サンデー感想:MAJOR 2nd 第53話「眉村世代」



さて前回、いきなりの登場で読者を驚かせた眉村姉こと道塁ですが、今回もこうして扉ページをでかでかと飾っておりますね
うーんそれにしても可愛いキャラですねほんと、ツリ目できつそうな顔してるのに、ほっぺたに赤丸がついてて妙に和むというか
このツリ目+ほっぺた赤丸の組み合わせは個人的にかなりイイよなーと思ってます
なぜならバトスピのごじゃるがまさにこのタイプだったからな!

ごじゃるは俺の中でメチャメチャ評価高いヒロインだったので、道塁もそうなってくれれば言うことないですねー
というか道塁はごじゃるがもうちょっと成長したらこんな感じになるのかなっていう印象の見た目してますよね
やべー、そう思ったらがぜん道塁に興味が湧いてきたわ。登場から間もないのに早くも大注目のヒロインですよ



そんなわけで道塁にばかり夢中になっていたわけですが、いきなり姉ちゃんの尻キター!!
うおおー!!この漫画のヒロインは道塁だけじゃねーぜと言わんばかりに、姉ちゃんも存在感をアピールしてきとる!
いやさすがですね、確かに俺は姉ちゃんのことも前から相当気に入ってるので、
冒頭から道塁と姉ちゃんのドアップが連続でどどーんと出てきたのには
息もつかせぬ波状攻撃って感じで読んでて昇天しそうですよ(えー

「やっぱり光君がホームラン打ったり完封したりとかしたの?
 3回戦のレベルであんたが活躍できるわけないじゃん」

「むぐっ…!このヤロォ、じゃあ俺の成長見せてやる!庭で勝負だ!」

「大吾おおおおおお!!ドロドロのストッキングで家に上がるなって
 何回言わせんのよ!!早く洗濯出してきなさい!!」

「あ、あいあいさ〜…(そそくさ)」

「三船勝ったらしいじゃん、あいつ少しは勝利に貢献したの?」

「貢献?なに言ってんのよ、いずみが思ってるよりずっとあの子は頑張ってるわよ」

「え?」

むうしかし、ドルフィンズが順調に勝ち進んでいることを聞かされた姉ちゃんですが、
まさか大吾が活躍しているとは夢にも思っておらず、光さんが1人でなんとかしているだけだと思い込んでいるようですね
そういえば姉ちゃんは、まだ大吾が試合中に頑張っている姿というのをまったく見たことがないのか…
だからいまだに、ダメな時期の大吾のイメージが抜けていないんでしょうね
今回それを母ちゃんから指摘されたわけですけど、今後試合を見に来て考えを改めたりしてくれるんでしょうか?

『えっ!?眉村ってまさか、あの元メジャーリーガーの!?
 そ、その眉村の双子の子供が、東斗ボーイズのエースバッテリーなんですか!?』

『いや、俺もそのことは卜部から聞いて初めて知ったんだ』

『ええ…でも双子の姉の方がエースになってるなんて、俺も知りませんでしたよ。
 俺とアンディがいた時も眉村姉はいましたけど、当時彼女は外野手志望でしたし』



そして次の場面、大吾たちが眉村姉弟についての詳しい情報を卜部に聞いているシーンとなりますが…
やはりというか卜部がいた頃は、ピッチャーをやっていたのは弟の渉の方であり、
姉の道塁はピッチャーとは全然関係のない外野でプレーしていたようですね

それが今では、2人ともポジションがガラリと変わっているのは一体どういうことなのか…
それとやっぱり、卜部が敵視していた「あいつ」というのは渉で間違いなかったようですね
ただ前回も書いたことだけど、ピッチャーとしての渉を倒すことが卜部の目標だったのに
それがとっくにピッチャーをやめちゃってるんじゃあ卜部の目標どうするんだろう…(えー

『どっちにしろ東斗は、あの2人を中心に圧倒的な強さを見せた…
 16対0の3回コールド、打線は眉村弟を中心に超強力、守りも鉄壁だ。そして…
 エースナンバー、左サイドスローの眉村道塁…球速、キレ、コントロールと
 3イニングだが完璧なピッチングで、つけ入るスキが見当たらない…』



そして東斗ボーイズは、結局前回の試合を3回コールドの圧勝で終わらせたようで、
道塁のピッチングについてもただ可愛いだけじゃなくてまったくスキのない完璧な内容だったようですね
ふーむマジか、ひょっとしたらただの酔狂で投げてるだけかと思ってましたが、
それだけ完璧なピッチングだったってことは、マジでエースを任されるだけの実力があるってことか

それにしても卜部のやつ、さっき道塁のことを「正直全然眼中になかった」って言ってましたけど、
これだけ可愛い子が眼中にないってお前どういう趣味してんだよ!!(えー
さっきの外野守ってた姿にしてもめちゃめちゃ可愛かったやんけ、
これで全然興味なくて渉ばっかり見てたってお前ホモかよぉ!?(えー



そんな中で次の場面はというとまたしても道塁キター!!
ぬ、ぬおーー!!何このエロさは!なにやらトレーニング器具を使って筋トレしているようですが
筋トレしてるだけなのにエロい!何このエロさは!!(2回言った)

いや正直道塁のエロ可愛さには脱帽ですわ、さっきから思ってたんですけど道塁って何やってても可愛く見えるのが凄いと思う
今回の道塁の画像を見返してみると、立ってるだけでも可愛いし、グローブ構えてるだけでも可愛いし、
ボール投げてるだけでも可愛いし、筋トレしてるだけでも可愛いっていうくらいに、ほんと何やってても可愛く感じるわけですよ

つまりあらゆる場面で読者を満足させることが可能ってわけなんですね
もはや道塁が映っているだけであらゆるページで満足できる。
満足できるってことは今週のサンデー買ってよかった、次回も買おうと思えるってことです。
読者にこう思わせるだけのヒロインっていうのは相当なもんですよ。満田先生ほんと女の子描くの上手くなったよなあ

「また筋トレやってんのかミチル、高負荷のマシントレはまだ早いって言われてんだろ。
 親父が遠征でいないのを見計らってコソコソやってんなよ、チクるぞ」

「ふーん、じゃあわたしもワタルが立っておしっこしてるのママに言っちゃお」

「ぐっ…なんで知ってる…」

そんなわけで筋トレをやっていた道塁ですが、どうやら本来なら止められている負荷の高いトレーニングを
自分から進んでやるほど筋トレ好きな一面があるようですね。ということはつまり、今後もこうやって
道塁がハァハァ息を荒げてハードトレーニングしてる場面がいっぱい見られるってことですか!やったー!!(えー
それとこいつら姉弟で呼び合う時は、「ミチル」「ワタル」っていう風にカタカナで呼んでるのか。
確かにその方が分かりやすいし、俺も今後はそうしようかな

あとこの場面、「ワタルが立っておしっこしてるのママに言っちゃお」っていうミチルのセリフがありますが、
なんで立ちながらおしっこするのがダメなのかってことはみなさん分かりますか?
俺はこれすげー分かりますよ、なぜならウチの家族がまさに
最初は立って小便してたのが途中から禁止になった家族だからです

そう、男だったら普通は小便するとき立ってジョボジョボやるもんですけど
このジョボジョボっていうのがクセモノなんですよ。やってる本人は気づかないんですけど、
実は細かい飛沫が周囲に飛び散っていて、それが原因でトイレがちょっとずつ汚れてしまうわけです

だからある日、トイレ掃除をしていたウチの母親が、立って小便するのはもうやめてくれと言い始めて
ウチの家族は男もみんな座って小便するようになったというわけです。
実際この方法だとトイレが綺麗に使えるから、立ってするより清潔でいいと思いますね
そして眉村家もウチの家族と似たような状況なんだと思います。
トイレ掃除をしている母親が、「トイレが汚れるから立ってジョボジョボおしっこしないで」って言ってるというね

「まあいい、それより次の試合の話だ。今日うちの次の相手に決まった三船ドルフィンズを偵察してきた」

「三船?あんなところ事前調査いらないでしょ」

「準々決勝まで残るチームには、必ずそれなりの理由がある」



って、この間ドルフィンズの試合を見に来ていたワタルでしたが、その場の気分でふらっと来ただけかと思いきや
ちゃんとビデオ撮影しながらしっかりと偵察していたことが発覚!マジかよオイ!
ミチルなんかは「あんな雑魚チームに偵察なんていらんやろ」と慢心してますが、それに対してワタルは
「ここまで上がってきたチームには必ず強みがある。油断するな」と気を引き締めていますね

いや良いじゃないですかワタルのこの性格。
あれだけ強くて16−0でコールド勝ちするくらいなのに、相手に対する警戒を怠っておらず
「準々決勝まで上がってきたチームは雑魚なんかじゃない」と、相手がどこの誰であれ
ここまで上がってきた以上は警戒すべきだと思っているわけですよね。こいつはライバルとしてかなり好感が持てそうです

「ベスト4常連の本郷シャークスを相手に3−0…三船には昔ウチにいた卜部とアンディもいるが、
 この試合では2人はバッテリーで出ていない。この試合で投げてたのはこいつだ」



「佐藤光…聞いた話だと、まだ野球を始めて日の浅い二番手投手らしいが、
 見た感じ球速は120キロ近く出てる。コースを狙うコントロールはないが、とにかく速い。
 ほぼ真ん中しか投げていないのに、強打の本郷に2本しかヒットを許さなかった」

「へえ…」

そして光さんのビデオ映像を見る2人ですが、今まで半目みたいになっていたミチルが
光さんを見た途端にくわっと目を見開いて瞳をキラキラさせてますね
おっとまさか光さんに惚れてしまったのか!?まあ光さんってかなりのイケメン設定で、
大吾の姉ちゃんも初めて会った時はキャーキャー言ってた気がするしなー

それとワタルの話によれば、本郷シャークスってなにげにかなりの強豪だったっぽいですね
ベスト4の常連って言われてるし、俺が最初に予想してた「強打のチーム」ってことも間違いなかったようです
実際の試合ではいともあっさりやられてましたが、それは相手を抑えこんだ光さんがそれだけ凄かったということか

「ちなみにマスクを被っているのは茂野大吾。この佐藤と茂野のバッテリーは、
 俺達と同じ元メジャーリーガーの2世コンビだ」

「え!?し、茂野吾郎と佐藤寿也の!?」

「まあそれはどーでもいい。とりあえず打者別のデータはノートにまとめておいたから、必ず見とけ」



そして光さんと大吾の素性についても説明するワタルですが、それを聞いた途端に
「えーっ!?あの有名な茂野吾郎と佐藤寿也ですかー!?」
ミチルがすっとんきょうな声を上げてますね、これまでのシーンでは低いテンションでまったり喋るキャラって印象でしたが
吾郎と寿也の名前を聞いた途端にこんな声を出すとは、意外とミーハーな性格だったりするんでしょうか

それとワタルは、ただビデオを撮ってきただけじゃなくて、
打者の特徴も1人1人しっかり分析して、全部ノートにまとめてきたみたいですね
ほんとに性格しっかりしてんなお前!「油断せずに勝ちに行く」という言葉にまったく嘘はないようで、
格下相手の戦いでもこれだけちゃんと準備して、勝つために全力を尽くすっていうね…
いやあほんとにワタルの方も好感度爆上がりですよ。これだけ真摯なライバルキャラも珍しいんじゃなかろうか

「三船の先発は佐藤か卜部かは分からんが…佐藤の攻略に関しては、いくつか方法がある。
 とにかく地区予選だからって油断だけはするな、ちゃんと準備しておけ」

「オッケー」

さらにワタルは、光さんのピッチングについて分析した結果、いくつかの攻略法を考え出したようです
ほうほう、これまで光さんの圧倒的な素質から繰り出される凄まじいプレーは、誰も止めることができませんでしたが
ワタルの策は果たして光さんをどこまで苦しめるんでしょうか?そういう意味でも注目ですね

(まさか…まさかずっと憧れてきたこの人の…)



(茂野投手の息子さんと戦うことになるなんて…!!)

ぶふうううううううううう!?
え…ええええええええええ!?マジかあああああああああああ!?
なんとここでミチルの予想もしない一面が明らかに!ミチルの部屋には吾郎の写真がでかでかと額に入れて飾られており
昔から吾郎のことがめっちゃ好きだったということが発覚!そういうキャラだったのかよ!

まさかミチルがそれほどまでに吾郎の大ファンだったとは…こりゃぶったまげたなー
そこまで吾郎のファンだったとなると、当然大吾についてもなんらかの絡みがあるでしょうね
考えられそうなのは、極端なプラス評価か極端なマイナス評価のどっちかになりそうな気がしますよね

極端なプラス評価の場合、「さすがあの人の息子だわ!!キャー大吾さまー!!」って大吾に対してメロメロになりそうですが
逆にマイナス評価の場合、「あの人の息子なのにこの程度の実力しかないの?ガッカリだわ」っていう風に
思いっきり失望することになりそうですよね。うーむ、どっちかというと俺の予想では失望コースになりそうな気がしますが…

それとメロメロコースになった場合は、大吾と睦子が一緒にいるのを見て睦子に対して激しく嫉妬するって展開もありそうですよね
いやあなんにしても大吾との絡みが楽しみですわ、今まで読んできて今が一番ワクワクしてるかもしれないなあ

「隼人〜、田代監督から電話」

「え?(ガチャ)はい卜部です」

《ああ卜部か、すまんなこんな時間に》

一方その頃、卜部の自宅には、田代からの電話がかかってきているところでした
それはそうと卜部の名前って隼人っていうんですね、今まであんまり意識したことなかったですが…
ん?ちょっと待てよ、確か小森のチームとの試合の時、フルネームが書かれてた場面があった気が…


↑小森との試合時の卜部


↑今回の卜部

確認してみたら…お、おい、卜部航介って名前になってんじゃねーか!!
航介!?この時は航介だったの!?隼人って誰やねん隼人って!名前ちゃんと決めてなかったんかい!
うーむしっかりしてくれ満田先生、この部分に関しては単行本化の時に修正をしてですね…
さすがにメインキャラの名前はちゃんと統一して欲しいぞ

《今日いろいろ考えて、藤井とも話し合ったんだが…
 今度の東斗との試合、先発は佐藤で行かせてくれるか》

「は…はああ〜〜っ!?」

そして田代からの電話とは、今度の東斗ボーイズ戦での先発ピッチャーについての話でしたが…
田代は卜部よりも光さんを先発させたいみたいですね、まあ本郷シャークスを抑え込んだのも、光さんの実力あってのことだしなあ。
たぶん卜部が投げてたら、あの試合も4〜5点は取られてたんじゃなかろうか。

それに東斗ボーイズの試合にしても、卜部がライバル視してるワタルはピッチャーじゃないんだから、
もはや卜部がピッチャーにこだわる理由もないというか…
そういうわけでここは光さんに譲ってくれや航介…いや隼人…(えー 次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第54話「大一番ヘ向けて」




さて今回のMAJOR 2ndですが、冒頭の場面では大吾のところに田代から電話がかかってきたシーンで始まります
その電話の内容とは、今度の東斗ボーイズ戦で先発ピッチャーは光さん、キャッチャーは大吾で行くとの連絡のようで…
ふむ、光さんを使うことは前回も卜部に電話で言ってましたが、キャッチャーについても大吾を使うのかぁ

俺としては、そろそろアンディのケガが完治する頃だから、
ピッチャー光さん、キャッチャーアンディって組み合わせもアリかなと思ってたんですよね
キャッチャーの能力だけで見たら、大吾よりアンディの方がまだまだ格上だろうし。
それにアンディには東斗ボーイズとの因縁もありますしね、それが大吾を起用されてアンディはどう思うんだろう

それはそうと、電話のシーンで髪を結ってる姉ちゃんの図が可愛いっすねー
いやーありがたい。なにげに茂野家のシーンの時には、毎回こうして姉ちゃんが大ゴマで色っぽいポーズ取ってるのがありがたい。
今は世間的に「道塁ちゃん可愛い!」ってミチルフィーバーが起こってますけど、姉ちゃんもそれに負けないくらい可愛いと思うんだよなー

「……………」

「昼休みからずいぶんとたそがれてんな、おい。
 例えるなら、大事な試合でルーキーに先発を奪われた元エースって感じの顔か」

「みじんも例えてねーだろ…」

「まあ残念だが仕方ねえ、監督はとりあえず佐藤の球が東斗には有効だと思ったんだろ。
 佐藤が苦しくなれば、嫌でもお前の出番は来る。俺は4番ファースト、お前は3番レフトだし、
 東斗とやることには変わりねえ」

おっとそして、「アンディはどう思ってるんだろう」とか言ってたら、さっそく気になるアンディと卜部のシーンがやってきました
先発を取られてしまって落ち込みモードの卜部に対し、声をかけるアンディですが…
いやなんていうかめちゃめちゃいいこと言ってますね
さすがアンディは大したもんだわ…こんな時の対応ひとつ取っても素晴らしいと思ってしまいます

アンディの対応を見てみると、まず落ち込んで黙りこんでる卜部に対して
「たとえるならこんな感じの顔してるな」「みじんも例えてねーだろ」って軽いジョークから入ってるんですよね
卜部も思わずツッコんでしまうくらいなので、気持ちを軽くするって意味でこのジョークは成功と言えるでしょう

そこからいよいよ本題に入るわけですが、先発を取られたとはいえ
東斗ボーイズ相手に光さんが1人で投げ切るっていうのは大変な作業で、きっと苦しい場面もあることを予想して、
その時はきっと卜部の力が必要になると励ましているんですよね。
言われてみればそれって本当にその通りだなと思うんですよ

なにしろ前回、東斗ボーイズのワタルは「佐藤を攻略する方法はいくつか考えてある」って言ってたわけだし
光さんの投球については相手にかなり研究されていて、これまでのように1試合まるごと抑えるっていうのは
相当難しいだろうと思うんですよね。だから卜部と2人で力を合わせて継投していかない限り、最後まで持たないだろうと。

それに、そういう出番があるにしろないにしろ、アンディは4番ファースト、卜部は3番レフトという役目を与えられているんだから
まずはその役目をしっかりと果たすべきだって言ってるんですよね。
まったくもってその通りですよ。
打順が3番、4番ってことについてもチームの攻撃の要なわけだし、それにどこのポジションを守ろうと
それがチームに必要なポジションってことに変わりはないですからね。それをしっかりやって東斗に勝とうと。

いやほんとに大したもんですよアンディは。落ち込んだ卜部に対してこういう励ましができるっていうのも凄いことだし
何よりもアンディは自分だって先発キャッチャーから外されてるわけですからね
辛いのは卜部だけじゃなくてアンディだってそうなんですよ。本来の自分がやってきたポジションを奪われてしまって
別のポジションにまわされてしまったわけで。自分のケガも完治して存分に実力も出せるっていうのにこの仕打ち、
普通なら「あんな新米キャッチャーなんかに任せる必要ねーだろクソが」みたいに愚痴ってもおかしくないと思うわけですが

だけどアンディはそれを許容して、チームのために頑張ろうと思ってるわけです
キャッチャーだろうとファーストだろうと全力を尽くしてやり切ろうと。そのうえで卜部のことも励ますっていうのが
もう本当にアンディのメンタルっていうのは素晴らしいですよね。いち個人としても誠実で立派だし
さらに仲間のことまで励まして、周囲にもいい影響を与えるっていうのが
職場にいると一番頼りになるタイプですね…同じチームにいる仲間としてほんとに理想的ですよ



「…仕方ない?はあん…お前も俺より佐藤の方がいいと思ってんのか」

「あ…?」

「そうだなしゃーねーな、まあいーさ…ライバル視してた眉村は女のほうがピッチャーだし、
 なんかもうどーでもいいわ…」

ってええええええ!?卜部のやつ何その反応は!?アンディがこれだけ励ましてくれたのに
まだそんないじけたこと言ってんのかよ!
自分だけが辛いと思ってんなよ!?アンディだってポジション外されてんだぞ!?

それなのにいつまでも「自分だけがポジションを外された悲劇のヒーロー」みたいなこと言って
無気力な発言を連発するとは…卜部のやつなんなんだ…さすがにこれは情けなさすぎるだろ
もはや東斗との試合なんかどうでもいいみたいなこと言ってますけど…東斗を倒したいっていうのは元々卜部1人の願望だったけど
アンディはそれを叶えてあげたいって思って、わざわざついてきてくれたんやで!?
そのアンディの前で「もう東斗との試合なんてどうでもいい」って言うのか!?お前がそれを言うのか!?
なんてがっかり野郎だよ卜部…お前には失望したわ…アンディの相棒がこんな奴とは悲しくなってくるぜ



ばこっ カキィィン! べこっ カキィィン!

「うーん、ダメだ…」

「え、何が?半分くらいはいい当たりしてたし、全然ダメじゃないよ。
 東斗のあの女の子も、このくらいの球速でしょ?」

「ダメだよ、光の父さんが言ってたんだ。マシン打撃はリズムもコースも単調だから、
 同じ球速なら25球中の20球は捉えないと、実戦でヒットなんか出ないって。
 それにあのピッチャー、俺らがほとんど見たこともない左のサイドスローでしょ?」

一方その頃、大吾はというと睦子と一緒にバッティングセンターでミチルの球を想定した打撃練習を行っていました
ただ、半分くらい打ててはいるものの、これでは試合で通用しないと語る大吾。
マシン打撃で打つなら5割ていどの打率で満足してちゃ全然ダメだってことみたいで…

ふむ、25球中の20球を打てないとダメってことは、ちょうど8割の打率ってことですよね
マシン打撃ってそこまでの高打率じゃないとダメなのか…実戦の打率だと3割打てば十分なくらいだから
マシンと実戦ではものすごい落差があるものなんですね

カキイイイン!カキイイイン!カッキイイイイイン!!

「うん…?なんだ?すげーいい音させてんなあ…(すたすた)」



ってああああああああああああ!?
こ、これは!?この展開はああああああああ!?誰かがバカスカ打っている音が気になって大吾が見に行ってみれば、
なんとそこにいたのはミチル!2人の鉢合わせきたああああああ!!
試合で顔を合わせるかと思ったらいきなりここでか!気になるミチルの反応は一体…

(ゲーーッ!?ま、眉村女!!東斗ボーイズのエースじゃーーん!!)

「も、もしかして…茂野…大吾君…!?」

「え…そ、そうですけど…」

がしっ!

「は、はじめまして。あたし、東斗ボーイズでピッチャーやってる
 眉村道塁っていいます!」

うおおおおおおおおおおおお!!
いきなりのデレデレ展開きたあああああああ!!大吾に会うなり、それはもう嬉しそうに手を握って自己紹介するミチル!
しょっぱなから好感度MAXじゃねーか!あれだけ吾郎のことを好きな以上、大吾に対してどう思ってるか気になってましたが
吾郎と同じくらい大吾のこともめちゃめちゃ大好きって思ってるみたいですね
いやあいいですよこれは、実にいいですよ、あとはこの好感度が下がりさえしなければ最高の展開やな

「…えっ!?マ、マジで!?」

「ええ、いいわよ!だってその練習がしたいんでしょう?」

「で、でも…」

「どうしたミチル?」



おっと、そんな風にミチルと大吾が話している中で、ぬっと姿を現したワタル。
ミチルはこれだけ大吾に好意的にしてくれてますけど、さすがにワタルはそうはいかないでしょうね
それと「えっ!?マジで!?」とミチルに対して大吾が驚いてますが、一体なんの話をしていたのか…

「今ね、話してたの!これから一緒に茂野君ちで練習しようって!」

「何!?」

えええええええええええ!?いやいやちょっと何言ってんですかミチルは!?
たった今初対面で会ったばかりの大吾とこれから一緒に家に行って遊ぶですって!?
んなアホな!?さすがにちょっとガード甘すぎるんじゃないすかミチルちゃん!?
見ず知らずの男の家にいきなり遊びに行っていいんですか!?やべーよミチルちゃん
これで大吾が性欲にまみれた野獣だったらあっと言う間に妊娠しちまうよ…(えー

「何言ってんだミチル!俺たちはこいつらと今週末に対戦すんだぞ!?
 バカも休み休み言え、帰るぞ!」

「やだ。じゃあワタルだけ帰ればいいじゃん」



ともかく、これから戦う相手と練習するなんてふざけんなと怒るワタルでしたが
ミチルはまったく言うことを聞く様子がありません。お前も大変だなワタル
前回ミチルのトレーニングを注意するシーンもそうでしたが、正論を言ってるのはまったくもってワタルの方なんですけど
ミチルのフリーダムさに振り回されてるのが見てて面白いですよね、こいつら姉弟めっちゃ気に入ったわ

「ちょ、ちょっとどういうこと茂野君!?
 次に戦う相手となんでそんな話になってんの!?」

「い、いやあ、左サイドスローのボール打たせてくれるっていうから、
 せっかくだしやらせてもらおうかなって…」

「ええ!?」

「…」

(…待てよ…ミチルのやつまさか…)

って、一緒に練習するという話になったのは、さっき大吾が言っていた
「左サイドスローの球をぜんぜん打ったことがない」ということに対して
「じゃあ私が打たせてあげる!」とミチルが言い出したことがきっかけのようですね
なんというフリーダムな子なんだろう…完全に自分が不利になるだけだっつーのに!

ただこの場面、ワタルはそんなミチルの申し出について、「ミチルのやつまさか…」と気になることがあるようですね
え、それってひょっとして、親切にボールを教えるフリをして大吾にワザと変な球を教えておいて試合で封じ込めるとか
そういう企みをしていると!?いやいやさすがにそれはないやろ、ミチルちゃんの様子からいって



これもう完全に「やったぁ好きな子のお家に行けるよー」ってアホの子の顔ですわ!(えー

「じゃあ行こ、茂野君」

「う、うん」

「し、茂野君!」



なんにしろ大吾の家に行く気マンマンのミチルは、周囲の動揺をまったく気にする様子もなく2人で出かけてしまうのでした
なんという積極的な…そしてこの場に残された睦子とワタルはこの後どうすれば…
いやあ面白いですね、こんな敵のチームの女の子と取り残されたワタルの心境やいかに
睦子を無視して帰るのもなんだから、きっとこの後は「まあその…今度の試合はよろしく。じゃあ俺はこれで…」
とか言って帰ったんじゃなかろうか。やべえなワタル面白えわ。
見た目はクールガイな正統派ライバルって感じなのに、ミチルに振り回されてる苦労人なところが見ててニヤニヤするなー



そして今回のラストシーンなわけですが、なんとそこには
ユニフォームをゴミ箱に投げ捨てて退団届を用意している卜部の姿が!いやいやなにしてんねんお前!?
先発から外されたらもう退団かよ!?お前メンタル弱すぎるだろ!

前から思ってたけど卜部って、ちょっとでも自分の思い通りにいかないことが起こると
即座に投げやりになるタイプだよね…
たとえば味方がエラーして相手に点を取られたりしたら、「もうこんな試合どうでもいい」って自暴自棄になったり試合を捨てたり。
ここからでもまだまだやりようはあるって時に全部を捨ててしまうというか、なんでそこまで悲観的になるかなあって気がしますね

アンディなんかはまったく逆のタイプで、ちょっとやそっと思い通りにいかないことがあっても
全然まだまだこんなもんじゃへこたれない、まだチャンスはあるって思ってて
手を抜かずに全力を尽くすタイプだから、実際に逆境でも踏ん張ってピンチをチャンスに変えたりしてますよね
1回戦の試合でも、投げやりになった卜部に対して「まだ試合は終わったわけじゃねえ」って言いながら
アンディ自らマウンドに上がって相手の打線を抑えたりしてたんだし。

もうさ、あれほどまでに素晴らしい手本がいるんだから、
アンディという最高の手本が目の前にいるんだから、それをちょっとは活かせよという気がしますね
こんなにいい相棒なんてどこ探してもいないだろ、それを自分から捨てるだなんて正気かよ…
そんなわけで大事な試合前に迷走しっぱなしの卜部ですが、果たしてここから立ち直ることはできるのか…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第55話「憧れ」



さて前回、左サイドスローの球を見せてもらうために、ミチルと2人きりで練習をすることになった大吾。
今回は自宅の庭にミチルを連れてきて、さっそくキャッチボールから始めようとしますが…
しかしミチルは、「喉乾いたから水を飲ませて」と練習よりまず先に水が欲しいと…

うーむ…なんかちょっとこの発言は大吾に対して失礼なんじゃないか?
キャッチボールやろうって言ってるのに、それを断って「それより水が欲しい」っていうのは
初対面でいきなりこう言われたら俺としては微妙にムッとくるものがあるっつーか…まあミチルがワガママな性格っていうのは
すでに分かってたことではあるんで、ある程度は我慢するしかないのかもしれませんが…

「はい、麦茶でいい?」

「あ、うん。ありがとう」

「飲んだらやろっか、日も暮れるし…」

「ええーっ!?茂野吾郎じゃーん!!
 え!?え!?もしかして茂野君のパパってこの人!?」



って、ミチルを家に上げて冷たい麦茶をごちそうした大吾ですが、
家の中にある吾郎の記念品の数々を見たミチルが騒ぎ始める結果に!
いやいや「もしかして茂野君のパパってこの人!?」ってお前最初からそれ知ってただろ!
何このしらじらしい小芝居は!まさかミチルのやつ、吾郎目当てにやってきたことを隠すために偶然を装ってこんな芝居を!?

うーむ…やけに打算的な考えて動いてるなミチル。わざわざそんな芝居で大吾を騙すっていうのは、正直ちょっと引くんだが…
さっき「水が飲みたい」って大吾に言ったのも、家の中に上げてもらって「茂野吾郎じゃーん!」って騒ぐための布石だったわけで
この2つの行動で、俺の中でミチル評価が2ランクダウンしたわ…
せっかく期待してるキャラなんだから、もうちょっとなんとかして欲しいよ

とりあえず俺が今言いたいことは、こんな女に麦茶用意してやる必要ねーぜ大吾!
水道水で十分だ水道水で!カルキくせぇ水道水をたらふくごちそうしてやれ!!
(えー

「うわーこれサイヤング賞の時の記念盾!?
 これワールドシリーズの優勝リングじゃん!」



「でもこのチャンピオンリング…第7戦で私のパパが負けてなければ、
 うちにあったかもしれないのよね」

「え…あ、ああ、そうだったんだっけ、俺はまだ生まれる前のことだったからよく知らないけど…
 詳しいんだね眉村さん」

「うん、DVDでよく見たからね。パパを倒した茂野吾郎って何者なんだよちくしょ〜ってね」

と、そんな中、メジャーリーグのワールドシリーズで吾郎が優勝した時のリングを見て、
「私のパパが負けてなければうちにあったかもしれない」と語るミチル。
むう…つまり眉村が吾郎に負けた時の話をしてるんですよね、メジャーのワールドシリーズ優勝がかかった試合で…

うーん…そんな試合あったっけ…どうもプロになってからの眉村の思い出って
緊張すると下痢しちゃって試合前ずっとトイレでうんこしてるイメージしかないもんで…(えー
ワールドシリーズで吾郎と眉村が優勝を賭けて激突…うーん、さすがにそれだけの大一番を覚えてないってのはまずいか
今度ヒマを見つけて前作を読み直したほうがいいかもしれないなあ

「じゃあそろそろやろっか」

「うん」

パシッ パシッ(キャッチボールを始める2人)

「茂野君ってさあ、やっぱりパパに憧れて野球始めたの?」

「う…うん」

「じゃあピッチャー目指さないの?茂野君は今キャッチャーだよね」

「え、ああ…俺は地肩が強くないし」

「それだけ?」

「え?」

「それだけでピッチャー諦めるなんて…
 茂野君、パパへの憧れちょっと足りないんじゃないの」

ってまた余計なこと言うんかいお前は!おいこらミチルううううう!!
ようやくキャッチボールを始めたかと思いきや、「そんなすぐピッチャー諦めたの?パパへの憧れ足りないんじゃないの?」
またもやカチンとくる一言を言い出すミチル!お前なー!!さすがに大吾もムッときてるじゃねーか!
そりゃ腹立つと思いますよこんなん言われたら、さすがにデリカシーなさすぎだろミチル
外見は可愛いけどさぁ!今回の画像も全部が可愛いと思うんだけどさぁ!
性格もうちょっとどうにかなんねーのかよ!正直イラッとくる場面が多すぎなんだけども!

「ワールドシリーズの試合のこともよく知らないみたいだし…
 多分あたしの方が茂野吾郎のこと尊敬してるよ?」

バッシイイイッ!!

「…!!」

「あーごめん、ちょっと本気で投げちゃった」

って、尊敬する吾郎の話をしているうちに力が入ったのか、唐突に大吾がキャッチできないような豪速球をブン投げるミチル!
「あーごめんごめん」って謝ってはいますが…こ、このアマあああー!!大概にせえよこらあー!!
さっきから大吾の扱いがぞんざいすぎるじゃねーか!吾郎を尊敬するのはいいけど、それで大吾を下に見るのはやめろよ!



「も〜最悪!バカじゃないのあいつ!バッセンに人を置き去りにして
 敵の女とデレデレしけ込むなんて…!!」

とそんな中、前回大吾に置いてけぼりにされてしまった睦子が、プンプンしながら大吾の家にやってきました
さすがにあの扱いにはかなり頭にきているようですね。ただなんにしても、今回ミチルの横暴ぶりをさんざん目にしただけに、
今までそういう場面があまりなかった睦子ってええ子だったんやなぁ…としみじみ感じる結果になったっつーか…
もしや満田先生は相対的に睦子の株を上げるために今回の展開を…(えー

「ここか」

「…!!」

「悪いな、家わかんねーからつけさせてもらったよ」



ってそんな睦子をストーキングしてワタルも登場!お前そんな尾行までしてついてきたのかよ!
ワタルのやつ、よく睦子が大吾の家に向かってるって分かったなあ。これで睦子が大吾の家じゃなくて自宅に向かっていたら
それをストーキングしたワタルはただの変質者になってるところでしたよ(えー

「何やってんだミチル!対戦前の相手と仲良くするのはやめろ、
 油断するなと言っただろ!帰るぞ」

「しつこいなァ…別にいいでしょ、プロの二世同士が仲良くなったって!」

「見えすいてんだよお前の魂胆は!
 どうせ大ファンの茂野吾郎の息子に取り行って、
 いずれ本人にも会わせてもらおうってハラだろ」

「え…!?」

おっとそして、ここでミチルの思惑を暴露するワタル!結局は大吾を利用して吾郎に近づきたいだけだと…
というか前回ワタルの考えてた「ミチルの奴まさか…」っていうのは結局そういうことだったのかよ!
前回の俺は大吾を騙して試合で打ち取る作戦とか予想してましたが、実際は大吾を騙して吾郎に近づく作戦だったということですね

いやなんつーか…吾郎に近づきたいって気持ちはよく分かるし、それ自体は問題ないと思うんだけど、
そのために大吾に嘘をついて騙すっていうところが許せないんだよな俺としては…
吾郎が好きなら好きで嘘なんかつかずに堂々としてればいいし、大吾にも誠実な態度をして仲良くなればいいじゃんと。
それが大吾のことをないがしろにして、騙そうとしてるからどうにも許容できんっつーか…



たとえばね、第1話で姉ちゃんが親を騙そうとした大吾に対して激怒するシーンがあったんですけど
今の俺の心境としては、この時の姉ちゃんにかなり近いものがあるんですよ
別にミチルが吾郎に近づこーが俺にゃ関係ないけど、
大吾のことをあざむくような、そんな卑怯な態度はないんじゃないの!?
っていうね

「ちょっと聞いた茂野君!?あの人そんなミーハーな目的で
 近づいてきただけなのよ!」

「…まあいいよ別に」

「えっ…」

「なんかうまい話だと思ったけど…彼女の球が見られるんならそれでいいよ。
 早く本物でシミュレーションさせてよ」



ってなんと、そんな自分を騙そうとしたミチルに対して「球をちゃんと見せてくれるならそれでいい」と許す大吾!
お、お前って奴はなんと器の大きい…成長したなあ大吾…
以前は吾郎に対するコンプレックスのあまり、すぐにいじけてやる気をなくすことが多かった大吾ですが、
今ではこんなにたくましくなって、自分を高めるための練習がしたいってことを第一に考えるようになったんですね。うーむ素晴らしい

「そんなに親父のファンなら、帰ってきたら紹介してあげるよ」

「え、ホ、ホントに!?」

「ふざけんな、帰るぞミチル!」

「あのさァ…ごちゃごちゃ言ってないでワタルもついでにマスクかぶんなよ。
 (ぼそぼそ)なんの心配してんの?あたしの球を見たって打てるわけないんだし、
 2・3球で諦めるでしょ」

って、それだけ心の広い対応をしてあげた大吾でしたが、それに対するミチルはというと
「どうせあたしの球を打てるわけないんだし、2・3球投げたらすぐに諦める」と舐めた発言をすることに!
て、てめえなあー!!どこまでも大吾を見下しやがってくそがああああ!!
あれだけ寛大な措置をしてもらってもまだそんなことを言ってんのか!
くそったれめ…いい加減ミチルの発言にはうんざりしてきたぜ

「じゃあ行くよ」

ズッバアアアアン!!

「ストライク」

(うわ、すごい…!)



がしかし、それだけ大口を叩くだけあって、いざ本気のボールを投げてみると
大吾や睦子が驚愕するほどの凄まじい球を投げてくるミチル。うーむこれは悔しい
それとおっぱいめっちゃ大きくて可愛いと思ってしまうのも悔しい…(えー
やっぱ外見だけ見る分には一級品だなミチルは…

(こっわ…!すげー右からこっちに向かってくる感じだ…!)

ズッバアアアン!!

「入ってるぜ」

「くっそ…」

(やだ…かっこいい!この前も遠目には見たけど…
 女の子だってこんなすごい球投げられるんだ!)



ってええええええええ!?お…おいおい睦子おおおおおおお!!
なんと大吾を圧倒するミチルの凄まじい投球を見ているうちに、「やだ…かっこいい!!」とすっかり見とれてしまった睦子!
お…お前なー!!百合展開だけはほんと勘弁してくれよ!!俺はそれだけは絶対に許容できねーから!!
ワートリ読んでて那須隊のことを叩きまくったのも、結局は百合百合な雰囲気がまったく受け付けなかったってのがでかいからなー
睦子にはその二の舞になってほしくないんだが…睦子は最近卜部といい感じなんだから卜部で我慢しとけって卜部で…(えー

パアアアアン!!



「おつかれ…これで満足したろ?お前のスイングじゃミチルの球は打てんよ」

「え…」

「じゃあな」

「ま、待てーい!!早すぎっしょ、たった3球で何が分かるんだよ!
 そうだ、もうちょっと投げてくれたら親父のサインボールあげちゃうぞ!」

「え、ほんとに!?やるやる投げる!!」

「はぁ!?ミチルー!!」

そして結局は三球三振に終わってしまった大吾ですが、まだまだミチルの球で練習したいと
吾郎のサインボールをエサにミチルを釣って練習を続けることに!なかなか上手い取り引きですねぇ
以前は吾郎のことがコンプレックスでしかなかった大吾が、こうやって自然と利用できるようになったのは良いことだと思います

あとミチルも、吾郎ファンな気持ちを隠すことなく即座に釣られてるのがいいですよね
こういうのでいいんだよこういうので!!俺が今回言ってたのはこういうことなんだよ!
別に大吾を騙す必要なんかないし、こうやって開けっぴろげに吾郎好きな一面を出していけばええやんけ!

この最後のやり取りだけは、今回ミチルと大吾の会話で楽しく見られたなー
ともかく大吾もこうしてミチルの扱いを心得たことだし、今後はこんな感じの微笑ましい関係が続いてくれることを願うぜ…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第56話「卜部の過去」



さて今回のMAJOR 2ndですが、冒頭の場面は大吾たちが水泳の授業を受けているシーンで始まります。
そんなわけで、スク水姿で登場し3段ぶち抜きのサービスカットを見せる睦子。
この漫画って、どの話も1ページ目は女性キャラのこういうサービス絵で始まることが多いですね。それはいいことだと思うんですが

ただ、俺の趣味から言ってスク水ってなんか地味に感じて別にそこまで好きってほどじゃないから
次はまた別のサービスをお願いします満田先生!(えー

「ちょっとなーに、もしかして茂野君まだ落ち込んでんの?」

「そりゃあね…結局、眉村姉弟は日没まで俺に20〜30球投げてくれたけど、
 最後のほうでやっと2、3球かすっただけで、手も足も出なかったからさ」

そんな中、落ち込み気味の大吾に対して声をかける睦子でしたが、
大吾はどうやらミチルの球を数十球投げてもらっても、せいぜいかするのが限界で
まともにバットに当てることは1回もできなかったようです

うーむ、そりゃ試合でヒットを打つのはかなり厳しそうですね…
今回はミチルも大吾が打ちやすいようにストライクゾーンに投げてくれたんだろうけど、
試合となったらそうはいかないだろうしなあ。ボール球を使った揺さぶりや、本気で抑える時の攻めの配球になったら
まったくもって手も足も出ない感じになりそうですね…

「まあでも、これで俺レベルじゃ打ちに行ってもムダってことはハッキリした。
 攻略はムリだけど対策はできる」

「え?」



「バントさ。俺が塁に出てチャンスを作るには、それを極めるしかない」

って、そんな風にヒッティングには望みがない一方で、バントならなんとかなるかもと可能性を感じていた大吾!
ふむ、そういえば大吾は、この間の試合前にもバント特訓をみっちりやってましたからね
打順も2番だし、これからはバントを極めるということを目標に頑張っていくということか

それにしても野球漫画の主人公がバント職人ってのもすごい設定だな
ピッチャーならまだしも、普通に野手の主人公がひたすらにバントを極めるっていうのは相当珍しいですね
ただ凡人系主人公な大吾にはピッタリな目標って気もするなあ。大吾には今後もこういう身近な目標で頑張って欲しいですね

あとどうでもいいけど、↑の画像は睦子のケツがめっちゃエロいですねこれ
スク水にさして興味がない俺でもこのケツはエロいと思います!(えー

「その練習にはバッティングピッチャーが必要だな、スピードもコントロールもある人じゃないと…」

「バッセンじゃダメなの?」

「もうお小遣いないよ」

そんな中、さっそくバント練習の方法について考える大吾でしたが、
もうお小遣いを使い果たしてしまったのでバッティングセンターでは練習できないと…
ふむ、こういうのってなんかいいですね。俺も小学校の頃はすぐに小遣いを使い果たしてしまって
とにかくお金に困っていた覚えがあるので、なんだかちょっと懐かしい気持ちになりました。

大吾は最初、湯水のごとく金を使ってバッティングセンターで練習しまくってましたが、
俺はそんな大吾を見て、「お金がもったいなくねーか!?金持ちの生活は理解できねーなー」と思ってたんですよね
ただ、途中から大吾は「お金がもったいない」と、お金をジャブジャブ使うことに抵抗を感じ始めたり、
今回のように「もうお小遣いがないから」と使えるお金がなくなっちゃったり、
だんだんと庶民感覚になってきてるのが好感持てるようになってきましたね



「あん?なんだお前ら、わざわざ俺の学校にまで来て」

「すまん、卜部に頼みがあって来たんだ」

「頼み?野球のことだったらお断りだ(すたすた)」

「え、ちょ、ちょっと待ってよ!」

むう、ともかくバッティングセンターは無理なので、卜部に練習相手を頼みに来た大吾でしたが
卜部はというと「野球の話なんてまっぴらごめんだ」と言わんばかりに、ロクに話も聞かずに立ち去ろうとしてしまいます
うーん、卜部はこないだ相当やさぐれてましたからね…やっぱりそんな気持ちがまだまだ尾を引いているのか

「俺バントの練習がしたいんだよ!それも送りバントじゃなくて、自分も生きるセーフティーバントで
 後ろの卜部たちに回したいんだ!だからバッピ頼むよ卜部!」

「…控え投手ならバッピ頼んでもいいだろってか?ハハッ、いよいよ舐められたもんだな俺も」

「えっ?」

「くだらねえ、勝手にやってろよ!ドルフィンズやめる俺には関係ねーんだよ!!」

「ええっ!?」

ああ、そして「バッティングピッチャーをやってくれ」と懸命に頼む大吾でしたが、卜部にはそれすらも耳障りに聞こえたようで
「俺みたいな控え投手にはバッティングピッチャーがお似合いってか」
余計にヘソを曲げてしまいます。めんどくさい奴だなもう!大吾は卜部が控え投手だから頼みに来たんじゃなくて
「スピードとコントロールを兼ね備えた人に投げてほしい」と思ってやってきたんだから
それだけ卜部の実力を高く評価しているわけですが…そこんとこ全然分かってませんね卜部のやつ。ネガティブすぎなんだよなぁ



それと卜部がチームを辞めたがっていることを初めて聞かされた大吾たちですが、
この時の大吾の反応が驚きすぎててワロタ。お前どんだけショックだったんだよ!
隣の睦子と比べても、明らかに大吾だけハチャメチャにショック受けてんじゃねーか!

「ありゃダメだ、俺からも説得したが完全にやさぐれて聞く耳持たねえ」

「ア、アンディ…」

「東斗戦の先発を外されたのがよっぽどだったみてーだ、試合は佐藤に頑張ってもらうしかねえな」

「う、うそだろ、ふざけんなよあいつ…」

「かばうわけじゃないが、卜部も少しかわいそうな奴なんだよ」

「え?」

「あいつは昔、体も小さくてぜん息持ちでな…それで卜部の親父が野球をやらせ始めたんだ。
 親父さんは昔、甲子園に行ったくらいの野球経験者で…マンツーマンで低学年から卜部を育てた。
 それで体も強くなり、野球技術も磨いた卜部は…希望に満ちて東斗ボーイズに入団した。
 そこに現れたのが眉村だ」

そんな中、ひょっこり現れたアンディに卜部の身の上話を聞かされる大吾たち。
もともと卜部はひ弱な少年だったのが、父親のトレーニングのおかげで体を鍛えて野球がちゃんとできるようになったようですね
そういう意味では努力を積み重ねて力をつけたタイプということか
卜部のやつ以前は「センスだよセンス!野球センスがねーんだよ気づけよ!」とか大吾に言ってたので
てっきり才能タイプのキャラかと思ってましたが、実は逆だったんですね

あと「そこに現れたのが眉村だ」のシーンのミチルめっちゃ可愛すぎると思う
なんやこの可愛らしいロリ少女は!ミチルはほんと外見に関しては素晴らしいわ
あのワガママな性格は一長一短って感じだけど、外見についてはマジ一級品だよなー

「眉村は野球未経験で、初めこそおぼつかなかったが…
 抜群の運動神経と吸収力で、2〜3ヶ月もするとすぐに頭角を現した。
 そしてあっという間に卜部を抜いて、同期のエース格になったんだ」

「そ、それって…」

「そう、眉村は今回の佐藤と同じだ。卜部はまたプロ選手の2世にエースを奪われたんだ」

「…」

「卜部が当初、茂野達にきつく当たってたのもそれが原因だ。
 一般人が小さい頃から積み上げてきた努力の結晶を、プロの遺伝子はいとも簡単に追い抜いていく…
 まあそうでもない2世も若干いるが」

「アハハ言ったね!?言っちゃったねそれ!?」

ともかく東斗ボーイズに入ってきた眉村は、最初はド素人だったものの凄まじい才能をすぐに発揮して
努力タイプの卜部をあっという間に追い抜いていったという…そして光さんもまた同じだと…
だから努力することの意味をすっかり見失ってしまったってことなんでしょうね

というか卜部のやつ、それだけ才能に対してコンプレックスがあるなら大吾にもっと優しくしてやれよ!
大吾は最初まさにそういうコンプレックスの塊のようなキャラだったし、自分に才能がないことをいつも嘆いてるような奴でしたが
今は才能がなくても自分にやれることをやろうと一念発起して頑張ってるんだから、卜部からしたら心強い仲間だと思うんだけどなあ

「そんな中で、目標にしてきた東斗戦の先発も外されて、心が折れちまった。
 辞めることはないだろうって言ったんだが、モチベーションを失った自分がいても
 足を引っ張るだけだろうってな…」



そして結局、今はこんな魂の抜けがらのようになってしまって、一切のやる気を失ってしまった卜部。
「俺なんかがいても足を引っ張るだけだから」とか言ってるのがまためんどくさいですね
なにを寝ぼけたこと言ってんだっつーの、おめーがきちんとしないとチームが勝てねーんだよ!

試合までにおめーが大吾のバントを鍛えて、試合当日もおめーが光さんと継投してくれないと困るんだよ!
そんなことも分からずにウジウジしてるのが見ててむかつきますねー、今の卜部に俺が言いたいことは

いい訳してんじゃねーよ!!
その顔見てりゃ
気持ち入ってねーことくらい
わかんだよ!!どーせまた

「自分がいても足を引っ張るだけ」
とか
しょーもない考えで遠慮してんだろ!!
茂野や佐藤はめちゃガチで
やってんじゃねーか!!
できるくせに本気出さねえ奴が
一番むかつくんだよ!!

と、こんなところでしょうか(えー
過去の自分がこれだけ言ってんぞ卜部よ…モチベーションがないとかなんとか言い訳してんじゃねーよ!さっさと本気出さんかい!

「ただいま…」

「隼人〜、お友達が来てるわよ。あなたの部屋で待ってもらってるから」

「え、友達…?(ガチャ)」

「あ、ういっス」

「し…茂野!!」



って、そんな卜部が自宅に帰ってきてみたら、なんとそこには
BUYUDENを読みながらくつろいでいる大吾の姿が!
ここでBUYUDENが出てくんのかよ!BUYUDENといえば、MAJOR 2ndの前に満田先生が連載していた漫画で
ひどすぎる打ち切り最終回を迎えて「旅に出ます。探さないでください…」と満田先生にトラウマを植えつけた内容でしたが
まさかここで出てくるとは!しかも大吾が「このマンガ面白いね、ちょうど読みたかったんだ」とか言っててワロタ
てっきりBUYUDENは満田先生の黒歴史だと思ってましたが、こんな風にネタにできるとは満田先生もたくましい性格してんなー

「てめえ何しに来たんだ!?辞めるなって説得なら聞く気ねーからな!?」

「説得なんてしないよ。卜部がやめるんなら、みんなでやめることにしたから。
 卜部抜きじゃ勝てないからね、アンディも佐倉さんもやる気なくしたってさ」



「は…はあーっ!?」

「明日これ一緒に監督のとこ持ってこう。東斗戦は棄権かな」

「バ、バカかお前ら!!」

ええええええええ!?なんと卜部をどう説得する気なのかと思いきや、
「よっしゃみんなで一緒に退団しような」と退団届けをたんまり持ってきた大吾!
これによって卜部の荒療治を考えているようで…いやはやこれは面白いですね

こういう時は卜部のペースで話しててもしょうがないし、思いっきり卜部のペースをかき乱すこの作戦
思った以上の効果を挙げるかもしれません。さっそく卜部のやつ、慌てて大吾を止めようとしてますしね
最近の大吾はこういう思い切った行動を取ることが多くて、主人公としてなかなか魅力的になってきてるんじゃないでしょうか。
次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第57話「バンドでバント?」

さて前回、卜部の家に乗り込んで大量の退団届を見せて動揺を誘う作戦を企てた大吾でしたが、
あの後どうなったかというと、卜部はいともあっさり冷静さを取り戻してしまい、
「じゃあ勝手に辞めろや」と大吾を叩き帰してしまったようです。そ、そんな!
マジかよいい作戦だと思ったのに!!(えー

前回あの退団届の束を見せた途端、「バ、バカかてめーら!?」と卜部はかなり動揺していたので
その動揺につけ込んでチームに引き戻すことも可能かと思いましたが…結局ダメだったとは残念ですな
ともかく大吾の作戦は失敗に終わり、また1からバッティングピッチャーのアテを探さなければならないことに…

(困ったな…試合まであと3日しかねーのに…足の悪いアンディには頼めねーし…)

「おい、茂野」

「え…?う、卜部!?」

「言っとくが退団撤回じゃねーぞ。アンディがうるせーんだよ、”やめるのはもう止めねえけど
 茂野のバッピくらいはやってやれ”って」

「マジで!?そりゃ助かる!」

「ほんとは2世に協力なんかしたくねーけど、お前は落ちこぼれ2世だしな」

とかなんとか言ってたら卜部キター!!なんやお前ー!!
さっきの退団届作戦は失敗したけど、結局は大吾のことを手伝ってくれるんかい!人騒がせな奴だぜまったくよー
そんな卜部が心変わりした理由としては、アンディが上手いこと説得してくれたみたいですね

卜部が辞めることはもう無理に引き止めないから、辞める前にせめて大吾の特訓を手伝ってやってくれと。
うーん素晴らしいですねアンディのこの大人の対応。自分の親友がチームを辞めると聞いてしまったら
普通だったら激しく取り乱してギャーギャー大騒ぎするところですが、落ち着いて卜部に説得を試みて、
それでも卜部の意思が固いとみると、必要以上には引き止めずに
せめて困っている大吾を助けてやってくれと、チームメイトのために気の利いた一言を言ってあげられるという…

いや本当に大した奴ですよアンディという男は。
もう毎回アンディの出番があるたびに何かしら感心してる気がするわ
俺から見たアンディというのは、もはや尊敬と憧れの化身のようなものというか
この漫画のキャラでアンディの生き様が一番カッコイイと思います
正直、この先アンディが株を落とさずにいてくれたら、もうそれだけでこの漫画を読み続ける価値があると思うわ

「セーフティバントだから、打つ構えから入らないとな…じゃあ頼むよ!」

ゴツッ(バント失敗)

「あれ?」

ガツッ ゴツッ ガツッ(連続でバント失敗)

「あ、あれ…?」

「おいおい、送りバントでもやれるレベルじゃねーぞ。
 そんなんでセーフティバントなんてやれんのか?」

「おかしいな…100キロくらいの送りバントならもうマスターしてるのに…
 ヒッティングの構えからバント体勢に入るからなのかな…?」

って、自宅の庭に卜部を連れてきて練習開始した大吾ですが、しかしどうしたことか
いくら投げてもらっても全然バントは成功せずに、ひたすら当たりそこねの打球になるばかりです
むう、大吾はバント練習を結構積んできたはずなのに…大吾本人も、なぜこんなに失敗してしまうのか理由が分からないみたいですね
しいて言うなら、今までやっていたのは最初からバントの構えで当てる送りバントであり、
今回やっているのは打つ構えからバントの構えに素早く切り替えるセーフティバントという違いがあるわけですが…

「ダメダメ大吾、そんなんじゃいくらやってもムダだよ」

「ね、ねーちゃん!」

って姉ちゃんの水着姿キターー!!うおおおおおお!!
バント失敗に悩む大吾の前に、いきなり水着姿で姿を現した姉ちゃん!これは競泳水着ですかね
水着というと、前回の睦子が着ていたスクール水着を思い出してしまいますが
俺はどっちかというと今回の競泳水着の方が好きだなー、やっぱり模様があるっていうのがでかいと思う
スクール水着は黒一色で模様がないから、それでなんだか地味に感じてしまうんですよね
あと競泳水着は背中がほとんど丸見えなので背中フェチにはたまらん水着ですよね(えー

「なんなんだよその格好!?」

「泳ぐからに決まってんでしょ、ママがプールに水張ってくれたから」

(茂野のねーちゃん!?やっべかわええ〜!!)

ともかく姉ちゃんが水着で登場したのは、茂野家の庭にあるプールで泳ぐためのようですが…
そんな姉ちゃんのエロい水着姿を目の当たりにして、卜部のやつすっかり一目惚れしてしまったようですね
ほほー、姉ちゃんに目をつけるとはなかなか見る目あるじゃねーか卜部のやつ(えー
俺なんかも1話の時からずっと姉ちゃんイチオシで読んでますから、惚れてしまった卜部の気持ちもよく分かりますね

「誰かにバントの仕方教わってないの?もしかして自己流?」

「バ、バントなんて、ずっと野球見てたんだから分かるよ!」

「どうりで…遅い球なら自己流でも転がすくらいは出来るかもしれないけど、
 それだけじゃ速い球には対応できなくて当然よ」

って、大吾が自己流でのバント練習をしていることについて、「それじゃ上手く出来なくて当たり前」と語る姉ちゃん。
ふむ、どうやらバントについてもきちんと学ぶべきテクニックというのがあるみたいですね
バントってどうしても見た目的に地味になるから、どういう技術が必要なのか漫画でクローズアップされることってほとんどないから
俺も今まで全然聞いたことないし、ちょっと詳しく聞いてみたいですねえ

って、さっきから姉ちゃんを見守る卜部のムラムラっぷりがやばいことになってます
あかんやんこんなん!これだけムラムラしてるって、今ごろ卜部の下半身はバッキバキですぜ!(えー
小学生男子にこれほどの性欲を植え付けてしまうとは、まったく姉ちゃんは罪な女やでえ…

「バット貸して。いい?あたしの手とヒザの使い方をよく見てて。
 卜部君、投げてくれる?」

「は、はい!!」

とそんな中、いったん手本のために自分がバントするところを見せてくれる姉ちゃん。
言うだけあって姉ちゃんはすでにバント技術をマスターしてるということか
それにしても、姉ちゃんに声をかけられた時の卜部の嬉しそうな顔ときたら…

お前もう完全にベタ惚れやんけ!特にボール投げた瞬間の「一生懸命やるぞ!!」みたいな顔で盛大に吹いた
卜部お前見かけによらずに純真なやっちゃなあ(えー
好きな子の前で張り切りたいという純朴少年っぷり。なんだか急に卜部のことが微笑ましいやつに見えてきたわ



そしてこのバント姿である。なんやねんこの光景はーー!!
可愛らしい女子中学生が、エロい競泳水着姿で、いい仕事のバントをきっちり決める
ってなんなんこれ!?
すさまじい非日常的っぷりに違和感しか感じねえ!見てて頭がどうにかなりそうだぜ!
まったくこんなとてつもないコマを描こうと思った満田先生の性癖とは一体…(えー

「どう、あんたとの違い分かった?」

「え、ケツがでかくなったなァ…とか?」

「バントの話してんだよコラ」

って、そんな手本を見せた姉ちゃんではありますが、大吾は姉ちゃんのケツしか見てなかったようで、
自分と何が違うのか全然分かってないようです。いやまあ、俺も姉ちゃんの水着姿がインパクトありすぎて
バントの技術とか頭から飛んでたけどさ…(えー

「ちょっと待ってて。あったあった、オッケーこれでバントしてみ」



ともかく手本だけでは分からなかった大吾のために、実践的な練習として
腕をバンドで縛りつけながらバントするというバンドでバント作戦を考案した姉ちゃん。
それにしても縛られた大吾が「何のプレイ?」とか言ってますが
お前まだ小学生のくせにエロ用語のプレイとか知ってんのかよ!
マジかよ俺でもさすがに小学生の頃は緊縛プレイとか知らなかったのに、大吾のやつませてんなー(えー
やっぱり最近の小学生は、インターネットでエロ画像とか検索しまくりなんだろうか?ネット社会の弊害よなー

「これじゃバットコントロールできねーじゃん…」

スカッ

「こ、こんなんで出来るかよ、ろくに腕が使えないのに出来るわけねーじゃん!」

そんな状態で練習を再開した大吾ですが、腕がほとんど動かないこの状態ではバットもぜんぜん動かせず、
ただただ固まったままで空振りしてしまいます。「こんなんで出来るわけねーよ」と即座にわめき始めた大吾ですが…

「バントは腕じゃなくて足でやるの」



「あんたは腕だけでやろうとするから、ブレブレで失敗が多いのよ。
 脇をしめることでバットを体に近づけ固定、目とバットの距離感を常に安定させる。
 動かすのはほぼ下半身だけ、高低はヒザの上下で調節、
 このバントの基本ができてないうちは、
 セーフティバントなんて出来るわけないのよ」

がしかし、「腕が動かない」ということはむしろ姉ちゃんの狙い通りであり、
バントで動かすのは下半身のみ。上半身は固定するというのがバントの基礎のようです
確かに上半身をキチッと固定しておかないと、ボールの当たり方や転がり方にもムラが出てくるだろうし
正確なバントを安定してやるには、こういうコツが必要になるってことか。なるほどなあ

「凡人28号のあんたは、脇をしめるクセがつくまで何百球もやらなきゃダメよ」

「うぐぐ…」

そんなわけで、バント技術向上のためにこの練習を徹底的に繰り返すことにした大吾。
それにしても、そんな練習に何百球も付き合う卜部も大変だな
というか姉ちゃんってピッチャーだから卜部にもいいアドバイスができそうですよね

卜部はこのままだと東斗ボーイズに通用するか厳しいものがあるし、
姉ちゃんに助言してもらって一段階パワーアップするっていうのもアリかもな
それに今の無気力な卜部にやる気を取り戻させるには、姉ちゃんが誘惑するのが一番って気がするし
姉ちゃんが卜部のコーチをするっていうのは一石二鳥の展開ですよね

いや、それに加えて姉ちゃんの出番があると俺が喜ぶので一石三鳥の作戦だなこれは…(えー
ひとまず今回の話は、姉ちゃん好きを公言してきた俺にとっては非常に嬉しい回でしたわ
前回までは俺の中で、ミチルと姉ちゃんの評価が横並びになってたけど
今回で姉ちゃんが一歩抜け出た感じやな。やっぱ姉ちゃん可愛いし素晴らしいわ
今後もちょいちょいこういう出番で出てきてくれるとありがたいですねぇ。次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第58話「決戦を前に」



さて今回のMAJOR 2ndですが、まず最初の扉絵では水着姿で濡れ濡れの姉ちゃんというサービスカットになっていますね。
これには俺も大喜び…と言いたいところですが、なんかちょっと気持ち的にそこまでじゃないというか、
姉ちゃんの目がやたらとキラキラしてて、いかにも清廉潔白な女の子みたいな雰囲気してるのがちょっと…
ドラえもんで言うところのきれいなジャイアンみたいっていうか…(えー

なんというか俺的に、まるで天使のように心のきれいな女の子っていうのはイマイチ好きになれないところあるんだよなー
適度に汚れてるのがちょうどいいっていうか(えー
だからあんまりこう、キラッキラで綺麗に描かれたりすると微妙に感じてしまうことがあります。背景もまさにキラキラだしな今回の絵

コン!コン!コン!コン!

「はあはあ…もういいだろ茂野、日も暮れてきたし何球投げさすんだよ…
 投げ込みでも一日でこんな投げねーよ…」

「そうだね…今日はこれくらいにしとこうか、明日に続き頼むよ」

「は、はあ!?まだやんのか!?」

そして本編の方ですが、前回に引き続き卜部に投げてもらってのバント特訓をひたすら続けていた大吾。
どうやら卜部が汗だくになるまでさんざん続けていたようですが、それでもまだ物足りない大吾は
「じゃあ明日もまた頼むわ」としれっと言い放ってしまいます。さすがに勘弁してくれと言いたげな卜部でしたが…

「ちょっと大吾!卜部君はピッチャーでしょ、週末の試合で投げるんじゃないの?
 肩も張るだろうし、あんたのために調整の邪魔しちゃダメでしょ」

「ああ、いやこいつは…」

「だーっ!!い、いいんですお姉さん!俺、大吾君のためなら明日も来ますんで!」

とその時、試合前にピッチャーを無駄に酷使すんなと一言大吾に言いに来た姉ちゃん。
せ、せやかてあんたが何百球も練習しろって…(えー
それとも姉ちゃんが言っていたアレは、この短期間で何百球もやるんじゃなくて、もっと長い目で見てやれってことだったんでしょうか



それとこの場面のあきれたような姉ちゃんの顔は、さっきの扉絵とは違ってすごく俺のツボにはまりましたねー
これなんすよ!天使のようにキラキラした表情じゃなくて適度に汚れた感じ!これっすよ!(えー
こういう俗っぽい感じが出てる方が、なんかこう親しみが持てるっていうか、
読んでて抵抗もなくすんなり受け入れられる気がするんですよねー

「そうなの?いいの卜部君?」

「え、ええ、いいんス!俺は先発じゃないんで…それじゃ」

「あ、卜部君、ありがとね。君とってもいい球投げるじゃない。今年の三船がベスト8っていうのも納得したよ」



がしかし、その時またしてもキラキラした笑顔になって、卜部のことを誉め始めた姉ちゃん!
だからキラキラ顔はあかんねんて!その顔やめーや!!(えー
なんやねんもう!さっきちょうどいい感じに汚れた顔になったかと思いきや、またすぐにこんなきれいな顔になってしまうなんて!
早いところまた汚れてください!早く汚れて!(えー

「え…?」

「にわか仕込みの大吾や光君だけで上手く行きすぎだと思ったのよ。
 やっぱり何年もコツコツやってきて、基本のしっかりできてる人がいたから勝ってたのね。
 東斗戦でも大吾たちに力を貸してあげてね」

さらには、長年の努力を重ねてきた卜部がいたからこそ、ドルフィンズもこれまで勝ってこられたという風に
いかに卜部がチームにとって必要かということを語る姉ちゃん。ふむ、確かに経験豊富で地力のしっかりしたキャラというのは
実際これまでかなりチームに貢献してくれてましたよね。まあ主にアンディなんだけどね…(えー
アンディの貢献度は確かにすさまじいものがありましたが、卜部はというと…うーん…ま、まあモブキャラよりは頑張ってたかな…

ともかくそんな風に姉ちゃんに誉めてもらえたことで、湧き上がるような嬉しさを感じて退団届を握り潰していた卜部。
どうやら姉ちゃんのおかげで、チームを退団したいなどという卜部の気持ちは一気に吹き飛んだようです。
卜部のやつちょろいな!(えー  一気にこれだけやる気が出るとかちょろちょろやないかお前ー!

ただまあ、真面目にこのシーンについて語るとすれば、
やはり「他人を誉める」ということは、それだけ大きなやる気を生むってことなのかなと
思うわけなんですよ。人を誉めるのがいかに大事かということは、これまで田代絡みの話で俺がしつこいくらい語ったわけですが
誉めてくれる人がいない状況というのは、自分に自信が持てないし、やる気も出ないし、
こんな自分なんて存在する価値すらない
というぐらい無気力な状態に陥ってしまうことが多く、
実際に今までの卜部はそうなっていたわけですが…



でもそんなネガティブな気持ちも、誉めてくれる人がいれば、ただそれだけで吹き飛ばせるぐらいに
「人から誉められる」ということは、すさまじい原動力になるしやる気の湧いてくるものだと思います

それと姉ちゃんの卜部に対する物言いを見ていると、姉ちゃんって実は凄い努力家なんじゃないかって気がしますよね
「何年もコツコツやってきて、基本のしっかりした人がいるからこそチームは勝てる」って理屈の持ち主で
そういう努力を積み重ねてきた卜部に対しては、明らかに好感を持って接しているし

それに前回、大吾にバントの技術を教えた時も「地道に何百球も練習しなきゃ身につかない」と言っていましたが
姉ちゃん自身があのバント技術を身につけているということは、
姉ちゃんも地道な練習を繰り返してあの技術を身につけたって可能性がありますよね

それに姉ちゃんは大吾に対して手厳しい態度を取ることが多いですが、それがなぜかっていうと
初期の頃の大吾が、なんの努力もせずにダラダラ暮らしてるような奴だったから、
そのたるんだ態度にブチ切れた
っていうのが原因なわけですよね



この時これだけ怒ったのも、姉ちゃんは地道な努力を何年も続けて野球の実力をつけたからと思うとしっくりきますよね
仮にそうだとしたら、この時の大吾はどんなことも地道な努力をやらずに途中で投げ出していたわけだから、
それを見て姉ちゃんがイライラするというのも分かる話です。そんなわけで姉ちゃんは地道な努力家説というのが
俺の中で持ち上がってきたわけですが、果たして真相はいかに…

「すみません、お邪魔します」

「監督!?どうしたんすか!?」

「どうしたもこうしたも…さっき茂野から電話で聞いてびっくりして飛んできたんだ!
 お前、ドルフィンズを退団するって本気なのか!?」

って、姉ちゃんのおかげで卜部がやる気を取り戻した中、「チームを辞めるって本気か卜部ー!」
今ごろになって慌てながら卜部の家にやってきた田代!来るの遅いよお前!もう全部解決したわ!(えー
もはや卜部がモチベーションを取り戻したのは明らかですが、この慌てる田代に対してどう答えを返すのか…

「何かの間違いでしょ。あいつ冗談を真に受けたんですよ」

「え?」

「最後の大会でやめるわけないでしょ。
 俺がこれまでやってきたことを
 東斗戦にぶつけるだけですよ!!」



どの口が言ってんねんお前!!(えー
う、卜部お前ー!モチベーションを取り戻したのはいいことだけど、まるっきり態度変わりすぎじゃねーか!
もはや誰やねんこの一生懸命でカッコイイ男は!ぼくこんな人知らない!(えー

まったく人騒がせな奴ですが、ともかく卜部がやる気を取り戻したのは間違いなさそうです。よかったよかった
東斗戦では先発ピッチャーでこそないものの、相手は光さんの攻略法を掴んでいるとのことですから、
必ずどこかで卜部の力が必要となってくるでしょうからね。その時は今日のような意気込みで、熱い投球をして欲しいもんです

一方その頃、光さんはというとどこかの河川敷で投球練習をしていました。
ハーハー言ってるところを見るとかなり熱心にやってるみたいですな、そして寿也もその練習を微笑ましげに眺めていましたが…

「手伝ってやろうか光?」

「ありがとうパパ、でもいいよ。僕だけ元メジャーのコーチがいるなんてずるいから」

「そうか…いよいよ明日だな、先発がんばれよ」

って、寿也が練習を手伝おうとしたその時、「僕だけメジャーのコーチがいるのはずるい」と断ってしまう光さん!
えっ、いやいや何言ってんすか!?僕だけもなにも大吾とか腐るほど寿也のコーチ受けてんのに!(えー
それに敵の眉村姉弟にしたって、親父がメジャーリーガーなんだしあいつらも絶対親父のコーチ受けてますって!
全然光さんだけじゃないから!なんで急にこんなことを気にし始めたのか…

スパアアアン!!

「ダメだ、ボール半分高い!それにボール一個分中に近い!」

「はぁ?細かい男だねえ、今のを三船の誰が打てるってのさ」

って、噂をすれば眉村家では親父に見守られながら練習している眉村姉弟の姿が!
なにげに親父になった眉村はここが初登場ですよね、ヒゲをはやしちゃってずいぶんダンディになったな
それと眉村は我が子の練習を遠巻きに見てるだけですが、直接的な指導はしてないんかな?
まあ、光さんが「僕だけメジャーのコーチがいるのはずるい」って言った次のシーンで
バリバリにメジャーのコーチ受けてる眉村姉弟のシーンとか書くわけにもいかんしな…(えー

(そしてついに…東斗ボーイズ対三船ドルフィンズの、準々決勝の日が来た!)

「おいみんな喜べ!いい知らせだ!」

「え、なんスか?」

「てっきりエースで来るとばかり思っていたが、今メンバー表を交換してみたら
 東斗の先発眉村じゃないぞ!」



な、なんじゃそらー!!なんと運命の試合当日、てっきりミチルが先発ピッチャーだろうと思いきや、
小松とかいうわけわかんない奴が先発を任されており、ミチルは温存されるという結果に!おいおいおい
まさかの舐めプかよ!!エースじゃなくても控えピッチャーで勝てるってか!?
大吾なんかはずっとミチル対策に打ち込んできただけに、この肩すかしな展開には激しく仰天してますね

まあしかし、これはドルフィンズにとっては大チャンスなんじゃないでしょうか
小松とかいう二番手野郎をメッタクソに打ち砕き、序盤で大量リードを奪って先行逃げ切りで勝利するチャンスですよ
正直、ミチルに最初から投げられたら、ドルフィンズの面々が点を取れるとはとても思えないので
これはドルフィンズが勝つための救済措置って感じでしょうかね、小松くんからは存分に点を取らせてもらうとしましょう
小松は犠牲になったのだ…(えー  次回に続く!

サンデー感想:MAJOR 2nd 第59話「予想外」

「これよりAブロック準々決勝、
 三船ドルフィンズ対東斗ボーイズの試合を始めます!」

「「「おねがいしまーす!!」」」

「あれが小松か。アンディよりでかいな」



さて今回のMAJOR 2ndですが、いよいよ冒頭では東斗ボーイズとの試合が…ってゲェー!?
おいおいおい!東斗ボーイズの小松とかいうピッチャーはこんなんかよ!どう見ても珍獣じゃねーか!(えー
一体どんな奴が出てくるのかと思いきや、なんやねんこのとっとこハム太郎にでも出てきそうな顔したおデブちゃんは…
小松っていうから俺はてっきり、もっと背が低くてもうちょっと痩せてて、
あと鼻の穴がでかくて「トリコさーん!!」とか言いそうな感じの奴かと…(えー

ズバアアアアン!!

「は、はええ!眉村姉と大差ねーじゃん!」

「誰だよ喜べとかいい知らせとか言ってたの!」

「…」

そんな小松のピッチングスタイルですが、まるっきり珍獣な見た目に反してかなりの豪速球をビシビシ投げるタイプみたいですね。
ふむ…控えピッチャーと思ってナメてましたが、ミチルの代わりを任されるだけあってかなりの実力者だということか
そして前回、小松が出てくると聞いて「いい知らせだぞ喜べ!」とはしゃいでいた田代は
「何がいい知らせだよふざけんなよ…」と選手たちから無能扱いされることに…(えー

『え、あたし先発じゃないんですか!?』

『ああ、予定が変わった…準々決勝の第一試合で、横浜南が負けた』

『横浜南が!?』

『横浜南に勝った今年の宮ノ台はかなり手強い…
 おそらく宮ノ台とウチの準決勝が事実上の決勝になる。
 ミチルはその準決勝に回ってほしい。
 今日の三船と決勝は、小松とリリーフ陣で大丈夫だろう』

そしてここで、ミチル達の回想シーンとなりなぜミチルが控えに回ったのかという理由が明らかになります
というのも、この試合に勝ったら次の準決勝では、宮ノ台という強敵が待ち構えているからということのようで…
その宮ノ台との戦いでミチルを投げさせようと思ったら、今回の試合には登板できないってことか。連投制限がありますからね

どうやらその宮ノ台が今大会で最強の相手のようで、それに比べたら決勝の相手や大吾達はヘナチョコだから
控えの小松たちでなんとかなるだろうという計算のようですね。ふむ…それにしても気になるのは、
ワタルを投げさせるという選択肢は考えていないんでしょうか?

俺は正直、東斗ボーイズの真のエースはワタルだろうと思っていたんですよね。卜部があれだけライバル視していたのもワタルだし、
今は何かの事情があってミチルが投げているだけで、いざとなったらワタルが出てくるんだろうと思ってましたが
さっきの監督の口ぶりだと、ミチルが一番のエースで後に続くのは小松とリリーフ陣って感じで
ワタルを投げさせることはまったく考えてない感じがしますよね

もしかしてワタルは、体を故障したか何かでもうピッチャーを続けられない身なのか?
そのへんの事情はかなり気になるところですね、以前はバリバリにエースを張っていたはずのワタルが
なぜ今ではまったく投げないようになったのか…

あとどうでもいいけど、ミチルがこの試合で投げないって話を聞いて
お互いのことを意識して残念がる大吾とミチルがなんか微笑ましいですね
特にミチルが「茂野君と対戦したかった」って考えてるのは驚きでした

ミチルはこないだ大吾と勝負して、数十球投げてもまったく打たれなかっただけに
もはや大吾なんて眼中にないクソザコと思ってそうだなーと予想してましたが
そういうわけではなかったようで、今日も対戦したいと思うぐらいには気になる相手なんですね

いやこれはいいんじゃないでしょうか、俺がこないだミチルに対してブチ切れたのは
大吾のことをないがしろにして吾郎ばかりを持ち上げるので、「大吾に対して失礼だろ」と思ったわけですが
その考えを改めて大吾のことを意識し始めたっていうなら、正直言って歓迎したいですね

なにしろミチルは外見めっちゃ可愛いしなー、この先大吾のヒロインになるならそれが一番いいと思う
ヒロインといえば睦子もいますが、睦子はすでに序盤で大吾に振られてるわけだし
それにこの間の睦子は、ミチルと大吾が対戦するのを見ていたわけですけど
大吾のことそっちのけでミチルに見とれてましたからね

だから俺としては正直、睦子が大吾のヒロインになるって可能性はもうだいぶ薄まってきてると思うんですよね
あくまでも睦子は大吾のチームメートで、それ以上の仲には多分ならないんじゃないかな
なので俺としては、大吾のヒロイン枠には今誰もいないと思ってるんで、
どうぞミチルに入ってきてくださいって感じですね

「小松、もう一度ミーティングの確認だ。
 この試合とドルフィンズ打線の注意点はなんだ?」



「え…えーと…なんだっけ?」

そんな一方で、小松を相手にドルフィンズ打線の最終確認を行うワタルでしたが…
しかし小松は、事前にワタルと打ち合わせした内容をさっぱり覚えてなかったようです。ずいぶんちゃらんぽらんな奴だな
ワタルのことをワッキーとか変なアダ名で呼んでるし、ワタルとしては小松と話してると調子が狂って仕方ないみたいな感じですね

「いいか、ドルフィンズは3、4、5番にとにかく注意しろ。
 特に4番のアンディ、5番の佐藤に甘い球は禁物だ。
 佐藤は歩かせるぐらいでもいい、それ以外には普通に投げればまず大丈夫だ。
 間違っても四球で1、2番を塁に出すなよ」

「あーい」

「(ギロ…)」

「は、はい!了解ですワッキーさん!」

って、改めてドルフィンズ打線の注意点を小松に伝えるワタルでしたが、
「あーい」と生返事しか返してこない小松に、「いい加減にしとけよお前」とさすがにキレ始めたようですね。
それとワタル的には、3番卜部、4番アンディ、5番光さんの3人が要注意人物であり、
他のメンバーは普通に投げていればなんとかなると…

ふむ、となるとここでカギになりそうなのはまったく警戒されてない睦子ですかね
睦子の打撃力はさっきの3人にも匹敵するほど高いわけですから、
ワタルがそのことを知らないというのは結構大きなポイントになりそうな気がします

(フン!)

おっとしかし、さっきワタルに睨まれて大人しく言うことを聞いた小松でしたが、
心の中では「フン、ごちゃごちゃうるさいやっちゃなー」と言いたげにヒネた態度を見せることに!
おいおい小松の奴、ただの珍獣かと思いきやなかなかめんどくさい性格してますねこいつ
ちゃんとミーティングを聞いてないからワタルが怒ったら、そのことで逆に「あーうるさい」と機嫌を損ねてしまうとは…

なんだか小松を見ていると、「キャプテン」って漫画の近藤を思い出しますね
近藤もこういうタイプのキャラで、小松とはかなり共通点が多いと思います。具体的に2人の共通点を書き出してみると


←珍獣のような顔と大柄な体型。
性格はちゃらんぽらんでお調子者。






←チームの2番手投手で背番号は11。
2番手といっても相当な速球派投手で、
ボールの勢いならエースにひけを取らない。
←ただし頭脳面はダメダメで、
細かい作戦を覚えるのが大の苦手。
ミーティングの内容をすっかり忘れて
仲間から長々と説教を受けることも。
←そんな風にゴチャゴチャ説教されるのを
内心かなり嫌がっている。
説教された後は大抵、「あーうるさい」と
機嫌が悪くなってしまう。



←他の仲間に比べて、
いまひとつ真剣味が足りないところがある。
仲間が気合を入れようとしても
「はーい」と生返事を返す。


















←仲間から怒鳴られると少しおとなしくなる。
しかし愚痴りやすく
ちょっとしたことでヘソを曲げやすい性格。

とまあこんなところですね、こうして書き出してみると
今回の小松にすごくよく似てると思うんですがどうでしょうか
いま書き出した近藤の特徴は、全部そのまま小松にも当てはまると思うんで…

キャプテンといえば、今思い出したんですがこの間のサンデーに満田先生のインタビュー記事が載ってましたね
確かその時の記事によれば、満田先生は熱烈にキャプテンのことを語っていた覚えがありますが…

 

実際にそのインタビュー記事を確認してみたらこんな感じでした。
まずはキャプテンのような真っ白いユニフォームの大ゴマを用意して登場。
さらに「僕、野球漫画が大好きだったんですよね。キャプテンとかプレイボールとか」
キャプテンの名前を出しながら大好きなことを公言しています。(一緒に挙げているプレイボールも、キャプテンの続編となる漫画)

しかもまだこれだけでは終わらず、さらにこの後
「大好きなキャプテンみたいな熱血スポ根モノを描きたいと思っていた」とか
「でも野球を描いたらキャプテンそのものになっちゃうからバレーを選んだ」といったような
キャプテンに対するとてつもない思い入れや、
自分の漫画にもそれが大きく影響している
ことを語っているわけです。ううむなるほどなあ



つまりは、俺が今回小松のことを近藤に似ていると思ったのも、ある意味では当然のことだったんですね
なぜならキャプテンのことが好きすぎるゆえに、満田先生が野球を描いたら
キャプテンに似てしまう
と自分でそう言っているわけですからね

そういえば、俺がMAJOR 2ndの感想を書きながら「なんだかキャプテンを思い出す」って書いたのも今回が初めてじゃないですよね
そう、以前に小森のチームと試合した時にも同じことを書いたわけです

あの時もこんな風にキャプテンの画像を交えながら、
小森のチームはキャプテンの金成中に似ているって話をしたわけで…
どうやらあれも俺の勘違いじゃなかったみたいですね、小森のチームにしろ今回の小松にしろ、
満田先生のキャプテンリスペクト精神から生まれたものと考えて間違いなさそうです

いや気づいちゃったわーマジで、すごいことに気づいちゃったわー
多分MAJOR 2ndの読者で気づいたの俺だけだわー、この世で唯一俺だけだわー(えー
ちなみにキャプテンとプレイボールは俺も大好きな漫画です。うちの親父が持ってたんだよね
40年も前の漫画だけど今読んでも面白いと思うし、まさに不朽の名作ですわ。満田先生がリスペクトするのも分かるよなー

《1番、ショート、木村君》

そんなわけで長々と語ってしまいましたが、いよいよドルフィンズの1番バッターが打席に立って試合開始に…って
ちょ、ちょっと待て1番木村!?1番は睦子じゃないのか!?
俺の中ではてっきり、1番睦子、2番大吾、3番卜部、4番アンディ、5番光さんの打順で行くのかと思ってましたが…
一体スターティングメンバーはどうなっておる!?

 
 

ゲゲェー!?睦子はまさかの9番起用ですか!?そ、そんな!あれだけの能力を持った選手なのに!
睦子ってミートが抜群に上手いのと足も物凄く早いから、まさに俊足巧打の1番バッターじゃないですか!
それを9番に配置するとは…うーむ、まあ9番も考えようによっては上位に繋がる打順ってことにもなりますけど…

あと今回、睦子はワタルから警戒されていないというアドバンテージがあるから、
9番なら意外とそのアドバンテージを生かせるかもしれませんね。
1番のような目立つ打順に配置するよりも、9番にすることでワタルの警戒心をさらに緩めて、睦子を伏兵として活躍させるとか…

ズバアアアン!!

「ストラックアウッ!!」

「は、速いよ、当たりもしない…」

とかなんとか言ってるうちに1番の木村は三振になりました。き、木村ー!!
ボールにかすりもせず三振かお前!なんとも不安な幕開けですね
いま投げている小松は2番手投手だというのに、まったく打てる気がしないみたいなことを言いつつ三振とは…

《2番、キャッチャー、茂野君》

(茂野か…こいつのスイングじゃ、小松の110キロを超えるボールに
 確実にコンタクトするのは無理だな)

ズバアアアン!!

「ストライーク!」

(速いな…こりゃまともに行ってもヒットなんか出ないぞ…)



そして2番大吾の打順になりますが、どうやら小松のボールには大吾のスイングでもまるで歯が立たないようです
ふむ…どうも予想以上に小松のストレートには威力があるみたいですね。さすが近藤モチーフのキャラやな
近藤もストレートの威力だけなら、どこに出しても恥ずかしくないくらい一級品のボールを投げる奴でしたからね

(よーし…!)

コンッ!

「おお、プッシュバント!」

「ミチル!!」

おっとその時、まともなヒッティングでは無理とみて、プッシュバントでの出塁を試みた大吾!
コロコロと転がっていった打球は、一塁手であるミチルの方向へ…ミチルってピッチャーじゃない時は一塁手だったのね
ともかくこのゴロを処理したミチルは、一塁で大吾を刺そうとしますが…



な、なんだってー!?こ、小松ー!!いきなり何してんねんお前!
なんとミチルが一塁に送球しようとしたその時、突然のタックルをぶちかましてプレーの邪魔をしてしまう小松!
おいおいおい!どうやらミチルがゴロを処理したのを見て、自分が一塁に入ってボールを受けようと思ったようですが…
それでミチルをぶっとばしてちゃ意味ねーだろ!
近藤もこういうエラーよくやってましたねー、味方にぶつかって自軍のピンチを広げてしまうっていう

「はあああああ!?」

「セーフ!」

「ちょっと何やってんのよ小松!!てか重い、どいて!!」



ゲゲェー!?小松のやつ体当たりするだけじゃなくて、そんな体勢で何してんの!?
まさかミチルをその場に押し倒してバックから犯すとは!(えー
公衆の面前でなんて奴だ小松、バックから犯すなんて近藤でもそんなことしねえよ!



近藤がやってたのはそうですね、バックではなく正面から押し倒して正常位で犯すっていう…(えー
あかんわこいつら、神聖なグラウンドで何やってんねん!というかこれに振り回されてるワタルが相当哀れですね
ミチルだけでもフリーダムすぎて扱うのが大変なのに、さらに輪をかけてハチャメチャな小松の面倒まで見なくちゃならないとは…

敵ながらワタルには同情してしまいますね、試合前に「間違っても四球とかで1、2番を塁には出すなよ」って言ってたのに
いきなりエラーで2番が塁に出ちゃったという、しょっぱなから頭を抱えたくなる展開です
果たして苦労人ワタルは、この先試合をうまくコントロールできるのか…次回に続く!

(C)満田拓也/小学館
(C)ちばあきお/集英社


サンデー感想:MAJOR 2nd 第60話「違和感」



さて前回、相手ピッチャーの小松が試合中にまさかの公然レイプを始めたことで、
そのスキにバントで塁に出ることに成功した大吾。そして今回はというと、冒頭で一塁手のミチルから
「ねえねえサインボールの話どうなった?」と話しかけられてますね

おいおいミチルのやつ、大吾と話す機会がやってきたら即座に親父の話かよ。さすがに勘弁して欲しいところです
ただまあ、今回のミチルは「ナイスバント、完全に意表突かれたよ」っていう風に大吾のプレーを褒めているので
俺から見た印象としては、この間の感想でブチ切れまくったほど酷くはないって感じですね

あの時のミチルは、「茂野君があたしの球を打てるわけないんだし、どうせすぐに諦める」とか
「茂野君、パパへの憧れ足りないんじゃないの?」とか大吾を見下した発言が多かったので、その部分にムッときたわけですが
今回は逆に大吾のバントをナイスプレーと褒めているので、そういう意味じゃ特にイライラは感じないですね
これぐらいの話し方だったら、俺もミチルの言動に噛み付かずに見られる気がしますわ

(あのバカ、1・2番は出すなって言ったのに…)

《3番、レフト、卜部君》

(集中して抑えろよ小松!)

そんな一方で、キャッチャーのワタルの様子はというと、敵の2番である大吾を塁に出してしまったことに頭を抱えていました
ここからは3番卜部、4番アンディ、5番光さんと続く厄介な打順。ワタルとしては「この3人には特に気をつけろ」と言っていただけに
気を引き締めてなんとしても抑えたいところです。そんな中、小松の様子はというと…

(あ〜〜ミッチーいい匂いだったな〜〜)



ゲエエエエーーー!?な、なんじゃお前ーー!!
小松てめえって野郎は!なんとミチルを押し倒した時のクンクン嗅いだ匂いを思い出してハァハァ興奮していたなんて!
とんでもないキモオタだなお前って奴は!(えー

やべえよ小松、まさかここまでの変態野郎だったとは思わなかった…前回から「小松は近藤に似てる」ってことを連呼してましたが
さすがにこの部分は似てないですね!近藤の名誉のためにもね!
近藤はアホなキャラではあったけども、キモい変態野郎ではなかったからなぁ

ともかく、「集中して抑えろよ小松!」とワタルが言っている中で、
まったく集中できてないのが小松なわけですが、果たして卜部への投球の結果は…

ドシイッ!

「いでぇ!?」

「デッドボール!」

「おっしゃチャンス広がったーっ!!」



ああああああ!!そしてここで、卜部にうかつなデッドボールを与えて余計にピンチを広げる小松!
あまりのことにワタルの表情も相当やばくなっております。お前も大変だなあ
まさか試合が始まってすぐ、ここまで小松に振り回されるとは…

「あ、あのバカ…タイムお願いします!」

(や、やばっ、ワッキーに怒られる!)

そしていよいよ、もう勘弁ならんとばかりにタイムを取って小松のところへ駆け寄るワタル!
そりゃあこれだけ試合をグチャグチャにされたら一言言いたくもなりますよね
ズカズカとマウンドへ向かうワタルですが、それに気づいた小松はというと…

めっちゃ逃げとるー!!おいこら小松ー!!
なんと怒られたくないあまり、ワタルの前から逃げて大吾を盾にする小松!て、敵を盾にすんなー!
どんだけメチャクチャなんだ小松!それにしてもこのシーンは、小松は近藤そっくり説を唱えている俺には、
またしてもそれを確信する場面となっていますねー

そう、こんな風に「あのバカ…!」と味方に怒られ、逃げ回って他人を盾にするってシーンが
まさに近藤にもあったからです。近藤や!まさしくこの場面は近藤やでー!
やっぱり小松は近藤モチーフで生まれたキャラって点は間違いないと思うなあ

《4番、ファースト、鈴木君》

そして次のバッターが打席に入ってきますが、4番の鈴木君…っておいおいおい
アンディの苗字って鈴木だったのかよ!!今回初めて明かされたなオイ!
鈴木アンディがフルネームだったってわけか…確かに俺が小学生だった時も、
こういう風に苗字が漢字で名前がカタカナの子ってよく見かけた気がするなあ

まあともかく、ワンナウト1・2塁というピンチで4番のアンディを迎えるとあって、
さすがに今までのようなお気楽な態度は消えてきた小松。ここからは気を取り直して真面目に投げるようですが…



パァン!「ボール!」パァン!「ボール!」
パァン!「ボール!」パァン!「ボール!フォアボール!」

だああああああああ!!真面目に投げてもフォアボールかお前ー!!
うわあああ、どうにもこうにもコントロールがまったく定まらず、アンディにあっさりとフォアボールを与えてしまう小松!
気がつけばもう満塁ですよ!ここまで小松のエラー、小松のデッドボール、小松のフォアボール
全部小松のやらかしで満塁にまでしてしまうとは…

(ダ、ダメだ今日の小松は…急に先発を言い渡されたせいで、
 全然調整できてねえ!監督…!)

そんな小松のダメっぷりについて、本来はミチルが投げるはずだったのを、急に小松に変更されたせいもあって
まったく調子が整えられていないと感じるワタル。このまま投げさせてもまともな試合にならないと悟ったワタルは、
ベンチにいる監督へ視線を送りますが…



ね、寝てんじゃねえジジイイイイイイイ!!
おいこらあああああああ!!なんで試合中に熟睡しとるんじゃこの監督はあああああああ!!
大丈夫かよこのチーム!?東斗ボーイズムチャクチャじゃねーか!まともなのはワタルだけであとはアホしかおらんのかー!!

《5番、ピッチャー、佐藤君》

「(ひそひそ)」

(ん…?ミチル?)

そしていよいよ最強バッターの光さんが打席に入り、東斗ボーイズ絶体絶命というその時
なにやら小松に耳打ちをし始めたミチル。小松に何かアドバイスでもする気でしょうか?
ミチルもピッチャーだから気持ちが分かるのかもしれませんね。たとえば、調整に失敗した時の立て直し方とか…



ってただの色仕掛けだこれええええええええ!!
だああああああ!!「わたし小松と全国大会行きたいよぉ〜」ってなんじゃこりゃあああああ!!
ここでまさかの色仕掛けって意外と計算高いなミチル!

こういう「色仕掛けでやる気を出させる作戦」って、俺的には
大吾の姉ちゃんが卜部に対してやるんじゃないかと思ってたんですよね
あのふぬけ状態だった卜部を、姉ちゃんが誘惑してやる気を出させるっていう…
まさかそれをミチル&小松でやるとは予想外だったなあ

「フンガー!!」

ズッバアアアアアン!!

「ストラーイク!」

(な、なんだ?ミチルのやつ、小松に何を言ったんだ?)

そんなミチルの色仕掛けは効果バツグンだったようで、さっきまで調子がガタガタだった小松の投球も
一気に何もかもが絶好調のような状態となり、すばらしいボールを投げ込むようになっております
「こいつがワイ本来のピッチングや」と、これなら近藤も浮かばれることでしょう(えー



そんな絶好調の近藤ボールで光さんを追い詰めていく小松ですが、さすがに光さんもただでやられる男ではありません
ツーストライクと追い込まれながらも、3球目にはしっかり捉えて近藤ボールを打ち返す結果に!
1打席目からもう打つとはさすがですね、まさしくピッチャー返しという感じに飛んでいったそのボールは、
一直線に小松へと向かっていき、その結果どうなったかというと…

 
 

タフネスブロックだこれー!!
なんと光さんの打球は小松の腹をモロに直撃!これこそまさにタフネスブロック!これが超次元サッカーだ!(えー
いやしかし、鍛え抜かれた鋼の肉体ならタフネスブロックも可能でしょうが、小松は本当に大丈夫なのか?
ただ単に腹にボールが直撃しただけなんじゃないか?このまま倒れて悶絶ということもありうるんじゃ…

「小松!バックホーム!!」



おっとしかし、その時ミチルの声を聞いたことでハッと我に返り、すぐさまボールを返球する小松!
これもまた2人の愛の力なのか、それとも単に小松の性欲の力なのか(えー
ともかく小松のバックホームによって三塁ランナーがアウト、さらに光さんを一塁で刺すべく送球が送られて…

「くっ…!」

ズザザザザ!

「アウト!スリーアウトチェンジ!」

ああ、光さんも一塁へは間に合わず、ダブルプレーでチェンジとなる結果に!
渾身のヘッドスライディングで一塁へ飛び込んだ光さんですが、惜しくもわずかな差でアウトとなってしまったようです
うーむこれは悔しいですね、まあまだ試合は始まったばかりなので、光さんには次の機会で打ってもらって…

「…」

「…?どうかしたの光君?」

「な、なんだ?まさか今のヘッスラでどこか痛めたのか!?」

「いや…僕は無事なんですけど…」



ってメガネぶっ壊れとるー!!えええええええ!?
なんと今のヘッドスライディングの際に、メガネをぶつけてフレームを壊してしまった光さん!おいおいおい!
いやーメガネが壊れるってのはかなりの大事件ですよ…俺もメガネをかけてるので分かるんですが、
フレームが壊れちゃった時って、多少テープで止めたぐらいじゃまともに使えないんだよね

ちょっと動くだけでもグラグラするし、ちゃんと修理しないとメガネが全然使いものにならないっていう。
ううむ、こうなると光さんはメガネなしでやるしかないと思いますが、視力は一体どれぐらいなんだ?まともにプレーできるのか?
光さんはピッチャーとしてもバッターとしても間違いなくチームの主力なだけに、
これで力が出せなくなってしまったら、ドルフィンズにはとてつもない痛手となってしまいますが…次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第61話「アクシデント」



「メ、メガネが壊れた!?」

「はい…」

「ああ…こりゃひでえ、レンズが磨りガラスみたいになっちまってんな…
 ツルはテープで止めればなんとかなりそうだが、この視界でマウンドは無理だろ…」

さて前回、試合中に光さんの眼鏡がぶっ壊れるというアクシデントに見舞われてしまったドルフィンズですが、
今回はというと、そんな眼鏡の壊れ具合を見ながらみんなでオロオロしている場面で始まりましたね
藤井いわく、擦れて傷だらけになってしまったレンズの状態が一番ひどくて、ポッキリ折れてしまったフレームは
まあテープで止めればなんとかなると言っていますが…ちょ、ちょっと待てこらー!!
「テープで止めたぐらいじゃ使えない」って前回俺が言ったばっかだろうがー!!(えー

テープくらいじゃ無理やねんて!フレームには硬さが必要やねんて!
フレームってのはしっかりと眼鏡を顔に固定して支えるものだから、これがポッキリ折れた時にテープで止めても
テープの部分がフニャフニャなせいでちゃんと固定できなくなるんですよね
たとえて言うなら人間の骨がポッキリ折れたようなもんです
人の骨が折れちゃった時って、その部分がブラブラ簡単に曲がっちゃって、軽くテープを巻いたくらいじゃ全然固定できませんよね
だからこそ、添え木とかギプスみたいな硬いものを添える必要があるわけで。眼鏡もそれを同じだと思うんですよ
骨折を治そうと思ったらセロテープ巻いたくらいじゃ固定できないんですよ!!(えー

「どうしたんですか?三船の選手は早く守備についてください!」

「あ、はい!仕方ない…藤井、すぐにテーピングでメガネの応急処置をしてやれ」

「え?」

「どっちにしろ先発ピッチャーは、最低でもバッター1人には投げないといけないんだ。
 このメガネでどれくらいやれるか見てから考えるしかない」

がしかし、どんなに眼鏡が壊れて困ったと言ってみたところで、
先発ピッチャーは最低でもバッター1人に投げなければいけない義務があるらしく
光さんを先発で登録してしまった以上、マウンドに立つ以外どうしようもないようです。
ともかく、応急処置したメガネをかけてマウンドに向かう光さんですが…

《1番、ファースト、眉村道塁さん》

(正直よく見えないけど…なんとかなるっしょ!)

って、そういえば相手の1番バッターはミチルでしたっけか。いきなりの強打者の登場ですね
確かミチルは、この間のバッティングセンターで130キロの速球をバカスカ打ちまくっていたので
いくら光さんの球でも、甘いボールを投げたら簡単に打ち返される可能性が…



ドスッ!

「デッドボール!!」

ってデッドボールかーい!!
あああ、いきなり初球から暴投をかまして死球を出してしまった光さん!
まんまとミチルの尻にヒットしてしまったわけですが…それにしてもミチルのやついい形のケツしてんなぁ(えー
ぷりっぷりのまさにプリケツって感じじゃないですか!小学生ですでにこの肉付きとは恐れ入ったぜ

「あ、あら〜…」

「ご、ごめん大丈夫!?」

「ちょっともう!さっきの報復じゃないでしょうね」



そんなデッドボールを食らった件について、「おいおいさっきの仕返しかよ」と顔をしかめるミチル。
まあ前回、卜部が小松にデッドボール食らってるので、ミチルがそう思うのも無理ないですね。実際はただのノーコンなわけですが…
ともかくこれでミチルが塁に出て、ノーアウトランナー一塁。気を取り直して二番バッターとの対決となりますが…

《2番、セカンド、平田君》

「くそっ…!」

どひゅーん

「…!!」

だあああ!そんな2番に対する投球はいきなり初球からワイルドピッチ!
またも暴投となってしまって大吾も受けきれず、その間にミチルがまんまと二塁に進んでノーアウト二塁に!
たったの2球でもうピンチじゃないですか!しかも2球ともまったくコントロールの効いていない大暴投だという…

「だ、大丈夫!?やっぱり見えないと無理なんじゃない!?」

「うーん、投球練習じゃ入ってたんだけど…
 バッターがいると力んじゃうみたいだから、制球重視で投げてみるよ」



やはりこの傷だらけのレンズでは調子が狂ってしまうのか、必要以上に力んでしまってコントロールがつかないと言う光さん。
ともかく暴投だけは解決したいということで、力を抑えめにしてコントロール重視のピッチングに切り替えることになります
これでなんとか通用するといいんですが…

カッキイイイン!!

「レ、レフトーッ!!」

って通用しなかったー!!(えー  あああ、力を抑えて投げたそのボールは、
コントロールは良くなったものの、いとも簡単に敵バッターに打ち返される結果に!
うーむ、コントロールが改善しても、スピードが出ていないんじゃただの打ちごろの球でしかないということか…
そして打たれたボールは、内野の間を抜けてレフトへと転がるレフト前ヒットとなり、
その間にミチルが三塁をまわってホームに爆走してくることに!あー点が取られちまうよー!

「止まれミチルーッ!!」

「…!」

ズバアアアン!!

「危ない危ない、レフトは卜部君だったね」



ってなんとー!?ここでレフト卜部からのナイス返球が!
ミチルが三塁をまわったその時、卜部から矢のようなバックホームが返ってきたことで
「あぶねーあぶねー」とホームへの突入を諦めるミチル!やるじゃねーか卜部のやつ!さすがピッチャーが本職なだけあるぜ

完璧な送球で失点を防ぐナイスプレーを見せた卜部ですが、なにげに卜部って
ミチルやワタルにも実力を認められてるみたいですね
今のシーン、ワタルは卜部が矢のような送球を投げてくるだろうと見越して「止まれミチルーッ!!」と指示を出したわけだし
ミチルとしても「危ない危ない、レフトは卜部君だったね」と、卜部が良い球を投げると認めているようですしね

それに卜部は、バッターとしても「3番卜部、4番アンディ、5番佐藤には要注意だ」という風に
ワタルから打撃力を認められているわけですしね
打撃力と守備力の両方ともが一流の選手だと、ワタルに思われているようです。よかったじゃないか卜部のやつ

もともと卜部は「ワタルをギャフンと言わせてやりたい」という気持ちで東斗ボーイズを出て行ったわけですが、
ワタルとしては卜部の実力を決して見下しておらず、むしろ強敵だと思ってちゃんと向き合ってるんですね
こいつら試合が終わった時には、結構いい友達になれるんじゃないだろうか

「お、おいおいノーアウト一、三塁だぞ!
 制球重視のあの球じゃ東斗は抑えらんねーだろ!」

「…ムリか…佐藤を下げるのは痛いが、仕方ない…」

がしかし、卜部のおかげで失点を防いだとはいえ、まだアウトをひとつも取れておらず
しかもランナーは一、三塁という大ピンチを迎えていたドルフィンズ。
やはり眼鏡の壊れた光さんでは無理があるということで、ピッチャー交代を考える田代ですが…

「田代君!」

「!?」

「光君、近眼なんでしょ?これうちのおばあちゃんの眼鏡だけど
 試してみればって…」



とその時、観戦中だった桃子ばーちゃんの眼鏡を持って田代のところへやってきた薫!
こいつで眼鏡を代用するということか、ふむふむなるほど。確かに度数は違うだろうけど、裸眼よりは遥かに見やすいだろうし
結構いけるかもしれませんね。完璧じゃなくてもマシにはなるって感じで。

それにしても薫のやつ本当にピチピチの若奥さんだなあんたは!(えー
もはや20歳ぐらいの美少女だろこれ!これが本当に子持ちで40歳のおばさんかよ!?
薫の若さと可愛さには、ほんと出番があるたびに驚かされますねー。まあ俺としては大歓迎なんですがね!次回に続く!


サンデー感想:MAJOR 2nd 第62話「応急処置」

さて前回、試合中にメガネを壊してしまったことで、代用品として桃子ばーちゃんのメガネを借りることになった光さん。
度が合っているかどうかは不明でしたが、ともかく試しにそのメガネをかけてみたところ…



ゲゲェー!?超ぼんやりした視界じゃねーか!!
何このボヤボヤっぷりは!?いくら度が合ってないとはいえ、近眼用のメガネをかけてもこれなんか!?
光さんは「乱視が入ってるから」と言ってますが、いくら乱視って言ってもここまでひどいって相当やぞ!

たとえば、俺なんかはまさに近視と乱視の両方が入ってて、視力も0.1以下でメガネがないと生活できないわけですが、
そんな俺がメガネを使わずに裸眼になった時がちょうどこんな感じの視界ですよ!
近眼用のメガネかけたらさすがにもうちょっとマシになるわ!光さんは視力どんだけ悪いんや…まだ小学生なのに…

俺が小学生の時のことを思い出すと、あの頃はまだ視力も0.6とか0.7くらいはあったので、
メガネがなくてもそれなりに生活できたし、何か見えにくいものがある時だけメガネをかけるって感じでしたからねー
そんな小学生の俺より遥かに視力が悪いな光さん…一体何をしてそこまで視力が落ちてしまったんや…

《3番、センター、弓削君》

「ピントは合ったのか…?」

「分からん…傷ついたメガネよりはマシらしいが、乱視が入ってるらしくてな…」

(ノーアウト一、三塁…四死球を怖がって打たれるくらいなら…
 思いっきり投げたほうがマシだ!!)



ああ、そして視界がボヤけたままの光さんでしたが、「恐がって投げるよりはマシ」と渾身の全力投球を投げ込むことに!
いやいやそんな視界で全力投球するほうが恐いから!(えー
キャッチャーの姿がほとんど見えてないやんけ!こんな視界で全力の殺人ボールを投げて、バッターの頭にでも飛んでいったら
大変なことに…それとも当たった時には「あんなの避けられないほうが悪いんじゃん」の一言で
済ませるつもりなんでしょうか(えー

ガキイッ!

「よし、ピーゴロだ!」

って、そんなボールはなんとかちゃんとストライクゾーンに飛んだようで、バッターもそれを打ち返した結果
打球はボテボテのピッチャーゴロとなりました。おおこれは非常にラッキー
状況はノーアウト一、三塁だったので、うまくすればゲッツーでアウトを2つ稼げそうな…

スカッ

「…!」

「え!?」

「や、やったーっ!!」

ってええええええええ!?なんてこった!光さんここでまさかの痛恨のエラー!
あのボヤけた視界では打球をうまく見極められず、不覚にもボールを後ろへそらしてしまいました
そんな光さんのエラーの結果、まんまと三塁ランナーが還ってしまい1点与えてしまうことに…

「やった1点先制だーっ!!」

「…ごめん…ちゃんと僕が代えのメガネを持ってきていれば…」

「光…」

そして先取点を奪った東斗ベンチが浮かれる一方で、すっかり責任を感じて気落ちしてしまった光さん。
ここまでデッドボール、暴投、エラーとまともにプレー出来ておらず、まだアウトを1つも取れていないということからしても
メガネがこの状態ではさすがの光さんも活躍できないようです。
ベンチの田代もそのことを察したのか、ついにピッチャー交代の指示を出そうとしますが…

「か…監督!」

「ん…なんだ永井?」



とその時、交代に待ったをかけるように声をかけてきた永井!むう、永井といえば
以前睦子がスタメン入りした時に控えに回されてしまったキャラで、それ以外の特徴は特になかったような奴でしたが
そんな永井が今ここで何を?と思ったその時、
「実は俺めっちゃ目が悪くて今はコンタクトレンズしてて代えのメガネも持ってます」
カミングアウトする永井!えええええええええ!?

なんやねんその隠し設定は!?ただの控え選手の永井になんでそんなややこしい設定が!?
まさかの展開すぎて正直ポカーンとなってしまいましたが、ともかく永井も今メガネを持っているということで
そのメガネを借りてみる光さん。うーむ…あっちから借りたりこっちから借りたり、なんともせわしないですが…
ともかく永井のメガネをかけてみた結果、光さんの視界がどうなったかというと…

《4番、キャッチャー、眉村渉くん》

(これだけ大吾君のミットがはっきり見えれば…もう何も僕を妨げるものはない!!)
 
 

って完璧な視界になってるじゃないですかー!!
ええええええ!?なんと永井のメガネは完璧に光さんの視力とマッチしており、
もはや全てのハンデが解消された光さんは、気兼ねなく100%の力を発揮する結果に!

まさか永井のメガネがここまでフィットするとは…てことはつまり、永井も光さんと同じくらいに
ひどい近視と乱視の持ち主だってこと!?
いやいやお前らほんと何してそこまで視力が落ちたんじゃい!いったい普段どういう生活してんねん!

ズッバアアアアアン!!

「スットライーク!!」

ともかく永井のメガネのおかげで、いまや完全に調子を取り戻した光さん。
その豪速球の威力はすさまじく、これまでで最高の球と言っていいくらいパワーに溢れております
これまで全力が出せないうっぷんが溜まっていただけに、その分さらにパワーが上乗せされてるって感じですかね

「永井…よく申し出てくれたな、ありがとう」



そんな光さんの復調は永井のおかげだということで、「ありがとう」とお礼を言う田代、そして照れ照れする永井…
という風に、ちょっといい話のムードで締められたわけですが
皆さん騙されてはいけませんよ!田代はひどい奴ですから!(えー

田代のどんなところがひどいかっていうと、この間の試合で睦子をスタメンに出して永井を控えに引っ込めた時に
「な、なんで僕が控えに…」と抗議する永井に対して、「すまん永井、必ず出番は作る」と約束をしたんですよね



でもこの約束はさっぱり守られず、永井の出番をまったく作らなかったのが田代なわけで
永井にしてみれば、控えにまわされたうえに約束も守ってもらえないという、なんともひどい扱いを受けていたわけですよ
田代お前なぁ!できもしないことを「必ずやります!」とか安請け合いすんなや!

こういう奴が一番信用なくすんですよ!なぜなら、できないことを「できます、やります」って言った結果、
「結局できないんじゃねーか」ってことになったらそいつの言ってることは何も信用できないって
ことですからね。できないならできないで、ちゃんと本当のことを伝えて謝ったほうが、よっぽど誠実だし信用できる人間ですよ
田代のやつまたしても株を下げることになってしまったなー



あとどうでもいいけど、ラストシーンのこのワタルの顔で吹いたのは俺だけでしょうか
なんかお前顔がでかくねーか!?(えー
子供の小さい体型に、大人のでかい頭がはまったコラ画像みたいで妙に笑ってしまうんだが

ワタルってなんだか打席に入ると表情変わりますよね、普段は「ちょっと目つきの悪いやつ」って感じですけど
打席に立つと一気に目つきの悪さがパワーアップして、
犯罪者の顔になるっていうかマーダーフェイスっていうか…(えー
いやほんとワタルに関しては、色々とネタに事欠かなくて好きなキャラですねー。次回に続く!




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