・ゼスティリアプレイしてたんですねw面白いレビューになりそうなんでレビューしてくださいよ大志さ〜ん(笑) by ザドウ菓子

ゼスティリアの感想ですか…とりあえず、ゲームはプレイしたし今期で放送中のアニメも見てます。
というのも、俺はゼスティリアの前半部分だけはすごく好きだったんですよ。前半だけは。
まあ後半になってからは前半の貯金を台無しにする超絶クソ展開だらけの内容で、俺もプレイしてて心の底からウンザリしたし
「こんな展開ふざけんじゃねえバンナム滅びろ」とブチ切れたりもしたし、世間であれだけ叩かれて炎上するのも当然だと思ってるし、
むしろもっと徹底的にバンナムを焼き尽くして火葬してやってくれと思ってるくらいなんですが、
ただ、それだけ後半がクソ中のクソと思ってる中で、前半だけは良かったと思っているので、
今アニメを見てるのも「前半は面白いから」っていうのが主な理由ですね

ちなみに、なんでそんなにゼスティリアの前半が好きなのかというと、
ゼスティリアの前半は、主人公が伝説の聖剣を引き抜き、世界を救う冒険の旅に出るという
王道の勇者モノをすごく真面目に取り扱った内容になっているからですよ

実を言うと俺は、以前からこういう王道勇者モノをすごく見たいと思っていたわけです。
小さい頃からドラクエを何作もプレイして育ったこともあってか、「勇者」って言葉にすごく憧れがあって
俺にとっての勇者はものすごく特別なキャラだから、単なる一般人みたいな主人公より遥かに憧れが強いんですよね

ただ、最近の作品でよくある「勇者モノ」っていうのは、王道な展開をやろうとするんじゃなくて
勇者とは名ばかりの一般人みたいな奴だったり、はたまたゲスな性格をしてるクズ勇者だったり、
勇者という言葉をネタにしてるキャラばかりが目に入ってくるような状態で、
「王道な勇者を真面目に描写しよう」っていう作品が全然見当たらないなぁと思っていたんですよね

俺はそういう現状がすごく悲しかったわけです。そういう勇者を茶化したような作品を作るなとは言わないけど、
あまりにもそればっかりで、もう誰も王道な勇者モノを作ろうとしないっていう
そんな状況がとにかく寂しかったんですよね。もう勇者が最近の作品に存在するには、ネタキャラになるしかないのかと。
真面目に勇者モノをやろうって作り手はもう誰もいないのかと。

そんな風に思っていた中で、このテイルズオブゼスティリア(前半)は
すごく俺の欲求に合ってるものだったんですね
何しろさっきも言ったように主人公が伝説の聖剣を引き抜き、世界を救う旅に出るというストーリーなわけで、
これぞまさしく王道勇者モノ。さらに言うなら、実際にプレイしてみて
今までの勇者モノよりさらに一歩深く踏み込んだ描写に挑戦しているようにも感じたんですよ。

それは例えば民衆の反応がそうです。今までの勇者モノっていうのは、民衆の反応を大ざっぱにパターン化すると
1.勇者が世界を救う旅の途中 → 「勇者様、どうかこの世界をお救いください!」と応援する
2.勇者が世界を救った後 → 「勇者様ばんざーい!本当にありがとうございました!」と感謝する
3.さらにしばらくの時間が経った後 → 「よく考えたら…魔王よりも強いなんて、勇者は恐ろしい存在なのでは?」と不安がる
といった感じになると思います。1と2だけでハッピーエンドになる作品もあれば、
「勇者のその後」という形で3のように民衆たちが勇者に恐怖して、人間社会から追い出してしまい
人間に絶望した勇者が闇堕ちしたり、人との関わりを断ってひっそりと隠れて暮らすというのが
よくあるパターンかなと。要するに、世界を救った勇者が人間社会に溶け込めるとは限らないってことですね

要するに勇者にはそういう負の一面があるわけですが、今までの勇者っていうのはそれを自覚することが少なくて
世界を救った後に初めてそれを直視して、そのショックで性格が歪んでしまうというのが
よくある「今までの勇者」だったと思います。しかしこのテイルズオブゼスティリアというのは
勇者にはそういう負の一面もあるということを、
一番初期の段階で、あらかじめ念を押して主人公に伝えるわけなんですよ

そう、主人公のスレイがいざ伝説の聖剣を引き抜こうとしたその時、
剣に宿る精霊のライラが、スレイに対して忠告するわけなんですね

「お待ちください。この剣を抜くということは、私を宿す器となり宿命を背負うということ…
 
浄化の力を操り、超人的な力を得る代償に、人に疎まれ
 心を打ちのめされることもあるでしょう。時には苦渋の決断を強いられることも…
 それは想像を超えた孤独な戦いです」

これがその時のセリフ。聖剣を抜き勇者の力を得るということは、決していいことばかりではないと。
多くの人から恐れられ、化物扱いされるような苦悩の日々が待ち受けていることを語るわけです
さらには、勇者の力に目をつけた連中から利用されたり、邪魔者として始末されそうになったり、
心が休まる暇もなくつけ狙われ、人を信じられなくなるような日々を過ごさなければならないと。
「それでもあなたは、この聖剣を抜くというんですか?」と、ライラはそう尋ねてくるわけですね

そんなライラの問いに対して、「それでもいい。この道の先に俺の夢がある」と答えるのがスレイであり、
勇者の正の部分と負の部分をすべて受け止めた上で、聖剣を抜く覚悟を決めるわけですよ
それがイイわけなんですよ。「勇者の覚悟を持つ」ということが。

実際、スレイは剣を抜いて超常的な力を手にした結果、民衆たちから恐怖されたり迫害されたり利用されたり
さんざんな目に遭って苦悩を抱えるわけですが、「それでも俺が自分で選んだ道なんだ」
覚悟を持ってそれを乗り越えていくわけですね。

やっぱりそういう勇者の覚悟のストーリーってところが素晴らしいと思うわけなんですよ、ゼスティリアの前半は。
かつてここまで「勇者の覚悟」に焦点を当てた作品は見たことがないし、勇者の正の面と負の面をとことん描き切ることで
”勇者とは何か”という作品作りに真っ向から全力で取り組んだと言えるので、
まさに俺の見たかった作品がここにあるというぐらい、真摯に勇者モノに取り組んだ内容となっていたわけですね。

前半までは俺もそれぐらい楽しんでゼスティリアをプレイしていたわけです。前半までは。前半までは。(えー
そうなんですよね…後半からのゼスティリアは、この前半で高まった期待を
すべて裏切ってクソを垂れ流すだけの内容になってしまったというか、後半はもはや
クソ以外のものが存在しないレベルのクソゲーに成り果ててしまうわけです。

前半はあれだけ面白かったものを、よくこれだけのクソに変えられたなと驚愕するほどひどい変わりようでしたね…
なぜそんなにも後半がクソになってしまったのかというと、その原因は言うまでもなくロゼですよ

 

世間でもさんざん叩かれているこのロゼですが、俺にとってもすべての元凶と言っていいほど評価はダントツ最低なキャラであり、
ゼスティリアの後半では、こいつを異常なほどひいきして目立たせまくるシナリオにシフトした結果、
どんどんとストーリーの矛盾や歪みが拡大してしまって、取り返しがつかないほどのクソになってしまった
という風に俺は思ってますね。

なんと言ってもひどいのが、ひたすらにロゼをひいきして持ち上げまくったその結果、
他の仲間達がどんどんとゴミみたいに落ちぶれてしまったってことなんですよね
その最たる例がアリーシャですよ。本来ならアリーシャはメインヒロインと言って差し支えないキャラだったのに
ロゼがパーティに入るための空きを作るために、理不尽な理由をつけられてパーティを追い出されてしまったわけですからね

あのアリーシャ離脱の流れはひどかったですねー、いきなり旅の途中で
「アリーシャがいるとスレイの具合が悪くなるんだよなぁ」というワケのわからない理由が作られて
「テメーがいると邪魔なんだよさっさと消えろ」とパーティを追い出されるという
あまりにひどい仕打ちを受けてましたからね。こんな形でパーティを永久に離脱するなんて本当にどうかしてますよ
それもこれも真の仲間であるロゼ様をパーティにお迎えするためっていうのがね…

なんていうか、アリーシャって普段からけっこう報われないキャラで、色々と酷い目に遭ってはしょんぼりするシーンが多いので
だからこそ仲間として優しくしてあげたいと思うわけなんですが
それをああも手ひどく追い出して「あいつは真の仲間じゃなかった」みたいに言うのが
もう本当にありえないっていうかね…このアリーシャの不憫すぎる扱いにはとにかく納得がいきませんでした

それとアリーシャの他にも、ロゼが加入することで仲間たちみんなが犠牲になったと思います。
さっきのアリーシャに対する冷たい反応もそうですが、「ロゼを持ち上げることが第一」となった結果
仲間たちの性格がどんどんおかしなことになっていったと思うんですよね

口を開けば「ロゼは凄いな!」「さすがロゼさんですわ!」「ロゼこそが真の仲間だな!」という具合に
何かあるたびにロゼを絶賛し、ロゼ教の信者みたいになってしまうわけですが
正直ロゼっていうのは、これだけ持ち上げられるほどよくできた人間じゃないと思うんですよ。
一言で言っちゃえばロゼは人殺しの罪を次々に犯し続ける犯罪者であり、
スレイのように勇者の道を行く人間とは相容れない存在だと思うんですよね

何しろスレイの背負っている使命というのが、闇に飲まれた人々を浄化して救うことなので
敵を殺すためではなく生かすために戦うのがスレイの進むべき道なわけですが
でもロゼはというとそんなのお構いなしにどんどん敵を殺しちゃうんですよねこいつは。
ロゼの持つ信念は「私が悪だと思った相手は誰であろうと殺す」っていうものなので、
スレイとは考えが逆の鏡写しのようになっているキャラだと思うわけです

でも、そんな風にスレイと相反するロゼのことを仲間全員が「ロゼは凄い」「ロゼは素晴らしい」って
全面的にマンセーしてしまう
わけで、そうなった結果スレイの覚悟とか信念ってものが
ものすごく軽くてどうでもいいものになってしまうんですよね。敵を浄化して救うとかもうどうでもいいじゃんと。
ロゼが敵を殺して仲間全員それをマンセーして、勇者の使命とかスレイの覚悟とか、もうそんなの何も関係ないじゃんっていう。

それがものすごく嫌なんですよ俺の場合。
俺はゼスティリアの前半で、勇者としてのスレイの覚悟が重点的に描かれていたからこそ好きになったわけですが、
しかし後半になった途端、ロゼがそれを全部ブチ壊しにしてしまって
スレイの覚悟とかもう何も関係ないストーリーに成り下がってしまうんですよね

「スレイの仕事は生かすこと、あたしの仕事は殺すこと、そうでしょ?」
ってロゼのセリフが実際にあるわけなんですが、これ聞いた時にほんと頭痛がしましたよ
そっかーそれじゃロゼは敵を殺してくれればいいねってこんなバカな話があるかと
ロゼが敵を殺してしまったら、「浄化して救う」っていうスレイの使命がまるで達成できないし、
そんなことになったらスレイは、勇者としての目的が果たせないただの能無し主人公になってしまうわけですよ

そして実際にそうなってしまっているのが後半のゼスティリアなわけで。
後半のスレイは、もはや勇者としての役割をまるで果たせない能無しダメ男となり、
そして他の仲間達は、殺人者のロゼをひたすらにマンセーし続ける気持ちの悪い集団となってしまうわけで
ロゼ中心の話にシフトした結果、アリーシャ、スレイ、他の仲間たち全員が犠牲になったというのが
俺の中でのゼスティリア評ですね。そんな風に歪んでしまった後半のゼスティリアを見ていると、
仲間キャラの誰にも魅力を感じないし、誰一人として好きになれやしないんですよ。
そんな嫌いなキャラばっかのゲームをやってて楽しいわけがないですよね。
ロゼさえ加入せずに前半の雰囲気を保てていたら…と思うと無念でなりません

そんなわけで、俺にとってロゼとはすべての元凶であり、こいつの存在を抹消して欲しいと思うくらいのキャラなわけです。
アニメでもこいつの姿を見るだけで拒否反応出るわ…助けてくれ…
この画像のようにスレイのバッグをムリヤリ漁るシーンとか、EDでアリーシャにニヤニヤ話しかけるシーンとか
こういうのを見るだけで腹立たしさが湧いてくるわ…ロゼを消去するスイッチでもあれば気持ちよく見られるだろうになー(えー

ただまあ、ゲームではそれだけ後半でひどい展開になってしまうわけですが、
アニメではその辺どうなるかが気になりますよね。ゲーム通りの目も当てられない展開が待っているのか
それともアニメならではの改変要素を入れてくるのか…とりあえず今までの話を見る限り、
アリーシャ関連の描写をかなり丁寧にやっていると思うので、「おまえ邪魔だからパーティから消えろよ」なんていう
ひどい離脱の仕方はしないんじゃないかなと、淡い期待をしているわけです。

ストーリーの進み方もかなりゆっくりだから、ゼスティリアの全編描写するってなると時間が足りないと思うんですよね
だからこそ、アニメで描写できるのは前半部分くらいで、アリーシャが離脱するのかそうでないかってところを
アニメのクライマックスに持ってくるんじゃないかなと俺は睨んでいるわけですが…果たしてどうなるだろう。
どうかアニメスタッフの良心に期待したいところです。あと関係ないけど戦闘シーンの迫力すごいっすね。
こういうハデな戦いっぷりなんかも毎週の地味な楽しみだったりします


・おお…!今になって大志さんからゼスティリアに関しての感想が聞けるとは思っていませんでした
 (茶化すようなコメントを拾って、というのが残念ではありますが)。
 私はゼスティリアファンの一人で、大志さんの仰るような力や宿命、清い心や覚悟を持つ「勇者」の中の「勇者」ですら
 どうしようもない(救うことができない、解決策が殺す事しかない)状況に対面し、その苦悩を描くゼスティリアの後半部分が
 好きなので残念ではありますが、「テイルズファンの大志さんはどう思ってるんだろう」とずっともやもやしていたので
 すっきりしました。

 好きな作品をボコボコにされるのは辛いところではありますが、実際にプレイした上でのストレートな感情の入った
 大志さんの感想は気持ちがいいですね。もしベルセリアをプレイされるのであればそちらも是非レビューして頂けると
 嬉しいです。 by おで郎

このコメントは、こないだの俺の感想とは反対にゼスティリアの後半が好きな人からのコメントですね
いやなんていうか、ゼスティリアの後半にはクソだけしか存在しないとか
過激なこと書いちゃって申し訳ないことを…(えー

やっぱ自分に合わないものでもそれが好きな人っているんだなー、気をつけなきゃいかんね
今回の人は「ストレートな感想で気持ちが良かった」と好意的なことを言ってくれて助かりましたが
ヘタしたらまた論争になっちゃってたかもしれませんね、なので過激な表現はできるだけ控えめにしたいところです



・ゼスティリア感想にものすごく同意できました。個人的にはスレイが段々周りの意見に流されてしまって
 主体性がなくなっていくのがキツかったですね。それこそ太志さんが挙げてる通り序盤こそ
 自分の信念や夢への情熱で困難すらも乗り越えていく気概が見えたのに
 徐々にライラやロゼの意見が前に出るようになっていってスレイはそれに従うだけみたいになっていくのはちょっとなぁと
 主人公って一体何なの?って思いましたよ

そしてこのコメントは、俺と同じでゼスティリアの後半が受け入れられなかったって人ですね
「スレイの主体性がなくなってしまって、ライラやロゼの意見に従ってるだけに感じた」とのことですが、
俺もやっぱりそれと同じことを感じてしまったなあ。

なんていうか、後半のスレイにありがちなのが、何か困難な壁にぶつかって思い悩むようなことがあった時、
スレイ自身がそれを乗り越えていくんじゃなくて、ロゼが何かポジティブなこと言って
それがみんなに受け入れられて、
「ロゼはすごいなぁ」って流れで解決していくっていう
そんな雰囲気を強く感じたんですよね

もしくは、スレイが自分でああしたいこうしたいという意思を示そうとしても
「それはダメですスレイさん」「それならいいですスレイさん」って感じに
それが良いか悪いかを判断するのはライラであって、
結局のところライラの言いなりのような形になってしまう
っていう
そんな場面が多かったのも、プレイしながら違和感を感じる原因になってしまったと思います

ライラは本来、スレイの判断に対して助言をするアドバイザーのような立ち位置だったわけですが、
あまりにもライラが口出ししすぎた結果、もはやアドバイザーの枠を超えてスレイを意のままにしてるような状態になってしまったというか
そのせいでスレイは、一部のプレイヤーからラジコン型主人公なんていう不名誉なアダ名で呼ばれたりしてるし…
ライラが操縦して、スレイはその通りに動いてるだけっていうね。
やっぱりもっとスレイ自身の意思でストーリーを動かしていって欲しかったなー

とにかく俺が思うことは、前半と後半でスレイがずいぶん変わってしまったなということなんですよね
特に「敵を生かすか殺すか」という点について、スレイがどれだけこだわっているかってことが大きく変わってしまったなあと思います。
前半のスレイは、敵を殺すのではなく浄化することに凄くこだわりがあって、誰になんと言われようと
「人を殺さずに穢れのみを払う」ってことを貫こうとしていたんですよね



「それが私の誇りなのだ。
 人を殺さぬ殺人技で、穢れた邪念のみを殺す」

っていうこのキン肉マンと同じ考えを持っていたわけですよ。
そう、人を殺さぬ技で穢れのみを払う。これこそまさに初期のスレイそのものであり、
そういうヒーローのような気持ちを持っていたわけですね
心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさとはよく言ったものです

がしかし、そんな立派な男だったスレイの前に、それを堕落させるクソヤローが2人現れてしまうわけです。
そう、残虐超人ロゼマン悪魔超人ライラマンの2人がね。(えー
ロゼマンの方は人を殺すことをなんとも思わない残虐性をスレイに教え込み、
ライラマンの方は卑劣な罠でスレイの友情パワーを奪い、スレイとアリーシャを仲違いさせてしまったという…
そんな風にロゼマンとライラマンからの悪影響を受け続けた結果、スレイが最終的にどうなってしまったかというと

「このオレが直々におまえを処刑する!」

「これは完全に相手を殺すためのレスリングだーーっ!」

という風に、もはや浄化ではなく相手を殺すための戦いばかりを繰り返してしまうわけです
実際に後半のスレイ達は、多くの敵の命を奪い屍の上を歩き続けるような旅を繰り広げるという
血塗られた道に堕ちたヒーローとなってしまったわけですね

そんなわけで後半のスレイというのは、俺から言えばヒーロー失格、そして主人公失格なわけです
ロゼマンとライラマンという危険な2人…そう、モストデンジャラスコンビさえいなければこんなことには…(えー

(C)ゆでたまご/集英社



・ゼスティリア未プレイでアニメだけ見ているものですが、さらっとてすが騒動の経緯を知って、
 毎週アリーシャが少しでも報われる展開を祈ってます。好みの問題ですが、可愛いんですよね、アリーシャが……。
 良い意味で原作をぶち壊してくれないかなーと淡い期待を抱きながら見てます。
 それと作画の綺麗さにスタッフがいつ死ぬのか冷や冷やしてます

最後にこれは、ゲーム未プレイでアニメだけ見ているという人のコメント。
なんだか色々とタイプの違う人からコメントが来るのが面白いですね
とりあえず「アリーシャが可愛い、アリーシャに報われて欲しい」と思いながら毎週見ているようですが、
そこに関しては俺もまったく同意見です。というかゲームで遊んだ多くのプレイヤーもそういう気持ちだったと思う
ただ、ゲームではその気持ちが裏切られてしまったのであれだけ炎上したわけで
どうかアニメではそういう展開だけにはなって欲しくないですね。改変すべき部分はしっかり改変して欲しい

ただ、そういう「しっかり改変してほしい」って点については、俺はけっこう安心してアニメ版ゼスティリアを見てるんですよ
なぜなら、最近やってる話の内容がすでにゲームと比べてかなりの改変が加えられているから。
たとえばこの間の第7話でやっていた、大臣との会食イベント、ミクリオの神器を取りに行くイベント、
マーリンドの町へ行くイベント、霊峰レイフォルクを目指すイベント
がそうで、
この辺のイベントはすべてゲームとは別物に変わっているんですよね

確かに会食をしたり神器を取りに行ったりはしたわけですが、その内容がアニメとゲームでは全然違っているわけです
ゲームでは結構このへんドロドロした人間関係を描くような内容になってましたが
アニメではそれとは逆に、結構さっぱりした感じの明るいイベントに変わってましたね

そんな風にゲーム版の暗い雰囲気を明るくするような改変が入っているということ、
そして何より、アニメではスレイとアリーシャの従士契約イベントがカットされているんですよね
これってめっちゃ大きな改変になるんじゃないか?と俺は考えてます。

なぜならゲームでアリーシャが離脱するハメになったのは、この従士契約イベントのせいで
「アリーシャがいるとスレイの体に負担がかかる」というクソ設定が作られたことが原因なので、
それさえなければアリーシャが離脱する必要がなくなるわけですね
だからアニメでは、離脱イベント自体がまるまるなくなる可能性もあると思います

もしくは、仮にアリーシャが離脱することになったとしても、ゲームのような陰湿な感じじゃなくて
もっと前向きでスッキリした描写に改変されるって可能性がありますよね
それはさっき「他のイベントが明るい感じに改変されてる」って語ったことからも期待できると思います
なんにしても、ゲームのようにアリーシャファンが激怒するようなことにはならないんじゃないかなと、個人的には思ってますねー


・ゲームでは個人的には物凄く残念な展開で終わってしまったアイゼンが今度こそ救済されそうだったり、
 エドナちゃんが可愛かったりで今週のゼステリィアもかなり面白くて今後の展開への期待が更に高まったんですが、
 大志さんはどう思いましたか? by トマト

確かにこの間のアニメ版ゼスティリアは、エドナ初登場回っていうこともあってネットでも結構話題になってましたね
しかも出てくるなりスレイにお姫様だっこされたり、手を繋いでみたり、やたら顔を近づけながら話してみたり
スレイ相手にスキンシップするようなシーンが妙に多かったので、エドナを知らない人でも「エドナちゃん可愛い!!」
すっかり気に入ってしまう視聴者が多かったようです

しかし俺はそんなエドナのことよりももっと気になるキャラがこの話には登場したんですよ!
いやマジで、感想を書くにあたって真っ先に語りたくなるようなキャラがね。
それぐらい俺にとって重要なキャラっていうのが一体誰なのかというと

このデブ憑魔なんですよ!!(えー
いやマジで、このデブ憑魔はゲーム版にも登場したキャラでしたが、
なにげにスレイの人物像を語るのにかなり重要な奴だなと思ってます

というのも、スレイ達は旅の途中でこのデブ憑魔に襲われて戦うことになるわけですが、
このデブ憑魔は意外にかなりの強敵で、スレイが浄化しようとしてもなかなかその力を受け付けないほど強いわけなんですよね
そんなわけでかなりの苦戦を強いられるスレイですが、そんな風に苦戦する姿を見かねたザビーダが
「おいおい見ちゃいらんねーなぁ!」と横やりを入れてコイツを撃ち殺してしまうんですよね

そう、せっかく浄化しようと戦っていたのにザビーダがデブ憑魔を殺してしまい、スレイはそれについて怒りをあらわにするわけです
「救えるはずの命をなんで殺そうとするんだ」と。
そういう風にこの時のスレイには、殺すためではなく浄化するために戦うっていう確たる信念があることが分かるシーンなんですよ
いくら敵が強くてもその考えはブレないわけです。
「敵が強いから浄化するの難しいし、殺すしかないよね」なんて考え方は、スレイには許しがたいものなわけですよ



ちなみにこれがデブ憑魔の死んでしまったシーンなわけですが、シュワシュワと粒子になって消えていくっていう演出で
なんかこう、死のむごたらしさみたいなものがいまいち薄く感じてしまったのがちょっと残念でした
この場面、ゲーム版ではどうだったかというと、死んでしまったデブ憑魔の体が
人間の死体へと姿を変えるんですよね

そう、憑魔っていうのはもともと人間だったのが、穢れをまとったことで化け物へと変わってしまったものなので
死んだ時には本来の姿に戻り、人の死体だけがその場に残るっていうわけです。
そういう人の死体が残る演出があるから、死のむごたらしさをヒシヒシと感じるっていうか
こんな風に殺すための戦いをやっちゃいけない、浄化して救ってあげるべきなんだっていう気持ちを強く感じるわけですよ

(C)ゆでたまご/集英社

この間も言いましたが、「人を殺さぬ技で穢れのみを払うこと」がスレイの持つ信念であり、
そんな信念を一番ヒシヒシと感じることができるのが、このデブ憑魔との戦いだってわけですよ
だからこそ俺にとっては重要なわけです。そういう主人公らしいスレイの気持ちを俺はすごく重視しているから。

ただ、この時のスレイには確かにそんな信念があったんですが、
ゲームの後半ではまるっきりなくなっちゃうんですよね(えー
いやほんと、前半のスレイは「敵がいくら強くても絶対に浄化してみせる、殺すなんて考えられない」って性格なわけですが、
後半ではどうなるかというと、「なんか敵が強くて浄化とか無理だわー、殺すしかないわー」って
こんなことばっか言う奴になっちゃうんですよね。

いやマジで、ちょっと強い憑魔が出てくると浄化は無理だってすぐに諦めて、とにかく殺して解決することばかりを
考える奴になってしまうという…前半のスレイとはまるで真逆の思考、なぜそんなことになってしまったのかというと

その後オレは心変わりをしたのだ

それまでの浄化に抱いていた希望…

それは跡形すらなく消し飛んだ
今は
殺すことしか
考えていない



もはや
別人!!

(C)ゆでたまご/集英社

 

まさにこんな感じ(えー
このネメシスのようにすっかり変わり果て、もはや死をバラまくだけの男になってしまったのが後半のスレイです
前半と後半ではまるで別人だってことを、めちゃくちゃ実感してしまうエピソードが今回の話なんですよね
こんな風にスレイの性格が変わってしまったのも全部ロゼって奴の仕業なんだ(えー
ロゼとかいう忌まわしき殺人者さえいなければ、スレイがこうも人の道を外れることもなかったものを…

ちなみに、前半のスレイには浄化の信念があったっていうことは、
さっきのデブ憑魔以外にもアイゼンとの戦いでも描かれてることですね。
アイゼンというのはエドナの兄にあたるキャラでして、もともとはエドナを可愛がっているイケメン兄貴だったわけですが

それが今では巨大なドラゴンとなり、エドナのことも分からず暴れ狂う怪物になってしまったわけです
なんでこんな怪物になってしまったのかというと、まずゼスティリアでは「穢れ」を受けることで人が憑魔になってしまうわけですが、
憑魔になった後もさらに穢れを受け続け、取り返しがつかないほど穢れてしまった存在がこのドラゴンなわけです

憑魔だったらまだ浄化すれば人に戻せますが、ドラゴンはもう完全に手遅れの状態で浄化することは不可能
言われているんですよね。そんなわけでアイゼンを止めるには殺す以外に方法がないわけですが、
それでもスレイは「そんなことをすればエドナが悲しむから」と、アイゼンを浄化するための闘いを挑むわけです

「ライラ、俺に力を貸して欲しい」

「いけませんスレイさん、ドラゴンの浄化は不可能です!」

「それでも俺はなんとかしたい。俺がやらなきゃいけないんだ」

というのがその時のセリフ。たとえ無理だと言われようとも、常識では不可能なことだとしても、
「それでも俺はなんとかしたい」というのがスレイの持つ信念であり、
相手を殺すことなく浄化するということを、どんな困難な相手にでも貫こうとするんですよね

それがイイわけなんですよ、固い信念を持ちそれを貫こうとするってことが。
弱い敵だけは浄化しよう、強い敵は浄化するの無理だから殺そうなんて打算的な考えじゃなく、
どんなヤバイ奴が出てきたって俺が浄化してやるという、そういう強い気持ちをこの頃のスレイは持ってるんですよね

そういえばダイの大冒険でこんなセリフがありました
勇者とは勇気ある者、そして真の勇気とは打算なきもの、
相手の強さによって出したり引っ込めたりするものは、本当の勇気じゃない
ってセリフがね
そういう意味じゃこの頃のスレイは、そういう打算のない勇気をちゃんと持っていると言えますよね
まさに王道の勇者らしいこの精神、勇者モノが好きな俺としては「こういうのがイイんだよ!」と思ってしまうワンシーンです

まあ、そんな勇者の精神も後半になれば消し飛んでしまうんですけどね(えー
いやマジで、さっきの場面で面白いのが、「いけませんスレイさん、ドラゴンの浄化は不可能です!」ってセリフがありましたが
後半でのスレイは、この「いけませんスレイさん!」を言われてしまったら
なんにも逆らうことのできない言いなりの人形と化してしまうんですよね

これを言われると「そうだなライラの言う通りだ」とか言い出して、あっさりと自分の意見を曲げてしまうわけです
もはや信念なんてものはなく、自分の意思を貫くような主体性はゼロ。
ただひたすらに人の言葉に従うだけの、なさけないラジコン野郎と化してしまうわけです

…前半のスレイは…
自分の意思を持った
立派な戦士だった!


浄化のために生命をかける
勇気を持った手強い奴だった!


だが後半のスレイはただの駒!
いいなりの
人形だっ!!!

(C)三条陸・稲田浩司/集英社

 

とまあこんな感じですね(えー
ほんとなんで後半ではあんな主体性のないラジコン男になってしまったのか…
やはり俺としては、前半のこの強い意志を持っていたスレイの方がだんぜん好きですね
無理だとか不可能だとか言われても自分の意思を通すってのは、やっぱりカッコいいじゃないですか

我の浄化が通用しない?

誰が決めた?
ドラゴンの浄化は不可能?

誰が決めた?
決めるのは

我だ

(C)鈴木央/講談社

 

って感じでさ、誰もが無理だと思ったことを実現する意思を持った奴こそ主人公にふさわしいと思うんですよ
まあこの画像のヒゲ男は主人公じゃないんですけど(えー
ともかくそういう気持ちを持ってた頃のスレイは良かったなあ…って改めて思いましたね

ちなみにアイゼンと戦った結果、ほんのわずかアイゼンの理性が戻るような描写はあったものの、
今回はまだ完全に浄化することはできなかったんですよね。そんなわけで、今後のことについて相談するスレイ達ですが

「あのドラゴンを…アイゼンを助けるにはどうしたらいいんだろう」

「無理ね…方法を探したけど出来ることは何もなかった。殺すしかないのよ…」

「でも、エドナは殺して欲しいなんて思ってないだろ!?
 さっきもやっぱり止めようとしてた!」

「…それは…」

「世界にはまだ明かされてない伝承がいっぱいある、
 ドラゴンを鎮める方法だってきっと…だから探しに行こう、一緒に!」

ここでもやはり、殺すのではなく浄化する方向で考えているスレイ。こういう一貫した考えを持っているのはいいですね
そして浄化の方法を探して一緒に世界を巡ろうと、エドナのことも勧誘しております
ちなみにゲームもこれと同じ流れでエドナを仲間にするんですけど、ゲームだとひどいのはこの後
ドラゴンを浄化する方法とか1ミリも探そうとせずに話が終わるんですよね(えー

いやマジで、メインストーリーではこの後、アイゼンとか完全に無視されたまま放置されて終了ということになっております
エドナにあれだけ「一緒に探そう」とか言っておいて何も探さないのかよ!っていう
さらにひどいのは、サブイベントでアイゼンの居場所に立ち寄ることができるわけですが、その結果どうなるかというと
「よし、今からアイゼンを殺そう」といきなり殺すことを決意するっていう
メチャクチャな流れになっております。なんでいきなり殺すって話になるんだよ!
しかもその後アイゼンと戦闘になって、本当に殺して終わるというのがマジで狂ってると思います

あれだけ「浄化の方法を一緒に探そう!」とエドナを勧誘したのに、
浄化の方法とか一切探さずに完全放置、しかもサブイベントを起こしてしまうと
寄り道ついでにアイゼンを殺して終了
というキチガイっぷり、もはや正気とは思えねーよ!
いやもうここまで狂ってるとある意味で神ゲーと思えるからやばいですね(えー
ともかく後半のスレイはそれぐらい頭おかしい奴になってしまうので、アニメではどうか改変して欲しいところです



アニメ感想:テイルズオブゼスティリア ザ クロス 第9話「疫病の街」

「スレイ、お兄ちゃんを救うって約束、忘れないでよね」

「うん、もちろん!」

さて今回のアニメ版ゼスティリアですが、今回もやっぱり
「ちゃんとお兄ちゃんのこと浄化しろよお前、絶対浄化しろよ」
「いやあもちろんっすよ〜」って会話する2人の場面で吹いた
いやもうほんとこの手の会話があると笑っちゃいますね、エドナもずいぶんこの約束のことを気にしてますが
もしかするとゲーム版のスレイが全然約束を守らずにほったらかしにしたあげく
浄化とか無視してアイゼンをブチ殺した
ってことを知ってるんじゃないでしょうか(えー

そのせいでこれだけしつこく「お前浄化しないと承知しねーかんな!?コラァ!?」と念押ししてるっていう…
いやあそう考えると面白いな、ただアニメ版のスレイはアイゼンを浄化するって展開も結構期待できそうですよね
なぜなら今回、ライラの手ほどきを受けて浄化の力をアップさせるような訓練を始めていたし

それに今回遭遇した敵についても、ドラゴンパピーっていうガチのドラゴンよりも浄化しやすい下位のドラゴンとの戦いが
描かれていたので、いずれはアイゼンのようなガチのドラゴンを浄化するために、この辺から少しずつ慣らしていくっていう
段階を踏んでレベルアップするための描写が描かれていたので、
こういう話を続けてくれれば、そのうちアイゼンもどうにかなるかもしれないと思うんですよね

ちなみにドラゴンパピーとはゲームでもこの時期に戦っていたので、
そういう意味じゃこの辺まではゲームの話もまともだったって気がしますね
ゲームの話がおかしくなるのはこの後のアリーシャの離脱からなんで…
やっぱりあそこからどんどん話が歪んだ方へ行ってしまった気がするなあ

そういう意味じゃ次回の話が気になりますよね、何しろサブタイトルが「アリーシャ・ディフダ」なんで
アリーシャに関する重大な何かがあることは間違いないと思います
果たしてゲームのように冷たく追い出されてしまうのか、それとも別の展開が待っているのか…

ただ、俺の予想としてはやっぱり、アニメではそんなにひどい展開はないだろうと思うんですよね
前にも言ったように、アニメではアリーシャと従士契約をしていないからスレイの体に負担がかかるってこともないし
むしろ今回の話では、スレイの能力が上がっていてアリーシャも自然とその恩恵を受けられるみたいになってましたよね
だから普通にアリーシャを同行させるのもアリだと思います

また、それとは逆にアリーシャを別行動させるにしても、ゲームのような可哀想なことにはならないと思うんですよね
なぜならアニメでのここまでの話を見てみると、アリーシャは常にスレイに同行してるわけではなくて
自分のやるべきことを目指しつつ、時々スレイと協力するっていう
そんなスタンスを取っているんですよね

アリーシャのやるべきことっていうのは、「苦しんでいる国民たちを守ること」であり、
スレイの目的である「憑魔と戦って浄化すること」っていうのとは少し違うと思うんですよね
要するにアリーシャは、なにも憑魔と戦わなくても他の方法で国民を守ることができれば、それで目的が達成できるってことです
実際に、これまでの話を思い返してみても、憑魔と戦うのはスレイの担当で
アリーシャは憑魔とは戦ってないんですよね。
暗殺者とは戦ったりもしてましたが、あれは人間なので憑魔とは関係ないと思います

つまりスレイとは別の道を行き、アリーシャはアリーシャなりの方法で国民たちを守るっていう
そんなストーリー展開もありだなと思うわけです。ゲームの内容を考えたらこっちの方が元の話に近いかな?
ただ、ゲームではスレイ達がやたらと薄情で別れた後のアリーシャにひどい扱いをしてましたが
もちろんその辺りは改変してもらって、別の道を行きながらもアリーシャは仲間だ
言えるような展開にしてくれれば俺も特に不満はないかな



あれですよ、例えるならワンピースのビビ。
ビビはアラバスタ編でルフィ達の仲間として過ごしたわけですが、王女という立場である以上は
ずっとルフィ達の旅に同行するわけにはいかず、パーティを抜けるわけですよね
ただ、パーティを抜けた後もルフィ達はビビのことを仲間だと思っており、
別々の道を行くことになっても、仲間の絆で繋がっているという描写があったわけじゃないですか



アリーシャもそんな感じの展開だったら特におかしくはないと思うんですよね
別れるなら別れるで、ちゃんとした描写にしてくれれば問題ないと思う。
ただ、ゲームではそれがあまりにもお粗末で「お前なんか仲間じゃねーよ」って追い出されてしまったから
色々と不満に思ったわけなんで…果たしてアニメではその辺がどうなるか注目ですね。次回に続く!

(C)BNEI/TOZ-X
(C)尾田栄一郎/集英社



アニメ感想:テイルズオブゼスティリア ザ クロス 第10話「アリーシャ・ディフダ」

さて前回、ついにマーリンド編を終えることになったアニメ版ゼスティリア。
マーリンド編が終わったということはつまり…そう、いよいよゲーム版でプレイヤーを地獄の底へと突き落とした
アリーシャ離脱編が始まるということです。ああなんてこった!ついに…ついに来てしまうのかこの時が!
「なんだか体の調子が悪いわー、
 つらいわーマジでつらいわー、
 なんだか目も
 見えなくなってきたわー」
「どうしたんだスレイ、
 体がどこか悪いのか?
 ゆっくり休んでいこうか?」
「かわいそうなスレイさん。
 あの体の異変は全部
 アリーシャとかいう
 足手まといがパーティに
 居座ってるせいなんですわ」
「え…」
「マジしんどいわー、
 つらすぎるわー、
 足手まといの誰かさんが
 いるせいだわー」
「わ…私はパーティを抜ける!
 私が一緒にいたら
 スレイ達を巻き込んでしまう…
 みんなとはまだ一緒に
 旅をしたい、だが…」
「仲間を抜けてくれるんだね!
 アリーシャ今までありがとう!」
(アリーシャがパーティから
 抜けました)

ってこの展開がついにアニメで流れる時が!(えー
ああひどい、ひどいなあ…今思い出しても、この時のスレイ達の態度はあまりにも薄情すぎると思います
普通だったら「アリーシャを追い出すなんて俺は絶対したくない。きっと別の方法があるはずだ」とか考えるだろと思うんですが
スレイ達はそんなことを1ミリも考えずに「早くアリーシャを追い出そうぜ!」としか思ってないのが
もう本当にひどい奴らだなっていうね…そして、そんな風にアリーシャを追い出したかと思うと、
すぐさまロゼを勧誘して「ロゼこそが真の仲間だ」とか言い出すわけですからね

このへんをプレイしてた時のことを思い出すと頭痛がしてくるぜ…
ともかくですよ、いよいよゲーム版ゼスティリアのまともだった部分はもう終了したということです
ここから先は、アリーシャをひたすらにいじめ抜き、真の仲間ロゼをマンセーし続けるという
歪みきったシナリオがスタートしていくことに…

ってアレー!?ところがここでアニメ版ではオリジナル展開に突入!
アリーシャ離脱イベントなんてものは起こらず、まったく別の展開が始まっております。ゲーム版とはここで分岐するってことか
ちなみに新展開の状況としては、アリーシャを暗殺するためにロゼが大勢の手下を率いて襲ってきた展開となっていますね

おいおいアリーシャ暗殺って!ロゼてめえって奴は、分岐したこの展開でもそんな暴挙を働くつもりか!
ともかくアリーシャの周囲を大勢の暗殺者で取り囲んだロゼは、手はじめに暗殺者の1人をアリーシャにけしかけて
殺そうとしてしまいます。うわーアリーシャ―!

バキバキドガアッ!!



「試すような真似はよせ」

ってなにー!?そんな暗殺者をいとも簡単に片付けるアリーシャ!なにこれめっちゃ強いやん!?
アリーシャってこんなに強い子だったんか!?しかも敵に囲まれながら一切動揺していない堂々とした佇まい、
こんな凛とした様子のアリーシャはゲームだとまったく見たことがないぜ!(えー

いやー、アニメ版のアリーシャがめちゃめちゃカッコいいキャラになってますね
でもアリーシャはもともと騎士だから、これぐらい勇ましい描写があってもいいのかもしれないな

「すごいすごい、顔色一つ変えやしない。どうやら普通のお姫様とは違うようだね」

「普通のお姫様でいられたらよかったのだがな」

「あくまでも民に専守防衛とやらを強いるつもりなわけ?
 あんたの理想のために、民をむざむざ死なせるわけにはいかない!」

おっとそして、アリーシャの強さを目の当たりにしたロゼは、いよいよ自分がナイフを抜いてアリーシャに襲いかかることに!
あ、あかん!ロゼとだけは戦ったらあかん!ロゼに歯向かうものはすべてゲーム製作者の手で握り潰される運命なんや!
ロゼ様にだけは絶対に誰もかなわないのがゼスティリアの世界なんや!(えー

いやマジで。この場面、ロゼはアリーシャの「専守防衛」という考えが気に入らなくて襲いかかっているようですが、
そんな風にロゼ様のお気に召さなかった以上、アリーシャの考えは
ロゼに完全論破されること間違いなしやで!(えー

ロゼが「気に入らない」という考えは言い負かされる運命なんですよ!それがゼスティリアという世界の法則であり
運命は必ずロゼに味方するように出来ているんや…そういうゲームなんや…だからこの場面の結末は、アリーシャがロゼに完全敗北し
「私が間違っていたんだ、ロゼ様の言うことが正しかったんだ」
ロゼを崇拝しロゼ教に目覚めるしか選択肢はないでしょう。(えー  それがゼスティリアというゲームなんや…

「あんたの専守防衛のせいで最初に殺された人は、
 戦争が終わっても生き返らないんだよ!
 それが新たな憎しみを生む元凶となることは否定できない!」

「ならば…お前の言う最初の1人に私がなろう!!」

「なに!?」

って、お互いに斬り合いながら専守防衛について思うことをぶつけ合う2人ですが、
なんとロゼのことを気持ちで押し始めたアリーシャ!えええ!?これは一体!?
ちなみになんで専守防衛のことで話してるのかというと、これは要するに自国と敵国の戦争について話してるわけですね

「専守防衛なんて言ってたら、敵国が必ず先制攻撃できるようなもの。そうなったら自国の誰かが必ず死ぬ」というのが
ロゼの言葉ですが、それに対するアリーシャの言葉が
「なら私が先頭に立って、誰よりも先に攻撃される役になろう」というものなわけで。
こう言われてはロゼも何も言い返すことができず、「えっマジで?」と呆然とした様子になってしまいます

「…その言葉に…偽りを感じない…」

「当然だ」

そしてアリーシャが完全論破する展開キター!!えええええー!?
なんとアリーシャの覚悟の前にさすがのロゼも返す言葉がなく、
「それなら私が反対する理由なくなっちゃうわ…」とアリーシャの前に屈することに!
マジで!?ロゼの意見が他の誰かに論破されるだって!?そんな展開は
ゲームの中で1度も見たことがないぜ!(えー

なにしろロゼ様は常に正しい、ロゼ様が間違うことはないっていうのがゲームの中での大前提なので
ロゼの意見を覆すことなんてことは誰にもできないんですよね。むしろロゼの意見に感銘を受けて
「そこまで考えてるなんてロゼは凄いな…」「さすがロゼさんですわ…」
ひたすらにロゼを持ち上げて尊敬することしかしないっていう。だからこのアニメの展開には本当に驚きました

ともかくアリーシャの覚悟を目にしたことで、ロゼが今ここでアリーシャを殺す理由はなくなってしまったわけで。
こうなると「マジすかー、なんかすいませんでした」とロゼは退散するしかないわけですが…



「待て。お前は一国の姫である私にこれだけの事をしたのだ、
 覚悟は出来ているだろうな」

「フン…捕まえて縛り首にでもするつもりかい?」

「私の行動を見届けに、戦場へ同行しろと言っているのだ」

「!?」

なんですとー!?なんとここでロゼを自分の仲間に勧誘するアリーシャ!
てっきり処刑されると思っていたロゼは、意外な申し出にまたまた目を丸くしております
なるほど…アリーシャは今さっき「私が誰よりも先頭に立って国民を守る」と宣言したばかりなので、
言葉だけでなくちゃんと実行するところまで見届けろとロゼに言っているわけですな

「その仮面ではさぞ見にくかろう」

バッキイイイイン!!

「…はは…まいったね。まさかこれほど肝が据わっているとは思わなかった」

「もし私が死んでも、民衆に憎悪が受け継がれぬよう…
 復讐は絶対的に禁じると、そう皆に伝えて欲しい」

「承知した、アリーシャ・ディフダ…もしあなたが死ぬことになっても、
 その信念は私が守り抜くことを誓おう」

そして最後にはロゼの仮面も叩き割り、「あんたの信念に惚れちまったよ」という形でロゼを仲間に引き入れるアリーシャ!
まさかのアリーシャ&ロゼのコンビ結成ですか!
いやいやまさかこんな展開が待っているとは思いませんでした、さっきも言ったようにゲームでは本来
「足手まといのアリーシャを早く追い出そうぜ」とアリーシャを離脱させ、
「真の仲間のロゼを早く連れて行こうぜ」とロゼを加入させるっていう
そんな展開だったんですよ!?それをここまで大胆に改変してくるとは実に驚きました

でもこの改変をやってくれて本当に良かったと思います。
アリーシャを足手まといのように追い出すなんて絶対に許せないことだし、
それにアリーシャは騎士なんだからこれぐらい強くて凛々しい部分があってもいいと思う。
今回のアリーシャはFFタクティクスのアグリアスだと思えば違和感ないですね(えー

それにこの展開で救われたのはアリーシャだけじゃなくてロゼもそうだと思うんですよ。何しろゲーム版のロゼというのは、
すべてにおいてロゼ様は正しい、ロゼ様は絶対に間違わないという
異様な持ち上げられ方をする教祖様みたいな扱いで、それだけ絶対的に正しいと誉められながらも
人殺しだのなんだのやってる奴だから物凄く歪みを感じるわけですよ。

実際にそのせいで、「ロゼみたいなサイコパスが持ち上げられるのはおかしい」って多くのプレイヤー達から
叩かれるハメになったわけで。そう考えるとやっぱり、あそこまでロゼを持ち上げるべきじゃなかったし、
ロゼだって人間なんだから時には間違いだってするし、他人の意見に心を動かされたりもするっていう
アニメのような人間性があってもいいと思うんですよ

そういう人間らしい部分があるのがアニメ版のロゼであり、それがまったくないのがゲーム版のロゼだったわけで。
そんな人間らしさって言えば、アニメのロゼは今回「国民たちを守りたい」って気持ちで動いていたのも大きかったですね
アリーシャを襲ったのもそういう考えがあってのことだし、アリーシャに国民を守り抜く覚悟があるのを見て味方になるっていうのも
ロゼの根底に「国民を守りたい」って気持ちがあるからそうしてるわけで、
そういう他人への思いやりとか、人間らしい感情を十分に感じられる内容だったと思います。

それに対してゲーム版のロゼというのは本当にこう
どうにも人間らしくない気味の悪さがあったというか…
まるで人間じゃない別の何か、神様か教祖様みたいな扱いでしたからね。とにかく理解とか共感のしづらい性格だったんですよ
そのせいでサイコパスだのなんだの言われまくる結果になったわけで…

ともかくこれで、いよいよゲーム版とは違う大きなアレンジがアニメ版には加えられるようになったってことですよね
ここからのアリーシャの扱いは、ゲームには存在しない完全オリジナルシナリオになると思いますが、
アニメスタッフにはぜひとも頑張って欲しいところです。大変だろうけど、ゲームより確実にいいものになってると思うんで…次回に続く!


・ゴーカイジャー愛、すてきです。ゴーバスターくらいから見始めたので、残念ながらゴーカイジャーは見てなかったんですが、
 見たくなってきました。レンタルしてこようかなぁ・・・レビュー、楽しみにしてます♪ヽ(´▽`)/ by ねこにん

おおどうも、ゴーカイジャーを見てなかった人が俺のレビューで興味持ってくれたら嬉しいですね
今ちょうどゴーカイジャーはhuluだとかamazonプライムビデオだとか、色んな動画配信サイトで見放題サービスをやってるみたいだから
そういうサイトに縁があったらぜひとも見ることをオススメしたいですね。

ちなみに俺は最近、スマホに東映特撮ファンクラブっていうアプリをインストールして
このアプリでゴーカイジャーを見まくってました。このアプリ、月額960円という料金はかかりますが、
ゴーカイジャーをはじめとしたあらゆる戦隊の動画が見放題なんですよね。戦隊の他にも仮面ライダーとか宇宙刑事のシリーズが
ひととおり全部揃ってるんで、特撮オタにはかなり嬉しいアプリです。最新作のジュウオウジャーとかエグゼイドも見れるしなー

ちなみに俺がジュウオウジャー感想で書いた、「最近マベちゃんがインタビュー受けてた」っていうのも
この東映特撮ファンクラブの中で読むことのできる記事のことですね
てなわけで、なかなかいいアプリだなと個人的には思っているわけですが…

ただ、それだけ配信サイトやらアプリやらでゴーカイジャーが視聴できる中、あえて俺が一番のオススメしたいのは
DVDで見ることですね。結局これが一番いいと思うわけですよ。なんでかって言ったら
DVDには映像特典としてゴーカイトークがついてるからですね
他の見放題サービスにはこれがないんで、やっぱこの差はでかいよなーと個人的に思うわけです



ゴーカイジャーはただ本編を見るだけでも十分面白いですが、ゴーカイトークで役者のぶっちゃけ話を聞きながら見ると
さらにその面白さが倍増するんで、レンタルでいいからDVDで見ることをオススメしたいですね
たとえば、俺が何回か話題に出した杉田智和がゲスト出演した回なんかも印象的だったなー
この回のゴーカイトークを見てみると、杉田智和に会えた嬉しさでふにゃふにゃになっている市道真央の姿とかが見れるわけですよ

「この回に出てきたキアイドーはね、声優さんがね」

「そう、杉田さん…♪」

「ねぇ」

「ね〜♪」

「嬉しかったんじゃない?」

「嬉しかったぁ…♪もうね、アフレコの時ずっとニヤニヤしちゃって、
 ずっと聞きながら「あぁ〜杉田さんだぁ〜♪」って思って」

てな感じで、それはもうふにゃふにゃのこんにゃくみたいになってましたから
やっぱり憧れの杉田智和に会えたのはメチャクチャ嬉しかったみたいですね。
サインにはちんこ書かれたけどそんなちんこ事件も吹っ飛ぶくらいに嬉しかったようです(えー

ちなみにこの杉田智和が登場した回っていうのはジェットマンのレジェンド回でして、そういう意味でもファンからの評価が高くて
神回だと言われている話ですねー。ほんとゴーカイジャーは1話1話が濃密で、どの話にも語りたいことがいくつもあるのが特徴的だよな
この回はジェットマンの最終回で死んだブラックコンドル・結城凱に絡めたエピソードになっていて、
結城凱のことを好きな人ほどこの回の評価も高いっていう印象がありますね
最終回で暴漢に刺されて死んだ戦隊ヒーローということで、詳しく知らない人でも噂を聞いたことぐらいはあるんじゃないでしょうか


アニメ感想:テイルズオブゼスティリア ザ クロス 第11話「戦争」

って言ってるそばから刺されとるー!!うわーアリーシャ―!!
なんやこの展開!前回あれだけ凛々しい姿を見せてロゼを仲間に引き入れたアリーシャでしたが、今回はというと
戦争を止めようと奔走した結果暴漢にブッスリ刺されて致命傷を負うというまさかの展開に!

どういうことですかこれは!?結城凱のレジェンド回ですか!?(えー
なんにしてもこの深々と刺された致命傷はやばいやろ!こんなん普通に考えて死ぬしかないやんけ!
まさかスタッフは、アリーシャを仲間外れにして離脱させるというゲームの展開を避けた代わりに
アリーシャを殺して離脱させるというさらに無慈悲な展開を考えているのでは!?(えー

なにしろ次回はアニメ版ゼスティリア最終回ですからね…アリーシャの死によって第一部・完という締め方になるのも
ありうる話ですよ。こうなってくるとラストの内容まで俺にはもうすべて読めてしまったな…(えー
そう、最終話のラストシーンでは、スレイとロゼの結婚式が行われることになり、
暴漢に刺されて致命傷を負ったアリーシャは、その傷を隠してフラフラと結婚式に駆けつけるわけですよ。そして

「アリーシャ!来てくれたんだな、ありがとう!」

「あ、ああ…」

「…?どうした?顔色が悪いが…」

「フフ…なあに…例によって二日酔いさ…」

「そうか…?」

「あぁ…青空が目にしみやがる…綺麗な空だ…」

「ああ、俺たちが守ってきた青空だ…」

「スレイー!アリーシャー!みんなで写真撮ろう、早く来いよ〜!」

「わかった、今行くよ!」

「行ってこいよ…ありがとう、スレイ…」

「あれ、アリーシャは?」

「なんだか疲れてるみたいだな…少しそっとしておいてやろう」

「………」

という風に、最後はアリーシャがタバコで一服しようとしたところで力尽きて死ぬという内容でですね…
そしてエンディングテーマはもちろん、影山ヒロノブのこころはタマゴが流れて締めというわけですよ
こころはタマゴ!ちいさなタマゴ!(えー
あーこれはもう完全にラストの展開読めちゃったわー、俺には完全に読めちゃったわー
この衝撃のラストの後日談については、海賊戦隊ゴーカイジャーの第28話に続くってわけなんだよなー
あの杉田智和が出てくる回のなー(えー
これですべてが繋がったというわけですよ…すべてがな…次回に続く!



アニメ感想:テイルズオブゼスティリア ザ クロス 第13話「災禍の顕主」(完結)

「う…う…」

ドクドク ドクドク

「くっ…血が止まらない…!救護班はまだか!?」

さて前回、最終話を目前にして暴漢に刺されてしまうというジェットマン状態に陥ってしまったアリーシャ。
今回はというと、刺された傷の手当てをしても出血が止まらず、死がどんどん迫ってくるような危険な状態になっていました
やっぱり致命傷だったのか…これほどの深い傷を治す方法なんてあるんでしょうか、ひょっとするとアリーシャはこのまま傷を治せずに
最後はベンチに座ってタバコを吸おうとして死ぬという運命なのでは…(えー

「死ぬな姫様…!いまスレイを連れてくる!スレイならきっと!」

とその時、スレイならきっとこの傷を治せると考え、すぐに連れて来ようと駆け出していったロゼ。
なるほど確かに、スレイはこのアニメにおける勇者的な存在ですからね。そして勇者というのは
レベル33まで育てばベホマを使えますからね(ドラクエ3的な意味で)(えー
これまでスレイが地道にレベルアップを重ねていたのはこの伏線だったんや!レベル33まで育てるという伏線だったんや!

「………」

って、あ、あれ?大急ぎでスレイを呼んできたはいいものの、スレイは血まみれで横たわるアリーシャを前にして
ひたすら落ち込んだような顔で座り込んでいました
え、ちょっと、なんなの!?ベホマはどうしたのベホマは!?早く傷を治してあげてくださいよ!
それともまさか…間に合わなかったとでも!?スレイがここに駆けつけた時には、すでにアリーシャは
ただのしかばねになってしまっていたというんですか!?(えー

やばいよだったらベホマじゃなくてザオラルだよ!早く唱えてあげてくださいよ!
ザオラルについては勇者はレベル35で覚えるわけですが…まさかレベルが足りなかったとでも!?(えー

そしてやはり、アリーシャに治癒の魔法をかけるようなことをせず、切なそうに虚空を見上げながら
「レベルが足りなかった…」みたいな顔をするスレイ。(えー
い、いやちょっと!何この展開!?結局のところアリーシャを助けることはできないってことですか!?
マモレナカッタ…ってそんなのはグレイセスにやらしときゃいいんですよ!(えー
まさかのアリーシャ手遅れ死亡エンドだなんて…こんな湿っぽい最終回でいいのか…

「(むくり)スレイと出会った時のことを思い出してた…ありがとうスレイ」

ってええーー!?なんや一体!?いきなり生き返った!?
いやいやちょっと、なんで急に!?なんでいきなりアリーシャが元気になって起き上がったんですか!?
アリーシャは死んでなかったのか…?まさか事前にベホマはかけてあって、あとはアリーシャが起きるのを待ってただけとか?

それにしてもこのおびただしい血痕がべっとりついたままなのはめっちゃ恐いんですけど…(えー
なんだかアリーシャがゾンビみたいじゃねーか!このアリーシャはほんとに生きてるアリーシャなのか!?
うーむ、このへんもうちょっと普通にスレイがベホマを唱えてアリーシャを治したみたいな雰囲気にしてほしかったな

「俺の方こそアリーシャと出会えてよかった。
 最初に出会った人間がアリーシャだったから、俺は夢を信じることができた」

「そうか…私はレディレイク(自分の故郷)に戻ろうと思う。
 私の役目は、戦争が起こらないように政治の世界で戦うことだから…」

まあともかく、アリーシャは無事に傷を癒すことができたようで、これからは故郷に戻って政治の世界で戦うってことのようです
ふむ…てことはやはり、ここでアリーシャは離脱してスレイ達とは別行動になるってことですよね
スレイ達がこれから世界各地を回ろうとしているのに対し、アリーシャは故郷に留まって政治に力を入れるってことなので。
そういう「アリーシャ離脱」っていう意味では、ゲームと同じ展開になったわけですが…

「アリーシャ、俺と従士の契りを交わそう」

「えっ?」

「アリーシャの力になりたいんだ」

ってここで従士の契りキター!!なんてこった、ここでこの展開を持ってくるとは!
従士の契りっていうのは要するに、スレイが持っている勇者パワーをアリーシャにも分け与えるってことなんですよね
ゲーム版では、最初にアリーシャと出会ってすぐこの契りを結んだわけですが、しかしその結果
「つらいわー、契りのせいで俺への負担がすごいわー、アリーシャのせいでマジしんどいわー」
アリーシャを足手まとい扱いし、契りも打ち切ってアリーシャをパーティから追い出すという
それはもうひどい行いに使われたわけですが、アニメでは逆にそれを
「たとえアリーシャと離れることになっても、俺たちは繋がってる」って展開のために使うとは驚いたなぁ

「従士の契り…しかしそれは、スレイの負担になるのではないか?」

「俺が強くなればいい」

「スレイ…」

おおそして、問題の「契約の負担」という点についても、
「俺が強くなればそんなの関係ないさ」と力強く答えるスレイ!やべえよアニメ版スレイかっこよすぎだろ
ゲーム版では「つらいわー負担がつらいわー」ってアリーシャを悲しませたバカだっただけに
もうほんと別人っていうくらいに主人公らしくなってますね

「分かった、私からもお願いする…私を君の従士にしてほしい」

「ああ…いつだって一緒だ」

そしてついに契約の儀式を始める2人ですがこれもう完全に結婚式じゃないですか!!
うおおマジかよ!「私を君の従士にして欲しい…」とか、美少女にこんなん言われたら鼻血もんですわ
「ああ…いつだって一緒だ」ってスレイのセリフもやばいねこれね、完全に将来を誓い合った2人みたいになってますよ
この場面ってつまりさ…アリーシャがこのアニメのヒロインだって認められた瞬間ですよね

そう考えるとめちゃめちゃ感慨深いものがあるなぁ…なにしろアリーシャはゲームの時に、
「アリーシャはこのゲームのヒロインじゃないんで」てなことを製作サイドの人に言われてしまい、
さらにそのことを徹底するために、それまで「アリーシャはゼスティリアのヒロインです」と書いてあった関係各所に対して
ヒロインの表記をとにかく消させるということがあってね…

だからアリーシャはヒロインと認めてもらえない子だったんだよ…少なくともゲーム版ではずっとそういう扱いでね…
でもそんなアリーシャが、アニメではこうして立派なヒロインとしての描写をしてもらえたわけで…
これは今までのことを知っているとグッとくるものがあるね…
ついにアリーシャのことを胸張って、「この子がゼスティリアのヒロインです」って言える時が来たっていうね

「スレイさん、それではアリーシャさんに従士の真名を与えてあげてください」

「”マオクス=アメッカ”」

パアアアアアア

「”笑顔のアリーシャ”って意味だよ」

「ありがとう、スレイ…」

そしてついにスレイとの契約が完了し、従士としての名とスレイの力の一部分を授かったアリーシャ。
そんなアリーシャが周囲を見渡してみると、その瞳に映ったものは…

 

そう、そこにいたのは、今まで見ることのできなかったスレイの仲間たちでした
この3人は精霊のようなものだから、普通の人間であるアリーシャには今まで見ることができなかったんですよね
でも従士となった今では、こうしてスレイと同じものを見たり聞いたりすることができるようになり
アリーシャも真の仲間になれたっていうね…(えー

いやマジで、真の仲間って言うとネタ的な意味に聞こえちゃうけど、
このアニメは本当にそれを目指して作ったものなんじゃないかなと思います
ゲームでは真の仲間になれなかったアリーシャが、アニメでそれを実現するっていうね
最後にアリーシャの笑顔で終わったことからしても、アニメでは「アリーシャの救済」をテーマにシナリオを考えてくれたんだろうなと思います

それに、このアニメで救われたのはアリーシャだけじゃないですよね。スレイもロゼもそうだと思います
この2人もアニメで性格が大きく改善されたと思う。ゲーム版のスレイがまずかったのは、とにかく自己主張が少なすぎて
他人の言いなりになってラジコンのように動いてるっていう、意志力のなさが問題だったわけですが、
アニメ版のスレイは「これが俺の選んだ道だ!これが俺の夢だ!!」と言えるような
強い意志を持っているのがとても良かったです。アリーシャと契約した時の負担についても
負担なんてすぐに乗り越えてみせるっていうような、前向きで頼もしい姿を見せてくれたわけだし、
これこそが主人公だって感じになってましたよね

あとはロゼなんですが、ゲーム版だととにかく周囲に持ち上げられて異様な目立ち方をした結果、
主役を完全に食ってしまって「はいはいロゼ様はすごいね…」とプレイヤーをうんざりさせてましたが、
アニメではその辺を上手くセーブして、あくまでも「仲間の1人」っていう描写に徹してくれたので
ロゼのウザさが大幅に軽減されたと思います

いやほんとに。ロゼって動かし方によっては、ちゃんと普通に見られるキャラなんだなって感心しました
このアニメが始まった当初は、やはりゲーム版のトラウマがあったから
ロゼの顔を見るのも声を聞くのも嫌な状態だったんですが、
アニメの話を見るにつれて、そういうロゼへの嫌悪感っていうのはどんどんなくなっていきましたね

今ではもうすっかり、そういうロゼへの反感みたいなものは俺の中からなくなったと思います。これは本当にありがたかったですね
なぜなら今まで、ロゼの声優である小松未可子の声聞くだけでイライラしてたからね…
声優さんに罪はないんですけど、どうしてもロゼを思い出してしまって声を聞くと不快になっちゃってたというか

そのせいで、他のアニメに小松未可子が出てくるだけでも、なんかこう抵抗を感じずにはいられなかったんですよね
「うわ、ロゼの声がするよ」みたいな…でもそういうのって、声優さんにとっては本当に可哀想なことだなって思うんですよ。
何も悪いことしてないのにそんな風に嫌われちゃたまんないですよね。そういう意味でも
ロゼに対する嫌悪感を取っ払ってくれたこのアニメを見てよかったと思います

・アニメゼスティリアの最終話の従士契約のシーンを見た時、自分の心が浄化されていくのを感じました。
 2期もやってくれるのも最高です。是非ともアニメスタッフには、真のゼスティリアを描ききってほしいです。 by ガッツアブソル

・大志さん・・・ゼスティリアはなんでアニメみたいにならなかったんですかね・・・!
 アレだったらアリーシャが仲間じゃなくても大いに納得できるし、ロゼも実にいいキャラとして描かれているのに

コメントの人たちも、「自分の心が浄化された」とか「大いに納得できたしロゼもいいキャラだった」
満足しているようなので、大成功のアニメ化だったんじゃないでしょうか
しばらくしたらまた第二期が始まるようですが、果たしてそっちはどうなるか…
正直言って俺はこの第一期で終わっておいてもよかったと思うけど…(えー

なにしろゲーム後半は、前半よりもヤバいイベントの目白押しですからね。
俺も前半までは楽しくプレイできてたけど、後半から一気に嫌になってしまったので
あれを面白いアニメにするには前半以上の大手術が必要になると思うんだよね…

生半可な改変では面白くできないと思うので、アニメスタッフには相当なアレンジ力が要求されると思います
アイゼンの浄化とか、マルトランの扱いとか一体どうするんだろう…マジで1から全部作り直すぐらいの大手術が必要な気がする
なんだか物凄くハードルの高いアレンジになりそうですが、どういう結果になるのか見届けてみたいですね。それでは第二期に続く


・大志さんこんにちは。TOZX感想お疲れ様でした。始まる前は憑魔達の炎上祭りかな?と思いましたが、
 私も含めたファンのほとんどを浄化するとは思いもよりませんでした(^^)
 二期は大志さんのおっしゃる通りですね…。個人的にはタイトルのX要素、ベルセリアとの関わりをどうするかが気になります。
 アリーシャの傷についてですが二人の語らいの直前のシーン、崖がありましたよね?
 上から三段目位にぼわ〜とした青い光があるはずです。そこで回復魔法をかけていたのでしょうね。 by マサキ・ケイゴ

・こんにちは、ゼスティリアクロスの感想、とても良かったです!私個人としては、アスタリアでテイルズシリーズに
 強く興味が出てきたタイミングでの最新作が王道っぽいゼスティリアの発表があって、
 アリーシャの見た目や性格に一目惚れし、PS3はないのに情報を毎回確認していた者です。
 発売後にストーリーのネタバレを見て、買わない方が勝ち組だったんだ……と思いながらも、
 なんとなく悲しくなっていましたが、アニメは本当に良かったと思います!
 発売前に楽しみにしていたスレイとアリーシャの掛け合いも見れ、アリーシャがヒロインとして見れて私もうれしかったです。
 最終回でも、スレイが穢れそうになりながらも、導師としてギリギリのところで
 踏みとどまったのが印象的でした! by 四つ葉模様の鞠

ふむ、ゼスティリアのアニメが良かったってコメントがまだまだ届いてますねー。
なんていうか、こうして多くの人が「ゼスティリア良かったよね」って穏やかに話せている状況っていうのが、
ちょっと前まではありえない状況だっただけに、改めて今回のアニメは凄いことをしたんだなって思いますね

俺もゼスティリアについては、発売してすぐゲームをプレイしたのでネットでの騒ぎについても把握してるんですが、
まあとにかく炎上につぐ炎上を繰り返してた作品なんだよね…
何しろ新しい燃料が次から次に現れては、さらに大きく燃え広がるってことを繰り返してたんで…

まずはゲーム本編のことで炎上し、次は有料追加エピソードのことで炎上し、次はアリーシャのヒロインもみ消し騒動で炎上し、
次は攻略本の文章(「ロゼは善悪を超越した存在」など突っ込みどころ満載)で炎上し、
次は新作のベルセリアがゼスティリアと繋がっていると聞いて、「またゼスティリアみたいなゲームを作る気か」と炎上し…
みたいに、絶え間なく新しい燃料が追加され続けたせいで、ゼスティリアを叩く風潮っていうのはまったく収まる様子がなく、
むしろどんどん拡大して燃え広がる一方だったように思うんですが
その悪い流れを今回のアニメが断ち切ってくれて、怒り続けていたテイルズファンも落ち着いて楽しめるような作品を作ってくれたので
そういうい意味じゃ本当に貴重なアニメだったと思いますね

何しろ俺もまさに怒り続けてたファンの1人で、ゼスティリアをやってからは常に「バンナム絶対許さねえ」って気持ちがあって
「もうこいつらの製品なんて絶対買わねーから!」と思ってベルセリアも買わなかったぐらいなんですが、
ただ、俺のそういう気持ちも今回のアニメが消し去ってくれたので、あとはゲームスタッフも
このアニメのような作品作りを今後は心がけて欲しいですね
あれだけ炎上してたのもようやく奇跡的に収まったんだから、また客を怒らせて炎上とかそういうのだけはもう勘弁してほしいところです


(C)BNEI/TOZ-X






トップに戻る