・大志さんはピッコロさんが大活躍するドラゴンボールスーパーヒーローはもう観られましたか?私はスパイファミリーよりピッコロさんに家族を感じてしまいました。 by しおしお

・大志さんドラゴンボールの映画見に行きましたか?悟空の発言とかちょっとだけうーんってシーンはありましたけど面白かったです!
 是非ピッコロさんファンの大志さんの感想お聞きしたいです! by スラッグ

・大志さんこんにちわです。スーパーヒーロー見ましたか?ドラゴンボールファンなら絶対見に行くべき作品だと思いました。
 ざっくりネタバレにならない程度に興味をそそられることを言うと、主役はピッコロさんです。そしてもうひとりの主役は悟飯です。冗談ではなく本当です。 by youare

・『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』凄く面白かったです!シナリオも映像も素晴らしく、ドラゴンボールファンをワクワクさせる要素がたくさん詰まった映画でした、
 是非とも大志さんのレビューが見てみたいです! by 化ノ皮

・ドラゴンボールの新しい映画を観てきました。(もし大志さん観に行かれる予定でしたらネタバレになりますので読み飛ばして下さい。)
 悟飯とピッコロがメイン、フルCG作画、オリジナル人造人間という事でどうなる事か不安もあったのですが、開けてビックリ全部良かった。
 前作ブロリーでは悟空・ベジータ・ブロリー以外はほぼ出演させない徹底したキャスティングが功を奏しましたが、まさか真逆のキャスティングでも面白くなるとは。
 出だしのレッドリボン軍と悟空の戦いの歴史を当時の作風を残しつつ現代の作画技術で見せられた時点でリアタイ世代はテンションマックスでした。
 フルCGの作画も開始直後こそ違和感ありましたがアクションが始まるととても良かったです。ヤル気の度合によって作画レベルが乱高下する東映ですが
 CGだからなのか今回は全く変な所が無かったですね。
 悟飯は絶対途中でやられて最後悟空が持って行くとばかり思っていましたが、きっちりトドメまで刺して、久しぶりに最強悟飯が観れて嬉しかったです。
 しかし何より気に入ったのは人造人間ガンマ1号・2号ですね。掛け合いが面白いのもありますが、ドラゴンボールで明確に「正義のため」と信念を持っているキャラは珍しいので新鮮でした。
 自分のやっている事が本当に正義なのか悩む様子や、過ちだと分かったあと責任を取るために命を賭けて戦う様子、
 そして何より生みの親であるDrヘドを本当に大事に思っているのが良かったですね。
 全エネルギーを込めて特攻し力尽きて人形のように横たわる2号、爆発からヘドを守るために自分の身体を盾にするように覆いかぶさる1号のシーンは完全にハート掴まれました。
 ドラゴンボールの人造人間は生みの親を憎んでいたり無関心のキャラばかりでしたからね…。生き残った1号には今後のドラゴンボール超でも活躍して欲しいです。 by よもぎ

みなさんこんにちは、映画ドラゴンボール超・スーパーヒーローについてこれだけのコメントが届いている中、
さっぱり返信しなくてほんとすいませんでした!(えー
いや、というのも「せっかく返信するなら内容についてもできるだけ語ろう」と思って、
そのためにまとまった時間を取ろうと思ってたんですが、なかなかそれが用意できなくてこれだけ遅くなってしまったという…

ひとまず、「スーパーヒーローはもう見ましたか?」という質問が何人からか来てるので、まず最初にそれに答えると
ばっちり見させていただきました。というか最近の俺はひたすら映画館行きまくってるんですよね
まずドラゴンボール超スーパーヒーローを見に行ったし、シンウルトラマンも見に行ったし、
機動戦士ガンダム・ククルスドアンの島も見に行ったし、劇場版ドンブラザーズ&仮面ライダーリバイスも見に行ったし
あとはなんと言ってもトップガンマーヴェリックを5回見に行きましたからね(えー
ちなみに5回でもまだ飽き足らずに6回目も見に行こうかと考えてるところです

まあ他の映画についてはまた今度話すとして、今日はなんと言ってもドラゴンボールですよ。
今作のスーパーヒーローは、コメントを見ても大勢の人から評判がよかったみたいですが、
俺的にはどうだったかというと、100点満点中80点くらいかなというところですかね

80点っていうのは「なかなかに良かった部分の多い及第点の出来」って感じです
具体的に良かった点でいうと、一番大きな部分としてはやっぱり
悟飯が個性を取り戻す内容になっていたってことでしょうかね

そう、大人になった悟飯がこれまですっかり個性を失ってしまっていたっていうのは、以前にも俺が感想で書いたことがあって
たとえば怒りが爆発するとすさまじいパワーを発揮するという個性だったり、
他にも悟空の血を引きながらもピッコロに鍛えられ、服装や戦闘スタイルは悟空よりピッコロに近いという個性だったり
これが昔からの悟飯の特徴だったんですが、大人になった悟飯はこの個性を失ってしまっていたわけで



悟空と同じような服装をして、悟空と同じような技を使うようになり、
パワーも限界まで引き出してしまったために、怒りでパワーアップすることもなくなったという
以前の個性をすっかりなくしてしまったキャラになっちゃったんですよね

それだけ個性がなくなった中、ドラゴンボール超になってからは特に、強さ的にもすっかり悟空やベジータに置いていかれてしまい
悟飯はもはや悟空の劣化キャラであり何もやることのない奴みたいな、不遇ポジションにおさまってしまったわけですが
そんな悟飯がかつての輝きを取り戻すまでの話っていう、そんな映画になっていたように思います



今回の映画で覚醒した悟飯の雰囲気というのも、はじめて超サイヤ人2に変身した時を彷彿とさせる感じでしたし
もうこうなったら誰にも負けないっていう無敵感がすごかったですよね
俺が思うに、ドラゴンボールの歴史の中で一番「最強すぎるだろ…」っていう無敵感を感じたキャラっていうと
やっぱり超サイヤ人2の悟飯なんですよ



この当時の悟飯はマジでもう唯一抜きん出て並ぶ者なしって感じで
誰一人として到達できないレベルにこの世でただひとり到達していたっていうくらい
完全に他を圧倒した特別な存在になってましたからね

そんな超2悟飯の残した衝撃というのは、俺の中でも相当大きかったわけで
今作の映画において、悟飯がその雰囲気を再び取り戻したのを見て
あの最強の悟飯が帰ってきたって気持ちになりましたね

その他に良かった点と言えば、映画の冒頭シーンで
過去の戦いを新規作画で振り返った場面でしょうかね

映画のほとんどのシーンはCGとなってましたが、この冒頭のシーンだけはアニメイラストでの表現になっていて
しかも作画めちゃめちゃよかったのを覚えてます。セルの前で気を溜める神コロ様かっこよすぎだろ…

正直、このハイレベルな作画で今回の映画全部やってくれてたら
80点と言わず90点以上の評価してたかもしれんな(えー
ただ、冒頭だけこの作画だったってことは、本編も同じようにするのは大変すぎて無理ってことなんだろうか…

ちなみにセルVSピッコロ以外の描写としては、レッドリボン軍と戦う悟空のシーンも印象的でしたね
俺としてはこのレッドリボン軍のメンバー達の中に
シルバー大佐とバイオレット大佐がいたことに驚きましたね



まずシルバー大佐っていうのは悟空と一番最初に戦ったレッドリボン軍のメンバーなわけで
悟空とレッドリボン軍との長きに渡る因縁はここから始まったわけですが
でもその割にはめちゃめちゃ影の薄いキャラなんですよね(えー

いやマジで、俺も長いことドラゴンボールのファンやってますが、
「シルバー大佐について語ろう!」みたいに読者が語ってるところなんて
今までまったく見たことがないというか、たぶんほとんどの読者が忘れてるんじゃなかろうか…
絶対シルバー大佐よりムラサキ曹長とかの方が印象に残ってるよな…



次にバイオレット大佐なんですが、ドラゴンボールを見つけてレッドリボンの基地に持ってきたという
本当にそれだけしか出番のない超ウルトラ脇役のキャラだったんですが
まさかそんな超脇役のキャラが今回の映画で描かれてたっていうのに驚きましたね

なにしろ原作では2コマしか出てねーからなこの人…それが映画で描かれるなんて誰も思わんやろ!?
しかも集合絵だけじゃなくて、バイオレット大佐の写真立てなんかも他のシーンで描写されてたし
まさかこの超脇役キャラの絵が今の時代に描かれるなんて…って仰天しましたね

そういう「原作の細かい部分を拾ってくる」っていう意味じゃ、ピッコロに関する設定の話でもすごく実感しましたね
その設定っていうのが何かというと、たとえばピッコロは常人よりもはるかに耳がいいだとか



あとはピッコロをはじめとするナメック星人は
料理などを食べない種族であり、水を飲んで暮らしているとか



あとはピッコロの持っている特殊能力として
巨大化の術を使うことができるっていうのもありましたね



こんな風に原作に出てきた細かい設定を、今回の映画に活かしていたっていうのは正直驚きましたね
鳥山明といえば細かい設定は忘れてしまうことで有名なわけですが
今回の映画ではすごく丁寧な設定の拾い方がされていて驚きました

たとえばピッコロの巨大化の術というのは、体を大きくすることはできるけど
戦闘力はさほど変わっておらず、パワーアップしているというわけではないみたいな
そういう細かいニュアンスまで再現していたのには驚きましたね

あとピッコロの他にも、設定の拾い方が丁寧だなと思ったのが
ドクターゲロの家族関係なんですよね
そう、「実はドクターゲロには妻と息子がいた」っていう設定が少し前から明かされており、
その妻と息子をモデルにして作られたのが人造人間21号と、人造人間16号ってことが言われていたんですよ

このへんの設定が今回の映画にも反映されていて、ドクターゲロの家族一覧にこの2人の顔が出てきたもんだから
「おおっ!この設定ちゃんと使ってる!」って正直感心しましたよ
なにしろ、人造人間21号は原作にはおらず格ゲーで出てきたキャラであり、
16号は原作で出てきたキャラだけど、ゲロの息子ってことが語られたのはフルカラー単行本のおまけページで書かれてたことだったので
ぶっちゃけ公式設定と言っていいのかわからないような話だったわけなんですが、
でも今回の映画で、21号はゲロの妻がモデル、16号はゲロの息子がモデルとハッキリ示されたので
「ちゃんと公式設定としてまとまってたんや…!」って俺としてはなんだか感激しましたね

ただ、ここからはちょっと残念な話になるんですが、ゲロ関係の設定がちゃんと拾われていた一方で
ネーミングについてはひでえなっていう風に正直思いましたね
なにしろ、息子の名前はゲボ、妻の名前はボミ(英語でゲロという意味)、孫の名前はヘド、そして本人の名前はゲロという風に
ゲロだのゲボだのヘドだのって名前ひどくね!?って気持ちが湧いてきてしまったというか…

さすがに語感が気色悪すぎるっていうか、何かもうちょっとマシな名前にしてくれないと
名前を聞くだけで顔をしかめるような感じになってしまうというか…
ヘドについても割といいキャラだったんだけど、ヘドって名前に嫌悪感あってなんか好きになれなかったな

あともうひとつ、残念ポイントとして気になったのが、今回の映画において
格闘シーンであんまり印象に残る場面がなかったなってことでしょうかね
いやね、大技を放つシーンは良かったと思うんですよ。たとえば悟飯が決め技を放つシーンだとかは
大迫力の映像になっててそこは満足だったんですが

そういう大技じゃなくて肉弾戦のシーンがなんだか物足りなかったというかね
たとえば前作のブロリーでは肉弾戦でメチャクチャ好きな場面があって
それがベジータVSブロリーのシーンだったんですよね

こう、ベジータのハンマーパンチを受けたブロリーが地面に叩き落とされながら
物凄い気を放って超スピードで舞い戻ってきてベジータの背後を取るシーン
だとか、
超サイヤ人になったベジータがブロリーともつれ合いながら岩盤ぶち破って
「だだだだだだだ!!」って2人で高速の殴り合いをするシーン
だとか

この説明で伝わるかどうかわからんけどとにかく印象的な格闘シーンがあったんですよ!!(えー
こんな風に、「この格闘シーンめちゃくちゃよかったな!」って語りたくなるような場面があんまりなかったというか…
俺としてはやっぱり、CGよりも普通の作画で戦ってるところが見たかったなというのが正直な気持ちでしょうか

あと最後にひとつ、今回の映画ってピッコロと悟飯の師弟愛や家族愛といった内容を評価してる人が多いと思うんですが
俺個人としてはぶっちゃけあんまりそういうの求めてないんですよね(えー
たとえば俺的に、原作でもピッコロと悟飯に「あんまり馴れ合って欲しくないな」と思ったシーンがあって



それがこのセル編でのシーンだったんですよね
セルと戦っている悟飯を見ながら、ピッコロが勝手に悟飯の気持ちを想像して
「いま悟飯は苦しんでいるに違いない、助けを待っているに違いない」って言い出すわけなんですけど
なにを甘っちょろいこと言ってんねんこのスカタンはって思いながら見てたんですよね(えー

いやもうほんと、最初の頃の悟飯に対して
「甘ったれてんじゃねえぞ今すぐぶっ殺されたいか」
とか言ってたピッコロはどこに行ったんやって思いながらセル編を見てたので
甘い態度になったピッコロの姿とか見せられても俺的にはあんまり響いてこないんですよね

俺としてはむしろ、ピッコロの立ち位置としては
敵に洗脳されてしまって悟飯のことを冷徹にブン殴るようになって
「やめろピッコローッ!!」って悟空に止められるぐらいがちょうどいいというかね(えー



まあこんなこと考えてるやつなんて全然いないと思うけど、俺としてはそういう気持ちだったもんで…
とりあえず、ドラゴンボール超スーパーヒーローの感想についてはこんなところでしょうか
良いところも色々あったけど気になるところもあったっていう意味で、俺の評価は80点ですね
あとは他の映画を見てきた感想も今後いろいろ書いていこうかと思います





トップに戻る