4月30日

ジャンプ感想:ワールドトリガー 第146話「玉狛第二M」

《香取隊長ベイルアウト!ここで決着!最終スコア7対1対1!玉狛第二の勝利です!》



さて前回、ついにユーマが葉子を仕留めて玉狛が勝利したわけですが、
終わってみればかなりの点差がついた結果になりましたね。柿崎隊と香取隊が1点しか取れてない中で
玉狛だけ7点も取ってるという荒稼ぎっぷり。まあ生存ボーナスの2点が加わってるというのもありますけど
それを抜いたとしても5点も取ってますからね。完全に玉狛の一人勝ちな結果になったと言っても過言ではないでしょう

《さて、今回の試合を振り返ってみていかがだったでしょうか?》

《玉狛の新技が山盛りだったな。初見であれと当たった香取隊と柿崎隊は
 ご愁傷様としか言いようがない》

《玉狛の勝ちパターンができてましたね。戦術で有利を取って最後まで倒し切る。
 まともに3対1で当たれば、柿崎隊は空閑隊員を落とせたと思いますが、
 ワイヤーとシールド無視の狙撃があることで、柿崎隊は相当意識を散らされた。
 砲撃での追い込みからすべてが、空閑隊員が有利を取るための
 戦術と言っていいでしょう》

《玉狛がエース以外弱いってのは前から言われてたが、
 ”だから自分が強くなってエースの負担を減らそう”じゃなくて、
 ”だったらもっとエースを強くしよう”っていうのがあのワイヤーの持つ意味だ。
 割り切ったいいトリオンの使い方だと俺は思うね》

そして今回の試合を振り返ってどうかということを、出水と時枝先輩が語ってますが
やはり真っ先に口から出てきたのは玉狛についての話ですね。いかに玉狛の新戦術が効果を発揮したか語る2人ですが、
この話を聞いて俺が一番注目したポイントはどこかっていうと、時枝先輩が言ってる
「柿崎隊はまともに3対1で当たっていれば、ユーマに勝っていた。
 しかしワイヤーと狙撃に邪魔されて上手くいかなかった」って部分ですよ



これは本当にその通りだと思うわけです。まず3対1で戦うっていう柿崎隊の判断は、全然間違ってなかったと思う。
その形で戦うのは、ユーマを倒すためにすごく有効な方法だと思うんですよ。なんでかと言ったら
この間の戦いで、東隊がまさにその方法でユーマを封じ込めたからですね



この東隊の戦い方は、風間さんの解説でも「3対1で確実にユーマを落とせばいい」と言われていたくらい
充分に勝ち目のある有効な戦法だったと思います。実際にこの時のユーマは、3人揃ってる東隊の陣形をまったく崩せなくて
じわじわと削られていく一方でしたからね。だからこの時のままだったら、今回も3対1になった時点で
ユーマは柿崎隊に負けていたと思うんですよ

そう、この時のままだったら。でも今回のポイントは、玉狛はこの時のままじゃなくて、大きく変わっていたってことなんですよ
オサムのワイヤーと千佳ちゃんの狙撃が加わったことで、ユーマを今までのように封じることはできなくなっていたと。
実際、ザキさんはユーマと戦っている最中に「空閑を捕まえきれねえ!ワイヤーが邪魔だ!」
ワイヤーの存在がいかに邪魔か語っていたし、それに千佳ちゃんの狙撃についても
虎太郎がまさにそれを食らって落とされてしまいましたからね



つまり俺が言いたいことは何かっていうと、柿崎隊の戦い方は間違ってなかった。
「今までの玉狛」が相手だったらそれで勝てていた。
しかし「新しく変わった玉狛」にはそれだけじゃ勝てなかった
ってことなんですよ

柿崎隊にとって誤算だったのは、玉狛の新戦術が事前にわからないまま
初見でいきなり戦うことになってしまったってことだと思います。おかげで何も対策できなかったですからね
出水もさっき「初見であれと当たった柿崎隊はご愁傷様としか言いようがない」って言ってましたし
まさにその通りだと思うんだよなぁ…そういう意味じゃついてない試合で、柿崎隊が負けたのも仕方なかったと思いますね

《敗れた香取隊と柿崎隊についてはいかがでしょうか?》

《柿崎隊は照屋ちゃんがいい働きしたな。
 鉛弾狙撃の防ぎ方を見つけて、奥の手の鉛弾ハウンドまで引き出した。
 今後玉狛と試合するチームは、照屋ちゃんに感謝することになるだろうな。
 鉛弾ハウンドは初めて食らったらかわせねーだろあれ》

《柿崎隊は全体的に、普段通りやれてたと思いますね。
 ですがやはり3人の陣形にこだわって、
 雨取隊員を押さえるのが遅れたのが敗因じゃないかなと思います》

そして柿崎隊についてのコメントを求められる2人ですが、「いい働きをしてた」「普段通りやれてた」
2人とも柿崎隊のことを誉めるところから入ってますね。玉狛に敗れてしまった点についても、出水としては
「初見であれを食らったらどうしようもない」という風に、あまり柿崎隊に落ち度はなかった感じの言い方をしていますね
ただ、その一方で時枝先輩は「やはり雨取隊員を押さえるのが遅かった」と、判断の遅さを指摘してますが…



いやいや時枝先輩…ほんとその指摘に関しては異議ありですよ!!異議あり!!(えー
スナイパーを押さえる判断が遅いって、それは本当に柿崎隊の落ち度だと言われなきゃいけないものなんでしょうか
前にも言ったことですが、そもそもなぜ香取隊と柿崎隊が連動したのかと言ったら、
「千佳ちゃんを押さえる役割」
「ユーマを押さえる役割」
2つのチームで役割分担するためだったわけじゃないですか

そして柿崎隊はユーマを押さえる役をやることになったわけで。その役をこなしたうえで
千佳ちゃんを押さえる役も柿崎隊がやれっていう風に言われてしまったら
連動した意味が全然ないじゃないですか。すべて柿崎隊だけでやらなきゃダメって、
そんな連動作戦を無視した指摘をされても俺は納得できないんですよ

たとえばですよ、俺の気持ちを説明するには桃太郎でたとえると分かりやすいと思うんですよ(えー
どういうことかっていうと、桃太郎のストーリーでは一番最初で
おじいさんが山へ芝刈りに、おばあさんが川へ洗濯に行くっていうシーンで始まるわけじゃないですか。

今回、おじいさんが柿崎隊、おばあさんが香取隊っていう風に考えると、おじいさんはちゃんと山へ芝刈りに行ったわけですよ。
そして自分の仕事をちゃんとやったわけですが、おばあさんの方はというと川へ向かう途中で
近所のオサムくんに話しかけられて、そのままオサムくんに構ってしまって時間を潰して
ぜんぜん川に行かなかった
わけなんですよ。そのことに気づいたおじいさんが、
「こりゃいかん!こうなったらワシが代わりに川へ向かうぞ!」と急いで川へ向かったわけですが、
時すでに遅く桃太郎はどんぶらこっこと流れて行った後だった
っていうようなバッドエンドになってしまったわけですよ。

で、そんなバッドエンドになった原因は何かってなった時に、時枝先輩が言ったことは
「おじいさんが山で芝刈りをすることにこだわって、
 川へ向かう判断が遅れたのが原因だと思います」
てなことを言ってると思うんですよね。おじいさんの判断が遅いせいでこうなったと。
それを聞いてて俺が思うのは「いやいやおじいさんは悪くないやろ!」ってことなんですよね
どうしておじいさんがそんな無茶なこと言われなきゃいけないのかと。どう考えてもおじいさんより
おばあさんが洗濯サボッてオサムくんと遊んでたのが原因やろと思うんで…

そんなおばあさんのことをスルーして、おじいさんがもっと早く川に行くべきだったと言うなら、最初からおばあさんをアテにせずに
山へ芝刈りに行くのも、川へ洗濯に行くのも、全部おじいさんが1人でやるべきって
話になってしまいますよね。あまりにも無茶な要求だと思いますよ時枝先輩…
一体どれだけおじいさんを酷使すれば気が済むんや…(えー

「悪かった、充の言う通り俺のミスだ…
 もっと早く安全策を捨てて、お前たちを自由にさせるべきだった」




ところがそんな話を聞いたザキさんは、「充の言っている通りだ…」と時枝先輩の指摘を真に受けてしまいます
いやいや全然そんなことないですって!川へ洗濯に行かないクソババアが全部悪いんや!(えー
それともう一つ俺としては気になることがあるんですよね。それが何かっていうと、仮に時枝先輩の言うように
もっと早くザキさんが仲間を切り離したとして、それで本当に柿崎隊が有利になるのか?ってことなんですよ

というのも、柿崎隊が仲間を切り離したら、ユーマと戦うメンバーは当然2人に減ってしまうわけですよね。
そんな状態でユーマと戦うっていうのは非常に危険だと俺は思うんですよ。実際、劇中でも柿崎隊のメンバーが2人になった結果

1人減って空閑隊員が
かなり楽になった
1人減った柿崎隊は
やや苦しい展開になった

っていう風に、繰り返し柿崎隊が不利な展開になったと言われてるわけで。
柿崎隊が早めに仲間を切り離してしまったら、結局これと同じことになると思うんですよね
ユーマとの戦いが苦しくなって柿崎隊は自分の首を締めてしまうっていう。

わざわざそんな苦しい状況を作って、本当に柿崎隊が有利になるのかとすごく疑問なんですよ
それにさっき、「3人の状態なら柿崎隊は、まともに当たればユーマに勝てる」と言われてたぐらい
3人揃ってさえいれば、やりようによっては充分に勝ちが狙えるというほど
柿崎隊にも勝ち目があったわけで。それをわざわざメンバーを2人に減らして、
自分から苦しい状況を作ってしまうことが、本当に正しい判断なのかと思うんですよ

それにさっきも言った通り、スナイパーを狙いに行くのは柿崎隊じゃなくて香取隊の役目なわけですから、
その役目を奪ってまで柿崎隊が動くっていうのは、あくまでも最終手段だと思うんですよ
香取隊がどうしてもダメだった時、仕方なく柿崎隊が動くしかないっていう最終手段。それって早めに判断することじゃないと思うんですよね



そして、さっきの話を聞いた仲間たちがどう答えたかというと、
「早めに判断したとしてもどうかな」
「鉛弾狙撃を見る前に言っても結局やられてたと思う」
「3人で戦う陣形がうちの強みです。簡単に捨てないでください」
てな感じのことを言っていますね。要するに、早めに仲間を切り離しても勝てたとは思えないと。
俺と同じことを言ってるわけですよ、3人連携の強さを捨てて安易にスナイパーを狙っても、それで柿崎隊が勝てたとは思えないと。
この辺がちゃんと分かってるあたり柿崎隊はみんなしっかりしてるなと思いますね
それぐらい今回の柿崎隊は、別に判断ミスをしたわけでもなくちゃんと戦っていたと思うわけです

じゃあそんな柿崎隊に足りないものは一体なんだったのかというと、
それは新しい戦術を取り入れること、以前よりも変化するということ
なんじゃないのかなと個人的に思います

なんでそう思うのかというと、今回の試合でずっと俺が気になっていたのは
「柿崎隊と香取隊が対戦するのはずいぶん久々」って何度も言われてたことなんですよ
以前の試合では柿崎隊が負けたけど、あれからかなり時間が経っているからどう変わったか分からないと。
実際に麓郎なんかはそのことを気にして警戒していたわけですが、じゃあ実際に柿崎隊が「以前とは違う」って部分を見せられたかというと
正直それはほとんどなかったと思うんですよね

解説には柿崎隊のことに詳しい時枝先輩がいたわけですが、その時枝先輩がこの試合を振り返って最初に言ったことは
「柿崎隊はいつも通りにやれてましたね」ってことだったわけで。そう、いつも通り。
それは逆に言えば、今までとあまり変わってなかったってことだと思います。
「玉狛は新技が山盛りだったな」って言われてたのとは対照的だと思うんですよね
大量の新戦術を用意して、今までと大きく違う姿を見せた玉狛に対して、柿崎隊にそういう部分があったかというと
それはすごく少なくて、あったとしてもたったひとつだけだったなと思うんですよ



それはザキさんが仲間を切り離したシーンですね
これを見た時枝先輩も「今回は違いますね」と言っていたくらい、今までとは違うことを明示したシーンです。
でも、「今までとは違う柿崎隊」の描写はその1つぐらいしか見当たらないので、それだけじゃあまりにも少ないと思うし
玉狛の大幅な変化に比べたら些細なものでしかないと思うんですよね

なにしろ玉狛は、「オサムがスパイダーを覚えた」、「千佳ちゃんが鉛弾狙撃を覚えた」っていうだけじゃなくて
それに合わせて立ち回りを全て変えてきたっていうぐらい、
非常に多くの変化を遂げていたわけですから。

たとえばオサムですが、今までは1人で無理に突っ込んで点を取ろうとするイノシシ的な面がありましたが
今回はそれをスパッと改善して、無理せず引いて時間を稼いだり、仲間への援護を徹底したりするような立ち回りに変化してましたからね



俺に言わせれば、最初にユーマへの援護射撃をした時点で、今までのオサムとは違うって
気持ちで見てましたよ。今まではオサムがこんな風にユーマに援護する場面って、実はほとんどなかったですからね
それに変化したといえば、麓郎を倒したあの置き弾トラップもそうですよ。

以前犬飼に使った時は、片側だけに弾を配置して防がれてしまったので
今回は両側に配置して防がれないように仕留めるっていう風に、戦法を変えてきてますからね



変わったといえば千佳ちゃんもそうですよ、今までは敵と戦わずにひたすら隠れながら土木工事をするだけの存在だったわけですが
今回は積極的に敵と交戦して狙撃でどんどんプレッシャーをかけていくという風に、戦い方そのものが変わってましたからね。
さらに狙撃だけに留まらず、切り札の鉛弾ハウンドまで用意していて、
今までよりも圧倒的に戦闘員としての存在感が増したわけで。もはや別人と言っていいくらいに立ち回りが変わったと思います

それにユーマにしてもそうですよ、オサムや千佳ちゃんの援護能力が上がったことで
ユーマ自身もそれに合わせて2人の力を使って戦うようなシーンが増えてましたね



たとえば虎太郎を仕留めたこのマッスルスパークのシーン。
こんな風に虎太郎を上空に打ち上げてしまえば、千佳ちゃんが狙撃を決めてくれると信じての行動ですよ
実際に千佳ちゃんはそれに答えて狙撃を決め、2人の連携によって虎太郎を撃破したわけで

それにオサムのワイヤーを利用して柿崎隊と戦った場面にしてもそうですね
もしこれが、ワイヤーのない状況で今まで通りの戦い方だったら柿崎隊が勝っていたわけですが
ワイヤーの存在を最大限に利用することで、柿崎隊を翻弄し有利に戦いを進めたっていうね



あとは最後に葉子を仕留めた技にしてもそう、これは影浦が使っていた「マンティス」という技なわけですが
それを今回新たに習得して最後の決め手にしたわけですよ。だから玉狛っていうのは本当に
「新戦術が山盛りだったな」っていうぐらい何もかもが変わっていたわけで
それは柿崎隊の小さな変化とは比べ物にならないくらい大きな変化だったわけです。
2つのチームでこれほど結果に差がでたのは、そういう違いによるものなんじゃないのかなと思いますね




ただですよ、柿崎隊は今回の試合に負けたことで、
この画像のように新たな陣形、新たな戦術を考え始めたわけですよ
これからちゃんと変わっていくことを選んだわけです。だからこのチームは大丈夫だと思います。
みんな本当にしっかりした考えを持っているし、今はB級下位で伸び悩んでいても
いつか必ず大きくジャンプアップして上に行けるチームだと思う。
あとは最後の仕上げとして大志Mk−2が加入すれば完全に無敵になると思うね(えー

《香取隊はなー。香取ちゃんの調子が悪かったな。
 香取ちゃんが暴れて他の2人がフォローするのがいつもの戦法だけど…
 今回は香取ちゃんが暴れるほどのチャンスがなかった》

《良くも悪くも香取隊長しだいのチームですからね》

そして話題が変わって香取隊についての話になりますが、「香取ちゃんの調子が悪かったね」の一言だけで終わらされてしまうという
なんとも哀れなコメントになってますね。さっきの柿崎隊は誉められるような部分もありましたが、香取隊はそういうのがないという。
まあ俺としても「葉子の才能だけのチーム」って感じで誉めようがないしな…(えー

あと出水が「今回は葉子ちゃんが暴れるほどのチャンスがなかった」って言ってますが、
この言い方だと今回はついてなかったからチャンスもなかったみたいに聞こえますけど、
俺はそれに関しては玉狛や柿崎隊がチャンスを与えなかったってことだと思いますね

玉狛も柿崎隊も、常に自分のチームが有利を取るために考えて動いているから、
何も考えてない香取隊は、この2チームのいいようにやられてしまって、ずっとチャンスを掴めないまま
不利で苦しい展開ばかりがずっと続いてしまったという。そしてここから上のチームというのは、
そういう相手ばかりになるんじゃないかと思うんですよ

香取隊の甘い立ち回りが通用するのは格下のチームにだけで、強いチームになればなるほどしっかり戦術を理解しているだろうから
そんな相手と戦ってもチャンスをまるで作らせてもらえず、香取隊はいつまで経っても上に行けないんじゃないかと思います
今までずっと壁に阻まれていたのもそういうことだと思いますね

「…もうやめる…ボーダーやめる」

「葉子ちゃん…そんなこと言わないでよ」

「負ければ負けるほど自分が嫌いになるもん。だからやめる」



そして葉子の様子はというと、もうすっかり自暴自棄になって「もうやめる」と言い出したり、「玉狛むかつく」と泣きわめいたり
小学生みたいなことばかり言っていました(えー
なんていうか本当に子供の反応やな…スプラトゥーンやってて思うんですけど、子供のプレイヤーって
自分の思い通りにならないとすぐこうやって投げ出すんですよね

たとえば試合の途中でも、ちょっと不利になって相手に押し込まれたりすると
「こんなのつまんない!もうやめる!」みたいに投げ出して、捨てゲーしてる光景を本当によく見かけます
そういうのを見て俺が思うのは、ちょっと不利になったらもう投げ出すのって
考えてプレイしてないからそうなるんじゃねーかなと思うんですよ。
なぜなら考えてプレイしてる人間っていうのは、試合が不利な流れになったとしても
「どうすればここから勝てるのか」ってアイデアが湧いてくるから、
試合を投げずに最後までちゃんと戦う
ってことなんですよ。

これはね、「最後まで諦めずに頑張れ!!そうすればきっと勝てる!!」みたいな
ムキになって闘志を燃やすとかそういうことじゃなくて、
「今は不利だけど、ここでこうやって相手を押さえれば勝ち筋を作れる」みたいに
平常心で状況を理解しながら最後までちゃんと勝ちを目指せるってことなんですよ

で、そんな風にプレイして、時には負けてしまうこともあるけど、そういう場合は
「今回は勝てなかったけど、次はここを改善してみるとどうだろう」みたいに
改善して強くなるってことができるんですよね。これってまさに玉狛や柿崎隊がやってることじゃないですか




柿崎隊は今回の試合で負けて、玉狛はこの間の試合で負けたわけですが、その結果どちらのチームも
「じゃあこの部分を直そう」って改善のアイデアを出し始めたわけじゃないですか
ちゃんと考えてるプレイヤーっていうのはそれができるんですよ。だから負けたとしても、その経験を糧にしてどんどん成長できるわけです

その反面、何も考えてないプレイヤーっていうのは
負けから何も得ることができないんですよね。
ただ単にイライラして「思い通りになんない!!もうやだ!!」って気持ちになって、投げ出すだけで終わってしまうという。
そこで終わってしまうタイプの負け。次につながらない負け。今の葉子の姿はまさにそうなっていると思いますね

「葉子ちゃん…もうちょっとだけ頑張ってみようよ、
 葉子ちゃんが玉狛にムカつくのは、きっと玉狛がうらやましいからだよ」

「…!」

そして葉子のことを説得するために、「きっと葉子ちゃんは玉狛がうらやましいんだよ」と語りかける雄太。
それに対して麓郎が「…!」と反応してるのが興味深いですね。なんでかって言ったら
麓郎はまさに玉狛をうらやましがってましたからね



こんな風に、しっかりと作戦を立てて試合に臨んでいる玉狛を見ながら、自分たちが全然それをできていないのを気にして
すごく歯がゆそうにしていたので。試合前にも「もっと真面目に作戦会議に参加しろよ!」って、葉子に不満をぶちまけてましたしね
だから麓郎にとって玉狛っていうのは、まさに理想のチームでうらやましいんだろうなって思います

その一方で、葉子にとってはどうなのかっていうと、これは玉狛が理想でうらやましいっていうより
玉狛が自分を追い抜いていったのがくやしい、ねたましいって感じだと思います
自分が今まで壁に跳ね返されて、それをずっと気にしたり「壁を超えるのってほんと大変でやんなるわ」みたいに言ってた中、
新しくやってきた玉狛が当然のようにそれを超えてしまったのを見て、
「ムカつくんだよ玉狛!ポッと出の新顔のくせに!」ってイライラしてるという。
葉子の方は、そういう意味で玉狛のことをすごく嫉妬してる感じだと思いますね

「玉狛みたいに工夫して、作戦立てて、勝てるようになろうよ。まだ全然遅くないよ」



そして最後は、工夫や努力が苦手な葉子に対して、優しく「一緒にがんばろう」みたいに説得するシーンで幕を閉じるのでした。
まあなんというか、それだけ考えることが苦手なんだったら
とりあえず「勝ち続ける意志力」を読むべきやなとしか言えねーな…(えー

努力の仕方や工夫の仕方、考えることの重要さ、すべてこの1冊の中に収まっているので
もう香取隊の悩みなんぞあっという間に解決するというか、香取隊は結局
勝ち続ける意志力を買ったらそれだけで強くなると思いますね(えー  次回に続く!

(C)葦原大介/集英社


4月25日

ビッグガンガン感想:ハイスコアガール第48話



(大野さんとの大勝負…絶対に負けたくない…!
 バーチャファイター2…これは家庭用で叩きのめされた…
 斬紅郎無双剣…は、まだ全然自信がない…
 ストゼロ2…これもまだ対戦慣れしてない…大野さんに確実に勝つゲームを…)

さて前回、ハルオの彼女の座を賭けて、大野さんとの最終決戦を行うことになった日高さんですが
今回の冒頭ではこうして、「じゃあ私が確実に勝つゲーム選ぶわ」と自分の有利なゲームを必死に探していました
おいおいおい!後くされなく決着をつけるための最終決戦で何そんなセコイことしてんねん!!
お互いにフェアな真っ向勝負をするのかと思ったら、始まる前から汚い手使う気満々か!!(えー

そもそもなんで日高さんがゲームを決める流れになってるんだろうか…
前回の話だと確か、「そろそろ決着つけようぜ」「望むところよ」みたいな会話しかしてなかったと思うけど…
よくわかりませんが、とにかく日高さんは自分でゲームを決める気のようで、色んなタイトルを見ながら頭を悩ませていました

(大野さんの予想を裏切るゲームにすべき…?
 たとえばサイバーボッツ…だめ…実は私自身がやったことない。
 モータルコンバット…いやいや、究極神拳のコマンドを1つも覚えてない。
 大江戸ファイト…いやこれはちょっと…)

って、大野さんの意表を突こうと考えるあまり、自分も全然やったことないゲームばかり選ぼうとしてしまう日高さん!
完全に策に溺れるパターンじゃねーか!セコイことやろうとするからこんなことに!
意表をついて勝とうなんてセコイ真似はやめて、自分がもっと胸を張って戦えるゲームを自信を持って出せばいいのに。
騙し討ちみたいなことをして勝ってもなんにもならないと思いますよ

『うぬは、どうしても勝者になりたいか』

『!!』



っていきなり豪鬼キター!!なんや一体!?悩める日高さんの前に突然現れたのはなんと豪鬼!
「そんなにまでして勝ちたいか」みたいなことを言ってますが…これはもしや、セコイ勝ち方をしようとする日高さんに対して
そんな勝ち方をしてなんになるということを言いに来たってことですかね?

なにしろ豪鬼といえば拳を極めし者なわけだし、さっきから日高さんがぜんぜん極めてないゲームで戦おうとしてるのを見て
「恥と知れい!!」みたいなことを言いに来たんじゃないでしょうか
どうせなら極めたゲームで堂々と勝負しろと、豪鬼はそう言いたいんじゃないかと思うんですが…

『わ…私は…どうしても…勝ちたい!』

『ならば力を貸そう。我が拳に敵なし!!
 うぬの灼熱波動拳で、恋敵を燃やし尽くすがいい…!!』

ってアレー!?なんか話が思わぬ方向に!?
おいおいおい!日高さんを説得する役で出てきたのかと思いきや、「我の力を力を貸してやろう」みたいなこと言って
日高さんを修羅の道へと引きずり込む豪鬼!灼熱波動拳で燃やし尽くせっていうのはもしかして
スパ2Xの灼熱ハメのことですか!?あの極悪ハメを使って勝てと!?
え、これってもしかして、スパ2Xで反則みたいな強さを誇った豪鬼を使って勝てっていう
悪魔のささやきだったんですか!?なんてこった!説得する役かと思ったら完全に逆じゃねーか!

(勝者は1人…100%勝ちに行く…!)

てなわけで、もう完全に容赦なく豪鬼で勝ちに行く気になってしまった日高さん。ああ…
やはりというか選んだゲームはスパ2Xですよ。この時の豪鬼は隠しキャラで、それはもう凶悪な強さを誇っていたので
それを使って勝つってことなんでしょう、俺に言わせればそこまで堕ちたか!!って感じですけども…

(緊張して手が震える…豪鬼の出し方は分かってるつもり、キャラ選択画面で…)

プロロッ



「ぐあっ!!失敗した…!!」

って茶リュウキター!!アホだー!!なんとここで隠しコマンドを失敗してしまう日高さん!
豪鬼を出す隠しコマンドをミスると、こんな風に茶色カラーのリュウを選ぶハメになってしまうんですよね
当時のゲーセンでは、この「コマンドミスって茶色リュウ使ってる人」をとにかくいっぱい見かけたっけなあ
ちなみにウメハラは、あえてこの茶リュウを使って大会に出るとかやってて
「茶リュウといえばウメハラ」みたいなイメージもいまだに根強く残ってますね

「…」

(こ、これは…大野さんも豪鬼を!?ちょ、ちょっと待って…
 にわか仕込みの私のリュウじゃ、大野さんの豪鬼には絶対勝てない!
 こ…殺される…)

ってその時、豪鬼コマンドをミスった日高さんの姿を見て、「私が手本を見せてやるよ」と言わんばかりに
大野さんも豪鬼コマンドを入れはじめることに!それを目にした日高さんは完全にビビりまくってますね
「逃げるんだぁ…か、勝てるわけがない…」とばかりに、戦う前からもう戦意喪失してますよ
ああ、豪鬼を使って勝とうなんてセコイこと考えるからこんなことに!因果応報ですよ!

プロロッ



ってこっちもミスしてんじゃねーか!!お前ら一体なにやってんねん!!
すべての決着をつける最終決戦だというのに早くも泥試合となっております
このままリュウ同士で戦うのかと思いましたが、さすがにこれは2人とも乗り気になれなかったようで
いったん仕切りなおしてキャラ選択からやり直すことに…

(落ち着かなきゃ…大野さんも豪鬼を使うってことは、
 それなりに対等な勝負にもつれるはず…)

「…」

プロロッ

「え!?ザンギエフ!?」

(大野さん知ってるの!?ザンギエフと豪鬼のダイヤグラムを…
 豪鬼9のザンギエフ1…豪鬼10でザンギエフ0って声もある…
 それぐらい絶望的なキャラ差なのに…)

って、キャラ選択をやり直した結果、今度は豪鬼を使おうとせずにザンギエフを選んだ大野さん!
ザンギは大野さんの持ちキャラですからね…しかし豪鬼との相性は最悪と言われているようで、
ダイヤグラムで言うなら9:1とか10:0ぐらいに、豪鬼が圧倒的有利な勝負になってしまうと…

ダイヤグラムで9:1って言ったら相当なもんですよ!?そもそも8:2ぐらいの組み合わせでも
「無理ゲー」だとか「始まる前から詰んでる」って言われるぐらいなのに
9:1はそれ以上なわけだから、「最初から勝てないように作られたゲーム」っていうぐらいに終わってる組み合わせかと…
10:0はもうあれですね、もはや「勝てない」って言葉すらも超えた何かって感じですよね(えー
もはや勝負すること自体に意味がないというか、100%間違いなく負けることが運命で決まっているというか
そんなレベルの概念じみた書き方ですよ。そこまで終わってるのが豪鬼VSザンギエフの戦いだそうですが…

(でも…私は容赦しない…!100%勝てる勝負がそこにあるなら獲りに行く!!)

「…」

(斬空波動拳、斬空波動拳!絶対に近づかせない!)

そしていよいよ2人の勝負が始まりますが、ザンギ相手でもまったく容赦なく勝ちに行く日高さん!
実際に豪鬼とザンギが対戦してる動画(リンク先2:10以降)がありますが、これを見てみると
豪鬼が逃げながら斬空波動拳を撃ってるだけでザンギは本当に何もできなくなっちゃうんですね
これがダイヤグラム9:1と言われる所以でしょう。斬空でザンギは完封できると。
豪鬼がスキを見せなければザンギ側は本当にどうしようもない戦いになってしまうようです

「…」

(姑息だと、卑怯だと言われてもいい…勝利の先に矢口くんがいるのなら…
 私はAkumaにだってなれる…!!)



そんなガン逃げ斬空をやりまくってる時の日高さんの姿がこれでした
ああ、「悪魔に魂を売った」ならぬAkumaに魂を売った状態になっとる!!(えー
なぜなら豪鬼は海外での名前がAkumaですからね。日高さんはもはや勝つためならどんな汚い手でも使う気のようで…

というか前回、日高さんは大野さんと戦う前に「大野さんの殺意の波動を感じる…」とか言ってましたが
結局のところお前の方がよっぽど殺意の波動に目覚めてるじゃねーか!!(えー

 
 
 

あと今回の日高さんの姿を見ていて思ったのは、仮にこれで勝ったとしても
ハルオはそんな日高さんの姿を見て悲しむんじゃないのかなってことですかね
そもそもなんでハルオが大野さんのことを好きなのかと言ったら、1人のゲームプレイヤーとして尊敬に値するからで
「やっぱり大野はすげえや」って気持ちが根底にあるからだと思うんですよ

そんな一方で、反則キャラの豪鬼を使ってガン逃げしながら斬空波動拳を撃ちまくるという日高さんの姿を見てしまったら、
おそらくハルオは



こんな顔になってしまうんじゃないかと思うんですよ。
「うわ、何この寒いプレイングは…」みたいなね。日高さんはプレイヤーとしてのタブーを犯しちゃってるわけだし
「プレイヤーとして尊敬できる」っていうのとまったく逆に行っちゃってる気がするんですよ

勝ちたいって気持ちがあまりに強すぎて歪んでしまってるというか。この間のハルオとの三本勝負でも
ゲームを楽しんでるのがハルオ、楽しんでおらず勝ちたいだけなのが日高さんっていう風に対比されてましたが
それは今回も同じなんじゃないかなと思いますね。さっき大野さんがザンギを選んで、日高さんが豪鬼を選んだのも
そういう差が出てるんじゃないかなと思います

あと最後にもうひとつ、「大野さんに勝つために禁じ手を犯してでも勝ちに行く」っていうのは
第一話の時点でハルオがやってたことですよね



そう、大野さんのザンギに勝つために、待ちガイルやら投げハメやら最低な凶悪プレイを連発して戦ったわけですが
ただ、今のハルオはこの時とは全然違うプレイヤーになってると思うんですよ
そんな汚い手を使わずに、クリーンに強くなりたいと思って努力しているプレイヤーになってると思います

実際に、ハルオが単行本3巻でスト2の大会に出た時に
「待ちガイルや投げハメに頼らない方法で勝とう。
 大野に誓った強さはそんな強さじゃないからな、これが俺の成長した生き様だ!」
って言ってましたからね。要するに一番最初はド汚いプレイをしていたハルオも、大野さんとの交流を通して
そんなプレイをしているようじゃダメなんだってことに気がついて、
まっとうに強くなることを目指して頑張るようになったってことだと思うんですよ

だから今の日高さんっていうのは、一番最初にハルオが犯したあやまちと
同じことをやっちゃってる
んだと思います。そんな日高さんを今のハルオが見たら
「あんな汚いプレイをして勝ってもなんにもならないよな」って気持ちになると思うんですよね…
それぐらい日高さんは進むべき道を間違えていると思いますが、果たしてこの先どうなるのか…次回に続く!

(C)押切蓮介/スクウェアエニックス


4月24日

・プレイボール2の更新くっそ早くて大感謝です!!!以前、キャプテンを読み始めたとコメントさせてもらったものです!
 丁度今、丸井がキャプテンになった所まで読み進めたんですが、もしかしてこのまま谷口は引退して、
 キャプテンにはもう出ないんでしょうか?個人的にはイガラシ、谷口が一番大好きなキャラなんで、
 もしそうならちょっと残念です…(´・ω・`) by クロキ

ふむ、丸井がキャプテンになった後に谷口の出番はどうなるのかってことですが、
実は谷口はそのまま「キャプテン」にはもう出てこなくなるんですよね
ただ丸井が「俺は誰がなんと言おうと谷口さんの決めたオーダーで行く!!」とか
「俺の先代のキャプテンだった谷口さんって知ってるか」とか、谷口の名前を出して熱く語るようなシーンはありますね

「谷口は好きなキャラなのでいなくなるのは寂しい」っていう気持ちは俺も分かりますよ
キャプテンの中で一番好きなキャラは誰かと聞かれたら、谷口って俺も答えますからね
ただ谷口がいなくなった後も、キャプテンはちゃんと面白い作品に仕上がってるので
そのまま読み続けることをオススメしたいですね

たとえば丸井キャプテン時代の話はですねー、まあとにかく最終戦が熱いんですよ
キャプテンの中での最大の死闘と言えるのが、丸井キャプテン時代の最終戦ですからね
俺にとって一番好きなキャラは谷口ですが、「一番好きな試合は」と言ったらこの試合を挙げますね
特に最後の決着シーンなんかは見ててこみ上げてくるものがあって…

あとイガラシキャプテン時代の話なんですが、この時期は一番絵が綺麗な時期だと思うんですよね
キャプテンって全体的にちょっと絵がアレな時があったりするんですが、イガラシキャプテンの時期はそれがないんですよ
それにモンスターペアレントの話とか出てくるのが興味深いですよねー、学校にまでやって来て口を出す親のシーン。
今にして思えば。なかなか時代の先を行ってるよなと思います

それと時代の先を行ってるといえば、なんといっても近藤キャプテンの時期ですかね
この時期の話ですごいのは、ブラック企業体質を改善してホワイト企業に変わろうっていう風に
現代になってようやく言われ始めた話をいち早く取り入れたってことですかね

会社にたとえて言うなら、今までの墨谷っていうのは深夜までの残業が当たり前だったわけですよ
遅くまでの残業が毎日続いてずっと酷使されて、あまりの負担で体を壊す社員も多かったわけですが
そんなブラック体質の改善に乗り出したのが近藤キャプテンなわけで
社員が定時に帰れるようにしたり、パワハラを減らして穏やかに社員に接したり、覚えの悪い社員も粘り強く育てたり
現在で言うところの最先端のホワイト企業へと転身させたっていうのが近藤時代だと思うんですよね

俺も子供の頃は近藤キャプテンの良さが分かりませんでしたが、会社員になってみると
「なんて良い上司なんだろう…」って一番理想の上司に思えるのが近藤ですね

そんなわけで、谷口が抜けた後もキャプテンには数多くの見どころがあるわけですよ
丸井時代、イガラシ時代、近藤時代とそれぞれ違った良いところがあって、充分楽しめる作品になってると思いますね
それに、どうしても谷口の姿が見たければプレイボールを読めば見られるので、
ちゃんとかゆいところに手がとどくようになってると思います



・こんばんは大志さん、気温が上がるにつれ雨の降る日も増えてきましたね。
 四月も中頃に入り私が所属する高校の生物部にも新入生がはいってきました。高校自体は大して
 名のない高校ですが生物部は専門的で熱意のある顧問の指導によって魚(ヒラメ、クエ等)16種類、
 昆虫などを7種類飼育しており、自慢ではありませんがちょっとした水族館ともいえる設備を揃えています。

 しかし新入生が入ったことはとても嬉しいのですが新入生13人に対し私達二年生の世代は不作だったので
 頭数が5人しかおらず、3年生は引退しているので、毎日の業務をこなしながら5人で13人の指導をしなければなりません。
 報連相を徹底して皆で情報を共有する、飼育作業のマニュアルを確立して新人でも作業が分かりやすいようにする等の
 施策を考えていますが、今までこんな責任ある仕事の中で後輩の指導をしたことがないので、
 私に後輩の指導なんてできるのかと不安で一杯です。

 厚かましいとお思いでしょうが、もし大志さんなりに新人の育成でアドバイスなどがおありでしたら
 お教え頂けないでしょうか。 by アセロラ

ふむ、部活の後輩を育てるにはどうしたらいいかってことなんですが、
「報連相を徹底して情報共有する」とか「作業マニュアルを確立する」とか
会社みたいなことやっててすごいな!?

正直聞いててビックリしましたわ、そんなにしっかりした生物部って珍しいんじゃなかろうか
なにしろ報連相とかマニュアル作りとか、会社でもよく言われることですが、それができてない部署もいっぱいあるので…
つまり今回の質問は、会社で言うなら新入社員が入ってきたらどんな気持ちで育てるか?って聞かれてるようなもんですよね
それについて俺が言えるのは赤ん坊を育ててるような気持ちになるといいってことですかね

どういうことかっていうと、たとえば赤ん坊に対して
「なんでこんなことも知らないんだ!!」とか「なんでこんな簡単なことが出来ないんだ!!」とか
そんな風に怒ったってしょうがないじゃないですか
赤ん坊に対して何を無茶な要求してんだと。赤ん坊は何も知らないまっさらな存在で、まだ何もできないのが当たり前なんだから
いちいち細かいことで怒鳴ったりせずに、優しくじっくり育てるのが大事っていうね

あとはまあ、やっぱり人によって覚える速さも違うって点も重要ですよね
たとえば1回言えばもうそれだけで覚えられる人もいる。その一方で何回言ってもなかなか覚えられない人もいるわけです
前者がウメハラの姉ちゃんで、後者がウメハラ本人みたいなもんですね(えー

そういう時、覚えの悪い後輩に対して「アイツは使えねー奴だよなー」みたいに見捨てたような態度を取ってるようじゃ
ダメな先輩だなって思うんですよ。後輩を育成する気が全然感じられないなと。
使えるとか使えないとか、そういうことばっか気にしてる先輩って、結局のところ
後輩に教えるのをめんどくさがってるだけで、「教える」ってことを真剣に考えてないんですよ

だから自分の手がかからないような、要領のいい後輩を欲しがってばかりいるわけで。
でもね、そんな都合のいい後輩なんてそうそう入ってくるもんじゃないんですよ。そんなことで選り好みしてたってしょうがないんです
たとえばさっき、「後輩は赤ん坊みたいなもの」って話をしましたが
「ウチの赤ん坊はなんか要領悪くて使えねーガキだな」とか言って
育児放棄してる親がいたらどう思います?
クズみたいな親だと思いませんか?
育てるってことをあまりにも軽視してると。使えないから見捨てるって、育てる側の勝手なひどい行為だなって俺は思うんですよ

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社

そういえば食戟のソーマで、中村くんがこんなこと言ってましたよね
「料理人にも性格の差異があり、成長するスピードも違う。それを考えずに教育を放棄するのは暴力的だ」って。
この一言だけを切り取るならめっちゃ正論だと思います。この一言だけならね。
この言葉の通りに誠実に生徒たちを育てるんだったら、中村くんは良い教育者になっただろうと思いますねー

ちなみに、そういう育て方を実際にやってるのが青山学院大学の原監督だと思います
駅伝で青学をめちゃくちゃ強くした監督ですよ。この人の教育方針として、生徒みんなに同じ教え方をするんじゃなくて
生徒それぞれに違う練習メニューを組んでいるそうですね。具体的には、生徒たちそれぞれに
「半歩先の目標」を立てさせるそうですよ。
頑張ればちゃんと実現できるような、その生徒の少し先にある目標を立てさせて、
それを繰り返すことで生徒を成長させていくんだとか。

この人の実績は本当に凄いと思うんですよねー、なにしろ青学といえばここ最近
箱根駅伝で3年連続優勝してるわけだし。それまでの青学なんてまったく優勝に絡んだことがなくて
今まで一回も優勝したことがなかったそうですからね。原監督が就任して、きっちりチームを「育てた」結果、
青学はここまでの力が出せるようなチームへと成長したってことですよ。この人の育成論はほんと興味深いですね

あと育成論で言うなら、昔の軍人の山本五十六って人がすごくいいこと言ってるんですよねー
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、誉めてやらねば人は動かじ」
ってやつ。要するに、先輩が手本をやってみせて、詳しく内容を説明して、後輩にも実際にやらせてみて、
後輩のことを誉めてあげる
ってことをやらないと、後輩はまともに育たないってことなんですよ

これは真理だと思うんですよね…まさにこうするのが理想的な教育だと俺は思います
これぐらいやらないと本当に人は育たないと思うんですよ。誉めるっていうのもすごく重要なポイントですよね
後輩が何か仕事をやった時には、「いいね、ちゃんとできてるね」みたいに言えるだけでも全然違うと思う。
やっぱりね、誉められないとやる気なんて出ないと思うんですよ。

ガミガミ口うるさく怒るだけの先輩がいたとして、そいつに怒鳴られて前向きに頑張ろうなんて気持ちになれるわけがないですよ
怒鳴られたら落ち込むしストレスも溜まるし、「なんで俺が怒られなきゃいけないんだ」って理不尽な気持ちになって
どんどんネガティブになっていくばかりなんですよ。スラムダンクの福田とかまさにそうでしたよね

(C)井上雄彦/集英社

監督に怒鳴られ続けたことでストレスを溜め、それが原因で一度は選手としての道を踏み外してしまった福田ですが
「もっとホメてくれ」という気持ちを胸に、誉められる喜びが原動力となって再起するっていう。
「誉める」ってことは、人を育てる時にそれぐらい大事になると俺は思います。とりあえず俺の育成論はざっとこんなところでしょうかね


4月23日

ジャンプ感想:食戟のソーマ 第151話「開戦」



(私の憧れの料理人が…才波様が…幸平くんの…父親!?えーーーーーーー!?)

さて前回、ソーマの口から「才波丈一郎って俺の親父なんすけど」と明かされた中村くんでしたが、
その話に一番驚いていたのは横で聞いていたえりなお嬢様でした
目を回しそうなぐらいの大ショックを受けてクラクラしながら、見ての通りの大混乱に陥っているという…
まあ今まで一番大嫌いでゴミカスのように扱っていた料理人と、一番大好きで誰よりも尊敬していた料理人
実は親子だったっていうんだから、そりゃまあ混乱もするでしょうな…

「…ふふふ…そうか、なるほど…そういう事か…」

「…?」

「さて、どこまでが偶然で、どこからが仕組まれたことなのかな」

「何をぶつぶつ言ってんすか。とにかく今言いてーのは、あんたの革命で
 俺らがスゲェ迷惑してるってことですよ。関係ない話しないでくれます?」

そして気になる中村くんの反応ですが、なにやらクスクス笑いながら「なるほどそういう事か」とつぶやいていました
何がなるほどなのか分かりませんが、どうやら中村くんはソーマがここにいる事が「仕組まれた事」だと思っているようですね
結局どういうことなのかはいまいちよく分かりませんが…それにしても、このシーンで思わず笑ってしまったのが
ソーマが中村くんに向かって「あんたの革命のせいで俺らがスゲェ迷惑してるんですよ」って言ってるところですね
なんでそこが面白いのかっていうと、ちょうど前回中村くんがお嬢様に向かって
「寮の皆さんにご迷惑をかけていないかい?」って言ってたからですよ

   

「ご迷惑をかけていないかい?」って言ってる本人が迷惑かけまくりというこの事実。
このアホな状況を中村くんは分かっているんでしょうか、
仮面ライダーディケイド風に言うなら私は迷惑な存在なのだ!!(えー

「関係大ありだよ幸平創真くん。なぜなら僕が遠月学園に施した大改革…
 これはすべて、才波先輩を駄目にした料理界への救済に他ならないのだから」

「…?」

「見ていたまえ、戦局は間もなく一気に動く。僕はラッキーだ…
 才波先輩の息子にその光景を見せてあげられるなんて。先輩も喜んでくれるだろうな…」

とその時、自分が推し進めている改革について「すべては才波先輩を駄目にした料理界を救済するため」などと
意味深なことを言い出した中村くん。何が言いたいのかよく分かりませんが、ひとつだけ分かるのは
中村くんは才波先輩が好きすぎるあまり歪んでしまったヤンデレ男ってことでしょうか

才波先輩への思い入れこそが中村くんの原動力であり、それが改革を起こした原因にもなっているという…
単に権力が欲しいとかじゃなくて、ヤンデレ的な思考によって動いてたんやな…
どうりであれだけ病んだような教育をお嬢様に行ってたわけだ

数日後…



「第三席・女木島冬輔、第八席・久我照紀、そして…第七席・一色彗の3名は
 本日をもって遠月十傑評議会から降りてもらう。
 空いた枠には僕が選んだ生徒を任命するよ」

「…思ったより早かったですね」

「まあまた十傑の座に就きたければ10人の誰かに食戟を挑むといい。
 受ける者がいるとは思えないけれど」

ってその数日後、中村くんがやったことは自分の味方にならなかった十傑メンバー達を全員追い出すということでした
一色先輩とか久我先輩は、この間中村くんがクーデターを起こした時に仲間になってませんでしたからね
そして中村くんが実権を握った今でも、仲間になる様子がなかったから追い出したってことなんでしょう

「さらにこちらのターンは続くよ」

「食戟…ですね」

「そう。約束通りに、解体撤回を望む研究会やゼミと勝負してあげるのさ。
 この僕自慢の、セントラルの兵隊たちがね」

「それじゃ行くとするかー。残党狩りのはじまりだぜ」



ああそして、中村くんに従う十傑やセントラルのメンバー達がこうして動き出し、
中村くんに歯向かおうとする生徒たちを次々に狩っていくという残党狩りが始まってしまいました
それにしても竜胆先輩がセントラルの先頭に立って、「残党狩りのはじまりだぜー」とかニヤニヤしてるのが
残念で仕方がないな…

中村くんの悪事の片棒をかついでこんなニヤニヤしてるって、さすがにこれはいただけないと思うんですよ
この人は何者にもとらわれない自由人なところが魅力なんだから、やっぱり中村くんの配下にしてしまったのは失敗だったと思うな…
それにこの残党狩りっていうのも、「これまで一生懸命やってきた研究会を潰したくない」って頑張ってる生徒たちをぶっ潰すことなので
それをこんなニヤニヤしながらやろうとしてるっていうのがもうね…完全にただの嫌な奴じゃねーかっていう。
竜胆先輩は好きなキャラだっただけに、もったいないと思うんだよね…こんな嫌な役をやらせないでほしいよ…次回に続く!

(C)附田祐斗・佐伯俊/集英社


4月22日

サンデー感想:MAJOR 2nd 第87話「うそだ…!!」

「あ、会えないってどういうことですか!?光はただの脳しんとうで、
 大丈夫なんじゃなかったんですか!?」

さて前回、遠路はるばる群馬の光さんの家までやって来たものの、
「光には会えないから帰ってくれ」と寿也からまさかの対応を受けてしまった大吾たち。
そして今回は、もちろん「はい分かりました」と納得なんてできずに、どうして光さんに会えないのかと
寿也に対して必死に食い下がっていました。そしてそれに対する寿也の返答は…

「…君たちにはもう少しハッキリしてから伝えようと思ってたんだが…
 光の意識は戻ったが、まだ体は動かせていない。
 ぶつかった時に首をやってしまって…家族以外は面会謝絶なんだ」

「そ、そんな…光君、治るんですよね!?」

「…わからない…まだ首から下も動かせない状態じゃ…何もわからない」



ってうわああああああ!!なんと光さんの容態は想像以上に酷かったらしく、
首から下が動かなくなってしまい、家族以外は面会謝絶というとんでもない事態に!
光さん自身もそのことに絶望しているのか、すっかり目が死んだようになってしまって
もはや別人みたいな顔になってるじゃないですか!!



参考までに元気だった時の光さんの顔をご覧ください。別人すぎる…
目の輝きが完全に違いすぎる…まさか光さんがこんな寝たきり生活になってしまうとは
もしかすると今後の展開は、運動ができなくなった光さんの分まで大吾が1人で頑張っていくとか
そういう感じのストーリーになるんでしょうか?

(…ウ…ウソだ…ウソだぁぁぁぁぁぁっ…!!)

2ヶ月後…

「みんなお疲れさん!今日のお別れ試合で、
 6年生は本当に最後のドルフィンズのユニフォームになった。
 別れは惜しいが、みんなここでひたむきに白球を追った経験を誇りに、
 この先もがんばってくれ!」



「「「はい!」」」

「結局来なかったな大吾のやつ…」

「ああ、何度か説得はしてみたんだが…光の事故を自分の責任だと思って、
 相当ふさぎ込んでるからな…もう二度と野球はやらないとまで言ってるらしい…」

って、それからしばらく時間が飛んで2ヶ月の時が流れますが、ドルフィンズメンバー達のお別れ会にも大吾は姿を現さず、
ショックのあまり今でもずっとふさぎ込んでいるようで…それにしでも大吾が「もう野球やめる」って言い出すのって
これで一体何回目だよ!さすがに何度も繰り返しすぎだろ!
今回の出来事がショックだったのは分かるんですが、こう何度も野球やめまくるのはさすがに「またか」って思ってしまうぞ…

それとドルフィンズのお別れ会が終わってしまったということは、
卜部やアンディの出番はもうここで終わりということなんでしょうか?
いやいやちょっと、せっかくここまで主要キャラの一角として扱ってきた2人なのに
2人の悲願だった東斗ボーイズとの決着は光さんのケガでうやむやになっちゃったし
大吾との別れについても、大吾がふさぎ込んだまま顔を合わすことなくお別れ会やって終了って
さすがにそれはあんまりじゃないですか!?こんな形で卜部とアンディのドラマは終わるのか!?
もうちょっと何かあってもいいと思うんですが…チームを卒業してしまった今、果たして大吾と関わりを持つことはあるのか…

「じゃあ俺…今日はもう寝るよ…」

「あ、うん…おやすみ」

「まだ8時なんだけど…なんなのあいつ。もうずっとロクに口もきかないし暗いし、
 いつまであの調子なんだか」

「しょうがないでしょ、あんなことがあったんだから…」

「ねえママ、そろそろあいつと部屋別にしてよ。辛気くさいあいつが同じ部屋にいると、
 気が滅入って勉強に集中できやしない」



一方その頃、大吾はというと本当に生きる気力をなくしてしまったかのような毎日を送っており、
母ちゃん達もどう元気づけていいのか分からず、戸惑うことしかできないような状態になっていたようです
まあ姉ちゃんの方は、戸惑うというよりも「いい加減うざいんだよ」ってイラついてるだけみたいだけど…

というかこの姉ちゃんの反応はさすがに酷いだろ!光さんが大吾と激突して救急車で運ばれていくシーンを
姉ちゃんも目撃してたし、それが原因で光さんが病院で寝たきり生活になったことも聞いているだろうに
「いつまでそんなこと気にしてんの?辛気くさくて邪魔なんだけど」
とか言い出してこんな汚物を見るような目を向けるとか、どんだけ冷血なんだよ…
姉ちゃんは俺のお気に入りキャラだったけど、今回のこの冷たい対応についてはさすがの俺も引いたわ…

ピロロン♪

「あ、LINEだ。カスミンかな?」

「もう、またそんなことばっかりやってないで、ちゃんと勉強しなさいよ」



ってそんな中、姉ちゃんのLINEにビッグダディからの連絡が!
ビッグダディって言ったらそりゃもちろん吾郎からの連絡ってことでしょうね
これまでずっと海外で単身赴任していた吾郎ですが、それがいよいよ家に戻ってくるっていうことか
今作になってから吾郎はまだちゃんと登場してませんが、果たしてどんな姿で出てくるのか…次回に続く!

(C)満田拓也/小学館


4月21日

ジャンプ感想:ワールドトリガー 第145話「玉狛第二L」

《照屋隊員、障害物を縫って少しずつ雨取隊員へ近づいている!》

ビギュンビギュン!

(近づくほど狙撃が正確になる…!あと一発…あと一発だけかわせれば…!)

さて前回、葉子に関する過去話が色々と語られたわけですが、今回は場面変わって照屋さんの描写となっていますね
千佳ちゃんに向かってじりじりと距離を詰める照屋さんでしたが、近づくにつれ千佳ちゃんの狙撃が正確になり
避け続けるのも限界に近づいているようで、「あと一発かわせれば」というところでなかなか動けずにいました



いやー気持ちは分かりますよ。スプラトゥーンでも上手いチャージャー相手に障害物を盾にしながらじりじり近づいて、
「あと一発かわせば倒せる」っていうところまで来たとしても
こっちがうかつに動いた瞬間、即座に撃ち殺されますからね

相手が下手なチャージャーだったら、こっちが強引に前に出ても外してくれるかもしれませんが、
上手い人ほどそんな甘い動きは通用しなくなるので、何か距離を詰める工夫が必要になるってわけです
これと同じ話はウメハラ漫画でも語られてましたね

 
 
 
 

「相手の対空ミスを期待してジャンプする」とか「相手の防御ミスを期待して技をぶっぱなす」とか
相手のミス前提の立ち回りというのは甘えた動きであり、強い相手になればなるほどそういう甘えは通用しなくなるっていう。
ちなみに中洲が言ってる「甘えが通用しない相手」っていうのは太刀川さんのことですね

ストUチャンプの太刀川さん。おそらくワートリの太刀川さんのモデルであろう人ですよ
このレベルになると一切の甘えが通用しないっていうのは、ワートリもストUもスプラトゥーンも一緒だと思うんですよね
だから上を目指したいのであれば、こういう時こそ無理に突っ込まず、工夫した動きが必要になると思うわけですが…

ダッ!

《照屋隊員が出た!雨取隊員までもう隠れ場所はない!
 純粋に反射と技術の勝負になります!》



って無理に突っ込んだー!!な、なんやとー!?
なんとその時、うかつにも障害物から飛び出して千佳ちゃんへの突撃を始めた照屋さん!
「隠れ場所もないので、純粋に千佳ちゃんが当てるかどうかだけ」って、これじゃ工夫もなく危ない場所に突っ込んで
ただ千佳ちゃんが外すのを期待するというまさに甘えた立ち回りやないかい!!(えー

甘えやでこれは!甘えやでー!ここに来てなんという甘えを見せてしまったんでしょうか照屋さんは
こんなことをして柿崎隊の名に泥を塗るつもりですか!?(えー
俺の柿崎隊に所属していながらなんという醜態!柿崎隊は全員すばらしいメンバーだと思っていたのに…俺の勘違いだったのか…

ビギュン!

《撃った!》

(空中に出る一瞬を狙って…)

(照屋ちゃんにグラスホッパーはない。当たるぞ)

ああそして、照屋さんがジャンプした瞬間にそこを狙いすまして狙撃する千佳ちゃん!
「ジャンプした瞬間が一番狙撃を当てやすい」ってスプラトゥーンでも言われてますしね
あとはドラゴンボールでもヤムチャが似たようなこと言われてたなあ

無意味にとびあがっては
いけませんねえ…
あいての攻撃が
とてもかわしにくい

っていう風にね。照屋さん…20年前のジャンプですでにこう言われてるんやで…
同じジャンプに掲載していながら20年前の漫画に遅れを取ってもいいんですか!!(えー
照屋さんしっかりしてくださいよ!このまま終わってしまうなんて…このまま終わってしまうなんてー!!

ガキンッ!!

《これは!?建物の破片で防御!!シールドで防げなくても
 この手があったか!この距離は照屋隊員の距離だ!!》

って終わらなかったー!!(えー
なんとその時、隠し持っていたガレキの破片で鉛弾狙撃を防御する照屋さん!
シールド無効の鉛弾を防御するために、密かにこんな対策を考えていたんですね
さらに言うなら、単純に防いだってだけじゃなくて「一発かわせれば勝てる」という前提があっての行動なので
確実に千佳ちゃんを倒すための必勝の策と言っても過言ではありません

うかつに見えた突撃も、実はこうして必勝の作戦に結びつけるための行動だったとは…
甘えとかなんとか言って本当に申し訳ございませんでした!!(えー
やっぱり柿崎隊は低レベルなチームなんかじゃなかったんや…
俺が認めただけあってすごくハイレベルな立ち回りをしてるチームだと思うわ…

「……ハウンド!」

 
 

ああしかし、次の瞬間ついに奥の手の鉛弾ハウンドを発動した千佳ちゃん!
これもまたユズルから「ハウンド使うのもいいかもね」って教えられた千佳ちゃんの新兵器ですよね
その効果は抜群で、無数の鉛弾が照屋さんに襲いかかり、とても避けきれずに照屋さんは無力化されてしまいました

何より恐ろしいのはこの弾すべてがシールド無効ってことですよね
ハウンドはホーミング性の高い追尾弾だから、避けるのが難しくてシールドで対処するのが普通なわけですが
そのシールドがこの弾にはまるで通用しないという鬼畜ぶり。相手からしたらたまったもんじゃないですよ
弾が多すぎてさっきみたいにガレキで防ぐのも無理だろうし…こんなん一体どうしたらええんや!

《鉛弾のハウンド!?照屋隊員が捕らえられ…》

ドパパパパパパ!

とその時、地面に這いつくばりながらも、千佳ちゃんに向かって銃撃を仕掛ける照屋さん!
しかしその銃撃は千佳ちゃんのシールドに阻まれ、まったくダメージを与えることができません
千佳ちゃんのシールドは他の隊員より遥かに頑丈ですしね…これは照屋さんの悪あがきに過ぎないのか…と思ったその時



《あーっと!ここで雨取隊員が落とされた!照屋隊員、技ありの包囲射撃!》

ってなんと、死角から千佳ちゃんを襲うようなハウンドを周囲に放ち、シールドをかわすように千佳ちゃんを撃破した照屋さん!
おいおいすごいな、あの状況からとっさにこんな判断ができるとは大したもんですよ
前にも言いましたが、柿崎隊の一番すごいところは判断が的確でしかも速いことなんですよね
普通の人なら戸惑ったり動揺したりして、思考が止まってしまいそうな場面でも
しっかりと考えていて即座に最適な判断が下せるっていう、そういうところが一番すごいと思います

ちなみにどうでもいいんですけど、照屋さんが千佳ちゃんを落としたシーンで
照屋さんの尻がドアップになってますね(えー



なんということだ…これだけの大活躍をしたというのに、身動き取れずに地面に這いつくばったまま
読者に尻を見せることになるとは…なんということだ…

「…ベイルアウト」

ドンッ!

《ここで照屋隊員も自発的にベイルアウト!》

《残っていても落とされるだけなので妥当な判断です》

ってそんな照屋さんですが、さすがにこれ以上は何もできないので自分からベイルアウトしてしまいました
そうですね残っていても読者に尻を見せるだけなので妥当な判断ですね(えー
ともかくこれで千佳ちゃんと照屋さんがリタイヤし、残るはユーマ・オサム・葉子の3人だけになりました
あとはこの3人の戦いがどういう結果となるかですが…

「あとはこっちだけだな」

(…アタシが残りの2人を落とせば玉狛と得点が並ぶ。
 勝ちの目はもうないけど、まだこいつらには負けてない。
 小さい方は落ちかけだし、真面目メガネは寄れば倒せる。
 1人ずつ落とす、この一瞬が…)

って、人数的には不利な状況の葉子ですが、ユーマは死にかけてるからあと少しのダメージで倒せる、
オサムは接近戦に持ち込めば倒せる
と、一気に状況を覆す手はあると頭の中で考えていました
これはなんというか…葉子にしては珍しく頭使ってますね…(えー
これまでの葉子は「どうすれば勝てるか」なんてことまったく考えてなくて、ただイノシシみたいに突っ込むだけの女でしたが

今回は違いますね

もしかしたら、ザキさんがこの試合の中で「今までと違う意外な戦い」を見せたように、
葉子もまた玉狛に刺激されて、今までの葉子とは違う戦い方に目覚めつつあるってことでしょうか

どうでもいいけど、葉子がユーマたちに向かって行こうとするこのシーン、
葉子の尻がドアップになってますね(えー



またしても尻が!照屋さんに続いて葉子の尻がドアップに!葦原先生はこういう尻ドアップのアングルが好きなんだろうか
そういえば千佳ちゃんが土下座して尻がアップになったことも前あったっけな…ひょっとしたら葦原先生は尻フェチの可能性が…

(この一瞬が勝負!!)

ドッ!!

《香取隊長突撃!》

《空閑狙いか》

そんなバカみたいな話をしてる間に、ついに最後の勝負のために突撃をしかける葉子!
葉子はすでに片足を失っているので、グラスホッパーの急加速で一直線に進むことしかできません
そんな葉子の進む先にいるのはユーマ…まずはユーマから先に狙う気か、と思ったその時!

グインッ!!



ビュカッ!!

(しまった…!ワイヤーを…!)

なんですとー!?なんとオサムのワイヤーを使って急激に方向を変え、すれ違いざまの一瞬でオサムの首をかっ斬った葉子!
これによりあえなくオサムベイルアウト!こんなに鮮やかにキルを取ってしまうなんて!しかもこれってただ単純に攻撃したわけじゃなくて、
ユーマに対して突っ込むようなブラフを見せて、さらにオサムが張ったワイヤーを利用するという
しっかりとした戦術を考えての行動だと思うんですよね
これまでのイノシシ女とは一味違う攻撃でしたよ、ちゃんと考えて動いた時の葉子っていうのはこれだけ大きな戦果が挙げられるんやな

(あと1人!!)

《香取隊長もワイヤーを利用できるならこれは…》

《いや…メガネくんはタダじゃ落ちねーよ》

ガギッ!

「!?」



とその時、残るユーマに向かって攻撃しようとした葉子でしたが、なんとその背中には
オサムが残していった置き土産のワイヤーが!
首を斬られたあの瞬間、ベイルアウトするまでのわずかな間に張っておいたというわけか
オサムがやられた後でも、ワイヤーがこうして役に立つというのは大きいですよね
まさに木虎が言っていた「あなたが落とされた後でも味方の援護ができるのよ」という
あの言葉の通りになったわけか

「あのメガネ…!!」

ビュアッ!!



ああそして、動きが止まったその瞬間をユーマが見逃すわけもなく、必殺の一撃を繰り出して葉子を仕留める結果に!
そんなわけで、健闘むなしく葉子はユーマに敗れ去ってしまうのでした
ただまあ、何も得られない無意味な負けっていうのとは違う気がしますね

やっぱりこの試合を通して、「何も考えずに突っ込むだけの立ち回りじゃ通用しない」っていうのがハッキリと感じられたし
それに最後は、ちゃんと考えて動いた結果あれだけ鮮やかにオサムを落とせたわけだし
今まではずっとオサムに手こずるばかりで、いくら時間があっても落とせなかった
ってことを考えたら、一瞬にしてオサムを仕留めたさっきの行動がどれだけ重要かってことですよ
頭を使ったかでこうも違ってくるんだから、その重要性に葉子も早く気づくべきだと思いますね。次回に続く!

(C)葦原大介/集英社


4月19日

グランドジャンプ感想:プレイボール2 第2話「意見の違いの巻」




さて前回、井口とイガラシのどっちをピッチャーにするか決めるために、ピッチングテストを始めた谷口でしたが
今回はそんな2人のピッチングの様子が実際に描かれてますね
それを俺が見ていて思うのはああ懐かしいなぁ…ってことでしょうか
キャプテンやプレイボールでお馴染みの投球フォーム、それに「シャッ」とか「ズバン」とかの効果音にしても
前作からずっと使われていたので、それを思い出してすごく懐かしい気持ちになってしまいますね。よくここまで再現したなあ

ズバン!

「よし、そろそろキャッチャーを交代する!来い井口!」

(倉橋先輩ってちょっと恐いカンジすんだよね…)

ズバン!

「もっと低めに押さえて!」

「は、はい」

ズバン!

(球質は井口の方が重い…イガラシはキレのあるタイプだ。速さは甲乙つけがたいな…)

そして谷口と倉橋でキャッチャー役を交代しながら、イガラシ達のボールにどんな違いがあるのかを観察しますが…
どうやら速さについては2人とも同じくらいで、重さについては井口のほうが上みたいですね
まあイガラシは「球が軽いことが弱点」って、前作の時からずっと言われてましたからねー。イガラシ本人もそのことを気にしてたし。

ただ、今前作を見て思うのは、イガラシって確かにそういう弱点はあるんだけど
常に考えて投げてるから、いつも相手をうまく封じ込めるんですよね
いやほんとに、キャプテンやプレイボールの投手の中で一番考えて投げてるのがイガラシだと思います
単純にボールの威力だけで言うなら井口や近藤の方が上だけど、イガラシは相手を抑えるための判断力がズバ抜けてるから
結局のところ一番失点してないのはイガラシだと思うんですよね
やっぱり単なる素質とかより考えてプレーするのって大事だよなー

「よし、次はバッターを立たせてみよう。あえて背の高い奴と低い奴がいい。
 松川!丸井!ちょっとバット持って来てくれ!」

そんな中、次はバッターを立たせながら実戦の雰囲気に近いピッチングをやらせることにした倉橋。
背の高いバッターとして松川、チビのバッターとして丸井を呼んでますね
確かに松川はぬぼーっと縦に長いノッポ体型で、逆に丸井は典型的なチビですからね



そんな極端な体型の違いがあるバッターが立った結果、イガラシたちのピッチングがどうなったかというと…

(うっ…松川さんの後に丸井さんが立つと、異様にストライクゾーンが小さく見えるぜ)

「さあ投げて!」

(よーく狙って…)

ズバン!

「急に外れたな…もういっちょだ!」

(ようし、今度は…)

パシ!

「今度は入ったが、えらく置きに来たな。もっと思い切って投げろ!」

「は、はい」

その結果、見るからにピッチングが乱れ始めたのは井口の方でした。
ストライクゾーンが小さくなったような感覚に惑わされてコントロールが悪くなったり、
次はコントロールを意識するあまりボールの威力が弱まったりと、どんどん悪循環に陥ってますね

ズバン!

「ボール」

ズバン!

「ボール」

ズバン!

「ボール」

(あ〜もう!!的が小さい人はイヤ!!)

「井口、お前なにイラついてんの?」

「えっ、べ、別にイラついてなんて…」

「ちょっとした態度で分かんの。キャッチャーがオレに変わったら球が上ずり、
 今度はバッターが丸井に変わったら急にイラつき始めたろ」



ああそして、その後もピッチングが乱れたままの井口に対し、ついにそのことを指摘し始めた倉橋。
さすが正捕手なだけだって、井口の特徴をあっさりと見抜いてしまったようですね。
今こうして丸井へのコントロールが乱れているのもそうですが、さっきキャッチャーが倉橋に変わった瞬間もそうだったと…

言われてみれば、さっき倉橋に変わった途端にボールが高くなって「もっと押さえて!」って言われてましたっけね
なんていうか井口って、相手への苦手意識を持った途端にコントロールを乱すタイプ
なのかもしれません。というのも井口って、前作の序盤の時に左打者を相手に投げるのがものすごく苦手で、
バッターが左に立っただけでまったくストライクが入らなくなるっていう特徴がありましたよね

そういうような「左打者が苦手」、「倉橋のことが苦手」、「チビな打者が苦手」っていうような苦手意識を持ちながら投げると
コントロールがどんどん乱れてしまうという…メンタル面がめちゃくちゃ投球に影響してしまうタイプのピッチャーなんだろうなあ

「お前毎日硬球握って寝てるか?寝る時だけじゃない、授業中以外は四六時中だ!
 それぐらい意識がけるということだ!お前はまだまだ
 硬球が手についてない感じがする!まさか遊びででも軟球握ってねえだろうな!?」

「え、いや…遊びぐらいだったら…」

さらに、中学で軟式をやっていた井口はまだ硬式に慣れていないということも指摘する倉橋。
「いまだに軟球握ってねえだろうな」と言ってますが、確かに井口は今でも軟球握ってるんですよね
なにしろ、前回まさに井口は中学の後輩相手に軟式のボール投げてコーチをしていたので…



こういうことをやってるから、いまだに硬球に慣れてないってことなんでしょうね
しかし倉橋のやつ、まるで超能力者みたいに井口のことをズバズバ的確に言い当ててるな…
さっきから倉橋の言ってること全部が井口にとっては図星ですよ

「おいコラ井口!お前オレにイラついてただって!?的が小さくて悪うござんしたね!」

「い、いやちょっと…」

「お前なんかまだ軟式ボーヤなんだよ!ヘタクソのくせに!」

(なんでもいいから怒らないで…)

ってそんな中、「的が小さくてイライラした」と聞いた丸井がブチ切れて
井口に対してギャースカ文句を言ってきました。うーむめんどくさい奴だな丸井、これ以上事態をややこしくすんなと言いたい
こうなると「なんでもいいから怒らないで…」って思ってる井口がなんだか哀れに見えてきました

結局のところ後輩を怒鳴るっていうのは、後輩を萎縮させたりやる気をなくしてしまう行為だと思うんですよね。
実際井口がそうなってるし。そもそもさっき、井口が倉橋に対してコントロールを乱したのも、
倉橋がすぐ怒るから「倉橋センパイって恐い」って意識を井口に持たせてしまった
のが原因なわけだしな…そういう意味じゃ倉橋の方にも非はあったと思うんですよ

俺が思うに、先輩がやるべきなのは後輩をただ無意味に怒鳴りつけるんじゃなくて、
後輩がちゃんと力を出せたり成長できるような環境づくりをすることだと思うんですよね
これはスポーツだけじゃなくて会社とかでもなんでもそうだと思うんですよ
後輩にダメなところがあるからって、ギャーギャー怒鳴ってさらに後輩のパフォーマンスを下げてしまうっていうのは
先輩として絶対やっちゃいけないことだと。後輩のことをもっと伸ばすような配慮を持つのが大事だと思うんですよね

「勝負しろ!オレと勝負しろ〜ッ!!」

「え!?」

「オメーが硬式をなめくさってるってことを分からせてやる!」

「おいおい丸井…」

「いや、いいよ。勝負してみろ」

そんな中、頭に血が上った丸井は井口と勝負してコテンパンにしてやると言い出しますが、
谷口はそれを見て「いいじゃん2人で勝負してみてよ」と意外なことを言ってますね
この丸井との勝負が、井口の力を見極めるためのいいテストになるってことでしょうか?



どうでもいいけどそんなラストシーンはまた谷口の赤面で終わってますね
またか!またこのホモっぽい赤面で終わるのか!この赤面はやっぱりコージィ城倉のクセみたいなもんなんだろうか…
「なんでそこで赤面!?」みたいなシーンが多いから、読んでて結構とまどってしまうぜ。次回に続く!

(C)ちばあきお・コージィ城倉/集英社


4月18日

2日前にも書いたばかりですが今日もモンスト感想書きたいと思います
というのも、新しく追加されたクエストが個人的に「ええやん」って感じだったので、それについて語りたいんですよね
今回の新クエストは、報酬で手に入るドロップモンスターがどれもいい感じだなーと思ったので。



まずはこれですよ、スペースコロニー・ツチノコ。アビリティが飛行とアンチ重力バリアなので
地雷とバリアを無効化できるっていう優秀な能力を持ってますよね。これがどれだけ強いかは
クイーンバタフライ使ってる人なら分かると思います
ほんとクイーンバタフライはあらゆるクエストに出せるから、ツチノコもそれと同じくらい活躍の幅が広いんじゃないかと
個人的には期待してますね。

必殺技が貫通変化というのもいい。ボス戦でも火力が出せるし、いざという時の雑魚処理にも使えるので
貫通変化っていうのは「無難だけど強力な技」だと個人的には思ってます。
まあ4ターンの貫通変化は決定力なさすぎて頼りないけど、ツチノコは18ターンなのでなかなかの破壊力が期待できるんじゃないかな

あと友情コンボが爆発ってのもいいですね。ドロップモンスターは基本的にみんな友情コンボが貧弱なので
どうせ貧弱なら爆発を持たせてくれた方がありがたいなって思います。
爆発は他の味方の友情コンボを誘発できるから、味方に強力な友情コンボを持ってるキャラがいれば
そいつらの力を引き出して活躍できますからね。てなわけでツチノコはかなり使えそうだなと思ってます



次にギャラクシーサーペント。飛行とアンチダメージウォールのアビリティを持っているので
地雷とダメ壁を無効化できるモンスターですね。つまりラファエルとかダルタニャンと組んで戦えるので
この2人をよく使う俺としては、ありがたい奴が出てきたなーと思います

ちなみに今までは、ラファエル達と組ませる時はアルティミシアを使ってたんですけど
アルティミシアは光属性なせいか、属性で有利が取れずにいまいちパワー不足な感じがしたので
水属性のギャラクシーサーペントなら、火属性にぶつけた時にもう少し火力が出せるかなぁと思ってます

しかしアルティミシアとギャラクシーサーペントって見れば見るほどそっくりな能力してんな…
アビリティも必殺技も同じだし、違うのは友情コンボくらいか



それとギャラクシーサーペントの神化バージョンがこちら。アビリティの飛行がなくなったかわりに回復Sがついてますね
これはこれで強力なので、さっきのバージョンと使い分けて両方使っていきたいくらいですね
普段ラファエル使ってて思うんですけど、このゲームって回復持ちがいるとマジで安定するんですよ

回復持ちがいないパーティって、ライフを回復できるかどうかはアイテムが運よく湧いてくれることに期待するしかないっていう風に
完全に運が絡んでしまうので安定しないんですが、アビリティで回復が使えるキャラがいると
毎ターンの回復が可能になるので、パーティの安定感が格段に上がると思うんですよね

たとえばドラクエで戦士・武闘家・魔法使いあたりのキャラだけでパーティを固めてたら、そりゃ攻撃面では強いだろうけど
それだと回復役が誰もいないから、手痛いダメージを食らった時には一気にパーティが崩れると思うんですよね
だから僧侶とか勇者みたいに回復役がいれば安定すると。それと同じことだと思います

というかギャラクシーサーペントって、要はラファエルの持ってる回復・対ダメ壁・対地雷って3つのアビリティを
2つにして2人で分けたって感じなんですね。だからラファエルのお供として連れて行くには、どっちもかなり相性がいいと思います



ちなみに俺の使用回数は、ご覧の通り明らかにラファエルを一番多く使ってるので
ギャラクシーサーペントがお供になってくれればめっちゃありがたいですね

そして最後にケサランパサラン。まあ能力的にはツチノコやギャラクシーサーペントに比べたら微妙なんですが
絵柄がかわいいという利点があるので育てたいと思います
特にこの小さい宇宙船みたいなやつに乗ってる絵が可愛い。これは育てたいですわ

てなわけで、ツチノコ、ギャラクシーサーペント、ケサランパサランと、新しく追加されたクエスト3つとも
俺としてはじゃんじゃん攻略して、ドロップモンスターを集めていきたいって感じですね
で、さっそくツチノコとかを攻略し始めてるわけですが、これって星5以下の限定クエストで
また黒瀬もゆるの時みたいにエポカが最適正って言われてるんですね



またか!またエポカか!なんやねんホンマに!星5以下の火属性クエストが出てきたらなんでもかんでもエポカか!
と思いながら実際にプレイしてみたわけですが…思ったこととしてはあっこれはエポカだわ…って感じですかね(えー
まずそもそも、黒瀬もゆるの時に何故エポカがダメだったのかというと、必殺技の使いどころがなかったからですよ

エポカの必殺技っていうのは敵を遅延させる効果で、これを黒瀬もゆるに使ってしまうとポーションの出現まで遅延させてしまって
そのせいでポーション切れを起こし、溶岩にボーボー燃やされてピンチに陥るという、
エポカの技のせいでパーティがピンチになるっていう仕様だったからなわけですが

でも今回のツチノコでは逆に、エポカの遅延技がすごく役に立つんですよね
なぜなら時限爆弾のようなザコキャラがわらわら出てくるので、そいつらが爆発する前にエポカが遅延技を使うことで
爆発するまでの時間を延ばすことができるわけです。かなり痛い爆発なので、これはかなりありがたいんですよ

さらに言うと、ザコと一緒に出てくるボスも強力な全体攻撃技を持ってるんですが、
ザコ処理を優先してると、ボスを削り切れなくてこの全体技を食らってしまうってことになりがちなんですが
その全体技もエポカで遅延できるので、今回はエポカの遅延技がとにかく役に立つんですよね

それにステージギミックとしても、ツチノコのステージではワープと反射制限が出てくるんですが
エポカはアンチワープの貫通キャラだから、そのギミックにも完全対応できる
というぐらいの圧倒的な適正ぶりを発揮してるわけですよ

だから今回に関しては、もう完全にエポカが適正って感じですね。悔しいけどね…
まさかこれほどのエポカ適正クエストが出てくるとは…まあこんな風に書くと俺がエポカをないがしろにしてるみたいですけど
こう見えて俺はエポカに特級のケガ減りの実の食わせてるからな!?



そんじょそこらのエポカよりよっぽどいいもの食わせてるからな!?
多分、大半のエポカ使いはそもそもエポカに実なんて何も食わせてないことでしょう。俺のエポカはひと味違うんですよ
大志Mk−2はエポカ使いとしても一流ということをツチノコ戦で見せてやりますよ(えー


4月17日

・いつも感想を楽しみに見ています。今回はワートリの話を。
 ワートリについては大志さんと私はかなり意見が違うので「こういう見方もあるのか」と見ていたのですが、
 一旦気になったので拍手をお送りしました。ワートリ世界はかなり進んだ未来と認識されておられましたが、
 どの辺からそう見られましたか?私は「トリガー関連技術をボーダーが手にしている以外は現代日本と同じ」と
 思っていたのですが。(他に進んだ技術を見た記憶がないので) by 夕凪

・ワートリ感想お疲れ様ですー。「体育も図工も音楽も華より成績いいし」だけで葉子のセンスの高さが表現されてるとは、
 自分は全然そこまで読み取れてなかったので、大志さんすごいなーと思いました。
 >色々とテクノロジーが発達してる世界だから、俺たちの時代より数十年は先だろうと思うんですが
 ワートリの1巻読んだ感じだと、(トリガー技術の凄さを除けば)普通の現代日本の世界観だと思ったんですが、
 何か凄いテクノロジー描写ってありましたっけ? by n

このコメントはどっちもあれですね、俺が「ワートリの舞台は現代より数十年先」って書いたことについて
「なんでそう思ったんですか?」っていう内容の質問ですね。まあ俺がそう思った理由は簡単で、
「ワールドトリガーとは、葦原大介による近未来SFアクション漫画っていう宣伝文を
あちこちでよく見かけるからです。ワートリが宣伝されてる時って結構この言葉が使われてて、
そういう光景を何度も見たから、ワートリといえば近未来って感じで、てことは数十年は先なんだろうなーって意識が
すっかり刷り込まれたってわけです




・今回もワートリ感想読ませていただきました、大志さんが前々から説いていた連携力の重要さが
 これでもかというほど示された回でしたね。大志さんのラウンド4感想での
 「連携さえすれば修でも格上を倒せる」の言葉が身に染みて分かりました、本当にすごい読み込みだと思います。
 >こいつら足ブレードのそういう使い方を知らないんだろうか
 舐めプの葉子はともかくしっかりログをみている王子も足ブレードをしなかったので
 あの技はメジャーな技ではなく木虎のここぞというときの奥の手なんじゃないですかね?
 あまり他人に手の内明かす性格には見えないので一部の人しか知らない技なんだと思います。 by アセロラ

ふむ、木虎の足ブレードって作中でどれくらいの知名度があるんでしょうね
葉子も王子先輩もスコーピオン使いなのに、足を切られた時に使ってなかったということで
あんまり知名度がないのかもと言われてますが、ただ俺の意見としてはけっこう有名なんじゃねーかなと思ってるんですよ
なんでかって言ったら、この間の鈴鳴第一との試合の時に太刀川さんがでかい声で喋ってたから(えー



ユーマと村上が戦ってるのを見て、「木虎が最近使ってる足ブレード」って会場のみんなに喋ってたから
これ聞いてた人間は「へーそんな使い方があるんだ」って思ったんじゃないかなと。
まあ「最近使い始めた」ってことだから、スコーピオン使ってる奴らがみんな使えるほどメジャーな技じゃないってことは
確かみたいですけどね




・更新お疲れ様です。ワートリ感想いつも楽しく読ませてもらってます。
 それはそうと香取隊への評価が思ったより温くて少し驚きました。もっとズバっと厳しめになるとばかり…。 by イカ焼き

え、「香取隊への評価がぬるいと思った、もっと厳しくなると思った」ってマジですか!?
俺としては「考えなしに突っ込むだけのイノシシ」やら「作戦を理解できないチンパンジー」やら
「俺が華だったら「あんたなんか助けるんじゃなかった!!」って号泣するレベル」とか
相当きついこと書いちゃって香取隊ファンに刺されたらどうしようと思ってたんですが(えー

これでもぬるいっていうのは予想外だったな…どんだけ厳しく書いてほしかったんですか
まあ俺があと香取隊に言いたいこととしては、とにかく華を手本にしろってことぐらいですよ
それだけでもう香取隊の問題って一気に解決すると思う。葉子がなんにも考えずに戦って不利になってばかりの問題も、
華みたいにちゃんと考えて判断するクセをつければ解決するだろうし

それに麓郎の「努力してるのに結果が出ない」って問題もそうだと思うんですよね
俺に言わせれば、麓郎の努力に足りないものをちゃんとやってるのが華だと思うわけなんですよ




どういうことかというと、この間の幼い華が勉強してるシーンで
親の言うとおりそのまんま鵜呑みにして勉強するんじゃなくて、
自分で考えて必要だと思った勉強も他にやってる
と語っていたわけですよ。
これなんですわ…麓郎に足りないものはこれなんですわ…

麓郎は「俺は犬飼先輩に教えてもらったんだよ!でもダメだったんだよ!」みたいなこと言ってましたが、
ただ教わったことを鵜呑みにしてるような努力の仕方だとそうなると思うんですよ
ただ教わるって以外に、自分の頭を使って努力するってことをやらなきゃ、結局のところ伸びていかないと思うんですよね


試合中の判断力とか見てても、華は何度もチームの窮地を救うような的確な判断をしてるのに
麓郎がそういうことをするシーンってなんにもなかったですからね、明らかに2人の判断力に差があるなと思うし
それだけ差がついてる理由は、普段からちゃんと考えて努力してるかどうかってことなんだろうなって思うんですよ
だから葉子にしろ麓郎にしろ、華を手本にすれば一気に伸びると思うんですよね…雄太はどうなのか知らんけど…(えー



・そういえば大志さんはスプラ2を買う予定ありますか・・・?
 なんだかアクション性が増してて私はプレイする自信ないです・・・ by 田んぼ道

え、なんかスプラ2に対してすごい消極的な意見ですが、俺はもちろん買いますよ!
そのためにわざわざニンテンドーSwitch買ったんで!今もスプラ2に備えて1で練習してますしね
2と1で大きく違うのは無敵スペシャルがなくなったってことで
1で無敵スペシャルを使いまくってた俺としては、立ち回りを変えないと2では通用しないなと思ってるんですよね



で、とりあえず今練習で使ってるのはスプラシューターでして、これについては射撃性能もボムの性能も1からほぼ変わらないし
スペシャル技ももともと無敵じゃないから、練習するのにはうってつけだなと思ってやってるわけです。
そんな練習を始めてから結構経ってますが、俺的にはまだまだだなって感じですねー

何しろ今まで使ってたわかばシューターと全然戦い方が違うというか、
わかばシューターは射撃性能が弱いから撃ち合いに持ち込まれた時点で負けみたいなもんで
とにかく撃ち合いを避けながらボムで牽制したり、高い塗り能力を活かしてあちこち塗って有利を作ったり
スペシャルゲージが溜まったら無敵のバリアで攻め込むっていう戦い方になるわけですが

スプラシューターはそれとは逆で、射撃性能が高くて撃ち合いにかなり強いから
自分からどんどん撃ち合いに持ち込んで積極的にキルを稼ぐ武器なわけですよね
あとボムの仕様もわかばと全然違って、ボム1発だけ投げても敵を倒せないから、ボムの後に敵を追い込む動きが必要になるし
塗り能力はわかばと比べて低いから、塗りだけやってると負けるのでどこかで相手を倒しに行くべきだし
スペシャル技に無敵がついてないから、無敵に頼った立ち回りでは通用しないっていう風に

本当に何もかもが違うので、今までとは180度立ち回りを変えるって意味で、かなりやりがいがありますね
スプラ1だと無敵スペシャルがとにかく強いから、それがないスプラシューターは辛い環境なんですけども
ただね、そんな環境で練習するっていうのも個人的には満足で
なんでかっていうと練習してるとウメハラの言葉がすごく頭に浮かぶんですよ

ウメハラがよく言ってるのが「目先の勝ちだけを拾っても意味がない。もっと先のことを考えて練習するべき」って
ことなんですが、今のスプラ1で無敵に頼ったプレイをするっていうのは、まさに目先の勝ちを拾ってるだけのプレイですよね
2では無敵がなくなるってことが分かってるんだから、そのことを考えたら無敵に頼らずに戦う練習をするっていうのは
「先のことを見据えた練習」なので、まさにウメハラの言ってる通りのことだなって思うんですよ

あともうひとつは、「強くなるには変化することが大事。今までと違うことをどんどんやっていくべき。
積極的に変化した結果、たとえ一時的に勝率が下がったとしても、そんなの一切気にしなくていい」
って
ことなんですよ。そう、今までやったことのないスプラシューターで戦うことで、
俺の勝率は正直言って下がったわけですが、そんな目先のことは気にしなくていいってことなんですよ

目先の勝率なんぞ気にするなと。今までやってなかったことをどんどん試していけと。
そうすることで強くなれるってことをウメハラは言っているので、俺的にスプラシューターの練習をするってことは
えも言われぬ満足感があるわけですよ(えー  もはや練習するのが快感なレベルですね…
というわけで、2に備えてどんどん練習していきたいし、環境が変わるっていうのも俺としては望むところですね






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