5月14日

■プリンセス・プリンセス6話「坂本家のヒミツ」

「これで夏の応援は全部終わりだな〜!」

長かった夏休みの応援作業もようやく終わり、残りの休みは自由に過ごせることになった亨たち。
ちなみに応援した各部の成績は上々。全国大会こそ行けなかったものの、5つの部が県大会出場を果たすという健闘ぶりです。

って…ま、待てよ、県大会!?3話どおりの話なら、亨たちはそこでチアをやったってことですか!?
ク…クソ!なんでそんな重要な場面を視聴者に見せないんだ!(えー


ともかくも、実家に帰っていった実琴は置いといて、たっぷりと自由の時間ができた亨とし放題さん。
せっかくなので、勉強会も兼ねて坂本の家に泊まりに行こうという話に。
同じ学校で伝説的存在だったという兄貴、先代坂本様に会うのも亨たちは楽しみな様子です

「「おじゃましまーす!」」

「秋ちゃん、お友達来たの?こんにちは、いらっしゃい」



お、お、お姉ちゃんキター!!!

女装じゃないよね!

女装じゃないよね!

女装じゃないよね!

よし!

このアニメにもついに本物の春が!!
いやあ…ただ女性キャラが出てくるっていう、当たり前のことがこんなに嬉しいなんて。
第6話にして初の女性登場!10日間絶食した後に美味いおにぎりを食べたような気分です(えー

しかし、可愛らしいその外見に「妹だろ?」と言い出すし放題さん。むむ…もしや姉じゃなかったんでしょうか

「違うよ!妹にしちゃ対応がしっかりしてたから、お姉さんだよ絶対!」

「違うって!ヒヨコみたいにミニマムな動きをしてた。だから妹!」

「姉さん!」「妹!」「姉さんだって!」「妹だよ!」

「いや…あの人は俺の…」

「母でぇーす♪」

お…お母ちゃんかよぉぉ!!
あの外見で43歳ですと!?ちょっ…なんっ…荒木飛呂彦の家系じゃないですよね!(えー
し放題さんもさぞショックなことでしょう。なんせ自分より年下だと思ってたのが43とは…

しかし、ママンの衝撃も収まらぬうちに、またも部屋には次の訪問者が!

「秋ちゃーん、ここの関係代名詞…」



弟くんキター!!
今度は父さんだったというオチはないでしょうね!なんだか母さんと髪の雰囲気も似てるし…
英語の問題について質問が済むと、そそくさと部屋を出て行く弟くん。
その後ろ姿を見送ったあと、亨たちはずずいっと坂本に詰め寄ります

「で!今のは弟!?」

「それとも兄とか父か!?」

「…妹です…」

なにーっ、今度は妹か!うーん変人ぞろいの家族だな…
それにまだ、学校で伝説になった兄貴・坂本様も控えています。次はどんな変り種が出てくるか分かったもんじゃありません

「母さんがあれで妹もあれ…!?」

「まさか…父さんとか兄さんとか、みんなそうなのか!?」

「…い、いや…!父さんは普通だよ!
 父さんは普通だから!父さんは普通なはずだから!」

ふ…普通なのは父さんだけか!父さんも大変だ…
そしてまたもや部屋にやってきた人物が!今度は一体誰が!?

「秋良、差し入れもらっちゃったから
 食べない?」(細い声で)

ど…どっちだこれは!兄さんなのか姉さんなのか!
外見は明らかに兄さん。でも細い声を聞くと姉さんだと言えなくもないような…

「はじめまして…」

「「ちょっ、ちょっと待ってください!今考えますから!」」

「…よし、俺はウワサの坂本様だ!」

「俺は大穴狙いのお婆さん!」

「ぶぶーっ。ザンネン、私は秋良の姉でした」

あぁ〜…そうなんだ、お姉さん…。というか亨、いくらなんでも婆ちゃんはないだろう
女性ってところまでは当ててるのに婆ちゃんて。次々と出てくる変わった家族に、冷静な判断ができなくなってきたみたいです

でも言われてみれば、姉さんのデフォルメ顔はちょっと女性っぽい?
なんとなく、マガジンでやってる「えこといっしょ」の生徒会長に似てる気がしなくもないような…

「坂本…この際だからはっきりしとこうぜッッ!」

「お前んち…一体何人家族なんだッッ!」

こうなったら残りの家族は全身全霊をかけて当てに行ってやる!
2人は物凄い形相で坂本につめより、残りの家族が何人かを聞き出します
すると返答は「父さんと兄さんだけ」とのこと。
兄さんは生ける伝説、父さんは普通の人。なら簡単に見分けはつくだろうと2人の目が輝きますが…

「こんにちは、友達来てるんだって?」

(来たあーっ!)

(ナイスタイミング…!)

あ…あ〜〜どっちか分かんねぇ!
普通の父さん…にしちゃ若すぎだし、伝説の兄さん…にしちゃおとなしめな気もするし

(ま…またキラキラな人が…!?)

(これは父なのか…!?いや、父にしては若すぎる…)

(もし父だとしたら、あの母と同じで不老不死ってことか…!?
 本当にこの家族は俺達と同じ人類なのか…!)

結局またも混乱の渦に飲み込まれていく2人。
頭の中を駆け巡るのは「宇宙人」とか「人類以外の何か」とかそんなことばかりです、しっかりしろー!

「はじめまして、秋良の父です。やぁよく言われるんだよね、
 うちの家族ってちょっと変わってるって…。父さん、普通なのになんでだろうなあ…」

普通じゃねえ…全然普通じゃねえよ父ちゃん!
そこらの40代のお父ちゃんは
嫁に「ヒデくん」と呼ばせたり
嫁のおでこにちゅっちゅしたり
背景にバラが飛んだり

そんなのしねえよ…しねえよお父ちゃん…!
というか、この若さでその外見とかメガネとか、ジェイド(35歳)を思い出すよ…父ちゃん…


残念ながら、先代坂本様は外出していて顔を合わせられませんでしたが、
庭に出て家族全員でのバーベキューパーティに参加させてもらう亨たち。

「でもさ、大変だったんじゃないか?こんな家族に囲まれて。あ、家族だからそんなこと思わないか」

「いや…そんなことないよ。ほら、うちの家族と比べると…俺の顔、地味で似てないだろ?
 昔からさんざん言われてたことだから…」

亨のなにげない一言に、少し暗い表情を見せる坂本。何か過去にトラウマがあるようで…
さしずめ、美形ぞろいの家族の中で自分はみにくいアヒルの子のように思っていたんでしょうか



子供の頃、レストランで家族団らんの時間も

「すっごい…なにあの集団!ドラマの撮影!?」

「ねえ見て見て…」

「一人だけカワイソー」

と、他人の奇異の目がついてまわる始末。というか一人だけ美形じゃなくて可哀想だって!?
この無知蒙昧なる一般大衆どもが!ショタは存在するだけで価値があるんだよ!(えー

「すごく思い悩んで煮詰まってた時期もあったけど…
 今は、自分がそう考える方がおかしいって気づいたんだ。
 
誰も自分を否定してないじゃないかって…しっかり自分を持たなきゃいけないんだよね。
 そうすれば自分の居場所がどこなのか、間違うことはない」

過去に家族との壁を感じていたものの、今はすでにそれを乗り越えていた坂本。なんだかカッコイイぞ
坂本のいい話で和やかな雰囲気になる亨たち。しかしそこへ、唯一現れていなかったあの男がやって来た!

「秋良ァァーッ!!」



ついに先代坂本様登場!むむ…どんな濃い人間なのかと思いきや一番普通に美形だぞ
さぞかし性格も完璧を絵に描いたようなもので…

「ひどいや秋良ぁぁぁぁ!なんで今日バーベキューやるって
 教えてくれなかったんだよぉぉぉ!」

「は…春兄の携帯にメールを打ってたんだけど…」

「えっ!?そうだったのか…ごめんよ秋良!
 やっぱり秋良だけだよ、俺のこと心配してくれるの!」

な…なにー!?突然メチャクチャに泣きじゃくり坂本に抱きつく兄さん。
伝説の兄さんは超美形の代わりに超ブラコンだったのでした。
またも予想の斜め上を行く兄さんを目にして、亨たちは最後まであぜんぼーぜんとするのでした。

毎回思うことだけど、勢いが凄いアニメだね…今回も面白かった。次回へ続く

(C)つだみきよ・新書館/姫後援会


5月13日

■いぬかみっ!6話「ぴったりともはねっ!」

「私たち犬神にも感染症は存在します、ですから予防接種や健康診断を受けなければいけないんです」

「ううううう…注射イヤあああああ!!」

ようこに予防接種を受けるように勧めに来たなでしこ。なんだかんだで啓太の家に入り浸ってるのね
しかし注射嫌いのようこは全く家を出ようとしません。嫌じゃ嫌じゃと布団をかぶって抵抗を続けます



「しょうがないですねえ…でもようこさん、他にも色々治療があって…ひそひそひそ…」

「えええ!?中にからんで吸い付くように!?」

「ごにょごにょごにょ…」

「イタ気持ちいい!?」

「ごにょごにょ…」

「お顔に注ぐと美肌効果!?わー美肌ー!行ってくるねー!!」

なんの治療をする気だなんの!このスキモノの女どもめ!(えー
というわけで、気持ちいい美肌の治療を受けに診療所へと向かうようこ。家には啓太一人で留守番です


一方その頃、薫の屋敷ではともはねが怪しげな研究を行っていました

ジェダイの貧相な技などダークサイドの力とは比べ物にならん!
すっかりシスの暗黒卿と化し、超強力下剤の開発を進めるともはね。
どうやら前々回の戦いで、真っ先にようこにやられた事がよほど屈辱だったようです

ようこの大好物であるチョコレートケーキに下剤をブチ込み、いざゆかん決戦の地へ!
ケーキを手に啓太の家へと乗り込むともはねですが、そこに残っているのは留守番の啓太ひとりだけ…

「なんだぁー?」

「げっ…バカづら…い、いえいえ、啓太様にはお日柄もよく恐惶謹言!」

「ああ、薫んとこの!恐惶謹言」

えーと…きょーこーきんげん?えらく古めかしい挨拶を交わすもんですね
しかしようこが留守だと聞いて、拍子抜けしたともはねは出直そうとしますが…

「あ〜ん、暑いから早く食べないと腐っちまう」

ゲー!ケーキ1ホールまるごと一口で!お前はヨッシーか!
下剤入りケーキは啓太の胃の中に…予想外の展開に青ざめるともはね。
しかも、間の悪いことに部屋の中へ新たに乱入してきた一人の男が!

「川平啓太!助太刀をッ!」

5話にわたる沈黙を経て仮名さん登場!うおお!あんたの登場をどれだけ待ったことか!
どうも仮名さんは、「なんでもかんでもくっつけてしまう」という能力を持つ妖怪・ムジナを追ってここにやって来たようです。
オコジョのような外見ですばしっこいムジナ。どたんばたんと部屋の中を3人で追いかけ回し、
とうとう啓太がその手にムジナをキャッチ!しかしその瞬間、悪夢のような音が部屋の中に鳴り響く!

ギュルゴゴゴゴゴゴゴ…

「な…なんでこんな時に腹の具合がっ…!?」

啓太の手が緩んだ瞬間、啓太とともはねの足をくっつけて逃げ出すムジナ!
な、なんということ!二人一緒にトイレに入れというのか!こいつはとんだ事態になってしまいました

「ゆ、許してくださいぃぃぃ!」

「お、俺だってしたかねええ!」

「イヤああああああ!!」

ジャアアアアアゴボゴボゴボ ぐわー

もはや二人は運命共同体。トイレの時間も一緒に過ごし、二人三脚で逃げたムジナを追いかけます
ともはねの探知能力で追ってきた先はスーパーマーケット。そしてムジナは山のように積まれたビール缶の上に!

明らかに缶積みすぎですよ!客を下敷きにする気かー!
案の定、虫取りアミが引っかかってビール缶の雨にさらされる2人。ドガラガッシャーン

「おーいともはね、何してんだ?」

そこへやって来たせんだん・たゆね・フラノの3人。ええいこんな時に!また険悪な雰囲気になってしまうのか…?
と、思いきや素直にムジナ捕獲に協力するせんだん達。やや、ようこと違って啓太に敵意はないんでしょうか

 

「見ィつけたぁぁ!」

 

「もらったぁーっ!」

 

「逃がしませんっ!」

 

「ムジナさん、大人しく…!」

 

正面から仮名さん、左からたゆね&フラノ、右からせんだん、後ろから啓太&ともはねが同時に飛びかかる!
もはやムジナに逃げ場なし!大人しくお縄を頂戴しやがれー!と思ったその時、ムジナの能力が発現し辺りが光に包まれる!

「か…神よ!なにゆえ我にかような試練を!?」

あっちゃー仮名さんマジ総受け
フラノのおっぱいに左手が!たゆねのおっぱいに右手が!せんだんの股に頭が!そして啓太とは尻同士が結合!
運が悪いんだかうらやましいんだか…さらに、仮名さんに降りかかる受難はそれだけでは終わらなかった!

ギュルゴゴゴゴゴゴゴ…

ぎゃー!こんな時に啓太の腹が再び便所警報発令!
4人の阿鼻叫喚が飛び交う中、啓太はトイレを目指してずりずりと前進する!

ジャアアアアアゴボゴボゴボ ああ…合掌

一方、唯一ムジナの術を受けずに済んだともはねは、ムジナを追いかけて街中を駆け回ります
日が暮れ、辺りが真っ暗になっても息を切らせてひたすら走り続けるともはね。
そしてとうとうムジナの捕獲に成功!しかし双方とも体力の消耗が激しく、気を失うように川に向かって落下していき…



そこへ颯爽と参上する啓太!我が身を投げうってともはねを助けに飛び込む!やべえカコイイぞ!
そう、ムジナも気を失っていたために結合の術が解けて、間一髪駆けつけることができたのです

しかしカッコいい姿もほんの一瞬、無事にともはねを助け出した啓太は
「ムジナの術が解けたか確かめなきゃー!」せんだん達の乳を揉むのでした



ってアレー!?EDテーマはいずこへ!?
一体どうしたんでしょうか、放送時間内に収まり切らなかったのか
スタッフロールがそのままラストシーンにかぶさってきて次回に続く。


今回は1話・2話の勢いが大分戻ってきた感じ。やっぱり仮名さんが出ると一気に面白くなるね
私は今回みたいな下ネタは正直嫌いなんですが、仮名さんが面白いので許せる範囲だったかと

そして次回予告
「近代まで、日本では混浴が当たり前であった。 天保の改革など、いくたびかの禁止令で垣根が設けられたようだが
 結局明治になるまでは、男湯と女湯という概念が成立しなかったのである。 男は男湯、女は女湯、猫は…ね…
 次回いぬかみっ!混浴でサクサクっ!諸君…湯船にタオルは入れるな!絶対だぞ!」
なにー!「手ぬぐいを湯につけるのは…マナー違反だ!!」
というサンドマン様の名言がここに再現!同声優ネタか、それとも単に偶然の一致か、とりあえず速水奨は最高です


(C)有沢まみず・メディアワークス/犬神使い派遣協会


5月12日

普段私が色々とお世話になってるはんぺらさんの野望のからくり屋敷ですが
今までサイトを置いていたlunarのサーバーが吹き飛んでしまったので、数日前にインフォシークに場所を移して出直しになりました
からくり屋敷から初めてうちにやって来た人も多いでしょうし、
「閉鎖しちゃったんだろうか」と不安になっていた人はリンク先へ飛んでみましょう


ところで、アーケードで現在稼動中のキン肉マンマッスルグランプリ。
このゲームに登場する超人は、プレイヤーキャラの15人とボスの悪魔将軍だけなんですが、
7月発売のPS2版ではキャラクターが倍の30人以上になるという話!いきなり怒涛の増えっぷり!
まあ私はあらゆる超人の中でもぶっちぎりでウォーズマン大好きな子なので
「まあ結局ウォーズマンしか使わないけど!」とか言うことも考えられますが(えー

とりあえずこのゲーム、対戦のバランスは少々クソッタレなんですが、技の演出はそれ以上に爽快そのもの!
正直、肉ファンが好きなキャラを使って悦に浸るためのゲームと言っても過言ではありません
そしてウォーズマン好きとしてイチオシなのがウォーズレッグブリーカーでござーい!
原作では、ウォーズマンの性格がそりゃあもうヒドイくらい豹変してしてしまった時の技で
俺のヒーローであるウォーズマンの「ござーい!」口調を初めて見た時は
こんな変態ウォーズマンじゃねえ!ゆでたまごを殺して俺も死ぬ!!とか思ったもんですが
どうしてなかなか、ゲームで再現されたこの技はカッコ良く見えるじゃないですか!
技の動きもそうだけど、声優の堀秀行の声がまた渋い!原作ではあんなに嫌だったこの技も、今じゃすっかり気に入ってます
これぞゆでマジック!ゆでセンス恐るべし!まったくゆでたまごは侮れない漫画家さ



■コミックREX・じゅっTEN!

先月「扉絵に毎回出てるのはカナコだけ!カナコの時代到来!」とか騒いでいた私ですが
今月あっさりと扉絵から消えて記録消滅!。・゜・(ノД`)・゜・。うおおおーん



しかしその代わり本編でカナコ赤面乱舞。こいつは扉絵のお釣りがくるぜ!
もはやカナコなしのREXなど考えられないYO!私の購入動機の9割がカナコと言っても過言ではありません(えー


今回は落ち込みモードのゆうすけにカナコがハッパをかけるという話。
ゆうすけの落ち込む理由とは、突然よそよそしくなった良田さんの態度にあったのですが…

「私、中学まで女子高だったんだ。まだ男の子に慣れてなくて、話しかけられると怖いっていうか…」

良田さんが避けていたのはゆうすけ本人ではなく、その連れの友人たち。
うーん、どうやら男性恐怖症と似たようなものだそうで…

「ゆうすけさんは平気なんですか?」

「うん、なぜか木村君とは普通に話せるし、すごく楽しいよ」

ななっ…なにおう!「男はみんなダメだけど主人公だけは平気」って、そんなの
「おお主人公よ!お前は選ばれし勇者である!」
とか言われたのと同じようなもんじゃないですか!

今まで全くゆうすけに脈がなさそうだった良田さんですが、こいつはいきなりデンジャーな設定が飛び出してまいりました。
場合によっては、ここから一気に急接近という可能性も…ああ、ま、待て!もう少しカナコとの三角関係をだな…
とかなんとか言っているうちに、誤解の解けたゆうすけはそのまま告白モードへ突入!いや待ってってば!

「良田さん!オレとつきあってください!好きです!」



あにィーーーーッ!?
「付き合ってください」との申し出をあっさりと承諾!なんてこった恋愛バトルは早くも決着か!?
来月良田さんがボケで返すという可能性もありますが、いやあ「好きです」だけならまだしも「つきあってください」でそれは…

予想1:「今度遊びに行くのに付き合って」という意味と勘違い
告白の直前に2人がカラオケの話をしてるので、まー有り得ないこともないかなと。
でも先月カラオケの回をやったばかりで、また次もカラオケってのも考えにくいかもなぁ…

予想2:「剣道だとかフェンシングで突き合う」という意味と勘違い
かなり強引な展開です。正直この意味に取り違える人は相当なアッパラパーだと思います(えー
ただ良田さんも天然ボケとしてちょっとキテるので、もしかしたらもしかするということも…

予想3:本当に付き合う。場合によっては、そのまま最後まで突き抜けて打ち切りあぼーん
マジな話、ありえそうで怖いです。なんと言っても今月の掲載順位が後ろから二番目なうえ、
今月打ち切られたマンガ2つにサンドイッチされてるという超不吉な状態なので
速攻終わるという最悪の事態も考えられます。うおおーやめてよして!打ち切りだけは!打ち切りだけはご勘弁を!
まあ五円玉が出てきてまだ2話なのに、いきなり終わるなんてことはないと思いますが…
とりあえず次号最終回ということはないみたいなので、来月どう転ぶかを待ちましょう。頼むよ一迅社!俺は信じてるから!

(c)絶叫/一迅社


■テイルズオブレジェンディア

今回はずーっとジェイの状況説明を受けて終了。
まあゲームでもこの辺は正直かったるいので、もうちょっと進むまで我慢ですね
カッシェルタンが笑わせてくれないとなんか物足りないや(えー



■ガウガウわー太2

さあみんな注目だ!連載再開から半年!長かった放置プレイを耐えに耐え
それでもこの漫画のタイトルは俺のものだ!わー太様がREX初登場!



メシ食って出番終了(´・ω・`)

んーまあ出番完全にゼロだった今までよりはマシかな…
しかし太助とみさと先輩のこじれはまだ一つ二つ引っ張る感じみたいですね
もうここらでいっそ先輩置いて帰って、一年後くらいに「やあ!先輩久々ですね!こっちは俺の嫁の淳子ですよろしく!」
とかいう風に仲直りするなんてのは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(c)梅川和美/一迅社


そして次号、なんだか懐かしい漫画が帰ってまいりました



パッパラ隊の続編が連載開始。
見る限りメンバーは総入れ替えで、前作から残ってるのはとびかげだけかな?
そして我らがしっとマスクは果たして生き残っているのか。
新シリーズってことで、多分しっとマスクティガとかしっとマスククウガとかいう感じに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
色々と次号は注目だ


5月10日

■涼宮ハルヒの憂鬱6話「孤島症候群(前編)」

「というわけで三泊四日の豪華ツアー!行くわよ孤島!
 きっとそこには面白いことが待ち受けているに決まってるの!」

前回のラストで不機嫌モードフルスロットルだったハルヒ。
今回はどんなブチ切れ状態から話が始まるんだろうかと思いきや、
そんなストレスはどこかに吹っ飛んで旅行の話に大ハッスル。

あ、あれ?急になんで?と思ったら、そうか話が飛んでるんだった。うーむつくづく紛らわしい
確か今回の6話は本来9話のはず。つまり
6をひっくり返せば9になる!というキン肉バスター返しの理論に基づいて;y=_ト ̄|○・∵. ターン



というわけで、古泉の親戚が建てたという別荘に旅行に行くことになったSOS団。
キョンが当日旅行バッグを開けると、萌えるエスパー伊藤(キョンの妹)が潜んでいたりしましたが、
旅行自体は至って普通に進行していくのでした

「案外普通ねぇ…」

そう、このメンバーにしては実に普通すぎなこの旅行。
普通にババ抜きで遊び
普通に海で水遊びをやり
普通に浜辺で花火をやり
普通に卓球をやり
普通にビリヤードをやり
普通に麻雀をやり
普通に王様ゲームをやり…

お前ら普通すぎなんだよ!宇宙人と未来人と超能力者と創造神が揃っておきながらこの体たらく。

なんて言うんでしょうね、ただゲームをして遊ぶにしても
アカギみたいに麻雀やってたら電流走ったりとか
グラヴィオンみたいにスリッパで卓球やって消える魔球打ったりとか
そういう一味違った見せ方をして欲しかったんだけど。

宇宙人とか未来人とかせっかく揃ってるのに実にふつーに淡々とした描写。
こんなんだけでは物足りませんよ!ババ抜きひとつにしても
まず長門が呪文でイカサマして、次にみくるが未来の超技術でイカサマして、さらに古泉が超能力でイカサマして
最後にハルヒが世界を改変して一人勝ち
とか、そういう無茶な展開とかないのかなあ。ないんだろうなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「絶海の孤島で起こる事件の名探偵」を夢見てこの旅行を企画したハルヒ。
世間から断絶された状況で起こる事件!それを華麗に解決したい!と願っていると
そんなハルヒの望む通りに世界は変わり、突然の嵐がやってきてSOS団は島から脱出不可能になってしまいます。

「圭一さん?圭一さん?返事をしてください!」

さらには館の主人が部屋にこもったきり出てこないという状況に。
部屋の外からいくら声をかけても返事がなく、不審に思ったSOS団はドアをぶち破って中の様子を見ようとします



ガッスンガッスンと普通に体当たり。開け方も普通だなぁ(えー
なんかなあ、長門が呪文で開けるとか他のアニメと違うところを活かせないのかなーと思ってしまうんですが

バタアアアアアン!!

続けざまの体当たりでぶち破られるドア!キョン達がそのまま中へ突っ込むと、
そこには無惨にも心臓を貫かれて息絶える館の主人が!

「まさか…!?冗談だろ…!?」

まさか本当にハルヒの力によって殺人事件が起きてしまったのか、
それとも古泉たちがグルになって仕掛けたドッキリなのか、真相は次回で明らかに!

「次回、涼宮ハルヒの憂鬱第8話!」「え…?解決編しないの!?」

って次回じゃねえのかよ!!また話が飛ぶのか!いい加減にしろっての!
しかも第8話ってことは、前回の第4話ともまったく関係ない話ってことじゃないですか。この構成の意味がまったく掴めないな…

というか、「DVDではTV放送時の話数順とは異なった収録話数順となっております」ってのは本当ですか!
お…おいこら!わざわざTV版では意味不明な改変をしておいて、DVDではあっさり元に戻すというんですか!
だったら最初からそんなことするなぁぁぁぁ!!
いや、例えば話を入れ替えることで「別の楽しみ方ができる」とかそういうものであれば、こんなこと言ったりしませんよ
ただハルヒの場合、単に話が分かりにくくなってるだけの入れ替えなんで、DVDだけあっさり元に戻すってことは
TVの話数入れ替えには本当に意味なんてなかったってことじゃないですか。そんなのあんまりだ…

今の心境をたとえると
担任「やあ!今日から君たちに算数を教える山川です!うちの学校では教える順をちょっと入れ替えてるけど、
    ちゃんとついて来てくれよ。それじゃあ早速
フーリエ変換から勉強してみようか!」
生徒「えーっ!?フーリエ変換ですかァ!?僕たちまだ足し算も習ってないんですけど…」
担任「男は度胸!なんでも試してみるものさ、きっといい気持ちだぜ。ほら、遠慮しないでやってみろよ」
生徒「それじゃ…やります…」

次の日

生徒(ウウッ…昨日の授業は全然意味が分からなかった)
担任「それじゃあ今日は因数分解を勉強してみようか!」
生徒「えーっ!?因数分解ですかァ!?」
担任「男は度胸!なんでも試してみるものさ、きっと(略)」

次の日

生徒(ウウッ…昨日も全然意味が分からなかった)
担任「今日はいよいよ足し算の勉強だ!算数の基本だから、しっかりやらないとな」
生徒「せ、先生!隣のクラスはちゃんと足し算から順に教えてるって聞きました!僕たちにも同じようにしてください!」
担任「ん?ああ、あっちのクラスはDVDを買った人専用なんだ。普通の順番がいいなら君もDVD買えばいいのと違う?」
生徒「て…てめえらそれでも教師かよッ!」

とかこんな感じ。もう少し視聴者のことを考えたやり方にして欲しいもんだなあ…
もうこのアニメに残された良心はおっぱいの描写だけの気がします(えー

(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団


5月7日

■西の善き魔女5話「暗躍する花々」

昨日「私のオススメだからヨロシク!」と紹介したこのアニメですが、
まるで花火のようにぼっかーんと爆発して早くも消え去った感じが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ああ…(´・ω・`)まさか昨日の今日でこんなに評価が変わるとは…

超展開も長くは続かないだろうし、今回は「ある程度つまらない回になっても仕方ないかも」と覚悟はしてたんですが
いやー実際の放送はかなり想像を超えておりました。もちろん悪い方に:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

恐るべき速さの駆け足展開で、話にすっかり取り残されたまま女学校編が終了!
それに加えて、今回のメインとなる剣の稽古シーンがしょぼしょぼの動き!ああっ…見る気が削られる…
話も作画も満足できなくていいとこなしでした。
女学校編には私の好きな声優(大原さやか、能登麻美子)がサブキャラの声をあてていたので、
できればもっとじっくりやって欲しかったなあ…バタバタした展開で終わってしまって非常に残念。



ところで神羅万象チョコ第2章を今までちょくちょく買ってたんですが、
30枚くらいウェハースを食ってみた結果、欲しいカードも大分揃ってきました
公式サイトを見るかぎり、個人的に欲しい順がシズク>リュウガ>テラス>オウキ>>>>>>他くらいだったので
この4枚だけ揃えばいいやと思ってたんですが、まーこれが出ない出ない。

主役級キャラが全然出ないまま、ボリボリとウェハースをむさぼり食ってるうちに
なぜかシズクだけが速攻でトリプったりして、このまま他のメインどころが出なかったらどうしようと
めそめそしてたんですが、最近買った袋からリュウガやテラスが一気に出てきて一安心。



なんか変態爺さんとパゲ親父も一気に出てきましたが気にしない方向で:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ちなみに私は箱買い派ではなくて、完全にテキトー購入なバラ買い派。
そのせいかみょーに毎回出てくるカードが偏ってます。
旧シリーズも何度か手を出してたんですが、まー出てきたのは鎧羅のむさいオッサンばかり。
1〜3弾の鎧羅族はポラリス以外全員がオッサンなので、欲しくないカードをバシバシ捨ててたら
結局この三枚しか手元に残りませんでした



聖龍族が出てきたのなんてマジで今回のリュウガが初めてですよ!
私の場合、鎧羅族>>>>>>飛天族>>獣牙族>>>聖龍族ってくらいの偏りよう。サイガとか欲しかったんだけどなあ

関係ないけど神羅万象って、サモンナイトと世界観がなんだか似てますね。
鎧羅族:機界ロレイラル
聖龍族:鬼妖界シルターン
飛天族:霊界サプレス
獣牙族:幻獣界メイトルパ

とかそんな感じ。要は、鎧羅族にもエルジンとかエスガルドみたいに
ショタっ子とか格好よさげな機械兵をもっと出せってことですよ!(えー
まあ最近はピグマリオンみたいに少女+メカとかいうキャラも出てきてるんで
この方向性で行ってくれるならまったく不満はないんですけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン オッサンはもうカンベン…


5月6日

どーんと物凄い数の新番組が放送開始した今期の春アニメ。
そろそろ5話ほどが放送されて、だいぶ見るものが絞れてきた感じですね。
ちなみに私のオススメはこの辺りになります。

・桜蘭高校ホスト部
・プリンセス・プリンセス
・西の善き魔女

・リングにかけろ日米決戦編

毎週取り扱ってるハルヒといぬかみっ!ですが、正直言ってこの4つより少々劣る感じかなあ。
いぬかみっ!は早くも勢いが衰えてきた印象があるし、
涼宮ハルヒはヨーイドンでスタートしたら凄い勢いで逆走してったような感じなので。
あと、これから先ちょっと気になるのが堂本光一主演の獣王星。
今のところは少年期なので高山みなみが声をあてているんですが、
それでもそこそこ楽しめる内容になっているので、光一声になってからどうなるのか楽しみです。


ホスト部は今期で安定度ナンバーワン。
作画もそうですけど、キャラの性格づけがハッキリしてて生き生き動いてるのが気持ちいい。
この調子ならハズレの回もそうないだろーなと思います。


プリプリはとにかく脇役の勢いが凄い。
一般生徒とか名田庄先輩の、欲望丸出し大暴れギャグに毎度笑わされてます。
放送前はシリアスが売りなのかと思ってたけど、全然違ってましたね。もっと軽いノリで楽しめる。
姫の女装シーンも、明らかに他のシーンより作画に力入りまくりなので、普通にハァハァできるのが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


西の善き魔女はいい意味で予想を裏切ってくれました。



田舎の村で暮らしていた主人公が実は王族で〜というこの話。
1話・2話はこれと言って奇抜な展開もなく、まあ無難に世界名作劇場みたいなノリで進んでいくのかな?と思いきや
3話からとんでもない超展開が。

王族としての教養を身につけるために、厳格な女学校へと入れられることになった主人公・フィリエル。
女学校の寮に向かう当日、いとこのお姫様・アデイルから餞別に手書きの原稿を渡されます。
寮へ向かう馬車の中で、フィリエルがその原稿に目を通してみると…

「白馬の貴公子は少年の肉体を軽々と抱き上げた。涼しい目と凛々しい目が交錯する…」

「わわあああああっっ!?なんなのコレ!?」

なんとアデイルがよこしたのは自作のガチホモ小説。
いきなりキスシーンから始まってますが、最初からコレとはどこまでやらせるつもりだったんでしょうか
王位継承者がガチ腐女子って!この国本当に大丈夫ですか!


そんなこんなで女学校にやってきたフィリエル。
しかし学校生活がスタートすると同時に、タチの悪い先輩につかまってしまいます

「お脱ぎ。女はね…下着を見ればステータスが分かるんだよ、召し使い!」



暗い小屋の中で剣をつきつけられ、ストリップを強要されるフィリエル。
結局トランクを荒らされて下着を見られたので脱がずに済みましたが、
フィリエルの高級な下着を見ても、まだ先輩は引き下がってくれません

「だから、召し使いじゃないって言ってるでしょ!?」

「しかし貴族でもない。つまりお前はスパイだ」

「貴族でも召し使いでもないのでスパイ」という超理論であらぬ疑いをかけられてしまうフィリエル。
その日のうちに先輩が学校中に手を回し、生徒全員から総シカトという最悪の学校生活になってしまいます。

憂鬱な気分のままで迎えた初の授業。
じつに厳格そうな雰囲気の先生が現れますが、一体どんな小難しい授業が始まるんでしょうか…

「前回までは我が国の殿方について学びましたね。
 今日から諸外国の男性をいかに篭絡するかを研究して参ります。
 我が国の平和と安全は、皆さんの魅力とテクニックにかかっているのです」

(こ…この学校って、誘惑の方法を学ぶ所なの!?)

ゲェー!真面目そうな雰囲気とは裏腹に、教室で始まったのは男をオトすためのエロ授業。

「このように媚薬を用いる場合は、タイミングに注意しなければなりません。
 あまりにも早い段階での使用は男性の感覚を狂わせ、
 肝心の駆け引きがうまくいかなくなる場合があるからです。
 男性の欲望を満たしつつも、女性の優位を保ちながら床入りに持ち込まなければなりません」

ひええ…媚薬とか床入りとかそんなことまで勉強すんのかよ!信じらんねえー!
生徒はシカトで授業はエロ。だんだんと学校に通う気がなくなってくるフィリエルですが、
さらにある日、暗がりで何者かに襲われ、とばっちりで無関係の生徒が殺されるという大事件が発生してしまいます

「もうイヤ…!私はここに来るべきじゃなかったのよ!」

この事件が決定的となり、とうとうこの学校に耐えられなくなったフィリエル。
荷物をまとめて出て行こうとしますが、階段でトランクをぶつけてアデイルのやおい本をブチまけてしまいます

「ええーっ!?これエヴァンジェリンの自筆じゃない!しかも新作!?」



なんと、その場に居合わせた生徒がやおい本をきっかけとしてフィリエルの味方に!お、女って一体…
しかしそれでもフィリエルは学校に残る決心がつきません。
玄関先でもたもたしていると、そこに転校してしたという新入生が…

「ええ…!?え、えええ!?あ、あなたどうして!」

「じろじろ見るなよ…」

やってきた転校生とは、フィリエルの幼なじみのルーン。
そう、わざわざ女装してこの学校へやって来たのです

↓使用前

↓使用後

女装したルーンが一番美人というこの不思議。
プリンセス・プリンセスといい、今期のアニメは私を変態にする気のようです(えー

ルーンがやってきたことで女学校に残る決心をしたフィリエル。
しかもシカトされていたフィリエルと正反対に、ルーンには学校中の女生徒から熱愛のまなざしが送られます。
もちろんルーンのことはどの生徒も女性としてしか見ていません。
腐女子の次は百合かよおい!ああ…女って…女って一体…



こんな感じで超展開の連続だった3話と4話。
2話までの雰囲気からはまるで想像できなかったので、このハチャメチャ学校にはビックリとかそんな程度じゃありません
次の5話以降は以前の無難な雰囲気に戻るのか、それとも超展開のままつっ走るのか、
今後の展開に注目したいところです。

(C)荻原規子・桃川春日子/Project West Witch



ずいぶん長くなってしまいましたが、最後にもうひとつ
個人的に今期最高傑作のリンかけ日米決戦編を紹介しておきます

Jr.ボクシング世界大会の前哨戦として開かれた日米決戦。
しかしアメリカJr.王者ブラック・シャフトの集めてきたメンバーは、とてもスポーツマンと呼べる代物ではない殺人集団でした。
第一試合に現れたアメリカメンバーは、死刑囚の大巨人モンスター・ジェイル。
それに対して、日本側はメンバー中最も小柄な香取石松がリングへと向かう!



※中学生同士の試合です

うげー!信じられないまでの身長差!
それもそのはず、モンスター・ジェイルは身長287センチ体重300キロという超絶バケモノだった!
まさに怪物!まさにモンスター!圧倒的な体格差の前に石松のパンチはまったく効果がなく、
逆にジェイルのパンチ一発でマットに沈められてしまいます

「モンスター・ジェイルのパンチ力はおよそ300トン…!
 4トントラックが時速100キロでぶつかってきた時と同じ衝撃力です!
 ミスター順、石松がモンスター・ジェイルに勝つことは不可能です!早く棄権を!」

日本側セコンドのキャサリンが、一刻も早く石松を棄権させるように叫びます。それにしても300トンて!
ドラゴンライダーキックと同じ破壊力じゃないですか!そりゃ棄権もすすめるってもんだ…

「だから何だってんだ。不可能だろうがなんだろうが、
 己の拳で目の前の壁をブチ破る。それが男ってもんだろうが」

しかしキャサリンの申し出をまったく相手にしない剣崎。うーん、そうは言っても今の石松は
高速道路を爆走するトラックに轢かれたようなもんだから…それは酷な注文じゃあ…

「こんなところで終わりにされてたまるかよ…!俺はまだ何もしちゃいねえんだ…!」

そんな中、まだ闘志の萎えていない石松が死力を尽くして立ち上がる!まだまだ試合はこれからだぜ!
しかし、ジェイルの300トンパンチですでに足腰がフラフラの石松。
立ち上がったはいいものの、かろうじてトドメを避けているだけの風前の灯火です

「く…くそ!ガードがこじ開けられる!
 ぐああああーーーーっ!!!」



ゲー!!強烈なボディブローで石松を空中高く跳ね飛ばし、バウンドしたところをもう一撃!
再度空中に飛ばされた石松は、着地したもののダメージに耐え切れずダウンしてしまいました。なんだコレー!!

「ダウンを宣告された後にパンチを打ち込むなんて!?
 こんなのボクシングじゃないわ!ただの暴力よ!」

バウンドした時点でレフェリーがダウンを宣告したにも関わらず、攻撃を仕掛けたジェイルにキャサリンが憤慨します。
いや…うん、ボクシングじゃないね、うん。どっちかって言うと超人すぎて。
まさかボクシングのルールを考えた人も、人間が吹き飛んでバウンドするスポーツになるとは思いもしなかったでしょう。(えー

「そんなことはハナから分かってたことだぜ。
 今さらそんなことを言い出すなんざ、おカド違いもいいとこだ。
 今…男が試されてるんだぜ、石!」

しかしアメリカ勢のメンバーを知った時点で、ボクシングを逸脱した戦いになることは分かっていたと言う剣崎。
ならば今さらルールを指摘している場合ではなく、こだわるべきは倒すか倒されるかという一点のみ。
この試合では、それ以外のことを考えても仕方ないということでしょうか。

とはいえ、すでに度重なる300トンパンチでズタボロの石松。
なんとか立ち上がったものの、もはや余力はないに等しい状態です。

「お前のパンチは俺には効かねえ。俺を倒したけりゃ、爆弾でも持ってくるんだな」

「…なるほどな…だったら、俺自身が爆弾になるしかねえな…!
 お前をコナゴナにする前に、こっちが自爆しちまう恐れがあるが…
 そこんとこは上手く火をつけてもらわねえとなぁぁ!!」

そう叫ぶと、石松は残る力を振りしぼりジェイルに突撃をかける!何か策があるのか!?
しかし、真正面からの無謀な突撃にジェイルの豪腕が叩き込まれる!

ぼぐしゃー!!

「あああーっ!!い…石松が殺されたぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

ジェイルの化け物パンチがまたも直撃!今度こそ石松死亡確定と悲鳴をあげる観客
しかし!瀕死の状態でありながら、石松はこの瞬間を狙っていた!

「見ろよ…!モンスター・ジェイル!
 これがぁっ…!大和魂だアアアアアアッ!!!」

マッスルミレニアムーーッ!!

あえてジェイルの殺人パンチをその身に受け、ロープの反動を利用しての人間ロケット!
あまりにも無茶苦茶すぎる戦法!ジェイルの拳でミンチになっててもおかしくないのですが
そのへんはやはり石松も超人だったということでしょうか。(えー

そしてモンスター・ジェイルの体はロープを突き破り、リング外にまで吹き飛んでいく!
誰もが石松の逆転勝利を確信した瞬間でしたが…

「グオオオオオオオオオッ!!」

ゲゲェー!石松決死のカウンターアタックを食らってもなお、倒れることなくリングへと舞い戻るモンスター・ジェイル!
しかも今の攻撃で完全に我を忘れた野獣と化してしまったようです

今やそのパンチは風圧だけで軽々と石松を吹き飛ばし、リング上にも巨大竜巻が発生!
ぎょええー!一体どこまで化け物なんだモンスター・ジェイル!
こんな奴に勝てる生物が地球上にいるとはとても思えませんよ!

ジェイルの起こした暴風に吹き飛ばされて、コーナーポストに激しくその身を打ちつける石松。
空振りでさえこのダメージだというのに、直撃を受けたらどうなってしまうのか…

「立つな石松!これ以上続けたら殺される!」

「竜児ィィィッ!!やるんだよ…!俺たちゃ…リングに…!
 夢、賭けてんだろうがァァァァッ!!」

あまりにも強すぎるジェイルの超人的パワーに、とうとう試合を見かねて制止する竜児。
しかしジェイルの恐るべき力を目にしても、いまだ石松の闘志に衰えは見られない!
こうなれば死なばもろとも!石松は最後の力を燃やし尽くして突撃をかける!

「ぎゃあああーーっ!!」

「石松ーーっ!!」

ああー!しかしとうとうジェイルのパンチが突き刺さり、石松は三たび宙を舞う!
健闘むなしくここに散ったか…!?というその時!

「石松の野郎…!こいつを狙ってたのか!」

「そうか…!?上空から自由落下の運動量を加えれば…!」

「これが俺の…!魂を燃やした拳だアアアアアッ!!」

またもや相手のパンチをその身に受けてのカウンターアタック!
いくらなんでも不死身すぎるぞ石松!
そして上空からの落下スピードを上乗せした拳が、深々とモンスター・ジェイルの腹に叩き込まれる!



石松の全身全霊をかけた攻撃に、今度こそモンスター・ジェイルはその場でノックアウト!

ワアアアアアアアアアアアアア!!
「凄い…!凄いよ石松!」

石松の限界を超えた大金星に、会場は大歓声に包まれる!
しかし、激しい戦いの代償として重症を負ったモンスター・ジェイル。
肋骨が内蔵に突き刺さっていると聞き、石松は慌てて医務室へ運ぼうとしますが…

「手当てなど無用!どの道、そいつはアメリカに帰っても死刑にされるだけ。
 もはやその男に用はない!」

倒れたジェイルに投げかけられる、ブラック・シャフトの無慈悲な言葉!
シャフトにとって、敗者のジェイルは仲間にすら値しないただの死刑囚にすぎないのか。
それでもジェイルを見捨てようとしない石松の前に、アメリカチームの一人ミズ・シャネルが立ちふさがった!



「こ、殺せ…!そうだ殺すんだ!」

「そのモンスターをこの場で殺すんだーーっ!!」

なんと、ミズ・シャネルの瞳が怪しく光ると同時に、石松の行動に好意的だった観客までもが
ジェイルを殺せと口々に叫び始める!そして石松自身も、頭に霞がかかったように身動きが取れなくなってしまい…

「フフフフフフッ…」
邪魔者がいなくなったところで、アメリカチームの一人・ミックがトマホークを手にしてジェイルへと迫る!
お、おいおい!「アメリカに帰れば死刑になるんだからほっとけ」という話が
観客に言われるままに「今すぐここでぶっ殺す」ということに変わってますよ!
このままでは、大勢の目の前で無残な殺人が起きることに!うぎゃー!



ガキイイイイン!!

「しっかりしろ石松!早くそいつを運んでやれ!」

しかし、ミックのトマホークに対して志那虎がポン刀を手にしてジェイル達を守る!
あ、あのう…なんかそろそろなんのアニメだか分かんなくなってきましたよ!なんだこの展開!

「そこいらのナマクラな西洋斧とは違うな…さすがは備前長船。刃こぼれひとつしてねえ」

志那虎の活躍でなんとかその場は無事に治めることができましたが、
次の相手は謎の催眠術を使ったばかりのミズ・シャネル。
対戦する日本メンバー・河合武士も、言い知れぬプレッシャーを拭い切れずリングに上がるのでした。次回に続く



最近のアニメというと半端にリアルで小さくまとまってる番組がかなり多いんですが、
やはり、私はリンかけのような細かい理屈うんぬんよりも、勢い重視の熱いアニメが一番好きです。
今回は特に、バウンドする石松・竜巻を起こすジェイル・ポン刀を持ち出す志那虎でもう爆笑。
あとは緑川光、子安武人、結城比呂、置鮎龍太郎、草尾毅と声優がベテラン揃いなので
演技が安定してるのも個人的には大きいです。今後の展開にも期待大。


(C)車田正美/集英社・東映アニメーション・マーベラスエンターテイメント


5月5日

■いぬかみっ!5話「啓太とようこっ!」

やっぱりようこは犬がダメでした、というお話。

いやあの…前回の話は一体なんだったんですか!
せんだん達が犬になってもまったく動じる様子がなかったのに!設定に一貫性がないですよ!
それとも、おっかない大型犬だと平気可愛いワンちゃんが恐いとかいうことなんでしょうか…
うーんなんだろう…超高速のF1マシンが平気のろいゴーカートが恐いとかと似たような矛盾が…


見ての通り作画はかなり良い回だったんですが、内容は平凡だったなーということで今回は割愛。
個人的には、戦闘描写に幅がないのがそろそろ辛くなってきた気がします
啓太:カエルミサイル
ようこ:じゃえん、しゅくち
他の犬神:破邪結界、破邪走光

やることがこれだけで、見せ方のパターンも少ないので戦闘に盛り上がりが…
最初のストUだって波動拳、昇龍拳、竜巻旋風脚と3つ技がありますよ!
攻撃手段が2つだけってのは少なすぎ!もう少しひねりのある戦いにして欲しいところだなあ…


そして次回予告。そろそろ仮名さんを(ry

「メロスは走っている最中、ほんの一瞬だけ諦めかけてしまう。 同じく、セリヌンティウスもメロスに疑いを抱いてしまう。
 セリヌンティウス!私を殴れ!いやメロス!君こそ私を殴れ!
 刑場の前、殴り合う裸の男たち!そして、熱くぴったり抱き合う裸の男たち
 彼らも…立派な、変態である。 次回いぬかみっ!ぴったりともはねっ!友情…それとも…愛


(C)有沢まみず・メディアワークス/犬神使い派遣協会



■プリンセス・プリンセス5話「狙われた姫」

前回に引き続き夏休み中の亨たち。
しかしのんびり羽を休める暇もなく、部活の練習に励む生徒たちのために今日も学校へ出勤です

「…?なんか、誰かに見られてたような気が…」

「誰もいないぞ?」

ひと仕事終えて家庭科室へ向かう一同ですが、その時亨たちへ学校外からの妙な視線が…
しかし辺りを見回してみても人の気配はありません、不思議に思いながらも家庭科室へ着替えを取りに入りますが…

「な…なんだよこれ!?」

ドアを開けてみると、辺り一面バラまみれ!!そのバラに埋もれるようにして自分達の衣装が!
不審に思って生徒会長に相談する3人でしたが、この日家庭科室を使った生徒は他にいなかったとのこと。
亨が感じていた視線のこともあり、「学校外のストーカーの可能性がある」と生徒会は急遽捜査に乗り出します


結局その日、亨たちは安全な寮の中に避難したまま一日が終了。
実琴も彼女に会いたい気持ちを抑えて寮に泊まることにします

「か〜のじょに電話かぁ〜♪」

「そんなに会いたいんだったら、彼女の所に行っても大丈夫だよ」

「帰れないよ…本当にストーカーがいるんだったら、
 俺の周りにいる人にも危害が加えられるかもしれないじゃないか!
 めぐみさんにもしもの事があったら、俺…!」

彼女におやすみコールをかけていたことを茶化される実琴でしたが、
どうやら本当に彼女のことが大事で仕方ない様子。これは相当ベタボレっぽいですぞ

ってそんなことより亨は私服までセーラー服かよ!!
毒されてる!女装に相当毒されてますよ!
確かにセーラー服と言えばもともと勇敢なる水兵のための制服ではありますが、
現代の日本男児たるもの、その格好には正直疑問を感じますよ!それでいいのか主人公!


しかし翌日、安全だと思っていた寮にまで何者かの用意したバラが!いよいよ不穏な空気になってきたようです

「どんな意図があって姫に花を贈るのか…少なくとも、部外者が学校内に立ち入った形跡はない」

犯人の行動になんの意図があるのか掴みかねる会長。
部外者が立ち入った形跡がない以上、単に校内の生徒が姫にプレゼントをしたという可能性も捨て切れません

「いたんだよねえ、俺の時も…お金持ちのお坊ちゃんだったんだけど、毎日毎日プレゼント攻撃で。
 断っても「恥ずかしがってるんだよね?」とか勝手に脳内変換するような奴が」

「そ、それでどうしたんですか?」

「もちろん…きっちりお話をつけさせてもらったよ」

ナイフのように相手を切り裂く鋭い目つき!会長マジ恐すぎます
しかしストーカーにしろタチの悪い生徒にしろ、まず犯人を特定しないことには話になりません
そのために、亨たちには護衛をつけてのおとり捜査をやってもらうことに…

「姫ぇぇぇ!お仕事がんばってくださーーーい!!」

「夏休みに姫に会えるなんてぇぇぇ!!」

「うおおお!俺補習早く終わって良かったよ!!」

しかし次々罠にかかるのは何も知らない一般生徒ばかり。この学校をまずどうにかしろよ!
結局、日が暮れるまで行ったおとり捜査も効果がなく、3人がベンチで肩を落としていると…

カシャカシャカシャカシャカシャ!!

「やっと会えたあ!!」

その時、突然怪しい男がシャッターをバシバシ切りながら出現!とうとう現れやがったなー!御用だ御用だ!
生徒会の素早い対応で即座に男は取り押さえられる!しかし、捕まった男の口から意外な言葉が…

「き…君たちっ!アイドルにならないかいっ!!」



なんと男の正体は芸能スカウト。
この間の野球部を応援に行ったナース姿を見て、「この美少女にはぜひウチに来てほしい!」とスカウトに来たそうです。
まあ、あの萌えナースを見てしまったのでは気持ちも分かりますが…
スカウトさん…ここが男子校だということに疑問を持ってください
完全に女の子だと勘違いしてやって来たみたいですよ!あわれな…

「…あの大量の花束についても説明していただきたい」

「花束?そんなものは知らないよ?私は君たちが出てくるのを待っていただけで、何もしていませんよ」

な…なにィィィィ!花束を贈った人間と、外部から覗いていた人間は別人だった!
覗いていたのはこの男、それなら花を贈った人間とは…!?
予想外の展開に凍りつく一同。そして、長い沈黙を破るかのように奇声をあげて登場する男が!

「やっぱり想像じゃダメだァァァ!!本物の姫とバラが一体化して
 初めてインスピレーションが湧くんだよォォォ!!」



お…お前の仕業だったのかよ!!
ご存知、学校きっての変態さんである衣装担当・名田庄先輩。
新しい衣装作成のために、今までの服とバラを並べてみたり、バラを持った姫が見たくて寮に花を贈ったりと
色々やらかしてくれたそうです。つくづく人騒がせな人間しかいない学校だ…


スカウトの話も丁重にお断りし、ようやく今回の騒動も解決。
そして数日後、実琴は晴れやかな表情で駅前での待ち合わせに向かうのでした。その待ち合わせの相手とは…

 

彼女キター!!!
ついにこのアニメにも本物の春がやってきた!うおお!茂みから覗いていた亨たちもテンションが上がります

「もっと近くで顔を拝もうぜ!」

「ああ!」

茂みを飛び出して実琴たちを追跡しようとする2人。しかし、そんな2人に見知らぬ男達が立ちはだかった!

「彼女たちー!ねえ今ヒマ?」

「俺たちとカラオケ行かね、カラオケ!」

「…まただ…」

「呪われてんのか俺たち…」

前回に続いて、またもナンパの屈辱にさらされる亨たち。
結局やはり実琴の彼女も、素顔を公開してはくれなかったのでした。
そこまで女を排除するというのかー!果たしてこのアニメで女体を拝める日はやってくるのだろうか…(´・ω・`)次回へ続く




(C)つだみきよ・新書館/姫後援会


5月3日

■涼宮ハルヒの憂鬱5話「涼宮ハルヒの憂鬱V」

「宇宙…人?」

「私の仕事は涼宮ハルヒを観察して、入手した情報を統合思念体に報告すること。
 生み出されてから3年間、私はずっとそうやって過ごして来た」

さて、前回に第7話が割り込んできたために、ブツ切れになってしまった前々回の長門の告白ですが
今回はというと何ごともなかったかのようにその続きから始まります。スタッフもいい度胸してるというかなんていうか

それにしても「生み出されて3年」ってことは、長門はまだ3歳だったんですね
まあ3歳といえば、ピッコロさんが悟空と天下一武道会で闘った時の歳なので、
宇宙人にとっちゃ大した問題じゃないのかもしれませんが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「この3年間は特別な不確定要素はなく、いたって平穏。
 でも最近になって、無視できないイレギュラー因子が涼宮ハルヒの周りに現れた。それがあなた。
 情報統合思念体にとって、銀河の辺境に位置するこの星系の第三惑星に、特別な価値などなかった。
 でも、現有生命体が地球と呼称するこの惑星で、進化した二足歩行動物に知性と呼ぶべき思索能力が芽生えたことにより
 その重要度は増大した。もしかしたら、自分たちが陥っている自律進化の閉塞状態を打開する可能性があるかもしれなかったから。
 宇宙に偏在する有機生命体に、意識が生じるのはありふれた現象だったが
 高次の知性を持つまでに進化した例は、地球人類が唯一だった。統合思念体は注意深く、かつ綿密に観測を続けた。
 そして3年前、惑星表面で他では類を見ない異常な情報フレアを観測した。
 球状列島の一地域から噴出した情報爆発は、瞬く間に惑星全土を覆い惑星外空間に拡散した。
 その中心にいたのが涼宮ハルヒ。以後3年間、あらゆる角度から涼宮ハルヒという個体に対し調査がなされた。
 しかし未だその正体は不明。それでも統合思念体の一部は分析不可能。
 彼女こそ人類の、ひいては情報生命体である自分達に自律進化のきっかけを与える存在として、涼宮ハルヒの解析を行っている。
 情報生命体である彼らは、有機生命体と直接的にコミュニケートできない。言語を持たないから。
 人間は言葉を抜きにして、概念を伝達する術を持たない。だから私のような人間用のインターフェイスを作った。
 情報統合思念体は、私を通して人間とコンタクトできる。涼宮ハルヒは自立進化の可能性を秘めている。
 おそらく彼女には、自分の都合のいいように周囲の環境情報を操作する力がある。
 それが私がここにいるいる理由。あなたがここにいる理由」

ぐわーっあますことなく長門の電波炸裂!エヴァ的演出もあいまって完璧に意味不明です
こんなことを延々と語られて、「これは面白い!」と感じる人がこの世に何人いるというのか!
これじゃあ全校集会で校長先生のお説教を聞いてる方がいくらかマシってもんです(えー

「…待ってくれ…!正直に言おう、さっぱり分からない。
 オレはその手の話題にはついていけないんだ、悪いがな」

(度を越えた無口な奴がやっと喋るようになったかと思いきや、延々と電波なことを言いやがった…
 こんなトンデモ少女だったとは、さすがに想像外だぜ…)

長門の説明についていけず、「お前は何を言っとるんだ」と切り捨てるキョン。
私もまったくの同意見です。初めてキョンの言葉に共感できた気が:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
結局キョンは「つき合いきれん…」と長門のアパートを後にするのでした

そして次の日。キョンが放課後部室へ向かうと、そこには元気を取り戻したみくるの姿が。
立ち直るきっかけの描写とかなにもなし!?うーんまあ、ある意味話が早くて助かりますが…

「へーいお待ち!1年9組に本日やって来た即戦力の転校生!その名も!」

「古泉一樹です、よろしく。入るのは別にいいんですが…何をするクラブなんですか?」

「SOS団の活動内容、それは!宇宙人や未来人や超能力者を探し出して、一緒に遊ぶことよ!」

「転校生と言えば謎と相場は決まってる!」
と、転校してきたばかりの古泉をSOS団に引きずりこむハルヒ。
このシーンを前回の冒頭でやって欲しかったんですよ私は!
そうしたら「こいつ誰だか分かんねー、名前が何かも分かんねー」なんて不満はなかったのに!
回想でさくっと終わらせるだけでも、ずいぶん楽に前回の野球が見れたろうになあ

  

そしてみくるが復活したと見るや、ハルヒは速攻で服を脱がしにかかります
お、お前はそんなに仲間を登校拒否にしたいのか!

「さあ早く脱いでってば!やっぱり萌えと言ったらメイドでしょー!
 みくるちゃん、これから部室にいる時はこの服着るようにしなさい」

ハルヒはみくるを着替えさせると、胸をはだけた格好にさせてカメラをキョンにパス。
そんなみくるの恥ずかしい格好を前に、無言でシャッターを切り続けるキョン。
キョン…もはや落ちるところまで落ちたか…どっから見てもハルヒの忠実な下僕ですよ!



「ではこれより、SOS団第一回ミーティングを始めます!
 校内におけるSOS団の知名度はうなぎの滝登り!第一段階は大成功と言えるでしょう!」

(朝比奈さんの心に傷を負わせといて、なにが大成功だ)

ひととおり写真を撮りまくった後で突っ込みを入れるキョン。
言ってることとやってることがメチャクチャですよ!何がしたいのかハッキリしてください!

「しかしながら、我が団のメールアドレスには不思議な出来事を訴えるメールは一通も来ず。
 果報は寝て待て、もうそんな時代じゃないのです!果報は探し出すものなのです!」

というハルヒの意見に従って、この世の不思議を探しに行こうと
手近なところから駅前を探索してみることにしたSOS団。


クジで組み合わせを決めたところ、キョン・みくる組ハルヒ・長門・古泉組に分かれて調査を始めることに。
しかし探索を開始して間もなく、みくるが神妙な顔でキョンに話を切り出して…

「キョン君…大事なお話があります!信じてもらえないかもしれないけど…
 私はこの時代の人間ではありません、もっと未来から来ました…!」

な、なんと、思わぬところから未来人を発見!
それにしても、長門と違って単刀直入なので助かります(えー

「いつ、どの時間平面からここに来たのかは言えません。過去の人に未来のことを伝えるのは厳重に制限されていて…
 …連続性のある流れのようなものでなく、その時間ごとに…
 …アニメーションを想像してみて。あれってまるで動いてるように見えるけど…
 …時間と時間との間には断絶があるの。それは限りなくゼロに近い断絶だけど…
 …時間移動は、積み重なった時間平面を三次元方向に移動すること…
 未来から来た私は、この時代の時間平面上ではパラパラマンガの途中に描かれた余計な絵みたいなもの。
 今の時間から3年前、大きな時間振動が検出されたの。調査するために過去に来た我々は驚いた…
 どうやってもそれ以上の過去に遡ることができなかったから。
 大きな時間の断層が、時間平面同士の間にあるんだろうっていうのが結論。原因らしいものが分かったのもつい最近。
 禁則事項だから説明できないんだけど、過去への道を閉ざしたのが涼宮さんなのは確か…。
 私は涼宮さんの近くで、新しい時間の変異が起きないかどうかを監視するために送られた、監視係みたいなもの…」

(…今度はなんだぁ…!?)

あぁ…前言撤回。また始まっちまいましたよ!うだうだと長ったらしい説明が!
あんたたち、百聞は一見にしかずって言葉知ってますか!
ゴチャゴチャ長い話をするより、「やあドク、デロリアンの調子はどうだい?」とか
デロリアンみたいなタイムマシンでも見せてもらえば一発で終わりなんですよ!(えー
まあ、禁則事項とかいうので見せられないのかもしれませんが…もうちょっとテンポよく進めてもらえないものか。

「…長門や古泉は?朝比奈さんは、あいつらが何者か知っているんですか?」

「禁則事項です」

「これからハルヒはどうなるんです?」

「禁則事項です」

「未来から来たなら分かりそうなもんですけど…」

「禁則事項です」

「ていうか…ハルヒに直接言ったらどうなんです」

「禁則事項です」

「本当の歳を教えてください」

「禁則事項です」



ぬおお…取りつく島がないとはこのことか。結局聞きたいことは禁則事項に阻まれてしまい、
モヤモヤとした気持ちを抱えることになってしまったキョン。
この場で信じる、信じないという判断はできないので、キョンは「しばらく保留にさせて欲しい」ということにしますが…


結局その日は新しい発見も何もなく、ただハルヒの機嫌だけがどんどん悪くなってしまうという結果に。
そして次の週の月曜、キョンは古泉にも何か秘密があるだろうと彼を問い詰めます

「…お察しの通り、超能力者です。詳しいことはまたいずれお話しする機会もあるでしょう。
 百聞は一見にしかず、今はかいつまんでご説明しましょう」

うむむ、これで宇宙人、未来人、超能力者、すべて揃ってしまいました。
まさかハルヒもこんな身近に望んだものが揃ってるとは思いもしないでしょう。
しかしそれより何より重要なのはこれですよ!百聞は一見にしかず!
よく言った!よく言った古泉!俺の気持ちを分かってくれるのはお前だけだ!最後に一発バシッと頼みますよ!

「僕が所属する機関には他にも超能力者がいます。この学校にも何人ものエージェントが潜入ずみです。
 そして我々は、3年前から涼宮さんを監視している。
 事の発端は3年前、僕の身に超能力としか思えない力が芽生えたのもその時です。
 実はこの世界は、ある存在が見ている夢のようなものなのではないかというのが、機関のお偉方の考えです。
 そして、それはなにぶん夢ですから、その存在にとって我々が現実と呼ぶこの世界を創造し改変することは児戯に等しい。
 そんなことの出来る存在を、人間は神と呼んでいます。考えてもみてください、
 我々のような超能力者や、朝比奈みくる、長門有希のような存在が、都合よく一同に会するかのように登場するでしょうか。
 涼宮さんがそう願ったからですよ、恐らく3年前に。彼女はまだ、自分の本来の能力に気づいていない。
 ならばそのまま気づかぬよう、生涯を平穏に送ってもらうのがベターであると考えているわけです。
 我々は今、最も危惧すべき可能性を前提に行動しているだけです」

…あ、あれ?いいかげん百聞とかとっくに超えてると思うんですが、いつ一見でサクッと終わるんですか!
いやもしかして、さっきの「百聞は一見にしかず」っていうのは「今度詳しい話をする時に見てもらうものがある」ってことか!?
なんだよそれ!結局また情報が増えるだけじゃねえか!説明ばっかで飽きたよ私は…

古泉の説明が終わり、部室へと戻ったキョン。
しかしストレスがどんどんと溜まり続けているハルヒは、その日部室に姿を現すことはありませんでした。次回に続く



というわけで、長門・みくる・古泉の正体が具体的に語られた回でしたが
「へえ、そうだったんだ」という以上の驚きが感じられなかったのはなぜでしょうか
うーん、やっぱりどれも正体をバラすと同時に、こっちが驚く暇もなくごちゃごちゃごちゃごちゃ話を進めるから
結局は「はいはい電波電波」という印象だけで終わってしまった感じが。
スターウォーズの 「アイムユアファーザー」 「ノォォォォォォォォ!」 みたいに、シンプルに終わらそうという気はないんでしょうか。
設定だけひたすら語られても楽しくないしなあ…


それと気になったのがハルヒの設定。
古泉の話によると、ハルヒは世界を望んだ通りにできる神に等しい存在で、
実際に長門達が集まってきたのもハルヒが望んだ結果だということですが、

確かに前回、アミダクジで打順を決めた時はハルヒの望んだ通りの結果になりました。
でも今回、チーム分けをする時に何度クジをやり直してもハルヒの望み通りにならず、どんどんハルヒの機嫌は悪くなっていきました。

これって一体どうなってんの?クジを操作できたりできなかったり、どうも「思い通りになる」の境界線があいまいなんですが。
結局「ハルヒの思い通りにいかないことがあると、それが全部おかしいことに見えてしまう」というマイナス要素になってる気が。
こんな扱いにくそうな設定で面白くできるのかな…


最後に次回予告。また次の話が飛ぶそうです。
今度割り込んできたのは第9話。それも「孤島症候群(前編)」って、もしかして後半もあるってことですか!?
あー、本格的にメチャクチャになってきたな…一体どう収集をつけるつもりなのか…


(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団



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