■MAJOR 2nd 第18話「うそだ!!」


(え…?引っ越し…?え…!?光が…光が引っ越してドルフィンズやめる…!?
 うそだ…!!)

さて前回、ある日の練習中に突然光さんが引っ越していなくなったことを告げられてしまった大吾。
今回はというと、その事実が受け止められずに光さんのマンションへ向かったりしますが、
そうしてもどこにも光さんはいないということだけを再確認するハメになり、いよいよ打ちひしがれてしまうのでした



そんな中で出てくる姉ちゃんのお色気シーン。まったく満田先生のサービス精神には感服するぜ!
この重要な回でも姉ちゃんを脱がすのだけはしっかりこなすとは!しかもそんな風に姉ちゃんが風呂場で着替えていると
そこへ大吾がのそのそ入ってきてしまいます。うわーお姉弟でエロハプニングとは
まあ大吾も姉ちゃんの裸を見てちょっとは元気出せって!な!(えー

ガチャ

「!?」

「…」

「ちょっとあんたねえ!何回言わせんのよ!あたしがまだ…!」



「え!?ちょ…やだ…」

「あ、ごめん…姉ちゃんいたんだ…」

って、なんと姉ちゃんの存在にまったく気づきもせず全裸になる大吾!お前なにしてんねん!
しかも姉ちゃんにチンコ見られてるのにそれすらまったく気にならないくらい光さんのことで頭がいっぱいのようです
やべーな大吾のやつ、もう女とかどうでもいいくらいホモの道に足を踏み入れちまってるじゃねーか…(えー

「ママ、どうしちゃったの大吾…様子がおかしいんだけど」

「それが…」

「え!?光君が群馬に転校!?」

「うん…」

「何それほんとに!?だってあの子、
 アメリカから引っ越してきたばっかりじゃない!」

「さあ、事情は分からないけど…大吾も今日、練習で監督に聞かされるまで知らなかったみたい」

「えーっ!?それってひどくない!?
 てゆーか光君のパパには毎日会ってたのに、なんで教えてくれないのよ!?」

「寿君も知らなかったんじゃない…?寿君、何年か前に奥さんとは別れてるから…
 群馬は確か、奥さんの出身地だったと思うから…ご両親のいる実家で暮らすことにしたのかもね」



そして母ちゃんに話を聞いてみた結果、光さんの転校について色々と聞かされる姉ちゃん。
話を聞く限り、どうも光ママが突然「実家に帰らせていただきます」と言い出して、
光さんはそれについて行くしかなかったようですが、光ママが突然実家に帰った理由は…

・光さんの引越しって、もしや母親が寿也の来訪を知って逃げるためにやったとか…?

やっぱりそうとしか思えないよね…「寿也から逃げたかった」っていうそれくらいしかね…
何しろアメリカからここへ引っ越してきたばかりなんだし、それが急に実家に帰るとか言い出したのは
「寿也がもうここを嗅ぎつけてきたなんて!もう嫌!
 これ以上あの男の近くで暮らすなんて耐えられない!」
ってヒステリーになりながら荷物をまとめて群馬に向かったとしか…
寿也は一体奥さんに何やってこんな嫌われたんだよ…(えー

「茂野君!ねえ、光君転校したんだって!?
 あたしなんにも聞いてないから、もうびっくりしちゃって…!」



そして月曜になり、大吾が学校へ向かうと、今度は睦子が慌てた様子で光さんのことを聞いてきました
大吾はというと土曜、日曜と2日経って少しは落ち着いたのか、淡々と睦子の質問に答えてますが…

「あんまりじゃない光君、短い間だったけど仲良くしてたのに…」

「もういいよ、家の事情で急だったりしたんだろ」

「で、でも茂野君にも一言もないなんて…」

「どうでもいいよ終わった人のことは。あいつの話はもうしないでくれる?」

(どうでもいいさ…1日も早く忘れてやる…!あいつなんか忘れてやる…!!)

って、落ち着いたというよりはめっちゃ強がって「忘れてやる!忘れてやる!」と自分に言い聞かせていた大吾。
強がりの証拠に、どうでもいいと言いながら人知れず号泣しながら忘れようとするという
寂しさをにじませる大吾。いやほんと大吾って光さんに何かされるたびに号泣してるのが面白いっていうか
打てば響くタイプですよね、無気力に見えて実は情熱を持ってるタイプだから、それが表に出てくる場面が見てて面白いですね

それと大吾の思考が完全に彼氏にフラれて失恋しちゃった時の心境なのが余計笑っちゃいますね
お前らほんとにホモすぎんよぉー!!これから遠距離恋愛ホモ編が始まっていくのだろうか、なんということだ…(えー

「あら…?大吾、あんた今日はバッセン行かないの?平日は毎日寿君のコーチを受けるって…」

「ああ…電話して断ったよ。俺ライトだし…キャッチャーなんか目指しても、もう意味ねーから」



そしてラストシーン、もはや色々なことに疲れ切ったという表情で、もうキャッチャーを目指す意味がなくなったと語る大吾。
まあ確かに、光さんがいなくなってしまった今、仮に大吾が死に物ぐるいでキャッチャーの座を掴んだとしても、
その場合バッテリーを組む投手は卜部になるわけだからなあ…(えー
いくら頑張っても卜部と組む未来が待ってるだけってのはやる気出ないわな…
大吾のキャッチャー道はもうここまでになってしまうのか…次回に続く!


■MAJOR 2nd 第19話「いつか必ず」




さて今回のMAJOR 2ndは…ってなんじゃこりゃー!?
今回の冒頭はなんすかこれ!?いきなり寿也が大吾の家を訪れて
「いいじゃないですか奥さん…!」
「だ、だめですそんな、私には夫が…!」
という具合にめくるめく不倫関係が始まってしまうとは…(えー

とまあ冗談は置いといて、単に母ちゃんが玄関先でコケたところを、寿也が手を貸してる図ってことみたいですね
それにしても本当に見た目若いなあんたら…これで本当に40代かよ!いつだったか「20代の若者に見える」って書きましたが
もはやそれより下の18歳か19歳くらいに見えるぞ…信じられない若さですわ

「大吾君」

「な…何?キャッチャーの練習ならもうしませんよ、やったって光がいないんじゃ意味ないし…」

「別に練習を強要しに来たんじゃないよ、君にこれを私に来たんだ…光から君宛ての手紙だ」

「!?」

ともかく家に上がった寿也は大吾の部屋へ向かうと、なんと光さんが書いたという手紙を取り出しました
大吾は前回から、光さんがなんの連絡もなくいなくなったことにショック受けてましたからね…
こうして手紙が残っているなら、その心境も少しは変わってくるかもしれませんね

”大吾くんへ…突然いなくなって、こんな手紙でお別れの挨拶になっちゃってごめんなさい。
 僕が引っ越したと聞いてさぞビックリしたと思います、誰よりたぶん僕自身が一番驚きました。
 群馬はお母さんの故郷で、お祖母ちゃんの体の具合が良くないので一緒に住むことにしたそうです”

そんな手紙をさっそく読んでみると…まずは引っ越しの理由について説明されてますね
その理由とは、群馬のお祖母ちゃんに介護が必要になってしまったからだとか…
なんとそうだったんですか、俺としてはてっきり寿也から逃げるために実家へ避難したのかと思ってましたが…(えー

”それを知らされて僕はもちろんショックでした、せっかく仲良くなったクラスメートや佐倉さん…
 そして何より、一番仲良くしてくれた大吾君とお別れしなきゃならないのがとても辛かった…
 僕の口から伝えてお別れしなきゃいけないのは分かってた…
 でも、辛くて気持ちの整理もできてなくて言えなかった…
 お別れをしたかったのに、どうしても声をかけることができなかった…”

さあそして皆さん見てくださいこの熱すぎるホモの視線を!!(えー
ひ、光さーん!!なんつー顔で大吾のこと見てるんすか!「気持ちの整理ができなくてとても言えなかった…」って
まるで引っ越しのことよりホモの告白しようとしてる人にしか見えませんよ!(えー

”ごめんね大吾君、いろいろありがとう。大吾君のおかげで僕も野球が好きになりました。
 気持ちが落ち着いたら、こっちでもまた野球をやりたいと思ってます。
 今すぐに僕の球を大吾君に捕ってもらうことは叶わなかったけど…
 野球をやっていれば、またきっとグラウンドで会えるしね。そして叶うなら…
 いつか必ず、2人で最強のバッテリーを組もう!!”

そして手紙を締めくくる最後の言葉は、もうこれでお別れだという一言ではなく
いつか必ず巡り会ってバッテリーを組もうという、再会の約束でした
いやーこれはあれですね、ホモ的に言うなら「いつか将来2人で一緒になろうね(はあと)」という
結婚の約束に誓いものがあるっつーか…(えー  なんつったってキャッチャーは女房だからなぁ

「…かーさん電話電話!!今すぐ練習すっから、寿也おじさん呼び戻して!!」

さあそして、そんな光さんの手紙を読み終わってからは、もうすっかりやる気を取り戻した大吾。
光さんと将来一緒になるために今すぐキャッチャーの猛練習を再開するのでした。まったくこのホモ小僧が!
というわけで今回の話は終わりなわけですが、次回からの展開がどうなるのか気になりますね

このまましばらく小学生編が続いて、大吾の成長をじっくりと描いていくのか
それとも時間がドーンと経過して、中学もしくは高校のたくましくなった大吾から話が再開するのか…
うーん、俺としては今まで楽しく読んでただけに、いきなり何年も経って環境が激変するってのは正直不安がありますが…

それともうひとつ、ここから数年が経ってしまった場合、個人的に不安なポイントが…
それは母ちゃんが若いまんまでいられるのかってことですよ!(えー



いやマジで、母ちゃんが若くて可愛いってことはこの漫画の重要なポイントだと思うんですが、
もしもここから数年経っちまったらどうなるんだ!?さすがに老けちまうんじゃねーか!?
それはあかん!あかんってー!!おおいやだ考えたくもない

あ、でもその場合は母ちゃんが老ける代わりに、姉ちゃんがより一層エロくなる可能性があるのか!?
姉ちゃんのお色気シーンがさらなるパワーアップを!?(えー
いやはやこれは一体どうなるんでしょうね、なかなか読めない展開だわ…
大吾は小学生のままか一気に成長するのか、果たして次回でどうなっているか注目したいところです


■MAJOR 2nd 第20話「10年早いよ」


さて前回、光さんと将来再会する約束のために、野球をやる気を取り戻した大吾。
そういう意味では今回の冒頭は注目のシーンでしたよね、このまま小学生編をじっくりやるのか
それとも光さんとの再会に向けて、中学生編・高校生編へと一気に時間が飛ぶのか…

そして実際に見てみたところ、小学生編をじっくりやるというのが満田先生の選択だったようです
これはなかなかありがたい展開ですね。やっぱり俺としては今まで小学生編の話で十分楽しめていたので
ここから一気に時間が飛んだりするのは不安だなと思ってましたんで…

「さて、バッセンでの捕球練習はこれぐらいでいいかな、お金もかかるしね」

そんな中、大吾の捕球も徐々に上達してきたので、バッティングセンターでの捕球練習はこれにて終了だと語る寿也。
おお、ついに言ってくれたか寿也!バッティングセンターはお金がかかると!その言葉が聞きたかった!!(えー
いやーやっぱバッティングセンターで球を受ける練習って、1球1球にお金が発生してるって感覚が強くて
えらいもったいなく思えてしまうんですよ!しかも大吾はほぼ毎日ずっとこれをやってるって話だったからなー

おおもったいない、出費がいくらになるのやら。まあ大吾の家は正真正銘の億万長者なので
そんなの気にする必要ないんですけど。ただ読んでるこっちは庶民なので気になるもんは気になるというか…(えー

「そろそろ他の練習もしたいんだけど…」

「あの、おじさん…俺、もちろんいずれはキャッチャーやりたいんですけど、
 今度の大会ではライトで出ることになってんですよ」

「え?あ、そうなんだ」

「フライとか捕るのは大丈夫なんですけど…俺、送球が苦手なんです」

「送球?」

「お、俺…肩が弱くて遠投50メートルも行かないんです…」



と、バッティングセンターを出て他の練習を考え始めた寿也に対して、「自分は送球が苦手だ」と語る大吾。
しばらくはライトでプレイするということもあって、まずはその苦手な送球を練習したいということでしょうか
それはいいけど頬を赤らめて言うのがホモっぽいなお前!(えー

ホモかお前!光さんがいなくなったと思ったら、今度はその親父と不倫ホモかよー!!
いやまあ、肩の弱さは大吾にとっての大きなコンプレックスだから、単に言うのが恥ずかしいってだけだとは思うけど…

「わ…笑っちゃうでしょ?すみません、今頃そんなこと言って…俺、全然才能ないんです…」

「そう…まあちょっと見てみないと分からないけど、とりあえずライトなら
 返球の練習はした方がいいだろうね」

「は、はい」

「ただ大吾君、1つだけ忠告しておくよ。
 今後2度と才能がないとか自分で言うな。
 そんなこと言うのは10年早いよ」

か…かっこいいタル〜〜!!うおおー!!
寿也のやつビシッとこんなこと言うとかカッコよすぎでしょ!間近で見てる大吾の顔がもう
完全にホモの顔になってるじゃないですか!(えー

いやでも冗談抜きに、寿也の言ってるこのセリフにはしびれましたよ。めちゃくちゃいいこと言ってるじゃないですか
漫画やアニメでもそうだしリアルでもそうなんだけど、なんかこう最近よく耳にするのが
「どうせ世の中才能だ、才能がなきゃなんにもできないんだ」と言ってすぐに諦めてしまうような言葉なんですよ

もっと努力しようとか頑張ろうとか、そういう考えがなくて、「才能がない奴は努力したって無駄だから」
やる前から諦めてしまうってやつですね。そういうタイプの人って、才能に頼らずに努力でのし上がった人とかを見ても、
「あの人には努力の才能があったんだ。努力をすることだって才能だ。
 もともとあの人にそれだけの才能があったんだ」とか言って
努力までも才能で片付けるというわけの分かんない主張をして、とにかく何も頑張ろうとしないんですよね

なんだか自分で書いてて頭が痛くなってきたよ…こんなことばっか言ってたら
そいつはなんにも成長しないわけじゃないですか。
やる前から諦めて何も頑張らずにいたら、自分の能力を伸ばすってことが何一つとしてできないですよね

才能があるだのないだのなんて、そんなのやる前から言ってたってしょうがないだろっていう。
そんなことを言っていいのは、実際に死にものぐるいで頑張って、自分にやれることはやり切ったっていう人だけですよ。
寿也の言ってる「才能がないとか言うのは10年早い」っていうのもそういうことですよね
だから今回のこの寿也の言葉にはすごく共感しました。あんまり安易に才能って言葉は使ってほしくないんだよなー



まあともかく、次の練習は肩の弱さの克服ということで、河川敷にやってきてキャッチボールの練習を始めた大吾。
まずは手始めに、50メートルの距離から寿也に向かってボールを投げてみますが…

「あ、あれ、まだ1球しか投げてませんけど…」

「1球で十分だよ、今のような遠投は少年の肩にはよくないし必要もない。
 君達は基本、ダイヤモンドの対角にあたる32メートルを投げられればそれでいい」

「えっ!?」

「もしかして大吾君は、ずっと肩が弱いのを悩んでたのかい?」

「は、はい…そりゃ…」

「そんなの悩みでもなけりゃハンデでもないよ。スローイングは工夫と練習で
 誰でも克服できるし、強肩に見せることだって出来る。
 僕だって子供の頃から強肩だったわけじゃないし、
 肩だけなら僕より凄い選手はいっぱいいたよ」

って、なんとたったの1球で遠投の練習を切り上げてしまい、こんな遠投は小学生のうちからする必要はないと語り始めた寿也!
マジですか、言われてみれば野球をやってる子供って、まだ小さいうちから肩を酷使してぶっ壊してしまうケースが多いというか…
大吾の親父の吾郎なんかも、まさに小さいうちから肩をぶっ壊しちゃった典型ですよね
そうならないためにも、肩への負担を最小限する練習法やテクニックが重要だということか。

いやーこれはなかなか興味深いですよね、例えばプロの外野手だったら何十メートルもの遠投が必要かもしれないけど、
大吾がやっているのはあくまでも小学生の野球であって、子供の体ということを考慮して練習もすべきっていう。
こないだ姉ちゃんの言ってた「小学生のキャッチャーはプロとは全然違う」って言葉もそうですが、
”小学生の野球”を中心にちゃんと話が練られてるところが見てて感心してしまいますね
俺らはやっぱりプロ野球を中心にものを考えてしまうので、小学生の野球はそれとは違うもので溢れてるってことを
こういうふうに示してくれると、なるほどなって読んでて新鮮な気分になりますねえ

「ほ、ほんとに…?」

「ほんとさ、ただしもちろん1週間や1ヶ月でレーザービームとかって、
 虫のいい話じゃないぞ。あくまでこれからの君の情熱と日々の積み重ね次第だ」

「は…はい…!やります!がんばります!教えてください!」

そしていよいよ、肩の弱さを克服するための練習に入っていく大吾。一朝一夕ですぐ結果が出るようなものじゃないようですが、
これからの日々の積み重ね次第で、少しずつ克服していくことは可能なんだそうです
やっぱこの日々の積み重ねっていうのがいいね。
どんな漫画でもそうだけど、俺的には凄い才能だとか突然与えられた力だとかより、こうやって地味に努力して
少しずつ力をつけていくっていうような、そんな話が読んでて一番気持ちがいいんだよなー

「ねえママ〜、いいでしょ?受験勉強はちゃんとやるからさ!」

「しつこいわね〜、今さらあんたがそんなに野球やりたがるってなんなの?
 そんなにやりたきゃ自分でパパを説得しなさいよ、ママはどっちでもいいわよ」

ってそんな中、場面が変わって出てきたのはヒロインちゃんこと睦子ですよ。
何をしているシーンかと思ったら、ドルフィンズに入って野球がしたいとママに頼んでいると…えー!?
お前結局ドルフィンズ入るんかい!?なんてこった、すぐに卒業だしお金もかかるから無理とこないだ語っていましたが…
それでも入りたいと親を説得し始めたようですね、マジかよ睦子は光さんのキャッチャー役として最初登場しましたが、
光さんのいない今ドルフィンズに入るってなると、一体どこのポジションをやることになるんだ?

「ただいま〜」

「お帰りパパァ!お仕事ご苦労さま!疲れたでしょ、お風呂にする?ご飯にする?」

「なんだ、どうした睦子、気持ち悪いな…そうだな風呂にするよ」

「じゃあパパ!久しぶりに一緒に入ろっか!」



ゲゲェー!?なんだよこの展開!?
野球の許可をもらおうと、あからさまにパパのご機嫌取りをし始めた睦子でしたが、
しまいには一緒に風呂に入るという色仕掛けを使ってパパを悩殺する結果に!なんじゃそりゃー!!

しかもこれを言われたパパが「ほんとか!?いいのか睦子!?」って何その反応!?
ちょっと待てこらー!!おいおいこの親父は自分の娘をどういう目で見てんねん!?
やべえなこの変態親父、娘の裸にガチ興奮するとかトミーズ雅かよおめーはよ!(えー



がしかし、裸で入ると見せかけてスクール水着でごまかした睦子は、まんまと野球を始める許可を親父からもらうのでした。
いやーでもこれ水着とはいえ十分やばい光景ですよ、ソープランドみたいなもんじゃねーか!(えー
これで「だまされた…」ってガッカリしてる親父はなんやねん一体!脱いでる最中のクソスケベ顔とか見ても
おめーは実の娘にどんだけ性的興奮してんねん!?(えー
やべえよこの親父、週刊少年サンデーに出てきていいキャラじゃないわ!どっかのエロ本に移籍しろエロ本に!次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第21話「個人レッスン」



さて前回、肩の弱さを克服するために寿也とスローイングの特訓を開始した大吾ですが、
今回の冒頭でも、つきっきりで寿也と特訓を繰り広げてますね。それとこの場面を見て俺が思ったのは…
寿也の教え方がすごく良くなってるなあと。いやマジで、なぜなら大吾の投球を見た時に
「うん、だんだん良くなってるよ!」まず一言褒めているわけです。そしてその後に、
「でもまだ腕の力だけで投げようとしてるから、ムチのように体全体で投げるんだ」と直すべきポイントを指示してるわけですよね

これってまさに第16話で俺が指摘したポイントなんですよ
16話での寿也は「ダメダメ!インローをすくうように捕るんじゃない!手首を返すな!反応が遅い!腰を落としすぎだ!」って
もうとにかく頭ごなしに大吾のプレーをダメ出ししてたわけですよね。そして俺はそれを見た時に
人にものを教える時は、「なかなか良いよ!でもここはもうちょっと直していこう」みたいな言い方をした方がいいと思うって
書いたわけですよ。そしたらまさに今回その通りに寿也が教えていたので
なんだか気持ちが通じたようで嬉しかったですね。寿也さん俺の話を分かってくれたんですね!(えー

「大吾、お友達きたわよ〜」

「え?」

「おじゃましまーす!」

「げっ!?佐倉!?来るなって言っただろ、俺は個人レッスンで忙しいんだよ!」

「えーいいじゃん、あたしもメジャーリーガーのレッスン受けてみたーい!」

って、そんな大吾の特訓中にのこのこやってきたのは睦子!
大吾からは煙たがられてるようですが、そんなのまったく気にせずに「あたしもレッスン受けたーい!」
図太く寿也のレッスンに混ざってしまいました。というか睦子って最初の頃は



こんだけ号泣するほど大吾を忌み嫌ってましたが
今となっては「やっほー」って家に気軽に来るぐらいフレンドリーになってたんですね

ブウウウン!!

「おっ、いいね佐倉さん!女の子で最初からそれだけ振れる子は
 なかなかいないよ」

「ほ、ほんとに!?うれし〜!!」

(お、俺の貴重な練習時間が…)

そんなわけで、睦子にもひとまず素振りをさせてスイングを見てあげることにした寿也。
睦子はまだまだバットを握ったばかりの素人ですが、そんな初心者スイングを見ても寿也の最初に言うことが
「いいね!それだけ振れる子はなかなかいないよ!」ってところがいいですよね

こんな風にまず一言褒めるのがなぜ良いかって、言われた方の気分としては
「やっべ俺振れてるわ〜!」ってもう何回か振りたくなるじゃないですか
もうちょっとやってみようってやる気が出るわけですよ。褒めるっていうのはそういう風に
相手のモチベーションを高めるのにすごく効果的なんですよね

これが逆に、「ダメダメ!そうじゃないんだよなぁ!話にならない!」って頭ごなしに否定してしまうと
「えっ…そんなにダメだったんだ…」って感じに萎縮してしまって、もうバットを振ろうなんて気も起こらないですよね
相手を否定するっていうことは、それだけ相手のやる気も奪ってしまうってことだと思うんですよ

なんていうかな、よくギャグマンガとかで「くそ〜俺は褒められて伸びるタイプなんだよ〜!」みたいな
セリフってあるじゃないですか。なんかギャグでしかこういうセリフって聞いたことないんだけど、俺は大マジメに
ほとんどの人は褒められて伸びるタイプだと思いますよ
よっぽど調子に乗りやすいバカでもない限り、基本的には褒めながら教えた方がスムーズに育つと思うんだよな

「じゃあ軽くトスするから打ってみて」

「はい!」

そして睦子なんですが、素振りだけじゃなんなので今度はトスバッティングをやってみることに。
しかしさすがにまだ初心者なので、やり始めはブンブンと豪快に空振りしてしまいます
それを見た大吾は「ププ、やっぱ初心者だなぁすぐには無理だろ」とタカをくくっていましたが…

「もうバッティングの方は大体覚えた」

「なに!?い、今なんて言ったんだこいつ…
 覚えた!?バッティングは大体覚えたと言ったのか!?
 承太郎…こ、こいつは確かに初心者だった…
 それをたった8球ばかりのスイングで覚えたというのか!?」

「グッド。なかなか面白いゲームだ」

ゲー!?なんと承太郎のような上達の速さであっという間にバッティングのコツを掴んでしまった睦子!おいおいおい!
ちょっと待ってくださいよ、ズブの素人から物凄い速さでこうも上達していくのって
光さんにそっくりじゃないですか!あんたも光さんと同じくらいの素質があったのか!?

そういえば睦子って、大吾が捕れなかった光さんの豪速球も難なく捕球してたっけなあ
単に「キャッチボールの経験がある」ってだけじゃおかしいと思いましたが、もともと素質もハンパなかったというわけか…

「じゃあ次は大吾君」

「は、はい」

 
 

そして今度は大吾の番になりますが、睦子とはうってかわってひたすらにショボい当たりを連発してしまいます
睦子が見ている前でこれはかなりつらいですが…ただそれでもふてくされずに懸命に打ち続けてるのは
好感持てますよね、睦子の素質を見てしまったらくじけそうになるかと思いましたが、
それでも自分は自分なんだと頑張ってるところは凄くいいポイントだと思います

以前に大吾のことを「一流にはなれないかもしれないけど、熱い三流にはなれるかもしれない」と書きましたが
まさにそんな感じになってきましたね。スマートな活躍ができなくたって、
自分にできることを必死に頑張るという。このままのスタンスを貫いてくれたら、大吾はかなり好きな主人公になりそうです

「オーケーわかった…いいね!」

「え、いいの…?」

(も、もしや最後の打球に天才の片鱗が…)

「いいよ!今以上にひどくなる事はない!
 教え甲斐があるよ!あとは成長するだけだ大吾君!」

「(ズコー)」

そんな大吾のバッティングは、これ以上にひどくなりようがないくらいお粗末なものだったようですが、
それでも一言「いいね!」って言ってくれる寿也がいいですよね
いやマジで、この間ダメダメ言ってた鬼コーチと同一人物だとは思えません
まさか寿也がこれほどまでに俺の雑記で心を入れ替えてくれたなんて…(えー

 
 

さあそして、それからの大吾はひたすらに努力を積み重ねる毎日です
最低レベルのバッティングからのスタートですが、寝る間も惜しんで素振りしたりと相当な熱意でやってますね
そんな中で姉ちゃんのサービスシーンも入れてくれるあたりさすがですね(えー
やっぱこれがあってこそのこの漫画ですからね!いいアクセントですよ満田先生!

「ちょっと光、もういいの?今日はあんたの好きなカレーじゃない」

「ごめん…もうお腹いっぱいなんだ、ごちそうさま…」

と、そんな風に大吾が熱い特訓の毎日を送っている一方で…
光さんはというと、引っ越し先でまったく元気がない日々を送っており、好物のカレーも食べる食欲が全然ない状態でした
ああ、これってあれでしょうか、失恋のショックで飯も喉を通らないってやつでしょうか(えー



まるで寂しさを紛らわすように自分のベッドで横になる光さん。これはかなりの重症ですねー
大吾と過ごしためくるめくホモの毎日が忘れられずにいるんでしょう(えー
なんてこったい、ホモに浸かりすぎた光さんは果たしてノンケに戻れるのか!?次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第22話「新しい生活」



さて前回、引越し先の群馬ですっかり元気をなくしていた光さんですが、今回もやはりその状況は相変わらずのようでした。
光さん自身は、「早く神奈川のことは忘れてこっちの生活に慣れないと…」と思っているようですが、
頭でそう思ってはいても、なかなか気持ちの方がついてこない状態のようです

そんなわけで、群馬の学校ではまだ新しい友達もできておらず、1人で寂しい時間を過ごす光さん…
うーむ、これはなかなかキツイですね…こんな状態で体育の授業とかの時に
「はいじゃあ2人組作ってー!!」とか言われたら一巻の終わりやで…(えー
そんなわけで、今日も学校が終わった後は、トボトボと1人で下校していった光さんですが…



「パパ…!?ど、どうしたの!?群馬までわざわざ…」

アレーー!?なんであんたがここに!?なんと光さんを待ち受けていたのは車で群馬までやってきた寿也!
ずいぶんあっさり会いに来たなオイ!こないだバッティングセンターで会った時は、
それはもう会うことすら許されないみたいな禁断の関係みたく見えましたが…(えー

ちょっとお前と話がしたくてな」

「え!?ダ、ダメだよ、2人で勝手に会ってるとこママに見つかったら…」

「大丈夫さ、ママに頼まれて会いに来たんだ。お前が群馬に来てからひどく元気がないって聞いてな」

ええ!?ちょっ、寿也がここに来たのは嫁さんに頼まれたからなんですか!?嫁さんもまたずいぶん気軽に頼んだな!
確か寿也って、嫁さんと別れてからたっぷり5年は光さんに会わせてもらえなかったとか
言ってた気がしますが…だから嫁さんとはメチャメチャ険悪なんじゃないかと思ってたんですよね。
でも実際は割とそういうわけでもなかったのか?うーむどれくらいの距離感なのかよく分からんぜ

「どうだこっちは、新しい友達はできたか?」

「ま、まだあんまり…」

「そうか…こっちでは野球チームに入るつもりか?」

「は、入らないよ…もうどこのチームも夏の大会だし、今頃またこっちで入るなんて…」



「…じゃあ中学からか?大吾君に聞いたよ、お前の手紙に”いつか必ずバッテリー組もう”って
 書いてあったって」

「あ、あれは本気じゃないよ…勢いでそう言ってみただけだよ…野球なんてもうやんないよ…!」

「…!?」

な、なんだってー!?なんと話してみたら光さんから思わぬ言葉が!
大吾への手紙を読む限りでは、いつか再会するために野球への熱意を燃やしているのかと思いきや
なんかその場の勢いで心にもないこと書いちゃったということが発覚!そ、そんなー!!

そりゃないっすよ光さん!大吾はあの手紙で完全に”いつか必ず一緒になろうね(はあと)”って将来の約束をしたぐらいに
メチャメチャ夢中で特訓してるってのに!つい出来心で大吾をもてあそんでしまったなんて!
あんまりなんやな光さん、罪な男なんやな…(えー

「お前…大吾君に嘘ついたってのか!?」

「そ…そうだよ!だって神奈川と群馬じゃそうそう会えることなんてもうないじゃん!
 一緒に野球やることなんてほぼ無理じゃん!
 僕だってあのまま大吾君たちと野球やってたかったよ!
 せっかく野球を好きになりかけてたのに
 引っ越しなんかしなければ…引っ越しなんか…!」



ああ、そして内に秘めていた気持ちを爆発させてしまった光さん!
おとなしく母親についてきたわけですが、やっぱり本心では引っ越しなんか絶対したくなかったんですな…
今回は初めて光さんのこういう弱い一面がクローズアップされてますね。

今までの光さんは、とにかくもう鋼のように強いメンタルの持ち主として描かれてたわけで
どんな逆境でもまるでビクともしないようなキャラだったので、初めて子供らしい弱さを見せたというか…
これを見て俺がどう思ったかというと、ショタコン的にはこれもアリだなと思いました(えー

いやあ辛いことが我慢できずに思わずうるうる泣いてしまうというのは、子供らしくていいんじゃないでしょうか
特にホモが大好きなお姉さん方は、「これは光くんを受けにするのもアリね」とか思ったんじゃないかな(えー
今まで強い部分しか見せてなかったけど、実は弱い部分もあるっていうのは
ホモ的にすごい受けにされやすいタイプだと思うんだよなー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「うっ…うっ…」

「…光。パパがわざわざ手ぶらで来たと思うか?」

「え…?」

「お前がこっちの野球チームに入ってないと聞いて安心したよ。だったら大丈夫だ」

「な、何が…?」

「ドルフィンズの監督に確認したら、お前は大会出場メンバーに登録されたままだそうだ。
 つまりまだお前は、ドルフィンズの一員として試合に出られるんだ。
 電車代ならパパが出してやる。今週末の試合、お前が出たいなら来い!」

えええええええええ!?
いやいやいやいや、急に何を言い出すんですか寿也は!?
光さんはまだドルフィンズの一員だから、今度の試合で戻って来いって!?んなアホな!?

こないだ引っ越しした時に「あれが光の言い残した最後の言葉になった…」とかって
今生の別れみたいな演出してたのに、週末の休みであっさり帰ってくるとかそんなんアリですか!?
さすがにあの別れの演出が重すぎただけに、あっさり帰ってくるってのはどうなのよって気がしますが…

うーん…でも今の落ち込んだ光さんを見るに、一度戻ってきてやる気を取り戻すってのも必要なのかもしれませんね
言うなれば、最初の頃の大吾とまったく逆のことをやるってわけですよ
最初の頃の大吾は、何も楽しみがない孤独な毎日の中で、光さんとの野球を通して充実した日々を送るようになったわけだから
今度は逆の立場でそれをやるわけです。
孤独になってしまった光さんが、大吾との野球で充実感を取り戻すっていうね

そういう展開なら、お互いに支え合う親友として、よりいっそう2人の絆が深まることに…
まあただでさえホモなんで、これ以上絆を深められても困るって気もしますが(えー  次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第23話「プレイボール!」



さて今回のMAJOR 2ndですが、冒頭からいつもながら若すぎる薫かーちゃんの場面で始まります
今さら言うことじゃないけどホント若ぇなあんた!もうなんか女子高生って言っても通用するんじゃないか!?(えー
恐ろしい40歳だぜ…さてそんな母ちゃんのことはともかく、今回は大吾にとって重要な公式戦の試合となる日です。
なんでもれっきとした全国規模の大会の神奈川予選だそうで、これはかなり気合が入る大会でしょうね

「じゃあスターティングラインナップを発表する!」

そして早速グラウンドに出向いた大吾たちは、監督から今日のスタメンについて聞くことになります。
そのスタメンですが、手っ取り早く結論から言うと

1番ショート:モブキャラ
2番ライト:大吾
3番ピッチャー:卜部
4番キャッチャー:アンディ
5番サード:モブキャラ
6番レフト:モブキャラ
7番ファースト:モブキャラ
8番センター:モブキャラ
9番セカンド:モブキャラ
控え選手:睦子

という感じになってるようです。卜部・アンディと並んだ上位打線に大吾がいるって、かなりの抜擢ですねー
それと睦子は残念ながら控えなのか…あれだけとんでもない素質は持ってますが、まだまだ経験不足ってことなんでしょうか
あと光さんがメンバーの中に入ってませんが、今日はまだやってきていないのか?

『今週末の試合、お前が出たいなら来い!』

『ほ…ほんとに…!?ぼく、試合に行ってもいいの…!?』

『ああ、監督もぜひ来いと言ってくれた!』

『…でも…やっぱりいいよ…』

『え…!?』

『ぼくはもうよそ者だし…みんなと長い間汗を流した仲でもないし…
 今さら試合だけ出るなんて、きっと迷惑だよ…』



ええええええええ!?ちょっとちょっと、何言ってるんですか光さん!
前回の誘いの後、光さんがどう答えたかがここで明かされましたが、
なんかえらいネガティブで臆病なことを言いながら断ってしまうことに!どうしたんすか光さんらしくもない!
ショタ的には可愛いシーンだけどさぁ!ショタ的には可愛いけどさぁ!(えー

うーむ、見た目の可愛さでなんとかギリギリ許せる範囲ではありますが、ヘタすると光さんのキャラ崩壊っていうくらいに
らしくないこと言っちゃってますね。ついこの間までの光さんは、
誰よりもチャレンジ精神に溢れててどんなことにも物怖じしないってキャラだったのに
 
 

それが今ではずいぶんと変わってしまって…何がそこまで光さんを変えてしまったんだろうか
うーん、自分のやりたいことを心の中に押し込めて、母親の都合に合わせる形で引っ越したことで、
思うように自分を出せなくなってしまったんでしょうか。他人の顔色を伺うばかりになってしまったと。
それにしても早く変わりすぎな気もしますが、なんにしても光さんには早いとこ立ち直ってほしいぞ…

「選手整列!!」

「「「おねがいします!!」」」

そんなわけで、結局光さんは来ないまま始まってしまったこの試合。
どうやらドルフィンズの先攻で始まるようで、相手ピッチャーがマウンドに立ちますが…



いかにもモブキャラ丸出しな顔だなオイ!!
強そうなオーラが全然ねえー!!なんだろうねこの、スポーツ選手というよりはただの弁当屋の息子みたいな覇気のなさは(えー
ちなみに打席に立ったドルフィンズの1番バッターはというと…



お前も負けず劣らずのモブ顔だなマジで!!
なんだコレー!!こっちもスポーツ選手というよりはただのクリーニング屋の息子ってぐらいに覇気がねーな…
なんかもうこいつらの顔がシュールすぎて、見てるだけで笑えてくるのは俺だけでしょうか

「プレイボール!」

「(ボソッ)またどんな汚い手使ったんだよ七光り」

「なっ…」

「ライトの次は2番か?ええ?まったく俺も金持ちの家に生まれたかったぜ」

「またかよいい加減にしろよ…!俺は何もしてねーし、
 監督はそんなことで贔屓したりしねーよ!」

「どーだかねえ、俺が監督ならチームバスを寄付してくれるような
 スポンサーの坊っちゃんを、控えには出来ねえって言ってんだよ」

って試合が始まったその時、大吾のそばにやってきてまたぶつくさと言いがかりをつけ始めた卜部!
お前まだそんなこと言ってんのかよ!マジでいい加減にしろ!
こいつとの因縁はこないだ解消したかと思ってましたが、また同じようなことを蒸し返してネチネチと…

ここまで根性腐ってるとはつくづく見下げ果てた奴ですね。いい加減和解して少しはマシになるか
和解しないならしないでこのバカをギャフンと言わせる展開とか、そういうのが見たいところですねえ

カキイイイイン!!

「抜けたーっ!ようしノーアウト二塁!さっそく先制のチャンスだ!」

「ここはなんとしても先制したいな…三塁に進めておけば、
 卜部かアンディが還してくれるだろう(バントのサインを出す)

(くっそ〜、七光り七光りってうるせえんだよ!)

「ん…?大吾、バントのサインちゃんと見たのか!?」

って、そうこうしているうちに1番バッターが二塁打で出塁しますが、
ベンチからバントのサインが出ているのに卜部のせいでイライラしてサインを見逃してしまう大吾!
イライラをぶつけるようにして相手のボールを打ちに行きますが…完全に嫌な予感しかしねえ!!(えー



これどう考えても打ちに行った結果ダブルプレーにされるとか、最悪の結果になるんじゃないですか!?
多分ショートライナーとかになって、大吾の打球が捕られた瞬間ランナーもタッチアウトとかそんな感じで。
マジかよそうなったらまた卜部にネチネチ言われるじゃねーか…
あのバカをいい加減黙らせてくださいよ満田先生!(えー  次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第24話「監督の信頼」

さて前回、ベンチからのサインを不覚にも見逃してしまい、バント指示を無視してヒッティングに出てしまった大吾。
どう見ても最悪の結果になる流れ、これはもうショートライナーになってダブルプレーになるだろうというのが俺の予想でしたが、
実際のところはどうなったかというと…



これはどう見てもショートライナーですね!!(えー
いやーやはり結果はショートライナーでしたか、俺の目に狂いはなかった!あっはっはっ
って冗談は置いといて、実際のところはキャッチャー後方へのファールですか!?

うーむ、もっと最悪の結果になると思ったら、割とマシな感じで済みましたね
これならアウト取られずに済むし、むしろかなりラッキーな展開と言っても過言ではありません

「タイム!バカタレ!サイン見てなかったのか!?」

「え?」

「セカンドランナー送るサイン出したんだよ!」

「あ、す、すいません!」

「もう一度送りバントだ、ちゃんとやってくれよ!」

「は、はい!」

(しまった、卜部にムカついててサイン無視しちまった…!
 フルスイングしてる場合じゃなかった…
 ランナー二塁の時の送りバントは、三塁手に捕らせるようにやや強めに…!)

そんなわけですぐ監督がすっ飛んできて「バッカモーン!」と叱られる大吾。
ただまあこれで大吾の頭も冷えたんじゃないでしょうか、気を取り直して送りバントの体勢に入ります
それとランナー二塁の送りバントのコツを大吾は詳しく知ってるようですね、
小学生でこれだけ考えてプレーできるってのは凄いんじゃないかな、これはなかなか期待できそうな…

ばすっ



と思ったら空振りじゃねーか!!
お、おいー!!「三塁手に捕らせるようにやや強めに…!」と考えつつも、そもそもボールがバットにさっぱり当たらない大吾!
せっかく知識があっても能力が伴ってねえー!!なんてこった、ツーストライクになってしまったし、バント作戦はもう無理か…

「だ、だから言ったじゃねーか!いきなり大吾に2番なんて無茶だって…
 ツーストライクだしもう打たせろ!」

「…(バントのサインを出す)」

「な、なに!?スリーバント!?」

「そんなすぐ見限るくらいなら2番にしてねーよ。
 大吾なら出来ると思って俺は決めたんだ!
 ダメなら試合が終わった後、俺が大吾とみんなに謝るだけだ!」



とその時、コーチの藤井に「やっぱ大吾じゃ無理だわ」とゴチャゴチャ言われながらも、
それでも大吾を信じてバントのサインを送る監督・田代!田代の奴かっこいいじゃねーか!
上司がこんな風に言ってくれたら部下としてはやる気出るだろうなー
部下の能力を信じてくれてるし、仮にダメなら上司が責任を取って謝ると言ってくれているので
これはなにがなんでも部下としては頑張りたいところです

(監督は俺を信頼してくれてる…!七光りじゃない、
 ちゃんと俺の野球に対する姿勢を見て、2番に使ってくれたんだ!)

そんな田代の心情はちゃんと大吾にも伝わってるようで、
その信頼に応えるためにも、なんとしてもバントを決めると覚悟は決まったようです
というかこの時の打席に向かう大吾の顔がイケメンすぎて困る。
大吾はどっちかというとショタっぽくて幼い顔するイメージでしたが、この場面は精悍な顔つきでカッコイイですなー



(ん…落ち着いたな。そうだ、君はあれだけたくさんの球を
 その眼と体で捕ってきたんだ…ミットがバットになっただけで、
 あれくらいのボールなら余裕でさばけるはずだ!!)

そして客席から見守っている寿也も、「あれだけの球を捕ってきた君ならやれる」と大吾にお墨付きを出していました
なるほど確かに、バッティングセンターでキャッチング練習を山ほど積んできたことを考えれば、
ボールの軌道を見極めるってことに関してはかなり上達してるはずですからね。それがバントにも生きてくるということか…

コツン!

「やった!」

「ま、待てスルーしろ!ファールならアウトだ!」

「フェア!」

「ええっ!?」

「よし!一塁も生きた!ノーアウト一、三塁だ!ナイス大吾!」

そんな大吾のスリーバントはギリギリのところでなんとか成功!ファールラインを越えるか越えないか危ないところでしたが、
逆にそのおかげで相手が「これファールにならないかな〜」と捕るのを見送り、
大吾も一塁セーフになるというラッキーな展開に!これはもうけもんですなあ



そんな一方で、客席では母ちゃんと寿也が顔を合わせているところでした
というかこの2人の会話、「あっ佐藤さんいらしてたんですか!」「あっどうも〜」って
まさに保護者の会話って感じでリアルっぽさを感じますなー、これぞ少年野球ですよ
「いつもウチの子がお世話になってます」とかそういう雰囲気ね、漫画でこういう保護者らしい空気を感じるのって珍しいから
なんだかニヤニヤしてしまうな

(ハ〜〜よかった〜〜!!)

(フン、まぐれで決まったくせにガッツポーズしてんじゃねーよポンコツ2世。
 天才1世のバッティングをよく見てろ)

(1球目はスクイズもエンドランもなしか…
 相手は初回から1点もやらないバックホーム体勢だな)

そして今度は3番・卜部の打席となりますが、このバカは相変わらず大吾のことをコケにしているようです
しかし大吾はというと、そんな卜部のことは眼中になく、それよりも周囲の様子をよく観察してますね
ふむ、さっきの打席でもそうだったけど、大吾って色々と考えながらプレーしてるというか
ただ単になんとなくプレーしてるだけの奴とは全然違うんで、これがカッチリはまった時は大きな効果を生みそうな…



とか思ってたら牽制球でえらいことに!!何しとんねん大吾ー!!
なんと思いもしなかったピッチャーからの牽制球で、いきなりアウトの危機を招いてしまう大吾!
あ、ああ、まあ色々考えちゃいるんだけど、今はまだ基本的なとこでミスる部分も多いというか…
そこさえ成長すればもっといいプレイヤーになれると思うんだけどね!将来性はあるんですよ将来性は!

あとこの場面、牽制でピンチにはなったけど即タッチアウトにはなってないので、
もしかするとこの後、大吾が一塁と二塁の間で挟まれて「お、お助け〜!」とさんざん逃げまわって
そのスキに三塁ランナーがホームに還れるというパターンじゃないですかね?

思わぬ形で大吾がオトリになって得点できるっていう。そしてそれを見た卜部が
「ちっ!またマグレかよ!あの七光りが!」って言い出すところまでがテンプレ。(えー
そんな流れになると俺は予想しますが、果たしてどうなるか…次回に続く!
 

サンデー感想:MAJOR 2nd 第25話「ミスの連鎖」

「な、何やってんだ大吾ーっ!!」

「し、しまったあ〜〜っ!!」

さて前回、バントで出塁したはいいものの、相手ピッチャーの牽制でうっかり一・二塁間に挟まれてしまった大吾。
今回はというと、まだアウトにはなってませんでしたが、ファーストとセカンドに追いかけられてヒーヒー逃げ回っていました
しかしこの状況はやはりチャンス…みんな大吾に気を取られてて三塁ランナーがまったくのノーマークなので、
このスキに三塁ランナーが一気にホームへ突入すれば…

「ひ〜〜!もうダメだ〜っ!!」



「ホームだ!ホーム!!」

「!!」

ズザザザザ!

「セーフ!」

「やったーっ!先取点だーっ!」

おお!まさしく俺の言った通り!
やはり大吾が逃げ回ってるうちに、三塁ランナーが本塁に突入して見事ホームイン!
これで貴重な先取点が入ったわけですよ、前回の俺の予想大当たりだな!
ま、この大志Mk−2さまの推理力を持ってすれば、これぐらいは当てて当然といったところか…(えー

「うはっ、助かった〜!」

「バ、バカ!なんで二塁に行ってないんだ大吾!」

「え?あぁ!」

って、せっかく値千金のプレーをしたかと思いきや、うっかり二塁に行き忘れて一塁でモタモタしていた大吾!
どんだけうっかりが続くねん!今のプレーだったら、相手がホームに投げたスキに二塁に走ればよかったものを…
ホームインしたモブキャラはそういう判断うまかったのに!大吾はまだまだそういうモブキャラに及ばない部分も多いのか…

「うーん、もうリードは少しにしとこ…」

(くっそ、あのボケナスが俺の打点チャンスを潰しやがって…
 あんなカスを2番にするとか、マジで監督買収されてんだろ!)

カキイイイン!

そんな大吾の大ボケぶりにイライラが募る卜部。ブツブツ文句を言いながら打席に立ってますが
とはいえさすがのバッティングで綺麗にセンター前へはじき返す結果に!
嫌な奴ですけど実力はあるんだよなー、とにかくこれでドルフィンズのチャンスはますます広がることに…

「セカン!!」

「!?」

スパァン!



「アウト!!」

「え…センターゴロ…」

えええええええええ!?
ちょ、ちょっと何やってんの大吾!なんと二塁へ行くのが遅くてアウトになってしまうとい信じがたいミス!
こ、これはさすがに…あまりにもやらかしちゃってるというか…どうやら、さっきの牽制で挟まれたのを気にして
「リードは少しにしとこう」って一塁にべったりくっついてたのが原因みたいですね…色々と裏目に出てるなぁ…

「…くっ…」

「センスだよセンス…」

「え?」

「野球センスがねーんだよ気付けよ!
 今ので足ぐねったとか言って、ベンチに下がってくんねーかなコネ野くん。
 これ以上チームに迷惑かける前にさァ!!」


「…!」

ぐわああああ!!そんな傷心の大吾に容赦なく浴びせられる卜部の罵詈雑言!
くっそーお前ホントにやな奴だな!こんな時ドンマイの一言でも言ってやれねーのかよ!
ほんとこいつは他人を傷つけてばかりだな…いくら大吾がミスしてるからってこの言い方はないだろうが



カキイイイン!

「スリーアウトチェンジ!」

「オッケーナイスゲッツー!」

って、ワンナウト一塁で今度はアンディの打席…と思ったらなんと内野ゴロでゲッツー食らって終了ですよ
なんだよアンディの奴ゲッツーかよ!大したことねーなー野球センスがねーよ野球センスが!!(えー
言ってやってくださいよ卜部さんよー、ゲッツーやらかしたアンディに迷惑だからベンチにいろってさー
はあ…まったく不毛だよね、こんな風にチームメイトのことをいちいち責めるのって。
仲間に向かってこんなこと言っても全然チームのためになりませんよ、ただチームの和が乱れるだけだよ…

(…やっちまった…何やってんだオレ…サイン見逃すわ、牽制球に引っかかるわ、
 センター前で刺されるわ…やっぱセンスねーのかな俺…)



そして大吾はというと、さっき卜部に言われたことを思いっきり気にしていたようで、
もはや茫然自失とした様子で守備に向かっていました。こりゃ相当やばいですね…
これほどまでに精神的にボロボロの状態じゃ、また新たなミスが続いてしまう負の連鎖に…

「茂野くーん!(バタバタ)」

(えっ…交代…!?そっか…やっぱり代えられたか…)

「オッケーあとは任せた…」

「え?ちょっとどこ行くのよ帽子帽子!
 監督が”ヘルメットしたままで守るのか”って!」

とその時、ベンチからバタバタ駆けてきた睦子を見て、てっきり交代させられると勘違いしてしまった大吾。
しかし本当のところは、ヘルメットのままボーッと守備に向かっていたことについて、
帽子を持ってきてくれただけでした。それにも気づかないくらい余裕をなくしちゃってるんですなー

「こ、交代じゃねえの…?」

「交代?あたしと?なに言ってんの、まだ1回なのにそんなわけないでしょ!」

「いや…俺、あんなミスいっぱいやらかしたから…」

「何?代わりたいの!?だったら代わるけど?あたしだって出たいし!」



「…い、いや、やるよ!」

「あ、そだ、監督からの伝言忘れてた。
 ”ミスなんかいくらでもしていい!ただしミスを恐がって
 うつむいたプレーをしたらすぐさま代えるぞ!”だって!」

「…!」

とその時、睦子からの叱咤と、監督からの激励で再びやる気に火がつく大吾!
いやしかし監督の田代はほんといいこと言いますねえ
ミスはいくらでもしていいんだミスを怖がるなって、なんだか以前光さんが言っていたセリフを思い出しました



やっぱ人間って、失敗を恐れてしまうと何も挑戦できなくなってしまうので、
そうならないように周囲もミスを許容するっていうのは大事なことですよね。
ただ、そういう「他人のミスを許す」っていうのは口で言うのは簡単だけど実行するのは難しい
ってところがあるんですよ

というのもね、「ミスはいくらしてもいいんだよ」って口で言うだけなら実は結構多くの人が言ったりするんですよ
会社に入ってみれば実感できると思うんですけど、特に新人の時なんかは、
先輩社員とかがみんな口を揃えて「新人なんだからミスしても大丈夫だよ、心配しなくていいよ」って言うんですよ

でも、いざその新人がミスをしてしまった時、その先輩社員たちがなんて言うかというと
「何やってんだよ!こんなヘマしてんじゃねえよ!!」って途端に怒り出すんですよね
今まで言ってたのはなんだったんだよってくらい、まったくミスを許してくれないわけで。

結局、そういう人たちが「ミスしてもいいんだよ」って言えるのは何もミスが起こってない時だけで
実際にミスが起こってみると、それを許せるような器量なんてその人にはなくて、カンカンに怒り出してしまうという。
そういう人って実は結構多いんですよね…俺も思い当たる人が大勢いるくらいですよ



ただ、そんな中で今回の田代はというと、そういう口だけの人たちとはまったく逆ですよね
実際にミスを目にしたうえで「ミスはいくらしてもいいんだ、恐がるな」って
ちゃんとそれを許しているという。これが出来る人っていうのは相当貴重だと思いますよ

それに田代は前回、もしも大吾が本当に使いものにならない時は
自分が責任を取ってみんなに謝るとも言ってますよね。
ミスの責任を大吾に押し付けるんじゃなくて、監督の自分がそれを引き受けるべきなんだっていう。
こういうのってすごく誠実さを感じるし、この人のことを信頼したいって思います

部下のために泥をかぶる覚悟のある上司って言うんですかね、これは凄いことだと思いますよ
実際の世の中は、何か問題が起こった時にとにかく責任逃れしようとする奴ばっかりなんで…
こないだの政治の話もそれに近いですねー、自分自身が問題を起こした時ですら「俺は悪くない!あいつが悪い!」って
見苦しく主張する奴とかもいるくらいですからねー

カキイイイン!

「ライト!」

「だああああーーっ!!」

ズザザザザ!

「アウトォ!」

(そうさ…!ハナからセンスなんかねーんだよ。
 センスがねーんなら、ただボールに食らいついてくだけだ!!)

話が長くなりましたが、田代の激励によってついにやる気を取り戻した大吾。
センスがあるもないも関係ない、とにかく必死に全力のプレーをやってやると火がついたようです
やっぱいいですねこういう熱い根性って。スポーツ漫画の基本はやっぱ努力と根性だよなと
思わずにはいられません。その良さは今も昔も変わらないと思うわ、次回に続く!

 


サンデー感想:MAJOR 2nd 第26話「卜部の憂鬱」

さて前回、卜部のせいで一度はひどく落ち込みながらも、監督や睦子の励ましでどうにか立ち直った大吾。
あれ以降は思い切ったプレーをするようになり、今回もさっそく打席に立っていますが…



「ストライクアウト!チェンジ!」

っていきなり三振かい!!う、うーむこれはなんというか…
いやでもいいんですよ、前回監督が言っていたように失敗はいくらしてもOK!思い切ったプレーすることが大事!
だから一回の三振くらい、いちいち気にすることないんです。むしろこんな時にため息つく方がいけない
クルム伊達公子も言ってましたよねんもーため息ばっかり!!(えー

「チッ…!」

「(ぽんっ)」

「ああっ!?な…なんだよ!?」

「すまん!次は必ず繋ぐから、気持ちを切らさずいいピッチング頼む!」

「…はあ!?どの立場で俺にもの言ってんだよ、
 ザコが俺の黄金の右肩に気安く触ってんじゃねえ!」

って、そんな三振の後はすぐさま卜部のところへ駆け寄って、ギャグ風味のやり取りを繰り広げる大吾!
どうやら卜部が相手でもこんな風に言える余裕が出てきたようですね、というか大吾はこないだも卜部に
こういうギャグのやり取りしてたんだし、いい加減ちょっとはデレてくださいよ卜部さんよ!(えー
 
 

(フン、まあいい…ここまではパーフェクト。
 今日の調子とこの相手なら、1点ありゃ十分だ!)

ズッバアアアアン!!

そしてさすがにピッチングの方でも実力がある卜部は、モブキャラが相手ならまったく打たれないぐらいに
完璧に相手チームを抑え込んでいました。試合はすでに5回まで進んでいましたが、
まだ1人の出塁も許していないパーフェクトピッチング。ドルフィンズは初回に1点入れているので、
1−0のままリードした展開で試合は進んでいきます。しかし…

どひゅーん(ドヘタクソな送球)

「!?」

「わ、わりーわりー!」

「やったーランナー出た!」

(くそ…!完全試合だったのに、やっぱこいつらじゃ無理か…!
 まあまだノーヒットノーランが…)

「オーライオーラ…え!?」

ぽてーん(簡単なフライを落とす)

「!?」

「な、なんだそのオーライからの譲り合いはーっ!!」

ああ、しかし卜部がいいピッチングを続ける中で、しょうもないエラーを連発してしまう味方選手たち!
ヘタな送球でランナーを出してしまったり、簡単なフライを落としてピンチを広げてしまったり…
まあでも、みんな普通の小学生ですからね。ミスのないプレーなんて到底できないんでしょう



(くっそ〜またいつものパターンか…こいつら全然成長してねえ!!)

「ボール!フォアボール!」

「ぐっ…!」

「おっしゃあ満塁だーっ!」

そんな中、味方の頼りなさにペースを崩してしまった卜部は、フォアボールを出して満塁のピンチを迎えてしまいます
いや〜それにしても、卜部の気持ちもちょっと分かる気もしますね。今回初めてこいつに同情しましたよ
なぜなら俺もスプラトゥーンやってる時よくこういう気持ちになるんだよな…(えー

スプラトゥーンだと俺はウデマエSの部屋にいるんですが、ネット対戦する時たまにBとかCの部屋に入れられてしまって
そういう時はほんと味方が頼りなくて困ることが多いんですよね。そんなBとかCの人に俺が何を思ってるかというと、
凄いプレーでもっとバリバリ活躍してくれってことじゃなくて
最低限のプレーをなんとかきっちりやって欲しいと思ってるんですよ

今回の卜部で言うなら、仲間に対してファインプレーでもっと活躍してくれってことじゃなくて
せめて簡単な送球や簡単なフライくらいはきっちり捕ってくれ
と、そういうことなんですよね
そんな風に仲間のミスが気になってくると、今度は自分まで集中できなくなってきて自分もミスしてしまうという…
いや分かるわ卜部、これで負けて自分のウデマエ下がるの辛いよな…(えー



「くそっ!!(イライラ)」

「ドンマイ、落ち着け卜部!」

「わかってるよ!けどバックが成長してなさすぎて頭にくるぜ!!」

「…」

「チッ、こっちは完璧なピッチングしてきたってのによ!」

「お前も言うほど成長してないんじゃないか?」

「なに!?」

「今までも味方のエラーから崩れるパターンだっただろ、
 またそれを繰り返して負けるのか?
 俺達がなんのためにドルフィンズに入ったのか思い出せよ、
 仲間のせいにしたって始まらねーぞ」

ってその時、さすがにイライラを表に出しすぎな卜部に対して、
「仲間のせいにしてイライラしても何も始まらねーぞ」と一言ビシッと言うアンディ!
マジかよアンディいいとこあるじゃねーか!!(えー

確かにこんな風にイライラして周囲にそれをぶち撒けてもなんにもならないですよね
仲間のミスを責めるより、目の前のピンチにどう対処するか考えるべきであって、
それが自分まで動揺してミスしてるようじゃお話にならないということか。
この教訓はスプラトゥーンにも生かせそうです、アンディありがとう(えー

それにしても、今まではこいつらのことをお互いをダメにする馴れ合いの友情しか持ってないかと思ってましたが、
こんな風に相手のためにあえて厳しく接するような一面もあったんですね
いや正直アンディのこと見直しました、単なる嫌な奴じゃなかったんだな

『え!?東斗ボーイズを辞める!?な、なんでだよとべっち!』

『ごめん、でも野球を辞めるわけじゃないよ、三船ドルフィンズに入るんだ』

『え、なんで…!?三船ドルフィンズって弱小チームじゃん!
 あんなとこ入っても、勝てないしつまんねーぞ!』

『わかってるよ、でも東斗ボーイズじゃダメなんだよ。
 あいつがいたら俺はエースになれねーし…
 俺は他のチームに入って、あいつを倒したいんだよ!』

と、ここでそんな卜部とアンディの回想シーンが始まりました。
数年前、どうやらこの2人は東斗ボーイズという別のチームに所属していたようですね
しかしその東斗ボーイズには、「あいつ」と呼ばれる卜部のライバルがいたようで、
そいつがいる限り卜部はレギュラーにはなれなかったと…

そんな「あいつ」を倒すために、卜部はわざわざ弱小のドルフィンズへと移籍してきたようです
なんかこう書くと前作の吾郎みたいなことやってんな卜部
吾郎も確か、海堂高校で同じチームになった連中を倒すために、わざわざ他の学校に転校して戦うとかやってましたよね
そういう主人公っぽい一面があの卜部にもあったのか…

『なんだ…そういうことなら、俺も三船に入るわ』

『え!?』



『約束しただろ?俺達ずっと一緒に野球やろうって…
 とべっちのその夢、2人で一緒に叶えようぜ!!』

そしてなんと、アンディも卜部との友情に殉じるためにドルフィンズへ移籍してきたという…
マジかよアンディのやつ今回で株上がりすぎだろ!こんなに熱いところがある奴だとは思わなかったわ
それと「俺達ずっと一緒だぜ」って約束してることから、
アンディ×卜部のホモカップリングに夢中になる腐女子とか出てくるかもな…(えー

カキイイイン!

「…ライトフライ!?」

「やられた…!よりによって一番肩の弱いライトに…!!」

そんな中、卜部の投じた一球は、打者に当てられフワフワと上がったライトフライになりますが…
しかしライトを守っているのは肩の弱い大吾、しかも今はワンナウト満塁…
これを捕った瞬間、三塁ランナーが猛然とタッチアップでホームに突っ込んでくるでしょう
大吾が急いで返球したとしても、あの肩の弱さではランナーを刺せるわけが…



「おかーさん、来ましたよ見せ場が」

「え?」

「大吾くんの成長を見てやってください」

って、そんなピンチかと思いきや自信満々に大吾のプレーを見守る寿也!
すでに大吾の肩の弱さは克服されていたのか!?マジかよ、確かに「やりようによって肩の弱さは克服できる」って
寿也はこないだ語ってましたが、早くもその効果は現れ始めているのか…?次回に続く!





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