3月9日

■武装錬金17話 「夜が明けたら」

ザパアアアアン!

「放せぇぇっ!!」

「キャプテンブラボーが任務を仕損じるはずが…!」

荒れ狂う海へダイブする斗貴子さん。剛太の制止も聞かず、一心不乱にカズキを陸へ引き上げます
すでに呼吸も停止し事切れているカズキでしたが、蘇生のために黒い核鉄が自動的に作動し
周囲からエネルギードレインを開始する!

「意識も呼吸もないのに黒い核鉄が作動するなんて…!?
 あいつ”殺した程度”じゃ死なない!正真正銘の化け物だ!
 今退治しないと取り返しがつかないことになる!」

「やめろ…!カズキをこんな風にしたのは私だ、
 カズキを化け物と言うなら私もそう呼べ!」


↑剛太を見る目


↑カズキを見る目

カズキを蘇生させるため、あえてその身にドレインを受け続ける斗貴子さん。
それにしても、斗貴子さんの表情がカズキと剛太であまりにも違いすぎます
剛太に対するこの顔!ぎえー 好きな女の子にこんな凶悪な顔されたら、もう世の中何も信じられないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ドレインを受けてだんだんと弱っていく斗貴子さん。その様子を見てはおれず、
剛太もまたその場に留まりドレインを受け続けるのでした






(う…?いけない、疲労で意識が飛んだ…カズキは…)

「ごめん…死んだり生き返ったり、いつも世話を焼かせて…でも、次はない!」

斗貴子さん達の生命力でカズキ蘇生完了!泣いても笑ってもザオリクめいたことをするのはこれが最後。
ヴィクターもどきのまま6週間で命を絶つことになろうと、人間に戻り寿命まで生きられることになろうと、
残りの時間は人としての生を全うするのみです

「俺はあと6週間…その最期まで人としてあがくつもりだ」

「そうか…だがそれは姿勢であって行動ではないぞ」

「でも、行動と言っても何をどうすればいいやら…」

「君に埋め込んだ黒い核鉄、あれは以前の任務の時に回収したものなんだ」

「そういえば斗貴子さんは、一つ前の任務で学校に潜入した後こっちに来たって」

「あの学校に戻って調べれば、黒い核鉄に対処する方法が見つかるかもしれない」

斗貴子さんが銀成学園に来る前に潜入していた学校・ニュートンアップル女学園。
カズキに与えた核鉄はその学校で入手したそうで、まずはそこを詳しく調査してみることから始めます

「分かった…!行ってくる!」

「カズキ一人では行かせない、私も行こう」

「ダメだ!一緒に行けば斗貴子さんは裏切り者扱い…!」

「いいや、私は君から離れない!これから六週間、君と私は一心同体!
 君が死ぬ時が私が死ぬ時だ!」

なんてプロポーズめいた言葉!カズキの制止に対して死ぬまで離れないと切り返す斗貴子さん
そんな2人のラブシーンの最中、ドレインの影響で今までずっとのびてた剛太が目を覚ましてしまいます
憧れの先輩をあんな男に取られるなんて!とても許せないわ!
カズキの傷を気遣う斗貴子さんを見て、剛太はギリリと傷ついた右手を握り締めます
俺の右手はバルキリースカート食らって血まみれだっていうのにな…
あいつの右手にはあんなに優しくしちゃってさ…
(えー
嫉妬と悔しさにまみれた剛太は、2人に声をかけることもなく姿を消してしまうのでした






人生の敗北者のオーラ漂う剛太。カタツムリにすら蹴つまづいて道ばたに倒れこんでしまいました
もはや起き上がる気力すらも湧かず、そのままゴロリと寝そべっていると…

「立てよコラ。テメェの任務…斗貴子とか言う女戦士の引き止めだったはずだが、
 女はどうした」

そこへ現れたのは、ブラボーと並ぶ錬金戦団の戦士長・火渡!
いきなりの質問で言葉に詰まる剛太でしたが、剛太の表情から火渡はすぐにこれまでの事態を察知してしまいます

「まさか…女は武藤カズキと一緒か?奴は生きてるのか…!
 ようし案内しろ、武藤カズキことヴィクターVの退治に行く!
 それと斗貴子とかいう反逆者もな」

「ちょっ…ちょっと待ってください!まだ反逆者と決まったわけじゃ!」

「ヴィクターVの危険性は教えたんだろォ?それでも庇うと言うのなら反逆者だ」

仲間だろうが女だろうが容赦なし!剛太の抗議の声もむなしく、即断で斗貴子さんを切り捨ててしまう火渡。
再殺部隊の根来と戦部を率いて、すぐに2人の始末に向かいます
斗貴子さんが殺される…一番好きな人が死ぬ…それを聞かされた剛太に、未熟だった訓練生時代の思い出がフラッシュバックします

(どうしても守りたい物ができた時…自分の非力さに涙しないように、
 君はここで強くなっておけ)

ハードな訓練に根をあげて、全てに対して投げやりになっていた剛太。それを励まし、成長を促してくれたのは斗貴子さんでした
斗貴子さんがいたから一人前の戦士となり、中途半端な男にならずに済んだ…そんな剛太が一番守りたい物とは…

「何の真似だ…気でも触れたか?」

「斗貴子先輩を殺していい状況なんて…俺には有り得ない!
 絶対にねえんだアアッ!!」

武装錬金を発動し火渡の前に立ちはだかる剛太!
勝ち目があろうがなかろうが、斗貴子さんを殺そうとする者とは死力を尽くして戦うのみ!

「3対1だぞ、実戦知らずにも程があるぜルーキー」

「チャクラムの武装錬金!モーターギア!」

ギョバアアアア!!

手始めに剛太は火渡達の車を破壊!これで再殺部隊はすぐにこの場から動けなくなってしまいました

「考えたな…我らの足を潰すとともに、爆煙で煙幕を作るとは」

って…火渡に「3対1だぞ」と言われたのにまるで加勢する気のない部下2人。
完全に剛太と火渡の1対1です。火渡…よっぽど部下に人望がないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ズオオオオオ!!

その名の通り火渡の武装錬金は炎!すさまじい炎の嵐が火渡の体を包み込む!
悲しいかなパワーの差は歴然。剛太のモーターギアでは、正面から戦ってどうにかなる相手ではありません

「チャクラムを囮に逃走を図るといったところか…だが逃げ切れまい」

「オラアアアッ!!」

「行けええっ!!」

ドバヒョオオ!!

戦部の予想通り、火渡にチャクラムを放つと同時に駆け出す剛太!しかし、火渡の炎は逃げる剛太を猛スピードで追尾する!

ライダー反転
キイイイイック!!

しかし逃走はブラフ!チャクラムを足に装備した剛太は、急加速して反転し火渡に跳び蹴りを仕掛ける!
虚を突かれた火渡は剛太を迎撃できず、足のチャクラムでバッサリと喉を斬られる!

「やりやがったなァ…!?」

しかし、致命傷を負わされたというのに余裕の笑みさえ浮かべる火渡。
次の瞬間、パックリ割れた喉の傷から反撃の火炎放射が!



「ぐああああああーっ!!」

激しい炎に吹き飛ばされた剛太は、カードレールを突き破り海へと落下!
さいわい海のおかげで炎の致命傷は免れ、火渡から逃げ出すことに成功します

「ちっ…下は海かよ。撤収!痕跡を残すなァ!」

火事騒ぎを聞きつけて次々に到着する消防車。首から火を噴きっぱなしの男が目撃されたらえらい騒ぎになってしまうので、
火渡と部下2人はすぐにその場から姿を消すのでした

「昨夜ブラボーと戦って別れた場所…まさかこんなことになるなんて、夢にも思わなかった」

翌日、岡倉達と別れてニュートンアップル女学院へ出発したカズキは
ブラボーと戦った岩場を感慨深げに眺めていました

「俺にとって共に戦う仲間は斗貴子さんとブラボーだから、次の任務もまた3人一緒でやりたいんだ…」

「一人欠いてしまったな…」

「うん、多分これから先…3人で戦うことは…」

「ぶっはァ!!」

言ってるそばから、海の中から逃げ延びてきた剛太登場!
カズキの望んだメンツとは違いますが、剛太も加わった3人でニュートンアップル女学院を目指すことになります

というか火渡戦士長、一晩過ごしたのにまだ首から火漏れっぱなしなのかよ!
これじゃふとんで寝ることもできやしないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ところで火渡の声優は関智一なわけですが、最近の関智にしては珍しい低音ボイスの演技でえらいカッコいいですね
声の高さで言うとイザーク(SEED)>>千秋(のだめ)>>火渡(武装錬金)って感じで、
そういう演じ分けもできるようになったんでしょうか
ガンダムゲーでドモン演じる時はぜひ火渡ボイスで(えー
ちょっと前の関智は、全部イザークみたいに高音でキーキー叫ぶ演技だったので
ゲームでのドモンの演技もつられて高くなりまくりでしたね、
イザーク>ドモン(ゲーム)>千秋>ドモン(アニメ)>火渡って感じでした
あのやたら声が高いシャイニングフィンガーは気合が入らないからなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そして桜花と手を組んだパピヨンも蝶・サイコーな水着姿で現場に到着!
と言うよりは変態仮面のパロディの格好ですか!まさにパピヨンにふさわしい言葉だ(えー
関係ないけど仮面をクルクル回す時のパピヨンの表情がすげえフェロモン出してると思いました。なんて色気たっぷりなんだ。次回に続く!

(C)和月伸宏/集英社・武装錬金製作委員会


3月7日



QMAの正答率をグラフ化できるページがあったのでやってみました。決勝戦で対戦相手の奴だけ見られるアレですね
こうして見ると芸能のなんと低いことか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
あれですからね、「安田大サーカスで元相撲力士なのは誰?」っていうタイピング問題でも
「簡単じゃんか!一番太いのだよ太いの!」って肝心の名前がさっぱり書けない有様ですからね(えー

歌関連もそんな感じですね、メロディは知ってるのに曲名だけだと何が何だかさっぱり分かりませんからね

お笑い関連もダメですね、三遊亭圓楽とか三遊亭好楽とかこんがらがってまったく分かりませんね

映画関連もダメですね、一つ見るのに数時間かかるからめんどくさくて、タイトルしか知らないようなのばっかりですね

CM関連もダメですね、一つ見るのに数秒で終わるようなのはいちいち覚えてらんないですね

要するに全部ダメですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  芸能は本当きついわー



■妖逆門48話 「きみどりとねいど」

メインキャラ勢復活!やっぱり亜紀の尻振り召喚とか、修の故人曰く!があると話の雰囲気が全然違うなぁ
久々に面白い妖逆門の空気が戻って来た感じです。ぷれい屋&個魔のコンビでは
ロンドン&ギグが一番好きなので、こいつらがまた見られて嬉しい限り
しかし今回注目すべきはやはり一鬼ですよ!なんなんですかあの壮絶なやられっぷりは!


(C)ゆでたまご/集英社



「相生召喚・樹装一鬼いきます!
 グオゴゴゴ!」

「ノーズフェンシングーッ!」

「ギャアーッ!」

召喚されて5秒で退場!まさに秒殺!なんだよこの弱さー!
前回の話では相生召喚された一角(瞬角)が、焔龍ですらまるで歯が立たないほどの相手に勝利という大金星を挙げたので
「なんだよ相生召喚すげえじゃん!」とか思ってたのに…(´;ω;`)5秒死になんてあんまりだ…

一鬼はほっといてDVD八巻のパッケージが最強に萌えですね
ぬおー!素晴らしい、まったくもって素晴らしいんですが、
EDのほっぺにチューといい、なんでこう清と亜紀は百合っぽいことになってんでしょうか;y=_ト ̄|○・∵. ターン
清は修との方がよっぽど絡みが多いのに…その修は二巻で後ろの方にちっこく映ってるだけですね。かわいそーに
ロンドンは六巻一人でバーンと飾ってるし、九巻は三志郎・亜紀・ロンドンの個魔が描かれてるのに
修とミックは本人も個魔もシカトされまくってますね。なんという哀れな…

(C)2006 田村光久・小学館/妖逆門学会・テレビ東京



■電撃マ王・テイルズオブジアビス



バ、バカな!ザオ遺跡が終わった途端いきなりアクゼリュス到着ですか!わたしは許しませんよーっ!
アクゼリュスへの道中の話がすっぱり抜けてしまったので、
「休むぅ?何言ってんだよ、親善大使は俺なんだぞ!俺が行くって言えば行くんだよ!」
とか
「俺を置いてけぼりにして話を進めるな!どいつもこいつも俺をないがしろにして!俺は親善大使なんだぞ!」
とか
親善大使の情けないお言葉の数々が大幅にカットされてしまいました:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

なんだか漫画版のルークはどこか悲壮感が漂ってて、横柄な発言にも少し同情を感じてしまいますね
バカっぽさが足りない。これから先、今までのことを反省する時のためにも
もっとこう「こいつは本当にどうしようもないバカでアホでトンチンカンな奴だなあ」
思わせるくらい究極のバカを目指してもらわないと:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(C)玲衣/メディアワークス・NAMCO




■今月のコミックREX・じゅっTEN!



な、なんじゃこりゃあー!結果としてカナコの告白は、
良田さんゆうすけと別れる → 良田さんカナコと気まずくなる → 良田さんカナコと仲直り(ゆうすけは放置)
ゆうすけ一人を不幸にして終わってしまいました
なんのための告白だったんだコレー!てっきり「これからは恋のライバルだけど負けないもんね!」的に
競争相手だけど仲良しな展開になるかと思いきや、良田さんはゆうすけとやり直す気は全然ないみたい。
カナコも良田さんに遠慮して彼女になんかなれないだろうし、膠着状態になっちゃいましたね
それとも、膠着状態だからこそ10円達の魔法で引っかき回すっていう展開になるんだろうか…

C)絶叫/一迅社


■ガウガウわー太2



日本の腐った管理体制に対して太助達の壮大な反逆の幕が開く!
な展開かと思いきや、動物好きのお婆ちゃんを登場させて早い段階で話をまとめてしまいました。
うーん、まあ日本全体の問題である以上、「この国はこう変わるべきなんだよ!」とか安易に結論づけるのも
うさんくさい話になってしまいますしね。風呂敷を広げすぎるよりは、早いうちに畳んでおいて良かったのかもしれません
ただ保健所のペンタくんは結局どうなったんですか!
「俺が絶対保健所から連れ戻してやる!」 「そんな犬知らない。もう死んだんじゃない?」
と言われたまま完全放置なんですが…。それとも「ペンタがどうなったのか確認すらできない」という不条理な現実を表現したとか…?
それならそれで、太助達が「俺たちはペンタの行方も掴めないのか…」とか一言あってもいいんじゃないかなあ。
とにかくペンタに対する執着はどうしちゃったんでしょう。保健所から帰ろうとした途端、捨てネコ見つけて
「なんて可哀想なネコ達なんだ!」ってペンタよりネコの方に話がシフトしちゃったし:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

C梅川和実/一迅社


3月6日

■デルトラクエスト9話 「クリーンチュルナイ!」

プシュウウウウ

「ゲホッ!ゲホゲホッ!」

全身に妙なスプレーを吹きかけられて目を覚ましたリーフ達。周囲を見回すと、川原で落馬したはずが
見たこともない建物で大勢の人間に囲まれていました

「な、なんなんだ一体!?」

「消毒だ。チュルナイでは常に町を清潔に保っているのだ、クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

グワァ〜こいつらは!悪夢の殺戮精鋭部隊レインブラッド!(えー
やけに清潔さを気にする赤いマスクマン達。ここはチュルナイという町の中らしく、
落馬して町の前で倒れていたところを連れて来られてしまったようです

「お前達も唱和しろ。クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」「クリーンチュルナイ!」

「ええ…?」

「あれはここの人達の挨拶らしい…やるしかないだろう」

「私は嫌よ!」

「クリーンチュルナイ」

「ク、クリーンチュルナイ…」

「クリーンチュルナイ!」「クリーンチュルナイ!」

「クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

なんべん同じ挨拶やらす気ですか!
これだけ繰り返してようやく「ふむ」と満足したのか、リーダー格の男が本題に入ります

「お前たちは町の門の外に横たわっていた…この町は訪問者を歓迎しない。
 お前たちはなぜこの町に来た?」

「私たちだって何が何だかさっぱり分からないわ、凄い勢いで投げ出されて気絶したんだから」

「娘…言葉に気をつけるのだ。私を誰だと心得る、9人のネズヌクの中の主席。
 このチュルナイの町を治めるライである」

「ネズヌクって何よ!」

「失礼をお許しいただきたい、我々はこちらでの作法を存じ上げないので」

「小娘ごときがタメ口で喋ってんじゃねぇ!」と気分を悪くするライ。
その横柄な態度に反発するジャスミンですが、ここはバルダが大人の対応で場の空気を和らげます

「ここではネズヌクと呼ばれる9人の清浄委員が、
 神より下された清潔の法をもって町を治めておる。クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

「クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

また始まった!1度になんべんも繰り返すのは一体なんなんですか!
と、その時クリーの姿がないことに気づいたジャスミン。外に倒れていた時にはすでにいなかったようですが…

「お前たちにの一行にはもう一人いるのか?」

「クリーは鳥です」

「鳥ッ!動物が仲間だと…?」

なんという野蛮な…と言いたげにわなわなと震えるライ。その異常な反応を見て、バルダがジャスミンにそっと耳打ちを…

(フィリはいるんだな?)

(いるわ…)

(頼むから今は静かにしてろ…)

(ふんっ)

こ、今回は一体どうしたと言うんだ!こんなまともなおっさんを見るのは初めてだ!(えー
普段あんなに空回りしてるおっさんが、これだけ空気読めてるとそれだけでもう笑いが止まりません

「私どもを介抱してくださり、まことにかたじけない。しかしお許しをいただければ、
 私達はこれでお暇したいのだが…」

「今はこの町の夕食の時…お前たちの分も用意した。食べ物は清浄委員会によりすでに祝福されている。
 祝福された食べ物はすぐに食されなければならない」

「ええ…?」

「クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

「クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

ま、またやってる…放っておいたら一生この挨拶やってるんじゃないかこの人は(えー
さっさとおさらばしたいのに、強引に食堂へ連れて行かれる3人。しかし、廊下で一旦ライ達の足が止まり…

「まずは手洗いの儀式だ。クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

「手の平。ごしごし」

「ごしごし!」

「手の甲。ごしごし」

「ごしごし!」

「指の間。ごしごし」

「ごしごし!」

「クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

こ、こいつら…見た目的には泣く子も黙るレインブラッドのくせになんていい子な奴らなんだ(えー
手洗いの後は、わざわざ虫メガネを持ち出してまで厳しい爪のアカ審査。
度を越した清潔へのこだわりに、げんなりしたリーフ達は食べる前から食欲をなくしてしまいます

「それでは食事を始める。クリーンチュルナイ」

「クリーンチュルナイ!」

あぁ…やっぱり「いただきます」すらもその挨拶なのな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかし、意外にも出てきた料理はどれも絶品ばかり。食欲のなかったリーフ達ですら、夢中になって口の中に放り込んでいきます

「こっ…!これはチョコレート!?ああやっぱり!
 チョコレートなんてデル城の衛兵だった時以来だ!
 甘くてまろやかで、口の中でトロッと溶けて!」

おっさんはチョコレートに胸のときめきが止まりません
そういえばおっさんは、影の憲兵団に正体を悟られないように15年間こじきの生活をしてたので
もしかしたらチョコも含めて15年振りのごちそうになるんでしょうか(ジャスミンも似たようなもんだけど)

「ん〜うまい!」

「これもうまい!」

「こんなの初めて…!」

「んがぐぐ、み、水…」

バクバクと勢いよく食べすぎて喉につかえたリーフ。目の前に置いてあった水をぐいっと…って
フィンガーボールの水飲んだーー!!マナー失敗談の定番じゃないかー!

「あ、あの、それは手洗い用の水です!」

「んぐ!?さ、先に言ってよ…」

「す、すみませ…」

慌ててそれを止める給仕の女の子。謝ろうとしたその拍子に、うっかりパンを一個床に落としてしまいます

「きっ…きゃあああああああああっ!!」

断末魔のような悲鳴を上げる女の子!パンひとつ落としたことがそんなに!?
3秒ルール!3秒ルールはないんですか!(えー

「食べ物をこぼしたな…無礼者を捕えよッ!」

周囲の住人から一気に非難の目が集まり、女の子はただちにライの元へ連行されてしまいます

「ティラ。食べ物をこぼすのは邪悪な行為であるぞ」

「お、お許しください、ライ様…!」

「ティラ………」

ああ…ここが不二家の国だったらそんなこと誰も気にしないのに(えー
ガタガタと震え出し泣きながら詫びるティラ。ライもこれほど反省している子を罰するのは良心が咎めるのか、
しばらく黙ったまま動こうとしません

「有罪!!」

え…(゜д゜;)ええええええ!?あっさりと断罪しやがった!!ちょっと待ってくださいよ!
「次からは気をつけるのだぞ」とか許してあげる前フリの沈黙かと思ったら!迷いもなく有罪とか言い切るとは…

ただちにムチ打ち百回の刑を執行しようとするライ。おしり百叩きとはワケが違います
ムチ打ちと言えば凄まじい激痛を伴う地獄の刑罰、ショック死してしまうことも十分考えられます

「ひっ…!」

「やめてください!悪いのは僕です、僕がパンを落としたんです!」

「お前が…だと?」

「はい…申し訳ありません」

それを見かねて助けに入ったリーフ。ティラの代わりに罪を被りますが、謝罪が通じない相手であることはもはや明白…

「…お前はよそ者で不潔である。しかしお前は我々のやり方を知らぬ、
 清浄委員会はお前を無罪と決定した」

「え…?あ、ありがとうございます!」

な、なんですとー!?変なところで話の分かる人だなオイ!
なんとか無事に釈放されたリーフとティラ。こんな厄介な町からは早く出よう…と話し合う3人でしたが
その時フィリが、ジャスミンの肩からひょっこりと顔を出してしまいます

「あ、ああ…あああ…!?うふぉああぎゃあああああああ!!」

それを目撃したネズヌクの一人がすさまじい悲鳴を!慌ててフィリを逃がすジャスミンでしたが、
毛玉の動物がぴょんぴょん跳んで行くのを見て食堂は大混乱に!

「不潔な者どもが我らの食堂に邪悪を持ち込んだ…!
 奴らは我らを滅ぼすつもりだ!」

今度という今度はライも大激怒!事態は裁判沙汰にまで発展してしまいます
まるで地獄の釜のような炎に包まれた証言台で、裁判を受ける3人。ほとんどここが死刑台みたいなもんだな…

「ネズヌクは全員一致で彼らに死刑を求める!」

「な、なんだって!?」

「しかし慈悲深きチュルナイの法によって、
 私は判断をこの聖なる杯に委ねようと思う」

そう言ってライが用意したものは、1つのツボと2枚のカード。
太陽のカードは生、月のカードは死を意味し、ツボの中から引いた結果をそのまま当てはめようというのです

「お前たちの中の一人が、聖なる杯の中からカードを引くのだ」

「聖なる杯って…それじゃただのクジ引きじゃないか!」

「あんまりだわ…!」

クジ引きに二度目はない!
どっかのクジ引きアニメよりよっぽどそれらしい展開になって参りました:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

こんなバカなことで生死を左右されるなんて…と嘆くリーフ達でしたが、ここはライに従う以外にどうしようもありません
カードを引くことになったのはリーフ。いよいよライがツボにカードを入れますが、その時入れたのは二枚とも死のカード!

「さあ、引くのだ」

(どっちが生で…どっちが死なんだ…!?)

意を決してカードを引くリーフでしたが、出てきたのは当然ながら死のカードです
こんなところで死ぬなんて…と無念さを隠し切れないリーフ。するとそこへ、ティラが咳払いする声が聞こえてきました

「ゴホン!」

(なんだ…?)

「…!…!」

(何か言ってる…にまい、ともし…?二枚とも死…!?)

パクパクと読唇術でライのイカサマを伝達!彼女はライがカードを入れ替える瞬間を目撃していたのです

「どうした。早くカードを見せろ!」

(あいつがイカサマをしたってことか…!このままカードを見せれば僕らは死ぬ…
 でももう一枚のカードが死だとしても、あいつは簡単にイカサマを認めないだろう。
 だとしたら…どうすればいいんだ…!?)

どうにかしてツボに残っているカードを衆目に晒したいリーフですが、確認させろと言ってみたところで
ライが妨害してくることは明らか。こうしている今も「取ったカードを見せろ」と急かされて、打開策を練る暇もありません
その時ベルトのトパーズの力が発動!精神の力を強め、リーフに冷静な判断力が備わります

「早くこちらへ持って来い!」

「はい…あっ!」

「ああ!?」

演技派リーフ!ズッコケるフリをしてカードを周囲の火の中へ投げ捨てる!
激しい勢いで燃え盛る火に包まれ、カードは一瞬のうちに燃え尽きてしまいました



「申し訳ありません、カードを燃やしてしまいました…
 でも、今僕がどちらのカードを引いたか分かる方法があります」

「なに…?」

「聖なる杯の中に残っているカードを見ればいいんです」

「ぬう…っ、カードを見せろ!」

ツボに残っていたのはもちろん死のカード。これではライも「リーフは生のカードを引いた」と言わざるを得ません
「こんな町からはさっさとおさらばだ!」と喜び合う3人でしたが…

「この者は死ではなく生を引いた。お告げ通り存分に生を謳歌するがよい…
 牢獄でな!そこで一生罪を償うのだ!」

こざかしい小僧めが!誰が釈放なんかしてやるか!生かしておいてやるということを逆手にとって、
リーフ達を終身刑として牢獄にぶち込むライ。クリーンが信条だけど牢獄は普通に汚いのね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「くっ…嫌だ!こんなところで一生なんか過ごせるか!」

「出しなさいよ!出して!出してよっ!」

リーフやジャスミンの叫びも今やむなしく響くだけ。
こんな時に限っておっさんがやけに凛々しい表情です。
本当どうでもいい時だけは格好いいんだから:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


それにしてもジャスミンの声優さんは、新人さんみたいですけどいい声してますね
爪のアカ検査の時の「はぁい」とか牢屋にぶち込まれた時の「やあん!」とか
細かいところでグッと来るもんがあるな…次回に続く!

(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知


3月4日

■反逆のルルーシュ14話 「ギアス対ギアス」

気絶からようやく立ち直ったフルーチェさん。しかし目の前で銃を構えていたシャーリーはいつの間にか消えており、
そこにはおびただしい血痕だけが残されていました

「銃がなくなっている…!?俺が気絶している間に誰かが持って行ったんだ…!」

「ということは…お前の素顔を見られた…?」

「少なくとも2人…撃った奴と撃たれた奴、2人いる…!」

必ず犯人を突き止めてみせる…じっちゃんの名にかけて!
シャーリーが銃を持って行ったとは知らないフルーチェさんでしたが、
銃撃による血痕が残っていたことから、少なくとも2人以上の人間がこの場にいたことを推察します
となれば、なんとしてもその人間を見つけ出し口封じを行わなくては…
黒の騎士団を撤退させたフルーチェさんは、すぐにCCと犯人探しに乗り出すのでした

「ユーフェミア殿下に会いたい?」

「お、お礼…お礼がしたくって…」

「いや…でも向こうは雲の上の人で…」

翌朝のアッシュフォード学園。生徒会室では、ニーナがまたも「ユーフェミアに会いたい」とスザクに頼み込んでいました
ユーフェミアに会うためなら大嫌いなイレヴン野郎ですら利用するとは…ニーナ、恐ろしい子!(えー
うーむしかし、ニーナのイレヴン嫌いの発端について語られる日は来るんでしょうかね
以前「大丈夫、今度は置いてきぼりにしない」とか会長の気になるセリフもありましたが、
イレヴンのスザクともあっさり打ち解けてるし、その辺投げっぱなしで終わりそうな予感:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そんな噂の人ユーフェミアは、今回の戦いでもコーネリアがゼロに直接襲撃されたことについて
ギルフォード達と話し合っていました

「今回の作戦といいナリタ連山といい、明らかに姫様を狙った行動です。
 クロヴィス殿下のこともありますし、ゼロはブリタニア皇族に対する恨みで動いている可能性があります」

「恨み…」

ホテルジャック事件の時に、ゼロから直接それらしき言葉を聞いたユーフェミア。「確かに…」といった様子でうつむきます

「気をつけろよユフィ、もうホテルジャックのようなことはごめんだ…」

「騎士を持たれてはいかがでしょう?警護役をユーフェミア様の専任騎士とすれば、
 その者を中心に親衛隊を構築することも可能です。ユーフェミア様は副総督ですから、
 すでにその権利はお持ちかと…」

専任騎士って…なんというスザク出世フラグ!前々からスザクびいきのユーフェミアが、他を選ぶとは考えられないですね
しかしそうなると、当然スザクのコネを駆使してユーフェミアにニーナの魔の手が…(えー

というか以前「我が騎士ギルフォード…」とかコーネリアが呟いていた時は、なんのこっちゃと思ってましたけど
文字通りギルフォードもコーネリアの騎士という特別な立場だったんですね
どうりでいつもダールトンより優遇されてるわけです(えー
コーネリアがギルフォードばっか構ってておっさんがかわいそうです(´;ω;`)とか思ってましたが
そういうことだったのか…それじゃ仕方ないな…(えー

その頃同じブリタニア陣営では、セシルがスザクのことについて相談を持ちかけていました

「最初は根が優しいからなんだろうと思っていました…
 しかし、人命に対する反応が過敏すぎると思いませんか?」

「でもね〜、実動データには問題ないわけだし。ついでにアレを試してみようかと思うんだけど」

そんなのどーでもいいことじゃないと大して興味なさげなロイド。ムッとした表情でセシルが言い返します

「まだ調整中です!それとスザク君をパーツ扱いするしないに関わらず、
 きちんと向き合わないと、何も見えないし伝わりませんよ」

「あのさ、君こそ彼を誰かと被せて見ていない?」

「…さ、さあどうでしょう?変なところだけ気が回るんですね」

「んふふ〜、これでも上司だから」

痛いところを突かれたように言葉に詰まってしまうセシル。
なんだか平和なジャムおばさんかと思ってましたが、この人も何やらワケありみたいですね
スザクを差別するような様子もないし、元彼がイレヴンだったとかそんなところでしょうか






そして銃を盗んだ犯人の捜索を続けていたフルーチェさん。
残されていた血液から照合しようにも時間がかかりすぎるため、どんな小さい手がかりでも欲しいような状態でした

「そういえば、あの戦場でシャーリーを見た気がする…」

「ああ、お前とキスした女か?」

「…しつこいな!」

「確認しただけだ、色ガキめ。しかし、だとすると私たちが当面探るべきは…」

というわけでシャーリーの部屋でパンツあさりを始める2人。
とは言えフルーチェさんは恥ずかしいのでパンツはCCに任せます

「なんで私が他人の下着をあさらねばならんのだ…お前がやった方が速いものを。
 あの女だって好きな男になら…」

「こっちの問題だ!」

いつまでもシャーリーとの関係をつつき続けるCC。いいかげん許してやってください!

「おっ…と」

バサバサッ

「これは…」

「お前の写真だな…いじらしいじゃないか?容疑者にしては」

「よせ、そんな言い方は」

家捜しをしているうちに、シャーリーが密かに集めていたフルーチェさんの写真を発見してしまう2人。
というかフルーチェさん、シャーリーの好意がモロに分かったのにずいぶん冷静ですね
それともキスされた時点で、すでにそんなことは百も承知だったんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


結局シャーリーの部屋で得られた手がかりは、時刻表でナリタ行きの列車がチェックされていたことだけ。
これだけでシャーリーが今ナリタにいるとは考えにくいですが、藁にもすがるような気持ちで
フルーチェさん達もまたナリタへと向かいます

ってCCの格好なんだそれーー!?
とてもCCが着るとは思えないようなキャピキャピ(死語)した格好!まさかシャーリーへの対抗心がCCにここまでさせたのか…

「好きなのか?シャーリーとか言う女を」

「さあな…」

「嫌いなのか?」

「さあな…」

「ではなぜナリタに行く!」

「正体を知られた可能性があるからに決まっているだろう…!」

やっぱり電車の中でもシャーリーの話しかしないCC。フルーチェさんもいい加減相手するのに疲れてきた様子です。女ってこえー





(ルル…どうしてこんな事…)

その頃シャーリーがいたのはやはりナリタ。土石流で犠牲になった人たちの慰霊碑の前で、ぼんやりと佇んでいました

「さ〜あ、どうしてだろう?」

「え…?」

「立派な慰霊碑だねえ、シャーリー・フェネットさん」

(え…誰…!?)

突然何このX−MEN(えー
いきなりシャーリーに話しかけて来た見知らぬ男。初対面のはずが、まるでシャーリーのことを見透かすように次々話を進めていきます

「ひどい男だねえルルーシュは。騙していたんだろう?本当はゼロなのに」

「どうしてルルのことも…!?誰なのあなた…!」

「彼は君のお父さんを殺す命令を出したその口で、君の唇を奪ったんだよ?許せないよねえそんなの。
 罰を受けなくてはいけない、彼も君も」

「わ、私…!?」

「全部知ってるよォ?あの夜のことはね」

シャーリーはおろか、ゼロの正体がフルーチェさんということまで当然のように知っていたこの男。
さらに、今回フルーチェさんが気絶している間に起こったことまでズバリ言い当てます



フルーチェさんが気絶していたあの日、シャーリーが銃を手にして震えていると、姿を現したのは尾行してきたヴィレッタでした

「そいつがゼロか?これは驚きだな…!学生自身がゼロだったとは…
 ククク、こいつをコーネリア総督に差し出せば私は貴族になれる!
 騎士候なんかじゃない、本物の貴族に…!それにまだ生きている、いいぞ…
 どんな処刑がお似合いかな?総督にはお前のことも…」

「…!」

「う、うかつ…お前の男だったな!」

アッヒャッヒャとフルーチェさんを捕えて高笑いするヴィレッタ。しかし、フルーチェさんを始末しようとするのを見てはおれず、
シャーリーは思わずヴィレッタに銃を向けてしまいます。そして、襲いかかってきたヴィレッタを反射的に…

バアアアアアン!!






「君も殺人者…ゼロと同罪だね」

「ち、違う、私は…!」

「そのうえ父親の死と引き換えに対価まで得て。
 ズルい女…彼に優しさを期待して、わざと哀れに振舞った」

「違う、違う…!やめて…!」

「同情の視線は心地良かったかい?いつまで悲劇のヒロインでいるつもり?」

「そんなこと思ってない…!」

「人を殺して男をあさる君はヒロインなんかじゃない。醜悪な魔女だよ」

シャーリーに心ない言葉を次々と投げかけ、精神的に追い詰めていく謎の男。
シャーリーに恨みでもあるんでしょうか、魔女だとまで言い切るとは…
まるでルルーシュはスザクのものなんだよ!キスなんかしやがってこのメスブタめ!
という全国の腐女子のお姉さんの怒りを代弁しているかのようです(えー
実際、前回のキス見て似たような反応した腐女子の人はいっぱいいるんだろうなー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(可能性は低い…いるはずがないんだ…)

しばらくしてナリタに到着したフルーチェさん達は、半信半疑のままシャーリーの捜索を開始。
CCと二手に分かれて探していると、フルーチェさんの携帯にシャーリーからの着信が…

「シャーリー!?俺だ、どこにいる!?」

《さ〜あ、どこかなあ?》

「…?誰だお前は!」

電話の主は先ほどの謎の男!フルーチェさんをあざ笑うようにぬっと背後から現れ、シャーリーの携帯をポイッと投げ捨てます

「貴様…!シャーリーに何を!」

「あァ〜〜いいねえ!恐い顔だ、自分の女を奪われて許せないって顔」

「シャーリーはどこだァッ!」

「知りたい?じゃあさ…勝負しようよ。得意なんだってねぇ、君」

そう言って謎の男が取り出したのはチェスの駒!わざわざフルーチェさんの得意分野で勝負しようとは…
かくして2人は、無人のロープウェイの中でチェス勝負を行うことに…

そんな2人を遠くから見かけるCC。謎の男を見るや「まさか…マオ!?」と珍しく動揺した様子です
なんか武装錬金でも最近こんな場面ありましたね
てことはマオも一見CCの元カレみたいに見えますけど、実際は単なる後輩とかそんなオチが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「僕初めてやるんだよね〜、このゲーム」

(携帯にかけて来たのは演出…?いや、俺の顔を知らないからか…
 つまり俺の写真を手に入れる時間はなかったということ。周到に用意された作戦ではない、だとすれば…)

「つけ入るスキはある?もうちょっと勝負に集中した方がいいんじゃない。負けちゃうよぉ〜?」

「…!?何が初めてだ嘘つきめ!」

またしても相手の思考に対する鋭い返答。やはりマオは人の考えを読んでいるとしか思えません
そしてチェスの素人なはずのマオに、フルーチェさんはいとも簡単に追い詰められてしまい…


(C)細井雄二/講談社

あ…?あ…?
なぜだ?なぜ素人に読み負ける?
なぜだ!?

「ねえ〜!これって僕の勝ちでいいのかなあ?」

(バカな…!この俺が…!?俺が完璧に読み負けるなんて…
 何者だこいつは…!?)

「聞いてないのォCCに?」

「…」

「さすがだねぇ〜!僕の正体について、一瞬で14の可能性を考えつくなんて。
 しかもそのうちの一つは大正解」

(…!ギアス能力者!?)

マオがするりとゴーグルを外すと、その目にはフルーチェさんと同じギアスの輝きが!
咄嗟に自分もギアスを発動して対抗しようとするフルーチェさんでしたが、
それを見越したマオは再びゴーグルでそれを防いでしまいます

「おおっと、君のギアスは相手の目を直接見なければ使えない。
 そういうのも全部分かっちゃうんだよねえ、そういうギアスなんだよ僕のは」

なるほど、ギアスは人によって違う能力が授けられるみたいですね
マオの場合は人の思考を読み取る能力で、目を合わせたり回数制限といった制約もないみたいです。ずっけー
そういえば目に現れる紋章もフルーチェさんと違って両目に…
というか人の心が読めるならナイトメア乗ったらこいつニュータイプだよなあ(えー






そしてロープウェイは山頂の駅に到着。すると窓の外には、まるで夢遊病者のように駅をうろつくシャーリーの姿が…

「シャーリー!」

「ルル…死んで…。罪を償おう…?私も一緒に死んであげるから…」

マオに惑わされて相当に情緒不安定なシャーリー。今にも泣き出しそうな表情で銃を構えると、フルーチェさんと心中をはかります

「彼女も撃っちゃったんだよ、もう1人の目撃者を。君の秘密を守るためにね」

「じゃああの血痕は…。本当に殺したのか!?あいつにそう誘導されただけじゃないのか!?」

「もう黙ってぇぇっ!」

ドキュウウウン!!

フルーチェさんの頬をかすめる銃弾!体勢を崩したフルーチェさんは派手に転倒し、
その拍子に胸ポケットから、シャーリーの部屋にあった写真コレクションが…

「あ…?あ…?」

シャーリー愕然!無断で部屋に入って秘密の写真をあさっていたなんて!こ、殺される!殺されるぞー!
と、思いきや銃を降ろしてしまうシャーリー。あら?(゜д゜;)どうやら写真をきっかけに、シャーリーの中で
「ゼロとしてのフルーチェさん」よりも「友達としてのフルーチェさん」の比重が大きくなってきたようで…

「何をためらってる、そいつは君の父親を殺したんだぞ?殺せ!そいつはただの人殺しだ!」

「で、でも…」

「シャーリー…!」

「私…私は…」

「なんだよこの女、考えがグチャグチャだ。もういいや僕が…」

ドキュウウウン!!

「やめて…!やめてぇっ!」

「わ、分かった分かってるから…後は2人でご自由に」

モタモタしてるなら俺がやっちゃる!フルーチェさんを殺そうとして銃を構えるマオでしたが、シャーリーが発砲してそれを阻止!
「危ない女だなーもう勘弁してよ」とばかりにマオは銃を捨て、ロープウェイへと姿を消していくのでした






「なんだよドラマチックにしてあげたのに。つまんないけど2人まとめて…」

あーなんて奴だ!大人しく引き下がるのかと思いきや、隠しておいたショットガンで武装強化!
文字通りまとめて吹き飛ばす気か!しかし、マオがロープウェイから出ようとしたその時
突然ドアが閉まりロープウェイはふもとに向けて発車してしまいます

「だ…誰だ!?僕が気づかないなんて…まさか!?」

「…」

「やっぱりそうか!ようやく会えた、本当の君に!うふぅぇへへへ、
 そういう格好も素敵だねCC!すぐに会いに行くから!必ず、必ず!」

《起きたのか、マオ?すまなかったな、マオ…。
 そうだマオ、できるじゃないか。ありがとう、マオ》

な、なんだコイツはー!?落っことしたヘッドホンからCCの甘い言葉が延々と!
四六時中こんなの聞いてやがったのか!危ない奴すぎる…まさにCCのストーカー野郎です

そして精神を極度に疲弊してしまったシャーリーは、糸の切れた人形のようにフラリと倒れ込んでしまいます
慌てて抱き止めるフルーチェさん。しかし、シャーリーの心はすでに崩壊寸前でした

「ルル…私、人を撃っちゃったの…だから…」

「俺のせいだ…!シャーリーは悪くない!」

「ルルのことも撃とうとした…」

「俺は生きてる、俺が許す…!君の罪は全部俺が!」

「優しくされようとした…お父さんが死んだのに…」

「何がいけない…?忘れるんだ、嫌なことは全て忘れてしまえばいい!」

「できないよ…!」

「できる、俺が全部忘れさせてやる…!」

シャーリーを包み込むようなフルーチェさんの言葉でも、もはや癒し切れないほどに心の傷は広がっていました
シャーリーを救うための最後の手段。フルーチェさんの左目が妖しい光を放ち始めます

「シャーリー…お父さんのことはすまなかった…
 もし生まれ変わることができたら……君に……」

「ルル…?ダメェェェェェッ!!」

フルーチェさんの目に吸い込まれるように消えていくシャーリーの意識。
気がついた時には、すでに日は沈みシャーリーは慰霊碑の前で佇んでいました
そしてシャーリーが振り向くと、そこには一人の”知らない男”が…

「あの…あなたもご家族を亡くされたんですか?」

「……………いえ、家族ではなく友達を…そう、多分大事な…」

「そうですか…」

「失くしてから…初めて分かることってあるんですね。
 自分がどれだけ、彼女の笑顔に救われて来たかって…
 もうあんな風に、口喧嘩することも笑い合うこともできないんだなって…」

「好きだったんですね、その人のこと…」

「今はもう…分かりません」

「朝は来ますよ、私さっきまで何しにここまで来たのか分かんなくなっていたんですけど、
 もしかしたら何か区切りをつけたかったのかもしれません…そりゃあ忘れることなんてできっこないし、
 悲しいことはいっぱいあるけど、でも朝は来るじゃないですか。だから、無理して抑え込んでも…」

「…そうですね、俺もそう思っています……………今まで……ありがとう」

「え…?」

顔も知らない、名前も知らない男…彼は何物にも代えがたい友人に別れを告げて、暗闇の中へと姿を消して行った…次回に続く!



いや今回はまさに珠玉のエピソードでしたね。
Zガンダム後期OPや仮面ライダーBlackEDもそうですが、悲しげな歌をバックに歩いていく主人公の姿っていうのに
私はもうメッチャクチャ弱いんですよ。今回ラストシーンの挿入歌がまたいいんだこれが…(つ∀`)

(C)創通エージェンシー・サンライズ

シャーリーの記憶をギアスで消去っていうのは、予想した視聴者の人も多いかもしれませんが
これだけ印象的に仕上げてくるとは思いませんでした。
何といっても今回初めてフルーチェさんが他人のためにギアスを使ったっていうのが大きいですね
結果的に自分の保身にもつながりましたが、それよりもシャーリーを案じたことで使ったというのは凄く好印象でした。

チェスのところはちょっと引っかかりましたけどね
例えば将棋の対局で投了する時なんてのは、「相手がどう打ってくるか、その考えが全部読めるけど打つ手がない状態」
なので単に相手の考えが読めても、それに対応できる棋力がないと勝ちようがないんじゃないかなと。
でもマオの持つ能力の不気味さを表すにはいい演出だったので、この辺はまあ特に気にしない方向で:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



そして扇おじいさんが川へ洗濯に行ったらどんぶらこっこと流れてきたヴィレッタ太郎。(えー
彼女の動向も気になるところです。それにしても女性キャラみんなおっぱいでかいなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS character Design (C)CLAMP


3月1日

■出ましたっ!パワパフガールズZ34話 「お化けが住む家!?」

皆さんお待ちかね風呂の時間到来!10秒くらいしかなかったけどみんな泣くんじゃない!(えー
しかしデルトラ、ルルーシュ、武装錬金、パワパフと最近の私の更新は風呂ばっかですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
それにしてもバターカップの可愛いことよ、帽子やパジャマについてる55っていうのが何なのか気になりますが
私には松井の背番号しか思い当たるもんがない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(C)2006, Cartoon Network, Toei Animation, Aniplex, and TV Tokyo.





■デルトラクエスト8話 「トムのふしぎな店」

新たな宝石を求めて再び旅立ったリーフ達。次の宝石がある目的地はラットシティという場所のようです
しかし長い旅で食料も尽きかけていた頃、ちょうどそこになんでも屋の看板が…

「”TOMの店。旅行用品何でもあります”…?」

「店…?」

ずっと森で育ったので店には行ったことがないジャスミン。
というかこのファンタジーな世界観で日本語の看板が出てくると吹いてしまうんですけど
このどこかズレてるような感じが実にデルトラ的です

「店に行けばきっと食べ物もあるはずだよ」

「よし急ごう!」

うーむ…ジニとジッドの一件で、看板を見るといかにも怪しく見えて仕方ないんですが「やったー店だワーイ」と微塵も疑ってない2人。
大丈夫かよもう!しかし店に向かおうとしたその時、険しい表情でジャスミンが後ろをふり返ります

「つけられてるわ…!しかも追手は大勢よ!」

耳のいいジャスミンは接近してくる多くの足音を感知!
念のためリーフがルビーの色を確認してみると、テーガンの時と同様その色がピンクに!

追っ手の正体はオオカミの群れ。追いつかれる前に店の方角へ逃げるリーフ達でしたが、
さすがに獣の足には敵わずみるみる距離を縮められてしまいます

「すぐ後ろに殺気を感じるわ!」

「…襲われる前に戦うしかない!」

逃げ切れないと悟った3人は迎撃体制を整える!そこへ一斉に姿を現すオオカミ達でしたが…

「「子供の名前は〜♪ホットトッドジニ、ジッドフィーにフライに、
  ザンにゾット、ピクにスニック、ランにロッド〜♪最後に嫌われ者イカボット〜♪」」

う、歌うオオカミ!?(゜д゜;)しかもまたナゾナゾ巨人の歌かよ!
リーフ達が困惑する中、オオカミ達は次々に妙な煙を発して真の姿へと変わっていく!

「オオカミじゃない!?」

「こいつらは…テーガンの13人の子供たちなのか!?」

母親を殺された恨み晴らさでおくべきか!オオカミの正体は変身能力を持つテーガンの子供たちでした
ご丁寧に歌に出てきた全員もれなく登場です
というか「最後に嫌われ者イカボット〜♪」って自分自身でそんな歌歌ってんのかよ!
イカボットさん…何が悲しくてそんな自虐的なことを…(えー

ドバアアアッ!!

「うわああっ!しまった!」

「くっ…剣が!」

そしてリーフ達の足元でトラップが作動!網にかかって3人は宙吊りにされてしまい、その拍子に剣も落としてしまうことに…

「丸焼きにして食ってやる…!」

「もう逃がさないよ!」

「こ、このままだと…本当に丸焼きだ!」

(C)TOMY (C)小学館プロダクション・テレビ東京

ああ見える…見えるぞ恐怖の丸焼き料理人の姿が…(えー
大喜びで火を焚き始めるテーガンの子供たち。しかし、これから丸焼きショーを始めようという時に
いきなり子供の一人が凄い勢いで殴り飛ばされる!

「このイカボット様には足を2本と頭ひとつよこせ!」

軟骨がうめーんだよ軟骨がァー!美味い箇所は俺によこせ!自他共に認める嫌われ者イカボットが自己主張を始めてしまいます
こうなると他の連中も黙ってはおれず、俺も俺もと言い合いになりどんどん険悪な雰囲気に…

魔物たちがギャーギャーやりあっているスキに、こっそりと網を噛み切っていくフィリ!
魔物たちの注意をしばらく逸らせれば、じきに脱出できるだけの穴が空けられそうです

「おーい!そこのバカな奴ら!3つの体を11人で分けるんだろ?
 平等に分けるなんて出来るはずないじゃないか!
 9人だったら1人3分の1ずつ分けられるけどなあ!」

「3分の1ずつ…?そうだその通りだ!」

時間稼ぎに魔物たちを煽るリーフ!なんておバカな連中…1つの体を11分割して食えばいいだけなのに!(えー
まんまと騙された魔物たちは、「9人にするからてめえが減れや!」と激しくどつき合いを開始します

バキバキドガシャ
ドスバスドガアアアアアア!!

コイツ等容赦なさすぎ!死人出てるだろコレー!
身内に対する親愛の情とかまるでなし。リーフ達を捕まえたのも、テーガンの仇討ちじゃなくて
単に腹が減ってたからだってことか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ヒャッハー!これで9人だ!」

「確かに…でも3人だったらどうだ!3人なら1人ずつ丸ごと食べられるぞ!」

おらおらもっと仲間割れせんかい!リーフの煽りに乗せられて、ますます仲間の数を減らしていく魔物たち。
リーフに言われるままにとうとう3人にまで減ってしまいました

「これで1人ひとつずつだ…!さあ食おう!」

「僕達3人、みんな体の大きさが違うぞ!
 1人ひとつずつでは不公平になるじゃないか、腹一杯にもならないだろ!
 みんな公平だ、全員公平に腹一杯になるなら、一人で全部食べるしかない!」

「イカボット腹一杯食いたいィィィィ!」

こ…こいつらどれだけ乗せられやすいんだ!10人はり倒して1人で獲物独占なんてどう考えても不公平すぎる!
このスキにとうとう網に大きな穴を空けたフィリ。リーフ達はまんまと逃げ出すことに成功するのでした



「来てる!ピッタリと…!」

「あんな間抜けな奴らに捕まってたまるか!」

しかし最後に一人残ったイカボットは再びリーフ達を追跡!
というかリーフさん、ついさっき思いっきり捕まっといてなんというセリフを!
バシャバシャと川原を走って逃げるリーフ達でしたが、不運にも川は滝で途切れて行き止まりに!

「冗談でしょ…!?回り道は!?」

それを探す暇もなく現れるイカボット!こうなれば戦うしかありません
しかし13人の子供のうち最強のイカボットが相手では、正直おっさん達に勝ち目はかなりなさそうな…(えー

「飛び移ろう、見た目ほど大した距離じゃない!」

「よし…奴らを驚かせてやろう!」


(C)前川たけし/講談社

ほっぷ
すてっぷ
じゃんぷ
かーるいす!

チンミもびっくり大ジャンプで滝を飛び越えた3人。なんとかイカボットを振り切ることに成功するのでした

「追ってこないぞ、助かった…」

「やれやれね…」

「ん…?おいあれを見ろ、トムの店だ!」

ふと気がつけば目の前にはもうトムの店が。さっそく3人は店内に入ります
というか普通の道を外れて来たとは言え、日没から夜明けまで走り続けてようやく到着って
どんだけ遠い場所にあの看板置いてあったんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「誰もいない…」

「店の人、出てこないわね」

「店主はお人好しだな。これじゃ黙って何か持っていっても分からない」

しかし店内は無人で商品が置いてあるだけ。「これなら盗んでもバレないね!」とバルダは商品のランプに手をかけます
おっさん…店が初体験のジャスミンの前でなんて教育に悪いことを!(えー
しかし、ランプはテーブルにガッシリ固定されているかのようにまったく動きません
そしてバルダの手もまた、ランプについたまま取れなくなってしまい…

「ん…?は、離れない!」

「…何やってんの?」

「離れないんだ!」

一人でコントをやりだしたおっさんに心底あきれた表情のジャスミン。ね、年長者としての威厳が…

「さて、それがお気に召しましたか?」

突然の声にリーフ達が振り向くと、今まで誰もいなかったはずのカウンターに店主のトムが!
手が離れないおっさんの醜態を見かねたトム。何やらカウンターの隠しスイッチを押すと
おっさんの手はするりとランプから外れてしまいました。というかグイグイ引っ張ってた手が急に外れたので、
後ろの何かにぶつかってドガシャーンとかいう音してるんですけど
大丈夫でしょうかおっさん、いきなり弁償とかいうことにならないでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「さて…何かご入り用の物はおありですか?お買い上げいただいた方には、
 もれなくおまけも差し上げますよ」

「…長くて丈夫なロープ」


(C)細井雄二/講談社

旅のお方ですな、何をお出ししましょう?

カポエラ…

ゲゲッ!?あ…あいつ客じゃねえ!?

試しにロープを注文してみるリーフでしたが、トムの用意したロープは銀貨3枚という異様に高い品。
「ぼったくりかコノヤロー」とバルダがケチをつけると、トムは実演を交じえてロープの説明を始めます

「お客様…こんないいロープ、トムの店以外にはございませんよ」

トムがひょいっとロープを柱に投げると、結ぶもほどくも変幻自在!まるでロープが意志を持って動いているように
ほとんど勝手に柱に巻きついてしまいます

「はあ〜…」

「ふん、手品か!」

目を丸くするジャスミンやリーフと違って、おっさんはロープの能力をまるで信用してません
まあしかしこれだけ悪人ヅラの商人が相手では、裏があると思うのも当然ってもんです

「それもらいますっ!」

そんなバルダにまるで構わず、「なんて凄いロープなんだ!」という様子で即座に銀貨3枚を差し出すリーフ。
というかロープを旅の何に使う気なんでしょうか…リーフに通販のCMとか見せたら大変なことになりそうです(えー

「ぼっちゃんは品物の価値がよくお分かりの方とお見受けしましたぞ!
 トムの店自慢の品は他にもございます」

まるで「こいつはいいカモが見つかったぜ!」とばかりに次々とあやしげな品の紹介を始めるトム。
こうなると、ろくでもない品を掴まされないためにも、おっさんに冷静な判断が求められるところです

「水を加えるだけでパンができるマジックブレッド。
 こいつは火起こしビーズ。投げて割ればたちどころに火が起こります」

「ほぉ〜!」

「そんなの買っても買わなくてもいいじゃない…」

な、なんてことだ!トムが新しい商品を見せるたびにどんどん目が輝いていくおっさん
止めなきゃいけない立場の人が一番ノリノリでどうするんですか!
そして「これもいいなあ〜!」とはしゃぐリーフに、うんうんと激しくうなずくおっさん。
ダメな子2人を見つめるジャスミンの背中がやけに哀愁漂います

カランカラン

「…」

さあこれから会計だ、というその時。トムに負けず劣らずの悪人ヅラの男が新たに店へやってきました

「邪魔だ」

「…!」

ジャスミンを避けようともせず、そこをどけと吐き捨てる謎の男。
この全身殺気のカタマリのような雰囲気、まさかダースベイダーとか暗黒騎士ランスロット的な
敵軍の幹部キャラ
とかじゃないでしょうか

「…いくらだ?」

「銀貨一枚でございます、お客様」

謎の男はリーフと同じロープを購入。値段を聞く際に、ついっと机にレジスタンスの紋章を指で表します
するとトムが提示した値段はリーフの時の3分の1に…。というかレジスタンスってことはこの男、
こんだけ悪人ヅラなのに味方サイドの人間なのかよ!
ということは、それに対して割引きするトムも単なる悪徳商人じゃないってことに…人ってやつはなんて見かけによらないんだ(えー






買い物を終えてトムの店を出たリーフ達。すると、ちょうどさっきの男が馬で走り去っていくところでした

「俺たちにも馬があればな…」

「ありますよォ〜、馬ではありませんが格安の乗り物が」

店の外の会話なのに抜け目なくやってきたトム。またしてもうさんくさい商談を始めます

「こ、これは…?」

「マドレッドです。こいつらは風のように走りますよ、馬よりずっと丈夫で言うことも聞きますしねえ」

そんなトムが紹介したのは3本足の変わった動物・マドレッド。
野生児ジャスミンは人間よりも動物と触れ合うことの方が慣れているのか、あっと言う間にマドレッドと打ち解けてしまいました

「走る時は”アブラ”!止まる時は”カタブラ”!と命じればいいんです」

「乗り物があればずいぶん旅がはかどるなあ」

「それはそうだが…」

「勉強させていただきますよォ〜、金貨18枚では?」

「そ、そんなに…!?」

やっぱり今度もとんでもない高額!とてもリーフ達の払えるような金額ではありません
しかし「金貨ってこれでしょ?」とジャスミンはポーチから山ほどの金貨を取り出します。な、なにー!?
資金力までリーフやバルダより遥かに上なのか!
本当にあらゆる場面で役に立ちますねジャスミンは
ちなみにこの金貨、ジャスミンが森で暮らしていた頃、影の憲兵団に会うたびにかっぱらっていたものでした

「まいどありー!そうだお客さん、この先を行くと二手に分かれた道がありますが、
 くれぐれも左の道を行くように…ではよい旅を」

パカパカとマドレッドに乗りラットシティ目指して出発。
なるほどトムが風のように走ると言うだけあって、マドレッドはいいペースでどんどん道を駆けていきます
そして、すぐにトムの言っていた分かれ道に到着することに…

「右は”はばひろ川”…左は”粉屋の丘”か…」

「確かラットシティは、はばひろ川沿いにポツンとある町だとか…」

トムは粉屋の丘の方に行けと言っていましたが、ラットシティははばひろ川の方面なので
リーフ達は今日もまた人の忠告を無視。
あ…あんた達はー!そんな真似するの今回で一体何回目ですか!
第2話:怪獣ウェンバーから逃げようとジャスミンが忠告→無視してウェンバーに襲われる
第3話:沈黙の森深部に行くなとジャスミンが忠告→無視してゴールに襲われる
第4話:安全な道を通ろうとジャスミンが忠告→無視してナゾナゾ巨人に襲われる
第5話:怪しい家に入りたくないとジャスミンが忠告→無視してジニとジッドに襲われる
第6話:嘆きの湖に行くなと族長が忠告→無視してソルディーンに襲われる
第8話:左の道を行けとトムが忠告→無視して右の道へ

人の話にはもう少し聞く耳持ってください!
そして今日もまた渋々ジャスミンは2人の後をついていくことに…





「フギャアアッ!!フギャアアアア!!」

「な、なんだ!?どうしたんだ急に!カタブラ!カタブラ!カタブラカタブラカタブラ!」

「ダメだわ…!どうして!?」

しばらく右の道を進んで行ったその時、突如として暴走するマドレッド!制止の合図カタブラを連呼してもまったく言うことを聞きません

「う、うおおおおお!?」

そしておっさん真っ先に落馬!バ、バルダアアアアアア!あんた今回まったくいいとこなしじゃないですか!
リーフ:13人の子供達を話術で撃破
ジャスミン:追っ手の気配を察知、マドレッド購入
フィリ&クリー:リーフたちを網のトラップから救出
バルダ:ランプ盗ろうとして手が接着、トムのうさんくさい商品を次々に購入、真っ先にマドレッドから落ちる

テーガンとの戦いの時もそうでしたが、明らかにカラス達より役に立ってないですよ!
ああ…だがそれでいいんだ、それでこそ俺たちのバルダだ!(えー

そして結局リーフとジャスミンもマドレッドから落馬!落ちた時の衝撃で全員気絶してしまいます
マドレッドがこれほど暴れ狂った理由とは一体…?次回に続く!



(C)2006デルトラクエスト製作委員会・テレビ愛知






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