ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第12話

さて今日はヤングジャンプで連載中の漫画・ダイヤモンドの功罪の感想を書こうと思います
いきなりなんやねんと思うかもしれませんが、この12話の内容が俺的にすごい刺さる内容だったので
ちょっと語りたいなと思いまして…とりあえず超簡単に説明すると、この漫画は小学生の野球をテーマにした内容で

あまりにも驚異的なすさまじい才能を持つピッチャーくんと、
その才能について行くことで精一杯なキャッチャーくんという2人の人物がメインとして描かれてます
まあ簡単に言うと鬼滅の縁壱と兄上がバッテリー組んでるようなもんといったところでしょうか(えー

ともかく特徴的なのは、ピッチャーくんが異常なほど次元の違う才能を持っているということで
まだ小学生でありながら中学生の全国優勝チームをノーヒットに抑えてしまうとかいうバケモノぶりを発揮してしまうんですね
まさに今の試合がその無双を続けている真っ最中で、あと少し抑えたらノーヒットノーラン達成というところまで来てしまっているわけです
がしかし、そんな中でピッチャーくんが言い出したのが
「1本か2本くらい打たせてあげようよ」という一言だったわけで…



なんと、ノーヒットノーランなんか達成するより相手にちょっとヒット打たせてあげた方がいいとピッチャーくんは考えており
それを聞いたキャッチャーくんは、何バカなこと言ってんだともちろん反論するわけですが…

「意味わからん…!このままならパーフェクトっちゅうか、ノーノー行けそうやねんで!?」

「だからじゃん!こんな試合じゃ向こうの人たち、野球を嫌いになっちゃうかも…
 もし打てなかった人がさ、試合つまんなかったって…
 オレのせいで野球が嫌になっちゃったら、そんで野球辞めちゃったりしたら…そうなってからじゃ遅いじゃん!」



しかし、キャッチャーくんに反論されても必死な様子で「ノーヒットノーランなんかやらない方がいい」と訴えるピッチャーくん。
その理由は、そんな風に相手を必要以上に叩きのめしたりしたら
ひたすらにつまらない気持ちだけを相手に味わわせてしまい、野球を辞めてしまうかもしれないと考えていたという…

いやーこの考えというのがね…正直言って俺にはめちゃめちゃよく分かるんですよね…
というのも、つい最近これとまったく同じことを俺が語ったことがあるんですよ
それがいつなのかって言ったらウマ娘のチャンミでパーフェクト勝ちした時なんですよね

そう、この時の決勝レースというのが俺的にあまりにも完璧なパーフェクト勝ちだったというか
1着・2着・3着をすべて俺1人だけで独占し、相手プレイヤーには何もさせずにぶっ倒すという圧勝を決めたわけなんですが
しかし、このパーフェクト勝ちについて俺が感想でなんと語ったかというと
「相手としてはすげーつまらないレースだったろうな」ってことだったんですよね

一方的にボコボコにされて手も足も出ずにやられるっていうのは、対戦ゲームにおいて死ぬほどつまらないものだから
この決勝では相手にそういう嫌な思いをさせただろうなと。それで相手のウマ娘を楽しむ気持ちを萎えさせて相手がウマ娘を辞めてしまったり、
こういう試合があちこちで起こっていたら、ウマ娘というコンテンツが先細りしていくんじゃないかってことを考えていたわけですよ

それと同じことを今回のピッチャーくんは言ってるわけですよね
ノーヒットノーランなんていうのは、相手に何もさせずに一方的にボコボコにしてぶっ倒す行為であって
そんなことをやられた相手は死ぬほどつまらない思いをして、野球そのものが嫌になって辞めていくだろうと。
めっちゃ分かる。分かりすぎるわこの考え…俺がチャンミやるたびにずっと考えていたことですよ
こんなことをやっていたらコンテンツが先細りしちまうんだよコンテンツがよぉ!(えー
そんなピッチャーくんの切実な主張を聞いたキャッチャーくんの反応はというと…

「おまえはカスや……」



えーーーーーーーー!?
いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ!カスってそんな!その言い方はひどくないっすか!?
コンテンツの先細りを心配したらアカンか!?そんなに罪深いことなんか!?(えー

「打たせてあげる?相手のために?なにほざいとんねん…
 おまえ何様のつもりやねん、バカにすんな…!」

がしかし、本気でピッチャーくんに対しての怒りを抑えきれない様子のキャッチャーくん。ちょ、ちょっと落ち着いてくださいよ…
キャッチャーくんがここまで怒っている理由としては、どうやら相手の選手たちは本気で打とうとしているし、
味方の選手たちも本気で守ろうとしていて、みんな全力を尽くして必死にプレーしているのに
1人だけ手を抜いて相手に打たせてあげようなんていうのは、この場のみんなに対する侮辱だ
と考えているようです

それはまあ…分かるんですけどね、一生懸命やっている人たちに悪いっていうのはわかるんですけども
でも、かと言って相手の人たちを容赦なくボコボコにしちゃったら
それはそれで相手の人たち辞めるやん!?(えー
圧倒的な力で完膚なきまでに叩きのめしちゃったら、相手の人たち絶対もう嫌になって辞めていくやん!?

俺はそういうの分かるねんで!?なんでかと言ったら
クリオグリの起こした騒動を見てきたからですよ!!



そう、ウマ娘でクリオグリと言ったら長きに渡ってチャンミの最強キャラとして暴れ回った存在であり
クリオグリが圧倒的な力で勝つたびに、負けたプレイヤーから物凄いヘイトが集まって
「クリオグリと戦うの死ぬほどつまんねー、やってらんねー」という引退者を続出させてしまったわけですよ

クリオグリへのヘイトがどのくらいヤバかったのかというと、ウマ娘の公式からチャンミの開催情報が発表されるたびに
プレイヤー間で「またクリオグリゲーか」「クリオグリが勝つだけのくだらないチャンミだわ」という愚痴で溢れかえって
そのたびに「クリオグリ」がトレンド入りする現象が起きてたんですよね

もう本当にこの時のクリオグリへのヘイトはヤバすぎたっていうかな…
ウマ娘界隈の右を見ても左を見ても、クリオグリへの愚痴で溢れかえっていて
俺としてはウマ娘界隈が一番嫌な空気になっていた時期だと思うんですよね
当時の空気を知りたい人は「クリオグリゲー」で検索するとすぐに分かると思います



こんなふうに、圧倒的に強い奴が対戦相手を一方的に蹂躙するという状況が続いてしまうと
すさまじいまでのヘイトが溜まってしまって「こんなクソくだらねー対戦もうやってらんねー」と
相手に嫌な思いだけをさせて引退させてしまうって状況になってしまうと思うんですよ
だから俺が思うにね…接待プレイって大事だと思うんですよ!!(えー

接待プレイって対戦ゲーでよくやるやん!?実力差がある相手を一方的にボコるんじゃなくて
それなりに手を抜いて、相手に華を持たせることで楽しんで帰ってもらうってことですよ!
なんでそんな接待プレイなんて文化が存在するのかと言ったら
ボコボコにしたらみんな辞めちゃうからなんだよ!!

結局みんなボコボコにされるのなんて、クソつまらない嫌な思いを味わうっていうのがこの世の真理なんですよ!
それでやる気なんて消え失せちゃって「もう2度とやんねー」って戻ってこなくなるんだよ!
だからやっぱりコンテンツが先細りするんやって!(えー

すまんなキャッチャーくんよ…色々と考えさせてもらったが、やっぱり俺の結論はこうなっちまったわ
対戦っていうものは相手がいないと成り立たないものだしなあ。
自分だけが大活躍して相手に何もいいとこなしって試合をしてたら、そのうち対戦してくれる相手が誰もいなくなっちまうぜ
だから接待プレイするのは大事!大事なんです!(えー 
この漫画のピッチャーくんとキャッチャーくんの話し合いが、どういう結論になるのかはまだ分かりませんが…一体どうなるのか気になるところですね


・ダイヤモンドの功罪、相手がもう少し弱い相手だったらピッチャーくんの言い分も一理あると思うんですが、
 相手はこんだけボコボコにされても「勝負して勝ちたい」って言えるようなガチガチのガチ勢なんですよね。
 そういうのを全く理解できない最強のエンジョイ勢なピッチャーくんに対して、キャッチャーくんは怒ったというよりまるで理解できない生き物に見えてるんじゃないかな…後半表情ずっと凍ってる…
 一方でピッチャーくんがこういう考えに至るにはそれだけの経緯があるんですが、そのことをキャッチャーくんも含め周囲はほぼ誰も知らないという。
 だってU12代表と全国優勝チームの試合にエンジョイ勢が紛れてるなんて誰も思わないじゃないすか…
 ここからどういう風に話を持っていくのかすごい気になりますね。 by 倉敷

・大志さんこんにちは。ダイヤモンドの功罪の綾は野球始めて数か月、実戦は初登板、変化球封印で実質完全試合の化け物なので
 自分が勝つのは当然だから少しくらい相手に花を持たせるべきだと考えてしまうんですね
 過去に多くの知り合いが絶望して去り、今も全日本に選ばれた精鋭をへし折ってるし
 ただ桃吾にしてみれば試合前には善戦できればいいなぁとか言われていた格上に
 勝てるかって時に、エースにこんなこと言われたらもう話す気にもならないでしょう
 まぁ、このバッテリーは信頼しあう二人とかではなくて、ほぼ初対面且つ
 むしろ嫌い合ってる小5なので…… by いと

倉敷さん、いとさんこんにちは。2人ともダイヤモンドの功罪について今までのストーリーを解説してくれてますが
俺は今までの話をすでに読んでるんで、俺への説明とかはしなくて大丈夫ですよ
ピッチャーくんとかキャッチャーくんとか名前をぼかして書いたのは、
初見の人でも状況が理解しやすいようにと思ってそうしただけですんでね

たとえば「このままノーヒットノーランで一方的に勝とうものなら、相手は心をへし折られて野球を辞めるだろう」っていうのも
実際に今までそんな風に辞めていくキャラが何人もいたっていう描写があったことが理由のひとつだし

あと俺が思うに、今回のノーヒットノーランっていうのは、単なるノーヒットノーランとはワケが違うというか
なにしろ全国優勝した中学生のチームが、小学生を相手にノーヒットノーランくらうっていう風に
中学生たちの面子が完全に丸潰れになるっていうのが余計にダメージでかいと思うんですよね

こんなことになっちゃったら、全国優勝した栄誉なんてものは吹き飛ばされて二度と胸を張れなくなってしまうっていうか
これまで頑張って積み上げてきたものが完全に崩壊するというかね
たぶんこの中学生たちに残るものは小学生相手にノーヒットノーランで負けたみじめなチームという汚名だけになってしまって
「俺たちが今までやってきたことはなんだったんだ…」っていう無力感に打ちひしがれるんじゃないかな
今まで必死に積み上げてきたものが崩れ去っていくこの喪失感、ハンターハンターでたとえるなら
キルアに完敗した時のアモリ三兄弟みたいな心境というかね(えー

 
 

あと今になって思い出したんですけど、ウマ娘シンデレラグレイでも
六平さんが面倒を見ていたウマ娘が、圧倒的な大差負けを食らって心をバキボキに折られて引退っていう展開をやってましたよね

この光景を見てもやっぱり、どれだけ今まで一生懸命に努力を重ねてきたアスリートであったとしても
圧倒的な力でねじ伏せられて心をバキバキに折られたらそこで辞めてしまうと思うんですよね
さっきのアモリ三兄弟もそうだけど、今まで懸命に努力してきたからこそ、その努力がまったく通用しないことを思い知らされて辞めてしまうのかもな…

それ以外にも俺が少し気になってるのが、野球の強豪チームと言ったら一般的にOBが口を挟んでくるってことがよくあるじゃないですか
特にボロ負けした時なんかは「ふがいないプレーしてんじゃねえ!このチームの伝統に泥を塗る気か!」とか
ガミガミとやかましいOBに叱られたりするのが定番なわけで。
今回の中学生チームも全国優勝するほどの強豪なわけだから、そういうOBが出てきても不思議じゃないと思うんですよね

もし仮にそんな口うるさいOBが出てきたとして、そいつに対して「すいません小学生相手にノーヒットノーランで負けました」なんて言った日には
OBからの猛烈な大バッシングが始まると思うんですよ
「お前らみたいな恥さらしは野球やる価値ねえよ」っていうような、中学生たちの心をえぐる罵詈雑言をぶつけまくって、
そこでも心をバキボキに折られて中学生たちは野球を辞めていくっていうような展開が
あの試合のノーヒットノーランの先には待ち受けているんじゃないかと俺は思ってます


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第13話

さてダイヤモンドの功罪13話の感想ですが、前回の話では
一切のヒットを打たせずに抑え込んでいる相手に対して、1回くらい打たせてあげるかどうか
っていう内容になってましたね。その件についてあれやこれや議論したわけですが
結果的に、「分かったよ打たせてあげるとかもう言わないよ…」と話しているところを
コーチの人に聞かれてしまいます



「ちょっと待って…打たせてあげるって何?」

あ、あかん!コーチの人まで首突っ込んできよったわ!
この話題ってただでさえ意見が違いすぎてみんな揉めてんのに!(えー
この上さらに揉める要素が増えるのか!というかコーチの人が言いそうなことといったら
「真剣にプレイしなきゃ相手に失礼だろ!」とかそういうやつや!
絶対そうなる流れだコレー!!

「いえ…三振ばっかやなくて、打たせて取ったほうがええんやないかって…打たせるってそういう意味で…」

「…綾瀬川、そうなのか?」

「はい…」

しかし意外にも、コーチの人が何か言う前に
「いや打たせて取ろうって相談してただけなんで」となんとか言い訳したキャッチャーくん。
ピッチャーくんもそれに同調したことで、コーチの人もこれでは何も言えなくなってしまい、一旦この場は引き下がることに…

(打たせて取るって、そんな空気じゃなかっただろ…わざと打たせる?なんで?なんのために?)

ですがやはり、コーチの人もさっきの空気にはしっかり気づいており、
「わざと打たせるって会話をしてただろお前ら…」という悶々とした気持ちを抱えることに。
このコーチの人あれですね、見た目的には
すごいトロそうなモブ顔なのに察しがいいんですね(えー



(もうしょうがない…俺だって自分より上がいるなんて思わなかった頃は、誰の言葉も届かなかった。
 必要なのは誰かからの言葉じゃない…圧倒的な挫折!
 本人のこれからのためにも挫折するなら早いほうがいい。打たれろ綾瀬川…打たれてくれ!)

そして考えを巡らせるうちに、「わざと打たせてあげるなんて傲慢なことを言うやつは、一度を挫折を知ったほうがいい」との結論に行き着いたコーチの人。
これについて俺の意見は色々あるんですが…まずひとつ言いたいことは
「相手の挫折を願う」ってところにちょっと共感しちまったわ(えー
というのも、つい最近の感想で俺もそんなようなこと言ってたじゃないですか

そう、ウマ娘のアニメでテイエムオペラオーを見ている時に「挫折しようや…」って書いてたっていう
まあそう思うまでの経緯としては全然違うんだけども、ただなかなかないっすよ
純粋な気持ちで相手の挫折を願うっていうのは(えー
「コイツが嫌いだ」とか「落ちぶれてしまえ」とかそういう憎い気持ちじゃなくて、純粋な気持ちから挫折を願うってあんまりないから
それについてはコーチの人に共感してしまったわ。

あと他にも、ピッチャーくんの言っていることは傲慢とか慢心とかそういうものなのかって点についても語りたいんですが
すいませんめっちゃ長くなりそうなんで後回しにしますわ(えー
そこに関しては後でじっくり語るとして、ひとまずコーチの人が「打たれろ綾瀬川!」とピッチャーくんが打たれるのを願うようになったわけですが…



がしかし、打たれるどころか相変わらず完璧なピッチングを続け、セーフティバントも華麗に処理するピッチャーくん。
まったく打たれる気配ないわこれ!バントみたいな小技を使われても
「そんな小細工は通用しねえんだよ」とばかりにたやすくアウトにしてますね
ふむ、こうなるとあれじゃないっすか?そろそろ相手のチームも絶望顔になってくるんじゃないっすか?(えー
普通に打とうにも1本たりともヒットを打てず、バントを狙ってもまるで通用しないってなると
「もうだめだ…おしまいだぁ…」っていよいよ心が折れてくる頃合いかなって気がしますが…



しかし意外にも、心が折れてくるどころかめっちゃ笑顔ではしゃいでいた相手チームの選手たち!
そんなはしゃいどる場合かお前ら!?(えー
おいこらあー!!たったいま自分たちがノーヒットノーランくらってるというのに楽しんでる場合かー!!
この空気感はまるでアレじゃないですか、
とんねるずの正月特番でリアル野球盤やってる時の野球選手たちみたいじゃないですか!(えー

なんというお気楽ムード…「このままノーヒットで終わってもまあいいや」って気持ちでやってるんだろうか
ちょっと待てよお前ら!俺は覚えてるで!何話か前に4回までノーヒット食らってた時はだいぶ青ざめてたやんか!



この時のお前らはどこに行っちまったんだ!(えー
俺の考えでは、4回ノーヒットの時点でこれだけガビーンとショック受けてる様子だったから
最後までノーヒット食らったらさぞ凍りつくような思いで心がバキバキに折れると思っていたんですが
逆にお気楽ムードではしゃぎ始めるとは…チクショオオオオオオ
どなたかOBの方は!こいつらに一喝してくれるOBの方はいらっしゃいませんか!(えー

いやでもマジでそういうOBが出てきてもおかしくないなと思ったんですよね
なんでかというとこの牧方ベアーズという中学生チーム、「全国優勝してる強豪」ってことはすでに語りましたが
ただ単に全国優勝しましたっていうんじゃなくて、
10年連続で全国優勝してる超名門チームなんですよ



いやこれやばくない?10年くらいずっと全国優勝が当たり前になってる超名門チームやで!?
そうなってくると伝統と名誉を重んじるOBの1人や2人出てきてもおかしくないやん!?
さらに言うと、現在行われている小学生代表との交流試合にしても
毎年やってるけど牧方ベアーズが負けたことは1度もないらしいんですよ



つまり、今やってるこの試合にしても
牧方ベアーズは常勝が当たり前っていう状況なわけで、
それほど勝つことが当たり前の超名門チームが、「ノーヒットノーラン食らって勝てませんでした」なんていうぶざまな姿を見せたら
超名門のメンツがマジで丸つぶれじゃないですか!?
それでええんかお前ら!?これまで先輩方が築き上げてきた伝統に泥を塗る形やで!?
「てめえらにはメンツってもんがねえのか!」って先輩からパワハラの1つや2つ食らうやろ!?(えー



とても無事に済むとは思えないんだが、本当に大丈夫なんだろうか…
それとさっき貼った画像で、「今年の牧方ベアーズは特に打線が良くてプロからも注目されている」って話もあったわけですが
それってやばくないですか!?特に打線が良いと言われてるんですぜ!?特に打線が良いって!
それぐらい打線が良いと思われてる牧方ベアーズが小学生にノーヒットノーラン食らったらやばくないですか!?

そんなことになってしまったら、今まで打線を評価されていた牧方ベアーズの面々が
「なんだこいつら大したことねーな」ってプロのスカウトからも見放されるって展開にならないっすか!?
せっかくプロ行きへのルートが見えていたのに、それ全部白紙にされるってことも有り得ると思うんだが…



たとえば同じヤングジャンプで連載してるBUNGOでも、
圧倒的な投球をすることで、スカウトに目をつけられてた他のプレイヤーを蹴落とすって展開をやってましたが
それと似たことが起こるんじゃないかと俺は思うんですよね。

この漫画のピッチャーくんが圧倒的な投球をすることにより、スカウトに目をつけられてた牧方ベアーズのバッター達は軒並みスカウトに見放されるっていう
そんな末路が待っているように思うんですが、果たして牧方ベアーズの面々は無事に済むんだろうか



さてここでもう一度さっきのシーンに戻ってみると、牧方ベアーズがワイワイと盛り上がって拍手しまくる中で
小学生チームの方にめっちゃ無表情でそれを見ている少年が1人いますね
なんなんでしょうかこの無表情っぷりは、やはり試合中にワイワイとはしゃいでいる相手の態度が気に入らなくて
「とんねるずのリアル野球盤やっとんのとちゃうぞコラァ…」って怒りが湧いてきてしまったんでしょうか(えー

「…同じ学年に…こいつ…ずっとおんのんか…」

しかし意外にも、この少年が考えていたのはまったく別のことでした
それにしても今回俺「しかし意外にも」って何回書くんだろうな(えー
なんか本編の様子を見るたびにそれ言ってる気がするわ。俺の予想した展開と違いまくってて逆に笑えてくるな

さてともかく、この少年が考えていたことは、相手チームのことなんかではなく
「ピッチャーくんとずっと同じ学年でやっていかなければならない」という恐怖でした
超名門の中学生チームに1本もヒットを打たせず完璧に抑え込み、さらに相手を魅了すらしてしまうプレイで拍手まで沸き起こるという
そんな普通では考えられないことをやってのけるバケモノ小学生がピッチャーくんであり、この少年は
そんなピッチャーくんと同い年で同じポジションなので、今後ずっとピッチャーくんと比べられながら競争していかなければならないっていう…

そのあまりにも険しい道のりを考えると心が折れそうになるってことなんじゃないでしょうか
なるほど同級生のバケモノとずっと競争することを強いられるっていう恐怖感か…これは要するにあれやな
テイエムオペラオーやシンボリルドルフと同じ世代になってしまった馬みたいなもんかな…(えー

↓テイエムオペラオーの戦績

↓シンボリルドルフの戦績

というのもですよ、見てくださいよこの化け物すぎる戦績を
1着、1着、1着、1着、1着、1着、1着ってお前らそれしか取らねえのかよっていうぐらい1着を取り続けた怪物で
それと同じ世代で走ることになってしまった馬の陣営っていうのは、「なんであんな怪物と同じ世代なんだ…」って嘆きの感情に飲まれてしまうってよく聞くんですよね

要するに「あの怪物さえいなければうちの馬が勝っていたのに」っていうそんな気持ちですよ
テイエムオペラオーでいえばナリタトップロードやメイショウドトウ、シンボリルドルフでいえばビゼンニシキなど、
大舞台で勝てるだけの力を持っていたのに、怪物と同じ世代になってしまったことで勝てなかったっていう苦い思いを味わったから
「あいつさえいなければ」って気持ちが湧いてきてしまうっていうね

今回の控えの少年にしても、とても優れたピッチャーなので本当なら世代のエースになれる選手だったのが
それよりも怪物すぎるピッチャーくんが現れたことで控えに回されてしまったっていう立場ですからね
こうなってしまうと、「あいつさえいなければ」って気持ちがとめどなく溢れてしまうことでしょう



しかし意外にも、グッと前を見てピッチャーくんたちへの懸命な応援を始めた控えの少年!
これは…あれでしょうか、「あいつさえいなければ」って感情が湧いてきたものの
そんな気持ちに飲まれちゃいけないってグッとこらえて、
それよりも同じチームの仲間として声援を送るべき
って必死の応援を始めたってことでしょうか



り…立派すぎる…あまりにも立派すぎる…
負の感情に襲われながらもそれに屈しない精神力、控えに回されても腐らずに声援を送るという懸命さ、
なんという尊敬すべき男…この控えの少年、以前からそういう立派な姿を何度も見せていて
この漫画で一番の聖人と評判のキャラですね。まさに噂にたがわぬ聖なる者といったところか(えー



ところがその時、そんな控えの少年から声援を受けたことで
キャッチャーくんがボロボロに泣き出してしまいます。大丈夫かよお前!?
いきなり泣き出すとかギョッとする光景ですが、まあこのキャッチャーくんは
あの控えの少年と大親友で本来ならバッテリーを組んでいる身なので、親友の言葉が効きすぎてボロボロ泣き出したってことでしょうかね

キャッチャーくんとしては、今のピッチャーくんと組むことなんてまったく望んじゃいないし
「才能があるだけのカス野郎、さっさと野球やめろ、一刻も早く消えてくれ」とかそんな負の感情をずっと抱えていたわけで
要するに「こいつさえいなければ」って気持ちをずっとピッチャーくんに対して持っていたと思うんですね
「こいつさえいなければ俺は親友とバッテリーが組めるのに」っていう不満で溢れかえっていたのがこのキャッチャーくんだったわけですが



しかし今回、控えの少年がそんな感情に飲まれることなく、必死にベンチから応援している姿を見て
その聖なる光がまぶしすぎてボロボロ泣き出したってことじゃないでしょうか(えー
自分の汚れた心に浄化の光を当てられたみたいな心境なのかなと
なんにしても、練習試合の最中にいきなり号泣し始めるってメンタル限界すぎてやばいな!?
そんなやつ実際に見たらビビるで!?どう考えても精神状態グチャグチャで、こいつ大丈夫かって心を病んでないか心配になりますが…



そしてここにもう1人、心の病み具合が心配になってしまう男が!
誰かというとさっきのコーチの人です。このコーチが一体どうしたのかというと
控えの少年の懸命な声援を聞いているうちに
猛烈な吐き気に襲われてゲーゲー吐いてしまったっていう…

やばいですねこれは…なんでそんな猛烈な吐き気に襲われてしまったのかというと
「けっ!てめえらの友情ごっこを見ていると吐き気がするぜ!」とかそういうことじゃないですよ(えー
この吐き気の正体は、さっきこのコーチの人が思っていた
「打たれろ!挫折しろ!」って気持ちが原因でしょうね

そうやって味方のピッチャーが打たれることを望んでいた中で、
ピッチャーが打たれないように必死の声援をするっていう控えの少年の姿を見せられて
「自分はなんて愚かなことを考えていたんだ」っていう
自分の愚かしさに対して吐き気がしたってことじゃないでしょうかね

つまりこのコーチの人も、聖なる光が効きすぎてしまったんやな…(えー
自分の中に汚れた心が芽生えたことで聖なる光が効きすぎてしまったんや!
というかそれを自覚しちゃったらこのコーチ大丈夫なんか!?自分は心の汚れたクズだと思い始めて
「私はコーチにはふさわしくありません」って辞表提出するんとちゃうか!?(えー



今回の扉絵では、このコーチの本気ピッチングを見て目をキラキラさせるピッチャーくん達の絵が書かれてましたが
これがコーチと過ごした最後の良い思い出になってしまうんやな…(えー
尊敬していたコーチも心が折れていなくなってしまうんやな…やはりピッチャーくんにはそういう悲しい宿命がつきまとうってことなのか

さて今回の感想はこんなところですが、最後にひとつ途中で書けなかった部分について語ろうかと思います
ピッチャーくんが相手に打たせたいと言っているのは傲慢な慢心からくるものなのかってことですね
俺はそうじゃないと思っていて、ピッチャーくんから感じるものは慢心じゃなくて孤独を恐れる悲哀なんですよね

自分が全力を出してプレーすると、いつも誰かの心を壊してしまう、そして自分の前からいなくなってしまう
っていう悲哀ですよ
今回にしても、ピッチャーくんのプレーを中心にして色んなキャラの心がグチャグチャになってるし
そんな風に他人の心をかき乱したくないっていう気持ちを持っているために、全力を出すことを躊躇してしまうわけで



そんなピッチャーくんが望んでるものが何かといったら、真剣に勝ち負けを競うとかっていうより
みんなと楽しく野球がしたいっていうことなんですよね



相手をボコボコに負かして嫌な思いをさせるとかじゃなくて、
普通の少年が草野球で遊ぶ時のような、楽しく充実した試合にしたいっていう
それがピッチャーくんが野球をやっている一番の理由だと思うんですね

「じゃあ草野球でもやってればいいじゃん」と思うかもしれませんが、それがこの漫画のミソなところで
ピッチャーくんの持つ才能があまりにも巨大すぎて、
草野球ではまったく収まらないんですよね

実際、序盤では地元の草野球チームに入ったわけですが
「なんでお前みたいなバケモノがうちのチームに来るんだよ、もっと強いチーム行けばいいだろ!」
と言われてしまって、仲間たちの心をグチャグチャにしてしまってチームを去ることになったし

その後、小学生の猛者が集まる日本代表チームに入ったわけですが、
そこですら力が飛び抜けすぎてて対等な相手が誰もいないという状態で
さらにその後、年上の中学生チームでしかも全国大会10連覇の超名門チームと試合することになったわけですが
そこですら力が飛び抜けすぎてて対等な相手がやはり誰もいないって状態なわけで
どれだけハイレベルな状況になっても、あまりにもピッチャーくんの才能がケタ外れに高すぎて、誰一人として対等なプレーができないわけなんですね

こうなるともう、ピッチャーくんが本気を出すと相手を蹂躙するだけの嫌な試合になってしまうから、
じゃあ手加減して少しでもいい勝負にしようってことになっちゃうわけですよね
ピッチャーくんは別に相手を叩きのめして勝ちたいわけじゃなくて、楽しくていい勝負がしたいわけだから
相手が自分に追いついてこれないなら、自分が手加減して合わせようっていう考えになるわけですが
でもそれを言うと「お前はカスや」って言われるっていうね(えー



勝負の場で手抜きをしようだなんて、お前は真剣勝負にふさわしくないカスやと言われてしまって
「お前みたいな奴はとっとと野球やめろ」とも言われてしまうわけですよ



これを見て俺が思うのがですね…このピッチャーくんってもうほんと一人ぼっちだなってことなんですよ
草野球の仲間からは「お前みたいな強すぎるバケモノは草野球チームに来るな。とっとと失せろ」と言われるし
日本代表の仲間からは「お前みたいな真剣にやらないカスは日本代表チームに来るな。とっとと失せろ」と言われるし
どこに行っても認めてもらえないっていうね

エンジョイして遊ぶ草野球、ガチで真剣勝負する日本代表、そのどちらにも居場所がないっていうのがこのピッチャーくんであり
「楽しく野球がしたい」っていう素朴な願望すら叶えられずに、どこにも居場所がなく悲しげにさまよっているっていう…

・ダイヤモンドの功罪、誰も悪くないというか、もしも悪いのがあるなら綾瀬川の「才能」だけですな…

そんな中、拍手コメントで悪いものがあるとするならピッチャーくんの才能だというコメントが届いてますが
それは本当にその通りですね
もしもこのピッチャーくんの才能が、そのへんの一般人と同じくらいだったら、草野球で楽しく遊んで幸せになれたと思いますが
悲しいことにそうはならなかったというのがこの漫画の特徴であり、
あまりにも突出した才能を持ったがゆえの孤独を、さんざん味わうことになってしまったっていうストーリーになってますよね

そんな孤独さをヒシヒシと感じるわけですが、もしこのピッチャーくんの球をバカスカ打てるような超すごいバッターが現れたりしたら
その時ピッチャーくんが感じるものって、挫折じゃなくてむしろ歓喜なんじゃないのかなあ
なにしろずっと一人ぼっちで対等な相手が誰もいなかった中、ついに自分と対等な相手を見つけたとなったら
それはもう大喜びで「またやろう!またやろう!」ってそいつとの対戦に夢中になるんじゃないかな

まあ、今のところ全然そんな流れにはなってないので、俺の妄想なわけですが…
ともかく今後どうなっていくかが気になりますね。それでは次回に続く!
 


・こんにちは太志さん。ダイヤモンドの功罪、自分はまだ読んでないですが太志さんの感想見てるだけでも面白いです。
 後、ピッチャーくんの話を聞いてて、イナズマイレブンの虎丸を思い出しました。 by 社会人一年目

・ダイヤモンドの功罪の感想続くようで何よりです。大志さんは中学生チームを心配しているようですが、プロにならない限り年代が合わない彼らはこれ以上綾瀬川と戦う必要がなく、
 すでに才能の差による挫折を経験したメンバーもいて精神も成熟しているので、落ち込んだりOBに怒られたりして野球引退する展開はないんじゃないですかね?
 メタ的にも試合後の彼らを描写する必要はなさそうですし。
 逆に気圧されている控えモブピッチャーや、円くんと桃吾のメンタルが心配です。
 あと、作者の平井大橋先生の読切「ゴーストライト」「ゴーストバッター」はぜひ読んでみてください。きっと興味深いものが読めます。 by ヲー

・綾瀬川の敵より味方の心をへし折る圧倒的才能って、WBCの時の大谷翔平を思い出しますね…大谷はメチャクチャ努力もしてるのでいろいろ違うっちゃ違うんですが by カタカナ

・ダイヤモンドの功罪 相手チームは最大四年差があるので
 最重要の甲子園や大学で当たらず、スゲー奴だで済むんですが、
 代表の連中は今後七年程藤井君と戦う奨励会員みたいな地獄なので…… by いと

・コーチの何がヤバいって、この人「チームの為にも特定の選手を特別扱いすべきではない」とか言ってた人なんすよね、
 それが「特定の選手の将来の為にチームの勝敗はどうでもいい」という方向にいつの間にか変化してる。

どうもこんにちは、ダイヤモンドの功罪に関する拍手コメントがいくつか来てますが、
俺としてはまず、最初の人が書いてる「まだ読んでないけど感想を見てるだけでも面白い」って一言が嬉しかったですね
俺が感想を書くのってこのためにやってる感あるっていうかね
作品を見たことない人にも面白さが伝わったら、書き手として冥利に尽きるってもんですよ

それとピッチャーくんを見ていたら「イナズマイレブンの虎丸を思い出した」とも書かれていたので
なんか懐かしい名前が出てきたなと思って、虎丸のことを振り返ってみたら
小学生でありながら、中学生の日本代表にも入れるほどに優れた才能を持っており
小学生では誰も相手にならず、虎丸1人だけがあまりにも飛び抜けすぎた存在だったため、
試合をすれば常に虎丸が無双してしまい、仲間のやる気がみるみる失われてしまったので
それを恐れた虎丸は、手加減して周りに合わせるようになっていった
ってことみたいですね

なるほど…いま考えてみるとほんとにそっくりな境遇ですね
小学生でありながら中学生のトップにも通用する才能、同年代では飛び抜けすぎて仲間からも疎まれる展開、
そういう境遇としてはほんとによく似てるキャラだと思います

ちなみに俺がピッチャーくんを見ながら思い出すことが多かったキャラって
黒子のバスケの青峰なんですよね

青峰で特徴的だったのは、飛び抜けすぎた才能を持っているために
とにかく対戦相手の心が折れてしまうっていう展開が何度も起こって
全国大会の猛者ですら、青峰と戦ったことで心の折れてしまう相手が続出してしまい
もはや自分が全力を出すということは、相手を必要以上に叩き潰すことでしかないってことを実感していくっていう
そんなキャラクターになってましたよね

俺の中でこの青峰のイメージがやたら残ってるというか
そのせいか、圧倒的な才能を見せつけられると「相手の心が折れる」っていう展開がどうも頭に浮かんじゃうんですよね
ダイヤモンドの功罪について語ってると、よく周りから「心が折れるのは相手じゃなくて味方でしょ」ってことを言われるんですが
それでも俺が「いいや相手の心が折れるね」って言い続けてるのは
だいたい青峰のせいですね(えー
なんか青峰って妙に頭に残ってるんだよな…無意識のうちに俺の記憶から蘇ってくるというかな



・おれは大志さんに一喝してーよ!!! ふ、ふざけないでいただきたい! 「牧方(まきかた)」ではない 「(枚)方 ひらかた」  牧ではなく枚数の枚です。 
 地元民としては間違いを何回も繰り返されると悶々するぅ・・・
 たしかに大阪府民以外では放出(はなてん)がほうしゅつと呼ばれる間違いもありますけど! けど! これには 「ひらかた」ってルビ振ってあるじゃないですか!  
 いや、ほんとにちょっと、冷静になってみると個人サイトの読み間違いにツッコむのは野暮でした。申し訳ない。 by 枚方市民

そしてダイヤモンドの功罪について、なにやら怒りのコメントが届いていますが
どうしたのかと思ったら、俺が今まで枚方ベアーズのことを牧方ベアーズと間違えて書いていたという…
うん…まあ落ち着いてくださいよ、そりゃまあ申し訳ない間違いしちゃったなと思いますけど、こういう書き間違いってよくあることですよ
俺も今日のコメントで大志って漢字を太志って間違えられてたけど黙ってスルーしたんだよ!(えー
そんな1文字の間違いで言い争っても仕方ないと思って、
まあ1文字くらい誰でも間違えるよなって、心の中で許したっていうね。俺って大人やろ?(えー
この広い心を見習わんかい!オラッ!1文字くらいで大騒ぎしてんじゃねえー!!



ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第14話

さてそれではダイヤモンドの功罪14話の感想ですが、今回の話はいよいよ例のノーヒットノーランを達成してしまうという内容になってましたね
おお…ついに達成してしまったのかこの呪われたノーヒットノーランを!いよいよ地獄が始まるぜ!
覚悟はいいか中学生ども!お前らの人生終わったぜー!と思いながら中学生チームの反応を見てみると…



ゲゲェーー!?「もう1イニングだけお願いします!」というこの土下座風景はあああああ!?
モロにとんねるずのリアル野球盤じゃねーか!!



おいおいおい!!前回の感想で「とんねるずのリアル野球盤やっとんちゃうぞコラァ…」ってことを書いたら
ほんとにそれが現実になっちまいやがった!!
いやマジでこのシーン見て仰天したわ、とんねるずのリアル野球盤と枚方ベアーズに通じるものがあるってことを
事前にピタリと言い当てたやつこの世で俺しかおらんやろ…(えー

ともかく枚方ベアーズとしては、ノーヒットノーランを食らった後も和気あいあいとしたお気楽ムードであり
「ナイピッチ!完敗やぁ!」と相手を褒める精神的余裕すらある状態のようですね
そんな様子を見て「え、なんで心折れてないの?」とピッチャーくんの方が困惑してしまいます

(え?なんで?ガチのチームなのに…勝てなかったのに…なんでこんな楽しそうなの?)

なぜこんなにも枚方ベアーズは楽しそうにしているのか…その答えに関しては
俺のほうが聞きてーよ…(えー
いやマジで、俺としては「この試合が終わったら枚方ベアーズの心はバキボキに折れるぜ!」ってことを言い続けてきたから
こんな元気のままで終わるとか思ってねーよ!どういうことやねん!
そろそろこいつらを見捨てるスカウトや怒り狂ったOBがご登場してもええんやで!?(えー



まあ、そんな枚方ベアーズが元気な理由としては、今日の拍手コメントでも指摘があったように
ピッチャーくんとは歳が離れているので、中学や高校の世代的にかぶってないからってことが理由のようですね
ピッチャーくんがどれだけ凄まじい選手になろうが、自分たちと戦う機会なんてもう全然ないから
「俺たちには関係ねーや」っていう他人事の気分でいられるってことでしょうか

これに関しては、俺的には「そういうもんなん?」って枚方ベアーズの気持ちが実感しづらかったんですが
前回の話で、ピッチャーくんと同世代の選手が
「同じ学年に…コイツ…ずっとおんのんか…」って重圧を感じるシーンがありましたよね



いま思うと、枚方ベアーズの心境としては、これと真逆の心理状態というか
「俺らの世代にはコイツずっとおらんのやな(笑)」っていう風に
ピッチャーくんとはもう交わらない世代として野球をしていくことになるので、ピッチャーくんの才能に脅かされるような心配もなく
「いやー世代が離れてて助かったわー」っていう安心感に包まれてたってことですかね

さてともかく、枚方ベアーズとしては和やかムードで試合を終えたわけですが、
しかし逆にピッチャーくんの仲間たちは、この試合を経て余計にギクシャクし始めてしまったようです

まずキャッチャーくんとしては、「もうええてガチで話しかけてくんなや」とばかりに
ピッチャーくんを突き放すようになってしまい、もう目も合わせないし話し合う気もないって態度になってしまいましたね
それと他のメンバーとしては、ピッチャーくんのあまりに凄まじい実力を見せつけられてすっかり凍りついており
冷や汗をダラダラと流しながら「とんでもねーバケモンだ…」とばかりに震え上がってしまったという…

なにもそんなにビビらなくたってええやん…
まるで鬼舞辻無惨にビビる下弦のキャラみたくなっとるで…(えー

こうして並べてみたらほんとにそっくりじゃねーか!!
同じチームの仲間だというのに無惨様のごとく恐れられてしまったピッチャーくんの今後は一体…次回に続く!
 


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第15話

さてダイヤモンドの功罪15話の感想ですが、本編に入る前にちょっと思ったのが
そろそろ「ピッチャーくん」「キャッチャーくん」とかの呼び方はやめようかなと思います
ちょっと触れるぐらいなら名前で書くよりこの方がいいかなと思ってそう呼んでたわけですが
結構がっつり感想書くようになってきたので、ぼちぼちちゃんと名前で呼ぼうかなと思いまして。

綾瀬川 次郎
(あやせがわ じろう)

雛 桃吾
(ひな とうご)

巴 円
(ともえ まどか)

出番の多いメインキャラ3人はこういう名前をしております。
とりあえず覚えておくべき名前はこの3人くらいで、他のキャラについてはまあいいかな?
他はみんなモブキャラみたいなもんだし、まあ名前を呼ぶ機会なんてそうそうないでしょう



さてそれでは本編の方を見ていくと、今回の話は椿というキャラが綾瀬川に話しかけられるという内容になってましたね
というか椿って誰やねん。さっき「この3人以外はみんなモブだから名前覚える必要ないで!」って書いたら
さっそくそのモブの名前が出てきよったわ!(えー
言ったそばからこれか!このモブキャラが!いっちょまえに椿なんていう名前しやがってお前はなんなんや!
と思ったら、どうやらこの椿というキャラは綾瀬川たちが所属する小学生日本代表のキャプテンらしいですね
なんと…まさかキャプテンだったとは。そうとは知らずモブキャラ呼ばわりして申し訳ございませんでした(えー

「二回のファールフライ…ほんとは試合中に言えればよかったんだけど、タイミングわかんなくて…
 だからあの…椿、ありがとう…」

って、そんな椿が取ったというファールフライについてお礼を言う綾瀬川。ごめん何の話?(えー
二回のファールフライ…そんなんあったっけ?と思って見返してみたら
なるほど確かにありましたそんなシーンが

これですね、フェンスギリギリに飛んで捕るのが難しかったボールに颯爽と追いついてアウトにしてのけたっていうシーンですよ
味方からも敵からも「ナイスファースト!」「ナイスプレー!」という声が飛び交うほどのファインプレーで
特に綾瀬川は「椿すげー!足はやっ!プロみたいな捕り方した!さすがキャプテン!」って
この時の椿のプレーを心の中で絶賛してましたね。綾瀬川の目から見てもハイレベルとは凄いプレイヤーだな椿
それほどの選手に対してモブキャラ呼ばわりしていたとはなんてことだ…(えー

「椿はプロとかになんの?」

「えっ…め、目指してはいる…」

「そっかぁ…あんなすごかったらさぁ、絶対なれんじゃん!」



そんな椿に対して「お前すごいよ、プロになれるよ!」とにっこり笑いかける綾瀬川。
あーこれはやばい!この屈託のない笑みはやばいって!ホモの世界に連れてかれるって!(えー
綾瀬川は全然そんなつもりないんだろうけどホモっぽい色気がすごいんだよお前!
これもう相当ホモの誘惑受けてる気持ちになっとるやろ椿…あかん墜とされる!ホモの世界に墜とされてしまうー!



って、そんな椿と話した後、今度は別のキャラに「一緒に座ろうよ」と声をかける綾瀬川。
今度はまた別のモブと仲良くすんのかよ!いったい誰なんだよ!(えー
と思ったら、よくよく見るとこいつって綾瀬川と一緒の部屋で寝泊まりしてるキャラですね
以前に枚方ベアーズのことを説明してたシーンが印象的でしたわ



なるほどルームメイトだから綾瀬川は「一緒に座ろうよ」って声をかけたわけか
でもその割にはこいつ「綾瀬川と話したくねぇ〜」みたいな空気バリバリ出してんな(えー

「あはは、なんか奈津夫といると部屋いるみたいな感じする!」

「はは…その、綾瀬川ごめん…点取れなくて…」

「え?そんなの全然…オレ試合楽しかったよ、奈津夫は楽しくなかった?」

「…楽しくはなかったよ。ていうか試合楽しむどころじゃない…ずっと綾瀬川に申し訳ないって思って…
 あの枚方ベアーズ相手にあんな頑張って投げてて、早く点取って楽にしてやりたかったのに…」

って、そんな奈津夫くんが綾瀬川と話したくなさそうにしていた理由がこれでした
綾瀬川がせっかく相手をノーヒットに抑えてくれたのに、自分たちが点を取ることができなかったから
綾瀬川に合わせる顔がないと思っていたんですね
せっかく綾瀬川が頑張ってくれたのに、自分達がそれを活かせなかったっていうふがいない気持ちから、さっきは避けようとしてたってわけか

「え、あのさ…桃悟も?桃悟もそうやって思ってると思う?」

「え?なんなら桃悟が一番思ってるだろ…キャッチャーだし4番だし、綾瀬川が頑張って投げてるの一番近くで見てるし…」

(そ、そうだよ…オレが気にしなきゃいけないのって、向こうの人達より奈津夫とか桃悟の方じゃん!オレ…やばいじゃん…)

って、そんな奈津夫くんの話を聞いてるうちに、なんだか桃悟のことが気になりだしたらしい綾瀬川。
桃悟をほっといて相手のことばかり心配していたことを後悔しはじめ、「オレってやばいじゃん」と言い始めることに…
いやちょっと待ってくださいよ、桃悟をほっといて相手のことを心配するのがやばいって
それってつまり俺もやばいってこと!?(えー
俺も今までモロにそういう考えしてたんだけど「大志Mk−2ってやばいじゃん」とかそういうこと!?
おま…どういうことだ綾瀬川こらぁ!今まで仲間だと思っていたのにいきなり裏切る気かテメー!(えー

く、くそがー!ちょっと待ってくれよ!桃悟よりも敵の心配をするって今回に関してはそんなにおかしくねーよ!
なにしろ今回の試合、味方も点は取れなかったけど、相手はそれ以下の点も取れないわヒット1本も打てないわっていう散々な結果だったわけで
「点を取らなきゃ」ってこと以前に「ヒットを打たなきゃ」ってことすら出来なかったみじめな立場なのが相手チームなわけで

しかも相手は何歳も年上の完全に有利な立場で、全国大会を10連覇してる超名門で、小学生との交流試合でも1度も負けたことがないという
100%勝って当たり前の状況だったにも関わらず「すいません勝てませんでした、ヒットの1本すら打てませんでした」って結果に終わったわけだから
これはもう相手のこと心配してもよくね!?こんなみじめな結果になったら相手を心配したっておかしくなくね!?
でもこれを言うと「大志Mk−2やばいじゃん…」って言われるんだよな(えー



くっそー綾瀬川てめぇ!俺がもともとこの漫画の感想を書き始めたのは
「綾瀬川ひとりぼっちで可哀想だなぁ…よっしゃ俺が味方になってやるか!」
みたいな気持ちでスタートしたわけですが
いつの間にか俺を裏切って、あろうことか俺をひとりぼっちにしやがって!(えー
なんてやつだ綾瀬川!味方になろうとした俺をこんな目にあわせるとか信じらんねー!
「今回からちゃんと名前で呼ぼうかな」とか思った途端にこの仕打ちかこらあー!!
綾瀬川、おまえはカスや…(えー



まさか俺がこれを綾瀬川に言う側になるとはな…ちくしょう深入りするべきじゃなかったんや!
「ピッチャーくん」とか呼びながら浅い関係でいるうちに
とっとと手を切ったほうが俺のためだったんや!(えー  次回に続く!





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