ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第36話



さてダイヤモンドの功罪36話の感想ですが、今回の話は久々に再会した綾瀬川とイガが会話する内容となってますね
そんな2人の話題として、ひとまずヤスについて話していますが…
ヤスといえば、綾瀬川の才能が巨大すぎる影響を受けてしまって
家庭が崩壊してヤスのメンタルも壊れてしまったという哀れな少年でしたが

でもイガの話によると、「ヤスは大丈夫だよ」ということなので、
壊れてしまったヤスのメンタルも、今では回復に向かってるってことなんだろうか?
というか綾瀬川って、ヤスとのやり取りはこの画像の時が最後で今じゃ連絡取れてなかったんだな…
仲の良かった友達とこんな風に別れて連絡も途切れるって、あまりにもショックすぎて一生もんのトラウマになりそうだな…

「綾…足立フェニックス行くんだよね?」

「イガ、オレ行かないよ。てか野球も今は休み中」

「え…そうなの?」

「うん、日本代表でけっこう頑張ったから…あのさ、イガが嫌じゃなかったら、また遊んだりしようよ」

「あ、綾…オレ、足立フェニックスの試験受けて…受かったんだ!一緒に…足立フェニックス行こう、綾」

えええええええええ!?
なんとも意外なことを言い出したイガ!強豪チームなはずの足立フェニックスになんとイガも受かったそうで、
これからは足立フェニックスでまた一緒に野球をやろうと…ちょ、ちょっと待ってください、
足立フェニックスで一緒にやろうってそれヤスが行きたくても行けなかったチームだよな!?

ヤスこれ本当に大丈夫なんか!?(えー
いやなんか前よりさらにやばい状況になってない!?自分が行けなかった足立フェニックスに
綾瀬川だけならまだしもイガまで受かってしまって、完全にヤスの立場がない状況だと思うんですが
「ヤスは大丈夫だよ」ってイガおまえ嘘つきか!?(えー
ほんとのこと言えやイガ!俺にはぜんぜん大丈夫じゃない状況にしか思えないんだが…一体ヤスはどうなってしまったんだろうか

「オ、オレ…綾はバンビーズで野球したかったってわかってたのに、
 でも綾みたいなすごい選手がうちにいていいのかとか、オレ、どうしたらいいのかわかんなかった…
 オレが足立フェニックス入るのだって、あってるかどうかわかんない…」

「イガ…足立フェニックスって、結構すごい厳しいよ、ゲームする時間なくなるよ」

「う、うう…やだ…ゲームしたい、来年は地球防衛軍出るし…」

って地球防衛軍やりたいんかい!
足立フェニックスみたいな厳しいチームに行って、野球漬けになっても大丈夫かと尋ねる綾瀬川でしたが、
ゲームもしたいし地球防衛軍出るし…と、まだ決心が固まっていない様子のイガ。

地球防衛軍か…これはちょっと俺も思い出ありますよ。地球防衛軍って巨大な虫を倒していくゲームなわけですけど
虫が大嫌いな戌神ころねがこのゲームやってこの世の地獄を見たような悲鳴を上げまくるっていう
そんなホロライブゲーマーズの配信が記憶に残ってるんで…



イガはこういう巨大な虫が襲ってきても平気でプレイできるんだろうか、なんていうかあれだよな
子供の頃って虫とか平気だけど、なぜか大人になるとダメになるよな…
俺とかまさにそのタイプだわ、子供の頃は昆虫採集とかも好きでやってたけど、大人になった今は虫とか見るだけでダメだな…

「野球漬けとか厳しいのとか、オレできるかわかんない…でも綾、オレあのとき勇気なくてごめん…
 あのとき、オレほんとは言いたかったんだ、オレは綾の球捕れないけど、それでも一緒にバンビーズで野球しようって…」

そしてイガに話を戻すと、イガは足立フェニックスに行く自信はないけども
あのとき綾瀬川と一緒に野球をしようと言いたかったと語ってますね
あのときっていうのが何のことかというと、綾瀬川をバンビーズから送り出した時のことでしょうね

この時にイガは、「綾瀬川は強いチームに行った方がいい」「オレはもう綾瀬川とたくさん野球したから大丈夫」と言って
綾瀬川を送り出したわけですが、本当は「もっと一緒に野球しよう」と言いたかったってことですね
この時、イガから突き放すようなことを言われて綾瀬川はめちゃくちゃ傷ついてましたが
それを言っているイガの方も、自分の望まないことを口にしてすごい傷ついていたということか
バンビーズ絡みのキャラクターみんな傷つきまくりやな…一緒に楽しく野球がしたいだけなのに、なぜこうなってしまうのか

(イガ…オレ以上にガチなチーム向いてない、なんとなく行くとか絶対よくない…でも…)

「あ、綾…また一緒に野球、やろう。も、もう…遅い…?」



ああ、そしてイガから「また一緒に野球やろう」と言われた綾瀬川は、
それを聞いた瞬間に大量の涙が溢れてきてしまい、足立フェニックスに一緒に行くのはよくないとか考えていたことは全部吹き飛んで
またイガと一緒に野球をやる道を選ぶことになるでした

なんていうかあれですね、やっぱり綾瀬川を突き動かすものは友達なんですね
他人がどんなに「綾瀬川はこうするべきだ」とか言ってきても、それがどれだけ正論だろうと綾瀬川の心を動かすことはできず、
でも友達の心からの友情がこもった言葉であればたとえそれが間違っていても綾瀬川の心は大きく動くことになるっていう。

それぐらい「友達と一緒に野球を楽しみたい」ってことが綾瀬川の望みなんでしょうね
世界一のピッチャーになるだとか、強いチームで上を目指すとか、そんなことはどうでもよくて
ただただ友達と一緒の時間を過ごして野球を楽しむっていう、それだけが綾瀬川にとっての願望なんだろうと思います

・今週のダイヤモンドの功罪、読んでて泣きそうになりました。
 ここまで自分の事を気にかけてくれる友達って、綾瀬川の人生の中でもそうはいないんじゃ無いかって思いました。 by 有馬温泉

・ダイヤモンドの功罪、地獄への道は善意で舗装されているって言葉が浮かんでしまう
 これ絶対余計においたわしい事になるやつだ…

・ダイヤモンドの功罪の感想めっちゃ楽しみにしてます! 世界が綾瀬川曇らせ隊…! by カトリスキー

そんな今回の話についていくつかコメントが来てますね
「ここまで自分のことを気にかけてくれる友達の存在に泣きそうになった」とか、はたまた
「この友情で地獄への道が舗装されて絶対おいたわしいことになる」とか、人によって感じ方はさまざまみたいです

俺としてはやっぱり、今までの展開からしても
この作者のことだから心がグチャグチャになる展開が待ってるんだろうなって身構えてしまうな(えー
それと「ダイヤモンドの功罪の感想めっちゃ楽しみにしてます」と言われる中、更新遅くなってすいませんでした。次はもうちょい早く書きますんで…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第37話



さてダイヤモンドの功罪37話の感想ですが、今回の話はなんと久々にヤスが出てくる回となっております
ヤスお前久しぶりやな!?元気しとったかオイ!?
ヤスといえば前回イガの話で「ヤスは大丈夫だよ」と言われてましたが、果たして本当に大丈夫な状態なのか…

「ほんとはお父さんと一緒がよかったよね…ごめんね。お母さんのわがままでごめんね。
 バンビーズも…卒業までいさせてあげられなくて、ごめんね」

って、そんなヤスですが、母親と一緒に電車に乗ったところ、「ごめんね…ごめんね」と母親から何度も謝られることに!
や…やめてくれ母ちゃん!聞いてるこっちが悲しくなるわ!
どうやらヤスと母親は、この電車に乗ってこの町から離れることにしたようで
父親やバンビーズの仲間とはバイバイすることになってしまい、そのことを母親は何度も謝っていると…

なんていうかあれやな…仲間と別れることも悲しいし、母親が何度も謝ってくることも悲しいし、二重に悲しいシーンやわ…
あのクソな父親のことだけは別にどうでもいいけどな…(えー

ああそして、バンビーズで過ごしたグラウンドが目に入ったその時、大粒の涙をこぼしてしまうヤス!
ヤ、ヤス〜〜!やっぱ全然大丈夫じゃねえ〜〜!
やっぱり寂しかったんや!友達との別れはヤスにとって相当つらかったんや!

綾瀬川には何も挨拶できないままで出てきちゃっただろうしなあ…ヤスにとってこの町の思い出は悲しいことだらけになってしまったな
やっぱヤスに救いなさすぎやってこの漫画!
父親がクソすぎて「野球が下手なお前は俺の子供じゃない」とか言われるし、そこに野球の上手い綾瀬川がやってきたことで
さらに問題がこじれてヤスの精神が壊れてしまい、結局問題は解決できないまま他の町へ旅立つことになるとは…
ヤス悲しい人生送りすぎやろ…他の町で楽しい人生が待っていることを願うわ…
唯一の救いは優しい母親がそばにいることだろうか。父親はクソみたいな性格だったけど母親は優しい人だよな

 
 

そんなヤスが町を離れていった後、しばらくしてイガと綾瀬川はいよいよ足立フェニックスに入ることになります
なにげにイガの髪型が変わって坊主頭になってますね、これってあれだろうか
野球の強豪チームと言えば坊主頭で頑張るようなイメージだから
「俺もこっから気合入れてくぜ!」って坊主頭にしてきたってことだろうか

そんな一方で綾瀬川はぜんぜん髪型変えてませんけど。まあこいつは余裕だろうしな(えー
ともかく足立フェニックス編はイガがどれだけ食い下がっていけるかってところが注目ですね
ぶっちゃけこの強いチームでイガはやっていけないって綾瀬川ですら思ってたくらいだし
身の丈に合わない場所でイガがどれだけ頑張っていけるのかっていうのが気になりますね…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第38話



さてダイヤモンドの功罪38話の感想ですが、今回の話は綾瀬川と足立フェニックスの監督が話してる場面で始まってますね
そんな2人の会話を見てみると、どうやら綾瀬川が「体が痛くて投げれない」と監督に話しているようで…
なんの痛みかと思ったらどうやら成長痛ってことみたいですね。綾瀬川ってまだ小学生だしな…俺もその年頃は成長痛が痛かった覚えあるなー

「無理はしなくていいから本当に。なんなら中1の7月のリトル最後の大会が終わるまでサポートに回ってもらって、
 中1の8月にシニアに上がってから本格的に練習に参加してもいいし、とにかく焦らず…なっ」

「はい、ありがとうございます」


そんな綾瀬川の成長痛について、監督は理解を示してくれているようで「ぜんぜん無理しなくていいよ!」と言ってくれてますね
それとなにげにリトルとシニアの違いについても説明してくれてるのがありがたい場面ですね
リトルとシニアって野球に馴染みがないとマジで違いわからんからな…とりあえずリトルは小学生、シニアは中学生っていう風に俺は理解してますが
監督の話だと中1の7月までがリトル、8月からはシニアってことになるんですね
てことは中学生になった瞬間にシニアになるわけじゃなくて、中学生になっても少しの間はまだリトルってことになるのか。ややこしい区切りしてんなー

(U12世界大会優勝投手…つ、使ってみてぇ〜〜。いやいや成長痛成長痛…焦るな焦るな)

って、さっきは「無理しなくていいよ!」と言っていた監督ですが、内心では「バンバン綾瀬川使いまくりてぇ〜〜」と思っていたようです
理解ある監督と思ったら本音はそれかい!そういえばここの監督、強い投手をひたすら使いまくって酷使しがちなところがあるって言われてたっけな…
綾瀬川も元気だったらひたすら酷使されてただろうし、成長痛で投げれないっていうのは好都合といったところか…



って、そんな監督に背を向けた途端にめちゃめちゃ冷めたツラになる綾瀬川!
お前なんなのその顔は!?まさか今話してた成長痛で投げられませんって話は真っ赤な嘘!?
「全力で投げるなんざやってられるかよ」とかそういうこと!?

これまでの綾瀬川は、全力で野球してもまるで幸せになれなかったから
もう全力の野球なんかしねー。とことん手を抜いてやるって気持ちに目覚めちゃったってこと!?
なんとも不穏な幕開けですな足立フェニックス編…こりゃ監督には悪いけど、綾瀬川が期待に応えてくれることは当分なさそうだな



ってそんな中、綾瀬川の動向を気にして次の試合に綾瀬川が出るのかどうかを話し合っているメンバー達が!
雰囲気からしてこいつらは、同じ足立フェニックスの先輩みたいですね
新入りの綾瀬川がどんな風に起用されるのか、立場的に気になっているようですが…

「てか俺、入団試験で綾瀬川の球受けたけど、ぶっちゃけ全然じゃね?
 体だよりのよくいるノーコンピッチャーって感じ」

がしかし、2人の先輩のうち片方は、「綾瀬川なんてノーコンだし全然たいしたことなくね?」
綾瀬川の実力をまるっきり評価していないようです。これは…どうやら綾瀬川のやつ、先輩相手に投げる時も
手を抜いていてわざと下手なピッチャーを装っているみたいですね

というのも、綾瀬川のコントロールって本来は針の穴を通すほどに超正確なはずなので
それがノーコンだなんて言われてるってことは、綾瀬川がぜんぜん本気を出していなくて
コントロールが悪く見えるような投球をあえてやっているんだろうなと…

「今までは才能だけで勝てたんだろうけど、この先どんどん勝てなくなるんじゃね?」

「…」

ともかく、先輩のうち1人は綾瀬川のことを「大したことないピッチャー」と侮っているみたいですが、
もう1人の先輩は、まだ完全にそうは思えないみたいに意味深な沈黙してますね
どうやらこの2人、1人はキャッチャーでもう1人はピッチャーのようで、
綾瀬川をなめてる方がキャッチャー、まだ考えてる方がピッチャーみたいですね



「真夜、おまえ綾瀬川意識しすぎ。
 俺的には綾瀬川は、電ボと一緒にフェードアウトしそうな感じあるわ」

「デンボってなに?」

「五十嵐のあだ名」

「デンボってなんだっけ…」

「おじゃる丸のホタル」

とその時、急に電ボとかよく分からないことを言い出したキャッチャーの男。
どうやら電ボというのはイガにつけたあだ名のようで、元ネタはおじゃる丸のキャラだという…
おじゃる丸…正直言って俺はまったく詳しいこと知らないなあ。デンボって名前で俺が思いつくのは
ボーボボに出てくる融合キャラなんだが?(えー



まあこっちは電ボじゃなくて田ボだけど…ボーボボと田楽マンが融合するとこれになるんだよな
ともかくイガは電ボというあだ名をつけられてるわけですが、親しみを込めて呼ばれてるというより
どっちかと言うとバカにされてるみたいですね
なにしろ「電ボはそのうちフェードアウトするわ」っていう風に、
イガはこのチームを去るのが当たり前のように言ってるし。イガのことをどうせすぐにいなくなるザコって思ってる感がすごいよな
俺としてはそんな見下す気になれないというか、このチームに入ってからのイガって一生懸命働いててむしろ感心してますけどね

水撒きをしろと言われて、指示通りに働こうと走り回ったり、
他には遠征用具の積み込みの仕事をやって、それが終わったら先輩のところに走っていって「おつかれさまです!」って報告したり、
それが終わったら「失礼します!」って深々と頭を下げて去っていったり、礼儀正しく頑張ってるわけですよ

俺がこのイガの姿を見て思うのは、一生懸命だし立派に頑張ってるなって感心する気持ちであって
どうせすぐにいなくなるザコなんていう、冷たく見下すような気持ちにはまったくならないですね
やってることは雑用なんだけど、これだけ一生懸命やってたら感心する気持ちが少しは湧いてくるもんじゃないのかと。

それなのに見下すような気持ちしか湧いてこないって、もはやザコには人権がないというか
雑用をやらせるだけやらせて、用済みになったらポイ捨てするって感じで、こいつらイガのことを
使い捨ての奴隷だとでも思ってんのかね
なんだか人に対する温かみみたいなものを全然感じないわ…ちょっとはイガを可愛がろうとかって気持ちはないのかよ



そして場面変わって次のシーンでは、なんと枚方ベアーズの描写となっており
「綾瀬川が明日やってくる」とか言われてますね
これは…どうやら綾瀬川たちの足立フェニックスが、枚方ベアーズと練習試合をするために明日やってくるってことみたいですね
さっきイガが遠征用具の積み込みをやってたし、あれは枚方ベアーズと試合をするための準備だったってわけか

「監督に頼んで俺が練習試合に出たろか?ちゅうか練習の後ほんまに放ってくれへんかな」

「え〜、そんなにですか?」

「そんなにそんなに。下手なシニアと練習試合するより、綾瀬川と三球勝負したほうがよっぽど練習なるわ」

そして綾瀬川の強さについて、下手なシニアなんかよりよっぽど強いと太鼓判を押す今村さん。
今村さんは綾瀬川にノーヒットノーランを食らってその強さを味わった身ですからね。
それに今村さんはシニアで全国優勝した4番バッターでもあるので、シニアの一般的な投手のレベルもよく知っていることでしょう

そんな今村さんが「綾瀬川はメチャクチャ強いで」と言っているわけですが…
これ綾瀬川が全然力を出さなくて今村さんの立場なくなる流れじゃないですか!?
なにしろ今の綾瀬川は完全手抜きモードで実力まったく出してないですからね…
そんな綾瀬川の姿を見て、「なんやコイツ全然強くないやん。今村さんはこんなザコに負けたんか?」って
今度は今村さんが舐められることになりそうで、めちゃくちゃ不安なんだが…

「綾瀬川がシニアに上がる頃には俺は高校行ってもうてるし…明智、リベンジ頼むわ!」

「いやぁ、今村さんが打たれへん投手、オレが打てるわけないやないですか」

「…」

そんな中、明智という後輩にリベンジを頼む今村さん。どうやらこいつが枚方ベアーズのリトル世代としては
期待されてるバッターってことみたいですね。多分リトルの4番を張ってるのがこの明智なんだろうか?
「いや〜今村さんが打たれへん投手、オレが打てるわけないやないですか」とか今村さんをヨイショしてますが、
たぶん今だけだろうなこんなこと言ってるのは…(えー

「さむっ…第一練習場と違ってヒーターないんですね、ここ」

「動いてればどうせ暑なるやん。なぁ大和」

「はい」

「てかもしかして、第二練習場の家賃って月会費に含まれてんすか?」

「おん」

「ほーん。第二なんてみそっカスドベ補欠の大和しか使うてへんのに…
 うちの監督ほんまクソっすよね、どろぼうやん(笑)」



とその時、枚方ベアーズの練習場の話になりますが、この第二練習場を使っているのは
みそっカスドベ補欠の大和しかいないと…いやお前、その言い方は酷すぎるだろ!
大和本人がすぐ目の前にいるんやぞ!?しかもせっせと球拾いをしている最中だというのに、
そんな行為にまったく意味がないとばかりにドベのカスと言い切るとは…

さっきの足立フェニックスの連中もそうだけど、こいつら他人のこと見下しすぎやろ!
補欠だったり下手なメンバーに人権はないんか!?野球が上手いというだけで、他人をカス扱いできるほど偉いのか!?
このクソッタレな差別意識にはヘドが出そうだぜ…というのも、俺にとっては
「下手だけど一生懸命やってる」とかそういうのってすごい尊いことなんですよ

たとえば、俺がホロライブにハマったきっかけとかまさにそれだったしな…
具体的にはロックマンのプレイ動画で、
戌神ころねが7時間かけてクリア、兎田ぺこらが11時間かけてクリアとかしてるのを見て感銘を受けたわけですよ

 
 

単純に上手いか下手かの話で言えば、7時間とか11時間っていうのは下手な部類だし
上手い人ならもっと短時間でクリアすることはいくらでも可能なわけですけど
でも俺にとって大事なのは上手いとか下手とかそんなことじゃないんだよ
ってそう思うわけですよ。7時間とか11時間とかそれだけの長い間
ずっと諦めずに頑張り続けたことが立派だろと。
どんだけ下手でも、要領が悪くても、諦めないで頑張る人間は尊い価値があるっていうのが
俺の考え方であり、ホロライブにはまった最大のきっかけもそれなわけで。

でも今回の奴らに言わせれば、そういったホロライブの頑張りは
ただウスノロでなんの価値もないみそっカスのドベ野郎とかそういうことになるわけですよね
この俺の前でホロライブがそんな風に言われるのを許せるわけあるか!?(えー

それにホロライブに限った話じゃなくて、俺は以前からこういう考えをすごく尊いものとして考えていた代表例があるんですよ
それが何かっていうとワートリのザキさんですね。ザキさんといえば俺が最も敬愛するワートリのキャラなわけですが
ザキさんを語る上で一番の名シーンだと俺が何度も言っているのが



この場面ですよ。凄い奴らにどれだけ派手に追い抜かれたとしても、
それで仲間の価値が消えてなくなるわけじゃねえんだという強い気持ち。
どれだけ他に凄い奴らがいようと関係ない。俺の仲間は絶対にカスなんかじゃないという仲間を思う気持ちですよ
仲間に向かって弱いだのカスだの、そんな言葉を絶対に吐かないのがザキさんであり、
俺はザキさんのそんな生き方を誰よりも尊敬しているわけで



臨時チームの仲間選びの時にしても、誰にも選ばれずに最後まで売れ残った太一のことを、これだけの笑顔で迎え入れてくれたわけで。
ザキさんはドベとか弱いとかそんなことで人を見下したりしないんですよ。でもこれが今回の奴らだったら
太一をみそっカスのドベ野郎扱いして「どうせこんなザコはそのうちボーダーを辞める」とか言い出してるわけですよ

もうね、あまりにも俺の尊敬するザキさんとはやってることが真逆すぎて、
あいつらを見ていると吐き気がしてくるぜ!(えー
あいつらの存在そのものが俺の敬愛するホロライブやザキさんを否定してるようなもんだからな…俺にとっては忌み嫌う要素の塊みたいなもんや…
そんなとんでもない新キャラどもが集まってしまったわけですが、果たして今後どうなってしまうのか…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第39話



さてダイヤモンドの功罪39話の感想ですが、今回の話は綾瀬川とイガが
新しく作るチームの構想について話してる内容となってましたね
え…新しく作るチーム!?マジかお前ら、自分たちでチーム立ち上げる予定なんか!?

今回初めてこの話題出てきたからビックリしたわ、足立フェニックスにはずっといるつもりなかったんやな
綾瀬川いわく、あと1年ちょっとしたら足立フェニックスを抜けて新チームを立ち上げるってことだから
つまりはちょうどシニアになるぐらいの時期でフェニックスを抜けるってことなんやな
これあれだろ、「シニアになったら綾瀬川をバンバン使おう」って考えてた監督涙目やろ(えー
シニアになる頃には綾瀬川はもうおらんのやな…あの監督、そんなことを知ったら果たして正気でいられるんだろうか



そして今回のラストシーン、ついに綾瀬川と大和という宿命の2人が出会ってしまうわけですが
いやちょっと待ってこれ、なんか作画が力尽きてない!?(えー
「宿命の2人が出会ったシーン」とは思えないくらい、なんか作画にパワー感じなくて不安になるんだが!?
やはり週刊連載は過酷すぎるんか…?平井先生の体調が心配になってしまったな…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第40話

さてダイヤモンドの功罪40話の感想ですが、今回の話は大和の両親が綾瀬川の記事を読んでいる場面で始まってますね
世界大会に出ていって大活躍したという綾瀬川の記事を読みながら、「すごい子やなぁ、大和にとっては雲の上の人なんやろなぁ」
ひたすらに綾瀬川のすごさに仰天しているようですが…

いやいやお父さんお母さん、大和にとっては雲の上の人どころか
唯一対等なライバルになる予定ですから!(えー
その雲の上まで駆け上がっていけるのがあんたらの子ですから!たぶんな!

「おかん、日本代表の記事見とったん?」

「んん〜、ちょこっとだけなぁ。1番の子、すーごい大きいねんなぁ」

「綾瀬川くんや」

「綾瀬川くん?かっこええ名字やねえ、決勝戦はもう少しで完全試合だったんやろ?すごいわあ」

「確かに完全試合はすごいわ。でもこの人のすごさは、スコアには書かれへん。
 速い球ほおれるとか、コントロールええとか、そういうのだけとちゃうねん。
 クイックでほってみたり、一球ごとに投げるテンポ変えてみたり、むっちゃ頭つこて野球してんねん」

そんな両親のところに大和がトコトコやってきて、綾瀬川についての会話に参加しておりますが
綾瀬川の何が凄いのかという話題で、球が速いとかコントロールが良いとかその程度で語れるようなレベルじゃないって
めちゃめちゃ頭を使って工夫しながら野球してるのがすごいってことを熱心に語ってますね



さらに続けて、「綾瀬川くんは敬遠とかするのだってなんとも思わないんじゃないか」とも語る大和。
これは実際にその通りですよね
世界大会の決勝で、勝負どころでの相手の4番バッターとの対決という一番盛り上がる場面ですら、
「敬遠しちゃいましょうよ」ってあっさりと提案したくらい綾瀬川はそんなの気にしない性格だし
これについて円(まどか)とかは「なんであんなにあっさり敬遠できるのか理解できんわ…」と言ってましたが
大和はそれを理解してるってことなんですね。このシーンだけでも大和だけが綾瀬川と並んでる感がすごいな

「おかん、ぼくは感動してんねん。綾瀬川くんの努力に。
 綾瀬川くんのピッチング見とったら、綾瀬川くんがどれだけ頭つこて野球しとんのかわかる。
 完全試合も世界一もすごいわ、でも僕がもっとすごいと思ったのは、綾瀬川くんのなりふり構わなさや」

さらに、「綾瀬川くんの努力に感動した」と語る大和。努力に感動とは…
この作品の野球選手の中で、綾瀬川の努力が凄いって意識を持ってるの大和だけですよね
綾瀬川は才能がすごいって言ってる人間は山ほどいるけど、綾瀬川の努力がすごいって言ってるのは
綾瀬川の母親ぐらいで選手だと誰もいなかったと思うので、大和だけが綾瀬川の唯一の理解者って立ち位置にいる気がしますね

 

そして場面が変わり、足立フェニックスと枚方ベアーズの試合の様子が描かれた場面となりますが、
どうやら足立フェニックスのピッチャーは5回で枚方ベアーズにつかまってしまって
相手に得点のリードを許してしまったようですね

「真夜、せっかく強豪との練習試合だったけど、今日はよくない日だったな。
 ただ、なんとなく今日はダメだったで終わらせるなよ。
 具体的に何が原因でどうダメだったかをちゃんと洗い出して、
 調子に波があるなら最高と最低の差をいかに小さく出来るか、調子悪い時でもその時の自分の最大限を出せるように。
 そういう意味では、調子悪いなりにここまで投げられたのは良かったな」

そんなピッチャーの真夜についてアドバイスを送る監督。
「今日はよくない日だったな」「なんとなくで終わらせるなよ」「調子に波があるならその差を小さくできるようにしなさい」
と言ってることからして
この真夜っていうピッチャーはだいぶ調子にムラッ気がある選手みたいですね

「今日は調子のいい日だった」「今日は調子の悪い日だった」みたいに、日によってムラがあるタイプで
今回は調子の悪い日に当たってしまい、思うように相手チームを抑え切れなかったと…
そんな時は、具体的に何がダメだったかを洗い出しなさいと監督に言われてますが
たぶんこういうことを完璧にできちゃうのが綾瀬川なんだろうな

さっきの大和の話で綾瀬川はとんでもなく頭を使って野球してるって言われてたし、
ダメだった部分の洗い出しとか、自分のプレーの分析とかするのも綾瀬川は大得意なんだろうなと…
それに綾瀬川って調子のムラとかまったくないしな…
いつでもベストパフォーマンスで活躍できるピッチャーだから、そういう凄さも大和の言ってる「頭を使って努力してる」っていうことの賜物ってことかな

ともかく自分の役目を終えてベンチに戻ってきた真夜ですが、ベンチにいたイガに「お前も試合に出れる準備しとけよ」と声をかけたところ
「え…」とまったく乗り気じゃない感じの反応が。
え、なにお前そんなに試合出るの嫌なん!?露骨に嫌がっとるやんけ!?

このイガの反応、まるで俺が会社で仕事してる時に
「今日は飲み会行くからお前も準備しとけよ」「え…」ってなってる時の俺みたいだぜ!(えー
まさにそういう時の俺や!飲み会とか行きとうないんじゃ!今とか忘年会シーズンで余計に言われるしな、なにが飲み会だよまったくよー
さっさと帰らせてホロライブの配信見させろ!!(えー  次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第41話



さてダイヤモンドの功罪41話の感想ですが、今回の話は大和がひたすら雑用に励む回となってましたね
チームの方は枚方ベアーズと足立フェニックスで試合をしていたわけですが、
大和はその試合には出してもらえずひたすら荷物運びやら球拾いやら雑用だけやらされていたという…

いやあ…大人になって思うけど、スポーツの部活とかでこういう雑用だけやらせるのってほんとクソだよな…
スポーツがやりたくて部活やチームに入ったのになんで雑用だけやらされなアカンねんと。
しかも上手いやつは優遇されてプレーすることを許されるのに、下手なやつは雑用係のままプレーさせてもらえないって
これじゃ下手なやつが上達する機会が一切ないっていうか、ただ雑用係として使い潰されるだけやんけ…

今にして思うと、上手いやつと下手なやつの格差が広がるだけのとんでもねークソシステムって気がしますね
しかもこの画像だと上手いやつが雑用手伝ったら怒られるとまで言われてるし。なんやそれ…
こんなことやってたら、「雑用なんて下手なやつにやらせときゃいいんだよ」みたいに
下手な奴を奴隷扱いするみたいな意識も生まれたりするわなあ

「うちみたいな強豪チームで球拾いするより、そこそこのチームで試合出れた方が絶対ええやないですか。
 大和さん、今からでも弱いチーム行った方がええと思うわ」

「…」

「あ、あの…あんなの全然気にすることないですから!」

「え?」

「よ、弱いチーム行った方がいいとか、言ってる方だってそんな本気じゃないし、気にする必要ないですよ」

って、「弱いチーム行った方がいい」と大和が仲間に言われていたその時、「そんなの気にしなくていい!」と急に声をかけてきたイガ!
急にどうしたイガ!?大和とはまったく面識がないのにいきなり声をかけるとは…と思いましたが、イガって以前に綾瀬川との会話で
「強いチーム行った方がいい」って言っちゃったことがあったんでしたっけね



この一言がきっかけで、綾瀬川をチームから追い出すような形になってしまって、イガも綾瀬川もひどく傷ついてしまったから
「弱いチーム行った方がいい」にしろ、「強いチーム行った方がいい」にしろ、
チームメイトを追い出すようなことの辛さをイガはよく知っているから
「あんなの気にすることないですよ!」って、自分たちみたいな辛い思いをしないように声をかけたってことか



ってそんな中、イガを呼ぶためにトコトコやってきた綾瀬川もその場に合流することに!
まさか綾瀬川が来るとはって感じで大和も目を丸くしてますね
というか大和と綾瀬川って何話か前にも顔を合わせてたけど
あの時はなんも会話のきっかけなくて他人のまま終わったんだったな(えー
そういう意味では今回引き合わせてくれたイガの存在けっこうでかいな…

「あの、綾瀬川くん、野球のことで聞きたいねんけど…」

「野球のこと?なに?」

「前にぼくらの先輩たちと試合しとった時、マウンドで足場の着地する穴を3つか4つ掘っとったやん。あれはあえてなん?」

「足場の穴…?」

「うん、そうだよ」



って、せっかくだから綾瀬川に野球の質問をしようと、マウンドの穴がどうたらと聞き始めた大和。
なんのこと言ってるのかさっぱり分からん…(えー
イガも「なんのこと言ってんの?」って感じの反応してますが、綾瀬川だけは「ああ、あの話ね」ってピンときた反応してますね

「綾瀬川くんて、球種のサインの他にフォームもサイン作っとるん?」

「作ってないよ」

「そやったら、今村さんにほおったクイックはノーサインなん?
 パスボールこわないん?カーブも投げとったやろ」

「ピッチャーのフォームは、キャッチャーあんま関係ない」

「球種だけ分かればええてこと?」

「うん」

「え、どういう意味?」

「ピッチャー目線やとフォームは固めたほうがええ、ちゅうか固めなあかんからな」

「でもバッター目線だとフォームは違ったほうが打ちづらいわけじゃん、
 そんでキャッチャーはその逆でけっこう球の方ばっか見てるんだよね。だからあんまピッチャーのフォームと関係ない」

さらに今度は投球フォームの話になりますが、こいつらの会話エスパーか何かみたいやな…(えー
イガだけは話についていけなくて「え、どういう話?」ってポカーンとしてますが、これが俺たち一般人の反応なんだろうな
どうやら投球フォームにしてもピッチャー目線、バッター目線、キャッチャー目線でそれぞれ違ってくるようで
ピッチャー目線なら投球フォームを同じにした方が投げやすい、バッター目線なら投球フォームは違った方が打ちづらい、
キャッチャー目線なら投球フォームがどうだろうとあまり関係ないっていう、そんな話をしているようで…



それと印象的なのは、そんな話をしながら綾瀬川がずいぶん楽しそうにしてるってことですね
「この話わかる人いるんだ!」って感じに、嬉しそうに大和との会話を続けてるわけで
初めて同じ域で会話ができて共感できる人を見つけたって感じの反応してますね
これって要するにあれやな、アムロが初めてララァと出会った時みたいなもんやな(えー

アムロが優秀すぎるニュータイプとして孤独を深めていたところに、はじめて同じ域で共感できるララァが現れたっていうね
でもその共感できる仲間のはずが敵同士の関係なんやな…悲劇やな…
それでイガはオールドタイプで2人の会話にまったく入れなくて
「ヤツとの戯言をやめろ!!」って思うことになるんやな…(えー  次回に続く!




ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第42話



さてダイヤモンドの功罪42話の感想ですが、今回の話は前回に引き続き大和と綾瀬川がひたすら野球の討論しまくるって内容になってますね
お前らすっかり討論仲間って感じやな…イガは相変わらず会話に入れてませんが、別に気分を害することもなく成り行きを見守ってるようですね
俺としては今回でハブられたイガが疎外感感じるかなと思ってたけどそうでもなかったな(えー

「いてっ」

「どっか痛いん?」

「たぶんオレも成長痛かも…」

「そら大変や!五十嵐くんちょお待っとってな」

そんな中、ふとした拍子に体が痛いと言い出したイガ。どうやらイガは本当に成長痛のようですが
すると大和はイガのことを心配して、先輩の今村さんに声をかけることに!



また出てきたな今村さん!けっこう出番あるんやな、それとイガ曰く「こないだ「めざまし」に出てた人」ってことだから
めざましテレビに呼ばれるくらい有名人なんやな今村さん
今村さんてまだ中学生のはずだから、高校デビューする前からスーパー中学生として注目されてるってことか…

「成長痛自体はケガやないけど、成長痛が原因でケガはむっちゃあるからな。
 キャッチャーなんかヒザやったら一発やし、今はとにかく無理したらあかんで」

「ありがとうございます!」

「綾瀬川も久しぶりやなぁ!投げてへんみたいやけど、どないしたん?」

「あ…成長痛です」

「お前もかい!まぁでもお前らは来年あるからな、無理して結果出さなあかん時期とちゃうし、
 タメのやつがガンガン結果出しとっても焦ったらあかんで。
 大丈夫や、無理しなかったら絶対治んで!がんばれよ!」

そして綾瀬川とイガ2人あわせて成長痛の相談に乗ってくれる今村さん。
今村さん的に、成長痛で試合に出られないのはさぞ焦るだろうという気持ちで
今はそんな焦りを我慢して、じっくり成長痛を治すようにがんばれと言ってくれていますね
親身になってくれてるなぁ。そんなありがたいエールを受けた綾瀬川の反応は…

ゲゲェーー!?なにその顔ーー!?
なんやねんその空虚な笑みは!?綾瀬川のやつ完全に目が死んどるやないかい!
ヤバいなこれ…たぶん綾瀬川的に、自分が成長痛っていうのは嘘でズル休みしてるから
今村さんが親身になってくれるほどに気持ちが空虚になっていくってことなんだろうな

「五十嵐くん、綾瀬川くん、ぼくも試合に出してもらえるように頑張るんで、
 野球のこと喋るだけやなくて、いつか試合で対戦できんの、楽しみにしてます」

「みんな…優しいね」

「…あと…1年だから…」

ああ、そして今村さんや大和と別れた後に、車で家路につきながら
めちゃめちゃ辛そうな顔で「あと1年だから…」とつぶやいていた綾瀬川!
これは嘘をつき続けるのが辛いって顔か!?やっぱり綾瀬川も良心の呵責に苦しんでたんや!

今村さんや大和が熱心に声をかけてくれるほど、それに対して嘘をついていることが苦しいってことか…
そんな嘘をついている理由としては、1年経ったらフェニックスを引退して新しいチームを立ち上げるからってことなわけですけど
俺としては新チームを作りたいって気持ちも正直分かるんですよね。なんでかって、綾瀬川たちが新チームについて語ってた時に
下手なやつでも上手いやつでも平等なチームにしたいって言ってたわけで



この考え方、ここ数回の話を読んでるうちにすごい共感しちゃったんだよね
というのも、ここ数話で描かれてたのって下手なやつは雑用だけさせられて上手いやつだけ優遇されるっていう
上手いか下手かで露骨に差別されるっていう野球チームの嫌な部分だったから
こんなんじゃ下手なやつはチームに入っても奴隷扱いされて終わりじゃないかってことが俺的にすごい不満だったんですよ

綾瀬川たちはそんな不満点を解消したチームを作ろうとしてるから、確かにそれって俺としても応援したいなと思うわけで
ただそのために綾瀬川たちは1年間ウソをついて我慢しているという…今回の綾瀬川の様子からして、だいぶ精神的に参ってるっぽいし
ウソをつき続けるのは限界がくる気がしますが…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第43話



さてダイヤモンドの功罪43話の感想ですが、今回の話は
なんか知らんキャラと知らん家族が喋ってる回となってますね(えー
いやマジで、誰やお前ら!?とりあえず見たところ、綾瀬川と同じ足立フェニックスに入っている少年とその両親って感じでしょうかね
少年の名前は秀明というようですが、苗字の方は呼ばれてないのでフルネームは判明してません

そして状況的に、秀明くんはモグモグとご飯を食べているわけですが、
その横で母親がずっと綾瀬川の愚痴をブツブツ言ってる状態となってますね
何をそんな愚痴ってるのかというと、「成長痛でロクにプレーできないんなら無理してチームに入ってくんじゃねーよ」ってことのようで…

「普通は成長痛くらい自分で分かるんじゃないの〜?痛いんだったら無理して入ってこないで良かったのに。
 わざわざ大阪行ってずっとボールボーイやってんだから、何しに入ったんだろうね〜。
 実績ある選手なのは分かってるけど、ここまであからさまだとねぇ。正直引いちゃうわ」

「お母さん、なんかそういうの…聞いててやだよオレ。そういうの言うのやめてよ」

「そうですか、お母さんは家で愚痴言うのも禁止ですか」

そんな母親の愚痴をさんざん聞かされて、思わず「もうやめてくれよ」と言わずにいられなくなった秀明くん。
そうだよなあ、今メシ食ってる最中なんだし、こんな話ばっか聞かされたらメシがまずくなるわなあ
それに対して母親は「ああそうですか愚痴を言うことすら禁止ですか」とヒネた態度を取ってますが
あんたが愚痴りたいのはもう十分わかったからさあ…秀明くんの言いたいことっていうのは
不快感のおすそ分けすんのやめろって言ってんの!
ちょうどそれについて、以前らーめん再遊記の感想書いた時に語ったことがありましたっけね

その時に書いた内容というのがこれです。ツイッターとかで他人から毎日不快さのおすそ分けをされることに疲れてしまって
「もういいよそういう話は…」と聞いてて嫌になる、もっと別の楽しい話をしてくれと思う、
他人を叩いたり不満をぶちまけたりしてるのばかり見てると疲れてしょうがない
という風に書いてるんですね
今の秀明くんの心境とかまさにこれやで!俺こそ秀明くんの理解者だったんや!(えー

そんなわけで俺としてはすっかり秀明くんの味方なわけですが、ただ今回出てきた愚痴の中で
ちょっと気になるワードもいくつかあったんですよね

それがこれです。お金に関する話。足立フェニックスはタダで運営してるチームではなくて
遠征に行くのにもお金はかかってるし、雑用だけのためにわざわざ遠征に連れて行くのやめろという文句が出ていたわけなんですけど
実はこれと似たことを俺も考えていたんですよね

というのもですよ、何話か前から俺ってイガとか大和が雑用だけやらされてることにすごい怒ってたじゃないですか
野球をやるためにチームに入ったのに、雑用だけしかやらせてもらえないってどういうことだふざけんなっていう風に。
そういう風に怒ってた理由のひとつとして、お金を払ってチームに入ってんのやぞっていう気持ちがあったんですよね



お金に関しては枚方ベアーズでも月会費払ってるって話が出てたし、
金を払ってる以上ちゃんと運営してくれなきゃ泥棒だろって作中で言われたりもしてたわけで
そういう意味じゃ、金を払ってるのに雑用だけしかやらせてもらえないってこんなん詐欺だろと思ったし
「野球ができますよ」って金をだまし取ってこき使ってるのと変わらんで!?
雑用だけやらせるのはそういう罪深いことだって分かっとるんか?この詐欺師どもが!(えー

「真夜、ブルペンは俺の特打ちの後でいいか?」

「いや、電ボと入るからいい」

「マジ?投げにくいだろ。キャッチング下手クソじゃん」

「投げにくい。投げにくいけど、誰かが投げてやんなきゃ電ボだって上手くなんないだろ」

ってそんな中、「雑用だけやらせてたって上手くならないだろ」という考えから
あえてイガを練習相手に指名して一緒に練習をやり始めた真夜!
マジかよお前だけだよそんなこと言ってくれるのは!(えー

いいやつやんけ真夜…俺も感想で「雑用だけやらせてたんじゃ上達の機会がない」って書いてたから、この真夜の考えにはすごい共感しちまったわ
金髪マンの方は「あんな下手なやつと練習したってやりにくいだけだろ」と思ってるみたいで、下手なやつには用はないって考え方してるみたいですね
雑用ばっかやらせる奴ってこういう思考しとるんやろな…そうやって雑用係を押し付けられるとか冗談じゃないですよ。こっちは金払ってんのやぞ金をよぉ!!(えー

「座れよ」

「し、失礼します!」

「なあ、綾瀬川、あいつ本当に成長痛なのか?」



ってなんかぶっ込まれてるーーー!?
えええええ!?ブルペンへ真夜と一緒にやってきたイガですが、2人きりになったことで
「綾瀬川の成長痛は嘘なんじゃないのか」と真夜からぶっ込まれることに!
ちょ、ちょっと!まさかそれが聞きたくてブルペンにイガ呼んだの!?俺を騙したのか真夜!?(えー

真夜お前…イガを上達させようって純粋な気持ちから練習に付き合ったのかと思ったのに!
「俺の質問に答えな」って利用するためだったなんて!チクショオオオオオオオオオオ
い、いや、まだそう判断するのは早い…ブルペンで練習の合間にちょっと聞いてみただけかもしれんし
真夜に騙されて利用されたとかまだあわてるような時間じゃない(えー  次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第44話



さてダイヤモンドの功罪44話の感想ですが、前回は「綾瀬川の成長痛はウソなんだろ?吐けよ」と真夜が衝撃的な一言を口走った場面で続いたんでしたね
しかし今回、それを聞いたイガがすっかり青ざめてしまい、いきなりぶっ込みすぎたか…と考え直した真夜が
「ごめん今のなし」と会話をやり直す流れとなってますね
空気の読める男で助かるわ真夜!(えー
自分の言いたいことだけ言うんじゃなくて、ちゃんとイガの反応を見ながら会話してくれるってわけやな

「ブルペン、入れるよな」

「ブ、ブルペン…じ、自分がですか?あの…自分でいいんですか?」

「練習、きついか?」

「えっ、はい…少し…」

「お前、あんまりウチに入ってくるようなタイプじゃないし、
 入ってきた時はついて来れなくてすぐ辞めると思ってたけど…頑張ってる」

ま、真夜さん…!!めっちゃ優しいこと言ってくれるやん真夜!
野球が下手で、他のキャラからは見下されがちなイガのことも「お前よく頑張ってるよ」と認めてくれていて
しかもこれって口先だけのお世辞じゃなくて本当にイガの頑張りをちゃんと見てるんですよね



これがそのシーンで、ランニングの時にイガが1人だけ遅れながらも頑張って走り続ける姿だとか
雑用を任された時にイガが遅くまで部室に残って一生懸命に雑用をこなす姿だとか
そういうのをちゃんと見てくれていて、「あいつよく頑張ってるな」って感心してくれていたっていうのが真夜なので
真夜お前がいてくれて本当によかったよ!!(えー

こういう風に、下手でも頑張ってるイガのことを認めてくれるキャラを俺はめちゃめちゃ求めていたわけで
今まではそれが見当たらなくて、「ああいう下手なやつは雑用だけやってりゃいいんだよ。どうせすぐいなくなるだろ」とか言い出すような
冷たいやつしかいないってことに俺はブチギレてたんですよね
でも今回、真夜みたいにあったかい奴がいると分かって本当にありがたいですわ

「前のチームじゃ勝ったことなかったんだろ?」

「…はい」

「このチームでも、まだ試合に出たことないだろ」

「はい」

「不安だろうけど、大丈夫だから。お前1人で試合に出るわけじゃない。俺が勝たせてやるから」

ま、真夜さーーん!!(号泣)
真夜お前ほんといい奴すぎるよ!ロクな試合経験がなく、勝ったこともないというイガに対して
「大丈夫だから。俺も一緒に戦って、お前を勝たせてやるから」と約束してくれるとは…
今にして思えば、枚方ベアーズとの試合の時に「お前も準備しとくんだぞ」と言われてイガが青ざめてたのって
自分に経験がなさすぎるから不安がってたんですね



ロクに試合に出た経験もない、勝った経験もないっていうそんな立場だから
「自分なんかが試合に出て大丈夫だろうか、ちゃんと勝てるんだろうか」ってことが不安で青ざめちゃってたわけか
それに対して真夜が言ってくれてるのが「大丈夫だから。俺も一緒に戦って、お前を勝たせてやるから」ってことなわけで
こんなん真夜さんに一生ついて行きたくなるわ!!(えー
真夜あまりにも良い先輩すぎる…まさにイガが一番欲しかった言葉をかけてくれてますよ。まさか真夜がこんなに好印象のキャラになるとは思わなかったな

「…綾瀬川の成長痛の話だけど」

あ、でもその話には戻るんすね…(えー
やっぱその話には戻したいんすね真夜さん…イガのことを認めてくれて嬉しかったけど
それはそれとして綾瀬川の成長痛については聞いときたいんやな…

「綾瀬川…あいつ、どっかやってんだろ?」

「…え?」

「ヒザか腰か…どっかやってて、でも故障者リスト入るとリトルの間は試合に出られないから、
 だから成長痛のフリしてんだろ?」

って…あれ?綾瀬川の隠している事情について、「どこかにケガを抱えているんだろう」との推理を語る真夜ですが
いや真夜さんそれは全然違いますが?(えー
ふむ…真夜としては、「綾瀬川は成長痛のフリをしている」ってところまでは理解しているものの
じゃあなんでそんなフリをしているのか?ってことまでは分かっていなかったみたいですね
ともかく真夜から見た綾瀬川は、重いケガを成長痛と偽って「早く試合に出て役に立たなきゃ」と必死に治そうとしている健気なやつに見えているようで…

「もしも故障してるなら正直に言っていい。足りない分は連投制限のギリギリまで俺が投げる。
 チーム状況なんて考えなくていいから、焦らなくていいって伝えとけ」

「あの…綾のこと、なんでオレに?」

「俺が綾瀬川に投げんなって直接言ったら、俺のポジション取んなって言ってるみたいだし…
 どのみち、俺から言ったらなんか意味が生まれるだろ、そしたらあいつが可哀想だろ」

「…」

「あいつはプロとか、そういうところまで行くんだろ。オレは正直そこまでは行けないし、
 とにかく推薦取って…学生の間だけ全力でやれたらいい」

そしてなんと、真夜は綾瀬川の体のことを心配するあまり、
「あいつの分までオレが投げるから、焦らず体を治すのに専念するといい」と考えており
さらには、綾瀬川が将来プロの舞台で活躍するであろうことも見越して、
「プロで使う大事な体を今酷使しなくていい。オレはプロには行けないから、今無理をするのはオレでいい」
という風に、綾瀬川の将来のために自分が踏み台になってもいいと…
どんだけ良い奴なんだよ真夜…中学生でこんな他人のための自己犠牲を考えてるやつとか普通いないだろ…

「あの…マヨさんは行きたい高校決まってるんですか?」

「…慶耀。高校で推薦取って、そのまま大学進んで…六大学の神宮で投げたいんだよ」

「六大学!あ、あのうマヨさん、わざわざ言うことじゃないかもしれないんですけど、自分も慶耀です…幼稚舎ですけど」

「え!?じゃあお前、そのまま中学、高校って…」

「はい、たぶん行くと思います。だからもしかしたら一緒に…」

そして高校の進路の話について、志望校は慶耀だと語る真夜ですが…
「えっ慶耀なら自分もエスカレーター式で通ってますけど」と言い出したイガ!
つーか慶耀ってこれ慶應のことかよ!エスカレーター式って聞いてさすがに気づいたわ!
ともかくイガはもうすでに真夜の志望校に通えることが確約されている身であり、真夜が予定通りに高校から慶耀に入ってくれば
高校でこの2人が同じチームで組めるってことですよね

(そっか、このチームに入って終わりじゃないんだ。あと1年とか関係なく、ちゃんと野球で戦力にならないと…!)

そんな風に、真夜との付き合いが長くなることを感じて、「もっとちゃんと戦力にならないと!」とやる気がメラメラ燃えてきたイガ!
このイガの気持ちは俺もよくわかりますよ、俺に言わせれば一番モチベーションが湧いてくる瞬間が何かと言ったら
めちゃくちゃ良い人と一緒に組んで「この人のためなら頑張れる」って思った瞬間ですからね



たとえば、ワートリの感想を書いている時に俺がよく言っているのが
「ザキさんこそが最高の隊長だ」ってことなわけで
なぜそんなにもザキさんを評価しているのかというと、ザキさんがめちゃくちゃ仲間への思いやりのある良い人で
「ザキさんのためならとことんまで頑張れる」っていう気持ちにさせてくれるからなんですよね

今回のイガもそれとよく似た心境になってると思うんですよ
「真夜さんのためならとことんまで頑張れる」っていう気持ちになったことから
よりいっそう練習に打ち込みたいって熱意が芽生えたわけで。だから俺的に、モチベーションを最も高めてくれるものが何かと言ったら
上司や先輩からの優しさとか思いやりだと思うんですよね

逆に冷たい態度で粗末な扱いしてくる奴とか、ガミガミと厳しい態度ばかりしてくる奴とか、パワハラまがいの苦痛を与えてくる奴とか
そういう上司や先輩に関してはまったくこんな奴らのために働く気にならんと思いますね…
たまに世間では、厳しくしてくる先生とかのことを「先生の厳しさのおかげで成長できました。今では感謝しています」とか美談みたいに語られたりするけど
俺は生まれてこのかたそんな感謝したことは1度たりともないな…(えー

さてともかく、今まで以上にやる気に燃え始めたイガですが、その結果なんと
「綾もちゃんと野球やりたいでしょ?一緒に頑張ろう!」と言い始めることに!
マジかよそういう流れになるんか!まさかイガのやる気に引っ張り上げられる展開とは…
まあ綾瀬川も野球できないフリをするのはずいぶん辛そうだったし、真剣にやった方がいいかもしれませんが…

ただ綾瀬川が真剣に野球をするとなると必ずチームメイトが不幸になるのがな…(えー
特に綾瀬川とポジション被ってるキャラがな…そうなるとこの場合、綾瀬川と同じピッチャーの真夜が不幸になる可能性メチャ高いってことですよ!
うわああなんてこった!真夜が良い人だからこそやる気を出そうって流れで、その結果真夜が不幸になるとかこんな皮肉なことあるか!
でもこの作者、そういう展開めっちゃやりそうだからな…(えー
今までもそういう光景を何度も見てきたし、あれだけ良い人の真夜が皮肉にも苦しむという、そんな展開が待ち受けてる気がしてならないぜ…次回に続く!

 


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第45話



さてダイヤモンドの功罪45話の感想ですが、今回の話は「やっぱりちゃんと野球やろう」とイガが言い出した場面からの続きとなってますね
急にそう言われて驚いた様子の綾瀬川に対し、「心配してくれてるみんなを騙し続けるのは良くない」と語るイガですが…
うーん…ただ、それに関しては綾瀬川も承知の上なんだよな…
「みんなを騙すのは良くない」ってことは、これまでもさんざん意識し続けてきたことなので、この説得で綾瀬川の心が動くのかどうか…

「オレも…騙し続けんのは最悪でヤバいって思うし、オレも野球やりたいよ。
 でもしない」



あ、やっぱり!?(えー
やっぱりダメっすかこの説得では!?「騙すのは良くない」ってことは綾瀬川もとっくに分かっていて
それでもこの方法を貫くって覚悟決まっちゃってるみたいですからね…
すでに綾瀬川が覚悟していることをもう一度言ってみても、心変わりはさせられなかったということか…

「オレだってせっかくイガと同じチームになれてさ、試合出たいって思う時もそりゃ普通にあるよ。でもしない。
 他の人だってさ、自分のやりたいことが100パー思い通りに叶うことってないじゃん。
 オレはフェニックス入るの決めた時点で、オレが野球するのと、誰のジャマもしないのと、どっちも叶えようとは思ってない」

そして「野球をしたいと思うこともある」と語る綾瀬川でしたが、やりたいことは叶わないのが人生だみたいなことを言ってますね
なんとも寂しいこと言う小学生やな…(えー
小学生の時からこんなこと言う!?寂しい方向に悟りすぎやろ綾瀬川!俺が小学生の時なんて
「スーファミ持ってる友達んち行って遊びてえ!」とかそんなレベルのことしか思ってなかったけどな(えー

ともかく、叶えたい思いなんて全部は叶えられないと思っているのが今の綾瀬川であり、
「野球をしたい」って気持ちと、「誰のジャマもしたくない」って気持ちを持っているものの
その両方は叶えられないと考えていて、「野球をしたい」って気持ちの方は捨ててしまおう
という覚悟を決めてしまったようですね。つまり綾瀬川にとって最優先にしたいのは「誰のジャマもしない」っていう気持ちだってことか



それと綾瀬川がそんな話をしている最中、笑顔だった頃のヤスの姿が差し込まれてるのが印象的でしたね
ああ…これってつまり、綾瀬川としては以前バンビーズにいた頃に
自分が活躍しすぎてヤスのジャマになってしまい、ヤスから笑顔を奪ってしまったってことを相当気に病んでるんやな…



なにしろヤスのことをこんな顔にしてしまったわけだし。もうこんな悲劇は二度と繰り返さないように
「もう絶対に誰のジャマもしたくない」って硬い覚悟をしてしまったってことか
ともかく、綾瀬川の覚悟は揺らぐ様子がなく、イガからの説得は失敗に終わってしまったわけですが…

そして次のシーン、なにやら綾瀬川がおばちゃん達から高校の進路はどうするのかと聞かれている場面となってますね
このおばちゃん2人組はあれか、左側にいるのはこないだの秀明くんの母ちゃんか
秀明くんがメシを食っている最中に、グダグダと綾瀬川の愚痴を言いまくっていたやな感じの母ちゃんですよ
それが話しかけてきたとなると、俺としては読んでてギョッとする場面ですが…

「高校はまだなにも…たぶん普通に受験で…」

「ええぇ〜!?」

「そうなのォ!?まあ綾はフェニックスの枠使わないでも、どこでも行き放題か〜」

「一昨年…?の高田先輩とか、スカウトの名刺もうこんな!トランプの手札みたいにして!」

「そうそう、もうどこでも全額免除で高校選び放題!」

「綾、もし枠が被っても遠慮しないで?」

「そうそう、チーム内での忖度なし。実力主義なんだから恨みっこなし」

「とか言っても人数多いチームだと結構にらみ合いあるらしいよ?」

「まあそりゃね〜、うちみたいに受験で行けない子は野球で行くしかないんだし〜」

バ、ババアうぜえ〜〜(えー  聞いてもない話をグダグダとマジうぜえ〜〜
とりあえずこのババアどもが言いたいこととしては、フェニックスには高校に行ける推薦枠があるってことみたいですね
そういえば真夜も前回「推薦を狙ってる」って話をしてたっけなあ。ただしその推薦枠を使えるのは人数が限られており
その枠を巡って水面下では「うちの子に枠を使わせろ」「いいやうちの子に使わせろ」という醜い争いが繰り広げられているという…
表向きは「実力主義で誰が使っても恨みっこなし」と言ってますが、裏ではドロドロと争ってるってことですね
なんとも嫌な話だな…そういえばこの推薦枠については、秀明くんも母ちゃんからガミガミ言われてましたね



それがこの場面ですよ。「もっと危機感持ちなさいよ!野球で推薦取るって言ったよね!」とかって
秀明くんに説教かましてた場面。この推薦っていうのが今回言われてる推薦枠のことで、もしも秀明くんがフェニックスで活躍できなかったら
推薦枠をもらえずに普通に高校受験するハメになるってことか。だから同じチームメイトでも他人を蹴落として推薦枠を勝ち取る争奪戦みたいな状況になってるんやな…
なんという息苦しいチームなんや…考えるだけで息が詰まりそうや…

チームメイトとは推薦枠を奪い合う関係だから、綾瀬川みたいに高い実力のある選手は邪魔な存在で
この母ちゃんがわざわざ綾瀬川に話をしに行ったのも「チームの貴重な推薦枠を使うんじゃねーぞテメー」って釘を刺したかったんだろうし
秀明くんに対してガミガミ言ってるのは「推薦枠取れなかったらどうなるかわかってんだろうな秀明」
なにがなんでも推薦枠を取ってこいとしつこく言っているという…あまりにも息苦しすぎる…

こんなん心休まる暇がないやんけ!チームメイトはみんな枠を奪い合う邪魔者で、母親からは早く枠を奪ってこいと怒鳴られ続けるって
ストレスで頭おかしくなるわこんなん…
小学生のうちからこんなドロドロの醜い争いの中で生きていかなきゃならんのか…
こんな人生送ってたら「人間って汚い生き物なんだな」って人間不信になっちまうぜ!

(オレは絶対…誰のジャマにもならない…)

そして実際、すっかりおかしくなってしまった様子の綾瀬川。フェニックスで醜い争いが行われていることを察してしまい、
そんな争いに自分も参加して他人を邪魔するようなことだけは絶対にしたくないとひたすら思っているようです
ああ…綾瀬川がフェニックスで野球はしないって頑固に言ってるのはそういう理由もあったのか
もし綾瀬川が全力のプレーをして目立ちまくったら他のチームメイトを蹴落とすことになるから
そうならないように、自分はプレーせずに雑用だけして必死に目立たないようにしてると…
なるほどなぁ…ただ、綾瀬川が目立たずに雑用だけしててもあのババアは文句言ってくるんですけどね(えー



「ずっと雑用だけしてるってさ〜遠征費だってかかってんのにさ〜わざわざ何しにきたんだろうね〜」
とかいう風にぶつくさぶつくさと…本当に終わってんなこのババア
結局どっちにしろ文句言うんじゃねーか!こんな風に、何をやっても不平不満だけを垂れ流し続ける人間になっちまったら終わりだな…

「綾、やっぱりこんな方法はよくないよ。「誰もジャマしない」で、「綾が野球する」の、どっちもやろう」

そして今回ラストシーンですが、またも綾瀬川のところにやってきて説得しようとするイガ!
いや…誰のジャマもせずに野球をやるってそれはもう無理なんじゃねーか!?
なにしろフェニックスで野球をやること自体が他人を蹴落とすことになるわけだから、
少なくともフェニックスではその両立はできないっていう…



ああそして、イガの説得を聞いてもまったく心動いてなさそうな綾瀬川!
「お前まだそんなこと言ってんの?もういいから黙ってろよ」
とでも言いたげな顔ですよ!イガに対してもこんな冷ややかな表情になってしまうとは…
マジで綾瀬川が人間不信になっちまうよ!誰かなんとかしてくれ…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第46話



さてダイヤモンドの功罪46話の感想ですが、前回に引き続きイガが綾瀬川を説得する回となってますね
前回は「みんなを騙すのはよくないよ」という言い方で失敗したわけですが、
今度は切り口を変えて「本気で野球できるのは今だけなんだよ」と綾瀬川を説得する気のようです

「オレと新しいチーム作ったら、綾が本気で野球やることは多分ないと思う。
 だから、フェニックスにいるこの1年が綾にとって全力で野球できる最後のチャンスなんだよ。
 オレとバッテリー組んだら、全力で投げることもうないんだよ?
 今の綾見てると、新しいチーム作った時に「フェニックスでガチな野球やっとけばよかった」って後悔しそうな感じあるよ…」

ふむ…本気でやれるのは今だけという理由として、新チームでイガとバッテリーを組んだら、綾瀬川がイガに対して本気で投げることはできないと…
そういえばイガって綾瀬川の球を捕ることできないんだったな…
前からちょくちょく話題に出てましたが、フェニックスに入った今でも捕れないことは変わってなかったのか

「今オレたちはさ…リトルまでで辞めることをチームの誰にも言ってないじゃん。それをちゃんと言うんだよ!
 もう隠さないで、シニアには行きませんって、最後の1年だから頑張りますってみんなが知ってれば、
 ヤスの時みたいなことにはならないと思う!リトルで辞めますってちゃんとみんなに言おう!」

そして、シニアには上がらずリトルでフェニックスを辞めるということをみんなに明かそうと語るイガ。
ちなみに綾瀬川はここまで黙って話を聞いてますが
前回より明らかに心が揺らいでる表情してますね
ただ、イガの言うことに乗っかっていいのかどうかもわからないって感じで、ひたすら困惑してるような様子ですが…



「…イガ…もういいよ…やめようこの話…」

「綾…」

「オレは結局…人を敗かす覚悟がないんだよ…」

そして綾瀬川が絞り出すように言った言葉は、「オレには人を敗かす覚悟がない」だったという…
確かにそれはずっとそうでしたね…人を打ち負かすだとか蹴落とすだとか
そういうのが致命的に向いてないのが綾瀬川の性格だから
結局この性格がどうにかならんことには、ガチで野球をやること自体が無理っていうか…

「今までのそういうのだって、綾が悪いわけじゃないじゃん」

「てかオレが今みんなに仲良くしてもらえてんのは、オレがスタメン争いとかに関係ないからじゃん!」

「それは違うと思う。それはフェニックスのみんなに失礼だよ。
 もし綾がスタメンになって別の誰かがベンチ入れなくなっても、それを責める人はフェニックスにはいないと思う」

って、もし綾瀬川に蹴落とされてしまった人がいたとしても、そのことを恨むような人はフェニックスにはいないと…
え…それはどうなん!?その考えはどうなんイガ!?
フェニックスにいる人間って、そんなにみんな恨みや妬みを持たないような人間なんか!?あんなにドロドロしてるのに!?(えー
いや、正確に言うと選手より保護者がヤバイ気がするんだよな保護者が…
なにしろ例の秀明くんの母親とか、綾瀬川がベンチ入りしただけで抗議しようとか言ってたし



しかも「みんなして」って言ってることから、これ言ってるの秀明の母親だけじゃなくて他の保護者もわらわらいるってことだと思うんだよな…
やべーぞこれは…「綾がベンチ入りしても責める人はいないよ」ってイガは言ってたけど
めちゃめちゃいるってことやん!イガは保護者の闇を知らんのや保護者の闇を!

なんていうか、フェニックスのドロドロした雰囲気の原因ってほとんど保護者なんだよな…
選手たちだけならそんな陰湿でもないんだが…実際、選手たちは綾瀬川のベンチ入りをそんなに気にしてないみたいなんですよね
今回のシーンで「綾ベンチ入ると思う?」「入れるだけ入れるんじゃない?」って
軽い感じに「まあベンチ入りするっしょ」って話してる場面がありましたし。



ちなみにこの2人、左にいるキャラが時生といって綾瀬川と同年代らしく、右にいるのはその兄ちゃんみたいですね
というかこの兄ちゃん一目見て思ったのが、爽やかイケメンすぎて最強に女子ウケよさそうやな(えー
この漫画で女子ウケナンバーワンってこの兄ちゃんやろって、もう見た瞬間に思ってしまったわ

「でも秀の親とか綾のことめっちゃ聞いてくるし、なんか全体的にお母さんたちピリピリしてんじゃん。
 オレらだって、真夜さんなら敗けてもしょうがないって思えるけど、綾瀬川が敗けて納得できるやついないっしょ」

そんな時生と兄ちゃんの会話をもう少し見ていくと、「秀の親とかうるせーじゃん」という風に言ってますね
秀の親ってことはつまり…秀明の母親ってことですよね!?おい言われてんぞババア!(えー



選手たちにもしっかりバレてんぞババアのウザさは!もうほんと、保護者だからっていちいち口出しするのやめろや!
ただ、選手たちも綾瀬川に思うところが何もないってわけじゃなくて、
ピッチャーが今まで一緒にやってきた真夜なら納得できるけど、ポッと出の綾瀬川だと納得できないって気持ちは多少あるみたいですね…

「綾と無理に仲良くなんなくてもいいけどさ、やっぱ同期って特別だよ。
 時生はこれから綾とイガと、シニアでもずっと一緒にやってくんだから」



そんな「納得できなくね?」と語る時生に対して、めっちゃ爽やかな笑顔で「同期なんだし受け入れてやりなよ」と語る兄ちゃん。
イ、イケメン〜〜〜〜〜!!イケメンすぎる〜〜〜〜〜〜〜!!
やっぱこの兄ちゃんどう考えても作中ナンバーワンの女子ウケ最強キャラだろ

ただ、そんな兄ちゃんの言っていることでヤバイなと思ったのが、
「シニアでもずっと一緒にやってくんだから」って、綾瀬川はシニアでもずっとチームに残ると思ってることなんですよね
すいませんそいつリトルまでで辞めるんですよ!



なんということや…「シニアでもずっと一緒なんだから受け入れてやろうよ」って言われてる中で、
「すいませんシニアの前に辞めるんです」って言ったらどんな顔されるんだろうか
「は?じゃあさっさと消えろよ」みたいに冷たい態度になるんか!?(えー
いやーヤバイな…お互いの考えの噛み合わなさに背筋が凍りそうだわ



そして今回、別の新キャラも登場してたので紹介すると、武流っていう名前のチームメイトですね
武流って確かイガに「電ボ」ってあだ名つけたとか言われてた奴だったな…お前がそうだったのか
ともかくこの武流、綾瀬川たちよりも先輩で真夜とは同学年らしく、「真夜のやつ最近がんばってるよな」と真夜の頑張りを認めており
「綾瀬川も投げないっぽいし、今度の大会は真夜を主役にしてやろうぜ!」と意気込んでいたという…

や、やばいってこれ、完全に綾瀬川が投げて真夜が目立たなくなるフラグだって〜〜〜!!
ぐああああああ!分かりやすいフラグ建てるんじゃねええええええ!これでまた綾瀬川がチームメイトと気まずくなるって展開!?もうやめてくれええええ
こうなると綾瀬川はやっぱり投げないほうがいいんだろうか…イガの説得に屈しないほうが…

「てか、できないフリが悪いのなんて、わざわざイガに言われなくてもわかってんだよ!」



そして綾瀬川の様子を見てみると、説得を続けるイガにとうとうイライラし始めてしまって
「言われなくたってわかってんだよ!」と激昂するようになってしまったようですね…
ああ…イガとも雰囲気悪くなってきてまずいなあ…でも説得を聞いたら聞いたで
チームメイトとの仲がますますこじれそうだし、一体どうすればいいんだろうな…

「身長だってこれ以上伸びないように、ご飯もあんま食べてない!
 そんぐらいオレは真剣にできないフリしてんだよ!誰の邪魔も、誰にも迷惑かけないように!」

「意味ないよそんなの…」



ずがーーーん
あああああ!綾瀬川の心に大穴を空けるようなイガからの本音が!
これまで必死にやってきた「できないフリ」に関しては、そんなのやる意味ないと…
な、なにもそこまで直接言わなくても…(えー
イガお前思ったよりドストレートに言うんだな…それとも、綾瀬川が怒鳴り始めたからイガも遠慮なしに言っちゃったんだろうか

いやーなんにしても地獄ですねこれは…このこじれにこじれた人間関係の地獄から一体どうやって脱出したらいいんだ
というか、画像左下の編集が書いた一言すら「どうしたら…!?」って言われてるじゃねえか!
もうどうしようもねえよ!この地獄は脱出不可能や!(えー
ひたすら苦しんで身を焦がすしかないってことか…なんて漫画なんだこれは…次回に続く!


・おはようございます大志さん。最近は最新話更新後すぐに感想をUPされててありがたいです。今までからすると考えられないくらい速くて正直驚いています(超失礼)
 ダイヤモンドの功罪ですが、結局綾瀬川が今のメンタルのままで満足できる環境なんて実現不可能じゃないですかね?
 本人の言うところの人を敗かす覚悟を得るか野球どころか勝敗のあるスポーツに金輪際関わらないようにしないと苦しみ続けるのでは…
 まあ小学生にそんな選択を求めるのも酷ですけど。

どうもこんにちは、最近の早めにアップする感想が好評なようでよかったです
なんで急に俺が早めの感想を書くようになったかというと、実はYouTubeの動画を見まくるようになったことが原因で
YouTubeに投稿された動画って、早めにコメント書くといいねめっちゃ付きまくるじゃないですか
そういう風に「動画が投稿されてる!すぐコメント書いたろ!」って行動にいいねが付きまくる快感を覚えてしまって
早く書くってことがこれだけ好評なら個人サイトもそうした方がいいんじゃねえかなーと思って、最近スピードアップしたというわけです

それとダイヤモンドの功罪について、「綾瀬川はあのままだとずっと苦しみ続けるのでは?」とのことですが
ぶっちゃけその通りで綾瀬川が苦しみ続けることはこの先もずっと約束されてると思うんですよ
なんでかっていうと、あの漫画って第1話の最初のシーンが
「野球を選んでよかったなんて思ったこと、こと1回もねぇよ」っていう風に
大きくなった綾瀬川が今までの野球人生ずっとクソな思い出だらけだったって振り返るところから始まるので



綾瀬川は野球を通してずっと嫌な思いばかりしていくってことはもう確定してるんですよね
俺たちはそんな風に綾瀬川が苦しみ続ける様をただ見ているしかないという…つくづくなんて漫画だ
なので、綾瀬川のことは素晴らしい才能を持ちながら破滅に向かっていくしかない悲しき少年みたいな目で見守ってますね



・大志さんこんばんわ
 功罪>>草野球チーム作って、何が解決するのか理解できません……
 綾も、既にイガにその気がないことに気付いてそうで、あの人達枠に入れてしまってる感が

どうもこんにちは、ダイヤモンドの功罪で新チームを作ると何が解決するのかわからないってことですが、
一言で言うならドロドロしたしがらみのないチームが作れるってことだと思います
今のチームって、しがらみでがんじがらめになってて全然自由にプレーできないのが問題っていうか
野球が下手だったら雑用係にされてそもそもプレーする権利すら与えられないし、
野球が上手くても推薦枠の奪い合いとか雑音が気になって純粋なプレーができないっていう風に
余計なしがらみが多すぎて純粋に野球を楽しめないっていう状態になっちゃってると思うんですよね

なので、綾瀬川としてはそんなしがらみから解放されたチームを作りたいって気持ちを持ってるんだと思います
野球が下手だとか上手いとか、そんなこといちいち気にせずみんな平等に楽しく自由に野球ができるチームっていうね



まあこのチーム作りは失敗するだろうなと思いますけど…(えー
なんかすごく「理想のチームを夢見てる」って感じがするというか、実際にそんなチームが作れるのかとか
ちゃんとメンバーが集まるのかとか、集まったとしてもその後ちゃんと運営できるのかとか、問題は山積みだと思うんで…
なのでこの新チームっていうのは、綾瀬川が夢見てるんだけども今後の流れはやっぱり無理だったわ…って展開が待ち受けてるんじゃないかなぁと。
理想のチーム作りにも失敗して綾瀬川がまたしても心に傷を負うって展開ですよ。綾瀬川のメンタルがこうやって削られていくんやな…


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第47話

 
 

さてダイヤモンドの功罪47話の感想ですが、今回の冒頭ではイガと綾瀬川がフェニックスに入る前の会話が描かれてますね
それによると「フェニックス入ってもオレは試合には出ないから。キャッチボールとかできたらそれだけで十分だよ」というふうに
綾瀬川はこの時から試合には出ないってことをすでに決めてたんですね

それに対して「試合に出ないってどうやって?」という疑問を口にするイガですが、
綾瀬川が思い浮かべていたのは仮病使って休みまくったらもうやれって言われなくなったクラスメイトの姿だったという…

お…お前がきっかけだったんかいいいいいい!!
仮病使って野球休みまくったクラスメイトて!そういえばいたわこんなやつ!
綾瀬川がフェニックスに入る前の日常シーンでチラッと描写されてましたが、まさかそれをきっかけに
「オレも仮病使って休みまくるぜ!」って発想になったとは…

すごい子供っぽい理由から始まったんやな!?ただ小学生の頃といえばやっぱり仮病は使うよなー
俺も小学生だった時は、さんざん仮病使ってズル休みした覚えありますよ。
この漫画でも花房とか前に仮病使ってズル休みしてたし、小学生にありがちな悪知恵だよなー

(イガ…!なんでお前が分かんないんだよ!
 俺のせいでバンビーズ、学年一個まるまる全員いなくなってんだぞ!?)

そして回想シーンが終わり、前回からイガと綾瀬川が言い争いしている場面となりますが…
「オレがわざわざ仮病使ってる理由がなんで分かんないんだよ」とイライラしている様子の綾瀬川。
仮病を使ってる理由とは、自分が全力で野球をやった結果
バンビーズの同学年メンバーが全員まるまるいなくなってしまったからだという…

マ…マジで!?そんなの初めて聞いたんだが!?綾瀬川の影響でバンビーズの同学年全員がチームを去っていたとは…
てっきりイガとヤスくらいのもんだと思ってましたが、その他にもやめたメンバーが何人もいたってことだろうか
まさかイガとヤスだけのことを「同学年全員」って言ってないよな?と思って、過去の話を見返してみたところ



「新5年生はオレとヤスの2人しかいないから!」っておい!
やっぱりイガとヤスの2人しかいないんじゃねーか!!綾瀬川あああああああ!!
お前わざわざ話をでかく見せやがって!大げさな言い方すんなや!どあほ!
まあ綾瀬川にとっては、自分とイガとヤスの同学年トリオをそれだけ大事に思ってて
そんな同学年トリオが崩壊して全員バンビーズやめたことが凄くショックだったのかもしれませんが…

(なんでわざわざオレに野球させるようなことばっか言ってくんだよ!?
 今までオレが野球やろうとして何があったか、イガはそういうの全部知ってんじゃん!
 なんで同じこと繰り返させるようなこと言うんだよ!?友達じゃねぇのかよ!)

(綾はオレのわがままでフェニックスに入ってくれたんだから、
 綾がしたい野球をできるために、オレがもっと頑張らなきゃいけなかったんだ。
 友達だからこんなウソつかせてちゃダメだ!)



ああ、そしてお互いのことを友達だと思いながらも
やろうとすることは正反対になってしまう2人。なんという皮肉な…
「友達ならわかってくれよ」「友達だから止めたいんだよ」という気持ちのぶつかり合いになってますな…

とりあえず俺としては、綾瀬川との関係においてこういう風にぶつかり合うのは
ものすごくヤバイ状況だと思うんだよな…
綾瀬川ってこうなると友達でも亀裂入るから…実際そういう風に、亀裂が入って綾瀬川の心が離れてしまった相手っていうのが
桃吾だと思うんですよね

 
 

桃吾は日本代表での別れ際の時に、
「バンビーズなんかに居るお前が可哀想。別のチームに変わった方がお前のため」
っていう考えを綾瀬川に語った結果、みるみる綾瀬川との間に亀裂が入ってしまったわけで
イガにしろ桃吾にしろ「お前のためを思って言ってるんだよ」って気持ちで綾瀬川と衝突してるわけですが
綾瀬川からしたら「そんなこと頼んでないよ。俺の気持ち無視して勝手なこと言うなよ」って
望んでないことを勝手にされてるような気持ちになっちゃってると思うんですよね



綾瀬川は「俺のことを勝手に決めないでくれよ」って気持ちがすごく強いタイプだし
今までもそれを嫌がる場面を何度も見せてるんですよね。相手に「綾瀬川のためだから」って理由があってもそれは関係なくて、
俺の気持ちを無視して勝手なことしないでくれっていう風に、みるみる心が離れていってしまうっていう。

そんな特徴のある綾瀬川とうまく付き合えてたのって
並木監督だけだったと俺は思うんですよね



「オレがどうしたいかちゃんと聞いてくれる。ちゃんとオレの話聞いてくれる」っていう風に
並木監督は綾瀬川の気持ちに耳を傾けるってことを大事にしてて、そうすることで信頼関係を築いていったわけで
だから綾瀬川との関係で一番大事なことって綾瀬川の気持ちに寄り添うことだと思うんですよ
それをせずにああしろこうしろと言ってみても、綾瀬川との関係は悪くなっていくばかりだと思うんですよね

なにげにこれと似たことって、配信界隈でも見かけることあるなってちょっと思いました
どういう風に見かけるかって、たとえばなんですけど
指示厨をめっちゃ嫌う配信者っているじゃないですか(えー

配信中に、ああしろこうしろっていう指示コメントがバンバン飛んできて
そういうコメント飛ばしてる奴は「お前のためを思って言ってるんだよ」って思ってるわけですが
配信者からしたら「そんなこと頼んでないよ。俺の気持ち無視して勝手な指示してくんなよ」って
望んでもない指示が飛んでくることをすごく嫌がるわけですよ



こんな風に、他人からの勝手な指示が飛んでくることに「うるせええええええ」ってブチ切れるの、配信者あるあるだしなあ
綾瀬川にしてもそれと同じで、めっちゃ指示厨嫌いなタイプなんじゃなかろうか(えー
ともかく綾瀬川と接するには指示厨になったらアカンのや…じっくりと気持ちに寄り添ってだな…

「綾がご飯を食べなかったり、できないふりしないとチームにいられないってやっぱりおかしいよ。
 もしバンビーズの時みたいになっても…今度はオレがいるよ。
 オレたちフェニックス入ったの間違いだったって思わないように引退しよう」

「…」

がしかし、それでもやっぱり「こうするべきだよ」と綾瀬川への指示をせずにはいられないイガ。
イガお前指示厨なんか?(えー
いくら綾瀬川のためを思っても、指示厨になるのはまずくないか…?この2人の関係もどうなってしまうのか…

「1年…ちゃんとやったら、オレたちで新しいチーム作るって、それは変わんない?」



ああ、そして最終的に、「1年ちゃんとやったら新チーム作るんだよね?」ということだけを確認する綾瀬川。
イガもうなずいてることだし、新チーム作るためにも1年はちゃんとやろうって結論になりそうですが…
この綾瀬川の完全に冷え切った顔よ!もう感情死んでるやん!?
ちゃんと野球することへのポジティブな気持ちまったくなさそうですな…こんな感情死んだ状態で1年間野球するのか…
それに綾瀬川が野球するとなったら真夜が追いやられるだろうしな…ただひたすら地獄が待っているとしか思えねえ…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第48話



さてダイヤモンドの功罪48話の感想ですが、今回は綾瀬川が「リトルまででチームを辞める」と監督たちに明かした場面から始まってますね
とうとう言うことになったか…ちなみに綾瀬川の話を聞いているのは、監督とコーチの2人なわけですが
監督の方はショックのあまり冷や汗ダラダラになっちゃってますね。世界一のピッチャーがすぐにいなくなると知ったら無理もないか…

「いや待って待って。気持ちはわかった、それはわかったけど、大会前のこの時期にわざわざ言うことじゃないわな。
 綾瀬川の存在感を考えたら、これをわざわざチームに共有しても悪い影響しかないよ。
 だって世界一のピッチャーが入ってきてくれて心強いって思ってる選手も多いだろうし、
 そんな中でちょっとそれは自分勝手かな」

「…」

「大会終わるまでは。チームのためにも他の選手には言わないでほしい」

って、監督に変わってコーチの人が綾瀬川と話をしますが、
「待て待てこんなことチームメイトに言っても悪影響なだけだろ」
みんなに言うのを止められてしまうことに!
マジかよイガが「ちゃんとみんなに言おう!」ってしつこく言うから仕方なく言おうとしたのに!
「待て待てなーんにも分かってねえじゃん、頼むぜガキ共」って止められることになるなんて!

日下部先生すみませんでした!!(えー
結局のところイガの考えは日下部先生に止められることになってしまうとは…
これって綾瀬川としてはイガ達に振り回されてるばっかりじゃないですか!

「俺は言いたくないんだよ」って思ってたところに
「ちゃんと言わなきゃいけないんだよ!」ってイガがしつこく主張するから言おうとしたら
「待て待て言っても悪影響なだけだからやめろ」と日下部先生に止められるっていう
こんなの綾瀬川からしたら「だから俺は言いたくないって最初から思ってただろ…」って気持ちにしかならんのでは…

結局「みんなに言おう!」というイガの主張は通らず、監督とコーチにだけ言って、みんなには今まで通り秘密にするという状態になってしまい、
イガの想像とは違う歪んだ展開になってしまうことに…なんとも嫌な流れだなこれは…
とりあえず、今まで休んでいた試合に関しては綾瀬川もちゃんと今後は出るということに決まったようですが…

 

そして次の場面、そんな試合の日がさっそくやって来てしまうことに!
いよいよか…なにげにこれがフェニックスでの綾瀬川の初登板ですな
そんな初登板の綾瀬川を楽に投げさせようと、「リラックスしてけよ」「守備は硬いから大丈夫だよ」と優しく声をかける仲間たちですが
綾瀬川はというとひたすら無感情に「はい」と答えるだけとなってしまいます



そしてマウンドに立った綾瀬川のこの顔ときたら!
もう完全にメンタル死んどるやんけ!
ああ…他人に振り回されてばかりの状況に、もうすっかりすべてが嫌になったような顔になっちまっとる…
こんなダークサイドに落ちた状態で初登板の日を迎えることになるとは…

「プレイボール!」

(イガ…お前、なんも分かってないよ)

そしていよいよ試合開始となる中、綾瀬川が考えていたこととは
「待て待てなーんにも分かってねえじゃん、頼むぜイガ」という感情でした



日下部先生すみませんでした!!(えー
俺は今日の感想で何回日下部先生の話をすればいいんだ…
ともかく綾瀬川にとって、もはやイガというのは「何も分かってない奴」という存在になってしまい
今となっては急速に心が離れてしまったようですね…なんてこった、やっぱりイガとの友情にも亀裂が入ってしまったか…

「ストライク!ストライク!ストライクバッターアウト!」

(え…?3球ともスライダー?)

「ストライク!ストライク!ストライクバッターアウト!」

(また3球スライダー…!?おいおいちょっと…)

「ストライク!ストライク!ストライクバッターアウト!」



三者連続三球三振!!ゲェー!?なんつーこった!?
やはり試合となれば鬼神のごとく強い綾瀬川は、相手バッターをたやすく3連続で片付けてしまい
しかも全部スライダーしか投げてないというムチャクチャな投球をすることに!

本来なら色んな球種を織り交ぜて、相手に的を絞らせないのが綾瀬川のピッチングなはずですが…
そんなことお構いなしに、ひたすらスライダーだけを投げ続けてるこの状況は
「もうすべてがどうでもいいんだよ」という綾瀬川の荒れた気持ちが伝わってくるようです

というかスライダーだけ投げてるのに相手はみんな手も足も出ず三振となってるわけですからな…
これはあれだろうか、舐めプしてるのに圧倒的に勝ってしまう綾瀬川っていう展開の試合になるんだろうか
仲間とはまともに話さず、相手には舐めプするという、誉められたもんじゃないプレイをしながらも圧勝してしまうって展開ですよ
1人で野球やって舐めプしてるのに勝ってしまうっていう
そんな綾瀬川の異常な強さがまた見せつけられることになるんだろうか、次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第49話



さてダイヤモンドの功罪49話の感想ですが、今回の冒頭は綾瀬川がスライダーだけで三振の山を築いているという
極端な配球についてコーチとキャッチャーが話している場面となってますね
なぜスライダーだけ投げているのかと思ったら「あ、俺がやらせてます」ってお前のしわざだったんかい!
てっきり綾瀬川が自分でやってるもんだと思ってたわ!なぜわざわざスライダーだけ投げさせるようなことを…

「他の球種を使う必要がないんです。スライダーが来るって分かってても、手が出ないと思います」

「いやでも、続けて同じ球種っていうのはどうなのよ」

「スライダーでも右と左でコース投げ分けてます。
 特に左打者には高さも徹底してコースも外角ギリギリに収まるように。
 あのくらいコントロールあるなら左打者にも簡単な球にならないと思います」

(珍しくよく喋るな…)

そんなスライダーだらけの配球について、スライダーばっかり投げていると言っても
コースや高さを完璧に投げ分けており、それによって相手を完全に封じ込めていると語るキャッチャー。
このキャッチャーってあれやな、綾瀬川が入団してすぐの時は、綾瀬川の実力をまだ見抜けてなくて
「綾瀬川の球受けたけど、ぶっちゃけ全然じゃね?よくいるノーコン速球ピッチャーって感じ。
 今までは才能だけで勝てたんだろうけど、この先どんどん勝てなくなるんじゃね?」
って言ってたやつですね。綾瀬川はノーコンで速球だけのピッチャーでこの先勝てなくなるって、
自分の発言がすべて外れてたことを今思い知ってるでしょうね…



って、そんなキャッチャーの様子を見てみると、「俺の発言って全部外れてたな…」というよりは
「綾瀬川マジすげえ…すげえよ…」ってひたすら夢中になってる感じですね
もうすっかり綾瀬川の才能に悩殺されてるじゃないですか!(えー
綾瀬川なんて別に大したことねえよと言っていた男すらこうなるのか!なんという恐ろしい魔性の才能だろうか
それとこのキャッチャーの名前は嬉野(うれしの)っていうみたいですね。とりあえず今後はそう呼ぶとするか

『あの、うれしさん。今日の試合、スライダーだけでやってみていいですか?』

って、ここで試合前の回想シーンが始まりますが、なんとそこで「今日はスライダーだけで勝負したい」と自分から言い出していた綾瀬川!
やっぱり嬉野じゃなくて綾瀬川から言ってきたんじゃないか!お前ら俺を惑わすんじゃないよ!(えー
綾瀬川の意思でスライダー投げてる、と思ったら嬉野の指示でスライダー投げてる、と思ったら綾瀬川の意思でスライダー投げてるって俺のことを振り回しやがって!

『…理由は?』

『スライダーが打たれなければ、他の球は投げる必要ないと思って』

『そんな意味不明な理由でスライダーしか投げないのは理解できない。
 お前は自分の球に自信があるんだろうけど、俺はお前に対する信頼がまだない』

そんな2人の会話によると、試合前の嬉野は綾瀬川のスライダーのことをまだ全然信じていなかったようですね
そりゃそうか、なにしろ嬉野からしたらノーコンで速球しか能がないピッチャーに見えていたわけだし、
それがスライダーだけで勝てますとか言い出したら、「なに言ってんだお前アホか」って気持ちになるわな

『…わかりました、一球でも外れたらその場で交代します』

『それは責任を取ってるのとは違う。お前が責任を取る方法は、うまく行かなかった時に降板することじゃない。
 次の回以降に修正して、与えられたイニングをしっかり消化することだ。
 ウチは原則、先発投手は6イニング完投。ケガ以外でマウンド降りるのは許されない。
 試合に対して、勝敗に対して、チームに対して、フェニックスのピッチャーとしてお前が責任を取る方法はそれしかない。
 完投前提のチームが地雷だと思うなら別にそれでいい、そういう考えの奴は別のチームへ行ってる』

って、「失投したらすぐ交代しますから」と語る綾瀬川に対し、「そんなのは責任の取り方じゃない」と言って聞かせる嬉野!
失投をしたならそれを修正し、最後まで粘り強く投げ抜くのがフェニックスの投手だと…
なるほど、苦境に立たされても復活するような強さを持つっていうのはまさにフェニックスって感じでいいですね

ピッチャーは最後まで完投するものというのがフェニックスの掲げる矜持であり、
その考え方がダサいというなら別のチームへ行けばいいっていう、そんなプライドを持って野球をしてたんですね
なんかカッコいいな嬉野…今まで単なる嫌な奴かと思ってたけど、
フェニックスの目指す野球への熱いこだわりと信念を持ったプレイヤーだったんですね
 

そんな嬉野がすっかり骨抜きにされちまうとは…(えー
いやマジで、試合前はあんなにも毅然とした態度で「綾瀬川、お前はまだフェニックスの野球をわかってない」と説いていた嬉野が、
今となってはこうも「綾瀬川すげえ…すげえよ…」ってことしか考えられないようになってしまうとは!
嬉野の信念がトロトロに溶かされちまってるじゃないですか!(えー



そして綾瀬川にトロトロにされているのは嬉野だけではなかったようで、
真夜もまた同じように魅了されてしまったようですね
次々とスライダーだけで三球三振にしていく綾瀬川の姿を見ながら、
「あいつ…このまま行くのか…?」とまるでテレビの向こうのスーパースターでも見ているかのように
すっかり目が釘付けとなってしまったようです。なんという魔性…綾瀬川の才能の前には誰しもがこうなってしまうのか

(こんな…ここまで…)

「綾瀬川、お前の言う通り今日はスライダーだけでいい。スライダーだけで最後まで行こう」

さらには嬉野の落ちっぷりも相当なもんで、「今日は綾瀬川の言う通りスライダーだけでいいな!」と言い出すことに。
変わっちまったな嬉野…凄すぎる存在を目にして「こんな…ここまで…」とかって
死ぬ寸前の鹿紫雲みたいなこと言いやがって…(えー



「パーフェクトとかはあんま意識すんなよ、狙って崩れるほうが恐い。
 いつも真夜も仁美もそれなりに打たれるから…」

(…)

(何を見て…?監督…?いや…)

とその時、完全試合は気にせずにのびのび投げろと言う嬉野でしたが、
しかし綾瀬川は嬉野に返事をせず何かをじーっと見ていました
いったい綾瀬川が何を見ているのか、その視線の先を嬉野が追ってみると…



ま…真夜だこれー!!
なんてこった、綾瀬川は真夜のことを意識していたのか!
「俺が本気を出したらこれぐらいの投球できるんですよ真夜さん」
って真夜に見せつけたかったということ!?イガを遠くに連れて行ってしまった存在として、綾瀬川は真夜を倒そうとしているんだろうか

「うれしさん。やります、完全試合」



そしてパーフェクト宣言キター!!
静かに覚悟を語るように、この試合は完全試合で終わらせると宣言する綾瀬川!
わざわざ完全試合を目指すというのは、「真夜はいつも打たれるから」と言っていた嬉野に対して
「ならオレは1本も打たれませんよ」って姿を見せつけるためなのか!?それほどまでに真夜への対抗心を…

(やる。もう言葉でいくら言っても意味ない。これぐらい徹底的にやんないとわかんないよな、イガ。)

って真夜のことなんか考えてねえーー!!
イガだこれ!綾瀬川がさっきからずっと考えてるのってイガだこれー!!
さっき真夜のことをじっと眺めているように見えたのも、あれは真夜じゃなくてその隣にいるイガを見てたんですね



それを踏まえてさっきの画像を見てみたら、イガ確かにこれ
なんか左下に頭だけ映ってるわ!(えー
この左下のアレや!左下のアレを綾瀬川は見てたんや!そのことに気づいてこの画像見たら爆笑してしまった
まさか嬉野も、真夜をさしおいて左下のアレを綾瀬川が熱心に見てるなんて思わないだろうな

(これがオレの引退試合でいいけど…
 イガ、これからもう二度と、オレが強ければみんなが助かるなんて…
 そんな甘いこと、二度と言うな!)



ああそして、俺の爆笑ムードとは裏腹に、完全にイガに対してブチギレながら
「二度と甘いことをオレに言うな!!」と内心で吐き捨てていた綾瀬川!
やべえよもう、完全にイガに対して思い知らせるってことだけが原動力になってるよ!

なにしろ「これが引退試合でいい」って言ってるぐらいだし、そんな野球人生をかけた最後の試合を
イガに思い知らせてやりたいからってことだけのためにプレーするのかよ!
あまりにも歪んでしまったな綾瀬川のやつ…

俺としては、綾瀬川の言っている「オレが強ければみんなが助かるなんて二度と言うな」って発言は
ずいぶん悲しいこと言ってるなって思うんですよね。
というのも、これとよく似た発言によって救われたっていう印象的な場面を、他の漫画で見たことがあるんですよ



それがこれ、ワートリの村上鋼と来馬さんのシーン。
「きっとみんな鋼が強くてよかったって言うと思うよ」
という来馬さんの言葉に救われて、村上が心の傷を癒やすっていうシーンですね

なんで村上が心の傷を抱えてたのかと言うと、簡単に言えば村上は他の人よりもはるかに優秀な才能を持っていて、
その才能によって他人をすぐ追い越してしまい、みるみる孤独が深まっていくっていうキャラだったわけで



そういう意味では綾瀬川とソックリだと思うんですよ。
優秀な才能を持つあまり、友達と仲良く普通に暮らしたいって思いすらかなわないっていう
綾瀬川とよく似た孤独な境遇に立たされてしまったのが村上だと思うんですが
そんな村上を救ったのが「きっとみんな鋼が強くてよかったって言うと思うよ」って来馬さんの言葉だったわけで

しかし綾瀬川は「オレが強くてみんなが助かるだなんて二度と言うな」という風に
まるで来馬さんの言葉を真っ向から否定するようなことを言っているんですね
こうなってしまうと、もはや村上を救った来馬さんの優しさすらも綾瀬川には届かないんだなと思ってしまって
なんという寂しい男になってしまったんだろうって思ったんですよね

ワートリ屈指の聖人と言われる来馬さんの優しさすらも通じないレベルとは、
綾瀬川の闇落ちも想像以上に深刻になってきてるな…次回に続く!



ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第50話

さてダイヤモンドの功罪50話の感想ですが、今回の話は綾瀬川が相手をパーフェクトに抑えて完全試合へと突き進んでいくという内容となってますね
綾瀬川は相変わらず感情が死んだような顔でプレーしてますが、周りのチームメイト達は
「か、完全試合すっげ〜綾瀬川すっげ〜」と、みんな大興奮してますね。同級生の秀明も、先輩の真夜もそんな感じで…

な、なんかフェニックスのメンバー達が綾瀬川のファンボーイ化してないか!?(えー
「完全試合、するよ」と宣¥いう綾瀬川の姿を見て、もうみんなメロメロになってるんだが!?
まさかこれほどフェニックスのみんなから綾瀬川に熱い視線が注がれるとは思わなかったな…
てっきり「綾瀬川のヤロー気に入らねえぜ」みたいな雰囲気になるかと思いましたが、今のところ全然そんなことないな

「竜司よく逃げ出さないで打席立ってた!」

「ほんとそれ、もうコールドでいいって」

(こんな試合…つまんないよな。イガ、お前のせいで)



ってそんな中、相手チームの会話が聞こえてしまいますます感情が死んでいく綾瀬川!
綾瀬川の圧倒的すぎるピッチングを前に、もはや逃げずに打席に立つだけで誉められるレベルとなっており
こんなに実力差がある試合になってしまったことはさぞつまらないだろうと綾瀬川は思っているみたいですね

そしてそんな風に、綾瀬川が圧倒的なピッチングをする原因を作ったのはイガだということだ
「お前のせいだイガ。お前のせいでこんなにつまらない試合になったんだ」
心の中でイガを責めていた綾瀬川。

な、なんか綾瀬川のやつ…すっかりイガの反転アンチと化してないですか!?(えー
反転アンチっていうのがなんなのか説明すると、もともとは大好きだった相手に対して、裏切られたような気持ちになってしまって
「あんなやつ大嫌い」と、大好きから完全に反転してアンチになってしまった人
のことですね
少し前まではイガのこと大好きだったのに、すっかり変わり果ててしまって…



今回の扉絵とか見てくださいよ、イガと綾瀬川で相合傘しながら「ふたりなら雨が降っても楽しいね!」って
今の綾瀬川と違いすぎるやろが!(えー
今の綾瀬川があんなに「お前のせいだイガ。絶対に許さない」ってキレまくってる中で
「イガとふたりなら雨が降っても楽しいね!」っていつの綾瀬川だよこれぇ!?
しばらく前の綾瀬川はこうだったのかもしれませんが、今となってはずいぶん変わり果ててしまったな…

「綾瀬川、球数増えてきて大丈夫か」



って、そんなドス黒い気持ちになっていた綾瀬川に対し、
「球数が増えてるけど大丈夫か?」と優しい声をかける真夜!
まさかそんな優しく心配されるとはまったく思ってなかったのか、綾瀬川はずいぶん驚いた様子で目を丸くしてますね

「いつもと顔が違う、緊張してるか?」

「…」

「お前はフェニックスで初登板だけど、他の奴らはマイナーからずっとやってて頼りになるから、なんていうか…
 そんな追い込まなくていい。もっと肩の力抜いていい。大丈夫だから」

そしてさらに綾瀬川を気づかうような優しい言葉をかけ続ける真夜。マジで真夜いい奴すぎるだろ…
なにやら追い込まれたような顔でプレーしている綾瀬川に対し、もっと肩の力を抜いていいし、仲間も頼りになるからと
少しでも綾瀬川の気が楽になるように、懸命に声をかけてますね
そして綾瀬川はというと、まさか自分がこんなに優しい言葉をかけてもらえるとは思わず、返事できずに困惑しているようで…



カキイイイイン!!

「いったあ!ホームラン!ナイス長近!先制点!」

とそんな中、フェニックス打線が火を噴いて先制点となるホームランをぶちかますことに!
「フェニックスの仲間は頼りになるから」と真夜が言った直後にこうしてホームランを打ってくれるとは、
本当に頼りになるんだってことをヒシヒシと感じさせてくれますね



そんなホームランを打ったのが誰かと思ったらいつぞやのイケメン兄ちゃんですよ
しかもセリフによると「4番(俺)」ってあんた4番バッターだったの!?
マジかよこの兄ちゃん、顔も良くて性格も良くてバッティングも良くて4番を任されるチームの主砲って
すべてにおいてスペック高すぎんだろ!(えー

ともかく、「綾瀬川ががんばってるから、俺達もがんばらないと」という風に
フェニックスの仲間たちは良い雰囲気で盛り上がっており、綾瀬川の思い描いていた「つまらない試合」っていうのとは
まったく違うムードになってきましたね。フェニックスの仲間たちが思ってたよりずっと良い奴らすぎる…

「よし、あと2回!初戦しっかり締めてくれよ!」



そんないいムードの中で1人だけどんどんおかしくなっていく綾瀬川!
「あと2回しまって行こうぜ」って言われただけで何その顔は!?
もはや仲間の優しさに触れるたびに気が狂うようになってしまったのか!?(えー

まあ綾瀬川としては、自分が本気で投げれば投げるほどに仲間がやる気を失ってつまらない試合になる
って考えていただろうから、思っていたのと違う展開にひたすら困惑してるってことでしょうか
このまま試合が盛り上がって進むってなると、
「イガのせいでつまらない試合になる」とか考えてたことはひとまず謝らんとな…(えー
イガとの関係もどうなることやら…綾瀬川のメンタルが心配な次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第51話

さてダイヤモンドの功罪51話の感想ですが、
今回の話は回が進むごとに仲間たちが盛り上がって綾瀬川に声をかけるようになるという場面から始まってますね
しかしそんな風に仲間の声援を受ければ受けるほど逆に顔面蒼白になっていく綾瀬川。
綾瀬川的に、自分が本気で投げれば敵も味方もガン冷えになると思ってたから
味方が盛り上がってるのを見て「こ、こんなはずじゃ…」ってだいぶ困惑してるみたいですね…

チッ

「…ストライク!」

(え、今当たっ…)

「綾瀬川!今のは誰が見ても普通にストライク!U12決勝でキャプテンが怒られてたのと同じだよ」

ってそんな中、相手バッターにデッドボールのように体をかすめる際どい球を投げてしまった綾瀬川!
審判はストライクと判定しましたが、綾瀬川はバッターに当ててしまったと思ってますます動揺してしまいます
そんな中、「U12決勝でキャプテンが怒られたのと同じだから気にすんな」と仲間が声をかけますが…



それってこのシーンのことですよね。ストライクの球に対して椿がむりやり当たりに行ったやつ。
椿はチームのキャプテンだったし、むりやり当たりに行って監督に怒られてたから
綾瀬川にわかりやすく説明するためにこの例を出したってことなんでしょう

ただこのU12決勝、綾瀬川からしたら
必死に投げたのに味方の空気がガン冷えになってしまったトラウマの試合なだけに
それを思い出す一言を言われてしまってますます精神状態がガタガタになってしまいます

「綾瀬川、どうした?」

「…あの…もうここまで来たら、かもしれないですけど…
 こっちのチームにも向こうのチームにもいいようになる…
 いい試合になる勝ち方って…今からどうすれば…」



あかん!もう精神崩壊しとるわ!(えー
もはや泣き出しそうな顔になって「俺はどう投げれば…」と何もわからなくなってしまった綾瀬川!
「向こうのチームにもいいようになる」ってことも、普段はよく言ってますがこの試合では初めて言い出しましたね

この試合、イガへの当てつけの気持ちだけで強気に投げていたから
そうしている間は向こうのチームのことなんて考えてなかったわけですが、
しかしその強気さが失われたことで、向こうのチームをボコボコにしている自分の行動が急に怖くなってしまったってことだろうか
そんな綾瀬川の姿を見せられてしまった嬉野の反応は…

(こいつ…二重人格か?)

こいつ二重人格かよってすいませんそう見えますよね!(えー
傍から見たらそんな風に見えますよね!なにしろ今まで
「スライダーだけで敵の奴らボコボコにしてやるよ」なんて自分から言い出す傲慢な性格に見えていたのが
「すいません…今からでも敵の皆さんも楽しめる試合に…」とか言い出したわけだから
「こいつ急に何言ってんた…?」って、嬉野からしたら超強気だった奴が急に超弱気になったぐらいわけのわからない状況というか…

「なんで今さら…勝ち方とか気にするなら、なんでそもそもスライダー一択にした?公開処刑になるって分かってただろ」

そして納得できない様子で、「スライダーだけで完全試合したら公開処刑になるに決まってるだろ」と語る嬉野。
そうですねほんとにその通りですね(えー
ただ綾瀬川としては、その公開処刑をやることで試合をガン冷えにしてイガに思い知らせてやりたかったわけでして…



ちなみにイガへの反応にしても、思い知らせてやろうなんてドス黒い感情はまったく消え失せて
顔を見るだけでボロ泣きしそうっていうくらい弱々しくなっちゃってますね
当てつけなんてバカなことのために必死になって、イガにも合わせる顔がないって感じでしょうか

「…そうだな…俺ももっと考えればよかった。ともかくこの試合はスライダー一択、このままでいい。
 何か言われるかもしれないけど、スライダーのサイン出し続けたのは俺だから、お前は気にしなくていい」

そしてこの試合については、最後までスライダーだけを投げるように指示する嬉野!
それをただ指示するだけじゃなくて、「俺の考えが足りてなくてすまん、サインを出したのは俺だからお前は気にするな」と言ってくれるって
いい先輩すぎるやろ嬉野!綾瀬川に振り回されてる側なのに、自分から泥をかぶって責任を引き受けてくれるだなんて!
こんなこと言ってくれる出来た先輩おらんでホンマに…この漫画で嬉野が初登場した時に
「なんか性格悪そうで嫌なヤローだな」とか書いてすいませんでした!(えー



そしてこの試合、嬉野の指示通りに投げ抜いた綾瀬川は完封勝ちで試合を終わらせるのでした
ふむ、完封なことはスコアボードから分かるけど、完全試合の方はどうだったんだろうか
まあ今となっては綾瀬川のメンタルガタガタすぎて、完全試合がどうとか気にしてる場合じゃないって感じですけど…
なんだか終わってみれば綾瀬川1人だけがぶっ壊れた試合だったな…(えー  次回に続く!

 


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第52話



さてダイヤモンドの功罪52話の感想ですが、今回の話は祝勝会でフェニックスのメンバーみんなで焼肉を食いに行くっていう回になってましたね
これだけ大勢で焼肉とは豪勢ですなー、こういうことが出来るのも親が月会費払ってくれてるからなんやろな(えー
そんな焼肉パーティーをやってる中で、各メンバーのちょっとした個性が明かされてますね

たとえばコップの飲み口のところ持たれるのをめっちゃ嫌がる武流とか。
武流って見た目は豪快そうなヤツなのに、コップの飲み口を気にするくらい繊細で潔癖症なところあったんですね
多分こいつ間接キスとか絶対できない性格やろな
まあ俺も、他人が口つけたペットボトルとか差し出されるとギョッとする性格だからちょっと分かるわ…

もっと言うと、ペットボトルよりさらにやばいのがリコーダーで
他人のツバまみれのリコーダーに口つけるとか絶対無理なんですよ
たまに小学生の思い出話とかで、「好きな子が吹いたリコーダー俺も吹きてぇーと思ってた」みたいな話を聞きますけど、
「え…?そんなことある…?」って俺には1ミリも理解できない話ですね…(えー

あとは祝勝会の場面、武流の他にも長近(兄)が色弱で色がよく認識できないってシーンがありますね
色弱かぁ、ネットで結構聞くことあるけど、リアルではそういう人に会ったことないなあ
ただ、色弱なことを明かしてる有名人を1人知ってますね。声優の中村悠一。
中村悠一は配信をよくやってるわけですが、配信の場で「オレ色弱だからさー」とかって発言をすることが結構ありますね
あんまり深刻に捉えてるような雰囲気じゃなくてサラッと言うような感じで、今回の長近(兄)もそれに近い空気感がありますね



それとキャプテンについての話題が出てましたが、フェニックスのキャプテンって嬉野だったんですね
お前がそうだったのか…言われてみれば嬉野ってフェニックスの選手として持つべきプライドを綾瀬川に語ったりしてたし
あれはキャプテンとしての自覚があるからこその行動だったんですね
「代われるなら代わってほしい」とかキャプテンの座には興味ないみたいなこと言ってますが
そんなこと言いながらも相当しっかりしたキャプテンやってる奴っていうのは前回までの試合見てて思いましたね

「焼肉、おいしかったね」

「うん」

「試合…綾ってほんとにすごかったんだね、オレ全然わかってなかった…」

「イガ…ごめんね、試合中イガにあたってごめん…」

そんな祝勝会が終わった後、2人で家路につくことになったイガと綾瀬川ですが、
試合でイガにきつく当たったことを「ごめん」と謝る綾瀬川。ふむ、あの過ちをちゃんと謝ったのはいいですね。
俺も前々回あたりの感想で、綾瀬川はひとまずイガに謝らないとなと書いてただけに、
今回こうやってイガにちゃんと謝ったのは良いことだと思いますね

「イガの言う通り、オレが思ってたよりフェニックスのみんな優しいし、
 相手チームの人たちだって、たぶんオレに負けたぐらいで野球やめたりしないと思う。
 今日の試合さ、オレがガチで試合やったらめっちゃ嫌な思いする人が
 相手にもこっちにもいるって見せてやろうと思って、だからわざとスライダーだけで完全試合しようと思ってたけど、
 長近さんが点取ってくれたりマヨさんが話しかけてくれたりしたから、オレだけの試合じゃないって気づいて…」

そしてイガに自分の心境を素直に伝える綾瀬川。自分が全力を出したら嫌な空気になるっていう様子を見せつけてやろうと思っていたけど
でもフェニックスのみんなのおかげで考えが変わったって言ってますね
長近(兄)や真夜の姿を見ているうちに、仲間への感謝が湧いてきてドス黒い気持ちは消えていったと…
フェニックスの仲間たちが思ってたよりもずっと良い奴らだったっていうのは、俺もあの試合見ててヒシヒシと感じましたね
あの仲間たちと一緒にやれるなら、フェニックスを抜ける話を考え直すのもアリかなと思いますが…

「フェニックス…みんな良い人だよね。あと1年でやめるって、みんなに…」

「うん…元々いた人のポジション取りたくない。
 だからフェニックスはリトルまで、それから先はイガと草野球チーム作って軟式やる。それは変わんない。
 この大会終わったら、リトルまでで辞めるってみんなにちゃんと言うよ」



って、まさしくフェニックスを抜ける件について相談する2人ですが、やはり綾瀬川の意思は変わらず「リトルまでで抜ける」という予定で行くようです。
抜ける理由としては、元々いた人たちのポジションを取りたくないからだと…ふむ、フェニックスの仲間がいい奴らだと分かったことで
そのいい奴らのポジションを奪いたくないって気持ちになってきたようですね、
まあ野球ってのはどうしたってポジションの奪い合いになるからな…綾瀬川はそういうのが向いてない性分だから、
真剣にガチでやり合うより、気楽にエンジョイできる環境が理想なんだろうな

「誰か1人…ピッチャーでもバッターでも、綾より野球強い人がいたら、綾も全力で野球やれるのにね」

そんな中、綾瀬川よりも野球が上手い人がいればまた違うだろうにと語るイガ。
まあ今までそういう選手誰もいなかったしな…唯一の希望があるとすれば大和ーー!!はやく来てくれーー!!
綾瀬川と互角以上にやれそうな相手と言えば大和しかいないわけですが、2人の直接対決はいつ実現するんだろうか

「アハハ、オレ実際世界一だよ」

「フェニックスでも世界一になれたらすごいよね」

「うん。イガ、オレあと1年チームのためにがんばるよ」

そんなイガの話を「オレは世界一だからな〜」という冗談で流しつつ、フェニックスでも世界一になれるようにがんばろうという気持ちを持つ綾瀬川。
なんだかんだ前向きな状態になったな綾瀬川!?
前回まではメンタルズタボロでどうなることかと思いましたが、今となっては前向きにがんばる気持ちが持てたようで良かったです
イガとも仲直りできたし、すべてが崩壊していくような嫌な流れは断ち切れたようで一安心といったところか



「全球スライダー!?う〜わ会場同じなら見れたのに!どっかに動画あがってないの!?」

それから少し時間が経ったある日、綾瀬川の全球スライダーで完全試合というニュースは他のチームでも大きな話題となっており
試合の様子を見たかったと騒がれていました。そういえばプロの試合じゃないから、気軽に動画で見れるわけじゃないのか
特に綾瀬川と戦う予定のチームとしては、今後のためにも綾瀬川をもっと知っておきたいと思っているようですが…

「この綾瀬川ってなんか弱点とかないの?奈津雄」



って奈津雄のチームかよこれー!!
おいおいおい!今度綾瀬川とぶつかるのがよりによって奈津雄のチームとは!
奈津雄は日本代表の時に一番綾瀬川と仲良くなったキャラなわけですが、皮肉にも戦うことになるなんてな…
せっかく綾瀬川のメンタルが改善に向かっているのに、奈津雄と戦うことでまたすぐにぶっ壊れるなんてことにならきゃいいんだが…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第53話

さてダイヤモンドの功罪53話の感想ですが、全開ラストで綾瀬川の弱点について聞かれた奈津緒
「綾瀬川の登板する試合は、普通の試合とはふいんきが違う」と答えてますね
雰囲気のことふいんきって言ってるの可愛いな奈津緒
まだ細かい言葉をちゃんと覚えてない小学生って感じするわ

「あるかも…綾瀬川の弱点っていうか、綾瀬川だからそうなることみたいな…」

そして綾瀬川の弱点については、どうやら心当たりがあったようで何か思いついた様子の奈津緒。
綾瀬川の弱点か…俺が思いつくものがあるとすれば
「あーつまんねーこの試合マジつまんねー」ってみんなで大合唱すればいいんじゃね?(えー

綾瀬川の特徴といえば、自分が投げることで相手がどう思うのかめちゃくちゃ気にする性格だから
対戦相手が「綾瀬川が出てくるとマジつまんねー、あいつ早く消えろよ」って心ないヤジを飛ばしまくれば、かなりの精神攻撃になると思うんですが…
まあ奈津緒はこんな薄汚い戦法使わんやろけど…(えー



さて、そんな綾瀬川は現在どうしているかというと、イガと一緒に真夜についていく場面が多くなり
「真夜軍団」と仲間から呼ばれるようになったみたいですね
ふむ、イガと仲違いしてたのもすっかり仲直りして、今となっては一緒に真夜軍団の一員になったってことか
これまで遠巻きにイガと真夜を眺めてるシーンが多かったから、その中に飛び込んでいけたのは良かったですね



そんな真夜軍団の話から、「真夜って昔はこうだったよな」と語り始めた一同。
それによると、昔の真夜はマウンドでふてくされて泣きながら降板したり、
夏合宿の時に犬にビビって泣きじゃくってたってことがあったみたいですね
要するにいつも泣いてる泣き虫坊やだったってことか

それぐらい頼りない存在だった真夜が、今では立派な先輩のようになって
真夜軍団を率いるようになったもんだから、「変われば変わるもんだよなー」と話してるってことですよね
まあでも実際、今の真夜は立派になったと思いますよ。こないだの試合とか
完全に闇落ちしてた綾瀬川を改心させたのが真夜だったし



昔は泣き虫だったにせよ、今は泣いてる姿なんて一度も見せてないし
むしろ仲間を励ます立場になったくらいだから、
真夜ってずいぶん人として成長したんだなって、今回の話を聞いて思いましたね

【ホームページで試合の結果を見ました。おめでとう。綾瀬川くんが投げたんですね、すごい試合ですね。
 スライダーだけで抑えるのはすごいです。何か理由があったんですか? 大和】

とその時、綾瀬川のパソコンに大和からのメールが届くことに。この2人ってメールのやり取りしてたんやな
綾瀬川がスライダーだけで抑えた試合について、「すごい試合でしたね」と誉めながらも
「でもスライダーだけで抑えるのは何の理由が?」と尋ねる大和。
ふむ…大和はかなり野球理論にこだわりがあるタイプみたいだし、スライダーだけの投球なんて
どうしてそんな変な投球をする必要があるんだと思ったんでしょうね



『綾瀬川くんの考える理想のピッチングってなに?三球三振を6イニングとか?』

『えー、そんなの全然究極じゃなくね?野手が見てるだけになっちゃうじゃん』

そんなメールを見ながら、以前に交わした大和との会話を思い出す綾瀬川。
三球三振を取り続けることは究極のピッチングだろうかと尋ねる大和に対し、
「そんなの全然究極じゃないよ」と綾瀬川は答えていたんですね

投手が三振を取り続けるということは、仲間の野手に出番がなくてただ見てるだけになってしまい
そんなのは投手が1人で張り切ってるだけで全然みんなでやってる野球じゃないっていう考えを持ってるんでしょうね
綾瀬川にとっては、野球ってのは自分1人がよければいいんじゃなくて、みんなで楽しめなければ意味がないと。
だから三振だけを取り続けるプレーなんて、みんながヒマになるだけでまったく理想じゃないと言っているわけですが…



でもこないだはそのプレーをやってしまったわけですよね
ひたすらに相手バッターを連続三振で仕留め続けるというプレーをして、
仲間からも「調子いいね後ろヒマだよ!」と言われてたし
そうやって仲間がヒマになるだけの、全然理想じゃないピッチングをしてしまったという…

「もう…あんな試合は絶対しない…!」

そして綾瀬川自身、あのピッチングにはかなりの悔いを感じているようで、
「もうあんな試合は絶対しない」と固く心に決めたようですね
闇落ちした一時の気の迷いでやってしまったピッチングというふうに、綾瀬川にとっては戒めの試合となったようです



そんな一方で、綾瀬川の投球について今度からどう投げさせようかと話し合っていたコーチと嬉野。
綾瀬川としてはこの前のようなピッチングはしたくないと言っているわけですが、果たしてコーチ達はどう思っているのか…

「ある程度の方向性は決めておこう。これから先もスライダー1本ってわけにはいかないでしょ」

ふむ、どうやらコーチもあのピッチングはあまり良くない配球だったと思っているようで
「これからもアレを続けるわけにいかないでしょ」と、綾瀬川と似た考えを持っているようですね。これはいい流れだな

「どうしてですか?最善策が選べるのに、選ばない理由がないと思います」



ってなんか不穏な反論しだしたーー!!
う、嬉野ー!「スライダーを投げ続けることが最善策だろ」って、お前すっかりスライダーに脳をやられてんじゃねーか!
なんてこった嬉野…頼れるキャプテンとしてチームの雰囲気を良くしてくれる存在かと思ったのに、不穏なことを言い出す側になっちまうとは…
綾瀬川のスライダーの誘惑さえ知らなければ、こんな風にはならなかったろうにな…次回に続く!


ヤングジャンプ感想:ダイヤモンドの功罪 第54話

さてダイヤモンドの功罪54話の感想ですが、今回の冒頭は嬉野が「変化球投げすぎが問題ならストレートでもいいです…」と語ってる場面で始まってますね
あれ…嬉野お前前回ラストとはなんか態度変わったな!?(えー
前回ラストの嬉野は「は?全球変化球投げることの何が悪いんですか?」って感じの態度でしたが
今回の冒頭では「えっと、全球変化球はやり過ぎですかね…?じゃあストレートでもいいです…」みたいに
一歩引いた感じになったというか…前回なかった冷や汗も今回はかいてるし、どうやら嬉野のやつ
前回終わってからの1週間で考え直したっぽいな?(えー

「じゃあ…変化球連投は今後なしね。これは普通に体の問題。
 あとは…みんな綾瀬川にいっちょ噛みしたくてしょうがないから、
 あんまり目立って部外者に横やり入れられたくないのよね。
 内容を選べるなら、なるべく地味な勝ち方してほしいのよ」

そして今後の方針として、スライダーだけを投げ続けるような極端な投球はやめるということに。
それ自体はありがたいですが、しかし「部外者の横やりが増えてるから地味な勝ち方してほしい」
気になることを言ってますね…その部外者の横やりというのがなんのかというと

こういうことのようです。監督のところに部外者からの電話が次から次へとかかってきており
「綾瀬川うちに連れてきてよ」「綾瀬川に会わせてよ」と、綾瀬川に会いたくてしょうがない連中がどんどん湧いてきてるという…
なるほど、綾瀬川は凄すぎて将来大スターになるだろうから今のうちに会っときたいっていう風に
こうやってすり寄ってくる連中が後を絶たないわけか…あんまり目立ちすぎるとこういうのがさらに増えるから、
なるべく地味な勝ち方してくれって言ってるんやな

「綾瀬川、いくらい世界一って言っても12歳なりの凄さだと思ってたんだけど…
 こんなに凄いと思わなかったからさぁ…中学入ったらもう、綾瀬川だけシニアに上げちゃっていいんじゃない?」

ってそんな中、綾瀬川があまりにも凄すぎてリトルに収まる器じゃないということで、
「さっさとシニアに上げちゃおうよ」と言い出した監督!いやちょっと待てよ!
綾瀬川はリトルまでで辞めるって言ってたやん!
あの話は監督も直接聞かされたはずなのに!なんでシニアに上げること前提で話してんねん!



そんな監督の言動に対して、「綾瀬川はリトルまでで辞めるって言ってただろ」と突っ込みを入れるコーチ。
このコーチの人ってなにげに良い人だよな
これまでの言動もまともだし、フェニックスの中で一番いい大人なのがこのコーチの人だと思うわ

しかしそんなコーチに対し、「あー、とにかく嬉野が納得してくれればよかったんだよ」と語る監督。
この監督やべえな。そんな理由でホイホイ嘘つくとか不誠実で危うい感じするわ
その場しのぎの説得ができれば嘘でもなんでもいいだろみたいに言ってますが、
嘘がバレたら絶対に揉めて面倒なことになるし監督の信用もガタ落ちするし
ロクなことにならないから、嘘なんてつかずに誠実に話すべきだったと思うわ…
嬉野もそんなにゴネてなかったし、説得するのにわざわざ嘘つくほどじゃなかったと思うしな

それと嬉野って「さすが東大志望」ってセリフがさらっと出てきてますが
嬉野って東大志望だったの!?マジ!?
嬉野のやつこの強豪チームのキャプテンもやってて、さらに東大も目指してるってスペックたけえなあの男!?
回を重ねるごとに嬉野のすごい設定がポンと出てきてびっくりするわ



一方その頃、綾瀬川はというと真夜のトレーニングに付き合った結果バテバテに疲れ切っていました
どうやらとんでもない量の走り込みをやったようで、「いつもこんな量走ってるんですか」と激しく息切れしながら言ってますね
いくら天才の綾瀬川でも、基礎トレーニングを地道にやるスタミナに関しては真夜についていけないわけか

それにしても、主人公が先輩の走り込みに付き合った結果、バテバテになって「いつもこんなに走ってるんですか」ってなる展開って
BUNGOで似たような展開あったよな!?

こんな風に、ブンゴが吉見さんの走り込みに付き合った結果、バテバテになって「これを毎日やってるんですか」ってなる展開ですよ!
まんま同じ展開やないかい!BUNGOもダイヤモンドの功罪も、同じヤングジャンプでやってる野球漫画だから
「ちょっとぐらい同じことやってもええやろ」とかそういうことなんか!?(えー

「綾瀬川、この大会が終わったらお前が1番になると思う。
 フェニックスの1番(エースナンバー)をつけたら、嘘でもいいフリでもいい無理してでもいい、とにかく行動で示す。
 立場が人を作る」



そして綾瀬川の今後について、もうすぐ背番号1番を背負ったエースになるだろうと語る真夜。
チームを引っ張るエースとして1番を背負うということの重み、その覚悟について語る真夜でしたが…
BUNGOで似たような展開あったよな!?(えー



背番号1を背負うということの重みを語り、そんな1番を吉見さんからブンゴが受け継ぐ
って展開ですよ!
「フェニックスの1番(エースナンバー)」「静央の1番(エースナンバー)」って書き方まで同じだし
展開もろ被りしてねえか!?同じヤングジャンプでやってる野球漫画だからちょっとぐらい同じことやってもええやろとは言っても
限度ってものがあるんじゃないか!?(えー
なんで急にBUNGOと被る展開入れてきたんやろ…今までそんなイメージはあんまりなかったけど…次回に続く!

(C) 平井大橋/集英社





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