サンデー感想:MAJOR 2nd 第36話「勝つ悦び」



(勝った…!良かった…!大吾君のおかげで勝てた…!
 僕もやっと、ドルフィンズの一員になれた!!)

さて今回のMAJOR 2ndですが…ってもう試合終わっとるー!!
ちょ、ちょっと待ってください、確か前回のラストシーンはワンナウト満塁の場面で相手のスクイズを阻止したって場面でしたが…
つまり今回は、ツーアウトでまだ相手のランナーが残ってるピンチでの始まりでしたが、最後のバッターについては光さんが
あっさりと三振にして試合を終わらせたみたいですね。なんと…

やたらともつれることの多かったこの試合ですが、最後に関してはあっけない幕切れで終わった感じですね
まあ本来の実力差を考えたらそうなるよなって気もしますけども。
それと勝った瞬間の卜部がすごい会心の笑顔で喜んでますね
こいつのこんな顔初めて見たわ…ようやく卜部も仲間と喜びを分かち合うようになったってことか

「みんなよく頑張った!!最後までハラハラしたが、本当によく防いでくれた!
 思い返せばドルフィンズの長く苦しい日々だった…
 監督に就任して3年、やっとついに念願の初戦突破を…」

そして試合後には、田代からチームのみんなにねぎらいの言葉が…
って、ドルフィンズって今までずっと一回戦突破したことなかったのかよ!
卜部とアンディがいながら常に一回戦負けだったの!?今まで一体どんな試合をしてたんだろうか…

「監督、そんなことよりアンディのケガはどうだったんスか?」

「え、ああ、さっき病院から連絡があったよ。軽い肉離れだそうだ、
 ただ全治10日くらいはかかる…残念だがアンディは来週の2回戦で
 マスクをかぶれまい。次もまたキャッチャーは大吾にやってもらうしかないだろう」



そんな中、ケガで病院に運ばれたアンディはというと…ケガが完治するのは10日後、しかし次の試合は7日後ということで
アンディは次の試合に出られそうもないですね。うーむ、今回の試合を見る限り、アンディはこのチームに欠かせない
柱みたいな存在だと思ったので…それが次に出られないというのはかなりの痛手だなー

「ねえ、もちろん光君は来週も来るんだよね!」

「え…あ、まあ…みんながよければ…」

ってここで、睦子が次の試合に光さんが来るのか確認しますが、「み、みんながよければ…(オドオド)」
なんとも頼りない返事が返ってきてしまいました。いやちょっと光さんしっかりしてくださいよ!
あんたついさっき自分で「僕もやっとドルフィンズの一員になれた!!」って言ってたじゃないですか!
それなら他人の顔色うかがってオドオドしてないで、堂々と来るって言ってくださいよ!



結局光さんって弱気なのか強気なのか、いまだによく分かんないですねー
最近の光さんは他人の顔色をうかがうシーンがかなり増えた気がするけど、それについて詳しく語られる日はくるんだろうか

「はあ?いいに決まってんだろ!」

「ああ、卜部と佐藤の二枚看板なら二回戦突破も夢じゃねえ!なあ卜部!」

「ああ…当然だ。絶対来い」



って、実際にチームメイトの意見を聞いた結果、次々に光さんを歓迎しさらに卜部までも「絶対に来い」と!
卜部の奴ついに光さんにデレることになったか!ここまで来るのに長かったぜ
まあ、「2回戦と3回戦が連続してるから、ピッチャーが1人だけじゃ連投制限に引っかかる。代わりの奴が必要」っていうのが
来いと言ってる理由みたいですが…

でもね、それでいいと思うんですよ。仮にそういう打算的な考えだったとしても
それはチームを勝たせるための考えなんですから
これまでの卜部は、大吾や光さんに対して「コネ野郎はとっとと消え失せろ」って自分の好き嫌いだけで発言して
チームが負けに近づくようなことばかり言ってましたが
今回の卜部は一味違うというか、完全にチームが勝つことを考えての発言をしてますよね

今までの俺の感想で、卜部の暴言を見るたびに「もっとチームが勝つことを考えて発言しろよ」って書いてきただけに、
今回こうして卜部が変わったことについては素直に嬉しかったですね
もしかしてドルフィンズって今までずっと一回戦負けだったから、
卜部も今回初めて勝利の美酒を味わったってことなんでしょうか。それで考えが変わったとか…
今回のサブタイトルは「勝つ悦び」でしたが、もしかしたらその中に卜部も含まれてるかもしれませんね



そして卜部の話を聞いて、嬉しそうに次の試合もまた来ることを約束する光さん。
やっぱりどんな理由であれ、自分が他人に必要とされるっていうのは嬉しいでしょうからね
これで光さんのオドオド癖も減ってくれるといいな

「とりあえず初勝利のお祝いに、今日はみんなで焼肉でも行くか!」

「やった〜!焼肉焼肉〜!」

「あの、監督。僕達ちょっと用事があるんで外していいですか?」

「え、主役の2人なのに…そうか…」

「あー監督、オレもここで失礼します」



とその時、チームメンバー全員で焼肉に行くことを提案する田代でしたが、
「あ、僕ら用事があるんで」「あ、オレも遠慮するんで」とあっさり断ってしまう大吾たち!
こいつら将来職場の飲み会を絶対断るタイプやな(えー

いやでも良いと思いますよ、行く気のない飲み会については「自分は行きません」ってキッパリ断っておくのは。
その辺なあなあにして「これも人付き合いだから…」って我慢しながらついていくと、
ほんとに時間と金が無駄になるんであれはマジでもったいないと思う。

仕事の後のプライベートな時間が全部潰れることになるし、
それより何より一回の食事で5000円とかバカみたいな金を払わないといけないのが嫌ですよね
5000円ってあんた、他の食事に使ったらすげえ豪華なごちそうだって食える金じゃないですか
それをなんであんな飲み放題(クソみたいに安物な酒)に使わなきゃならんのか…
もう本当に飲み会ってのは時間と金の浪費なんで、断れるようならさっさと断っちゃった方がいいと思いますね。

「ったくどいつもこいつも、一回勝ったぐらいで浮かれやがって…次の相手に少しは興味持てっつーの!」

そして焼肉を断った後の卜部ですが、なんとその足で次の試合で当たる相手の偵察に向かっていました
マジかよ卜部のやつ、試合が終わったばかりで疲れてるだろうに、次の試合も勝つためにすぐさまこうして偵察に向かうとは!
今回で卜部の株が一気に急上昇したなー、チームメイトとしていいキャラになりそうだ



それと卜部が見ているこの組み合わせ表なんですが、もっと拡大して見てみると
同じブロックの中に東都ボーイズの名前がないんですよね
ということは東都ボーイズと当たるのは決勝戦になるってことか…

うーむ、俺の予想では東都ボーイズって、”あいつ”がコネ起用されてエースにのさばってるチームだと思ってたんで
早い段階でぶつかって、大した実力のないコネ野郎をボッコボコにする流れかなと思っていたんですが…
しかし決勝まで出てくるとなるとかなり強いチームなのか?”あいつ”は一体どんな奴なんだろう…うーん気になる展開だわ

「ありゃ?もう最終回かよ…なんだよ勝ちそうなチームのバッターが見れなかったじゃねーか」

ともかく卜部が次でぶつかるチームの試合に行ってみると、3−0で虹ヶ丘ビートルズというチームがリードしていました
しかし試合はすでに最終回、あとはもう虹ヶ丘が守り切って終了というそんな流れです
せっかく来たのに最後のワンシーンしか相手を見れず、拍子抜けする卜部でしたが…

ふわーん

「ん?なんだあの長身ピッチャー…キャッチボールみたいな球投げやがって。
 つか老けすぎだろ、あれで小学生かよあいつ…」



そんな中、卜部が目にした虹が丘のピッチャーがこの男ですが…
やたらとでかい身長の割に、投げる球はなぜか山なりのふわふわボールという、なんとも異色なピッチャーであります
やる気あるのかと思うくらいふわっふわのスローボールを投げてますが、こんなんでまともに抑えられるのか?

「アウト!試合終了!」

「うわぁ〜マジか!ノーヒットノーランやられちまったよぉ!」

「え!?」

(あ…あのピッチャーでノーヒットだと!?どういう相手なんだこいつら…!?)

って、まともに抑えるどころかヒットを1本も許さない完璧な内容で勝利してしまったふわふわピッチャー!
えええええ、こいつそんなに強キャラだったんかい!あのふわふわボールには一体どんな秘密があるのか…
ふわふわボールといえば最近も寿也が、「普通の速球よりもスローボールの方が打つのは難しい」って言ってましたが
こいつはそれを最大限に活用したピッチャーだということなのか…?次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第37話「平日練習」

「オーイ佐倉ァ!お前今日用事ある?」

「え?特にないけど」

「じゃあ練習付き合ってくれよ、バントの練習したいんだけど1人じゃ難しいんだよ」

さて今回のMAJOR 2ndですが、冒頭の場面では大吾が睦子をバント練習に誘っている場面で始まります。
ふむ…今までこういう練習だと、迷わずバッティングセンターに通っていた大吾ですが、
今回こうして睦子を誘ったところを見ると、ついにお金を節約することを覚えたんでしょうか(えー
確か大吾はこの間も、寿也とバッティングセンターに言った時に「なんだよお金がもったいねえよ…」って言ってたから
金持ちの息子とはいえ、ついにもったいない精神が芽生えてきたようです。いい傾向やで

あと久しぶりに私服姿の睦子が可愛いなー、これまでずっとユニフォーム姿が続いてたからな
ユニフォームと私服の最大の違いが何かって言うと、やっぱスカートだよなー
スカートになると色気が大幅に上昇するな、やっぱ女性キャラはスカート履いてなんぼやで

「しかしなんだな、お前けっこう投げれるし打てるし、運動神経もあっから
 出場機会もらってもいいと思うんだけどな。俺や光はチャンスもらえてんだし…」

「なに?別に気にしてないよあたしは、そりゃちょっとは出てみたいけど
 あたしが出たら今までやってた誰かが出られなくなるわけだしさ…」

そんな練習をしながら、改めて睦子の野球センスに感服する大吾。
俺も睦子の素質については、この漫画でもトップクラスにすさまじいと思っていますが、
でも睦子本人は、他人を押しのけて試合に出ることに少々気後れしているようですね。
確かこれが小学校最後の大会だし、今までやってた奴がポジション取られたらショックもでかいだろうしなあ

「大吾〜、お友達きたわよ〜」

「え?」

「おーおープールがあるぜ。さすがお坊っちゃまくんだな」

「う、卜部!?なんの用だよ!?」

って、そんな中でいきなり卜部が大吾の家にやってくるというまさかの展開!ここでお前かよ!
チームメイトとはいえ、まさか大吾も卜部が家に遊びにやってくるとは思わなかったでしょう
そんな中で卜部がおもむろに取り出したものとは…

「これを見ろ。昨日偵察に行ってきた」



ドッギャーーン!!

なんじゃこれー!!卜部のやついきなり何持ってきてんだよ!
まさか突然水着のエロいねーちゃんの画像を見せびらかすとは思いませんでした
卜部のやつ小学生のくせになんて画像を集めてやがるんだ…(えー

「どこの偵察だよ…」

「え〜このナイスバディーが次の相手?」

「だーっ間違えたー!!それじゃねーよこっちだ!!」



と、そんなボケは置いといて、改めて次の試合でぶつかるピッチャーの画像を見せる卜部。
さっきのが恥ずかしくてちょっと赤面してるところがなんか笑えますね
卜部のやつ意外と可愛らしいところあるじゃねーか

「残念ながら、虹ヶ丘の情報はほとんどゲットできなかったがな…。
 分かったのは、このピッチャーが謎のイーファスピッチで
 ノーヒットノーランをやったってことだけだ」

「え!?ノーヒットノーラン!?そ、それで、誰のなにピッチだって?」

「イーファスピッチだ」

「なんだそれ?」

「スローボール主体の投球のことだ」

そしてこの投手が、1回戦をノーヒットノーランで完璧に勝ち上がってきたことを語る卜部。
それにしてもイーファスピッチなんて言葉はじめて聞きましたよ
卜部のやつ小学生のくせに無駄に難しい言葉知ってやがんな

「打たせて取る球でノーノーってことは、間違いなく守備の堅い相手だ…
 この相手にウチは、4番のアンディ抜きで点を取らなきゃならねえ。
 もちろん俺が1点もやらないピッチングをした上でな」

「…」

「とにかく時間がねえ、さっそくやるぞ茂野」

「え、やるって何を?」

「バカか!?バッテリー練習に決まってんだろーが!!
 お前まだ一球も俺の球捕ってねーんだぞ!?
 お互いに慣れて呼吸合わせんだよ!!」

って、なんと今すぐここで大吾相手の投球練習をやると言い始めた卜部!
へええ、卜部が今日ここに来たのは、次の相手の情報を大吾と共有することと、
大吾相手の投球に少しでも慣れておきたいから、その練習をしにやってきたんですね

いやぁいいじゃないですか。何がいいってチームを勝たせるために考えて行動してるところがいいんですよ
これまでの卜部って、今まで何度も書いたことですが、
チームの勝敗はどうでもよくて自分だけのことしか考えてなかったわけですけど、
前回あたりからその意識が変わってきたなってのをヒシヒシと感じます。いやーなんだか卜部のこと好きになってきたわ



パァン!!

(しまったな、マスク被るくせに次の相手を調べることも、
 卜部の球を知ることもおろそかになってた…)

バシィッ!!

「ナイスボール!!」

(卜部はやなやつだけど、野球に対する姿勢やスキルは俺なんかより全然上だ!!)

そして卜部の球を受けながら、卜部の持つ確かな実力と野球に対する真摯な姿勢を感じる大吾。
ほー、いよいよこの2人もお互いを認め合うようになってきましたね
それにしてもこの投球練習のシーン、卜部めっちゃカッコよくないすか?
捕球する大吾の方もサマになってるし、この2人意外と絵になるバッテリーだなー

「よし、じゃあそこの暇そうな補欠、バッターボックス入れ」

「え、あたし?」

「あたししかいねーだろ、さっさとしろ補欠!
 バッターが立った方が実戦の感覚に近いんだよ」

「うっさいわね補欠補欠って!!名前で呼びなさいよ!!」

って、ここで睦子をバッターボックスに立たせる卜部ですが、
卜部相手に強気で怒鳴りまくる睦子に吹いた
すげえな睦子のやつ、卜部に対してまったく気後れしてねえよ!ああ見えて意外と肝っ玉でけえキャラなんだな…

「カカシじゃつまんねーから振ってもいいぞ。
 チップとか空振りとかもキャッチャーの練習になる」

「え、打っていいの!?」

(なに喜んでんだバカ。俺は振っていいっつったんだよ、
 初心者の女に俺の球が打てるわけねーだろ!)

と、ここで睦子に自由に振っていいと語る卜部でしたが…いやーこれはタダでは済みませんよ
抜群の素質を持つ睦子が打ちに行ったらどうなるか…これ完全に「俺の球が打てるわけねーだろ(笑)」とか言いつつ
卜部が思いっきり睦子に打たれるフラグじゃないですかー!!



パァン!!

やっぱりいったー!!卜部の速球をやすやすとジャストミートで撃ち返す睦子!
いきなり初球からこれかよ!卜部の球って、仮にもこの間の試合では途中までノーヒットノーランやってたくらいの
威力があるはずなんですが、それをこうもやすやすと打つとはさすが睦子としか…

(は…!?はああああ〜〜っ!?なんだ今のシュアなバッティングは!?
 こ、この女…補欠にしてる場合じゃねーぞ!!)

そしてこの見事なバッティングを見た卜部も、ついに睦子の持つ凄まじい素質に気がついたようです
「補欠にしてる場合じゃねーぞ!」ってまったくその通りですよね
これまでの感想でも、「早く睦子を試合に出すべき」と語っていた俺としては、まったくもって卜部に同感です
これほどの才能を放っておく手はないですからね…これは次回以降、卜部が睦子を試合に出すために
色々と協力してくれるって流れでしょうか?この2人って意外と面白いコンビになりそうだよな、次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第38話「前日練習」



さて今回のMAJOR 2ndですが、冒頭の場面は大吾がバッティングセンターでバント練習をしている場面で始まりま…
ってちょっと待てオイ!バッティングセンターでバント練習!?大吾お前、前回それ睦子に手伝ってもらって家でやってなかったか!?
あれを見た時は、「ついに大吾もお金の節約を覚えたんやな…(ほろり)」と思ったもんですが、
次の回でもうバッティングセンターで散財してるなんて!(えー
もったいないんやな…バッティングセンターはお金がもったいないんやな

「おーい」

「すみません監督、わざわざ仕事帰りに呼び出して」

「いや、別に構わんよ。平日にもバッティング練習なんて偉いじゃないか」

って、そんなバッティングセンターには卜部も来ていたようで、そこに監督も来るように呼び出していたようです。
それと「仕事帰りに呼び出して」ってことですけど、言われてみれば田代ってプロの監督じゃないから
別の仕事を持ってて監督はプライベートでやってるんだよな…
なんかそう考えるとめっちゃ大変なことやってるように思えてきたわ…

平日の仕事帰りに、よその家の子供達から電話がかかってきて呼び出されるとか、これが俺だったら
「あ?うるせーなー、早く帰ってスプラトゥーンやらせろカスどもが!!」って感じに
冷たく断って終了だと思うわ…(えー

パカーン!パカーン!

「監督、あれ聞こえるでしょ?」

「ん、なんだ、誰が打ってるんだ?」

パカァン!!



「ええええーーーっ!?」

そんな中、バッティングセンターの速球を景気良く打ちまくっていた睦子!それを見た田代は激しく仰天してしまいます
というか今初めて見たってことは、今まで睦子にバッティング練習させてなかったのかよ!
いやいやそれはさすがにどうかと思いますよ田代、いくらプライベートの時間を削られて
スプラトゥーンをやる暇がなくて心の余裕がなかったとはいえ、睦子にバッティング練習くらいはさせておかないと…(えー

「いや驚いたな…佐倉があんなにバッティングが出来るだなんて」

「いえ、でもまだ全然遠くには飛ばなくって…ミートは出来るんですけど」

ふむ、そんな風に打ちまくっていた睦子ではありますが、唯一の弱点として長打力がないっていうポイントがあるようですね
そういえば、前回卜部の球を打った打球もセンター返しになってたっけな…
つまり睦子は、二塁打とか三塁打みたいな長打をバカスカ打つようなタイプじゃなくて、
確実なヒットで出塁する打率の高いタイプってことですよね

ということはやっぱり、睦子は1番バッターが適任なのかな?
大吾はというと、今回と前回でめっちゃバント練習してるから、まず間違いなく2番で使われるだろうし。前回の試合も2番でしたよね。
そして3番には安定した打力のある卜部を置いて、4番・5番にはパワーのあるアンディ・光さんが並ぶという…

いいじゃないですかこの組み合わせ、1番から5番までスキがありませんよ
これが上手く機能すれば、一流チームとも十分渡り合えるんじゃなかろうか。
もしかして満田先生は、最初からそういう構想で睦子をチームに入れたのかなあ

「バッティングだけじゃないですよ監督、河原でノックしてみたんスけど肩も足もあるし、
 守備も全然問題ないです。うちの外野陣より上だと思います」

「なるほど…」

「監督、佐倉を外野のスタメンにしてください。打順も上位に置くべきだと思います」



「え!?」

「俺的には、バッティングのダメな永井を下げて佐倉を入れるべきだと思います。
 今度の相手の虹ヶ丘は守りのチームです。
 アンディを欠いた以上、点を取れるラインナップにしないと」

さらに睦子は守備でも投げてよし走ってよしと、非凡な能力を発揮しているようですね。ほんと野球センスの塊だな
そんな睦子を卜部は外野で起用すべきと思っているようですが…ふむ、ちなみに卜部とアンディがバッテリーを組む時は、
大吾がライト、光さんがセンターに入るはずだから、睦子は自動的にレフトってことになりますね。

というかそうなると、大吾・光さん・睦子という主役級キャラ3人で外野を固めることになるんですね
へええ、一般的な野球漫画だと、外野っていうのは脇役がやるポジションだから、
こうして主役たちが集まるっていうのはすごく珍しいですね。なんだか新鮮でワクワクしてきたわ

「…わかった。スタメンに関しては、今後の練習も見たうえで俺が判断する。
 お前らも、もう暗いから早く帰れよ(すたすた)」

「ちょ…ちょっと余計なこと言わないでよ!」

「は?」

「あたしスタメンで出たいなんて言ってないでしょ!?
 永井君とか4年生からずっとやってきてるじゃないの、
 入って一週間のあたしと代えろだなんて、あたし嫌よそんな悪役!」

「じゃあおめーは何しにドルフィンズに入ったんだよ。
 勝つためには、より上手い奴が出るのは当然だろうが」

って、睦子のスタメン入りをいよいよ本気で検討し始めた田代ですが、睦子本人はというと
長年このチームでやってきた他のメンバーを蹴落として、自分が出場するというのをかなり気にしていたようです。
まあそれはな…そこを気にし始めたらキリがないと思うんですよね

それを言ったら、たとえば相手チームに勝つってことも相手を蹴落とすってことになっちゃうし
そんな風に他人の事情を考えて遠慮ばかりしていたら、試合で戦って勝つってことがなんにもできなくなると思うんですよね

「俺はぜってーあと2つ勝って東斗ボーイズとやりてーんだ、アンディと一緒にな」

「えっ!?東斗ボーイズって、あの優勝常連の!?」

「そのためにもお前らの協力が不可欠なんだよ、気合入れてけ」

そしてここで、東斗ボーイズに勝つのが目標だと初めて大吾たちに語った卜部…
って、東斗ボーイズと当たるのはあと2つ勝った後…つまり4回戦!?
え、嘘やん卜部がこないだ見てた対戦表には、東斗ボーイズなんて名前全然なかったで!?

これですこれ。この表によると、三船ドルフィンズと4回戦で当たる可能性があるのは、
・仲手川ベアーズ
・末広レッドアローズ
・山王スネークコルツ
・和泉ファイターズ
・大江戸少年野球部
・別府ベアーズ
・初知少年ファイヤ(以下略)
・安藤タイガ(以下略)
の8チームなわけですが…東斗ボーイズどこにもおらんやんか!
うーむ、この対戦表を書いた時点では、東斗ボーイズとどこで当たるか考えてなかったんでしょうか
まあこの対戦表のことは忘れたほうがいいかもしれないな…

「よし、じゃあ外野守備を見るから、永井、岸本、佐藤、佐倉はセンターにいけ!」

「「はい!」」

カキイイインカキイイイン!

「まあ、永井と岸本は普段通りだな…次は佐藤!」

「お願いします!」

ガッキイイイン!

「あーっ…すまん!打ちすぎた!」

パシイッ



「うわっ、うめえ!あれ捕ったよ!」

そして数日後、外野のレギュラー決めをするための練習が開始されますが、
パッとしないメンバーが続く中で、光さんの実力はやはり抜きん出ているようですね
田代が打ち損ねた球も難なくキャッチしてしまい、他のチームメイト達も感心するほどのファインプレーを連発しています
こりゃ光さんが外野のレギュラーになることは、まず間違いなさそうやな

「よし、最後は佐倉!」

「はい!」

カキイイイン!

「…」

ポロッ

「えっ!?」

「あ、あはは、やっぱ難しいな」

(これでいい、これなら選ばれない…
 あたしは茂野君を応援したくて入っただけだから…
 野球が好きでやってた他の人から、ポジションなんて奪えない!)



えええええええええええ
なんとレギュラーに選ばれたくないために、あえてこの練習でエラーを連発してしまう睦子!
さすがにそりゃあかんやろ!チームが勝つために睦子の戦力が必要だって言ってるのに、
結局遠慮して試合に出ないことを優先してしまうとは…
こりゃ次の試合で大苦戦すること間違いなしやな…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第39話「スタメン発表」



さて今回のMAJOR 2ndですが…冒頭からいきなり睦子と姉ちゃんのお色気てんこもりです
なんと扉絵を飾ったのは睦子のドアップであり、1ページ目は姉ちゃんの着替えシーンという
満田先生の出血大サービスがいきなり炸裂しております。

しかしこの扉絵の睦子はめっちゃエロいな、なんかボディラインがすげえくっきり見えまくってるし
アングルがまたこう、睦子の股に顔突っ込んでるぐらいの角度から映してるもんだから
エロく見えて仕方ないっすね(えー  いやー単なるユニフォーム姿なのにえらく破壊力のある絵だな



それと久々に登場の姉ちゃんの方はいきなりプリケツ晒してますね
そういえば姉ちゃんはこの漫画のお色気担当なんだっけな、今回も当然のように尻を見せるとはさすがだわ
今回はこんなボクサーパンツを履いてるようですが、姉ちゃんって今まで何回もパンツ見せてるけど
毎回全然違うパンツ履いてるよねこの人
柄の入った子供っぽいパンツとか、普通の女の人が履くようなパンツとか、男でも履くようなボクサーパンツとか
なんてパンツのバリエーションが多いキャラなんだ…今後姉ちゃんのパンツがどうなっていくかに注目ですね(えー

「あれ?ねーちゃんも今日試合あんの?」

「言ったでしょ大吾、今日はお母さん泉の応援に行かなきゃいけないから、
 あんたの試合には行けないって」

「え?あ、そう…」

「でも午後は大丈夫だから、頑張って2回戦勝つのよ!午後の3回戦は応援に行くから!」

「三船じゃ無理っしょ」

「うるせー無理じゃねーよ!!」

「じゃあお先にー」

(今日は佐藤さんも仕事だって言ってたし応援なしか…まあいいさ、応援なんかなくたって勝つ!
 勝ち進んで姉ちゃんを驚かせてやる!)

ふむ、どうやらこの日は大吾と姉ちゃんの試合がかぶってしまったようで、
母ちゃんは午前に姉ちゃんの応援、午後に大吾の応援と大忙しのようですね
いやあ…ほんと大変だよねこういうの、うちの会社にもまったく同じことやってる人がいるんですよ
たまの休みに午前も午後も子供のために動きまわってゆっくりする暇がないっていうね
本当だったら家でのんびりしながらスプラトゥーンでもやりたいだろうになあ…(えー
結婚とか子育てっていうのは、ほんと自分の時間がなくなるみたいで大変そうだよね



「よう」

「アンディ!お前ベンチ入れるのか!?」

「ああ、大事を取って杖をついてるだけだから、代打くらいならやれるぜ」

「バカ!そんな無理はさせねーからな!今日の2試合は俺達で必ず勝つ、
 来週の本番に備えておめーは大人しく応援してろ!」

そして試合前のグラウンドにやってきた大吾ですが、そこにひょこひょこと杖をつきながらアンディも姿を現しました
どうやら一応こうして動ける程度にはケガも回復してきてるようですが…
とはいえ、ここは大事を取ってしっかり休んで、ケガを完治させておきたいところですよね
というか、代打で出れると言うアンディに対して「バカ!そんな無理させないから!」とか言う卜部が
なんだかヒロインみたいで吹いた。これは卜部とアンディのホモカップル支持者がまた増えるかもな(えー

「じゃあ2回戦のスタメンを発表する!
 1番ショート木村!2番キャッチャー茂野!3番ピッチャー卜部!4番センター佐藤!
 5番サード有吉!6番レフト岸本!7番ファースト松原!8番セカンド勝俣!」

(よかった…あたしはやっぱり選ばれそうもないな。
 そりゃ昨日の練習であんなプレーしたら、絶対外されるよね)

そして今回のスタメンが発表されますが、2番大吾、3番卜部、4番光さんって部分は、前回俺が予想した通りの打順ですね。
ただ、8番まで発表してもいまだに睦子の名前は出てきておりません。うーむ、やはり前回あれだけ故意のエラーを連発しただけに、
田代もスタメンで睦子を出すわけにはいかないと考えているのか?

「9番ライト…佐倉!」

「!?」

「えっ、お、俺ベンチ…?」

(う、嘘でしょ!?なんであたしなの!?)

ってスタメンで出しとるー!!えええええ!?マジかよそれでも睦子を出すのか!
なんとあれだけ故意のエラーも関係なく、睦子をスタメンで使うと決断した田代…いやーこれはちょっと怖いですね
まだチームメイト達は睦子の実力を何も見ていないだけに、これでスタメン落ちしたメンバーは納得してくれるのか…

「あ、あの、監督…なんで俺がベンチなんですか…?
 佐倉は昨日の練習で、ミスばかりしてたじゃないですか」

「すまん永井…チームが勝つためだ、必ず出番は作る」



ああああやっぱり全然納得できてなかった!こんなん可哀想すぎるやろ!
睦子の代わりにスタメン落ちすることになってしまった永井という子ですが、これで納得できるはずもなく
ショックのあまり泣き濡れることになってしまいます。ああ…

何しろ永井からしたら、自分が降ろされてエラー連発のポンコツ女が試合に出てるわけで
「なんでそうなるんだよ…」って相当な理不尽さを感じてることでしょう
願わくば、睦子には永井のためにも全力のプレーをこれから見せてやって欲しいですね。これで逆に
「永井くんが可哀想…そうだ、私が試合でもどんどんエラーしたら永井くんと交代させてもらえるかも」とか
そういう余計なことは考えるなよ!ほんと考えるなよマジで!(えー

「プレイボール!」

(ピッチャー卜部航介、右オーバースロー、球速100キロ前後…
 制球力、安定感ともにBプラス…ただしスタミナに難あり)



そんなわけで試合が始まりますが、なんと敵は卜部のことを相当に調べつくしているようで、
初球からいきなりのバント作戦を仕掛けてきました。どうやら卜部にスタミナの弱点があるとみて、
バントの構えで卜部を走らせまくって、どんどんスタミナを削っていく気のようですね

「うん…?あの監督、どっかで見た顔だな…
 はっ!?ちょっと向こうのメンバー表見せてくれ!」

(悪いね吾郎くん…三船は君の子もいる僕の古巣だけど、一切容赦はしないよ)



「やっぱり三船OBの小森か!」

ってええええええ!?相手の監督小森なのかよ!
ここでまさかの小森登場!?前作のメインキャラだった小森をここで出してくるとは…
それにしても小森のやつずいぶん老けてんなー(えー もうすっかり中年のオッサンじゃないですか!
確か小森って、寿也や薫とまったくの同い年でしたよね



その2人は今でもこんなに若いというのに…(えー
というかやっぱりこの2人が異常すぎるんやな…20代かよっていうくらいピッチピチだもんな…
本来の年齢が40歳ってことを考えると、小森ぐらいの見た目になってるのが普通だったんや…次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第40話「盗塁対策」



「えっ、小森!?」

「ああ…メガネをかけてすっかりオッサンになってるが、
 向こうの監督はあの小森だ!」

さて前回、相手チームの監督としてまさかの小森が登場したわけですが、
前回の感想で「なんか薫や寿也に比べて、小森だけオッサン顔になってない?」と書いたところ
「メガネをかけてすっかりオッサンになってる」とか「見た目も頭脳も40代」とか
制作サイドも「そうだねオッサンだね」って思ってたのかよ!!(えー
マジかよ小森あわれなやつ…薫や寿也があれだけ若さを維持してるのに、自分はすっかりオッサンだなんて…



ともかく試合の方はというと、1番バッターからいきなりバントの構えで卜部を揺さぶりにきたんでしたっけね
まあしかし、初回の先頭バッターがいきなりセーフティバントなんてそうそうやらんだろうし、
これは単なる動揺を誘うポーズだと思って、どっしり構えて対応した方が…

コン!

(サードか…!)

ってアレー!?いきなりセーフティバントすんのかよ!
なんとまあ予想外な指示出してきますね小森のやつ。ともかく実際にバントした打球は、サード方向へコロコロ転がっていきますが…

「させるかよ!!」

「!?」

「(ポロッ)あっ…」

「うわ、何やってんだよ卜部!」

って、なんとその打球に向かって猛突進してきた卜部!サードが捕るはずの打球を奪い取ってしまいますが、
ボールの処理に手間取った結果、まんまと相手のセーフティバントを成功させてしまいます
うーむ、いきなりバントで揺さぶられてカッカきてしまったんでしょうか、卜部にしては珍しいミスって気がしますが…

「くそっ…」

「ドンマイ!」

「大吾!今のはサードだろ!一番見えてるキャッチャーが指示しなくてどうする!」



がしかし、今のエラーについて「今のはサードだろ!なんで指示しねーんだこのボケ!」と田代にめっちゃ怒られてしまう大吾。
いやまあ、確かに大吾も(サードか…!)って思っていながら、それを口に出さなかったのはミスではあるんですが
それでもわざわざ指差して怒鳴って全部大吾のせいにする必要あんのかよ…

卜部も「他人の守備範囲に飛び出す」、「投げようとしたボールを落っことす」という2つのミスをしてるわけだし、
大吾だけを責める必要はないと思うんだが。それに怒鳴られた大吾が青ざめて萎縮しちゃってるじゃないですか
こういう風に相手が萎縮してしまうから、怒って教えるというやり方が俺はどうにも好きになれないんですよね

ただ、前回も大吾は、試合開始の声かけを忘れてアンディに注意されるという場面があったので、
どうやらまだまだ新米キャッチャーであって試合に慣れてないようですね
考えてみれば、大吾がキャッチャーになってからまだ2試合目だからなあ。しかもスタメンって意味なら今回が初めてですよ
つまりまだまだ大吾には、埋めなきゃいけない穴がいっぱいあるってことか

『え、盗塁対策?』

『ああ、次の試合で俺が一番心配してんのはそれだ。佐藤さんにはレクチャー受けたのか?』

『え、ああ、軽くは教わったよ。基本は外野からの送球と同じ要領でいいって…
 ただ練習はしてないけど…』

『やってねーのかよ!!そんなんで試合に臨めるかよ、すぐ練習しに行くぞ!』

そんな大吾の「埋めなきゃいけない穴」のひとつがこれでした。盗塁対策をまだ全然やったことがないってことですな
この会話は試合の数日前、卜部に指摘されて「あ、そういえば盗塁対策の練習したことなかったわ」
慌てて練習を始めたシーンのようです。そりゃまた付け焼き刃な感じがすごいですが…

『いいか、盗塁阻止にはピッチャーの協力も不可欠だ、俺は牽制で出来るだけランナーを釘付けにする。
 クイックも得意じゃねーが試合までに練習する。とにかく最初が肝心だぞ!
 最初に穴だと思われたら、相手は好きに走りまくってくるからな!』

ただ、そんな盗塁対策については、大吾1人に任せるんじゃなくて「俺も牽制とかクイックで気をつけるから!」
卜部の方もかなり協力してくれる気のようです。いいですねこういうの、チームで勝つために協力するっていうのがさ
卜部はあんまりいい性格とは言えないけど、勝つためにいろいろ考えて「おい、盗塁対策の練習してないならやろうぜ」とか
「俺もクイックとか牽制がんばるから」とか「最初に穴だと思われないように気をつけるんだぞ」とか
大吾に全面的に協力してるのが、すごい見てて好感が持てます。卜部も以前よりずいぶんいいキャラになってきたよなあ



「走らせちゃいますか、監督?」

「もちろん。向こうのキャッチャーは初心者で、肩も弱いと調べはついてるからね。
 そもそも桶川の足を止められるのは、東斗ボーイズのバッテリーくらいだろう」

そんなわけで、付け焼き刃の盗塁対策が上手くいくか緊張している大吾たちですが、
相手チームはそれを見越してバリバリに走らせてくる気のようです。
それにしてもさっき出塁した1番バッターの奴は、相当なレベルで足が速いってことみたいですね
「東斗ボーイズのバッテリーくらいしか止められる奴はいない」って言ってるほどなんで…



というか東斗ボーイズのバッテリーってそんなにレベル高いの?マジで?俺としてはてっきり、
大したことないピッチャーがコネ起用でエースに居座ってるもんだと思ってましたが、
普通にめちゃくちゃ上手い奴だったのか…うーん、それだと卜部は実力で勝てそうにないから東斗ボーイズを抜けてきたってことか?
なんかそれって、エース争いから逃げてきたようで、卜部の抜けた理由がえらいしょぼくなる気がするんだが…(えー

『外野からの返球ができるようになれば、マスクをかぶった時の送球もそれほど恐れる必要はない』

『でも佐藤さん、外野からの送球は助走で肩の弱さを補えるけど、
 キャッチャーはそれが出来ないじゃないですか』

『そうだね、一般的にはね。なら大吾君は助走をつければいい』

『ええっ!?』

ともかく一塁ランナーが盗塁を仕掛けてきたわけですが、その瞬間に大吾の脳裏に浮かんだのは
寿也から教えられた盗塁阻止のレクチャーでした。これがさっき「説明だけは受けた」って卜部に言ってたやつか
そんな寿也の説明によると、キャッチャーの送球でも助走をつけることで肩の弱さを補えるってことみたいですね
大吾は外野の守備でも助走で肩を補ってたわけですが、キャッチャーでも似たような技を使えばいいと…

『一般的に、キャッチャーの二塁への送球は、左足を前に半身になって捕球…
 ほぼそのままワンステップで、すばやく送球するのが普通だけど…』



『逆の右足を前に出して捕球するんだ。
 そこから左足を大きく踏み出せば、助走に近いはずみがつけられる。
 プラス一歩分のタイムロスは生まれるけど、それは仕方ない』

そして実際の助走のコツというのがこれでした。要は何歩もドタドタ助走をつけるんじゃなくて、
一歩分だけ普通より多く踏み込んではずみをつけるってことみたいですね
最終的に左足を大きく踏み出す分だけ、普通の送球より勢いがつくことになると…

そう、左足を大きく踏み出す。その分だけ威力が増す。この説明を聞いた時、俺はハッと気づいてしまったんですよ
「これってアレの理屈にそっくりじゃん!」っていう。その理屈というのがこれです



抜刀術は本来(中略)緋村さんはそこから更に左足を踏み込んだんです!
おおなんということでしょう、普通の抜刀術より左足を大きく踏み込むことで、遥かに威力が増す超必殺技
飛天御剣流奥義・天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)!!
マジかよこの理屈は天翔龍閃だわー、寿也のやつ小学生に向かって飛天御剣流教えてるわー(えー



さあそんなわけで放たれましたよ、超神速の送球が!
寿也に教えられたレクチャーを完璧にこなしてみせた大吾、力強い左足の踏み込みから放たれる速球!
これなら盗塁を仕掛けてきたランナーもひとたまりもないことでしょう
飛天御剣流の送球はすべて隙を生じぬ二段構え!!

「セーフ!!」

「ああっ!?」

ええええええええ今ので刺せないのかよ!!そ、そんな!
大吾の放った送球はランナーのスライディングに間に合わず、盗塁を許してしまう結果に!
マジかよ…地を這うようなスライディングでセーフをもぎとってしまうとは…
天翔ける龍の爪も牙も、地に伏せる虎には届かなかったんやな…(えー



「ははは、あのキャッチャーワンバンでしか届かないでやんの、だっせー!
 こりゃ走りやすそうだな」

「バーカ、なに見てんだお前ら。桶川の足だぞ?
 奴でギリギリってことは他の奴ならアウトだ。
 もう少し低い送球なら桶川でも危なかった。悪くねえスローイングだ」

って、そんな大吾の送球をあざ笑う相手チームの連中でしたが、
相手のエースだけは「今のプレーの良さが分からんのかバカども」と、そいつらを一喝していました。
ふむ、ぼんやりした顔の割にずいぶんと強気なキャラなんですねこいつ。
それでいて眼力や実力もチームの中で抜きん出た存在のようです。今までちょっとしたクセ者程度のキャラかと思ってましたが、
なんか貫禄がありそうだし、もしかするとかなりの強敵になるかもしれませんね。次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第41話「捕手の経験値」



さて前回、相手チームの足が速い1番バッターによって、セーフティバント&盗塁で一気にノーアウト二塁の状況を
作られてしまった大吾たち。ここでヒット1本でも打たれようものなら、いきなり先取点を与えてしまうピンチですよ
それを許してしまったら致命傷になりかねませんね…というのも、今回の相手は1回戦で
ノーヒットノーランをやって勝ち上がってきた相手だから、メチャクチャに守備が堅いチームなので
そんな相手に1点でも与えてしまったら、もうその時点でこの試合はとてつもなく厳しいものになるというわけです

(1回表ノーアウト二塁…このケースからうちが得点する確率は50%だが…
 ランナーを三塁に行かせれば、90%に跳ね上がる!)

コン!

って、そんなノーアウト二塁の場面から、小森が選んだ作戦は送りバント!なんともバントが好きなやつですね
どうも三塁にランナーを行かせれば、得点確率は90%を誇るようですが…
ふむ、この送りバントが成功してワンナウト三塁になれば、スクイズでも外野フライでも点が取れるし
それにランナーは俊足の桶川だから、それが成功する確率もメチャメチャ高いってわけですな



「させっか!(三塁を向く)」

「ファ…ファースト!」

「!!くそっ…!(一塁へ送球)」

「セーフセーフ!!」

「ああっ…!?」

「おっしゃあーっ!ノーアウト一・三塁だーっ!!」

ってああ、そんな送りバントの処理もスムーズに行かず、アウトを取れずにピンチだけを広げてしまう卜部たち!
卜部は最初三塁への送球を考えたようですが、大吾に一塁へ投げるよう指示されて、そのタイムロスにより
どのランナーも刺せずに終わってしまったようで…うーむしかし、ここは最初から迷わず一塁へ投げておくべきだったと思うなあ

何しろ三塁ランナーは俊足の桶川なわけで、盗塁も刺せないほど速いのに送りバントされたらもうお手上げというか
「三塁で刺す」って考え自体が無謀だし、ここは欲張らずに一塁へ投げて、確実にアウトひとつ取っておくべきだったと思います
まあ、どうしても先取点をやりたくない試合だから、卜部が三塁を意識してしまったのも仕方ないっちゃ仕方ないんですが…

「卜部…ド、ドンマイ!」

「ドンマイじゃねーよ…!てめー指示出すのがワンテンポおせーんだよ!!」

「えっ…」

「つか三塁間に合ってたんじゃねーのか今の!?投げときゃ良かったぜ!!」

っておいこらー!!そんな今のプレーについて、「てめーの指示が遅いせいでこうなっただろ!!」
大吾にきつく当たる卜部!ふ、ふざけんな!お前って奴は結局それかよ!卜部のやつまた今回も悪いクセが出ちゃってますね
ピンチになるとどうしても味方のせいにしてしまうっていうやつが。

「大吾の指示出しが遅い」ってことを一方的に責めてますけど、大吾だけのせいにするなんてあんまりですよ。
卜部は今、まったく非の打ちどころがないプレーをしてたのかと。俺は全然そうは思わないんですよね
あの状況で「三塁へ投げよう」って考えること自体が卜部の判断ミスだったと思うし、
それがなければ確実にアウトひとつ取れたわけで。大吾1人だけを責めるなんておかしな話なんですよ

それともうひとつ、「指示出しがおせーんだよ!」って点についてですが、
それについては確かに「ファ……ファースト!」ってワンテンポ遅れていたので、そこは今後直していくべきとは思います。
ただ、そんな風にワンテンポ遅いのは、大吾は前回初めて「指示出ししろ」って言われたばかりで、
まだどんなタイミングで言えばいいのかまったく
分かってないんですよね。
そう、これは別に大吾がふがいないから遅れてるわけじゃなくて、初めてやったことだからまだタイミングを知らないだけなんです
だから「指示出しはもっと早めに頼む」って普通に教えれば済む話なんですよ

なんでそれを怒りながら言うのか分からない。必要な知識だけを教えてあげればいいのに、
「お前のせいでこうなったんだよバカヤロー」ってわざわざ責めることないだろうと。
初心者にものを教えるのに、怒ったり責めたりする必要なんかないと俺は思うんです。
ただ普通に教えてあげればいいのに。それは前回の田代を見ていても同じことを思いましたね



こう、「今のはサードだろ!ちゃんと指示しろよ!」って田代が大吾を怒鳴りつけてたシーンがありましたが
このとき大吾が指示をしなかったのは、「指示しなきゃいけない」ってことをまだ知らなかったってだけで
別にサボってたわけでもふがいないわけでもないんですよ。ただ初心者だから知らなかったというだけ。
これもさっきと同じで、知らないなら教えてあげればいいだけのことだと俺は思うんですが
田代も卜部もいちいち大吾をこっぴどく責めるような言い方してるよね…

それがすごく俺としては見てて引っかかるんです。そんなに大吾を責める必要ないだろうと。
俺が思うに、初心者っていうのは知らないことがあって当たり前で、それは別に罪じゃないと思うんです
でもなぜかそれを不必要に責める人が多いんだよね…そんなことをしてもただ理不尽なだけだし、
相手のためを思うなら、怒るより先にきっちり教えるべきと思うんですよ。

たとえば、この間ワールドトリガーの感想で、青山学院大学の原監督の話をしましたが、
原監督はこういう育成論でもいいことを言ってるんですよね

「相手を指導するにはまず、具体的に教える段階が必要。
 やり方を知らない人に自主性を与えても、どうしていいのかわからなくなってしまう。
 ピアノを知らない人に「自分の考えた表現でこの曲を弾け」と言ってるようなもの」

この一言がそうですね、ピアノの話はほんとに分かりやすい例だなという気がします
今回の大吾なんかはまさに「ピアノを知らない人」なわけですよ
それが完璧にピアノを弾けるわけがない。知識が足りなかったりボロが出たりするのが当たり前。そんな大吾の様子を見ながら
「なんでこの程度のこともできねえんだ」「なんでこのタイミングでやらねえんだ」と、
怒鳴ったり責めたりしてるのが田代や卜部だというわけです。



こんな風に責めてもまったく意味がないと思うんですよ。相手がつらい思いをするだけで、ぜんぜん成長の助けになってないなと。
くどいようですが、初心者にものを教えるのに、いちいち怒る必要なんてないんですよ。
怒られてしまった相手は、精神的に追い詰められたり、打ちのめされたりするっていう、
すごくマイナスな状態に追い込まれてしまうので、そんなことをして一体なんになるんだと俺は思うんですよね

自分も新人の頃、タチの悪い先輩にさんざん怒られたからよく分かるんですよ。
怒られた時の心境って、まず最初にビクッと体が硬直してしまって

その後は困惑、焦り、不安っていう感情が自分の中に渦巻いて、とにかく落ち着かなくなるんですよね
田代に怒られた時の大吾を見てみてくださいよ。まさに俺の言ってるような反応してるでしょ。
怒鳴られるってのは、こうやって心の中をかき乱されるってことで、正常な判断力や集中力がどんどんなくなっていくんですよ
要するに、何度も連続で怒られると最終的に、焦りや不安しかないパニック状態になるってことなんですね。

もうね、そんな精神状態に陥ってしまったら、まともなパフォーマンスを発揮できるわけがないと。
落ち着きがなくなって、周りが見えなくなって、正常な判断力もない状態になってしまうだけなんですよ。
そんな状態に仲間を追い込んでどうするのかと。特に今回、大吾が任されてる指示出しっていうのは
しっかり落ち着いて、周りの状況をよく見ながら、正確な判断を下すっていうことが求められるわけでしょ
それが田代や卜部を見てると、まったく逆の状況に追い込んでるように見えるんですよ

もうね、だからいちいち怒りながらものを教えないで欲しい。そんなことをしても誰も得をしないんです。
原監督もこれについては、「怒るよりも諭すことの方が大事」と語ってるんですよね。
やっぱ原監督は人を育てるってことをよくわかってると思うわ



さて、そんな風に話が逸れまくったわけですが、試合の方に話を戻しますと
場面としてはノーアウト一・三塁というピンチな状況でしたっけね。
ここからどう点を取りに来るのか小森の采配に注目ですが…

ダダダダッ!

(えっ…単独スチール!?)

って、小森の取った作戦とは、三塁ランナーは待機させて、一塁ランナーだけ盗塁させるという単独スチールでした。
こりゃまた意外なことをやってきましたね、てっきり三塁ランナーを動かして点を取りに来るだろうと思ってましたが
そっちは動かさずに一塁ランナーだけ走らせてくるとは…

(なめるな!今度こそアウトにしてやる!)

(キャッチャーが二塁に投げたら突っ込め桶川!)

がしかし、そんな一塁ランナーは大吾たちの注意を引きつけるための罠!
それを刺すために大吾が二塁へ送球したなら、その瞬間に三塁ランナーがホームに突っ込んでくるという作戦です
しかも大吾は前回、盗塁を成功されたことでムキになってますからね…これは小森の作戦が完全にハマった形に…

「投げるな!サードランナーくるぞ!」



「くっ!?」

(正捕手に見抜かれたか…惜しかったな)

って、大吾が二塁に投げようとしたその瞬間、咄嗟にそれを静止するアンディ!
おお、アンディは小森の作戦に気づいていたんですね、そのおかげで失点をせずに済みました
なんというかこの、大吾には見えてないものがアンディには見えてるっていうのがいいですね
まさに先輩キャッチャーって感じで頼りがいがあります

(しかし2点以上取れる確率は上がった…)

コンッ!

「スクイズ!?」

「ぬおおおーっ!!」

ズザアアアッ!

「セーフ!」

ってああ、せっかく失点を防いだと思ったら、即座にスクイズを決められて1点取られてしまう大吾たち!
卜部がすごい気合で突っ込んでゴロを拾ってましたが、それでもダメでしたね…なかなかきつい展開です
がしかし、本塁はアウトにできなかったものの、まだバッターを一塁で刺せる可能性はあります。
せめてそこでアウトを取ろうと、一塁へ投げようとする大吾ですが…

「く…!」

「待て、投げるな!」

 
 

がしかし、またしてもそこでアンディから静止の声が!そう、気がつけば二塁ランナーまでもがすでに三塁をまわって
本塁突入コースに入っていたのです。ここで一塁に投げてしまったら、ガラ空きのホームに突入されるのみ…
しかし悲しいかな、今度は大吾も投げるのを途中で止められず、そのまま一塁へと投げてしまい…

「おっしゃあーっ!!いきなり2点先制ーっ!!」

(思いのほか、あっさり2点取れたな。この調子だとあと3点は取れるな)

「クソッ…!おいボールよこせ!!」

「…ご…ごめん…」

ああ…そしてまんまと2点を取られてしまい、もはや相手は完全に勝ち確の流れです
そして卜部と大吾はギクシャクする一方、特に大吾は完全に自分を責めて意気消沈してしまっております
そりゃこれだけ敵にかき回されて、味方からも怒鳴られたり責められたりしたらこうなりますよ。
こういう時味方がやるべきなのは励ますことじゃねえのかよ!そうは思わねえのかよ卜部!

「やめろ…ランナーを出したのは俺のミスでもあるし、
 初心者のおめーにツーランスクイズを警戒しろなんて無理な話だ」

「えっ…」

「だから謝罪なんかいらねえ!学習すりゃいいだけだ!
 やることも考えることも多すぎて、へこんでる暇なんかねーぜキャッチャーは!」



ってめっちゃ励ましてるーー!?(ガビーン)
ええええええ!?急にどうしたんだ卜部!?いきなりいい奴になったのか!?えええ!?
ちょ、ちょっと、卜部のやつさっきと言ってること全然違うじゃないですか!
「てめーの指示が遅いからランナーが出ただろ!!」って言ってたのが、「ランナーを出したのは俺のミスだ」ってなってますよ

おいおいおい、ま、まあ確かに俺もさっきからそう言ってたから異論はないんですが…それにしてもビックリしたわ
あの卜部がいきなりプロシュート兄貴みたいなこと言い出すもんだから…(えー

(C)荒木飛呂彦/集英社

「成長しろペッシ」「学習しろ大吾」ですごい似てるシーンだなと思いました
果たして卜部はプロシュート兄貴のような人気を獲得できるのだろうか
あと今回の試合を見ていて思ったのは、やっぱりアンディって頼りがいあるよなぁってことなんですよね
ベンチにいながら的確な指示を出してくれるのが、すごく先輩として頼れるキャラだなという気がします
もはや俺にとって、この漫画の好感度ナンバーワンはダントツでアンディですよ

それに、大吾が何か失敗をした時でも、アンディって一回も大吾を責めたことがないんですよね
そういう意味でも大吾を教える立場に向いてると思うんだよなあ
今回の話ですごく思ったのは、アンディって大吾のコーチ役にピッタリだなってことなんですよ
今後アンディと大吾はポジション争いをするよりも、今回のように大吾にものを教える立場で共存してくれると
俺としてはベストな展開って気がするなー。次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第42話「イーファス対策」



さて今回のMAJOR 2ndですが、冒頭ではなんとも意外な2人が登場しましたね
大吾にとっての祖父と祖母、つまりは英毅じーちゃんと桃子ばーちゃんであります
2ndではこの2人が登場するのは初めてなわけですが…それにしても桃子ばーちゃん若いなオイ!!
髪も黒々としててまだまだ十分可愛いしこんな婆ちゃんだったら抱けるわ(えー

その一方で英毅じーちゃんは、もう髪が真っ白でずいぶん老け込んじゃってるというか…
まあ、2人の歳を考えたらこれぐらいが普通なんですけどね。何しろ吾郎や薫が40歳なわけだから、
その親であるこの2人は70歳は行っててもおかしくないんで…桃子ばーちゃんが見た目若すぎるだけなんや…

「ランナーなしかよつまんね〜、じゃあホームラン狙っちゃお」

そんな中で試合はというと、1回ワンナウトランナーなしの場面で、迎えるバッターは相手の4番です。
前回で相手チームにツーランスクイズを決められてしまったので、2点入ってランナーは一掃されてしまったんですね
それにしても「ホームラン狙っちゃおー」とか、ずいぶんナメた口をききながら出てきた4番ですが、
誰かと思ったらこいつ、相手のエースピッチャーじゃないですか。エースで4番とは典型的なチームの大黒柱だな

てことはつまり、こいつを潰せば相手チームは崩壊待ったなしってことやな(えー
いやーなるほど、1人潰すだけでエースと4番を一気に消せるとはお得な奴やで!まさに一石二鳥!
というわけで卜部さん一発お願いしますよ、せっかくビーンボールが得意なんだからこんな時こそエグい死球をだな…



って思いっきり打たれとるー!!う、卜部ー!!お前なに真正面から勝負しに行って打たれとんねん!
こんな時のためのビーンボールやろ!こんな奴はさっさと汚い手で潰してしまえばよかったものを(えー
というわけで見事なまでに卜部のボールはかっ飛ばされてしまい、外野を深々とブチ破る長打コースに…

パシイイイッ!!

「アウトォ!!」

「おおお、捕った!!」

「ナイスキャッチ光君!」

「いやあ、やっと飛んできたから気合入っちゃった!」

「や、やるなあのセンター…」

(あれが佐藤寿也の息子か…1回戦ではリリーフもやったようだし
 才能はピカイチだ…彼はドルフィンズの中で最も用心した方がいいな)

って、そんな外野の頭を超える大飛球を、超ファインプレーで見事にキャッチする光さん!
完全に長打コースの当たりでしたが、それをアウトにするとはさすがこの人はモノが違いますね
それについては小森も相当警戒しているようで、「ドルフィンズの中で最も用心すべき人物」と考えているようです
こりゃあこの先、光さんは小森に相当マークされそうですね。打席の時なんかでも全打席敬遠とかやり出さないだろうな



ともかくなんとかスリーアウトを稼いだ大吾たち。長かった1回表もようやくこれで終わります
そして1回裏になり大吾たちの攻撃に…ってあれ?この場面だと「1回表、ドルフィンズの攻撃は…」って書かれてますね
おいおいちょっと待ってくれ!ドルフィンズは後攻なんだから1回裏の攻撃だろ!!
なんかどえらい基本的なミスしてんな…まああれだ、この辺はコミックスで修正してもらうとして…(えー

「卜部の話だとスローボール主体のピッチャーらしいが…
 一体どんな球を投げるんだ?」

ふわっ



「おっそ…!」

「そ…想像以上におせえ!」

そして初めて相手エースの投球を目にする一同ですが…本当にハエが止まるレベルのとんでもなく遅いボール
誰もが困惑しているようです。俺としてもまさかここまで遅いとは…お前はドカベンの不知火かというぐらいの
超遅球ですね。これって卜部が「この投球でノーヒットノーランを達成した」って情報を仕入れてきたからいいけど、
何も知らずにこんなピッチングを見たら、なんだあいつ舐めプレイしやがってクソがよーって
そうとう頭に血が上りそうですよね(えー

「何あの子、体は大きいのにずいぶんのんびりした球投げるのね。
 あれなら2点くらいすぐに返せるんじゃない?」

「いや…中途半端に遅い球なら打ちごろだが、あれだけ山なりのスローボールだと、
 ポイントが小さくて逆に打ちにくいはずだ。特にボールが柔らかい軟式では、
 よほど芯で捉えないとボールは飛んで行かないぞ」

そんな相手の球を見て、「あれならすぐ打てそうやわー」と楽観的な桃子ばーちゃんでしたが
英毅じーちゃんの方は「そんな簡単なもんじゃない」と、打つことの難しさを指摘していました。
そしてじーちゃんが言う通り、ドルフィンズの先頭バッターはいとも簡単に打ち取られてしまいます

スローボールを打つことの難しさは、寿也もこないだ語ってましたよね。
反発力がないから上手く打たないと飛んでいかないってことと、
山なりの軌道だからボールを線で捉えられず、点で捉えなければならないと…

(遅い球の攻略法は、佐藤さんに教わったし前の試合でも打てた…!
 ここまで遅くはなかったけどコツは同じだ、
 上体を突っ込まず手元までしっかり引きつけて…自分のポイントで叩く!!)

パァン!!



おお、そんな寿也の教えを大吾もしっかり覚えていたようで、見事に相手のスローボールをミートする結果に!
こういう以前に学んだことをしっかり覚えているっていうのは嬉しいですよね、今までの積み重ねを感じるというか
ともかく大吾の当たりはピッチャーの横を綺麗に抜けていき、確実にセンター前ヒットに…

パッシイイイイン!!

「アウトォ!!」

「え、ええーっ!?なんであんなとこに人がいるんだ!?」

(そうか…!ノーヒットノーランが出来た理由は、堅い守備プラス特殊シフトか!)

がしかし、本来ならセンターに抜けるのが当然の当たりを、真正面でゆうゆうとキャッチしてしまった相手選手!
普通そんなところにいるわけがないってポジションに陣取っており、ドルフィンズの一同を驚愕させております
そんな様子を見て、相手チームが普通とはまったく違う特殊シフトを敷いていることに気づいた卜部…
ふむ、要するに王シフトみたいな極端な陣形で守ってるってことでしょうか

王シフトは選手たちのポジションを極端に右へ寄せるって戦法でしたが、
多分それと似たようなことを今回の相手もやってるんじゃないでしょうかね。
何しろピッチャーの球があんな超スローボールだし、バッターが振り遅れることなんて絶対ないだろうから
バッターが引っ張ることを想定して極端に左に寄せたシフトとか敷いてそうな気がします。
次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第43話「特殊シフト」



さて前回、せっかくヒット性の当たりを打ったものの、相手の特殊シフトにまんまと阻まれてしまった大吾。
その特殊シフトについてですが、相手チームはピッチャーが投げると同時に素早く動いて守備陣形を変えているようですね
ピッチャーが投げると同時に陣形を変える…マジですか、これを聞いて俺が思い出したのは
「キャプテン」という漫画の金成中との試合ですね

考えてみれば今回の試合って、金成中との試合と状況がえらく似てるなあと思うんですよ
ざっと考えて共通点が5つほどありますね。その5つというのがそれぞれ何かというと
共通点その1・地区予選の第二回戦で主人公達が戦う相手

共通点その2・データ野球を得意としており、相手の長所・短所をメモして調べている

共通点その3・相手ベンチにメガネの軍師キャラがいる。
軍師キャラは選手ではなく、ベンチから指示を出す役

共通点その4・初回、先頭バッターがセーフティバントで出塁する

共通点その5・守備ではピッチャーが投げると同時に選手が動き、
ヒット性の当たりもアウトにしてしまう

こんな感じでしょうかね、なんか色々似てないですか満田先生!これは単なる偶然なのか、それとも
「久々にキャプテン読んだらおもろいやんけ、ちょっと真似したろ」
満田先生がついキャプテンの面白さにかられて真似してしまったのか(えー

「な、なんだありゃ!?右がガラ空きじゃねーか!二・三塁間に3人、
 一・二塁間はセカンドの位置にファーストだけだと!?」

さてともかく、ピッチャーが投げると同時に特殊シフトへ移動している相手チームですが、
その陣形というのはちょうど王シフトを鏡写しにしたような形でした



王シフトっていうのは、左をガラガラにして右に守備を偏らせるというシフトでしたが、
このチームはそのまったく逆をやってますね。なんでかというと王貞治は左バッターだけど、大吾たちは右バッターだからでしょう

左バッターの王が打球を引っ張れば、ボールは右に飛んで行くけど
右バッターの大吾たちが打球を引っ張れば、ボールは左に飛んで行くっていうその差ですね。
おそらく、大吾たちのチームにも左バッターがいるなら、その時は相手チームも王シフトとまったく同じ陣形を取るんじゃないでしょうか

「なるほどそういうことか…確かにスローボールは振り遅れにくいから
 左に飛びやすい。三遊間を固めるのは理にかなってる」

「じゃ、じゃあ右打ちすればいいじゃねーか!簡単にあんなシフト破れるぜ!」

「簡単に言うな、小学生だぞ?超山なりのボールに合わせるだけでも難しいのに、
 流し打ちなんて芸当できるか!」

そんな特殊シフトの弱点というのは、もちろんガラガラになっている右方向に打てばいいということなんですが…
しかし、相手の超スローボールはただでさえまともに打つのが難しいと前回さんざん語ったばかりです。
そんな風に難易度の高いボールを、さらに流し打ちして綺麗に右へ飛ばすなんてことは、到底無理な注文というもの…
ちなみに、いま打席に立っている卜部はどうなったかというと

ブン!!

「あれ…」

「ストライクスリー!!」



「あ…振り逃げだ!走れ卜部ーっ!!」

なんと相手のボールにカスリもせず三振!!なんとも無様な姿をさらしてしまいましたが、
運良くキャッチャーがボールを逸らしてくれたおかげで、どうにか振り逃げで出塁できたという…
ともかくですよ、卜部でもあのスローボールには当てることさえ難しいということで、
やはりそれを流し打ちで思い通りの方向に飛ばすというのは、あまりにもハードルが高いということに…

(くそ、振り逃げとかダッセーけど、まあいい…塁に出たらこっちのもんだ!)

ダダダダダ!

「走った!?」

(あの遅い球なら、盗塁は楽勝だろ!)

がしかし、塁に出てからはすぐさま二塁への盗塁を決めてチャンスを広げる卜部!
なるほど、無敵に思えたあのスローボールにも、盗塁に対してはまったくの無防備という弱点があったんですね
バッターを打ち取るのは得意でも、ランナーを刺すことは全然できないというわけか
卜部にしてみれば、さっきの相手の攻撃でさんざん盗塁を決められまくった後なので、
「お前も同じ苦しみを味わえや」とうっぷんを晴らすのにちょうどいいですね(えー
そんなわけで、二塁への盗塁の後は、さらに三塁へも盗塁しようとする卜部ですが…

ヒュ!!

「な…何ィ!?はやっ!!」

スパアアアン!

「アウトォ!スリーアウトチェンジ!」

「え…!?」

ゲー!?なんとその時、まるでムチのようにしなる腕の動きで、一転して急激な速球を投げ込んできた相手ピッチャー!
この速さには卜部の盗塁もまったく間に合わず、簡単に刺されてしまいチェンジとなったという…
うーむ、単なるスローボール一辺倒のピッチャーじゃなくて、こういった特殊なクイック投法まで会得しているとは…
こいつ本当に近所の小学生かよ…(えー  やることが常人離れしてて完全に化け物プレイヤーですよ!

とはいえ、確かに相手ピッチャーの能力は脅威ではあるものの、
ああいった速球を投げてくると分かれば、逆に攻略法は見えてきた気がしますね
例えばの話、今みたいにランナーが出た状況なら、
常にランナーを走らせて、バッターは速球にだけ狙い球を絞ればいいんじゃないでしょうか

その場合、相手が速球を投げてくれば、バッターも当てるぐらいのことはなんとか出来るだろうし
その打球が運良く右方向に転がれば、相手シフトの弱点を突けるので一気に得点チャンスになるってわけですよ
それと逆に、相手がスローボールを投げてきた場合ですが、そうなるとバッターは打てないわけなんですけど
代わりにランナーの盗塁は簡単に成功するので、さっきの卜部のようにどんどん先の塁へ進んでいけるわけなんですな

というわけで、ランナーさえ出れば案外なんとかなりそうやなというのが、今回読んだ感想でした。
まあ、あの化け物小学生のことだから、まだ他にも奥の手があるのかもしれませんが…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第44話「攻略の手がかり」



「監督…あのボールって一体なんなんですか?
 フォームはスローボールと同じなのに、急に速い球が来ましたけど…」

「いわゆるスナップスローだろう、ひじから先のしなりを利用して
 指先で強くリリースすることで、素早く投球できる…あのまっすぐ自体は大した速さじゃないが、
 スローボールとの緩急で豪速球に感じられるんだろう」

さて前回、スローボールだけを投げていた相手ピッチャーが、急に投げてきた速球に度肝を抜かれた大吾たちですが…
今回はというと、あの速球について田代からの解説がされてますね。腕のしなりを利用して投げるとかなんとかで、
そこまで速い球ではないようですが、スローボールと組み合わせて使うことで
体感的に凄まじいスピードに感じてしまうという…

ふわ〜〜ん

「ストライク!」

シュパァァァン!!

「ストライクツー!」

「まずいな…こりゃちょっと手こずるぞ…!」

(スローボールだけでも手を焼いているところに、
 この速い球を見せられたら手も足も出まい)

そんなわけで、いよいよスローボールと速球を惜しみなく使って、本気で抑えにかかってきた相手ピッチャー!
狙い球が絞れないこの展開に、田代達は頭を抱えるばかりです。ただひとつ希望があるとすれば、
いま打席に立っているのは光さんだということでしょうか。凡人では手も足も出ないこのピッチングにも、
光さんなら対応できる可能性が…

「このピッチングスタイルを小学生が攻略するのは至難の業…」

カキイイイイン!!

「!?」

やっぱりキター!!おおお!田代が「こんなの小学生が打てるわけないやん…」と弱音を吐く中で
「ふーんそいつは初耳だ…でも関係ねえなそんな事は」と見事に打ち返す光さん!



その打球は惜しくもファールになったようですが、これだけ打つのが無理だ無理だと言われてる中で
1打席目でいきなり打ち返すとはさすがとしか言いようがありません
相手のエースもかなりの強キャラですが、光さんの素質はそれさえも凌駕してますね。まさに怪物中の怪物。
光さんは言うなれば超有望株(トッププロスペクト)ってやつなんやな…(えー

(こいつ…振り遅れたものの、俺のスナップスローに合わせやがった…!
 監督が警戒するだけのことはあるな…)

(投げ急ぐな、慎重に行け!)

そんな光さんの才能に脅威を感じたのか、細心の注意を払いながらのピッチングに切り替えた敵陣営。
勝負を急がずに、じっくりと球数を使って光さんを仕留めにかかりますが…

「あっ…!?か、監督!」

しかしその時、相手のピッチングをじっくり見ているうちに、
スローボールと直球とで違う特徴があるということに気づいた大吾!
ピッチャー本人ではなく野手の動きで気づいたようですが、その特徴というのが…

「よく見ると野手の予備動作が違うんです。
 特殊シフトに動き出すスローボールの時は、普通に立ってますが…
 動き出さない速いボールの時は、しっかり腰を落として構えてるんです!」

ふむ、スローボールの時は、すぐ特殊シフトに移行するために棒立ち状態で、
速球の時は、特殊シフトを使わないからその場でどっしり構えていると…
というか速球の時って特殊シフト使ってなかったんですね。そっちの方を初めて知ったわ
確かに特殊シフトはスローボール用のものだから、速球の時に使っても逆効果になるだけだからなー

カキイイイイン!!



さあそして、そのことを伝えられた光さんはいともやすやすと相手ピッチャーを攻略!
見え見えとなった速球を狙い打って、ものすごい打球をかっ飛ばしてしまいました。果たしてどこまで飛んだのか…
なんとなく雰囲気としては、相手のファインプレーに阻まれてしまいそうな気もしますけども。次回に続く!

今月のアフタヌーン読んでたら、おおきく振りかぶっての中でかなりいいこと書いてたので紹介します
今回の話は、西浦野球部にメンタルトレーニングの講師がやってくる話ですね
メンタルについての理解が薄い西浦のために、参考になる話をしに来てくれたわけですが…

「ところでみんな、試合に勝つには心・技・体のどれが一番重要だと思う?」

まずメンタル講義を始める前に、試合に勝つために重要なものは何かを尋ねる講師の人。
心技体のうちどれが一番重要かを聞かれて、うんうん悩む西浦ナインでしたが、
最終的にはその場にいる全員心が一番重要と答えることになります。
講師の人もそこについては同意見のようで…

「そうだね、いくら技や体を鍛えても、その力を試合で発揮できなきゃ無意味だもんな。
 もちろん技も体も鍛えなきゃダメだけど、試合で常にベストなプレーをしたいなら
 心…メンタルも鍛えなきゃダメだ。ところで心技体のうち、体のトレーニングを毎日やってる人」

「はい」「はい」「はい」(西浦の全員が手を挙げる)

「うん、それじゃ技のトレーニングを毎日やってる人」

「はい」「はい」「はい」(西浦の全員が手を挙げる)

「それじゃ、心のトレーニングを毎日やってる人」

「…」「…」「…」(西浦の誰も手を挙げない)

「そうだよね、技や体は毎日練習してる。それなのに心については、
 チーム全員が一番重要と考えてるのに、ほとんど鍛えてない。なぜか?」

「…」「…」「…」

「それは、方法を知らないからだよな」

そして話はトレーニングの方へ移っていきますが、技や体を鍛えていても心の方は鍛えていないということに
気付かされる西浦ナイン達。心の重要性については全員分かっているわけですが、
じゃあどうすれば心を鍛えられるかという、その方法論については誰も知らないわけです。

そう、知らないからできない。俺が注目したいのはここなんですよ
西浦ナインは別に、心のトレーニングを怠けたいわけでもサボりたいわけでもない、ただ知らないから誰もそれができない。
そういうことなんですよ、選手が知らないことっていうのは、指導者が教えなくちゃ誰もできないんですよ



俺がMAJOR 2ndの感想を書いた時に、これと似たようなことを語ったことがありましたよね。
指示出しの役目を知らずに出来なかった大吾に、「それぐらいお前がやらなくてどうする!」
監督の田代が怒鳴りつけたシーン。俺はこんな風に責める必要ないと何度も語ったわけです
知らないことなんて誰もできないんだから。それを責めたところでなんの解決にもならない。
だから責めるよりまず先に教えるべきなんですよ。田代はそれが分かってないよなとつくづく思ったシーンです

「日本の野球界はまだまだメンタルに対する理解が少ない。
 監督たちも自分が選手だった時にやったことがないから、
 今の選手たちにも心のトレーニングをさせてない。そういう監督は試合で負けると…
 お前はプレッシャーに弱い!なぜ実力を発揮できないんだ!って怒るんだ。
 なぜ弱いってそりゃ、監督がトレーニングをさせてないからだよな。
 メンタルの弱さは、言ってみりゃ指導者のせいなんだ」

さあそして、講師の人の話は監督の指導法へと移っていきます
本来、心のトレーニングというのは監督が選手に教えるべきものですが
ボンクラな監督ほどそれを教えておらず、
そういうダメな監督に限って、選手の失敗を責めまくる
と語っているわけですね



聞いてるか田代…お前のことが言われてるんだぞ…(えー
本来教えるべきことを教えていないダメ監督。そして、そんなダメ監督が選手のミスを責めるのは、
まったくもってバカげたことだと講師の人は言ってるわけです。
ほんとにその通りですよ、選手を育成するのが指導者の役目なのに、それを教えずにほったらかしてるなんて
指導者失格と言ってもいいくらい、責任を果たしてないですよね。

しかもほったらかしてるだけじゃなくて、「なんでそれくらい出来ないんだ!」とか責めるのは本当に考えがズレてると思います
なんで選手が出来ないのかって、そりゃあてめぇが教えてねーからだよってことになるわけで、
指導者が無能だから選手がちゃんと育ってないのに、そういうことに気づいてない。
しかも選手にだけ責任を押し付けてに責めるっていうのは、本当にバカげてると思います

あと見てて気になったのはやっぱり、怒鳴られた時の選手たちの反応ですね
大吾も栄口も沖も、みんな同じで硬直してしまってビクビクした反応してるじゃないですか
やっぱりつくづく思うんですよ、他人を怒鳴るっていうことは、
不安、動揺、混乱を相手に与えるのと同じだってことを。

だからそんなの軽々しくやるべきじゃないんですよね。特に試合中にやるなんて本当にどうかしてると。
怒鳴るってことは相手の平常心を奪ってメンタルをかき乱してるのと同じなんですから、そんなことを味方にやってどうするのかと
さっき西浦の選手たち全員が言ってましたよね、試合に勝つにはメンタルが一番大事だって。
それほど大事なメンタルを、試合中にかき乱す監督がいたらどうでしょう。バカなんじゃねえのかと思うわけですよ
試合中の選手には、まず平常心や落ち着きを与えることを再優先にすべきなんじゃないのかと
怒鳴り散らして不安、動揺、混乱ばっかり与えてどうするんだっていうね…

「バッティングにしろピッチングにしろ、ふだん全然練習しないで
 試合の時だけいいプレイしろなんてチームは有り得ないよな。
 だけどメンタルに関しては、全然練習してないのに試合の時だけ気合を入れろって言われるんだ。
 それじゃむしろ体に力が入って、いいプレーなんて出来なくなる」

そして最後に、「普段練習してないことを、試合の時だけやれなんてチームは有り得ない」と語る講師の人。
まったくもってその通り、普段教えてもいないことを、いきなり試合になってやれとかそんなバカな話はありませんよ。
まさかそんなことを実際に指示して、選手に無茶ぶりしている監督がいるはずが…



いるんだよなあここに…(えー  田代お前だよ…今回の話は全部お前のことだよ!!
もうね、今回のおお振りの話を読んでて、田代ってほんとに監督としてアウトなことばっかやってるなあと思ったんですよ
すでに自分の感想もさんざん書いたことですが、このおお振りの話を読んだら余計にそう思ったと。
田代って一回戦の時はまともな指導してたと思うんだけどなあ…満田先生にはその時の田代を思い出して、
どうにか軌道修正してもらいたいところです

(C)ひぐちアサ/講談社
(C)満田拓也/小学館




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