■涼宮ハルヒの憂鬱11話 「射手座の日」

静かに読書する長門お茶を入れるみくるボードゲームでヒマを潰すキョン&古泉といった
すっかり毎回おなじみのSOS団の風景。そして必ず、ここでハルヒが厄介事を抱えて部室のドアを…

ガチャッ 「僕たちとこのゲームで勝負してもらいたいッ!」

あ…あら?予想を裏切り部室へやって来たのは、ハルヒではなくコンピ研部長!
やってくるなり「勝負だよォ勝負だよォ」とわめき散らす部長でしたが…
《エクシードチャージ》

ルシファーズハンマー!!

「勝負ですってぇ?そんなに勝負したいんならしてあげようじゃないの!」

部室の騒ぎを聞きつけるなり、超速ドロップキックを見舞いながら登場するハルヒ。
わざわざ向こうから面白そうな話を持ってきてくれるとは、ハルヒにとって願ったり叶ったりといったところでしょうか

「自作ゲームで対戦して、僕たちが勝ったらあれを返却して欲しいんだ!」

全然使ってないパソコン返せコノヤローと主張するコンピ研部長。第3話でムリヤリ奪われてしまったアレですね
それを奪還するために、5人同時プレイ可能の自作ゲームをひっさげて乗り込んできたということですが…

5対5となれば部員を総動員しての対決!
しかしSOS団にはパソコンが一台しかないので、わざわざ4つのパソコンを持ってきてあげたコンピ研。
コンピ研敗北の暁には、
その4台全部プレゼントというリスクデカすぎな賭けのおまけつきです。
うーんコンピ研はそれだけ勝つ自信があるってことでしょうか

それにしてもなんてゲームだよこれ!イスカンダルでも目指せってんでしょうか(えー
そして部長の説明を聞く間、じーっとパソコンを凝視する長門。同じ情報端末として親近感でもあるんでしょうか

「そういやアンタんとこ、女子部員いないでしょ?
 もしそっちが勝ったら有希をコンピューター研に進呈するわ!
 そっちがパソコン4台を賭けるのに、こっちが1台じゃ不釣り合いだからね」

(お前は知らんだろうが、パソコン4台と長門ではスペックに違いがありすぎるぞ…)

「えっ、い、いやあの、なっなっ…」

「なに?みくるちゃんの方がいいわけ?」

なんと、相手と賭けを対等にするために仲間を次々売っぱらうハルヒ
長門のことは静観していたキョンですが、大事なみくるが売られるとなれば話は別です

「お前が商品になれ!自分の体を賭けりゃいいじゃねえか、勝手なこと抜かすな!」

「なに言ってんのよ!神聖にして不可侵な象徴たる存在!
 それがSOS団団長なの!」

結局メンバーを賭ける話はうやむやになり、パソコンだけを賭けようということでその日は解散。決戦は一週間後という話です

「今度の勝負だけどな、今回ばかりはインチキをするのはやめておこう」

そして帰り道、キョンは長門や古泉に超技術を使わないよう釘を刺します

「我々が負けてしまってもいいと?」

「負けても失うものは盗品のパソコンだけだ、俺たちは別に困らん」

「パソコンのことではありません、涼宮さんは何かに負けることが好きではないのです。
 負けそうだと感じると、閉鎖空間を生み出して人知れず例のものを大暴れさせてしまう…」

また出たよ閉鎖空間。相変わらずなんのことだかよく分かりませんが、
とにかくハルヒの機嫌を損ねると、世界が改変されて『例のもの』とかいうのが暴れてしまうってことでしょうか?

「構やしないね、いくらあいつでもそろそろ学んでいい頃だ」

「ふふっ…」

「なんだ気色悪い…」

「うらやましくなったものですから。あなたと涼宮さんの間にある見えざる信頼関係にね。
 一週間後のゲームに負けたとしても、そこで涼宮さんが閉鎖空間を生み出したりはしないだろうと
 あなたは思っている。また、涼宮さんはあなたならゲームを勝利に導くだろうと信じている。
 彼女が団員の身柄を賭けようと言い出したのは、負けるはずがないと確信しているからですよ。
 あなた方2人は、理想形と言ってもいいほどの信頼感で結びついているんです」

いやちょっと待ってよ。明らかにおかしいよこの話
「絶対勝つから大事な仲間を賭けても大丈夫」って思ってるんだったら
「じゃあ自分の体も賭けろ」って言われても、ああどうぞどうぞって平然と了承するんじゃないの?
信じてないじゃんかよ!全然信じてないじゃんかよおおお

私はSOS団ほど『仲間意識』とか『友情』とかいう言葉に縁がない連中もいないだろうと思うし、
あえてそういう作りにした物語なんだろうなと思ってたんですが…。孤島症候群の時の「俺は最初からハルヒを信じてた」もそうだけど
何この取ってつけたような信頼関係。とてもじゃないけど理想形とは思えんぞ…



そして翌日、SOS団はさっそく決戦に向けての特訓を開始します

ゲームとしては宇宙戦艦モノの戦術シミュレーション。
自機の丸い索敵範囲をちょこちょこと広げて移動し、敵の戦艦が見つかったら倒していくというもの。
どうやって自分の戦艦を察知されずに敵の戦艦を見つけるか、というコツが重要なゲームのようです。

「あーまたやられたっ!メンドイったらないわね!」

「キョン君…私こういうの苦手でよくわからないんですけど…」

しかし、突撃バカのハルヒと超ゲームオンチのみくるはこの時点で戦力外です。
しっかりしてよ未来人!過去のゲームくらい一撃でクリアーしてくださいよ!
こうなると頼りにできそうなのは、宇宙人の技術の結晶・長門くらいのもの。
キョンは救いを求めるような目で長門に視線を送りますが…

みょーんみょーん

マウスの使い方すら分かってない長門。ダメだこりゃ

しかし、まったく成長が見られないハルヒやみくると違って、長門は日に日にタイピングが上達していきます
一日目は片手人差し指でポチポチ、二日目は両手人差し指でポチポチ、
三日目は両手の親指・人差し指でカタカタ、四日目は全ての指を使ってカタカタ、

そして決戦当日には、電童のエリス並みに超高速タイプをマスターしていました

(C)サンライズ・テレビ東京

「本日天気晴朗なれども波高し、皇国の興廃この一戦にあり!
 この戦いは始まりにすぎないの!あらゆる邪魔者を蹴散らして、
 SOS団は宇宙の彼方までその名を轟かせるのよ!全軍前進っ!!」

いよいよゲームスタート!高校受験の時にでも勉強したんでしょうか、ハルヒは日露戦争の時に使われた電文で仲間を鼓舞します
そしてレトロな感じのゲーム画面とはうってかわって、銀河英雄伝説みたいなイメージ映像での戦闘が開始!

「敵は鶴翼陣形で誘い込むつもりのようです。防御に徹するのが得策かと…」

ボガアアアン!!

「なぬっ…別の敵から砲撃されてる!?右弦に90度回頭!
 全砲門開け!目標敵艦隊!全ビーム砲発射…ってアレ!?」

開始早々から炸裂するコンピ研の奇襲攻撃!
攻撃も速ければ退くのも速い!艦隊の死角に現れては消え、現れては消え、一撃離脱を繰り返すコンピ研艦隊。
反撃する間もなく姿を消すコンピ研の戦術に、SOS団は手も足も出せずボカンボカンと削られていきます

「なにモタモタしてんのよ!敵が逃げちゃうじゃない!」

「分かってるがどうにもならないんだ!」

「じゃあガンダピーー発進させなさい!」

「いきまー…って無理!!」

ええいこのスイッチだ!とガンダムを発進させたいところですが、番組的にもモザイクをかけるのが精一杯です(えー

「もう我慢できないわ!全艦全速前進よ!偉い者同士サシでドンパチやるわっ!」

「その敵がどこにいるのか分からないんだろうが!」

「まず落ち着いてはいかがでしょう、それから敵の迎撃ボカーンボカーンボカーン

「皆さんどこにいっちゃったんですかぁぁ〜!!」

もう戦場ぐちゃぐちゃ

前に出ようとするハルヒを押さえて、固まったところをボカスカに撃たれまくるキョン・古泉・ハルヒの3人。
さらに戦闘宙域とまったく関係ない場所をウロウロしているみくる。
もはやSOS団は風前の灯。「こりゃ負けたな…」と全滅を確信するキョンでしたが…

パパパパパパパパパ

「な…なんだこりゃあっ!」

「なるほど…!分艦隊ですか」

画面上に次々と現れる20もの長門艦隊!自分の艦隊を分割しての同時操作です
普通なら、1つの艦隊を動かすだけでもやっとなので誰もやらなかったという高等技術。
一体長門はどうやって操作しているんでしょうか



うわー 長門さんブラクラ踏んじゃった!(違
もはや目で追うことすらもできない長門の超絶タイピング!艦隊操作と同時にゲームプログラムの修正までも進めてしまいます

「おい長門…俺はインチキすんなって言っておいたはずだぞ」

「していない。インチキと呼ばれる行為をしているのはコンピュータ研の方。
 マップ全域の全てが、我々の位置を含めて最初から丸見え」

「長門にしては分かりやすい説明だ…!」

なんとコンピ研側のパソコンでは、索敵範囲に関係なく戦場すべてが丸見えだったというインチキ勝負。
パワプロで言うところの、SOS団はミット隠しをされてるのにコンピ研はミット丸見えで球種表示までされてるようなもんでしょうか

「我々には敗北以外の選択肢がなかった。それを是正したい」

「でもさ…だからと言ってこっちがさらにインチキな魔法を使って対抗したら、
 結局は連中と一緒になっちまうぜ。いやそれ以下だ!」

あ、あのうキョンさん、熱くなってるところ悪いんですけど…
そんな大声で「魔法」とか喋っちゃってハルヒに丸聞こえじゃないですか!
古泉もみくるもじっとキョンの話を聞いています。どう考えてもハルヒに聞こえちゃってるんですが
でもまったくの無反応なハルヒ。どないやねんお前



「あなたの意思に反することはない。地球の現代技術レベルにのっとって、条件を対等にするだけ」

結局ハルヒそっちのけで「あくまでも対等の条件で勝つ」という長門に根負けしたキョン。
プログラムを修正して敵の索敵状態を通常へと戻し、第二ラウンド開始!

「撃て撃て撃てーっ!」

「堕ちろぉっ、カトンボ!」

ドガズガボガドガーン!

突然普通の状態に戻されて大混乱のコンピ研。オタオタして無防備になっているところへSOS団の集中砲火が!
一気に戦況を覆してすっかり余裕のキョン。カトンボとかシロッコのモノマネまでやり出す始末です

「コ…コンピュータ研に栄光あれーーーっ!!」

ドガァァァァァン!!

最後まで粘った部長も撃破されコンピ研全滅!ゲーム対決はSOS団の勝利に終わりました



「まさかプレイの最中にゲームの中身を書き換えられるとは…
 物は相談だが…君が暇な時でいい、コンピュータ研の部活に参加してみないか、ぜひ!」

「ちょっとちょっと、勝手に有希をレンタルしちゃダメよ!
 この娘はSOS団に不可欠な無口キャラなの!私が最初に目をつけたんだからね!」

「世界でも通用しそうな凄腕ハッカー」と長門を見る目が変わったコンピ研部長。
少しでいいからコンピ研にも来てくれないかと誘いますが、ハルヒはまったく話を聞いてくれません
というか真っ先に自分で売ろうとしといて不可欠もクソも!



しかし、タイピングがよほど楽しかったのか長門の指はいまだに本の上で踊っていました
部長の誘いに意外にも「たまになら…」と答える長門。渋々ながらハルヒもそれを了承するのでした。次回へ続く!


「次回、涼宮ハルヒの憂鬱第12話ライブアライブ!」

あー…なんというか、閉鎖空間とかの話は一番最後までやらないのか…
次回はライブアライブ。つまりはあの世で俺にわび続けろオルステッドーーッ!!
  

 
■涼宮ハルヒの憂鬱12話 「ライブアライブ」
 

「みっみっみらくる、みっくるんるん♪みっみっみらくる、みっくるんるん♪」

ぐわーなんだこれは第一話の悪夢が再び!
忌まわしき第一話と同じ始まりを見せた今回の話、今日はキョン達の学校での文化祭です。
そのためSOS団は第一話の自作映画で上映会を開いていたのですが、
右を向いても左を向いても集まってきた観客はなぜか全員オタク!なんて悲しい上映会なんだ…(´・ω・`)


キョンも放映スケジュールは映画研究会に投げっぱなしにしておき、ふらふらと校内を回ってみることに。
途中でレイザーラモンHGや美輪明宏のコスプレ野郎にからまれながらも、
クラスの出し物をしている古泉や長門の様子を覗きに行きます

「あなたは5分15秒後にソフトクリームを買って、5分28秒後にそれを足に落とし、
 7分6秒後に看板に頭をぶつけ、その際彼女と交錯して転倒、彼女のバッグから所持品が散乱し…」

「さてこの世界、つまり自然とは確率により支配されているものです。
 にも関わらず、今この場では確率論が成立しているとは言いがたい。
 ならばこう考えるのがより妥当でしょう。今我々は自然から…」

長門のクラスは占いの館、古泉のクラスでは演劇が行われていましたが、2人とも完全にいつものペースです
古泉がやっている劇はローゼンクランツとギルデンスターンは死んだのようですが、
なんだかよく分からないセリフでも、女の子たちはぽわわ〜んと古泉にクギづけ。お前ら美形ならなんでもいいのかー!


劇の面白さがさっぱり分からず教室から出るキョン。そこへバッタリとクラスメイトの国木田や谷口が。
せっかくなので、3人一緒にみくるのクラスのコスプレ喫茶へ向かうことにします

「いつぞやのバニーガールにも驚いたけど、今度はどんな格好してるのかなぁ」

「それにしても、映画出演だっつってノーギャラで水中ダイブさせられて、
 ズブ濡れの代償が焼きそば30%オフってのは割にあわねーなぁ」

「不服なら来るな。とっとと帰れ」

「いやしかし、朝比奈さんのコスプレ姿は一応拝んでおかないとなぁ!」

SOS団の自作映画にも協力していた谷口たち。その際に出演料として焼きそばサービス券をもらったようです。
みくるの店は、喫茶と言いつつ焼きそばがメインの店のようですが…

コスプレ喫茶に到着した3人でしたがここにも客がオタクしかいねえ!
まるでコミケか何かの光景みたいにオタクの列が廊下にズラーリ。普通の学校に一体どこから湧いて来たー!

30分も廊下に立ちっぱなしでようやく入店できた3人。
しかしそれだけ待たされた甲斐はあり、あっちの子もこっちの子も胸ボーンボーン!
わざと可愛い子だけ集めたんじゃないのかこの組!男とのレベル差がありすぎて涙を誘います

しかし至福の時間も長くは続かず、後を絶たない客の波に押し寄せられて
ものの数分で3人はコスプレ喫茶を後にすることに。


「これからどうする?僕はキョン達の作った映画が見たいなぁ、自分がどう映ってるかも確認したいしさ」

「ナンパしようぜナンパ!3人ぐらい固まってる女に声をかけたら、意外にホイホイついてくるって!」

「遠慮する。お前ら2人でやってろ」
それにしても「とっとと帰れ」とか「2人でやってろ」とか友達がいのない奴だキョン
どこかキョンって「馴れ合いしないクールな俺様カッコイイ」みたいな雰囲気ありますね
キョンの方から友人に歩み寄るような描写って、なんか見たことがない気がするぞ



というわけでテキトーに一人で校内を回るキョン。学祭なんて一人で見てもショボイ出店が並んでるだけでつまらんぞ!(えー
こういうのは大人数でワイワイ騒いで回らないとなぁ


そして結局「ゆっくり座ってられるから」という理由でキョンは講堂のコンサートへと向かいます
なんという青春の浪費。学生のうちに思い出作っといたほうがいいぞ…(えー


講堂へやってきたキョンですが、徹夜で映画の編集作業をしていたために
椅子でこっくりこっくりと舟をこいでしまいます
ステージにはなんだかデトロイトメタルシティもどきのバンドも来ていましたが
それにも気づかずキョンはすっかり夢の中。しかし資本主義の豚まで用意するとはこだわりを感じます


(C)若杉公徳/白泉社

ざわ…ざわざわ…ざわ…

ふと、客席に人が集まってきたような物音で目を覚ますキョン。
どうやら外はどしゃ降りになってきたようで、生徒が次々にここへ雨宿りにやって来たようです

寝ぼけまなこのキョンが演奏順を見てみれば、今度の登場はENOZというバンドとのこと。
名前からして明らかにZONEのパクリなバンドですが、果たしてどんなメンバーが登場するんでしょうか

(な…なんだありゃ!?何やってんだあの野郎!)

ENOZの姿を見た途端、目を見開いてキョンは驚愕!
ボーカルの位置についたのはバニー姿のハルヒ、そしてギターは占い師姿の長門!
しかしドラム・ベース担当の人にはまったく見覚えがありません。何がどうなってるのかと呆然とするキョンですが
そんなキョンとは対照的に、ハルヒ達は慌てず騒がず淡々と演奏の準備を整え…
ぴちぴちボイスでライブスタート!

「き・ず・あ・と〜なぞる〜♪」
ぎゃーなんかもうヒロインの顔じゃねえ!顔をムチャクチャにしながら歌に没頭するハルヒ
ぴちぴちボイスというほど低レベルではありませんが、歌はハルヒの中の人(平野綾)の素の歌声なので
ハルヒの歌というより、まるで平野綾コンサートを聞いてるみたいでなんとも微妙です

突然歌い出してからBパート放送時間のほぼ4分の1にわたって熱唱しまくったハルヒ。ずいぶん長いこと歌ったなぁ…
そのおかげか講堂は大きな歓声に包まれます。ハルヒもこれは予想外だったようで、珍しく動揺が隠せません

「えー、み、みなさん、ENOZです。バンドメンバーの苗字、榎本・中西・岡島・財前の頭文字を取って
 ENOZってことらしいんだけど、残念ながら事情があって
 今日このステージには榎本さんと中西さんはいません。
 私とそこの有希は代理で、本当のメンバーじゃないってわけ。ごめんね」

どうやらハルヒと長門は、メンバーの欠けたENOZの助っ人に急遽抜擢された様子。
というかメンバーの頭文字でENOZってKAT−TUNを思い出しますね



「そうね…代役なんかじゃなくて、本物のボーカルとギターがやってる本物の曲が聴きたい人は
 後で言ってきて。MDなんか持ってきてくれたら、無料でダビングするっていうのはどうかしら」

ちょ、ちょっと待て!このハルヒの形をしたいい人は一体誰なんだ!
「自分達は代役にすぎないから」と謙虚で本物のメンバーに気配りを忘れず、二コッと優しげな微笑みを浮かべるだなんて
こんな人はこの番組に存在しませんでしたよ!誰だこいつ!知ってたら誰か私に教えてください(えー

「じゃあもう一曲!時間がなくて二曲しか用意できなかったの、だからこれがラスト。
 物足りないかもしれないけど、みんな思いっきり演奏するから聴いてね!」

に…二曲目!?あれだけ歌っておきながらまだ続きが!?
いやあのハルヒさん世の中には放送時間というものがありましてですね
正直もう歌のシーンは十分っていうかなんていうか二曲目始まっちゃったよ!



しかし二曲目が始まって間もなく、ハルヒの歌だけが流れながら
なぜか映像は外の風景を延々と映し続けるというわけの分からない演出が。
なんだこれ!以前の延々とページをめくり続ける長門みたいなもんか!?うう、どうしてこういう妙な時間の稼ぎ方を…



そして後日。文化祭が終わり、キョンがハルヒに助っ人になったいきさつを尋ねてみると…

「下駄箱のあたりで、北校祭執行委員とあのバンドが
 ステージに立つとか立たさないとかでもめてたの。ボーカルの榎本さんが前日に扁桃炎で入院、
 ギターの中西さんは、当日手首をくじいて演奏不可能になったのよね…
 これじゃあ演奏できる残りのメンバーが可哀想じゃない、これまで必死に練習してきたのよ?
 それで私こう言ったの。『なんだったら代わりに出ようか』って」

「よくOKしたな…その残りのメンバーも」

「私軽音楽部に仮入部してたこともあったし、覚えてくれてたのかしら」

困ってる人を放っておけずに自分から申し出るとは…ますます普段のハルヒからは想像がつきません
というか、ENOZが文化祭へ向けて猛練習してきたことをなんでハルヒが知ってるんでしょうか
以前からENOZに肩入れしてないと「ふーんせっかくだけど残念だったね」で終わりそうな話なのに…
それがハルヒならなおさらですよ。なんで突然こんな善人になってしまったんでしょうか


とにかく助っ人に参加することになり、急遽長門を連れ出してギターの代役に据えたハルヒ。
2人に本番まで残された時間はほんの1時間。知らない2曲をその短時間で覚えたハルヒも凄いですが、
長門はまず曲より先にギターの弾き方すらまったく知りませんでした



にも関わらず、わずか1時間の間に完璧にマスター!
パソコンのタイピング習得は一週間かかった長門ですが、ギターはなんでそんなに速いんだ!トンでもねえです宇宙人



というわけでハルヒの説明終了。
その後、ハルヒに文化祭のことで心からお礼を言いにきたENOZのメンバー達。
ハルヒの提案したMDの依頼が殺到しているようで、彼女たちには嬉しい悲鳴です。
しかし彼女たちの笑顔を前にして、ハルヒはどこか困惑した様子が…

「はあ、なにか落ち着かないのよね…なんでかしら」

「俺が知るわけないだろ」

(それはな…お前が人から感謝されることに慣れていないからさ、
 いつもは「ありがとう」なんて言われそうにないことばっかりやってるからな)

なんだか園児の世話をする保父さんみたいだなキョン
自分の中でモヤモヤした感覚を持て余すハルヒでしたが、突然何かを思いついたように立ち上がると…

「ねえ!あんた何か楽器できる!?」

「…?できん」

「練習次第でどうにでもなるわ!来年の文化祭、私たちもバンドで参加しましょうよ!
 私がボーカル、有希はギターで、みくるちゃんはタンバリンでも持たせて
 ステージの飾りになってくれればいいわよ!」

「いやいやいや…!」

おいおい、なんでいきなりSOS団のバンドを思いついたか分かりませんが、
とりあえず古泉を忘れてることは確かです 副部長なのにー!

「さ、行くわよキョン」

「どこに!」

「ギターを貰いによ、軽音楽部の部室に!」

グワァ〜結局ハルヒはいつもの悪逆非道に逆戻り!
今日の善人化は一体なんだったんだ!作品内の時系列では、今回の次に「射手座の日」が来る流れなので
やっぱり次も傍若無人のまんまだったと考えていいみたいです。なんで今回だけ急に善人になるようなことに?



しかし本編直後、速攻で今回の曲のCMが流れて疑問が吹き飛びました
要するになんだ…今回は話そのものがキャラソンの宣伝だったってことかぁ
だからBパートでハルヒの歌を延々と聞かせて、ハルヒの善人化はその方が話を歌方面に持ち込みやすいからという
ただそれだけのことだったのか…

もうね…別に宣伝そのものに対して不満があるわけじゃないんですよ
ただね、DVD販促のための話数シャッフルもそうなんですけど
話の整合性をブチ壊してまで宣伝すんなあああああああ!
これに尽きるよ…話をわざわざ壊してまで金稼ぎに走るのはカンベンしてくれ…
 


■涼宮ハルヒの憂鬱13話 「涼宮ハルヒの憂鬱X」


「朝倉はここの505号室に住んでたみたい!」

「…なるほどねぇ…」

ハルヒに引きずられるままやってきた朝倉さんの家。そこはなんと長門と同じマンションでした
やはり同じ宇宙の思念体から送り込まれただけあって、住んでいるマンションも同じだったようです

しかし朝倉さんの部屋はすでにもぬけのカラ。ハルヒはとりあえず管理人のお爺さんに話を聞きに行きますが…



「私たち、ここに住んでた朝倉涼子さんの友達なんですけど…
 彼女ったら急に引っ越しちゃって、連絡先とか分からなくて困ってるんです」

(…こういう常識的な口の利き方もできるのか…)

「あぁ〜朝倉さんね!引っ越し屋が来た様子もないのに部屋がカラッポになっちゃって、
 度肝抜かれとるんだわぁ。めんこいお嬢さんだったから覚えとる」

「…ご両親は?お父さんとお母さんはどんな仕事をしているか分かりますか?」

「さぁて…そういえば両親さんとは挨拶したことないのう」

「でもこのマンションって高いでしょう?子供を一人暮らしさせるために、
 わざわざローンを組んで買うとは思えないんですけど…」

「いやいや、ローンでなくて一括ニコニコ現金払いじゃった。えれぇ金持ちじゃと思ったもんじゃ」

ちょ、ちょっと爺さん!確かに朝倉さん一人だけなら「どっかの金持ち」で済むかもしれませんが、
同じ学校・同じ学年・同じ状況の長門も別の部屋に一人で住んでるんでしょうが!
それを話さんかい!何かあると思わない方がおかしいぞ!
まあ長門のことを話してしまうと話がこじれるだけなんですが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


結局爺さんからはそれ以上の情報が聞きだせず、マンションを後にするハルヒ達。
すると、そこへコンビニ弁当をぶら下げて帰ってきた長門が…



(こいつもメシは食うんだな…)

「ひょっとしてアンタもこのマンションなの?だったら、朝倉のこと何か聞いてない?」

「…」

まさか長門も一人暮らしとは知らず、朝倉さんのことを尋ねてみるハルヒ。
しかし情報操作した張本人の長門が、わざわざハルヒに教えるわけがありません

「もし何か分かったら教えてよね…メガネどうしたの?」

(ちらっ)

(俺を見られても困るんだが…)

あぁ、そういえば時期的にはメガネを外すようになった直後なのか…
そのまま長門と別れる二人でしたが、結局マンションでの収穫は「朝倉さんは一人暮らしで金持ち」ということくらいで
ほとんどムダ足だったようなもの。そのせいか、元気のよかったハルヒもすっかり無表情に逆戻りです



「これからどこに行くつもりなんだ?」

「別に」

「…俺、もう帰っていいか?」

「あんたさ…自分が地球でどれほどちっぽけな存在か、自覚したことある?」

何を思ったか、帰りたいと言い出したキョンにいきなり脈絡のない話を始めるハルヒ。
突然のことにキョンも面食らってしまいます

(何を言い出すんだ…?

「私はある。忘れもしない…小学6年生の時、家族みんなで野球を見に行ったのよ。
 私は野球なんて興味なかったけど、着いて驚いた…見渡す限り人だらけなのよ。
 野球場の向こうまで米粒みたいな人間がびっしりうごめいてるの。
 日本の人間が残らずこの空間に集まってるんじゃないかと思った…でね、親父に聞いてみたのよ。
 ここは一体どれだけの人がいるんだって。満員だから五万人くらいだろうって親父は答えた…」

ハルヒパパはオヤジって呼ばれてるのか。娘がこうだと気苦労も多そうだ…(えー
 

「試合が終わって駅まで行く道にも人が溢れていたわ。それを見て私は愕然としたの。
 こんなにいっぱいの人間がいるように見えて、実はこんなの日本全体で言えばほんの一部にすぎないんだって…
 家に帰って電卓で計算してみたの。日本の人口が一億数千万っていうのは社会の時間に習っていたから、
 それを五万で割ってみると…たった二千分の一。私はまた愕然とした…私なんてあの球場にいた人ごみの中の
 たった一人でしかなくて、あれだけたくさんに思えた球場の人たちも、実は一掴みでしかないんだってね。
 それまで私は、自分がどこか特別な人間のように思ってた。家族といるのも楽しかったし、何よりも自分のクラスは
 世界のどこよりも面白い人間が集まってると思ってたのよ。でも、そうじゃないんだってその時気づいた…
 私が世界で一番楽しいと思ってるクラスの出来事も、日本のどの学校でもありふれたものでしかないんだ。
 そう気づいた時、私は急に周りの世界が色あせたみたいに感じた。みんながみんなやってる普通の日常なんだと思うと、
 途端に何もかもがつまらなくなった…そして世の中にこれだけの人がいたら、その中には
 ちっとも普通じゃなく面白い人生を送っている人もいるんだ、そうに違いないって思ったの。それが私じゃないのはなぜ?
 小学校を卒業するまで、私はずっとそんなことを考えてた。考えてたら思いついたわ、
 面白いことは待っててもやってこないんだってね。中学に入ったら、私は自分を変えてやろうと思った。
 待ってるだけの女じゃないことを世界に訴えようと思ったの。でも結局は何もなし…
 そうやって私はいつの間にか高校生になってた。少しは何かが変わると思ってた…」

なんつーか…学生時代に特有のネガティブな思考ですね。中二病ってやつでしょうか
もっとプラス思考で考えればいいのに。世の中上には上がいるから面白いとか、
五万の観客も人がゴミのようだとか(それはプラスなのか

キョンもどう反応していいか分からず「そうか…」としか返すことができません
返答に困るキョンの気持ちも分かりますが、こういう時はこう説教しておけばいいんですよ!
 

(C)車田正美/集英社

五万人がどうだとか一掴みがなんだとか、
てめえがダメなのを周りのせいにしてんじゃねえ!
何もかも他人のせいにしてやりたい放題生きやがって
おまえみたいなガキがきたねえ大人になるんだよ
いつでもてめえの事しか考えねえ、優しさも夢も気力もねえダセエ大人によ

そしてボディブローでとどめを刺しておけば完璧:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


結局一言だけ「帰る」と残して去っていったハルヒ。
なんだか微妙に気まずい空気を引きずりながら、キョンも自宅へと足を向けますが…

「こんにちは。この間、超能力者と言うなら証拠を見せろとおっしゃったでしょう?
 ちょうどいい機会が到来したものですから、おつきあいいただきたいと思いまして」

キョンが帰ってくるのを待っていた古泉。超能力者の証拠…っていうと
もしかして第五話の「百聞は一見にしかず」ってやつですか?ずいぶん懐かしい話に思えるなぁ
古泉の超能力はミステリックサインでPKファイアーだと判明したわけですが、
「ちょうどいい機会」ってことは、今回もまた妙な戦闘でも行うつもりなんでしょうか

「まだハルヒが神様だとか思ってんのか?」

「人間原理…という言葉をご存知ですか?宇宙があるべき姿をしているのは、
 人間が観測することによって初めてそうであることを知ったからだ、という理論です」

「ちっとも分からん」

「我観測す、故に宇宙ありとでも言い換えましょうか。
 要するに…この世に人間なる知的生命体がいて、物理法則や定数を発見し、
 宇宙はこのようにして成っていると観測できて初めて、宇宙そのものの存在が知られたわけです。
 ならば、宇宙を観測する人類がもしここまで進化することがなかったら…観測する者がいない以上、
 宇宙はその存在を誰にも知られることがない。つまり、あってもなくても同じことになってしまう。
 人類がいるからこそ宇宙は存在を知られているという、人間本位な理屈のことです」

「そんなバカな話があるか、人類がいようがいまいが宇宙は宇宙だろ」

「その通りです。だから人間原理とは思索的な理論にすぎない。しかし面白い事実がここから浮上します」

相変わらず前置きのやたら長い古泉の話。
タクシーでぶいーんと走りながらずいぶん長い間喋ってますが、まだまだ目的地には着きそうにありません
どうやらキョンを連れて行きたいのはだいぶ遠い場所のようです



「なぜ宇宙はこうも人類の生存に適した形で創造されたのか?
 重力定数、あるいは粒子の質量比がわずかでも違っていたなら、
 宇宙がこのような世界になることはなかったでしょう。
 覚えてますか?世界は涼宮さんによって創られたのかもしれないと、僕が言ったことを…
 彼女には願望を実現する能力がある」

「そんなことを大マジメに断言するな」

「涼宮さんは…宇宙人はいるに違いない、そうであって欲しいと願った。だから長門有希がいる。
 同様に朝比奈みくるがここにいる。そして僕も…彼女に願われたからという、
 ただそれだけの理由でここにいるんですよ」

「だーかーら!なんで分かるんだよ!」

「3年前のことです」

「3年前はもーいい!聞き飽きた!」

古泉の話が長すぎるので、いい加減キレ気味になってきたキョン。
しかし、「まだまだ話はここからですよ」といった感じで古泉は遠慮なく話を続けます
 

「ある日突然、僕は自分にある能力と、どう使うべきかをなぜか知っていた。
 僕と同じ力を持つ人間が、僕と同様に力に目覚めたこともね。
 ついでに、それが涼宮ハルヒによってもたらされたことも。
 なぜかは説明できません、分かってしまうんだから仕方がないとしか…」

「一億万歩譲ったとしても、ハルヒにそんなことができるとは思えん」

「我々だって信じられなかった。一人の少女によって世界が変化…
 いや、ひょっとしたら創造されたのかもしれないなんてことはね。
 しかもその少女は、この世界を自分にとって面白くないものだと思い込んでいる…
 これはちょっとした恐怖ですよ。世界を自由に創造できるなら、今までの世界をなかったことにして
 望む世界を一から創り直せばいい。そうなると文字通り、世界の終わりが訪れます。
 我々が唯一無二だと思っているこの世界も、実は何度も創り直された結果なのかもしれません」

「だったらハルヒに自分の正体を明かしたらいい、超能力者が実在すると知ったら喜ぶぞあいつ。
 世界をどうにかしようとは思わないかもしれん」

「それはそれで困るんですよ…涼宮さんが『超能力なんて日常に存在するのが当たり前だ』と思ったら、
 世界は本当にそのようになります。物理法則がすべて捻じ曲がってしまい、
 宇宙全体がメチャメチャになりますよ。宇宙人や未来人や超能力者が存在して欲しいという願望と、
 そんなものが居るはずがないという常識論が、涼宮さんの中ではせめぎ合っているのですよ。
 
彼女の言動は確かにエキセントリックです。
 しかしその実、涼宮さんはまともな思考形態を持つ一般的な人種なんです」

永遠に続くかと思われた古泉の話もようやく一区切り。どうやら目的の場所へ到着したようです
タクシーから降ろされたそこは、どこかの都市のビル街どまんなか。
スタスタと横断歩道を渡り始めた古泉は、車道の真ん中でピタッと足を止めてしまいます

「しばし、目を閉じていただけませんか?ほんの数秒で済みます」
 

古泉に手を引かれて閉鎖空間へと案内されるキョン。手を握られた瞬間、「んぁっ…」と声を出すキョンマジ萌えキャラ(えー

「次元断層の隙間…我々の世界とは隔絶された、閉鎖空間です。半径はおよそ5キロメートル。
 通常、物理的な手段では出入りできません。僕の持つ力の一つが、この空間に侵入することなんですよ」

やっと拝めましたよ閉鎖空間。見た限り、風景はそのままで人間だけがいなくなった空間のようですが…
まあ龍騎のミラーワールドと同じようなもんだと考えていいようです

それにしても、モロに人前で閉鎖空間の中に侵入したわけですが
一般人から見れば、古泉たちが突然消えたように見えて超ビックリなんじゃなかろうか

「地上に発生したドーム上の空間を想像してください、ここはその内部です。
 外部ではなんら変わりない日常が広がっていますよ。閉鎖空間はまったくのランダムに発生します。
 ただ一つ明らかなのは、涼宮さんの精神が不安定になるとこの空間が生まれるってことです。
 閉鎖空間の現出を僕は探知することができる…さらに僕の能力はそれだけではありません。
 言うなれば、僕には涼宮さんの理性を反映した能力が与えられているのです。
 この世界が涼宮さんの精神に生まれたニキビだとしたら、僕はニキビ治療薬なんですよ」

「…お前の喩えは分かりにくい」

「始まったようです…後ろを見てください」

古泉に言われるままに後ろを振り向いてみるキョン。しかしそこにはキョンも目を疑う光景が広がっていた!



シシ神様だー!!
突然ビル街の真ん中に現れた奇妙な巨人!
まるで破壊衝動の塊のようなその巨人は、巨大な体を存分に振り回しビルを次々に破壊していく!



「な…あ…!?」

「涼宮さんのイライラが限界に達するとあの巨人が出てきます…ああやって周りをブチ壊すことで、
 ストレスを発散させているんでしょう。現実世界で暴れさせるわけにもいかないから、
 こうして閉鎖空間を生み出しその内部のみで破壊行動をする…なかなか理性的じゃないですか」

ぬぬ、あのシシ神様はハルヒのストレスが形になったものだと…ってちょっと待ってください!
ストレスの形がアレってことは、それに対して理性を反映した力を持ってる古泉は、
ウルトラマンにでも変身してあの巨人と戦うってことですか!?(えー

するとその時、暴れ続ける巨人の周りにヒュンヒュンと赤い火の玉が出現!
なんだなんだ、グラディウスみたいにオプションを装備したのか!?(えー 

「僕の同志ですよ…さて、僕も行かなければ」

なんと赤い球体は巨人と戦うために現れた古泉の仲間達!
そして古泉もまた、バチバチと赤いオーラを身にまとい巨人に向けて猛スピードで飛んでいく!
 

かみは ばらばらに なった
古泉たちの回転攻撃で、斬り裂かれたシシ神様の体が次々に崩れ落ちる!腐ってやがる早すぎたんだ!

「メチャクチャだなぁもう…!」

あまりにも現実とかけ離れた展開に、キョンはもう呆然とするしかありません
そして巨人が倒されてから間もなく、閉鎖空間は消滅して周囲は元の世界へ…


「あの青い怪物を、我々は神の人…神人と呼んでいます。
 閉鎖空間が生まれ、神人が生まれる時に限り僕は異能の力を発揮できる。
 それも閉鎖空間の中でしか使えない力です。例えば、今の僕には何の力もありません」

用が済んだ2人はまたタクシーでトンボ帰り。その道中はやっぱり古泉が喋りまくりです
うーんある意味一緒にいて退屈しないやつだ…

「神人の活動を放置しておくわけにはいきません。神人が破壊をすればするほど、
 閉鎖空間も拡大していくからです。さっきの空間は、あれでもまだ小規模なものなのです…
 放っておけばどんどん広がっていって、そのうち全世界を覆い尽くすでしょう。
 そうなれば最後、あちらの灰色の空間が我々のこの世界と入れ替わってしまうのですよ。
 僕たちがなんとかしなければ、確実に世界は崩壊するんです…困ったものです」

いつも通り淡々と語る古泉ですが、世界の崩壊を防ぐために人知れずあの巨人と
激しい戦闘を繰り返していたんですね。見かけによらず責任感の強いタイプのようです。カッコいいぞ古泉

「涼宮さんの動向には注意しておいてください。
 ここしばらく安定していた彼女の精神が、活性化の兆しを見せています」

「俺が注意してても、どうこうなるもんでもないんじゃないか?」

「さあ、それはどうでしょうか?僕としては
 あなたに全てのゲタを預けてしまってもいいと思っているんですがね」

キョンの家に到着し、何やら意味深な言葉を残して去っていく古泉。
ハルヒの精神が活性化を見せている、そして次回は最終回、どうやら来週波乱があることは間違いなさそうです
色々な意味で話題になったこのアニメ、果たして最後はどんな結末を迎えるんでしょうか。次回へ続く!


■涼宮ハルヒの憂鬱最終話 「涼宮ハルヒの憂鬱Y」



今日も元気に妹におやすみの挨拶をして
妹に起こされて
妹と一緒に歯磨きをして
妹と一緒に登校するキョン。

ちくしょうなんて生活をしてるんだ!両親出てこないしまるで新婚さんじゃねえか!
というかハルヒの女性陣で一番可愛いのってキョンの妹:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


そして妹と別れて学校へと向かうキョン。前回、「ハルヒの動向に注意して欲しい」と古泉に言われたことが頭をよぎりますが…

(知ったこっちゃねーや。なぜ俺が悩まなくてはならんのだ。
 全ての原因はハルヒにあるらしい、だとしたら悩まなければならないのは俺ではなくハルヒの方だろう。
 
長門も古泉も朝比奈さんも本人に直接話してやればいいのだ。
 その結果がどうなろうと、それはハルヒの責任であって俺には無関係だ。
 せいぜい走り回ればいいのさ、俺以外の人間がな)

キョンの薄情ぶりここに極まれり。
最終回なのに何てことを言うんだ!言うにことかいて「俺以外の人間がせいぜい苦労すれば?」とは!
なんというか、キョンの葬式にでもなった時ちゃんと泣いてくれる友人がいるのかマジ心配になってきました。(えー


その日の授業も終わってSOS団の部室へ向かうキョン。
とりあえず部室で初めにやることは、未来みくるの言っていたみくるのおっぱいホクロを確認することでした
というわけで、キョンはパソコンの隠しフォルダにこっそり集めておいた
みくるのエロ画像集をあさっておっぱいの様子を確認しようと…



「…なるほどコレか…」

「何か分かったんですか?」

「い、いえいえ別に!(カチカチカチ)」

「あれ、これなんです?どうして私の名前がついてるの?」

みくるに覗き込まれたキョンは慌てて戻るボタンを連打しますが、
すでに「mikuru」と書かれたフォルダ名を見られてしまった後でした

「何が入ってるの?見せて見せて」

「こ、これはそのなんだ、なんでしょうね、きっとなんでもないでしょう!」


(C)坂本裕次郎/集英社

なんか全盛期の頃のタカヤのごとくおっぱい押し付けまくりのみくる
わざとやってんのかお前はー!もうみくる=痴女は確定なんだろうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「何やってんのあんた達」

そこへやってきたのは不機嫌モードぶっちぎりのハルヒ。
朝倉さんの自宅訪問が空振りに終わったことに加えて、気になるキョンがイチャイチャしていては仕方ないかもしれません

「着替えるから」

「好きにしたらいい」

普段の教室では、男子の前だろうが下着だろうが平気で着替えを済ませるハルヒでしたが
キョンとみくるを引きはがすために「着替えるからキョンおめーどっか行けや」と方便を…。
しかし、キョンはまったく言うことを聞く様子がありません

「着替えるって言ってるでしょ!?」

「だから?」

「……ッ!!」

「出てけェェーーッ!!」

とうとうハルヒ怒りのバイオ粒子砲が炸裂!キョンは部室から叩き出されてしまいます
そして、バニースーツに着替えたハルヒは「ちょっとそこ座れ!」といった雰囲気でみくるを座らせ、
強力なプレッシャーを放ちながらみくるの髪をあれこれといじるのでした。こえー

そこへやってきた古泉が一言。「まるで仲のいい姉妹ですねぇー」って、どこまで本気なんだよ!
結局、その日はキョンと古泉はいつものようにボードゲームで暇を潰し、
ハルヒはずっと不機嫌なままみくるの髪をいじり続けるのでした


そしてその日の夜。いつものように眠りについたキョンですが、意識が薄れていく中で誰かに呼ばれるような声が…

「キョン…!キョン!」

(まだ目覚ましは鳴ってないだろぉ…?)

「起きてよ!起きろってんでしょうが!」

ハルヒの呼ぶ声で目が覚めると、なぜだかそこは閉鎖空間に包まれた学校!
自宅でパジャマの格好をしていたキョンですが、いつの間にか制服に変わりこんな場所に…

「目が覚めたらいつの間にかこんなところにいて、気がついたらあんたが隣でノビてたのよ…
 ちゃんと布団で寝てたはずなのに、なんでこんな所にいるわけ…?」

どうやらそれはハルヒも同じだった様子。とりあえず、閉鎖空間なら古泉もここに来ているかも…?
ということで辺りを探すキョンでしたが、見えない壁のようなものが邪魔して学校から出ることができず、電話もまったく通じません

「気味が悪い…どうなってんのよ、なんなのよ、さっぱり分からない…」

無意識に自分が作り出したとはいえ、見たこともない奇妙な世界に飛ばされて
ハルヒは不安と混乱で珍しく弱気です。なんだかちょっと可愛く見えるな
そして「探検してくる!」といてもたってもいられず駆け出していきますが…



しかし、廊下をずんずんと歩くうちに目がギラギラしてきました。
うへぇ…前言撤回(;´Д`)イカレてるよこの人!さっきまで心細そうにしてたかと思えば…というかマジこの顔恐い


一方SOS団の部室に一人残されたキョン。とりあえず茶を入れて一息ついていると、窓の外に見覚えのある赤い光が…

「古泉か!?遅かったな…!」

「やあ、どうも」

こんな状況でもお気楽な喋りの古泉ですが、よくよく見てみればバイオライダーのゲル形態みたいに
実体を維持できていない状態でした



「正直に言いましょう…これは異常事態です。普通の閉鎖空間なら僕はなんとか侵入できます、
 しかし今回はこんな不完全な形態…しかも仲間の力を借りてやっとなんです。
 それも長くは持たないでしょう、我々に宿った能力は今にも消えようとしているんです」

「どうなってるんだ、ここにいるのはハルヒと俺だけなのか!?」

「その通り。とうとう涼宮さんは現実世界に愛想を尽かして、新しい世界を創造することに決めたようです
 神を失ったこちらの世界がどうなるのか、誰にも分かりません。涼宮さんが慈悲深ければ
 このまま何事もなく存続する可能性もありますが、次の瞬間には無に帰する可能性も有り得ます」

「俺がここに居るのはどういうわけだ!?」

「あなたは涼宮さんに選ばれたんですよ、こちらの世界から唯一共にいたいと思ったのがあなたです」

「…こんな灰色の世界で、俺はハルヒと2人で暮らさなければならんのか」

「アダムとイヴですよ。産めや増やせでいいじゃないですか」

「殴るぞお前…」

「冗談です。…そろそろ限界のようです。このまま行くと、あなた方とはもう会えそうにありませんね。
 僕としては、あなたと涼宮さんともう少し付き合ってみたかったので…惜しい気分でもあります。
 そうそう、朝比奈みくると長門有希からの伝言を言付かっていました。
 朝比奈みくるからは『ごめんなさい、私のせいです』と、
 長門有希からは『パソコンの電源を入れるように』と…それでは」

仲間の力を借りてやって来てくれた古泉でしたが、
結局分かったことは古泉たちが何をやってももはやどうにもならんということだけでした。なんてこった

しかし一つ意味がありそうなのは長門からの伝言でしょうか。とりあえずキョンがパソコンの電源をつけてみると…

「みえてる?」とそこに長門からの通信が。さすがは長門、キョンはこれからどうするべきかチャットのように相談します。
それにしても、これは「射手座の日」より前の話なので長門は全然パソコンを使えないはずなんですが
一体どうやって通信してるんでしょうか(えー

結局、古泉と同じく長門からも「どうにもならない」という答えが返って来ますが
一方で「あなたに賭ける」とキョンならばどうにかできそうなことを…
そしてとうとう通信も繋がらなくなり、「sleeping beauty」という言葉を書き残して長門は消えてしまいます。

それにしても、最後に書こうとした「また図書館に…」っていうのは
やっぱり「また図書館に連れて行ってください」ってことなんでしょうか(3話参照)
カタい言い方だけど「あなたに戻ってきて欲しい」みたいなことも言ってるし、
長門ってもしかしてキョンにラブラブ一直線な子だったんでしょうか

考えてみれば、メガネを外した方が可愛いと言われてその通りにしてるし
「射手座の日」では「キョンの言うことは絶対守ります」みたいなこと言ってるし
「サムデイインザレイン」ではぐーすか寝るキョンにカーディガンかけてあげてるし
今ごろになって思い当たるフシが…チクショウシャッフルなんてバカな物さえなかったら!
この話を先にやってくれりゃあ、もっと長門の行動をちゃんと見てられたのに!クソッタレー!

ドガアアアアン!

「キョン!なんか出た!何アレ、怪物!?蜃気楼じゃないわよね!」

量産型シシ神様!?完成していたの!?
とうとう学校の周囲に姿を現した神人!奴らによって校舎は次々に叩き潰されてしまい、
キョンはハルヒの手を引いて避難しようとしますが…
ご覧の通り嬉々として神人の破壊活動を眺めるハルヒ。こいつもうアカンわ…

まったく知らない建物ならともかく、慣れ親しんだSOS団の部室も教室も破壊されていくのを
目を輝かせて大喜びする様子はまさに狂気としか。おかしいですよカテジナさん
「孤島症候群」でキョンの言ってた「ハルヒが殺人なんて望むはずがない」とか、もう私には微塵も信じられません

「なんなんだろうホント!この変な世界もあの巨人も!
 どうしてだろう、今ちょっと楽しいな…!」

「…元の世界へ帰りたいと思わないか!?SOS団はどうするんだ
 お前が作った団体だろう、放ったらかしかよ!」

大喜びのハルヒと対照的に、険しい顔でなんとか説得しようとするキョン。しかしダメな子ハルヒはまったく説得に応じてくれません

「いいのよもう!だって私自身がとっても面白そうな体験をしてるんだし、
 もう不思議なことを探す必要もないわ!」

「俺は戻りたい…!こんな状態に置かれて発見したよ、
 俺はなんだかんだ言って今までの暮らしが結構好きだったんだな…
 アホの谷口や国木田も、古泉や長門や朝比奈さんも…
 俺は連中ともう一度会いたい!まだ話すことがいっぱい残ってる気がするんだ!」

「会えるわよきっと、この世界だっていつまでも闇に包まれてるわけじゃない。
 私には分かるの!」

「そうじゃない、この世界のことじゃないんだ!
 元の世界のあいつらに俺は会いたいんだよ!」

楽しかった日々を思い出してハルヒに語りかけるキョンでしたが、
現実の話をされてハルヒは「つまんねーこと思い出させんなボケ」といった表情です。そんなに現実に未練がないのか…

「…意味分かんない…!
 あんただってつまんない世界にウンザリしてたんじゃないの!?
 もっと面白いことが起きて欲しいと思ってたんじゃないの!?」

もはやハルヒの言ってることは支離滅裂。
どう考えても化け物が暴れ狂う暗黒の世界より前の世界の方が楽しいし、
そもそも前日キョンは古泉とオセロやってる時に「灰色の無人世界なんかに行くより、こんな時間がずっと続いて欲しい」
言っていたので、閉鎖空間に連れ込まれたことは迷惑としか言いようがありません

「あのなハルヒ…俺はここ数日で、かなり面白い目に会ってたんだ。
 お前は知らないだろうけど、世界はお前を中心に動いていたと言ってもいい。
 お前が知らないだけで、世界は確実に面白い方向に進んでいたんだよ!」

俺たちの世界は十分面白い所だったんだぞ、と訴えるキョンでしたが
それでもハルヒは暴れまわる神人にうっとりと見とれたまま。誰か!誰かもう病院呼んで!(えー

何かもっと決定的な一押しがなければ!と、その時キョンの脳裏に浮かんだのは
未来みくるの言っていた「白雪姫」、そして長門が書き残した「眠れる森の美女」…この2つに共通するキーワードと言えば…

「…俺、実はポニーテール萌えなんだ。いつだったかお前のポニーテールは、
 反則的なまでに似合っていたぞ!」

「はあ!?バカじゃないの!?んっ…?」

チューキター!!
二人が唇を重ねた途端、神人も閉鎖空間もみるみるその姿を消していく!そして…

ドタッ 「んぐっ」

キョンが目を開けて周りを見てみれば、自分の部屋でベッドから転がり落ちている状態でした。
「な、なんつー夢見ちまったんだ!フロイト先生も爆笑だぜ!」って…な、なんだと!夢オチ!?(゜д゜;)
ここまで引っ張っといて今さら!?と思いきや、翌日キョンが学校の教室を覗いてみると…



そこには短い髪をムリヤリポニーテールにしたハルヒが。やっぱり夢じゃなかったのね

「よう、元気か」

「元気じゃないわね、昨日悪夢を見たから。おかげで全然寝れやしなかったのよ
 今日ほど休もうと思った日もないわね」

「ハルヒ」

「なに」

「似合ってるぞ」

「……」

なんだか微妙にいい雰囲気。これでハルヒと急接近か?と思いきや次の瞬間もうみくるとイチャイチャ。キョンマジ罪な男

「あなたには感謝すべきなんでしょうね、僕のアルバイトもしばらく終わりそうにありません。
 まあこの世界が昨日の晩にできたばかりという可能性も、否定できないわけですが…
 でも、あなたと涼宮さんにまた会えて光栄です。また放課後に」

あ…あ〜、古泉のアルバイトって閉鎖空間で神人と戦うことだったのか。(今気づいた
それにしてもキョン、みくるや長門と違って古泉がいくら話してきても一切返答なし。このスケコマシ野郎がー!



「あなたと涼宮ハルヒは、2時間30分この世から消えていた」

「お前みたいな奴は、お前の他にどれだけ地球にいるんだ?」

「けっこう」

「また朝倉みたいなのに俺は襲われたりするのか…?」

「大丈夫…私がさせない」

長門は最後まで頼れる人でした。というかヒロインはもう長門でいいじゃん
それで古泉が友人、みくるは仲間、キョン妹は家族、ハルヒはいらない子:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

というわけで世界消滅の危機は去り、SOS団は再び普段の日常に戻るのでした

涼宮ハルヒの憂鬱・完



というかこの最終回、個人的にキョン妹の株が急上昇・ハルヒは大暴落だったので
古泉、妹、長門、みくる>>>>>>>>>>>>>>ハルヒが決定的になったというかなんというか…
正直今回のハルヒは、「現実逃避しまくって閉鎖空間に引きこもってキョンを道連れにして世界を消そうとした」
という過去最高のアイタタタっぷりだったので、順番通りサムデイインザレインで終わっといた方が
最後に少し可愛い部分を見せた分、まだよかったんじゃないのかなぁ…

全体を通して言えるのは、やっぱりシャッフルはどう考えてもいらなかったってことでしょうか。
例えばの話、私としては糞すぎてしょうがなかった「朝比奈ミクルの冒険」なんですが
今見てみると結構面白いんですよ。なんでかって言うと私が古泉とかみくるに愛着を持ってるから。
普段の声優の演技も知ってるから、わざと棒読みにしてるのもネタとして楽しめるし。
でも何も知らずに第一話であれを見た時は、ただただつまらん時間が過ぎていっただけでした
他の話もそうですが、シャッフルがなけりゃもっと楽しめたんじゃないかと思うと実にもったいない。そんなところでしょうか
次回作があったら「長門有希の憂鬱」とかでよろしく:;y=_ト ̄|○・∵. ターン






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