11月13日

アニメ感想:DRIFTERS(ドリフターズ) 第4話「アクティブハート」

さて今回のドリフターズは、オルミーヌが初登場する話だったわけですが
なんだか原作に比べてオルミーヌえらく可愛いなと思ったのは俺だけでしょうか
正直言って原作でオルミーヌが可愛いって思ったことは今までなかったんですが
アニメで見ると「おー可愛いじゃん、可愛い可愛い」って思いながら何枚も画像をキャプってしまいました

そう思うのは原作に比べて線が細くなってるからかな?その結果すごく綺麗になったというか透き通るような印象があるというか
可愛らしいヒロインになったって感じがしますね。ほうびに乳を揉んでやろうぞ(えー
ただ今回、オルミーヌ関係の作画はすごい綺麗だったんですけど、他の場面でちょっと「おい作画大丈夫か?」って
不安になる箇所があったというか…特にそう思ったのが菅野の「喧嘩上等だコラァ!!」のシーンですかね



この菅野マジで顔イッちゃってないですか!?(えー
やべえよこの男!完全に危険人物だよ!このヤバイ顔で迫られたら速攻で逃げ出しますわ
作画で言えばソーマなんかも4話、5話と進んでいくうちに、だんだん微妙な箇所が増えていくなーと気になっていたので
やはりこの辺の話数が作画的に一番の踏ん張りどころって感じがしますね。

どのアニメも1話や2話は作画がメッチャ綺麗なだけに、それに比べてしまうとどうしても話数を重ねていくと
作画の質が落ちてきたなーと感じてしまうので、いかにそこでの落差を少なくして作画厨をガッカリさせないかというのが
作画厨の一員である俺的にも重要なポイントだと思います。(えー  次回に続く!

(C)平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会



ジャンプ感想:ワールドトリガー 第120話「アフトクラトルE」



「うわ、おっそ!これはさすがに実戦じゃムリだわ」

「当たればでかいんだけどね」

さて今回のワートリですが、前回に引き続き千佳ちゃんの弱点克服のために
鉛弾を絡めた組み合わせで、何か実用的なトリガーがないかというのを試している内容となっております
鉛弾がらみのトリガーというと、前回すでにライトニング(弾速に優れた銃)と組み合わせるのが効果的だと判明したわけですが
それだけでは飽き足らずに他にも色々試しているようですね。これについて俺がどう思うかというと
すごく良いことをやっているように思いますね

なにも正解はひとつとは限らないんだし、他にも思いつく限りのことを試すというのは大事なことだと思います
たとえばウメハラなんかも、技の性能を試すっていうことについてはとことん徹底的にやるらしいんですよ
ウメハラと仲の良いボンちゃんという格ゲーマーがいるんですが、そのボンちゃん曰く
「普通の人が試さないようなことまでとことん試すのがウメハラ」なんだそうで
こういった試行錯誤を丹念に続けることによって、普通の人が思いもしないような技の実用性に気づいたりするらしいんですね
つまり千佳ちゃんにもそんな感じの勝ち続ける意志力が芽生え始めたんやな…(えー

「なんだかんだでやっぱり、ライトニングが一番実用的っぽいね」

「そうだね」

「でもさ、アステロイドとかも結構使えそうだったじゃん?」



さらにその後、アステロイドだったらどうだろう、ハウンドだったらどうだろうと次々に意見を出し合って
実戦で使えそうなトリガーを話し合っていく一同。いや良いですねー、お互いに意見交換しつつ立ち回りの質を高めていくというのは。
格ゲーの攻略を進めるってこういうことなんですわ(えー

またウメハラの話になっちゃいますが、つい最近ウメハラもこういうことやってたんですよね
最近のウメハラの課題としてガイルにまったく勝てないというのがありまして、
リュウで5回ガイルと戦って5回とも負けるほどギタギタに負けまくり、「うわーダメだ、超キツイじゃんこれ!」
さすがのウメハラも大きな課題の出現に頭を抱えてしまったわけですが

しかしその後ウメハラは、他のリュウ使いのクロダ、ときどを招集して、
リュウでガイルに勝つためにはどうしたらいいかということを3人で熱心に話し合ったんですね
まず最初に、「なぜそもそもリュウはガイル戦が辛いのか」という原因分析から始まり、
その原因を踏まえた上で、リュウの長所を活かした戦い方をするにはどうしたらいいかと考え、
「ここでVリバーサルを使ったらどうだろう」とか「スパコンで圧をかけるのはどうだろう」と3人で意見を出し合いながら
ガイル戦の攻略を進めていったわけです



その結果、さっき5連敗したガイル使いにもきっちり勝って借りを返したわけで
自身の抱えていた「ガイル攻略」という課題を、こうして仲間と話し合うことで進めていったわけですよね

千佳ちゃんもそれと同じことをやっていると思うわけです。前回ユズルがまず最初にやったことは
「なぜ雨取さんは人を撃てないのか」という原因分析から始めることだったし
そんな原因を踏まえた上で、千佳ちゃんの長所を活かした戦い方をするにはどうしたらいいかと考え、
「鉛球とライトニングを組み合わせたらどうだろう」とか「アステロイドならどうだろう」って3人で意見を出し合いながら
千佳ちゃんの抱える課題をクリアしていったわけですよね。こういう問題解決の仕方って素晴らしいよなあ

こういった問題解決の進め方っていうのは、実生活でも色んな事に活かせることだと思います。格ゲー万歳。リュウ万歳
とりあえずリュウのテーマが聞きたくなったので今猛烈にこれかけてます(えー

 
 

そんな一方で、ユーマやレイジさん達の言うことには納得がいかないと前回書いたわけですが、
俺がそう思うのはやっぱり、千佳ちゃんの抱えている問題に対して原因分析をしておらず
「一歩前進したからいいじゃん」とか「少しずつ慣らすしかない」って結論を出してしまって、結局のところ
しばらくすれば時間が解決してくれるみたいな考え方をしてるからですかね

さすがにそれは、問題解決のアプローチの仕方としてまずいんじゃないのと思うわけです
ある意味、問題の保留というか先送りに近いような気がして…あれですよ、夏休みの宿題でたとえるなら、
熱心に宿題やろうとしなくても、夏休みは長いんだからきっとそのうち終わるよっていうような
考え方に近いと思います。どうにも確実性に不安があるというか、その進め方で本当に宿題がちゃんと終わるのか疑わしいというか…

 
 

それとオサムの考え方なんですが、オサムは「問題を解決する方法」はそもそも考えていなくて
解決せずに一時しのぎする方法を考えているように思います
さっきの宿題の例で言うとあれですよ、オサムはそもそも宿題を片付けることは考えていなくて
宿題をせずに先生から逃げる方法を考えているっていうか…(えー

「そうか…ぼくが宿題をやってないことがバレたか…
 ぼくからの提出がないとわかれば、担任の先生はガンガンぼくを追求してくる…
 今まで以上に先生から逃げるようにしないと…」

みたいな感じですね。いやそっちを熱心に考えるのっておかしくない!?みたいな
まずは宿題を片付けることを考えたらどうなんだろう…って思うわけですよ、俺が今までの感想でもオサムに対して
「なんで千佳ちゃんの弱点をほったらかしにしておくんだ」ってしつこく言ってたのはそういうことですね

「(にこにこ)」

「どしたのチカ子、ニヤニヤして」

「えっ、こういうの楽しいなって思って…
 出穂ちゃんとユズルくんは同い年だし、みんなでわいわい考えるの楽しい」




「まったくなに言ってんの、メガネ先輩やおちび先輩だって手伝ってくれるっしょ」

「うん、それはそうだと思うけど……2人がやることの邪魔したくないから……」

って、ここで千佳ちゃんから予想だにしない重大発言が!ちょ、ちょっとそれマジで言ってんすか!?
「みんなでわいわい考えるの楽しい」と言う一方で玉狛にはそれがないようなことを言っていたり
千佳ちゃんが仲間で相談したいことがあっても気を使ってしまって玉狛では相談できないと言っていたり…

それってつまり、玉狛はチームとして機能不全を起こしてるってことじゃないですか!
なにげにめっちゃヤバイこと言っとる!みんなで一緒に相談できないとか、気を使ってしまって話しかけられないとか、
そんなギクシャクした関係だったんかい!いやいやこれはちょっと…想像以上にでかい問題というか…

言われてみれば玉狛って、メンバー同士が一緒にいるのって試合の時ぐらいで
それ以外はいつも別行動してばっかりっていうか
「おれは今日◯◯するから」「ぼくは××するから」って感じに、個人個人でいつも別々に動いてますよね



つまり玉狛はそんな風に、メンバーごとの繋がりが薄い個のチームだってことでしょうか
いやなんていうか、君らちょっと自分のやることばっかり優先しすぎじゃない!?ちゃんと仲間のこと見てますか!?
まさかとは思うけど、自分1人の責任だけ果たしていればそれでいいとか思ってないだろうな…?

この2人が本当にそう思ってるかはともかく、会社の中にそういう人って実際にいるからなんとも不安ですね…
そういうタイプの人って、同じ職場の仲間がどんなに困ってたとしても
そいつの問題はそいつ自身が解決しろよ、俺には関係ないからって
仲間の問題を解決しようとせずに、ひたすら自分のことばっかりやろうとするんですよね

正直、千佳ちゃんの問題を放置してたところを見ると、この2人にもその可能性はある気がしますね…
なんていうか、仲間が問題を抱えてるってことは、それはチーム全体から見ても大きな問題なんだから
本当にチームのことを考えるのであれば、率先して相談に乗ってあげたり解決のために動いたりするべきだと思います

千佳ちゃんにしても、自分の弱点は自分1人だけの問題と思っちゃってますよね、「相談すると2人の邪魔になっちゃう」って言ってるし
これはね、邪魔なんかじゃないんですよ。全然まったく邪魔なんかじゃないんですよ。千佳ちゃんの弱点を解決するっていうことは
チーム全体のプラスになることなんだから。チームを強くしようと思うんだったら
むしろどんどんチームみんなで相談すべきことだと思いますよ

いやほんとに、これは個人でやってるんじゃなくて君らはチームなんだから…
チーム全体でものを考えなきゃって気がするよね…そんな風に、個人じゃなくてチーム中心の思考をするっていうのは
MAJOR 2ndのアンディが上手いんだけどね…(えー
いやマジで、アンディは常に自分1人のことよりチーム全体のことを考えて動いてるので、
そういうアンディの考え方が玉狛にも伝わればどんなにいいか…

まてよ、玉狛は確か4人目のメンバーを今探してる状態でしたよね?
そしてそんな4人目のメンバーは、すごく玉狛に適任な奴だと迅さんが言ってましたよね?
ということはつまり…アンディこそ玉狛の4人目だったってことでは!?(えー

マジかよアンディ…お前マジかよー!お前が4人目だったのかよー!いやでもアンディが来てくれるなら千人力ですよね
このアンディこそ今の玉狛に足りないものを完璧に持っている男ですからね
教えてやってくださいよアンディ先生!あいつらチームってものがわかってないんで!いっちょ教えてやってくださいよー!次回に続く!

(C)葦原大介/集英社
(C)満田拓也/小学館


11月11日

・見てください!次のバトスピのイベントや通販で販売される新しいプレイシートハンカチが!
 まゐ様とダンさんの日常風景ですよ!(しかもブレイドラ付き)さらにイベント限定パックではダンさんカードですよ!
 人気シリーズアンケートの結果星座編が選ばれ、リバイバルされるのでまたアニメで共演があるんじゃないかと
 巷では噂されてますし、これは目が離せないです! by ブレイヴファン

ブレイヴの神商品発売きたああああああああああああ!!
すごいのきたあああああああああ!!なんと新たに発売の決まったプレイシートハンカチとやらが
新規イラストでのダンまゐラブラブ仕様となっており、ダンまゐファンなら大歓喜間違いなしという驚きの展開に!

うおおおおおおおありがとうございますありがとうござます、このプレイシートハンカチは
100枚買っても足りないかもしれない(えー
しかもさらに、今度発売のパックに入っている「お正月だよ!バトルスピリッツ」というカードでは、
2人揃って正月の格好をしているダンまゐイラストを使用!うおおおこのイラストってあれだろ
ブレイヴの放送時に、正月のわずかな間だけ公式サイトで公開されてたやつじゃないですか!
でも期間が短かったから、俺はこれ見逃しちゃってたんですよ。それをこうして今ちゃんと拝むことができるとは!

・こんにちは!突然ですが、大志さんお聞きになられましたか?
 アンケート投票でバトルスピリッツの星座編のリバイバル(リメイク強化)が決まりましたよ!
 神皇以外の封印時持ちが表れるそうなので、人気の高い十二宮Xレアが封印持ち強化がされるかもですね!
 個人的には第2期の強化の方を期待していましたが、またオンリーワン効果なサジットが見られるかも期待しています
 (ダブルブレイヴが珍しい効果ではあってもオンリーワンで無くなってしまってたので…)
 キャンペーンパックもあるし数箱買う事になりそうです… by パンテーラッド

それとちょっと前に届いてた拍手コメントでは、歴代バトスピシリーズで人気投票をやった結果、
ブレイヴが1位になったことで、ブレイヴのカードのリメイク強化が決まったって話もありました
リメイク強化っていうとあれですよね、こないだバシンのカードでやってたやつですよね

バシンのカードがリメイクされた時は、こうしてバシンが最新アニメに登場して一緒に戦ったり
カードのCMにも登場して「みんな、久しぶりだな!」って挨拶したりしてたわけですが
もしかするとダンさんもそれと同じ扱いになる可能性が…?もしそうなったら本当に嬉しいですけどねー

バシンは「みんな、久しぶりだな!」って言ってましたが、ダンさんに言って欲しいセリフとしては
「俺は…バトルフィールドに帰ってきたんだ!!」かなあ
これはブレイヴの第1話でダンさんが言ってたセリフですけど、ダンさんが再臨するならすごく相応しい一言だと思うんですよね
せめてCMだけでもダンさんが出演してこの一言を言ってくれたら、俺はもうそれだけで
新カードを箱買いで100箱くらい買うかもしれん…(えー




ジャンプ感想:食戟のソーマ 第132話「第一席の力」、第133話「翳りゆく食卓」




さて前回、食戟のソーマにおける抱かれたくない男ナンバーワンの座を欲しいままにする
ミスター嫌われ者・中村くんがついに登場してしまったわけですが、今回もそんな中村くんの場面からの始まりとなりますね
しかし人からの好感度が最底辺レベルの中村くんは、実の娘であるえりなお嬢様からも生理的に無理と思われているらしく、
顔を合わせた瞬間に拒絶反応を丸出しにされてしまいます。多分えりなお嬢様はあれだろうな、ふだん家で暮らすときに
「お父様と私の服を一緒に洗濯しないで。キモイから」とか
「お父様のすぐ後にトイレに入りたくない。キモイから」とか言っちゃうタイプなんだろうな(えー

ズカズカズカ

「あ、あの、困ります…!当店は予約制となっておりまして…!」

ズカズカズカ

「ん…?」

「えりな、君の料理はこの程度の人種にふるまうためにあるのではない。
 もっと仕事する相手を選びたまえ。君の品位が霞むよ」

って次の瞬間、えりなお嬢様の店にズカズカ踏み込んだかと思うと、その場にいた客たちの前で
「こいつら全員えりな料理食う資格ないエテ公だわ」みたいなことを言い出した中村くん。
こんなことを言われてしまった客達は、当然その場にいた大勢が「あ?なんだテメーやんのかコラ」と怒り出してしまいますが…



「ん…?お、おい、あの男って…」

ざわざわざわ

「あ、ああそうだ間違いない…!でもなんで今になって…!」

「あの男は何年も前に、遠月から追放されたはずだ!」

しかし中村くんの暴言で注目が集まったその時、「あ、あいつは…あいつはーーっ!!」
血相を変えて戸惑い始めてしまった客たち。なんでも中村くんは、以前問題を起こして遠月から追放されていたそうですね
まあ正直なところ、今からでもこの漫画から追放して欲しいくらいなんだけどな…(えー
こいつが出てからこの漫画がつまらなくなったって声を今までどれだけ聞いたことか…

「ふん、何を怖じ気づいているのかしら。食事の席にズカズカ入ってきて
 さっきの物言い、貴方の方こそ品位があるとは言いがたいのではなくて?」



とそんな中、中村くんに対してビビりまくる客たちを尻目に、「なんだか知らねーが一番品がないのはこの中村とかいうカスだろ」
言ってのける女が1人。誰かと思ったらなつめ&おりえ姉妹ですか、選抜の時に審査員をやっていたキャラですよね
とりあえず、この場で中村くんにガツンと言えるのはこの2人だけのようです。このまま自分のペースに引き込んで欲しいところですが…

「レトルトカレー界のトップにおわす方々ですね。
 子供騙しの味を世界中に撒き散らすビジネスは順調ですか?」

「ああ!?もっかい言ってみろやテメェこのクソボケがああああ!!」

って次の瞬間もう相手のペースに飲まれてるじゃないですか!(えー
なつめのやつ使えねー!!結局は中村くんの挑発に乗って自分が下品な姿を晒してしまうとは…
それにしても中村くんのセリフはほんといちいち不快ですねー、こういうキャラを出すのって漫画にとって
すごく大きなマイナスを生む可能性があると思うんですよ。なんでかっていうと、
中村くんの言葉で不快になるのは作中のキャラだけじゃなくて、読んでる読者もそうだからです



「こいつ不愉快な奴だなぁ」とか「読んでてイライラするなぁ」とかそういう気持ちになってしまうんですよね
要するにそれって読んでて面白くないってことであって、そんな状態が続いていると
つまんない漫画になっちゃったなと、興味も薄れていくと思うんですよ

例えばね…それを象徴するエピソードとして、以前ジャンプでやっていたソウルキャッチャーズという漫画があるんですが
この漫画にもやはり、途中からこの中村くんのようにニコニコしながら不快な言葉を垂れ流すキャラが出てきてしまったんですよ
ただただ無意味に他人に悪意をバラまく黒条ってキャラがね。

で、このソウルキャッチャーズなんですが、実は最初はんぺらさんがすごく気に入っていて、
面白い面白いって毎週のように言いながら、感想も頻繁に書いたりするほど気に入っていた作品だったんですよ
でも途中から黒条が出てきたことで、「こいつが出てきてからつまらなくなっちゃったわ…」と言うようになり
そのうちに「もう黒条が喋るだけで不快」と黒条への不快感をあらわにして、感想を書くこともなくなっていったという…

ソーマの中村くんもそれと同じだよなぁ…って思うわけなんですよ
いくら悪役って言ったって、ただ不快なだけのキャラを出してもしょうがないと思います
悪役なら悪役で魅力のあるやつじゃないとダメだと思う。
「こいつ嫌な奴だけど俺は好きだな」って思えるようなキャラ作りを心がけて欲しいです



たとえば具体例で言うとウメハラ漫画のクラハシなんかがそうだと思います
こいつもポジションとしては「嫌な奴」で、やってることも結構今回の中村くんに似てたりするんですよね
楽しく対戦やってるウメハラ達のゲーセンにズカズカ乗り込んできて、
場を荒らしてウメハラ達の気分を悪くする奴
って感じで。

←なんだか似てる
中村くんとクラハシ

ただ、そんな風に役回りとしては似ていても、俺は中村くんは嫌いだけどクラハシは好きなんですよ
なぜそういう差が出るかっていうと、それはやっぱり嫌な奴でもそこに魅力があるかどうかってことだと思うんですよね
クラハシは「ストUがあれば電気もガスも水道もいらねえ」とか
「50円すなわち1ストU。浮いた金でストUやるべきだろうが!」とか
「ストUで負けたら死ぬぐらいの気持ちでプレイしてる」とか
とことんストUバカな性格が面白いし、コイツをもっと見ていたいって気持ちになるんですよね

そう、もっと見ていたいと思うかどうか。そこがやっぱり違うと思います
中村くんはコイツをもう見たくない。コイツの出番はもういらないって印象なわけですが
クラハシはコイツをもっと見たい。コイツの出番がもっと欲しいって印象なんですよ
同じ悪役でもそこが全然違うと思うんだよなー、読んでいてキャラ的に興味が湧くかどうか。そのキャラに魅力があるかどうか。
たとえ悪役であっても、そういう要素はすごく大事なことだと思うんですよ

それに、中村くんにもそういう「なんかこいつ好きだな」って思えるような魅力があれば、後の展開で
十傑が中村くんについていくっていうのも分かる話じゃないですか。
中村くんにそれだけの魅力やカリスマがあれば納得できるわけです

でも、実際の中村くんにはそれをまったく感じないし、むしろ嫌悪感がすごくて「こんな奴に関わりたくねえな」って印象が強いから
そんなのについて行った十傑がキチガイに見えてしまうっていうか
「なんで十傑はこんな中村とかいうクズについて行ったわけ?」っていう風に、十傑の行動が理解できないし、
そんな意味不明な十傑メンバーにもキャラ的な魅力を感じなくなっていくっていう、負のスパイラルに陥ってしまうと思うんですよね…
というか実際、今の十傑は俺から見てそうなってしまってるし。最近の十傑に対して俺が思うことは、
「クズの中村くんについて行ったろくでなしども」っていうイメージしかないですね

「食の有識者を名乗る者たち…果たしてその中の何人が、
 本物の美味というものを理解しているだろう。
 真の美食…それは優れた絵画や彫刻、音楽に似ている。
 その真の価値は品格とセンスを備え、正しく教育された人間にしか理解できない。
 真の美食もそういうものなのだよ。限られた人間だけで価値を共有すべきであり、
 それこそが料理と呼ばれるもの。それ以外は料理ではない。餌だ」

そしてその後、「本当の美味とはうんぬんかんぬん」と誰も聞いてないことをベラベラと話し始めた中村くん。(えー
わかってないですねー中村くんは。人に話を聞いてもらうには、まず自分に興味を持ってもらわないとダメなんですよ
それがない状態でいくら熱心に話してみても、ぜんぜん心に響かないし「あーはいはい」としか思わないわけです。
そして実際、この話を聞いてみて俺が中村くんに思ったことは

何わけのわかんねー事言ってんだよ
キモイんだよ
俺ら練習で汗かいたから
ダッシュでポカリ買ってこい

(C)木多康昭/講談社

 

って感じですかね(えー  ベチャクチャ喋るヒマあったらポカリでも買ってこいよこのタコめ

「ご高説痛み入るけど、あなたが何を仰っしゃろうと詮無きことですわ」

「そうでしょうか?血は確かにそこにある、そして教育もだ。
 さあえりな、君がどれだけ腕を磨いたのか見せて欲しい」

「え…あ…」

そして実際、おりえさんも今の中村くんの話を聞いてみた結果
「なんかベチャクチャ言ってたけど、あんたが何をほざこうがどうでもいいわ」
ぜんぜん心に響かなかったようです。結局そういうことなんだよな…
中村くんは自分が場違いなことに気付いてなくて、どうでもいい言葉を垂れ流してる哀れな奴ってことですよ

しかしそれでも往生際の悪い中村くんは、私の教育したえりなの料理を食べたいと言い出して
この場に居座るつもりのようです。もうさっさと帰ってくんないかなー

「ですが、飛び入りのお客様はお断りしておりますので…!」

「テーブルがひとつ空いてるじゃあないか」

「え…!?お、お父様、あの席は…その…!」

秘書子も「予約してから出直して来いカス」と中村くんを追い払おうとしますが、人の話を聞かない中村くんは
テーブルがひとつ空いていることに目をつけてしまいます。しかしそのテーブルは、お嬢様がいつかソーマの親父と再開することを夢見て
大切に空けておいたもの…そんな思いの詰まった大事な席に、この薄汚いバカを座らせるわけには…

 
 

って座りやがったー!!いやあ最低ですこの男、娘の気持ちをこうも汚いケツで踏みにじってしまうとは
この状況は言うなればあれですね、お嬢様が初恋の人と再会することを夢見て
処女を大切にとっておこうとしたら、気持ち悪いレイプ魔にレイプされちゃった的な(えー
いやひどい話ですよ、公衆の面前で実の娘をレイプするとは正気かこの野郎!
このレイプ魔クソ親父を今から強姦罪で逮捕することはできないんでしょうか(えー

「えりな、これ以上僕を待たせるのかい?父は空腹だぞ」

「……は……はい……」

しかしこのクソ親父を前にしてしまうと、えりなお嬢様はどうしても逆らうことができず
カタカタ震えながら、弱々しい声で言うことを聞くしかできないようです。あの強気なえりなお嬢様がこうなってしまうなんて



というかお嬢様の怯え方がどう見ても普通じゃないので、この親父ってもしかして
お嬢様にガチで性的虐待でもやってたんじゃなかろうか(えー
お嬢様にとっては、この親父と顔を合わせるだけでもおぞましいって感じの…いやあさすがに引くわー
天下の少年ジャンプで実の娘をレイプし続ける親父とかそれは引くわー(えー

ギイイイイイ

「よう薙切ぃー、席空いてるー?」

「幸平…くん…?」

とその時、そんなお嬢様の危機的状況を知ってか知らずか、のんきな声とともにその場に現れたソーマ!
これで少しは状況が変わってくれるといいんですけどね、秘書子なんかはまさにソーマの登場に希望を感じてるみたいだし

それに、悪どい敵キャラが出てきた時に抑えておきたいポイントとして、
敵キャラに不快にさせられた分だけ、味方キャラにスカッとさせて欲しいわけですよ
要するに、敵キャラに対して一泡吹かせるとか一矢を報いるとか、そういう場面を用意して
読んでるこっちの不快さのガス抜きをしてほしいわけですね

もしもそういう場面がなくて、ただただ敵キャラのペースで不快な展開だけが続いてしまうと
見てて不快感が溜まるだけのつまらない漫画ってことになってしまうので、
そうならないためにも、やっぱりそういうガス抜きをするっていうのは大事だと思うんですよね

たとえばドラゴンボールで言えば、ナメック星でのフリーザなんかが分かりやすい例だと思います
フリーザが罪のないナメック星人を虐殺して、読者の不快さを溜めたところで
激怒した悟飯がフリーザ軍に一発かまして、デンデを救出するという展開があったり

フリーザが順調にドラゴンボールを集めていく展開が続いた後には、
ベジータが上手いことドラゴンボールを奪い返してフリーザに一泡吹かせたり

フリーザがネイルと戦って、圧倒的な力でネイルをボコボコにした後には、
「今ごろは地球人たちがドラゴンボールを使っている頃だ、ざまあみろ」とネイルの時間稼ぎに一杯食わされたりとか

しばらくフリーザのペースで進んだ後は、必ず味方サイドからの反撃があるって感じで
こまめにそういうガス抜き展開がある分、不快さを解消しつつ読み進めることができるんですよね




あとはさっき紹介したウメハラ漫画のクラハシ回でもそうだったと思います
クラハシがウメハラ達のゲーセンにやってきて、やりたい放題に場を荒らして読者のストレスを貯めた後は
「さんざん好きにやってくれたなコノヤロー」と、その怒りを背負ってウメハラが戦って
渾身の真空波動拳を直撃させて一泡吹かせるって展開があるわけで
やっぱりそういうのがあるのとないのとじゃ全然違うと思うんだよなー

というわけで今ソーマに俺が言いたいことは、とりあえず次回に備えて真空波動拳の練習しといてほしいですね(えー
コマンド入力の練習をちゃんとしておけよソーマ…スパ2Xは最近の格ゲーより入力受付がシビアだからね…次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社
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11月9日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第70話「勝利のために」



(こいつ…この打席、何か雰囲気があるな。
 こいつの後は下位打線だ、まともに行かなくていいぞ小松!)

さて前回、永井からの猛烈な叱咤激励を受けたことで、ようやく闘志に火がついた光さん。
今回はそんなやる気に満ちた状態で打席に入りますが、その様子は相手キャッチャーのワタルにも伝わってしまったようで
「なんかヤバそうだからまともに勝負しなくていいぞ」と小松に指示を出してしまいます。
うーむマジか、せっかくやる気を出したのに勝負を避けられてしまうとは…

ブウウウウン!!

「ストライーク!」

「くっ…!」

「オイオイどこ振ってんだあいつ…」

ってあああ、そんな小松が投げたボール球をムリに打とうとして思いっきり空振りする光さん!
れ、冷静さをなくしとるー!完全にやる気が空回りしちゃってるじゃないですか!
気合を注入したと思ったら、必要以上に入りすぎて逆にダメになってしまったのか…なかなか上手く行かないもんですなー

「ヘイ!リーリーリー!」

「ん?」

「ヘイリーリー!」



(ムキ〜、デブのくせに走れると思ってんの?)

パシッ!

「セーフ!」

「アンディはなにチョロチョロしてるんだ…?」

「アンディは盗塁するつもりじゃなくて、相手にプレッシャーを与えようとしてるんだ。
 それに佐藤が打ち気にはやってるのを見て、
 落ち着かせるための間を取ってるんだろう」

(アンディ…一生懸命僕のためにアシストしてくれてるのか…?)

とその時、わざと盗塁をアピールすることで小松の集中力をかき乱し、光さんの援護をしようとするアンディ!
それに熱くなりすぎている光さんを落ち着かせるためにも、こうして時間を稼いでくれているようです
アンディのイケメン伝説にまた新たな1ページが…(えー

いやほんと、ここで光さんのために全力で援護するなんて、アンディのやつカッコ良すぎると思いますよ
なんでかっていうと、この攻撃が始まる直前の守備の時に
アンディはせっかくのファインプレーを光さんのせいで台無しにされてるんですよ

 
 

そうこの時、そもそも光さんが打たれた打球をアンディがファインプレーで防いでくれたわけですが、
光さんがベースカバーに入るのをサボったせいで、アウトが取れずにせっかくのファインプレーが台無しになってしまったわけですよ
普通だったらこれ、アンディが光さんにブチ切れても無理のない場面だと思います。
そして今、気持ちが空回って打てずにいる光さんに対しても、「誰がお前なんか援護してやるかクソが」
怒りに任せて見殺しにするというのが、結構ありがちなことなんじゃないでしょうか

でもアンディはそんなことをしようとは思わないわけです
そんな個人的うらみでプレーの手を抜こうとはせず、今こうして光さんを全力で援護してますよね
なぜアンディはそうまでして光さんを援護してくれるのか?それはアンディが
チームが勝つために必要なことをちゃんと分かってる人間だからだと思います

そう、ここで光さんに怒りをぶつけて足を引っ張ってもなんにもならない、本気でチームを勝たせたいと思うなら、
むしろ光さんを全力で援護してやるべきなんだっていう、そういう思考で動いてると思うんですよね
いやもうね…ほんとアンディカッコよすぎですわ。毎回必ず感心するシーンがあるくらいカッコよすぎですわ
普通なら投げ出したくなるような状況でも、チームを勝たせるために何をすべきかしっかり考えて本気でやり抜くっていう
その姿勢がね…人として素晴らしいとしか言いようがないんだよなー

(いや違う、僕のためだけじゃない…!
 みんな試合に勝つために一生懸命やってるんだ!
 苦しいからって途中で投げ出すなんて、僕はなんてバカだったんだ…!)



(うれしい時も苦しい時も…野球はみんなで全力を尽くすから楽しいんだ!!)

カッキイイイイン!!

そして光さんの一発いったー!!
アンディの気持ちに応えるように調子を取り戻した光さんは、見事な一発を放ってツーランホームランをお見舞いすることに!
これで2点入って点差は3−5、まだリードはされているものの、どうにか東斗の背中が見えてきたくらいは近づいたんじゃないでしょうか

「やったああああーっ!!さすが佐藤!!」

(やばいね佐藤光…外の簡単じゃないボールを、渉より飛ばしたやつ初めて見たよ)



そんな光さんのどでかい一発には、さすがのミチルも「あいつやべえ…」と冷や汗を流していました
そういえば今の場面って、小松は光さんに対して勝負する気がなくてボール球を投げていたはずでしたからね
ミチルのセリフからしても、小松が投げたのは外角に外れたボール球だったはず…
それを完璧に捉えて特大ホームランをブチかましたというのは、確かにヤバイと思いますわな
どうやら光さんに対する東斗の警戒心は最高潮に達してしまったようですが、今後の打席ではどうなるのか…次回に続く!

(C)満田拓也/小学館


11月8日

ジャンプ感想:ワールドトリガー 第119話「アフトクラトルD」




さて前回、「人が撃てない」という千佳ちゃんの弱点克服のためにどうすべきかを考えた結果、
ゾエさんに教えを請うのがベストという俺と同じ考えに達したユズル。(えー
そんなわけで今回は、出穂と千佳ちゃんを影浦隊の作戦室に連れてきたわけですが、
「へーこんな感じの部屋なんだー」って出穂が物怖じせずについてきてる中、千佳ちゃんはというと
「…おじゃまします…」ってなんかよそよそしい感じですね

これはあれでしょうか、ユズルとはまだ知り合ったばかりだから、そういう男の部屋に入るのちょっと抵抗あるってことでしょうか
多分これ、出穂がいなかったら千佳ちゃんはついてきてくれなかったんじゃなかろうか。けっこう警戒心強そうですしね
こりゃユズルが千佳ちゃんを自宅に連れ込んで一発やるのはハードル高そうだな…(えー

「(もぞもぞ)う〜ん…ユズルかぁ〜?」




「…のぁ!?女子だ!ユズルが女子連れてきた!」

「どもっす」

「おじゃましてます」

とそんな中、こたつの中からもぞもぞと姿を現して、千佳ちゃんたちと顔を合わせることになったヒカリ。
つーかこんな普段男しか来ない部屋で寝てるって!寝込みとか襲いたい放題じゃないですか!(えー
ヒカリは千佳ちゃんと正反対でめちゃくちゃガードが甘そうですねー
ヒカリ>出穂>千佳ちゃんというのが一発やりやすい順番なんやな…ユズルには参考にして欲しいんやな…(えー

「お客が来るなら言えよ〜!ゾエとカゲも呼ぶか?」

「いいよ呼ばなくて」

ともかく飛び起きたヒカリは、何かして千佳ちゃん達をもてなそうと気を回ししますが…
ってちょっと待て、「ゾエも呼ぶか?」「いいよ呼ばなくて」ってゾエさんこの場にいないのかよ!!
そ、そんな!ゾエさんがいないんじゃここに来た意味ないじゃないですか!!(えー
ゾエさんに師匠になってもらうはずだったのに!なぜ呼ばないんだユズルよ…ゾエさん不在で一体どうするっていうんだ…

「雨取さんは訓練だと人に攻撃を当てられるのに、ランク戦だと当てられない。
 それがなんでなのか、オレの推測だけどひとつのポイントは、
 撃った相手が吹っ飛ぶか吹っ飛ばないか…の差だと思う」



「吹っ飛ぶかどうか…?」

「そう。トリオン体でも戦えないっていう人は結構いて、
 そういう人たちは”相手がもし生身だったらどうしよう”って考えが
 頭から消えないらしい」

「…!」

ともかくゾエさんという大師匠が不在の中、「千佳ちゃんはなぜ人を撃てないのか」という理由について語り始めたユズル。
へえ…なかなか興味深い話になってきたじゃないですか。ゾエさんは不在だけど(えー
千佳ちゃんが「…!」って図星な反応をしてることからしても、ユズルのこの推測はかなり的を射ていると思いますね

「実際はボーダーの弾トリガーには安全処理がしてあって、
 生身に当たっても痛みと衝撃で気絶するだけなんだけど、
 やっぱり生身を傷つけることには抵抗があって、
 オペレーターとかに転属する人も結構いる」

そんな中、こぼれ話としてボーダーの弾トリガーは、生身の人に撃っても相手を殺すことはないと説明するユズル。
ふむ、これは千佳ちゃんの弱点克服というより、俺の推測によると
三輪が初登場の時やらかしたことへの作者のフォローって感じがしますね(えー

というのもですよ、三輪が初登場の時何をやったかっていうと、
生身の千佳ちゃんにいきなり銃を向けて撃ち殺そうとしたんですよね
さらにその後、三輪はユーマに対しても躊躇なく銃を向けてバンバン撃ちまくり、
あまりの残虐っぷりに「おれがうっかり一般人だったらどうする気だ」と突っ込まれてたわけですよ

 
 

ただ、今回の話によれば、もし撃たれたのが一般人だったとしたらこの銃では死なずに気絶するだけなので
人殺しに見えた三輪の行動にもちゃんとフォローが入るってことですよ
俺的に三輪は第一印象が悪すぎてしばらく好きになれなかったので、このフォローがあってよかったと思います

「ともかく、雨取さんが訓練なら普通に撃てるのは、相手を傷つけないって
 分かってるからじゃないかな。だからこの場合…(ピッピッピッ)
 雨取さん、これで的を撃ってみて」

「う、うん、分かった」

ビギュン!

 
 

ガキン!

「おお!」

「このトリガーは…」

「鉛弾(レッドバレット)。重石で敵を動けなくするトリガーだよ。
 これなら相手を傷つけないから雨取さんでも撃てると思う」

そしてユズルが考えた千佳ちゃんの弱点対策とは、鉛弾という相手を傷つけない特殊な弾を使わせるということでした
要するに、殺傷能力はないけど相手の動きを封じることのできるトリガーってことですよね。
「ダメージを与えられないんじゃ結局点が取れないじゃん」と思うかもしれませんが、俺としてはこれを使うだけでも
千佳ちゃんは格段に戦いやすくなるだろうと思いますよ

なぜならこの弾を使えば、少なくとも千佳ちゃんが戦闘に参加できるようになるからです
そう、今までの千佳ちゃんというのは、敵に対して攻撃する手段が一切何もなかったから
戦闘に参加することさえできなかったわけですよ。ひたすら敵から隠れて逃げ回るしかなかったわけです

しかしこの弾があれば千佳ちゃんだって隠れるだけじゃなく、バンバン敵を行動不能にできる。
その分ユーマやオサムが死ににくくなるし、点だって取りやすくなると思うわけです
要するにこの鉛弾って、スプラトゥーンで言うところのポイズンボールに似てますよね
ダメージはないけど敵の動きを大幅に鈍らせることができて、行動不能に追い込めるっていう。

たとえばの話、スプラトゥーンで敵に対してなんにも戦おうとせずにただひたすら逃げ回ってる味方と、
キルはしないけどポイズンボールをひたすら投げまくる味方がいたとしたら、
他の仲間にとって「これなら敵を倒しやすいな」と思うのは果たしてどっちでしょうかね?
これはもう完全にポイズンボール投げる方だと思うんですよ
味方がポイズンを当ててくれれば、それだけでキル取りの決定的チャンスが作れるわけだから、
何もせずに隠れてるだけの奴より、遥かに援護要員として役に立つと思います

あとスプラトゥーン以外にも、FFTのムスタディオで考えると分かりやすいかもしれませんね
ムスタディオは射程の長い銃で攻撃するキャラなわけですけど、「腕を狙う」とか「足を狙う」といったように
敵にダメージは与えないけど行動や移動を封じるっていうスキルを持ってるわけですよね
今の千佳ちゃんはまさにこのスキルを覚えようとしてるわけです

この行動封じスキルがいかに強力かは、ムスタディオ使ったことがある人なら分かると思います
敵にダメージを与えられなくても、どんどん敵を行動不能にして戦場を有利にコントロールできるんですよ
そう、今までの千佳ちゃんは、そういうスキルも覚えてないし通常攻撃も行うことができなかったから、
敵に対して本当に何もできずにただ逃げ回るしかなかったんですよ。
でもこれからは、「腕を狙う」とか「足を狙う」でバンバン戦闘参加して、敵を行動不能にできるってわけです
ムスタディオで考えてくださいムスタディオで(えー  あいつの強さを知ってる人なら絶対わかると思うんだよなー

「それに、シールドで防げない弾だから当てやすいしね」

「ええー最強じゃん!なんでみんなこれ使わないわけ!?」

「そんな都合のいいもんじゃないよ、まず欠点のひとつは
 バッグワームと一緒に使えないこと。鉛弾で狙撃する時はレーダーで居場所がバレる。
 もうひとつは弾速の問題。鉛弾は重くする効果にトリオンをごっそり使ってるから、
 射程と弾速がかなり落ちる。でも雨取さんには桁外れのトリオンがあるから…
 ライトニング(トリオン能力が高いほど弾速の上がる銃)と鉛弾の組み合わせなら
 実戦で使えるかもって思ったんだ。正解だったね」

さらにこの鉛弾での狙撃というのは、千佳ちゃんのトリオン能力を活かした、千佳ちゃんにしか出来ない戦法だと語るユズル。
そういう考え方も凄くいいですね、何しろ今までの千佳ちゃんは、常にバッグワームを使って隠れるってことをやってたわけですけど
バッグワームってトリオン能力がいくら高くても別に効果の変わらない装備だから、
せっかくの千佳ちゃんの高いトリオンを活かせない装備なわけですよ

要するに「バッグワーム使って隠れる」っていうことは、トリオンの低いそのへんの人間でもできる行動であって
千佳ちゃんにしかできない行動ではなかったってことですよ。そこへいくとこの鉛弾狙撃というのは
桁外れのトリオンを持つ千佳ちゃんにしかできない戦法なわけで
千佳ちゃんの長所を活かすにはどうしたらいいかっていうのを、ちゃんと考えてありますよね

今回のユズルは千佳ちゃんの短所を埋めるにはどうしたらいいか、そして長所を活かすにはどうしたらいいかってことを
本当によく考えてくれたと思います。ただ、この件について俺が思ったのは
玉狛の仲間にもこういうことを考えて欲しかったってことかな…

いやマジで、玉狛を見ていて思うのは、千佳ちゃんが敵を撃てないっていう大きな弱点をあまりにも放置しすぎっていうか
これを解決して千佳ちゃんを戦えるようにしようってことを、ほんとに本気で考えてるのか?と疑問に思うことが多かったですね

 
 

まずはオサムなんですけど、「千佳が敵を撃てない以上、ひたすら千佳を隠れさせないといけない」という風に
とにかく千佳ちゃんを戦いから遠ざける方向で考えてるっていうか
どうやったら千佳ちゃんが戦えるようになるのかっていうのとは、まったくの逆方向で考えてますよね
戦闘中の指示も「千佳は隠れてろ!」っていうのがほとんどで、なんだか千佳ちゃんを戦わせたくないんじゃないかと思うくらい
戦いから遠ざけようとしてるように感じます



次にユーマなんですが、敵を撃とうとしても当てられなかった千佳ちゃんに対して
「撃てただけでも一歩前進じゃん」と言っていたわけですが、確かに一歩は進んだかもしれないけど
いつになったらちゃんと敵に当てられるようになるのかってことはまったく先が見えない状況なわけですよね
千佳ちゃんも「撃ったとしても当てられない」っていうことにすごく不安を感じてるみたいだし、
もっと具体的な手立てを用意する必要があったと思います、ユズルみたいにね。それに風間さんもオサムに言ってたじゃないですか
不確かな要素だけじゃなくてもっと具体的な手立てを用意しろって。

つまり「一歩前進した」という不確かなことだけ言ってても勝てないと。問題を解決するために、もっと具体的な手立てを用意しろと。
まさにそれをやったのが今回のユズルなだけにね…玉狛にもそれを見習って欲しいと思うわけですよ
にしても風間さんのセリフって、今にして思えば千佳ちゃんに対してもけっこう意味あるものだったんだなあ



そして最後にレイジさんなんですが、「人が撃てなくてもええんやで」「少しずつ慣らしていけばええんやで」という風に
オサムやユーマの考えを合体させたような感じですよね。
人が撃てなくてもいいって、なんだか千佳ちゃんを戦いから遠ざけるために言ってないか?とか
少しずつ慣らせばいいって、そんな不確かな要素だけでいいのか?とか思うわけなんですよ

それにこの3人、「隠れててええんやで」「当てなくてもええんやで」「撃てなくてもええんやで」って
言ってるわけですが、なんだか千佳ちゃんのことを非戦闘員だと考えてないですか?
千佳ちゃんは戦う必要がないとか、そんな風に考えてないですか?

そうじゃなくて千佳ちゃんは一緒に戦う仲間だろって俺は思うんですよ
千佳ちゃんがもっとしっかり戦えるように、弱点を埋める方法や長所を伸ばす方法を考えるっていう
そういう方向で考えるべきなんじゃないのって思うんですよね。それをやったのがユズルだけっていうのがなんかモヤモヤするというか…
言うなれば、千佳ちゃんにとっての真の仲間はユズルだけっていう気がするんだよな…(えー  次回に続く!

(C)葦原大介/集英社


11月6日

・大志さんこんにちは。TOZX感想お疲れ様でした。始まる前は憑魔達の炎上祭りかな?と思いましたが、
 私も含めたファンのほとんどを浄化するとは思いもよりませんでした(^^)
 二期は大志さんのおっしゃる通りですね…。個人的にはタイトルのX要素、ベルセリアとの関わりをどうするかが気になります。
 アリーシャの傷についてですが二人の語らいの直前のシーン、崖がありましたよね?
 上から三段目位にぼわ〜とした青い光があるはずです。そこで回復魔法をかけていたのでしょうね。 by マサキ・ケイゴ

・こんにちは、ゼスティリアクロスの感想、とても良かったです!私個人としては、アスタリアでテイルズシリーズに
 強く興味が出てきたタイミングでの最新作が王道っぽいゼスティリアの発表があって、
 アリーシャの見た目や性格に一目惚れし、PS3はないのに情報を毎回確認していた者です。
 発売後にストーリーのネタバレを見て、買わない方が勝ち組だったんだ……と思いながらも、
 なんとなく悲しくなっていましたが、アニメは本当に良かったと思います!
 発売前に楽しみにしていたスレイとアリーシャの掛け合いも見れ、アリーシャがヒロインとして見れて私もうれしかったです。
 最終回でも、スレイが穢れそうになりながらも、導師としてギリギリのところで
 踏みとどまったのが印象的でした! by 四つ葉模様の鞠

ふむ、ゼスティリアのアニメが良かったってコメントがまだまだ届いてますねー。
なんていうか、こうして多くの人が「ゼスティリア良かったよね」って穏やかに話せている状況っていうのが、
ちょっと前まではありえない状況だっただけに、改めて今回のアニメは凄いことをしたんだなって思いますね

俺もゼスティリアについては、発売してすぐゲームをプレイしたのでネットでの騒ぎについても把握してるんですが、
まあとにかく炎上につぐ炎上を繰り返してた作品なんだよね…
何しろ新しい燃料が次から次に現れては、さらに大きく燃え広がるってことを繰り返してたんで…

まずはゲーム本編のことで炎上し、次は有料追加エピソードのことで炎上し、次はアリーシャのヒロインもみ消し騒動で炎上し、
次は攻略本の文章(「ロゼは善悪を超越した存在」など突っ込みどころ満載)で炎上し、
次は新作のベルセリアがゼスティリアと繋がっていると聞いて、「またゼスティリアみたいなゲームを作る気か」と炎上し…
みたいに、絶え間なく新しい燃料が追加され続けたせいで、ゼスティリアを叩く風潮っていうのはまったく収まる様子がなく、
むしろどんどん拡大して燃え広がる一方だったように思うんですが
その悪い流れを今回のアニメが断ち切ってくれて、怒り続けていたテイルズファンも落ち着いて楽しめるような作品を作ってくれたので
そういうい意味じゃ本当に貴重なアニメだったと思いますね

何しろ俺もまさに怒り続けてたファンの1人で、ゼスティリアをやってからは常に「バンナム絶対許さねえ」って気持ちがあって
「もうこいつらの製品なんて絶対買わねーから!」と思ってベルセリアも買わなかったぐらいなんですが、
ただ、俺のそういう気持ちも今回のアニメが消し去ってくれたので、あとはゲームスタッフも
このアニメのような作品作りを今後は心がけて欲しいですね
あれだけ炎上してたのもようやく奇跡的に収まったんだから、また客を怒らせて炎上とかそういうのだけはもう勘弁してほしいところです



ビッグガンガン感想:ハイスコアガール第44話



「渋谷があんなに魅力的な場所だったとはね、ハルオくんが入り浸る気持ちもちょっとわかるわ」

さて前回、渋谷の町をハルオと一緒に歩きまわり、まるでデートのような時間を過ごしていた真でしたが
あの後どうなったかというと、「そろそろ帰って寝るわ」と家に帰ってベッドに寝転んでいました
ええええちょっと!?あれだけハルオと急接近しそうな前フリをしておきながら
結局なんもなくてそのまま帰ったんかい!?

あとアムラーを目指すとか言ってたのも、帰ってきた瞬間に業田先生に服を燃やされて断念したみたいだし
あの思わせぶりな展開はなんだったんや!?
うーむ、俺の予想ではあのまま2人で夜中まで遊んで、真は完全にコギャルみたいになっちゃって「ホテルくらいいいでしょ」
2人で泊まったりとか
、そのまま朝帰りして業田先生に激怒されて、2人とも大野家から追い出されてしまって
ハルオは大野さんに会えなくなり、日高さんともケンカ中なので真しか会える相手がいないという状態になり
こうして2人はズルズルと関係を深めていく…みたいなことになるのかと思ってましたが
全然そんなことなかったな…(えー  こうもあっさり「そんじゃ帰るわー」で終了するとは思わなかったわ

 
 

あと今回の真のシーン色々見てて思ったんですが、真って実はめっちゃおっぱいでかかったんですね(えー
いやマジで。さっきから俺が貼ってる画像3枚とも全部、おっぱいがすごくでっかく描かれてて
真が巨乳キャラだってことを今回初めて知ったっつーか…いやマジかー、これだけの巨乳ということを知ってしまったら
俺はもう完全に真一択だわ…(えー  なんだか真が大野さんの上位互換に思えてしまってヤバイ
いや大野さんも十分可愛いんだけど、俺の場合は「気になる女の子」って空気を真の方にビンビン感じてしまってなー

「ファイティングバイパーズ東西戦…
 東は渋谷勢の10人、西は溝の口勢10人の勝ち抜きルールだ」

「10対10の因縁対決…渋谷勢と溝の口勢の雌雄を決しようや」

って、次の場面ではなんと渋谷勢VS溝の口勢の雌雄を決する団体戦が行われるシーンとなっていました
ていうか早い!早いよ!もうこの団体戦やんの!?もっと決戦の日まで時間があると思ってたけど…



そういえばさっきの真のシーンで、「明日も渋谷で対戦会があるってハルオが言ってた」というセリフがありましたが
この対戦会っていうのが要するにこの決戦のことを言ってたのか!?そんなにすぐに決戦を!?
マジか…この真のシーンって、前回と同じ日のはずだから
前回の時点で決戦の日まであと1日っていう状態だったのか…まさかそんな目前まで迫っていたとは…

「矢口くん〜♪チョー応援してる〜♪溝の口の奴らなんてぶっとばしちゃって〜♪」

「なんスかマユマユさん…ちょっと」

「(イライライライラ)」

って、もちろん渋谷勢の中にはハルオ、溝の口勢の中には日高さんがおり、こうして顔を合わせていたわけですが
渋谷勢のマユマユとかいう女がずいぶんハルオのことを気に入っているらしく、
こうしてベタベタしている姿を日高さんに見せつけまくっていました

そんな姿を見せられてしまった日高さんは、完全にもうブチ切れすぎて目がナルトになっちゃってますね(えー
ただでさえ日高さんは、普段から大野さんに嫉妬しまくってるキャラなのに、ここでもさらなる嫉妬を積み重ねるハメになり
完全に理性の吹き飛んだバーサーク状態になってしまったようで…

「(ゆらぁ…)先鋒は私にやらせてもらえますか…」

「え、でも…」

「お願い…!」

---------------------------------------------

K.O!! K.O!! K.O!!

「日高氏が止まらねえ!これで3タテ!」

K.O!! K.O!! K.O!!

「怒涛の6タテ!?」

(なにが渋谷勢と溝の口の抗争よ…!くだらない…!
 そんなもの私一人の手で終わらしてやるわ)



K.O!! K.O!! K.O!!

「Taroさん!渋谷ドリルさん!ま、まずい…!」

「9タテ…!小春ちゃんの独壇場…!」

ええええええええええええ!?なんじゃこれええええええええ!!
いやいやちょっと!先鋒として出てきた日高さんですが、みなぎる嫉妬パワーで渋谷勢を誰一人として寄せ付けず、
あっという間の9連続KOで渋谷勢をほとんど壊滅させてしまうことに!なにこの超スピード展開!?

そんなわけで10人いた渋谷勢も、あっという間に片付けられてあとはハルオ1人を残すのみ…まさかこんな展開になろうとは…
「ハルオと日高さん、因縁の対決再び」っていうのは分かるんですが、一瞬にして終わった団体戦とは一体…(えー

「も、もう後がねえ…頼んだぜ大将!」

「矢口くんがんばってぇ〜♪ここから全部勝ったらイイことしちゃう〜♪」

「は、はい…」

「(イライライライラ)」

ドガズガドガアッ!!

(ま、まずい…!日高に比べて明らかにやり込みが足りてねぇ!
 渋谷に存在する数々のゲームに浮気しまくってたからか…!?)

ああそして、日高さんVSハルオの戦いが始まったわけですが、日高さんの怒涛の攻めに手も足も出ないハルオ!
どうやらハルオは、渋谷に来てから色々なゲームに手を出して遊びまくっていたらしく、
その分このファイティングバイパーズのやり込みが甘くなり、日高さんほどの仕上がりにはなっていなかったようです

「(ぼそぼそ)マユマユ、あんたもしかしてハルオくんのこと狙ってる?」

「(ぼそぼそ)まあね、ウブで可愛いじゃん。あんなチョロそうな男、脱いで押し倒しちゃえばイチコロよ」

「…!!」

ってそんな対戦の最中、ハルオのことを誘惑しようと企むマユマユの一言を聞いてしまった日高さん!
「脱いで押し倒しちゃえばイチコロよ」っておいおいおい!なにげにとんでもないこと言ってんな!
裸でハルオに迫って犯すことを考えてますよこの女。なんつーやっちゃ
こいつがハルオに近づいてるのは要するに、ウブで可愛い童貞を食いたいってことなのか…ビッチな女やなー

(脱いで押し倒すなら…!)

バッ!!

 

(私だってできるわよ)

って脱衣アタックでKOキター!!ああ、なんと最後はアーマーをキャストオフして
飛び散る破片をハルオにぶち当てて勝利した日高さん!これもある意味じゃ脱いで押し倒すっていうことか
マユマユへの対抗心をムキ出しにしてますな…

「(つかつかつか)ねえ」

「え…?」

「私の恋人にツバつけないで」

な、なんですとー!?いやちょっ、日高さんは何言ってんの!?
なんと試合が終わるなり、マユマユのところへ即座に歩み寄った日高さんは、
「私の彼氏に手出さないでくれる?」とハルオのことを彼氏扱い!ちょっと待てええええ!!
いつからハルオがあんたの恋人になったんじゃああああ!!いくら嫉妬してるったってその発言はどうなんですか日高さん!!



「あの…さっきはごめんね、私の恋人とか言っちゃって…」

「ああ、マユマユさんがなんかひっついてくるから、ああ言って離してくれたんだろ?別に謝ることないよ」

って、そうかと思えば次のシーンでは、「恋人とか言っちゃってごめんね」とハルオに謝っていた日高さん。
ハルオとしてもさっきの恋人発言は、マユマユさんを引き離すための方便だと思っており、全然気にしていなかったようです
やたら物分かりいいなお前…さっきのアレを聞いた瞬間に、嘘だってすぐピンと来たのかよ

俺はてっきり、日高さんがあまりにも嫉妬しすぎて理性がぶっ飛んだ結果、
「矢口君は誰にも渡さないから!!私の恋人だって今決めたから!!」ぐらいの
メチャクチャな気持ちで飛び出した言葉かと思ってましたが…マユマユを追い払うための計算で言ったものだったんだろうか

「じゃ、今からデートしてよ」



ってなんでそうなんの!?いやいや日高さんは何言ってんの!?
たった今、恋人とかいうのはただの嘘で、2人は別になんてことない関係だということを確認したばかりなのに
「じゃ、今からデートしてよ」ってなんでそうなんの!?どういう理屈なんだよ!?
なんか日高さん頭のネジが飛んじゃってませんか?さっきからえらく突拍子のないことを言ってる気がしますが…

「嫌じゃないならデートしてよ、さっきわたしに負けたじゃん」

「テメェ…」

「じゃあ…デートって言わない。ただ遊びに行く、それなら別にいいでしょ?」

「…んまぁ別に…いいけどよ」



って、最終的には「デートじゃなくて単に遊ぶだけ」ってことを条件に遊びに行くことにした2人ですが、
そうは言っても激しく性的に興奮していた日高さん!なんなんだこの人ー!!
デートじゃないって言いつつも半端なく興奮しまくりじゃないですか!あんたさっきから大丈夫ですか!?

「矢口君は私の恋人だから」とか「今すぐ私とデートして」とか
めちゃくちゃ大胆な発言を連発する中、そういうのはナシにしてただ単に遊びに行こうって
恋人ではなく友達として遊ぶことになった瞬間、急激に性的興奮し始めるってどうしたんすか!?
照れるにしたって、あれだけ恥ずかしいこと言いまくってたのに今さら!?一体どういう思考回路なんだ…
マジで今の日高さんは、恋愛感情が暴走して頭のネジが飛んでるとしか…

「あっ見て見て!珍しいものがある!」

「IDYA(イデア)…?」



ともかく2人で遊ぶことになり、他のゲーセンをウロウロすることになったハルオ達ですが
そこで目を引いたのはイデアという乗り物のようなゲーム機でした。あ〜なんかこんなのあった気がするな
確かこの中に乗ってゲームを始めると、ガッタンバッコン乗り物が激しく動きながらゲームをプレイすることになるっていう
アトラクション型のゲームですよね。うちの近所のゲーセンにも昔あった気がするんだよなー

ただ、確かこれって1回プレーするだけでもすごいお金がかかった記憶があるから
幼かった俺はとてもそんな贅沢できなくて、自分でプレーしたことなくて外から眺めてるだけだった気がしますねー

「うわっ、これ1回500円もすんのか!」

とか言ってたらちょうどハルオが値段を言ってくれましたね。1回500円ってやっぱたけーよ!!
確か当時の俺のお小遣いは1ヶ月で1000円ぐらいだったから、こんなのプレーした日には
たったの2回で1ヶ月のお小遣いが消えるって計算になりますね、そりゃプレーできねーわ

なにしろ当時は100円のゲームですら高いと思ってて、50円のゲームしかやらなかったぐらいだしなあ
あの頃の俺にとって50円がいかに重かったか…そういえばウメハラの漫画で、
「50円すなわち1ストU!!」って言いながら、ストUのためにお金をひたすら節約するシーンがありましたが
当時の俺もだいたいこんな感じでしたね(えー



こう、食事代とかのお金をとにかく節約して、ちょっとでも浮かした金を50円のゲームに使うっていう。
ストUをはじめとして、とにかく50円のゲームで遊ぶってことをどんなことよりも優先して考えてました
そういう意味じゃ、ウメハラ漫画のクラハシと同じような思考回路してたなー。
そんな俺から見て、今回のハルオたちに対して言いたいことは

だいたい1回500円の
ゲームで遊ぶとか
意味がわからねえ…

そのゲーム代で…
ストUやるべき
だろうが!!
(えー

「(ギチギチ)ぐ…狭いところがダメなやつはキツイな…」

「でもカップルには需要あるね」

「なんでよ?」

「隠れてチュッチュできちゃう」



こ、こいつらイチャイチャしやがって!ともかくイデアの中に乗り込んだ2人ですが
狭い密室で2人きりになりながら、ここなら隠れてチュッチュもし放題とかなんとか不純なことを言い出しております
なんという不純な…これはストUプレイヤーとして見過ごせませんな…俺がこれに対して言いたいことがあるとすれば

隠れてチュッチュできちゃう

(ピク…)意味がわからねえ…
ストUせずにチュッチュして
何が楽しいんだよ…

どいつもこいつも
だらしねえ!!
もっとやる気ある奴ァ
いねえのか!!
(えー

ガッタンゴットン

「おっとっと…なかなか動くじゃねえか、こりゃ酔うな…」

「矢口くん…あの…この前は、溝の口で目障りとか言っちゃって…ごめん」

「いいよ、もう過ぎた話だからよ」

「嫌いになった?」

「なってねえなってねえ、いいから前に集中しろ」

「嫌いじゃなくても、好きでもないんだよね…
 好きって言ってくれないと、どかないでここから出さない」



お…おいいいいい!?今日の日高さんはほんとどうしちゃったんすか!?
もう大胆とかいうレベルじゃないやん!?尋常でないほど次から次へとアプローチしてますよね
あのマユマユにあてられたせいなのか?なにがなんでもハルオを落とそうと、もはや手段を選ばなくなってきたような…
まあとにかく、ゲームをやってる最中にこんな会話をしてるとなると、これに対して俺が言いたいことは

ゲーセンを
舐めんじゃねえ
(わなわな)


そういうのは
ゲームをやるとは
言わねえんだよ…
(えー

ざわざわ ざわざわ

「え…落雷で電車止まってんの!?復旧の見込みも分からねえって…
 参ったなおい…もう22時30分だってのに、これ帰れんのか…?」

「…」

「仕方ねえな…タクシーを使うか」

って、結局そんな日高さんの猛アタックはハルオにはあまり通じないまま、そろそろ帰宅する時間になりましたが…
しかし電車で帰ろうとしたところ、雷のせいで電車がまったく動いていないというトラブルに遭遇してしまいます
仕方なくタクシーで帰ろうとするハルオでしたが…いやちょっと待て!タクシー!?タクシーですって!?
そのためにお金をいくら払うんですか!?50円を1ストUとしたら何ストUになるんですか!?(えー
おいおいマジかよストUを…ストUを犠牲にするというのか…これについて俺が言いたいことがあるとすれば

だいたい電車が止まったら
タクシーで帰るとか
意味がわからねえ…

そのタクシー代で…
ストUやるべき
だろうが!!
(えー

確かウメハラも似たような経験があるって言ってましたね、ウメハラも幼い頃はストUをやるお金が十分じゃなかったから
バス代を使ってストUやって、バスには乗らず歩いて帰ってたとかいう逸話があったと思います
ウメハラもストUが生活の中心だったんやな…クラハシや俺も含めて、当時のゲーマーはみんなそうだったんやな…
ハルオ達もタクシーなんか乗らずにストUやるべきなんやな(えー

「いいじゃん朝までコースでも」

「は…?朝までどうしろってんだよ」

「…」

「なぁ日高…おい」

(今夜は帰さない)



でええええええええーーーー!?ちょっとちょっと!何を考えてんですかこのお嬢さんは!
タクシーで帰るどころかホテルに泊まってハルオと一発やるつもりでいますよ!どんだけ暴走してんねん!?
今回で完全にもうハルオへの恋心がブレーキきかなくなったって感じですね…
まさかここまでなにがなんでもハルオを落とそうとするとは思いませんでした、実はすんごい肉食系だったんやな
とはいえホテルに泊まるってなるとね…これに関して俺が言いたいことがあるとすれば

だいたい今夜は帰さないとか
ホテルに泊まるだとか
意味がわからねえ…

そのホテル代で…
ストUやるべき
だろうが!!
(えー

いやあ今回の話を読んでるとクラハシの画像を何回でも貼ってしまうな…(えー
なにしろクラハシは、ストUをやるために自分の人生すべて捧げてるぐらいの超ストイックな奴だから、
ハルオ達のようにストUをやりながらも、他のゲームとか恋愛にうつつを抜かしてる人たちとはまるっきり対極なんですよね
なので、クラハシ視点で見るとこの漫画全部が突っ込みどころになってしまうという恐ろしいことに…
これはどうにかして俺の中のクラハシを鎮めなければ…(えー  俺の中に巣食うクラハシの怒りを抑えなければ…次回に続く!

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11月4日

・ハンニバルとスキピオのことは全然知らなかったので、どんな人物かとてもわかりやすくてよかったです!
 これで一段と楽しく観れそうです。ありがとうございましたm(_ _)m by タケト

・ドリフターズ感想というか、ハンニバルについての話面白かったです!そんな歴史があったんですね。
 ただのボケたジジイでたまにスゴイ作戦おもいつくヤツだという認識しかなかったw
 コミックス売らなければ良かった……。 by ラッキーP

・ドリフターズ、というかハンニバルとスキピオについての説明ありがとうございます。
 ぶっちゃけ今まで見た中で一番二人についてわかりやすかった説明でした。 by yuo

こないだのハンニバル&スキピオについての解説が好評だったようで何よりです
あの解説は俺も必死に資料まとめながらひたすら気合入れて書いたので、それだけ頑張った甲斐がありましたね
今後のドリフターズ感想にしても、あの解説をベースにして書いていく部分が多くなると思うので、
ハンニバルとスキピオの関係性について覚えていてもらえるとありがたいですね



アニメ感想:DRIFTERS(ドリフターズ) 第3話「俺軍 暁の出撃」

「ふざけたことを言うでない!そんな小汚いじじい2人に
 兵の指揮をよこせだと!?バカを言うな魔術師ども!」

「しかし、彼らに任せなければ負けます…」

「我々を愚弄するか!?たかが魔導結社ごときが!!」

「なーなー…何もめとんじゃお前ら」

「いえその…ここの指揮権をあなた方に渡そうと」

「は!?無理だろそんなの突然…だいたいなんで俺らがそんなことせにゃならんのだ…」

さて今回のドリフターズですが、異世界にやってきたハンニバル&スキピオに軍の指揮権を渡すやら渡さないやらという
言い合いのシーンで始まります。というのも、この異世界は”黒王軍”という人類絶滅のための軍隊に脅かされており、
今まさにその黒王軍が目の前に迫っているため、ハンニバル達に人間の軍を率いて戦ってもらおうとしているということです

それにしても、今ふと思ったんですけどこの異世界って名前とかないんですかね?(えー
バイストン・ウェルとかラ・ギアスみたいな。いざ感想書くとなると、そういう名前がないのってなんかちょっと不便だな

「お、おい…おしっこ出そう」

「はあ!?バ、バカ!ガマンしろこのボケじじいが!」

「い、いやもういかん…!年取るとションベンが近くなって…!あぁ…」

じょじょじょじょじょ

ああ、そんな人類の危機が迫る中、それはそれとしてトイレが近くなっちゃったハンニバルは、
オシッコを我慢しきれずにその場でじょばじょば漏らしてしまいます。ああ…老人となるとトイレを我慢できないんやな…
それとハンニバルは紀元前の人間だから、老人用オムツが発売してなかったのも痛いところなんやな…(えー

「クッ…クハハハハハ!ハーッハッハッハ!!ボケ老人ではないか!!」

「…はは、歳は取りたくねえなあ…」

「かようなジジイに軍権など渡せるものか!ハハハハハ!ハーッハッハッハッ!!」

「…」

そんなハンニバルの哀れな姿を見て、ゲラゲラと笑いながらコケにし続ける異世界の兵士たち。
調子に乗って「こんなボケジジイに軍権なんて渡して意味あるの?」とあざけり笑ってますが、
それはさすがに無知ゆえの愚かな一言と言わざるを得ません。このハンニバルがひとたび兵を率いれば
どれほど凄いことができるか。自由自在の戦術によりあらゆる強敵を完封してのける伝説の戦術家…
それを前にしてボケジジイだのなんだのと、あまりにもハンニバルの本質が見えていない暴言としか言いようがありません

グイイッ!!

「う!?」

「こいつはなあ…お前らなんぞ何百万人いても勝てないんだよ…!!」

「な、なにを…」

「こいつは…こいつは…!!」

「こいつはハンニバル!!ハンニバル・バルカ!!
 俺の国ローマは100万の敵は恐れないが
 こいつ唯一人を恐れた!!」

そしてドリフターズ一番の名シーンキター!!
何も分かっていないこの無知な兵士どもに激しい怒りを見せるスキピオ!
このハンニバルという男がいかに恐ろしいか、いかに凄まじいか、実際に戦った者でなければ分からないその実感を
この兵士どもにあらん限りの怒りを込めて叩きつけております。

ハンニバルをコケにするということは、ハンニバルの手で倒されたローマの兵士達をもコケにするということだから、
スキピオの怒りはなおさらでしょうね。それにしてもスキピオの言っている
「俺のローマは100万の兵は恐れないが、こいつただ1人を恐れた」というのが
決して大げさではなく事実そのものっていうのが凄いですよね

そう、当時の世界最強と呼ばれてあらゆる強敵を打ち破ってきたローマ軍を、
心の底から震え上がらせたただ1人の男がハンニバルなわけで
それがどれほど凄いことか、この兵士どもに言ってやらねば気が済まないというのも分かる話です

「…スキピオ…あんがとな」

「…ま、まあ勝者の余裕だな。貴様より私の方が強いからな」

「なんだとうこのハゲ!!バーカ!!」

「やるかジジイ!!望むところだオラァ!!」

そしてこのツンデレホモである(えー
ハンニバルにありがとうと言われてむず痒くなってしまったスキピオは、「ま、まあ俺のほうが強いんだけどな」
素直になれない一言を言って、またしてもハンニバルと大ゲンカを始めてしまうのでした
この2人って、これで若くて美形だったら間違いなく腐女子が食いつきそうなホモカップルですよね
いや、真の腐女子はどんなものでもイケるそうだからジジイでも関係ないのかもな…(えー

「お二人ともそこまで!脱出の準備をなさってください!ここはもはや無理でしょう…」

とそんな中、すぐにここから脱出するようにと、切羽詰まった様子でハンニバル達のところにやってきた安倍晴明。
というのも、今まさに黒王軍のとてつもない大軍がこの砦に向かってきており、
モタモタしていてはあっという間に攻め落とされてしまうからです。本当なら、こうなる前にハンニバル達が兵を率いて
黒王軍に対抗するのがベストだったわけですが…

「うっ、うおっ、うおあーーっ!!」

ズドドドドドドド!!

「もはやこれまで…助けられぬ…!せめてドリフターズだけでも!」

そして黒王軍の猛攻に対して、ハンニバル達をバカにしていたあの兵士たちはまったく持ちこたえられず
瞬く間に全滅してこの砦は陥落してしまうのでした。無知とは恐ろしいもんですな
黒王軍の恐さも、ハンニバル達の強さも知らず、目の前の危機に備えなかった結果がこの全滅ということか…

「スキピオ、ハンニバル…突然こちらにやってきて、突然戦えと言われても困るだろう…
 でも…でもどうか助けてくれ…!どうすれば…どうすればあんな黒王に勝てる!?
 いや…勝ち目はあるのか!?」

そんな中、一瞬にして人間たちの軍を滅ぼしてしまった黒王軍の凄まじさを目にして、
どうやったらあの恐ろしい軍団に勝てるのかと、切実そうに尋ねる安倍晴明。
これに対するハンニバルとスキピオの答えが個人的に興味深いんですよね

「…どうかな…おい、どうだ?」

そう、まずはスキピオが答えるわけですが、「どうかな…」といまひとつ確信が持てない感じで、ハンニバルに話を振るんですよね
これは確かにそうだろうなーと思うわけです、なぜならスキピオは
”質でも量でも自軍を上回っている敵軍”と戦った経験がないと思うんですよね
スキピオが今までいた軍団っていうのは世界最強のローマ軍だから。よその軍の方が最強だっていうことがなかったから
そんな時はどうしたらいいかっていうのが、経験がない以上はよく分からないと思うんですよ

そんな一方で、まさにそんな経験を積んできた男が隣に立っているわけで。
最強の軍隊を相手に何度も戦い、戦力差をものともせずに劇的な勝利を挙げてきたカルタゴの雷光が今ここにいるわけで。
そりゃ話を振りたくもなりますよね、「おいどうだ、こういうのはお前の得意分野だろ」と聞いてみたくもなるでしょう
そしてハンニバルの答えた一言というのが

「ゼロじゃないさ」

だったというわけです。黒王軍のあの恐ろしい戦いぶりを見てもなお、不敵な笑みを浮かべながら
決して勝てない相手じゃないと語るハンニバル。おそらくこの時のハンニバルの頭の中には、
どうやったら黒王軍を殲滅できるかというアイデアが次々に巡り巡っていたことでしょう

そう、この男は常識を覆してしまう男。どんなに不利と言われた戦いでもたちまち圧勝してしまう男なわけです
そんなハンニバルが真価を発揮したらどうなるか…黒王軍が調子に乗っていられるのも、今のうちだけなのかもしれません

あと関係ない話なんですが、今回の話にはワイルドバンチ強盗団の
ブッチ・キャシディサンダンス・キッドが登場してましたよね。そしてこいつらの声優というのが
空条承太郎虹村億泰だったのには吹きました

まさかのジョジョ4部コンビじゃねーか!!今まさにアニメが放送中なだけに笑わずにいられなかったわ
特にキャシディの声色が承太郎とまったく同じだったのには驚いたなー
小野大輔があれだけドスのきいた声で演技するのって、承太郎以外に聞いたのキャシディが初めてですよ
今後はああいう演技もどんどんやっていくつもりなんですかね?まあとりあえず俺の言いたいことは、黒王軍との戦いについても
無敵のスタープラチナでなんとかしてくださいよォーーッ!!(えー

(C)平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会


11月3日

ジャンプ感想:食戟のソーマ 第131話「あの人を待ちわびて」



「売上げ負けたのかよくがー!しょうがねー奴だなぁー久我はよー、なぁくがー!」

さて前回、学園祭4日目の売上げでついに久我先輩を超えたソーマでしたが、今回はというと
そんな噂を聞きつけた第二席の竜胆先輩がドタバタやってきたシーンで始まります
それにしてもこの人の名前を聞いた時から気になってたんですけど、
小林竜胆って名前は、カタカナで書いたらコバヤシリンドー。さらにそれを英語読みしたらリンドーコバヤシになりますけど
この人ってケンドーコバヤシとなんか関係あるんですかね?(えー
名前決める時にケンドーコバヤシから取ったってことなんですかね?うーむ謎ですわ

「はぁ…やられたよ。これで幸平ちんの思惑通りになったってわけね…」

「へ?何言ってんすか、学園祭は5日間でしょ?
 その通算で上回らなきゃ勝ったことにならないすから。勝負はまだこれからっすよ」

「は…?」

って、もう勝負は終わったつもりでソーマのことを認めようとした久我先輩ですが、
ソーマの方はまだ全然そんなつもりはなかったようで、「いや通算の成績で勝たないと意味ないから」
最終日が終わるまで決着がつくとは思っていないようです。まあ確かに、ソーマが久我先輩を上回ったのは4日目だけだから、
これだけじゃ本当の意味で勝ったとは言えないわけですけども…そして翌日、最終日のソーマの店はどうなったかというと…



って、お、おい!最終日はタクミ達いなくなってんじゃねえかああああああ!!
なんじゃそりゃああああああ!前回タクミ達が揃ったことで「やっとこさ…いい店になったじゃねーか…!」ってソーマが言ってましたが
その「いい店」がたった1日でもう消えてなくなってるじゃねーか!(えー

結局のところ、この店で働いてるのはソーマ・恵ちゃん・美作の3人だけか…
うーん…となると前回俺が指摘した通りになっちゃった気がするなー
美作についてはこの店の仲間だけど、タクミ達は単なる部外者にすぎないっていうさ

この場に美作がちゃんと残ってて、でもタクミ達はいないってことが何よりの証明だと思うんだよなー。
結局タクミ達は「他人の店にフラッとやって来ただけの部外者」であって、ソーマの店の一員ではなかったってことですよ
言うなれば真の仲間じゃなかったんだよなぁ…(えー  真の仲間じゃないからパーティを抜けていったんやな…

「頑張ってるなー幸平そーま。でもこのペースじゃ、
 通算売上げで勝つのはムリそーだな?惜しいところまでは行ったけどよー」

そして結局のところ、タクミ達のいないソーマの店では久我先輩に勝つのは無理なようで
通算売上げでの敗北は確定してしまったようです。おいおいせっかく「勝負はまだこれからっすよ」ってカッコつけてたのに
あっという間に敗北確定しちゃったじゃないですか!(えー

なんだったんだ一体…ソーマのやつ本当に勝つための方法を考えてなさすぎだろ!
人手をぜんぜん集めずに久我先輩に挑んだのもそうですが、勝つために必要な要素がポッカリ抜け落ちてる状態で
何も考えずに勝負を挑んではただただ負けてるっていう風に見えてしまうのが…

そんなソーマの姿を見て思い出すのはあれですね。ジョジョ第一部でツェペリさんが言っていたノミの話ですよ
自分よりもずっと強い敵を相手に、なんの考えもなく戦いを挑むノミの行動は、
とても勇気とは呼べんなあ
ってやつです。ソーマがやってるのはまさにこれなんだよな
頭の中がカラッポでただただ無謀な戦いを挑んで負けてるっていう…もっと知恵を絞るとか工夫を凝らすとかして欲しいなあ



そして実際にソーマの頭の中についても明かされましたがほんとに何も考えてないじゃねーか!
お前そんな風に思いながら久我先輩に挑んでたんかい!もしやこの「なんか並ぶ」「なんか圧勝する」あたりのギャグをやるために
このところのソーマは何も考えてない奴に描かれてたのでは!?まあ確かにこのコマ見てちょっとクスッとはきたけど
そのクスッとした笑いのためにソーマが失ったものは大きかったんじゃないかな…(えー

なにしろ俺の中では、「あまりにも勝つための考えがなくて、ノミのような戦いをしてる」って印象が強くなってしまったので
ソーマに対する好感度がこのところどんどん下がってるっていうか…どこかで挽回してくれないもんかなー

ざわざわ ざわざわ

「わああきれい!このカレーの上にのってるの、ほんとうにチョコレートなのぉ!?」



「ど、どうなってるんだ、これほど複雑で立体的な菓子細工を大量生産!?
 既存の料理技術ではとても不可能だ!」

「そのチョコは3Dプリンターで出力したものですわ」

「3Dプリンター!?食べ物を印刷するなんて可能なの!?」

一方その頃、葉山・アリス・黒木場の店では、3Dプリンターを使って成形したチョコとカレーを組み合わせるという
なんとも珍妙なメニューを出しているところでした。うーむ…カレーに対してチョコを隠し味に使うってことは聞いたことありますが、
出来上がったカレーの上にチョコの塊をでーんと置くっていうのはなんかこう…
俺としては見た目的にちょっと抵抗あるんですが…

「カレー自体もとろけそうないい香り!そのうえこんな綺麗なトッピング!」

「パパあれ買ってー!食べたいー!」

「パパだって絶対食べたいよあんなのー!いやはや遠月の生徒は凄いなやっぱり!」

(…ウケてる…)

「あのチョコならカレーのバランスを崩すことなく、華やかさと香りだけを
 プラスすることができるわ。収支も黒字だし、お客様が喜んでくれてよかったわ♪」

しかしそんなチョコカレーは作中の客には大好評であり、ものすごい数の客が押し寄せて飛ぶように売れまくるのでした。
うーむそういうものなんだろうか、それと葉山・アリス・黒木場の3人の店についてはこれで終わりのようですが…
え、いやちょっと、せっかくこの最強レベルの3人が揃ったのにもうこれだけで終わりなの!?



何か強力なライバルと戦うとかそういうのまったくなし!?葉山のカレーに「3Dプリンターでチョコ乗せました」って
それだけで終わってしまうなんて、展開としてあっけなさすぎちゃう!?この3人でチーム組んだ意味をもっと示して欲しかったな
まあ今まで客のことを考えてなかったアリスが、今後はそれを考えられるようになるっていう要素はあると思いますが…
でもインパクトとしてかなり弱いっていうか、アリスが劇的なレベルアップをしたようには見えないので、
なんとも肩すかしに終わってしまった感があるなー

「もうお客様はお揃いね?」

「はい!ところでえりな様…今日もひとつテーブルを空けておられるのですね、
 それもあんな良い席を…」



「ええ…その…いざという時のために…ね」

さらに場面変わって、今度はえりなお嬢様の店の様子が映し出されてますね
さすがに順調そのもので今日も多くの客で賑わっているようですが、しかしお嬢様はあえて一番いい席を空けたまま
誰かが来るのを待っているようでした。まあ「誰か」って言っても要するにソーマの親父なんですけどね



どうやらお嬢様にとって、ソーマの親父との思い出は相当に特別なものらしく、いつか再会できた時のために
一番いい席をずっと空けてあるようですね。なんとも乙女チックですなー、これも一種の願かけみたいなものだろうか
そんなわけで、いつの日かふらっと店のドアを開けてソーマの親父が訪ねてきてくれないかと、常に夢見ているお嬢様でしたが…

ギイイイイイ

「あれ?ご予約のお客様はもうお揃いなのに…ちょっと見てきます」

(まさか…?)

とそんな時、まさにドアを開けて誰かが店に入ってきたようです。お嬢様はその音を聞いてもう胸のドキドキが止まりません
恋する乙女って感じですなー、ただまあ俺の予想で言うなら、今ドアを開けて入ってきた人物は
「ええにおいがするのう。ところでばあさんやメシはまだかのう」って
ここを自分の家と勘違いしちゃったボケ老人ってところかな…(えー

「あのお客様、ご予約はお済みですか?当店は予約制でして…はっ…!?」

「…!!」

「久しぶりだ、えりな」



デデーン。しかしドアを開けてやってきたのは、お嬢様の父を名乗る見たこともない男でした
いや見たことないっすねー、こんなやつ今日見るのが初めてですねー、もちろんみんなもそうだよな!!(えー
というわけで俺のレビューにもようやく中村くんが登場ですよ。ついにこいつが出てきてしまったか…

世間では「中村くんが出てきてからソーマがつまらなくなった」という非難をメチャクチャに浴びまくっている人物ですよね
ちなみに俺はどうかというとまったくその通りだと思うんだよなー(えー
ここからのソーマの展開は、まるで坂を転がり落ちるように失速してしまうので、レビューを書く身としてはなんとも複雑な気持ちです



まあそんな中村くんのことは置いといて、今回久我先輩の回想でちょっと出てきた
1年前の寧々先輩がめちゃくちゃ可愛かったんだよなー
やべーよマジで、ほんと寧々先輩が外見的に好みすぎるわ。ソーマキャラの中でも1、2を争うくらい可愛いと思うんですが
でもこの人って今後あまりにも出番なさすぎて泣けるんだよなぁ(えー

せっかくこれだけ可愛いのに話に生かされてないのが悲しすぎるわ…頼むからもう少しマシな出番をくれ…
とりあえずもう、中村くんとかいうゴミをさっさと処理してツンデレな寧々先輩を攻略するギャルゲー展開にシフトしてくれれば
俺はそれだけでソーマに一生ついていくかな…(えー  次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


11月2日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第69話「ごまかすな!」

《光はただ試合をあきらめただけだ!》

「くそおっ…!」

ズッバアアアン!

さて前回、勝つのを諦めたような無気力プレーを続けた結果、大吾からの厳しい指摘を受けてしまった光さんですが…
今回はというと、あれだけ言われてさすがに奮起したようで、目の前のバッターを抑えようと必死の投球をしていました
現在すでにツーアウトなので、今のバッターさえ打ち取ればとりあえずチェンジですが…

ガキイイン!!

「キャッチャー!!」

ズダダダダダガッシャアアアアン!

「ア、アウト!」

「大丈夫、大吾君!?」

「大丈夫大丈夫、ナイスピッチン!」



そんな相手バッターの打った打球はキャッチャーフライ!フェンスギリギリの難しい打球でしたが、
大吾が猛然とボールに突っ込んでキャッチしてくれました、思いっきりフェンスに顔面をぶつけて鼻血まで出すという
大吾の気迫あふれるプレーを見て、光さんは「す、すごい…」みたいに圧倒されてるようですね

それにしても、今や完全に大吾がメンタル面で光さんを引っ張るようになった感じだなあ
初期の頃とは本当に真逆の関係ですよね、というか今単行本1巻とかを読み返してみると
2人とも今と別人すぎてほんとビビりますよ
1巻の大吾はまるで根性がなくてどんなこともすぐ諦める性格だったし、
光さんは最強のメンタルを持った頼りがいのある性格だったし、まるで2人の性格が入れ替わったような…
ん、2人の性格が入れ替わる?まさか…まさかこれは2人の頭上に巨大隕石が降ってくる前兆なのでは…(えー



そんな一方でワタルはというと、「5点も取れたしこりゃコールドだな(笑)」とニヤニヤして早くも浮かれ気分になっていました
なんなんすかこの小者くさい反応は!?(えー
いやちょっと、一気に点が入ったからって何をそんなコールドとか調子乗ってんだよ!
こんなんいかにも足元すくわれて逆転される小者の敵キャラが言いそうなセリフじゃないですか!

うーむ、ワタルはもっと慎重で油断しないタイプのキャラだと思ってたんですが…
こんお調子者みたいなこと言ってないで、ここは気持ちを引き締めて欲しいですね

「卜部、投球練習を始めろ、次の回から行くぞ」

「え!?」

「さっき佐藤から申し出があってな…集中力も欠いてるようだし、お前が投げろ」

ああそして、その頃ドルフィンズのベンチでは、次の回から卜部にピッチャーを交代するという指示が出ていました
確かに前回、光さんから「そろそろ卜部くんと交代させてください」って申し出がありましたからね…
しかし本当にこのままピッチャー交代していいのか光さん?お前それでいいのか?
個人的には、続投してこれまでのやる気のなさを挽回するようなプレーを見せて欲しいですね。
そう例えば、さっきの大吾がやってたみたいなガッツ溢れるプレーを…

「監督…僕はそのまま下がります。僕に代えて永井君でも使ってやってください」

「光君!?」

「さっき大吾君に怒られました、諦めたようなプレーをするなって…
 それでハッキリ気づいたんです、打たれていいカッコできなくなったから
 投げやりになる…僕には野球に対する執念も情熱もなかったんだって…
 そんな奴はこれ以上、試合に出る資格はないですよ。
 こんな僕より、ずっと野球が好きで頑張ってきたみんなを出してあげてください…」

とか言ってたら光さんのやつ引っ込む気満々じゃねーか!!おいいいいいいい!!
なんでだよおおおお!!さっきの大吾の必死のプレーを見て刺激を受けるかと思ったら、
「僕にはあんな執念も情熱もなかったわ…」みたいに言って落ち込んでるし!



なんやねんもう!後ろ向きすぎるだろ!このまま引っ込んでしまったら試合の途中でやる気なくして捨てゲーした奴っていう
情けない奴のまま終わってしまうわけじゃないですか。まだ試合は途中だし挽回のチャンスは残ってるんだから、
これまでのやる気のなさを取り返すぐらいの必死さを見せて欲しいんですが…そう、今までミスした分を取り返したいとか、
自分のケツは自分で拭いてやるっていうような、湧き上がるような気持ちはないんですか!?

「バッカヤロォ!!なめてんじゃねーぞ!!」

「!?」

「何が永井君でも使ってやってくださいだ!
 何が野球をがんばってきた人たちを出してくださいだ!
 何様だよ!そんな同情で出されて喜ぶと思ってんのか!?
 下がる時までカッコつけようとしてんじゃねーよ!!」

「な…」

あっとしかし、ここで光さんに激怒したのは、「使ってやってください」と名指しされた永井!
永井にとってこの交代は、ただ光さんがカッコつけたいだけの手前勝手なものに感じたようですね
ふーむ…まあなんていうか、いま光さんに求められてるものは
たとえカッコ悪くても必死にプレーして、自分の失敗を取り返すことだと思うんですよね
もっと必死になれと。こざかしいこと言ってないでもっと本気でやれと。永井はそういうことが言いたいんじゃないでしょうか

ガキィン!!

「げ…!」



ドドドドドド!

「ぐ…!」

「セーフセーフ!」

「アンディの野郎、足が悪いのに無茶しやがって…」

そして永井が「カッコつけてんじゃねえ」と光さんに怒りをぶつける中、
まさしくカッコ悪くても必死なプレーを続ける男がここに1人いたわけです
誰かと言ったらアンディですよ。ボテボテの打球を打ってしまってあやうくアウトになるところでしたが、
アンディは必死の走りでそれを内野安打にしたわけで。

ボテボテの内野安打なんてカッコ悪いかもしれませんが、そんな見栄とかカッコがどうとかアンディには関係ないわけです
必死のプレーをして全力で勝ちに行く。アンディは徹底してそれをやってますよね
永井が光さんに対して言ってるのもまさしくこれだと思います。くらだない見栄なんか張ってないでもっと必死なプレーをしろと。
それにアンディは足にケガまで負ってるわけですが、そんな状態でも決して手を抜かないって意味じゃ
ちょっと打たれたら手を抜いてしまった光さんにとって、まさにこれ以上ないほどの手本になりますよね

いやもう本当にアンディって素晴らしいプレイヤーだよな…
もう何回言ったか分かりませんがつくづくそう思います。この漫画の中で一番素晴らしいキャラは間違いなくアンディだと思う
なんていうか人間的魅力に溢れてるんだよな…アンディを見ていると何回感心しても足りないぐらいですよ

《5番、ピッチャー、佐藤君》

「佐藤、とにかく代打はなしだ、まだお前を外すタイミングじゃない」

「は、はい」

「佐藤!俺はな、一打サヨナラのいいシーンしか出たくねーんだよ!
 俺と代わりたきゃそういうお膳立てした試合にしろ!」

「…」

「つーかお前ならまだバットで取り返せんだろーが!
 悔しいのをごまかすなよ!取られたもんは自分の手で取り返せよ!!」

 
 

そしてアンディの次の打順は光さんということで、やむなくバッターボックスへと向かう光さんですが
ここでも永井からの檄を受けてようやく光さんの闘志にも火がついたようです
やる気を出させるのにかなり手間取りましたが、これは一発でかいのをかっとばしてくれそうな気がしますね

あと永井が言いたいのは結局、「取られたもんは自分の手で取り返せ」 「カッコつけた考えはやめろ」ってことで、
これは俺が途中で言ってた「自分のケツは自分で拭け」 「カッコ悪くたって必死にやれ」ってことと同じなので
そういう意味じゃ永井と俺の気持ちがピッタリ一致した内容になってましたね
まあこいつと一緒って言われてもあんまり嬉しくないけど(えー  次回に続く!

(C)満田拓也/小学館


11月1日

アニメ感想:テイルズオブゼスティリア ザ クロス 第13話「災禍の顕主」(完結)

「う…う…」

ドクドク ドクドク

「くっ…血が止まらない…!救護班はまだか!?」

さて前回、最終話を目前にして暴漢に刺されてしまうというジェットマン状態に陥ってしまったアリーシャ。
今回はというと、刺された傷の手当てをしても出血が止まらず、死がどんどん迫ってくるような危険な状態になっていました
やっぱり致命傷だったのか…これほどの深い傷を治す方法なんてあるんでしょうか、ひょっとするとアリーシャはこのまま傷を治せずに
最後はベンチに座ってタバコを吸おうとして死ぬという運命なのでは…(えー

「死ぬな姫様…!いまスレイを連れてくる!スレイならきっと!」

とその時、スレイならきっとこの傷を治せると考え、すぐに連れて来ようと駆け出していったロゼ。
なるほど確かに、スレイはこのアニメにおける勇者的な存在ですからね。そして勇者というのは
レベル33まで育てばベホマを使えますからね(ドラクエ3的な意味で)(えー
これまでスレイが地道にレベルアップを重ねていたのはこの伏線だったんや!レベル33まで育てるという伏線だったんや!

「………」

って、あ、あれ?大急ぎでスレイを呼んできたはいいものの、スレイは血まみれで横たわるアリーシャを前にして
ひたすら落ち込んだような顔で座り込んでいました
え、ちょっと、なんなの!?ベホマはどうしたのベホマは!?早く傷を治してあげてくださいよ!
それともまさか…間に合わなかったとでも!?スレイがここに駆けつけた時には、すでにアリーシャは
ただのしかばねになってしまっていたというんですか!?(えー

やばいよだったらベホマじゃなくてザオラルだよ!早く唱えてあげてくださいよ!
ザオラルについては勇者はレベル35で覚えるわけですが…まさかレベルが足りなかったとでも!?(えー

そしてやはり、アリーシャに治癒の魔法をかけるようなことをせず、切なそうに虚空を見上げながら
「レベルが足りなかった…」みたいな顔をするスレイ。(えー
い、いやちょっと!何この展開!?結局のところアリーシャを助けることはできないってことですか!?
マモレナカッタ…ってそんなのはグレイセスにやらしときゃいいんですよ!(えー
まさかのアリーシャ手遅れ死亡エンドだなんて…こんな湿っぽい最終回でいいのか…

「(むくり)スレイと出会った時のことを思い出してた…ありがとうスレイ」

ってええーー!?なんや一体!?いきなり生き返った!?
いやいやちょっと、なんで急に!?なんでいきなりアリーシャが元気になって起き上がったんですか!?
アリーシャは死んでなかったのか…?まさか事前にベホマはかけてあって、あとはアリーシャが起きるのを待ってただけとか?

それにしてもこのおびただしい血痕がべっとりついたままなのはめっちゃ恐いんですけど…(えー
なんだかアリーシャがゾンビみたいじゃねーか!このアリーシャはほんとに生きてるアリーシャなのか!?
うーむ、このへんもうちょっと普通にスレイがベホマを唱えてアリーシャを治したみたいな雰囲気にしてほしかったな

「俺の方こそアリーシャと出会えてよかった。
 最初に出会った人間がアリーシャだったから、俺は夢を信じることができた」

「そうか…私はレディレイク(自分の故郷)に戻ろうと思う。
 私の役目は、戦争が起こらないように政治の世界で戦うことだから…」

まあともかく、アリーシャは無事に傷を癒すことができたようで、これからは故郷に戻って政治の世界で戦うってことのようです
ふむ…てことはやはり、ここでアリーシャは離脱してスレイ達とは別行動になるってことですよね
スレイ達がこれから世界各地を回ろうとしているのに対し、アリーシャは故郷に留まって政治に力を入れるってことなので。
そういう「アリーシャ離脱」っていう意味では、ゲームと同じ展開になったわけですが…

「アリーシャ、俺と従士の契りを交わそう」

「えっ?」

「アリーシャの力になりたいんだ」

ってここで従士の契りキター!!なんてこった、ここでこの展開を持ってくるとは!
従士の契りっていうのは要するに、スレイが持っている勇者パワーをアリーシャにも分け与えるってことなんですよね
ゲーム版では、最初にアリーシャと出会ってすぐこの契りを結んだわけですが、しかしその結果
「つらいわー、契りのせいで俺への負担がすごいわー、アリーシャのせいでマジしんどいわー」
アリーシャを足手まとい扱いし、契りも打ち切ってアリーシャをパーティから追い出すという
それはもうひどい行いに使われたわけですが、アニメでは逆にそれを
「たとえアリーシャと離れることになっても、俺たちは繋がってる」って展開のために使うとは驚いたなぁ

「従士の契り…しかしそれは、スレイの負担になるのではないか?」

「俺が強くなればいい」

「スレイ…」

おおそして、問題の「契約の負担」という点についても、
「俺が強くなればそんなの関係ないさ」と力強く答えるスレイ!やべえよアニメ版スレイかっこよすぎだろ
ゲーム版では「つらいわー負担がつらいわー」ってアリーシャを悲しませたバカだっただけに
もうほんと別人っていうくらいに主人公らしくなってますね

「分かった、私からもお願いする…私を君の従士にしてほしい」

「ああ…いつだって一緒だ」

そしてついに契約の儀式を始める2人ですがこれもう完全に結婚式じゃないですか!!
うおおマジかよ!「私を君の従士にして欲しい…」とか、美少女にこんなん言われたら鼻血もんですわ
「ああ…いつだって一緒だ」ってスレイのセリフもやばいねこれね、完全に将来を誓い合った2人みたいになってますよ
この場面ってつまりさ…アリーシャがこのアニメのヒロインだって認められた瞬間ですよね

そう考えるとめちゃめちゃ感慨深いものがあるなぁ…なにしろアリーシャはゲームの時に、
「アリーシャはこのゲームのヒロインじゃないんで」てなことを製作サイドの人に言われてしまい、
さらにそのことを徹底するために、それまで「アリーシャはゼスティリアのヒロインです」と書いてあった関係各所に対して
ヒロインの表記をとにかく消させるということがあってね…

だからアリーシャはヒロインと認めてもらえない子だったんだよ…少なくともゲーム版ではずっとそういう扱いでね…
でもそんなアリーシャが、アニメではこうして立派なヒロインとしての描写をしてもらえたわけで…
これは今までのことを知っているとグッとくるものがあるね…
ついにアリーシャのことを胸張って、「この子がゼスティリアのヒロインです」って言える時が来たっていうね

「スレイさん、それではアリーシャさんに従士の真名を与えてあげてください」

「”マオクス=アメッカ”」

パアアアアアア

「”笑顔のアリーシャ”って意味だよ」

「ありがとう、スレイ…」

そしてついにスレイとの契約が完了し、従士としての名とスレイの力の一部分を授かったアリーシャ。
そんなアリーシャが周囲を見渡してみると、その瞳に映ったものは…

 

そう、そこにいたのは、今まで見ることのできなかったスレイの仲間たちでした
この3人は精霊のようなものだから、普通の人間であるアリーシャには今まで見ることができなかったんですよね
でも従士となった今では、こうしてスレイと同じものを見たり聞いたりすることができるようになり
アリーシャも真の仲間になれたっていうね…(えー

いやマジで、真の仲間って言うとネタ的な意味に聞こえちゃうけど、
このアニメは本当にそれを目指して作ったものなんじゃないかなと思います
ゲームでは真の仲間になれなかったアリーシャが、アニメでそれを実現するっていうね
最後にアリーシャの笑顔で終わったことからしても、アニメでは「アリーシャの救済」をテーマにシナリオを考えてくれたんだろうなと思います

それに、このアニメで救われたのはアリーシャだけじゃないですよね。スレイもロゼもそうだと思います
この2人もアニメで性格が大きく改善されたと思う。ゲーム版のスレイがまずかったのは、とにかく自己主張が少なすぎて
他人の言いなりになってラジコンのように動いてるっていう、意志力のなさが問題だったわけですが、
アニメ版のスレイは「これが俺の選んだ道だ!これが俺の夢だ!!」と言えるような
強い意志を持っているのがとても良かったです。アリーシャと契約した時の負担についても
負担なんてすぐに乗り越えてみせるっていうような、前向きで頼もしい姿を見せてくれたわけだし、
これこそが主人公だって感じになってましたよね

あとはロゼなんですが、ゲーム版だととにかく周囲に持ち上げられて異様な目立ち方をした結果、
主役を完全に食ってしまって「はいはいロゼ様はすごいね…」とプレイヤーをうんざりさせてましたが、
アニメではその辺を上手くセーブして、あくまでも「仲間の1人」っていう描写に徹してくれたので
ロゼのウザさが大幅に軽減されたと思います

いやほんとに。ロゼって動かし方によっては、ちゃんと普通に見られるキャラなんだなって感心しました
このアニメが始まった当初は、やはりゲーム版のトラウマがあったから
ロゼの顔を見るのも声を聞くのも嫌な状態だったんですが、
アニメの話を見るにつれて、そういうロゼへの嫌悪感っていうのはどんどんなくなっていきましたね

今ではもうすっかり、そういうロゼへの反感みたいなものは俺の中からなくなったと思います。これは本当にありがたかったですね
なぜなら今まで、ロゼの声優である小松未可子の声聞くだけでイライラしてたからね…
声優さんに罪はないんですけど、どうしてもロゼを思い出してしまって声を聞くと不快になっちゃってたというか

そのせいで、他のアニメに小松未可子が出てくるだけでも、なんかこう抵抗を感じずにはいられなかったんですよね
「うわ、ロゼの声がするよ」みたいな…でもそういうのって、声優さんにとっては本当に可哀想なことだなって思うんですよ。
何も悪いことしてないのにそんな風に嫌われちゃたまんないですよね。そういう意味でも
ロゼに対する嫌悪感を取っ払ってくれたこのアニメを見てよかったと思います

・アニメゼスティリアの最終話の従士契約のシーンを見た時、自分の心が浄化されていくのを感じました。
 2期もやってくれるのも最高です。是非ともアニメスタッフには、真のゼスティリアを描ききってほしいです。 by ガッツアブソル

・大志さん・・・ゼスティリアはなんでアニメみたいにならなかったんですかね・・・!
 アレだったらアリーシャが仲間じゃなくても大いに納得できるし、ロゼも実にいいキャラとして描かれているのに

コメントの人たちも、「自分の心が浄化された」とか「大いに納得できたしロゼもいいキャラだった」
満足しているようなので、大成功のアニメ化だったんじゃないでしょうか
しばらくしたらまた第二期が始まるようですが、果たしてそっちはどうなるか…
正直言って俺はこの第一期で終わっておいてもよかったと思うけど…(えー

なにしろゲーム後半は、前半よりもヤバいイベントの目白押しですからね。
俺も前半までは楽しくプレイできてたけど、後半から一気に嫌になってしまったので
あれを面白いアニメにするには前半以上の大手術が必要になると思うんだよね…

生半可な改変では面白くできないと思うので、アニメスタッフには相当なアレンジ力が要求されると思います
アイゼンの浄化とか、マルトランの扱いとか一体どうするんだろう…マジで1から全部作り直すぐらいの大手術が必要な気がする
なんだか物凄くハードルの高いアレンジになりそうですが、どういう結果になるのか見届けてみたいですね。それでは第二期に続く

(C)BNEI/TOZ-X



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