■あさっての方向。6話 「夏の永遠」
 

前回は多少ギクシャクしていた3人での生活ですが、そろそろ肩ヒジ張らずに慣れてきた様子。
からだも無理に一人で何でもやろうとせず、椒子と分担して家事をこなすようになったようです

「あっ、卵のタイムサービス忘れないでくださいね」

「オッケー」

ぐわーっタイムサービスを気にして暮らす小学生なんて!
家計簿もやっぱりからだがつけてたりするんでしょうか、12歳なのにもう完全に主婦だ


椒子が買い物に行っている間、ジャブジャブ洗い物を済ませておくからだ。
その時誰かがドアをノックする音が。椒子が帰ってきたのかと思って玄関に向かいますが…

「早かったですね…あっ!?」

「…あんた誰?ここ五百川の家だよね。五百川って女の子いない?」

予想外の客!そこに立っていたのは同級生のテツでした
テツは透子から「からだは親戚の家に行った」と聞いて、「嘘つけコノヤロー」と確かめにやって来たのです

「あ、あの…親戚の家に…」

「それどこ?どこの親戚か教えてくれよ!」

「え…あ、あの…」

それにしてもこの言葉遣いはないぞテツ…人の家にやってくるなり「あんた誰?」ってお前が誰だよ!
「あ、親戚の方ですか?僕は五百川さんと同じクラスの…」とか切り出すのが普通でしょうに。しかもタメ口っておい

そしてからだはしどろもどろになるばかり。まともな返答が返せません
それを見たテツは「ちぇ、全然ラチあかねー」と愚痴りながら帰ってしまいます


しかし、自分を探しているテツの行方が気になるからだは
|ω・`)コソーリと電柱に身を隠しながらテツを尾行してみることに…

「あんた何してんの、俺に何の用?」

あっという間にモロバレ!こそこそついて来るからだを問い詰めるテツ。俺の後ろに立つんじゃねえ!
というかロリからだにはメロメロのテツでしたが、巨乳からだにはほんと「どうでもいい女」って感じの接し方ですね
尋もそうだけどちょっとロリ趣味丸出しすぎ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ほっ、保護者同伴ってことですから!」

「なんだよそれ…?」

明らかに煙たがっている様子のテツでしたが、それでもからだは強引に同行を決めます
さっきから公園で幼女にばかりからだのことを尋ねるテツを見て、
「このロリコン野郎を野放しにしておくとまずい」と思ったんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
無言でプイッと歩き出してしまうテツでしたが、からだはその後をパタパタとついて行くことに…

一方買い物を終えた椒子は、その帰りに偶然琴美と出くわしていました。琴美は手紙を出そうとポストを探しているようで…

「手紙ですか?」

「うん、父親にね。いつも手紙出してるんだ」

「電話じゃないんですか?」

「手紙がいいんだよ〜」

父親はどこか単身赴任でもしてるんでしょうか?いつも手紙を出しているという琴美ですが
毎回せっせと手書きするとは今どき珍しく律儀な…。普通なら手紙どころか
電話するのもめんどくさがってメールで済ませそうなものですが。まぁ私がそうだから:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかし前回はテツ=律儀、琴美=いい加減なイメージでしたが今回はまるで逆ですね





「ここが俺たちの教室で、あそこが五百川の席。あいつ背が低いから
 あの席からだと黒板見えなかったりするんだ」

「そうですか…」

公園を出たからだ達。次にやってきたのは2人が通っている学校です
テツも多少はからだと話す気になったようで、ロリからだを探すついでに学校を紹介するようなことに…

「俺のあだ名って、ここであいつがつけたんだよなぁ」

家庭科室の前で何やら物思いにふけるテツ。ロリからだとの思い出がモヤモヤと広がります

以前家庭科で調理実習があった時のこと。
普段の経験から、華麗な手つきで料理を進めていくからだに対して
ぶきっちょなテツは卵がうまく割れずに黄身がグシャグシャ、カラもコナゴナ。
クラスメイト達が「だ、大丈夫…?」と心配そうな視線を送る中、ただ一人からだだけが大爆笑していました
そしてつけたあだ名がクリスピー網野。なんつーか…からだって意外と小悪魔的なところもあるのね


(C)西条真二/秋田書店

ごくろうだなクリスピー網野!
一生懸命作ってさ
だけどな、お前の料理なんか
だ〜れも食っちゃくれねえよ!
ハハハハハハハ!
ハァッハッハッハッハーッ!
な、なんだこいつ…!
こんなクラスメイトがいたのか!?
まるっきりケンカ腰じゃないか…!

見ようによっては、こんな風にめちゃめちゃコケにされてる図に見えますよ!(えー
ところでクリスピーっていうと「パリパリした〜」とかそういう意味ですよね
卵を潰しちゃった → クリスピーな奴の流れがよく分かりませんが…
卵のカラがボチャボチャ入っちゃって料理がパリパリだったってことなんでしょうか
なんにしろちょっと小学生のセンスとは違うような気が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





学校を一通り回った2人は次に神社へ。
やたら長い階段の上にある神社めがけて、たったったーと軽快に駆けていくテツ。
しかしからだはとても同じペースではついて行けず、ヘロヘロになりながらやっとの思いで階段を登り切ります



ヘロヘロからだ萌え地獄!はぁはぁ息を乱すからだの萌えっぷりはもはや究極
さすがのロリ専門テツも、くぴくぴ水を飲むその姿に色っぽいものを感じずにはいられません

「んっ、んっ、んっ…」

「…!?」

少しの間からだに見とれていたテツですが、次の瞬間ロリからだの横顔がダブって見えてしまいます
まさか正体に気づきつつあるのでは…?

「お姉さん、こっち」

「え?あっ…」

何を思ったのか、神社でのロリからだ探しもそこそこに
林の奥へとずんずん進んでいくテツ。それとテツ的に「あんた」から「お姉さん」にランクアップしたようです(えー

(こんなとこ来たことあったかな…)

テツはどんどん人気のない方へ…道もほとんど人が通らないようなところに変わり始めて、さすがにからだも不安を隠せません

ま…まさか…
このまま暗がりに連れて行って
あんなことやこんなことをする気なんじゃ…
(えー

そして道はますます険しいものとなり、
きつい傾斜を歩くうちにからだはまたもやバテバテになってしまいます

「はぁはぁ…はぁはぁ…はぁ…」

「ほら、五百川」

「あ、ありがとうございます」

な、なにぃ!その口から出た「五百川」の名前、やはり気づいていたのか!
つまりこれは、思わずそれに答えてしまったからだへのトラップ…

「あっ…」

あ、あれ?(゜д゜;)そうかと思えば、「しまった変なこと言っちゃった」とばかりに手を引っ込めてしまうテツ。
えーと…もしかしてただ単に、昔同じ場所でコケたロリからだのことを思い出してただけですか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というか名前で思ったんですが、「お姉さん名前何ていうの?」とテツに聞かれてしまったら
それだけで大ピンチなんじゃなかろうか(えー

「わぁ…!」

「ここが水源。さっきの神社の水あっただろ?あれもこっちから引いてるんだ」

林を抜けて開けた場所に出ると、そこにはきれいな泉と絶景が広がっていました
テツにとっての「とっておきの場所」みたいなところでしょうか

「実はここ…探す意味ない場所なんだ、前一緒に来ようって誘った時は
 あいつ途中で怖がって帰っちゃったから」

「そうですか…」

ロリからだを探すという意味では全然来る必要のない場所。
それでも来たということは、巨乳からだにも徐々に好意を持ち始めているということでしょうか

「その子も戻ってきたら、連れてきてあげてください!きっと喜びますから」

「ああ…」

この場所が気に入ったようでテツに微笑みかけるからだ。
今回憂鬱そうな表情が目立ったテツですが、からだにつられるようにニッコリと笑顔を浮かべるのでした

「おかえり〜!遅かったわね、心配したわよ」

「椒子さん!ただいまです」

テツと別れたからだが帰宅すると、前回とは逆に椒子の出迎えが。
そしてなんとかテツにロリからだとして連絡をつけたいからだ。椒子に何かいい方法はないかと相談します

「ねえ椒子さん、例えばなんですけど…友達とケンカしちゃったとします」

「からだちゃんが?」

「あっ…例えばですよ!仲直りしたいけど本当の気持ちがなかなか言えない時って…
 どうしたらいいと思います?」

「素直に言っちゃえば?」

「2人は会えないんです…」

「遠いところなら…電話とかは?」

「電話もない山奥なんです…」

な、なんだって!Σ (゚Д゚;)今までイナカイナカと思ってましたが、叶町って電話もないほどイナカだったのか!
とか素で思ってしまいましたが…そんなわけないですな。要は電話しても声で大人だとバレるっていうことか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「じゃあ…手紙かな」

「手紙かぁ〜…」

昼間の琴美のことを思い出したんでしょうか、最終的には手紙ということで落ち着いたようです
それにしても遠く離れた知り合いに手紙って、尋にとってはめちゃめちゃ耳の痛い話ですな(えー
なんか黙って部屋の隅でうちわ扇いでますが、内心「椒子のやつ根に持ってやがる」とか考えてると思います:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「ただいま〜…ふう、あっつぅ…」

「おかえり〜」

後日からだの送った残暑見舞が届き、帰宅した透子がそれを持ってきますが…



いくら暑いったってこんな格好で出歩くなー!あんたは痴女ですか!
なんだか第1話の水着姿とほとんど変わらんような気がしますよ、なんて露出度だ
というかテツも姉ちゃんがこんなだから、大人の色気に興味をなくしてロリに走ることになったんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そういやアンタさぁ、五百川さんち行くとか言ってなかったっけ?」

「ん〜、行った。なんか今五百川の兄貴の彼女みたいなのと、親戚の子だかが一緒に住んでるんだって」

「あぁ〜、こないだ私も見たわよその子。尋さん守備範囲広いわよねぇ」

「そーだね」

ひ、ひどい!尋のロリコン疑惑が劇中にまで!まあ、あれだけあからさまだとそう思われても仕方ないか…(えー
そして透子から残暑見舞を受け取り大喜びのテツ。
からだは「叶町よりも暑い海辺の町に来ています」というようなことを書いたようですが…
それにしてもどこの郵便局から出したんでしょうか。消印があるから同じ町から出すわけにもいかないし…
いや「たまたまここと地名が一緒だったんですわー」とか言えばごまかせるかも:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

じわじわと網野姉弟も本筋に関わり出してきましたね。透子が好きなんでこの調子で行ってもらいたいです
というよりあさっての女性キャラは全員好き:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■あさっての方向。7話 「二人のつかのま」

「はいっ、ほらほら早くしてください」

「え?いや…」

「さ、早く行かないと遅刻しますよ」

「それじゃ…行ってきます」

ある日の朝、朝食を終えたばかりの尋をやたらと急かして仕事に行かせるからだ。
まだ時間はあるのになんで?と首をかしげながらも家を出る尋でしたが…

「にっひひひ〜」

「なーにを企んでるの?」

「あっ、今日尋兄の誕生日なんです!」

本人は気づいてないようですが、今日は尋の28歳の誕生日。お祝いの準備をするために追い出したんですね
まあ30歳になるころには尋も複雑だろうから、盛大に祝福できるのも今のうちという:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「それで、何かプレゼントしてびっくりさせてあげようってわけ?」

「はい!ケーキを焼いてあげようと思うんです、手作りのバースデーケーキ!
 それであの、椒子さんの部屋を使わせてもらえないでしょうか」

大きいオーブンがない五百川家に代わって、椒子のマンションでケーキ作りをしたいと頼むからだ。
椒子も快くそれを了承し、2人で材料をわんさと買い込んでマンションへと向かいます

というか特選北海道純生クリーム35…って実物の生クリームかよ!
《ライトなおいしさ》ってところまで再現するとは芸が細かい。タテナスってメーカー名は微妙にうさんくさいですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「んん〜、ちょっと買いすぎたんじゃない?」

「で、でも椒子さん家って、計量カップや泡立て器もないですし…」

「計器って重いのねぇ」

「えっ?ケーキは軽いですよ」

微妙に会話が噛み合わない2人。ケーキじゃなくて計器となぜ気づかん!
とは言っても発音的にはどっちもケーキ…私も最初はケーキの話してるのかと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン






「はぁ〜!涼しい〜」

「いっそこっちに3人で暮らしたほうが良かったりして」

「ダメですよ、ここは椒子さんの部屋です!」

椒子の家でしみじみとクーラーのありがたさを実感する2人。
五百川家にはオーブンだけじゃなくてクーラーもなかったのか…( つ∀`)
そういえば暑さをしのぐ描写としては、マド開けたりうちわ扇いだりする場面しかなかったんですけど
もしかして五百川家には扇風機すら存在しないのか!?尋…数年働いてるのにそんなに貯蓄が…(えー
そんな生活じゃからだが卵のタイムサービスを気にするのも必然だったということか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「自分の部屋だって実感できる前にちっちゃくなっちゃったし、荷物だってまだほどいてな…あっ
 そ、そんなつもりで言ったんじゃないわよ」

「ごめんなさい、私が願い石にお願いしたばっかりに…」

「みんなの部屋でいいじゃん」と言うつもりがからだを落ち込ませてしまい、文字通り慌てて飛び上がる椒子。
沈んでしまったからだのご機嫌を取るために、ダンボールから服を引きずり出して着せ替えショーをおっぱじめます

「はぁ〜楽しい!…?椒子さん、何してるんですか?」

「ちょっと読みたい本があってね」

すっかりからだの機嫌も直り、服を出すついでに本の整理を始める椒子。出てきた本はどれもブ厚い英語の本ばかりです

「すごい…椒子さんって英語の本とか読めるんですか!?」

「だって留学してたのよ?」

「大学って…いっぱい勉強するところなんですよね」

「そうね…でも勉強だけじゃないわよ」

で…でたらめを言うなーー!!!
大学でやるのは勉強だけじゃないなんて…俺は信じませんよそんなこと!
大学って言ったらあれじゃないですか、単位という十字架を抱えて不可→可→良→優の階段を登り続ける聖帝十字稜。


(C)武論尊・原哲夫/集英社

ハッハハハ!
よいか、その単位落としてはならぬ!
落とせば貴様らは留年だ〜!!

代返などというものが通用するはずもなく、授業開始と同時に人数ピッタリの出席カードが配られる
遅刻はもちろん欠席扱い。3回遅刻すればその時点で単位なし
欠席すればゴッソリと評価が下がる。その代わりにいくら出席しようとも決してプラスになることはない
成績を左右するのはテストの結果のみ。もちろん追試などという救済措置は存在しない
スタンダードな問題は出ず、テスト用紙には応用問題がズラリと並ぶ。事前に過去問を入手できなかった者には死あるのみ
その場で考えて解くようでは、せいぜい時間内に解けるのは半分ちょっと。合格点に届かず不可を食らうことになる


(C)武論尊・原哲夫/集英社

よいか!この教授には
全出席は武器にはならぬ!!

授業全出席、課題全提出しようとも「テストをペナルティなしで受けられる」だけで一切の慈悲は与えられない
休み時間は友人で集まり雑談と言う名の情報交換。過去問、過去レポ、プログラム、設計書、むしり取れるだけむしり取る
一人でどんなに必死に勉強しようとテストで結果が残せない。地道な人間ほど泣きを見る世界
「もう嫌だ!授業サボって遊びに行く!」と授業を休んでも、留年の焦燥感にかられて何も手につかない
年中頭の中を占めるのはとにかく単位。単位のことを考えない日はない

4年になれば研究室選びという地獄のイス取りゲーム。やはりここでもカギになるのは単位
志望した研究室が他人とかぶった場合、今までにいい単位を取ってきた生徒が優先される
第一志望で評判のいい研究室はほとんど埋まる。第一志望に漏れてしまえば志望の坂を転がり落ちる
20志望近く書いても無駄なこと、すべて空振りして誰も選ばなかったような研究室に飛ばされる
研究室に入っても安心はできない。夏には中間発表、冬には卒研発表があるので冬休み・夏休みは一日も与えられない
盆も正月もすべて学校通い。むしろ正月に休むことは「僕には卒業する気がありません」と公言しているに等しい
もちろん文化祭の日も関係なく研究室にこもる。4年の生徒にとって文化祭は「人ゴミが多くて邪魔なイベント」にすぎない


(C)武論尊・原哲夫/集英社

きさまらに研究を選ぶ権利はいらん!
すべて教授の気分しだいよ!!

研究とは早い話が教授の論文を進めるためのもの。論文の進む方向に合わせて実験方法はコロコロ変わる
ある日突然「昨日の発表会でもうそのデータ意味なくなったから、今日から他の実験やって」と
たったの一言で数ヶ月かけて集めたデータがゴミへと変わる
そうなると辛くなるのが卒論。無駄になった研究の分だけ他の研究で穴埋めをするハメになる
卒業の時期に近ければ近いほど一気にしわ寄せが来る
毎日必ず5時に帰る教授を恨みつつ、連日研究室に泊まり込んで残業、ひたすら残業


これが大学だ!!
あー長かった…悪いこと言わないから、学生の人は文系の大学行ってキャンパスライフを満喫した方がいいです(えー

「椒子さんって…好きな人とかいたんですか?」

「え?」

「だって素敵な服とかアクセサリーとか…きっとキレイだと思うし」

椒子のオトナな服を見ているうちに恋愛話を聞きたくなったからだ。
そういえばからだは、椒子のことを「尋兄の知り合い」と思ってるだけで元カノだとは知らないんでした

「いたわよ、甲斐性なしのろくでなし」

「か、かいしょう、なし?」

「ああ、なんて言うかその…無責任でだらしのない人かな」

「な、なんかいい人じゃなさそう…」

ああ…やっぱり客観的に見ればそうなるよね(えー
尋はなんだかんだ言って、からだ以外の人にはロリコンとかろくでなしとかケチョンケチョンに言われてるから:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

一方そのいい人じゃなさそうな人は、いつもの喫茶店で透子に簡単な誕生日のお祝いをされていました

「頼んでないけど…?」

「サービス!よくもまぁ毎年毎年自分の誕生日を忘れられますねぇ」

そして出てきたのはから揚げブロッコリーミートボール目玉焼きミートソーススパ。
うーむ、豪勢というかコテコテというか…これだけ肉づくしだとコレステロールとか気になりそう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「聞きましたよテツから。親戚の女の子も預かってるって」

「あ、ああ、うん。妹を預かってもらってる代わりに交換ホームステイって言うか…」

「ふ〜ん…大変ねえ。そういえばパッタリ見かけないけど、椒子さんって人はどうなったん…」

「ぶぇふっ!げほっ!い、いやあれから全然連絡ないし…」

「親戚の女の子」でぎょっとした瞬間に、たたみかけるように核心をドーン!知っているのか貴様ー!
痛いところをガシガシ突いてくる透子でしたが、完全に素で浮かんだことを聞いてみただけの様子。
尋はタジタジになりながら気管に入ったスパを咳き込むのでした






「えーっと、卵4個、グラニュー糖120グラム、薄力粉120グラム…」

そしていよいよケーキ作りに入るからだ。しかし椒子は何をするでもなく、ベランダでぼへーっと突っ立っていました
それもそのはず。椒子は相当な料理下手で、ただオーブンで焼くだけのターキーの丸焼きが
気がついたら真っ黒な物体に化けてしまうという腕前の持ち主。
丸焼きだけは得意などっかの姫様を下回るとは、よっぽどの重症です:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「わ、私も…手伝っていいかしら…」

かつて尋に料理を作ってあげようとして大失敗した椒子。その時のリベンジを果たしたいのか、
「ヘタクソだけど仲間に入れて」ともじもじしながらケーキ作りに加わります
というか左の方に置いてあるうまい牛乳のモデルはおいしい牛乳ですか。パッケージもそっくりだ

「じゃあ、椒子さんはバターの湯煎をおねがいします」

「…ゆせん…?」

「バターをお湯で溶かすんですよ」

湯煎知らないんですか椒子さん!まさか頭の中で「何それ湯川専務の略?」なんて考えてたりとか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というか湯煎なんて、バレンタインの時期になかよしとかりぼん買ってくれば一発だと思うんですが(えー
椒子は昔から漫画を読まずに勉強ひとすじだったんでしょうか

「ふんふ〜ん♪…あっ!?ち、違います椒子さん!」

「へ?(ぼちゃーん)」

案の定、お湯の中に直接バターをブチ込みバター汁を作ってしまう椒子。
その後も薄力粉をボウルに入れようとして頭から粉をかぶり、イチゴのカットを任されては輪切りにするという
ダメ料理人ぶりを遺憾なく発揮。イチゴを輪切りってキュウリじゃないんですから!
椒子のドジっぷりに時折目が点になるからだでしたが、
それでも見放すことなく2人で一緒にケーキ作りを続けます。からだは今すぐ保母さんにでもなれそうだ

そしてここからがこのアニメの真骨頂。ただ単に薄力粉を開けるだけなのに萌える
もっと言うなら、バターを受け取る椒子の手だけで萌える
手で萌えるってなんなんだ!我ながら意味が分からないよ!
しかし本当のことなので仕方ありません、まさに萌えないシーンがないアニメ。もうこの作品は奇跡でできてるとしか(えー





そしてようやく焼成の段階にまでこぎつけた2人。
オーブンで焼き上がるのを待つ間、慣れない料理で疲れた椒子はばたーんと寝転がってしまいます

「はぁ〜…ごめんなさいね、ちっとも役に立てなくて」

「ふふふ、お楽しみはこれからですよ。焼き上がったスポンジケーキに、イチゴや生クリームでデコ…あ」

「す〜…す〜…」

のび太顔負けの超早寝。椒子はぶっ倒れた瞬間もう眠りについていました
起こすのも悪いと思ったのか、椒子にタオルをかけると一人でデコレーションを進めていくからだ。
さっきの輪切りイチゴも花の形に飾ってしっかり有効利用。初めてのケーキなのに大した料理センスです

しかし最後の仕上げはおねえさんといっしょ。2人初めての共同作業でチョコ文字を書いてケーキ完成。
味見用に作っておいたもう一つのケーキを2人で分けて、その出来の良さに満足するのでした
というか尋への尽くし方といい、ケーキを食べさせてもらう仕草といい、からだって絶対前世は犬だよなぁ(えー






「尋兄喜んでくれるでしょうか?」

「大丈夫、私が保証するわ。ん…?」

「あれー?よく会うねー!」

自転車でキコキコとアパートへ帰る途中、道の真ん中で人だかりができていることに気づいた2人。
何だろうと思って足を止めると、人だかりから出てきたのはあの琴美でした

「あの、何かあったんですか?」

「なんでもない、ただのイタズラよ。誰かが願い石と炭を取り替えちゃったみたいなの
 大体騒ぎすぎなのよ、あんなのただの迷信なのに」

「…」

ケロッとした様子の琴美でしたが、他の大人達は「悪いことでも起きなければいいけど…」と誰もが暗い顔。
願い石が姿を変える原因を作ってしまったからだは、それを見てチクチク心が痛みます
からだのどよーんとした表情を見て、早くそこから立ち去ろうとする椒子でしたが…

「ねえー!友達できた?」

「…」

ジョセフ・ジョースター!きさま見ているな!(えー
琴美の問いに黙って指で答える椒子。その先には視聴者がからだが立っていました
恥ずかしそうにそそくさとその場を去っていく椒子。琴美はその後ろ姿を微笑ましそうに眺めるのでした






その日の夜、ケーキを囲んで尋を心から祝福する2人。
昼間あれだけコッテリしたもんを食った尋も美味い美味いとケーキをたいらげ、楽しい談笑と共に夜は更けていきます
そしてパーティもお開きとなった頃、尋と椒子はちょっと買い物に近所のコンビニへ…

「ね、私も手伝ったのよ。あのケーキ」

「そう…」

「いい子ね、からだちゃん…」

「ああ…」

「ええ…いい子だわ」

今日一日からだと過ごした楽しい時間、それをしみじみと尋に伝える椒子。
それにしても尋はもう少し気の利いた返事できんのか!
一言お礼言うだけでも全然違うのに、そうって何ですかそうって。本当に甲斐性のないやつめ


そして一人家に残っていたからだでしたが
椒子の本を整理しているうちに、そこに挟まれた尋とラブラブだった頃の写真を発見してしまいます
今の今まで和やかだった空気が一瞬にして修羅場モード発動!ショックを受けたからだの次なる行動とは…



せつなさ炸裂キター!!
なんと次の日の早朝、からだは誰にも告げずに一人でどこかへ失踪してしまいます。盗んだバイクで走り出す〜
すべてが順調かと思っていた矢先にこの急展開。果たしてからだの向かった先とは?次回に続く!


そして次回サブタイトル「あさっての方向」ってエー!?(゜д゜;)最終回ってわけでもないのに!
まだ中盤が終わった辺りなのに、番組タイトルそのまんまのサブタイトルをつけるとは珍しい。
というか最終回とか意識させないでお願い…( つд`)俺の一週間で至福の時間を奪うんじゃねー!(えー


■あさっての方向。8話 「あさっての方向」


尋達の家を飛び出し、あてもなく放浪の旅に出たからだ。
電車にガタゴト揺られて降りたその駅は、叶町よりもかなり都会な場所でした



どれくらい都会かというと駅に自動改札があるくらい都会です(叶町にはないのよ)
初めて見るハイテク機器におっかなびっくりのからだ。「こ、これが自動改札!そういえば聞いたことがある!」(えー
駅員さん助けてーと救いを求める視線がなんとも微笑ましいですね





「はあ〜…お金、とってもかかるんですね…」

とりあえず勢いだけで家出してしまったものの、からだの所持金はたったの2000円。
今晩泊まる場所もなく落ち込んでいると、視界の端にふとロッテリやでバイト募集の張り紙が…

「よろしくお願いします!料理が得意です!」

「…ああ、そう。それで五百川さん、履歴書持って来ました…?」

「り、りれきしょ?」

善は急げ!さあ雇ってください!と突撃したからだでしたが、履歴書のことを知らずに手ぶらで面接。
店主にはあからさまに「あちゃ〜なんだこいつ、いるんだよなあこういうの…」と呆れた顔で不採用を決めるのでした

「履歴書かぁ…よし頑張ろう!」

しかしまったくしょげることなくコンビニへ走り、履歴書を購入すると次のバイト先へ殴り込み!見かけによらずバイタリティあるなあ

「えーっと…これ、なんて読むの?」

「いおかわです、五百川からだです!」

「フリガナは振ってくださいね、写真もないな…
 それとねえ、普通履歴書って鉛筆で書かないものなんですけどね…」

「は、はあ…」

「あれ…?君、12歳…?」

「あ…!」

今度は履歴書のいろはを知らずにまたも不採用。
こういう書類はボールペンで書くのが世間の常識ですが、まあ小学生のうちからそんな事知ってたら逆に嫌だよね…
私も小学生くらいの時は、ボールペンなんて
「間違えた時消すのが面倒くさいだけじゃん。シャーペン使わない奴アホなのと違う?」
くらいにしか思ってませんでした:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「…頑張ろう!」

二軒続けて嫌な顔をされたにも関わらず、まだまだめげずに次を目指すからだ。
前回椒子が料理でヘマをした時もそうですが、からだは自分が苦労することに関してはまるで抵抗がないみたいですね
普通だったらこういう時は「がーんだな…出鼻をくじかれた」とかグチのひとつも言いたくなると思うんですが(えー



今度の作戦は、履歴書についてくる「書き方見本」の丸写し。
名前も見本に書いてあった佐藤花子をそのまま使うことにして、ちんまりした定食屋へ向かいます

「佐藤花子、20歳…あなた一人暮らし?」

「あ、いえ、小さい時に両親を事故で亡くして、それから兄と2人暮らしでしたので…あ、あの?」

「ううううう…採用!近頃の子は簡単に辞めちゃうけど、あんたならマジメに働いてくれそうだよ!
 じゃあ後で連絡するから…」

「は…はい?」

「ほら、私雇われ店長だからオーナーに聞かないとねえ」

からだの境遇が同情を買い一発オーケーをもらったものの、実際に働き出すのは後日通知があってから。
今日にでも収入がなければ暮らしていけないからだにとって、結局は不採用とほとんど変わらないものでした

「はぁ…お腹空いたなぁ…」

「ねえキミ、暇?お茶でも行かない?カラオケでもいいよ」

「さっきからここ座ってるよねえ、見てたよ」

「どうせ暇なんだろ?いいじゃん行こうよ!なんならもっといいとこでもいいぜ」

「あ…あ、あ、あの…!」

バイト探しに疲れたからだが駅前で座り込んでいると、そこに何人ものナンパ師たちが出現!
口を挟む暇もなく次々まくしたてるナンパ師たち。おびえたからだは一目散にそこから逃げ出してしまいます

「待てよちょっとォ!」

「俺たちから逃げられると思ってんのか!」

「はっ…!はっ…!はっ…!」

しかしまわりこまれてしまった!逃げても逃げてもナンパ師たちは執拗に追ってくる!ナンパってレベルじゃねえー!
ほとんど人さらいみたいな連中です。死にものぐるいで逃げ回り、ようやく男たちを振り切ったからだ。
はぁはぁと息を乱しながら狭い路地で休んでいると…

「ん〜?キミ可愛いねぇ、どこから来たの?お金欲しいんじゃない?仕事探してんなら紹介するよ」

「あ…あ…嫌ぁぁーっ!!」

気がつけば風俗街!うわああああ小学生で風俗の話題はきつかろう…
夢中で駆け出したからだは人気のない公園へ。すべり台の下で雨をしのぎながら夜を明かすことに…
しかしすべり台で完全に雨が防げるはずもなく、時間が経つにつれどんどん体が冷えていきます

「頑張ろう…」

今日3度目のこのセリフ。しかしもはやその目に力はなく、半分死んだような表情に…ああからだが壊れていく( つд`)
それにしても、野宿と言えば真っ先に浮かぶのは公園ですが、
実際に泊まろうとしてみると雨も風も防げないしホームレスがうろついてるし、寒いわ怖いわでいいことないんですよね
時代は電話ボックスですよ。これ最強。雨も風もはね返し不審者からも守ってくれる野宿の聖域。(えー
携帯電話が普及したおかげで人が使いに来る心配もありません。でもまあ万が一ってこともあるので
人が通らなそうな電話ボックスにこっそり泊まるんですけどね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン






「行くぞーからだ!それっ!」

傷心のからだが思い返していたのは、かつて尋の両親と過ごした安らかな日々。
実の子供でないにも関わらず、尋の両親はからだに惜しみなく愛情を注いで育てていたようです

「お父さん、からだにこのまま黙ってていいのかしら…」

「言えるわけないだろう…あの子が本当の子じゃないなんて…」

「…お父さんとお母さん、本当のお父さんとお母さんじゃないの…?」

ある時、ドアの前で自分の境遇を立ち聞きしてしまったからだ。
その事実を受け止めきれずに泣き出してしまいますが、それでも大事に育ててくれた両親のことは心から慕っていました
血は繋がっていなくても家族は家族、それに気づいた3人はかえって絆を深めることとなり
からだはその後も温かい家庭の中で育てられていくのでした

それにしてもこの「そつえんおめでとう」は萌えすぎて困るな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ピッ…ピッ…ピッ…ピッ…ピーーー…

しかし、そんな幸せな日々にも思わぬ形で終わりがやって来ました
両親を襲った突然の交通事故。10歳にも満たない歳で2度も両親を失ってしまったからだは、
両親の臨終が確認された病院の廊下で、ただただ呆然と虚空を見つめていました






葬式の日、一通り葬儀が終わり家に一人ぼっちになってしまったからだ。
疲れて寝てしまったからだの下へ、遅れてやってきた一人の男がいました

「ごめん遅くなって…!もう大丈夫だから…」

「お…にい、ちゃん…?」

お互いこの世にたった一人残された家族。自分を残して家族はいなくなってしまったと思っていたからだにとって、
尋が現れたことはどんなに心強いことだったか分かりません

そして2人で叶町の安いアパートに住み始め、お互い料理もボロボロの腕前からひとつひとつ上達していったのです
というかアメリカ同棲時代は尋も椒子も料理が全然ダメで、一体どういう暮らしをしてたんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
尋は短髪だと普通にいい男なのになぁ…切ればいいのに…床屋に行くのも節約してるわけでもないだろうし…(えー

「尋兄、アメリカってどんなところですか?」

「う〜ん…忘れちゃいました」

幼いからだが過去のことを尋ねる度にはぐらかし、少しだけ寂しそうな顔を見せる尋。
尋のそんな様子を見て、からだは尋がそれまでの暮らしを犠牲にしてここにいることを悟ってしまいました

(だから私は祈ったんです…私を今すぐ大人にして、尋兄を今すぐ自由にしてって…
 でも…私の願いは誰も幸せにはしませんでした。尋兄が本当に犠牲にしてきたのは…)

前回椒子と尋のラブラブ写真を目にしたことで、疑問に思っていた「尋兄が犠牲にしてきたもの」とは
アメリカに残された椒子のことだと気づいてしまったからだ。
自分の願いに巻き込んで椒子を子供にしてしまったこともあり、
からだは2度も椒子の人生を歪めてしまった罪悪感で家を飛び出したのです

というか、てっきりこの人みたいに「私のお兄ちゃんが他の女とイチャつくなんて死んでも許さん!」
みたいな嫉妬の鬼と化して飛び出したのかと思いきや、まったく逆だったんですね。
椒子から尋と一緒の時間を奪ってしまった申し訳なさから、せめてこれから2人で暮らしてねと…
なんて言うかこの子はもう自己犠牲っていう言葉の中から生まれてきたんじゃなかろうか(えー
他人の不幸を見過ごせないっていう意識が強すぎて、自ら望んで破滅の道を歩いてますからね





翌朝、一晩中雨に打たれて震える体を押さえながら駅前にやってきたからだ。
すると、そんなからだを心配に思ったタクシーの運転手が声をかけてきました

「君、大丈夫…?昨日の朝もここにいたよね、ちょっと待ってて」

「…」

昨日自分にお辞儀をしていったからだのことを覚えていた運転手さん。
寒さに震えるその体を見かねて、温かいコーヒーを買ってきてあげようと自販機へ走り出します

しかし、昨日のナンパ師達のせいで軽く人間不信になってしまったからだは
「またケダモノが寄ってきやがった」と言いたげに顔をそむけてしまいます
頼むから信じてやってくれ・゚・(つД`)・゚・都会に残された貴重な良心なんだ…
優しさを失わないでくれ、どこの国の人達とも友達になろうという気持ちを失わないでくれ、
たとえその気持ちが何百回裏切られようと。

まさに今のからだに言いたいセリフがこれですね。ウルトラマンエースはいいことを言ったよね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

しかし、運転手がコーヒーを買いに駆け出すと同時に駅のホームへと消えてしまうからだ。
その時、歩き出した拍子に昨日の履歴書がカバンから飛び出して…






プルルルル プルルルル

「もしもし、からださんですか!?…”ごひゃくかわ”?
 いえ、うちは”いおかわ”ですが…」

履歴書を拾った運転手は、からだのことを心配して履歴書の電話番号に連絡を取ってみました
鬼気迫る様子で受話器を手に取る尋。運転手から話を聞いた尋は、すぐに電車に飛び乗るとからだのいる駅へと向かいます

「はあ…」

切符を買ったはいいものの、次の町に行くふんぎりがつかずにホームで立ち尽くしていたからだ。
しばらくの間そうしていると、向かいのホームにここへ到着した尋の姿が!

(ひ…尋兄…!?)

まさかの再会に思わず硬直してしまうからだ。
声をかけるかどうかためらってしまいますが、写真のことを思い出すとどうしても帰ることはできません
結局からだが選んだのは尋との別れ。声をかけないまま背を向けて電車に乗ろうとしますが…

「…!?からだ!?」

その後ろ姿に気づいた尋は、連絡通路を猛ダッシュしてからだのホームへ!
しかし、すでにドアは閉まり電車は走り出した後。それでも必死に食らいつきドア越しにからだに呼びかけます

「からだ!帰って来い!帰って来い!からだ!」

尋の奥の手呼び捨てアタック発動!こんなこともあろうかと普段「からださん」と呼んでいたのだ!
このインパクトには言うことを聞くしかあるまい、妹よカムバック!

「…ごめんなさい…」

ガーンΣ(゚Д゚;)俺の呼び捨てが効かないだと!?
やはり椒子への負い目から家を飛び出したからだには、尋がどれだけ声をかけても決心を変えることはできませんでした
これが椒子の説得だったらあるいは…というかなんでついて来なかったんですか椒子さん:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そして電車が次の駅へとスピードを上げる中、別れの言葉を告げられた尋は呆然とホームに立ち尽くすのでした。次回に続く!





ちなみに今回モデルになった駅は東京の大泉学園駅みたいですね
駅の名前が半分見えるシーン(下の画像)でもそんなような名前になってますし
駅周辺の描写はかなり実際の大泉学園駅に近い作りになってたみたいです
ただ、さすがにド田舎の叶町からサクッと行ける距離にはないと思うので
やっぱり劇中のはモデルにしただけの架空の駅なんでしょうかね






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