2月27日

俺に足りない物、それは情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ!
そして何よりもー!
速さが足りない!
「やっと時間できたしぷよやりたい放題だ!」とか対戦しまくってたらいつの間にか4日経ってました。アーッハッハッハッハッハ
すいませんごめんなさいorz


■武装錬金16話 「新たなる力」

(C)荒木飛呂彦/集英社

「ブラボー!おお…ブラボー!」

やあブラボー、相変わらずいい動きをしているね
前回に続いて海水浴を楽しむカズキ達。ブラボーのポルナレフ飛びもしっかり再現されてます
水遊び、サーフィン、釣り、ナンパ…思い思いの方法で海を満喫する一同。
しかし鼻の下伸びまくりの岡倉は、女の子達に変なクリーチャー扱いされてしまいナンパ全滅。一転して気分は地の底です

「う、海なんて大っ嫌いだあ…」

「ブラボー!くじけるな、頑張り続ければいつかきっと報われることだってある。
 どれ、ひとつ手本を見せてやろう…ガールズ!」

「?」

「悩殺!ブラボキッス

ズキュウウウウウウン!!

「な…なに…?」

「今一瞬…」

「変な快感が…」

ほとばしるブラボーの色気!投げキッスひとつで女性陣はあっさり陥落!
というかときめきを通り越して快感なのかよ!投げキッスなんかにくやしい…でも…(ビクンビクン)
ブラボーの妙な特技にあぜんとする斗貴子さん。この人はキッスの直撃を受けずに済んだんでしょうか

「斗貴子さん!」

「ん…?」

「悩殺!カズキキッス

ときこさんには こうかがなかった!

「今度やったらブチ撒けるぞ…!」

「ふぁい…」

ブラボキッスを真似るカズキでしたが、「ブラボーにしか使えないブラボー技」のせいで
逆に手ひどく叩きのめされてしまうのでした。合掌






「カズキ、俺の留守の間変わったことはなかったか?」

「うーん…そうだなあ、LXEの残党も現れなかったし、蝶野はあれ以来姿を見せてないし…
 何もなかった。平和が一番!」

日が暮れて旅館へと向かう途中、こっそり敵との戦いについて話し合うカズキとブラボー。
しかしホムンクルスは何も新しい動きを見せておらず、当面の問題はヴィクターだけということになりそうです

「そうだブラボー、また前みたいにトレーニングつけてくれないかな。
 今のままじゃヴィクターにはとてもかなわないし…まだまだ力が足りない。
 俺はもっと強い錬金の戦士になりたい!」

「…カズキ。今夜12時、西の岩場に集合だ」

うれしいこと言ってくれるじゃないの、それじゃあとことん鍛え上げてやるからな、と今夜遅くにカズキを呼び出すブラボー。
こんな観光地でも関係なくトレーニングを始めるつもりなんでしょうか

そして旅館と言えば風呂タイム。しかし銭湯の時もそうですが、なんでこう男湯は無駄にきわどいんだあああ
そんなギリギリ映さなくても!もっと余裕を持ってください余裕を!

その後ブラボーとの約束の時間になり、こっそりと部屋を抜け出していくカズキと斗貴子さん。
というか髪下ろし版さーちゃんはサイコーに可愛いですな
普段の二つ結びより遥かにこっちの方がいいよ!なぜに寝る時だけ!ちくしょう誰がこんなことを






「おーいブラボー!あれ、斗貴子さんは?」

ブラボーの元を訪れたカズキでしたが、てっきり先に来ていると思った斗貴子さんの姿がありません
その時斗貴子さんは、前回浜辺で会った少年に呼び出されていました

「待たせたな…中村剛太」

「嬉しいなあ、覚えていてくれて」

「武装錬金ッ!言え、なぜお前がここにいる!」

「いきなりバルスカとは…スパルタンっぷりは相変わらずですね。けどそういう所が斗貴子先輩のいい所。
 訓練所では世話になりました!中村剛太、この夏より晴れて先輩と同じ錬金の戦士になれました!」

え…?(゜д゜;)何かと思えば単なる後輩かよ!
前回のあの親のカタキでも見つけたような驚きようはなんだったんだ!
しかも自分を慕ってくれてる後輩相手に、いきなり刃物つきつけて「お前ここに何しに来た!」って斗貴子さん酷すぎ。
斗貴子さんに会いたくてブラボーについて来ただけかもしれないじゃないか…



「ヴィクターのこと…黒い核鉄のことを調べ上げるのに一ヶ月。
 そしてカズキ、お前のことを調べるのにさらに一ヶ月かかった」

トレーニングを始める気かと思いきや、ブラボーは錬金戦団に戻った時の調査結果をカズキに話し始めます
黒い核鉄は、あらゆる不可能を可能にする『賢者の石』を開発する途中で生まれた試作品。
かつて錬金の戦士として戦い、瀕死になったヴィクターを救うため
黒い核鉄を移植した結果あんなバケモノになってしまったそうですが…

「病院での精密検査…各種サンプルの分析…さらにヴィクターの時の経過記録。
 それらを照らし合わせて調査した結果、お前の体と黒い核鉄はすでにリンクして、
 切り離すことはできなくなってしまっている…
 つまりお前はもう、元の人間には戻れない…」

「な…何言ってんだよブラボー、俺はこの通り…ちゃんと人間に戻ってるだろ?」

「ヴィクター化には段階があり…今のお前はまだ第一段階で、状態が固定していないだけ。
 計算が正しければ後6週間前後…夏休みが終わる頃にはお前はヴィクターと同じ、
 いるだけで死を撒き散らすモンスターとなる。そうなる前に始末をつける…それが俺の新たなる任務」

「ブ…ブラボー…?」

「一度ホムンクルスに殺され、戦士斗貴子によって蘇った、かの命はあってはならない。
 もう一度殺して元に戻すべき…”武藤カズキを再殺せよ”」

淡々とブラボーの口から語られる残酷な事実。ブラボーがここへやって来たのはカズキを殺すため、
そして剛太が斗貴子さんを呼び出したのは、その邪魔をさせないためだったのです
心から信頼していたブラボーが敵に…カズキはあまりに過酷な現実を受け入れられず
「嘘だろブラボー…嘘だと言ってくれよ…」と力なくつぶやくことしかできません

「善でも悪でも…最後まで貫き通せた信念に、偽りなどは何ひとつない」

「俺を…戦士にスカウトした時の言葉…?」

「俺の信念はひとつでも多くの命を守ること…そのためなら、俺は悪にでもなる」

出会った時から何ひとつ変わらない強固な信念。目の前にいる男は紛れもなくキャプテンブラボー。
そのことをついに受け止めたカズキは、自分も固い信念を示してブラボーに応えるのでした



「分かった…でも今じゃない!今はまだ諦めない!
 俺はブラボーの今の言葉に勇気づけられて、ブラボーと同じ信念で戦士になった!
 俺の人としての最期があと6週間なら…!その最後まで貫き通すッ!
 斗貴子さんがくれたこの命で、最期まであがく!だから…!
 俺は戦う!武装錬金ッ!!」

命が尽きるまで諦めはしない!カズキはサンライトハートを手に取りブラボーに挑みかかる!
数々の強敵との戦いを経て、ブラボーともまともに渡り合えるほど成長したカズキ。
しかし、互いの攻撃が交錯する中サンライトハートに異変が!

バチバチバチバチィ!

「な…!?サンライトハートの様子がおかしい…ヴィクターとの戦いのダメージがまだ残ってるのか…!?」

「お前自身がすでに変わったんだ、それに沿うよう武装錬金も変わる」

(カズキはまだまだ強くなる…だからこそ、これ以上強くなる前に倒さねば…)

「サンライトハートが…フォルムを変える!?」



カズキが変われば武装錬金も変わる…バトルホッパーがアクロバッターに進化したのと同じ理屈ですね(えー
そしてサンライトハートは新たな形状へと進化する!

「これが俺の…新しいランス…?」

今までの大型ランスよりも小型化・軽量化がなされ、はるかに扱いやすくなった新サンライトハート。
しかしその分リーチや破壊力はダウンしてしまい、防御力に優れたブラボー相手に
痛い欠点を抱えることになってしまいました

「くっ…!」

(リーチが短く攻撃が当てられない…
 
当たったとしても、一撃必殺の威力がないとなるとランスとしては失敗作だ)

「届け…!届けええええっ!!」

バシュウウウウッ!!

「なにィッ!?」

伸びろ如意棒ー!!なんと今度のランスには伸縮自在の特殊能力が!
槍の先端がエネルギー体と化し、かめはめ波みたいな勢いでブラボーへ伸びていく!

「両断ブラボチョップ!!」

ズドバアアアアアアア!!

迎撃のチョップで海を叩き割り、その中を悠然と歩くブラボー。
なんだこの化け物はー!!パワーアップしたカズキには悪いんですが、この男が負ける場面が想像できませんよ!

(強い…分かってはいたけど…!)

「戦士長なる者は、お前が考えているより遥かに高い領域にある。
 もう一度仲間や妹の…戦士斗貴子の笑顔を見たいと思うなら、
 全力でかかって来い!」

「…分かった…!」

ブラボーに勝つにはもうこれしかない!カズキは再び忌まわしい力を身にまとい、ヴィクターの体へと姿を変える!

「行くぞブラボォォーッ!!」

(これが黒い核鉄の力…!だが最も倒さねばならない男は、
 これ以上に強力なはず…このカズキの力に打ち勝てないようなら、
 ヴィクターは倒せない!)

ドッガアアアアア!!

黒カズキ渾身の一撃が炸裂!鉄壁を誇るシルバースキンですらも、ついにその威力に耐えかね弾け飛ぶ!

「弾ぜた!これで…!」

「これでどうするつもりだ?シルバースキン・アナザータイプ!」

こんなこともあろうかと重ね着しておいたのだ!
あらかじめダブル武装錬金を発動していたブラボー。
サンライトハートも一度に2つのシルバースキンはさすがに突破できませんでした
そして攻守が入れ替わりブラボーが反撃に転じる!

「シルバースキン・リバース!」

ギシギシギシギシ

「ぐうっ…!?ぐぐ…!拳が動かない…!」

「シルバースキンは、外部からの攻撃をすべてシャットアウトする
 無敵のメタルジャケット(防護服)…だが裏返しにすれば、
 外部への攻撃をすべてシャットアウトする、
 無敵のストレイトジャケット(拘束服)となる。
 どうやらエネルギードレインも外部への攻撃とみなされたようだな…
 諦めろカズキ。今なら人として葬ることができる」



裏返しにしたシルバースキンに拘束され、カズキの武装錬金・肉弾攻撃・エネルギードレインはすべて封殺!
というかドレイン防げるんならこれずっと着せといてやれよ!
何も殺さなくても…アナザータイプあるんだから、片方くらいカズキの命のために使ってやったって!

「まだだ…!あの笑顔を…諦めてたまるかァッ!!」

武藤カズキ再起動しました!
拘束具を引きちぎっています!

驚異的な執念で強引にシルバースキンを引きはがすカズキ!
しかし無情にも、ブラボーはアナザータイプで二重にカズキを拘束し、最後の抵抗すら許しませんでした

「お別れだ…武藤カズキ」

「ブラ…ボー…」

臓物(ハラワタ)を
ブチ撒けろォッ!!

ブラボーの壮絶パンチで吹き飛ぶはらわた!というかヴィクターですら貫けなかったカズキの腹筋を、
一発で吹き飛ばすブラボーはやっぱりヴィクターより身体能力高いのか(えー

海に散ったカズキに慟哭する斗貴子さんで次回に続く。そろそろ恋する乙女っぽくなってきましたね

(C)和月伸宏/集英社・武装錬金製作委員会


2月23日

■反逆のルルーシュ13話 「シャーリーと銃口」

「彼の眠りの安らかならんことを…」

多くの人に惜しまれながら、シャーリーの父親はこの世を去って行きました
葬儀の席で悲しみに暮れるシャーリーと母親…フルーチェさんは2人を直視することもできず、
いたたまれない気持ちでうつむいていました

「ゼロのやり方は卑怯だ…!自分で仕掛けるのでもなく、ただ人の尻馬に乗って
 事態をかき回しては審判者を気取って勝ち誇る…!あれじゃあ何も変えられない!
 間違ったやり方で得た結果なんて意味はないのに!」

「…」

「まったくゼロって奴はとことんクズだな!」と気づかぬうちに親友に激しく追い打ちをかけるスザク。
精神的に打ちのめされたフルーチェさんは、抱え切れない罪悪感に押し潰されてしまいます
葬儀が終わり、自室に戻ってもぼんやりとうつむいたままのフルーチェさん。
電話がかかって来ても、それを取る気力すら湧かない状態です

「悔いているのか?友人の父親を巻き込んだことを。お前は桐原に言ったな、ぬるいと。
 自分は修羅の道を行くと」

「黙れ…」

「だがぬるいのはお前の方だ。ゲームのつもりででもいたか?今までもお前は多くの人間を殺してきた。
 その手で、あるいはお前の言葉で」

「黙れ…!」

「今さらなに気にしちゃってんの?」とCCはそんなフルーチェさんが気に入らない様子。
遠慮なくガスガスと痛いところを突きまくり、フルーチェさんに止められようがますます辛辣な言葉をぶち撒けます

「そいつらにも家族はいた、恋人も友人も。まさか理解してなかったとでも言うつもりか?
 お前の覚悟はその程度の…」

「黙れェッ!覚悟はあるさ!あの時…!クロヴィスを殺したあの時からな!」

「なら何故今さら迷う?それとも情で揺らいだか?せがまれるままにキスして。
 ふん、どれだけ偉そうなことを言っても、所詮は口先だけの頭でっかちな童貞ぼうやか」

どどどど童貞ちゃうわ!!い、言うに事欠いて童貞だと!
この世で最も男心を傷つけるセリフを!こんな精神的に追い詰められている時に…
どうやらシャーリーにキスしたことがよっぽど気に入らなかったようですが、童貞はひどすぎるよ…( つд`)

ガバアアアッ!!

童貞呼ばわりにフルーチェさんブチ切れ!食らえイケメンマウントアタック!
しかし、CCにこれが効かないことは第5話ですでに実証ずみです

「お前にはもう動揺したり立ち止まる権利などない。私を失望させるな」

ルルーシュ…あんまり幻滅させないでくれ…
CCを黙らせるどころか、逆にトドメの一言を食らわされてしまうフルーチェさん。
何か言い返そうにも喉につかえるように言葉が出てこず、そのまま部屋を飛び出してしまいます



シャワーシーンキター!!
自分の迷いを洗い流すようにお湯をかぶるフルーチェさん。やり場のない気持ちをぶつけ壁にパンチパンチ!
しかし、どれだけ罪の意識に苛まれようとも、ゼロとして生きることを選んだ以上引き返すことはできません
風呂から上がったフルーチェさんは、携帯を手に取り扇へ次の指令を告げるのでした






「この少年は黒の騎士団に関与している可能性がある」

「黒の騎士団って…!?嘘です!そんなはず…!」

その頃、ゼロの手がかりを探しているうちに、とうとうフルーチェさんに行き着いたヴィレッタ。
シャーリーがフルーチェさんと親しいことを知ると、情報をリークしてフルーチェさんと接触するよう仕向けます
激しく困惑するシャーリー。しかしフルーチェさんの無実を信じたいがために、外出を待ち伏せして尾行を開始します
しかし、シャーリーの意に反してフルーチェさんはずんずんと怪しい場所へ…



「コーネリアが海兵騎士団を投入し、解放戦線の片瀬少将の捕獲を目論んでいる。
 藤堂中佐は片瀬少将と合流できずじまい…つまり、今の日本解放戦線に確たる武力は存在しない。
 逃亡資金代わりの流体サクラダイトだけが頼り…
 コーネリアの部隊を壊滅させたうえで、日本解放戦線の残存部隊を救出する!」

それもそのはず、フルーチェさんは今日もまた黒の騎士団を率いて、コーネリアとの戦いに出向いていたのです
途中の道でフルーチェさんを見失ってしまい、戦闘が始まるとも知らず辺りをうろつくシャーリー。
そしてシャーリーを尾行していたヴィレッタも、近くまでやってきてしまうことに…

ガラガラ…

「誰だ!」

「あっ…!す、すみません!失礼しました!」

作戦開始の時刻が迫る中、フルーチェさんが仮面を外しているとそこにカレンが登場
しかし薄暗い格納庫のため顔は見えず、カレンは慌てて立ち去ろうとします

「迷っているのか?」

「あ…」

カレンの様子がいつもと違うことに気づき、引き止めるフルーチェさん。
カレンもまた、自分たちが不幸にしてしまったシャーリー達のことを気に病んでいました

「私は正義のためだと、それが正しいことだと思って今まで戦ってきました
 だから人も殺しました…でも本当に、私たちのやり方で世界が変えられるのでしょうか…」

「変えられる。いや、変えねばならない」

「でも!」

「犠牲が出るか…?兵士でもないのに巻き込まれて死ぬ者が…
 だが、だからこそ我々は立ち止まる事ができない。たとえどんな手段を使っても、
 卑怯だと罵られようとも勝つしかないんだ。その為なら…修羅になるべきだ。
 流した血を無駄にしない為にも、さらなる血を流してみせる」

僕にその手を汚せと言うのか!
まるで自分に言い聞かせるように、どんな犠牲を払ってでも修羅の道を進むと語るフルーチェさん。
そんなフルーチェさんの覚悟を目の当たりにして、カレンもまた共に戦う決意を固めます
というか仮面なしでこれだけ会話してたらさすがに声で正体バレますよ!
いつものことですが、フルーチェさんは声に関して無頓着すぎる気がするなあ






「作戦を開始せよ!」

「始まったぞゼロ!まだ出ないのか!?日本解放戦線を!」

「今はダメだ。思ったよりコーネリアの動きが速い、今動くと共倒れになる」

とうとう動き出したコーネリア。ロクに戦力のない日本解放戦線は一方的に蹂躙されていきますが、
フルーチェさんはどっしり構えたままなかなか動こうとしません

「どこから情報が漏れた!?藤堂は!」

「いまだ所在が掴めず、四聖剣も…!」

「キョウトは!助けをよこすと言っていたではないか!」

「そのはずですが、こちらから連絡する手段がなく…!」

今日もまた藤堂えもーん!なんとかしてよぉー!と慌てふためく片瀬少将。
なんて無能なオッサンでしょうか
絶対的不利なのは分かりますが、ナリタの時から藤堂藤堂ってそれしか言ってないよこの人

「くそっ!これじゃ手遅れになる…!ゼロ、早くしないと!」

「分かっている…出撃!」

ようやく重い腰を上げたフルーチェさん。出撃の前にポチッと謎のスイッチを入れると、
次の瞬間解放戦線の船は木っ端微塵に弾け飛ぶ!アレー!?

ドバゴオオオオオオオオオ!!

「さすがだな日本解放戦線…!ブリタニア軍を巻き込んで自決とは!」

「自決…!?しかしそんな連絡は!」

「我々はこのままコーネリアのいる本陣に突入する!
 日本解放戦線の血に報いたくば、コーネリアを捕え我らの覚悟と力を示せ!」

コーネリア軍もろとも足手まとい爆破!自分でやっといて「さすがだな」とはなんてやつだ!
扇が「ちょっと待て」と口を挟みますがもちろん無視です。コーネリア軍の混乱に乗じて、フルーチェさんは一気に本陣へ突入する!

「こうでなければ…!解放戦線を囮に手薄になった本体に攻め入る…
 定石だがそれでは今一つ弱い。そうだ、どうせなら敵の戦力を削ぎ落とす!
 役立たずの解放戦線を生きたトラップとして!
 やはりゼロは素晴らしき存在…!カオスの権化だ!
 もっと、もっと見せてくれ私に!あなたの主観に満ちた世界を!
 ふふふふはははははははは!!」

分かりましたから落ち着いてください!
ゼロを狂ったように賛美する黒の騎士団の新入りディートハルト。よほどフルーチェさんのやり方が気に入ったようです
しかしカオスの権化とかひどい言われようだな主人公(ノ∀`)

ドッグォオオオオン!!

「ええいっ…!起動前にィ!!」

まんまとグロースターの格納庫まで飛び込んだフルーチェさん。コーネリアがグロースターを起動する前に先制のボンバータックル!

「ハッチを砕いて引きずり出してやる…!」

吹っ飛んだグロースターに銃を向けるフルーチェさん。しかし、偶然にもその時
グロースターの背後には迷い込んできたシャーリーの姿が!

「なっ…シャーリー!?」

「ゼロ!お前のやり方じゃ何も変えられない!結果ばかり追い求めて…!
 他人の痛みが分からないのかあっ!」

爆砕!重・落・下!!

フルーチェさんの動きが止まった瞬間スザクが乱入!飛び蹴りからメッタクソに殴って殴ってまた殴る!
数秒もしないうちにフルーチェさんの無頼はズタボロになってしまいました

「ぐぬうっ…!またかこの白カブトがァッ!なぜいつも貴様は俺の邪魔をするッ!!」

「平然と命を犠牲にする…!お前はただの人殺しだ!
 どうしてお前は無意味に人の血を流す!」

「貴様さえいなければっ!」

「お前がいるからぁぁっ!」

フルーチェさんの凄まじい殺意に満ちた眼光!しかしまったく勝ち目はないので速攻でトンズラ!
逃げるが勝ちだコノヤロー!大ジャンプで逃げて行くフルーチェさんでしたが、スザクの魔の手は容赦なくフルーチェさんを叩き落とす!



ズドガッシャアアアアアア!!

「ぐおああああっ!ぐうっ!ぐああああ!」

しこたま地面に打ちつけられてグシャグシャのボロボロ!
カレンがスザクを足止めしてくれたおかげで追撃はまぬがれましたが、
激突した時の衝撃で、脱出ポッドの中でフルーチェさんは気を失ってしまいます

「あ…!?」

またもやそこへ居合わせてしまったシャーリー。転がってきた脱出ポッドは目の前、手を伸ばせば届くような場所にはゼロが…

「こ…これで…私が…お父さんの…!」

転がっていたフルーチェさんの拳銃を手に取り、震える指で銃爪を引こうとするシャーリー。
その時、ふとしたはずみでゼロの仮面が取れてしまい、フルーチェさんの素顔が露わに!

「…!?」

ついに明らかになってしまったゼロの正体。銃を構えたままシャーリーは愕然としてしまいます

そして次回予告では、明るく笑っているシャーリーの写真だけが延々と映されるという
思いっきりシャーリー死亡フラグ立ちまくり状態!
やはり秘密を知った以上始末される運命なのか!?次回に続く!

(C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS character Design (C)CLAMP


2月21日

■デルトラクエスト7話 「魔女テーガン現る」

ドッバアアアア!!

「く…!だあああっ!!」

目前に迫ったソルディーンの大口!あわやという瞬間、リーフはとっさに食料袋を投げつけて事なきを得ます
あまりに勝ち目の薄すぎる戦い。逃げるが勝ちと判断した一行は、一度撤退して態勢を立て直します

「残ったのはこれだけか…すっかり泥につかってしまったな」

あれー!?おっさん食われたと思ったら普通に生きてるよ!(えー
まあしかし無事で何よりです。残り少ない食料で腹ごしらえをする四人でしたが、
口に広がる泥の味に「うえ〜」という顔をするリーフ。平然と食ってる野生児ジャスミンとの対比が面白いですね

「リーフ、宝石は確かにここにあるんだな?」

「うん…ベルトはまだ熱い。間違いない、この湖のどこかに宝石はあるんだ」

宝石があることは分かっていても、それはあくまで「湖のどこか」という話。
あのソルディーンの目をかいくぐりながら、この広い湖で宝石一個を探すなど到底無理な話です
何か名案がないか話し合う四人でしたが、八方手詰まりでお先真っ暗落ち込みモード。
しかしキョトンとした表情のジャスミンはかわええのう(画像左下)

「…マナス、笛を吹いてよ。何かそう…楽しい曲を」

「…?」

「笛だと?こんな時に…」

「こんな時だからこそだよ」

こうネガティブな空気の中ではロクな考えも浮かびません
せめて気休めくらいになれば…とリーフは界王神さまの得意な笛の演奏を頼みます

♪ピロリロリ〜リロリロリ〜♪

重たい静寂を和らげるように鳴り響く笛の音。つかの間の安息を得たリーフ達は、次第に表情が柔らかになっていきます
でもこれだけ静かな中で笛の演奏やってたら、ソルディーンに居場所を教えてるようなもんでは…

ザバアアアアア!!

「ソ…ソルディーン!?」

ああ言わんこっちゃない!振り向けばそこには再び恐怖の化物が!
ざんねん!リーフたちの ぼうけんは これでおわってしまった!

「…!」

「やめるな。吹き続けるのだ」

あら?(゜д゜;)一気にバクリと行かれるかと思いきや、笛の音に関心を持った様子のソルディーン。
知性のない怪獣かと思いきや、人間の言葉とか普通に喋れたんですね

「答えろ。お前達の目的はなんだ」

「…僕たちはある宝石を求めてここに来た。それは空からこの湖に落とされた…16年前のことだ」

「…その宝石なら私が持っている。こんな寂しい場所で暮らす惨めさを慰めるためにな。
 そんな大事なものを手放すと思うか?」

「代わりに何が必要なんだ、俺たちに揃えられるものなら何でも言ってみろ」

「よかろう…石はくれてやる。代わりにそいつをよこせ!」

ソルディーンが宝石の代わりに指名したのは界王神さま!
退屈で虚しいだけの嘆きの湖での暮らしには、界王神さまの笛は絶好の退屈しのぎだったのです

「お前は生きている限り、日がな一日・夜は夜通しその笛を吹いて私の心を慰めるのだ」

「冗談じゃない…!渡さないわよ!」

「…」

「マナス、いかん!」

「昼も夜もなく笛を吹き続けろ」という酷い要望に対して、それで宝石が手に入るのなら、と犠牲になろうとする界王神さま。
しかし、リーフ達は誰一人としてそんな結末は望んでいませんでした

「その男をよこせ…さもないと皆殺しにするぞ!」

「やるならやってみろォッ!!」

ドガアアアアッ!!

怒り狂うソルディーンの一撃を食らい、弾き飛ばされるリーフ!しかし、気迫でソルディーンに食らいつきその目に剣をつきつける!

「な…!?」

「マナスは渡さないぞ…!あの人は散々辛い目に遭って、やっと解放されたんだ!
 なのに僕らの旅について来てくれた…
 見殺しにはしないッ!どんな事があってもだ!」

ウオオー格好いいぞリーフ!自分より遥かに強い相手にも気力で勝利!
やる時はやる男です、おっさんとは違います(えー

カアアアアアアア

「…!?トパーズが…」

「な…なんだ…?私の心が…清められていく…!?」

リーフとソルディーンが接触したその時、ソルディーンに対して激しく反応するトパーズ。
トパーズの力で、ソルディーンにかつて人間だった時の記憶が甦ります
ナゾナゾ巨人と同じで、ソルディーンもテーガンに姿を変えられた過去があるみたいですね

「なんだ…私にどんな魔法をかけたのだ!」

「魔法じゃない。今お前が見たもの、それが真実なんだ!頼む、宝石を渡して欲しい…
 昔のお前に戻るために、お前が失ったものを取り戻すためにも!」

「……………分かった」

いつか人間に戻れる日が来るなら…とリーフを宝石の場所へ案内するソルディーン。
めでたく二つ目の宝石を入手したリーフでしたが、その色を見てふとした疑問が浮かびます

(…ピンク色の宝石?デルトラ7つの宝石にピンク色のものなんかないはずだ…
 エメラルドは緑、アメジストは紫、ラピスラズリは青の地に金の斑点がある。
 オパールは虹の七色、ダイヤモンドは氷のように透明で、ルビーは赤い…ルビー?)

ベルトが反応している以上、確かにこの宝石は目的のものに違いありません
宝石の特徴を思い返しているうちに、ルビーの特殊能力が思い当たりハッとするリーフ。
「ルビーは幸福を象徴す。されど邪悪な怪物の存在を知る時その色は褪せる」…

「赤が褪せればピンクになる…!ソルディーン気をつけろ!邪悪な者が近くにいる!」

ズバシャゴオオオオオ!!



「うわあああああーーっ!!」

身の毛もよだつ凄まじい電撃!ソルディーンほどの巨体がたやすく吹き飛ぶ衝撃の中、恐怖の魔女がその姿を現す!

「ようこそ…私のお庭へ」

「ぬうっ…!?」

「魔女…テーガン…!」

やってくれましたねみなさん…
よくわたしの可愛いジニとジッドを
殺してくれました…
ナゾナゾ巨人の反応がありませんね…
あなた達が殺したんですか?
どんな手を使ったか知りませんが、
これはちょっと意外でしたよ…
まさかこんな結果になろうとは
思いませんでした…
絶対に許さんぞ虫ケラども!
じわじわとなぶり殺しにしてくれる!
一人たりとも逃がさんぞ覚悟しろ!

「ふふふ…可愛い坊や。私のお庭に入り込み、奴隷の鳥を逃がし
 今またもう一匹の奴隷も逃がそうと言うの?
 おまけに…ジニとジッドをこんな目に遭わせて。酷い侮辱よねえ!」

ズドバアアアアア!!

「ぐおおおおーーっ!!」

見せしめにソルディーンを一撃で葬り去るテーガン!これまでの敵で最強と思われたソルディーンをたやすく…
魔法使いなのに登場シーンでギガデインを使って現れたことからも、
テーガンの並外れた実力の高さがうかがい知れます

「魔女めえっ…!はあああーっ!!」

果敢に突っ込むおっさんでしたが見事なまでに返り討ち
強力な魔術の障壁に阻まれて触れることすらできません、続けて突撃したジャスミンも同じ結果に…
しかし、バリアの衝撃を受けてもすぐ起き上がるジャスミンと違っておっさんは転がったまま起きてきません。お、おっさんー!!

「守りを…破らなきゃダメだ!」

なんとかして突破口を開こうとするリーフ。しかし今度は、テーガンに近寄る間もなく強力な魔法攻撃が!
直撃を食らいながらも、魔法のマントの防御力のおかげでかろうじて耐えしのいだリーフ。
そしてケガの功名というべきか、今の魔法攻撃でテーガンにつけいる隙を見つけます

「リーフ…!」

「分かった…テーガンを倒す方法が。攻撃呪文の直前だ…!
 一瞬防御が解かれる。その隙を狙えば…!」

♪ピロリロリ〜リロリロリ〜♪

リーフ達が勝機を見い出したことに気づいたのか、笛を吹き出してテーガンの注意を引きつける界王神さま。
「笛なんかで何がしたいわけ?」とあざ笑うテーガンでしたが、演奏をやめようとしない界王神さまに次第にイライラが募ります

「ええいおやめ!その笛も吹けないようにしてやろうか!」

テーガンが界王神さまに狙いを定めたその時、矢のように飛び出したリーフとジャスミンが一気に間合いを詰める!

「テーガンッ!!」

「…?」

リーフの突撃に気づき、ニヤニヤと余裕の表情で狙いを変えるテーガン。
しかしその時、リーフの背から飛び出したジャスミンがナイフを投げつける!



絶妙のタイミング!バリアが空いたまさにその瞬間、これ以上ない軌道で飛んで行くナイフ!そのままテーガンに向けて一直線に…!

バシイイイイッ!!



(C)武論尊・原哲夫/集英社

北斗神拳
二指真空把!!

な、なんてやつだ!あれほどの投げナイフを無傷で受け止めてしまうテーガン!
しかし、わずかでも反応が遅れていれば間違いなく仕留められていました
テーガンから今までの余裕が消え失せ、その表情はみるみる怒りに染まっていきます

「おのれ…!もう手加減はなしだ!まとめて化物に変えてくれる!
 醜い姿となって永遠に泥の中を這いずり回るがいいッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

かつてないほど強力な魔力がテーガンの腕に集約する!あまりの凄まじさにリーフ達は一歩も動くことができません
誰もが敗北を覚悟したその時、目にも止まらぬ速さでテーガンに突撃するひとつの影が!

カ…カラスだー!!
テーガンの極大魔法が放たれるその瞬間、頭上から奇襲したクリーがテーガンに傷をつける!

「そ…そんな!?嘘!嘘よッ!!ぐああああアアアアアア!!」

その強さと引き換えに「一滴でも血を流せば死ぬ」という弱点を持つテーガン。
その体は見る間に朽ち果てていき、とうとう絶命してしまいます

パアアアアアアアア

「ドールの民が…甦った…!?」

「夢でも見てるのか…?」

「現実だよ、みんなが同じ夢を見てるってなら別だけどね」

テーガンの命が散ったその瞬間、嘆きの湖やソルディーンにかかっていた呪いは解け、
姿を変えられていた人間達が次々に元の姿へ戻っていきます
そして声を奪われていた界王神さまもまた、ようやく自由に会話ができるようになり…

「皆さんありがとう…!感謝の言葉もありません!」

そして再び戻ってきたララディンの町。リーフ達は住人全員に心からの祝福を受けます
というか族長あんた女の人だったのかよ!見た目からじゃ全然分かんないですよ!

「リーフ、バルダ、ジャスミン、本当にありがとう!君たちのことは一生忘れないよ!」

そして苦楽を共にした界王神さまとも別れの時が…しかし「本当にありがとう」って、リーフやジャスミンは本当によく戦いましたが
バリアに弾かれてそのまま寝てたおっさんを同列に扱うってのはどうなんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

おっさん…漫画版のあんたはこんなにがんばってますよ!(えー
ゴールに対して不意打ち使わずに正面から圧倒してるし、ジニとジッドに眠り薬飲まされても
自分の足に剣ぶっ刺して痛みで意識を保って戦ってるし、まさに勇猛果敢。少しは見習ってください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というか漫画版はテーガンがめちゃめちゃ美人のねーちゃんだな…
それとセリフを読んでようやくテーガン一家の名前が分かりました
ホット、トッド、ジニ、ジッド、フィー、フライ、ザン、ゾッド、ピク、スニック、ラン、ロッド、イカボットだったのね
これを一発で聞き取ったアニメ版リーフやっぱすげえよ
字で見ないと絶対分かんないよこんなの:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



しかし今回のデルトラはムチャクチャ作画の質が高くて、まるで映画でも見てるような気分になりました
テーガンの魔法もド派手だったし、リーフとジャスミンにも見せ場があったし面白かったなー
そろそろネタ的にじゃなくてマジに面白くなってきました。この先も期待してます

(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知






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