第8章 陸上戦艦を撃沈せよ!!

前回、宇宙でサンダーインパルスとの激闘の末母親と再会したウッソ
しかし前回のラストからなにがどうなったのか、
いきなり今度の舞台は地上です。また突然の移動かよ!
第4章では一応
”ジブラルタル宇宙港から宇宙戦艦に搭乗してウッソ達は宇宙へとびだしていた”
と移動の説明がありましたが、
今回はそれすらありませんよ!

ズドドゴゴゴゴゴゴゴ
その時地上での戦いで猛威を奮っていたのは、アニメでも視聴者を驚かせたザンスカールの凶悪兵器バイク戦艦!
漫画版でもその圧倒的な戦闘力は健在。アメリカの大都市を襲撃すると、瞬く間にその都市を壊滅させてしまいました
恐るべきバイク戦艦の軍勢!その名も
モトシンド艦隊!
え、モ、
モトシンド…?ま…まあ、今までもビヒモスとか名前違いのMSが出てきてたので、漫画はモトラッドから名前を変えたという可能性も…
そしてバイク戦艦の艦長を任されているクロノクル。艦隊の戦果にすっかりご満悦のようです


「フフフフ、我がモトラッド艦隊を止めることは誰にもできん!」

やっぱりモトラッドなのかよ!モトシンドとか人騒がせな誤植すなー!
そしてアメリカ都市の次は、連邦軍の補給基地を標的と定めたモトシンド モトラッド艦隊。
それをリガ・ミリティアが黙って見過ごすわけはなく、モトラッド艦隊へ迎撃部隊を差し向けますが
バイク戦艦のパワーの前に歯が立たず迎撃部隊は全滅!これではウッソ達のリーンホースでも正攻法で勝てそうもありません
そこでウッソの母、ミューラが
「対MS地雷を集中的に仕掛けてバイク戦艦の足を止める」という作戦を提案します

そのミューラの提案が採用されることになり、さっそくミューラ自ら出向いての地雷設置作業が行われますが…


「きさまらここで何をしている!」

運悪く、そこをザンスカールのMS・ゲドラフに発見されてしまう!
ミューラはゲドラフの手に締めつけられ、何の作業をしていたのか口を割るように迫られます


「母さん…!いま助けるよ!ミノフスキードライブ全力噴射!」

ミューラの危機にウッソがV2で出撃!ゲドラフに感づかれる前に猛スピードで奇襲すると、ウッソは敵コクピット目がけてビームサーベルを叩き込む!
ウッソの奇襲は見事に成功、パイロットを倒されたMSは動かぬデク人形です。あとはミューラを助け出すのみですが…


「外さないでよかった…さ、母さん」
グラッ…
「えっ…?」

V2が手を差しのべようとしたその時、コントロールを失っているゲドラフがバランスを崩して後ろへ…
後ろ…?後ろにあるのは…設置しておいた地雷が!!


「かあさん!?おかあさーーーん!!」
ドガアアアアアアアアアン
「うわああああああああ!!」

ゲドラフもろともミューラが爆風の中に!息子の目の前でなんという残酷な運命
突然の悪夢に号泣するウッソ。しかし、そんな時にもモトラッド艦隊の進軍は刻々と迫っている!


「…行きましょう、母さんの作戦を成功させなくては…!」

母を失って悲しみに暮れながらも、進んで仲間たちの先陣を切るウッソ

「本当は辛くてたまらないくせによ…」

ガンブラスターに乗っているオデロも、ウッソの胸中を察してポロポロと涙を…って
ちょっ!オデロあんた
いつの間にガンブラスターのパイロットに!?
漫画版では3章でウッソと
殴り合いをして以来まったく出番がなかったオデロですが
当たり前のようにガンブラスターで戦っています。せめて今回の冒頭くらいに
「今日からは俺も出撃するぜ!」とかのコマくらいないんかい!
なんというか、ミューラの死のショックが脈絡のないオデロの登場で
吹っ飛ばされてしまいました


そして連邦軍の補給基地についにバイク戦艦が姿を現す!
真っ直ぐに侵攻する彼らは地雷に気づいた様子はありません、これなら地雷作戦は成功か…?


ドドドドドオオオオオン
「な…なにィ!?」
「誰も我々を止めることはできぬわーー!!」

なんと、地雷の直撃をくらいながらもバイク戦艦は勢いを落とさず突進を続ける!
かなりのダメージを与えられたものの、さっきのゲドラフの爆発で地雷の数が減ってしまっていたために
予定の威力には足りなかったのです。補給基地はもう目前、もう作戦はあきらめるしか…




「まだだ!まだだぜザンスカール!母さんの作戦は…
 おわっちゃいねえーーー!!」

ウッソの両目がV2の字に激しく燃える!地雷の使い道はまだあるぜ―――っ!!
ウッソはゲドラフの邪魔で設置しきれなかった地雷をバイク戦艦めがけて投げ込むと、ビームライフルで一気に全弾誘爆させる!

ドッゴオオオオオオオン!

さすがのバイク戦艦も、爆風の中でついに動かぬ鉄クズとなりました
クロノクルもこれ以上の戦闘は続けられず、脱出艇で退散するのみです


「く…もう少しのところだったのに…」
「大丈夫ですか!?クロークル艦長!

またか!また誤植か!クロークル艦長は文字通り苦労来る艦長として撤退していきました(えー

バイク戦艦を夢中で撃退したウッソ。しかし、一流のニュータイプ戦士も戦闘が終われば母を失った一人の少年です
やっと再開できた母はもうどこにもいない…大きい悲しみを抱えたウッソはただただ号泣するのでした
次回へ続く!!




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