3月30日

やあどうも皆さんこんにちは。このところ俺の感想で毎回のように
「田代の教え方ってマジカスやわー、ほんまカスやわー」という感じの不景気な話題が続いちゃってるので、
今日はもっと景気のいい話をしたいと思います。

つまりどういうことかというと、「こういう教え方はカス」という話題じゃなくて
「こういう教え方って素晴らしい」という良い例としての指導法ですね
今まで俺が見てきた中で、指導者として一番理想的な教え方をしている人物、それが誰かというと…

 
 

実はドラゴンボールの悟空です。
そう、精神と時の部屋で、悟飯に色々なことを教えていたシーン。
この場面の悟空の教え方っていうのは本当に素晴らしいんですよ、今まで俺が言い続けてきたことの全てが詰まってますんで。

まずこの画像の場面なんですが、精神と時の部屋に入ったばかりで何も知らない、何もわからない悟飯に対して
必要な知識を次々と教えてあげてますよね。そう、こういう時に
「自分で気づかなきゃ意味がない!」とか言って突き放すんじゃなく、
積極的に教えてあげることが大事だと俺は何度も言ってきたわけです。

そういう意味だと悟空はものすごくきちんと悟飯に説明してあげてますよね
これが素晴らしいんですよ、悟飯が必要としている情報を的確に次々と与えてあげているわけで。
特に「気をつけろ、遠くに行きすぎると、ここを探せずに迷って死んでしまうかもしれない」ってセリフが凄くいい。
これを聞いてなかったら悟飯は死んでたかもしれないですよね、そういう重要なことを前もって教えてあげてるところがいいんですよ
相手にとっては、それを聞いてるのと聞いてないのとじゃ大違いなんですから、早め早めに教えるというのは素晴らしいことです



ちなみに田代だったら「俺は前から気づいてたんだが、悟飯は気づかなかったようだな」
とか言って悟飯が迷い死ぬまで何も教えなかったでしょうね(えー
いやすいません、今日はこいつの話をしてもしょうがない、もっと景気のいい話をしましょう



そしてこの場面、「まずは超サイヤ人になってみろ」という悟空からの課題を与えられた悟飯でしたが、
ただ気をでかくしているだけで、全然課題をクリアできないという状態に陥ってしまったわけです
そう、「超サイヤ人には怒りが必要」ということに気づかずトライしていたわけで。
そういう肝心なところが抜けたまま、間違ったやり方を続けていたわけです

それを見た悟空がどうしたかというと、怒鳴ったり責めたり一切しないで
「超サイヤ人になるには怒りが必要なんだ」ってことを淡々と教えてますよね。これなんですよ。
これなんですよ俺が何度も言い続けてきたことは。

他人にものを教える時に、怒鳴ったり責めたりする必要なんかないと。ただ必要なことを教えてやればそれでいいと。
そのことを俺はもう、何度も何度も何度も言い続けてきたわけですが、
悟空はそれを完璧にやれてるわけですね。これって本当に凄いことですよ



ちなみに田代だったらこの時点でもう悟飯に怒鳴り散らしてるでしょうね(えー
「怒りがなきゃ超サイヤ人になれないだろ!ただ気をでかくしてるだけでどうする!」
とかそんな感じでギャーギャーと…いや田代はどうでもいいんです田代は。もっと景気のいい話をしましょう



さらに次の場面、「怒りが必要」と言われた悟飯ではありますが、そう言われても思うように怒れずに困ってしまうわけですね
そう、「怒れ」という指示は悟飯にとってはハードルの高い無茶ぶりで、それをクリアするためには
どうしていいのか分からない状態になってしまったわけです。

そう、どうしていいのか分からない状態。これは凄く重要なポイントですよ
俺が何度も言ってきたことは、この状態の相手を放っておいてしまったら
相手はただ苦悩するだけで、1人で問題解決できずに時間を無駄にしてしまう
ってことでしたよね。だからこういう相手には一刻も早い助言が必要なんですよ
高すぎるハードルをちょうどいい高さに調節してやるということ。
どうしていいか分からないなら、「こうしてみたらどうだ」という方向性を示してやることが必要なわけで。

そして悟空はというと、すぐさまそれをやってますよね
困っている悟飯を見るなり、「じゃあこういう方法でやってみろ」とすぐに助言をしてあげてるわけです
これが凄くいいんですよ、悩んでいる悟飯を放っておくべきじゃないということを分かっていて実践できている。
的確なヒントを即座に与えているっていうね。これができる上司っていうのはめちゃめちゃありがたい存在ですよ



ちなみに田代だったら「悟空の指示で動いてるようじゃ、本当の超サイヤ人にはなれん」
とか言って悟飯のことを放置してたでしょうね(えー 
悟飯が自分で気づかなきゃ意味がないと言って、ヒントやアドバイスを与えない。そして高すぎるハードルのまま放置してしまう。
まったくこのカスは…いや、田代はどうでもいいんです田代は。もっと景気のいい話をですね(以下略)



そしてアドバイス通りに怒ろうとした悟飯ですが、結局ここではうまくいかなくて、超サイヤ人になれなかったんですよね。
つまり、この時点で悟飯は与えられた課題をクリアできずに失敗してしまったわけです
しかし、そんな失敗してしまった悟飯に対する悟空のフォローの言葉が素晴らしい。

「いきなり上手くなれるわけないさ、父さんだって苦労したんだ。
 焦ることなんてない、それにいいセン行ってたぞ」

これさ…ほんと素晴らしすぎるよ。実際に上司からこんなこと言われたら俺その人に一生ついてくわ
それぐらいに完璧なフォローです、まずは「いきなり上手くなれるわけないんだし、焦ることないぞ」って
初心者が失敗することを考慮していて、ミスしても責めずにじっくり教えるっていう
この気構えが素晴らしいですよね。初心者の育て方ってものをほんとよく分かってますよ

相手がミスしても責めない。なぜそれが大事かというと、
初心者でも真面目な人ほど、ミスをすると自分を責めてしまう傾向があるんですよね
実際に悟飯も「だ、だめだ…!」って自分のダメさを痛感してるわけで
それだけ自分で自分を責めてるんだから、もうこれ以上他人が責める必要なんてないんです。

そんなことをしても必要以上に相手を痛めつけるだけ。それに初心者なんだから、いきなり完璧になんて出来るわけないんだし、
そこは失敗を引きずらずに、今後も前向きにトライしていくことが大事なわけで。
そういう意味で、悟空のこのフォローっていうのは実に上手いなと思います

そして何より、実はこの場面で一番素晴らしい一言というのは、
「それにいいセン行ってたぞ」ってちゃんと悟飯を誉めてあげてるってことなんですよ
これができない人ってものすごく多い。ダメなところだけを指摘して相手を一切誉めないっていうね

そんなことをしても相手がどんどん傷ついて、思い悩んでいく一方なんで
ダメ出しだけをする教え方っていうのは、まったく相手のためにならないんですよ。たとえ相手に穴があって完璧じゃなくても
「ここはちゃんと出来てたぞ、よくやったな」って誉めてあげることが一番大事。
誉めてあげることで相手の気持ちも上向くし、「次も頑張ろう」って活力になって次の機会へ繋がっていくんですよね

ちなみに田代だったら「超サイヤ人になれないなら交代だよお前」って
ベジータやトランクスに交代させて悟飯を見捨てていたでしょうね(えー
そして悟飯の良かったところは一切誉めずに、ダメなところだけを指摘する。いやーこいつは本当にカスの極みですわ

まあともかく、この時の悟空っていうのは、本当に素晴らしい教え方をしていたと思うんですよ
まさに俺の理想そのもの。100点満点。まったく文句のつけどころがありません
これこそまさに理想の上司なんだよなあ…よくネットで言われるのは
「フリーザ様は理想の上司、悟空はニートのクズ」ってことなんですけど
もうね、そんなこと言ってる奴ほんとになんにも分かってねえなと思いますよ
この悟空の教え方っていうのがどれほど貴重で素晴らしいか。
実際に自分が会社の新人になった時、これほどまでにありがたい存在なんていないと思います

そして今日は、ただひたすら悟空のことを誉めちぎる内容にしたかったんですが
田代のカスがちょこちょこと出しゃばってきたなぁ、あいつはよ〜(えー
お前の話とかもうええっちゅうねん!悟空が理想の上司だとするならお前は完全にその反対やないか!このカスが!
や〜もう悟空の良さを語れば語るほど、こいつがカスってことを再認識しますね。ほんま田代ってカスやわ〜

(C)満田拓也/小学館
(C)鳥山明/集英社


3月29日

・大志さんはどうやってGIFアニメを作って投稿してるんですか?教えてください。 by せとの

なるほどGIFアニメの作り方を知りたいですか。なるほどなるほど、ちょうどそんなあなたにピッタリの言葉がありますよ
GIFアニメの作り方っていうのはですね…自分で気づかなきゃ意味がないんですよ!(えー
なのであなたには何も教えません。あえて黙ってます。あなたが自分でGIFの作り方に気づかないと意味がないんです。
そうじゃないと本物のGIFアニメを作ったことにならないんですよ!(えー

やー、試しに言ってみたけどひどいねこれ。ひどいひどい。やっぱこんなこと言うもんじゃないですよ
それでは気を取り直して、GIFアニメの作り方について解説するとしましょうか。
実はこれについて、2008年の2月にもちょろっと話したことがあるんですよね
今その時の記事を見返してみましたが、なんというかけっこう雑な解説してるな当時の俺…(えー
なので今回もうちょっと丁寧な説明をしてみましょうかね、画像は当時のものを使いますけど。

ちなみに、「2008年の2月にも話したことがある」って、なんでこんなことがすぐに分かったかというと
サイト内検索が直ったおかげなんですよ。これのおかげですぐに確認できたわけです
これが復活してなかったら、今こんな風に調べることさえできなかった。
先日のコメントの人が、俺に直し方を教えてくれたおかげですよ

そう、他人にものを教えるってことは、こうやってできることがどんどん広がっていくんですよね
すごく効率的に物事を進められるし、自分にも周りにも貢献できて次々にプラスの連鎖を生み出すことができる。
それにお互いに足りないものを補えるから、1人じゃ出来ないことも凄い早さで出来るようになっていくんですよ

それを、「自分で気づかないと意味がない!」って言うことは、そういうプラスの連鎖を断ち切ってしまうわけです。
1人で悩み苦しむ時間が多くてすごく効率が悪いし、周囲の協力も得られなくて結局1人で出来ないことは全然出来ないまま。
新たな知識も得られないし成長する見込みも薄いという、まさにいいとこなし。お分かりか?お分かりか田代!!(えー

はい、油断するとすぐに話が逸れてしまうので、いい加減本題に入りたいと思います。
それではまず、動画をGIFアニメにするという作業の流れを説明すると、

1.動画を再生する
2.連写機能のある画像保存ツールを使って、動画の画像を連写する
3.連写した画像を、画像結合ツールを使ってGIFアニメにする

と、こんな感じですね。これだけ言ってもよく分からないだろうから、実際に俺の作業している様子を見せていきますと


↑再生中の動画


↑画像保存ツール

これが実際に動画を再生しながら、画像保存ツールを起動している図になります。
俺が使っているツールというのは、劇場版ディスプレイキャプチャー あれっていうやつですね。
なんともヘンテコな名前してますが、もうかれこれ10年近く俺のGIFアニメ作りに使っている頼れるやつです。

これを使って画像を何十枚かの画像に連写するわけですね
要するにパラパラ漫画みたいなもんで、まずは細かい間隔で撮りまくった画像を用意するということです



実際に撮れた画像の様子。フォルダの中にずらりと連写した画像が並んでます。たぶん100枚近く行ってるんじゃないかな
そして次は画像結合ツールを使って、この画像をひとつのGIFアニメに結合するわけです



画像結合ツールを起動している様子。俺が使っているツールはgiamというやつです
このツールの中にさっきの連写した画像を入れてやって、あとはGIFアニメに結合してやれば
ひとまずGIFアニメが出来上がることになります。



とりあえず出来たGIFアニメの図。いちおうひととおり動いているわけですが、
でも動きがカックカクで、あちこち止まるシーンがやけに多いですよね
なぜこうなるのかというと、さっき画像を連写した時に必要以上に多くの画像を撮り過ぎたからです。

なのでもっと動きをスムーズにするために、手直しが必要です。
具体的には、いらない部分の画像をひとつひとつ削除してやって、滑らかに動くようにするわけです。
これに関しては手作業でやります。



いらない画像を削除し終わった図。さっきのGIFは85枚の画像が元になってましたが、
削除した結果それが64枚まで減りました。とりあえずカクカクなのは解消されて、全体的にスムーズになりましたよね。
ただ、それでもなんだか動きが微妙にノロいと感じる箇所がいくつかある状態です。

なぜかというと、それはまだ画像のウェイト時間をいじってないからです。
動画のスピードを速くしたいなら、自分でそのウェイト時間を短くする必要があります。
この画像で言うと、おっさんが敵に殴られる場面や、リーフが敵の攻撃を避ける場面でしょうか
そんなわけで、主にそのあたりのウェイト時間を短くすると…



こんな感じになります。これで全体的に違和感なく見られるスピードになったんじゃないでしょうか
これにてGIFアニメ作りは終了ですね。おっさんご協力ありがとうございました(えー

(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知

とりあえず自分で出来る限りの解説はしてみましたが、どうでしょうか
なにごとも初心者に教えようと思ったら、これくらいの解説は必要だと思うんですよね
これ全部「自分で考えろ!」なんて言われたら、初心者はどれだけ悩み苦しんで解決するまでに時間がかかることか。
指導者はそんなことをさせていちゃいけないと思うんですよ、お分かりか田代?お分かりか田代!!(えー



・大志さん!早く、早くイカの感想…もといワートリ感想をくれ!(禁断症状) by ジェッカス

いやすいません、俺としてもソーマやワートリの感想早く書きたいんですが、
バトスピとMAJORの感想に時間かかりすぎちゃって、なかなか着手できなくて…
バトスピの方は最終回間近のクライマックスなので、必然的に色々なことを語りたくて時間かかってる感じですね
それとMAJORについては田代のやつが余計なこと言わなきゃもっと早く終わるんだけど…(えー

いやマジで、俺が田代の言動について突っ込んでるところを省いたら、多分MAJORの感想は1日か2日あれば終わると思うんですよね
でも実際は、田代がなんかこう俺の逆鱗に触れる発言をいつもかましてくるから
それについてあーだこーだ書いてるうちに、3日も4日も経っちゃってるって感じですね
ソーマやワートリの感想が読みたかったら田代をなんとかしてくれよ田代を(えー
あいつの発言に突っ込んでたらキリがねーんだよ…



アニメ感想:バトルスピリッツ烈火魂(バーニングソウル) 第50話「運命の最終決戦!」

   

《天魔信長と烈火幸村の対決、序盤は静かな立ち上がりだぁ!
 ここから試合はどう動いていくのかぁーっ!?》

さて前回、いよいよ信長との最終決戦を開始した幸村でしたが、今回の冒頭では病院にいる早雲ちゃんや利家の場面で始まります
幸村の試合はテレビでも放送されているので、この2人にも試合の様子は届いているわけですが…
しかし今のところ2人とも反応がありませんね。利家はまだ眠ったままピクリともせず、
早雲ちゃんも廃人のようにぼーっと虚空を眺めているだけです

ううむ、試合が始まったらさすがに2人ともいつもの調子に戻って、幸村の応援に向かうだろうと思ってましたが…
今のところ全然そんな様子がないですね。どうやら予想以上にこの2人の負った傷は深かったようです
というか利家は意識が戻りさえすれば大丈夫だろうけど、廃人状態のまままったく立ち直る様子がない早雲ちゃん
正直かなりヤバイと思う。なんだかウォーズマンに敗北した直後のラーメンマンを思い出しました
大六天魔王のベアークローが早雲ちゃんの脳ミソをえぐりやがったんだ!!(えー

《先に攻めるのは一体どっちだぁーっ!?》

「(しゅぴっ)フ…やはり天が選ぶのはこの俺だな。今こそ天下布武を成す時!
 天より降臨せよ!万能なる魔界の使者!
 天魔王ゴッドゼクス!!」

《ああ!?信長が早くもゴッドゼクスを召喚してしまったぁーっ!》

「で、でも…信長のフィールドには、まだ赤と白のシンボルしかない!」

「うむ…六天ラッシュはまだ使えないでごじゃる」

とその時、幸村より先に主力スピリットを召喚して、ペースを握りに行った信長でしたが…
でもゴッドゼクスを召喚したとはいえ、フィールドにまだ他のスピリットが揃ってないから
六天ラッシュも使えなくて別に大した被害はないみたいですね(えー
ゴッドゼクスはやっぱり、真価を発揮するにはフィールドを整えないといけないっていうのが泣き所だよなー

「ターンエンド」

「よし…今だ!燃え上がれ猛き龍よ!熱き武士の魂で、
 天を斬り裂く炎となれ!召喚!剣豪龍サムライドラゴン・天!」

「ぬ…」

「サムライドラゴン天でアタック!”無限刃”の効果で、犀ボーグへ指定アタック!」

ボッガアアアン!!(犀ボーグを破壊)

「さらにイチバンスピアーへ指定アタック!」

ボッガアアアン!!(イチバンスピアーを破壊)

「よっしゃあ!いいぞ幸村ーっ!」

「六天ラッシュは使わせないぜ」

「ふん、小癪な真似を…」

おっとそして、サムライドラゴン天を召喚した幸村は、無限刃の効果で次々に信長の雑魚スピリットを破壊!
ただでさえ「あ〜雑魚スピリット足りなくて六天ラッシュ使えねーわ」となっていた信長ですが、
さらに幸村に全滅させられてしまって早くも泣きそうであります(えー
やー信長は利家の時も、雑魚スピリットを破壊されまくって涙目になってたからなー、雑魚を大量に狩れるようなカード出されると
ゴッドゼクスってめちゃめちゃきつくなっちゃうのね

「フン…ゴッドゼクスの力は六天ラッシュのみにあらず!ゴッドゼクスでアタック!」

「サムライドラゴン天でブロック!」

「サムライドラゴン天ごときが、我がゴッドゼクスを止められるものか!」

「舐めるなよ!マジック”ソウルオーラ”!サムライドラゴン天のBPを+6000!
 合計BPは13000だ!」

ボッガアアアン!!(ゴッドゼクスを破壊)

「な…」

ってああー!?ゴッドゼクス死んだー!!おいおいおい!
「くっそー六天ラッシュが使えなくたってお前なんかなー!!」と攻撃を仕掛けた信長でしたが、
幸村のBP強化マジックにまんまとしてやられてゴッドゼクスを倒される結果に!だ、だせええー!!
ゴッドゼクスの奴、六天ラッシュは使えねーわ攻撃すれば殺されるわで、
なんにもいいとこないまま死にやがったな…(えー

「天魔信長、お前はかつて俺が憧れたバトラーだ…
 こんなもんで終わるとは思っちゃいないぜ。
 さあ来い!戦いはまだまだこれからだ!」

「フン、いい覚悟だ…ならばその覚悟に応えてやろう!
 マジック”天魔王降臨”!魔界に生まれし無双の勇者よ!
 無限なる天の力もて現れ出でよ!
 召喚!天魔王ゴッドゼクス・破ノ型!」

「来たか…!」

「さらにネクサス”オワリノセカイ”配置!
 この効果により、アタック時のゴッドゼクスを最高レベルとして扱う!」

そんなわけで序盤から大ピンチすぎる状況の信長でしたが、
「こんなもんで終わらないでくださいよ信長さんよ〜」と幸村に言われつつ
どうにかこうにかゴッドゼクス破ノ型を召喚!さらにオワリノセカイというサポートカードを配置して、
ちょっとはマシな状況に立て直したようですが…

「サムライドラゴン天を破壊!これが世界を相手に戦ってきた力だ!
 仲間内でじゃれ合ってきただけのお前らに止められるものか!」

そんな破ノ型でサムライドラゴン天を破壊した途端、めちゃめちゃいい気になり始めた信長
いやいや「これが世界を相手にしてきた力だ!」って得意気に言ってますけど、
あんた「世界に俺の力はまったく通用しなかったよ…」って半泣きで帰ってきた
ってことをこないださんざん語ってたじゃないですか!なんかこのしょうもないことで得意げになってる姿が

(C)和月伸宏/集英社

この人とかぶって見えるんだが…(えー

「ふざけるな!俺たちが積み上げてきた戦いが無駄なはずはない!
 今そのことを証明してやるぜ!召喚!センゴクタイガー!!」

「ぬ…!?」

「トシの無念…早雲の無念を…俺とセンゴクタイガーが晴らすッ!!
 ソウルバースト発動!!センゴクタイガーのBP+10000!
 さらに炎龍刀オニマルを召喚し、センゴクタイガーとブレイヴだ!」

ガッキイイイイン!!

「龍虎一体のブレイヴスピリットだと…!?」

「センゴクタイガーでアタック!アタック時効果発揮!
 このスピリットのBP以下の相手1体を破壊する!
 センゴクタイガーのBPは合計25000だ!砕け散れェェェッ!!」

ボッガアアアン!!(ゴッドゼクス破ノ型を破壊)

ってああー!!そして破ノ型もすぐさま死亡する結果に!
センゴクタイガーを召喚しての猛攻を受けた結果、あえなく敗北する破ノ型!
しかしこうして見るとセンゴクタイガーは強いですねー、自分のBP以下の相手を問答無用で破壊できるから
自分のBPを強化しまくればどんな相手だろうと吹っ飛ばせるってことですか

バキバッキイイイン!!(信長:残りライフ1)

「うぐおおおおーっ!!」

「やった!これで信長の残りライフは1だぜーっ!」

「うぐ…ぐ…ま、まだだ…バースト発動”絶甲氷盾”!
 ライフを1つ回復し…お前のアタックステップは終了だ!」

《こ、ここで絶甲氷盾!しかし信長はかろうじてしのいだ形だーっ!》

そんなわけで破ノ型も失ってボッコボコにのされる信長でしたが、
ここでいつものごじゃる氷盾を使ってどうにかこうにか生き延びる結果に!



とはいえ虫の息で大ピンチなことは誰の目にも明らか、「かろうじてしのいだ形だーっ!」とか
MC小太郎にも言いたい放題言われちゃってますね

「天魔信長、俺はお前を超えてみせる。絶対にな」

「フン…絶対にだと?ならば新たに教えてやろう!
 この世には、お前では到底超えることのできない絶対的な壁があるということを!」

「なに…?」

「召喚!天魔王ゴッドゼクス・終ノ型!!」

ゴゴゴゴゴゴゴ…

「つ、終ノ型…!?なんだよそれ…!?」

「しょせんお前と俺とでは次元が違う!
 世界を相手に培った力を、今こそ思い知らせてくれるわぁぁぁ!!」

おっとしかし、追い詰められた信長は、ここでゴッドゼクス終ノ型という新たなスピリットを召喚!
名前からしてこれがゴッドゼクスの最終形態でしょうか、それにしても信長のやつ
今回ずっとボコボコにやられ続けたくせに言うことだけは強気だなぁ(えー

いやマジで、今回幸村に手も足も出ずにやられまくってたから、「信長弱すぎワロタ」って思いながら見てました
それでこれだけ強気なセリフを連発するというのは、以前信長が利家に言っていた
「そうやって虚勢を張り、自分を大きく見せようとするところがいかにも小物よ」
って言葉がピッタリすぎるねんお前…全部お前のことやないかい!(えー

あと世界世界言いまくってますが、結局のところ信長って世界に挑んだけどまったく通用しなかったんですよね。
そんな信長が「これが世界だ!」って言うたびになんか笑ってしまいます。そう、松岡修造の言葉でいうところの
「なんだお前、さっきから世界世界って…そんな簡単な気持ちで!
 世界って言葉を口にするんじゃねえ!!」
ってやつですね、もはや完全にネタキャラと化した感のある信長ですが、この最終決戦で威厳を取り戻せるのかどうか…次回に続く!

(C)BNP/BANDAI, NAS, TV TOKYO


3月27日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第46話「バッテリーの呼吸」

「なに!?ピッチャーじゃなくてキャッチャー代えるのか!?」

「嘘、マジ!?」

「え、なんで!?」

「な…なんで俺が交代なんですか…?」



さて前回、大吾に対していきなり無慈悲な交代命令を出してしまった田代でしたが、今回の冒頭では
そんな田代の暴挙に対して、敵からも味方からも総ツッコミが入っていました
そりゃそうですよね、普通ならここで代えるならピッチャーだろうし、大吾も顔面蒼白になって相当なショックを受けてるようだし
この田代の決定にどんなメリットがあるのかと。交代を取り消すなら今のうちやぞ田代(えー

「こっちは前の回から気になってたんだが、自分では気がついてないようだな」

「え?」

「さっきの2つのフォアボール、お前がちゃんと捕っていれば
 フォアボールになってない可能性が高い。
 きわどいコースの球を、ちゃんとしたフレーミングで捕れてないんだ。
 捕球後もミットが流されたりブレたりして、
 球審の目にはボールに映っても仕方がない。初マスクの緊張や集中で
 疲れが出てきたんだろう」

「…」

「ただお前は、岸本の代わりにレフトへ入れ。
 アンディの足の状態によっては、何があるか分からんからな」

と、ここで大吾を引っ込める理由を詳しく語った田代。これを読んで俺がどう思ったかというと
もっとクズなことを言い出すかと思ったら意外とまだ人情味があったというか…(えー
まず第一に、大吾のことはいきなりベンチ送りにするのかと思ったら、
そうじゃなくていったん外野に回して様子を見るってことみたいですね

前回の話では「大吾を引っ込める」ってイメージが先行しちゃって、即座にベンチ送りにすると思い込んでましたが
今回アンディの怪我のことも考えつつ外野行きと聞いて、思ってたより温情のある措置かなという気はしました
あとは大吾を引っ込める理由について、てっきりまた「大吾のやつあれも知らねーのかよ、これも知らねーのかよ」とか
ぶつくさ言い出すのかと
思ってましたが、そうじゃなくて
疲労によって大吾のパフォーマンスが落ちてるってことを田代は言ってるんですね

なんでも大吾がキャッチした時のミットの動きが、疲労によって大きくブレるようになってきてしまったと。
それ聞いてちょっとなるほどなと思いました。これについては寿也も以前大吾に教えたことがあって、
「捕球したら絶対にミットは動かさないこと。そうじゃないと際どい球は
 審判がストライクを取ってくれないぞ」と言っていたんですよね
まさにこのセリフと同じことを田代は指摘しているというわけですか。
今の疲労した大吾ではミットが動きすぎて、審判がストライクを取ってくれないと。それで交代ってことを言い出したわけですね

というわけで、前回思っていたよりはマシな交代理由だったわけですが…



ただやっぱり、「疲労で交代」って話をするなら大吾よりも
ゼエゼエ息を荒げてる卜部の方が明らかに疲れてるだろとか
大吾のパフォーマンスが落ちてきたとはいえ、それってケガしてるアンディを無理に出すほどの理由なのか?とか
色々と気になる点はやっぱりありますね。それに何より、今回の田代のセリフで俺が一番気になったのは
「こっちは前の回から気になってたんだが、自分では気がついてないようだな」って
大吾の異変について早くに気づいていながら、全然それを本人に教える気がないってことなんですよ

あのさ、そんな大事なことに気づいてるんだったらお前さっさとそれを本人に教えてやれと。
なんでそれを大吾に助言せずにほったらかして、「はいお前キャッチャー失格」って交代させるのか意味が分かりません
ちなみにそういう「なんで大吾に助言をしないのか」って件について、田代が前から言っているのは



「ベンチから助言されるような奴は、本物のキャッチャーと言えないから」ってことなんですよ
つまり、大吾が自分で気づかなきゃ意味がないと。田代はそう思って助言をあえてしていないわけですが、
これさ…大吾はまだまだキャッチャーとして初心者なわけですよね、知らないことも足りないこともいっぱいあるわけで
それでなんでいきなり「本物のキャッチャー」なんてレベルの高いものを
要求されなきゃならんのかと。
今の大吾は全然まだそんな段階じゃないと思うんですよ

なんの助言もなく1人で全部やるなんて到底できない初心者だし、周りからのフォローをまだまだ必要としている半人前なわけで。
それにも関わらず、そういうフォローを一切やらずに「全部1人でやれなきゃ意味ない」なんていうのはね、
それはもう初心者を見捨てているのと同じことですよ。もはや育てるってことを放棄していると。

実は世の中でも、田代と同じこと言う人ってけっこう多いんですよね
初心者相手に「自分で気づかなきゃ意味がない」って何も教えようとしない人。
俺も会社の中で、新人を相手にそう言ってる人を何人も見てきました。でもね、そうやった結果一番ありがちなパターンとしては
新人が自分で気づくことができず、ただただ悩んでどうにもできないってことなんですよ

以前、青山学院大学の原監督について紹介した時に、これと似たような言葉があったと思います
「やり方を知らない人に自主性を与えても、どうしていいのかわからなくなってしまう」
っていうね。これほんとにその通りなんですよ。まだ必要な知識を持っていない初心者が、
自分で考えろとか言われて放置されたらどうなるかっていうと、
ひたすらどうしていいのか分からずに悩み続けるだけで、
その結果なにも伸びないし成長できない
んですよ。ひたすら時間を無駄にして悩むだけになるわけです

たとえば、つい先日のうちのサイト内検索の話なんかがそれに該当すると思うんですよ
あの一件では、ある日突然うちのサイト内検索が文字化けを起こすようになってしまって、
俺はそれをなんとか直したいと思ってうんうん悩んでいたわけです。

ハッキリ言って俺は、サイト内検索のシステムを全然理解してない初心者でしたけど
他人からもよく「早く直してほしい」と言われていたし、結構これについては本気で考えていたんです。
なんで文字化けを起こしてしまったのか、どうやったら直るのか、ひたすら自分で考える時期が続いたわけですが
でもね、その結果1年以上悩んでもサイト内検索はまったく直らなかったんですよ

1年も悩んだわけだから、少しは何か前進したことがあったかというと、何も前進しなかったんですよ。
それだけうんうん考え込めば、俺の考える力はアップしたかというと、まったくアップしなかったんですよ。

なんの成果も!!
得られません
でした!!
(えー

(C)諫山創/講談社

 

ただひたすら「どうしていいか分からない」って時間が続いただけで、
何の成果も得られなかったんですよ

そんな風に俺1人ではお手上げな状態が続いていたサイト内検索ですが、
ついこの間「こうしたら直りますよ」って拍手コメントで教えてくれた人がいましたよね
その結果どうなったかというと、いともあっさりと直ったんですよ。それも2分ぐらいで。

俺が1年以上悩み続けても解決しなかったものが、たったの2分で解決したっていう…
1人で悩み続けるってことはそれだけ効果がなかったし、教えられるってことはそれほど劇的な効果があるってことなんですよ
例えばこの教えてくれた人が、「大志Mk−2が自分で気づかなきゃ意味がない!」とか言って
俺に直し方を教えなかったらどうなってたと思います?そうなったらこの先、俺が5年や10年考えこんでも
サイト内検索はずっと直らないままだったと思いますよ

俺だけの話をするのもなんなので、他の人の話もしましょうか、例えばぷよぷよの初心者の人なんかが分かりやすいと思います。
ぷよぷよの初心者にありがちなのって、「がんばって連鎖を組んでも5連鎖ぐらいが限界です」って人が
よくいるじゃないですか。いわゆる5連鎖の壁ってやつで、ぷよぷよ初心者みんなが通る道ですよ。

←典型的な5連鎖の図

そんな壁をクリアするのに必要なのって、「折り返し」とか「連鎖尾」とかってテクニックを知ることなんですよね
誰かからそれを教わって初めて、もっと長い大連鎖を組めるようになっていくわけですよ
でもそこで、そういうテクニックのことを「自分で気づかなきゃ本物のぷよらーじゃない」って
誰も教えてくれなかったら、初心者の人はどうなると思います?

そうなったら10年経っても20年経っても、5連鎖しかできないまんまなんですよ
どうしたらいいのか分からないまま、何も成長できずに時間だけが過ぎていく。
実際、ぷよぷよが発売してもう20年以上経ってますけど、
かつて「5連鎖しかできない」って悩んでた人たちは、自分だけで連鎖伸ばしのテクニックに気づいて、
今では大連鎖を余裕で作れるようになってるんですかね?

そんな人ほとんどいないと思うんですよ。
大抵の人は今も昔も変わらずに、「5連鎖しかできない」って言ってるまんまですよね
だから初心者に何も教えずに「自分だけで気づけ」なんて言ったって、全然気づけないしただの無茶ぶりでしかないんです
そんな指示をするのは初心者の成長を止めているに等しい。

だから初心者にそんな指示をしないでやって欲しい。初心者を育てるなら、まずは必要な知識を与えることが第一だろうと。
ぷよぷよ以外のゲームでも「初心者の館」って言葉がよくありますよね。
初心者のために色々な知識をわかりやすく教えてくれる場所ですよ。俺はそれ自体いいことだと思うし、
自分が初心者の時もよくお世話になったりするんですけど、でもそんな初心者の館に書いてあることが、
「○○の方法:自分で気づかなきゃ意味がありません」
「△△のやり方:自分で気づかなきゃ意味がありません」

とかだったらどうでしょうか、こんなもんで初心者が成長するかよって思いませんか?
だからこういう風に初心者に指示するのって、俺は絶対にやっちゃいけないことだと思うんですよね

さて、クソ長い育成論はこの編にして、本編の方に話を戻しますと…
大吾が外野にまわったことで、大吾・光さん・睦子が外野に並んだわけですが、
それによってベンチに下げられてしまったチームメイト達が
「なんで俺たちがこんな目に…」と不穏な空気をかもし出す結果に!

やー、チームメイト達の不満がだいぶ溜まってるようですね…睦子はこうなることを恐れて「私は試合に出れなくてもいい」
言っていたわけですが、まさに危惧していた通りになってしまったか…
特に睦子の代わりに下げられてしまった永井は、「お前の出番は必ず作る」って田代との約束がありましたけど
今回の試合展開をからするととても永井を出してる余裕はないですよね

0対2で負けている状態のまま、全然反撃の糸口が掴めずにもう試合終盤まで来てしまったから、
「バッティングの下手な永井」と卜部に言われていたこいつを、試合に出す余裕はまったくないというか…
うーん、そうなると永井の親とかが色々文句言ってきそうで怖いですね
まさかこいつの親がモンスターペアレントでひと波乱あったりするんだろうか



ともかく状況は相手の攻撃でノーアウト1・2塁。この場面で相手が選んだ行動は、バントの構えで卜部を惑わすことでした
確かにここで送りバントを決めれば絶好の得点チャンスですからね
これ以上点をやりたくない卜部からしたら、バントされてしまうことは非常に怖いわけですが…

(卜部は連続でフォアボールを出した後だ…
 相手は簡単には送らずじっくり攻めたいはず…
 卜部、ここは真ん中でいい。さっさと追い込むぞ!)

スパアアアン!

「ストライーク!」

スパアアアン!

「ストライクツー!」

おおしかし、「相手は簡単にバントしてこない」というアンディの読みがズバリ的中し、
テンポよくストライクを取って追い込んだ卜部!なるほど、これまで卜部はコントロールをさんざん乱してボールを連発していたから
相手としてもあわよくば様子を見てフォアボールで出塁したいって気持ちがあったんですね
それを読み切ってド真ん中を連発させたアンディは、さすがの判断としか言いようがないなー

「オッケーオッケー!」

「なるほど彼が正捕手か…やはり呼吸が違うな」

「え?」

「バッテリーには一朝一夕には築けない呼吸ってのがある。
 返球やサインの間合い、ちょっとした気づかいや声かけ…
 長い時間で分かり合っているキャッチャーとのその呼吸が、
 ピッチャーに安心感と勇気を与えてくれるんだ」

そんなアンディの立ち振るまいを見て、大吾の時よりも卜部の安心感が明らかに増したと語る茂野じーちゃん。
アンディの発する一言一言や細かい気づかいで、調子を乱していた卜部も復活してきたってことですよね
アンディは能力としても大吾を大きく上回っているし、卜部としてはやっぱり格段の安心感があるんだろうなあ



「走った!エンドランだ!」

おっとその時、ツーストライクとなった相手が取った作戦はヒットエンドラン!
スリーバントになっちゃうからバントはもう出来ないということで、作戦を変えてきたようですね
おそらくゴロを打ってランナーを先に進めるつもりなんでしょう
しかしそんなランナーの動きを鋭く見抜くアンディの眼光!
相手の動きは完全にアンディに見えているようです、そしてアンディが取った行動はというと…



ビシイッ!

「ストラックアウッ!!」

「な、何!?」

おお、ここであえてボールを大きく外して空振り三振に仕留める結果に!
これってあれですよね、ランナーが走ったのは卜部が投げた瞬間ですけど、
アンディはその前から卜部に「この球を投げろ」と指示したわけだから
相手が動く前からヒットエンドランを完全に読んでたってことですよね
さっきランナーの動きを目で追っていたのは、「やっぱり来たな」とすでに走ることを確信していたということか

ともかくアンディの読みが的中したことによりバッターアウト、あとは走り出したランナーが2人いるわけですが…

 

パン!!

「アウト!!」

「よ…よっしゃあああゲッツー!!ナイスアンディ!!」

うおおおなんと、矢のような送球を放って二塁ランナーを仕留めてしまったアンディ!
アンディのファインプレーによって、あっという間にアウトを2つ稼ぐ結果に!
しかもみなさん、この時刺された二塁ランナーが誰だか分かりますか、これって俊足の桶川ですよ
これまで大吾たちがまったく手も足も出ずに、好き放題走られまくっていた相手なわけですが…
それを事もなげにアウトにしてしまいました。マジかよアンディ!?
アンディって足をケガしてるはずなんですが、それでこの驚異的なプレーができるってどういうことなの…



そしてこの顔である。おいおいおい!ちょっと満田先生どんだけアンディをかっこ良くする気ですか!?
もはや王者の風格が漂ってるじゃないですか!こんなんいま人気投票やったら
アンディがダントツで1位取るレベルですよ!(えー

(や…やられた…!)

(すごい…!あれが本物のキャッチャーか…!)

そんなアンディの別格すぎるプレーを見て、「や、やられた…!」と青ざめる敵ベンチの小森。
そして大吾も、アンディこそが本物のキャッチャーだと目を輝かせながら
アンディの活躍にすっかり感心しているようです。なんというかアンディの株が上がりすぎてとんでもないところまで行ってますね

大吾がまだまだ発展途上で半人前なキャッチャーなのに対して、
アンディはすでに完成されていて、大吾の目標である「本物のキャッチャー」にも到達しているという
とんでもない優遇ポジションにつくことになりましたね。初登場の頃からは想像もつかないほどに出世したなあ

そんなわけでとてつもなく頼れる男となったアンディですが、やはり気がかりなのは足のケガがどうなるかってことですね
なにしろアンディがここまでキャッチャーとして完成されている以上、ケガが治って問題なく試合に出られるようなら
大吾がキャッチャーとしてやることがまったくなくなっちゃうので、
やっぱりケガが悪化して思うように試合に出られないっていう状況が続きそうな気がするなー
主役の大吾とポジションが被っちゃってるっていうのは悲しいですね…どうにかして共存してほしいところだけど、
上手くいく方法はあるんだろうか。次回に続く!

(C)満田拓也/小学館


3月24日

・こんにちは。サイト内検索の文字化けの事なんですが、解決策を一つ見つけました。
 http://www.eripyon.com/mt/2015/09/google_search_not_working.html
 サイトは上気のものですが、そこから抜粋すると、
 :actionのURLは http://www.google.co.jp/search に変更
 :ieやoeの指定をやめる
 このどちらかで解決するそうです。是非お試しを。 by 通りすがる

(くわっ)
なおった!!!!!

(C)鳥山明/集英社

 

うおおおおおおおすごい!なおった!サイト内検索なおったああああああああ!!
いやーありがとう!よくぞ教えてくれました!もうかれこれ1年以上、文字化けのまんまほったらかしになってましたが、
おかげさまでようやく直りましたよ、いやー久しぶりに使えるね、みんなも遠慮なくじゃんじゃん検索してやってくださいよ



アニメ感想:バトルスピリッツ烈火魂(バーニングソウル) 第49話「俺たちの絆」

「お市様!一体どういうことなのですか!?
 海外視察に出られていたはずの信長様が、
 あろうことか大六天魔王として大会に出場されていたとは…!
 信長様は、一体なにを考えておられるのですか!?」

「どうもこうも、すべては兄上が昨日おっしゃった通りなのです」

「で、では本当に、信長様は我々IBSAを否定なさるおつもりで!?」

「あなた達には申し訳ないことをしたと思っています…
 ですが、すべては秘密裏にと兄上の言いつけだったのです。
 海外視察から戻られた兄上は、日本のバトスピ事情に
 大変な危機感を抱かれていたのです…」

さて前回、大六天魔王の正体が信長だったということが明らかとなり、大混乱に陥っていた幸村達ですが…
今回の冒頭でもまた、勝家がお市にずいずい詰め寄りながら「どういうことなんですかァー!!」と大声を上げていました
しかしお市はというと、「どうもこうも前回兄上が言ってた通りなんで」としれっと答えております

こいつマジで最初から全部知ってたんやなあ、いくらなんでも勝家たちが可哀想じゃないか?というのも、勝家たちからしたら
自分たちの会社が潰れてニートになるかどうかの瀬戸際なんだから
「いやーごめんごめん、でも兄上が秘密にしてろって言うからさー」とか言われたって、
「ふざけんなコラー!!俺らの生活どうしてくれんだコラー!!」って
到底納得できないんじゃないかと思うんだが…(えー

『市よ…悲しいことだが、俺は今回の海外遠征で、
 日本と世界の力の差をまざまざと思い知らされた…
 今のままでは、日本のバトラーが海外のバトラー相手に渡り合うことなど、
 夢のまた夢だろう』

『それほどまでに大きな差が…』

『近いうちに、彼らは日本にも交流戦を挑んでくる。
 その時、海外勢の圧倒的な力に屈しないためには、
 日本のバトスピ界を根底から覆すような、荒療治が必要なのだ』

「そうして兄上は、日本の全バトラーの標的となることを選んだのです。
 日本全国から集まったバトラー達が、誰一人として兄上に歯が立たないのであれば、
 全てを一からやり直す必要があると…」

って、信長がどういった思惑で大六天魔王を名乗ることになったのか、具体的に勝家たちに言って聞かせるお市ですが…
いやいやそういう説明があるなら、今回の最初から言ってやってくださいよ!
さっきの「は?前回言ってた通りなんで」って無駄に冷たい言い方はなんだったんだ…(えー

ともかく信長は、やはりというか日本と海外とのレベルの差を痛感した結果、自ら大六天魔王の仮面を被って
日本のバトラー達のレベルを引き上げようとしているようですが…それにしても、それだけ信長が必死になっている最大の理由が
「だってもうすぐ海外の人が交流戦挑んでくるんだよ!?
 このままじゃ日本が恥かいちゃう!」ってものすごくショボイ気がするんだが…(えー
別に交流戦でボコボコにされたってねえ…日本のバトスピが滅びるわけじゃあるまいし、そこまで気にする必要あるのっていう…

「し、しかし…」

「無論、私にもこれまでIBSAを支えてきた自負があります。
 黙って兄上の言いつけに従うのもシャクでしたので、別の可能性を求めて色々と手を打ってみたのです」

って、ここで市の口から今までの自分の行動についての説明が。
これまで信長と敵対するように、市が幸村たちへの支援を続けてきたのは、
「いやなんか兄上の言いなりになるのもシャクだからさー」ということで
信長とは別の穏便なやり方で、幸村たちが強くなってくれればと思ってやっていたようですね

うーん、つまり市としては、「信長とは違う方法で上手く行ったらラッキー」ぐらいの気持ちで幸村たちを支援していたわけか…
まあ確かに、市の穏便なやり方で幸村たちが信長より強くなることができれば、
「ほれほれこういうやり方でも十分強くなったやん?バトスピ界壊す必要なくね?」
「はい、そうですねすいません、バトスピ界壊すのやっぱりやめます…」
っていう方向に持っていけるので、できれば幸村たちが勝ってくれるのが一番よかったということか…(えー

「いずれにせよ、ここまで来たらジタバタしても仕方がありません。
 バトスピの未来は兄上と烈火幸村の2人に託されたのです。そう…すべては明日決します」

「俺は今の日本のバトスピを憂いていた…
 ”黒船”の襲来はもう目前にまで迫っているというのに、
 日本各地のバトラー達はただ小競り合いを繰り返すばかり…
 日本のバトスピが世界の強豪に蹂躙されてしまう前に、皆の目を覚まさせる…
 そのために俺は素顔を隠し、大六天魔王として生まれ変わったのだ」

一方その頃、信長はというと蘭丸やサルを相手に、自分の思惑を洗いざらい話しているところでした
というか蘭丸やサルもこの話は今初めて聞かされたようですね。よく今まで知らずについて来てたなお前ら
そして相変わらず「もうすぐ世界との交流戦が始まっちゃうよ、大変大変!!」
世界との交流戦についてめっちゃ危機感を持っていた信長。単なる交流戦なのにお前どんだけ危険視してんねん…

それにしても、これだけ信長が世界だ世界だと口にしているわけですが、このアニメの残り話数から考えて
世界とのバトルやってる時間ぜんぜんないんですよね…(えー
そう、あと残り2話か3話でもう最終回です。だからこの後、幸村vs信長の決勝戦をやったらもうそこで終わりなわけで…
たぶん最終回では「よくぞ俺を打ち倒したな幸村!だが世界には俺よりはるかに
強いバトラー達が大勢いるぞ!もうじきそんな奴らが交流戦を挑んでくる。
幸村、海外の猛者と戦う覚悟はあるか!」
「ああ!やってやる!どんなに相手が強くたって俺は絶対に負けないぜ!
俺たちの戦いはこれからだ!」
長い間ご視聴ありがとうございました!とかそんな感じになるんじゃないかな…(えー

「ああ…トシさん、トシさん…!」

「…」

「ちくしょう…!大六天魔王の奴、よくもトシさんを…!」

一方その頃、前回信長に敗北した利家はというと、意識不明の状態で病院のベッドに運ばれていました。
うーむ、前回のバトルで利家は、地面が深々とえぐれるほどの衝撃を受けたわけですからな…
やはりタダでは済まなかったようで、全身ズタボロになって生死の境をさまよっていたというわけですか
信長のやつ、いくら海外との交流戦で恥をかきたくないからって
レイプだとか殺人未遂だとか明らかにやり過ぎだろ…(えー

「まさか早雲に続いて、トシまでこんなことになるなんて…」

「そうだ、早雲は大丈夫なのか!?」

「…もう意識は回復しているんだが、大六天魔王から受けた心のダメージが大きかったらしくて…
 俺達と目さえ合わせようとしてくれないんだ…」

って、今度は早雲ちゃんの容態についての話になりますが、すでに意識は取り戻したものの
あまりの精神的ショックで抜けがらのようになってしまった早雲ちゃんは、誰が話しかけても反応がなく
ぼーっと虚空を見つめたままという…

おいおい、これって完全にレイプされた女の子の典型的な反応じゃねーか!!(えー
完全にレイプの事後だこれー!!今まで冗談でレイプレイプと言ってきましたが
本当にレイプされた子になっとる!全年齢アニメでこれをやるとはすげえな早雲ちゃんは

なんていうか早雲ちゃんって、エロ本によく出てくるようなキャラをキッズアニメに上手く落とし込んだ感じで、
それが見てて面白いですよね。例えば「くっ…殺せ!」って部分だとか
「絶対に○○なんかに負けたりしない!」→「○○には勝てなかったよ…」って部分だとか
それに今回のようなレイプ後の顔だとか、こういうのってエロ本の女性キャラによくある要素なわけですが、
その要素を健全なキッズアニメのキャラクターに持たせてるっていうのがすごく面白いんですよ

たぶん早雲ちゃんって、無垢な幼い子供の視聴者が見たら、割と健全なキャラに見えてると思うんですけど
俺たちのようなエロに染まりまくってる大人が見ると、「うおー早雲ちゃんレイプされとるやんけー!!」
って気持ちになって、わーわーはしゃいでしまうんですよね。

そういう風に子供から見たら健全なキャラ、大人から見たらエロいキャラっていう区分けができてるのが物凄くいいと思う。
個人的に、子供向けのエロっていうのはこういうのが理想的だと思ってるんですよ
たとえばパンツ丸出しにしたりおっぱい丸出しにしたり、子供から見ても大人から見てもエロいっていうのは
あんまり子供の前でやるべきじゃないと思うわけです。そういうのって子供の教育に悪いし、何よりも
「こんな不健全なものは規制だ!」って騒がれる原因になってしまうわけですから、
子供向けの作品でそういう露骨なエロをやって欲しくない。やるんだったら大人だけが気づいて楽しめるような
そういう仕掛けにしておいて欲しい。そういう意味じゃ早雲ちゃんはよくできたキャラだと思いますね
まあスタッフが本当にそういうエロを狙ってやってるのかは分からないんですけど(えー

「早雲やトシの無念を晴らすには、大六天魔王を倒すしかない…もはやそれが出来るのは…
 幸村、お前だけだ」

「えっ…」

「そうだぜ幸村!頼む、トシさんの仇をとってくれ!」

「もうお前しかいないんだ、幸村!」

「…でも…俺にはわからないんだ…」

「え?」

「大六天魔王が…俺にバトスピの未来を託してくれたはずのノブ兄が…どうしてこんなことをするのか…」

って、傷つき倒れた利家や早雲ちゃんの仇を取ってほしいと懇願する一同でしたが、幸村はというと
ノブ兄の真意が分からないことにひたすら困惑しており、戦う覚悟が決まっていないようです
ただこのシーン、幸村はこれだけ「ノブ兄は何を考えてるんだ…なんのためにこんなことを…」って困惑してますけど
視聴者としてはノブ兄の真意は全部わかっちゃってるので、
「え、そりゃ交流戦のためでしょ」としか思わないのがなんかアレだな…(えー

「どうしてなんだ…?ノブ兄はどうしてあのとき俺の前に現れたんだ…?
 どうしてあんなことを言ったんだ…?あの時の約束はなんだったんだよォォォッ!!
 ノブ兄ィィィィーーッ!!」

ああ、そして考えれば考えるほど幸村の困惑は深まっていき、とうとう我慢できなくなって
大勢の前で「ノブ兄ィィィィ!!」と絶叫する結果に!
いやいやちょっと待て幸村!落ち着いてくださいよ!「どうしてあの時ノブ兄は…どうしてあんな約束を…」って言ってますけど
その話を知ってるのってこの場でごじゃる1人だけなんで、ほとんどの人が置いてけぼりですよ!(えー

いやマジで、そもそも「え、ノブ兄って誰?」って初めて聞いた人が大半なんじゃないでしょうか
やばいですよ幸村、いくら余裕がなくなったからって今の一連のセリフは、周りから見たら
意味不明なことをブツブツつぶやきながらいきなり叫び出したやばい奴にしか
見えないということに…(えー

「戦えない…このままじゃ俺は戦えない…もう一度ノブ兄と会って話さなきゃ…
 そうだもう一度ノブ兄と…!」

ダダダダダ!

「ゆ、幸村!?」

「…ど、どうしたってんだ幸村の奴…」

「さあ…」

ああ、さらに「ノブ兄と会わなきゃ…ノブ兄と…」とうわごとのようにつぶやきながら、病室から駆け出してしまった幸村!
いやあ…精神状態がもう相当やばいことになってますね、そんな幸村の不安定な姿を目にしてしまっては
「え、あいつどうしたの…」さすがに周囲もドン引きせざるを得なかったようです(えー

ただこの一連のシーン、幸村のことを思ってひたすら心配そうにするごじゃるが可愛いんだよなー
ほんとごじゃるは性格面でヒロインとして一級品だと思いますよ、なにげにすごく健気に幸村のこと考えてるよなー

「はあ、はあ、はあ…!ノブ兄!ノブ兄ーーッ!!出てきてくれよノブ兄!
 もう一度俺の前に姿を見せてくれェェーーッ!!」

しーん

「あぁ…ノブ兄…どうして…どうしてなんだよ…俺の目標だったノブ兄が…
 俺にバトラーの魂を教えてくれたノブ兄が…どうして…
 くっ…なぜなんだあああああああ!!うわあああああああ!!」

ああ、ノブ兄を探し求めて以前ノブ兄と夜の再会をした場所にやってきた幸村でしたが、
いくら叫んでみてもノブ兄が現れる様子はありません。もはや巨大すぎる不安や困惑を抱えきれなくなってしまい
半狂乱のようになって泣き叫ぶ幸村…いやこれは相当危ない状態ですね、さすがに誰かノブ兄の真意について
「いや交流戦のこと考えてるだけだから…」って教えてやってくださいよ!(えー



「うっ…うぅ…ノブ兄…俺は…どうすれば…」

「立て、幸村」

「はっ!?ノブ兄!?」

「立つんだ幸村ァッ!!」

「!?」

って、そんな泣き濡れる幸村の前に現れたのは兼続!幸村の奴、兼続の声を聞いても「ノブ兄!?」と言うくらいに錯乱してますが、
果たして兼続はそんな幸村を立ち直らせることが出来るんでしょうか。俺の予想だと、ありそうな展開としては



「幸村…貴様なぜ自分の役目を果たそうとしないんだ?(ぐいっ)立てよおいッ!!」

「やめてくださいよ…!そんなにノブ兄を倒したいんなら、
 あなた自身がやればいいんですよ!」

「できればやっている。貴様に言われるまでもなくな!」

「僕だって出来るからやってるんじゃないですよ!」

バキイッ!

「あっ…!殴ったね…!?」

「殴ってなぜ悪いか?貴様はいい!そうしてわめいていれば
 気分も晴れるんだからな!」

「僕は…そんなに安っぽい人間ですか!?」

バキイッ!

「ぐ…二度もぶった!?ノブ兄にもぶたれたことないのに!」

「それが甘ったれなんだ。殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!」

「も、もうやらないからな!?誰が二度とバトスピなんてやってやるもんか!」

「幸村、今のままなら貴様は虫ケラだ。
 それだけの才能があれば…貴様はノブ兄を超えられる奴だと思っていたがな。
 残念だよ(すたすた)」


「えっ…?ノ、ノブ兄を…?か、兼続…兼続…!」

って大体こんな感じに立ち直らせてですね…(えー

「か、兼続…?」

「幸村…お前と天魔信長の間に何があったのかは知らん。
 だが、これはすでにお前達だけの問題ではないのだ」

「わ…分かってるよ…でも…無理だ…!俺には戦えない…
 ノブ兄がどうしてこんなことをするのかハッキリしなきゃ、
 どうしていいか分からないんだ!」

ともかく幸村を再起させようと説得を開始する兼続でしたが、それでも戦意を失った幸村は
自分の気持ちがどうにもならないようでした。その理由としては、「ノブ兄が何を考えてるのか分からないから」と…
いや、だからそれは海外の交流戦のことを考えてだな…(えー
そろそろ誰か幸村にこれ教えてやってくださいよ!

「どうしていいか分からないだと?この俺がライバルと認めた男のバトスピ魂は、
 その程度のものだったのか!!」

「俺にそのバトスピ魂を教えてくれたのはノブ兄なんだ!
 そのノブ兄が大六天魔王だったなんて…!
 お前に俺の気持ちが分かるもんかァァッ!!」

「ああ、分からんな、分かりたいとも思わん。
 だがな幸村…これを見てもお前は戦えないと言えるのか?」

「うっ!?それは…!」

「炎利家の魂…!この宝緑院兼続が、しかと預かってきた!」

って、ノブ兄と戦いたくないと弱音を吐き続ける幸村に、
「この印籠が目に入らんかー!!」と1枚のカードを見せつける兼続!
何かと思ったら、それは利家のセンゴクタイガー!え、なに、兼続のやつ利家から借りパクしてきたの!?



と思いきや、このカードは利家が薄れゆく意識の中で兼続に託したカードのようですね
そうか、さっき幸村は利家の病室でノブ兄ノブ兄叫びまくってたから
さすがに利家の耳にも聞こえていて、幸村を立ち直らせようとこれを託したってことなんですね

「ト…トシ…」

「センゴクタイガーを手に取れ幸村!お前にはトシの思いと共に戦う義務がある!」

「トシの…思い…」

「トシだけではない、大六天魔王と戦うことさえできない俺の思い、
 無念に散っていった早雲の思い、志なかばに敗れていったバトラー達の思い、
 そして全国のバトラー達の思いを背負って戦うことが、
 お前に課せられた使命だ!!」

「…」

そして熱い説得とともにセンゴクタイガーを手渡した兼続ですが、その時の幸村の反応としては
「え〜、そんなこと言われてもな…」と言いたげにしぶしぶ受け取ったって感じです
おいおいお前大丈夫かよ!これだけ言われてまだ立ち直ってないんかい!さすがにそろそろシャキッとして欲しいですね

それと「無念に散っていった早雲の思い!」のシーンなんですが、病室で1人夕日に照らされながら
静かに泣き濡れる早雲ちゃんの映像がエロすぎると思いました



やべーよこの子、マジでレイプされた時の反応が100点満点だよ!(えー
「私はあんな奴に汚されてしまったのか…」と言いたげにすすり泣く早雲ちゃん可愛すぎなんだが
ほんとこの子はなんでこんなにレイプが似合うんだろうな、キッズアニメでこのキャラを生み出したバトスピスタッフは天才だと思うわ

「…」

「まだ分からんか?言って分からんのなら、この俺が力づくで分からせてやる!」

「か、兼続…」

「幸村、お前と大六天魔王の戦いは、俺たちが積み重ねてきた魂のバトルが
 無駄ではなかったと証明する戦いでもある!俺たちの思いを受け取れいッ!!」

そして、センゴクタイガーを受け取ってもまだ腑抜けた反応をしている幸村に、
さらなる闘魂を注入するべくバトルを仕掛けてきた兼続。
やっぱりふぬけた根性はバトルで叩き直すのがバトスピのお約束ですよね
以前のシリーズでも、ダンさんやバローネ様がこういうふぬけ状態からの復帰バトルをやってたしなあ

「蜂王フォンニードでアタック!」

「ソウルドラゴンでブロック!」

そんなわけで2人のバトルが始まりますが、おいおい兼続のやつ
ずいぶん久々に蜂王フォンニード使ってんじゃん!ようやくそれ使う気になったか!
フォンニードは兼続が初期の頃に使っていた主力カードでしたが、途中でキリカゲを使い始めてからは
まったく出番がなくなっちゃったんですよね。それについて、俺も今までの感想で何度か
「兼続のバトルってキリカゲばっかでワンパターンだから、たまにはフォンニード出せよ」って書いていたので
今回久々にフォンニードが出てきたのはちょっと嬉しいですね

「行け!クロハガネ!」

「迎え撃てムラマサドラゴン!」

(そうだ…ノブ兄がなんて言おうが、俺たちの積み上げてきた魂のバトルが、
 無駄なはずがないんだ…!)

「行け!バーニングソウルドラゴン!」

「ブロックだ!大地の忍ダイビート!」

(天下を取るっていうことは、今まで戦ってきたみんなの思いを…
 バトラーの絆を紡ぐことなんだ!俺はそう気づいたばかりじゃないか…!)

「俺は戦わなきゃならない…!みんなの分まで戦わなきゃならないんだ!!」

「ふふ…それでこそ幸村だ…!」

「ありがとう兼続…後は任せてくれ早雲…見ててくれよトシ…!
 召喚!センゴクタイガアアアアアッ!!」

そして兼続とのバトルを続けるうちに、今まで消えかけていた幸村の闘志も、ついに再び燃え上がってきたようです。
それに最後は利家のセンゴクタイガーを遠慮なく使ってますね
歴代のバトスピでも、最終決戦で仲間のカードをデッキに混ぜて戦うというのがお約束なので
この流れはなるほどといった感じですね。いっそのこと兼続や早雲ちゃんのカードを受け取ってもいいんじゃなかろうか
これだけ幸村が「みんなの思いを背負って戦う!」って言ってるんだから、それもアリだと思うんだよなー

(それじゃ行ってくるぜ…トシ…早雲…!)

そしていよいよ決勝当日の朝、すっかり立ち直った幸村は、利家たちの病院を後にすると決戦の場へ向かうのでした
というか最終決戦の日になっても利家はまだ眠ったまま、早雲ちゃんもレイプ顔のままなんですね(えー
まさか最後までレイプキャラで通すとは思わなかったわ、早雲ちゃんは本物のレイプキャラや…レイプキャラやでー!!

《いよぉーっ!!バトスピ戦国チャンピオンシップもいよいよ決勝戦だ!
 この一戦で史上初の全国制覇、全国の頂点に立つ最強のバトラーが
 決定するぞぉーっ!!》

「頑張ってくるでごじゃるよ、幸村!」

「ああ、かんべえ…俺はお前と出会わなければ、
 ここまで来ることは出来なかった。ありがとう」

「えっ…幸村…」

っておおおお!いよいよスタジアムの控室から、最後の決戦に向かおうというその時、
ごじゃるに向かってにっこりと微笑みながら「お前と出会えてよかった」と口にする幸村!
いいこと言うじゃねーか幸村!まさかの口説き文句ですか!いきなり幸村から飛び出した予想外の言葉に、
さすがのごじゃるも目を丸くしております。いやーこれはいいムードになってきましたね、
最終決戦を前に見つめ合う主人公とヒロイン…うーむ素晴らしい。これは幸村にはもうちょい踏み込んだことを言って欲しいところです

「かんべえだけじゃない、サスケ、タイチ、タクマ、ユウヤ、
 みんながいてくれたから今の俺がいるんだ!」

っておいいいいいい!!幸村あああああああ!!
そこで話をそらすなああああああああああああああ!!なんでだよお前ってやつは!
ごじゃるがもう完全に女の顔になって幸村に熱い視線を注いでいるというのに、
それを無視して「いやーサスケ達もありがとうなー」ってアホかああああ!
そんなオマケ連中は放っておけばええねん!(えー  今はこいつらの事よりごじゃるだろ!
まったくアホです幸村、まあ幸村の信念は「みんなの思いを背負うこと」だから、
こいつらのことを気にするのも仕方ないっちゃ仕方ないんだが…

「この戦いは俺一人だけの戦いじゃない、みんなも一緒に戦ってくれるか?」

「ああ、もちろんだぜ幸村!」

「頑張ってこいよ、俺たちがついてるぞ!」

「ありがとうみんな、それじゃ…」

「(ぐいっ)」

「え?」

「…」

「かんべえ?」

ってここで再びごじゃるキター!!おおおおおおお!!
そろそろ試合に向かおうとする幸村に対し、もっと自分に構ってほしいと言わんばかりに引き止めるごじゃる!
いいぞよくやった!へし折れそうになった恋愛フラグを即座に修復したごじゃるのファインプレーですよ
今のごじゃるの心境的には、きっとあれでしょうね機動新世紀ガンダムXの第29話のサブタイトルの心境が相応しいでしょうね(えー
はい、つまりどういうことかというと「私を見て」ってことですよ。ひゃーーたまんねーー

「ゆ…幸…村ぁ…」



「大丈夫だ…行ってくる」

ぬおおおおおおおこれはああああああ!!
俺の大好物の展開じゃねえかああああああああ!いやいやこれってアレじゃないですか!
俺がこないだ烈火魂45話の感想書いた時、こういう展開っていいよなーって語ったやつじゃないですか!

そう、あの時はブレイヴのダンまゐを例に出して、戦場に向かう主人公のことが心配でたまらないヒロインと、
「俺は負けないよ、行ってくる」って戦いに向かう主人公の図って最高だよなーと語ったわけですが
今回まさにその描写をやってくれるとは!いやはやありがたいことですわー

さっきの兼続のバトルにしても、「兼続のやつフォンニード持ってるんだからもっと使ったらいいのに」って前に感想で書いたことが
実現したりしてましたよね、今回はなんかそういうの多かった気がする。まさに俺得回。
あとごじゃるがなんで泣きながら幸村を心配してるかって言うと、今まで信長と戦ったメンバーの様子を見ても
利家は意識不明の重体、早雲ちゃんは精神崩壊って具合にタダじゃ済まないからじゃないですかね
特に幸村はノブ兄との因縁があって、戦う前から錯乱してたぐらいだからなー。負けた時のことを考えたらそりゃ心配でしょう

《来たあああーっ!!烈火幸村vs天魔信長!
 バトスピの未来はこの一戦に託されたぁーっ!!》

ワアアアアアア!!

「ノブ兄…いいや…天魔信長!!ここまで来たら
 お前が何を考えていようと関係ない!俺は俺のバトルを信じて戦うだけだ!」

「フ、ずいぶんと威勢がいいな…だがお前にバトスピの全てを叩き込んだのは
 誰だと思っている?」

って、ついに決戦の場で顔を合わせた幸村&信長ですが、今回の信長はなんと大六天魔王のコスプレを捨てて
普段のノブ兄ルックで登場!おいおい、しかも「お前にバトスピの全てを教えたのはワイやで」って
最後はノブ兄として戦うんかい!お前こないだ「ノブ兄とは誰だ?」とか
しらばっくれてたくせにー!!こらあー!!

「お前などが我に勝てると思っているのか?」

「俺をあの頃のままの俺だと思うな…!ここへ来るまでに俺は、
 トシ、兼続、早雲、サスケ達と、来る日も来る日も燃えるような熱いバトルを
 積み重ねてきたんだ!今日はその全てをお前にぶつけてやる!
 お前に勝って、俺たちのバトスピを守ってみせる!」

「笑止な…出来るものならやってみるがいい!!」

「行くぜ!信長!!」

って、見た目は確かにノブ兄ではあるものの、自分の呼び方が「我」だったり「笑止な」とか言い出したり
大六天魔王のキャラ混ざっとるやんけ!(えー
うーん、今の信長は大六天魔王でもありノブ兄でもあるってことでしょうか、最後はそういう戦いになるのか
そんなわけでいよいよ最終決戦の始まりですね。この後に「海外との交流戦があるんやでー」と言っていたノブ兄ですが
そんなものはなかったんや…話数的にな…(えー  次回に続く!

(C)BNP/BANDAI, NAS, TV TOKYO


3月20日

今月のアフタヌーン読んでたら、おおきく振りかぶっての中でかなりいいこと書いてたので紹介します
今回の話は、西浦野球部にメンタルトレーニングの講師がやってくる話ですね
メンタルについての理解が薄い西浦のために、参考になる話をしに来てくれたわけですが…

「ところでみんな、試合に勝つには心・技・体のどれが一番重要だと思う?」

まずメンタル講義を始める前に、試合に勝つために重要なものは何かを尋ねる講師の人。
心技体のうちどれが一番重要かを聞かれて、うんうん悩む西浦ナインでしたが、
最終的にはその場にいる全員心が一番重要と答えることになります。
講師の人もそこについては同意見のようで…

「そうだね、いくら技や体を鍛えても、その力を試合で発揮できなきゃ無意味だもんな。
 もちろん技も体も鍛えなきゃダメだけど、試合で常にベストなプレーをしたいなら
 心…メンタルも鍛えなきゃダメだ。ところで心技体のうち、体のトレーニングを毎日やってる人」

「はい」「はい」「はい」(西浦の全員が手を挙げる)

「うん、それじゃ技のトレーニングを毎日やってる人」

「はい」「はい」「はい」(西浦の全員が手を挙げる)

「それじゃ、心のトレーニングを毎日やってる人」

「…」「…」「…」(西浦の誰も手を挙げない)

「そうだよね、技や体は毎日練習してる。それなのに心については、
 チーム全員が一番重要と考えてるのに、ほとんど鍛えてない。なぜか?」

「…」「…」「…」

「それは、方法を知らないからだよな」

そして話はトレーニングの方へ移っていきますが、技や体を鍛えていても心の方は鍛えていないということに
気付かされる西浦ナイン達。心の重要性については全員分かっているわけですが、
じゃあどうすれば心を鍛えられるかという、その方法論については誰も知らないわけです。

そう、知らないからできない。俺が注目したいのはここなんですよ
西浦ナインは別に、心のトレーニングを怠けたいわけでもサボりたいわけでもない、ただ知らないから誰もそれができない。
そういうことなんですよ、選手が知らないことっていうのは、指導者が教えなくちゃ誰もできないんですよ



俺がMAJOR 2ndの感想を書いた時に、これと似たようなことを語ったことがありましたよね。
指示出しの役目を知らずに出来なかった大吾に、「それぐらいお前がやらなくてどうする!」
監督の田代が怒鳴りつけたシーン。俺はこんな風に責める必要ないと何度も語ったわけです
知らないことなんて誰もできないんだから。それを責めたところでなんの解決にもならない。
だから責めるよりまず先に教えるべきなんですよ。田代はそれが分かってないよなとつくづく思ったシーンです

「日本の野球界はまだまだメンタルに対する理解が少ない。
 監督たちも自分が選手だった時にやったことがないから、
 今の選手たちにも心のトレーニングをさせてない。そういう監督は試合で負けると…
 お前はプレッシャーに弱い!なぜ実力を発揮できないんだ!って怒るんだ。
 なぜ弱いってそりゃ、監督がトレーニングをさせてないからだよな。
 メンタルの弱さは、言ってみりゃ指導者のせいなんだ」

さあそして、講師の人の話は監督の指導法へと移っていきます
本来、心のトレーニングというのは監督が選手に教えるべきものですが
ボンクラな監督ほどそれを教えておらず、
そういうダメな監督に限って、選手の失敗を責めまくる
と語っているわけですね



聞いてるか田代…お前のことが言われてるんだぞ…(えー
本来教えるべきことを教えていないダメ監督。そして、そんなダメ監督が選手のミスを責めるのは、
まったくもってバカげたことだと講師の人は言ってるわけです。
ほんとにその通りですよ、選手を育成するのが指導者の役目なのに、それを教えずにほったらかしてるなんて
指導者失格と言ってもいいくらい、責任を果たしてないですよね。

しかもほったらかしてるだけじゃなくて、「なんでそれくらい出来ないんだ!」とか責めるのは本当に考えがズレてると思います
なんで選手が出来ないのかって、そりゃあてめぇが教えてねーからだよってことになるわけで、
指導者が無能だから選手がちゃんと育ってないのに、そういうことに気づいてない。
しかも選手にだけ責任を押し付けてに責めるっていうのは、本当にバカげてると思います

あと見てて気になったのはやっぱり、怒鳴られた時の選手たちの反応ですね
大吾も栄口も沖も、みんな同じで硬直してしまってビクビクした反応してるじゃないですか
やっぱりつくづく思うんですよ、他人を怒鳴るっていうことは、
不安、動揺、混乱を相手に与えるのと同じだってことを。

だからそんなの軽々しくやるべきじゃないんですよね。特に試合中にやるなんて本当にどうかしてると。
怒鳴るってことは相手の平常心を奪ってメンタルをかき乱してるのと同じなんですから、そんなことを味方にやってどうするのかと
さっき西浦の選手たち全員が言ってましたよね、試合に勝つにはメンタルが一番大事だって。
それほど大事なメンタルを、試合中にかき乱す監督がいたらどうでしょう。バカなんじゃねえのかと思うわけですよ
試合中の選手には、まず平常心や落ち着きを与えることを再優先にすべきなんじゃないのかと
怒鳴り散らして不安、動揺、混乱ばっかり与えてどうするんだっていうね…

「バッティングにしろピッチングにしろ、ふだん全然練習しないで
 試合の時だけいいプレイしろなんてチームは有り得ないよな。
 だけどメンタルに関しては、全然練習してないのに試合の時だけ気合を入れろって言われるんだ。
 それじゃむしろ体に力が入って、いいプレーなんて出来なくなる」

そして最後に、「普段練習してないことを、試合の時だけやれなんてチームは有り得ない」と語る講師の人。
まったくもってその通り、普段教えてもいないことを、いきなり試合になってやれとかそんなバカな話はありませんよ。
まさかそんなことを実際に指示して、選手に無茶ぶりしている監督がいるはずが…



いるんだよなあここに…(えー  田代お前だよ…今回の話は全部お前のことだよ!!
もうね、今回のおお振りの話を読んでて、田代ってほんとに監督としてアウトなことばっかやってるなあと思ったんですよ
すでに自分の感想もさんざん書いたことですが、このおお振りの話を読んだら余計にそう思ったと。
田代って一回戦の時はまともな指導してたと思うんだけどなあ…満田先生にはその時の田代を思い出して、
どうにか軌道修正してもらいたいところです

(C)ひぐちアサ/講談社
(C)満田拓也/小学館



サンデー感想:MAJOR 2nd 第45話「緊急事態?」

「いけえぇーーっ!!」



スパッ

「ああっ!?」

「ナイス桶川!」

「あの足がはえー奴か…!外野も鉄壁かよ!
 今の当たりを捕られたら、もうヒットなんて出ねーだろ…」

さて前回、大吾が相手ピッチャーの球種を見抜いたことにより、大飛球をかっ飛ばした光さんでしたが…
しかしホームラン級の当たりだったその打球も、俊足の桶川に追いつかれてアウトにされてしまいます
桶川のやつ、こんなホームランみたいな打球にゆうゆうと追い付くとかどういう足してんだよ…
なにげにこいつも相当やっかいなキャラですよね

「ド…ドンマイドンマイ!内野手の動きで球種は分かるようになったんだから、
 これからだよ!」

《5番、サード、有吉くん》

(えーと…なんだっけ?内野手が腰を落とす時は遅い球で…
 腰を落とさない時は遅い球…)

ともかく光さんがアウトになってしまったことで、次のバッターが打席に立ちましたが…
なんとこいつ、腰を落とす時=遅い球、腰を落とさない時=遅い球って
どっちの場合も遅い球という大ボケかましてます

アホかおのれはー!!なんでどっちも遅い球なんだよ!腰を落とす時は速い球やろ!?
大吾の話をちゃんと聞いてたんでしょうかこいつは、まったくとんだ大ボケ野郎ですね
それともボケていたのは写植を間違えた編集者なんでしょうか、コミックスでは修正しておいてくれよ…(えー

《でも球種が分かってもほとんど意味はなかった…
 光以外は球をまともに捉えられないうえに、
 ビートルズの鉄壁の守備力にスキはなく、
 2対0のまま打つ手なく試合は終盤を迎えた…》

ってええええええ!?なんと大吾がせっかく相手の球種を見抜いたというのに
味方がそれを活かせないボンクラぞろいだったばかりに
まったく相手ピッチャーを打ち崩すことができず、まるっきり歯が立たない状態のまま試合終盤に突入!なんじゃそら!?

いやいやちょっと、せっかく主人公が相手の弱点に気づいたというのに
味方がみんなボンクラで気づいた意味が全然なかったってそんなんあり!?
ドルフィンズのメンバーしょうもなさすぎるだろ!相手の攻略法を見つけてもこのザマだなんて、
とてもこの先勝ち抜いていける気がしないんだが…

(もっと楽に点を取れると思ったが、卜部君が予想以上に頑張ってるな…)

「ボール!フォアボール!」



「よっしゃ桶川が出たァ!」

(だがそろそろ弱点のスタミナ切れで、制球もバラついてきた…
 打順のいいこの回でダメ押しだ!)

ともかく点差は2−0のままということで、ここまでは卜部がひたすら踏ん張って相手を抑えてきたようですね。
しかしそれももう限界、卜部のスタミナはすでに底をついており、コントロールが思ったように定まらず
厄介なバッターの桶川にフォアボールを与えてしまいます。足の速いこいつには、初回でさんざん引っかき回されましたからね…
この苦しい状況で再び塁に出してしまったというのは、卜部にとっては相当なプレッシャーでしょう

(くそ、こいつは間違いなくまた走ってくる…!
 茂野の肩じゃ初回みたいな送球が精一杯だ、
 俺がしつこく牽制して、奴のスタートを少しでも遅らせるしかねえ!)



そしてここで、桶川の盗塁を許すまいと必死に気を配る卜部でしたが…
しかし桶川を気にするあまり、バッターへの投球に集中できなくなってしまうという弊害が!
ただでさえスタミナ切れでコントロールが悪くなっている中、さらに集中力まで乱されてしまって
卜部のボールはもはやまったくストライクが入らなくなってしまいます

「ボール、スリーボール!」

(ど、どうしよう…タイムかけた方がいいのか!?
 でも、俺が盗塁はさせないとか、気にせず投げろとか言える立場じゃないし…)

そんな調子を乱している卜部を見て、何か声をかけるべきだろうかと考える大吾。
確かにこういう時は、「ランナーは気にするな!バッター集中!」みたいな声をかけるのがお決まりではありますが…
しかし、もともと卜部がランナーを気にしているのは、大吾がランナーを刺せないからそのカバーをしようとしているのであって
それを大吾が気にするなって言うのはおかしな話だと…うん…確かに大吾が気にするなって言うんだったら
「ランナーのことは俺に任せておけばいい!」って言えることが大前提ですよね
それが言えない以上、なんて声をかけたらいいのか分からないと…確かにこれは難しい場面だなあ



「ボール、フォアボール!」

「く、くそっ…!」

「よっしゃあノーアウト一・二塁だーっ!」

「お、おい田代、これ以上失点したら終わりだぞ!?リリーフには佐藤がいるんだ、
 卜部はもうバテてるし早めに代えた方がいい!」

ああ、そして結局、コントロールの乱れがどうにもならずにランナーを出してしまう卜部!
これではピンチがますます広がる一方…さすがにもう卜部はもう限界だろうということで、藤井もさんざん悲鳴を上げております
確かにこれ以上卜部を投げさせるのはリスクがありすぎるし、ここは光さんにピッチャー交代したほうが…

「そうだな…代えたほうがいいだろう」



「ピッチャーじゃなくキャッチャーをな」

「え!?」

「アンディ、大事を取りたいのはわかるが緊急事態だ。悪いが出られるか?」

な、なんでそうなるんじゃあああああああ!!
こらああああああああ!!なんとここでまたしても田代のクソ采配が炸裂!なんでそうなるわけ!?
今の卜部が乱れているのは全部大吾が悪いと言いたげに、ケガをしているアンディと交代させるという
ムチャクチャなことをやり始めました。

いやさぁ…お前ホントにどんだけ大吾につらく当たれば気が済むんだよ…
初心者の大吾にどれだけのことを求めてるのかと。この卜部の不調は全部大吾の責任なんですか?
結局さ、この試合で田代が大吾に言ってるのって、あれも出来てないこれも出来てないって
ひたすらダメ出ししてるだけなんだよね

たとえば「この部分はちゃんと出来てるな」みたいな発想がまったくない。
大吾がちゃんと出来てる部分を見ようとせずに、出来てない部分だけを見て、ひたすらそこを責めてる。
初心者なんだから至らない部分があるのは当たり前だろうに、それを許さないんですよね田代は
初心者だろうがなんだろうが完璧にやれと。
それが出来ないようならベンチに引っ込んでろと。

野球センスがねーんだよ、
気づけよ!
完璧なプレーが出来ないなら
ベンチに下がって
くんねーかなコネ野くん。

これ以上チームに迷惑
かける前にさァー!!

「えっ…!?あれ…!?な…なんで…!?」

そんなわけで、田代からの非情な交代命令を受けてしまった大吾は、
なにがなんだかわけも分からず、ただひたすら困惑し、ショックを受けることになってしまいます
そりゃそうですよね、この試合、ここまで必死に頑張って抑えてきたのに
何ひとつ褒められることなく、「お前ゴミだわ、ケガしてるアンディより使えねえ」
いきなり交代させられるわけですから。大吾の受けた精神的ショックは計り知れないですよ



それにアンディにしても、ケガしてるのにここで無理に出させる意味が分かりません
そのせいで足のケガが余計に悪化したらどうするつもりなんでしょうか
ケガは無理をするとクセになりやすいってよく言いますよね
アンディのこの先の野球人生を考えたら、むしろしっかり治るまで休ませるのが監督の役目じゃないのかと。

もうね、田代の行動を見ていると、大吾とアンディを潰したいのかよって気持ちになるんですよ
大吾は精神的に、アンディは肉体的に、余計な負担をかけられる一方で
田代にはそれをケアしようって動きが全然見られないんですよ
というか俺が大吾だったらこんなクソチーム抜けますよマジで(えー

何が楽しくてこんな監督の下で野球をしなきゃならんのか。ただひたすらに辛いだけで何も得るものがないと思います
ましてやこれって趣味でやってることですからね、抜けようと思えばいつでも抜けられるわけで
「やっぱ野球なんか何も楽しくなかったわ、家帰ってゲームやろ」って発想になっても
何もおかしくないわけなんですよ

 

というか田代は一回戦の時、そのことを分かってたはずなんですよね
大吾に辛い思いだけをさせて交代させるということは、大吾が野球を捨てることに繋がってしまう恐れがあると。
だから「簡単に大吾を引っ込めちゃいけない」ということに物凄くこだわりがあって、
大吾がミスをしても最後まで辛抱強く、大吾にチャンスを与え続けたわけです

それがなんで今回はこうなるんだよ!!
お前ホントに一回戦の田代と同一人物かよ!?いともあっさりと大吾を見捨てて交代させやがって!
なんていうか、俺の感想でも一回戦の時は、田代って大吾のことをちゃんと見守ってていい監督だなってことを
何度も書いていたと思うんですよね。それが二回戦になって急にクズになったよね…(えー
なぜここまで酷いやつになってしまったんだろうか、大吾にひたすら負担をかけ続けてゴミのように見捨てるクズ監督みたいに
なってしまって、同一人物とは思えないくらいに差ができてしまった気がします

あとはそうだなあ…これは作品のテーマ性の話になるんですが、
大吾がキャッチャーを始める前、「ヘタクソな俺にキャッチャーなんて出来るわけない」と言っていた時に
姉ちゃんに言われた言葉があって



「あんたさ、頭でっかちになりすぎなんだよ。
 少年野球の適正なんて本人のやる気だけっしょ。
 あたしがドルフィンズにいた時は、キャッチャーなんて誰もやりたがらなかったから、
 運動神経低い子がやらされてたくらいだし。中学でも正直、普通の子がやってるよ。
 それに性格的な適正なら、あんたなんてむしろキャッチャー向きかもよ」

っていうのがそれなんですよね。そう、これはプロ野球じゃなくて小学生の少年野球なんだから
上手い下手なんて気にしなくてもいい、本人のやる気があれば十分やれるんだっていうのが
この作品のテーマだったと思うんですよね

でもそのテーマを今回の田代がメチャクチャにしてしまったと思うんですよ
大吾は十分にやる気があって、この試合でも一生懸命頑張ったのに、田代はそれをまったく評価しなかったわけで。
どんなにやる気があろうが、能力がない奴はゴミと言いたげにアンディと代えてしまったわけですよね

それって姉ちゃんの言っていたことと完全に相反することだし、この作品のテーマをブチ壊したに等しいと思うんですよ。
田代のやつとんでもないことをやらかしたなと。大吾は姉ちゃんの言葉を心の支えにしてキャッチャーを始めたわけだから、
田代にその支えを壊された以上、ここでキャッチャーも野球もやめてもおかしくないと思うんですよね
ほんの数話前までは、田代も姉ちゃんと似た考えを持っていたのにね…ほんと変わってしまいましたよあいつは。
果たして田代が以前の気持ちを取り戻す時は来るんでしょうか。次回に続く

(C)満田拓也/小学館





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