10月29日

ジャンプ感想:ワールドトリガー 第118話「雨取千佳D」

・安西先生……!!!(涙)  ワートリ感想が読みたいです… by ミッチー

・そろそろ欲しいな。ワートリ感想が。(倒置法)

さて、そろそろワートリ感想を放置しすぎて待ちきれない人たちからのコメントが届いてきてるので、
いい加減ワートリも感想を再開して行きたいと思います。今回の話はというと、射撃訓練場で千佳ちゃんが
スナイパーの模擬戦をする内容となっていますね

ただし今回のこの模擬戦、いつものようにスーパービームを発射してあちこち吹き飛ばすとかいう戦いではなく、
撃った相手にピッとマーカーが点くだけの仕様となっており、銃の破壊力にモノを言わせるのではなく
いかに気配を殺しながら相手を見つけ、正確な狙撃を決められるかという
暗殺者スキルを磨くための訓練となっていますね(えー
やっぱこの漫画のスナイパーってほんと暗殺者のポジションだよな

ピッピッピッ

(…雨取さん、訓練ならふつうに撃てるんだ)



そんな暗殺者っぽい感じの訓練が続く中、この日ばかりは千佳ちゃんも
「わたしの暗殺者スキルを見るがいい」と言わんばかりに多くの相手を撃ちまくっていました。
普段は人を撃てない千佳ちゃんも、さすがにマーカーが点くだけなら撃つことに抵抗はないみたいですね

てことは多分、水鉄砲でぺちぺち撃つくらいなら千佳ちゃんでも抵抗なく撃てるんだろうなと思います
そして水鉄砲がOKなら、スプラトゥーンくらいならやれるんじゃないかと思います(えー
結局のところスプラトゥーンがすべてを解決してくれるんやな、スプラトゥーンは神ゲーなんやな…
今度任天堂が出すSwitchって新ハードでもスプラトゥーンの新作が出るみたいだから千佳ちゃんも買おうな…(えー



ちなみにそんな射撃訓練の結果は、

1位:奈良坂(三輪隊)
2位:佐鳥(嵐山隊)
4位:半崎(荒船隊)
5位:穂刈(荒船隊)
7位:荒船さん(荒船隊)
9位:古寺(三輪隊)
11位:茜(那須隊)
13位:太一(鈴鳴第一)
19位:千佳ちゃん(玉狛第二)
25位:ユズル(影浦隊)
51位:当真さん(冬島隊)
64位:出穂

となってますね。1位はいつものごとく優等生の奈良坂ですが、2位が佐鳥でなにげにびびった
え、あいつってツインスナイプ芸人なんじゃなかったんですか!?(えー まさかこんな上位に食い込む実力があるとは思わなかったな
荒船隊もなにげにみんな順位高いですねー、この人たちもっとバランスの良いチームに入ればA級とかすぐ行けるんじゃないだろうか

あとユズルと当真さんが順位低いのは、こないだの的当ての時みたいに遊んでるからですね
しかしそんな風に遊びながらも、当真さんはこのランキングに並んでるキャラを
全員仕留めててしかも自分は被弾ゼロなので、さすがスナイパー1位なだけあるなって感じですね

トップの奈良坂ですら被弾が1で、ゼロにはできなかったわけですからねー
しかもその被弾1は、当真さんから撃たれた結果の被弾1なので、最強の当真さんとそれを追う奈良坂という図式が見て取れます
あ、それと奈良坂といえば、なにげに今回も茜とのイチャイチャが描かれてるのが良かったですね

俺はとしては茜単体だとえ!?お前まだ引っ越してなかったの!?って気持ちがあるわけですが(えー
でも奈良坂と一緒にいるところを見ると、そういうしょーもない気持ちにならずに済むというか、
普通にこう「ええやん…」って応援したい気持ちになりますね。貴重なワートリ男女カップリングとして頑張って欲しいところです

というかこの漫画、これだけ大勢の男女が登場する中で恋愛が少なすぎやねんマジで!
ちょっとぐらいそういうのあってもええやんか!?登場人物めっちゃ多いのに、恋愛フラグがなさすぎてびびるからなー
本当もう出てくるキャラ全員賢者モードかよっていうくらい性欲がないから…(えー  お前らもっと異性に興味持とうぜ…

「ていうかチカ子すごくない?100点超えで19位だよ」

「ふつうの的当てより実践形式の方が順位いいんだ、珍しいね」



とそんな中、訓練を終えて喋りながら廊下を歩いていた出穂・千佳ちゃん・ユズルの3人。
あ、そうか、さっき「恋愛フラグがなさすぎる」って言ったばっかりですが、
ユズルは千佳ちゃんのこと好きだから数少ない恋愛フラグ立ってるキャラですね
そういう意味じゃ凄く貴重なキャラなんだけど…ただ俺は、千佳ちゃんにくっついて欲しいのはユズルじゃなくてオサムなので
この恋愛フラグ立てられても困るんだよな…(えー  うーむ、ままならんものよのう

「先生に隠れ方教えてもらってるから、スナイパーが隠れそうなところが分かるのかも」

「へえ…」

(ほんとにちゃんとした先生がいるんだ…もったいないな…
 これだけ動けるなら今までの試合で、何点か取れててもおかしくないのに…)

ともかく今回の訓練でかなり結果がよかったということで、「先生に教えてもらってるおかげ」と語る千佳ちゃんでしたが…
しかしユズルは、そんな千佳ちゃんの現状を知って「もったいない」と感じていました。
なぜなら、ちゃんとしっかりした師匠に教えてもらっていて、スナイパーとしての実力もついてきているのに、
せっかくのその実力が、”人が撃てない”という弱点のために
ほとんど実戦で活かせていない
わけですからね
やっぱりこの千佳ちゃんの弱点の対策を考えることって、玉狛第二にとってものすごく大事だと思うんだよな

「あとはもう、お師匠さんに人の撃ち方も習えばいいじゃん」

「わたしの先生は…」

《おまえがちゃんと訓練してることは、遊真も修も宇佐美も俺もわかってる。あまり自分を責めるな》



むう、そんな千佳ちゃんの弱点について、師匠のレイジさんがどう思ってるかというと
「あんまり気にしなくてええんやで、人を撃てないのはある意味正常なんやで」
暖かく見守るつもりのようですね。うーん…それは確かにそうなんだけども…

ただ、対策を考えずに千佳ちゃんが慣れるのをただただ待つってなると、
千佳ちゃんが戦えるようになるのがいつになるか分からないですよね
あまりにも時間がかかりすぎる対応な気がする。この先、玉狛第二にたっぷり時間の余裕があるならそれでもいいと思うんだけど
オサムは「時間がない」ってことを、すごく強く思ってるわけですよね



こんな風に、「時間がないから一刻も早くA級に行きたい、少しでも早くチームを強くしたい」って思ってるわけで。
そういう意味じゃ、レイジさんの「じっくり時間をかけて戦いに慣れるのをのんびり待つ」って考えは
あまりにもオサムの気持ちとかけ離れてると思います

チームの中で方針がバラバラになっちゃってますよね。
短時間でチームを強くしたいのか、長時間でのんびりじっくり強くしたいのか、それが食い違っちゃってるから
こういう時はまずみんなでちゃんと話し合って、何を目指していくのか方針を明確にしてから
チームとしてみんなで同じ方向を向いていくべきだと思います

「でも…早くなんとかしなきゃって思う…このままじゃ、チームの役に立てないから…」

とその時、「早くなんとかしたい、早くチームの役に立ちたい」という気持ちを口にする千佳ちゃん。
え、てことは千佳ちゃんはオサムと同じで、短時間で強くなりたい派の考えだってことじゃないですか
だったらもうレイジさんの考えとか無視しちゃっていいんじゃないか?(えー
オサムと千佳ちゃんでメンバー同士の考えが一致してるなら、チームとしてそっちを目指した方がいいんじゃないか?

つまりは千佳ちゃんの弱点について、何か対策できることはないか効果的な方法を考えるってことですよね
まあ今パッと思いつく方法が何かっていうと、ゾエさんに弟子入りするってことかな(えー
ゾエさんの戦法なら敵を直接撃たなくても味方に貢献できるってことは、前の感想で散々語ったことだし
それに千佳ちゃんの火力も活かしやすい戦法だから、あれは千佳ちゃんにピッタリだと思うんだよなあ

そう考えたら、今千佳ちゃんのすぐ横にいるユズルはゾエさんのチームメイトじゃないですか
なんてグッドタイミング!おいユズル、ここは気を利かせてちょっと一肌脱いでくださいよ!
千佳ちゃんのためにも、ここはぜひゾエさんを紹介してあげてですね…

「…雨取さん」




「…ちょっと付き合ってくれる?力になれるかもしれない」

ってキター!!マジでキター!!
ゾエさん紹介きたあああああああああああああ
(えー
素晴らしいぜユズルよ!俺の考えをここまで汲み取ってくれるとは、お前はなんて気が利く奴なんだ
これでついに千佳ちゃんも、ゾエさん戦法を身につけてチームの役に立てるってわけですね
いやー今まで「千佳ちゃんにはゾエさんが必要」と、俺もゾエさんゾエさん言い続けてきた甲斐がありましたわ。はっはっは!

やっとやる気になったのね
ゾエさんうれしいよ

ってゾエさんもきっと泣いて喜んでくれることでしょう(えー
いよいよ千佳ちゃんがチームの力になれる時がやってきたんやな…ゾエさん戦法でな…次回に続く!

(C)葦原大介/集英社




アニメ感想:食戟のソーマ弍ノ皿 第13話(完結)「威風堂々」

さてアニメ版ソーマ第二期もいよいよ最終回。最後だけあって作画もめっちゃ綺麗な内容だったなという印象がありました
特にこのおたま持ってるリュシの姿とかえらい可愛かったと思う
俺は正直、今までソーマの話を見てきてリュシが可愛いと思ったことなかったんですが(えー
でも今回ばかりは「うお、リュシ可愛いじゃん」と思えるくらいに作画が綺麗で、その点は大満足でしたねー

ちなみに話の内容は、四宮の店でスタジエールの締めくくりを迎えて、一皮むけたソーマが遠月に帰還して第二部完という
ストーリーになっていましたね。今回もやはり四宮の店での描写をじっくりやったわけですが、
店員として働いていた遠月リゾートのお姉さん2人さすがに今回出番がなかったですね

まあ前回出てきただけでも奇跡のようなものだったしなあ。あれだけでも十分ありがたかったし
俺としてはあれがなにげにアニメ化で一番嬉しかったアレンジだったかもしれませんね(えー
アレンジといえば今回も乾さん関連で色々やってたなー

今回はとにかく乾さん劇場と言っていいくらいに、くるくると変わる乾さんの百面相がインパクトありました
この辺の乾さんの顔って、原作での表情をさらに大胆にデフォルメしてるので、原作で見るよりも乾さんの存在感が凄かったですね
あとは乾さんが水原さんからツッコミ食らうシーンなんかも、原作よりパワーアップしていたと思います(GIF画像の場面)

原作だとこの場面って、どれも水原さんがツッコミビンタを一発入れて終わりのシーンなんですが、
アニメだとご覧の通り、水原さんが昇竜拳で乾さんをふっ飛ばしたり、百裂張り手で無数のツッコミを繰り出したり
スト2のような必殺技を繰り出すという描写に変わっていたので、見た目のインパクトが凄く上がってるなと思いました

あとどうでもいいけど、今回四宮が母親を店に招いて九州の方言で喋るシーンがあったじゃないですか
そう、九州の方言なんですよ…九州の方言…それでいて四宮の声優は中村悠一なわけですよ。これがどういうことかというと

首置いてけ!!
首置いてけええ
えええええ!!

っていう首置いてけマンの顔がちらついてしょうがなかったっていうね(えー
いやまさか自分がレビューしてるアニメで、こうも立て続けに中村悠一が九州弁喋ってるのには驚きましたね
何かそういう九州で暮らしてた経験でもあるんだろうか?それとも本当にたまたまだったのかな

あとは前回に引き続き、今回もまたソーマ以外のスタジエールの様子も描かれてましたが、インパクトあったのは
「3番さんネギ抜きアブラ多め!8番さん大盛り味薄め!11番さんメイン固めモヤシマシマシ!」って
ラーメン二郎みたいな指示を出してるアリスの姿と、
「キュンキュンどきどき☆わくわくキラキラ☆おいしくな〜あれ〜☆」って
メイドカフェみたいな店で接客してるタクミの姿でしたね

というかタクミのスタジエールの内容ってこんなんだったんかよ!本当にこれでいいのかオイ!
いやだって、タクミって秋の選抜で美作に惨敗してから、このスタジエールでの経験を経て
遠月に戻った頃にはもう美作を追い越すくらいに数段パワーアップしてるんやで!?



つまりタクミは、スタジエールで学んできた経験によって一気に急成長を果たしたってことなんやで!?
この短期間にそれだけ強くなるなんて、一体どんな物凄いスタジエールをやってきたんだろうと思ったら
「キュンキュンどきどき☆わくわくキラキラ☆おいしくな〜あれ〜☆」って
こんな接客してただけかー!!なんだコレー!!

いやちょっともう、こないだの原作感想でも書きましたけど、タクミの復活劇に関しては
マジでもうちょっとどうにかして欲しかったね…あれだけショッキングな敗北を喫してしまったんだから、
それを乗り越えられるだけのしっかりした成長を描いて欲しかったね…

まあこれに関しては、アニメスタッフになんとかしてくれと言うにはあまりにも大変な注文になってしまうんですけど。
原作のあのあっさり美作超えしたタクミの描写さえなければ…ほんと原作はもうちょっと頑張ってほしいな…

あとはスタジエールを終えて遠月に戻ってきたソーマの描写について。俺がこのソーマの姿を見てすごくいいなと思ったのは
ソーマの髪の毛が伸びてないってことなんですよ
そう、原作ではここを境にソーマの髪の毛が一気に伸びてしまったんですが、アニメではそれがなくて髪が短いまま!
それがいいんですよ!やっぱソーマはこの髪の短いほうがいいんですよ!

正直、最近原作の感想を書いていて思うのが、髪の長いソーマを見ていると
なんだか必要以上にソーマに嫌悪感を持ってしまうってことなんですよね

←髪の伸びた原作のソーマ

こうして見ると、前髪の量とかがやっぱりずいぶん伸びたなって思うわけなんですけど、
そういう風に髪が伸びた結果、さっぱり感とか清涼感みたいなものがソーマから感じられなくなってしまって、
なんだかすごく嫌な奴っぽい雰囲気を感じるようになってしまったんですよね

完全に見た目の雰囲気だけの問題なんですけど、でもそんな雰囲気の変化を俺自身でもびっくりするくらいに
すごく強烈に感じてしまっていて、今までのソーマではなんとも思わなかったようなことも、
髪の伸びたソーマの場合は嫌悪感を感じてしまうっていう、そんな状況がこのところ続いているんですよね

少し髪が伸びただけでこんなに印象が変わるのかって、俺自身もすごく戸惑ってるような状況です
ただ、ひとつ言えることは、原作のソーマは髪を切って欲しい。嫌な奴みたいな雰囲気を少しでも減らして欲しい。
あとアニメスタッフには、ソーマの髪を短いままにしてくれてありがとうと言いたい。

本当にこのアニメスタッフは、俺の好みにピッタリの作品作りをしてくれて素晴らしかったなと思います
遠月リゾートのお姉さん2人をわざわざ出してくれるとかありえないですよ普通に
あんなの俺1人がわーわー騒いでるようなキャラだったのに、まさかアニメオリジナルで再登場させてくれるなんて
ありがたいとしか言いようがないですね。他にも丁寧で細やかなアレンジを数多く入れてくれて、
食戟のソーマという作品を確実にワンランク良い物に仕上げてくれたので、アニメスタッフに関してはこれ以上ない満足度だったなー



それでは最後に、最終回のエンドカードを見てお別れしたいと思います。
これは原作でいつだったか行っていた人気十傑総選挙の時のイラストを再現したものですね
そう、あの時も確かこのメンバーが勢揃いして…ん?ちょっと待てよ、黒木場?黒木場お前あの時いたか?
確か黒木場はいなかったような気がするんだけど…と思って確認してみたら



やっぱ黒木場いないじゃねーか!!一色先輩だこれええええええええええ!!
おいおい黒木場のやつちゃっかり一色先輩を押しのけてエンドカードに出てきたのかよ!何しとんねんあいつ!
アニメの一番最後のシーンだっていうのにあのちゃっかり屋が!!(えー

食戟のソーマ弐の皿・完 まさかこんなオチで終わるとは

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会弍


10月28日

アニメ感想:DRIFTERS(ドリフターズ) 第2話「踵 鳴る」

・ドリフターズ感想有難いです!ドリフのアニメ製作陣はHELLSINGの時の人達も入ってるみたいなので
 
作画や演出に期待してます。流石に6年かけたHELLSINGのovaには及ばないかもですが…w
 ぜひ今後とも感想書いてもらえたら嬉しいです!でも与一の胸はもう少し平らな方が良かった、、、by てんとー

・スキピオとハンニバルの喧嘩が原作よりも妙な迫力があって面白かったですね!
 ハンニバルの唾が顔にかかって手で拭うスキピオとか芸が細かくて。
 豊久サイドは規制とか一切無しで凄みと怖さがあったけどカッコいいと思いました。組手甲冑術って本当にえげつない、
 鞘で顔面連続突きで歯が二本飛ぶわ騎士の顔面に凹みが出来るわで……。by ティーム
 

ボカスカ ボカスカ

「パクリじゃあーッ!!パクリじゃあ!!なんでここにパクリ野郎があーッ!!」

「パクってなどおらんわ!!それを言うなら貴様こそだ、勝った者が正義なのだ!!」

「うるしぇえええーッ!!パクッたろてんめえーッ!!
 ワシのカンナェのパクリじゃあーッ!!ザマでッ!このガキャーッ!!」

「何を言うかこのじじいめ!!じゃあ勝ってみせろよ!!」

「むきぃぃーッ!!なにその超選民っぽい言い方!
 だからローマ人って大嫌いなんじゃあーッ!!」

「私が勝ったんだからもうパクリじゃないッ!帰ったらカルタゴに塩まいてやる!」

「帰ったらもう一回アルプス越えじゃあ!!」

というわけでドリフターズ第2話、みんな大好きハンニバルスキピオ登場の巻ですよ。
犬猿の中で常にいがみ合っているこの2人、いきなりこうして大ゲンカしながら登場するわけですが
ハンニバルに詳しくない人は「カンナェのパクリじゃあ!」とか「もう一回アルプス越えじゃあ!」とか
何を言ってるのかよく分からないと思います。なので今回はその辺をメインに解説していきたいですね

まず簡単に一言で言うなら、ハンニバルの言ってる「パクリじゃあ!」というのは包囲殲滅戦術のこと
「カンナェ」というのはカンナェの戦いのこと、「ザマ」というのはザマの戦いのことを意味しており、
カンナェの戦いでハンニバルが使った包囲戦術を、ザマの戦いでスキピオがパクッたということを言ってるわけですね

あとはアルプス越えとかカルタゴに塩をまくって話なんですが…ふむ、このへんのことを一言で説明するのは難しいし
何よりもこの2人の歴史をほんの一言で終わらせてしまうのはあまりにもったいないので
ここからは1から10まで全部説明することにします

まずこのハンニバルとスキピオは、紀元前の時代に生きていた実在の人物であり、
ハンニバルはカルタゴという国の軍師、そしてスキピオはそれと敵対するローマの軍師を務めていたわけです
ただまあ、この2つの国はとにかく仲が悪くて、「あの国ぜってー潰す」という風にお互い何十年もいがみ合っていたわけなんですね

そんな中、「ちょっとローマ滅ぼしてくる」と、ついに打倒ローマのために動き出したハンニバルは
カルタゴの軍勢を率いてローマへの遠征に出発したわけです。ただこの時、ローマを目指すとは言っても、
まずはその進行ルートを考える必要があったわけですね



カルタゴとローマの位置関係はこんな感じ。ローマへ行くには船で行くのが一番簡単なわけですが
しかし当時はローマがこの辺りの海域を完全に制圧しており、船でノコノコ出かけるにはあまりに無謀すぎる状態だったわけです
そう、スプラトゥーンで言うならガチエリアをローマに制圧されてしまって、
自軍の本拠地からまっすぐ行くルートはめちゃめちゃ固められてる状態なわけですよ(えー
そんな時にスプラトゥーンプレイヤーならどうするか?そう、まっすぐ行くルートを敵が固めているなら
迂回ルートを進んで裏から攻めますよね。スプラトゥーンおなじみの裏取りってやつですよ

まさしくハンニバルもそれと同じことを考えて、迂回ルートを進んでローマに向かっていったわけです。
きっとハンニバルはスプラトゥーンをやり込んでいたに違いない(えー
ともかく陸地を進んで西の方からぐるっと迂回したハンニバルですが…しかしそのルートにもひとつ問題がありました
なぜならローマに着くその前にアルプス山脈が邪魔をしているわけですよ

さっきの地図を見ての通り、ローマの北西にはアルプス山脈が思いっきりそびえまくってバリアみたいに立ち塞がっており、
これに行く手を遮られてローマに行くことができないわけなんですよね
ドラクエで言うなら、このアルプス山脈は灰色の山なので通ることができないって感じですね(えー

ちなみに面白いのが、ドラクエ3のマップは実際の世界地図を元にして作られてるわけですが、このアルプス山脈も再現されてて
マジに灰色の山なので通れないようになってるんですよね



そう、こんな風に灰色の山が並んでいて、普通に歩いてもまったく通れないようになっているわけです
ちなみに真ん中のほこらに入ってまほうのカギの扉を開ければ、地下道があって進めるようになってるわけですが
現実にそんなもんは存在しないので、この険しい山脈をどうにかしなければ
ハンニバルはローマに辿り着くことはできなかったわけです

そんな中でハンニバルが考えた進行ルートが「アルプス越え」だったんですよね
誰もそんなことを考えないとんでもない進行ルート。カルタゴの人間もローマの人間も、
ドラクエ作った堀井雄二もそんなこと考えなかったでしょう(えー
そう、常識では考えられない、行けるはずがない…しかしそんな常識を覆してしまう男がハンニバルだったわけです

アルプス山脈は越えられない?
誰が決めた?
決めるのは

我だ

ということでアルプスの少女ハンニバルと化した結果、見事にアルプス越えを果たしてしまったハンニバル。
とんでもないことをやり遂げたわけですが、しかしその代償に、引き連れていた軍団にもかなりの犠牲が出てしまいました
このままローマ軍とやり合うには厳しい状態となってしまったわけですが…
しかし、それについてもハンニバルは秘策を持っていたわけです。ここで見てもらいたいのは、さっきも貼ったローマの地図なんですが



ちょうどアルプス山脈を乗り越えたところに「ガリア」という地方が広がっていますよね
そう、このガリア地方こそがハンニバルの秘策だったわけです。
アルプス越えで兵力が減ってしまっても、このガリア地方でなら補充ができると考えていたんですな
なぜなら、この地方に住んでいる人々について説明すると

彼らはガリア人と
言われる人々です

数十年前にローマの軍に
攻められ負け
以来農奴に貶されて
生きています

あと本来は自尊心のとても高い
人々だと聞きます

というふうにどっかで聞いたような感じの部族なわけです(えー
いや〜どっかで聞きましたよねこんなような部族。あれ〜どこで聞いたんだっけ、思い出せないな〜。あれ〜
まあこんな感じの部族が相手となれば言うことはアレしかないですよね。もちろんハンニバルはこう言ったんですよ!!

おう、お前たち
恥ずかしくないのか祖先に
恥ずかしくないのか子孫に
お前たち、国は欲しくないか
は…ッ
恥ずかしくないワケないだろ…ッ
国が欲しくないわけないだろ!
奴隷でいいわけないだろ!!

良か。皆で国盗りじゃ

というわけでまんまとガリア人たちを仲間に引き入れたわけですね。いよっ大統領!
まあ要するにハンニバルはドリフターズを読んでいたのでこの作戦を思いついたって感じですかね(えー
いや〜ドリフターズを読んでたのかハンニバル、いやマジか〜読んでたならしょうがないな
いやむしろ、ハンニバルがドリフターズを読んでたらこのエルフ族説得シーンでブチ切れるんじゃないか?
パクリが大嫌いなハンニバルからしたら、このシーン読んだら絶対切れますよね?

パクリじゃあーーッ!!
パクリじゃあ!!
なんでここに
パクリ野郎があーーッ!!
パクってなどおらんわ!!
それを言うなら貴様こそだ!
主人公が正義なのだ!!
うるしぇえええーッ!!
パクッたろてんめえーッ!!
ワシのガリア人の
パクリじゃあーーッ!!
エルフ族でッ!!
このガキャーーッ!!

てな感じで暴走しまくったと思います(えー
まあとにもかくにも、「にっくきローマを倒したい」というガリア人たちを奮い立たせたハンニバルは、
その大勢を自軍に引き入れることに成功し、いよいよローマとの戦いを開始するわけですね

ここからはついにローマ本国に殴り込みをかけることになるわけです
しかし、いきなりアルプスから現れて虚を突いたとはいえ、当時のローマは
世界最強とも言われる屈強な軍勢…ちょっとやそっとのことではビクともしない最強国家です。
そんなわけで、次々に現れては襲ってくるローマの恐るべき兵士たち…それに対してハンニバルはどうなったかというと…

「ひとつ…!ふたつ…!みっつ!よっつ!」

ズドドドドドドド

「何!?12機のリックドムが全滅!?3分も経たずにか!?ば…化け物か…」

なんということでしょう、そんなローマの恐るべき兵が次々に襲ってきているというのに、ハンニバルはその全てを
いとも簡単に叩き潰してしまったのです
ティキヌスの戦い、トレビアの戦い、トラシメヌス湖畔の戦い、ゲロニウムの戦い…
何度となくローマ軍が強力な軍団を送り込んできたにも関わらず、その全てを圧勝で終わらせてしまったのがハンニバルという男です

なぜこんなにもハンニバルが一方的に勝てるのか?実はローマ軍がヘボくてハンニバルの軍がやたら強かったのか?
というとそんなことはありません、ローマ軍には最強と言われるに相応しいだけの力があり、
一方でハンニバルの軍は、その辺の部族を寄せ集めたような感じのいまいち頼りない編成となっていたわけです
言うなればハンニバル軍は草野球チームであり、ローマ軍は全盛期の読売ジャイアンツのようなもの。
しかしその2つのチームで日本シリーズを行った結果、33−4でハンニバルが勝ってしまうというくらいに
異常な戦果を叩き出したわけです。そう、草野球チームが強いのではなくそれを率いるハンニバル監督の知略が凄すぎたのです



ハンニバルがそれだけ凄まじい戦果を挙げたのはなぜかというと、とにかく戦術において圧倒的に優れた人物であり、
森や、川や、霧や、丘や、果ては単なる段差に至るまで、ありとあらゆる地の利を最大限に利用し尽くし、
ローマ軍を無力化し自軍が圧倒的に力を発揮できるという、そんな状況を何度も何度も作り上げてしまったわけですね
屈強なローマ軍もハンニバルの前では何もさせてもらえず、悪い夢でも見ているかのように一方的に蹂躙されてしまったわけです

そんなわけで、ハンニバルの快進撃で何度も何度も苦渋を舐めさせられたローマ軍は、

本当にいいかげんに
しろよお前…

茶番は終わりだ
ハンニバル…

と完全に怒り心頭で「なんとしてもハンニバルをブッ潰す」と、とんでもない量の大軍勢を用意するわけです
もはやハンニバルがどんな小細工を考えようと関係ない、圧倒的な人数で確実に圧殺するという
そんなローマ軍の覚悟が見て取れる大軍勢です。まさしく「戦いは数だよハンニバル」ということですね

しかもそれだけではありません、この大軍勢で戦うためにローマ軍が選んだフィールドは見晴らしのいい開けた平原なわけです。
そう、これまでハンニバルは、森やら丘やらの地の利を使うことでローマ軍を倒してきたわけですが、
この開けた平原にはそんなものが存在しないということです

ここならばハンニバルの奇策も通用せず、純粋に力と力のぶつかり合いとなる…
そうなったらローマの屈強な大軍団が勝利するのは100%間違いありません
そして愚かにもハンニバルは、この勝ち目のない真っ向勝負に応じてきたわけです
これにはローマもさぞ喜んだことでしょう。いよいよローマが今までの借りを返し、
ハンニバルを完膚なきまでに叩きのめす時がやってきたのです。そう、ローマの威信をかけた一大決戦…
そんな世紀の一戦がカンナェの戦いだったわけです



ちなみにこの時の両軍の陣形はこんな感じ。すさまじくブ厚い歩兵部隊を中央に何重にも配置したローマに対し、
ハンニバル軍はうっすいペラッペラな歩兵部隊を半円のように配置するという、ヘンテコな陣形を取ってきたわけです
あとは両翼にそれぞれ騎兵部隊が配置されてるわけですが、ローマにとっては騎兵なんてオマケのようなものなので
大した影響にはならないと予想されていました。戦いを決するのはあくまで歩兵。
それがローマの常識だったわけで、まさしくそのセオリーに則った陣形を敷いてきたわけですね

そう、それが常識。重要なのは歩兵であって騎兵なんて関係ない…
しかしそんな常識を覆してしまう男がハンニバルだったわけです



そしていよいよ両軍の激突が始まります。ローマ軍が狙うのは歩兵部隊でグイグイ押しての中央突破。
このまま中央をブチ破って敵の歩兵を粉砕すれば、それだけで戦いは終わるというシンプルイズベストな攻撃です
まさしくローマ王道の戦法であり、実際にローマはこの戦法であらゆる強敵を粉砕してきたという実績があります

ちなみにハンニバルはというと、そんなローマ軍を中央で迎え撃つ部隊には
めっちゃ弱い兵ばかりを並べていたそうです
なので屈強なローマ歩兵に押し勝てるわけがなく、戦いが始まった瞬間にド真ん中からグイグイと押され始めてしまいます

ただしハンニバルは、この中央のクソザコ歩兵たちに興味深い指示を出していたようですね
「ヤバいと思ったらどんどん下がってええんやで」というのがそれで、
無理しないで後退しながら戦えというのがハンニバルの指示だったようです

それにしてもお互いが実に対照的ですよね、ローマ軍は中央にめっちゃ強い歩兵を並べて前にズンズン押し込んでいるのに対し、
ハンニバル軍は中央にめっちゃ弱い歩兵を並べて後ろにスタコラ下がらせているっていう
なんとも奇妙な形となったこの戦いは、その後どうなったかというと…



デデーン。なんとハンニバルの歩兵部隊は、「ちょ、やばいんで後ろに下がります!下がります下がります!」とやり続けた結果
最初は前に出っぱっていたのが逆に後ろに出っぱってしまうくらいにめちゃめちゃ下がりまくり、
陣形はこんな形に変わってしまったわけです。いやはやここまで変形するとは…

ただ、一見するとローマ軍が圧倒的に押しまくってるように見えますが、
ハンニバル軍は「無理せず下がれ」という指示に従って下がっているので、実は被害は最小限に抑えられてる状態なんですよね
なので実は歩兵のラインはまだまだ健在だったりします。そして次にハンニバルの出した指示が何かというと…



両翼の伏兵は前に出ろ!というものだったわけです。そう、さっきの図にも描かれていましたが
実はハンニバルは、歩兵の裏の両翼に伏兵を温存しており、ここでそれをに前に出させてローマ軍の横っつらを叩いたわけです
これで前、左、右という三方同時攻撃が完成し、「うおっ!?何すんじゃボケェ!」と少々ぐらつきかけるローマ軍。
しかしハンニバルの策はこれだけでは終わりませんでした

さらに間髪入れずにローマ軍を襲ったのは後方からの騎兵部隊!
そう、唯一空いていた後方さえもすべて抑えられ、ローマ軍は前後左右の全方向から攻撃を受けることになります
ちなみになぜハンニバルの騎兵部隊が後方から駆けつけたのかというと、騎兵部隊は戦闘が始まった最初の段階で
双方の軍で激突を行っていたわけですが、そんな騎兵同士の戦闘はとっくに終わっており
ローマの騎兵をすでに壊滅させたので、ハンニバルの騎兵が歩兵の援護に駆けつけたというわけです

←壊滅させられたローマ騎兵の様子

ではなぜ、歩兵がまだ戦っている最中だというのに、こうも先に騎兵の決着がついてしまったのか?
それはもちろん、ハンニバルの歩兵部隊がさんざん下がりまくって時間稼ぎをしたからですね
なにしろハンニバルの歩兵は最初あんなに前に飛び出ていたのが、ひたすら下がりまくって逆に後ろに飛び出るぐらいにまで
時間を稼いでいたわけですからね。その一方で騎兵は最初から全力でぶつかって短期決戦を挑んでいたので、
歩兵よりも素早く決着をつけることに成功したということです

そして騎兵同士の対決に、ハンニバル側が勝利したのもまた必然です。
さっきも言ったように、ローマ側は騎兵をオマケ程度にしか考えていなかったので、その質も量も低かったわけですが、
ハンニバル側は騎兵の有効性に気づいていたので、強力な騎兵を揃えており質も量も高かったわけですね

それが全力でぶつかったらハンニバル側が勝つのが当然…ちなみに左翼と右翼で行われていた騎兵対決は、
まず左翼の騎兵がローマ騎兵をブチ破ったそうですが、その左翼騎兵はなんと右翼に向かって戦場をぐるりと回って
右翼で交戦していたローマ騎兵を背後から襲って撃破したそうですね
これでローマ軍の騎兵は完全に壊滅してしまい、ハンニバル達の騎兵はゆうゆうと歩兵たちの援護に回ったということです

しかし戦場を左に行ったり右に行ったり、いくら馬に乗ってるとはいえなんでそんなにあちこち駆け回る余裕があったかというと
今回のこの戦場が何も障害物がない平原だったからですね
そう、馬にとってはこの上なく自由に駆け回れるフィールドであり、その機動力を最大限に活かした行動が可能だったということです

つまりハンニバルは、「何もない平原」という地の利が存在しない場所だったにも関わらず、
”馬の能力が最大限に引き出せる”という地の利があることを利用したわけです
地の利がないのに地の利がある…もはやワケが分からないレベルで地の利を極めてしまった男がハンニバルであり、
どんな場所で戦っても必ず有利を作り出してしまう恐るべき戦術家だったわけです



ともかく、ハンニバルの作戦がまんまと機能したことで、
ついにローマ歩兵を完全に囲んだ包囲陣形が完成しました
360度すべての方向から攻撃されたローマ軍は、あまりの動揺で大混乱に陥り
もはや本来の力を発揮することはまったく出来なくなってしまったわけです

そんなわけで力を封じられてしまったローマ軍は、ハンニバルに完膚なきまでにメッチャクチャに叩き潰されて
歴史に残るほどの大敗北、ローマの威信が粉々に砕け散るほどの完敗
このカンナェの戦いで味わってしまったわけですね。



なにしろこの戦いで、ハンニバル軍が負った犠牲は屁でもないようなわずかなものでしたが、それに対して
ローマ軍は全力で送り込んだ大軍団がメチャクチャに壊滅させられて計り知れないほどのダメージを受けてしまったわけで
ハンニバルには何をやっても勝てない、どうあがいても勝てない恐るべき相手だということを思い知らされ
ローマ全土がハンニバルへの恐怖に震え上がってしまったわけです。仮面ライダーアギトで言うなら

「馬鹿な…お前はアギトではないはず…!何故これほどの力を…!?
 何者なんだお前は…!?」

「ただの人間だ…」

という感じに、もうハンニバルのことがわけ分かんない悪魔的な何かに見えていたんじゃないでしょうか
ともかく、この戦いに完敗したことでハンニバルに挑んでも絶対に勝てないということを
死ぬほど分からされてしまったローマ軍は、今後はハンニバルとの交戦を徹底的に避けるようになったわけです。

しかしハンニバルを避けながらでも、どうにかして戦おうとするのがローマのしぶといところであり、
ハンニバルのいない部隊を狙ったり、ハンニバルへの補給を徹底的に阻止したり、
ハンニバルと出会ったら足止め程度の交戦だけで決して無理をしない
というように、
ハンニバルとは戦わずに別の方法で対抗することを考えたわけです

ガンダムで言うなら、一年戦争のアムロが強すぎてジオンの誰も勝てないから
マチルダさんのミデアを襲って補給部隊を潰す
とかそんな感じですね(えー
しかしこれが結構ハンニバルには効いたわけです。敵国のローマに単身突撃している以上、
補給ラインを潰されてしまっては先が続かないし、そのうえ自分の手が届かないところで味方を倒されてしまっては
「あーもう何やってんだ味方しっかりしてくれよ…」と、貴重な援護さえも失ってしまうことになるわけで…



ワールドトリガーで言うならユーマ1人で頑張ったこの戦いみたいなもんですね(えー
この戦い、ユーマがいないところを敵に狙われて、手が届かないところで味方がバタバタ倒されてしまった結果、
ユーマへの援護がゼロになってしまい、ユーマは1人だけで苦しい戦いを強いられることになってしまったわけで…

ワートリで言えば、他にもこんなシーンがありました。大規模侵攻の時に、とてつもない強敵がやってくることを予知して
その対策を練っていた迅さん&レイジさんのシーン。

「今度の大規模侵攻では相当やばい相手が来る。
 下手すりゃ俺らが勝てないレベルの」

「勝てないなら避ければいいだけの話だ、
 そいつ1人ですべてが決まるわけじゃない」

「そのとおり。もしそいつと当たったら出来るだけ時間を稼いで欲しい。
 そいつをどれだけ足止めできるかが結構でかいポイントになる」

というのが迅さんたちの方針だったわけです。そう、とてつもなく強い敵が仲間を率いて襲ってきたなら、
無理にそいつ1人に勝とうとせずに、足止めしながら他の敵を潰せばいいというのが
迅さんたちの考えであり、この時のローマもハンニバル相手にまったく同じことを考えたわけですね。
ちなみに、この戦法を行ったローマの軍師はファビウスという男だったわけですが、
このファビウスもワールドトリガーをよく読んでた男だったということですね(えー

さて、そんな風にハンニバル消耗作戦が進む中、ついに登場したのがスキピオなわけです
スキピオはこれまでもローマ軍の一員として何度かハンニバルと戦い、そのたびに敗北の苦汁をなめてきたわけですが
それだけにハンニバルの戦術の凄まじさを誰よりも知っており、
「ハンニバルを倒すにはハンニバルの戦術を使うしかない」
これまでのハンニバルの戦いを徹底的に分析し、自分もその戦術を身につけることに没頭したわけです



そういえばあれですね、格闘ゲームでもヌキがこういうことやってましたね
ヌキがヴァンパイアセイヴァーをやってた時に、ウメハラのビシャモンに負けて「俺もビシャモン使いになってやる」とか
ヌキがストリートファイターZERO3をやってた時に、ウメハラの豪鬼に負けて「俺も豪鬼使いになってやる」とか
ウメハラに負けるたびにそれを真似して、同じ技術を身につけることに没頭したわけで。そういうのがウメハラの漫画にも載ってましたね
つまりスキピオはウメハラの漫画をよく読んでた男だったってことやな…(えー

まあともかくですよ、スキピオはハンニバルの戦術をあれこれ分析してたわけですけど、その一方で、
「ところでハンニバルのいないカルタゴ本国ってスキだらけじゃね?ザコしかいなくね?」ということも考えており、
ハンニバルがローマ国内で足止めされているうちに「ちょっとカルタゴ滅ぼしてくる」
なんとスキピオはカルタゴへの遠征を始めてしまったわけです。その結果、スキピオの予想通りハンニバルのいないカルタゴ軍は
まるでローマ軍の相手にならず、今度はローマ軍が破竹の連勝を繰り返し、あれよあれよとカルタゴをチェックメイト寸前にまで
追い詰めてしまったわけです

そんなわけで、気が付いたらあっという間に風前の灯になってしまったカルタゴは、
「無敵のハンニバル様がなんとかしてくださいよォーーッ!!」
もはやハンニバルに泣きつくしかなくなってしまいます。そんな風にカルタゴ本国が涙目になってSOSを出してきたと聞いて、

まったくおまえら
アタシがいなきゃ
なんにもできねーなー!

てな感じに、ハンニバルは仕方なくローマでの戦いを切り上げ、カルタゴを守るために帰国を余儀なくされてしまったわけです。
さあそして、駆けつけたハンニバルとスキピオがついに軍を率いて対峙し、カルタゴの命運を賭けた最終決戦を行うことになります。
これこそがザマの戦いなわけですね

この戦いでスキピオは、今まで研究してきたハンニバルの戦術でついにハンニバル本人を倒すことを決意します
特にカンナェの戦いでの包囲戦術…ローマを完膚なきまでに打ち砕いたあの恐るべき戦術を、今度はカルタゴにお見舞いするために
その機会を虎視眈々と狙っていたわけです。さあ果たして、スキピオが今までストZERO3で練習してきた
豪鬼はウメハラに通用するのか!?ウメハラの命運やいかに!?その結果はというと…

ウメハラ撃破!!

ウメハラあああああああああああ!!
うおおおおおおなんということでしょう、日本が誇る格ゲーの神がローマのおっさんに倒されてしまった瞬間であります(えー
えー、バカみたいな話はこのくらいにしておいて、スキピオはカンナェの戦いでやられた包囲戦術を見事にこの戦いでやり返し、
とうとうローマ最大の敵であるハンニバルを倒すことに成功したのです。多分この戦いが終わった瞬間の2人の表情は

↓スキピオ

↓ハンニバル

こんな感じになっていたことでしょう(えー
ともかくこの最終決戦でスキピオが勝利したために、カルタゴはトドメを刺されてこの戦争に敗北してしまったわけです。
ちなみに、この時はまだ戦争に負けただけでカルタゴという国は健在でしたが、数十年後には完全にローマに滅ぼされてしまって
「オラッ!もう草一本も生えねーように塩まいてやるからな!」
滅ぼされたカルタゴの土地には塩がバラ撒かれたんだとか…

というのがハンニバルとスキピオのストーリーですね、これを踏まえたうえで最初の2人のやり取りを見ると
セリフの内容もよく理解できるんじゃないでしょうか

「パクリじゃあーッ!!パクリじゃあ!!なんでここにパクリ野郎があーッ!!」

「パクってなどおらんわ!!それを言うなら貴様こそだ、勝った者が正義なのだ!!」

「うるしぇえええーッ!!パクッたろてんめえーッ!!
 ワシのカンナェのパクリじゃあーッ!!ザマでッ!このガキャーッ!!」

「何を言うかこのじじいめ!!じゃあ勝ってみせろよ!!」

「むきぃぃーッ!!なにその超選民っぽい言い方!
 だからローマ人って大嫌いなんじゃあーッ!!」

「私が勝ったんだからもうパクリじゃないッ!帰ったらカルタゴに塩まいてやる!」

「帰ったらもう一回アルプス越えじゃあ!!」

というこのやり取り、アルプス越えだとかカルタゴに塩をまくとか、そういう意味も分かりやすくなったと思います
ハンニバルの包囲戦術について「パクってなどおらんわ!」とスキピオが言い張ってるのは、
「勝った者が正義なのだ!私が勝ったんだからもうパクリじゃない!」ということで
最終的にはスキピオが勝ったから
「僕が一番うまく包囲戦術を使えるんだ!」って言い張ってるってことなんでしょうね(えー

にしてもそんな風に、相手の技術を徹底的に分析してコピーし、最後には相手を一歩上回って勝利するっていうのは
なんだか食戟のソーマの美作みたいな奴ですねスキピオ(えー



まあともかくですよ、今回の話をまとめると、ハンニバルという男は
世界最強と呼ばれたローマ軍を、たった1人で震え上がらせた伝説の戦術家であり、
スキピオという男は卓越した分析力で高度な戦術を吸収し、ローマを勝利に導いた英傑という
バックボーンがあるわけですよ。これを理解するだけでも、ドリフターズの2人の描写が断然面白くなると思いますね
俺がドリフターズの中で一番好きなのはハンニバルとスキピオなので、今後もこの2人中心の感想を書いていきたいと思います

(C)平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会


10月23日

さて先日、ソーマの感想を書きながら「秘書子の水着が見れるのは少年ジャンプだけ!!」ってことを書いたわけなんですが
あの一言はなかったことにしたいと思います(えー



なんでかっていうと、最近のジャンプGIGAで秘書子の水着姿がでかでかと描かれていたからなんですよね
ジャンプGIGAでも描かれてんじゃねーか!!ということであの一言は帳消しです帳消し、闇に葬ることにします(えー
それにしてもこのジャンプGIGAで描かれたソーマ番外編、水着イラスト以外にも興味深かったのは、
ソーマヒロイン達のスリーサイズをはじめとするプロフィールが明らかになったってことなんですよね

 

バスト

ウエスト

ヒップ

身長

誕生日

血液型

えりなお嬢様

88cm

56cm

87cm

162cm

3/23

AB

恵ちゃん

79cm

55cm

81cm

154cm

12/9

O

肉魅

90cm

57cm

88cm

163cm

5/4

B

秘書子

80cm

56cm

79cm

161cm

10/14

A

堂島さん

126cm

90cm

108cm

188cm

4/3

A

デデーン。これがそのプロフィールの詳細です。なぜか堂島さんも混じってますが
文句なら附田先生に言ってください!(えー  俺だって堂島さんを混ぜる理由なんて知らないよ!
さて、ともかくこの数字を見ていって思うのは、まずビックリしたのが
恵ちゃんが他のヒロイン達より10センチくらい背が低いってことですかね
いやいやちょっと10センチて!恵ちゃんってそんなに他のヒロインと差があったの!?正直そんな印象なかったっすよ!?
これが吉野とかなら分かるけど…恵ちゃんにそういう印象なかったから正直意外だったなー

 

実際に肉魅と並んだ時の様子がこちら。10センチなのかこれは!?この差は10センチなのか!?(えー
なんかこう10センチって言うにはあんまり差がないように見えるけど…うーんうーん
もしかしてあれなんだろうか、実際は159くらいあるけどサバよんで154にしちゃったとかそんな感じで…(えー

身長に関してはそんな感じですが、しかしウエストについても驚きの数値でしたねー
55とか56とかガリガリやないか君ら!(えー  どんだけ細いねん!?55とか二次元キャラでもそうとう細くないか!?
なんて言うかなー、俺の趣味で言えば「ウエストが細い」ってことにあんまり魅力を感じないんだよなー

正直ウエストが50台のキャラよりも、むしろ60とかあった方が健康的でええやんって思うわけです
たとえばラブライブのエリーチカとか希が60ありましたよね
俺はラブライブあんまり興味ないけど、そのことはちゃんと覚えてます。一般的な二次元キャラってみんなウエスト50台で
そういうの聞くたび「またかよ…みんな無駄に細すぎなんだよなぁ」ってうんざりしてたから、この2人が60あるって聞いて時は
「おっええやん」って好印象だった覚えがありますね

↓エリーチカ

↓希

というかそれでもエリーチカなんて十分すぎるくらい細いと思うけど。希ぐらい肉付きがいいのが一番好きかな俺は
なんていうか細い=可愛いってことではないんだよなぁ…少なくとも俺の中ではそうですね
細いっていうのは可愛いというより、「こいつちゃんとメシ食ってんのか…」みたいに心配な気持ちになりますね(えー

まあ女性キャラについてはそんな感じでしょうか。あとは最後に堂島さんが控えてますが
正直言って男のスリーサイズって聞いても基準がよく分からないんだよなー
俺が知ってる男のスリーサイズっていうとスト2キャラぐらいなので
せっかくだからスト2キャラと堂島さんの比較をしてみたいと思います

  バスト ウエスト ヒップ 身長
ダルシム 107cm 46cm 65cm 176cm
リュウ 112cm 81cm 85cm 175cm
ガイル 125cm 83cm 89cm 182cm
堂島さん 126cm 90cm 108cm 188cm
ザンギエフ 163cm 128cm 150cm 211cm
ブランカ 198cm 120cm 172cm 192cm

こんな感じですね。違和感なく溶け込んでるやないか堂島さん!
すげーなおい、特にガイルとはすごくよく似た体格をしてるので、
堂島さんもソニックブームぐらいなら撃てるかもしれません(えー




というかウメハラ漫画のガイルは特に体格がよくてムキムキのマッチョマンに描かれてるから、
それと同等以上の堂島さんすげえって思ってしまうな
しかし凄いと言えばブランカのバストの数値見てマジびびりました
198センチって何!?お前どんだけ胸板厚いんだよ!?まさかザンギより30センチ以上もブ厚いバストだとは思いませんでした
ブランカってめっちゃ猫背だから体が小さいイメージあったんだけど、なにげにとんでもない体格してたんだなー

あと逆の意味で凄いのがダルシムですよね、お前ウエスト46センチしかないのかよ!?
ガリガリじゃねーか!まともにメシ食ってんのか!?と思ったけど、ダルシムって修行僧だから
普通に断食とかしてるんでしょうね。それであんだけ痩せてるってわけか…

にしても今ダルシムのウエストが細いってのを聞いて、「ガリガリじゃねーか!まともにメシ食ってんのか!?」って言葉が
思わず出てきましたけど、結局のところ「細い」ってのはそういうイメージなんだよなー
さっきのソーマキャラに対して感じたのもこれとまったく同じで、
「細くて可愛い」ってことよりも、「ガリガリでメシ食ってない」っていうイメージの方が強かったんですよね

それにもし、細ければ細いほど可愛いってことなら、ソーマキャラの誰よりも
ダルシムの方が可愛いってことになっちゃうしなー(えー
ダルシムの可愛さはソーマキャラなんて比較にならないんやな…ダルシムこそぶっちぎりで可愛いヒロインだったんや…


10月19日

ジャンプ感想:食戟のソーマ 第130話「若き獅子たちの群れ」

「昨日渡したレシピ、ちゃんと頭に入れてきたか?」

「パーフェクトトレースをなめてもらっちゃ困るなァ…
 今日までのイメージトレーニングの成果を見せてやるぜ」

「おしっ…そいじゃとっとと…追い上げだ!!」



なにげに久々になってしまった原作版ソーマ感想。ぼちぼち再開していきたいと思います。
前回の話では、ソーマ1人だけでは手が足りなくなっていたところへ美作が援軍に現れてくれたんでしたっけね
そんなわけで、さっそくソーマと並んで調理を開始した美作。コピー能力に定評のある美作の仕事ぶりはというと…

ババババババババ

「す、すごい…!あのいかつい子、創真ちゃんとまったく同じスピードで…!」

「あの大行列をみるみるうちに溶かしていく!?信じられん…!
 まるで幸平創真がもう1人いるようだ!」

おおなんと、ソーマにまったく引けをとらない超スピードで、みるみるうちに調理を進めていく美作!
やはりというか美作のコピー能力は大したもんですねー、ソーマもスタジエールを経て選抜の時より成長してると思うんですが
それにまったく遅れを取らずに完璧にコピーするとは、凄いとしか言いようがありません。味方にするとこれほど頼もしいとはなぁ

あと敵の時の美作は、必ず料理にアレンジを入れて別物に仕上げてましたが、
味方になったらそれは自重してくれるあたり、なかなか気が利いてる奴ですよね(えー

「やー加勢助かるぜマジで!しかしお前があっさりオーケーくれるなんてな」

「(ぼそっ)お前にはでかい借りがあるからなァ…」

「ん?なんだって?」

「なんでもねェ。無駄話してる場合じゃねーぞ!客は今からもっと増えるぜ!」

そんな美作の協力にはソーマも本当に助かっている様子。そして美作がソーマの協力要請に応じた理由は、
自分が料理人の道を踏み外していたところを、選抜でソーマに助けられたっていう借りがあるからのようですね
なるほど確かにその通り。ソーマの援軍に来る理由としてはそれで十分なんじゃないでしょうか
そしてその後は、「客はもっと増えるぜ」という美作の言葉通り、この店の評判を聞きつけた客たちが次々に集まってくることに…



ってそんな客の中には、この間登場したおおかみこども一家の姿も!お前らまだ帰ってなかったんかい!
こんなところをウロウロしてるとゴミ収集車に回収されるで!?
狼はゴミ収集車に回収される運命なんやで!?
(えー

わいわいがやがや

「フ、フージャオピンもう少々お待ちください!」

「あのーすみません」

「あっはい!ただいま!」

「へいへいへいどうした幸平ちん!じわじわ追っつかなくなってきてるじゃん!?」

「さすがに3人で回すのはキツくなってきた…!」

「だがここでペースを落としたら…中華研に一気に差をつけられちまうぞ!」

おっとしかし、客の数があまりにも増えすぎた結果、美作の手を借りても足りないぐらいの処理量を
抱えるハメになってしまったソーマ達!ここは踏ん張りどころですね、せっかく久我先輩と勝負できる状況になったのに、
ここで置いて行かれてはすべてが水の泡です。どうにかしてここはペースを維持したいポイントですが…

わいわいがやがや

「どこか席空いてないかな」
「食べた器ってどこに捨てるんだ?」
「マーボーカレー麺2つくださーい!」
「フージャオピンまだ焼けてないの?」

「あ、あわわ…!少々お待ちください!」

「今のままじゃ田所の負担がでかすぎる…!」

がしかし、とうとう恵ちゃんの処理量が限界を超えてしまい、いよいよ店はパンク寸前に!
恵ちゃんの負担が高いのは接客と調理(フージャオピン)の両方を担当しているからでしょうね
ソーマと美作は調理(マーボーカレー麺)だけに専念しているので、恵ちゃんに負荷がかかるのも仕方のない話です
ともかくこのままでは店が機能しない状態…なんとか改善するアイデアが必要ですね。果たしてソーマはこれにどう対応するのか…

「うおっほん!苦戦しているようだな、見ていられないぞ!」

「タクミ!?」

「キミがどうしてもと言うのなら、オレが手を貸してやっても構わないが!?」

「ここのコンロ借りていい?麺茹ではボクがやるよ」

「フージャオピンはあたしが焼く!恵は接客に専念しな!」

って、ここでタクミにくみイサミ名前似てる三兄弟が援軍に登場!
しかし援軍と言っても…いきなり部外者のお前らに出てこられても困るんだけど!(えー
いやマジで。お前らソーマに「店の一員になってくれ」って頼まれてないだろ?単なる部外者ですよね?

そういう意味で、同じ援軍でも美作とタクミ達では大きく違うと思うんですよ
美作はソーマの店で一緒に働く仲間として、ソーマが事前にスカウトした店の一員なわけですが
タクミ達はそういうのとはまったく関係ないただの部外者なので、
ソーマの店と久我先輩の店で競い合うこの真剣勝負に、タクミ達が乱入する資格はないと思うんですよね

たとえばですよ、以前ワンピースでゾロとミホークが初めて戦った時に、ルフィはゾロが負けそうになっても手を出さずに見守って
「ちゃんとガマンしろ」と他の仲間のことも止めていたわけじゃないですか。

(C)尾田栄一郎/集英社

ここでルフィがなんで加勢しなかったかと言ったら、それはゾロとミホークの間で決着をつけるべき勝負であり、
そこに無関係な部外者が立ち入るのは勝負に水を差すことに他ならないからってことだと思うんですよ

そんな風に「勝負に水を差すような加勢」というのをモロにやってしまったのがタクミ達なわけで
ソーマの店の関係者だけで決着をつけるべきこの勝負に、まるで無関係にも関わらず次々にソーマに加勢を始めてしまったわけで
これってもう勝負に水を差しすぎてやばい状況だと思います。もしこれでソーマが勝ったとしても
「俺の店が久我先輩の店に勝ったぜ!」ってソーマは胸張って言えるんですかね?

俺は全然そんなこと言えないと思います。こんなんで自分の店が勝ったなんてまったく言えないと思う。勝ったどころかむしろ逆ですよ
「ソーマの店じゃ勝てない、このままじゃ負ける」って状況だから
タクミ達が乱入してきたわけで

タクミ達が入ってきた時点で、事実上ソーマの店の負けは決まったと言っていいと思います。
結局ソーマの店というのは、部外者に助けてもらわないと勝てない敗北者の店だったってことだと思うんだよな
白ひげ白ひげ敗北者!ゴミ山大将敗北者!(えー

「今からラストスパートだぜタクミ!ついてこれっかぁ!?」


「愚問だな!!」



(アルディーニ…こいつ…!俺がパーフェクトトレースでようやく届いたスピードに、
 いともたやすく…!)

「どうした美作昴?仕事が遅いぞ」

「うるせェ…!ここからだ!」

ああそして、ソーマ達の加勢に入ったタクミですが、美作がこれまで入念にソーマをコピーすることで届いたスピードに
タクミはなんの用意もなく簡単に追いついてしまうことに!いやいやちょっと!これって今のタクミは
もう美作を超えちゃってるってことですか!?タクミの美作超えイベントはもうこれで終了ですか!?

いやそんな…タクミの美作超えはもっと重要なイベントが必要だろ…
なにしろ美作に惨敗する話をあれだけ力入れてやったんだから、美作に追いつき追い越すという話も
同じくらい力入れてやるべきなんじゃないですか!?
こんなにあっさり美作を追い抜いてしまうんじゃ、あのタクミ敗北イベントは一体なんだったのか…

「やっとこさ…いい店になったじゃねーか…!」

(そうか…あいつは…幸平創真は…
 この店を4日かけて、今ようやく完成させたんだ!)

そんな中で久我先輩は、「幸平創真は今この店を完成させた」と言い出していますが
いやいやこの店ってソーマが完成させたんじゃねーから!!(えー
勝手に部外者が乱入してきて気がついたら出来上がってただけだから!ソーマが作り上げた店っていうのは結局、
ソーマ・恵ちゃん・美作の3人だけで客をさばけずにパンクしていた敗北者の店なんだよなぁ…(えー

《それでは中央エリアの売り上げ順位を発表します。
 第2位、中華料理研究会・久我飯店》

「ゆ ぎ ひ ら ぢ ん…」



《第1位、幸平創真の中華屋台!》

というわけで結局、タクミ達の加勢によって久我先輩を押し切り、ソーマ達が勝ったという結末を迎えたわけですが…
これについて俺が言えることがあるとすれば

一気にテンション下がっちゃった(えー

うーん…途中の「3人で回すのはキツくなってきた…!」あたりまでは、ここからどうやって勝つんだろうってドキドキしてたんですが
その後タクミ達がわらわらやってきたのを見て、一気にガッカリしてテンションが急降下してしまった感じですね
結局のところソーマの店には、人手が足りないから久我先輩に勝てないっていう致命的な弱点があって
その弱点をまったく克服できてなかったってことですよね。というかこの「人手が足りない」って弱点については
一番最初に久我先輩から言われてたのにソーマは何もしてないっていう
そんな展開になっちゃったのが大問題だと思うんだよなー



そう、なにしろソーマが久我先輩に挑んだ時、久我先輩は真っ先に仲間のハゲ軍団をソーマに紹介して
「俺の店にはこれだけの人員がいるけど、お前は人員集めしなくていいの?」って
ソーマにそのことを忠告してくれたわけですからね。今回の対決っていうのは、こういう人員の差をいかに覆すかっていうところが
最重要のポイントだったと思うんですが、それについては結局ソーマは何も対策してなくて
タクミ達が来てなかったら普通に人員が足りなくて負けてましたっていうのがなあ…

さすがに何やってんだって思ってしまいましたね、本当ならこの人員集めを真っ先にやらなきゃいけないのに
なんにも対策せずにほったらかしてたっていうのが…あと、それだけ店に致命的な弱点があって久我先輩に勝てないのに
今までソーマがずっとヘラヘラしてて「勝つのは俺だよ」みたいな顔してたのがなぁ…

そう、とにかくこの久我先輩との対決の最中、ソーマはずっとニヤニヤ笑ってて「余裕で勝てるし」みたいな態度だったから
きっとソーマには何か逆転の策があるんだろうと思っていたら
そんな策は何もなくて逆転できなかったよ…というのが今回の話なので
なんかもうほんとガッカリ感がやばいです。なぜこんな結末になってしまったのか

なんていうか、人手が足りないなら足りないで、こんなヘラヘラ笑ってるんじゃなくて
もっと必死に動き回るソーマの様子とか見せて欲しかったなー
数で負けてても必死に食らいついてやるみたいな、そういう気概にあふれた様子をさ

たとえばついこないだの四宮の店での様子がまさにそれだったと思います
自分の先を行く相手に追いつくために、必死の形相で汗だくになって動き回るっていうね
他には、合宿のスフレオムレツで失敗した時に、ライブクッキングで遅れを取り戻そうとしてた時もそうだったなー
どうにかして食らいついてやる、なんとかして追いついてやるっていう
真剣な気持ちがすごく出ていて、そういうソーマの姿が俺としては好きだったわけです
でも今回のソーマにはそういう必死さがまったく感じられなかったのが残念なポイントだったなー

あとはやっぱり、人手集めについて考えるシーンももっと増やして欲しかったですね
たとえばソーマも人を集めようと色々考えたけど、もうみんな学園祭で出す店が決まっててソーマを手伝えなかったとかさ
もっと人が欲しいのに集まらないジレンマとか、そういう描写があれば今回のような話でも全然印象が違ったと思います

なんていうかな…そういう描写をするってことを考えたら、俺としては今回のこの話って
丼研メンバーを使って欲しかったですね
なぜならタイミング的に、丼研メンバーってすごく今回の話に絡みやすい立ち位置にいるなと思ったからです



なにしろソーマが久我先輩のハゲ軍団を見せつけられたその直後、ソーマは丼研に出向いて
丼研が今ではすごく大所帯になっているということを知るシーンがあるからです
だから「人手不足解消のために、丼研の力を借りたい」ってソーマが考えるシーンが欲しかったなと思います

ただし丼研は丼研で自分たちの店を出さなければいけないので、ソーマを手伝うことはできないわけなんですよ
それは肉魅も明言していることで、それがまた美味しいポイントなんですよね
なぜならさっき俺の言ってた人員が欲しいけどメンバーが集められないジレンマっていうのを
この丼研を使えば簡単に描写できると思うからですよ



あとは部長である小西先輩も、ソーマと恵ちゃんに対して「お前らも俺たち丼研の仲間だ」っていう風に
以前ソーマに助けられた恩を忘れてないってところもポイントですよね
そう、今回美作がソーマに対する恩を返すために仲間に加わったように、
小西先輩もそれと同じように、恩返しのための行動を取らせることが可能ってことですよ

これを踏まえて、俺が「こうしたらよかったんじゃないか」と思う展開はどんなかっていうと…
まず久我先輩のハゲ軍団を見せつけられたソーマは、「俺も人員を集めないと勝負にならねーな」と丼研へ出向くわけです。
そして人員を貸し出して欲しいと頼もうとするものの、丼研は丼研で忙しそうにしているのを見て、
それを気遣って仲間になってくれとは言い出せずに帰ってくるわけです。

そして最終的にソーマが集められたメンバーは、ソーマ・恵ちゃん・美作の三人だけ。
本来ならここに丼研メンバーも加わっていて欲しかったというのがソーマの気持ちであり、
それこそがソーマの頭の中にある理想的な店だったわけですが、残念ながらそれは叶わなかったので
「ちょっと人数が足りないかもしれねーが、このメンバーでなんとかするしかねえ」と人数不足を覚悟で久我先輩に挑むわけです

そして久我先輩との対決の日、3人だけでどうにかこうにか食らいつくソーマ達ですが、
いよいよそれが限界になって人手不足の弱点があらわになってしまうわけです
「くそ…!さすがに3人だけじゃきつくなってきた…!」と汗だくになりながら状況の不利を悟るソーマ、
それでも必死に食らい付こうとする中、ついに「待たせちまったな幸平」と小西先輩率いる丼研が到着するわけです

小西先輩は、ソーマが丼研メンバーの援護を欲しがっていたことを察してくれており、
「今の丼研があるのも幸平のおかげだ。今度は俺達が幸平を助ける番だ」
ソーマの店に加わるためにやってきてくれたわけです。
そしてこの瞬間、ついにソーマの思い描いていたソーマ・恵ちゃん・美作・丼研メンバーという人員が勢揃いした理想の店となり、
「やっとこさ…いい店になったじゃねーか…!」という満足感とともに久我先輩を撃破するっていう

そんな感じですかね。なんか完全に恥ずかしい妄想コーナーみたいになっちゃってすいません(えー
ただやっぱり自分としてはこういう展開がよかったと思うんだよなー
丼研が助太刀するっていう点についても、それは丼研の自己犠牲っていうことじゃなくて、
今の丼研にはそれをやるだけの力があると思うんですよね

なぜなら丼研は、王道人気エリアで売り上げ第3位に入るくらいの強豪であり、これだけ売り上げを伸ばしているなら
ちょっとソーマの店を手伝ったところで、赤字に泣かされるような心配はまったくないからです
それにソーマの店で人手が足りない部分って、フージャオピンの調理と接客なわけですが
この2つも丼研なら問題なくこなせると思うわけです

なにしろフージャオピンの調理は、肉魅が完璧にこなせるってことが今回の話で証明済みだし
あと接客については、「食べた器ってどこに捨てるんだろう」とか「席どこか空いてないかな」とか
簡単な雑用ばかりなのでこれならさすがに小西先輩でもこなせるだろうと思うんですよね

てなわけで、考えれば考えるほど丼研を助っ人に使って欲しかったわけですが…
まあ実際はそうはならなかったので、なんとも残念なところです



あ、それと今回のジャンプには、絵日記をテーマにしたおまけページがあって、
そこではこんな風に海の家で働く秘書子たちの様子が描かれてましたね
これって単行本で見た覚えないんだけど、もしかして単行本未収録なんでしょうか?
秘書子の水着おっぱいが見られるのは少年ジャンプだけ!!(えー  次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


10月17日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第68話「切れた気持ち」



さて今回のMAJOR 2ndですが、扉絵はいきなりミチルのお色気イラストになってますね
いやはやこいつはたまりませんなー、それにしてもミチルってマジで体の発育いいよな
これでまだ小学生ですぜ!?年の割になんてエロエロボディだよ、高校生とか言われても違和感ないんだが…

「おっしゃあ2者連続ホームラーン!!4対1だーっ!!」

「…」

ともかく本編の方を見ていきますと、前回のラストでは光さんがまさかの2者連続ホームランを食らってしまって
点差が一気に開いてしまったんでしたっけね。東斗ボーイズを相手に3点を追いかけるというかなり厳しい展開…
そしてこの後も、まだまだバッターが続くわけですが…

「くっそおおおおっ!!」

ズバアアアン!!

「ボール!」

ズバアアアン!!

「ボール!」

ズバアアアン!!

「ボールフォア!」

ってああ、打ち崩された悔しさをあらわにして投げ続ける光さんですが、ムキになりすぎてコントロールが定まっておらず
ひたすらボール球を連発する結果に!これは頭を冷やさないと大分やばそうですね…
このまま傷口を広げてしまったら取り返しのつかないことになりそうです、どうにか立て直して欲しいところですが…

「タイム!光、ホームランのことは気にするな!相手は4番と5番だ、仕方ない!
 それよりもフォアボールが一番まずい、ここからは下位打線だし打たせていけ!」

「監督。もう卜部君でいいですよ」



な、なにーー!?なんじゃそれー!!タイムを取って光さんにアドバイスを送る田代でしたが、
その言葉を遮るように「もういいから卜部と交代させてくんない?」と語る光さん…
ちょっとちょっと、なんやねんそのスネたような態度は!自分の思い通りに行かないから早く交代させろってか!?
俺が今この光さんに言いたいことがあるとすれば

甘ったれたこと
言ってんじゃあねーぞッ!!
このクソガキがッ!!
もう1ペン同じことをぬかしやがったら
てめーをブン殴るッ!!
(えー
(C)荒木飛呂彦/集英社  

「…分かった。だが卜部は肩をまったく作っていない、すぐには無理だ。
 とりあえずこの回だけはしのいでくれ」

「はい…」

うーむ、しかし田代はそんな光さんの申し出を受けることにしたようで、交代の方向で考え始めたようですが…
ただ、卜部はまだ交代の準備が全然できていないので、今すぐ交代ってわけにはいかないようです。
ここはひとまず光さんが投げ続けるようで、投げながらなんとか立ち直ってくれればいいんですが…

「(ガバッ)」

「な、なに!?ランナーがいるんだぞ!?」

「走れ小峠ーっ!!」

ダダダダダダ

「ああ…ランナー忘れてた。ごめんごめん」



っておいいいいいいい!!何やっとんじゃあああああ!!
うわあああ、ランナーがいるのにも関わらず思いっきりガバッと振りかぶった光さんは、
スキだらけの投球フォームでボールを投げてしまい、まんまとランナーの盗塁を許してしまうことに!
なんやねんこの無気力プレーは!しっかりしてくださいよ!まさかわざとやってないだろーな!?
「ああごめんごめん」ってなんだか真剣味が感じられませんが…こんな調子で光さんは大丈夫なのか…

カキイイイン!

「くっ…!」

パン!!



っておお、そんな光さんの失態をカバーするかのように、ファインプレーで相手の打球を阻むアンディ!
光さんが打たれた打球はかなり鋭く飛んできましたが、それをアンディが見事に防いでくれました。持つべきものは仲間ですな
この打球はゴロなので、ここは一塁で刺したいところです。あとは光さんが一塁ベースカバーに入ってくれれば…

「(ぼーっ)」

「…!?一塁カバーは!?」

「あ、ごめん」

ってなんじゃそりゃあああああああ!!おいいいいい!!
光さんは何してんねん!?今は光さんが一塁に入らなければいけなかったものを、
まったくその動きをしていなかったために、一塁がガラ空きでアウトが取れないというまさかの事態に!

おいおいおいおいさすがにそれは酷いだろ!アンディがあれだけ気を吐いて光さんを助けてくれたのに
そんな仲間の必死のプレーを自分の怠慢で台無しにしてしまうなんて!ごめんとか言う前に真面目にやれよ!
これが光さん1人だけでやってる個人競技だったら、手を抜こうが無気力になろうが光さんの勝手ですが
そうじゃなくて団体競技で精一杯やってる仲間のことを踏みにじるような、そんなプレーだけは許されないだろ!



ちなみにそんな光さんの様子はというと…完全にレイプ目になっとるー!?(ガビーン)
えええええちょっと、あの2者連続ホームランでもう完全に立ち直れないほどの精神的レイプを受けてしまったというんですか!?
ショックなのは分かるけど、まさかここまで崩れてしまうなんて…鋼のようなメンタルを持っていた光さんはどこへ行ってしまったんだ



以前の光さんは大吾にこんな風にも言ってたしなぁ。常に励ます側の人間だったのに、なんでこうなってしまったのか
2者連続ホームランくらいで心折れてんじゃないよ!
そんな豆腐メンタルじゃ大吾とバッテリー組めないよ!?光さん!!
(えー

(頼む光!ここは踏ん張ってくれ…!3点差ならまだ望みはあるんだ!)

「…(スッ)」

「ボーク!!」

「え!?」

「もうけもうけ!これで5対1だーっ!!」

だあああああああああ!!だめだこれ!光さんもうだめだこれー!!
なんとツーアウト一・三塁の状況から痛恨のボークをしてしまう光さん!
これによってランナーが進んでしまい、またしても追加点が入る結果に…
この回、光さん1人だけで試合をメチャクチャにしてしまっていますね…

「ごめん、なんか慌てちゃって」

「がっかりしたよ…」

「えっ」

「ホームラン打たれたのは仕方ない、そのショックでセットポジションを忘れたのも分かる。
 
でもその後のミスはミスじゃない!
 光はただ試合をあきらめただけだ!」



「自分のボールが通用しなかったから、光はどうでもよくなったんだ!
 でなきゃこんなに集中力を欠いたプレーが続くはずがない!
 僕はそんな負け方は嫌だ!僕はまだ勝つつもりでいるから!」

って、そんな光さんに対してついに厳しい言葉で喝を入れる大吾!そりゃそうですよね
張本勲ならサンデーモーニングで喝してる場面ですよ。喝だこれぇ!!(えー
ともかく大吾から諦めない気持ちを注入されて、光さんがようやく立ち直るというそんな流れでしょうか?

それにしてもメンタル的には、本当に初期の頃と2人の立場が逆転してしまったなー
例えるなら初期の頃の2人って、大吾は才能も0点で根性も0点、光さんは才能も100点で根性も100点という
そんなキャラだったと思うんですよ。ただ、光さんの物凄い根性を見ながら大吾も刺激を受けて、
0点だった根性が70点になり80点になり…という風に成長を遂げて現在に至ると思うんですね

しかし、そんな風に大吾のメンタルが成長する一方で、100点だった光さんの根性は
しだいにどんどん退化してしまって、30点になり20点になり…という具合にどんどん弱くなっていってる気がするんですよ
大吾のメンタルが強くなった分だけ光さんは弱くなってる的な。
ちょっとその辺どうにかならないのかなって気がしますよねー



以前の光さんはこんな風にも言ってたんだよなあ、失敗して恥をかくのは悪いことじゃない、
それを恐れてチャレンジ精神を失うのが一番ダメなことみたいにさ…今回の光さんはまさに
失敗した結果チャレンジ精神を失って、やる気のないプレーばかりしていたわけなので
ほんと以前の自分の発言を思い出して欲しいですよ。なんでここまでメンタルが弱いキャラになってしまったのか…

正直なところ、話が進むごとに光さんというキャラが分からなくなってきたというのが俺の気持ちです。
メンタルが強いのか弱いのか、なぜ以前はあんなにも強気で、今はこんなにも弱気なのか
どこの部分が本当の光さんなのかさっぱり分からないんだよな…最初はすごい魅力的なキャラだっただけに
今はなんとも残念な気持ちです。次回に続く

(C)満田拓也/小学館


10月16日

・ゴーカイジャー愛、すてきです。ゴーバスターくらいから見始めたので、残念ながらゴーカイジャーは見てなかったんですが、
 見たくなってきました。レンタルしてこようかなぁ・・・レビュー、楽しみにしてます♪ヽ(´▽`)/ by ねこにん

おおどうも、ゴーカイジャーを見てなかった人が俺のレビューで興味持ってくれたら嬉しいですね
今ちょうどゴーカイジャーはhuluだとかamazonプライムビデオだとか、色んな動画配信サイトで見放題サービスをやってるみたいだから
そういうサイトに縁があったらぜひとも見ることをオススメしたいですね。

ちなみに俺は最近、スマホに東映特撮ファンクラブっていうアプリをインストールして
このアプリでゴーカイジャーを見まくってました。このアプリ、月額960円という料金はかかりますが、
ゴーカイジャーをはじめとしたあらゆる戦隊の動画が見放題なんですよね。戦隊の他にも仮面ライダーとか宇宙刑事のシリーズが
ひととおり全部揃ってるんで、特撮オタにはかなり嬉しいアプリです。最新作のジュウオウジャーとかエグゼイドも見れるしなー

ちなみに俺がジュウオウジャー感想で書いた、「最近マベちゃんがインタビュー受けてた」っていうのも
この東映特撮ファンクラブの中で読むことのできる記事のことですね
てなわけで、なかなかいいアプリだなと個人的には思っているわけですが…

ただ、それだけ配信サイトやらアプリやらでゴーカイジャーが視聴できる中、あえて俺が一番のオススメしたいのは
DVDで見ることですね。結局これが一番いいと思うわけですよ。なんでかって言ったら
DVDには映像特典としてゴーカイトークがついてるからですね
他の見放題サービスにはこれがないんで、やっぱこの差はでかいよなーと個人的に思うわけです



ゴーカイジャーはただ本編を見るだけでも十分面白いですが、ゴーカイトークで役者のぶっちゃけ話を聞きながら見ると
さらにその面白さが倍増するんで、レンタルでいいからDVDで見ることをオススメしたいですね
たとえば、俺が何回か話題に出した杉田智和がゲスト出演した回なんかも印象的だったなー
この回のゴーカイトークを見てみると、杉田智和に会えた嬉しさでふにゃふにゃになっている市道真央の姿とかが見れるわけですよ

「この回に出てきたキアイドーはね、声優さんがね」

「そう、杉田さん…♪」

「ねぇ」

「ね〜♪」

「嬉しかったんじゃない?」

「嬉しかったぁ…♪もうね、アフレコの時ずっとニヤニヤしちゃって、
 ずっと聞きながら「あぁ〜杉田さんだぁ〜♪」って思って」

てな感じで、それはもうふにゃふにゃのこんにゃくみたいになってましたから
やっぱり憧れの杉田智和に会えたのはメチャクチャ嬉しかったみたいですね。
サインにはちんこ書かれたけどそんなちんこ事件も吹っ飛ぶくらいに嬉しかったようです(えー

ちなみにこの杉田智和が登場した回っていうのはジェットマンのレジェンド回でして、そういう意味でもファンからの評価が高くて
神回だと言われている話ですねー。ほんとゴーカイジャーは1話1話が濃密で、どの話にも語りたいことがいくつもあるのが特徴的だよな
この回はジェットマンの最終回で死んだブラックコンドル・結城凱に絡めたエピソードになっていて、
結城凱のことを好きな人ほどこの回の評価も高いっていう印象がありますね
最終回で暴漢に刺されて死んだ戦隊ヒーローということで、詳しく知らない人でも噂を聞いたことぐらいはあるんじゃないでしょうか



アニメ感想:テイルズオブゼスティリア ザ クロス 第11話「戦争」

って言ってるそばから刺されとるー!!うわーアリーシャ―!!
なんやこの展開!前回あれだけ凛々しい姿を見せてロゼを仲間に引き入れたアリーシャでしたが、今回はというと
戦争を止めようと奔走した結果暴漢にブッスリ刺されて致命傷を負うというまさかの展開に!

どういうことですかこれは!?結城凱のレジェンド回ですか!?(えー
なんにしてもこの深々と刺された致命傷はやばいやろ!こんなん普通に考えて死ぬしかないやんけ!
まさかスタッフは、アリーシャを仲間外れにして離脱させるというゲームの展開を避けた代わりに
アリーシャを殺して離脱させるというさらに無慈悲な展開を考えているのでは!?(えー

なにしろ次回はアニメ版ゼスティリア最終回ですからね…アリーシャの死によって第一部・完という締め方になるのも
ありうる話ですよ。こうなってくるとラストの内容まで俺にはもうすべて読めてしまったな…(えー
そう、最終話のラストシーンでは、スレイとロゼの結婚式が行われることになり、
暴漢に刺されて致命傷を負ったアリーシャは、その傷を隠してフラフラと結婚式に駆けつけるわけですよ。そして

「アリーシャ!来てくれたんだな、ありがとう!」

「あ、ああ…」

「…?どうした?顔色が悪いが…」

「フフ…なあに…例によって二日酔いさ…」

「そうか…?」

「あぁ…青空が目にしみやがる…綺麗な空だ…」

「ああ、俺たちが守ってきた青空だ…」

「スレイー!アリーシャー!みんなで写真撮ろう、早く来いよ〜!」

「わかった、今行くよ!」

「行ってこいよ…ありがとう、スレイ…」

「あれ、アリーシャは?」

「なんだか疲れてるみたいだな…少しそっとしておいてやろう」

「………」

という風に、最後はアリーシャがタバコで一服しようとしたところで力尽きて死ぬという内容でですね…
そしてエンディングテーマはもちろん、影山ヒロノブのこころはタマゴが流れて締めというわけですよ
こころはタマゴ!ちいさなタマゴ!(えー
あーこれはもう完全にラストの展開読めちゃったわー、俺には完全に読めちゃったわー
この衝撃のラストの後日談については、海賊戦隊ゴーカイジャーの第28話に続くってわけなんだよなー
あの杉田智和が出てくる回のなー(えー
これですべてが繋がったというわけですよ…すべてがな…次回に続く!

(C)BNEI/TOZ-X


10月15日

ついこの間から始まった仮面ライダーの新シリーズ、仮面ライダーエグゼイドが結構面白いですね
現在は2話目の放送が終わったわけですが、正直言って1話目の時点ではなんかつまんねぇなって思ってました(えー
でもそれが2話になってから一気に化けたというかね…化けた理由としてはあれなんですよ、2号ライダーが登場したから。

そう、ライダー作品のお約束として、主役となるライダーの他にライバル役の2号ライダーが登場するわけですが
この2号ライダーがめっちゃ面白い奴なので、それを気に入って一気に引き込まれてしまいました
それでは実際に、そんな2号ライダーくんの初登場シーンを見て行きたいわけなんですが



デデーン。これがその2号くんの初登場シーンです。いやあ何が凄いって
まず名前がまったく読めません(えー  「鏡 飛彩」ってなんやねんこれ!?どういう名前してんねん!?
調べてみた結果、「かがみ ひいろ」と読むみたいですが…飛彩と書いてひいろと読むってすげーセンスだな
一応聞いておきたいんですけどペンネームじゃないですよね?(えー  それ君の本名なんですよね?

まあともかくですよ、この飛彩も仮面ライダーの一員ということで、当然ながら変身して敵と戦うことになるわけです。
そんなわけで今度は、飛彩の変身シーンを見て行きたいわけなんですが



「それでは始めるぞ。ゲーマドライバー」

「(スッ)」

という具合に、自分は棒立ちのまま看護師に変身ベルト(ゲーマドライバー)を装着させるという
なんとも珍妙な光景になっております(えー
いやね、この仮面ライダーエグゼイドでは、敵と戦うことはすなわち患者のオペをすることっていう設定があるので
このベルト装着シーンも、医者がオペをする時の様子を再現してるんだと思うんですが

しかしこのベルトをつけてもらう光景はなんというか、自分でベルトをつけられないお子様
「ママー変身ベルトつけてー」ってママにお願いしてる様子に見えてしまうので
飛彩とかいうカッコつけた名前の割に、ママから卒業できてないお子様って感じがして
なんとも珍妙なギャップを感じてしまうわけですよ

まあともかく、変身シーンがいくらお子様風とはいっても、変身した後はさすがにカッコいいヒーローの姿になってくれるでしょう
というわけで変身完了した飛彩の姿を見て行きますと



ドッギャーン!!

なんとあれだけカッコつけた飛彩も、変身してみれば三頭身のゆるキャラに早変わり!(えー
そう、今作の仮面ライダーは、変身直後は「レベル1」というゆるキャラのような着ぐるみ状態になってしまうわけで
飛彩も例外ではなくこうなってしまうわけです。あのキザな飛彩がこんな姿に…とギャップに笑ってしまうわけですが
でも本人はノリノリで「フッ…俺に斬れないものはない!!」
カッコよくキメる気満々というのがほんと面白いですよねー

ともかく「斬れないものはない」と豪語するくらい剣には相当な自信があるらしい飛彩。
なら今回の戦闘シーンでは、その自慢の剣の切れ味を存分に見せてくれることでしょう。というわけで早速飛彩の戦闘シーンを見ていくと

ボッキイイイイイ!!

「あっ」



折れてんじゃねーか!!おいいいいいいいいい!!
飛彩お前ってやつは!あれだけ斬れないものはないとか言っておいて
さっそくポッキリ折れてるなまくらソードはなんやねんこれ!もはや存在自体がギャグだろお前!

さてそんなわけで、剣も折れてしまったことだし今日のところはこの辺にしておいてやるぜ
スタコラサッサと戦闘を切り上げてきた飛彩。何も成果は挙げられなかったわけですが、
帰ってきた飛彩が最初にやったことは何かというと



「いや今日もよく働いたわー」とケーキをモリモリ食うことでした。何してんねんお前!
帰ってきていきなりケーキ食うって、頑張った自分へのご褒美ってことかよ!(えー
そんな飛彩には主人公の英夢もお前ふざけんなと一言物申しますが

「なんでケーキなんて食べてんですか!?」

「これは疲労回復のための糖分補給だ」

って、なんと糖分補給のために食べてるだけだと言ってはばからない飛彩。嘘つけコノヤロー!
どう見てもおやつのケーキが食べたくて食ってるだけだろ!(えー
まったくしょうがない奴だな…と思ったその時、今度は院長が「差し入れにアップルパイをもらった」と持ってきてしまいました
バ、バカ!このおやつ大好きな飛彩の前にそんなものを持ってきてしまったら!

「待て!!」

「えっ」

「俺に切れないものはない。メス!!」

というわけで、このおやつを食べたいあまりにアップルパイ相手にオペを始めてしまうのでした
いやもう本当に面白い奴ですよねこの飛彩は。今回のこの話で一気に気に入ってしまいました
間違いなくこの番組で一番の注目キャラだと思います

あと飛彩以外にも、この第2話には気に入ったポイントがあったんですよねー
それっていうのはレベル1の存在意義について。
さっきも言ったように、今作のライダーは変身するとまずレベル1というゆるキャラ状態になるわけなんですが、
そんなレベル1になるのにもちゃんと意味があることが、この話で明かされたのが良かったと思います

というのも、今作の敵はレベル1で倒せる奴とレベル2で倒せる奴がいて、
レベル1と2を使い分けしながら戦うのが必要だってことなんですね
レベル2の方が強いんだから常にレベル2で戦ってりゃいいじゃんという考えは
通用しないってことで、ちゃんとレベル1にも役割があるのはいいことだなって思います

↓レベル1の状態

↓レベル2の状態

ちなみに、こういう役割を用意してなくて失敗しちゃった例というのが仮面ライダーカブトでして
仮面ライダーカブトでは、まず変身するとマスクドフォームという鈍重な形態になって、
そこからキャストオフすることでライダーフォームという身軽な形態になるわけなんですが
ライダーフォームの方が圧倒的に強いので、
マスクドフォームになる意味が全然なかったわけで

そのせいでマスクドフォームが使われることは全然なかったわけです。
「は?マスクドフォームとかゴミでしょ?ライダーフォームになった方がつえーし」って考えを覆せるような設定がなかったので、
マスクドフォームはさっぱり使われず、常にライダーフォームの方だけで戦う内容になってしまったんですよね

そんなカブトでの反省点を踏まえてか、エグゼイドではレベル1とレベル2の形態にそれぞれ別の役割があって
両方の形態を使い分けながら戦うって設定にしたのはナイスだと思いますね。
あとそんな設定の上手さっていう以外に、単純にレベル1の姿っていうのが愛嬌があって可愛いんですよね



特にそれを思ったのがこのシーン。この場面では、人質を無視して飛彩が戦闘を開始しようとした結果、
英夢が「やめろっ!人質がいるんだぞ!」とそれを止めるわけですが
飛彩は「情が移って執刀が鈍るようではドクター失格だ」と意にも介さず戦おうとするわけです
そんな非情な一言に「そんなっ…!」と英夢がショックを受けるという、シリアスな会話になっているわけですが
外見がゆるキャラなので見てて笑ってしまうという、そんな面白おかしいシーンになってます

特に「そんなっ…!」ってショックを受ける英夢のシーンが、個人的にめちゃめちゃお気に入りなんですよ
いかにもガビーンって感じで可愛すぎるだろこれ
この可愛くて面白おかしい絵ヅラっていうのは、今までのライダーにはなかったゆるキャラ路線だと思うので
今後も上手く使ってくれれば、ライダーの新境地を開拓した面白さになるかもしれないと思ってますねー



あと個人的に好きなのは、レベル2になった英夢が必殺技を使う時に
必殺技のカセットに向かって息を吹きかける仕草があるってことですねー
そう、ファミコンとかスーファミでおなじみのカセットフーフーですよ。そういうゲームで育った世代にはたまらんものがあるよなー

ただ、はんぺらさんの雑記に書いてあったんですけど、この動作はスーツアクターの人のアドリブで
それを見た若いスタッフは、ファミコンのことを知らなかったのか
「なんでフーフーなんてやってんだろう…」って意味が通じなかったとか…い、いやちょっとマジで!?
今の若いもんはカセットフーフーを知らんのか!?なんてこったこれだからゆとりは!(えー

いやほんとビックリですね…ゲームが進化した結果、カセットフーフーを知らない世代も出てきてしまったのか…
そういえば劇中でも、英夢はフーフーするのに飛彩はフーフーしてなかったから
もしかすると飛彩はゆとりだからフーフーを知らないのかもしれませんね(えー


10月13日

ビッグガンガン感想:ハイスコアガール第43話

(なんだかな〜…なんか調子が狂っちゃうな…
 矢口くん最近めっきり姿を見せなくなって…ストZERO2も出たのに…)



(どうしてこうからまわりしちゃうんだろ…)

さて前回、溝の口のゲーセンでハルオ叩きに加担してしまった結果、ハルオを溝の口から追い出す形になってしまった日高さん。
あれ以来ハルオはまったく溝の口に寄りつかなくなってしまったようで、日高さんはこうして寂しい思いをしていたようです
まあこれに関して俺が言えることがあるとすれば、日高さんの自業自得じゃねーか!!(えー

ハルオが溝の口にいられないようにトドメ刺したのあんたですよ!
前回ハルオ叩きをしていたあのゴミどもに加担なんてするからこんなことに…
あの仕打ちにはハルオも「日高も含めて許せねぇ」って言ってるわけだし、これは取り返しのつかないことをやってしまった感が…

にしてもアレですね、ストゼロ2が出た時期ってなると、いよいよこの辺が
ウメヌキの活躍してる時期ってことになりますね
なにしろ現在連載中のウメハラ漫画でも、一番最初の場面が何かっていうと
ヌキがストゼロ2で無双してるところから始まりますからね

ヌキはストゼロ2の全国大会も制した男なので、なんらかの形でハイスコアガールにも出てきて欲しいですねー
大貫晋也って名前がダメなら小貫晋也とかでもいいから。(えー
あ、そうそうヌキといえば、つい昨日配信していたDaigo the BeasTVがマジ神回だったので
ウメヌキに興味ある人は絶対見て欲しいですねー

簡単に言うと、最近のヌキには足りないものがあると、ウメハラが先週の放送でさんざん指摘したわけですが
わずか1週間でその足りないものを一気に埋めて急成長してきたヌキという、劇的な進化が分かる内容になっております
そして試合では、これまでヌキのことを「大貫さんってさ〜昔は上手かっただけの人でしょ?」とめっちゃナメていたボンちゃんに
見事に一泡吹かせるという内容になってるんですよね

ヌキはつい先日のSEAM2016という大会でもボンちゃんに負けてしまって、「あいつに勝つことが俺の目標」と言っていたり
ウメハラも「昔の大貫は強くて俺のライバルだったって言っても、ボンは信じてくれない」と言っていたぐらいの
ドラマがある対決だったので、このヌキ大復活劇は物凄い盛り上がりでしたねー

まあそんな対決も良かったんですが、なによりウメハラとヌキの会話が面白すぎなんだよなぁ
前回のウメハラ先生によるヌキ教育編なんかもそうでしたけど、
もう2人の会話が面白くて、それだけでこの動画は見る価値あるなって感じですね。やっぱりウメヌキなんだよなぁ



話がそれてしまいましたが、その頃ハルオはどうしているかというとご覧の通り。今ではすっかり渋谷に入りびたっている身で
ファッションも渋谷仲間の影響をメチャメチャ受けるようになってしまったようです
まあ、外見的にはえらい変わってますが、中身については特に変化はないようですが…

「なあハルオ、日高たち溝の口勢にいじめられて悔しいのは分かる…
 だからって渋谷に入り浸ることないじゃないか。今日だってお前のことが心配で来たんだぞ」

「いやいやそんなに渋谷を怖がる必要はないぞ。みんないい人ばかりで…」

「オラァ!!」

バキィ!!

「いだぁ!?」

「いたわねこんにゃろが!!」

「お、大野の姉ちゃん!?」

「私も聞いたのよ、アンタが渋谷で不良化してるって話!」

《最近ハルオが渋谷ボーイになっちゃって…あのまま不良にでもなったらと不安だわ…》

「高校2年生を目前にグレちゃうわけか!
 アンタに不良になる度胸があるとは思わなかったわ!」

「不良化してないしてない!」

って、そんな風に渋谷に染まっていくハルオについて、宮尾、ハルオの母ちゃん、が立て続けにコメントしてますが
「渋谷に入り浸るなんて心配」「不良にでもなったら不安」「渋谷でグレちゃうわけか」という風に
渋谷=不良の町ってイメージをみんなえらく持ってないですか!?

いやいやちょっと、渋谷ってそこまで不良のたまり場みたいなイメージありますかね?
最近だと渋谷って、不良の町っていうより若者の町って言われてて、なんかこう華やかなイメージありますけど。
まあ渋谷にたむろしてる奴らといえば、たとえばサッカー日本代表の試合とかあるたびに
「うぇーいwwwうぇーいwww」って騒ぎたいだけのアホが多いっていう気はしますが(えー

あと不良のたまり場ってイメージで言うなら、渋谷よりもむしろ
ゲーセンの方がそういうイメージないか!?この時代のゲーセンってそういう場所だったやろ!?
なにしろ単行本5巻でじいやが「あそこは不良の巣窟でございます」とか断言してたくらいだし。
そんなゲーセンにもう長いこと入りびたっているハルオが、今さら不良の心配をされるってなんかモヤモヤしないっすか!?

「とにかく地元に帰るわよ!この悪の街の呪縛から解放させたるわ!」

ともかく真からしたら、この渋谷という町は邪悪な空気で満ちている場所に見えているようで、
一刻も早くハルオを渋谷の呪縛から解き放とうと、強引にグイグイとハルオを引っ張って歩き出してしまいます
そんなわけで、有無を言わさず真に連行されてしまうハルオでしたが…

「果てしない闇の向こうにoh oh手を伸ばそう!!」



ってアレー!?なんでいきなりカラオケに!?すぐに渋谷から帰るはずが
気がついたら渋谷のカラオケでTomorrow never knowsを熱唱していた真!なんでこうなっとんねん!
どうやら「ハルオをこの町の呪縛から開放する」と息巻いていたのが、渋谷にいるうちにむしろ自分のほうが
その呪縛にとらわれてしまったようです。ミイラ取りがミイラになってんじゃねーか!

「んじゃ次はロビンソンで暴れっぞぉ!!」

(マ、マズイ…このまま大野の姉ちゃんが変な方向に行ったら俺のせいになる…
 そうなったら萌美先生に危険人物とみなされ、大野と顔を合わせられなくなっちまう…
 早くお姉さんを連れて地元に帰らないと…)

もはや完全に渋谷を満喫する気になってしまった真ですが、それを見ているハルオは気が気じゃありませんでした
なぜならこの真もまた、厳格な大野家のご令嬢なわけですから、それを渋谷の色に染めてパーなコギャルにでもしてしまったら
確実に業田先生がブチ切れることになるからです
せっかくこの間業田先生と和解したばかりなのに、そうなったらすべてが水の泡、また大野さんと会うことも許されなくなるでしょう
なので真の遊びっぷりを見ているうちに、むしろハルオの方が「早く地元に帰りたい…」と思い始めることに…



さらに今度は色っぽい服に着替えて、アムラーになろうとか言い出したりと、やりたい放題の真。
アムラーとか懐かしすぎる単語だな…もし本当に真がアムラーになったりしたら
髪を染めたり肌をガングロにしたりするだろうから、そうなったらハルオはもう切腹モノだな…(えー

しかし2人で一緒に渋谷の町を歩くこの様子は、なんだかデートみたいな雰囲気ありますね。
以前から真はハルオの家を毎日のように訪れたり、色んな場所に連れ回したりしてるので
なんだかんだでハルオと一番よく会ってるヒロインがこの真ですよね

これは真ルートに突入くるか?お?一番よく会ってるヒロインとの恋愛フラグがどんどん進行していくというのは
ギャルゲーのお約束ですよ!!(えー
こないだときメモやったのもその伏線だったんやな…真ルート突入なんやな…
まあ俺はこの漫画のヒロインで真が一番好きなので、もし本当に真ルートに入るならむしろ嬉しいくらいですけどね。次回に続く!

(C)押切蓮介/スクウェアエニックス


10月12日

アニメ感想:DRIFTERS(ドリフターズ) 第1話「FIGHT SONG」

・DRIFTERSのアニメ一話の出来が良すぎる!豊久の訛りがいかにも方言っぽく感じるし
 オルテ語も原作者が適当に作った言葉をアニメスタッフが頑張って作った感とか、こうゆう心配りっていいと思います。
 オルテ語は副音声で聞かないので。次回予告のヒラコー節全開だったのには笑いました。
 まだ漂流者も廃棄物も出揃っていないので楽しみが尽きないです。 by ティーム

すっかり新アニメが始まる時期ということで、先日始まったばかりのドリフターズについてベタ誉めしたコメントが来てますね
ドリフターズは俺としても今期で一番注目してるアニメでして、実際に見てみた感想としても
たしかなまんぞくといったところでしょうか

アニメ版ドリフターズを見てみてビックリしたのは、なんといってもまず第1話冒頭の
関ヶ原の合戦シーンがかなり増量されてたことですね
この合戦シーン、原作ではいきなり豊久が”島津の退き口”のために身を犠牲にして命を散らすシーンで始まるんですが、
アニメではその前に、関ヶ原をあちこち駆けめぐっては並み居る敵をぶった斬るという無双シーンが描かれてましたね

この追加シーンは正直良かったと思います。なんでかというと、豊久はこの後異世界に迷い込んで
そこでの戦闘でメッチャ強い姿を見せまくるわけなんですが、俺が原作をはじめて読んだ時に
「えっこの豊久ってこんな強いキャラなの」って正直ちょっと困惑したんですよね

なにしろ原作の豊久は、第1話のしょっぱなからいきなり敵に向かって特攻して瀕死になってしまうので
もともとどのくらいの強さなのかよく分からなかったというか、普通の人間よりちょっと強いぐらいなのかなと思ってたわけですが
でも異世界での暴れっぷりは「ちょっと強い」程度じゃなくてバケモノじみた圧倒的強さなので
それを初めて見た時には正直びっくらこいたというか…なにしろ瀕死の傷もロクに治ってないような状態であの暴れっぷりですからね

そういう意味で、アニメ版の豊久には、異世界に行く前に関ヶ原で無双しまくるシーンが追加されていて良かったと思います。
もともとこれぐらいメチャクチャ強い奴なんだってことを知っておいた方が、俺みたいに困惑せずに済むと思うので…
そう、豊久は異常な強さを持つ戦闘民族・薩摩隼人ですからね(えー  それを最初に知っておいた方がいいですね

それと豊久の声を担当するのは中村悠一でしたね。俺のイメージと合っていたかというと、今のところはちょっと…といったところでしょうか
というのも、豊久は九州の方言で話すキャラなので、その方言の言い方がまだちょっとぎこちないかなという感じがしました
中村悠一いわく、「方言指導を受けながら収録をしています」とのことで、指導を受けながら頑張ってる感じは伝わってくるんですが…
ただ、完全に自分のものにできてるかというと、まだもうひとつって印象があったので
話数を重ねていくうちにもっと慣れてくれればいいなと思ってます

それと与一なんですが、こちらの声優は斎賀みつきでめちゃくちゃイメージにぴったりという印象でした
与一はご覧の通り、女みたいな顔をした美少年なので、斎賀みつきの中性的な声はまさにハマリ役って感じです
豊久みたいな方言もないしね。方言ないって最高やな!源氏バンザイ!(えー

あとアニメの与一を見てていいなーと思ったのは、原作より胸板が厚くなってることでしょうか
原作の与一って胸がまっ平らで、まったく胸に線が入ってないんですが、
アニメの与一は胸に線が入ってて、胸板が結構しっかりしてるように描かれてますよね
これがイイんですよ。なんでかっていうと胸の谷間があるように見えるからですよ!!(えー

いやいいっすねー、女のように可愛いキャラに胸の谷間があるっていうのは、それだけでなんだか色気を感じてしまいます。
男っていう意味でも、俺は筋肉のないヒョロヒョロしたキャラが好きじゃないので、ちゃんと筋肉あるんだなって思える方が断然いいです
つまり男でも女でもおっぱいのある方が好きなんだよ!!(えー

それと最後に信長なんですが、こいつの声を聞いた印象はどうだったかと言いますと

やはり…
うちはマダラ
か…!?
(えー

(C)岸本斉史/集英社

 

そう、担当声優がうちはマダラと同じ内田直哉で、声の出し方もそっくりなので
もうとにかくうちはマダラを思い出して笑ってしまうといった感じですね
マダラはNARUTOの中でも屈指のネタキャラだったせいで、もう声を聞くだけで爆笑してしまいます
信長もギャグシーンが多いキャラなので、笑えるのはいいことなんじゃないかなと。声のイメージも素晴らしいです

あと信長といえば、息子の信忠の最期を豊久から聞かされるシーンがいいですね
ギャグみたいにドタバタやってる中でピタッと真面目になって、「信忠は…せがれはどうなった」と質問するわけですが
「…死んだ。光秀に二条を攻められ、お前さんが死んだと思うて、城を枕に最期まで戦って死んだ」
息子が壮絶に散ったことを豊久の口から聞かされるわけです。それを聞いた信長の反応は
「ふ…はっははは、バカ息子じゃ!」と大口開けて笑い出すわけなんですが、その後にぽつりと
「バカたれが…バカたれ…さっさと逃げれば良かろうに…」って口惜しそうにつぶやくんですよね



この時の信長の表情がほんと素晴らしいんですわ
息子を失った悲しみをヒシヒシと噛み締める様子がね…この場面は原作よりもさらに雰囲気出てて、思わず見入ってしまったなー
第六天魔王と呼ばれた男にも、熱く震えるような人情があることを感じられる名シーンです。
信長はこの漫画の中でも指折りで好きなキャラなんだよなー

ちなみに他の好きなキャラはというとスキピオ&ハンニバルですね。
この2人は次回あたり出てきますかね?タイミング的にはそろそろ
「パクリじゃあーッ!!パクリじゃあ!!なんでここにパクリ野郎があーッ!!」
のシーンが流れてもいい頃なんですが、それが見られるのは次回ってことになりそうですかね
あとスキピオの「こいつはなあ!お前らなんぞ何百万人いても勝てないんだよ!」のシーンも
早く見たいですねー。あれは3話ぐらいになりそうかな?あの場面はドリフターズ史上一番カッコいいシーンなので
ぜひとも期待したいです。次回に続く!

(C)平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会


10月11日

アニメ感想:食戟のソーマ弍ノ皿 第12話「魔術師再び」

さて今回のアニメ版ソーマですが、いよいよソーマが四宮の店にやってきてスタジエール四宮編の話がスタートしましたね。
大まかな内容は原作通りといった感じですが、ところどころに今回もちゃんとアニメならではのアレンジが加えられていました
特に四宮のセリフに結構細かい修正が入ってるなーと思いましたね

そう例えば、店の予算が少なくて内装業者が雇えなかったというシーン。
原作では「残り予算を考えると、これ以上はDIYだ」と言っていましたが、
アニメでは「残り予算を考えて、出来るところは自分たちでやる」となってましたね。

俺はこれってなかなかいい修正だなと思います。というのも、原作で初めて「これ以上はDIYだ」ってセリフを読んだ時に
俺はDIYの意味がさっぱり分かんなかったんですよね
で、調べてみて初めてDo It Yourselfの略で、「自分たちでやる」という意味だと知ったので、
アニメのセリフはその手間がなくて分かりやすくていいなと思います

あとはその他に、原作の四宮は「幸平、レシピは頭に入ってるな」「思えば、お前のレシピを味わうのは初めてだな」という風に
「レシピ」という言葉を何度か使っていたんですが、アニメではそれが全部
「ルセット」という言葉に置き換わってましたね

四宮はレシピとは言わずにルセットと言う…これは確かにその通りで、合宿の時から四宮はそんな風に
ルセットルセットと何度も言っていましたからね。細かいアレンジではありますが、
「より四宮らしいセリフにしよう」というアニメスタッフのこだわりが感じられるようで、なるほどと思った場面でしたねー

さあそして、そんなアレンジの中でもさらに驚くべきものが今回あったんですよ!
驚くべきアレンジがね!特に俺のような読者にとっては超重要と言ってもいい仰天モノのアレンジでした
そんなアレンジっていうのがどんな内容だったかというと…

遠月リゾートの美女2人が四宮の店で働いとったんじゃああああああああ!!!
うおおおおおお遠月リゾートの美女2人が!地獄の合宿の時に出てきた美女2人があああああああああ!!!
ここでまさかの再登場って!おいおいおい!原作ではこんなとこで出番まったくなかったし、こんなん予想もしませんでしたがな!

↓地獄の合宿に出てきた時の2人↓

いやはやこの2人が再登場したのには本気でビックリしましたね…特に俺はこの茶髪のお姉さんの方が大のお気に入りで
ソーマの第1回人気投票の時にはこの茶髪のお姉さんにガチで投票したからな!!
それぐらい俺にとっては特別に好きなキャラなので、アニメスタッフがわざわざそれを出してくれたのには感謝しかないですねー

しかしなぜこの2人が四宮の店で働いてるんでしょうね?転職でもしたんでしょうか?と思いましたが、
そうは言っても2人一緒に遠月リゾートを辞めて、2人一緒に四宮の店に雇われたとは考えづらいし…
それによくよく考えてみたら、遠月リゾートに勤めてるってことは
この2人の上司って堂島さんなわけだから…(堂島さんは遠月リゾートの取締役なので)

てことはもしかしてこの2人、遠月リゾートを辞めたわけじゃなくて
堂島さんの指示で四宮の店に出張してきたとかそういうことなんでしょうか?
そう思う理由としては、そもそも今回のスタジエールは堂島さんが四宮に
「すまんが遠月のためにスタジエールをやってくれんか」と頼み込んだわけですが、四宮としては
「ああ!?こっちは忙しくてそれどころじゃねーんだよ!」まったく乗り気じゃなかったわけですよね

そんな四宮を口説き落とすために、「ならウチの従業員を派遣して店を手伝おうじゃないか」
見返りとして四宮の店を手伝うことを約束したんじゃないでしょうか?もし仮にそうだとしたら、
これは四宮からしたら、喉から手が出るほどありがたい話だと思うんですよ

なぜありがたい話かというと、四宮の店は
めっちゃ人手が少ないうえに、これ以上人を雇う予算がまったくないからです
予算については、冒頭であれだけ「予算がなくて内装業者にも依頼できなかった」と言っていたぐらい、ガチで金欠すぎる状態で
もうこれ以上まったく人を雇えないぐらいに予算不足だと思うんですよね。そんな風に人を増やせない状態なわけですが、
とはいえ人手の不足っぷりも相当なもんで、なにしろソーマがフル回転で店を手伝っても全然手が足りないぐらいですからね
本当にわずかな人数だけで店をやってるわけで。つまり四宮の店には、予算も人手もまるで足りない悩みがあると思うんですよ

そんな悩みを一挙に解消してくれる申し出が、「遠月リゾートの従業員を派遣して店を手伝おう」というものなわけです
なにしろ遠月リゾートの従業員ってことは給料を遠月リゾートからもらってるわけだから
四宮が金を払うような必要がなく、四宮としてはタダで人手を増やしてもらえるわけですからね

てなわけで、あの2人が四宮の店で働いていた理由はそんなところじゃないかなと思いました。
まあその辺はまったく具体的な言及がされてないので
完全に俺が想像だけで語ってる状態ですけどね…そのへんの設定が明かされたら面白そうなんだけどなー

ともかく、俺のお気に入りである茶髪のお姉さんの出番を増やしてくれたという意味で、とてもありがたいアレンジだったわけですが
これとはまた別のアレンジで、俺のお気に入りキャラの出番が減っちゃってるというものがあったんですよね。それが何かっていうと

デデーン。これですよ。スタジエールの審査に来ていたロリエロ審査員の人!!(えー
このロリエロ審査員、原作では結構出番があって、不合格の生徒に対して審査内容をあれこれ語っていたわけですが、
アニメではなんと「不合格ね!」のわずか一言だけで出番が終わってしまうというカットぶり…

うおおおおおお!!なぜだあああああ!!個人的にめっちゃ好きなキャラなのに、こうも出番が減ってしまうとはああああああ!!
俺としては結構ショックだったわけですが…でもこれって、逆に考えてみたら出番が減らされたというより
出番ゼロになりそうだったのをワンカットだけでも出させてもらえた
のではないかと思うようにもなったんですよね

どういうことかと言いますと、そもそもこのロリエロ審査員が出てくるのは
原作だと今回の話じゃなくて次回の話なんですよ。でもそんな次回の話っていうのは
アニメだとちょうど最終回なわけで。そんな最終回は話をまとめるのに相当キツキツな内容になるだろうし
そんな中でこのロリエロ審査員を出している余裕はまったくないと思うんですよね

だから本来、このロリエロ審査員はアニメでは出番が全部カットされるはずだったキャラ
だと思うんですが、それを不憫に思ったアニメスタッフが、せめてワンシーンだけでも出させてやろうと
わざわざ今回に出番をずらして出してくれたんじゃないかとね…そういう風にも考えられると思うんですよ

まあ完全に俺が想像で言ってるだけなんですけど。ただ、「出番をこんなに減らしやがってクソッタレー!!」と怒り狂うより、
「ワンシーンだけでも出番を用意してくれたんやな…ありがたや…」と感謝した方が、
精神衛生的にもいいと思うんでね。俺も大人になったんや…(えー

あ、それと今回のアレンジシーンでは、こんな風にアリスや葉山のスタジエールの様子も描かれてましたね
このへんは原作では描写がなかったので、アニメで初めて見たシーンになりますねー
アリスがいるのはどこかのラーメン屋ですかね?やたらガタイのいい男連中にゾロゾロと囲まれてますが
うーむしかし、年頃の女の子を囲んで屈強な男たちがウジャウジャと…さすがにこの絵ヅラはやばくないか?
今にも輪姦が始まりそうやんけとかそんな風に思いませんか?(えー

やべーよアリス!先輩たちからしたら、こんなむさ苦しい男だらけの職場で欲求不満がつのっていたところに
ちょうど食べごろの美少女がやってきたもんだからそりゃ犯しますわ!先輩がた総出で犯しますわー!
昏睡レイプ!野獣と化した先輩とかそんな感じになりそうですね(えー

それと葉山なんですけど、この様子からしてどっかの給食センターに行かされてるみたいですね。
いやいや給食センターって!そんなとこ行って何か得るものあるのか!?(えー
さすがにしょぼすぎないっすか!?仮にも葉山って秋の選抜優勝者やで!?そんな輝かしい経歴を持つ男を
どっかの給食センターに送り込むとかどうなっとるんや遠月学園は…(えー

葉山的にはソーマと差がありすぎて泣けてきますねこれ。
なにしろソーマは元第一席が経営する超一流のフランス料理店に行っているわけですが
葉山はというとどっかの給食センターですからね。こんなん悲しすぎるやろ!



そして最後に今回のスーパー死体タイムなんですが、今日の死体は四宮でしたね。
ただまあ、死体とは言っても最初は「トーナメントで負けたキャラのお葬式」と言われていたのが、
最終的には「ただ単に出番の多いキャラが寝てるシーン」って感じにおさまりそうですね。
まったく人騒がせな死体シーンだぜ…(えー  次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会弍


10月5日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第67話「直球勝負!」



さて前回、緩急をつけた投球でうまくワタルを追い詰めたものの、「ルール違反の球投げてんじゃねーよ」
ワタルからの抗議を受けてしまった光さん。前回の感想では色々とこれに関する考察のコメントが来てましたよね
フォームの問題だとか、投球の組み立ての問題だとか、握りの問題だとか、回転数の問題だとか…
いよいよ今回はそれに関する答えが明かされそうです。果たして光さんの投球は何がいけなかったのか?

「えっ、チェンジアップ?僕はただ、ボールに緩急をつけるにはどうしたらいいかと思って…
 こうやって指をかけずに抜いて投げれば、球が遅くなることがわかったから…」



ゲゲェー!?めっちゃ握り変えて投げとるー!!
なんてこった、スローボール投げる時はこんな握りで投げとったんかい!これは見るからにダメっぽい感じですね…
どうも光さんは自己流でスローボールの練習をしているうちに、「こうやって握り変えれば楽じゃん」と気がついたようですが…
皮肉にもその発見がアダとなってしまったというわけか…

多分ストレートの握りのままでスローボールを投げられるなら、ルール違反にはならないんだと思います
小森のチームのノッポ野郎は多分そのパターンだったんじゃないかな?でも光さんはそれができなくて、
握りを変えることで投げ分けをしているわけだから、それがダメだと言われてるっていう…
というわけで正解は、握りの問題だったってことみたいですね。見事に推理が的中した人がいるなあ、おめでとうございます

そんな正解した人のコメントをよくよく見返してみたら、少年野球の監督さんがブログでそう言っていたそうで、
さすが本職の人の目は確かだったんだなあって感じがしますね

「佐藤君、その握りで投げるボールについては、変化球とみなさざるを得ない。
 気の毒だが、今後はそのボールで投げないように。
 再びそれを投げたと認められた場合は、退場処分となるよ」

ともかく、この握りで投げるのはルール違反だと審判にも警告されてしまう光さんでしたが…
それにしてもこの審判、「気の毒だが…」とか光さんを気遣うような言い方してて、なんだかやけに優しい印象がありますね
野球の審判っていうと、「俺がルールブックだ」みたいにもっと高圧的なイメージがあるんですが…(えー
少年野球の審判は、子供相手なだけあって結構優しかったりするんだろうか



(ん〜、切り札が使えなくなっちゃったか…
 こうなったら、プレートとは逆の方向にコントロールするしかない!)

バシイイイッ!

「ボール!」

バシイイイッ!

「ボール!」

(くそ…!やっぱり手だけでコースを狙っても、ストライクが入らない…!)

ああそして、スローボールを投げられなくなった光さんは、どうにかストレートだけで勝負できるようにと
今までやっていなかった手先でのコントロールでコースを突こうとしますが…
しかし思うように制球が定まらず、ひたすらボール球を投げ続けることになってしまいます。

うーむ、もともと手先でのコントロールができないから、プレートの立ち位置を変えたりして補ってたわけだしな…
いよいよ光さんが考えてきた策も出し尽くし、ワタルを相手に使える作戦がなくなってしまった感じです

(なら力でねじ伏せるしか…!)

カッキイイイイン!!

「…!!」



ああああああ特大ホームランいったー!!
なんてこと!コントロールが効かないなら球威で押そうと考えた光さんですが、
そのボールをやすやすとスタンドに放り込んでしまったワタル!やはりコースの甘いストレートはワタルには通用しないのか…
ともかくこのホームランで2点入り、点差は1−3。ドルフィンズにはかなり痛い失点となってしまいました

「やった入ったーっ!!ナイス渉!!」

「や…やられた…」



そしてホームランを打ったワタルのこのドヤ顔である
お前なんやねん!「いや〜100メートルくらい飛ばしちゃったわ〜、こりゃあいつらも意気消沈だわ〜」って
ニヤニヤしながら帰ってきやがって!めっちゃ小者っぽい反応やんけ!(えー

いやあなにしろ、ついさっきまで光さんのスローボールを打てずに苦しんでいたのを
「ちょっと審判!あいつ変化球みたいな球投げてますよぉ!いけないんだー!」って投げられないようにしてからの
ホームランでしたからね。この流れでドヤ顔されると小者にしか見えねーよ!

せめてドヤ顔じゃなくて、無表情で「悪いな、これも少年野球のルールだ」とか言いながら帰ってくるとかなら分かるんだが。
ワタルは好きなキャラだけに、この小者っぽい反応はちょっと残念だったなー

(ううむ…眉村は抑えられなかったか…切り替えていけよ)

ともかくワタルから手痛い一発を浴びてしまった光さんですが、まだまだ後続のバッター相手に投げなければなりません
ただ、ワタルとミチル以外のバッターには今まで全然打たれていないので、
ここは気を取り直して投げれば十分に切り抜けられるはず…

カッキイイイイン!!

「え…」



ええええええええ今度の打者もホームラン!?
2連続っておいおいおいまさかのアベックホームランかよ!光さん炎上しちゃってるじゃねーか!
なんてこった、ワタルの一発を浴びたことで調子が狂ってしまったのか…
ともかくこれでまた東斗ボーイズに1点入って、点差は1−4…さすがにやばすぎる雰囲気になってきました
光さんはもう限界なのか、あとはもう卜部に交代するしかないのか…?次回に続く!

(C)満田拓也/小学館


10月4日

アニメ感想:テイルズオブゼスティリア ザ クロス 第10話「アリーシャ・ディフダ」

さて前回、ついにマーリンド編を終えることになったアニメ版ゼスティリア。
マーリンド編が終わったということはつまり…そう、いよいよゲーム版でプレイヤーを地獄の底へと突き落とした
アリーシャ離脱編が始まるということです。ああなんてこった!ついに…ついに来てしまうのかこの時が!

「なんだか体の調子が悪いわー、
 つらいわーマジでつらいわー、
 なんだか目も
 見えなくなってきたわー」
「どうしたんだスレイ、
 体がどこか悪いのか?
 ゆっくり休んでいこうか?」
「かわいそうなスレイさん。
 あの体の異変は全部
 アリーシャとかいう
 足手まといがパーティに
 居座ってるせいなんですわ」
「え…」
「マジしんどいわー、
 つらすぎるわー、
 足手まといの誰かさんが
 いるせいだわー」
「わ…私はパーティを抜ける!
 私が一緒にいたら
 スレイ達を巻き込んでしまう…
 みんなとはまだ一緒に
 旅をしたい、だが…」
「仲間を抜けてくれるんだね!
 アリーシャ今までありがとう!」
(アリーシャがパーティから
 抜けました)

ってこの展開がついにアニメで流れる時が!(えー
ああひどい、ひどいなあ…今思い出しても、この時のスレイ達の態度はあまりにも薄情すぎると思います
普通だったら「アリーシャを追い出すなんて俺は絶対したくない。きっと別の方法があるはずだ」とか考えるだろと思うんですが
スレイ達はそんなことを1ミリも考えずに「早くアリーシャを追い出そうぜ!」としか思ってないのが
もう本当にひどい奴らだなっていうね…そして、そんな風にアリーシャを追い出したかと思うと、
すぐさまロゼを勧誘して「ロゼこそが真の仲間だ」とか言い出すわけですからね

このへんをプレイしてた時のことを思い出すと頭痛がしてくるぜ…
ともかくですよ、いよいよゲーム版ゼスティリアのまともだった部分はもう終了したということです
ここから先は、アリーシャをひたすらにいじめ抜き、真の仲間ロゼをマンセーし続けるという
歪みきったシナリオがスタートしていくことに…

ってアレー!?ところがここでアニメ版ではオリジナル展開に突入!
アリーシャ離脱イベントなんてものは起こらず、まったく別の展開が始まっております。ゲーム版とはここで分岐するってことか
ちなみに新展開の状況としては、アリーシャを暗殺するためにロゼが大勢の手下を率いて襲ってきた展開となっていますね

おいおいアリーシャ暗殺って!ロゼてめえって奴は、分岐したこの展開でもそんな暴挙を働くつもりか!
ともかくアリーシャの周囲を大勢の暗殺者で取り囲んだロゼは、手はじめに暗殺者の1人をアリーシャにけしかけて
殺そうとしてしまいます。うわーアリーシャ―!

バキバキドガアッ!!



「試すような真似はよせ」

ってなにー!?そんな暗殺者をいとも簡単に片付けるアリーシャ!なにこれめっちゃ強いやん!?
アリーシャってこんなに強い子だったんか!?しかも敵に囲まれながら一切動揺していない堂々とした佇まい、
こんな凛とした様子のアリーシャはゲームだとまったく見たことがないぜ!(えー

いやー、アニメ版のアリーシャがめちゃめちゃカッコいいキャラになってますね
でもアリーシャはもともと騎士だから、これぐらい勇ましい描写があってもいいのかもしれないな

「すごいすごい、顔色一つ変えやしない。どうやら普通のお姫様とは違うようだね」

「普通のお姫様でいられたらよかったのだがな」

「あくまでも民に専守防衛とやらを強いるつもりなわけ?
 あんたの理想のために、民をむざむざ死なせるわけにはいかない!」

おっとそして、アリーシャの強さを目の当たりにしたロゼは、いよいよ自分がナイフを抜いてアリーシャに襲いかかることに!
あ、あかん!ロゼとだけは戦ったらあかん!ロゼに歯向かうものはすべてゲーム製作者の手で握り潰される運命なんや!
ロゼ様にだけは絶対に誰もかなわないのがゼスティリアの世界なんや!(えー

いやマジで。この場面、ロゼはアリーシャの「専守防衛」という考えが気に入らなくて襲いかかっているようですが、
そんな風にロゼ様のお気に召さなかった以上、アリーシャの考えは
ロゼに完全論破されること間違いなしやで!(えー

ロゼが「気に入らない」という考えは言い負かされる運命なんですよ!それがゼスティリアという世界の法則であり
運命は必ずロゼに味方するように出来ているんや…そういうゲームなんや…だからこの場面の結末は、アリーシャがロゼに完全敗北し
「私が間違っていたんだ、ロゼ様の言うことが正しかったんだ」
ロゼを崇拝しロゼ教に目覚めるしか選択肢はないでしょう。(えー  それがゼスティリアというゲームなんや…

「あんたの専守防衛のせいで最初に殺された人は、
 戦争が終わっても生き返らないんだよ!
 それが新たな憎しみを生む元凶となることは否定できない!」

「ならば…お前の言う最初の1人に私がなろう!!」

「なに!?」

って、お互いに斬り合いながら専守防衛について思うことをぶつけ合う2人ですが、
なんとロゼのことを気持ちで押し始めたアリーシャ!えええ!?これは一体!?
ちなみになんで専守防衛のことで話してるのかというと、これは要するに自国と敵国の戦争について話してるわけですね

「専守防衛なんて言ってたら、敵国が必ず先制攻撃できるようなもの。そうなったら自国の誰かが必ず死ぬ」というのが
ロゼの言葉ですが、それに対するアリーシャの言葉が
「なら私が先頭に立って、誰よりも先に攻撃される役になろう」というものなわけで。
こう言われてはロゼも何も言い返すことができず、「えっマジで?」と呆然とした様子になってしまいます

「…その言葉に…偽りを感じない…」

「当然だ」

そしてアリーシャが完全論破する展開キター!!えええええー!?
なんとアリーシャの覚悟の前にさすがのロゼも返す言葉がなく、
「それなら私が反対する理由なくなっちゃうわ…」とアリーシャの前に屈することに!
マジで!?ロゼの意見が他の誰かに論破されるだって!?そんな展開は
ゲームの中で1度も見たことがないぜ!(えー

なにしろロゼ様は常に正しい、ロゼ様が間違うことはないっていうのがゲームの中での大前提なので
ロゼの意見を覆すことなんてことは誰にもできないんですよね。むしろロゼの意見に感銘を受けて
「そこまで考えてるなんてロゼは凄いな…」「さすがロゼさんですわ…」
ひたすらにロゼを持ち上げて尊敬することしかしないっていう。だからこのアニメの展開には本当に驚きました

ともかくアリーシャの覚悟を目にしたことで、ロゼが今ここでアリーシャを殺す理由はなくなってしまったわけで。
こうなると「マジすかー、なんかすいませんでした」とロゼは退散するしかないわけですが…



「待て。お前は一国の姫である私にこれだけの事をしたのだ、
 覚悟は出来ているだろうな」

「フン…捕まえて縛り首にでもするつもりかい?」

「私の行動を見届けに、戦場へ同行しろと言っているのだ」

「!?」

なんですとー!?なんとここでロゼを自分の仲間に勧誘するアリーシャ!
てっきり処刑されると思っていたロゼは、意外な申し出にまたまた目を丸くしております
なるほど…アリーシャは今さっき「私が誰よりも先頭に立って国民を守る」と宣言したばかりなので、
言葉だけでなくちゃんと実行するところまで見届けろとロゼに言っているわけですな

「その仮面ではさぞ見にくかろう」

バッキイイイイン!!

「…はは…まいったね。まさかこれほど肝が据わっているとは思わなかった」

「もし私が死んでも、民衆に憎悪が受け継がれぬよう…
 復讐は絶対的に禁じると、そう皆に伝えて欲しい」

「承知した、アリーシャ・ディフダ…もしあなたが死ぬことになっても、
 その信念は私が守り抜くことを誓おう」

そして最後にはロゼの仮面も叩き割り、「あんたの信念に惚れちまったよ」という形でロゼを仲間に引き入れるアリーシャ!
まさかのアリーシャ&ロゼのコンビ結成ですか!
いやいやまさかこんな展開が待っているとは思いませんでした、さっきも言ったようにゲームでは本来
「足手まといのアリーシャを早く追い出そうぜ」とアリーシャを離脱させ、
「真の仲間のロゼを早く連れて行こうぜ」とロゼを加入させるっていう
そんな展開だったんですよ!?それをここまで大胆に改変してくるとは実に驚きました

でもこの改変をやってくれて本当に良かったと思います。
アリーシャを足手まといのように追い出すなんて絶対に許せないことだし、
それにアリーシャは騎士なんだからこれぐらい強くて凛々しい部分があってもいいと思う。
今回のアリーシャはFFタクティクスのアグリアスだと思えば違和感ないですね(えー

それにこの展開で救われたのはアリーシャだけじゃなくてロゼもそうだと思うんですよ。何しろゲーム版のロゼというのは、
すべてにおいてロゼ様は正しい、ロゼ様は絶対に間違わないという
異様な持ち上げられ方をする教祖様みたいな扱いで、それだけ絶対的に正しいと誉められながらも
人殺しだのなんだのやってる奴だから物凄く歪みを感じるわけですよ。

実際にそのせいで、「ロゼみたいなサイコパスが持ち上げられるのはおかしい」って多くのプレイヤー達から
叩かれるハメになったわけで。そう考えるとやっぱり、あそこまでロゼを持ち上げるべきじゃなかったし、
ロゼだって人間なんだから時には間違いだってするし、他人の意見に心を動かされたりもするっていう
アニメのような人間性があってもいいと思うんですよ

そういう人間らしい部分があるのがアニメ版のロゼであり、それがまったくないのがゲーム版のロゼだったわけで。
そんな人間らしさって言えば、アニメのロゼは今回「国民たちを守りたい」って気持ちで動いていたのも大きかったですね
アリーシャを襲ったのもそういう考えがあってのことだし、アリーシャに国民を守り抜く覚悟があるのを見て味方になるっていうのも
ロゼの根底に「国民を守りたい」って気持ちがあるからそうしてるわけで、
そういう他人への思いやりとか、人間らしい感情を十分に感じられる内容だったと思います。

それに対してゲーム版のロゼというのは本当にこう
どうにも人間らしくない気味の悪さがあったというか…
まるで人間じゃない別の何か、神様か教祖様みたいな扱いでしたからね。とにかく理解とか共感のしづらい性格だったんですよ
そのせいでサイコパスだのなんだの言われまくる結果になったわけで…

ともかくこれで、いよいよゲーム版とは違う大きなアレンジがアニメ版には加えられるようになったってことですよね
ここからのアリーシャの扱いは、ゲームには存在しない完全オリジナルシナリオになると思いますが、
アニメスタッフにはぜひとも頑張って欲しいところです。大変だろうけど、ゲームより確実にいいものになってると思うんで…次回に続く!


(C)BNEI/TOZ-X



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