第11話・旅の仲間

セイジュウロウが一行に加わり、ジンゴからもジェネレーター職人の情報を得られたルージ達。
その職人の名はフェルデ。鉱山の街ゼ・ルフトに住んでいると聞き、さっそくルージ達はサクサ村を出発します。


ゼ・ルフトへ向かう道のり、その途中には険しい山々がそびえ立っていました。
ディガルドに見つからないよう、安全な道よりも山の中を突っ切る一行でしたが
ただでさえキツいその道で、いきなり師匠がムラサメライガーの上にどっかりと飛び乗る!
なっ!何をするだァーーーッ!!ゆるさんッ!



「うわっ!?セイジュウロウさん、何を…!?
 あっ、そうか!これも修行なのか!セイジュウロウさん、行きますよ!」

え…
ええええええ!?本当ですか!修行って本当なんですか師匠!
「険しい道でめんどくせーなぁ、こいつに運んでもらおう」とか思ってないですか!思ってないですよね、師匠ぉぉぉ!!


そしてルージ達がゼ・ルフトへ向かっているその頃、ディガルドの首都・ディグにザイリンが呼び出されていました

「この街の臭いはどうも好きになれん…」

自軍の本拠地であるというのに、ディグにはあまりいい印象を抱いていないザイリン。
まあ無理もありません、なんか
めちゃめちゃ空気悪そうなところです



こんなところで老後とか暮らしたくねえなあ

「やあザイリン、直接顔をあわせるのは三ヶ月ぶりかな」

「はっ。ジーン大将もお変わりなく」

「二人きりの時はジーンでいいよ。私と君の仲じゃないか」

大将と少将、階級に差はあるもののジーンとザイリンは士官学校の同期。敬語はいらないと言うジーンですが、
これだけ老けてれば敬語も使いたくなるってもんです



なんというか
シャアとドズル・ザビが同期だとか言われてるような気分です。ありえねー!


ザイリンは突然ディグへ呼び出されたことをジーンに問いただしますが、
返って来た答えはザイリンにとって好ましくないものでした。

「休暇をあげようと思ってね…君も働きづめだったからな。
 たまには骨休めも必要だろう、故郷にでも帰ってゆっくりするといい」

な…なにー!
ザイリン左遷キター!!
やはりあれだけ
うっかりを連発してきたことは、少将として責任問題になってしまったのか!?

「しかしッ!ラ・カンとメタルZiの武器を持つゾイド達の問題が、解決していない!」

休暇などいらんとジーンに食ってかかるザイリン。
そんなものを貰っては
自分がルージきゅんと戦えなくなってしまいます。そんなことは断じて許せん!許せんぞー!

しかし、ザイリンの反論に何も答えずに誰かを呼び出すジーン。それに応じてやってきたのは…

「お呼びですか、ジーン大将!」

「ゲオルグ少将、君は明日から南部戦線だったね。かつてのキダ藩領主ラ・カンが、
 その辺りをうろついている可能性がある。発見次第処分しろ」

「ディガー!」

「これでいいだろう?」

「……ディガー」

ザイリンと同格のバイオ四天王・ゲオルグ少将にラ・カン討伐を命じるジーン。
もはや休暇を拒否する言い訳もなくなり、ザイリンは渋々ジーンの話を受け入れ首都ディグを後にします。

「なんということだ…よりによってあんな男に任せてしまうとは…!
 ルージ君とは、私自身の手で決着をつけたかったが…」

同僚のゲオルグを
「あんな男」呼ばわり。どうやら相当ザイリンに毛嫌いされている男のようです。
それとやっぱり
拒否の理由はルージきゅんだったザイリン。あんたも変なところでわかりやすい人だね…
 


ゼ・ルフトへ向かう途中、夜が更けて一日目の野宿を行うルージ達。
みんなが休む間に2人の見張りを立てますが、夜通し同じ2人で見張るのではなく、
一定時間で一人ずつ交代していくという方式のようです。



「さいあく…最初の見張りがこいつとだなんて…」

「なんか言ったー?」

「…マジメに見張りしてる!?」

「大丈夫、周りには注意してるよ」

いきなりルージと見張りを組まされて不満たらたらのミィ様。とはいえ見張りの役目は
ルージに丸投げです
少しでも体を鍛えておきたい、と棒で素振りをしながら見張りに立つルージ。
結局ゾイドと生身の強さは関係あったんでしょうか。謎だ…

「そういえばさ、ミィが食事当番の時っていつも丸焼きだよね」 ピクッ

「鳥も魚も丸焼きだったし、豚とかも…」

「と、得意なのよ。丸焼きが…」


ミィ様の料理がいつも丸焼きだけのことを質問するルージ。
笑顔でそれに答えるミィ様が
逆に恐ろしいです

「でもさ、野草や野菜まで丸焼きにするのはどうかなぁ…食べるところ残ってなかったし」

「くだらないこと喋ってないで、マジメに修行してなさいっ!」

そ、そのへんにしておいた方がいいぞ!
それ以上続けると生死に関わる!デンジャーデンジャー!い、命を無駄にすることは…

「もしかしてミィ、丸焼きしかできないんじゃ…」

あ、ああー!!言ってしまった!言ってしまった!ついに禁句を!それだけは言ってはならんというのに!

「う、うわっ!あち!あちあち!うわっちゃああああーー!!」

哀れにも、タブーを口にしてしまったルージきゅんはその身に丸焼きの制裁を受けるのでした。合掌



「…知ってたか?コトナって、本名じゃないんだぜ」

ミィ様がガラガと交代し、見張りを続けるルージ。今度は2人でコト姉の話になります

「あいつの故郷じゃ、普段は字(あざな)で呼び合うんだ。本名は家族しか知らないらしい…
 つまり、あいつの名前を知るには家族になるしかねぇんだ。つまり、オ、オレが知るには…その…」

「結婚して、家族になるしかない?」

「こっ、こいつ!言いにくいことをズバリとぉっ!」

ぬおおお!
コト姉と結婚フラグキター!!もちろんガラガの方ではなしに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ガラガも哀れなやつです、こんなことを教えたばっかりにコト姉とルージきゅんが将来結婚することになろうとは…(えー


明くる日、やはり師匠を背負ってゼ・ルフトへの道のりを駆けるルージ。
それにもずいぶん慣れたのか、昨日よりは大分足取りも軽くなっているようです。
しかし、順調に進めるかと思いきやルージに新たなる試練が!

あおおおーっ!!3連結だ!!

師匠に加えてコト姉までがムラサメライガーの上にどっかり。もうムラサメライガーの顔が画面に映りません

「コ、コトナさん!」

「レインボージャークって結構レッゲルを食うのよ…いざって時のために、節約しておかなくっちゃ!」

「は、はい…」

とはいえ、さすがに3連結はきつそうなルージ。コト姉って結構Sの気があるのね



平原を抜けて雪山までさしかかると、さすがに上に乗るのは危険なのかルージも2人から解放されます。

「あの白いのって、もしかして…」

「なんだ、雪を見るのは初めてか?」

「はいっ!いやっほぉぉーい!!」

初めて体験する雪に大はしゃぎのルージ。我慢しきれずにムラサメライガーで腹ばいになりスケートを楽しみます

「ばっかみたい、まるで子供ね」

「無理もあるまい、初めて雪を見たのだ」

「ミロード村の人間で雪を見たのなんて、きっとオレが初めてだぁ!」


そして今日の野営地に適当な洞窟を選び、早めに休息を取る一同。
ゾイドから降りると、先ほどにも増してルージは雪に触れるのに夢中です

「すごい!本当に空から落ちてくる!?砂浜より走りにくい!本当に冷たいぞぉ!すごーい!」

「本当にバカまるだし…」

べしゃっ



ミィ様にぶっかけキター!なんという命知らずなー!

「これ、雪合戦って言うんだろ!?本で読んだことがあるんだ!」

「…本物の雪合戦を教えてあげるわっ!!」

「ふふっ、私も入れてー!!」

童心にかえって雪合戦に興じるコト姉達。
しかし、その様子を遠くから眺める師匠は、なぜか
せつなそうな顔をするのでした。



も、もしや
仲間に入りたかったんですか!?自分も一緒にやりたかったんですか!?師匠ーー!!


夜が更けて。今日ルージと一緒に見張りについたのはロンでした。

「ロンさんって、本当に色んなこと知ってるんですね!」

「世の中にはまだまだ不思議が満ち溢れてる、女性の心の中なんて永遠の謎だね。
 
例えばコトナはどうしてついてきたのか…ひょっとして好きな人間がこの中に」

またまたコト姉の話になってしまう2人。しかし、今回はガラガの時とは状況が違いました

「あなたには関係ないでしょ?交代の時間。さっさと寝なさいっ!!…………あ」

そう、ロンの次の見張りはコト姉の番。コト姉の怒号に休んでいるみんなが目を覚まし、コト姉は恥ずかしそうに口を押さえるのでした。


「キミについて来たら、こんなところまで来ちゃった。今までの人生で一番楽しんでるかも」

「コトナさん…」

「でも、もうすぐ終わっちゃうのよね…フェルデって人を見つけたら。
 このままキミにくっついて、ミロード村とか行っちゃおうかな」

ぶばー!!!嫁入り宣言キター!!やめてやめて!俺ルージきゅんじゃなくてよかったよ!
こんなこと言われたら
脳みそ焼き切れて死ぬから!!コト姉ことんねえ!まったくコト姉は最高だな



そして翌日、ひどい吹雪で洞窟に足止めされ、さらにミィ様が体調を崩して高熱を出してしまいます。
携帯していた薬も効果がなく、この吹雪ではレインボージャークで他の薬を取りに行くこともできません。
かくなる上は現地調達しかありません、ロンの本でファルル草という薬草が近くにあることを調べ上げ、
さっそくルージとセイジュウロウが採取に出向きます。

えーとこんな時にすいません、
おでこにタオルを乗せる時でも
頭のハッパは取らないのかよ!やはりあれが本体;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン


そして吹雪の中を駆け回り、ようやくファルル草を発見したルージ達。
しかし、ファルル草が生えていたのは急な崖のど真ん中だった!またなんてところに!

決死の覚悟で崖に飛びつき、ファルル草へと手を伸ばすルージ。
うーむ。高い所が嫌いな私はこういうのを見ると
尻がムズがゆくなります。

足場を崩しながらも、なんとかファルル草を手に入れたルージ。
すぐにムラサメライガーへ乗り込みますが、今度はムラサメライガーの足場が崩れてルージは崖の下へまっさかさまに!
せっかく薬草を手に入れたのにこんなバカな!気分は
1UPキノコを追いかけて穴に落下したマリオです(全然違う

しかしルージは、落下スピードを抑えるために崖に向かってムラサメブレードを叩き込む!げげー!!



それでも緩まないスピードに、刃をどんどんと横向きに!ぐおおおお!!折れる折れる!
最後の最後で減速に成功し、なんとかギリギリで無事に着地できたルージ。
リーオの武器ってすごいのね…折れなかった刀身もそうですが、
全体重がかかりそうな刀とゾイドのジョイント部分も、よく持ったというかなんというか…



ルージの努力の甲斐あって、ファルル草で回復に向かうミィ様。ラ・カンもこれで安堵した様子です。

「どうやら落ち着いたようだ…」

「よかった…!」

「あの子は、ずっと私にくっついて旅をしてきた…周りはずっと年上の男連中ばかり。
 すっかり男勝りに育ってしまった。悪い子ではないのだが、口が過ぎる時があって…」

「わかってます」

「これからも、仲良くしてやってくれ」

「はい!」

あ、あのう…なんかほとんど
結婚式前日に「うちのふつつかな娘をよろしく頼む」って言ってるように聞こえるんですけど!
マジですかおじ様!というか地球じゃないんだし一夫多妻制でいいよ!コト姉×ルージ×ミィ様これ最強:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



後日、ミィ様が無事に全快し雪山を越えた一同。
原っぱで一休みするルージに対し、ミィ様は真っ赤になりながらお礼の言葉を伝えるのでした

「あっ……あ……ありがと……」

「え…なにか言った?ミィ」

しかし、まどろみの中にいたルージには、ミィ様のしぼり出すような声は聞き取れていませんでした



「聞いてなかったあんたが悪いっ!ばかぁーーーっ!!」


いやもうなんと言いますか、
ツンデレは人類の宝ですね (えー
それにしても今回はコト姉、ミィ様と両者フラグの嵐でした。果たしてこの先、正規ヒロインの座を得るのはどちらか?

次回へ続く!








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