第8作・燃えつきろ!熱戦・烈戦・超激戦

春らんまんの季節のこと、花開いた桜の下でお花見を楽しむZ戦士たち。
亀仙人の宴会芸やクリリンの熱唱で盛り上がりを見せる花見会場。しかし、そんな宴たけなわの会場に
突如正体不明の巨大宇宙船が姿を見せる!
「探しましたぞ、ベジータ王子」
「貴様…?サイヤ人だな」

宇宙船でやってきたのは、サイヤ人の生き残りであるパラガスという男。
パラガスはサイヤ人の星再興のために、新惑星ベジータの王としてベジータを迎え入れるためにやってきたようです
しかし、今さらお山の大将になるなど興味のないベジータ。おめーらで勝手にやれと言いたげにパラガスをシカト一直線
ベジータのつれない態度にパラガスは、伝説の超サイヤ人に狙われてるんだけどなーと超サイヤ人の話を持ち出すと…
「パラガス!案内しろ!!」
あっさりと話に飛びつくベジータ。まあ無理もありません、サイヤ人最強を自負するベジータにとって
伝説の超サイヤ人と言えばぜひとも倒しておきたい大好物であります。
ベジータはすぐさま宇宙船に乗り込み、地球を出発しようとしますが
そんなベジータを止めるため、花見に興じていたZ戦士たちも一緒に新惑星ベジータへ…
 


一方、悟飯を都会の名門塾に通わせるため、入学審査の保護者面接を受けにきていた悟空とチチ。
面接会場まで並んでいる間も、悟空に面接の心得をビシビシ叩き込むチチですが
そのチチが提出した悟飯の入学願書に書いてあるのは…
志望校:いちばん ゆうめいな 学校
備考:悟飯は頭もいいし顔もいい、おまけに強えし体も健康だし、こんないい子はどこにもいねえだ!
こんなん面接以前の問題ですよ!チチ…志望校くらい調べてきておくれ(ノ∀`)
結局、面接は悟空が界王様に呼び出されてしまいぶち壊しに。一人残されたチチは頭を抱えるのでした

悟空への界王様の依頼は、南の銀河で次々に星を滅ぼしているという超サイヤ人の調査。
どうやら伝説の超サイヤ人は確かにこの宇宙に存在しているようです
かくして悟空も瞬間移動で超サイヤ人の気を辿るうち、新惑星ベジータで仲間たちと合流することに…
「よっ、ベジータ!伝説の超サイヤ人は見つかったのか?」
「超サイヤ人はオレが見つけ次第ぶっ殺してやる!出しゃばるんじゃない…!」
意欲満々で調査を続けるベジータですが、いまだに超サイヤ人については何の手がかりもつかめていない様子
今は悟空より超サイヤ人に夢中のベジータは足早に立ち去ります。しかし…
「んうううっ…ぐううううッ!」
今まで大人しくベジータの横についていたパラガスの息子・ブロリーが、悟空を見るなり興奮状態に陥ってしまう!
その場はパラガスの制止でなんとか事なきを得たものの、自室に戻ってからもブロリーの精神は不安定になるばかり。
とうとう翌日、悟空に対する憎しみに歯止めが効かなくなったブロリーは、一同の目前ですさまじい気を解放し始める!
一体ブロリーと悟空の間に何が!?そう、ブロリーと悟空は赤ん坊の頃となりのベッドで寝かされており
ブロリーには悟空の泣き声がやかましくて泣かされたという屈辱の過去が…
って、そんな事さっさと忘れちまいなさいよ!!
赤ん坊の頃はよくも泣かせてくれたな!ぶっ殺す!ってのはいくらなんでも執念深すぎやしませんか!
なんというか小学校の給食で隣の奴が揚げパン盗みやがったから殺す!
とかいうのとあんまり大差ないような気が…(えー
 

 
「カカロット…!カカロットォォォッ!」
悟空の名を叫びながら驚異的な上昇を見せるブロリーの戦闘力!パラガスは抑制装置でブロリーの気を制御しようとしますが
ブロリーの底知れないパワーは機械の制御をはねのけ、ついに金のオーラを身にまとい伝説の超サイヤ人へと姿を変える!
そう、パラガス達が伝説の超サイヤ人に狙われているという話はまったくのデタラメ。
全てはベジータ達を始末し、パラガスが地球を手に入れるための罠だったのです
しかしブロリーがパラガスの制御から外れてしまった以上、もはやブロリーは誰にも従わず暴れ続ける狂戦士ということに…
「カカロット…まずお前から血祭りに上げてやる!」
「伝説の…超サイヤ人…!こ、殺される…みんな殺される…!」
あれほど伝説の超サイヤ人探しにハッスルしていたベジータも、実際にその力を目にすると
完全に戦意を失ってしまいました がんばってください!王子様!
一方、悟空・悟飯・トランクスは自分達も超サイヤ人となりブロリーに立ち向かいますが…
「ぐうっ!」 「わああっ!」 「ぐおあっ!」
「その程度のパワーでオレを倒せると思っていたのか?」
3人の超サイヤ人が相手だというのに、それすら一人で圧倒するブロリー。さすがの悟空達も不利な闘いに表情を引き締めます
「苦戦しておるようじゃな、悟空!」
その時、3人の前に思わぬ援軍が登場!こわっぱどもは下がっておれ!我こそは天下無敵の武天老師なり!
「ブロッコリーとやら…ワシに勝てるかの?」
見てくださいこの自信に満ち溢れた表情を!まさか亀仙人にはブロリーを倒す秘策が!(えー
「か〜…め〜…は〜…ほ!ほ!あよいしょ!」
とくと見よブロリー!この亀仙人全身全霊をこめた宴会芸をーっ!!
ってこの酔っ払い!そんなに殺されたいんですか!
ブロリーの機嫌を損ねたら一発でカケラも残さず消滅ですよ!とっとと帰ってください!
しかしそんな亀仙人の大ボケを前に、ニヤァ…と薄ら笑いを浮かべるブロリー
ま、まさか宴会芸がうけたんじゃ…(えー
「惑星シャモから連れて来られた奴隷どもか…」
と、思いきやブロリーが見ていたのは亀仙人の後ろにいる奴隷たち。宴会芸は全然目に入ってなかったみたいです(ノ∀`)
「いつかは自分達の惑星に帰りたいと星を眺めていたな…いつか帰れるといいな…?」
意外にもブロリーの口から紡がれる同情的な言葉。しかし、そんな台詞とは裏腹に
ブロリーの手中には怪しく光るエネルギー弾が!奴隷達に撃ち込むつもりなのか!?
バヒュウウウウ!!
ブロリーの手を離れたエネルギー弾は、一直線に奴隷に向かって飛んで行…いや当たらない!
奴隷たちの目前から大きくその進路を変えるエネルギー弾。単に脅かしてみただけ…?
「あっ、シャモ星…」
と、奴隷の子供がエネルギー弾の行方を目で追っていくと、やがてそれは空の彼方のシャモ星と重なり…
バゴオオオオン!!
奴隷たちの目の前で粉々に砕け散るシャモ星!ただ殺すよりも見せしめに故郷を破壊し、絶望する奴隷達に高笑いをあげるブロリー
「フフハハハハッ…!ハッハッハッハッハ!」
「あ…悪魔…だっ…!」
「あんな奴を生かしておいたら、宇宙は破壊し尽くされてしまう!」
「絶対に勝たなきゃなんねえッ!」
ブロリーの非道な行いに、改めて決意を固める悟空たち。しかし、ブロリーとの実力差はとてもそれだけで埋まるものではなく
一方的な攻撃を受け続けた3人は、とうとう超サイヤ人から戻り意識も失ってしまいます
 

 
「気が高まる…あふれる…!ハァァァァアアアアア…!!」
無傷で悟空たちを倒してもなお、暴れ足りないといった風にますます気を高めるブロリー
そんなブロリーは気絶した悟飯が目に入ると、不敵な笑みを浮かべつつトドメのエネルギー弾を放つ!
しかし、そうはさせじと新たに飛来したエネルギー弾が悟飯を守る!ピッコロさん参上!!
「また一匹ムシケラが死にに来たか…!」
「フン、化け物め…!好きにしろ…」
「オレが化け物…?ちがう…オレは悪魔だ…!フハハハハハッ!」
ピ、ピッコロさん!死亡宣告されてるのに好きにしろって、そんな寂しいこと言わんでくださいよ!
そしてブロリーも化け物呼ばわりをわざわざ訂正するあたり、悟飯に言われた
「悪魔だ…」気に入ってしまったようです
そういえば真っ先に悟飯から倒そうとして、トドメも悟飯から刺そうとしてたっけ…
もしかしたらブロリーは悟飯に一目惚れでも:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
 

ピッコロさんはすぐに仙豆で悟空たちを回復させると、再びブロリー相手に全員でかかります
「だぁらああーっ!!」 「うおおおーッ!!」  魔閃光ーっ!!
悟空とピッコロさんの猛連打!間髪入れず悟飯とトランクスの魔閃光が叩き込まれる!しかし、それほどの攻撃を受けても
まるでダメージを受けないブロリー。悟空たちは瀕死から立ち直ったというのに、まだこれほどの実力差が…
そしてブロリーの反撃で吹き飛ばされたピッコロさん、へたり込んでいたベジータの横に偶然叩きつけられます
いまだに立つ気力も湧かないべジータ。そんな様子に業を煮やしたピッコロさんは、ベジータを引きずるように連れて行き喝を入れます
「も、もうダメだ…おしまいだぁっ…」
「なにを寝言言ってる!ふてくされるヒマがあったら闘え!」

「逃げるんだ…勝てるわけがない…」
「どこへ逃げても同じだ。奴を倒さなければ、この宇宙は終わりだ!」

しかしピッコロさんの言葉にも、まるで立ち直る兆しを見せないベジータ。いつもの強気はどこへ…
「勝てっこない…やはり伝説の超サイヤ人だ…」
「…そこまで性根が腐っていたとはな!消え失せろッ!二度とそのツラ見せるな!」
とうとう呆れてベジータを放り捨てるピッコロさん
地面に叩きつけられそのまま横たわるベジータでしたが、その耳に悟空たちの戦闘の様子が聞こえてきます
自分の息子が、使い捨ての下級戦士が勇敢に立ち向かっている。それに比べて超エリートの自分は何をやっているのか…
「…下級戦士が闘っているのに…!くぅあああああああッ!!」
とうとうふがいない自分への怒りが爆発!闘志を奮い立たせ立ち上がるベジータ
ボロボロの悟空たちに代わり、ベジータはブロリーに闘いを挑む!
「サイヤ人の王子ベジータが相手だ!」
「フン、お前だけは簡単には死なさんぞ…」
次々と繰り出される渾身の技!しかし、それだけベジータの気迫を込めた攻撃ですらブロリーには通用しない。
とうとうベジータもブロリーのパワーの前に屈し、残された戦士は悟空一人だけに…
 
 
「さあ来い…ここがお前の死に場所だァ!」
「奴をこのまま生かしておくわけにゃ行かねえ!パワーをくれ…奴を倒せるパワーをくれ!」
一人の力では勝てないと悟った悟空は、悟飯達のパワーを自分に集めてブロリーに決戦を挑みます。
しかし、再三の呼びかけにもベジータだけは応じてくれず…
「ム…ムダだ、カカロット…オレ達では…勝てない…」
王子様しっかりしてください!ここにきてまた負け犬根性が出てますよ!
悟空・悟飯・トランクス・ピッコロさんのパワーを合わせてもなお、それを遥かに上回るブロリーの戦闘力
悟空はまるでサンドバッグのようにブロリーの攻撃に晒され続けることに…
「父さん…っ!」
「べ…ベジータ…!」
「お願いします…」
「パワーだ…っ、こいつを倒せるパワーだ…っ、パワーをくれぇぇぇぇっ!」
「オレはサイヤ人の王子なんだ…!誰がキサマなんかに…誰がキサマなんかにーっ!」
協力しようとしないベジータに懇願する仲間たち。しかし今度はベジータのプライドが邪魔して、どうしても力を貸してくれません
そしてついに、ブロリーの攻撃を受け続け体の限界が近づいてきた悟空。
「とうとう終わりの時が来たようだな!」とブロリーの左腕が振り下ろされたその時!
「サイヤ人のーっ!王子はぁぁぁぁぁっ!
 この、オレだぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
と、叫ぶと同時にフルパワーで悟空に力を与えるベジータ!
その瞬間、これまでの苦戦が嘘のように悟空の戦闘力が爆発的に跳ね上がる!
ブロリーのトドメの一撃もたやすく受け止める悟空。こんなに力を持ってたんですか王子様!3人の力でも敵わなかったのに!
「は…ザコのパワーをいくら吸収したとて!このオレを超えることはできぬッ!」
「そうかな…!やってみなきゃ分かんねえッ!!」
この闘いに決着をつけるべく、両者フルパワーでの激突の時を迎える!
そして猛然と向かってくるブロリーに対し、悟空の強烈なボディブローが叩き込まれる!
「オラおめぇを絶対許さねぇぇぇっ!!」
悟空の拳はブロリーの屈強な体をも突き破り、とうとう力尽き倒れるブロリー
かくして5人の力の前に伝説の超サイヤ人は倒され、悟空達は地球に戻っていくのだった…
 









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