セブン第13話 V3から来た男

防衛軍の前線基地・宇宙ステーションV3が、『アイロス星人』の侵略部隊が地球へ向かっているのをキャッチした。
V3はすぐさま戦闘機・ステーションホークを出撃させて迎え撃つが、アイロス星人の円盤は強敵で
エースパイロットのクラタ以外は全て撃墜されてしまう。

生き残ったクラタは、単機でアイロス星人を追って地球へと降下したものの、円盤をついに見失ってしまった。
ひとまずクラタは応援にやってきたフルハシ・アマギのウルトラホーク1号と合流して防衛軍本部へと向かうが、
なんとその途中で着陸していた円盤と遭遇!
ステーションホークとウルトラホークで攻撃をしかけるものの、健闘むなしく両機ともダメージを受け
ホーク1号はその場に不時着、クラタは命からがら防衛軍本部へとたどり着きました。


クラタ  「よう、モグラめ…元気か?」

キリヤマ「おお、クラタ…!この悪党がァ」

なんだかお互い憎まれ口をたたいてますが、親友というか悪友というか…隊長とクラタはそんな間柄のようです。
久々の再開を喜ぶ2人ですが、それよりも今は円盤のすぐ近くで不時着したまま
連絡のないフルハシとアマギが心配です。


「あの墜落の仕方なら死んではいないだろうが…アイロス星人に捕まっていたら最後だぞ」

と、クラタは言いますがフルハシ・アマギはすでに捕まっていました。言ってるそばからー!
しかし円盤の燃料が切れてその場を動けないアイロス星人は、2人を殺しておくよりも
その分身を作り出して、防衛軍本部の燃料を奪う計画を実行することに。

2人の分身はまんまと防衛軍に潜入することに成功。
しかし、まったく表情を浮かべない不気味な雰囲気をしていたので
「…あれは人間の目ではない」 とダンに目をつけられてしまいます。
そしてついに、燃料を奪おうとしている現場をダンが発見!2人に銃を向けますが
いくら怪しいと言っても姿形はアマギとフルハシ。本人が操られている可能性もあるし(この場合は分身だけど)一体どうするダン!?
と、思いきや
バキューーン 速攻で射殺。ゲェーーッ!(゚д゚;)あぶない男だよダン!

そしてダンに2人が分身だったことを聞かされたキリヤマ隊長は、
分身が倒された以上、アイロス星人が利用価値のなくなったアマギ達を殺すのも時間の問題と判断。
アイロス星人に2人の命と燃料の交換を持ちかけます。アイロス星人は取引に応じると言いますが…


クラタ  「アイロス星人をみすみす逃がすのか!」

キリヤマ「…部下の命には替えられん」

クラタ  「俺はその部下を皆殺しにされたんだぞ!」

キリヤマ「立場が逆ならどうする!?部下を見殺しにするのか!」

クラタ  「燃料をあたえてみろ、犠牲者は2人だけじゃ済まなくなるぞ!」

キリヤマ「侵略はしないと言っている!」

クラタ  「そんな約束を守る相手じゃない!」

キリヤマ「攻撃するだけが、指揮官のつとめでもあるまいッ!!」

男同士で激しくぶつかり合う2人!ひゃーメラ燃え(ぉ
しかし2人の間で結論は出ないまま、ついにアイロス星人との取引に向かう時刻に…
結局、アイロス星人が迎撃してきた時の被害を最小に抑えるために、キリヤマ隊長がひとりだけで出撃を志願するということに。

ウロウロウロウロウロ。
しかし、隊長が出撃した後でもクラタはまったく落ち着きません。危険な真似しやがって…う〜〜んう〜〜ん と考えてるにちがいない
そしてついに
もうガマンできん!とばかりに作戦室を飛び出します。男やねー
しかしクラタの乗ってきた機体は戦闘のできる状態ではないので、ウルトラホークへのエレベーターに乗り込みますが


マナベ参謀「慌ててどちらへ?」

ぎゃー!!エレベーターが開くとそこにはお偉いさんが!!
最悪のタイミングにクラタも顔が引きつります。説得しようにもよりによってこんな頭のカタそうな…


参謀「この下はホークの発進場だが?それも、キーがないと入れない」

クラタ絶体絶命。このままごまかして進んだとしても、キーが必要ではどうしようもありません
もはやこれまでか…と頭を抱えそうなところで

スッ……。
え?…え?無言でキーを差し出すマナベ参謀。まさか…

参謀「キリヤマを守ってもらいたい。
   奴は…いい友人を持って幸せだな」


さ、参謀…あんた、あんた男だ!!!カッコイイよ!
軍のはみだし者を絵に書いたようなクラタも、この時ばかりはビシィッッと参謀に敬礼。うーむ良いシーンだ



一方、ホーク3号で円盤の元へとやってきたキリヤマ隊長
「燃料を降ろせば部下を渡す」というアイロス星人の言葉通りに燃料をパラシュートで降ろしますが…

ズドドドドドォォン!
その途端に円盤からの激しい攻撃!て、てめえらの血は何色だー!
やむなく円盤と交戦する隊長の前に、クラタが援軍として現れる!


クラタ  「キリヤマ、久しぶりに組んでやるか!」

キリヤマ「よかろうッ!」

と、絶妙のコンビネーションで2機並列すると、さらに機体をタテにしながらミサイルを連射連射!すげえぜ2人とも!
でも人質がいるというのに
まったく容赦なし!あ、あんたら仲間を助けに来たんじゃないんですかー!

そんな中、ポインターで地上から円盤に接近したダンがセブンに変身!
円盤から2人を助け出すことに成功しますが、
アイロス星人も負けじと巨大化してセブンに戦いを挑む!
セブンはすぐに勝負をつけようとアイスラッガーやエメリウム光線を発射しますが
なかなかどうして、粘りますアイロス星人。セブンの必殺攻撃を食らってもビクともしません
しかし、
んならこいつ見切ってみろやーっ!とセブン奥の手のワイドショットであえなく爆発!
強敵だった円盤もキリヤマ・クラタのコンビが見事に撃破となりました

キリヤマ「クラタ、相変わらず良い腕だな」

クラタ  「ああ、お前こそな。………………部下たちにも、見せてやりたかったがな

う…「部下2人なんか見捨てちまえ」と言っていたクラタがこういうセリフをポツリと言うのって、
なんだか凄くジーンと来てしまう(つД`)

かくしてアイロス星人の脅威は去り、クラタはホーク2号で防衛軍本部を後にするのでした…

キリヤマ「本部よりホーク2号へ」

クラタ  「キリヤマか……もう会えそうにないな」

キリヤマ「…気をつけてな、命を…粗末にするなよ」

クラタ  「おう…お前もな」


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男同士の友情がなんとも格好良い回でした
この回で人気が出たのか、「会えそうもないな」と言っている割に
クラタは今後たびたび共同戦線を張るように:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



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