宇宙世紀0153のこと、サイド2にザンスカール帝国が現れ
急速に勢力を拡大したザンスカールはついに地球へと侵攻を開始した。
しかしこれに対して反乱組織リガ・ミリティアが結成され、2大勢力の長い戦いが始まるのだった…


第1章 ヴィクトリーガンダム登場!


ここはヨーロッパのポイント・カサレリア
世間の争いとは無縁のこの地で、主人公ウッソ・エヴィンと幼なじみのシャクティ・カリンは平和に暮らしていました


「よォ!オレウッソ・エヴィンってゆ――んだ!よろしくな!」


いきなり読者に向かって挨拶をきめるウッソ。ですが何かが違います
ウ、ウッソ君…?よォ!とかオレとかよろしくな!とかこの荒っぽい喋りはどうしたというんですか!
新連載ということで最初は過剰演出にしているのかと思いきや、どっこい最後までこの調子で行くようです。い、岩村マジック恐るべし…

とにかくジッとしていられない性格なのか、
ターザンのようにツタで跳び回り、ジェットを背中に装着して空を飛んだりとやりたい放題のウッソ。
ウッソの無謀なアクションの数々に、それを見守るシャクティやハロも気が気ではありません。
「やめなさいよ死んじゃうわよ!?」 「ウッソヤメテ!ウッソヒトゴロシ!」
2人が悲鳴をあげる中、当のウッソは「ウッソいきまーす!」
まるで話を聞いてない様子。これこそまさに馬の耳に念仏、そしてウッソの耳に忠告
背中のジェットで空中へ飛び出していったウッソは、とうとうその行動力が仇となり
戦闘中のザンスカールMS、シャッコーのコクピットブロックに引っ掛かってしまう!ああ言わんことじゃない!


「しえーっ!百パーセント確実に死ぬーっ!」
ウッソは泣き叫びながらシャッコーのコクピットを叩く叩く!ドンドンドンドンカチッ
偶然コクピット開閉スイッチを殴ってしまったウッソ。
「たすかったー!」と中のパイロット、クロノクル・アシャーに飛びつきます。
しかしクロノクルからすれば、ウッソは突然コクピットに入って来た怪しい子供。
「ふざけるな!」と蹴りを浴びせますが

「てめーオレを殺す気かーっ!?」
その途端にみにくい殴り合いに発展!お前らハッチ開けっぱなしで何やっとんだー!
その時ウッソの放ったパンチがクロノクルに直撃!あわれクロノクルは
開けっ放しのコクピットから真っ逆さまに地上へ落ちて行くのだった…っていきなりライバル死亡!?

そして操縦席をクロノクルから奪い取ったものの、操縦の勝手がわからずシャッコーを壊してしまったウッソ。
地上に降りたウッソは、先ほどクロノクルと戦っていたリガ・ミリティアの戦闘機を発見します


「キミはいったい何者だね?敵のMSを乗っ取って破壊するとは…」

と、その時ウッソに声をかけてきたのはリガ・ミリティアのメンバー達。
聞けばVガンダムの操縦者であるマーベットが負傷中であり、パイロットの不在に悩まされているとのこと。
ウッソの操縦に類い稀なセンスを感じた彼らは、マーベットの代役にとウッソをスカウトしようとしますが…
さすがに血気盛んなウッソも、戦争となればおいそれと参加する気にはなれない様子。
丁重にお断りしてその場を去ろうとしますが


「いぶり出してやるぞ…!リガ・ミリティアどもめ!」

なんと運よく池に落ちて命を拾っていたクロノクルが、ゾロ隊を率いて森を次々に焼き払っていく!
森にはウッソの大事なシャクティや動物達が…


「やるしかねえ!やらなきゃこっちがやられっちまう!!」

てめーは俺を怒らせた!クロノクルの非道な行為に怒り心頭のウッソは、コアファイターに乗り込むと
すぐさまVガンダムへと合体してゾロ隊へ攻撃を仕掛ける!


「ビームサーベルはこうだ!」
ズドドドドド

まだ全然操縦に慣れていないウッソ。サーベルと間違えてバルカンを発射
しかしその間違えて撃ったバルカンがゾロをコナゴナに粉砕する!
なんだこの強さ!
結局この間違えて撃ったバルカンで仲間を全滅させられたクロノクル。
クロノクル自身の機体もビームサーベルに切り裂かれ、早々に退散を余儀なくされてしまいました


「やった…ザンスカールをおっぱらったぞ!」

宇宙世紀0153
まぼろしのモビルスーツがついに復活した…その名はヴィクトリーガンダム!!

Vガンファンの
頭痛がそろそろ止まらなくなってきたところで次回に続く!!






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