■爆丸バトルブローラーズ21話 「我が良き友よ」
 

「差し入れ持ってきたよ〜。はい、アイスクリーム」

「あ、ありがとうございます…」

「元気出しなって、早く食べないと溶けちゃうよ」

相変わらずプレデターのことを気にして自室に閉じこもり気味のマルチョ。
それを元気づけようと動き回っていたのはやはりルノでした
というか最近マジでこの2人ずっと一緒ですね、もはや世話焼きとかそういうレベルを超えてますよ!

「俺はどこにいても兄貴の弟子っすよー」と、前回シュンの弟子になったコンバを故郷まで送り届けた一同。
この調子でどんどん他のランカーも倒してやろうと意気込むダンでしたが…

「残りの爆丸上位ランカーの目も覚まさせてやろうぜ!なあルノ!」

「ぁ…」

「あの2人、まだ仲直りしてないみたい…」

「えっと…な、なあマルチョ!」

「…」

「マルチョもずっと落ち込んだままデース」

声をかけてもルノには顔をそむけられ、マルチョはうわの空で話を聞いちゃいません。さすがにダンがかわいそうです(´・ω・`)
ケンカのことを引きずってるルノと、ケロッとしてるダンの差は男女の違いですかね
男はいくらケンカしても「ヘッやるじゃねえか」の一言で許せてしまうようなところがありますが、
女の人はきっちり謝っておかないと、なかなか水に流してくれないことがあるよーな…(えー

「諸君!今日こそ決着をつけようではないか!」

噂をすればなんとやら、残り3人の上位ランカー達が揃ってダン達の前に姿を現す!
フヌケ状態だったマルチョも、にっくき仇の登場で一気に闘志が湧き上がります

「ダン!3対3で勝負よ!」

「おう!望むところだ!」

チャイナさん・クラウス・ジュリオの3人は、それぞれ同属性の爆丸を操るダン・マルチョ・ルノを指名!
かくして3対3という大人数でのチームバトルがスタート。
そういえば以前、チャイナさんがサブテラ(地)の使い手とか書いたような気がしますが
スマンありゃウソだった:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  正しくはダンと同じノヴァ(火)だったのね

「爆丸シュート!」「爆丸シュート!」
「爆丸シュート!」「爆丸シュート!」
「爆丸シュート!」「爆丸はぁーーっ!!」

やっぱり6人もいると1人だけ変なかけ声のチャイナさんが妙に目立つよな…(えー
相変わらず爆丸をシュートする前に意味の分からない蹴りを繰り出すチャイナさんが好きだ!
最初にバトルを開始したのはクラウスとルノ。しかしどういうつもりなのか、クラウスが出してきたのは大して強くもない爆丸でした

「ゲートカードオープン!チアリングバトル発動!
 これは自分の爆丸をさらに一体追加投入できるカードだ。
 マルチョ君、とっておきの爆丸を見せてあげるよ…爆丸シュート!」

「そ…そんな!?」

クラウスが新たに呼び出したのは、なんとデス次元に消えたはずのプレデター!
そういえば元々「僕のコレクションにしたい」って理由で、以前マルチョにバトルを挑んだんでしたっけね
どうやらデス次元に送られた爆丸は、その瞬間に即死ってわけではないようですが、
デス次元で大量のマイナスパワーを浴びてしまったプレデターは、すでに知性のない狂戦士と化していました

「プレデターさん!僕です、マルチョでございますよ!」

マルチョ必死の叫びも届かず、プレデターはルノの爆丸をデス次元へと葬り去る!
こんな見せしめを受けることになるなんて…と落ち込んでいる暇もなく、続けてジュリオとマルチョのバトルが始まります

「へヘッ!ただ倒すんじゃ面白くねえ…アビリティ発動!ラピッドルミナス!
 フィールドに光属性の爆丸がスタンドしている時、手持ち・または仲間の爆丸を
 一体参戦させることができる!さーて…どの爆丸にしようかなァ?」

「早くしてよ、どうせ始めから決めているんでしょ?」

「ふふ…こいつだ!」

「おや、私かい?」

「アクア・プレデター!来いッ!!」

まさに外道!アビリティを使わずともジュリオが勝っていたにも関わらず、
わざわざプレデターを呼び出してマルチョの爆丸を必要以上にブチのめすとは!ひでえー!

「うう…プレデターさん、以前のプレデターさんに戻ってください…!」

「ケーッケッケッケッケ!」

いくら泣いても叫んでも、プレデターにはまったくマルチョの言葉が届きません
プレデターの変わり果てた姿を見せつけられ、さらにプレデター自身の手で爆丸を殺され…
マルチョの精神ダメージはどんどん蓄積するばかりです

「ちくしょおおッ!俺の番だぜ、バトル!」

「ゲートカードオープン!インターセプト!残念だけどこのバトルは無効、
 次に爆丸をポップアウトしたバトラーの勝利となる!クスッ…後はクラウスに任せたわ」

「これはこれは、じきじきのご指名とは光栄だな…では遠慮なく!
 爆丸シュート!プレデターよ、グロリアスをデス次元に送ってやりたまえ!」

三たびプレデター登場!こいつら鬼畜すぎる!
3度もプレデターによる爆丸の処刑シーンを見せられて、あまりのショックに言葉も出てこないマルチョ。
もう見てらんないとルノ達はなんとかしてプレデターを正気に戻すことを考えますが…

「なんとかしてよ…!ダン!」

「なんとかって…」

「早くプレデターを元に戻してあげて!」

「か、勝手なこと言うな!お前こそなんとかしろよ!」

「なによ、私じゃできないから頼んでるんでしょ!?」

「都合のいい時だけ俺を頼るな!」

「分かったもういい!頼んだ私がバカでした!」

「勝手にしろ!!」

「あんたなんか大っ嫌い!!」

「黙れェェェッ!!」

またもや醜い罵り合い勃発!しかしその時、普段は大人しいティグレスがガツンと2人を怒鳴りつける!
そんな場合かお前らというティグレスの説教を受けて、頭を冷やした2人は
ようやく「ごめんなさい」とお互いに謝ると、途端にいい雰囲気になって2人の世界に入ってしまいます

「ちょっと…痴話ゲンカならよそでやってくれない?」

ダンとまったく同じポーズで呆れるチャイナさん萌え。やはり爆丸の真のヒロインはこの人こそがふさわしい(えー
しかし今後のことを考えると、チャイナさんには呆れるよりも嫉妬して欲しかったな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そういえば、バトルで負けた爆丸はものすごい衝撃が体を襲うって
 前にトラちゃんが言ってた…もしプレデターを倒したら、
 その衝撃で元に戻るかもしれない!」

「けど今はクラウスの爆丸だぜ、
 倒されたら奴のところに帰っていくだけじゃねえのか…?」

「それも考えてあるわ、任せて!」

こうなったらショック療法で治すしかない!とプレデターを倒す覚悟を決めるダン達。
また不用意にプレデターを出してきたクラウスに対して、ドラゴとティグレスを投入し圧倒的パワーでプレデターを返り討ちに!

「よし…!これでいいわ!アビリティ発動!ホーリーライト!」

「確か…敵味方含む負けた爆丸を一体復活させ、バトルに使えるアビリティ…!?」

マジックカード死者蘇生発動!戦闘不能になったプレデターがマルチョの手持ちとして復活!
敵側の爆丸は倒されてもデス次元に送られないというルールが、今回だけはプレデターを救うカギになりましたね

「う、う〜ん…?ワテは確かバトルに負けて捕まって…」

「プ、プレデターさん…!元に戻ったのでございますね!」

「よかったな…行くぜマルチョ!」

「はい!ここからが本当の勝負でございます!」

本当の戦いはこれからだ!長い間ご愛読ありがとうございました(えー
マルチョ達の反撃が始まるところで次回に続く!

爆丸つながりでちょっと一言。まごころ直送堂さんというサイトに行くと
とても素晴らしいチャイナさんの絵が見られるので、ぜひ一度覗いてみるべきだと思います
そういえばチャイナさんの本名ってチャン・リーなんだよな…
これってもしかしてスト2のチュンリーから取ったりしたんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

爆丸バトルブローラーズ22話 「陽はまた昇る」

「ボン!いつでも行けるで!」

「はい!アビリティ発動、ブルーステルス!自分のパワーレベルを50プラスし、
 
敵のパワーレベルを50マイナスするアビリティでございます!」

「だからどうした、そんなもんゲートカードでひっくり返してやるぜ!」

「ゲートカードを無効にする効果もあるでございますよ!」

「なにィ!?」

「下がってな!アビリティ発動、エイモン・ラー!」

「こっちもまだだッ!アビリティ発動、ブーステッド・ドラゴン!」

「な…!」

プレデターを取り戻して勢いに乗るダン達。惜しみなくアビリティを発動して、チャイナさん達の爆丸をドカスカ次々に撃破!
戦いの流れはダン達に傾いていきますが、クラウスにはまだ逆転の秘策があるようで…

「フフフフフッ…」

ばーん

「サ…サインはV!?」

「あれをやるってのか!?」

なんだその作戦はー!!
というかこのポーズで真っ先にサインはVを思い浮かべるチャイナさん吹いた  あんた一体いくつだよ!

「爆丸シュート!ポップアウト!」

「爆丸シュート!ポップアウト!」

「ちょっとなに逃げてんのよ!私のトラちゃん無視しないでよぉ!」

続けざまに爆丸をフィールドに呼び出すクラウス達でしたが、
すでに場に出ているルノのティグレスを放置プレイして、なぜかバトルを行おうとしません

「なぜバトルを仕掛けてこないのでしょう…敵の爆丸は水と光…そして火…
 そうか!彼らは3節を発動しようとしているのでございます!」

「…3節って何なん?」

「火・水・光または闇・土・風の爆丸がフィールドにいる時、
 3体それぞれのパワーが200プラスされるアビリティでございます!
 なんとしてもここで阻止しなければ!」

ジュリオとクラウスの爆丸は光と水。残るチャイナさんの火属性爆丸を出されると厄介なことに!


(C)鳥山明/集英社

い、いまのうちに殺さないと…!

なんとか妨害しようとクラウスの爆丸へバトルを挑むマルチョでしたが…

「ハハハハッ!かかったな!ゲートカードオープン、マインゴースト発動!」

ドバッゴオオオオオオ!!

「プ、プレデターさぁぁぁん!!」

「バカめ!3節はマインゴースト発動のための誘い水だったんだよ!」

すかさず自爆トラップ発動!クラウスの爆丸もろともプレデターは粉々に!
跡形もなくチリとなった2体はすかさずデス次元送りです。ああ、たった一話の復活とはなんという不憫な…(えー

「今度こそ本当にデス次元に送ってあげたよ。グリフォンも一緒なら寂しくないだろう?」

「ちょっと待ちぃや…勝手に死んだことにされたらかなわんがな…!」

「良かった…!間に合わないかと思いました!」

 

しかし、こんなこともあろうかと爆発の寸前に攻撃無効アビリティを使っていたマルチョ!
クラウスのサインはV作戦は、自分の爆丸を吹っ飛ばしただけで終わってしまいました

「くっ…やってくれるじゃありませんか」

「まだ手はあるわ。爆丸はぁーっ!!ゲートカードオープン、カルテットバトル!」

「カルテットバトル!?強制的に4体の爆丸でバトルするカード!」

「残りの2体は手持ちの爆丸から選ばれる…!
 すでにポップアウトしている爆丸は参加できない!」

ジュリオの爆丸と同じ場所にアシュラを呼び出し、チャイナさんは4体バトルのカードを発動!
すでにティグレスとプレデターを別の場所へ出しているマルチョ達は無視され、
ダンのドラゴとクラウスのセイレーンが強制的に召集される!
3対1のウルトラリンチ状態!しかも相手はセイレーン、アシュラ、フラッシャルと全て相手のパワー最強の爆丸!
いくらドラゴでもこれではケチョンケチョンにのされるしかありません

「ドラゴさんのパワーレベル500に対し、敵3体の合計は…せ、1110!?」

「ざけんじゃねえーっ!!」

いいもんねパワー上げてやるから!とアビリティを発動するダン達でしたが、しょせん焼け石に水。
さらに相手もダメ押しにアビリティを発動し、1310対700とその差は一向に縮まりません

「何を出そうが、この状況を覆すアビリティなどありはしないさ!」

「一つだけあるわ…ティグレスの専用アビリティ、カットインスレイヤー…!
 バトル中の味方爆丸に対し、自分と他の味方爆丸のパワーを加算することができる…
 ただしパワーを加算した爆丸は強制排除され、その後戦うことはできない…!」

「どの道このままやったらドラゴはんに勝ち目はないんや、やるしかないやろ!」

「お嬢…この命預けます!」

「ティグレス、プレデター…お前達の気持ち受け取ったァッ!!」

俺の体をみんなに貸すぞ!!
2体のパワーを吸収したドラゴは1780まで猛烈にパワーアップ!
すでにドラゴ・プレデター・ティグレスの3体で、火・水・光の3節が発動してるのでとんでもない数字です

「どるぅおあああああああ!!」

「パ…パワーレベルがまだ上がり続けてるわ!?」

ゲェー!おまけに例のルール無用パワーアップが発動!天井知らずにドラゴのパワーはグングン伸び続けます

「くっ…まだ終わりじゃないわ!アビリティ発動!火・水・光の3節!」

ここに来てチャイナさん達も3節発動!パワーが600加算されて1910に!
どーだこれなら届くまいとニヤニヤするチャイナさん達でしたが、ドラゴのルール無用パワーアップもついに最終段階。
ドラゴの体がみるみるその姿を変えていくことに!

「これが俺の新たなる姿…!ノヴァ・メテオドラゴノイド!」



あんま変わってねえよコレー!(えー
なんというか、パッと見腹にちょっと線が入ったくらいにしか違いが分からないというか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ウルトラマンガイアがガイアV2になったくらいのもんだな…(えー

「し、進化しただと…!?だがパワーレベルは1830!」

「俺たちは1910だ!」

「勝った…私達が勝ったのね!?」

「アビリティ発動!行くぜェ!メテオストライク・ドラゴン!」

チャイナさん達の夢を打ち砕く超ドラゴのアビリティ発動!パワーが200アップして合計2030に!
というか素の攻撃力450で、アビリティ使うと650ってとんでもなくつえーなあ
いつまでたっても340のままのティグレスとかどうにかしてやってください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

というわけで3人まとめて滅殺完了!負けた3人はマスカレードの呪縛から解き放たれることに…って
そういえばチャイナさん、前に負けた時「今度はアシュラの奥の手を見せてあげる」とか言ってたのに!
結局それ使わないまま負けちまいましたよ!
奥の手ってなんだったんだ!阿修羅バスターじゃなかったのか!(えー

「なあ、本当に俺達と一緒に戦わないのか?」

「仲間はたくさんいた方がいいわ!」

「何度も言ったはずだぜ、答えはノーだ」

「爆丸上位ランカーの誇りにかけて、必ずお前達を倒す。それまでは仲間にならない」

そしてやっぱり仲間にならずに去ってしまう3人。ああ…チャイナさんともここでお別れか(´・ω・`)
もう洗脳された上位ランカーは全て倒したので、この後は7人目の仲間・ジョウを探すことにしたダン達。
インターネットでしか話したことがないので居場所は一切不明。ダメ元で3人にジョウの居場所を尋ねてみると、
意外にもチャイナさんから妙に詳しい答えが返ってきました

「ジョウ・オサムなら、幼い時から難病を患ってずっと九州の病院に入院しているはずだわ」

「九州ですって!?」

「ちょ、ちょっと待てよ!なんでお前がそんなこと知ってんだ、ジョウとどういう関係なんだ!?」

「そ、そんなの…あなたに関係ないでしょ…!?」

ジョウ=チャイナさんの彼氏キター!!マジかあああああああああ
ということはそのジョウとやらを仲間にすれば、もれなくチャイナさんも一緒についてくるというわけですか!すばらしい…
一刻も早くジョウを仲間にするんだ!一刻も早く!一刻も早くうううううう(三回言った
というわけで次回に続く


■爆丸バトルブローラーズ23話 「内気なあいつ」

7人目の仲間、ジョウを訪ねて九州の病院へやってきたダン達。
ジョウは幼い頃から不治の病に侵されており、今までもこれからも入院生活を余儀なくされていました
名前が城治(じょうおさむ)なのに病気が治らんとはなんと皮肉な(えー
とりあえず「病院内では走らないで!」と言われてなぜか尻を振りながら歩くルノ達に萌えた:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「僕に会いに来たんでしょ?ダン君」

「お、お前がジョウ…お前には聞きたいことが!」

「…屋上に行こうか」

な、なにぃジョウこいつ!声がマスカレードと同じじゃないか!(保志総一郎)
さてはあれか、モンゴルマンマスクを被ると植物状態から復帰できるラーメンマンみたいに
あの怪しげなマスクを被ってる間は、病気から解放されるとかそんなオチが…(えー

「あぁ…気持ちいいなぁ。初めて爆丸が僕の下に来たのは、こんな天気のいい日だった。
 ここでこうして風を受けていたら、不思議なカードが飛んできて…
 なんだろうと思ってインターネットで調べてみたら、みんながバトルをやっていた。
 僕はみんなの交流の場があるといいんじゃないかと思って、ホームページを作った…
 そうしたらすぐにダン君がアクセスしてきて、シュンとルノ、マルチョにジュリィも入ってきて、
 すぐにルール作りが始まって…楽しかったなぁ」

「俺はそんな話をしに来たんじゃないんだ!」

そうだ!そんなことよりもチャイナさんとの関係について早く教えてくれよ!(えー
というかジョウ、「ダン・シュン・ルノ・マルチョ・ジュリィがやってきて〜」って、アリスはどうしたんだよアリスは:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お前とマスカレードの関係を聞きに来たんだ!
 俺達がどこへ行っても、そこに必ずマスカレードの手下が現れる…
 どこへ行くかはチャットでしか話してないのに、なんで奴には俺達の行き先が分かるんだ!
 誰かが情報を流してるからだろ!?そして俺達以外にそれができるのは…
 ウェブマスターのジョウ、お前だけだ!」

ダンの問いに対して、意味ありげにふっふっふと微笑むジョウ。「俺に勝ったら教えてやるよ」と爆丸バトルを申し込みます
しかし、バトルが始まって間もなくジョウはばたんきゅー。
軽い運動も止められているジョウにとっては、爆丸をシュートする動作でさえも大きい負担となってしまったのです

「今夜が山ですって…」

「ジョウがそこまでの病気だったなんて…ジョウにもしものことがあったら俺…!」

「ダンのせいじゃないわ、知らなかったんだから…」

「ダンさん、ちょっとこれ見てもらえますか?
 ジョウさんがパワーレベルの高い爆丸を持つバトラーに送った、ビデオレターでございます」

ジョウの緊急手術が行われている間に、ジョウのパソコンを勝手に立ち上げるマルチョ。
な、なんてことしやがる!これでジョウの恥ずかしいデスクトップとか秘蔵のエロ画像とかがモロバレに!(えー
まあ私はめんどくさいんで、デスクトップとか出荷された時のまんまですけどね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そしてビデオレターの内容とは、ジョウがマスカレードの危険性を多くの爆丸バトラー達に呼びかけたものでした
うーん、どうやらジョウがマスカレード本人って線はなさそうですね。
あるとすれば神様とピッコロ大魔王みたいに、ジョウのダークな一部分が分離したのがマスカレードとか…

《どこだろうここは…?うわっ、ば、爆丸なの!?》

《私の名はワイバーン…インフィニティコアをナーガに渡してはなりません。
 インフィニティコアとサイレントコアは、ヴェストロイアの均衡を保つ対のコア…
 サイレントコアがナーガを取り込んだため、バランスを取ろうとし
 インフィニティコアが私を取り込んだのです、インフィニティコアをナーガに渡してはなりません…》

《ま、待ってワイバーン!》

死の淵をさまようジョウに三途の川からのお迎えが…(えー
と思いきや、ジョウの夢に現れたのはラスボスのナーガと対をなす爆丸・ワイバーンでした
インフィニティコアとかサイレントコアとか、今までなんだかよく分からなかったのでずっとスルーしてましたが
なるほど世界の均衡を保つ宝だったのですか…それにしても、インフィニティコアを守れと言っておきながら
それと一体化した自分のことを何も教えないワイバーンは何がしたいんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そ、それじゃあ治は!?」

「奇跡です!治君の病気は完全に治っています!」

そしてワイバーンの不思議パワーでジョウの病気はすっかり完治!
さすが世界そのものを左右するコアと一体化した爆丸。このくらいのことは造作もないってことでしょうか

そしてキッズアニメのママンはエロイの法則発動!なんて若いママさんだ
ルノみたいなミニスカート穿いてるし、この人まだ20代じゃないのか!

それと関係ないですが、ジュリィがせんべいをボリボリ食いまくるシーンで
ずっとそっぽを向いたまま微動だにしないアリス吹いた
まさか内心ジュリィのことを「うるせー女だな」とか思ってて気に入らないのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■爆丸バトルブローラーズ24話 「年下の男の子」


以前紹介したまごころ直送堂さんですが、チャイナさんに続いて今度はアリスのイラストを描いてくれたようです
いやあこれは嬉しい。ただでさえ爆丸絵は貴重なのに、こんな上手い人の絵で見られるなんて感無量です
偶然にも私の好きなリプレと同じポーズなので余計にそそられる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「気ン持ちいいー!やっぱウチの風呂はカンペキだぜ!」

「だがいいのか?こんなにのんびりしていて」

「大丈夫だって、これからのバトルはハードになるぜ。
 
その前に一休みして力をつけなくちゃ、いざって時に戦えないぞ」

ジョウや世界ランカーの件が一段落して、当面の目的地もなくなったダン達は
ひとまずそれぞれの家へ戻って旅の疲れを取ることにしたようです
ダンは自宅で入浴、ジュリィはマルチョの家に居候、シュンは自宅で座禅、ルノとアリスは喫茶店の手伝いと、思い思いの休みを過ごしますが…

「早くお店に戻らなくっちゃ…あら?あの子も爆丸やるんだ」

店の買い出しに出かけていたアリスは、その帰り道で爆丸を握りしめているショタ坊やを見かけます
同じ爆丸好きとして親近感を持つアリスでしたが、何やら思いつめた顔をしているショタ坊や。
しばしその様子を見守っていると、ショタ坊やは突然爆丸を川へ投げ捨てようと!

「あぁ!?待って!ちょっと待ってぇーっ!やめなさい!」

「え…え?うわぁぁーっ!!」

ボッシャアアアアアン!!

   

それを すてるなんて とんでもない!
咄嗟にそれを止めようとしたアリスは、ドタバタ駆け寄ると勢いあまってショタ坊や川へブチ落としてしまいます
しかしなんとか爆丸は死守したアリス。ショタ坊やを川から引き上げると、体を拭いてあげながら
なんであんな真似をしようとしたのか事情を聞くことに…

「無理矢理バトルを…?」

「うん…コーイチのやつ、僕が弱いからバトルしたいだけなんだ。だからいつも…」

ショタ坊やの名前はツヨシ。どうやらコーイチといういじめっ子に、「よぉツヨシ。今日も爆丸でボコボコにしてやんよ」
いつも強引にバトルを挑まれているようで、そんな毎日が嫌になり爆丸をやめたくなってしまったようです

「だったら勝たせてあげる、私がツヨシ君を勝たせてあげるわ」

お姉さんが手取り足取り教えてあげる展開キター!!ぜひお願いします(;´Д`)ハァハァ (えー
まずはツヨシの手持ち爆丸とアビリティカードを見せてもらい、戦術の方向性を固めていくことに…

「なかなかバランスよくカードを持ってるわね。大技系のゲートカードはないけれど、
 アビリティはバリエーションがあって面白いバトルができそうね。
 例えば、パワーレベルの低いアクア・ガリソンにトラップ系のコマンドカードを組み合わせると、
 相手はこっちの作戦に乗ってきやすいわ。それとツヨシ君は水属性アクアのバトラーなんだから、
 もっとアクアの特徴を活かしたアビリティを使えばいいんじゃないかしら」

「へえ〜…」

どうでもいいんですが、そろそろアビリティカードとかゲートカードとかコマンドカードとか、
細かい違いについて説明してくれると嬉しいんだけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
バトルの流れでなんとなくでしか理解してないから、
ツヨシみたいな初心者を視聴者に見立ててルールのおさらいをして欲しいところなんですが…



ともかく戦術も固まったところでレッツ復讐。いじめっ子を公園に呼び出して爆丸バトルを申し込みます

「誰あんた?」

「はじめまして、私はツヨシ君のアドバイザーよ」

「アドバイザー…?まあいいや、なんにしても俺の勝ちで決まりだからな!さっさと始めようぜ!」

「う、うん…」

ぎゅっ

「え?」

「私も連れて行ってね」



こ、これはァー!!君も後楽園ゆうえんちで能登と握手!(えー
手を握って「連れて行ってね」なんて囁かれたら、バトルなんかほっといて駆け落ちでもしたくなるぜ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「フィールドオープン!行くぜぇツヨシ!」

「さ、最初はどの爆丸を出せばいいのお姉ちゃん?あれ…お、お姉ちゃん!?」

「え?え…?何がどうなっちゃったの…!?」

バトルフィールドを展開してバトル開始!…のはずが、その途端アリスは忽然と姿を消してしまいました(゜д゜;)アレー!?
確かに手を握ってフィールドを開いたのに…。その時のアリスはというと、時間の停止した現実世界に取り残されていました
まさか…今まで人間ワープとか0分クッキングとか、散々バトルフィールドを無茶な使い方してきたから、
とうとうフィールドが故障でもしてしまったのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「なんだぁ?アドバイザーの姉ちゃんはどこ行ったんだよ、
 勝ち目がねーから逃げ出したんじゃねえか?」

「そ、そんな…」

《ツヨシ君…?ツヨシ君?》

「お、お姉ちゃん!?どこにいるの!」

《心配しないで、姿は見えなくてもツヨシ君のすぐ近くにいるから…》

おっと、どうやら声だけはお互いに聞こえているようで、アリスがツヨシに逐一指示を出す形でバトルを進めていきます
アリスに比べればコーイチもまだまだヒヨッコ。コーイチはまんまとアリスの術中にはめられ続け、
いきなり最もパワーの大きい爆丸を失うことに…

「くそっ!俺がアビリティを使うのを読んでたのか!?」

「やったぁ勝ったよ!」

《まずは1勝ね!これからが肝心よ、ここでやり方を間違えると負けちゃうかも…》

「そんなぁ、怖いこと言わないでよ」
《ふふ、まずはマンティスにガリソンをシュートして…あっ!?時間が…動き出した!?
 ダ、ダメ、まだ戻るわけには…!》

くろっくおーばー(電子音ボイス)
バトルフィールドと現実世界の中間にいたアリスでしたが、とうとう現実世界に引っ張られ正常な時間の中へ!
一人になってしまったツヨシはチクショウ俺一人でもやってやるよと戦いますが、コーイチから手痛い反撃を食らってしまい
2体の爆丸を一気に倒されてしまいます

「ま、負けるもんか…絶対に勝つって決めたんだ!」

もうダメぽ、とくじけそうになるツヨシでしたが、最後に残った爆丸の果敢に戦う姿を見て再び闘志が甦ってきます
こうなったら地獄の底までついて行きます!アビリティを発動して勝負に出るツヨシ、そしてバトルの結果は…

「あっ、ツヨシ君!?」

「へへっ!」

「ツヨシ君…!」

勝利のVサインとともに帰ってきたツヨシ!最後まで諦めなかったツヨシが勝ちをもぎ取り、
そんな意外な一面を目にしたコーイチも、これからはツヨシに一目置くようになったようです。よかったよかった

というかアリス意外と胸でかいなあ(えー
今まであんまり意識してませんでしたが、同じ格好のルノと見比べると一目瞭然ですよ!
さすがモスクワ出身。メイドインジャパンとは格が違うぜ!まあルノがなさすぎるだけかもしれませんが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■爆丸バトルブローラーズ25話 「ハートのエースが出てこない」


今週もまごころ直送堂さんに(以下略)
今度の爆丸絵はルノとアリスの2人でした。1人でもありがたいのに2人となると威力は倍率ドンさらに倍!(えー
しかし本当に毎度素晴らしい絵を描いてくれますねこの人は。
どの爆丸絵を見ても、予想を遥かに上回る衝撃を受けたのは私だけでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「いらっしゃいませー!」

「…」

「アイスコーヒーですね、少々お待ちください。…?なあに、ルノ?」

「…え、ううん。別に」

(ルノ…?もしかして、私のこと疑ってるの…?)

いつものようにルノと喫茶店でせっせと働くアリス。しかしルノは、四六時中アリスを見張るように疑いの目を向けていました
その理由とは、以前からマスカレードに情報が漏れているというスパイ疑惑。
この間会いに行ったジョウが潔白であった以上、やはり仲間の誰かが怪しいと見てアリスを疑っているのです

「うぃーっす!おいルノ、なんか食わせてくれ!」

「あっ、ダン君!お帰りなさい!」

「困りますねぇーお客さん、今掃除中なんですけど〜」

ちょうど昼のかきいれ時も過ぎた頃、昼飯をたかりに転がり込んできたダン。
それにしても、突然やってきたダンになんで「お帰りなさい」なのかよく分かりませんが
なんだか新婚さんみたいでこれはかなり萌える:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「マルチョとジュリィは?」

「あいつらならマルチョんちに行ったぜ、あそこの料理は美味いからなぁ〜
 ルノんとこのメシなんてお呼びじゃないってさ」

「だったらダンもマルチョんち行きゃいいじゃない!」

「俺は今庶民的な味に飢えてんのさぁ。だから頼むって、な!」

「ったく調子いいんだから…。ちょっと待ってて」

「あっ、何か手伝うわ」

「いい。アリスはダンとそこにいて」

いつものように軽い口ゲンカでコミュニケートするダンとルノ。漫才のようにやいのやいのとじゃれ合いますが、
アリスに話しかけられると「うるせーんだよスパイ女」と言いたげに突然冷めた態度になり、一人で厨房へ向かってしまいます

「な、なんだぁ…?何かあったのか?」

「どうしよう…私、ルノに疑われてるみたい」

「疑う…?まさか、マスカレードのスパイ?」

「今日だって一日中私のこと見張ってるみたいで、
 なんだか息が詰まりそう…きっと私のお爺さまがハルゲーだから…」

しょんぼりしながらダンに事情を話すアリス。ダンはアリスがスパイだとは到底考えられないらしく、
ルノのやつしょうがねーな、と複雑そうな顔で話に聞き入りますが…

「こんなんしかないけど、いいでしょー?」

「お、おお、サンキュー」

「そ、そうだお買い物!わ、私午後の買い出しに行ってきちゃうね!」

ささっとカレーを作って持ってきたルノ。気まずいアリスは、何やかやと理由をつけるとそそくさ店を出て行ってしまいます
そんなアリスの後ろ姿をジロリと厳しい視線で見送るルノ。
お前なにもそこまで…と見かねたダンは、カレーをほおばりながらルノを諭してやろうとするのでした

「なあ、お前アリスのこと疑ってんだって?」

「…正直疑ってるわよ。だってアリスは爆丸も持ってないしバトルもしないんだもの!
 そんな人がどうして私たちの仲間にいるのよ!?」

「どうしてって…」

「それってつまり、バトル以外の目的があるってことでしょ?
 私たちの動きを監視して、マスカレードに報告してるんじゃない?」

うーむ、ハルゲーの孫ってだけで疑ってるのかと思えばそういう理由が…
スパイかどうかは別として、確かにアリスが爆丸を持ってないっていうのは気になるところですね
爆丸バトルの上手さで言えば、シュン>>アリス>>>>>>>>>ダン、ルノ、マルチョ、ジュリィって感じなのに、
それほどの腕がありながらどうして爆丸を持ってないのか…

 

「はあ!?シュンさんが怪しいでございますって!?」

「これまでもシュンは勝手な行動ばかりしていたデス!
 彼が一人でいる間、どこで何をしているか誰も知らないネ!」

ここにもルノと同じような人が!マルチョの家でもジュリィが「シュンが怪しい怪しい」とわめいていました

「で、でもシュンさんに限って…そんなこと言ったら、ダンさんが黙ってないでございますよ」

「だ、だからなおさらネ!ダーリンが騙されているのなら、
 一刻も早く真実を掴まなければならないんデス!こうしている間にも何か企んでいるかもしれないネ!」

あいつがスパイで間違いねーよ!とマルチョの家を飛び出してしまうジュリィ。
このままではまずいと思ったマルチョは、仲間以外にチャットに進入した人物がいないかどうか
チャットのアクセス履歴について解析を進めるのでした

(あら?あれは…)

そして買い出しを終えて店に戻ろうとしていたアリス。すると偶然、町を並んで歩いているダン達を発見してしまいます

「で、結局ダンは誰が怪しいと思ってるわけ?」

「誰ってそんな…まあ、確かにそりゃあ一番マスカレードと連絡が取りやすいのは、
 アリスかもとは思うけどさ…」

(ダン君…!?…ダン君も私のこと疑ってるのね…)

信じてくれると思ってたのに!二人の会話が聞こえてしまったアリスは、
ダン君も私をそういう目で見てるのねとますます落ち込んでしまうのでした

「だけどそれは、あくまでアリスなら俺たちに分からないことを知ってるかもって意味でだな…」

「おい!久しぶりだなダン!ちょっと見ない間にランキングが上がったからって
 いい気になんなよ!」

「今日という今日は覚悟するッス!」

そんなダン達の前に現れた2人のバトラー!地元じゃ負け知らずのシュウジとアキラ参上!(えー  何話ぶりの登場だコイツ等
ダンにいくら負けても勝負を挑んでくるしつこい2人。今日はお前らと遊ぶ気分じゃねーよと無視するダンでしたが…

「シュウジとアキラがずいぶん世話になったらしいのよ!
 お兄ちゃんのカタキはあたいが取るのよ!」

「ネ、ネネちゃん!」

「来てくれたんだねぇ〜!」

なんか幼女キター!!しかも声はこれ金朋ですか!なんだか久しぶりに聞いた気がします
しゃなりしゃなりと現れたシュウジ達の妹ネネ。どうもシュウジ達からは一目置かれているらしく、
爆丸バトルの腕前も2人よりレベルの高そうな雰囲気です

「さあ!やるかやらないのかハッキリするのよ!」

「あ〜もう…こうなりゃ3人まとめて相手してやらあ!」

「しょうがない、私も付き合うか…」

「へっ!そう来なくっちゃなあ!」

「フィールドオープ…うわっ!?」

 

な、なにいいいいいいいいい!?アリス抱きついてきたー!!
というわけでアリスも一緒にバトルフィールドへ突入!こいつは萌えるシチュエーションだ(*゚∀゚)=3

「ア、アリス!?」

「どうしてここに…」

「信じてもらうためなら私も戦う!私だってバトルブローラーズの一員だもの!」

な、なんと!思いがけずここでアリスの初バトルが拝めるのか!
もしやこれを期に、今後のバトルにも本格参戦なんてことは…

「でも爆丸もないのに、どうやって戦うのよ!」

「そ、それは…」

「いいからここは任せておけって!」

え…ええーー!?(゜д゜;)なんだそれー!!結局本当に爆丸まったく持ってないのかよアリス!
「私も戦う」なんて言うからには、こんな時のための秘密兵器があると思ったのに…(´・ω・`)結局アリスはずっと見学のまんまか…

「さあ遠慮はいらねーぜ!どこからでもかかって来い!」

「誰が遠慮なんかするか!頼みましたよネネちゃん!」

「ノヴァ・ナイトにサブテラ・センチピードをシュート!
 アビリティでシュウジのダークオン・ガーゴイルをバトルに引き込むのよ!」

「了解ッス!爆丸シュートッス!」

「げっ…2人がかりかよ!」

同時攻撃(ダブルアタック)だーっ!!シュウジとアキラに細かく指示を送りバトルを進めるネネ。
なんとかゲートカードでシュウジとアキラの攻撃をしのいだダンでしたが、まだまだネネの猛攻は終わりません

「アビリティ発動!ブローアウェイ!さらにゲートカードオープン!エナジーマージ!」

「な、なんですって!?」

「空中攻撃にトラップカードを組み合わせた!?」

「あいつ…結構やるぞ!」

「ふふん、これからが本番なのよ!」

必殺の連続コンボでルノの爆丸を瞬殺!思った以上のネネの実力にたじろぐダン達。
なかなかペースを握らせてもらえないままバトルは進んでいくことに…

「ようやく見つけたネ、シュン!むう…?あの怪しげなお爺さんは何者!?
 きっとハルゲーの仲間に違いないネ!」

こちらスネーク、ターゲットを発見した。大佐指示をくれ!その頃のジュリィは、植え込みにがさごそ隠れながら
シュンの様子を探っていました。自分の爺ちゃんを連れて、東京タワーのような観光名所へやって来ていたシュン。
どう見てもほのぼのとした日常の風景ですが、ジュリィは妙な勘違いをしてそのまま尾行を続行します

「おほほ〜、よい眺めじゃわい」

「あ、あれは!?マルチョの家を偵察してマース!もう一刻の猶予もならないネ!
 これ以上情報が漏れる前に、天に代わって成敗しマース!」

タワーの望遠鏡を堪能する爺さんを見たジュリィはゴルディオンハンマー発動承認!
どこかから取り出したピコピコハンマーで爺さんを叩きのめし、裏切者シュンに爆丸バトルで制裁を加えます

「シュン!あなたもバトラーならバトラーらしく、これで決着をつけるネ!」

「なに…?」

「フィールドオープン!天が呼ぶネ!地が呼ぶネ!
 怒りの鉄槌を下せとジュリィを呼ぶネ!
 シュン、一体ハルゲーの仲間と何をしていたネ!」

「ハルゲーの仲間…?」

「とぼけないで!さっき変なお爺さんとマルチョの家を覗いていたネ!」

何言ってるんだか分かりませんと、意味不明なジュリィの言動にただただ( ゜д゜)ポカーンとするシュン。
一人で勝手に暴走するジュリィでしたが、「あれはうちの爺ちゃんなんだけど」と本当のことを知らされると、
アイムソーリーヒゲソーリーと平謝りに謝るのでした(えー





「そろそろ大技を決めるのよ…!アビリティ発動!風・土・闇の3節なのよ!」

「3節まで使うなんて…!?こうなったらこっちも火と水と光の3節で逆襲だ!」

「オッケー、じゃあ水属性はお願いね!」

「はあ?そんなのあるか!俺は燃える闘魂・ノヴァのダンだぜ!」

「なによ!それじゃあ3節なんてできないじゃん!」

(まずいわ…相手はネネちゃんが司令塔となって、2人を上手く使いこなしてる。
 それに比べてダン君とルノは、冷静な判断力をなくしてる…ここは私がなんとかしなくちゃ!)

相変わらずネネの戦術に翻弄されっぱなしのダン達。
こういう頭脳戦になるとダン達って本当貧弱ですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
どう考えてもアリスの方がいいバトラーになると思うんだけどなあ…

「どうしたぁ?次はお前の番だぜ!」

「くぅ…」

(ルノにはもうゲートカードがないから、相手のカードに乗るしかない…!)

「今は一体でも多く敵を倒すしかない、頼んだわよトラちゃん!」

場に出ているゲートカードは4枚、その上にポップアウトされている爆丸は3体。
とりあえず1枚空いているカードがあるので、そこへシュートすればバトルは避けられますが、
敵にうしろは見せねぇ!とルノはあえて敵の爆丸に突っ込もうとしてしまいます

「待ってルノ!相手は必ず何か仕掛けてくるわ、
 ここは一旦空いてるカードにシュートして!」

「私に逃げろって言うの!?」

「そうじゃない!ルミナが得意とするのは、
 カットインサーベルのような途中参戦型のバトル…
 罠があると分かっているカードに自ら飛び込むのは危険なの!」

ふーむ、確かにダンのドラゴのようにパワーが650まで上げられる爆丸なら、相手の罠ごと叩き潰すことも可能かもしれませんが
ルノのティグレスは340しかないうえに、自分自身のパワーを上げる専用アビリティはないときています。
ここはダンのサポートに徹するのが賢い選択だと思いますが…

「なによ!私のトラちゃんならどんな罠があろうと負けやしないわ!
 アリスは黙って見てて!」

「おい、でも!」

「爆丸シュート!」

「あっ、ダメ!」

しかし頭の中がガンガンいこうぜ一択のルノは、まったく言うことを聞いてくれません
こいつルミナの爆丸を使うには性格がまったく合ってないんじゃないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
案の定、ネネは突っ込んできたルノに合わせてトリプルバトルのカードを発動!
3体の爆丸でバトルを行わなければならないこのカード、ルノは1対2の不利なバトルを強いられてしまいます
そこそこのパワーしかないティグレスでは、簡単に叩き潰されてしまうことに…

「どうすんだルノ、俺にはどうすることもできねえぞ!」

「敵が2人がかりで来ることくらい考えてたわ!アビリティ・ライトニングトルネードで、
 トラちゃんのパワーレベルをプラス100、相手をマイナス100にする!
 これで一気に2体倒せるわ!」

「違うわルノ!使うならルミナ・フリーズよ!」

「な、なによさっきから…!ライトニングトルネードのどこがいけないって言うの!?」

「聞いてルノ、相手の基本パターンは三位一体攻撃…また必ず3体で攻めてくる!
 そうしたらライトニングトルネードじゃ勝てないの!
 だけどルミナ・フリーズならいかなるバトルもフリーズできるわ!
 その間に他の爆丸をバトルに参加させることだってできる!」

パワーレベル強化の汎用アビリティ・ライトニングトルネードで一発逆転を狙っていたルノでしたが、
「敵がもう一体増えたら意味ねーぞ」とアリスに止められてしまいます
それでもルノはうるさいうるさいうるさい!とアリスの言うことを聞こうとせず…



「で、でもまだ3体目が来るって決まったわけじゃないわ!」

「バカ野郎!お前アリスの言うことが信じられないのか!?」

「だって、アリスに何が分かるっていうのよ!
 バトルをしたこともないアリスなんかに、何が…!」

「分かるよ…私だってみんなの仲間だもん、
 爆丸はなくたってみんなと戦って来たんだもん!
 マスカレードから大好きな爆丸を守りたい、強くなってヴェストロイアを救いたい、
 その思いは一緒だよ!信じてルノ!」

これでもかとアリスの熱意をぶつけられて、ようやく自分から折れる気になったルノ。
アリスの読み通り、3体目の爆丸を追加してきた敵に対してフリーズベントを発動!(えー
動きを封じられてバトルをスキップされてしまったネネ達。そのスキにダンがドラゴを投入し、圧倒的火力で3体を粉砕する!

ていうかドラゴマジ強すぎだと思う
敵3体合わせて690なのに1体で650かよ!フュージョンアビリティとかと組み合わせれば1体だけで勝てるな…

「な、なんてパワーなのよォォォ!?」

「へっ、カンペキィ!どんなもんだ!」

「そう…爆丸はなくてもバトルはできるのね…
 ごめんねアリス、私つまらないことであなたを疑ってた…助けてくれてありがとう」

「ううんいいの、最後に私を信じてくれたんだもの」

「へっ、こうなりゃもう誰がスパイなんて関係ねーや!
 仲間を疑うくらいなら信じて信じて、とことん信じ抜いてやろうぜ!」

すっきりバトルにも勝利して仲直りしたルノ達。アリスやシュンのスパイ疑惑も晴れて、より一層仲間の絆を深めるのでした

そして「たいへんたいへん!チャットに不正アクセスしてた侵入者を発見しましたよー!」と急いでやってきたマルチョでしたが
もう仲間の誰もスパイのことは気にしてませんでした。マルチョ…使えるんだか使えないんだか…
それにしてもアリスとルノがもう友達を通り越して百合カップルになってますよ!
なんだコレー!!ついさっきまでウザがってた相手とここまでベタベタするなんて…ルノ…恐ろしい子!
まあ最後のマルチョがショタかわいいから許してあげよう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!






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