10月31日

■モンスト感想

最近のモンストのプレイ状況なんですが、この前狩っていると語ったヨトセ、ヴラド、徳川綱吉については
その後無事に運極達成できました。バートリーについては途中で狩るのをやめてしまったんですが、
その代わりにエヴァコラボのミサトを運極にするのに成功しましたね



個人的に、エヴァってさほど好きじゃないから今回のコラボはスルーしようかと思ったんですが、
ミサトが能力的に回復アビリティを持つキャラだったので、そこはやっぱり貴重だよなと思って
途中からせっせと狩りまくってました。個人的に、回復アビリティっていうのは
モンストで攻略の安定感を出すのにすごく重要なアビリティだと思うんですよね

回復持ちがいないモンストのパーティって、ドラクエ3で例えるなら
戦士・戦士・武闘家・魔法使いとかのメンバーで組んでるようなもんだなって思うんですよ
要するに攻撃面ではメチャクチャ強いんだけど、回復役がいないからダメージを受けた途端に辛くなって
一度パーティが崩れてしまったらもう立て直せないっていう。強力な一面とモロい一面がハッキリしすぎてて安定感がないわけです

だからパーティをもっと安定させるために、僧侶を1人くらいは入れておきたいって思うのがドラクエの常識ですよね
俺はモンストもそれと同じだと思ってます。回復役が1人いるのといないのとじゃ安定感がまるで違う。
なのでこういう回復アビリティを持つキャラは貴重だっていうわけなんですよ



そんなわけで少し前までエヴァコラボをやっていたモンストですが、それが終わった瞬間に今度は
電撃文庫とのコラボが始まりました。最近は本当にコラボを絶え間なくやっててビビりますね…
しかも今回のコラボは、単なる1作品とのコラボじゃなくて電撃文庫8作品とのコラボっていうすごい大規模な内容となってますね

実装されたキャラもそれだけ多いわけですが、ただ今回追加されたキャラクターたちは
全員無料で入手できるキャラなので、性能はちょいと控えめになってますね
今までもモンストで無料入手可能なキャラって、かなり自重した性能になってましたから
さすがに有料ガチャのキャラをバッタバッタとなぎ倒すような強さにはなってないですね。
ただ、無料なわりにはけっこう面白い性能してんなと思うキャラもちらほらいるので、収集する価値は高いと思います

では実際に性能の方を見ていくと



まずは「とある科学の超電磁砲」から御坂美琴。
性能は木属性の反射タイプで、アビリティはアンチ重力バリア、友情コンボ×2
必殺技は自身強化+周囲に電気攻撃、友情コンボは落雷となってますね

とりあえず真っ先に言っておきたいのは、正直イラスト微妙すぎないっすか!?(えー
たぶんFFコラボの時と同じ人が描いてると思うけど、
個人的にこの人の絵ってどうもイマイチに思えて物足りなく感じちゃうんだよな

←FFコラボの時のイラスト

なんていうか、もっとこう”イラストだけで客が呼べる”ってくらいの超美麗イラストで描いてほしいんですよ
モンストってメチャクチャ儲かってるんだから、それぐらいの絵師を雇ってほしいです
たとえばグラブルとかシャドバの絵師はそれぐらいレベル高いと思う。イラストって点だとモンストは他のゲームより劣ってると思うなー

なんだか話が逸れてしまいましたが、とりあえず美琴の性能について。
電気使いなだけあって、友情コンボで落雷を12発撃てるという風に電気攻撃をバカスカ連発できる仕様になってますね
12発の落雷については神威使ってる人だったら実感しやすいと思います。



景気よくじゃんじゃん落雷降らせてくれるから、使ってて気持ちいいんですよね
ただ正直、美琴のイメージから言って落雷よりも電撃持たせて欲しかったってのはありますけどね…
今回のコラボにしてもさ、なにしろ名前からして電撃コラボですぜ?
「電撃コラボなんだから電撃使わせろや」と思ったのは俺だけでしょうか(えー
まあ電撃って友情コンボの中でもかなり強い部類だから、
「無料キャラにそんな強い技持たせるわけねーだろハゲ」ってことなんだろうけどさ…

友情コンボについてはそんなところですが、必殺技の方は自身強化+周囲に電気攻撃ってことで
これって従来のキャラで言えばアンデルセンと同じタイプの技ですよね



アンデルセンについては俺も愛用してまして、こいつの電気SSは結構使いやすいし強いよなと思ってます
ただ、使用可能になるまでに26ターンもかかるのが長すぎるよなーと思ってたんですが
その点で言うと美琴はたったの8ターンで撃てるというえらく撃ちやすい仕様になってますね
まあ、ターンが短いぶん威力は控えめになってると思いますが、それでもあの使いやすい技を撃ちたい時にじゃんじゃん撃てるのは
けっこうな長所なんじゃないかなと思います。

ただひとつ言わせてもらうと、さっきのイラストではレールガンを発射しようと構えてる絵だったのに
お前レールガンぜんぜん使ってないやんけ!(えー
いやマジで、落雷と電気タックルしか技がねーぞ!レールガン要素はどこへ…
うーん、イメージ的に必殺技はレールガンを発射するタイプの技でもよかったんじゃなかろうか。
まあ性能としては電気タックルより弱くなるだろうけど、イメージ優先で言ったらそっちの方がよかったかもしれませんね



お次は「とある科学の一方通行」から一方通行。一応さっきの美琴とは別タイトルでの参戦ってことみたいです
性能は闇属性の反射タイプで、アビリティは亜人キラー、アンチ重力バリア
必殺技は自身強化+反撃モード、友情コンボはリバースダンクレーザーとなってますね

まず第一にこの一方通行の能力値を見て思ったのは、
攻撃力とかHPとかの基本ステータスが虚弱すぎんよお前!(えー
攻撃力ひっくいなお前!マジで虚弱キャラじゃねーか!まあ特殊能力を抜きにした体の強さだけで言ったら
一方通行はただの虚弱なもやし男というのは原作通りではありますが。

一方通行の特徴といえば、やはり強力な特殊能力を備えていることでしょうし
それを表すかのように、友情コンボでは威力40000超えのリバースダンクレーザーを持たされていますね
ちなみにリバースダンクレーザーっていうのは、一方通行に突っ込んできた味方の反射方向にレーザーを撃つ技だから
一方通行の反射能力をこの技で表してるんだろうなって気がしますね

それともう一つ特徴的なのが、反撃モードになる必殺技ですよ
反撃モードっていうのは、敵から攻撃を受けると友情コンボで反撃する状態のことですが、
今までの反撃モードって、一般的にはあんま強くねーなってイメージがあったと思うんですよね

なんでかって言うと、今までの反撃モードを使えるキャラって
みんな友情コンボがあんまり強くないキャラばかりだったからですね

たとえば俺が持ってるキャラで言うと、このハル、アラジン、千石撫子あたりがそうですよ。
この3人の友情コンボの威力を見ていくと、ハルが9471、アラジンも9471、撫子が3480とみんなかなり控えめで
これで反撃モードになって攻撃したところで、敵にさほど痛手を与えられないんですよね

しかしですよ、そんな中で一方通行の友情コンボは威力41392という猛烈なパワーを持っているので
今までの「いまいち貧弱」ってイメージの反撃モードとは一味違うわけなんですよ
それともう一つ重要なことは、一方通行のリバースダンクレーザーって反撃モードの時に発射されると
攻撃してきた敵に向かって、ちゃんと狙いをつけて反撃するんですよ
そう、まるでロックオンレーザーのように敵に向かって攻撃するわけで。これがマジで重要だと思う

なんでかって言うと、リバースダンクレーザーって普通の友情コンボとして使う時は
敵に狙いをつけるのが難しくてかなり当てにくい技なんですよ
そう、威力がバカ高いかわりに狙いがつけにくいっていうのがこの技の特徴なわけで。

しかしですよ、反撃モードになった一方通行は、それぐらい当てにくいリバースダンクレーザーを
きっちり狙いをつけて敵にバスバス当てられるわけで。
この状態こそが一方通行の真骨頂。真価を発揮する瞬間だと俺は思ってます

しかも一方通行って素のアビリティで亜人キラーを持ってるから、
このリバースダンクレーザーにもきっちり亜人キラーの効果が乗るんですよ
だから亜人タイプの敵に対してはかなりの高火力が期待できると思いますね
特にボスの弱点に直撃させた時なんかは、猛烈なダメージを叩き出すんじゃないでしょうか
てなわけで、かなり尖った性能はしてますが、強みを理解すれば相当面白いキャラだろうなと俺は思ってます



お次は「魔法科高校の劣等生」から司波達也&深雪。ネットで有名なお兄様とその妹ですよね
性能は水属性の反射タイプで、アビリティは弱点キラー、アンチダメージウォール
必殺技は狙った方向に貫通衝撃波を発射、友情コンボは貫通ホーミングとなってますね

パッと性能を見た感じ、欠点の少ない良キャラなんじゃないかなと思います。
基本ステータスの数値も申し分ないし、アビリティとして弱点キラー持ってるのもいいですよね
個人的に、弱点キラーって最近アツいアビリティだなと思ってます

たとえば七つの大罪コラボで登場したキング、化物語コラボで登場した阿良々木&忍、
それにちょっと前のキャラになりますが豊臣秀吉なんかも最近ヤマトタケル廻とかで活躍してるし
こういった弱点キラー持ちが近頃かなり輝いていると思うんですよね

ただまあ、今紹介した3人が貫通タイプなのに対して、達也&深雪は反射タイプなので
そういう意味では弱点を狙いにくくて、少々キラーを活かしにくいかもしれません
ただ通常攻撃は当てにくいかもですが、必殺技は貫通衝撃波になっているので
必殺技に関しては弱点を狙いやすくて、なかなかの火力が期待できると思うんですよね

それに友情コンボも貫通ホーミングで、けっこう敵の弱点に刺さりやすいし
達也&深雪は素のアビリティで弱点キラー持ってるから、友情コンボにもキラー能力が乗るんですよね
だから総じて悪くない性能してるように思います。運枠キャラとしては結構上位の方なんじゃないかな?



お次は「ソードアートオンライン」からアスナ&キリト。説明するまでもなく超有名なコンビですね
性能は光属性の貫通タイプで、アビリティはアンチ重力バリア、アンチブロック
必殺技は自身強化+マザーズロザリオで追い打ち、友情コンボは次元斬となってますね

正直こいつらの性能なんですけど相当強いと思います。いやマジで
無料で収集できる光属性キャラの中ではトップクラスなんじゃないかと思うくらい。
まず第一に基本ステータスが申し分ない。スピード型なのでスピードに偏ったステータスではありますが、
とはいえHPや攻撃力が低すぎるってほどでもないし、及第点の数値を持っていると思います

そして第二に友情コンボが使いやすい。アスナ&キリトの友情コンボは次元斬なわけですが、
これって画面上のどの距離からでも敵を攻撃できるし、ギミックによって防がれることもないので
かなり使いやすい友情コンボなんですよね。HPの低いザコから狙ってくれるから、ザコを片付ける時に非常に役に立ちます
まあボスに対する火力としては少々頼りないですが、それでも弱点ヒットした時とかはなかなかのダメージ出してくれたりもしますね

第三に必殺技が強い。アスナ&キリトの必殺技は自身強化+追い打ち攻撃ですが、
ぶっちゃけ貫通タイプの必殺技って自身強化だけでも強いんですよ。
いやマジで、「自身強化が使える貫通タイプ」ってだけでも、無料で収集できるキャラとしてはかなり強いし優秀なんですが
さらにそのうえ追い打ち攻撃まで持っているというヤバさ。
実際に使ってみましたが、これって本当に破格な必殺技だと思いますよ、追い打ち攻撃の火力もかなり高めだし。
無料キャラの必殺技としてはトップクラスの性能してんじゃなかろうかと思うくらい強いと思います

第四に属性、種族、アビリティの組み合わせがいい。アスナ&キリトの属性は光、種族は聖騎士、アビリティはアンチ重力バリアとアンチブロックですが
この組み合わせならツクヨミとかツクヨミ零で最高クラスの運枠として使えるわけなんですよ
特にツクヨミ零での適正っぷりがやばすぎると思う。アンチ重力バリアとアンチブロック持ってるから、ギミックを全部無効にできるし
なにげに種族が聖騎士ってのがでかい。そう、アスナ&キリトって亜人族じゃないんですよ
亜人族だったら何がやばいかっていうと、ツクヨミ零には亜人キラーLを持っているマンドレイクが出てくるので
こいつの攻撃が痛すぎるのが最大の泣きどころなんですよね。

しかしアスナ&キリトは聖騎士族なので、マンドレイクのキラーなんぞ全然食らわずに済むというわけです
これって相当貴重なことですよ、なにしろコラボキャラの種族ってほとんどの場合が亜人族になるし
今回のコラボキャラにしても、アスナ&キリト以外は全員が亜人族ですからね
アスナ&キリトだけやで聖騎士族に設定されてるの!一体どういうことやねん

しかもツクヨミ零でもそれだけ強いし、ツクヨミの方でも十分に強い性能してると思うんですよね
ツクヨミって雑魚のレーザーバリアが非常にうっとうしいんですけど、アスナ&キリトの友情コンボって次元斬だから
レーザーバリアをいくら張られようが全然関係なく戦えるし。
それにツクヨミのクエストって、アンチ重力バリア持ちの光属性貫通タイプが強いと思うんですが
アスナ&キリトってまさにそのタイプだし、まあほんとツクヨミだろうが零だろうがどんと来いって性能してますよね
これはマジで運枠としては破格の存在だと思う。俺はまだ運極まで育ててないから、期間中になんとか仕上げたいですね



お次は「灼眼のシャナ」からシャナ。なんか懐かしい名前だな…ハルヒより前にアニメやってましたよね
性能は火属性の反射タイプで、アビリティは飛行、亜人キラーM、アンチダメージウォール
必殺技は乱打攻撃、友情コンボはフレイムとなってますね

いやーこれは…このシャナの性能に関してなんですが正直めっちゃ弱いと思います(えー
まずやばいのが攻撃力の低さ。さっき一方通行のことを「攻撃力の低い虚弱キャラ」だと言いましたが
その一方通行よりさらに攻撃力が低いってなんやねんマジで!さすがに低すぎるやろ!

次にやばいのが友情コンボの弱さ。シャナの友情コンボはフレイムなわけですが、
このフレイムっていうのはとにかく射程が短くて当てにくく、空振りすることの多い技なんですよ
まあ敵との距離が近ければ近いほど威力が上がるという特徴があって、密着状態でなら大きな火力が出せるわけですが
ただ問題があるとすれば普通にやってたら密着状態になんかならねーから!(えー

それが悲しいところなんですよね…いくら密着状態では強いと言っても、
敵との距離が離れてて技が空振りすることの方が多いから、どうにも期待できない友情コンボっていう。
そんなフレイムがなんで選ばれたのかと言ったら、シャナはフレイムヘイズっていう特殊能力者だから
「フレイムヘイズにはフレイムが似合うやろ!」ってノリで選ばれたんじゃないかなと…(えー

そして次にやばいのが必殺技の弱さ。シャナの必殺技は乱打攻撃なわけですが
乱打攻撃ってこれ、敵1体しか攻撃できないし威力もしょぼいっていう、一番ハズレな必殺技って感じのやつなんだよね…
まあ唯一の救いがあるとすれば、この技を使った後は敵にぴっとりと密着することになるので
この技で密着した後にフレイムで焼くっていうコンボが可能なことでしょうか

シャナに光明があるとしたらそれしかないと思います、マジで。乱打攻撃で密着してからフレイムで焼く。
これなら結構火力が出せると思うわけですが、しかしこの乱打+フレイムの組み合わせで戦うっていうのは



数年前にサラマンダーさんが通った道っていうのが悲しいよね…(えー
いやマジで、このサラマンダーもまさに乱打+フレイムの組み合わせで戦うキャラとしてデザインされたわけですが
しかしどうにも活躍の場がなくて今となっては完全にハズレキャラ扱いされてるわけですよ

ただまあ、サラマンダーが活躍できないのは、魔王キラーMっていう使いどころのないアビリティ持ってるってせいもありますけどね
シャナの場合は亜人キラーMなので、これは最近で言うとクシナダ廻とかにぶっ刺さるアビリティだからまだマシだと思います。
考えてみたらクシナダ廻って、ギミックが地雷とダメージウォール、ボスが亜人のクエストだから
飛行、アンチダメージウォール、亜人キラーMを持ってるシャナって完全にギミック対応してるんですね
しかも火属性だから属性的にも有利だし、これはもうクシナダ廻に使ってくださいと言わんばかりの性能ですよ

なるほど、数年前は誰も見向きもしなかった乱打+フレイムという古流殺法をここで復権させて、
サラマンダーさんの無念を晴らすのがシャナの役目ってことか…(えー

他には「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」から桐乃&黒猫、
「デュラララ!!」から平和島静雄、
「とらドラ!」から大河といったキャラも参戦してます

まあこの3人は、ここまでの★6キャラと違って★5なので、ちょいと活躍の場が限られる感じですが。
基本的に★5キャラって、★5以下限定クエストでしか使わないですからね。
今後の限定クエストの内容によっちゃ出していくってことになりそうですね

あと大河って、なにげにこの味方キャラとしてのイラストよりも
敵として出てきた時のイラストの方が可愛かったから、そっちも使って欲しかったなー



たぶん、大河が★6に進化するようなキャラだったら、進化後のイラストがこれになってたんだろうなって気がしますね
モンストでのイラストの使い方ってそんな感じだし。ただ大河は進化できないタイプのキャラだから
このイラストは敵として使うだけになっちゃったんじゃないかなって気がします。うーんもったいない


10月26日

グランドジャンプ感想:プレイボール2 第9話「差し入れの巻」



「オウオウやってるか」

「田所さん!」

「差し入れ持ってきたぞ、ちょっと休めや」

さて今回のプレイボール2ですが、冒頭の場面は練習中の墨谷野球部に田所が差し入れを持ってきた場面で始まってますね
この田所、谷口の前に野球部キャプテンをやっていた先代キャプテンで、もうすでに学校を卒業したわけですが
今でも後輩たちのことが気になって、こうしてちょくちょくやってくるわけです。要するに面倒見のいいOBですね

「差し入れってなんですか?」



そんな田所が持ってきた差し入れがこれ、なんと三角パックの牛乳ですよ。うわー時代を感じるなぁ
三角パックの牛乳って、ちょうど劇中の1970年代に大流行したらしくて、学校の給食とかもこれになったそうですが、
しかし俺が学生時代を過ごした1990年代には、すっかり姿を消して四角いパックしか見かけなくなっていたので、
こういう三角パックを見ると「こういう時代もあったんだなぁ」ってなんだか感慨深い気持ちになりますね

グビグビ

「おいおい、口をつけるだけにしとけよ。後でバテるぞ」

「いや倉橋、実は喉の乾きすぎは科学的によくないという」

「そうそう、喉を潤すことも必要よ」

そして牛乳をグビグビ飲む部員たちを見て、バテるからそんなに飲むなと注意する倉橋。
いやー出ましたね、「バテるから水分を摂るな」っていう、これこそまさに時代を感じる一言ですよ
なにしろ現代じゃまったく逆のことが言われてますからね。「熱中症対策に水分をどんどん摂るべき」っていうふうに
水分補給に関しては今と昔で言われることがまったく真逆になりましたよねー

そんな中で谷口は「喉の渇きすぎは科学的によくないらしい」って、なんだか現代チックなこと言ってますね
こいつ時代の先を行ってやがる…って感じですが、しかしそんな谷口も少し前までは
「バテるから水分を摂るな」って言う側の人間だったんですよ



それがこのシーンです。前作での練習中、水を飲もうとするチームメイトに対して
「だめですよそんなに水を飲んじゃ。そうガブガブやっちゃ疲れますからね」と言っていたという…
やっぱり昔はこういう考えが通説だったんだなーと分かるワンシーンです

それにしても、なんでこんな迷信みたいな話が信じられてたんだろう?って不思議に思ったので
今回ちょっと調べてみたんですよ。そしたらかなり驚いたんですけど
「水をガブ飲みするとバテやすい」っていうのは迷信ではなく本当のことらしいですね

どういう理屈でそうなるかっていうと、「ガブ飲みすると」って部分がポイントで
一度に大量の水をガブガブ飲んでしまうと、体が吸収しきれずに腹の中で水がタプタプ溜まった状態になってしまい
そういう腹タプタプ状態で激しい運動をすると、内臓に負担がかかってしまって普段よりもバテやすくなるんだそうです。

さらに言うなら、水の温度が冷たいほどに内臓への負担も大きくなるので
飲む水が冷たければ冷たいほどさらにバテやすくなるってことのようですね
そういう意味じゃ、さっき谷口達が喋っていた

「だめですよそんなに水を飲んじゃ」

「水ったって、ここにあんのはお日さまに照らされたお湯じゃねえか」

「いくらお湯だってそうガブガブやっちゃ疲れますからね」

っていう会話は意外と的を射ているってことが分かりますよね
飲む水が冷たいほどバテやすい、ガブガブ飲むほどバテやすいってことを理解しているという。
いや正直言って驚きました、個人的に「水を飲んだらバテる」なんて言うのは完全な迷信だと思っていたので
実際に人体にそういうメカニズムがあるっていうのは今日はじめて知りましたね…

ただ、そうは言っても「バテないように水を全然飲ませない」っていうのはもちろんダメなわけですよ
全然飲まないのもダメだし、ガブガブ飲みすぎてもダメ。そのへんのことも調べてみたんですが、
水分補給をする時のコツとしては、少ない量をこまめに摂り続けるっていうのが大事みたいですね

具体的には、喉が渇きはじめる前に、早め早めに水を飲んで喉の潤いを保つっていう飲み方がいいらしいです
喉が渇いてから飲んでるようじゃ遅いってことですね。
そういう意味では、さっきの谷口の指導はよろしくない部分もあったなと思うわけです



なんでかというとこの場面、水を欲しがってるチームメイトがもうすでに喉カラカラになってますからね
こんなになるまで水を飲ませていなかったっていうやり方は、やっぱり熱中症対策としては良くないってことなんですよ
もっと早めに少しずつ水を飲ませておくべきだったっていうね。
まあ今日はじめてそれを知った俺が偉そうに言うのもなんだけど…(えー

いやマジで、今まで俺は水分補給といえばとにかくガブガブ飲めばいいと思っていたので、
「喉が乾き始める前に少しずつ飲む」なんて発想はなかったですね。今にして思えば、熱中症対策に水分補給の呼びかけをする時って
「こまめな水分補給を心がけてください」って言い方をしますよね
そう、”こまめな”って部分がポイントだと思う。これって回数を分けて少しずつ飲めってことで
一度にガブガブ飲めなんて言ってないんですね。そういうことにまったく気づいてなかったからな…今回の件は勉強になりましたわ

「ところで土日の練習試合は5連勝したんだってな」

「ええ、なんとか」

「しかし土日で5試合もこなすのはいいが、こんなスケジュールじゃ相手が弱いとこじゃないと成立しないな」

「そうですね、強いところはわざわざこんな風に来てくれないし、もっと外に出ないと…!
 都内の強豪私立はガンガン地方遠征をしている…経験値を上げて、揉まれているんだ。
 そういう意味ではウチは揉まれていない…どんなに練習したとしても、それだけじゃ経験値は上がらない」

そんな中、話題が変わって練習試合の話になりますが、谷口たちは試合の数を大量にこなしているものの
弱い学校としか試合を組めないという悩みがあり、もっと強豪と試合をして経験を積みたいと考えているようですね
それは確かに墨谷の悩みどころだと思いますね、なにしろ墨谷って数年前まで無名の弱小野球部
そこに谷口がやってきてメンバー達を鍛え上げたから、今では地元じゃ負け知らずってくらいには強くなりましたが
ただ全国レベルのチームと比べたらまだまだかなわない状態ですからね

まだ甲子園に出られるほど強くないし、今後それが実現できるくらい墨谷のレベルを上げるためにも
「強豪との試合を組んで揉まれる」っていうことが重要だと谷口は考えているようです

「おい谷口、ちょっとこいや」

「え?」

「今日は牛乳を差し入れに来ただけじゃねえのよ、本チャンの差し入れがあんの」

「はあ…」

「ほれ、これだ」

「金属バットですか!」

ってなんと、その時「本チャンの差し入れがある」と言いながら金属バットを谷口に渡した田所!
ついに金属バットが墨谷にも…ただ、木のバットすら使わずにあえて竹バットを使っている谷口にとって
この贈り物は果たして嬉しいものなのか…

「普段の練習を竹でやるのはいいが…試合まで竹でやるのは間違ってるよ」

「…」



「オメエの考えも分かるよ、公式戦までは竹で通すってことなんだろうが…」

「金属があるとどうしても甘えたくなってしまいます、
 練習試合では、スイートスポットの一番狭い竹バットで通したいんです」

って、田所はすでに「谷口があえて竹バットを使っている」って事情を知っていたようですね。
ただ普段の練習はともかく、他校との練習試合でまで竹を使う必要があるのかと、
谷口にひとこと言いたかったようです。それに対して谷口は、「金属バットに甘えたくない、竹バットで通したい」と意志を曲げる気はないようですが…

「ふむ…だがよ、練習試合を竹でやるのは、相手に失礼だとは思わねえか?」

「えっ…」

「それに金属バットで打つ練習だって必要だよ」

「そ、それは必要ありません、公式戦で初めて持てばいいんです!」

おっとしかし、そんな谷口に対して別視点から助言を加える田所!まずは「竹バットで戦うのは相手に失礼」ってことですが、
なるほど確かに、強いバット(金属)があるのにあえて弱いバット(竹)で戦ってるって状況だから
相手からしたら「舐めプされてる」って思うのも無理ないですよね
いくら谷口が使いたいと思っても、相手からすればそれは失礼な行為に見えてしまうってことですか

それともうひとつ、「金属バットを使う練習も必要」ってことですが、それは確かにそうですね。
ずっと竹を使っていたのが急に金属バットを渡されたら、やっぱり最初は違いに戸惑うだろうし
あらかじめ金属バットで練習して慣れておくっていうのも大事ですよね。
ただ谷口は、「そんなの必要ありません!」とかたくなに田所の助言を聞く気がないようですが…

「谷口…だけどな、オメエは根本的なもんを忘れてるよ。
 それは…野球をやる本来的な楽しさだ」



「ふだん手のしびれる竹を使って我慢しながら練習したら、
 練習試合ぐらいは金属バットでスカッと飛ばしたいもんよ」

「…」

「野球をやる喜び、達成感を感じながらやってかねえと、上手くなるもんも上手くならねえぜ」

「そ…そんな小さな喜びいりませんよ。達成感は、甲子園出場が決まった時に感じればいいんです」

そしてさらに、野球をやる時の達成感について話し合う2人。
田所いわく、「我慢して打つばかりじゃなくて、スカッと打つ楽しさがないとやっていけない」と言っているのに対し、
谷口は「そんな目先の楽しさよりも、もっと先の甲子園出場を見据えるべき」と言っているという…
こうして相反している2人の意見ですが、どっちとも俺にとってはメチャクチャ興味深いですね

個人的に、どっちも間違ったことは言っていないと思うんですよ。ある意味どっちとも正解を言っていると思うわけです
なぜなら、こういう理屈って人それぞれ価値観が違う分、自分にとっての正解も変わってくるから。
「誰もがみんなこのやり方が合っている」なんてものは存在しないと思うんですよ。
田所のように日頃の楽しさを優先したい人もいれば、谷口のように大きな目標のために目先の楽しさにこだわらない人もいる。

というかまさにね、格ゲー業界にそういう相反する2人がいるんですよ。
それが誰かっていうとウメハラとふ〜どです。この2人、どちらも世界トップレベルの実力を持つ超一流のプロゲーマーですが
それだけ同じように高いレベルに到達しながらも、練習に関する考え方はまるで逆のものを持ってるわけです

まずウメハラの方は完全に谷口タイプですね。ふだんウメハラがなんと言っているかというと
「目先の勝ちにこだわる必要はない。もっと先のことを考えて、自分の成長を優先させるべき」
ってことを常に言っているわけですよ。これってもう明らかに谷口と同じですよね、
目先の楽しさにこだわって金属バットを使う必要はない。もっと先の甲子園出場を考えて、成長を優先するために竹バットを使うんだ
という風に
同じ価値観を持っているわけですよ。

その一方で、ふ〜どの方は完全に田所タイプなんですよ。普段ふ〜どが言っていることは
「ゲームは楽しむためにやるもの。だから楽しいことを優先して教えるべきだと思う。
 そして勝負事は勝たないと楽しくないから、目先の試合でも勝つのは大事なこと」
っていうのがそうです。さっき田所が言っていたような
野球をやる楽しさを大事にするべき。楽しさや達成感を感じる教え方をして、練習試合でも金属バットで気持ちよく勝ちに行くべきってことと同じですよね

これだけウメハラとふ〜どは反対のことを言ってるわけですが、しかしそんな2人が
どちらとも世界のトップレベルに登り詰めているわけで。
それがすごく興味深いんですよね、どっちか片方の理屈だけが正しいわけじゃなく、どっちも正しいしどっちも結果を出しているわけで。

ただ、ウメハラがふ〜どのやり方でやってもきっと合わないだろうし、ふ〜どもウメハラのやり方では合わないと思うんですよ
つまりどういうことかというと、人それぞれに合ったやり方って違うから、
絶対の正解なんてないし、自分に合わないやり方を強制されても上手くいかない
って思うんですよね
「自分に合ったやり方」っていうのは人によって違うもんだと。だから育てる相手ごとにやり方を変えていくべきだし
「この方法でやれ!」って自分のやり方を相手にただ押し付けても、それじゃうまくいかないと思うんですよね

その「押し付けてもうまくいかない」って最たる例が何かっていうとオリックス時代のイチローですよ
そう、オリックス時代のイチローは、振り子打法っていうすごく独特なバッティングフォームで打っていたんですが
今までにない斬新すぎるフォームだったために、最初はオリックスの一軍コーチ陣にまったく受け入れてもらえず、
「そんな打ち方してるようじゃダメだ。バッティングフォームを矯正しろ!」っていう風に
フォームをひたすら直されてしまったんですね

そしてフォームを直されるたびに、イチローはどんどん打てなくなっていったわけです
イチローのフォームはどんどんガタガタになっていき、もはやまともに出場することすらままならない状態になってしまったんだとか。
イチローに合った振り子打法を「ダメだダメだ!」と頭ごなしに否定して、
「バッティングフォームはこう直せ!」と一軍コーチのやり方を押し付けた結果、
イチローほどの選手が、何も結果を出せずに消えていくところだったっていうね…

ただ、一軍コーチ陣はそんな頭の固い連中でしたけど、イチローにとって幸いだったのは、
二軍には河村コーチっていう良き理解者がいたことですね。
この河村コーチがイチローのことをかばってくれて、「イチローには振り子打法が合っている」と辛抱強く育ててくれたことで
イチローは潰れずに済んだし、そうしているうちに一軍コーチ陣が別の人たちに変わったことで、
ついにイチローが一軍でも認められて、日の目を見ることになったというわけです
その辺の詳しい話はここにまとめられているので、興味のある人は見てみてください

このイチローの話を聞いていて思うのは、どんな逸材であったとしても
教える側の人間の理解がなければ、力を発揮することはできないってことなんですよ
相手の特徴を理解せずに、教える側が頭ごなしにやり方を押し付けていても、それじゃいい選手は育たないだろうと思うんですね

そういう意味じゃ、竹バットで打つことをチームメイト全員に強要している谷口のやり方っていうのは
正直言って俺は賛成できないですね
この画像を見ての通り、特に井口なんかは竹バットで打つことをすごく嫌がっていて
「竹バットじゃストレス溜まる」「竹バットのせいでノーヒット、じれったくてじれったくて」と
竹バットが嫌すぎて木のバットに持ち替えてしまうくらい、このやり方が合っていないわけですよ

だから井口にこのやり方を押し付けるべきじゃないと思うし、こういう指導を続けていたら
井口はそのうち野球部に来なくなるんじゃなかろうかと思うんですよね
つまらない竹バットで打たされるだけのストレス溜まる部活、これじゃ野球部に来ても楽しくないだろうし
そのうち嫌になって来なくなるっていうのも、普通にありそうだなと思うわけです

俺が思うに、井口にとって合っているやり方っていうのは、
まさにさっき田所が言っていた内容がそうだと思うんですよね
「ふだん手のしびれる竹バットで我慢しながら練習したら、
 練習試合ぐらいは金属バットでスカッと飛ばしたいもんよ。
 野球をやる喜び、達成感を感じながらやってかねえと、上手くなるもんも上手くならねえぜ」
っていうね。井口が竹バットをやめて木のバットに持ち替えたのも、「スカッと飛ばしたい」って気持ちがあってのことだし
井口を育てるにはまさにこの田所の考え方が必要だと思います

「お〜い谷口!師岡学園から電話があって練習試合の申し込みだ」

「え!?師岡!?」



「なんでも今週の日曜に、大阪から浪国も招待して3校で試合をしたいそうだが…」

「師岡に浪国…!?2校とも甲子園に行くとこだ…!やります部長!絶対やります!すぐに返事してください!」

「お、おうわかった」

(甲子園常連校と試合ができるなんて…!願ってもないことだ!)

とそんな中、谷口のところへ思ってもみない強豪校から練習試合の申し込みがあったようです
師岡とか浪国とか今まで聞き覚えがないですが、どちらも甲子園出場を決めている全国レベルのチームのようで
墨谷にとっては格上の超一流の相手ってことになりますね

谷口はさっき「ウチはもっと全国の強豪たちと試合して揉まれるべき」って考えてましたから、こんなにオイシイ話はないでしょう
すぐさま申し込みを受けてくれと部長に返事することに…ちなみに部長っていうのは、野球部の生徒じゃなくて顧問の先生のことですね
今の時代だと、部長って言ったら部をまとめる生徒のことを指すと思うんですが、プレイボールの劇中だと違うんですよね
意味合い的には、顧問とか監督とかそういう大人を指すニュアンスで使われてると思います。
これもまた時代によって違いのある言葉なんだろうか?次回に続く!

(C)ちばあきお・コージィ城倉/集英社


10月18日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第96話「ボイコット」



さて前回、ついに問題児どもと和解して野球部をまとめ上げた大吾ですが、
今回はそんな一年生とはじめて一緒に朝練をする日がやってきたようですね
そんなわけで早めに家を出ようとする大吾ですが、そんな中で裸Yシャツ姿のねーちゃんが家をウロウロしているという…
すげー格好でウロついてんなこの姉ちゃんは、それにしても姉ちゃんは1年前とあんまり外見変わってないのね
睦子とかは幼児体型から一気に大人の女みたいにエロくなりましたが、姉ちゃんは以前と相変わらずって感じだな


「一年生は何人入ったの?」

「とりあえず5人入ったよ、それもスポーツ推薦で南陽ライオンズから来た結構うまい連中でね」

「へえマジで!?名門じゃん!」

「なんでも、彼らの監督だった人も風林に来てくれるらしいよ」

「監督も!?よかったじゃん!あたしもOGとして心配してたけど、ちゃんと学校も野球部のこと考えくれてたんだ!」

そんな姉ちゃんとの会話の中で、新しい監督ももうすぐ風林にやってくることを語る大吾。
なんでも、あの問題児たちが所属していたチームの監督を風林が引き抜いてきたそうで、
確かにそれって学校側もかなり野球部のために動いてくれてますよね。わざわざ名門チームから監督を引き抜いてくるなんて、普通の中学校じゃありえないですよ
そのへんの中学だったら、適当な先生を顧問に据えるだけだろうしなー。それだけ風林中は野球部に期待してるってことなんだろうか

「そっか〜〜しっかりやるのよ大吾!風中野球部のこれからはあんたにかかってんだからね!」



そして大吾に熱いエールを送る姉ちゃんですが、さすがに中学生の男の前でパンツ丸出しでウロウロすんな
大吾に突っ込まれてしまいます。そりゃそうだわなあ
それにしても、姉ちゃんの大吾に対する態度も、以前に比べたらずっといい感じになった気がしますね

以前の姉ちゃんって、大吾のことを完全にダメな弟として見ていて、大吾が野球に打ち込んでもなかなかその意識が抜けてなかったですが
今ではもう大吾のことを野球部の今後をしょって立つ男として認めてるような感じがあります
まあ今の大吾って中学の野球部で1年間しごかれて、キャプテンまで務めるぐらいに成長してますから、
さすがにその姿を見て姉ちゃんも認識を改めたって感じでしょうか

(夜9時に就寝、朝5時半に起床。6時に家を出て、風林中学までの高低差のある道のり10キロを自転車で30〜40分。
 はじめはきつかったけど、膝や腰に負担の少ない有酸素運動は、ウォーミングアップにちょうどいい)

それから家を出て学校に向かう大吾ですが、大吾って自転車通学で30〜40分かけて中学校に行ってるみたいですね。
というかそれってすげえ離れた中学だなオイ、中学って言ったら普通は家から10分とかそんなもんだと思いますが
風林は確か私立だったから、公立のように家の近所とはいかなかったってことだろうか

あとなにげに夜9時に寝てるのがすごい健康的ですね。マジかよお前毎日夜9時に寝てんのかよ!
中学生って言ったら「俺きのう寝てなかったわー、2時間くらいしか寝てなかったわー」とか
寝てないことを自慢してばかりのアホな時期って印象あるんですが、大吾はぜんぜんそんなことないですね
俺も中学の時はけっこう夜更かししてた気がするなー。ちなみに今は違ってて、毎日夜10時半くらいには寝てます。
もはや体内時計で決まっちゃってて、この時間になると一気に眠気が襲ってくる感じ。眠気に耐えられないから今はもう夜更かしとかできないですね

「おはよー、遅いぞ大吾!」

「みんな早いね!もう来てたんだ」

「今日から1年生も来るからね、先輩が遅れちゃマズイっしょ!」

そんな大吾が学校に到着してみると、もうすでに睦子や他の同級生メンバーは先に着いていて
朝練の支度まで終えていました。どうやら今日から一年生と一緒の練習が始まるってことで
先輩がモタモタしてたら示しがつかないと、みんな気合が入ってるようですね



「あのさ、みんな張り切ってるとこ悪いんだけど…あいつらちゃんと朝練に来ると思う?」

「え?」

ってそんな中、一年生が来るのを待っている睦子たちに対して、
「あの問題児どもがちゃんと来るのかなあ…」と、不安げにつぶやいたメンバーが1人…
そしてなんと、その不安は的中してしまい、待てども待てども一年生は姿を現さなかったという…あいつら初日から部活サボリかよ!!



「仁科君!!」

「あー先輩、おざまーーす」

「おざますじゃない!どういうこと!?朝練あるってちゃんと言ったよね!なんで来なかったのか説明して!」

「ああすいません寝坊しちゃって」

「そんなわけないでしょ!1年生全員が来てないってのに!」

そんな仁科たちの態度にブチ切れてしまった睦子は、仁科が通学してくるのを待ち構えて説教を始めることに!
しかし仁科の方はまったく反省していないようで、「あーすいません寝坊しちゃって」とテキトーな言い訳でごまかす気マンマンです
そんなふざけた態度を見て、睦子の怒りはますます高まっていく一方となってしまい…

「昨日キャプテンとガッチリ握手したのはなんだったの!?
 いつまでそんな反抗的な態度取るわけ!?なめるのもいい加減にしてよ!」

「別になめてないですよ、ちゃんと敬語で喋ってるじゃないスか。
 ただ俺らは、ちゃんとした指導者の下で動きたいだけですよ。
 信頼できない練習メニューでケガしたりしたくないんでね」



とそんな中、割とまじめな顔で「別にふざけてるわけじゃない、ただちゃんとした指導者の信頼できるメニューで練習がしたい」と語る仁科。
その「信頼できる監督」がもうじきやってくるから、練習を始めるのはその後がいいと…ふーむなるほど
俺の考えとしては、仁科の言うことも一理あるような気がしますね。スポーツの練習ってただガムシャラにやればいいものじゃないから
意味のある練習メニューを立てられる人じゃないと効果も薄いだろうし。

たとえば以前、プロ野球選手のダルビッシュが「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、ちゃんと考えて練習しないと普通に嘘をつく」ってことを言っていたり
卓球選手の水谷隼も、「ただ量をこなすだけの練習は無駄でしかない。重要なのは練習効果で、それを考えていない練習は100時間やっても意味がない」
言っていましたよね。要するに仁科は、そういった練習効果をきちんと考えられる指導者の下で練習がしたいってことを言ってると思うので
そういう意味では「まあ一理あるのかな」と思います

ただ、そうは言ってもやっぱり引っかかる部分としては、
大吾たちの練習メニューをまったく見てもいないのに「そんな練習したくない」って言ってることですかね
せめてメニュー見てから言えと言いたい。たとえば大吾たちのメニューを見たうえで、その内容に納得がいかなくて
「こんな練習だと体を壊しそうだし、俺は参加したくない」って言うならわかりますけど
なんにも見てないうちから「やりたくねーよ」って、さすがにそれはふざけんなって気持ちになっちゃいますね

あとはもうひとつ、やっぱり体育会系の部活ってどうしても上下関係ってものがつきまとうから、
1年生がこんなワガママ言ってたら、先輩にぶちのめされても文句言えないですよね(えー
特に野球部は上下関係に厳しいって言うしね…仁科みたいな性格してたらマジで命がいくつあっても足りないと思いますよ。おおこわい

「え、午後練も来ない?」

「そうなのよ!監督の指導以外は受けたくないって!ふざけてるでしょあいつら!」

「どこまでも可愛げのない一年生だこと…」

「監督かぁ…彼らがそれほど信頼してるってことは、やっぱり相当優秀な人なのかな?
 まあ無理強いしてもしょうがないし、その監督が来るまでは俺らだけでやろう」

「ぬるいなー大吾は…」

ともかく、仁科の態度に怒りが収まらない睦子は、「あいつらふざけんな」と大吾たちにも今の話を伝えますが…
ただ、太鳳たちが「可愛くない一年生」と睦子に同調する中、大吾だけは「まあ無理強いしてもしょうがないよ」
あっさり仁科の考えを受け入れる気になったようです。ふーむ、大吾は「後輩は後輩らしくしろ」とかそういう考えは全然持ってないようですね
そういえば前回も「先輩とか後輩なんて関係ない」みたいなこと言ってましたっけ。つまり仁科のことは後輩だからとどうこう言うのではなく
1人のプレイヤーとして考えを尊重している感じでしょうか。大吾のやつめちゃめちゃ器のでかい奴になったな

「おお、みんないるか!」

「丹波さん」

「すぐグラウンドに来てくれ、顧問の山口先生が話があるそうだ!一年生の連中も集まってる!」

とその時、唯一の三年生部員の丹波さんがバタバタ部室にやって来て、「おーい顧問の先生が話があるってよ」てなことを言い出しました
すでに一年生たちも全員集められてるようですが、一体どうしたんでしょうか?
顧問の山口先生ってのも初登場ですよね、どうやら野球のことは全然知らないお飾りの顧問みたいですが…

「野球部員はこれで全員なのかしら?」

「先生どうしたんですか一体、わざわざみんなを集めて…」

「えーと、あたしは顧問になって日も浅いし、野球部のことはちょっとよく分からないんだけど…
 校長から緊急報告があったので、それを伝えに来ました」

「緊急…?」

「野球部監督に就任する予定だった国友監督は、
 諸事情によりウチには来られなくなりました」

「!?」

「代わりの指導者についてはなるべく早く手配したいと思っていますが、
 当面のうちは選手のみんなで頑張ってください」

「は…はあああああああ!?」

な、なんだってー!?今回あれだけ言われていた「頼りになる監督」とやらが、諸事情によりこの部に来られなくなったということに!
諸事情ってなんやねん!詳しく説明しろや!うーむなんにしても、これは仁科からしたら相当ショックな出来事でしょうね
「信頼できる監督」ってことを結構何度も言っていたし、この生意気ボーイが認めるくらいの好人物だったろうに、
その人が急な話で来られなくなってしまうとは…ともかくこれで、仁科たちも大吾たちと一緒の練習をやるしかなくなったというわけですか
今回あれだけ嫌がってましたが、果たして今後の練習についてはどうなってしまうのか…次回に続く!

(C)満田拓也/小学館


10月16日

・こんにちは。ついにソーマのアニメ3期始まりましたね。ご覧になられましたでしょうか?
 原作の感想と併せてアニメの感想もこっそりと期待していますねっ。 by まる

いやーとうとう始まりましたね、アニメ版食戟のソーマ第3期。その名も食戟のソーマ・餐ノ皿。
どうやら数字の3と晩餐の餐をかけたタイトルになってるみたいです
ちなみに前シリーズの食戟のソーマ・弐ノ皿がどこで終わったのかというと、
スタジエールを終えたソーマが遠月学園に帰ってきたところで締めたんでしたよね

そう、こんな風にソーマがニッと笑って「食戟、やろうぜ!」と言い放ったシーンで終わったと記憶してます
餐ノ皿はその続きから始まるだろうから、第1話はソーマが紅葉狩り会にお呼ばれして
これから十傑の面々と初めて出会うって内容になりそうですね。ではそれを踏まえて第1話の冒頭を見てみると

(私たちは昨日ついに会ったのです、
 この遠月学園の頂点に居並ぶ料理人たち、遠月十傑に…)

「いやーあれは参ったわ、見事に断られちまったよなー」

「創真くんったら、私は今思い出しでも体がすくんじゃうよ…
 凄かったなあ、十傑の人たち…第4席の茜ヶ久保先輩が作ってくれたケーキとか…」

「確かにありゃあとんでもなかったよなあ、十傑ってものの凄さを思い知らされたわ」

って、あ、あれ!?ちょっと待ってください!てっきりこれから紅葉狩り会にお呼ばれするのかと思ったら
もう紅葉狩り会終わってんじゃねーか!!一体これはどういうこと!?
十傑との出会いはすべて回想だけで終わりですか!?しかも「茜ヶ久保先輩が作ってくれたケーキ」とか
そんなの原作になかったし、一体この展開はどういう…

・食戟のソーマ3期の一話見たけど本当に一話目かと疑いたくなった、
 もも先輩のケーキで一年生が全裸になってる回想が入ってたけど見たこと無いよ!

このコメントの人も俺とまったく同じように動揺してますね、その気持ちはよく分かりますよ
ではなぜ餐ノ皿がこんな展開になっているのかというと、実は弐ノ皿が終わったしばらく後に
原作の単行本で、OVAつきの限定版が発売されたんですよね
そう、その時のOVAの内容が、さっき俺が言ったような紅葉狩り会で十傑と出会う話だったってことです

そのOVAをちゃんと見た人なら、「ああ、ここから始まるわけね」って今回の話も受け入れられたと思いますが
それを見てなかった人は、「ファッ!?なんでこんなとこから始まっとんねん!」
動揺するハメになってしまったという…

そして俺も動揺する側の人間だったということです。いや、OVAつき限定版はちゃんと買ったんですけど
見たらレビューしないといけない気がして、
「今はそんな余裕ないし…」と思って封印してたんですよね(えー
いつか感想書くペースが安定したら見ようかなーと思ってましたが、ぜんぜんそんな日は来なかったっていう…
これはあれやな、南国少年パプワくんの名言を思い出すべきやな

”いつか”なんて日はねえ…

自分で決めなきゃ
いつまでたっても
そんな日はやって来ねえ!!

いやほんとすいませんシンタローさん申し訳ございません、ひとつ言いわけをさせてもらうと

大人はすぐに
”また”とか”いつか”とか
言っちまうんだよ…
(えー

まあともかくですよ、今回の内容は十傑と出会った後、ソーマが久我先輩への挑戦を決意する話になってましたね。
大筋はほぼ原作通りの内容だったわけですが、しかし細かいアレンジについては今回も健在でした
個人的に良いアレンジだなと思ったのが、学園祭のエリア説明が分かりやすくなってたことですかね
せっかくだから原作と比較してみましょうか。まず原作での説明がどんなだったかっていうと

まず一番人気の目抜き通りエリア!
正門から道なりに続く大通り!
仮設テントがズラリと並び
会期を通して最も人通りが多く賑わうエリアだ

そして授業で使う調理棟が多く集中している中央エリア!
仮設テントでは提供しにくい専門性の高い料理や
特殊な設備が必要なジャンルの模擬店がここに集まる

最後に山の手エリア!
平均客単価が最も高い高級志向のエリア!
隠れ家的な建物がポツポツと点在しており
それらをレストランとして使用する。
料理人の知名度がなければ集客はきわめて困難。
十傑メンバーの多くがこの山の手エリアで料理を出す

こんな感じなわけです。俺がこのページを見た時、正直どう思ったかというと

待ってくれたまえ!
ことばの洪水をワッと一気に
あびせかけるのは!
(えー

いやマジで、この一言の通り言葉の洪水を浴びせられてる気分になるっていうか
一色先輩がダーッと一気に3つのエリアの説明をしてるんだけど、内容が頭に入ってこないというか
要点が掴みにくくて、結局3つのエリアがどう違うのかよく分からないって感じになってたと思うんですよ
ではそれを踏まえて、アニメの方の同じシーンはどうなってたかというと

「まずは、一番人気の目抜き通りエリア」
「正門から続く大通りに、仮設テントがズラリと並ぶの」
「一品は500円から1000円くらい!」
「気軽に買えるから人通りも多いんだよね」
「そして、授業で使う調理棟が集中している中央エリア」
「専門性の高い料理や、
 特殊な設備が必要なジャンルの模擬店が集まる場所よ」
「本格的なものが食べたい人はこっちに来るんだよね」
「その分ちょっぴりお値段お高めで、
 一品1000円から5000円ってとこかな」
「最後に、十傑の多くが店を構える山の手エリア」
「高級志向の隠れ家的レストランっていう雰囲気ね」
「最低でも一品5000円、上を見ればキリがないって感じ」
「料理人の知名度がないと集客が難しいエリアだよね」

と、こう変わっているわけです。さっきの説明だと一色先輩が一気にダーッと語ってましたが、
アニメの方は一色先輩、榊さん、吉野、恵ちゃんの4人が交代しながら喋ることで
一言ずつ区切った説明に変えているんですよね
そのおかげで「長い文章を一気に浴びせられてる」って印象が緩和されていて、説明を聞きやすくなっていると思います。

さらに言うなら、吉野と恵ちゃんがイメージの掴みやすい一言を言ってくれてるのがすごくいいですね
吉野の場合は値段の違いを教えてくれてますよね。これって結構重要で、吉野の話を聞くだけでも
500円くらいの安いエリア、1000円以上のちょっと高いエリア、5000円以上のメチャクチャ高いエリアの3つに分かれてるって
すぐに分かるじゃないですか

それに恵ちゃんの場合は、集客についての違いを教えてくれてますよね。
気軽に料理が買えるぶん客の多いエリア、本格的な料理を食べたい客がやってくるエリア、高級すぎて知名度がないと客が寄ってこないエリアって
それぞれの傾向の違いを簡潔にまとめてくれているわけですよ。こういった説明のおかげで
エリアのイメージがものすごく掴みやすくなったっていうか
この一連の説明改変はマジで絶妙だと思います。どうすれば視聴者が理解しやすくなるかが実によく分かってるなぁと。

アニメ版ソーマって毎度ながらこういうところが凄いですよね、一期も二期も三期もそうだけど
細やかなアレンジと改善のセンスがとにかく素晴らしいっていうか
見ててほんとに感心しきりになりますよ。「原作漫画のアニメ化」っていうジャンルで、これだけアニメを見ていて感心する作品って
俺の中ではダントツでソーマがナンバーワンですね。マジでいいアニメスタッフに恵まれたなと思ってます

それと改善って言えばこんなネタもありましたね。これはオープニングテーマで使われてる映像なんですが
なんと原作ではほとんど出番のなかった十傑候補生たちが、肉魅や恵ちゃんと戦うシーンが描かれているという…



そう、こいつらってチャラ男先輩と一緒に出てきたメンバーなんですけど、
「まだ本当の実力をちらりとも出していない…!」っていう風に言われながら
その後も実力を見せる機会がぜんぜんないまま消えてっちゃったという
メチャメチャ哀れな奴らでしたからね。さすがにその扱いはあんまりだということで
アニメの方で恵ちゃんや肉魅と戦わせることにしたってことでしょう

さすがの改善っぷりやなぁと思ったわけですが、しかしいくらアニメスタッフが優秀だとはいえ
原作になかったシーンをゼロから作り上げるというのは、他のシーンをアレンジするのとは勝手が違うんじゃないかなって気もしますね
たとえばですよ、ソーマでたとえるなら美作って他人の料理をアレンジするのめちゃくちゃ得意じゃないですか



他の誰かが作ったものに対して、それをアレンジしてより良いものを作るっていう意味では、美作は超一流の技能を持ってるわけですが
ただですよ、まだ誰も作っていない自分オリジナルの料理を、まったくのゼロから作るとなったら
果たして美作はどれだけの実力を発揮できるのか?って気持ちになりますよね。ちょうど今の俺がそんな心境です
そんなわけで期待と不安が入り混じってるような状態ですが、一体どんな話になるのか見届けたいですね

あとやっぱり第三期といえばこれまでと違うのが、えりなお嬢様の声が変わったってことですよね
そう、今まで声優を担当していた種田梨沙が、病気療養のため三期には参加できなかったので
代役として金元寿子が声を担当してますね。金元寿子って言ったらあんたイカちゃんボイスですよ

聞いてみた感じどうかっていうと、やっぱり声の印象は若干違うんですが
種田梨沙に似せようとがんばってる感が出てて、それがなんだか可愛いですね



えりなお嬢様の代わりを果たそうと頑張るイカちゃんという感じで、なんとも聞いてて微笑ましいです
そんな感じで、俺的に三期のイカちゃんボイスはアリだなーと思いましたね

あと最後に、今回のラストシーンで生徒会室で2人きりになっている司先輩&竜胆先輩の図が描かれてましたが
この2人ってなんつーか雰囲気エロいですよね。
いかにもこう性的な意味で密会してるというか、ただならぬ関係なんじゃないかと思ってしまいます

ただ、あながち的外れな考えでもないと言いますか、以前のイベントで附田先生が言っていたのが
「リンドウの花言葉が司と竜胆の関係をあらわしてる」って一言で、
それ聞いてリンドウの花言葉を調べてみたら”悲しんでいるあなたを愛する”だったわけで
そういう意味でこの2人ってガチで恋愛関係なんじゃないかと思うんですよね。
とりあえず俺としてはそういう目でこの2人を見ております。次回に続く!

 

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会餐


10月10日

■モンスト感想

最近のモンストのプレイ状況なんですが、この前に開催された七つの大罪コラボについては
ヘンドリクセン、ギルサンダー、ヘルブラム、エリザベスの4体とも運極達成できました。
このコラボが終わってからは何をしてるかというと、新しく始まったクエストの方をバリバリ攻略してますね





具体的にはこの辺のクエストがそうです。中には結構難しいと騒がれてるクエストもあるので、
せっかくだから攻略のコツでも書いてみようかなと思います。



まずはバートリーのクエストから。と言ってもこのクエストは今回の中だと一番簡単で、
味方にディアンヌさえいれば勝てる内容になってると思いますね



マジでディアンヌが大暴れするクエスト。というのも、ボス戦でディアンヌが適当に必殺技をボスに当ててやるだけで
一撃でボスをワンパンKOできるので、もうボスがディアンヌのおやつみたいになってるクエストですね

ただボスに至るまでの道中は結構めんどくさくて、反射制限と貫通制限が何体もわらわら出てくるので
パーティ全員をディアンヌ(反射タイプ)だけで染めてしまうと結構大変だと思います。
なので適度に貫通タイプのキャラを混ぜてやるといいでしょうね。ちなみに自分の場合はバッツを2体入れてます
バッツ、ディアンヌ、バッツ、ディアンヌの順に並べて、反射と貫通が交互に行動できるようにするっていうね。
Sランクも狙いやすいクエストなので、メダル稼ぎには結構狙い目なんじゃないかと思います



次はヨトセのクエスト。このクエストで最も注意すべき敵が何かっていうと
なんと言っても忍者の存在でしょう。



フィールド上の忍者を倒さない限り、ボスにまともなダメージが入らないうえに
忍者を長時間放っておくと敵全体に攻撃力アップまで使用するので
とにかく忍者が邪魔くさいクエストです。ニンジャ殺すべしの精神で最優先に倒しましょう



あとなにげに、このクエストで大活躍してくれるのがケットシーですね。
ケットシーの何がやばいって、素のアビリティに亜人キラーMを持っているので
これがまあ忍者とボスに対してメチャクチャ刺さるんですよ。

直接殴っても強いですが、なんと言っても友情コンボのホーミングでとんでもない火力が出るので
ボスの弱点に当てようものなら一瞬にして落としてくれます。忍者に対しても強いので一石二鳥ですね
ただ、このクエストにはホーミング吸収のザコ敵がけっこう出てくるので、
ケットシーを使うならこいつらは優先的に片付けておきたいですね



あともうひとつ、個人的にオススメなのが黄泉&蔵馬。
なんでこいつらがオススメなのかというと、状態異常回復のアビリティを持っているので
味方が友情コンボロックを食らってもすぐに回復できるからです。

このクエストって、なにげにボスが友情コンボロックをめちゃくちゃ多用してくるので、
普通にプレイしてるとそれが非常にうざったいんですよね
しかし状態異常回復持ちのキャラを入れておけば、どれだけロックされても簡単に回復できるからオススメです



たとえばこれだけロックされた状態からでも、黄泉&蔵馬が動きさえすればいともあっさり元通り。
黄泉&蔵馬は木属性でアンチダメージウォールも持っているので、そういう意味でもこのクエストに向いていると言えるでしょう
黄泉&蔵馬でロック解除して、ケットシーでダメージを稼ぐというのが俺の攻略法です



お次はヴラドのクエスト。究極クエストの中ではかなり難易度の高い方だと個人的に思ってます。
まずステージに出てくるギミックとして、地雷、ブロック、重力バリアがあるわけですが、
1人のキャラでこの3つすべてに対応するのは不可能なんですよね。
そう、マインスイーパー・アンチブロック・アンチ重力バリアの3つすべて持っているキャラなんてモンストに存在しないので
1人だけで3つのギミック全部に対応するのは無理なわけです。

で、そんな中で俺は攻略法をどう考えてるかっていうと、1人だけで対応するのが無理なら
パーティ全体で対応すればいいと考えてるわけです。
要するに4人のキャラの組み合わせで対応するってことですよ。
欠けているアビリティがあっても、他の仲間でそれを埋めることで攻略できるってことです
実際に俺がどんなパーティを組んでいるかというと



1人目:セフィロス
運極キャラなので運枠として使用。
アンチ重力バリアとアンチブロックを持つため動かしやすい。

2人目:リンヤオ
マインスイーパーを持つため地雷回収役として使用。
さらに回復アビリティがあるので、こまめにダメージを回復してパーティを支える役。
必殺技も防御力を大幅に強化できるので、ダメージを抑えて安定感を出すために使う。
友情コンボもそれなりの火力が期待できる。

3人目:モーツァルト
マインスイーパーを持つため地雷回収役として使用。
さらに友情コンボが強力なので、敵に対して安定した火力を出すために使う。

4人目:ベートーヴェン
アンチ重力バリアとアンチブロックを持つため動かしやすい。
さらに必殺技が超強力なので、ここぞという重要な場面での切り札として使う。

こんな感じですね。1人1人の役割を考えて、パーティ全体でクエストを攻略するっていう。
俺的にモンストっていうのは、こういう風に
「パーティの構築をいかに考えるか」ってゲームだと思ってます。
キャラ単体だけを見て適正がどうだこうだ騒ぐんじゃなくて、パーティ全体をいかに整えるかというゲーム。
パーティ全体のことを考えたら、別に適正と言われてないキャラを入れたって全然構わないわけです。

実際、俺がさっき選んだメンバーで言えば、セフィロスとかリンヤオなんて
まったく適正だなんて言われてないですからね
でもパーティ全体を安定させることを考えたら、こいつらの力が必要なわけで。
そういう風に、パーティ構築のコツを理解できれば、モンストは一気に攻略の安定感が増すと思います



せっかくなので、プレイ中の重要なポイントについても解説しておきます。
ヴラドのクエストでは、ご覧のようにブロックの中に埋もれた貫通制限が大量に出てくるわけですが
こいつらの厄介なところは、最初は攻撃してくるまで3〜4ターンと結構な猶予がありますが、
1度攻撃を始めたらまったく猶予がなくなり、毎ターン絶え間なく攻撃を仕掛けてくるってところですね

これが非常に厄介で、ヴラドのクエストでの死因は99%こいつらのせいと言っても過言ではありません
なので早めに片付けておきたいところですが、ブロックが邪魔なので
アンチブロックを持っていないキャラでは攻撃することができません。

ただしドクロマークのついているヴァンパイアを倒せばブロックが消えるので、
まず真っ先に倒したいのはこのヴァンパイアですね。
ヴァンパイアを撃破→貫通制限を撃破→ボスを撃破というのが攻略の流れになると思います。

あとここのボスはやたらしつこく蘇生を連発してくるのが特徴で、何度も繰り返し貫通制限を蘇生してきますが
どれだけ蘇生されようが貫通制限をひたすら狩り続けた方がいいと思います。
というのも、時間がかかってもボス自体の攻撃は割と大したことなくて、
貫通制限の攻撃のほうが痛いくらいなんですよね。

なので蘇生されては倒し、蘇生されては倒しの長期戦になりがちなんですが、
そういう戦いになってもしっかり勝てるように俺はリンヤオを入れてるわけです



なんでかって言ったら、回復アビリティがあるから長期戦になってもHPに余裕を持って戦えるし
必殺技でダメージも抑えられるから、さらに安定感を出すことができるしね
そんな風に自分なりの勝ちパターンを見つけられるようになったら、モンストの攻略はマジで安定するようになると思いますよ



次は徳川綱吉のクエスト。激究極なだけあって、今回のクエストの中では一番難しいですね。
ただ内容を理解すれば結構戦えるようになると思います。クエストの内容としては、
爆絶クエストのシャンバラと、ハガレンコラボのグリードを混ぜたような感じですね

シャンバラの特徴は、敵全体がめちゃくちゃ堅くて、剣アイテムを取らなければまともにダメージが通らないこと。
グリードの特徴は、ボスの防御力が高すぎて、火力の低い攻撃ではダメージ1になってしまうこと。
ただし高火力の攻撃であればボスの装甲を突破できる
ってことですかね。これが組み合わさったようなクエストだと思います

まあなんと言っても剣を取らなきゃ始まらないのがこのクエストですよ。
まずは剣を落とす騎士タイプのザコを倒してから、高火力な味方キャラにそれを持たせて敵を削っていくのがこのクエストの流れ。
剣を持たせる時に一番オススメなのが誰かっていうと神化パンドラですね



パンドラはなんと言っても友情コンボが強力で、剣を持った状態でボスの弱点にブチ当ててやれば
ボスの体力をごっそりと持っていけるので、最優先で剣を取らせたいキャラクターです。
あと味方を貫通キャラにしておけば、友情コンボの狙いがつけやすいのもいいですね。
ボスの弱点を攻撃しやすいって意味でも非常に貴重な存在です。もし自分でパンドラ持っていなくても、
フレンドに1体借りるだけでガラリとこのクエストの難易度が変わると思います
それぐらい強いキャラ。いざという時の必殺技も超強力なので、言うことなしです



次にオススメなのが、化物語コラボで登場した阿良々木暦&忍野忍。
こいつらの特徴は光属性の貫通タイプで弱点キラーを持っているので、
闇属性のボスに弱点攻撃した時の火力がすさまじいことですね。
あとエナジードレインを持っているので、大ダメージを稼げば稼ぐほどぎゅんぎゅんHPを回復できるって意味で
かなりこのクエストに向いてると思います。剣持ってボスの弱点攻撃した時とか、ダメージ稼ぎとHPの回復が半端ないですからね

友情コンボも高火力なエナジーバーストってところがポイント。
剣を持っている状態なら、ボスの装甲をやすやすと突破できるうえに、弱点に当たりでもしたら大ダメージが期待できます。
ただ、距離的にボスのすぐ近くにいないと当たらないのが少々不安なところです。
せっかく剣を取ったのにボスから離れてしまったら、友情コンボが全部空振りしてダメージを稼げないってことも有り得ますからね
パンドラと組ませてやると弱点が解消されていい感じになると思います。友情コンボで安定した火力が出せるパンドラと、
直殴りで一撃必殺のパワーを持つ阿良々木&忍が組んだらマジでこのクエスト安定しますよ



最後にオススメ…というよりはヘタに使うと痛い目見るので注意が必要なのが信長です。
この信長、モンストwikiを見ると適正Sランクとか紹介されてるので、多分みんなホイホイパーティに入れてると思いますが
正直それは罠だと思いますね。何も考えずに入れてもマジで安定しないと思う。

いやね、信長ってまず「ザコ処理をする」って意味では非常に使えるんですよ。
友情コンボでHPの低い敵から順にバッタバッタなぎ倒してくれるので、このクエストでもザコ処理って意味では使う価値が高いと思います
ただボスに対する攻撃って意味ではマジで安定しないです。
信長の友情コンボって、威力の低い攻撃を高速連射するタイプの技だから、ボスの装甲を突破できなくて
剣を取ってる状態でもダメージ1しか入らないんですよね。
ただまあ、運よくボスの弱点が信長の方を向いてる時だけは別で、うまく友情コンボが弱点に直撃さえすれば
とんでもない致命傷ダメージを与えられるわけですが…

ただね、俺に言わせればそれってほんとに運ゲーですよ。
ダメージを取れるかどうかが完全に運次第になっちゃってる。
信長は阿良々木&忍と違って反射タイプだから、自分でボスを殴るのも安定しないし友情コンボに頼るしかないわけですが…

でも都合よく弱点が信長の方を向いてくれることってそうそうないので
せっかく信長に剣を取らせたのに、ずっとダメージ1しか入らないってことが
頻繁に起こってしまうわけです。メチャクチャ不安定なので俺としては「信長には剣を任せられない」って思いますね
アカギ風に言うなら俺がやってるのは100戦して100勝する攻略だ…
ツイたツカないの攻略じゃねえんだ…
って感じなので…(えー

ただ、こう書いてるのを見ると「信長って使えないヤツ」と俺が言ってるように思うかもしれませんが
それは違うんですよ。「ザコ処理としては非常に使える」って最初に言ったように
ザコ処理役として投入するなら大いにアリです。信長の他にボスに対してダメージ取れるキャラを編成しておいて
パーティ全体でバランスを取るなら全然問題ないわけですよ。俺が言いたいのは、信長っていうのは
「こいつさえ入れておけばボスもザコも全部楽勝」っていうようなお手軽キャラじゃないってことです
ザコには向いてるけどもボスには向いてない。そういう特徴を理解してパーティを組むべきだってことです
実際に俺がどんなパーティを組んで攻略してるかというと



1人目:ギャラクシーサーペント(神化)
運極キャラなので運枠として使用。
回復アビリティがあるので、こまめにダメージを回復してパーティを支える役。
貫通タイプでもあるので、パンドラの友情コンボで狙いをつけるのに使える。
ただし自分自身の攻撃力には期待できないので、こいつ自身に剣は取らせない。

2人目:信長
ザコ処理能力が高いのでザコ退治役として使用。
ボスに対しては火力が安定しないので、なるべく剣は取らせない。
必殺技は号令タイプで味方を動かす効果があるので、剣を取らせた他の味方で攻撃するのに使える。

3人目:阿良々木&忍
弱点キラーを持つ貫通キャラなので、ボスに対する強力なアタッカーとして使える。
貫通なのでパンドラの友情コンボの狙いをつけるのにも使いやすい。
友情コンボもボスにダメージが通りやすいので、積極的に剣を取らせる。

4人目:パンドラ
友情コンボが非常に強力で、常にボスに対して大きな火力が出せる。
最優先で剣を取らせまくってボスキラーとして使う。
さらに必殺技も超強力なので、ここぞという重要な場面での切り札としても使う。

こんなところですね、この順番にしても貫通、反射、貫通、反射って順なのがかなり重要です
なぜなら、このクエストでは貫通制限ザコが結構な場面で登場するので
貫通キャラを並べると非常に動きづらくなってしまうから、そうならないように反射キャラを間に挟んでるってことですよ

あと、「信長とか阿良々木&忍なんて持ってない!」って人がいたら、
信長はガブリエル、阿良々木&忍はキングで代用できるってことを言っておきたいですね

なぜならガブリエルは、友情コンボの電撃でザコ処理が非常に得意だし
キングは貫通タイプで弱点キラーを持っているから、ボスに対するアタッカーとして使えますからね

そういう風にキャラの役割さえ理解していれば、仮に最適なキャラを持っていなくても
別のキャラで代用できるってことがすぐに分かるわけです。封印の玉楼とかでもこういう考え方って大事ですね
ちなみに現在、俺が狩った徳川綱吉はすでにラック85で運極寸前です。



難しいと言われてるクエストも俺にかかればこんなもんよ!だーっはっは!(えー


10月6日

ジャンプ感想:ワールドトリガー 第155話「王子隊」



「雨取さん確認!」

「こっちもだ。オッキー確認」

さて前回、ユーマやイコさんと戦うことを避け、スナイパー2人(千佳ちゃんと隠岐)を狙い始めた王子隊。
今回はというと、冒頭の場面でいきなりもうそのスナイパー2人を捕捉した場面で始まってますね
スナイパーに辿り着くの早いなオイ!接近するまでにもうちょっと時間かかるかと思ってましたが
いともあっさりとこんな近くまで接近するとは…

いやね、というのもこの間の試合だと、柿崎隊の照屋さんが千佳ちゃんのところに接近するまで
めちゃめちゃ苦労してて4話もかけていたので
たった1話であっさり千佳ちゃんに近づいた王子隊を見ていると、なんかこう複雑なものが…(えー

《隠岐隊員も雨取隊員も、味方との合流に向かう様子!仲間のところまで逃げ切れるか!》

ともかく王子隊に詰め寄られてしまったスナイパー2人ですが、ここは2人ともすぐ逃げ出して味方と合流するつもりのようです。
確かにそうした方がいいでしょうね、以前東さんも「スナイパーは寄られたら終わり」と言ってましたし、
これだけ寄られた状態でヘタに戦うよりも、さっさと逃げて体勢を立て直した方がいいと思います

ギィィン、ボッ!!

「!!」



「追尾鉛弾…!」

おっとそんな中、追ってくるカシオから逃げつつ鉛弾ハウンドをバラまいて攻撃する千佳ちゃん!
これはいい牽制ですね、鉛弾ハウンドは防御不能の弾なだけに、カシオからしたらかなり恐いと思います
ただ、カシオたち王子隊はこの鉛弾ハウンドについて、どうやら事前に対策を練ってきたようで…

『アマトリチャーナはどういうわけか、普通の弾を撃てないみたいだ。
 その代わりに鉛弾を絡めた攻撃をしてくる。
 確認されているのは狙撃とハウンド、これらを封じる方法を考えてみよう。
 狙撃の方は柿崎隊のてるてるがやったように、物理的に防御するのが分かりやすい』

『でもハウンドの方は弾数が多くて、物理的に防ぐのは難しいのでは?』

『そうだね。じゃあ発想を変えて、防ぐんじゃなくて
 撃たせないようにするっていうのはどうだろう。
 鉛弾攻撃の特徴は、メインとサブ両方のトリガーを使わなきゃいけないところだ。
 つまり絶え間なく攻撃して、むこうにシールドを使わせれば…』



そんな王子隊の鉛弾ハウンド対策がこれです。千佳ちゃんに向かって弾を撃ちまくってシールドを使わせ、
使用できるトリガーの枠を1つ潰すという作戦ですね。うーむなるほど
確かにトリガーの枠を1つ潰されてしまったら、その間は鉛弾ハウンドが撃てなくなっちゃいますよね

なぜなら、「同時に使えるトリガーは2つまで」という風に、トリガーの同時使用には限界があるのと
鉛弾ハウンドを撃つためには、”鉛弾”と”ハウンド”という2つのトリガーを同時に使わないといけないので
何か他のトリガーを1つでも使っていたら、鉛弾ハウンドは使えないってことなわけです

だからこうして千佳ちゃんにシールドを使わせる作戦を考えたってことですね。
なかなか理屈が通ってて面白いじゃないですか。というかこの作戦を考えたのって、さっきの会話の流れからして
実質的に王子1人で考えたようなもんですよね
そう考えると王子って相当頭いいよなー、前回までオサムの動き読みまくってたのもほとんど全部王子だし。
ただまあ、いくら王子が頭いいとはいえ

当然おれ様ほどじゃないがねという
確固たる自信の気持ちはあるがね
(えー

(C)荒木飛呂彦/集英社

 

ともかくですよ、鉛弾ハウンドを封じられてしまった千佳ちゃんは、
カシオに対して無抵抗な状態で逃げ回るしかできなくなったわけですが…



《おっと?樫尾隊員が止まった!》

(今の動きは…!)

ブンブンブン!

「くっ…ワイヤーはない、フェイクか!」

《おもしれーなチカ子、ジャンプひとつでワイヤーを匂わせた》

とその時、逃げながらぴょんっと小さなジャンプをひとつ見せることで、「この一帯にはワイヤーがあるぞ」
カシオに心理戦を仕掛けた千佳ちゃん!カシオはそれにまんまとハマってしまい、いったん足を止めて弧月をブンブン振り始めてしまいました
「カシオのやつワイヤーを警戒しすぎじゃない?」って思うかもしれませんが、
実はカシオがここまでワイヤーを警戒するのにはちゃんと理由があるんですよ

その理由が何かっていうと、つい2話前にカシオが生駒隊の海と戦った時、
オサムのワイヤーに足を取られて、あやうくカシオは殺されそうになりましたからね

 
 

そう、この時に「ワイヤーが邪魔だ!」ってことを強く実感したからこそ
今もカシオは千佳ちゃんのジャンプを無視できずに、思わずワイヤーを警戒してしまったんでしょう。

それにしても今回、こうしてカシオ相手に逃げている千佳ちゃんの様子を見ていると
以前に比べてずっと成長したなあって気がしますね
なんでそう思うのかと言ったら、前に二宮隊と戦った時に
犬飼からひたすら逃げていた時の様子と比べると、千佳ちゃんの成長具合がよく分かるんですよ

というのも、この頃の千佳ちゃんって、追ってくる犬飼相手に何ひとつとして抵抗することができず
ただひたすらシールドだけ張って逃げていたわけですよね。まさに歩くサンドバッグですよ
あまりにも無抵抗なので犬飼からしたら追いかけ放題な状況。ユーマがどうにか千佳ちゃんを逃がそうと援護してくれても
それでもまだ逃げ切れないっていうくらい、千佳ちゃんはあまりに無力な存在だったわけです

そんな以前の頃と比べて、今回の千佳ちゃんはまず鉛弾ハウンドをバラ撒きながら逃げるという意味で
相手に対して威嚇射撃ができるようになっているわけです。これだけでも追う側からしたら結構恐いわけですが、
その威嚇射撃を封じられてもなお、相手にワイヤーの存在を匂わせて足止めを狙うというふうに
足止めのための駆け引きを仕掛けてますよね。
そう、ただ無抵抗に逃げているんじゃなくて、相手を足止めするための策をいくつも駆使しているわけです
そういう意味で、今の千佳ちゃんは以前とはまったく違うなと思いますね。もう歩くサンドバッグだなんて言わせないですよ

「くそっ…!逃がすか!!」

ドドドドド!



ガガガガンッ!

「…三雲くん…!」

とその時、千佳ちゃんがうまく時間を稼いだおかげでオサムが援護に到着!うーむこれは素晴らしい
何がいいかって、今のピンチをユーマの手を借りずに2人だけで乗り切ったのがいいんですよ
この2人、今まではユーマがいないと何もできないってさんざん言われてて、
特に二宮たちと戦った時なんかは、常にユーマがお世話してくれないと話にならない奴らだったわけですが
今じゃもう全然そんなことはなくなり、2人だけでもこれだけ戦えるようになったっていうね

というかここでオサムが守りに来てくれたのはマジで大きいですよ
なぜかっていうと、オサムが守ってくれている間は千佳ちゃんがシールドを使わなくていいですからね
そう、これまで千佳ちゃんはシールドを使わされて鉛弾ハウンドを撃てずにいましたが、
オサムが来てくれたことでそれが撃ち放題になったということです



そんなわけでオサムを盾にしながら、「オラオラオラ!よけてみろやオラァ!!」
鉛弾ハウンドを次々と撃ちまくる千佳ちゃん!避けようがねえー!こうなると鉛弾ハウンドはメチャ強いですね
何発も鉛弾を食らって動けなくなってしまったカシオ、それを見るやいなや、
一気に距離を詰めて点を獲りに行くオサム!おお!

「スラスターON!」

 
 

きれいに決まったー!!オサムの攻撃がカシオを捉えて一刀両断!
見事にこうしてポイントを獲る結果に!うおおおおおおおおお
皆さんこのシーンがどれだけ素晴らしいか分かるでしょうか、俺からしたら今までワートリ読んでて
一番感激した場面がここと言っても過言ではありません

なんでかって言ったらですよ、この場面っていうのは、以前オサムが那須さんと戦った時に
俺があれこれ語ったことが完璧に実現されているからですよ



そう、皆さん思い出してください、オサムが那須さんに1対1を挑んで返り討ちにされたシーン
俺がオサムに対してなんと言ったか。まず第一に
オサム1人で突っ込むんじゃなくて、千佳ちゃんの援護を活かして戦えって話をしましたよね。

せっかくこの時千佳ちゃんが近くにいたんだから、オサム1人だけで突っ込むべきじゃないと。
2人で連携して点を獲りに行くべきだと言ったわけです。千佳ちゃんは敵を撃てないわけですが、
撃てないなら撃てないなりにシールド張ってオサムを守ることはできるとも言ったわけです。
嵐山隊の時枝先輩はそういう立ち回りをしていると。そうやってチームワークで戦えと言ったわけですよ
それを踏まえてもう一度さっきのシーンを見てみると、オサムの突撃に合わせて
ちゃんと千佳ちゃんがシールド張って守ってるんですよね


いやもうね、これ見た時の感動がやばかったです。俺の言ったことが現実に!!ってこの感動ときたらもう
しかもこの場面だけじゃなくて、他にもそういうシーンが今回ありましたね。それがなんなのかっていうと
俺は前から千佳ちゃんにシューターに転職した方がいいってことを言ってたわけですよ

千佳ちゃんの能力的に、こそこそ隠れてスナイパーやるよりも、
いっそシューターになって弾幕やシールドを活かして戦った方がいいってことを言ってましたよね
そして見てくださいよ今回の千佳ちゃんの戦いぶりを。ライフルをまったく使わずに、弾幕とシールドを活かして戦ってて
まさにシューターのような立ち回りをしてましたよね。俺の言ったことが現実に!!(えー

いやもうね、というかこの生駒隊&王子隊との試合っていうのは全体的に、
俺が今まで言ってきたことが次々と実現されててホントやばいんですよ。実際にどれだけのことが実現されたかっていうと

「オサムは試合の開幕から即座にバッグワームを着るべき」→実現

「オサムは辻の立ち回りを参考にして、敵同士ぶつけ合わせる動きを学ぶべき」→実現

「千佳ちゃんはシューターに転職してシールドと弾幕を活かすべき」→実現

「千佳ちゃんとオサムに大事なのは個人の力でなく連携力。それを2人で高めるべき」→実現

「オサムが突撃する時は千佳ちゃんがシールドで守るべき」→実現

っていう風にね、これまで俺が「玉狛はもっとこうするべき」って言ってきたことがこうも次々と…
俺の言ったことが現実に!!俺の言ったことが!!(えー
いやほんと嬉しすぎてやばいです、というか今まで色々なものが足りてなかった玉狛に対して
「もっとああすべきこうすべき」と、これだけ繰り返し言ってきた読者って俺ぐらいしかいないと思うんですよ。

いやマジで、今までの玉狛ってなんだかんだ試合にはほとんど勝ってたし、太刀川さんや出水からも誉められてたし
二宮たちとの試合では負けたけど「あれは相手が強すぎた」と言えばそれまでだし、そういう意味じゃ
ほとんどの読者が以前から「玉狛はいい感じに戦えてるチーム」って考えてたと思うんですよね

←以前の玉狛を褒める出水の図

作中でも、以前の玉狛にダメ出しするキャラってほとんどいなくって、しいて言うなら二宮と菊池原ぐらいしかいなかったわけです。
しかもこの2人って口が悪いから、なんか嫌な奴が玉狛に難癖つけてるように見えてしまって
「玉狛はちゃんとやってるじゃん!なんでこんな奴に文句言われなきゃいけないんだよ」って、
多くの読者は二宮たちの言い分に納得できなかったと思うんですよ

←以前の玉狛を雑魚とののしる二宮の図

そんな中で俺の感想は、二宮とか菊地原と同じように「以前の玉狛はダメ」ってことを言ってて
何がどうダメなのか延々と語り続ける内容だったから
あれって世間のワートリ読者の中でもそうとう浮いてたというか、本当に俺ぐらいしかやってない異端の感想だったんですよね

そういう異端の感想を書くのって結構大変で、他の読者から「なんでそんなに玉狛を叩くんですか」って言われたりしたし、
玉狛に難癖つけてるように見えたかもしれないけど、俺からしたらあれは
以前の玉狛に何が足りなかったのか、それを真剣に考えた結果の内容だったわけで
しかもそれが間違っていなかったっていうことが、今回の本編でこれ以上なく示されたわけで
もうこの感動って言ったらないですよ、マジで。俺だけが味わえる達成感。
今回のワートリ155話で世界一感動した男はこの俺であると主張しておきたいですね(えー



それとちょっとした小ネタの話になりますが、今回のユーマと生駒隊が交戦していたシーンについて。
この画像の場面、水上が「アステロイド!」と口で言いつつ実際はメテオラを撃っていて、
要は相手を騙すためのちょっとしたテクを使っているわけですが、その瞬間に
ユーマの「嘘を見抜くサイドエフェクト」が発動してるのが面白いですね



そう、ユーマの瞳の色が黒く変色した瞬間は、サイドエフェクトが発動した証ですから
水上が「アステロイド!」って言った瞬間に「アステロイドじゃない」ってユーマは見抜いたんでしょうね
ただですよ、アステロイドじゃないとは分かっても、じゃあ実際になんの弾を撃ったのかってことまでは分からないから
着弾した爆風を見てはじめて「メテオラか…!」と言っているっていうね。

このへんの駆け引きがすごい面白いです。芸が細かいですよねー
ユーマのサイドエフェクトって、思わず見逃しちゃうようなコマでもしっかり発動してたりするから
そういうところに注目して読んでいくのも面白いなと思います。



あともうひとつ、ユーマがイコさんの旋空弧月をジャンプで素早くかわしたシーンについて。
この時のユーマのジャンプの仕方がなんかすごく悟空っぽいと思ったのは俺だけでしょうか

(C)鳥山明/集英社

そうたとえば、ドラゴンボール15巻で天津飯の四身の拳ビームをジャンプでかわした時とか、
あとは20巻でベジータのエネルギー弾を界王拳2倍でかわした時によく似てるなーと思って。
悟空やこれ!悟空ジャンプや!いやこの一言が言いたかっただけで、本当にただそれだけなんですけどね(えー



そして今回ラストシーン、先ほどカシオを倒したオサム達に対して、突如として王子が襲いかかってきたわけですが
なんとこの王子、今回冒頭で「オッキー確認」と生駒隊の隠岐を捕捉していたにも関わらず
それを途中でほっぽらかして、オサムをブチ殺したいあまりこっちにやってきたようです(えー

いやいやあんた、どんだけオサムのこと倒したいんだよ!まさか隠岐を倒せるチャンスを捨ててまで
オサムのことを優先的に狙ってくるとは…王子隊は作戦会議で「オサムを狙う」って話してはいましたけど
あれってオサムが仲間と合流する前に素早く倒すっていう前提条件があっての話
今はもう千佳ちゃんと合流してるのに「それでも関係ねーぜ!!」と襲ってくるってお前ほんとなんやねん!
もはや完全にオサム絶対殺すマンと化してしまった王子ですが、果たしてこの行動が吉と出るか凶と出るか…次回に続く!

(C)葦原大介/集英社




トップに戻る