1月16日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第75話「監督、目覚める」

「ストラックアウッ!スリーアウトチェンジ!」

「ああーん…」

「くそっ、同点止まりか…」



さて前回、東斗のピッチャーがミチルに代わったことで、あの光さんですら三振を食らってしまったわけですが…
今回の冒頭では、光さんの後に続くバッターもあっさりと三振になっていたようで、
要するにドルフィンズ打線がキリキリ舞いさせられている展開となっていますね

ミチルからは点を取るのがかなり難しいだけに、ここから先は相手に点をやったら負けると危機感を強める大吾。
確かにその通りですね。今は5−5の同点なわけですが、ここで東斗ボーイズに点をやってしまったら
ドルフィンズが2点も3点も取って追い越すというのはまず不可能だと思っていいでしょう。
ここから先は1点勝負になるはず…それだけに、守りも今まで以上に気を引き締めて抑えていきたいところです

カキイイン!!

「ライト!」

「よっしゃー!ランナー出たァ!!」



って言ってるそばからあー!!
おいいいい!!なんとその回の東斗ボーイズの攻撃が始まったかと思ったら
いきなり先頭バッターからヒットを浴びてしまう卜部!
なんでやねん!先頭バッターからいきなりって!ここからしっかり抑えていかなきゃいけないという時に…

(よし…監督の言った通りだ…!)

『弓削、向こうのバッテリーはおそらく以前のウチの試合を見て、
 お前がインコースを得意なことも知ってるはずだ。
 ボール気味のインコースには引っかかるな。
 インに目付けさせて外角低めで打ち取りに来るはずだ、それを狙え』



って、いま打った弓削というバッターの様子を見てみれば、どうやら監督から入れ知恵をされて
卜部の配球を完全に読んでいたようですね。インコースは捨てて外角低めを狙えと…
それがズバリ的中して簡単にヒットが打てたようです、この監督かなり優秀な人みたいだな

(くそ…眉村の前にランナーを出しちまったか…)

《4番、キャッチャー、眉村渉君》

(よくも恥をかかせてくれたな…!俺がマスクをかぶって
 こんなみっともない試合は初めてだ!落とし前は俺のバットでつける!!)

さあそして、弓削が出塁して次のバッターは4番のワタルですよ。これはまずい状況だとアンディも冷や汗を流す中、
ワタルの闘志もとんでもなく燃え上がっているようです。ちなみにそれだけワタルがヒートアップしてるのは
これまでの失態について「よくも恥をかかせてくれたな!」と思ってるからなわけですが
いやいやこれまでのワタルの失態ってほとんどが自滅だったじゃないですか!!(えー

相手を見下しすぎてミチルから怒られたり、オロオロと動揺しすぎてミチルからぶん殴られたり…
ワタルが自分から崩れていってトラブルが続いてたっていうね。
まあとにかくこの打席ではしっかり気合が入っているようなので、久しぶりにワタルのまともな姿が見られるのでは…

ブウウウウウン!!

「ストライクワン!」

「く、くそぉ!ボール気味だったか…!」

ってワタル全然ダメだこれー!!なんと卜部がボール球を投げてきてもブンブン振り回し、
あっさりとストライクを取られてしまうワタル!お、お前てっきり良い意味で気合が入ってるのかと思ったら
悪い意味で頭に血が昇ってただけかい!なんだそりゃー!!

ついさっきの弓削が「ボール気味のコースには引っかかるなよ」と監督に言われて、ちゃんとそれを遂行していただけに
ワタルがボール気味の球にまんまと引っかかってブンブン振り回してる姿っていうのは
なんとも涙を誘いますね…(えー  ワタルお前ってやつは…なんというかワタルのことを見ていると
Zガンダムのジェリドを思い出すな…何をやっても上手く行かないライバルキャラで
「汚名挽回」って言葉が似合いすぎる男みたいな。マジでワタルは汚名挽回し続ける男になってしまったよ

「(スッ)」

「え…!?お、送りバントだって!?」



ああー!!しかもこの上さらにワタルが汚名挽回してしまう出来事が!
今のなさけない空振りを見た監督が、「あいつはダメだな…もうバントでもしとけよ」
送りバントのサインを出してきたっていうね。それを見たワタルのこのガビーンとした顔ときたら…(えー
もうほんと失敗ばかりの情けないキャラになってるじゃねーか!まさかワタルがここまで落ちぶれてしまうなんて

「タ、タイムお願いします!(ダダダダ)
 か、監督!すみませんサイン間違ってませんか!?」

「送りバントのサインを出したんだが…どうかしたか?」

「えっ…」

「”なんで4番の俺が送りバントなんだ”って顔だな…
 さっきのスイングを見て、打てそうもないから指示したんだが」

「…」

「か、監督!ワタルは最近あんまりバントしてないし…
 あんまり得意じゃないんですよ!」

たまらずタイムを取って監督に確認するワタルですが、
「あのしょぼい空振りじゃ打てそうにないからバント指示したんだけど」と言われて
余計にガビーンとなってしまいます。しかもここでミチルがかばいに入ってきたっていうのもみじめっぷりがやばいですよね
「すいませんウチの弟はバントが下手でして…」ってお姉ちゃんにかばってもらってる
って感じで、お前お姉ちゃんがいなきゃなんにもできないのかよ!っていう

実際、この試合ってミチルが投げてなかったらワタル率いる東斗ボーイズは負けてる内容なんですよね…
ミチルが圧倒的な活躍で試合の流れを変えたからよかったものの、本来ならワタル達はもう負けてるような内容で
そして今、監督への抗議でもワタルはミチルにかばってもらって、もう完全にミチルにおんぶに抱っこ。
さすがに情けなさすぎるだろ…そろそろお姉ちゃん離れしないといけないだろ!(えー

「そうか。じゃあやめとくか、好きに打て」

「は、はい!(なんなんだよ、寝ぼけてんじゃねーのか監督…)」

「渉」




「一人でチームを仕切るのと、一人で野球をやるのは違うぞ。
 全員野球で追い付いてきた相手に、こっちがそんな野球で勝てると思うか?」

そして最後は、バント指示を取り下げて好きに打たせるようにした監督ですが…
しかし、まるで反省していないワタルを戒める一言をここで放っていますね
「一人でチームを仕切るのと、一人で野球をやるのは違う」ってことですが
要するに一人で野球をやるっていうのは一人よがりでワガママな野球ってことですよね

さっきの「よくも恥をかかせてくれたな!」ってムキになってブンブン振り回してるワタルの姿がまさにそれで、
自分1人のうっぷん晴らしのことだけ考えて、チームのことをまるで考えずにプレーしてたっていうね
「そんなことをやっていて、全員一丸となった相手に勝てると思うのか」
というのが監督の一言であり、野球はチームでやるものだということを思い出せと。なかなかいいことを言う監督じゃないですか

「プレイ!」

「…」

スパアアン!

「ボール!」

「…」

(なんだ?急に嫌な見送り方になったな…)



(でかいのはいらない…繋ぐんだ!!)

カキイイイン!!

あっとそして、今の監督の一言でようやく目が覚めたらしいワタル!
さっきまではブンブン振り回していたボール球も今度はきっちり見極め、さらにチームのために繋ぐバッティングで
卜部のボールをしっかりミートする結果に!確かに今の場面って、ブンブン振り回して長打を狙うよりも
しっかりランナーを進める方が大事な場面なんですよね

なんでかっていうと、今回の冒頭で大吾が言っていたように
今は「1点入ればそれで試合が決まる」ような状況だからですよ
そう、今欲しいのはまず確実な1点であって、2点も3点も欲張る必要はないんですよ
チームが勝つために何が必要かってことをちゃんと見ているかどうか。それをワタルは今回の監督から教わったと思います
あの監督、人相は悪いけどなかなかいい監督ですよね。人相は悪いけど。(えー  次回に続く!

(C)満田拓也/小学館


1月15日

どうもみなさんこんにちは。いや昨日はめちゃくちゃすごい経験をしてしまいましたよ
どういうことかというと生のウメハラやヌキに会ってきました。いやすごかった…

というのもね、昨日はウメハラ主催のカラオケトーナメントってやつがありまして
これはウメハラが招待した有名ゲーマー達がスト5でも戦ってカラオケでも戦うという、一風変わったトーナメントなんですよね
そしてこのトーナメントは観客も募集していたので、俺はそこに応募して観客として行ってきたわけです

しかしこの会場がなんというか、予想以上にウメハラ達がすぐそばにいるというものすごい場所でして
あまりにも目の前にウメハラやヌキ達がいるから、予想と違いすぎてめちゃくちゃ驚きました



ちなみにこれが会場の様子です。この画像の一番右の列にいるのがヌキたちトーナメント参加者
真ん中の列、左の列にいるのは観客たちです。そう、観客たちからすると
マジで目の前に参加者たちがいる状況なんですよ

あまりの近さにめちゃくちゃびっくりしたというか、ちょっと手を伸ばせば触れる位置
格ゲー界の有名プレイヤーがゾロゾロいるもんだから、俺としてはドキドキしまくりでもう目まいがしましたね
ちなみにこのトーナメントに参加してたプレイヤーは
ヌキ、えいた、クロダ、板橋ザンギエフ、GO1、MOV、ハメコ、チョコブランカの8人で、
そこに司会進行役のウメハラ、アール、柏木の3人が加わるって形でしたね
いやもう聞き覚えのある有名人ばっかりで格ゲー好きなら生ツバもんの豪華メンバーでしたよ

しかもこの会場の席って、誰がどこに座るとか全然決まってないから、休憩時間になるとみんな好きなように動きまわって
自由にあちこち座ってたんですよ。その時に一番ビビったのが
ヌキがいきなりトコトコやってきて俺の隣に座ったことですね

あの時はもう「ぎゃあああああああヌキだあああああああ!!」と思ってもうとにかく落ち着かなかったです
なんでヌキがいきなり俺の隣にやってきたかというと、ちょうど俺から1人分くらい席を空けて座ってた人がいて
どうやらその人がヌキの知り合いだったみたいなんですよね。で、その人が会場にいることに気づいたヌキが
「あっ、お前来てたんじゃーん!」みたいに言いながらトコトコやってきて
ちょうど空いてた俺の隣にストンと座ったっていうね

いやもうあれは予想外すぎて頭パニックでしたよ…まさか俺のすぐ横にいた人がヌキの知り合いだったなんて
俺もヌキに話しかけてみたかったけど、2人の会話を邪魔しちゃ悪いと思って、これ一体どうしたらいいんだって
もうひたすら挙動不審にキョロキョロしてましたね。ちなみにそんなキョロキョロしてる時に目に入ってきたのが
すぐそこでシーフードヌードル食ってるウメハラの姿でね…(えー
「あああウメハラがシーフードヌードル食ってる!!ああいうの好きなんだ…」なんて思ったことを覚えてます
いやもう隣にはヌキがいるしすぐそこにはウメハラがいるし、マジでもう頭がどうにかなりそうでしたよ

というか最初にこの会場に入った時、あまりにも近くにウメハラ達がいるもんだから
てっきりここは関係者だけが入っていい控え室か何かだと思って
俺は他の観客たちと一緒にメチャメチャ取り乱してたんですよ。「こ、これ俺ら部屋を間違えてないすか!?」みたいにね

いやーとにかく驚くことばかりで心臓がバクハツしそうなイベントでした。
そんなカラオケ大会の様子はウメハラの配信で公開されてるのでどうぞご覧あれ
ちなみにそれだけ凄い人が揃ってるなら、誰かと話してこなかったの?と思うかもしれませんが
もちろん話してきましたとも。俺は個人的にえいたってプレイヤーが好きなんで、この人に声をかけてきました

なんでこのえいたが好きかっていうとですね、えいたの出身地は愛知県知立市、そして俺の出身も愛知県知立市。
そう、偶然にも出身地がまったく同じなんですよ。
まずその思い入れが大きくてね…知立市っていうのは愛知の中でもメチャメチャ小さな市で、
他県の人に「知立市って知ってる?」って聞いてみても99%の人は知らないと答えるぐらいに無名な場所なんですよ

そんな風に、まずそもそも存在に気づいてもらえないような小さな市で、知ってるってこと自体まず珍しいぐらいなので
同じ知立市で育った人と他県で出くわすなんて絶対にありえないっていうか、俺の今までの人生の中で
実際そんな人とは今まで1回も出会ったことがなかったんですよ
でもその唯一の例外がえいたなんですよね。俺が32年間生きてきて初めて出会えた同郷の仲間なんですよ

それにえいたは同郷っていう以外にもいいところがあって、なんていうか憎めないキャラクターでとにかく面白いんですよね
今回のカラオケ大会にえいたが呼ばれたのも、「歌が上手い」っていうより「面白い奴」っていう部分が大きくて
ウメハラがえいたのそういうところを気に入ってるから、ギャグ枠として招待したんですよね
実際に今回の大会で一番笑い取ってたのがえいただと思います
なんかこう「えいたが喋ると面白い」って雰囲気が生まれるくらい、いじられ役の憎めない性格なんですよね

ちなみにただ面白いだけじゃなくて、スト5をやらせればメチャクチャ強いのも特徴的で
今はまだプロじゃないですがトッププロにも匹敵する強さで世界大会でも上位なぐらい
ゲームの上手さも本物なんですよね。えいたはケン使いなんですが、とにかく攻めてる時の勢いが凄いっていうか
一度攻めに転じた時のえいたのあの猛ラッシュは、見てて気持ちいいものがありますねー

まあとにかくですよ、俺が応援してる格ゲープレイヤーといえばウメハラ、ヌキ、えいたっていうぐらい
お気に入りのプレイヤーなので、今回直接話せたのは嬉しかったですねー

ちなみに、俺が行く予定のウメハラのイベントはこのカラオケ大会だけじゃなくて
他にもまだまだ次が控えてるんですよね。俺の最近のスケジュールがどんな風になってるかというと
1月14日(土):ウメハラのイベントへ行く(カラオケ大会)
1月19日(木):ウメハラのイベントへ行く(講演会)
1月29日(日):ウメハラのイベントへ行く(サイン会)
という具合になっております。いやーもうなんていうか完全にウメハラの追っかけやな!(えー

ウメハラのイベントあるところ大志Mk−2ありっていうぐらい熱心なファンになりつつあります。
いやーでもそれぐらい好きなんですよね。ウメハラの出版した本とかも全部買ったくらいだし
あとこのイベントの中で個人的に気になってるのがサイン会なんですよねー

このサイン会は、単なるサインをもらうだけじゃなくてウメハラとゲームで対戦できるイベントでもあって
会場のすぐ近くにあるゲームセンターで、自分で好きなゲームを選んでウメハラと戦えるっていう
そういう内容になってるんですよ

ただし、ウメハラと戦えるのは当日の抽選で選ばれた3人だけなので、俺が選ばれるとは限らないわけなんですが
とは言ってもね…「自分が選ばれたらどのゲームにしょう」って考えがぐるぐる回って止まらないんですよ!!
マジでどれにしたらいいんだよ!!ちなみにこの対戦の様子はウメハラの配信でも流すみたいなので
「全国のウメハラファンに見られる」っていう意味でも重要なチョイスなんですよねー

せっかく好きなゲームを選べるんだから、普段のウメハラの配信で見られるようなゲームじゃなくて
ここでしか見られないようなやつにしたいですよねー。たとえば俺的には、ウメハラがKOFをやってるところって
今まで一度も見たことないから、その光景をぜひ一度見てみたいって思ってるんですよ。

だから選ぶならKOFがいいんじゃないかなと思うわけなんですが、でもひとつ問題なのは俺ってKOFは好きなんですけど
実はめっちゃヘタクソで死ぬほど弱いから、ウメハラと戦ったら
あっという間に3人抜きされて一瞬で終わりそう
なんですよね(えー

いやマジで。せっかくのレアな光景なのに、あっという間に終わっちゃったらなんにもならないじゃないですか!
しかも全国のウメハラファンに見られるわけだしなー、「おいウメハラがKOFやるんだってよ!」って盛り上がったところで
「えっ、何この対戦相手弱すぎ…」ってなるのは勘弁して欲しいっていうかなー、うーんうーん

今からでもKOF練習したほうがいいんだろうか。当たるかもわからない3人の抽選でそんなことするのはアホみたいですけど。
一番いいのは俺以外の人が選ばれてその人がウメハラとKOFやってくれることなんだよなー(えー
ウメハラにKOFやって欲しいと思ってる人は結構多いと思うんだよなー、当日そういう人がいてくれればラッキーなんだけどな


1月13日

アニメ感想:DRIFTERS(ドリフターズ) 第8話「不思議CALL ME」

さてアニメ版ドリフターズ第8話なんですが、今回の話はなんだか凄く作画が綺麗でしたね
これには作画厨の俺も大満足。特に安倍晴明のシーンが綺麗だったから、清明の画像ばかりこんなに撮っちゃいましたよ
あと清明といえば、作画だけじゃなくて中の人の演技も今回すごくよかったなあ。
清明を演じるのは櫻井孝宏なんですが、今回迫力あるカッコイイ声を出すシーンがあってかなり印象に残ってます
そのシーンっていうのは、前回ジャンヌを逃がしてしまった豊久を清明が追求する場面ですね

「なぜ!なぜ殺さなかったのです!相手はあのエンズなのですよ!?
 エンズは殺さなければ!!」

「女子首は手柄ではなか。恥じゃ」

「そんな場合じゃない!たとえ女だろうと、
 エンズは絶対に殺さねばならない!!」

「ぬしゃらの法度など知らぬ!!
 
おいは女子首は獲らぬ。これがおいの法度じゃ」

っていうやりとりですね。ここは「ぬしゃらの法度など知らぬ!!」っていう豊久の声も迫力あって良かったなー
豊久と清明どちらもカッコイイ声出すなあと思わず感心してしまったシーンです
まあこの清明のセリフを見ると「女だろうと殺せ!!絶対に殺せ!!」っていう風に
かなりヤバイこと言ってる奴みたいに見えるかもしれませんが(えー

まあ清明がこれだけ殺せ殺せ言ってるエンズっていうのは、前回のジャンヌがそうだったように
世界のすべてを憎んでいて無差別に殺戮を繰り返す怪物なので、それを野放しにしておいたら大変なことになるから
犠牲が広がる前に殺せと言っているんですよね。しかしなんというか清明って
この世界の住人みたいな考え方をするよね

豊久なんかはこの世界の常識よりも自分がいた世界の常識でものを考えてるというか、まさによその世界からの来訪者というか
「女を殺すのは恥だ」と言い張っているのも、元いた世界での価値観をそのままに語ってるわけですよね。
しかし清明は、そういう元いた世界でのこだわりよりも、今いるこの世界の平和の方が大事と考えていて
そのためにもエンズは殺さなければならないと語っているという。だから清明を見ていて思うのは
お前実はこの世界で生まれ育った子だったんちゃう?ってことなんですよね(えー

「ぶつぶつ…ぶつぶつ…」

「大師匠様、あの老人は一体…?」

「ハンニバル・バルカ氏だ。漂流者の1人だが…一日のほとんどをああして呆としている。
 ここ数日で特にそれが多くなった。老齢からの呆かもしれない」

「ええ…」

「もう1人漂流者がいたんだ、スキピオ・アフリカヌス氏だ。彼が横にいた時は比較的しゃんとしていた。
 だがここへ向かう途中、我々は黒王軍の追撃に襲われ…スキピオは馬車から落ちた。
 追撃は激しく、戻ることも探すこともできなかった…以来、彼はああだ。急激に老いてしまった…
 スキピオは彼にとって、何か大事なタガだったのだろう」

そして今回、スキピオとはぐれてしまったことで急激にボケが進行してしまったハンニバルのシーンも描かれてましたね
すでに老齢のハンニバルにとって、好敵手のスキピオだけが心の支えだったらしく、それと離れ離れになるのは
ハンニバルにとってあまりに喪失感が大きかったと…

なんというかこのシーンのハンニバルって恋する乙女みたいだよね(えー
「愛しのスキピオと離れ離れになるなんて耐えられない…」みたいな寂しさに襲われてるって感じで。
だからこの2人の設定って腐女子にとってはごちそうなんじゃないかと思うんですがどうなんでしょうか(えー
どっちもジジイだけど「相手がそばにいないとダメになってしまう」っていうのはオイシイ設定だと思うんだ…

ちなみにハンニバルとはぐれてしまったスキピオは、自分がどこにいるかも分からずあちこちさまよっており
犬人間やら菅野直といったような蛮族どもと殴り合いながらどうにかこうにか生き延びていました
というかこのシーンのスキピオ、菅野たちに言葉が通じないから
ずっとラテン語で喋ってて言葉が字幕表示されるっていう風になってましたよね

この場面って声優さんは本当のラテン語で喋ってたんでしょうか?だとしたら凄いな
俺はというとラテン語って今まで聞いたことないからよく分かんなくて…(えー
価値の分からないしょうもない男ですまない…ラテン語わかる人からするとあのシーンはどう感じたんだろうか

「ぶつぶつ…カルタゴがほろぶ…このままではカルタゴがほろんでしまうぞ!」

「じじどん、呆けちょるんか?大丈夫か?」

「おおマゴーネ!わしいいこと思いついたんじゃ!アルプス越えてローマに攻めこむんじゃよ!」

そんな一方で再びハンニバルの様子ですが、完全にただのボケ老人と化しており
豊久に話しかけられてもマゴーネがどうたらアルプスがなんたらと、意味不明なことばかり言うようになっていました
ちなみにマゴーネっていうのはハンニバルの弟で、ハンニバルと一緒にアルプスを越えてローマに攻め入った人物ですね
どうやら豊久のことをそのマゴーネと勘違いしているようで…

「おいはそいな名ではなか。おいは島津豊久じゃ」

「うむ?ハスドルバルかの?なんでこんなところにおるんじゃ!!
 カルタゴ・ノヴァはどうしたぁぁぁ!!」

さらに豊久が自分の名を名乗っても、「なんだハスドルバルか」とまたまた勘違いして
意味不明な言動を続けるハンニバル。ちなみにハスドルバルっていうのはこれもまたハンニバルの弟で
ハンニバルがローマに攻め込む中、「ハスドルバルは残ってカルタゴを守れ」という風に留守番を命じていた人物なんですよね

そんなハスドルバルが守っていた重要拠点の名前がカルタゴ・ノヴァでして、要するにハンニバルは
「ワシちょっとローマ滅ぼしてくるんで、お前はその間カルタゴ・ノヴァで留守番しとけ」
ハスドルバルに命じていたわけです。でもそんなハスドルバルが今こんなところをブラブラしてるのを見て
「なんでこんなところにおるんじゃ!!カルタゴ・ノヴァはどうしたぁぁぁ!!」
ブチ切れたっていうね…こうしてみるとハンニバルの言葉ってそれなりに意味が通ってるんだな

「…」

スラァ…



ってその時、いきなり刀を引き抜いて「お前うるさいから殺すわ…」と言わんばかりに
無言でハンニバルを斬り殺そうとする豊久!いやちょっといきなり何やってんすか!
いくらなんでも名前を間違えられたからブッ殺すとかそれはさすがにひどいんじゃ!?
戦国時代の侍はこういうのが普通なのか!?ともかく豊久はマジでハンニバルに斬りかかるつもりのようです。や、やめろー!!

「チィエエエエエエオオオオ!!」



ビタッ!!

「!!」

「なんじゃい、ローマがまた攻めてきたかの」

がしかし、そんな豊久の猛烈な突進を木の枝一本で止めてしまったハンニバル!うおおおお!
このシーンはハンニバル好きにとってはたまりませんよ!
原作の時より動きがついた分めっちゃカッコよくなっとる!ハンニバルの言ってることは相変わらずボケボケですが
数々の戦を生き抜いた歴戦の将としての片鱗はまだまだ消えてはいないってことでしょうな

「…」

「マルケルスかの?それともウァルかの?ええいまとめてボッコボコにしてくれる」

そして相変わらず豊久のことを別人と間違えまくるハンニバル。さっきはカルタゴの仲間と間違えてましたが
今度はローマの敵と間違えてますね。マルケルスっていうのは「ローマの剣」という異名を持つ猛将で
打倒ハンニバルのために、長期間に渡って何度も繰り返しハンニバルに戦いを挑んだんだとか。
そのしぶとさにはハンニバルもかなり苦労したようです

あれですね、ガンダムで言うところのドズル・ザビみたいなもんですよ(えー
「やらせはせん!貴様ごときカルタゴ人に、ローマの栄光をやらせはせん!!
 この俺がいる限りやらせはせんぞぉぉぉ!!」
てな感じにハンニバルの行く手を阻んで繰り返し戦ったというわけです。最後にはハンニバルに倒されてしまいましたけどね

あとマルケルスっていうと、ネットじゃ「やめろ!!もういい!!わかった!!」のおじさんとして
有名ですよね(えー

(C)岩明均/白泉社

そう、このシーン。これは「ヘウレーカ」という漫画に登場した時のマルケルスで、
「やめろ!!もういい!!わかった!!」がネタとして使いやすいから、結構ネットでよく見かけますね

あともう1人、ハンニバルが言ってる「ウァル」というのはカンナェの戦いでローマ軍を率いた指揮官ですね
ローマの威信をかけた大決戦をハンニバルに挑んだものの、手も足も出ず完全敗北して逃げていった哀れな男です
まあガンダムで言うならマ・クベみたいなもんですかね(えー
オデッサの戦いという大決戦に敗れて、すごすごと逃げ帰っていったあの時のマ・クベですよ
「ふ、ふふふ…戦いはこの一戦で終わりではないのだよ…
 考えてもみろ、我々が本国へ送り届けた鉱物資源の量を!!
 ローマはあと10年は戦える!!」
てな感じで逃げていったんでしょうね…(えー

「カルタゴ救えるのはワシだけじゃもの」

そして、マルケルスやウァルというローマの将を粉砕し、カルタゴを救えるのは自分だけだと語るハンニバル。
実際にその通りなんですよね。負け続きのカルタゴ軍の中で、ハンニバルだけがとてつもない戦果を挙げたわけで
ハンニバルのことをガンダムで例えるとそれはもちろん主役機のガンダムなんですよ

やられメカだらけの連邦の中で、唯一の超高性能機であり一騎当千の性能を持っているという
しかも第一話の状態でマグネットコーティングを完備して反応速度は最大、
乗ってるアムロもニュータイプとして完全覚醒した無敵状態
みたいなもんですかね
こんな状態のガンダムが相手では、ジオン軍の歴戦の兵がいくら襲ってきても相手にならず、
「ひとつ!ふたつ!みっつ!よっつ!」と次々に撃墜しまくって多大な戦果を挙げたという
そんなようなカルタゴの白い悪魔がハンニバルといったところじゃないでしょうか(えー

「ははは、呆けとるじゃっどん、眼は死んじゃおらんど!
 じじどん、ぬしゃ呆ける前は何をやらかしたど!?
 何かどえらい戦ちやらかしたど!」

ともかく、さっきのやりとりでハンニバルの中に歴戦の将としてのすさまじい何かが眠っていることを察した豊久。
「ボケる前は何かとんでもない戦いをやっていた爺さん」と認識を改め、これからは一目置くことになるのでした
それとハンニバルがボケ老人化しちゃったのはあれでしょうね、全盛期の状態だとチートみたいな存在だから
戦力のバランスをとるためにボケ老人にさせたというか。あれですよ、FFタクティクスで言うなら
剣聖オルランドゥがあまりにも強すぎるチートジジイだから
ちょっとバランスを取ろうとボケ老人にジョブチェンジさせたみたいな。
(えー
これぐらいやらないと戦力のバランスが取れないっていうかな…チートジジイの扱いには気をつけないとな…次回に続く!

(C)平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会


1月9日

今日はちょっとストリートファイター5の話をしたいと思います
どうも最近になって新コスチュームが追加されて、クリスマスの衣装が選べるようになったみたいなんですが
それを見て俺が気になったのが、かりんお嬢様がめっちゃ可愛いことになってるってことなんですよ
いやマジでこのお嬢様可愛すぎじゃない!?これめっちゃ可愛すぎじゃない!?

これはとてつもない衝撃ですよ。スト5のかりんお嬢様といえば、今まで衣装も表情もとにかく可愛くなかったっていうか
もはや「可愛くない」を通り越して「ブスすぎるだろ…」ってさんざんネットで言われてたよね…(えー
でもこのサンタコスのお嬢様は、そんなブス状態から大幅にグラフィックが改善されてるような気がします

なんだか服だけじゃなくて顔も今までよりずっと可愛くなってないですか!?俺の気のせいじゃないよね!?
絶対に顔も可愛くなってると思う。今までブスだブスだ言われまくってただけに、こりゃすごいことやで!と思って
ネットで「スト5 かりん 可愛くなった」とか検索してみたら、ぜんぜん引っかからなくて正直泣きました。
なんでだよ絶対可愛くなっただろ!もっと騒げよクソ野郎ども!!(えー

というかこれだけ可愛いかりんお嬢様が使えるなら俺もスト5買いたいですね。マジで
俺はかりんお嬢様については結構熱心なファンで、お嬢様が登場するさくらがんばる!とかリュウファイナルとかの漫画も揃えたし
ゲームもストゼロ3とかカプジャムとかナムカプとか、かりんお嬢様が参戦するってんでそれ目的にプレイしてましたからね



そういえば最近、ウメハラ漫画でフェイロンの烈火拳を解説するシーンでも1コマだけかりんお嬢様が登場してましたよね
この1コマだけでも「あっお嬢様が出てる!」と食いつくぐらいぐらいには好きなんですよ!
この漫画では確か前にも、単行本1巻でヌキがガードクラッシュ研究してるシーンでも出てきてたよなー
そんな風にかりんお嬢様が出てるってだけでもうなんか注目しちゃうんですよね

もちろんスト5に参戦が決まった時にも嬉しくて注目してたんですが、でもスト5でのかりんお嬢様の姿を見てみると
この俺をもってしても「ブスすぎるだろ…」って感じだったので今までスルーしてたんですよね(えー
でも新コスチュームでこれだけ可愛くなってるなら、自分もスト5やりたいって気持ちが急激に湧いてきました

というかこのクリスマス衣装って、配布されるのが1月18日までらしいから
あと1週間ちょっとで配布終了しちゃうみたいですね。やばいやばい、急いで衣装ゲットしなければ
なにしろまだPS4本体すら買ってないので、早いとこ済ませないと取りそこねて泣きを見ることになりそうです
というわけで今週は、とりあえずPS4とスト5買ってきてかりんお嬢様のサンタ衣装をゲットすることを第一に考えたいですね



ジャンプ感想:ワールドトリガー 第124話「ガロプラB」



さて今回のワートリですが、いきなりこんな風にオサム達の街で
なんかキモい感じのトリオン兵が大量発生したという内容になってますね
なぜこんなことになっているのかというと、サブタイトルにもある「ガロプラ」という国の工作員たちが
ボーダー本部への破壊工作を行うためにやってきたからです

このガロプラという国は、以前やってきたアフトクラトルという国のパシリ的存在であり
「おいガロプラくんよ、ちょっとお前らボーダー本部に一発かましてこいよ」とアフトクラトルに命令されて
「は、はい分かりました…アフトさんがそう言うなら…」と今回こうしてやってきたというわけです。あんたらも大変ね

それにしてもこのキモいトリオン兵を見ていると、なんだか妙にエヴァンゲリオンを連想してしまうのは俺だけでしょうか
なんていうか雰囲気がエヴァ量産機に似てますよねこいつら。キモい口元だとか体の模様だとかそっくりですよ
そういえば「エヴァに似てる」といったら、ワートリってタイトルロゴがやたらエヴァに似てますよね

これ前からずっと気になってたんですよ。タイトルロゴを見るたびに「なんかエヴァみたいだなあ」って思ってたんで
今回のトリオン兵といい、葦原先生って実はすごいエヴァ好きだったりするんですかね?

「人型トリオン兵、射程圏内に接近。迎撃を開始する!」

ドドドドドド!!

そんなわけでボーダー本部めがけて大量のトリオン兵が押し寄せてきたわけですが、
それを迎え撃つべく大勢のスナイパー達を動員しての防衛戦を開始したボーダー本部。
本当にあらゆる部隊のスナイパー達が集められてますね、今までの話で出てきたスナイパー全員集結してるんじゃなかろうか

さすがに本部を守るための戦いなだけあって、集められる戦力はとことんここに集めてきた感じです
そんな風にスナイパー部隊が奮闘する中で、俺が注目したシーンはというと



ここですよ。なんか犬みたいなトリオン兵が次々に突撃してきて、スナイパー部隊のふところにまで肉薄してきたシーン。
これの何が注目かっていうと、画像の左の方で茜のことをかばってあげてる奈良坂の姿が描かれてますよね
そう、まるで「俺のそばから離れるな」と言わんばかりのかばい方!ひょー!奈良坂のやつ茜のナイトのようですよ!

まあ奈良坂は茜の師匠だから、単なる師弟関係でこうしてるだけかもしれないけど
そうは言ってもやっぱりラブロマンス的なものを期待せずにはいられませんな
この2人って実は恋仲なんじゃないか?っていう。この漫画には恋愛要素が足りないから2人には頑張って欲しいところです
茜にはこの先引っ越しとボーダー引退というイベントも控えているので、その時に奈良坂がどう反応するかが楽しみですね



ドッ!!

「うおっ、さすが武闘派スナイパー!頼りになるぜ〜!」

って、大量の犬型トリオン兵が近距離戦を挑んでくる中、それをたやすくバッサバッサと返り討ちにしていた荒船さん!
さすがに9月9日生まれのB型つまり俺は強いですね(えー
というか「スナイパーとしてもアタッカーとしても強い」って荒船さんの設定は、改めて考えてみると
実はハンパなく凄いことだったんだなって気がします

なにしろこの人、アタッカーとしては弧月で8266ポイント稼いでるわけですが、この8266っていうのがなにげにメチャメチャ高い数字で
たとえば二宮隊の辻も同じ弧月のアタッカーですが、その辻のポイントは8232ポイントで荒船さんよりわずかに下なんですよね
荒船さんはアタッカーとしてもそれだけ強いのに、スナイパーとしてもポイントを稼ぎまくってて8349ポイントも持ってるわけで
これほど高いレベルでスナイパーとアタッカーを自在に切り替え可能っていうのは、なにげにとんでもないことだと思います

スナイパーって言ったら普通は近距離戦が弱点になるわけで、今回みたいに敵にふところに潜られたら
それはもう致命的な大ピンチなはずなんですが、荒船さんはそんなのまったく屁でもないっていうぐらい
まるで死角のない戦い方してますからね。荒船さんって早くに出てきて玉狛に負けちゃったからあんまり強い印象なかったけど
後になってよくよく考えてみれば、実はとんでもない人だったと思うんですよね

ガンダム00で言うなら、ガンダムデュナメスのように狙撃ができて
ガンダムエクシアのように格闘も強いっていうのがこの人ですからね
そんなんアリかよ!って思うぐらいに穴のない強さを持ってる人だと思います



「予定通りだ。10分で終わらせるぞ」

ってそんな風にスナイパー部隊が奮闘する中、まんまとトリオン兵をオトリに使って基地内部へと潜入してしまった工作員たち!
そして10分で破壊工作を終わらせると宣言しておりますね。ほほうなるほど、ならば俺も宣言するとしましょうか
次回、この工作員たちについての感想を書くのは17秒で終わらせると!!(えー
ええ間違いなく17秒で終わることでしょう。すでに俺の中でそのプランは出来上がっております
次回はおそらく、俺のワートリ感想の中でも類を見ないほどの超スピード感想になると思うね…次回に続く!

(C)葦原大介/集英社


1月8日

つい先日、ウメハラが配信でゲームのバランス調整について語っていたことがあったんですが
これ聞いてみて「なるほどなぁ、言われてみるとその通りだなぁ」ってほんとに感心したというか、
格ゲーに限らずゲーム全般にも当てはまる内容だったというか
これはもうゲームクリエイター全員に聞いてほしいくらいだね…
昨今のあらゆるゲームのバランス調整に参考にして欲しいと思うぐらい、俺的に感銘を受けた配信でした

まあ簡単にまとめるとどういうことかというと、例えばとあるゲームにめっちゃ強いキャラが何人かいたとして
それを「バランス調整のためにみんな弱くしました」ってやることは、
そのキャラ使ってた人からするとすごくガッカリすることだってことなんですよね

突出したキャラを弱くすれば、確かにゲームのバランスは平坦になるだろうけど、でもそのキャラで遊ぶってことを考えると
「あれもできなくなってる…これもできなくなってる…」っていう風に、以前よりできないことだらけでちっとも楽しくない
っていう話なんですよ。そうなるともう、「こんなに弱くなったんじゃ使う気起きないわ…」とそのキャラに触らなくなってしまうと。
結局バランス調整で弱体化するってことは、楽しいプレイができなくなる、愛用してたキャラを使わなくなるって事態を招くことが多くて、
それってゲームとしてどうなの?っていう話で、だから強キャラをむやみやたらに弱くすればいいもんじゃないってことを
ウメハラは言ってるんですよね

どうせ調整するんだったら、弱キャラを強くするほうが面白いとも言ってました。
そうなるとゲーム中のキャラが全体的に強くなるわけですけど、実際に登場キャラがみんな強くて面白かったゲームとして、
ウメハラはヴァンパイアハンターを例にあげてましたね



ヴァンパイアハンターはハイスコアガールでも何回か語られてましたが、このゲームのキャラ性能は
信じられないくらい飛び道具を連発できるパイロンだとか、コンフュからの即死コンボを持つフォボスだとか、
鬼首でのハメ殺しができるビシャモンといった具合に、ハメや即死が当たり前のぶっ壊れた強さのキャラばかりだったわけで。
しかしそういう壊れキャラが何人もいたおかげで逆に対戦が成り立っており
当時としてもすごく盛り上がったとウメハラは語っていたわけです

そういう風に、登場キャラがみんなデタラメに強くて盛り上がったゲームというと、北斗の拳なんかもそうですよね
あれもトキ、レイ、ユダ、ラオウをはじめとして、どいつもこいつもぶっ壊れた性能を持ってて
ワンチャンで即死が当たり前というハチャメチャなゲームだったわけですけど
多くのキャラが強かったおかげで狂ったレベルでバランスが取れてるとも言われてて、一時期すごい盛り上がってましたからね

そういう風に、強いキャラ同士の戦いでゲームを盛り上げるという方法があるわけですけど、
でも一般的なバランス調整は、どうしても「キャラを弱くする」って方向になりがちで、
あれも弱体化、これも弱体化って流れになってしまうんですよね
それでゲームが面白くなるのか?今まで以上に盛り上がるのか?ってことをウメハラは言ってると思うんですよ

そういう弱体化でバランスが取れたとしても、長所のなくなった面白みのないキャラで戦うことになってしまうだろうしね
たとえば北斗の拳でムチャクチャ強かったトキを、バランス調整のために弱くしたとする。
ナギッも使えない、セッカッコーも使えない、神の1F当て身も使えない、即死あぐらビームも使えない
という性能に変えたとする。他のキャラもみんなこれぐらい弱くしたとする。確かにバランスはよくなるかもしれないけど
そんなトキ使って楽しいか?そんな北斗の拳がやりたいか?って思うわけなんですよ
そんなのトキじゃない、そんなの北斗の拳じゃないって、少なくとも俺はそう思いますね

だからバランスのためとはいえ、安易にキャラを弱体化させるっていうのは、あまりいい結果を産まないと思うんですよ
今にして思えば、スプラトゥーンなんかでもそういう弱体化調整を何度もやってましたね…
で、そういう弱体化を繰り返した結果どうなったかというと、やはり今までそれを愛用してた人というのは
弱体化されるたびにとにかく嘆き悲しんでいた印象がありますね…

スプラトゥーンで弱体化された武器といえば、一番最初に浮かんでくるのがローラーですかね
ローラーの弱体化っぷりは本当に見てて可哀想というか、今までスプラトゥーンが何度もアップデートを繰り返すたびに
いつもローラーの性能が何かしら弱くなるという不遇の調整をずっと受けてて、俺と仲の良いローラー使いの人なんかは
「ローラーはほんとにね…アプデのたびに必ずどこか弱くなるんですよ…今じゃもうローラーなんて何もできないですよ…」

今のローラーには悲しみしかないという感じで語ってましたね
その人、今はもうローラーのこと全然触らなくなっちゃいましたよ。
以前は好きで使ってたんだろうに、今はそれすらできないくらい弱くなっちゃったんでしょうね

他にはスーパーショットなんかも弱くなりましたねー
スーパーショットって最初の頃は発動がメッチャ早くて、使うのに必要なゲージ量も普通だったんですが
今じゃもう弱体化に次ぐ弱体化を受けてしまって、発動がクッソ遅くなったし、必要なゲージ量もずいぶん増えたし、
さらに死ぬとゲージがカラッポになってしまったり、以前に比べてかなり使いづらくなったんですよね
この弱体化には、スーパーショットが上手くて有名な胎児さんっていうプレイヤーも、そうとう嘆いてる様子でした
「昔のスパショを返してくれよ…なんでこんなに弱体化されなくちゃいけないんだ…」っていう風にね

あとはブラスターなんかも弱体化されてますね。以前は二連続で弾を発射する二連ブラっていうテクニックが使えたんですけど
アプデで弱体化してそれができなくなって、俺の知り合いのブラスター使いがめちゃくちゃ嘆いてました
「こんなのおかしいだろ…二連ブラを取り上げられたらブラスターはどうすりゃいいんだよ…」っていう感じで。

それに俺自身も、愛用してるわかばシューターがちょっと弱体化されたことが何度かありましたが
そういう時に感じることは、「今までやってたことができなくなった」っていう不便さなんですよね
「不便になったなぁ…」とか「不自由だなぁ…」とか、感じる気持ちはそんなのばかりですよ。
今までに比べて、まるで手枷や足枷をつけられてしまったかのような不自由感。やりたいことが全然できない。
それで全体のバランスが取れたとか言われても、やってる自分は「つまんなくなったな…」ってなっちゃうわけですよね

弱体化に感じる印象っていうのはそんなのばっかなわけですけど、
それとは逆に、今まで弱かった武器が強化された時なんかは、期待してドキドキしましたねー
たとえばスプラトゥーンにはN-ZAPっていう武器があるんですけど、こいつは最初なんの取り柄もない平凡な性能だったんですが
ある時のアプデによって、この武器持ってると足がめっちゃ速くなるという長所を手に入れたんですよね

あの時は俺もちょっとワクワクしてN-ZAPを触ってみたりだとか、「これぐらい足が速ければどんなことができるのかな」って
N-ZAPの可能性に思いを馳せたりして、今までほとんど使ったことないのに胸を躍らせてた記憶がありますねー
要するに、そんな風に弱い武器が強化されるっていうのは
今までやれなかったことができるかもっていう期待があるわけなんですよね

それって弱体化の印象とはまったく逆なんですよ、弱体化で感じるのは期待じゃなくて
「今までやれてたことができなくなった」っていう失望なんですよ
それを俺はスプラトゥーンのアプデでさんざん見てきたわけなんで…
だからやっぱり、調整するなら強化のほうがいいっていう、ウメハラの考えに完全同意なんですよね

なんていうか、こういう調整に対する考え方って、俺も今までよく分かんなくてモヤモヤした気持ちだけを持っていたんですが、
それを今回ウメハラが「こういうことだよ」って明確にしてくれて、そのおかげで自分の中でもスッキリと整理できたので
やっぱウメハラはすげえな…って感心してしまいました。ほんとウメハラの考える力は凄いよ
とにかくゲームクリエイターにはこのウメハラの配信を見て欲しいですね…それぐらい価値ある内容だったと思いますよ



ジャンプ感想:食戟のソーマ 第138話「えりな、極星寮へ」



さて今回のソーマですが、まず扉絵は竜胆先輩がでかでかと飾ってますね
なんというか、この扉絵を見て思うのはくやしいけど可愛いなってことでしょうか
くやしい…認めたくないのに…くやしい…でも…(ビクッビクッ)っていうそんな感じです(えー

俺にとっての竜胆先輩の印象というのは、登場した当初は「美人だし結構好きなキャラだな」って気に入ってたんですけど
やっぱり中村くんサイドに寝返ったところから一気に印象が変わってしまいましたね
なめた真似しやがってこの裏切り者が!絶対に許さねーかんな!?っていう風に
総帥を裏切ったことへの怒りが渦巻いているわけなんですが、そういうマイナスポイントを差し引いても
この扉絵は可愛いと思ってしまうな…くやしいけどな…

そういえばこの間のジャンプフェスタで附田先生が言ってましたよ、
最近ソーマの人気投票やったら竜胆先輩の人気が凄かったと。
この人気投票はまだ結果が発表されてないやつですけど、集計途中の勢いで言えば竜胆先輩は相当な上位だったみたいですね

他にも竜胆先輩について色々と語っていたので、せっかくだからその裏話を紹介しておこうと思います
最初の構想段階だと竜胆先輩はメデューサみたいな見た目になる予定だったとか言ってましたね
附田先生が「こんな感じでお願いします」とtosh先生に渡したラフデザインは、モロにメデューサ女だったみたいですが
しかしtosh先生が「もう少しいじってもいいですか?」と、デザインに手を加えて今の形になったんだそうです

そう言われてみると今でも目とか口元にヘビっぽい名残がありますよね
牙が口から出てるのも多分それだと思う。個人的には竜胆先輩ってネコのイメージだったけど、
そうじゃなくてヘビのイメージで描かれたキャラだったんだなぁ

あとは「竜胆は司と2人でひとつのキャラクター」ってことをずいぶん強調してました
2人は切っても切れない仲だとかそんな感じのことを…どうやらこの2人って思った以上に色々ある仲のようですね
それを読み解くには名前にヒントがあるみたいで、「竜胆(リンドウ)というのは花の名前なんですけど、その花言葉が
竜胆と司の関係をあらわしてる」
ってことを語ってました

「花言葉といっても色々あるから見つけるのは難しいかも」とも言ってましたが、
まあとりあえず、ウィキペディアで真っ先に出てきたリンドウの花言葉が何かっていうと
”悲しんでいるあなたを愛する”ってやつでして…なんかすごいの出てきたなオイ!!
何このエロい感じの花言葉!?附田先生が言ってたのはこれなのか!?
俺はウィキペディアを信じていいのか!?(えー

いやーウィキペディアのこれがもしも当たりだったら、色々と竜胆先輩の行動も見え方が変わってきますね
たとえば中村くんサイドに寝返ったのは、単に面白そうだとかそんな理由じゃなくて
司のそばにいたかったからとかそういうエロい事情があったりして…うひょー
なんかそうなると2人にちょっと興味が湧いてきたな。今まで単なる裏切り者としか思ってなかったけど、
お互いに求め合うようなエロい恋愛事情とかがあるんだったらすげー気になりますわ




さて竜胆先輩語りはこのへんにして、そろそろ今回の本編を見て行きたいと思います
前回は雨の中を家出してきたお嬢様が極星寮へ辿り着いたという内容でしたが、今回はちょうどその続きになってますね
びしょ濡れになったお嬢様はとりあえず極星寮に招き入れられ、こうしてタオルで体を拭いていたという…

ちなみに前回お嬢様と一緒だったアリス&黒木場は、
極星寮に着くなり「あとよろしく、さいなら」と帰っていったようです
あいつら出てきたばっかでもう帰ったんかい!!風のように出てきてあっという間に去っていったな…

「ともかく雨に打たれて冷えただろう。とりあえず風呂へ行きな」

と、ここで体の冷えたお嬢様を気づかって「風呂へ行きな」とすすめるふみ緒ばあちゃん。
ほほーなかなか気の利いた提案をするじゃないですか、たぶん多くの読者は「お嬢様の入浴キター!!」
大喜びする一言なんじゃないでしょうか。ただ俺はどうかと言いますと、このふみ緒ばあちゃんの一言では
俗人を喜ばすことはできても我々には通じんな!!(えー

なぜかっていうとですね、お嬢様はこれまで着替えシーンだとか入浴シーンだとか
そういう直接的にエロい場面っていうのをとにかく避けてきたキャラなんですよ
パンチラとかも全然ありません。恵ちゃんはパンチラも入浴もありましたが、お嬢様にはないんですよ
お嬢様がそういう場面になりそうな時って、いつもカットが入って気がついたら入浴が終わってるとか、そういう扱いなんですよね。
だからこう、お嬢様についてはなるべくお色気描写を避けようという意思すら感じるというか、
ここでパンツだの裸だのが描かれるはずがないっていうかね…



ってめっちゃ描かれてるじゃねーか!!(えー
おいおいおい!なんだよおい!俺の予想と全然違うんだが!?パンツもブラも描かれまくりじゃねーか!
いやちょっと待ってください、みなさん以前描かれた夏休みのエリナを思い出してくださいよ!

あの時はお嬢様がアリスに連れられてプールに行ったわけですが、いざロッカールームで着替えをしようとした時には
なんかてるてる坊主みたいな格好で全身を隠して、下着を一切見せなかったんですぜ!?
あの時の厳重なガードは一体!?絶対見せないってくらい隠してたのに!?あの行動には別に意味はなかったのか!?
そ、そんな…どうせ意味がないんなら…あの時もパンツ描いてくれればよかったのに!!(えー
当時の感想で俺めっちゃ期待してたのに!なぜ今回になって急に解禁されたのか…



さらにはその後も、風呂場でゆったりするお色気シーンをがっつり描かれるお嬢様。おいおいおいおい
ちょっと待ってくださいよ!地獄の合宿の時にも、ソーマとお嬢様がそれぞれ風呂場に行くシーンがありましたけど
あの時に入浴シーンが描かれたのはソーマだけでお嬢様は全部カットだったじゃないですか!

なぜ今回になって急に!?なぜ!?なぜなんだ!?一体なにが起こっているんだ!?
お嬢様のお色気シーンが急に解禁されたことについて誰か俺に説明してくれよ!!(えー
うーむ、別にお色気禁止とかそういうこともなくて、単なる偶然だったんだろうか。今回のこの着替えと入浴はかなりビックリしたなー

「あの、お風呂ありがとうございました…」

「薙切くん、夕飯は?」

「あ、まだ…」

「ならば好都合だね!みんな!極星寮にスペシャルゲストがやってきた!
 今日は大宴会といこうじゃないか!」

「よっしゃあ!まずは俺の品からだ!白身魚に低温バターでゆっくりと火を入れた!
 魚の繊細な身質を活かすべく、しっとり仕上げてみたぜ!」

って、えりなお嬢様が風呂からあがってみると、すぐさま一色先輩に招かれて宴会に混ざることになってしまいます
ただ、宴会とは言っても、極星メンバーが次々と料理を披露する食事会みたいなもんで
まず一番手に名乗りを上げたのは青木大吾ですね。こりゃまたなんとも
すげー地味なやつが最初に出てきたっつーか…(えー
青木大吾と名前を言ってもみんなに伝わるんだろうか。あれですよ、モブキャラみたいな扱いの極星メンバーで
ゴリラみたいなもみあげしてる黒髪の…

「(もぐもぐ)素材の持ち味は活かせているかと思います」

「だろぉー!?」

「でも、確かに低温バターによってしっとり仕上がっていますが
 これは少し味がくどくなっている。ワインビネガーで酸味を加えるなどして
 バランスを保つことを考えつかないのかしら?これは大きなマイナスね。
 ソースに使ったのはヴァン・ジョーヌとマクヴァン・デュ・ジュラ?
 ジョーヌのクルミに似た個性的な香りを活かすように配合を工夫すべきです。
 付け合わせにはクロゼを使ってるけれど
 この蕎麦粉風味がコンテチーズと合っていません、減点。
 例えるなら出かけようとした瞬間に雨が降ってきたような、そんな味かしら」



って、そんな青木の料理はお嬢様にボロクソに言われるハメに!やっぱこいつじゃ無理だったんだよ!(えー
やはり料理のこととなるとお嬢様は容赦なくなってしまうのか、こうもダメ出ししまくる一面は中村くんの教育のせいなんだろうか
それにしても「例えるなら出かけようとした瞬間に雨が降ってきたような、そんな味かしら」って
この言い方なにげにめっちゃ懐かしいですよね

お嬢様が最初期の頃によく言ってたやつですよ。なつかしいなー
「例えるならニシローランドゴリラと混浴してるような味」とか
「例えるなら田園を歩いてる時に5万匹のワタリガニが横切ったような味」とかそんなやつ。
もうずいぶん久しぶりに聞いたような気がします、もしかしたら第1巻以来ずっと言ってなかったんじゃないか?

「じょ…上等だコラァーー!!神の舌がナンボのもんじゃコラァーー!!」

「ぶ…無礼ね!この私を誰だと…」

「お次は俺の皿を味わいやがれー!!」

「えりなっち!私のも味見してしてー!!」

「わ、分かりましたから順番に整列なさいっ!」

がしかし、あれだけケチョンケチョンに言われても青木はしょぼくれることなく、
「上等だコラァー!」とすぐに次の料理に取りかかるだけの刺激になったようです
さらには青木だけでなく、次々と他のメンバーもやってきてお嬢様をワイワイと取り囲むことに…

「えりな様…少しずつ変わられている。
 穏やかになられた。少しずつ、少しずつ…変わられている」



そしてこれには秘書子も実に満足げな表情です。極星メンバーの明るい雰囲気は、お嬢様にいい意味で変化をもたらしてるみたいですね
それはそれとして、秘書子もお嬢様と一緒にびしょ濡れになって極星寮にやっZてきたわけですが
秘書子の着替えシーンと風呂シーンは描かれないんですか!?(えー

どうなんですか!?秘書子の着替えと風呂は!?ねえねえねえ!秘書子はそういうのないんですか!?
あ、でも考えてみたら、秘書子はこないだのスタジエールの時に着替えシーンがあったばかりだから
ちょっと前に読者に生着替えを見せたばっかりなんですね。そうかなるほど、あんまり短期間に脱げ脱げ言うのもなんだから
あの時のブラジャーに免じて許してあげましょう(えー

あと秘書子といえば、今回極星寮にやってきてすぐのシーンで
「えりな様をしばらく匿ってもらえないだろうか!?」って言ってる時の
ワカメっぽい髪型が個人的に好みでしたね



これですよ。雨に濡れて髪の毛がなんかワカメっぽくなってるの。こういうのいいですねー
個人的にこういう髪型ってなんかそそるんですよ。ふわっと曲がっててウェーブがかってるというか
ピシッとストレートになってるのより、こういう髪型の方が俺は好きですねー

「薊様…えりな様がお部屋にいらっしゃいません。アリスお嬢が連れ出した模様です」

「流石アリスだな、行動が早い」

「人員を出しますか?」

「行き先を探っておくだけで構わないよ。今はえりなの行動を尊重したいと思う」

一方その頃、中村くんにもお嬢様の脱走騒ぎのことが知らされていましたが、
中村くんは涼しい顔で「今は放っておいていいよ」と答えていました。こいつはなんとも意外ですね
あれほどお嬢様に執着して束縛しようとしていた男が、こうもあっさりとお嬢様の自由を許すというのは…

「それに学園内の仕事で僕も大忙しだからね。明日は、大変革の幕開けの日だ」

とそんな中、「明日は大変革の幕開けだ」と不穏なことを呟く中村くん。
どうやらいよいよ総帥としての権限を駆使して、学園の大改造に乗り出すようです
えりなお嬢様のことを放置しているのも、今は学園の改革をしたいから構っている暇がないってことのようですね
それほどまでに中村くんが力を入れている改革の内容とは…次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


1月4日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第74話「エース登板」

《東斗ボーイズ、選手の交代をお知らせします。
 ピッチャー小松君に代わりまして、眉村道塁さん》

(エ…エースが出てきたーっ!!)



さて前回、ピッチャーの小松がスタミナの限界を迎えたことで、いよいよエースのミチルに交代の指示を出した東斗ボーイズ。
今回の冒頭では、ミチル本人もそれに応じて投球練習を始めた場面となっていますね
ちなみにそんなミチルが最初に対戦するバッターは我らが光さんであります

ふむ、最強ピッチャーと最強バッターがいきなり激突するというわけか。
状況としては5−5の同点で、なおもワンナウト一・二塁という得点チャンスですから
ここで光さんが一発かましてくれれば、一気にドルフィンズが試合をひっくり返すことができますね

《5番、センター、佐藤君》

「いけ光ーっ!!一気にひっくり返せーっ!!」

ズッバアアアン!!

「ストライーク!!」

「はやっ!あの子がエースなんだ…!」

「左のサイドスローか…ありゃ打ちにくそうだな…」

がしかし、さすがにミチルは簡単に打てるようなピッチャーではないようで
初球を目にしただけで大吾の姉ちゃんじいちゃんも目を丸くしております
ふむ…実力者のこの2人が驚くってことは、ミチルはピッチャーとして本物の能力を持っているようですね
どうやら思った以上に打ち崩すのは難しそうです。そして続く二球目を投げるミチルですが…

ガギイイイン!

「ファール!」

(なんて球筋だ…!?ストライクと思ったら、
 内側のボールゾーンに食い込んできた…!)

(へえ…今ので空振りしないんだ。やるじゃないの…)

これにはなんとか食らいついていった光さん。どうにかバットに当ててボテボテのファールにしましたが、
その結果ミチルと光さんは内心でお互いを讃え合ってますね。
光さんは今まで見たことがないほどの急角度で食い込んでくるボールに驚き、
ミチルは空振りを取りに行ったはずのボールに触られて意外に思っているという。
いやあ最強バッターと最強ピッチャーらしい対決となって参りました。そして注目の三球目を投じるミチルですが…




バコオッ!

「ファール!」

「おおっ!惜しい!」

って、なんと三球目はきっちり捉えてきれいな当たりを飛ばす光さん!
惜しくも飛んだ先はファールとなってしまいましたが、いきなりもうミチルの球に対応するとは恐ろしすぎる学習能力ですね
光さんの一番凄いところはこれなんだよなー、どんなピッチャーの球も1〜2球あれば見極めてしまうという。
ミチルのような超一級のピッチャーに対してもそれができるとは、光さんの素質は底が知れないな…

(こ…こいつ!!さっきと同じ球を、腕を畳んですぐに対応してきやがったー!!)



この光さんの異常な学習能力には「うっざ…」とミチルも苦笑い。しかしミチルはまだ落ち着きを保っている感がありますね
その一方で「こ、こいつ対応してきやがったー!!」完全に落ち着きをなくしてるワタルときたら…(えー
ワタルお前ってやつはー!その小者くさい反応はどうにかならんのかー!!
ワタルのやつ最近ずっとこんなじゃねーか!何かあるたびに動揺しまくっててあまりにも頼りないっていう
お前も抜群の打撃力を持つスラッガーじゃないんか!?なぜこうも二流選手っぽいキャラになってしまったんだろう…

(ふむ…どうやらまだ投球練習中だったか。
 さすがにファーストからすぐマウンドじゃ、ミチルの肩があったまってない。
 だがもう投球練習から数えて10球以上は投げた…そろそろ本気で投げるだろう)

ってそんな中、慌てず騒がず「ミチルの肩がまだあったまっていない。今のは投球練習にすぎん」と状況を見ていた東斗の監督。
ほう、さっきのボールはミチルの100%ではなかったということですか。だから慌てる必要はないと…なるほどね
しかしこういう冷静な分析っていうのをちょっとはワタルもできないんですか!?(えー

この監督のセリフってワタルが言ってもよかったんじゃないか!?いつもミチルの球を受けてる双子のキャッチャーなんだから
ミチルの球が本気かどうかぐらい簡単に感じ取れそうなものを…ともかく「そろそろ本気で投げるだろう」と語る東斗の監督ですが、
実際にミチルが投げたボールはどうかというと…

ズッバアアアン!!

「ストラックアウッ!!」




ああっとまさに監督の言葉通り一段と鋭いボールを投げ込んできたミチル!
これには光さんでさえも太刀打ちできずに三振となってしまいます、本当にさっきまでの球は投球練習だったということか
どうやら思った以上にミチルの実力は高かったみたいですな…それはいいんですけど
ラスト2コマでめっちゃドヤ顔してるワタルはなんなんだお前!(えー
なんでお前が偉そうな顔してんの!?さっきまでめっちゃ動揺してたやろ!せめて監督のように冷静な分析ができてれば違ったものを
相変わらずワタルの迷走ぶりに終わりが見えませんな…どうしてこんな珍妙なキャラになってしまったのか…次回に続く!

(C)満田拓也/小学館


1月2日

・あけましておめでとうございます by 旭健

・あけましておめでとうございます!更新がスッカスカだろうと俺は毎日覗きに来ます!
 2017年も体に気をつけて更新頑張ってください!! by クロキ

・大志さん、明けましておめでとうございます!
 今年もワールドトリガーのランク戦感想をとても楽しみにしています。よろしくお願いします! by 沖縄のL

・あけましておめでとうございます by LN

・新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 by 黒魔将軍

・大志さん、あけましておめでとうございます。今年も大志さんの感想、楽しみにしています!! by 高校一年生男子

・あけましておめでとうございます。いつも楽しみに見させていただいてます。自分も大志さんと同じく音楽聞きながら
 他のことが全然できないタイプです。音楽聞きながらだと勉強はおろか、マンガ読むのもさっぱり進まないし
 頭に入らなくなってしまいます。かといって一つのことに集中力があるわけでもないという・・(笑)
 長くなりましたが、今年もお身体に気をつけて頑張ってくださいm(_ _)m by タケト

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします
俺が大晦日に書いたことについてフォロー的なコメントを送ってくれてありがとうございます。
「更新がスカスカだろうと毎日見に来ます」とか言ってもらえて嬉しいです

ただ、この好意に甘えることなく今年はもう少しうまくやっていきたいですねー
去年のうちのサイトに足りなかった部分を、今年はもうちょい埋めていけたらなーと今なんとなく思ってます。
とりあえずそれが2017年の目標ですかね



アニメ感想:DRIFTERS(ドリフターズ) 第7話「カオスダイバー」

さて今回のドリフターズですが、ジャンヌ&ジルドレが豊久たちの命を狙って攻め込んでくるという内容でしたね
今回の話で印象的だったのが、豊久が井戸の中でジャンヌに頭突きをぶちかますシーンが
原作より遥かにとんでもねー威力になってたことでしょうか



まず原作での頭突きシーンを見てみると、かなり勢いよく頭突きしていますがそこまで現実離れしてないというか
現実でも頑張ればできそうなイメージですけど、ここがアニメだと凄いことになってて
豊久が頭突きした瞬間にその衝撃波で井戸の水が吹き上がって
パワーゲイザーのようにぶっとい水の柱ができる
というとんでもないことになってました



そう、こんな感じで。この場面は本当ならGIF動画にしたかったんですが
いま俺が実家に帰省中でGIF動画が作れなかったので静止画で勘弁してください(えー
なんにしても、頭突きの衝撃波でこんな水の柱が発生するとか九州男児の戦闘力はどうなってんねん
驚愕せざるを得ませんでしたね。こいつら人間のレベルをはるかに超えてるよ!

あと今回の話で個人的に語っておきたいのはジルドレですね。
今回のジルドレの役割としては、豊久たちの敵として登場して激闘の末に命を落とすわけですけど
初めてジルドレを見る人からしたら、どういう奴なのかよく分からなかったんじゃないかと思うんですよね

ジルドレの戦いぶりを見ていくと、まずは与一と1対1で戦って何発もの矢をあちこちに食らうわけですが、
まるで意に介さず不死身のように戦い続け、さらにその後は与一の援護にやってきた大勢のエルフ族と戦い、
数え切れないほどの無数の矢を全身に受けるわけですが、普通なら致命傷のはずがまるで効いている様子がなく、
さらにその後はサンダンス・キッドとも戦い、ガトリングガンの猛烈な弾幕を受けて下半身を吹き飛ばされても
残った上半身だけで這いずりながら戦おうとするという、とんでもない不死身っぷりを見せつけたわけですよ

しかし、そんな不死身のジルドレも最後には、何かに気づいて空を見上げた途端、
ニィ…と微笑みながらついに息絶えてしまう
わけですよね。あれほどの不死身を誇ったジルドレが
なぜ急に笑って死んでいったのか、初見の人はここがよく分からなかったんじゃないかと思います

まずジルドレが最後に見たものは何かっていうと、
ジャンヌが飛行竜に助けられて戦線を離脱していく姿なんですよね
要するに「ジャンヌの命が助かった」ということに安堵して死んでいったわけで、
今までジルドレを突き動かしていたものは、「すべてはジャンヌのために」というジャンヌへの強い気持ちだったということですよ

もともとジルドレがどんな人物だったかというと、かつてジャンヌが活躍した戦争で共に戦った仲間であり
それはそれはジャンヌのことを敬愛している戦士だったそうです。
しかしジャンヌが魔女として囚えられ処刑されてしまってからは、まるで気でも狂ったように殺人を繰り返すという
とんでもない外道に成り果ててしまった男なんですよね

ジルドレの犯した罪がどんなだったかと言いますと、幼い少年を次から次へと誘拐してきては
その少年にひどい拷問をかけながらホモセックスを繰り返し、少年が死体になってしまっても構わずホモセックスし続けるという
完全にキチガイのショタホモ殺人をひたすらに繰り返したんだそうです
ジルドレのせいで犠牲になった少年の数は、数百人とも千人以上とも言われていますね
ただ、そこまで狂った殺人をやり続けたことについて、ドリフターズのジルドレはこう呟いているわけです



「ジャンヌは天国へは行かず、魔女として火刑にされ地獄に落ちた。
 ならば俺も地獄へ行こう。地獄に行くようなことを沢山しよう。向こうで待っていてくれジャンヌ」
というのがそれで、狂ったようなショタホモ殺人を繰り返したのも、「ジャンヌと地獄で再会する」という目的のためであり
すべてはジャンヌを思っての行動だったと語っているわけですよ

現実のジルドレも同じ理由で殺人をしてたのかはともかく、ドリフターズのジルドレはこういう奴なわけで。
それほどジャンヌに対する思い入れが強い男だから、今回の話でもその気持ちを原動力として戦っていたわけですね
どんな致命傷を受けても不死身のように戦う執念、それはすべて「ジャンヌのため」という気持ちから生まれるものであり、
最後にはジャンヌが無事に戦線を離脱したのを見届けて、安堵しながら死んでいったというわけです

そんなジルドレが今回事切れる瞬間のセリフが「ジャンヌはもはや乙女ではない。きっと地獄に行く。
ならば今度は俺が先に行って地獄で待つ。ジャンヌ、良い旅を」
だったわけで
ジャンヌの「良い旅」のために戦い、ジルドレはそれをやり遂げたから
地獄で待つために死んでいった
というわけですね

それにしても、「もはや乙女ではない」というジルドレのセリフ、
ジャンヌが変わり果ててしまったことに失望して言ってるのかと思いきや、全然そうじゃなくて
乙女じゃないからジャンヌはきっと地獄に行く。
俺も地獄に行くからまた会えるのが楽しみ
みたいな意味で言ってるのが
相当歪んだ愛情持ってますよね…ほんとあんたは狂気の塊ですわ…次回に続く!

(C)平野耕太・少年画報社/DRIFTERS製作委員会




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