・こんにちは。いつもいろんな感想を楽しく読ませていただいています!
 恋愛観などの話が特に面白くて、私は告白とかしたことがないのですが、いつも色々考えています。
 ところでもうすぐ実写化されるかぐや様は告らせたいと言う漫画ですが、読んでいますか?
 あの漫画は、サイト主さんの恋愛観とはだいぶ違いそうなのですが、キャラ一人ひとりが魅力的で、
 話が意外と丁寧なのに展開が読めなくて、どういう展開になるのかちょっと不安な話でもいつも綺麗に締めてくれます。
 もしよかったらレビューお願いしたいです!

どうもこんにちは、「かぐや様は告らせたいのレビューをお願いします」とのコメントなので
今日はリクエスト通りにそのレビューをやろうかと思います。というかこう書くと最近来たコメントに返信してるように見えますが
実はこれって半年以上前のコメントに今やっと返信してます(えー
「もうすぐ実写化される」って書いてある部分を見ると俺がどれくらい放置してたのかよくわかりますね

いやほんとすいません、いつかそのうちレビューしようと思ってたんですが、
いつかいつかと思ってるうちにすごい日数が経ってしまいました。いつかなんて日はいつだ!(えー
このコメントをくれた人が今も見ているかは分かりませんが、今はアニメもやってることだし
タイミング的にかぐや様レビューするのはアリだなと思ったので書くことにしました。
(ただし原作レビューなのでアニメ派の人にはネタバレになります)

で、俺がこの作品についてどういう印象を持っているかなんですが…
まず第一にミコちゃんが可愛いよね



かぐや様といえばミコちゃん可愛い。俺が真っ先に言いたいことはこれですよ
原作で初登場した時から可愛いなーと思ってて、何をそんなに気に入ったかというと
ぶっちゃけた話が見た目です(えー

そう、見た目が可愛い。もっと具体的に言うと髪型が好きなんだよなー
あれですよ、ボリュームある髪をまとめようとしてぐにーっと曲がってるところが好き。



要するにこのへんが好きなんだよこのへんが!(えー
なんつったらいいかわかんないけどボリュームある髪をまとめようとしてぐにーっと曲がってるところが好きなんだよ!
いやーもっとわかりやすい言い方ないんだろうかこういうの…とりあえず俺はこういう髪型ってずいぶん前から好きなんですよねー

たとえばなんですけど、その昔ギャルゲーでONE 輝く季節へってゲームがあって
ギャルゲーだからヒロインがいっぱいいるんですけど、誰から攻略しようかなーと思った時に
「おっ、この子いい感じの髪型しとるやんけ」って俺の目を引いたヒロインが1人いたんですよ。
里村茜っていうんですけど、その子のどのへんが気に入ったのかというと



このへんが気に入ったんだよこのへんが!(えー
ボリュームある髪をまとめようとしてぐにーっと曲がってるところがなんか気に入ったんだよ!
このゲームって発売したの20年くらい前なんですが、それだけ昔のことなのに
その時もうすでに俺の性癖は目覚めていたって感じですね(えー

さてともかく、ミコちゃんのことは髪型が気に入ったのでずっと見てきたわけですが、
最近の展開はあれですよね、ミコちゃんが色々と不憫なことになってて
それがなんかそそるというか、不憫なのがむしろかわいいと思いながら見てますね(えー

たとえばこれ、つい先週のヤングジャンプで登場したミコちゃんの様子なんですが、
ミコちゃんにとって気になる男子の石上が、美少女のつばめ先輩とデートしたという話を聞いて
なんかもうこの世の終わりみたいに落ち込んじゃった時の顔なんですが
この落ち込み具合がむしろ可愛いというか、今週号にもまさにこういうシーンがあって
苦しんでるミコちゃんには申し訳ないんだけど可愛いと思いながら見てました(えー

というか最近のミコちゃんって、普段どおり元気にしてるようなシーンでも
石上とつばめ先輩が仲良くしてるのが目に入ったら一瞬のうちにこの顔になっちゃうのがすごいよね
君めちゃくちゃ石上に惚れてるやん!もはや石上なしじゃ生きられないくらいになっとるやんけ!

いやほんとミコちゃんどんだけ石上が大好きなのって思いながら読んでるんですが、
それでもミコちゃん自身は「石上なんてタイプじゃないし嫌いですよあんなやつ」とか言ってるのが面白いですよね
どっからどう見ても石上大好きって顔してるよあんたは!(えー
まだそれを認められないとは筋金入りの意地っ張りですよねー、まあミコちゃんはそれがいいんだけど

それと石上とつばめ先輩についてなんですが、俺的にこの2人を応援したいとは思ってないんですが
しかしこの2人っていうのは、驚くほど俺の恋愛理論にピッタリの関係をしてるんですよ



この2人の関係を説明すると、まずそもそもの始まりは
石上の大胆な告白によって、つばめ先輩の心が大きく揺さぶられた
っていうのが急接近のきっかけでしたよね。

それ以前の2人の関係は、石上にとってつばめ先輩は好きなんだけど高嶺の花すぎて手の届かない人と思っていたし
一方で、つばめ先輩にとっての石上は、ただの後輩で恋愛を意識するようなこともなかったって感じでしたよね
もし石上の告白がなかったら、2人はそのままの関係で何が起こることもなく終わっていたと思うんですよ

ところが石上の告白によって大きな変化が生まれたわけで
高嶺の花だと思っていたつばめ先輩は、石上の告白を受けてからというもの
石上のことが気になってしょうがなくなって、むしろつばめ先輩のほうが石上を意識しまくるようになってしまったくらい
劇的に2人の関係が変わっていったわけですよね

 

そう、告白というのは告白された側の意識を大きく変えるほどの物凄い影響力がある
俺は普段から思ってるわけです。今までなんとも思ってなかった相手でも、告白された途端に
その人のことが頭から離れなくなってめちゃくちゃ意識してしまうってことは実際よくあると。
つばめ先輩はまさしくそうなった典型的なキャラで、俺の理論にはピッタリの心の動きをしてますよね

そしてさらに、告白する時に重要なこととして俺がよく言っている話があります。
それが何かっていうと「付き合ってください」とすぐ要求してはいけないってことなんですよ
なぜなら告白してすぐこれを要求してしまうと、言われた側としては
相手のことをロクに知らないのにもう答えを返さなきゃいけないという状態になってしまい、
そんな不安な状態でOKなんて言えないから、「ごめんなさい」と断ってしまうことになりがちなんですよ

だから告白した後には、答えを要求せずに相手に時間をあげるのが大事っていうのが俺の理論です。
実際、告白された直後のつばめ先輩って
「まだ私、答えを決めかねてる。もう少し時間が欲しい」って言ってるんですよね



これですよ。告白された時の心境ってマジでこれだと思う
じっくり時間をかけながら考えないと、付き合うっていう大事な答えが決められないと。
時間のない状態で答えを迫られてしまったら、OKを選べなくてごめんなさいとしか言えないっていうね

そして時間をかけるっていうのがどういうことかっていうと、
その時間を使って自分を知ってもらうってことが大事なんですよ
「ロクに知らない奴からいきなり告白された」って状態から、じっくりと時間をかけて自分を知ってもらうことで
「この人ならOKしてもいいかもしれない」って状態まで持っていくのを目指すってわけです。
そのための期間っていうのは余裕を持って長めに取ったほうがいいと俺は思っていて、
数週間ぐらいじゃまだ足りないかもしれないから、ぶっちゃけ数ヶ月くらいあってもいいと思ってるくらいです

 
 

そして石上はというと、まさに数ヶ月待ってもいいと語っており
それを聞いたつばめ先輩は「わかった、その間じっくり君のことを知ってみる」と言っているんですよね
このへんの流れっていうのがもうまさしく俺の考えと完璧に一致しているって感じで
つばめ先輩と石上は俺の理論の申し子みたいな目線で見てましたね

で、そんな風にお互いのことを知るっていうのは何をすればいいのかっていうと
それは要するにデートをすればいいわけなんですよ
いやデートというと恋人同士のめっちゃラブラブなやつを想像するかもしれませんが、
そうじゃなくて「一緒にご飯行きませんか」とか「一緒に映画行きませんか」とかそういう健全デートのことです。

そうやって一緒に出かけてみて、お互い付き合ったらどうなるのかってことを実際に体験してみるわけですね
そういう時間を積み重ねることで、相手と付き合ってもいいかどうかの判断をできるようになっていくので、
だから臆することなくまずはデートに誘ってみるってことが大事なわけですよ

 
 

そして石上はというと、つばめ先輩をデートに誘っていて、快くOKしてもらったわけで。
いやほんとこいつらって俺の理論の申し子って感じですよね(えー
ここまで俺の価値観にピタリとはまる関係っていうのはすごいと思いますよ

というかね、告白をした後ならこんな風に大手を振ってデートに誘えるっていうのがでかいと思います。
「好きです」とすでに伝えている相手にだったら、デートに誘うくらいなら全然問題ないですよ
これが告白してない状態だったら、「なんでいきなりデートって話になるの?」って相手が困惑してしまうと思いますが、
告白しているからこそ相手も「デートくらいならいいよ」って誘いを受け入れられるっていうね

つばめ先輩がデートの誘いをあっさりと受けているのはそういうことだと思います。
デートをすれば石上のことを知っていけるわけだから、つばめ先輩が誘いを受けるのも道理ですよね
というかそんな2人のデートの話を聞かされてミコちゃんが思いっきり精神的ダメージ負ってますが
俺の理論が苦しめてしまってミコちゃんには本当にすまない…(えー
俺の申し子の石上とつばめ先輩が上手くいってしまってミコちゃんには本当にすまない!!



ちなみに、そんな石上とつばめ先輩のデートの内容は
一緒にご飯を食べたりスカイツリー出かけたりっていう健全デートをしてきたみたいですね。
いやほんとこの2人は俺の理論でいうと完璧なルートを突き進んでるわ

まあこの石上のデート報告を聞かされた次のコマが
例のミコちゃんの放心顔のシーンなんですけどね(えー



いやマジで石上とつばめ先輩が俺の理論の申し子として仲良くなるたびに
俺のお気に入りのミコちゃんが苦しむっていうね
なんと皮肉な内容なのだろうか…俺はなんて恐ろしい理論を生み出してしまったんだ!(えー

さて、ここまでは石上とつばめ先輩のうまくいっている部分について話してきましたが
相手との距離が近くなるっていうことはそれだけじゃなくて、
「思ってたのと違う」って相手の一面も色々と知ることになりますよね

つばめ先輩も結構そういうのがあって、遠くから見てるぶんには明るくて優しい天使みたいな人に見えてたけど
実は近づいてみると意外とドロドロした感情を持ってる重い一面があったりだとか、
遠くから眺めているだけでは分からなかった部分を持っていたわけですよね



そして俺としては、こういう「思ってたのと違う」って一面が相手にあることを知ることも大事だと思うんですよ
要するに、自分が思い描いていた理想の姿とは違ったわけですけど、
そういう理想と違うっていうギャップのことをちゃんと知って
自分は受け入れることができるのか、それとも無理なのかってことを判断するのが大事っていうかね

要するにこれもちゃんと相手のことを知るってことの一部だと思うんですよ
自分が勝手に思い描いていた理想像じゃなくて、等身大の相手のことをちゃんと知るっていうかね
付き合うならやっぱりそういうことも判断して決めたいですよね

もしそういう面をちゃんと知らないまま付き合い始めた場合、
後になって「いやこいつ無理だわ」と思っても、付き合ってすぐなのにやっぱり別れようとか
相手が納得できないような無茶な話になってしまいますしね

なので、付き合う前に相手のことをちゃんと知ったうえで進むべきか引き返すべきかっていう
判断をしっかりしたほうがいいと俺は思います。勢いで付き合い始めたら揉めてばかりになってしまうこともありますし
そうなるくらいなら事前にしっかりと相手のこと知って判断したほうがいいっていうね

さて、そんなわけで石上とつばめ先輩のことについて語ってきたわけですが
最後に主役の会長とかぐや様について語ろうと思います
この2人が俺にとってどんなキャラなのかというとですね…
石上たちとは反対に俺の理論とまったく逆のことをやっている奴らって感じですね

というのもですよ、この2人って一番最初の第1話からずっと長い間
告白した方が負け、自分が告白するなどあってはならないってことを言い続けてきたわけですよね



これっていうのが俺とは完全に逆の考え方というか、俺の理論ではさっきの石上のところで語ったように
まずは自分から告白することで相手の意識を変えるってことが
何よりもまず重要で、それがなければ何も始まらないと思っているわけですが
なんとこの2人はそれを絶対にやる気がないっていうんだから、お前ら何をしてんねんって感じなんですよね

で、告白をせずにあらゆる策や駆け引きを使って相手の気を引こうとするわけですが、
俺は恋愛において策や駆け引きなんて一切無用だと思っているんですよ
そんなことをするよりも、いかに相手にまっすぐな好意をぶつけられるかってことの方が大事だと思ってるわけで。
とことんまっすぐな好意でなければ、相手の気持ちを動かすことなんてできないから、
いかに小細工せずに好意を伝えられるかってことが一番重要だと俺は思ってるわけです

そんな中、会長とかぐやは俺の理論とまったく逆のことをやり続けていたので、それを見ていた俺の気持ちは
くだらん小細工に夢中になりおって、愚かな連中だ…みたいに思ってましたね(えー



まあ会長とかぐやが小細工に夢中になるのは、その方が漫画のネタにもできて面白いからっていう
漫画としての面白さのこともあるから、そう考えたら俺の理論通りにするのが正解ってわけじゃないですけどね
実際、この漫画って会長とかぐやの駆け引きが面白くてウケたようなもんだし、
それがなかったら人気作の軌道に乗れなかったかもしれないですしね

そういう意味じゃまあ認めてやるとするか…ぐらいの気持ちはありますね(えー
俺の理論としては石上とつばめ先輩という申し子がいることだし、
「俺の考えが正しいんじゃい!」って欲求はそっちで満たされるのと
あとはミコちゃんというお気に入りがいるので、俺としてはそのへんを楽しんでるって感じですね

ただ、俺の申し子たちが結ばれるほどにミコちゃんが苦しめられていくわけですが、
それは可哀相なんだけど、でも落ち込んでるミコちゃん可愛いから…(えー
そういう意味じゃミコちゃん救済のために話が動き出すよりも
このままながめてるのもいいかみたいな気持ちがちょっとありますね…(えー

(C)赤坂アカ/集英社






トップに戻る