映画感想:ONE PIECE FILM RED

さてそれでは今日の映画感想を書きたいと思います。今日のタイトルはワンピースフィルムREDですね
この映画、ものすごい興行収入の伸ばしっぷりで話題になっている中、内容に関してはかなり評価が割れており
面白いと思ったか微妙と思ったか、人によって意見がだいぶ違うような印象があります。そんな中で俺の評価はというと…
100点満点中68点といったところでしょうかね

はい、すいませんぶっちゃけ微妙と思った側ですすいません!(えー
俺としてはけっこう低めの評価となってしまったわけですが、なぜそうなったのかというと
今回の内容ってワンピにしてはかなり特殊な内容だと思うんですよね
その特殊な内容を受け入れられたかどうかで評価はガラリと変わると思うんですよ
俺の68点という評価は受け入れられなかったマンの評価と思ってもらえれば…(えー

それでは何がそんなに特殊なのかってことを語っていくと…
まず第一に歌のシーンがめちゃくちゃ多いってことですね
いやマジで。もうとにかく歌のシーンが大量に用意されていて、まずそれが普段のワンピとはまったく違う部分ですね

なんでそんなに歌のシーンが多いのかというと、今回登場する女性キャラのウタが
歌姫キャラとしてライブを行ったり、歌うことによって特殊な力を使ったりするので
ウタが何かするたびに歌のシーンが流れるという内容になってるわけです



そんなウタのために用意された楽曲はこれだけあるわけですが、今回の映画の中でこれをひたすら歌うわけです
さらに、曲によっては1度だけじゃなくて何度か歌ったりするので
ウタの歌唱シーンっていうのは10回を超えてると思うんですよね

それをどう思うかで評価が全然変わってくると思います
歌っているのは有名歌手のAdoなので、その歌声を聞いて「うおおおおおAdoの歌声最高!」と思うか、
はたまたウタがアイドル的にパフォーマンスする姿を見て「うおおおおおウタのライブ最高!」と思うか
もしくは歌とかライブにあまり興味がなくて「歌よりそろそろ別のシーンが見てぇんだけど…」と思うか
つまりはそういうことなんですよ(えー

このウタによる歌とライブをどう思うかでだいぶ印象が変わってくると思います
なにしろ映画の序盤〜中盤あたりはマジでウタの出番が多いんで
ウタのライブを楽しめたかどうかっていうのは相当大きい部分だと思いますね

ちなみに俺としては、ライブより早くバトルが見てぇという風に思ってたんですが
そんな俺的に今回見てて気になったのはルフィがあまり戦おうとしないんですよね
もっと正確に言うと、ルフィが倒すべき悪党が出てこないというか
いつものワンピだったら、他人を虐げるような性格悪くてめちゃくちゃ強いボスキャラが出てきて
それを見たルフィが「お前をぶっとばしに来た!!」って宣言して、そのボスキャラと激闘を繰り広げるっていうのがお約束だと思うんですよ

ただ今回の映画はそういう展開にならないんですよね
腕っぷしの強い悪党とかがいない中、歌姫であるウタが
「海賊なんてくだらねぇぜ!俺の歌を聞け!!」みたいなこと言い出して
ルフィもまた海賊をやめろと言われて、「いーや俺はやめねぇから」って主張していくっていう流れだから
ルフィの目的が「敵をぶっとばすこと」じゃないんですよね

ウタはルフィにとって敵じゃなくて仲のいい幼なじみなので、それをぶっとばしたいなんて思ってないし
そういう仲のいい相手と主張することが相容れなくて、「どうしてわかってくれねえんだ」って感じに話が進んでいくので
ルフィとしては積極的に戦おうとせず、なんとか話し合いで解決しようとするっていう姿勢でやっていくわけなんですよ

そういうルフィの姿を見てどう思うかっていうのも評価の分かれ目だと思います
「暴力だけのバカじゃないんだな、ルフィでも話し合おうとするんだな」と好印象を持つか
「消極的なルフィとか見ててもつまんねぇな…早く派手なバトルが始まんねーかな」と退屈に感じてしまうか
つまりはそういうことなんですよ(えー

俺としてはやっぱり、なかなか戦わずに話し合いで解決しようとする展開より
敵の一味が出てきてルフィ達と激突するバトル展開の方が見たかったですね

それと最後にひとつ、終盤に用意されている今作の見どころとして
シャンクス&赤髪海賊団の戦闘シーンっていうのがあるわけで
これがまたすごく重要な場面になってますよね。なにしろシャンクスと赤髪海賊団って
原作の最初期から登場してるのにまともな戦闘シーンがなかったわけで
どんな風に戦うのかとか、どれくらい強いのかとかまったくわからなかったわけですよ

そんなシャンクス&赤髪海賊団にもいよいよ戦闘での見せ場が用意されたわけで
それを待ち望んでいたファンにとっては垂涎のシーンになっていただろうと思います
ただ、俺個人としてはシャンクスや赤髪海賊団にそんなに大きな思い入れってなかったから
確かに貴重なシーンだなとは思ったけど、「うおおおおおおすげええええええ」って大興奮するほどではなかったんですよ

つまり、シャンクス&赤髪海賊団にどれだけ思い入れがあるかってことも評価の分かれ目になるというか
シャンクス達のことが好きであればあるほど興奮するだろうけど、
逆に興味がなかったらそんなでもない感じで終わってしまうというかね

まとめると今回の映画っていうのは、
・Adoの歌が好きな人
・アイドル的なライブが好きな人
・バトルより話し合おうとする展開が好きな人
・シャンクス&赤髪海賊団が好きな人
って部分に当てはまる人だったら楽しめるだろうと思います
ちなみに俺は全部当てはまらなかったので、評価としては微妙な点数の68点という結果になったというね
まあとにかく、人によってかなり点数変わると思いますよこれは。他人の感想見たら自分と違いすぎてギョッとすることも多いんじゃないかなあ
 

・ワンピースの映画は私も見に行きました。正直言うと…めっちゃ好き…点数付けるとしたら90点くらい。ただ、好みの差はかなり激しいだろうなぁとは思いましたね。
 夏休みで子供客も多かったですが、早々に飽きてしまったのかだいぶ騒いでる子も多くいました。
 私はぶっちゃけadoさんって「うっせぇわの人」という知識しかなくてファンでもなんでも無かったんですが、見終わったあと気づいたら今回の映画の劇中歌のアルバム買ってました。
 一方でワンピースの方は毎週ジャンプで流し読みする程度、これまでの映画は2〜3作見た程度で、こちらもあまり熱心なファンというわけでは無かったのですが、
 本作に関してはだいぶ毛色が違うのでそれくらいの熱量の方が却って良かったかもしれませんね。
 個人的にFILM REDの適合性チェックとしては、ディズニーみたいなミュージカル映画や、シンフォギアみたいな作品が好きかどうかですね。
 特にシンフォギアはかなり近いと思います。あと中盤からの病み顔凄く好き(重要) by よもぎ

よもぎさんこんにちは、今回のワンピ映画はよもぎさん的に90点くらいということで、やっぱり人によってだいぶ点数変わるんだなと思いますね
あと今回のコメントで俺が注目したのが「ワンピは普段流し見する程度で熱心なファンというわけではなかった」という部分なんですけど
俺が思うに、ワンピにあまり触れてなくて展開にこだわりがないっていう人は今回の映画に向いてるんじゃないかなと思うんですよね

というのもですよ、ワンピに触れてる回数が多い人ほど
ワンピのお約束が体に染み付いてるっていうか
憎たらしくて強い敵キャラが出てきて、そいつが他人を虐げるようなマネをして、ルフィが激怒しながら「お前をぶっ飛ばす!!」って宣言するみたいな
ワンピといえばこの展開だっていうようなお約束が体に染み付いちゃってて、そうなってしまうと
「今回お約束な展開こないやん…」って気持ちになって映画の内容にモヤモヤするってことになりやすいというかね

要するに、ワンピのお約束を期待してると、今回の映画はそこを外してきてる内容だから
「こんなの俺の見たいワンピじゃねえ!」みたいな気持ちに陥りやすいと思うんですよ
そういう意味では、お約束へのこだわりの強い人はそれをまず捨てないといけないというか
そもそもそんなこだわりは持ってないっていう人のほうが、むしろ今回の内容には向いてるんじゃないかなと思いますね





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