■反逆のルルーシュ1話 「魔神が生まれた日」

(C)荒木飛呂彦/集英社

こいつはくせえッ――!!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッ―――!!
こんなクソアニメには出会ったことがねえほどなァ――ッ
絶賛放送中だと?ちがうねッ!こいつは生まれついての駄作だッ!
視聴者さん、早えとこ見切っちまいな!


いや違うんです…(´・ω・)期待してたんです、見る前はマジ期待してたんです
公式サイトを初めて見た時とか「おお、これは今期一番楽しめそう」とかそんなようなオーラをなんとなく感じてたんです
例えるなら、小学校でクラス替えした時クラス一可愛い子がパッと目に入ってきた瞬間みたいな
これ来ちゃったんじゃね?良作来ちゃったんじゃね?とかそういう風にワクワクしてたんです
見事に裏切られました
何がダメかってまあ全部ダメなんですが、群を抜いてるのが主人公ルルーシュ。こいつは酷すぎる。
とにかく自己陶酔が激しすぎてもう見てられない。30分の間にどれだけ私の顔がヒクヒク歪んだか分かりません
なんかもう大真面目にこんなような喋り方しかしないし。
このどうだカッコいいだろうと言わんばかりの演出が、最高に外しまくりで凍死しそうになりました(えー
今回のラストシーンには邪気眼に目覚めるしで痛い設定目白押し。
覚醒シーンのセリフも「まったく変わらないこの世界に飽き飽きして…」って、結局またハルヒ的な主人公ですか。
こんなことを言い出すキャラって、結局他人との間に壁を作ってるだけの脳内ひきこもり君なんで
ルルーシュの無駄にカッコつけた態度が余計うすら寒いものに見えてしまうという…


ストーリーの方もなんだかアレでした。
ルルーシュにはまるっきりキラとアスランな関係の親友がいて、敵味方に別れたものの敵軍の中でその親友と再会。
さらに普通の女の子とは明らかに雰囲気が違うラクスみたいな女の子と出会い、
これからはこの3人を中心に話が進んでいくんだなー、と思っていると…
なんと一話でいきなりルルーシュをかばってアスランとラクス死亡。
明らかに主役級のキャラクターがたったの一話で死んでしまって、
ここでもまた「どうだ驚いただろう、ガンダムSEEDとは違うんだぜ!」というスタッフの声が聞こえてきそうですが…
正直主人公の件でドン引きしてる私には、こういう変化球な展開はとにかく寒かった…


そしてもうひとつ。どうもこのアニメのプロデューサーは反米感情丸出しのようで、
ルルーシュ達の戦う神聖ブリタニア帝国は、まんま日本を侵略しに来た悪のアメリカ帝国という風に完全にアメリカを悪者扱い。



そしてブリタニアと戦って「日本万歳!」と叫びながらくたばっていく日本のレジスタンス達。
もうね…こんな兵士とか見せられると、今話題の北朝鮮を連想してしまってサイテーな気分レッドゾーン突入です。
たった一話でルルーシュのCM見るのもイラつくくらい嫌いになれました。わぁい。
何がルルーシュだよちくしょうフルーチェみたいな名前しやがって。(えー

というかね…ルルーシュの痛すぎな喋りとか最強設定とか、
似たようなことを中学くらいの時に妄想した人はそれなりにいると思うんですよ。それで5〜6年経って思い返してみると、
「今思えばあんなのとても世に出せるようなもんじゃなかったな〜」って実感するんじゃないですかね
そういう「世に出せたもんじゃない痛い話」をあまさず大放出してしまったのがこのアニメだと思います
本当たったの一話でよくこれほど言わせてくれるもんだよ…こんなアニメになるとは夢にも思ってなかったな…






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