デルトラクエスト3話 「黄金の騎士ゴール」

世界の危機を救うため、伝説の七つの宝石を求めて旅に出たリーフ・ジャスミン・バルダの3人。
まずは一つ目の宝石・トパーズがあるという沈黙の森を訪れます
しかしその最深部でボス敵登場。そこに現れたのはやたらと強そうな黄金の騎士でした

レベル1でこんなギルガメスみたいな奴と戦うのかよ!(えー
こんなドルアーガの塔60階を一人でラクラク踏破しそうな奴と!
リーフ達…悪いこと言わないから他でレベル上げして来た方がいいと思います

「ふうううううんッ!!」

ガギイイイイン!!

「ぬおおおおおっ…!」

剣技だけでもバルダとリーフ2人を圧倒するギルガメス!それに加えて、遠距離からでも北斗剛掌波を乱射!
遠近共に段違いの実力。今のリーフ達ではつけ入るスキがありません

「待てい!卑怯者!甲冑に身を固めてはいるが…お前は真の騎士ではない!」

「…なに?私が卑怯者だと?」

いきなりの卑怯発言!おっさん一体何を!?もしかして、遠距離から北斗剛掌波を撃たれまくったことが
初代ストUで波動拳を撃たれまくったザンギみたいに気に障ったんでしょうか(えー

しかし、何かと思えば「その亡骸はなんだ!」とギルガメスの周囲に転がる騎士達を指差すおっさん。
確かにギルガメスは、仲間だったこの騎士達を自分の命のために殺害した過去があるようですが…
この戦いとはなんの関係もないじゃないですか!「待てい!」とか言ってまで言い出すことなのか…

「お、おお…私の仲間…兄弟たちよ…仕方がなかったのだ…!」

しかし、やはり後ろめたいものがあるのか律儀に悩み出してしまうギルガメス。
その時、アイコンタクトを交わしたリーフとおっさんは、じりじりと動き出して何やら間合いを取り始めます
ま、まさかギルガメスが話に夢中になってる間に逃走を!?

「ふうううーん!」

どずしゃー!!

「グアアアアアアアア!!」
な、なにいいいいい!?横から不意打ちいったー!!
あ…あんたって人はー!!相手のことを卑怯者とか言ってるそばからあー!!
とんでもないオヤジだ、世界を救うパーティがそんな汚いことでいいのか!(えー

「やったあ!」

「…!?な、なんだ…?この手ごたえのなさは…!」

しかし喜びもつかの間、悠久の時を生きてきたギルガメスにはすでに肉体がなく、鎧を貫いた程度では倒すことは不可能!
逆におっさんは片腕で締め上げられ、そのまま剣を突きつけられてしまいます

「ぐ…が…あ…!」

「苦しめ盗っ人め…!苦しみ抜いて…死ねェイッ!」

ドズウウウウッ!!



あ、ああー!おっさん死んだー!!
身動きできない状態で急所をひとおもいにズブリ!さすがにこれは助かりそうもありません

た、たった3話目で死ぬなんて…
もう少し粘りなさいよ
あのおっさん…
(えー

「バ…バルダアアアアアッ!!」

「次はお前だ」

おっさんの遺体をゴミのように投げ飛ばし、リーフへと剣を向けるギルガメス!
しかし2人がかりでも勝てなかった相手に、リーフ一人で太刀打ちできるはずがありません
そこで機転を利かせたのはジャスミン!ギルガメスの注意がリーフへ向いているスキに、
頭上から大木を落としてギルガメスを下敷きに!

「ぐおおおおおーっ!!」

ドガラガッシャアアアアア!!

さすがのギルガメスもこれにはたまらずペシャンコに!
それにしても、これだけでかい大木だとギルガメスのすぐ横に転がってたおっさんがすごく心配です(えー
まあどっちにしても死んじゃってると思いますけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

持ち主を失い、地面に突き刺さっていたギルガメスの剣。その輝きに気づいたリーフが剣に歩み寄ると…

「…トパーズだ!やった、誠実の証トパーズだ!」

せ、誠実の証!?(゜д゜;)
横から不意打ちして上から不意打ちして相手の剣からもぎ取ったのが誠実の証!?
皮肉すぎますよこの宝石!まあ「汚い手=知恵」と解釈して、知恵の証とかなんとかそれらしいのはなかったんですか!(えー

ちょっと!
人の物勝手に盗っちゃ
まずいでしょ!

え?
お前のものは俺のものって
よく言わない?

そしておっさんの亡骸に駆け寄るリーフ。必死に声をかけ体を揺らしますが…

「バルダ!しっかりしろ、目を覚ませ!」

「…」

へんじがない ただのしかばねのようだ(えー
早くも犠牲となってしまったおっさんを前に、「旅は始まったばかりじゃないか!」と悲痛な叫びをあげるリーフ。
しかしその時、ギルガメスが守っていた「命の百合」からちょうど永遠の命のしずくが生まれ始めます
すぐにリーフはしずくを数滴手に受け、それをおっさんの口へ…

「…あ、あ…?」

ザ、ザオラルが効いた!(えー
命のしずくのおかげで息を吹き返したおっさん。というかしずくの力の恩恵で、
この後も超回復力を持つ戦士とかになれば面白いんですけど
おっさんは1話でも速攻やられてたんで、今のままだと先行き不安すぎる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「そうか、ゴールはこの下敷きに…」

「またジャスミンに助けられたね」

「お前にもな。命の百合の蜜を注いでくれたのはお前だろ?」

「ま、まあね…」

そ、そこで赤面するなー!!
おっさんに誉められてぽーっと赤く!ちょっと待てリーフ道を踏み外すにはまだ早い!(えー

誰かお願い…
このホモ達をなんとかして…

何はともあれ、目当てのトパーズを入手できた一行は次の目的地へ。次回に続く!





放送前の予告とかでは、今期で一番正統派っぽい番組だなあと思ってたんですが
いざ始まってみると、見ての通り今期で一番予想の斜め上をすっ飛んでいくアニメでした
特にバルダのおっさんが面白すぎる。ジョジョ一部のツェペリさんみたいに、主人公の一枚上を行くベテランキャラなのかと思いきや
なんだかシバラク先生をさらに弱くしたような感じでまったく頼りになりません(えー

でも作品の方向性そのものはかなり私の好みなんですよね
世界に散らばる7つの宝を集めるっていうのは、ピコピコポンとかGEAR戦士電童を思い出すし
少年主人公、野生の少女、ヒゲのおっさんっていうのはゾイドジェネシスを思い出すし
私の好きな番組が混ざってる感じなので、とりあえずこの先も見たいと思います

自分で書いてなんですが懐かしいなーピコピコポン。
確かマイホームって言葉を生まれて初めて聞いたのがこの番組だったんだよな…(当時の私は幼稚園くらい)
あとゾイドジェネシスレビューもいいかげん進めたいわ…くそー時間さえあれば:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

とりあえずOPのおねーさんが雰囲気よさげなので登場が待ち遠しいところ
それにしてもジャスミンのおっぱいのなさは凄すぎる
次回予告とか完っ璧に平らだなこれ…まさに絶壁。驚くべきはこれで16歳ってところですよ(ちなみにリーフも同い年)
成長期終わってる!終わってるよジャスミン!てことは一生このままか…他のアニメキャラなら、いくら貧乳って言っても
少しはありそうなもんですが…ジャスミンは本当にゼロだなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

デルトラクエスト4話 「ナゾナゾ巨人の呪い」

沈黙の森でトパーズを入手した3人は、次の宝石があるという嘆きの湖を目指します
しかし、嘆きの湖へ直行するには悪名高い魔女・テーガンの領地を横切らなければなりません
「安全に遠回りしていこう」と提案するジャスミンでしたが、2人は無視してスタスタ直行してしまいます。
急がば回れって言葉を知らないのかー!嫌々ついていくジャスミンを連れて進んでいくと、
橋にさしかかったところで案の定魔物が出現!バルダよりもかなりの巨体を持つマッチョな巨人です

「ふぅぅぅぅぅ…!」

「うわっ!?」

「待て、相手からは何の殺気も感じない」

咄嗟に武器を構えるリーフとジャスミン。しかしバルダは相手に戦う気がないことを悟ります
さすがベテラン、落ち着いたもんです。ドラクエにもホイミンとか無害な魔物はいたことだし、
この巨人もおっかなそうに見えて、きっと人間を襲ったりはしない魔物…

ボガアアアアアアン!!

あ…あれー!?「こいつは攻撃してこないよ!」と言ってから
たったの1秒で思いっきり剣を振り降ろす巨人!
バ…バルダアテにならねええええええええええ!!このおっさんを信じた私がバカだった…(´・ω・`)

「襲ってきたじゃないか!?」

「!?」

「テーガンの手下かも…!」

「違う!確かに俺はテーガンの命令でここを守っているが手下ではない!
 俺は昔、テーガンに殺されそうになった仲間の命を救った…
 そのためテーガンの怒りを買い、ここを守らされることとなったのだ。
 真実が偽りとなり、偽りが真実となるまで!」

事情はなんだか知りませんが、とにかくテーガンに橋の番人をさせられている巨人。
なんとか橋を通してくれるように懇願すると、巨人の出すナゾナゾに答えられたら通してくれるということに…





「ここに棒が5つある。1つも取り去ることなく3つにしてみろ」

「無理だ!」

おっさんちょっとは考えてください!問題出されて即答で「無理だ」はないでしょ!

「5つを3つに…分かったわ、正解はこうよ」

さすがはジャスミン。パーティで一番まともな人間なだけあります(えー
棒をすいすい並べ替えて3が完成。ちなみにこの問題、ローマ数字のVでも正解ですよね

「…正解だ、通ってよし!だが通れるのは俺の謎を解けた者だけだ!」

ジャスミンのおかげで通行できると思いきや、他の2人はまた足止めされてしまいました
というかジャスミンが抜けた途端に不安がふくらむふくらむ(えー
今まで2話・3話・4話とピンチをなんとかしてきたのは常にジャスミンなので、
リーフ達2人になってしまうと、なんとも頼りなくて安心できないな…





「では次の謎だ、これを順番に並べろ!」

今度は絵のついた木の板を五枚取り出した巨人。絵をよく見ればそう難しくはない問題ですが…

「ぐ…ぬう〜〜〜〜分からん!かくなる上は!」

しかしバルダはまったく絵の特徴に気づかず、剣をスラリと抜いて実力行使に出る!
おっさん落ち着いてください!それはいくらなんでもまるで知性をかんじませんよ!
しかし、「ぶっ殺したるー!」と抜いた剣が水溜まりに鏡映しになっているのを見て、
ハッともう一度絵札を見直すバルダ。この絵も左右対称になっていることに気づきます

「そうか…分かったぞ!間に鏡を置いたように数字が対称になっているんだ!」

「がぁっ…正解、通ってよし!」

個人的に一番手こずるかと思っていたバルダでしたが、意外にもリーフより先に正解ゲット。橋を通してもらいます

「さて…最後の問題だ。これから歌う歌の中に生き物の数はいくつ出てくるか?長いからよく聞くがいい。
 魔女のテーガン洞穴で〜♪好物食ったぞ子供らと〜♪子供の名前は〜♪ホットドットジーニ!
 ジットヒーニフライニー!ザンニゾットピクニスニックランニロッド!最後に嫌われ者イカボット!
 どの子の手にも〜カエルが1匹♪カエルの背には〜ウジ虫2匹♪ウジ虫の背に〜ノミが2匹♪
 さてさてテーガンの〜♪洞穴にいる生き物の〜♪数はいくつかな〜♪」

なんだこのNHK教育で流れそうな歌はー!!
問題を解く以前にまともに聞いてらんないですよ!まさかそれが狙いなのか!(えー

「リーフ、落ち着いて考えれば大丈夫よ!」

「…魔女のテーガン洞穴で〜♪好物食ったぞ子供らと〜♪(以下略)」

えー!?(゜д゜;)お前も歌うのかよソレー!
というかこの長い歌を、一度聴いただけで一語一句間違えず完璧に歌えるリーフすげえ

「…こんなの簡単だ!13人の子供の手にカエルが1匹ずつ…つまり13匹のカエル。
 カエルの背にウジ虫が2匹ということは、ウジ虫は26匹。その背にノミが2匹とするとノミは52匹。
 これを全部足すと104…テーガンを数に入れて答えは105!これくらいの計算はなんでもない」

こう見えてもさすがは16歳。すらすらと暗算で正解を言ってのけるリーフ。
というか子供が13人ってあっさり気づいてるのがすげえ
「ザンニゾットピクニスニックランニロッド!」とか早口で一気に歌ってるので
これが何人分の名前なんだかさっぱり分かりません
「ザンにゾット、ピクニス、ニック、ランにロッド」かな?どこで切ればいいんだろう…

「違う。お前はテーガンの好物を忘れていたぞ?
 生きたまま飲み込まれたカラスをな!だから答えは106だ」

「な…!?テーガンの腹の中にカラスがいたなんて一言も!」

しかし巨人のイカサマ発動!歌の「好物食った」の部分は、「カラスを丸飲みして腹の中で生きていた」という意味だと難癖をつけます
最初からリーフを行かせるつもりなどなかったということでしょうか。不正解の罰として、巨人は剣を振り回しリーフに攻撃する!

ガキイイイン!

「くうっ…!」

「リーフ!」

「卑怯だぞ!」

あんたら見てないで加勢してやってください!
なんで巨人の横暴をただ見守ってるだけなんですか!リーフやられちゃうよ!

「お前は卑怯な嘘つきだ…!お前のような奴なら
 テーガンに呪いをかけられても仕方がないな!
 真実が偽りとなり、偽りが真実となるまでこの橋を守り続けるがいい!」

「なにィ!?俺は卑怯でも嘘つきでもない!
 魔女テーガンは俺が何もしていないのに、自由を奪いこの場所に縛りつけたんだ!
 お前は今面白いことを言ったな…それほど真実と偽りに関心があるなら、
 もう一度ゲームをしてやる!」


武論尊・原哲夫/集英社

俺は嘘が大きれぇなんだ!!
もう一度だけチャンスをやろう!

妙なところでこだわりを持っている巨人。嘘つき呼ばわりされることはプライドが許さないらしく、新たな問題をリーフに与えます

「一回だけ発言を許す。お前の言ったことが真実なら首を絞めて殺してやる!
 しかし偽りなら、首をはねて殺そう!」

えー!?ちょっと待ておい!それナゾナゾですらないじゃんかよ!
なんて理不尽な選択。嘘つき呼ばわりされた名誉回復のためにこの問題を出したのに、
余計タチ悪い選択を迫ってどうするつもりでしょうか(えー

「どちらにしろ殺すんじゃないか…!」

「さあさあ、真実を言うか偽りを言うか!」

結局は死に方を選べという問題。これではリーフもうかつに答えられません
というか何も答えなかった場合は助かったりしないんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…!そうか!”お前は僕の首をはねる”!
 僕の答えは真実なのか偽りなのか、答えてみろ!」

「ぐっ…!?」

そこでとんちを利かせて反撃するリーフ!さあ首をはねてみろと巨人に言い放ちますが、
巨人は痛いところを突かれたように手出しができません

「何が起こったの…!?」

「そうか!あいつはリーフの言うことが真実なら、首を絞めて殺してやると言った!
 だが首をはねるというのが真実だとしたら、首を絞めて殺さねばならず
 首をはねるわけにはいかない!」

「あ…!偽りなら首をはねて殺すとしよう、とも言ったわ。
 リーフの言った、首をはねるというのが偽りなら首をはねることになるけど、
 リーフの言ったことは真実だということになってしまう。
 どっちにしろ矛盾するから…あいつは手を出せないわけね!」

えーと…真実なら首締めで、偽りなら首はねで…首をはねたのが真実になったら首絞めができないから…
すっきりしねええええええええええええ
言ってることは分からんでもないですが、ややっこしくてなんだかちっとも勝った気がしませんよ!
IQサプリで言うところのモヤットだなこれは(えー  モヤットモヤットモヤットモヤットヽ( `Д´)ノ⌒●

「お…おおおおおおおお!!」

リーフへの謎かけが矛盾に終わったその時、巨人にかけられていたテーガンの呪いが解けて
巨人の体はみるみる元の姿の鳥へと変わっていく!
「真実が偽りとなり偽りが真実となる時」っていうのは、リーフの出した答えのことだったんですね
まあ多分こいつはただリーフを殺したかったからあの問題出したんでしょうけど(えー

「あ、あいつ鳥だったのか…」

「お前は俺の命を救ってくれた!この借りは返す、いつかきっと!」

き、きさまー!今までさんざんイカサマ問題出して殺そうとしたくせに!あっさり忘れて仲間ヅラとはいい度胸だ!(えー
ともかく嘆きの湖への障害をひとつ突破したリーフ達。新たな宝石を求めて旅を続けるのでした。次回に続く!

と、思ったら次回予告でおっさん死にそうだーー!!
お、おっさんー!第1話でザコに倒され、第3話でゴールに殺され、今回「なんの殺気も感じない」→速攻で襲われ、
次回でもまたやられるというのですか!なんて退屈させない人なんだ!
なんというか、ゾイドジェネシスのザイリンとか仮面ライダー剣の橘さんと同じ空気を感じます
どうやらこの先おっさんから目が離せそうにないな…(えー

デルトラクエスト5話 「ニジとドッジのわな」

嘆きの湖を目指す途中、影の憲兵団(敵軍の兵士達)に捕まっている界王神さまと出会ったリーフ達。
人を人とも思わぬ影の憲兵団を見過ごしてはおけず、今日もまたジャスミンの活躍で
界王神さまを救出することに成功します

「まだ安心はできないな…辺りを調べてみよう、君はここで待ってて」

影の憲兵団の執拗な追跡から逃れたリーフ達。とりあえず界王神さまを安全な場所に残して、
まだ追っ手が来ていないかと周囲の様子をうかがいます

「…?家があるぞ…」

「こんなところに…?」

すると不気味な森の中には場違いな、のどかな雰囲気の家を発見。
こんなところに住んでる人が?と近づいていくと、何やら家の前に看板が立っていることに気づきます

「”これ鳴らし、入る”…?このベルを鳴らせってことか?」

看板にはベルがくくりつけられており、呼び鈴か何かだと思って鳴らしてみるリーフ。
家から50メートルくらい離れた場所に呼び鈴ってのもおかしな話ですが、
ベルの音を聞いて家の中からひょっこりと老夫婦が顔を出しました

まるで山に芝刈りに行ったり、川に洗濯に行ったりして暮らしてそうな温和な雰囲気の老夫婦。
なーんだ警戒することもなかったな、と道を尋ねようとして近づいていくリーフ達でしたが…

ズブズブズブズブズブ

「うわっ!?な…くっ!」

「ちょっと…!沈むうっ!」

なんと家の前には底なし沼が!みるみるうちに全身が沈んでいくリーフ達。これでは埋もれるのも時間の問題です

「はっ!?こ、これに捕まれ!」

「そんなのに捕まってもすぐ沈んじゃうわよっ!」

やったー助かったー!とばかりに板を掴むリーフでしたが、どう考えても浮力が足りません
これがビート板なら話は別なんですが…



そんな3人の元へ放たれるロープ!慌ててロープに捕まり九死に一生を得る3人。さっきの老夫婦が助けてくれたのです

「た、助かった…!」

「※#$%・∈」

「*¶☆♭@」

「…?何を言ってるのかさっぱり分からない」

ロープを伝って老夫婦のもとへ上がってきた3人ですが、老夫婦は知らない言語を使っており話が通じません
とりあえず歓迎してくれていることは雰囲気で察し、好意に甘えて家に上がろうとしますが…

「フィフィフィフィフィ〜!」

「どうしたの?フィリ…」

ジャスミンの肩に乗っているフィリは老夫婦を激しく警戒。
バルダも「さっきの看板はなんだったんだ」と少々疑問に思っているようです

「あれは半分割れてたじゃないか…あ、そうか…!さっきの板は…」

「俺たちはとんでもない思い違いをしていたようだ…これを見てみろ!
 沼の中で拾ったこの板、一見すると単なる意味不明な文字列だが
 看板と合体させると意味するものは立入禁止!
 つまり…沼の存在を看板で忠告してくれた老夫婦は
 
ものすごく親切な人達だったんだよ!!」

「な、なんだってー!!」

看板の真の意味に気づいたリーフでしたが、「なんだ親切な忠告だったのか」とあっさり納得して
バルダと一緒に老夫婦の肩を持ってしまいます。こんな物騒なところに普通家建てませんよ!

とりあえず、老夫婦の名前がニジとドッジということは聞き取れたリーフ達。
気が進まないジャスミンを、服だけでも乾かしてもらおうと説得しますが…

「私は嫌…フィリがこんなに恐がってるんだもの、何か嫌な予感がする…」

「この人達は俺たちを助けてくれたんだぞ?ジャスミン」

「ララド族の人(界王神さま)が待ってるし、早く戻りましょうよ」

「じゃあ、食料をもらったらすぐに戻ろう」

それにしてもジャスミン、冒頭の場面からおっさんが「なあジャスミン」という感じで話しかけているのに
すべて無視してリーフにしか話しかけてません
おっさんがかわいそうです(´;ω;`)ぶわっ 少しでいいから構ってやってください…






「ふう〜暖まる…!」

「助かるなあ〜…」

「…」

沼で汚れてしまった服を洗わせてもらい、毛布にくるまって暖炉にあたる3人。
リーフもバルダももちろんジャスミンも下半身脱いだ状態!なんてことだ、毛布の下の姿は!ああああエロス:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
しかし、まったりと暖を取る2人と違って、家に入ってからもそわそわと落ち着かない様子のジャスミン。
老夫婦がフィリを可愛がろうとしても、「この子嫌がってるから…!」と慌てて老夫婦から離れてしまいます

「親切な人達なのに…」

「こういう人達のためにも、早くデルトラを平和な国にしないとな」

おっさんの純真無垢な顔を見てるだけで笑いが止まりません
なんで何もしてないのに面白いんだこのおっさんは!もう存在そのものが笑いの神様だ

「リーフ、ベルトは大丈夫?トパーズはちゃんとはまってる?」

「ん、ああ」

キュイイイイイン

「ん…?な、あ…っ!?」

心配性だなージャスミンは、とリーフがベルトに触れたその時、トパーズが不思議な輝きを放ち
老夫婦がおぞましい怪物の姿へと変わっていく!(バルダとジャスミンには見えてない)
これこそがトパーズの持つ特殊能力。装着者の精神を強め、敵に見せられた幻を打ち破る効果があるのです
家の様子もみるみるオンボロの廃屋へと変わっていき、
老夫婦がすすめていた飲み物も、一目で明らかに毒と分かる気色の悪い液体が入っていました

さっ、おあがんなされ

ばあさん、その水飲んでみろ
へっ…い、いえ
あたしは今飲んだばかりで…

いいから飲んでみろ

リーフ…そんな…


(C)武論尊・原哲夫/集英社

くくっ…おれの変装を
見破っていたのか〜!!

おまえのようなババアがいるか!
影の大王の手下だな!

(あ…そうか、逆さまに言葉を喋ってるんだ…!)

老夫婦の会話を聞くうちに、彼らの喋る妙な言葉を理解したリーフ。
謎の言語を使っていたわけではなく、老夫婦は今までずっと逆さま言葉で喋っていたのです
底なし沼から助けてもらった時の言葉は「ヨダリドケイ」→「生け捕りだよ」「ダウソチゴ」→「ご馳走だ」
というかリーフ、一度しか聞いてない意味不明な言葉を完璧に記憶してたのかよ!
巨人の歌の時もそうですが、まるでセーブ&ロードをしたかのような完璧な記憶力だなあ(えー

さらに逆さま言葉で考えると老夫婦の名前にも秘密が。
ニジとドッジを逆から読むと、ジニとジッド…巨人の歌に出てきた魔女テーガンの子供達の名前です
というかあの歌、何度聞いても「ホットドットジーニジットヒーニフライニー!」って微妙に違うように聞こえるので
「は!そうか!歌に出てきた名前か!」とはあんまり共感できないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お前らはもうすぐ永遠に眠るのさ」

「早くこいつらを食べてしまいたい…!本当に馬鹿な奴らだ」

涼しい顔して馬鹿だのなんだの言いたい放題言っていたジッド達。
2人は台所に向かうと、包丁をシャリシャリ研ぎ出してリーフ達を料理する下ごしらえを始めます
警戒心の強いジャスミンは、幸いまだ毒ジュースに口をつけていません
早く2人にジッド達の正体を…ってゴクゴクゴクゴク
Σ(゜Д゜;)バルダさん何やってんすかー!?慌ててバルダのコップを叩き落とすリーフでしたが…



すでに手遅れでした バ、バルダアアアーー!!!
毒を受けてひっくり返ってしまったバルダは、リーフ達がいくら呼びかけてもうつろな表情。
「お…おお…」といううめき声しか返ってきません、まともに喋る精神力さえ残っていないようです

「はっ…そうだ!」

「え?な、なによ、ちょっと!?」



ご、ご乱心じゃあああ!何を思ったか、リーフはジャスミンの手をひっ掴み自分の股ぐらへ!
何をやってるんだリーフー!って、よく見たらバルダの手も一緒に持ってきてますね。なーんだそれなら安心…
なわけあるか!余計やばいですよ!ご乱心じゃあああああああああ

カアアアアアアア!

「え…!?これって…」

「んっ…この部屋は…」

いきなり何をやらかす気かと思いきや、リーフが2人に触れさせたのはベルトのトパーズ。2人もこれで幻から解放されます
トパーズの精神を強める効果のおかげか、とりあえず喋れる程度には回復したバルダ。
もはやこんな物騒な場所に長居は無用、逃げ出す相談をするリーフ達でしたが
ジッド達がいる台所へのドアを除くと、部屋には他にひとつしかドアが見当たりませんでした

「どうだ、外に出られそうか…?」



ぴったりくっついてドアを開ける2人萌え
裏口があることを期待したリーフ達でしたが、ドアの向こうは単なる金品保管庫。
やはり外に出るには台所を通るしかなく、そうなるとおっさんが文字通りお荷物になってしまうわけですが…

ギイイイイイ

「はっ!?」

「…よく寝ているな」

「ちゃんとお茶を飲んだみたいだね」



今度は添い寝キターー!!
部屋の様子をうかがいにきたジッド達をやり過ごす2人。リーフとジャスミンのスキンシップがやたら多くて最高だ
なんとか怪しまれなかったものの、結局はまた台所に戻っていくジッド達。やはり外へ出るには奴らを倒すしかありません

「台所を通り抜けるしかないな…」

「テーガンの子供たちと戦うの!?でもバルダはフラフラよ…?」

「俺は…置いて行け…」

「そんなことできないよ!」

チリンチリーン

動けないおっさんをどうするか悩んでいると、何者かが表の呼び鈴を鳴らす音が!
「へっへっへまたバカな獲物がやってきたぜ」と表へ出て行くジニ達。願ってもない脱出のチャンス到来!
おっさんに肩を貸してこっそりと家を抜け出した3人。しかし対岸でベルを鳴らしていたのは
先ほど安全な場所に置いてきた界王神さまでした

「あ…!?来ちゃダメだ!そこは底なし沼だぞ!」

「…!?あいつら!寝たふりをしてたのか!」

なめた真似しやがって!ジッド達は界王神さまに目もくれず、逃げようとするリーフ達に追いすがる!
逃げ道を探して家の裏手までやってきたリーフ達でしたが、家の周囲全て沼!これでは対岸に渡ることもできません

「ダメか…!?」

「あいつらだって沼の向こうに渡ることがあるはずだ、きっと渡る方法が何か…!」

しかし、その方法を探す暇もなく追いついてきたジッド達!やむを得ず迎え撃とうとするリーフ達でしたが、
そこへ現れたのはまたしても界王神さま!ジッド達を身軽な動きで翻弄すると、
界王神さまはおっさんを軽々持ち上げてリーフ達に逃げ道を教えます
小柄な体に似合わぬこの力、さすがはフリーザをも一撃で倒すお方(えー

界王神さまは何やらへぇ〜ボタンのような仕掛けを作動させると、沼の表面に光の橋が出現!

「ジャスミン!先に行け!」

ジャスミン達が渡る時間を稼ぐために、ジッド達と刃を交えるリーフ!
頃合いを見て自分も光の道を駆け抜けますが、ジッド達もやすやすとは逃がしてくれません。くらえトマホークブーメラン!

ブオオオオオ!

「きゃああああっ!」

「ジャスミン!」

トマホークは対岸でリーフを待ち受けていたジャスミンに命中!
ジッド達はさらに飛び道具で攻撃すべく、今度はリーフに折られたクワを振りかぶる!


(C)細井雄二/講談社

こいつの使い道はまだあるぜーっ!

「カアアアアッ!カアアアアッ!」

「クリー!?」

「何をする!あっちへ行け!」

ジッド達がクワを投げつけようとしたその時、ジャスミンの相棒のカラス・クリーが
バサバサとジッド達の顔面にまとわりつく!ええい目障りな鳥め!力任せにクリーを叩き落とすジッド達でしたが、
クリーが時間を稼いでくれたおかげで、リーフ達は全員沼を渡ることに成功。対岸のスイッチで光の橋は落とされ、
ジッド達はターミネーター2のシュワルツネッガーのようにズブズブと底なし沼へと沈んでいくのでした





「クリー…!ほら、命の百合の蜜を塗ってあげる」

「ジャスミンにも塗ってあげるよ」

「これは大事に取っておかないと…私ならこの傷薬で十分」

名誉の負傷を負ったクリーに、3話でバルダを復活させた命の百合の蜜を使うジャスミン。
そう言うジャスミンもトマホークで腕をケガしてしまいましたが、命の百合の蜜はFFで言うエリクサーみたいに貴重な薬。
私はこっちで大丈夫と、ポーション的な傷薬を取り出します

って、結局塗るのはリーフなのかよ!ちくしょういちいち萌えさせてくれるぜ
というか薬を塗ってる時のリーフの顔がすごく下心ありそうに見えてしまうのは
私の心が汚れてるからなんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

リーフとジャスミンがイチャイチャしてる間、バルダは一人寂しく界王神さまの相手をしていました

「バルダ、具合は?」

「もう大丈夫だ…」

「これは…?」

「ララド族の文字だな、こいつの名前はマナスだ。俺たちにお礼を言いたいとさ。
 ”あなた方は二度私の命を救ってくれた、私の命はあなた方のもの。
  ララド族はみなテーガンに声を奪われ、喋ることができない。
  美しいドールの町を嘆きの湖に変えてしまったテーガンに、 ララド族は声を上げて抗議した”…
 テーガンはそれでララド族から声を取り上げたんだ」



し、信じられない!おっさんにこんな知的な一面が!(えー
リーフやジャスミンが読めないララド族の文字を、すらすらと通訳してみせるおっさん。
おっさんはやればできる子なんです。いざと言う時まったく役に立たないだけなんです:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(まだ宝石は一つだけ…残りの6つを早く見つけるんだ!)

テーガンの子供達との戦いで、思わぬ足止めを食ってしまったリーフ達。
気を取り直して再び旅を続けるのでした。次回に続く!



そして次回予告でジャスミン風呂キター!!


(C)板垣恵介/秋田書店

やったアアアアアア!!(えー

なんかもう本気でデルトラ面白い。ジャスミンは萌えるしバルダは面白すぎるし最高ですよこのアニメ
正直今じゃ一週間で一番楽しみな番組です。うーん次の土曜日が待ち遠しい

デルトラクエスト6話 「嘆きの湖にすむ怪物」

地元民で地理に明るい界王神さまに案内されて、嘆きの湖を目指すリーフ達。
魔女テーガンの目を避けるように険しい道を進んで行きますが、
前回のケガが癒えていないジャスミンは、長い旅を続けるうちに体力を消耗してしまいます

「あ…小屋がある!」

そんな旅の途中、ぽつんと建っている小屋を発見。なんか前回も似たようなことがあったぞ
ふふん、2話連続でなんて騙されるわけが…「誰かいますかー?」ってえー!?(゜д゜;)
リーフお前!無警戒に声かける奴があるか!
とりあえず休ませてもらおうと小屋を訪れるリーフ。しかしそこには誰も住んでいる気配がありません

「待って………やっぱり影の憲兵団に襲われたんだわ」

きゅぴーんと光り出し小屋の近くの木からサイコメトリーを始めるジャスミン。
木と会話できるってレベルじゃねえぞ!ジャスミン一人だけ凄い能力持ちだ

もぬけの空となった小屋の様子を見てみると、影の大王への反抗勢力を意味する翼のマークが彫られていました
どうやらレジスタンスの拠点だったこの小屋は、影の憲兵団に見つかり襲撃されてしまったようです

とりあえず小屋で休ませてもらうことにしたリーフ達。すると、奥の部屋から界王神さまがでっかいタルを見つけて来ました

「…」

「もしかして、それでお風呂に入れってこと?そんなのん気なことしてる場合じゃ…」

「よし分かった!」

「分かったじゃないでしょ、お風呂なんて!」

「どうやらマナスはジャスミンのケガを気遣っているようだ。傷口を奇麗にしろってさ」

「この場合マナスの意見が正しいね」

女の子にやたら風呂をすすめる男3人。
純粋にジャスミンを気遣ってのことなんでしょうが、セリフだけ見るとリーフがただのスケベヤロウにしか見えませんよ!(えー

「なによリーフったら…」

「たまには僕たちの意見に従った方がいいよ」

「そうしたせいでどれだけ上手く行かなくなるか」

「リーフ達の言うことを聞くとロクなことがない」と、視聴者の気持ちをモロに代弁するジャスミン。
というか「たまには言うこと聞いてよ」って、ジャスミンはいつもリーフ達に反対意見を出してますけど
結局いつも意見を却下されて2人の言うこと聞くハメになってるじゃないですか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

でも風呂が見れたからリーフが全面的に正しいな!(えー

「う、うまい!バルダがこんな美味しいものを作れるなんて!」

「…ふん!」
って、あ、あれー!?(゜д゜;)風呂が一瞬で終わって食事シーンに!ちょっと待ってくださいよ!
前回ジャスミンに薬を塗ったように、今回もリーフが背中を流してあげる展開があると思ったのに!スタッフめ見損なったぞ!(えー
そして実は料理の達人でツンデレだったおっさん。この人はなんでこうどうでもいいところで凄く優秀なんだろう





小屋を出発し、嘆きの湖の手前にある界王神さまの故郷・ララディンの町にやってきたリーフ達。
しかしこの町も小屋と同様に住人の姿がありません。ここも影の憲兵団に襲撃されてしまったのか…
と思いきや、町の住人達は地下にも同じ町を建設してそこに移り住んでいました

「凄いなララド族は…こんな洞窟を掘って地下都市を作るなんて!」

うーむ、確かにあまり文明の発達していないデルトラの世界で、こんなジオフロントみたいな地下都市を作るとは
ララド族もタダ者ではありません

「明日はいよいよ嘆きの湖に出発ね!」

「いや、あと2・3日はここで厄介になろう」

「ジャスミンのケガを治すのが先決だって、マナスも言うと思うよ」

「もう…分かったわよ」

「で!俺たちはァ!」

ジャスミンの怪我が癒えるまでの間、リーフにハヤテライガーを乗りこなすための特訓を課すバルダ。(えー
おっさんムチャクチャ張り切ってますね、体を動かすのがよっぽど好きなんでしょうか

「く…!ぬうっ!」

「ふふ…どうだっ!」

ガキイッ!!

「うわあっ!?」

「いつまでも力で対抗しようとするな、お前にはスピードがある」

おお、さすがにバルダの実力はまだまだリーフより上みたいですね。ちょっと安心しました
ただリーフがレベル5・おっさんがレベル8くらいだとして、出てくる敵は毎回レベル30くらいなので
おっさんの強さも結局はドングリの背比べみたいなものなんですが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





ゆっくりと旅の疲れを癒した後、再び嘆きの湖を目指して出発するリーフ達。
ララディンの住人達も和やかにリーフ達を見送りますが、行く先が嘆きの湖だと聞いて族長の表情が一変します

「…」

「”邪悪と、死”…?」

「行くなってこと…?」

「”ソルディーン”…彼らが恐れているものだ」

例によって、筆談しかできないララド族の言葉を翻訳するバルダ。嘆きの湖にはソルディーンという怪物がおり、
おっさん達では勝ち目なしと族長は考えているようです。まあ気持ちは分からんでもない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「何者だろうが、俺たちにとって歓迎すべき相手ではないようだ…魔女テーガンと同じようにな」

「…」

「”魔女テーガンは倒せない…あの魔女を倒すには、その体からたった一滴でも血を流させるしかない…
 ところがテーガンは魔術で全身を守っている、挑戦した者は大勢いたが
 誰一人とて帰ってきた者はいない”…」


どうやら魔女テーガンも、バルダ達が想像していたよりはるかに恐ろしい相手のようです
まあしかし、どこにいるか分からないテーガンはとりあえず放っておけば大丈夫なので
ひとまずの問題は嘆きの湖にいるというソルディーンということになりそうです

「でも僕らは行かなきゃいけないんだ!」

「…」

「”理由を聞きたい”…」

「…それは言えない、でも信じてほしい!デルトラの国と国民のために行くんだということだけは…!」

むう、ベルトのことはお世話になったララド族にも話せない重要機密なんですね。
それよりハテナマーク一個書いたやつを「理由を聞きたい」って読むのに吹いた
わざわざ「理由を、聞き、たい…」とか通訳らしく読むおっさん萌え

リーフの熱意とまっすぐな目を見て、優しくうなずき出発を見送る族長。
嘆きの湖までの道案内に再び界王神さまが加わり、リーフ達はララディンを後にするのでした





「ここが嘆きの湖…」

「かつて誰もが羨むほど美しかったと言われるドールの町…
 それが、魔女テーガンの呪いでこんな場所になってしまったなんて…」

日が暮れるまで歩き続けた4人は、ついに嘆きの湖に到着。湖と言うよりは、うっすら水の引かれた湿地帯って感じでしょうか
元々は人間の町なだけあって、完全に水没しているわけではないようです

「あるぞ…宝石はここにある!」

ベルトの反応を頼りに、宝石の方向へ歩みを進めるリーフ達。
そんなリーフ達の前に、激しい水柱を立てながら巨大な化け物がその姿を現す!

ドッバアアアアア!!

「ガアアアアアアア!!」

ゲゲェー!現れたソルディーンは想像以上の大怪獣!これまでの敵もバケモノ揃いでしたが、中でもこいつはケタ外れです
例えるなら猛スピードで走る電車に剣一本で挑むようなもの
どう考えてもおっさんのかなう相手ではありません(えー

「くっ…!大丈夫かリーフ!?」

「な、なんとか…!」

「固まっていたら不利だ!自分の判断で攻撃しろ!」

まとめてひき逃げアタックを食らってしまえば一巻の終わり!
ひとまず分散して様子を伺う2人でしたが、ソルディーンはおっさんに狙いをつけ凄まじいぶちかましを仕掛ける!

「うおおおおおお!?」

ズドバアアアア!!

「バルダアアアーーッ!!」

おっさん食われたーー!!
なんてこと!文字通りおっさんはソルディーンの餌食に!やはりボス戦となるとまったく頼りになりません:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
おっさんを倒しリーフに狙いを定めたソルディーン。またも怒涛の勢いで体当たりを仕掛けますが
攻撃のタイミングを読んだリーフは反撃に転じる!なめるな!バルダとは違うんだよ!(えー

「くっ…!う、うああーーっ!!」

背中に深々と剣を突き立てたものの、ソルディーンの巨体にとっては針でチクンと刺されたようなもの
リーフは猛スピードで動き回るソルディーンに振り落とされてしまい、体勢を整える暇もなく第二撃が迫る!
この化物に勝つ手はあるのか!?次回に続く!

そして次回もやっぱり地面を転がるおっさん萌え
あんた最高だよ!スパロボのリュウセイがやられ街道まっしぐらの時は、「あーあ、またか」って呆れた感じで見てましたが
バルダの場合はなんでこんなに心が躍るんでしょうか(えー
というかエンドカードはジャスミンの風呂かよ!なんだか毎回エンドカードはジャスミンな気がするぞ、嬉しいけど:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

デルトラクエスト7話 「魔女テーガン現る」

ドッバアアアア!!

「く…!だあああっ!!」

目前に迫ったソルディーンの大口!あわやという瞬間、リーフはとっさに食料袋を投げつけて事なきを得ます
あまりに勝ち目の薄すぎる戦い。逃げるが勝ちと判断した一行は、一度撤退して態勢を立て直します

「残ったのはこれだけか…すっかり泥につかってしまったな」

あれー!?おっさん食われたと思ったら普通に生きてるよ!(えー
まあしかし無事で何よりです。残り少ない食料で腹ごしらえをする四人でしたが、
口に広がる泥の味に「うえ〜」という顔をするリーフ。平然と食ってる野生児ジャスミンとの対比が面白いですね

「リーフ、宝石は確かにここにあるんだな?」

「うん…ベルトはまだ熱い。間違いない、この湖のどこかに宝石はあるんだ」

宝石があることは分かっていても、それはあくまで「湖のどこか」という話。
あのソルディーンの目をかいくぐりながら、この広い湖で宝石一個を探すなど到底無理な話です
何か名案がないか話し合う四人でしたが、八方手詰まりでお先真っ暗落ち込みモード。
しかしキョトンとした表情のジャスミンはかわええのう(画像左下)

「…マナス、笛を吹いてよ。何かそう…楽しい曲を」

「…?」

「笛だと?こんな時に…」

「こんな時だからこそだよ」

こうネガティブな空気の中ではロクな考えも浮かびません
せめて気休めくらいになれば…とリーフは界王神さまの得意な笛の演奏を頼みます

♪ピロリロリ〜リロリロリ〜♪

重たい静寂を和らげるように鳴り響く笛の音。つかの間の安息を得たリーフ達は、次第に表情が柔らかになっていきます
でもこれだけ静かな中で笛の演奏やってたら、ソルディーンに居場所を教えてるようなもんでは…

ザバアアアアア!!

「ソ…ソルディーン!?」

ああ言わんこっちゃない!振り向けばそこには再び恐怖の化物が!
ざんねん!リーフたちの ぼうけんは これでおわってしまった!

「…!」

「やめるな。吹き続けるのだ」

あら?(゜д゜;)一気にバクリと行かれるかと思いきや、笛の音に関心を持った様子のソルディーン。
知性のない怪獣かと思いきや、人間の言葉とか普通に喋れたんですね

「答えろ。お前達の目的はなんだ」

「…僕たちはある宝石を求めてここに来た。それは空からこの湖に落とされた…16年前のことだ」

「…その宝石なら私が持っている。こんな寂しい場所で暮らす惨めさを慰めるためにな。
 そんな大事なものを手放すと思うか?」

「代わりに何が必要なんだ、俺たちに揃えられるものなら何でも言ってみろ」

「よかろう…石はくれてやる。代わりにそいつをよこせ!」

ソルディーンが宝石の代わりに指名したのは界王神さま!
退屈で虚しいだけの嘆きの湖での暮らしには、界王神さまの笛は絶好の退屈しのぎだったのです

「お前は生きている限り、日がな一日・夜は夜通しその笛を吹いて私の心を慰めるのだ」

「冗談じゃない…!渡さないわよ!」

「…」

「マナス、いかん!」

「昼も夜もなく笛を吹き続けろ」という酷い要望に対して、それで宝石が手に入るのなら、と犠牲になろうとする界王神さま。
しかし、リーフ達は誰一人としてそんな結末は望んでいませんでした

「その男をよこせ…さもないと皆殺しにするぞ!」

「やるならやってみろォッ!!」

ドガアアアアッ!!

怒り狂うソルディーンの一撃を食らい、弾き飛ばされるリーフ!しかし、気迫でソルディーンに食らいつきその目に剣をつきつける!

「な…!?」

「マナスは渡さないぞ…!あの人は散々辛い目に遭って、やっと解放されたんだ!
 なのに僕らの旅について来てくれた…
 見殺しにはしないッ!どんな事があってもだ!」

ウオオー格好いいぞリーフ!自分より遥かに強い相手にも気力で勝利!
やる時はやる男です、おっさんとは違います(えー

カアアアアアアア

「…!?トパーズが…」

「な…なんだ…?私の心が…清められていく…!?」

リーフとソルディーンが接触したその時、ソルディーンに対して激しく反応するトパーズ。
トパーズの力で、ソルディーンにかつて人間だった時の記憶が甦ります
ナゾナゾ巨人と同じで、ソルディーンもテーガンに姿を変えられた過去があるみたいですね

「なんだ…私にどんな魔法をかけたのだ!」

「魔法じゃない。今お前が見たもの、それが真実なんだ!頼む、宝石を渡して欲しい…
 昔のお前に戻るために、お前が失ったものを取り戻すためにも!」

「……………分かった」

いつか人間に戻れる日が来るなら…とリーフを宝石の場所へ案内するソルディーン。
めでたく二つ目の宝石を入手したリーフでしたが、その色を見てふとした疑問が浮かびます

(…ピンク色の宝石?デルトラ7つの宝石にピンク色のものなんかないはずだ…
 エメラルドは緑、アメジストは紫、ラピスラズリは青の地に金の斑点がある。
 オパールは虹の七色、ダイヤモンドは氷のように透明で、ルビーは赤い…ルビー?)

ベルトが反応している以上、確かにこの宝石は目的のものに違いありません
宝石の特徴を思い返しているうちに、ルビーの特殊能力が思い当たりハッとするリーフ。
「ルビーは幸福を象徴す。されど邪悪な怪物の存在を知る時その色は褪せる」…

「赤が褪せればピンクになる…!ソルディーン気をつけろ!邪悪な者が近くにいる!」

ズバシャゴオオオオオ!!



「うわあああああーーっ!!」

身の毛もよだつ凄まじい電撃!ソルディーンほどの巨体がたやすく吹き飛ぶ衝撃の中、恐怖の魔女がその姿を現す!

「ようこそ…私のお庭へ」

「ぬうっ…!?」

「魔女…テーガン…!」

やってくれましたねみなさん…
よくわたしの可愛いジニとジッドを
殺してくれました…
ナゾナゾ巨人の反応がありませんね…
あなた達が殺したんですか?
どんな手を使ったか知りませんが、
これはちょっと意外でしたよ…
まさかこんな結果になろうとは
思いませんでした…
絶対に許さんぞ虫ケラども!
じわじわとなぶり殺しにしてくれる!
一人たりとも逃がさんぞ覚悟しろ!

「ふふふ…可愛い坊や。私のお庭に入り込み、奴隷の鳥を逃がし
 今またもう一匹の奴隷も逃がそうと言うの?
 おまけに…ジニとジッドをこんな目に遭わせて。酷い侮辱よねえ!」

ズドバアアアアア!!

「ぐおおおおーーっ!!」

見せしめにソルディーンを一撃で葬り去るテーガン!これまでの敵で最強と思われたソルディーンをたやすく…
魔法使いなのに登場シーンでギガデインを使って現れたことからも、
テーガンの並外れた実力の高さがうかがい知れます

「魔女めえっ…!はあああーっ!!」

果敢に突っ込むおっさんでしたが見事なまでに返り討ち
強力な魔術の障壁に阻まれて触れることすらできません、続けて突撃したジャスミンも同じ結果に…
しかし、バリアの衝撃を受けてもすぐ起き上がるジャスミンと違っておっさんは転がったまま起きてきません。お、おっさんー!!

「守りを…破らなきゃダメだ!」

なんとかして突破口を開こうとするリーフ。しかし今度は、テーガンに近寄る間もなく強力な魔法攻撃が!
直撃を食らいながらも、魔法のマントの防御力のおかげでかろうじて耐えしのいだリーフ。
そしてケガの功名というべきか、今の魔法攻撃でテーガンにつけいる隙を見つけます

「リーフ…!」

「分かった…テーガンを倒す方法が。攻撃呪文の直前だ…!
 一瞬防御が解かれる。その隙を狙えば…!」

♪ピロリロリ〜リロリロリ〜♪

リーフ達が勝機を見い出したことに気づいたのか、笛を吹き出してテーガンの注意を引きつける界王神さま。
「笛なんかで何がしたいわけ?」とあざ笑うテーガンでしたが、演奏をやめようとしない界王神さまに次第にイライラが募ります

「ええいおやめ!その笛も吹けないようにしてやろうか!」

テーガンが界王神さまに狙いを定めたその時、矢のように飛び出したリーフとジャスミンが一気に間合いを詰める!

「テーガンッ!!」

「…?」

リーフの突撃に気づき、ニヤニヤと余裕の表情で狙いを変えるテーガン。
しかしその時、リーフの背から飛び出したジャスミンがナイフを投げつける!



絶妙のタイミング!バリアが空いたまさにその瞬間、これ以上ない軌道で飛んで行くナイフ!そのままテーガンに向けて一直線に…!

バシイイイイッ!!



(C)武論尊・原哲夫/集英社

北斗神拳
二指真空把!!

な、なんてやつだ!あれほどの投げナイフを無傷で受け止めてしまうテーガン!
しかし、わずかでも反応が遅れていれば間違いなく仕留められていました
テーガンから今までの余裕が消え失せ、その表情はみるみる怒りに染まっていきます

「おのれ…!もう手加減はなしだ!まとめて化物に変えてくれる!
 醜い姿となって永遠に泥の中を這いずり回るがいいッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

かつてないほど強力な魔力がテーガンの腕に集約する!あまりの凄まじさにリーフ達は一歩も動くことができません
誰もが敗北を覚悟したその時、目にも止まらぬ速さでテーガンに突撃するひとつの影が!

カ…カラスだー!!
テーガンの極大魔法が放たれるその瞬間、頭上から奇襲したクリーがテーガンに傷をつける!

「そ…そんな!?嘘!嘘よッ!!ぐああああアアアアアア!!」

その強さと引き換えに「一滴でも血を流せば死ぬ」という弱点を持つテーガン。
その体は見る間に朽ち果てていき、とうとう絶命してしまいます

パアアアアアアアア

「ドールの民が…甦った…!?」

「夢でも見てるのか…?」

「現実だよ、みんなが同じ夢を見てるってなら別だけどね」

テーガンの命が散ったその瞬間、嘆きの湖やソルディーンにかかっていた呪いは解け、
姿を変えられていた人間達が次々に元の姿へ戻っていきます
そして声を奪われていた界王神さまもまた、ようやく自由に会話ができるようになり…

「皆さんありがとう…!感謝の言葉もありません!」

そして再び戻ってきたララディンの町。リーフ達は住人全員に心からの祝福を受けます
というか族長あんた女の人だったのかよ!見た目からじゃ全然分かんないですよ!

「リーフ、バルダ、ジャスミン、本当にありがとう!君たちのことは一生忘れないよ!」

そして苦楽を共にした界王神さまとも別れの時が…しかし「本当にありがとう」って、リーフやジャスミンは本当によく戦いましたが
バリアに弾かれてそのまま寝てたおっさんを同列に扱うってのはどうなんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

おっさん…漫画版のあんたはこんなにがんばってますよ!(えー
ゴールに対して不意打ち使わずに正面から圧倒してるし、ジニとジッドに眠り薬飲まされても
自分の足に剣ぶっ刺して痛みで意識を保って戦ってるし、まさに勇猛果敢。少しは見習ってください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
というか漫画版はテーガンがめちゃめちゃ美人のねーちゃんだな…
それとセリフを読んでようやくテーガン一家の名前が分かりました
ホット、トッド、ジニ、ジッド、フィー、フライ、ザン、ゾッド、ピク、スニック、ラン、ロッド、イカボットだったのね
これを一発で聞き取ったアニメ版リーフやっぱすげえよ
字で見ないと絶対分かんないよこんなの:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



しかし今回のデルトラはムチャクチャ作画の質が高くて、まるで映画でも見てるような気分になりました
テーガンの魔法もド派手だったし、リーフとジャスミンにも見せ場があったし面白かったなー
そろそろネタ的にじゃなくてマジに面白くなってきました。この先も期待してます






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