6月17日

■涼宮ハルヒの憂鬱11話 「射手座の日」

静かに読書する長門お茶を入れるみくるボードゲームでヒマを潰すキョン&古泉といった
すっかり毎回おなじみのSOS団の風景。そして必ず、ここでハルヒが厄介事を抱えて部室のドアを…

ガチャッ 「僕たちとこのゲームで勝負してもらいたいッ!」

あ…あら?予想を裏切り部室へやって来たのは、ハルヒではなくコンピ研部長!
やってくるなり「勝負だよォ勝負だよォ」とわめき散らす部長でしたが…

《エクシードチャージ》

ルシファーズハンマー!!

「勝負ですってぇ?そんなに勝負したいんならしてあげようじゃないの!」

部室の騒ぎを聞きつけるなり、超速ドロップキックを見舞いながら登場するハルヒ。
わざわざ向こうから面白そうな話を持ってきてくれるとは、ハルヒにとって願ったり叶ったりといったところでしょうか

「自作ゲームで対戦して、僕たちが勝ったらあれを返却して欲しいんだ!」

全然使ってないパソコン返せコノヤローと主張するコンピ研部長。第3話でムリヤリ奪われてしまったアレですね
それを奪還するために、5人同時プレイ可能の自作ゲームをひっさげて乗り込んできたということですが…

5対5となれば部員を総動員しての対決!
しかしSOS団にはパソコンが一台しかないので、わざわざ4つのパソコンを持ってきてあげたコンピ研。
コンピ研敗北の暁には、
その4台全部プレゼントというリスクデカすぎな賭けのおまけつきです。
うーんコンピ研はそれだけ勝つ自信があるってことでしょうか

それにしてもなんてゲームだよこれ!イスカンダルでも目指せってんでしょうか(えー
そして部長の説明を聞く間、じーっとパソコンを凝視する長門。同じ情報端末として親近感でもあるんでしょうか

「そういやアンタんとこ、女子部員いないでしょ?
 もしそっちが勝ったら有希をコンピューター研に進呈するわ!
 そっちがパソコン4台を賭けるのに、こっちが1台じゃ不釣り合いだからね」

(お前は知らんだろうが、パソコン4台と長門ではスペックに違いがありすぎるぞ…)

「えっ、い、いやあの、なっなっ…」

「なに?みくるちゃんの方がいいわけ?」

なんと、相手と賭けを対等にするために仲間を次々売っぱらうハルヒ
長門のことは静観していたキョンですが、大事なみくるが売られるとなれば話は別です

「お前が商品になれ!自分の体を賭けりゃいいじゃねえか、勝手なこと抜かすな!」

「なに言ってんのよ!神聖にして不可侵な象徴たる存在!
 それがSOS団団長なの!」

結局メンバーを賭ける話はうやむやになり、パソコンだけを賭けようということでその日は解散。決戦は一週間後という話です

「今度の勝負だけどな、今回ばかりはインチキをするのはやめておこう」

そして帰り道、キョンは長門や古泉に超技術を使わないよう釘を刺します

「我々が負けてしまってもいいと?」

「負けても失うものは盗品のパソコンだけだ、俺たちは別に困らん」

「パソコンのことではありません、涼宮さんは何かに負けることが好きではないのです。
 負けそうだと感じると、閉鎖空間を生み出して人知れず例のものを大暴れさせてしまう…」

また出たよ閉鎖空間。相変わらずなんのことだかよく分かりませんが、
とにかくハルヒの機嫌を損ねると、世界が改変されて『例のもの』とかいうのが暴れてしまうってことでしょうか?

「構やしないね、いくらあいつでもそろそろ学んでいい頃だ」

「ふふっ…」

「なんだ気色悪い…」

「うらやましくなったものですから。あなたと涼宮さんの間にある見えざる信頼関係にね。
 一週間後のゲームに負けたとしても、そこで涼宮さんが閉鎖空間を生み出したりはしないだろうと
 あなたは思っている。また、涼宮さんはあなたならゲームを勝利に導くだろうと信じている。
 彼女が団員の身柄を賭けようと言い出したのは、負けるはずがないと確信しているからですよ。
 あなた方2人は、理想形と言ってもいいほどの信頼感で結びついているんです」

いやちょっと待ってよ。明らかにおかしいよこの話
「絶対勝つから大事な仲間を賭けても大丈夫」って思ってるんだったら
「じゃあ自分の体も賭けろ」って言われても、ああどうぞどうぞって平然と了承するんじゃないの?
信じてないじゃんかよ!全然信じてないじゃんかよおおお

私はSOS団ほど『仲間意識』とか『友情』とかいう言葉に縁がない連中もいないだろうと思うし、
あえてそういう作りにした物語なんだろうなと思ってたんですが…。孤島症候群の時の「俺は最初からハルヒを信じてた」もそうだけど
何この取ってつけたような信頼関係。とてもじゃないけど理想形とは思えんぞ…



そして翌日、SOS団はさっそく決戦に向けての特訓を開始します

ゲームとしては宇宙戦艦モノの戦術シミュレーション。
自機の丸い索敵範囲をちょこちょこと広げて移動し、敵の戦艦が見つかったら倒していくというもの。
どうやって自分の戦艦を察知されずに敵の戦艦を見つけるか、というコツが重要なゲームのようです。

「あーまたやられたっ!メンドイったらないわね!」

「キョン君…私こういうの苦手でよくわからないんですけど…」

しかし、突撃バカのハルヒと超ゲームオンチのみくるはこの時点で戦力外です。
しっかりしてよ未来人!過去のゲームくらい一撃でクリアーしてくださいよ!
こうなると頼りにできそうなのは、宇宙人の技術の結晶・長門くらいのもの。
キョンは救いを求めるような目で長門に視線を送りますが…

みょーんみょーん

マウスの使い方すら分かってない長門。ダメだこりゃ

しかし、まったく成長が見られないハルヒやみくると違って、長門は日に日にタイピングが上達していきます
一日目は片手人差し指でポチポチ、二日目は両手人差し指でポチポチ、
三日目は両手の親指・人差し指でカタカタ、四日目は全ての指を使ってカタカタ、

そして決戦当日には、電童のエリス並みに超高速タイプをマスターしていました

(C)サンライズ・テレビ東京

「本日天気晴朗なれども波高し、皇国の興廃この一戦にあり!
 この戦いは始まりにすぎないの!あらゆる邪魔者を蹴散らして、
 SOS団は宇宙の彼方までその名を轟かせるのよ!全軍前進っ!!」

いよいよゲームスタート!高校受験の時にでも勉強したんでしょうか、ハルヒは日露戦争の時に使われた電文で仲間を鼓舞します
そしてレトロな感じのゲーム画面とはうってかわって、銀河英雄伝説みたいなイメージ映像での戦闘が開始!

「敵は鶴翼陣形で誘い込むつもりのようです。防御に徹するのが得策かと…」

ボガアアアン!!

「なぬっ…別の敵から砲撃されてる!?右弦に90度回頭!
 全砲門開け!目標敵艦隊!全ビーム砲発射…ってアレ!?」

開始早々から炸裂するコンピ研の奇襲攻撃!
攻撃も速ければ退くのも速い!艦隊の死角に現れては消え、現れては消え、一撃離脱を繰り返すコンピ研艦隊。
反撃する間もなく姿を消すコンピ研の戦術に、SOS団は手も足も出せずボカンボカンと削られていきます

「なにモタモタしてんのよ!敵が逃げちゃうじゃない!」

「分かってるがどうにもならないんだ!」

「じゃあガンダピーー発進させなさい!」

「いきまー…って無理!!」

ええいこのスイッチだ!とガンダムを発進させたいところですが、番組的にもモザイクをかけるのが精一杯です(えー

「もう我慢できないわ!全艦全速前進よ!偉い者同士サシでドンパチやるわっ!」

「その敵がどこにいるのか分からないんだろうが!」

「まず落ち着いてはいかがでしょう、それから敵の迎撃ボカーンボカーンボカーン

「皆さんどこにいっちゃったんですかぁぁ〜!!」

もう戦場ぐちゃぐちゃ

前に出ようとするハルヒを押さえて、固まったところをボカスカに撃たれまくるキョン・古泉・ハルヒの3人。
さらに戦闘宙域とまったく関係ない場所をウロウロしているみくる。
もはやSOS団は風前の灯。「こりゃ負けたな…」と全滅を確信するキョンでしたが…

パパパパパパパパパ

「な…なんだこりゃあっ!」

「なるほど…!分艦隊ですか」

画面上に次々と現れる20もの長門艦隊!自分の艦隊を分割しての同時操作です
普通なら、1つの艦隊を動かすだけでもやっとなので誰もやらなかったという高等技術。
一体長門はどうやって操作しているんでしょうか



うわー 長門さんブラクラ踏んじゃった!(違
もはや目で追うことすらもできない長門の超絶タイピング!艦隊操作と同時にゲームプログラムの修正までも進めてしまいます

「おい長門…俺はインチキすんなって言っておいたはずだぞ」

「していない。インチキと呼ばれる行為をしているのはコンピュータ研の方。
 マップ全域の全てが、我々の位置を含めて最初から丸見え」

「長門にしては分かりやすい説明だ…!」

なんとコンピ研側のパソコンでは、索敵範囲に関係なく戦場すべてが丸見えだったというインチキ勝負。
パワプロで言うところの、SOS団はミット隠しをされてるのにコンピ研はミット丸見えで球種表示までされてるようなもんでしょうか

「我々には敗北以外の選択肢がなかった。それを是正したい」

「でもさ…だからと言ってこっちがさらにインチキな魔法を使って対抗したら、
 結局は連中と一緒になっちまうぜ。いやそれ以下だ!」

あ、あのうキョンさん、熱くなってるところ悪いんですけど…
そんな大声で「魔法」とか喋っちゃってハルヒに丸聞こえじゃないですか!
古泉もみくるもじっとキョンの話を聞いています。どう考えてもハルヒに聞こえちゃってるんですが
でもまったくの無反応なハルヒ。どないやねんお前



「あなたの意思に反することはない。地球の現代技術レベルにのっとって、条件を対等にするだけ」

結局ハルヒそっちのけで「あくまでも対等の条件で勝つ」という長門に根負けしたキョン。
プログラムを修正して敵の索敵状態を通常へと戻し、第二ラウンド開始!

「撃て撃て撃てーっ!」

「堕ちろぉっ、カトンボ!」

ドガズガボガドガーン!

突然普通の状態に戻されて大混乱のコンピ研。オタオタして無防備になっているところへSOS団の集中砲火が!
一気に戦況を覆してすっかり余裕のキョン。カトンボとかシロッコのモノマネまでやり出す始末です

「コ…コンピュータ研に栄光あれーーーっ!!」

ドガァァァァァン!!

最後まで粘った部長も撃破されコンピ研全滅!ゲーム対決はSOS団の勝利に終わりました



「まさかプレイの最中にゲームの中身を書き換えられるとは…
 物は相談だが…君が暇な時でいい、コンピュータ研の部活に参加してみないか、ぜひ!」

「ちょっとちょっと、勝手に有希をレンタルしちゃダメよ!
 この娘はSOS団に不可欠な無口キャラなの!私が最初に目をつけたんだからね!」

「世界でも通用しそうな凄腕ハッカー」と長門を見る目が変わったコンピ研部長。
少しでいいからコンピ研にも来てくれないかと誘いますが、ハルヒはまったく話を聞いてくれません
というか真っ先に自分で売ろうとしといて不可欠もクソも!



しかし、タイピングがよほど楽しかったのか長門の指はいまだに本の上で踊っていました
部長の誘いに意外にも「たまになら…」と答える長門。渋々ながらハルヒもそれを了承するのでした。次回へ続く!


「次回、涼宮ハルヒの憂鬱第12話ライブアライブ!」

あー…なんというか、閉鎖空間とかの話は一番最後までやらないのか…
次回はライブアライブ。つまりはあの世で俺にわび続けろオルステッドーーッ!!


(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団


6月14日

■リングにかけろ1日米決戦編10話 「スーパースター」

ついに姿を現したアメリカチームの秘密兵器!
真っ白なコートを身にまとい、美女軍団を引き連れてゆうゆうとリングへ向かうその男。その名も!

「世界のスーパースター!ミスターホワイティ!!」

な…なにぃホワイティ!?なんだかその名前って
ウッチャンのやってたオカマネタしか思いつかないよ!

でも顔はナンチャンっぽいな(えー

「い…今、世界のスーパースターとか言ってたよな…」

「ええ…確かに」

「ス、スーパースター…」

スーパースターという言葉を聞いて顔色が変わる竜児たち。
そう、剣崎もまた日本でスーパースターと呼ばれた男。しかしホワイティは「世界の」というおまけつき。
わざわざ遅れてくるような特別扱いといい、まさか剣崎以上の強さを持つ超実力派ボクサーなのか!?

「フフフ…3連敗とは醜態だなシャフト?まあお前にはお似合いだが」

「遅れてきて言うことはそれかい?」

「おいおい、お前の呼び出しに応えて日本まで俺が来たなんて自惚れるなよ。
 たかが全米Jr.チャンプごときのお前が、世界のスーパースターである
 このホワイティ様を呼びつけること自体、納得してるわけじゃないんだぜ」

え、ええ?なんでしょうこの人全然試合やる気ないみたい
「俺は女の子たちとイチャイチャしたいだけだから、お前ら勝手に試合やってろアハーン」てな感じで
ふんぞり返るホワイティ。このタイミングで登場しといてそりゃないだろ!

「な、なんだよあいつは試合やらないのかよ!」

「相手が竜と剣崎で怖じ気づいてるんじゃねえのか!?」

当然観客席から巻き起こるブーイングの嵐。気分を害したホワイティは、観客を黙らせるためにパフォーマンスを行います

「日本の空手の神様と呼ばれる男は、
 なんでも十円硬貨を指三本でまっぷたつに折りたたむと聞くが…
 それぐらい俺には造作もねえことよ。二枚だってこの通りさ」

ホワイティが引き合いに出したのはゴッドハンド大山倍達!俺は極真空手の創始者より強いんだぜーと言いたいんでしょうが
モンスター・ジェイルはもっとブ厚い鉄の階段を普通に歩こうとしてベコベコにしてたんですけどね

しかしホワイティのパワーにすっかりビビってしまう観客たち。
ざまあ見ろジャップども、と言いたげにホワイティは自分たちの椅子を確保しようとします

「さあ分かったろう?さっさとその席を空けろ。いつまで俺のガールフレンド達を立たせておくつもりだ、
 まったく凡人どもはこれだから困るぜ…」

「豚め」

「…なに?今何か言ったか」

「聞こえなかったのか?豚と言ったんだ」

「凡人は言葉ひとつにも知性がないな…まあいい。今日は気分がいいから大目に見ておいてやる…
 ちょっとそこどいてくれないか、俺のガールフレンド達が座る席がないんでね」

「豚の座る席なんざ、この日本にはどこにもねえよ」

C原哲夫・武論尊/集英社

豚は豚小屋へ行け!
あくまで大物らしく話し合いで解決しようとするホワイティでしたが、剣崎の度重なるブタ呼ばわりについに爆発!

「リングに上がれエテ公!俺のガールフレンド達の前で公開処刑してやるよ!」

血気にはやるホワイティの前にシーンと静まり返る会場。と、その場内に響き渡る女の子の声が!

「剣崎様お立ちになって!真のスーパースターが誰であるか、お見せください!」



剣崎ガールズキター!!
ずいぶんと久しぶりの登場!前シリーズでは試合のたびに声援を飛ばしていた彼女たちですが、
日米決戦で現れたのは今回が初めて!

「ククククッ…良かったじゃねえか応援してくれる女がいてよ、
 美しさで敵わねぇから若さだけで勝負か?」

「…やっぱりてめえは豚だ。女の応援が男の強さを証明するもんじゃねえが…
 女の期待に応えねえのは、男でもスーパースターでもねえぜ…!」

みにくい罵り合いにも終止符を打つべく、ついに剣崎もリングへと向かう!
とうとう日本のスーパースターの試合が見られる、と会場も最高潮の盛り上がりを見せます

「ホウ…すごい盛り上がりだ。そうか、お前がこのチンケな島国の
 ヒーローというわけか。フフッ…日本の人材不足は相当深刻なようだな。
 
シャフト、別にお前のチームの一員としてやるわけじゃねえ。勘違いするなよ
 
ただ、あのエテ公に俺の偉大さを教えてやるだけだ」

「フン…やめるなら今のうちだぞ、お前じゃ勝てねえよ

「なに…?」
あ、あら〜…始まる前からいきなりダメ出しされちゃいましたこの人
なに言ってんですかシャフト!お前自分で「日本を潰すための最強のメンバーだぜ!」みたいに連れてきたのに
戦う前からダメ出しはねえだろ!さらに、グローブを手にする剣崎の方にも妙な動きが…

「け…剣崎、右グラブは!?」

「いらねえよ。遊びだ遊び」

なんと片手だけで試合に臨む剣崎!わたしの戦闘力は53万ですとでも言うつもりですか!
もうこの試合が一体どうなるのか予想がつきません

「後悔するぜ、エテ公」

「ふん…おめえ、笑いもんだぜ」

カアアアアアアン!!

ついに鳴らされた闘いのゴング!試合開始と同時に両者がリング中央へ駆ける!しかし…

(C)鳥山明/集英社

あれェーーーッ!?
リング上に剣崎を残して忽然と消えたホワイティ!まさか天津飯にしか見えない速さでサイドステップを:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
一体ホワイティになにが!?これも奴の戦術なのか!?どよどよと困惑した雰囲気に包まれる会場。
その時リング場に異様な物体が現れた!

ズドオオオオオオ!!



なんとそれは、アメリカ国旗に包まれたホワイティ!な、なんでいきなり空から降ってくるんだ!?

スーパースター剣崎は、わずか1ミリ秒でノックアウトを完了する!
では、そのプロセスをもう一度見てみよう!
(声:政宗一成)

灼熱の原子エネルギーが、剣崎の左腕にスパークする!
打ち上げられたホワイティは、天井の照明を次々にぶち破り
国旗に包まれて叩きつけられたのだ!

「この間ジャスト1秒ッ!!黄金の左腕ここに復活ッッ!!」
時計が指しているのは1ラウンド2分59秒!信じられない1秒KO!亀田3兄弟も真っ青の最速KOです

「み…見えたか…?」

「か…かろうじてな…」

石松や志那虎の目にさえもほとんど映らないようなスピード!剣崎マジ異次元の強さ
そしてスピードだけでなく驚異的なパワー。あのパンチ力はなんなのかと、呆然とするヘルガやキャサリンでしたが
スローVTRを見て、剣崎の拳から放たれた光に2人は驚愕します

「い、今のは…原子の光!?バカなっ…!そんなことが可能なのか!?」

「原子爆弾の原理のように、原子核に中性子をぶつけると
 爆発的なエネルギーを発生する…!」

「そんな現象を人間の腕だけで起こすとは…!?
 し、しかし、それ以外に先ほどの原子の光を説明できない!!」



ぶへっ(お茶吹いた音)



か…核爆弾パンチですか!?
今までの中でも最大級の超トンデモ理論!先週私は「戦車でも持ってこないとボクサーには勝てない」とか言いましたが
戦車でも核相手じゃどうしようもないな(えー

「あぁん!剣崎!I love you〜!!」

さらにはホワイティの取り巻き美女すらもモノにしてしまった剣崎。なんて人生の勝ち組だ



そんな剣崎にブチ切れてテレビを叩き壊す菊姉ちゃん
ね…姉ちゃーん!まだこの後に弟の試合が残ってるのに!テレビ壊しちゃって見れないじゃないですか!
姉ちゃんの観戦の行方は果たしてどうなってしまうのか。次はいよいよJr.チャンプ同士の日米最終決戦!次回へ続く!


(C)車田正美/集英社・東映アニメーション・マーベラスエンターテイメント


6月12日

■プリンセス・プリンセス10話 「恋人達の時間」

一般客で溢れる学園祭2日目を迎えた藤森学園。
実琴は姫の仕事の合間をぬって、自分の彼女と出し物を見て回ろうとします

5話以来久々の登場となった実琴の彼女!あの時おあずけをくらった素顔がついに拝めるのか!

「恵さーん!さすが時間どおり!」

「ああ、麻琴に案内してもらったから…」

うぉー!なにこれなにこれ恵さんすげえ美人じゃん!
今までの1クセ2クセある美形連中と違って、なんだか本当にまっとうな美人って感じだよ!
えーと念のため聞いときますけど右のオニババみたいな人は恵さんじゃないよね?(えー

「恵さん、今日の服かわい…」

「実琴ォォォ!少しはこのお姉さまに感謝しなさい!」

「ええ!?な、なんで…」

「ほらほらペアルックよ?コーディネートしたのはこの私なんだからね」

オニババ眼鏡はなんと実琴の姉ちゃん!ああよかったこっちが恵さんじゃなくて(えー
わざわざ実琴に見せつけるために、恵さんとペアルックで来たというイジワルな姉ちゃんですが
なんだかんだ言って、実琴と恵さんを2人っきりにしてあげようとすぐ別行動に。ちゃんと空気は読める人なのね



「実琴、いこっか?」

「う、うん!案内するよ!」


2手に分かれて校内を回る3人でしたが、
姉ちゃんの方はすぐに男子生徒たちのナンパ攻撃で足止めを食らってしまいます

「どこに何があるか分からないでしょ?」

「だから結構だと言ってるでしょ!?」

「そう言わずに案内しますから!」

「ああ鬱陶しい…!近寄らないで!」

気安い男どもの態度に姉ちゃん怒りゲージMAX!その表情はすでに野獣!
いつ男子生徒達の喉笛に食らいつくかと恐ろしくて見てられません(えー
さすがにナンパするより命が惜しいと悟ったか、すごすごとその場を去っていく男子生徒たち。

偶然通りかかってナンパを注意に来た亨たちも、姉ちゃんの恐ろしい形相にすっかりタジタジです

「あのー…この学校に親戚の方とかいらっしゃいませんか?」

「…?ええ、いるわ弟が」

「もしかして豊実琴って言うんじゃ…」

「そうそれ、それよ!」

「や、やっぱり!」

「似てると思いました!性格は正反対ですけど」

ちょっと待て!どこが似とるんだ、どこが!
このクソおっかない姉ちゃんより、実琴はもっと可愛いつーかプリチーつーか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


亨たちと知り合って、この学校に姫制度があることを始めて知った様子の姉ちゃん。
実琴は姉ちゃんや恵さんには女装のことを秘密にしていたようです。まあアレだけ嫌がってれば当然か…

実琴も姫をやっているとは露知らず、
「うちの弟にも似合いそうねぇ、着るのはメチャクチャ嫌がりそうだけど」とのんきに話していると…

その弟がノコノコとやってきました。
隠し事と彼女!実琴をオモチャにする絶好の材料を得て、極上の笑顔を浮かべる亨たち。てめえらの血は何色だー!

「あなたが実琴の彼女さんですかー!お噂はかねがね。確かに奇麗だなあ…」

「超美少女系と言われた実琴に見劣りしないねえ〜!」

「これじゃあ実琴と並ぶと美少女アイドルユニットって感じだよな…」

「…?…?…?」

突然見知らぬ女装した男にまじまじと見つめられて、ひたすら困惑する恵さん。
チクショウてめえらにこれ以上はやらせん!と実琴は恵さんに「そろそろ先に帰ってて」コール発動!

「そ、そう!これ以上他の男どもに言い寄られてほしくないんだ!
 だからこの後すぐに!絶対に寄り道しないでまっすぐ帰って!」

もうすぐ自分も女装して劇に出る時間なので実琴も必死です。
実琴の剣幕に圧倒されて、思わず恵さんも首を縦に振ってしまいます

「わ、分かったよ…」

「でも、今日はこんなところまで来てくれてありがとう。また電話する、メールも!」

「勉強もあるんだし、無理しなくていいんだぞ」

「無理じゃないよ、恵さんに会えない方がつらいよ!
 今度は俺のほうが会いに行くから!」

キラキラと星を飛ばすほどの熱意をぶつけて説得完了!すぐに劇の準備へと向かう3人ですが
実琴のクサいセリフをネタにして2人は大爆笑。悪魔かお前らはー!


そして実琴の言いつけ通りに帰ろうとした恵さんですが、その表情はどこか物憂げです

「さっきの2人…本当に男なんだよな?ちゃんと普通の友達なんだよな…?」

「恵…実琴は恵しか見てないわよ!」

「あんな風に遠慮のない態度、オレには取らないんだよ、実琴…」

「そりゃあ彼女と友達とじゃ態度違うわよ」

「うん…」

やたら可愛い亨たちとバカをやってる実琴を見て、どうも寂しくなってしまった様子
しかし取り越し苦労ってもんですよ!恵さんにあって亨たちにないものが確実に存在するんだから!
で始まってで終わる女の最終兵器が!

って微妙だーーー!!(泣)
恵さん意外にぺったんこ!ううむ、もう少しありそうな印象だったんですが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

それにしても気になるのは、恵さんって一人称オレだったんですね。
まさかこの人まで「実は女装」とか言い出さないでしょうね!ちょっと変わってる人なだけですよね!
この人が男だったとしたらもう俺世の中信じられないよ!(えー
うーむそれだけはないと思いたい


しかし、そんなに恵さんが実琴を気にしてると知って「実琴ごときが生意気な!」
がぜんヒートアップしてしまう姉ちゃん。実琴の必死な説得が怪しすぎたことも加えて、
その隠し事を突き止めてやろうと恵さんを連れ回すことに…

「この私に隠し事しようなんて10年早いわ!」

あっさりと実琴たちの舞台を突き止め、あろうことか姉ちゃんは劇の合間に舞台裏へ乗り込む!
な、なんということを!姉ちゃんアンタは時と場合っていう言葉を知らないんですか!
とうとう恵さんに女装を見られてしまった実琴は、
精神が銀河旅行へ旅立ってしまいます。あっははは彗星はもっとバーッって動くもんなー!

「ああ、実琴がフリーズしてる!」

「な、なんてことしてくれたんですか!?まだ一仕事あるのに
 使い物にならなくなっちゃったじゃないですか!」

「あ〜〜らごめんなさい、いかにも隠してますって態度が
 ムカついたものだから〜。じゃあ恵、おねがいね」

「いいけど…人に頼むんならいじめんのやめろよ…」

すっかり電池の切れちゃった実琴をぽいっと恵さんに任せる姉ちゃん。
まるで「恵なら簡単に修理できます」と言いたげな様子ですが、果たしてそんなうまく行くもんでしょうか…

めぐみさんは ベホマを となえた!

みことのキズが かいふくした!
誰もいない教室に実琴を連れ込んでチュー!恵さんのえぐりこむような動きがエロすぎるぜ!
「がんばってこいよ」という恵さんのエールを受けて、史上最高の笑顔で復活する実琴。
やっぱりこのアニメで一番可愛いのはどう見ても実琴だな それは間違いない(えー

チューの力で学園祭の残りも乗り切った実琴。
その後もしばらくは笑顔の絶えない生活が続くのでした。愛以外に人を強くするものなどあるか!次回へ続く!


(C)つだみきよ・新書館/姫後援会



■いぬかみっ!10話 「桜の思い出っ!」

「んっ…啓太お願い、優しくしてよ…」

「ほら、あんまり動くな…」

「だって…イタいんだもん…」

「仕方ないだろ、こんなにしたのはお前なんだから…」

「恥ずかしいよ、あんまり見ないでよ…あっ、んんんっ!」

「動くなって…」

「だ、だって…!」

もちろんシッポのノミとりしてるだけですよ、うん
しかし毎回のように堀江由衣にエロ台詞言わせるってのもある意味すごいな


今回は幕間の話ってところですかね、いつものようなぶっとんだノリは控えめで淡々とした感じでした
啓太の婆ちゃんの誕生日に、はけが婆ちゃんと出会った数十年前のことを思い出す話ですが…



ここで問題、若い時は林原めぐみ、歳を取ると京田尚子、それってな〜んだ?
答え:幽遊白書の幻海じゃねえか!

というわけで幻海です。やたら武闘派なところも幻海です。
しかし、なんていう身体能力してんでしょうかこの婆ちゃんは。私はてっきり「犬神使い」って
戦いは犬神に任せっきり、自分はしょぼい術で援護くらいしかできないというようなキャラを想像してたんですが、
婆ちゃんは飛ぶわ殴るわ吹っ飛ぶわ超肉弾キャラクターです
そういえば啓太も数話前、オタク相手に超次元バトルしてたっけ
犬神使いにはこんな連中しかおらんのか!まるで人間兵器みたいな連中です



そんな超人婆ちゃんも、いまやリッジレーサーに興じる毎日
そういえば幻海も確かテレビゲームが趣味だったような気が。まさかこんなところもパロディだったんでしょうか


それと人数が多くて、なかなか覚えられなかった犬神たちですが
話数も重ねてきたことで、そろそろ誰が一番可愛いか分かってきたような感じですね
どう考えてもはけです
本当にありがとうございました

いいよもうどうせ二次元なんだから男が一番可愛くても:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


(C)有沢まみず・メディアワークス/犬神使い派遣協会


6月10日

■コミックREX・じゅっTEN!

さて先月の「私つきあうよ」発言が気になる今回の話。
なんとなく前々回の話をペラペラと読み返してたんですが、良田さんって剣道部だったのね
あーこりゃ『突き合う』とか言って道場に連れ込んでチャンバラ確定ぽ、とすっかり思い込んでたんですが

アレーーーー!?

全然剣道の話じゃねえ!プールでデートですか!?一体なにがどうなって…

《おつきあい始めました。買い物につきあうとかじゃありませんよ?》←柱コメント

があああああああああ!!
見透かされてるよ!なんてこった…私は作者と担当編集の手のひらの上で踊ってるモンキーだったのか(´・ω・`)

うーんまさか本当に付き合ってしまうとは。一応カナコ達もプールに連れてきたものの、
良田さんのおっぱいを主人公が拝んでしまったりと2人は急接近です
ウウッ…こういう「キャッ☆アクシデントでアイツと仲が進展☆」みたいな展開はほとんどカナコ担当だったのに!
ゆうすけ⇔良田さんの間にカナコが立ち入るスキがありません。うぐぐ

遠巻きに(´・ω・`)しょぼ…と2人を見つめるしかないカナコ。珍しくそこへ十円玉の励ましの言葉が。

「カナコさんがゆうすけさんを好きになったのは、私の魔法のせいなので気にしなくていいですよ」

えーーーーーーーー
お前こら!テキトーなこと言うんじゃありません!
そもそもカナコがゆうすけを好きになったのって、偶然握手を誤爆されたのが始まりじゃないのか!(当時の十円玉は気絶中)
というか何より、カナコの片思いが魔法で仕組まれた幻想でしたなんてことになったら
カナコの出番なくなっちゃうじゃん
それが一番嫌だ!それだけは勘弁して。・゚・(ノД`)・゚・。カナコは一体どうなってしまうんだ

(c)絶叫/一迅社



■ガウガウわー太2

ぐーすか眠ったままのみさと先輩と遭遇してしまった太助。
まあ前回の拒絶が2人のドン底だろうということで、ドロドロした関係もようやく少し整理されそうかな?と思いきや
とりあえず先輩は眠ったまま話はオヤジの過去編に突入
あ、あの…ちょっと待ってください!これまでREXでやってきた話って
・修学旅行編(委員長メイン)→まだ旅行の途中
・シカ編(現地のシカメイン)→まだ状況と紹介だけ
・先輩ドロドロ編(みさと先輩メイン)→まだ仲直りの様子なし
・オヤジ過去編(太助父メイン)→まだ一言だけ

どれもまだ話がまとまってないんですが、太助はいつ家に帰れるんでしょうか
わー太がちゃんと出てくるまで最低でもあと一年はかかりそうだ…うーんこの展開に月刊ペースはどうも遅すぎな気が



■逆襲!パッパラ隊

読んでみた感じ、舞台はどうも前作の数百年後みたい
メインの人たちは前作キャラの子孫のようで、関連性で言うなら初代ロックマンとロックマンXみたいなもんでしょうか
前作キャラが直接登場するとか、そういうことはまずなさそうかな…。とびかげ一人だけはいまだに健在ですけども。



とりあえずそらのおっぱいに期待 私の夢になってよそら

(c)松沢夏樹/一迅社



■テイルズオブレジェンディア

今月もジェイの説明が長々と続いて、あー退屈じゃ退屈じゃーと思っていたら
その後のフェニモールの拷問で、いい感じに黒くなって参りました
やっぱレジェンディアはこのエグイ感じがないとね!(えー
ガンダムSEEDのナチュラル⇔コーディネイターとか、
仮面ライダー555の人間⇔オルフェノクとか、種族間の対立がテーマの作品がちょっと前に集中してましたけど
レジェンディアの陸の民⇔水の民は、その中でも結構エグさについてはよくできてると思ったかな(えー
フェニモールのツンツンツンツンツンデレみたいなクソきつい態度もどんどんやって欲しい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


6月9日

■涼宮ハルヒの憂鬱10話 「涼宮ハルヒの憂鬱W」

我々は3年待ったのだ!やっとと言うかなんと言うか、
前回の「憂鬱V」から1カ月経ってようやく今回の「憂鬱W」が放送です。もう状況とか忘れちゃったよ


ある日、下駄箱に「放課後、誰もいなくなった教室に来て」という手紙が入っていたのを見つけたキョン。
差出人の名前はそこに書いておらず、誰からの手紙なのかとぐるぐる疑問に感じます

とりあえず手紙に書かれていた通り、その日の夕方指定された教室に向かってみると…

「お前か…」

「そ。意外でしょ」

いや意外というか…すいません誰だっけこの人(えー
えーと、クラス委員の朝倉さん?なんか2話ぐらいからさっぱり登場してない気がするので、ずいぶん久々な感じですね

「ちょっと聞きたいことがあるの…涼宮さんのことね、どう思ってる…?」

(やれやれ、こいつも涼宮か…)

モジモジして上目遣いになりながら質問を投げかける朝倉さん。なかなかいじらしい子じゃないの

「例え話なんだけど…現状維持するだけではジリ貧になることは分かってるんだけど、
 どうすればいい方向に向かうことができるのか分からない時、あなたならどうする?
 とりあえず、何でもいいから変えてみようと思うんじゃない?どうせ今のままでは何も変わらないんだし」

「まあ…そういうこともあるかもしれん」

「でしょ?でもね…上の方にいる人は頭が固くてついていけないの。でも現場はそうもしてられない、
 手をこまねいていたらどんどん良くないことになりそうだから…。
 だったら、もう現場の独断で強行に変革を進めちゃってもいいわよね」



なんだこりゃ。告白みたいな話からいつの間にか、変革だのなんだの物騒なことをベラベラと喋り始めました
「何を言おうとしてるんだぁ…?ドッキリか?」とチンプンカンプンなキョン。まったく同感です

ハルヒのキャラって一方的に言いたいことだけ長々と喋りまくるから
キョンに向かって話そうが、そのへんの壁に向かって話そうが大して変わらんよなぁ(えー
君達もっとコミュニケーションってやつを大切にする気持ちを:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


「何も変化しない観察対象に、私はもう飽き飽きしてるのね。
 
だから、あなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見る」

そう呟いて朝倉さんが取り出したのはナイフ!えぇ!?いきなり殺すだなんて無茶苦茶な!
この場でキョンの17分割でもおっぱじめようと言うんでしょうか、うーん危ない子です



「じ…冗談に聞こえないし笑えない!
 いいからその危ないのをどっかに置いてくれ!」

不意打ちの襲撃を受けてキョンのネクタイは真っ二つ!説得しようとしても朝倉さんはガン無視です
チクショウつき合ってらんねえぜ!すぐさまキョンはその場からトンズラを試みますが…

「…っ!?」

「無駄なの。今この空間は私の情報制御下にある。出ることも入ることもできない」

でろんでろんとメタフィールドのように周囲の風景が変わっていく!そうかお前はウルトラマンネクサスだったのか(えー
さらに金縛りの術を受けて身動きすら取れなくなってしまうキョン。回避率0%!確実に殺されるー!

バガアアアアアアン!!

その時、異空間の壁をブチ割って現れたのは長門!血をだくだく流しながらも朝倉さんのナイフをガッチリ受け止める!いてえー!

「邪魔する気…?この人間が殺されたら、間違いなく涼宮ハルヒは動く。
 これ以上の情報を得るにはそれしかないのよ?」

「あなたは私のバックアップのはず、独断専行は許可されていない。私に従うべき」

「嫌だと言ったら?そいつを守りながらいつまで持つかしら」

はー、さっきから長門っぽいバリアを使ってると思ったら、この2人同種の存在だったんですね。
さしずめソリッド長門リキッド長門の戦いといった感じでしょうか
蛇は一匹でいい!ビッグボスは一人で十分だ!

執拗にキョンを狙う朝倉さんの無数の刃!長門はキョンを守りながらの戦いで、終始後手に回らざるを得ません
そしてついに、バリアのタイミングを逸した長門はキョンをかばって串刺しに!あっぎゃー!
そんな長門へ向けて朝倉さんのトドメの一撃が!

ニューロ加速器作動!
バイオニックコンデンサー上がっている!
行くぞおっ!イデオンソーードッ!!
ドズウウウウウ!!

ああー!朝倉さんのイデオンソードで長門のおっぱいが跡形もなく!
いや元々ペタンコだから最初からないといえばない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…終わった。情報連結解除」

「…!?そんな!?」

「この空間プログラムを割り込ませるのに今までかかった…でも、もう終わり」

何その裏技!串刺しにされながらもこの空間を掌握していた長門。
周囲の風景がミラーワールドの時間切れみたいにシュワシュワ消え始めました。そして朝倉さんまでも…

俺が…
ゲームを面白くして
やったのに…!!

「あーあ残念…しょせん私はバックアップだったかぁ…
 膠着状態をどうにかするいいチャンスだと思ったのにな…私の負け。よかったね、延命できて。
 でも気をつけてね、統合思念体はこの通り相反する意識をいくつも持ってるの。
 いつかまた、私みたいな急進派が来るかもしれない。それまで涼宮さんとお幸せに…じゃあね」

ぱしゅううううううう

自嘲ぎみに笑いながら粒子となって消えていく朝倉さん。闘わなければ生き残れない!
そして周囲の様子も元の教室に戻ります。しかし全身穴だらけの長門は大丈夫なんでしょうか

「しっかりしろ!今救急車を…!」

「肉体の損傷は大したことない。処理能力を情報の操作と改変に使ったから、
 このインターフェースの再生は後回し…今、やってる」

なんて不死身の肉体。あれだけズタズタにされても「大したことない」とは言ってくれます
しかし驚異の再生能力を持つ長門でも一つだけ元に戻せない箇所が!

えーとめがねめがね…

「メガネの再構成を忘れた…」

「してない方が可愛いと思うぞ、俺にはメガネ属性ないし」

キョンめ…お前の目は節穴だ!(えー
まー私も萌えに関しては「可愛けりゃなんでもいい」とこだわりのないタイプですが、長門に関してはメガネの方がいいと思いますよ
メガネのない長門って七つの傷がないケンシロウみたいじゃん(えー


とにかく長門のおかげで今回の事件は解決。
しかしその翌日、キョンの下駄箱に「昼休み、部室で待ってます」とまた新たな手紙が。
ただ、今度はみくるからの手紙と記してあったので一安心。キョンはルンルン気分で部室へと向かいます

「キョン君…!久しぶり!」

でっ…でかい!!
いや何がでかいって、もちろんおっぱいもですが何より身長が!
キョンとほとんど差がなくなってます、今までキョンの肩くらいだったのに一体どうしたんでしょうか

「あ、あの…?朝比奈さんのお姉さんですか?」

「私は私。朝比奈みくる本人です、あなたの知ってる私よりもっと未来から来ました」

はあ、未来から…ってちょっと待てよ
みくるは今の時点で高校2年。とっくに女性の成長期は終わってるはずなんですが、
未来みくるは明らかに顔一個分は身長が伸びてます

 

↓比較画像

10cm・・・イヤ20cmか!?別人?しかし私を知っているッ
シークレット・・・
上げ底の靴? ・・・バカなッ

烈海王もビックリの大幅身長アップ。ジャック範馬まさに君だけの発想だ!

「あ、信用してないでしょ?証拠を見せてあげる。
 ほら、ここに星型のホクロがあるでしょ?付けボクロじゃないよ。触ってみる?」

半信半疑のキョンに胸をさらけ出すみくる。ぎゃーなんだこれは
このアニメの中では至極まともな人間だったみくるが痴女になっちまった!
キョンもみくるのおっぱいなんて見たことがないので、ただただ狼狽するばかりです

「あれ…?でもここにホクロがあるって言ったのキョン君だったじゃない、
 私自分でも気づいてなかったのに…あっ!や、やだ…この時はまだ…ああどうしよう…!
 私とんでもない勘違いを…ごめんなさい、今の忘れてください!」



な、なんだなんだ?突然みくるは真っ赤になって、自分の大胆な行動を恥ずかしがってしまいます。
「この時はまだ」とか、平然と「触ってみる?」とか、要するに
後になればキョンはみくるのおっぱい見るのも触るのも当たり前ってことですか!?
なんて幸せなやつだキョンめ!お前なんか豆腐のカドに頭ぶつけて死んじまえ!(えー

それにしても、なんで未来みくるはわざわざこの時代にやってきたんでしょうか?

「あまりこの時間に留まれないの…だから手短に言います。キョン君、白雪姫って知ってます?」

「それは知ってますけど…」

「これからあなたが何か困った状態に置かれた時、その言葉を思い出してほしいんです」

「…?詳しく教えてもらうわけには…いかないんでしょうね」

「ごめんなさい…これが私の精一杯」

白雪姫。これが勝利の鍵だ!それだけを伝えて、未来みくるは自分の時代へと帰っていくのでした
このために来たということは、「困ったこと」と言ってもよっぽど重大な事件みたいですね

そしてキョンが教室に戻ってみると、「憂鬱V」からずっと不機嫌バリバリだったハルヒはすっかり上機嫌。
「朝倉さんが突然転校した」という話に興味津々のようです。転校というのは、もちろん長門がでっち上げた話なんですが…

「職員室で聞いたんだけどね、朝イチで朝倉の父親を名乗る男から電話があって、
 『急に引っ越すことになったから』って、それもどこだと思う!?カナダよカナダ!
 そんなのあり?うさんくさすぎるわよ!連絡先すら分からないっていうのよ、
 普通引っ越し先くらい伝えるでしょ?これは何かあるに違いないわ!」

怒涛の勢いでまくしたててキョンを引きずっていくハルヒ。
とりあえず朝倉さんの暮らしていた家に行ってみるつもりのようですが…
未来みくるの言っていた「困ったこと」とは、そこで起こってしまうのか?次回につづ…

「次回涼宮ハルヒの憂鬱11話、射手座の日!」

また次回は関係ない話か!もはや何も言うまい…


(C)谷川流・いとうのいぢ/SOS団


6月6日

■リングにかけろ1日米決戦編9話 「猛虎、荒ぶる」



「やはり間違いありません!コンコルドクラブ関西支部に確認を取りました、
 志那虎の実家はグレートエンジェルスに包囲されています!」

前回飛び出したミックの人質発言。実際に確認も取れてしまい、志那虎はいよいよ手が出せなくなってしまいました
というかコンコルドクラブのボクサー達、確認取れたくらいならパパ達助けてきてやってよ!
天下の剣崎財閥のボクサーなんだから!せめて警察に通報するぐらいしてもバチは当たらないよ(えー

「催眠術だの人質だの、どいつもこいつもふざけやがってェッ!!」

「許せない…!試合には関係ない家族を巻き込むだなんて!」

無抵抗で殴られるしかない志那虎を目にして、ミックへの怒りを噛み締める日本メンバー。しかしその中で剣崎は…

「これもまた勝負って奴さ。俺達の世界は、
 奇麗事だけで闘っていける生易しいお遊戯じゃねえ。
 それで負けるなら、ここまでの事だ」

そ、そんな殺生な!あんたのボクシングはどんだけルール無用なんですか!
そうは言われても志那虎は手の出しようがありません。ひたすらミックの攻撃に耐えて耐えて耐えて…

カアアアアアアン!!

ようやく第一ラウンド終了!まさに地獄に仏!やれやれこれで少しは時間が稼げる…

ドバキャアアアアアアア!!

思いっきしブン殴りやがったー!!何すんだキサマー!

「君ィッ!ゴング後のパンチは重大な反則行為だぞ!」

明らかにゴングを聞いてから殴ったミックに、審判が怒りの表情でつめよります。俺が村田だ俺がルールブックだー!



「オイ…お前の家、家族がどうなっても知らんぞ?」

ぎえーなんてこった審判まで脅されてしまいました
まさかこう来るとは思っていなかった審判。「い、以後気をつけるように」とすごすご引き下がってしまいます
いよいよリングの上が無法地帯と化してまいりました。もう棄権するしかないとキャサリンも志那虎に声をかけます

「らしいな…だが自分の運命は自分で決める。
 間違ってもタオルなんて投げるんじゃねえぞ」

しかし逆に腹をくくった様子の志那虎。まさかミックと打ち合う覚悟を決めたのか!?

バヒュオオオオオ!!



2ラウンド開始直後、再び神技ディフェンスで主導権を握る志那虎!やはりこれから反撃に出てしまうのか!

「ホウ、家族を捨てるか!」

「見捨てたのではない…信じたのだ!


そんな志那虎の様子が京都にも伝えられ、グレートエンジェルスの面々は暴れる気満々になってしまいます。デストローイ!

「パパさん…あんたの息子はとんでもない野郎だぜ?
 あんたも妹もどうなってもいいらしい!」

「違うな。一城は信じたのだ

静かに答えると構えを取る志那虎パパ。まさに以心伝心!さあかかって来いこわっぱどもが!

「こ、この老いぼれがァーーーーッ!!」

反撃を開始した志那虎パパにメンバー逆上!このクソジジイ、バイクでひき肉ケテーイだ!ブルンブルーン!



バイクの後ろになんかキター!!俺の後ろに立つんじゃねえー!

「さっきは不意を突かれたが…我らも未熟とはいえ志那虎陰流を極めんとする者!」

「な、なんだと!?あれほど痛めつけたのに…!」

道場の門下生たちも次々立ち上がって戦闘復帰!
今までのうっぷんを晴らすように、荒くれ男たちを蹴り飛ばし腕を極め投げ捨てる!

なんだなんでぇ
てめえらじゃ弱すぎて話になんねぇぞーーっ!!

バイクを乗っ取りボンボン版テリーのようにザコ共を追いまわす!時を止めた者が前に歩を進める者に勝てるわけがない!
ついには妹にまで投げ飛ばされ、パパのポン刀でバイクをなます斬りにされてしまう手下たち。うわーん助けてボスー!

「なァにを手こずっている!」

ズシィィィンズシィィィン

メンバー達のピンチに、地響きを立てて現れたのはバカげた巨体のサブリーダー!
とは言ってもモンスター・ジェイルよりふたまわりほど小さいですが(えー

「言っておくが…俺はジジイだろうが女だろうが手かげんせんぞ!」

「日本でお主のような輩をなんと呼ぶか知っているかな?身の程知らずだ」

サブリーダー相手にもまるで臆する様子のない志那虎パパ。
元祖神技ディフェンスで空高く飛び上がり、落下の勢いそのままに刀を振り下ろす!

動輪剣・縦一文字斬りィィィィィィィィ!!

ずばっしゃー!!

「峰打ちだ。もっとも、骨の4・5本は折れているだろうがな」

カルボーンのように骨をばっきんばっきんへし折られてサブリーダー撃沈!
結局グレートエンジェルスとの闘いは志那虎家の圧勝で閉幕!うーむ志那虎陰流恐るべし


「し…失敗しただとォッ!?」

「言ったはずだぜ…信じたと!」

リング上で激しく動揺するミック、そこへ志那虎が勝負を決めに出る!食らってくたばれローリングサンダー!

バシュバシュバシュバキャアアアア!!



宣言どおりグラサンを粉々に砕かれてミックKO!やはり人質さえいなければ実力差は歴然!

「そいつが噂のローリングサンダーってやつかい…?
 確か0コンマ何秒かの間に3発のパンチを打ち込むって話だったが…
 さっきのは俺の見間違いか?」

「…まだ道の途中だ」

「アインス、ツヴァイ、ドライ、そしてフィーア…!4種のパンチ…
 ローリングサンダーはまだ進化し続けている…!?」

ドイツJr.のヘルガも志那虎の実力に唖然。瞬間5発のスペシャルローリングサンダーまでもう一歩というところでしょうか

「さて、少し鍛え直すとするか」

パ…パパー!たった今骨を4・5本へし折った相手を正座させて説教です。包帯くらい巻いてあげても!

「せっかく日本まで来たのだから、お主たちに志那虎陰流の極意を体験してもらおう」

「パ…パパさん、それなんスか!?」

すっかり萎縮してしまっているサブリーダー。
仮にもアメリカを荒らしまわった暴走集団が、こうまで恐れるものとは一体…

キチガイ扇風機キター!!
幼い志那虎のスパルタ特訓に使った刀扇風機!まだこんなもん持ってたんかい!
この扇風機で志那虎が右腕を壊して、「わしは取り返しのつかないことをしてしまった…」みたいに前シリーズで言ってたんですが
そんなのすっかり忘れてますパパ。父さん…酸素欠乏症にかかって…

「なあに難しいことはない。さあやってみなさい、まずはお主から」

そう言うと、骨を4・5本へし折ったサブリーダーを指差すパパ。できるわけねえー!

「うう…い、いやあの…ボクはそういう危ないのは、ちょっとダメなんです…」

「じ、自分もママから刃物の扱いには気をつけろと言われてます…」

「ふむ?見かけによらず遠慮深いのう」

なんてこと!グレートエンジェルスの猛者たちがパパの前ではまるで幼稚園児です。
パパこそまさに生まれつき悪の化身・ナチュラルボーンマッドネスにふさわしいってことか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



(石松、河井、志那虎…大したもんだぜお前らは。
 素人とは言え相手はアメリカ中からシャフトが選んだ奴ら…
 これで俺たちは、世界と闘えるパスポートを手に入れたことになる)

第4試合までの空き時間、トイレへと向かう剣崎。なんだかんだで仲間を認めてるあたりなかなかのツンデレです
しかし、そんな剣崎の前にガラの悪そうな男たちが出現!どこかのチンピラの妨害工作のようですが…

「フン…スーパースターはおちおちトイレにも行けねえってか?」

なんという間抜けな連中。この世界のボクサーに勝とうと思ったら戦車でも持ってこないと無理ぽ
ましてや相手は日本の帝王・剣崎!当然のごとくチンピラ達はボコボコにされてしまいました

「クールだぜ…ジュン・ケンザキ…」

そんな剣崎の姿を遠巻きに眺める一人の男。イタリアJr.王者ドン・ジュリアーノ!
中学生なのに子持ちでマフィアのボスの男がこんな所で何をやってるんでしょうか

ジャーゴボゴボゴボ

「おっかしいなー、剣崎のやつションベンとか言ってたくせにいねーじゃんか」

その時、クールに決めたジュリアーノの雰囲気をブチ壊しにしてトイレから出てくる石松。
場違いなモンキーの登場にジュリアーノは気分を害してしまったようです

「失せろ」

「なんだとぉ?」

「聞こえなかったのか?お前などに用はない、消えろ」

「てめえ…いきなり出てきて消えろとはなんだ!このキザヤローが!」

「…キザだと…?取り消せ…クールとキザは違うッ!!」

まさに一触即発!バチバチと視線がぶつかり火花が飛び散る!
ああそれにしてもなんて小さいことでケンカしてんでしょうかコイツ等
こんなんでいがみ合ってたら身が持たないよ!

「石松大変です!私のデータファイル知りませんか?」

「し、知らねえよそんなもん…俺は今このキザヤローと…!」

「ファイルの方が大事です、ハリアップ!」

そこへ突然やって来て石松をひきずっていくキャサリン!まさか空気を読んでケンカの仲裁に?
と、思いきや河井や志那虎にも探させて見つかったのが尻の下だったあたり、
単なる天然ボケだったみたい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


そしていよいよ日米決戦第4試合、今までもったいぶったアメリカの秘密兵器が会場に姿を現す!



なんかアナザーディメンションな雰囲気漂うこの男。どれほどの実力を秘めているのか?次回へ続く!


うーん今回脚本はサイコーだったんですけど、作画がどうにもやばかった…
サブリーダーがパパに峰打ちされる瞬間とか、一瞬わけわからん画像が紛れ込んでるし
うう、なんなんだこのミスは…どうにか持ちこたえてもらいたいところです

(C)車田正美/集英社・東映アニメーション・マーベラスエンターテイメント


6月4日

■プリンセス・プリンセス9話 「学園祭開始!」



合唱コンクールが終わり、亨たちの次なる試練は学園祭。
今度は劇をやるそうで、寝る前に台本とにらめっこの毎日です。しかしこのアニメ的に考えて
王女様(もち男!)を起こすための王子様(もち男!)のキスとか、そんな劇しか浮かんでこないぞ!(えー
果たして実際にはどうなるやら…うーん、いい意味で予想を裏切ってください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


学園祭は一日目・二日目の二部構成になっており、一日目は学園関係者だけのオリエンテーリング。
そして早くもその日がやってきてしまいました。

そのオリエンテーリングの内容とは、一言で言うとスタンプ集め。
姫3人からキスマーク、生徒会3人からハンコ、そして特別ゲスト1人からハンコをもらえばゲーム終了。
その賞金額はなんと10万円!学校でやるイベントとは思えない高額!そして特別ゲストに選ばれた人間とは…

坂本様だーーーー!!!
な、なんなんだこの人!常に周りに羽が浮かんでるよ!
ワケわかんねえ!並んで見るとあの会長ですら凡人に見えるとは…

この間のブラコンっぷりを見て「噂ほどじゃないよ。まあ美形は美形だけど」「実物を見たらガッカリって感じかな」
と坂本様をあなどっていた亨たちですが、改めてその恐ろしさを再認識した模様です


「ハンコをもらうためには、生徒会メンバーとの勝負にそれぞれ勝たなければなりませんし
 姫たちには移動と反撃が許されています」

げえ移動はともかく反撃って。こいつはなかなかデンジャラスなイベントになりそうです
そしていよいよゲーム開始10分前!亨たちは講堂を出てそれぞれ移動しようとしますが…

「ひょっとして…裕ちゃん!?」

「か…母さん!?」

「裕…お前、なんなんだその格好…」

 

ぎゃあーまたも自分の家族に女装姿を目撃ドキュン!
二日目と日にちを間違えてやってきてしまった四方谷一家。
でも女装した息子を見ても終始和やかなムードです。パパさんママさんいい人そうじゃない

「いつもお世話になってます、ほら慎ちゃんもご挨拶しなさい」

「……」

「慎ちゃん?どうしたの、もう…」

「慎之介は人見知りだから…」

あれれ…しかし弟きゅんは、し放題さんの視線から逃げるように顔をそむけてしまいます
これがし放題さんの言っていた「自分と家族との微妙な距離感」というやつなんでしょうか?

ピイイイイイイイ!!

その時、オリエンテーリングの開始を告げる笛の音が!生徒たちに見つからないよう、すぐ移動しなければなりません

「…それじゃ母さん、また後で!先生も、後でね!」

(え…)

自分の父親をいまだに『先生』と呼ぶし放題さん。
そのことに気づいた亨は、結局あのナンパの日からし放題さん達の関係がうまく行っていないことを悟ります

押し寄せる生徒たちから逃げるためにとりあえず移動する亨、そのころ各地での様子は…

「ハンコかい?いいよ」

「おああああーーっ!!恐れ多くて近づけない!」

なんだこれは!坂本様の放つ神々しさに押し戻されて、生徒が部屋からどんどん吹っ飛ばされる!
住む世界が違うとはこのことか。坂本様マジ神の領域。なんか後光とか差してるし



一方、生徒会役員3人の部屋。こちらは勝負に勝った人だけがハンコを貰えるということでしたが…
役員その1、腕相撲勝負!しかし強すぎて誰も勝てません
役員その2、コインシャッフル勝負!しかし上手すぎて誰も勝てません
役員その3、暗算勝負!しかし頭良すぎて誰も勝てません

勝てっこねーよこんなの!と生徒達が嘆いていると、そこに朗報が。

「お布施を払えば勝負抜きでスタンプが貰えるよ、お布施は100円」



賞金10万がもらえれば100円なんて!とガンガンお布施をブチ込む生徒たち。
それにしてもえらい勢いです、賞金出なかったら生徒会大儲けだなコレ

「いやあ〜坂本様に参加してもらって正解だったよ、おかげで成功した生徒はゼロ。
 賞金もお布施も生徒会のもの、万事ぬかりなしってことかな〜
 はははは、はっはっはっは、あーっはっはっはっはっは!」

ぐわー!会長め最初からそのつもりだったのかよ!
それにしてもなんて嬉しそうな笑い方をするんでしょうかこの人は。いい味出しすぎだぜ会長


そして、し放題さんと別れてから学校の敷地内を見て回っていた四方谷一家。
にしてもパパさんメッチャ寂しそうです。先ほど「父さん」と呼んでくれなかったのが相当ショックだったみたい

「アーッ忙しい!明日は本番だって言うのに
 衣装合わせができないなんてまったくモォーッ!!」

そこへ奇声を上げながら通りかかったのは、言うまでもなく名田庄先輩!
そんな様子に興味を持ったのか、親の目が離れたスキに弟きゅんが先輩についていってしまいます。ああよりによって!
これでは弟きゅんがめくるめく変態の世界に!!
名田庄先輩といえばこの世で最も予測不可能な男ですから、この先何が起こるか分かったもんじゃありません(えー



そんな中、生徒から逃げる途中でバッタリし放題さんと出くわした亨。家族とのことについてひたすら問い詰めます

「お前…あれからお母さん達と話をしてなかったのか?
 家族といると疎外感を感じる…でもそれを作ってきたのは自分の方なんだって、
 だから家族と話し合ってみるって、そう言ったじゃないか」

「………慎之介、俺のこと避けてた。無駄だよ、もういいだろ?」

「勝手に決めるな!話せばいいだろ、お前…弟のこと嫌いなのかよ!」

「そんなこと!」

「だったら話せよ!お前の気持ち全部ぶつけてみろよ!」

亨の説得で気持ちが揺れるし放題さん。その時、慎之介を探してバタバタと両親が2人の前に。
弟がいなくなったと聞いてし放題さんも顔色が変わります。自分も探すのを手伝おうとしますが…

ドドドドドドドド!!

「お前らなにサボってんだアアアアア!!」

見るも恐ろしい人のビッグウェーブ!実琴は亨とし放題さんの分まで生徒に追いかけ回されていました

「ここは俺達に任せて慎之介くんを探しに行け!!」

どぉー!なにこのバトルものの最終ダンジョンな展開!ここは俺が食い止める、お前は先に行けー!
というわけで、特別ルールと称してし放題さんの分もスタンプカードにちゅっちゅする亨たちでしたが…

竜崎理事なにやってんすかーー!!(泣)
生徒たちの列の中で、亨のちゅーを待ち遠しそうに並ぶ理事!ああああああ理事いいいいいいい
唯一まともだった人が!この番組最後の砦が!こんなに早く染まってしまうとは…うっうっうっ


「はっ…はっ…慎之介…」

弟を探して校舎中を駆け回るし放題さん。いくら走っても見つからず、焦りだけが大きくなっていきます
とうとうたまらなくなってその場で大声を…

「慎之介ェェェーーーーッ!!」

「……?」

その声を聞き、ふら…とその場に現れた慎之介。よかった変態色に染まってなくて!(えー
大声にビックリしたのか突然泣きじゃくってしまいますが、お兄ちゃんが駆け寄ってくるとその顔には満面の笑みが…

やべえ弟きゅん可愛すぎて死ぬ  死ぬか俺!?死ぬのか!?(えー
やはりさっき顔を合わせなかったのは、し放題さんが嫌いなのではなくて恥ずかしかったんでしょうか
初めて笑顔を見せてくれた慎之介と、し放題さんもまた笑顔でスキンシップを楽しむのでした


「今日は迷惑かけてすまなかったな…じゃ、また。元気で…」

「うん…あ、あのさ。次の休みには帰るから、父さん」

「!!!裕ゥウウウウ!!あうううあああああー!!」

「おうち帰るのやぁぁー!兄ちゃんと一緒!兄ちゃんと遊ぶ!」

別れの時間になると、あっちもこっちも涙で大洪水です。し放題さん愛されてんなー

「大丈夫、またすぐ会えるよ」

「ほんとにほんと?慎ちゃんねぇ、いつも兄ちゃんと一緒にいたいの!
 だから兄ちゃんと結婚する!!」

ぐぉー!!!前々回にも同じセリフを聞いたぞオイ!また義理の兄弟で結婚かよ!
まあさすがに今回は子供が相手なので、亨とちゅーしてごまかすことはなかったですが(えー
ともかく四方谷一家のわだかまりはこれで氷解したようです。大団円で次回へ続く


(C)つだみきよ・新書館/姫後援会


6月3日

■いぬかみっ!9話 「煩悩とせくはたっ!」

 

天気のいいある日のこと、10人総出でジャブジャブと洗濯をする薫の犬神たち。家事はなでしこに任せっきりってことでもないみたい
しかし洗濯機はないんでしょうかこの家は。10人+薫の分を毎日手洗いって相当きつそうです
まあでも知的なごきょうやが「うんせ、うんせ」って感じで手洗いしてるのって、やべえなんかやけにときめく光景だ!(えー

「みんな元気ィィィ!?ぼーくは元気イイイイ!!」

そこに現れて犬神たちを追いかけ回すスケベ男!留守の薫に代わって、犬神たちの世話にやってきた啓太です
最近この付近に覗き魔が出没しており、女性の犬神だけ残しておくのは心配だったということですが…

「絶対ダメです!」

「覗きの予防にならないよ!」

「お風呂に入れないです…」

「着替えもできない!どうしようどうしよう」

むしろ啓太を家に入れておく方が危険だと騒ぎ出す犬神たち。や、やべえ反論できない
ともはねとなでしこ以外の犬神は、啓太のことを「バカでエロい変質者」ぐらいにしか思ってません
仕方ないのでともはね達が啓太を泊める部屋に案内していくと…

ドンッ

「きゃ!?ご、ごめんなさい」

「い、いやこっちこそ…。え、男の子の漫画…?」

「だ、ダメぇぇーーー!!」

エ、エヴァンジェリンの新作じゃなーーい!!
いぐさの手から落っこちたのは男同士の秘密の花園!
なんてこった、西魔女に続いて(5/6参照)またも自作のやおい本をブチまけるという展開が。
今期のアニメはそんなにやおいが好きかー!

「せくはたーーっ!!」

いぐさの悲鳴にドタドタと駆けつける犬神たち!その先頭にはようこ、そして全員が頭に「せくはた」と書かれたハチマキを…
せくはた…。セクハラとは意味が何か違うんでしょうか?

「あ、あの、今のは…私がいけないのです」

「むむ…悔しいけどセーフ。啓太、せくはたしたら即退場と決まったから!」

「せくはた…?ああ、セクハラのことね」

「そ、そうとも言います」



えー単に横文字に慣れてなかっただけか!ごきょうや辺りは気づかなかったんかい

「直接的な行動がなくても!」

「Hな目で見たり、Hな言葉を投げかけても!」

「どんな些細なことでも、そう感じたらせくはた決定だからね!」

「えー?サッカーのアウェイよりひでえよ…」

さっさと啓太を連れて帰りたいようこ、さっさと啓太を追い出したい犬神たち。
啓太はギョロギョロと厳しい監視の中での生活となってしまいました

さらに、セクハラを誘発させるための罠が次々と啓太を襲う!

トラップカード「ドアの向こうで水着自慢」発動!このカードは、
「大量のブラとパンツ」、「風呂場で大声の猥談」のトラップカード2枚を
デッキから手札に加えることができる!

啓太に仕掛けられるエロイ罠!しかし啓太はすべての罠を華麗にスルー!
簡単に脱落するかと思いきや、罠に対してまったく反応を示さない啓太。意外な展開にようこも驚きを隠せません

「全然せくはたしないねぇー」

「やはり考えすぎではないか?」

「そんな悪い人には見えませんよ」

啓太への懐疑心がだんだんと消えていく犬神たち。せくはたハチマキを外す犬神も次々に出てきました

「そうです!啓太様にだって、理性ぐらいあるんですよ!」

ゲー!なでしこが一番酷いこと言ってるよ!
なんか「下等生物にだって理性ぐらいあるんですよ!」とか言ってるように聞こえるぞ(´・ω・`)啓太哀れ…

「違うよ!本当の彼を見ていないからだよ!」

そんな中で断固としてハチマキを取ろうとしないたゆね。
そういえば温泉とかスーパーとか、他の犬神より啓太と何度も会ってるんでしたねこの人

たゆねの勢いに後押しされたのか、ようこも一段階上の罠を仕掛けることを提案します
そう、今までの手ぬるいものと違って直接的な色仕掛け!すなわち水着!

というわけで全員水着に着替えてプールに集合。というか巨大プールまであったのねこの家。なんて豪邸だ
しかしそんな金持ちなら、まず先に洗濯機を買えと言いたい気もしないでもない(えー

そして案の定、罠にかかって姿を現した一人の男!しかしそれは啓太ではなかった!

環境利用闘法師範――

ガイア 見参!!

背景に擬態して姿を消していた中年男!あんた一体何者だ!

「あ…あんた覗きのドクトル!?」

何やら有名な覗き魔のようです。その正体は、啓太がこの家へガードに来た原因の覗き事件の真犯人!
お前には留置所がお似合いだー!と襲いかかるようこ達でしたが
ドッコイさすがは大物犯罪者。そう簡単には捕まらず、いぐさの部屋へと逃げ込んでしまいます

「キャアアアアアア!!来ないでぇぇぇぇっ!!」

いぐさの悲鳴に啓太とようこ達が駆けつける!もう逃がさんぞキサマー!
しかし追いつめられたドクトルの口から出たのは、意外な言葉だった!

「おお、同志よ!我々は、あなた様を尊敬の気持ちを込めて
 ラオウと呼んでおります」

YOUはSHOCK!留置所仲間の啓太を同志と呼ぶドクトル。裸の王様と書いてラオウとはとんだ世紀末覇王です

そしてドクトルの合図で現れるガチ変態ども!なんだコイツ等ー!

「こいつはT社の製品番号B−2987H!吸水性のいい綿素材が特徴…」

「いやあああああ!私の下着!?」

「こんな格好ですみません!なんなりと叱ってください!ののしってください!」

下着マニアのマッチョと縛られマニアの係長。うおええええ
いくら変態をウリにしてるアニメとはいえこの係長はもう放送禁止だ!

「このキチガイどもダメぽ」な表情の一同でしたが、なんか一人だけ平気そうなともはね。
温泉の回もそうでしたが、なんでそんなに変態に耐性があるんだ!うーむ子供とは恐ろしい存在だ

というか、なんか変態が出てきてから急に作画が良くなったと思うのは私の気のせいでしょうか



力の入れどころが間違ってるよこのアニメ!
さっきプールに集合したシーンの崩れっぷりなんか、恐ろしくてキャプできなかったくらいなのに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「3人揃っていいかげんにしろーーーーっ!!」

グワァラゴワガキィィィン

ようこはとうとう変態どもに痺れを切らし、3人をフライパン打法で彼方の留置所へ吹っ飛ばす!
しかし、そのせいでいぐさの部屋に大穴が。
外からヒュウヒュウと風が吹き込んできて…ってあーやおい本が落ちちゃうYO!

「あ…っ!」

「大事なんだろ?」

すんでのところで啓太がやおい本を救出!やおいと言えば腐女子の宝。それを守ってくれた啓太に、いぐさも見る目が変わります
その後も犬神たちに美味い手作り焼きそばをふるまう啓太。意外と啓太ってなんでも出来る人なのね

もはや犬神たちの間で啓太の評判はうなぎ登り。せくはたハチマキをつけているのはようこ一人になってしまいました

「啓太は猫をかぶってるんだって!
 チョコレートがカカオの実からできてるように、啓太はHからできてるんだから!」

「ようこさん…少し言い過ぎではありませんか?
 人に仕える犬神として、ご主人様に対してそこまで…」

なんとか説得しようとするようこですが、それについて来る犬神は一人もいませんでした。まさに孤立無援
とうとう「なんか疲れちゃった…」と薫の館を後にすることに…

「うぇへへははははははは!辛かったーーっ!
 みんなのナイスバディを拝んで癒されるぞーーっ!!」

去っていくようこを目にすると、啓太は狂ったように脱ぎだして風呂場へと爆走!
性欲は爆発だ!我慢してた分一気に取り返すぜー!と人影の見えた湯船へダイブ!しかし…



質量のある分身だというのか!?
湯船に浸かっていたのは、犬神ではなくダミーの洗面器!ということは…

「さてと…懺悔してもらいますか」

後ろから聞き覚えのある声が!ようこさん帰ってなかったんですか!
さらに啓太の奇行は他の犬神達にも全て見られてました。もうダメぽ
スチャスチャとお仕置き用のフライパンを構える犬神たち。もはや弁解の余地はありません。目玉焼きになりやがれー!



ガスガスドカバキバスドスガス

全員にボコボコにされて夜空の星になる啓太。
うーむ、ごきょうやとせんだんを見ていると俺も殴られたいという気分になってくるのはなぜだろう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
さっきの変態係長の気持ちがちょっと分かった気がする(えー

そして追い出されるようにアパートへと帰る啓太。しかし…

「また来ないかなぁ」

「また焼きそば食べたいです」

「麺の焼き方が…絶妙」

少なくとも、犬神たちが持っていた嫌悪感は大分なくなったようです。
今後はどの犬神が本編にからんできても違和感なさそう。次回へ続く


そして次回予告
「桜は日本人が最も親しみを持っている花である。奈良時代から彩色されてきたこの桜、当時は田畑の神が来臨する花として
 深耕占いのために植えられることが多かった。桜を愛でるということは、五穀豊穣を願うと同時に
 愛しき人に思いをはせる美しい行為なのである。次回いぬかみっ!桜の思い出っ!ああ、甦る青春のあの日…」

な…なにィ!?予告に裸とか変態とかいう言葉が出てこなかったのって初めてじゃないか!?
どうしたんでしょうかスタッフ。悪いもんでも食ったんでしょうか。なんか心配です(えー


(C)有沢まみず・メディアワークス/犬神使い派遣協会




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