捕れとかどんな罰ゲームだよ!」

もはや光さんのバケモノじみた豪速球が恐ろしすぎて、防具なしでやってられるかと付き合いきれなくなってきた大吾。
ふーむ、確かに光さんの豪速球は百数十キロは出てるみたいですからな…
それを無防備な状態で捕れというのはさすがに恐すぎるでしょう。これは大吾がゴネるのも仕方ないか

「じゃあ監督にお願いして、キャッチャーの防具借りてこようよ」

「あ、あのなぁ、なんで俺がそこまでして捕らなきゃなんねーのよ、
 俺キャッチャーじゃねーし!」

「じゃあキャッチャーになればいいじゃん!」

「え?」

「そーだよそれがいいよ!」



ってついにキター!!「大吾くんキャッチャーになってよ」という光さんからの提案が!
やっぱりきたか!光さんがピッチャーやりたいって言い始めた時から、キャッチャーは大吾なんじゃないかと思っていたぜ!
でも前にも書きましたが、大吾がキャッチャーをやるにはいくつかの壁がありますよね

まず第一に肩がないということ。キャッチャーといえば強肩の選手がつとめるポジションなだけに、
肩のてんで弱い大吾がやっていけるのか?という不安があります
そして第二にキャッチャーはグローブでなくミットを使うということ。
今のところ大吾は、父ちゃんからもらったグローブでプレーしているわけですが
キャッチャーになったらそのグローブをやめてミットを使わなきゃいけなくなるわけですよ

あれだけ父ちゃん大好きな大吾が、ホイホイとグローブ使うのやめてミットに持ち替えるのか?って疑問なところがありますね。
果たして大吾は本当にキャッチャーの道を進むことになるのか…次回に続く!


■MAJOR 2nd 第13話「特訓開始?」
 

さて今回のMAJOR 2ndですが、サンデーの表紙&巻頭カラーというかなり大きな扱いを受けていますね
どうやら単行本1巻発売記念ってことのようですが…しかしそれより気になるのは
この2枚の絵で両方とも大吾がキャッチャーの格好してるってことですよ!

つまり大吾が今後キャッチャーでやっていくのはもう確定してるってことですか!?
ふむう…キャッチャー転向の話は、前回光さんの思いつきで飛び出たアイデアですが、
ここからいよいよ本格的にやっていくということでしょうか。あとは大吾が肩の弱さとかをどう克服していくか…

「お…俺がキャッチャー!?」

「そうだよ!僕がピッチャーの時に君をキャッチャーとして指名すれば、
 バッテリーとして試合に出られる!2人で卜部とアンディから
 レギュラーの座を奪うんだよ!」

「いや、いや、いや、いや…お、お前自分のブルペン捕手が欲しいからって
 調子のいいこと言いやがって!だ、騙されねー騙されねーぞ!
 だいたい肩の弱い俺がキャッチャ―って、ピッチャーと同じくらいありえねえわ!
 お前が俺を指名したって監督が使うわけねーし!
 一ヶ月で…いや何年あっても、俺がキャッチャーなんて出来るわけないじゃん!」

そして今回の本編ですが、いきなり大吾自らが「俺は肩弱いからキャッチャーなんて出来るわけねーし!」
さんざん語っている場面で始まりました。これは…俺も大吾とまったく同じことを考えていたわけですが…
でも改めてこうやって、大吾本人が「無理だ出来るわけない」って言っているのを見ると…
むしろ逆に大吾はキャッチャーをやってみるべきという風に思えてきましたね

なぜってこう、大吾を見ていて一番問題だと思うのは、
「俺には出来るわけないんだ」っていうこのネガティブな考え方
だと思うんですよね。
この後ろ向きな性格は、どうにかして変えていかなきゃいけないだろうなと。
そうでなきゃ大吾は本当に何もできない奴になってしまうというか
あれも出来ないこれも出来ないって、じゃあ一体何なら出来るんだって話ですよ

何かをやる前から「無理だ出来るわけない」ってゴチャゴチャ考えるより、まずチャレンジしてみることだって
光さんがもう散々言ってますよね、また繰り返し大吾に言い聞かせてやらにゃいかんのか…って



「…」

「お、おいなんだよ、帰るのかよ光…?」

アレーーー!?なんと大吾のネガティブなセリフを聞いた途端、
悲しそうな顔をしながら帰り支度を始めてしまった光さん!
ああ、さすがの光さんもとうとう、「こいつにはもう何を言っても無駄か…」と諦めてしまったのか!?
もう数えきれないくらい「チャレンジしよう」って説得しても相変わらずだからなあ…さすがの光さんも
「もう駄目だわこいつ」って思ってしまうのもやむなしか…たぶん俺が光さんの立場だったら、あれだけ何回も繰り返し言う前に
1回か2回くらいでもう大吾見捨ててるだろうしな…(えー

「なんか無茶言って悪かったね…僕はただ、僕の球を大吾君に捕ってもらって、
 一緒に試合に出られたら楽しいなって思っただけだよ」

「…!」

「でも…無理なことならしょうがない。僕は1人で練習するよ」

って、お、おい!最後に大吾の前から去る瞬間、「大吾君と一緒に試合に出たかったなぁ…」
ホモ的なセリフを残していった光さん!あんたほんまにホモやな!!(えー
光さん…初登場時からそうだけど大吾のこと好きすぎだろ!
この漫画ってある意味、ホモの光さんがノンケの大吾を口説こうとする内容に見えなくもないよな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



そんな中、光さんと入れ違いに姉ちゃんが帰宅してきますが…どうやら見た目的に光さんのことを気に入ったみたいですね
これはあれか、光さんをホモの道から姉ちゃんが救い出すことになるのだろうか(えー
年齢差がちょっと気になりますが、確か姉ちゃんが中学3年生、光さんが小学6年生ですよね
まあ3歳差だったらそこまで騒ぐほどのもんじゃないでしょう

それにこの2人、どっちとも親からの才能を受け継いでるサラブレッドだから、将来結婚とかして
配合したらすごいことになりそうだよね(えー

「ねーちゃん…キャッチャーってやったことある?」

「え?なに急に…ないけど、それが何よ」

「もし俺がキャッチャーやるなんて言ったら…誰だって笑っちゃうよな」

そして思わず姉ちゃんに対して、キャッチャーの話を振らずにはいられない大吾。
やはりさっきの光さんのことが引っかかっているようですね。
いっそ自分が迷いなくキャッチャーを始められたら…と思い始めたようですが…

「別に私は笑わないけど」

「…!?な、なんで!?嘘つけ!弱肩の俺に出来るわけないって思うだろ!?」

「嘘じゃないわよ、あたしがドルフィンズにいた時はさ…キャッチャーなんて誰もやりたがらなかったから、
 運動神経高くない子がやらされてたし。中学でも正直、普通の子がやってるわよ」

「ハ…ハハ、い、いやそれでも、やっぱ二塁に送球できるくらいの肩はあんだろ?
 人それぞれにはポジションに適正が…」

「あんたさ、頭でっかちになりすぎなんだよ。
 少年野球の適正なんて本人のやる気だけっしょ。
 二塁への送球?そんなのプロでもないのにそれほど重要じゃないんじゃない?
 今のウチのキャッチャー君は、肩は強くないけど野球に詳しくて
 よく気がつくタイプだから…それで十分信頼されてマスクかぶってるよ?」



「そういう性格的な適正なら、あんたなんてむしろキャッチャー向きかもよ」

って、なんとその時、少年野球でキャッチャーをやるのに肩の強さがどうとかいちいち気にする必要はないと語る姉ちゃん!
うおお、な、なるほど…俺も以前から大吾のように「キャッチャーをやるには肩の強さが必要で〜」とかゴチャゴチャ言ってましたが、
それって結局はプロのようにレベルの高い一握りの世界の話であって
ただの小学生が趣味で野球をやるって時に、そんなもんいちいち気にすることはないってことですよね

いやこれほんとに目からウロコですわ、考えてみればその通りですよ
特に「キャッチャーをやりたいって子がいないから、下手な子がムリヤリやらされる」って部分。
小学生の時ってほんとそうでしたよね、野球のキャッチャーとサッカーのキーパーって
下手な子がやらされる二大巨塔
っつーか、上手い子はみんな他のポジションやりたいって先に取っちゃって
余っちゃった可哀想な子がキャッチャーとかキーパーやらされるみたいな。肩の強さとかそんなの全然関係ないという。なるほどなー

(しょ、しょうがねえな…キャッチャーか…
 それで俺が光の力になれるなら、練習相手になってやるか!)

そんな姉ちゃんの説得に応じて、ついにキャッチャーをやる気になった大吾。
すぐに家を飛び出した大吾は、光さんの家まで大急ぎで駆け出していくのでした。
ただこの場面でちょっと気になるのは、光さんの住んでる家が割と普通のマンションってことなんですよね

たとえば大吾の家なんかは、親が一流メジャーリーガーの大金持ちだから
それはもうすげぇ豪邸でバカでけぇプールや庭があるレベルなんですが、
光さんの家はというと、そのへんのサラリーマンとかが住んでそうな普通のマンションなんですよ
親の金持ち度で言えば光さんも大吾と同等のはずですが…何か事情があるんだろうか?
光さんの家庭環境もなかなか気になるところですね

「おっ、いたいた!おーい光!」

「…?大吾君!」

「はは…あれから俺、ちょっと考えてさ。キャッチャーの話なんだけど…」

そんな中、マンション前の広場で練習していた光さんを見つけた大吾。さっそくキャッチャーの話を切り出しますが…
って、なんすかこの照れ照れと赤面しながら話す姿は!お前ホモかよぉ!!(えー
だ、大吾、とうとうお前までホモに目覚めちまったのか!マジでこの漫画、大吾と光さんのホモカップルが主題なのかも…



「ああ、それならもういいよ。練習相手見つかったから」

な、なんだってー!?んなアホなーー!?
なんとすでに大吾ではなく、今までに何度か出てきたヒロインちゃんに声をかけていた光さん!
ここでこの子が出てくんのかよ!?い、いやいやしかし、女の子の細腕で光さんの豪速球を受けられるもんなのか…?

「ええええええええ!?」

「彼女、前からキャッチボールやりたいって言ってたから、
 ダメ元でお願いしたらすごい乗り気でさあ」

「い、いやでも…」

「それにほら」

ズッバアアアアン!!

「…!」

「ご覧のとおり上手いんだよ、凄いでしょ。
 なんなら彼女、ドルフィンズに入ってもいいって言ってるし」

「は…はあああああ!?」

ゲェー!?なんとその時、光さんが投げた豪速球をいともたやすく捕球してしまうヒロインちゃん!
なんでや!?このスピードで恐くないんか!?野球経験者の大吾ですら恐くて捕れなかったというのに…
しかも、ヒロインちゃんは同じチームにまで入ってくる気のようで、そうなると大吾とキャッチャーの座を争うことは必至…
はっ、そ、そうか、そういうことだったのか…このヒロインちゃんの役割というのは
光さんの女房の座を大吾と争うというキャラだったのか…(えー

キャッチャー的な意味でもそうだし、あとホモカップル的な意味でもそうだし
大吾にとっての壁となるキャラだったんですね。この子は序盤で大吾にこっぴどく振られてましたが



それもこうして大吾に対する因縁を作り、ライバルに仕立て上げるための流れだったんやな…
うーむまさか主人公とヒロインがポジション争いを繰り広げることになろうとは。意外な展開やな…次回に続く!


■MAJOR 2nd 第14話「見返してやる」



さて今回のMAJOR 2ndですが、冒頭の扉ページからいきなりヒロインちゃんがページを独占しておりますよ
しかも見てくださいよこのアオリ文!「女房役は任せなさい」って、マジで女房の取り合いキター!!
前回の感想で書きましたが本当にこうなるとは…女房っていうのは光さんのキャッチャーをやるって意味と
性的な意味でも女房になるって2つの意味が込められてますよね(えー

これまでは光さんと大吾のホモ展開が続いていましたが、
このヒロインちゃんがホモカップルに風穴を空ける存在になってくるのだろうか…

「う…嘘だろオイ!?なんで佐倉が光の豪速球をワケなく捕ってんだよ!?」

「睦子ちゃん、お兄さんが野球やってたんだって。
 それで昔からキャッチボールの相手してて上手くなったらしいよ」

そして今回の本編ですが…この大吾と光さんのやりとりで、ヒロインちゃんがなぜあんなに上手いのか明らかになりましたね。
それは昔から兄貴のキャッチボールに付き合ってて上達したという…い、いやちょっと、それはさすがに無理があるんじゃ!?
だって光さんの豪速球はキャッチボールってレベルはるかに超えてるだろ!

何しろ大吾が「取りそこなったら大ケガしてた」っていうくらいの凄まじい球なんで、
それに匹敵する速球を小学生の妹めがけてバンバン投げてた兄貴って容赦なさすぎだろ…(えー
ま、まあこれも光さんの女房役を取り合うための設定なんで、その辺の細かいことには目をつぶるとして…

「茂野君はキャッチャーやりたくないんでしょ?だからあたしが光君の練習相手してあげようかなって」

「や…やりたくないってわけじゃねーよ、確かに朝はそんなこと言ったけど…
 気が変わったから来たんだよ、せっかくだから光のためにキャッチャーやろうかなって…」

「…」

そして大吾がキャッチャーをやる気があるのかどうかという話になりますが、
いざそれを聞かれると、微妙に歯切れの悪い答えしか返せない大吾。
うーむ、まだこうバシッと「キャッチャーやりたい!」って言い切るのは恥ずかしいみたいですね
心の中ではすでにそう思ってるはずなんですが…

「信用していいの?大吾君」

「え?」

「なんかイマイチやる気が見えないんだよね…
 いつまでも消極的っていうか自主性がないっていうか。
 僕に付き合って仕方なく野球やってるように見えるんだよね、大吾君」



「…!」

「いいんだよ別に、無理して付き合わなくても。
 大吾君じゃ僕の速い球は捕れないでしょ?
 まあキャッチャーなんて難しいポジションを、大吾君に勧めた僕が間違ってたよ」

って光さんの腹黒発言キター!!うわあああ!煮え切らない大吾に対して
「大吾くんってやる気もないし僕の球も取れないし、キャッチャーなんてどうせ無理でしょ?」とキツイ一言を!
これも大吾を奮起させたくて言ってるんでしょうけど…それにしても見てくださいこの腹黒い表情、
そういうところは父ちゃんにそっくりだな!(えー  寿也も前作でこういうシーンが色々あったもんなー

「…そうかよ…分かったよ!!(ズダダダ)」

「お、怒って行っちゃったよ…いいの?光君…」

「いいんだよ、怒らせたんだから」

「え?」

「これで心折れるくらいなら、やらない方がいいんだよ」

そんな光さんの一言で激怒してしまった大吾は、実に悔しそうな表情でその場から駆け出していくのでした。
しかしやっぱりこれは、光さんがあえてそういう風に仕向けたようで
これを乗り越えられるぐらいやる気があるかどうかというのを見定めたいようですね

(ちっきしょおっ…!!なんだかんだで良い奴だと思ってたのに…!
 他に練習相手が見つかったら、あっさり俺を見放しやがった…!)

『大吾君じゃ僕の速い球は捕れないでしょ?』

(人のことバカにしやがって…!!
 あいつの球なんか涼しい顔で捕って、ぜってー見返してやる!!)



その後の大吾は、もう光さんに対する悔しさにまみれて号泣しながらキャッチャーの自主練を始めるのでした
泣くほど悔しかったんかい!いやいや効果てきめんですな、なんというか大吾のこういうところって可愛げがあるよね
普段はできないとか無理だとかすぐに諦めるんだけど、グサッとこうして痛いところを突かれた時には
号泣しながらがんばるっていうね。なんだかんだで熱いもん持ってるじゃないですか

これはいい傾向だと思いますよ、これだけ言われても何もしない奴なら本当にダメなまま終わってしまうというか
なんというか大吾はね、頑張っても一流にはなれないかもしれないけど
熱い三流にはなれるかもしれないって思うんですよ
抜群の素質があって一流になれる奴じゃなきゃ、野球をやる意味はないのかって言うと、全然そんなことはないんですよ
たとえ下手だったとしてもは情熱を持って生きてる人っていうのは、充実した日々を送っていけるんですよ



そんなこと言ってたら姉ちゃんのサービスシーンキター!!(えー
うおお、ここ数回はご無沙汰でしたが久々に来たなオイ!
「タブレット貸してぇ」と風呂あがりのセクシーショットを披露しておりますよ

ちなみにタブレットは大吾が使ってますが、これはキャッチャーについての基礎的な情報を
ネットでかたっぱしから調べまくってるからですな、今回のやる気はどうやら本物のようです
そんな大吾の姿を見ているうちに、とうとう動き出したのが…



か、母ちゃーん!!なんと大吾を鍛えるためにコーチ役を買って出たのは母ちゃん!
年齢としてはすでに40歳前後とのことでしたが…全然そうは思えないくらいに若いなアンタ!
まだまだバリバリの20代と言っても通用しそうなこの外見、経験もやる気も十分なようだし
これはなかなか頼れるコーチになってくれそうな気が…

「じゃあちょっと速い球捕る練習しよっか?」

「やった!それそれ、それやりたかったんだよ!
 でもかーさん、速い球投げれんの?」

「なに言ってんの、アラフォーだと思ってなめんじゃないわよ!
 その辺のおばさんとは鍛え方が違うのよ!」

そんなわけで母ちゃんに投げてもらい、キャッチングの練習を始めることにした大吾。
しかし大吾も言ってますが、母ちゃんはどれくらいの球速が出せるんでしょうか?光さんの球は120キロ前後ということでしたが…
ふむ、女性キャラのプレイヤーといえば、おおきく振りかぶってのモモカンは
確か122キロを投げてましたよね。モモカンでちょうどいいくらいなのか

モモカンって言うと、握力だけで果物ジュース作ったり、バットでボールを延々とリフティングしたり
パワーもテクニックも常人離れしてるって印象でしたが、それでも120キロがやっとなんですね
さらに言えばモモカンは20代…果たして本当に投げられるのか母ちゃん?40代の意地をガツンと見せられるのか?



ぎゃああああああああ!!な…なんてこった母ちゃんの肩がー!!
120キロとか言ってる場合じゃねえ!なんと肩が壊れたような異変に突如襲われてしまった母ちゃん!
本当にイカれてしまったのか!?なんてこった…そういえば夫の吾郎も、右肩を壊してさらに左肩まで壊してましたよね
妻もこうして肩を壊し、さらに息子の大吾はもともと肩がないという特徴が…
この一家の肩は呪われてるんだろうか…(えー  こう次から次へと肩の問題が起こり続けるとは…

「いわゆる四十肩ってやつですな。しばらくすれば治りますが、
 野球とかはその間ムリですね」

「…」

「その辺のおばさんじゃねーか…」

ゲー!?大急ぎで母ちゃんが医者のところへ行ってみれば、肩を壊したというより
単なる老化で四十肩になっちゃったということが判明!なんじゃそりゃー!!
見た目は若くても中身はしっかり40代だったということか…(えー

しかしこれで母ちゃんがピッチャー役をやるのはもう無理ですねえ
となると他に速球を投げられそうなのは…やっぱり姉ちゃんか!?
姉ちゃんなら中学の野球部で、男子に混ざりながらエースピッチャーやってるぐらいの実力ですから
大吾相手のピッチャー役なら十分によくやってくれるんじゃないでしょうか
それに、そういう展開になったら姉ちゃんの出番がもっと増えるしな!(えー  次回に続く!


■MAJOR 2nd 第15話「バッセン特訓」
 

さて前回、ついにキャッチャーとして本格的な練習を開始した大吾ですが…
母ちゃんが四十肩でリタイヤしてしまった後は、なんとバッティングセンターで捕球の練習をすることになりました
ちょ、ちょっと!姉ちゃんに投げてもらって練習するかと思ったら!姉ちゃんにもっと出番くださいよー

それにしても、こうしてキャッチの練習をするのにバッティングセンターって、
1球1球金を払って投げてもらってるって感じで、なんかもったいなく思えちゃいますね
まあ大吾の家は超大金持ちなんで、バッティングセンターぐらい毎日通っても屁でもないくらいお金ありそうですけども。
むしろバッティングセンターまるごと買い取っても余裕なレベルかもしれないな…(えー

パアアアン!

「ふう…まあ110キロはこんなもんか、ウォーミングアップ終了。ここからが本番だ」

バシイイイッ!!

「く…!やっぱはええ、ミットが押される…!」

って、110キロまでなら余裕でパンパン捕れる大吾ですが、120キロともなると急に捕るのが難しくなるようです
数字だけ見ると110と120ってあんまり差がないように見えますが、実際に捕るとなると全然違うみたいですね
120キロになるとボールの球威もグンと増すようで、猛烈な勢いのボールに大吾は四苦八苦することに…

バシイイイッ!!

「いってぇ〜…!」

「ははは、ポケットで捕ってないから痛いんだよ」

(…?なんだよヤジ馬が来やがった!)



とその時、練習を続ける大吾の近くにやってきて、あーだこーだと指摘し始めたヤジ馬が登場!
ははあ…これはあれですな、ネットで言うところの名人様ってやつですな(えー
自分が上手いわけでもないのに他人のプレイに口を出すという。ゲーセンとかでも多いんだよなー
こう、人の後ろに立ちながら上から目線のコメントをしてくるやつ。とりあえず大吾の心境としては

「あちゃ〜っ、なんだこいつ
 
いるんだよなあ
 どこの町にもこういうの…」
って感じでしょう
(えー

(C)細井雄二/講談社

 

「怖がって手だけで捕りに行くからそうなるのさ。
 ちゃんと下半身も使って、体の正面で捕るようにしてごらん」

「…」

バシイイイッ!!

「ほらァ手だけで行くから。
 自分のミットがブラインドになって、きっちりボールを追えてない。
 原因はまず、君はミットをガチガチに構えっぱなしなんだよ。
 ピッチャーが投げた後は、一度下げたほうが力が抜ける。
 基本はキャッチボールと同じ感覚でいいんだよ」

(キャッチボールと同じ…?)

その後も練習を続ける大吾ですが、名人様はその場に居座ったまま帰ってくれません。
ずいぶんとお喋りな名人様ですが、次第に大吾はその言葉に耳を傾けるようになり…
あかん!あかんで大吾!名人様のアドバイスを真面目に聞いても百害あって一利なしや!(えー

俺だったらあれですね、名人様が「ほらァ手だけで行くから」って言い出した時点で
無言でその場を立ち去り「このバッティングセンターには二度と近寄るまい」
別のバッティングセンターを探すことでしょう(えー

スパアアアアン!!

(あれ…!?な、なんだ…?すげえ楽に捕れた…!)

「あ…あの、どこで野球やってたのか知りませんけど…
 すげー参考になりました!ありがとうございます!」



ってお前かーーー!!ゲゲェー!?名人様のアドバイスで本当に手応えを感じ始めた大吾が
お礼を言ってみると、なんと名人様の正体は寿也だったことが発覚!マジかよ名人様が本当に実力のある人だったなんて
こんな珍しいことがこの世にあっていいのか!?(えー

それにしてもまったく老けてないな寿也…薫や吾郎と同い年だから、お前も40歳いってるはずやろが!?
びっくりするほどツルツル玉子肌ですよ、外見だけ見ると22歳ぐらいの若者に思えるぜ
まったくどいつもこいつも比古清十郎かよってぐらい40代でもぜんぜん老けてないな

そしてメジャーリーグの大選手を前にして、さすがの大吾もはわわ状態になるほど恐縮してしまいます
そんな寿也はどうやら吾郎からコーチを頼まれてここにやってきたようですね
ふむ、吾郎は確か今台湾で暮らしてるはずですが、えらく耳が早いなあ。大吾がやる気を出してまだ間もないというのに

ともかく、いきなりこれで世界有数なレベルのトップ選手にコーチをしてもらうことになった大吾。
ド素人の捕手の状態でとんでもないコーチがついてしまいましたが、
これで今後メキメキと実力をつけていくことになるんでしょうか?次回に続く!


■MAJOR 2nd 第16話「捕手の魅力」



「そういえば睦子ちゃん、ドルフィンズに入る話って親にしたの?」

「う〜ん…それがダメだって」

「えっ!?」

「受験もあるし、今からちょっとだけやってなんになるんだって…道具にお金もかかるしダメだって」

「そう…」

「何その薄いリアクション、私には興味ないってバレバレなんですけど」

「え?」

「分かってるよ、光君ほんとは茂野君に捕ってもらいたいんでしょ?」

「…!」

「突き放した茂野君がちゃんとやってるか、気が気じゃないんでしょ?」

「ハ、ハハ、そんなことないよぉ!」

さて今回のMAJOR 2ndですが…冒頭からめっちゃホモな展開じゃねーか!!(えー
な、なんだこりゃー!!ドルフィンズに入って大吾のライバルになるかと思っていた睦子でしたが、
なんとあっさり親に断られてドルフィンズには入らず、しかも睦子自身の口から
「私なんかより茂野君の方が気になってるんでしょ?」と言わせる展開!おいおいおいー!!

ちょっとちょっと、睦子のやつ光さんの女房の座を大吾と争うライバルかと思ったら、
「ふ…私じゃとうていかなわないな」ってあっさり自分で白旗あげちゃったじゃないですか!



しかもこの場面、頬を染めながら語る睦子の表情が
「わかってるよ…光君ほんとはホモなんでしょ?」って言ってるように見えるのは俺だけですか!?(えー
うわーホモやー!これ絶対ホモやー!実際それだけのホモ展開だしなあ、睦子が身を引いて大吾のライバルがいなくなっちゃったし
大吾と光さんのホモ展開を阻むものはもう何もないじゃないですか!

「ダメダメ!インローをすくうように捕るんじゃない!
 ワンバン以外は常にヒジは外、手首を返すな!
 横着して体をコースに入れないからそうなるんだ!」

「は、はい!」

「反応が遅い!腰を落としすぎだ!そらすな、体で止めに行け!」

一方その頃大吾はというと、今日もまたバッティングセンターで寿也からキャッチャー指導を受けているところでした
それにしても「あれがダメだこれがダメだ!」って案外言うこと厳しいんだな寿也
俺だったらこういうひたすらダメ出しを続けるみたいな指導法はやらないだろうなあ

なぜなら褒めてあげないと、相手が自信をなくしたり、やる気を失ったり、楽しさを感じられなくなることがあるから
「なかなかいいよ!でもここはもうちょっと直していこう」みたいな言い方するのって大事ですよね
寿也はめっちゃダメダメ言いまくってますけど、そういうところはやっぱり体育会系だなあ…って感じがしますね(えー

「ふぅ〜〜〜…」

「疲れたかい?」

「えっ、い、いや全然!これくらいなんとも!」

「いいよ無理しなくて、足腰も含めて結構キャッチャーって疲れるからね。今日はこれくらいにしとこう」

「いや…まだやれます!やっとバチッと捕る感覚が楽しくなってきたし…
 まだやります!」



って、結構バテてきた様子の大吾ですが、「まだまだやります!」と自分から続きを希望することに!
マジかよ大吾、すごいやる気じゃないですか!ここまでの熱意でやってるとは思いませんでした
あれだけ厳しい指導の中でも、「捕るのが楽しくなってきた」って言ってるし、意外と打たれ強いんだなあ

「そうか分かるか大吾君!?だろう!?バチッといいフレーミングで捕ったら
 すごく気持ちいいだろキャッチャーって!」

「は、はい!」

「そうなんだよ!キャッチャーは地味だとか、危ない・痛い・暑いの三重苦で
 報われないとか、どちらかというと不人気なポジションだけど…
 やってみると本当に気持ちいいことが沢山あるんだ!
 キャッチャーでしか味わえない、沢山の魅力がさ!」

って、「キャッチャーが楽しい」と言い始めた大吾を見て、目をキラキラさせながら熱弁を始めた寿也!
さすがキャッチャーへの思い入れは相当なもんですね、
それとやっぱり不人気ポジションなこと気にしてたんやな!(えー

俺もこないだ書きましたが、小学生の頃は野球のキャッチャーとか、サッカーのキーパーとか、
典型的な不人気ポジションだったからなあ…本職でやってる寿也としては、やはり気になるところなんでしょう



「あっ、ちょっと気になってたんですけど…お父さんは光君にコーチしてあげてるんですか?」

「…」

「いや、あいつからそんな話あんま聞いたことなくて…
 俺とか友達の女の子にキャッチャーやってもらってるから不思議に思って。
 お父さんに相手してもらえば、俺らより全然いいはずなのに」

「そうか…そりゃ確かにそう思うよね、実は親の勝手な事情でね…
 僕は光ともう何年もキャッチボールもしてないんだ」

「え!?」

「5年前に僕は妻と離婚してね…もうずっと光とは暮らしてないんだ…」

ゲゲェー!?ここで明かされたまさかの設定!
いやちょっと!会話の中でなんとなく光さんの話題を出した大吾でしたが、なんと寿也は
すでに奥さんと離婚しており、もはや光さんとは会えない身になっていたことが発覚!

お、おいおい!確か寿也ってもともと家族関係ですごく不幸なキャラじゃなかったか!?
確か父親、母親、自分、妹の4人暮らしをしていたら、ある日突然
自分だけを取り残して3人が夜逃げしたとか、とんでもなく重い設定があったと思いましたが…
←家族がいなくなったのが超トラウマな寿也の図

そんな風に家族を失った寿也は、じいちゃんばあちゃんに引き取られてなんとか暮らしてきたんでしたよね
それで今度は、奥さんも自分を捨てて子供を連れて行ってしまったんですか!?
いやいやこんなん辛すぎるやろ!もはや自殺するレベルだよ!(えー
さすがに寿也が報われなさすぎやで満田先生…なにもここまで試練を与えなくても…

「へえ、これがバッティングセンター?」

「うん」

「!?」



って噂をすれば光さんじゃないですかー!!
うわあああ!言ってるそばから急にバッティングセンターにやってきた光さん!
「もう5年も会ってない」とのことですから、2人とも相当に久しぶりの再会になることでしょう
思わぬ修羅場となりましたが、果たしてこの後どんな会話を交わすことになるのか…次回に続く!


■MAJOR 2nd 第17話「笑顔なき再会」


「パ…パパ!?と、大吾君がなんで…!?」

さて前回、大吾と寿也がバッティングセンターで特訓しているところへ、偶然出くわしてしまった光さん。
普段は何事にも動じない鉄のメンタルを持っている光さんですが、この時ばかりはさすがに動揺してしまっているようです
それにしても「パパと大吾君がなんで…」ってこのセリフ、
まるで父親の浮気現場を目撃しちゃったシーンみたいですね(えー



「元気そうだな光、アメリカで最後に会って何ヶ月ぶりだったかな…」

「パ、パパ、なんでこんなとこにいるの…?」

「ああ…大吾君のお父さんに頼まれてね、彼のコーチをしてるんだ」

「コーチ…」

「お前、日本に来て野球チームに入ったんだって?驚いたよ、あんなに野球には興味なかったのに」

「う、うん、試しにちょっとやっとこうと思って…」

そして気まずいながらも、久しぶりの会話を交わす佐藤親子。
いつもは元気のカタマリみたいな光さんが、この時ばかりはしおらしいですね



というか頬を染めながらうつむく光さんが、なんかすごいホモっぽい!(えー
ホモだこれー!やっぱり光さんホモすぎやわー!とはいえ普段とはちょっと様子が違いますね
どう違うかというと、普段の光さんが攻めのホモだとするなら、今日の光さんは受けのホモっていうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ちょ、ちょうどいーじゃん光!俺1人がお父さんに教わるのはおかしいし、
 2人で一緒にコーチしてもらおうぜ!ねえ佐藤さん!」

「ん…あ、ああ。光がいいなら…」

「…いや…いいよ…それはできない…」

「え…?」

「ごめん、先に帰るよ」

とその時、ギクシャクしている2人をなんとかしようと大吾が声をかけますが、しかしそれがかえって逆効果に!
一緒にコーチしてもらおうと言ってみた途端、光さんはこの世の終わりみたいな顔をして「それはできない…」
断ってしまうのでした。ちょっ…コーチしてもらうってだけでそこまで深刻な様子に!?
多分これって、そんなことやり始めたら母親がとても平常心でいられないからってことなんでしょうけど
寿也のやつ一体嫁さんにどんだけ忌み嫌われてるんだよ!(えー

「な、なんでだよ…!?じゃあ俺が外れるよ!
 お前ずっと父親とキャッチボールもしてないんだろ!?
 俺はいいから、お前が野球教われよ!」

「いいんだよ大吾君…僕のことは気にせず、パパと思う存分キャッチャーの練習がんばってよ」



それでも納得できずに食い下がる大吾ですが、しかし光さんは最後まで応じることなく
ただ寂しそうな顔を浮かべてその場から去って行ってしまうのでした。おそらく光さん自身は寿也と野球をやりたいんだろうけど、
やはり家庭環境がそれを許してくれないんでしょうな…

それと「僕の球捕ってもらうから」ということで、どうやら光さんと大吾のバッテリーについては、これで結成されたようですね
まあそれどころじゃない問題が勃発してますが…
うーむ、バッテリーについては今後なんとかやっていくとして、話の流れは光さんの家庭環境へシフトしていくということか?

(想像もしなかった…その時に想像できるはずがなかった…それが光の言い残した言葉になるなんて…)

は…はい!?いやちょっ…言い残したって…ええ!?
いやいやいやちょっと待って!言い残したって光さんここで死ぬの!?
おいいいいいいい!!なんだその展開はああああああ!!ふ、ふざけんな!いよいよバッテリー結成してこれからだって時に
光さん死んじゃうんですか!?そりゃねえだろうがああああああ!!やだやだ絶対やだ
光さんが好きでこの漫画読んでるようなもんなのにここで死ぬって!そんなんダメでしょ満田先生!いくらサンデーの漫画だからって
そんなタッチみたいな展開ぜんぜん望んでねーって!!(えー

「え!?俺がスタメンでライト!?」

「ああ、そのつもりでいる」

「あ、でもライトにはもう誰か…」

「気にするな、あいつはまだ5年生で来年があるし…
 打撃では互角、守備ではお前の方が安定感がある。
 あくまで実力で決めただけだ、今度の試合には出るつもりで準備しとけ」

「は、はい!」

(やった!試合に出られる!キャッチャーじゃないのはしょうがないけど、
 とりあえずライトでもなんでもがんばるぞ〜!!)

そんなある日、なんと監督に実力を認められて、ライトでのスタメン起用を言い渡されるようになった大吾。
まだキャッチャーとしてはアンディに及ばないようですが、しかしスタメンに使ってもらえるだけでも大躍進ですよ
大吾自身も「ライトでもなんでもがんばるぞ〜!!」とやる気満々だし、今までのネガティブ小僧とはずいぶん変わってきましたね
ただ、そんな大吾の変化がもう光さんがいなくなっても大丈夫という作者からのメッセージに思えてならない…
やめろ…光さんは俺たちに必要なんだ…やめろー!!

「ああ大吾、佐藤のこと知らんか?まだ今日は来てないが…」

「え、いや僕は何も…今日は一緒に来なかったんで」

「そうか…」

(特に何も気にしなかった…ただの寝坊ぐらいにしか思わなかった…)



ああ、そしてこの日、いつもならとっくに練習に来ているはずの光さんが今日は姿が見えないということが発覚!
ぐわーーー!!やめてーーー!!これってあれでしょ絶対
練習に来る途中の道でトラックに轢かれて帰らぬ人になったとかそういうパターンでしょ!
考えるだけで嫌だよそんなの!なんでこんな展開に!こうなったら満田先生に
あーん光さんが死んだ!って内容のファンレター送りつけてやるからな!(えー

「オウ七光り!そんな実力でスタメン取れたらしいな。うさんくさいねえ〜
 おめーの親、監督にいくら袖の下渡したんだよ?あ〜?」

とそんな中、大吾のスタメン起用を聞いた卜部が、めっちゃ皮肉たっぷりに大吾にケチをつけてきました
相変わらず嫌な奴だこと。それに卜部のやつ小学生のくせに
袖の下なんて難しい言葉は無駄に知ってるのかよ(えー
まったくこいつは、相手の嫌がることをするってことにかけては無駄に全力だから困るな…

「フッフッフよく見破ったなぁ。そうよお前ら庶民と違って、
 俺はスーパー七光りパワーでレギュラーなんて簡単に買えるのさ」

「え?マ、マジ…?」

「なわけねーだろ!そんなことしなくても、佐藤&茂野バッテリーが
 お前らをベンチ送りにする準備は進んでるっつーの!」

って、そんな卜部の皮肉に対して、まったく動じることなく余裕のジョークで返していく大吾!
マジかよちょっと前の大吾だったら、こんな風に言われたら落ち込む一方だったのに!成長したもんだなあ…
親のことを言われるコンプレックスも、今ではこうして跳ねのけられるようになったということか
しかしこれでいよいよ大吾はこれから1人でやっていける、光さんがいなくても大丈夫という
立ち位置にいるってことに…あああああ!!だからそれはあかんって!!

ブルルルル プルルルル

「はいもしもし…えっ…!?そ、そうですか…分かりました…
 みんな、ちょっと聞いてくれ」

「…?」

「さっき佐藤のお母さんから連絡があって…」

ああ、そんな中で監督にかかってきた一本の電話!そんな…ついにこの時が来てしまったのか…
どう考えても光さんの悲しいニュースを知らせる電話じゃないですか!
絶対こう、来る途中でトラックに轢かれたとかなんとか…いやあああああああ!!

「佐藤は群馬に引っ越すことになったから、ドルフィンズは辞めるそうだ。
 みんなによろしく伝えておいてくれと…」

って引っ越しなのかよぉ!?えええええええ!?ひ…引っ越し!?
絶対これ死ぬ展開だわ…と思ってたら引っ越し!?なんやねんそれーー!!
「光の言い残した最後の言葉」とか紛らわしいこと言いやがって!!くそったれー!!
これ満田先生わざと光さんが死んだような演出を多用して、読者をミスリードさせにきたな…まったくヒヤヒヤさせやがって

とりあえず死んだわけじゃないって点では一安心でしょうか。ただこれで、大吾と同じチームではなくなっちゃいましたね
まあ、光さんの能力はあまりにもチートすぎるから、味方として戦っていくには無理があったってところかな…
どんな試合でも楽勝になっちゃいそうですからね。やっぱり敵チームの強力なライバルみたいな立ち位置でないと、
扱いきれないってことなんだろうか…次回に続く!



そういえばMAJOR 2ndの第2巻が発売しましたね―、今から1ヶ月前くらいに。(えー
いや、紹介するの遅くてすいません、買ったはいいけど雑記に書くのすっかり忘れてて…
表紙は大吾&光さんのコンビですか、満田先生この2人描くの好きですね
最近では光さんの出番が少ないですけど、この2人がバッテリーを組むのは結局いつになるんだろうか

さて、そんな単行本の中身なんですが、やはり1巻と同様に
基本的にはサンデー本誌と変わらない内容で、作者コメントとかも特にはないですね。
ただし、今回もやはり1ページだけ描き下ろしイラストが用意されてました。
1巻の時は着替え中の姉ちゃんのイラストでしたよね、これはやはり読者サービス枠ということなのか
さあ、今回は一体誰がどんなサービス絵を披露してくれるのか!?睦子かそれとも母ちゃんか!?



お…お前らかよおおおおおお!!
ぐわああああああああ!!今回の描き下ろしイラストはなんと卜部&アンディ!なんでやー!
およそ読者サービスとは最も程遠いところにいる連中じゃねーか!!(えー
どういうチョイスなんすか満田先生!まあ2巻からこいつらが初登場したから、
ストーリー的な意味では理解できなくもないが…しかしそれでもサービスになってねええー!!





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