■機動戦士ガンダムOO8話 「無差別報復」
 

「…なぜそんな格好を?」

「カムフラージュよカムフラージュ、今はエージェントからの情報を待つしかないもの。
 あ〜それにしても暑いわね、ビールとかないの?」

無差別テロの影響で下手に動けなくなってしまったソレスタルビーイング。
テロ組織のシッポをつかむまで大人しくしているしかなく、
どうせ暇なんだから遊んじまおうぜ!と開き直ったスメラギ艦長たちはバカンスを始めてしまいます
それにしても地味子、一見大人しそうな外見なのにメチャメチャきわどい水着着てますね
ほとんどケツ丸出しじゃないですか!とんだ露出狂だ!(えー

しかし無差別テロで痛手を受けたのは、ソレスタルビーイングだけではありませんでした
テロで犠牲になったのは、ユニオン、人革連、AEUなどあらゆる組織の善良な一般人たちです。
もはや問題のテロ組織は世界全体の敵。グラハムやセルゲイ中佐なども、テロ組織の行方を探るために動き始めていました





「相手が拠点を移す前に攻撃するためにも、ガンダム各機は所定のポイントで待機してもらいます」

テロ組織の正体がおぼろげながら見えてきたところで、
ティエリアはオーストラリア、アレルヤはアジア、ロックオンは南米、刹那はスコットランドへ飛び、テロ組織の拠点と思われる場所で待機することに…

4人がウィダーインゼリーをチューチューやりながらひたすら待機を続けていると、
その時刹那の潜伏先で爆破テロが発生!さらに事件現場から逃げ去る不審車の目撃情報が!

《現場から一番近いのはあなたです、任されてもらえる!?》

「了解、現場に向かう!」

すぐさま刹那はバイクに飛び乗ると、不審車の追跡を開始!
ほどなくして不審車に追いついた刹那は、観念しやがれと銃弾を不審車に発射発射!

「目標を確保する!」

チュインチュイン!

「くぅ!」

ドァギャギャギャギャア!

「しまった!」

防弾ガラスにむなしく弾き返される銃弾!さらに不審車のドラテクについて行けずに取り逃がすという体たらく!
おまけに「道ばたでなに銃乱射してんのキミ」と刹那は警官にとっ捕まってしまいます
刹那こいつ使えないにも程がありますよ!(えー
まさかこんなバカバカしいことで絶体絶命のピンチとは…

「貴様何をしようとしていた!IDを確認する、早くIDを出せ!」

「くっ…」

「失礼、この少年は我々の連れなんです」

と、そんな刹那を助けてくれたのは、とある中東の国・アザディスタンのお姫様マリナでした。
一国の主を前にすっかり恐縮してしまった警官は、こいつはとんだ失礼しました!と一目散に去ってしまいます
しかしこんな見ず知らずの王女が、なぜ刹那を助けるような真似を…?

「こんな場所で同郷の人と会うとは思わなかったわ、あなたアザディスタンの出身でしょう?」

え、ええ?(゜д゜;)お姫様あんた…さっき刹那がカーチェイスしてるところを見て、
「あっ同郷の人がいるワーイ」って理由だけでわざわざこんなとこまで追ってきたんですか!(えー
意味分かんないよ姫様…ほんの一瞬見かけただけで追いかけたくなるもんなのか…

「違う、クルジスだ」

「…クルジス!?そ、そうなの…私、なんて言ったらいいか…」

しかし、刹那の出身はアザディスタンではなくその隣国だったようです
そのクルジスという名を聞いた途端、姫様は罪の意識にさいなまれるような反応を…
そう、クルジスとはかつてアザディスタンによって滅ぼされてしまった国。
そんな刹那に負い目を感じたのか、姫様は今アザディスタンが置かれている状況をあれこれ話し始めます
「今うちの国は保守派と改革派が争ってて、いつソレスタルビーイングのアホが襲撃してくるか分からないのよ」とのことらしいですが…

「ソレスタルビーイングは自分たちのことを神だとでも思っているのかしら…
 武力で戦争を止めるだなんて…確かに戦争はいけないことよ、
 でも一方的に武力介入を受けた人たちは現実に命を落としているわ」

「戦争が起これば人は死ぬ」

「介入の仕方が一方的すぎるって言ってるの…平和的解決も模索しないで暴力で人を縛るなんて」

「話している間に人は死ぬ。クルジスを滅ぼしたのはアザディスタンだ」

「…!確かにそうよ…でも、2つの国は最後まで平和的解決を…」

「その間に人は死んだ!!」

だからッ!遅すぎたと言ってるんだ!(えー
モタモタ平和的解決なんてしてられっけー!と姫様の話をうっとうしげにさえぎる刹那。
実際に同胞が次々と死んでいった場面を目にしている刹那には、とろくさい平和的解決など何の意味もありませんでした
当時わずか10歳の頃から戦争に駆り出されていたという刹那。その事実に姫様は愕然としてしまいます

「カ、カマル君(刹那の偽名)、まさか…6年も前から戦っていたの…?」

「今でも戦っている」

「え…?」

「戦っている!」

「あぁ…!?」

姫様を言葉責めしておちょくってる場合か!(えー
さすがにそろそろ余計なことを喋りすぎというものです。これでは刹那の正体がバレるのも時間の問題…

「あ、あなた保守派の!?もしかして私を殺しに!?」

しかし「さては私を殺しに来た刺客ね」と妙な勘違いをしてしまう姫様。
いやあんた、自分から通りがかりの刹那を追っかけてきたのに殺しに来たとか何を…(えー
とはいえ姫様の方から会話を切り上げようとしてくれたのは好都合。このままトンズラしてしまった方が得策というものです

「あんたを殺しても何も変わらない。世界も変わらない」

「カマル君…」

「違う、俺のコードネームは刹那・F・セイエイ!
 ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ!」

ドッギャーーン!!!
な…な…何を言い出すんだこのトンチキはーー!!正気かお前は!自分から正体バラす極秘パイロットがあるか!
どうしようもないバカヤロウですよ!
2話で「機密事項を口にするな」ってアレルヤに説教かましてたのは誰だよ…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「実行犯の一人を確保しました、バイオメトリクスをそちらに転送します」

一方その頃、刹那が取り逃がした不審車は黒服のエージェントさん達によりあっさりと捕まっていました
主人公より名無しのどうでもいいキャラの方が役に立つなんて!刹那立場なさすぎだろ…

そしてエージェントさん達の送った遺伝子情報と、一時的に手を貸してくれたAEUの情報網により
一連のテロを行っていたのはラ・イデンダという組織ということが断定!
その活動拠点3ヶ所もすぐに割り出され、そこへ襲撃をかけるべく刹那は姫様を置いてエクシアの下へと急行します

バオオオオオオオオオオオ!!

エクシアのコクピットめがけてフルスロットルで突っ込む刹那!まさかそのまま猛スピードで直接乗り込むのか!?ちょっとかっこいいかも…



って普通に降りて乗るんかーー!カッコ悪ー!
ドギューンと突っ込んだ後に棒立ちで運ばれていく姿のなんとシュールなことよ…もう刹那は存在そのものがギャグだな…





「容赦しねえ…!てめえらに慈悲なんてくれてやるか!」

そしてラ・イデンダの拠点三ヶ所を同時に襲撃する刹那たち!
相手が憎きテロリストどもとあって、普段遠慮がちなロックオンも今日は手加減無用で拠点を叩き潰しにかかります
別拠点を叩いていたティエリアも、相変わらずのトンデモ火力であっさりとテロリストどもをお掃除完了!
手こずってるのは刹那だけです。輸送船を襲ったところを逆に水中用MAに反撃されてしまい、
冷や汗をかきながら辛くも勝利。本当刹那はいつも苦戦してばかりだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

(俺のコードネームは刹那・F・セイエイ!ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ!)

「ふふ、まさかね…」

そしてラストシーン、刹那と会ったスコットランドを発ち飛行機の中の姫様は、
さっきの刹那の大バカ発言について「まったくタチの悪い冗談だぜ」とあまり本気にしていませんでした
ナイスボケです姫様。これならなんとか刹那の大失態も帳消しってことになりそうです

「お、おい見ろ!モビルスーツだ!」

「あの白いの…ガンダムじゃないか!?」

「ガ…ガンダム!?」

何してんだお前ーー!!
何を姫様の飛行機とランデブーしに来てるんですか!そんなに自分の正体ばらしたいのか!
まったくもって意味不明です、もう姫様の前で目立ちたくてやってるとしか思えない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
これじゃ刹那をパイロットに選んだヴェーダとかいうのも相当なボンクラだな…(えー 次回に続く!

 
■機動戦士ガンダムOO9話 「大国の威信」
 

厄介なテロ組織も前回の戦いで叩き潰し、しばらくは平穏な日々を送っていたソレスタルビーイング。
このところ世界には目立った紛争もなく、今のうちに刹那たちは機体をオーバーホールしようと
宇宙の母艦・プトレマイオスに集結していました

「…」

「…」

「き、気まずい…」

しかし久々にゆっくり会えたというのに、一言も喋ろうとせず黙々と飯を食う刹那とティエリア。
こいつらの辞書にコミュニケーションという言葉はないのか!



「…?どうした?」

「ロックオン…?」

一方艦内をうろついていたロックオンは、野育ちオペレーターことフェルトがこっそり泣いている場面に遭遇してしまいます
刹那やティエリアなら「ごゆっくりどうぞ」とかさっさと出て行ってしまいそうですが
優しいお兄さんのロックオンは、フェルトがどうして泣いているのか話を聞いてあげることに…

「へえ…フェルトの両親はソレスタルビーイングにいたのか」

「2人とも第二世代のガンダムマイスターだって…今日は2人の命日」

「何があったんだ…?」

「分からない…ただ死んだとしか…」

「そうか…ソレスタルビーイングのメンバーには守秘義務がある。
 俺も今のメンバーの過去を知っちゃいないが、そうか…両親の情報もか…」

ソレスタルビーイングのメンバーだったフェルトの両親。しかもガンダムのパイロットだったということで、
その情報には一切触れることができないよう厳重に管理されていました。
同じソレスタルビーイングで、実の娘であるフェルトにすら何一つ教えられないという徹底ぶりです

それにしてもガンダムマイスターの情報がこれだけ重大な秘密ってことになると、
前回自分から正体バラした刹那のムチャクチャさが余計に際立つなー:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「両親の遺志を継いだんだな…君は強い女の子だ…ニールだ、俺の本名。ニール・ディランディ」

「あなたの名前…?」

「ああそうだ、出身はアイルランド。両親はテロで殺された…」

「どうして…?」

「教えてもらってばかりじゃ不公平だと思ってね」

「優しいね…」

「女性限定でな」

同じ両親を亡くした立場として、共感せずにはいられなかったんでしょうか。ロックオンもフェルトに誰も知らない自分の秘密を打ち明けます
そして優しくフェルトの肩を抱き寄せ…ひょー!これはカップル成立の雰囲気か?
ロックオン24歳、フェルト14歳でかなり危なげな関係ですが私は応援しますよ!(えー

「ロックオン?……!!し、失礼!」

「ご、誤解をするな!」

そこへタイミング悪く出くわしてしまったアレルヤ!慌てて体裁を取り繕うロックオンですが
どう見ても今のラブシーンだったじゃないですか!ロリコンだとか恥ずかしがることはないぞ!(えー
それにしてもフェルトの胸、前回はかなり控えめな感じだったのに今回はすんごいボリュームアップしてますね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
この短期間にこれほどの成長を遂げたというのか!14歳というのはおそろしいな…(えー




一方その頃、人革連ではガンダム捜索のための大規模な作戦が展開されようとしていました
「攻めてこないなら放っといていいじゃん」と受け身なAEUやユニオンと違って、
草の根分けてでもガンダムを探し出そうと躍起になっている人革連。
ガンダムの持つGN粒子はあらゆるセンサーを無効化するので、普通の方法では見つけ出せませんが
それを逆手に取って無数の通信装置を宇宙に放出し、通信不能エリアを割り出すというとんでもない物量作戦を開始することに…

「AE−3288の双方向通信が途絶えました!まさかこれほど近くにいたとは…」

「総員に通達!モビルスーツ部隊緊急発進!」

気の遠くなるようなその作戦も、プトレマイオスが近くにいたことで意外なほど早く目標達成!
すぐに襲撃をかけるべく、セルゲイ中佐率いる大部隊がプトレマイオスへ向けて出撃します

「数十万もの通信装置をバラ撒いて、GN粒子の通信遮断領域を特定してくるなんて…!」

「ほ、本当に戦うの…!?この艦武装ないのに!」

「ガンダムがいますよ…!」

一方スメラギ艦長たちも、自分たちの居場所を嗅ぎつけられたことに気づいていましたが
なんとプトレマイオスはバリアの他になんもない丸腰の艦ということが判明!こんな重要な艦がなんで丸腰!?
となると戦いはガンダムに任せるしかありませんが…

「ガンダムの整備状況は!?」

「エクシアは終わっている、だがデュナメスは脚部のジェネレーターが使えん!
 装甲も外したままだ!」

「欲しい機体が…!」

プトレマイオスを守りながらの戦いとなると、火力のバカでかいメタボ君接近戦しかできないエクシアよりも
距離を選ばず多数の敵を正確に撃ち落とせるデュナメスが一番の適役。
しかしそのデュナメスが、ちょうど足をバラしている最中だったという最悪の事態に…
足など飾りです!偉い人には分からんのです!と言いたいところですが(えー
命中精度が命のデュナメスでは、足がないという重心バランスの変化は致命的なようで…

「フェルト…!生き残れよ!」

「うん!」

「デュナメスの足には応急措置で固定用冶具をつけた!だが火器管制の調節が…」

「撃てればいいさ!」

「お、おい!」

ちょ、ちょっと待ってください!さっきからロックオン死亡フラグ立ちすぎだろ!(えー
あんまり関係なかった異性の仲間と急に仲良くなる
→その仲間に自分の大事な秘密を話す
→生き残る約束をして別れる
→片足がなく照準の狂った機体で無理に出撃

どう考えても死亡フラグ丸出しじゃないですか!まさかなぁ…こんな序盤で主要キャラが死ぬなんてことはないだろうけど…(´・ω・`)

ともあれ先に足の速いキュリオス、ついでにメタボ君を発進させ、敵部隊の背後に回りこませようとするスメラギ艦長。
しかしその思惑はセルゲイ中佐に見抜かれてしまい、キュリオスとメタボ君には足止め部隊が差し向けられることに…

「やられた…!アレルヤとティエリアは今ごろ迎撃に時間を取られているはず…
 その間私たちはモビルスーツ部隊の波状攻撃を受けることになる!」

「ミス・スメラギがそう予測する根拠は…?」

「18年前、第四次太陽光紛争時にこれと同じ作戦が使われたわ…
 人革連の作戦指揮官は、”ロシアの荒熊”の異名を取るセルゲイ・スミルノフ!」

なんと、セルゲイ中佐ってそんな二つ名があるくらい有名人だったんですか!
しかしロシアのあらいぐまだなんて可愛らしい通称だなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン(全然違う

「死角に入られた…!ブリッジ!コンテナを回してくれ!」

「前に出れば防御が薄くなる…!」

「無人艦による特攻!?GNフィールド展開!」

「嫌…!嫌…!」

「クリス!?」

交戦状態に入ったものの、身動きが取れず思うように狙いがつけられないデュナメス、得意の接近戦に持ち込めず力を発揮できないエクシア、
そしてオペレーターの地味子も必要以上にに怯え出してしまい、刹那たちは予想以上に苦しい戦いを強いられます

「アレルヤ…!早く来てアレルヤ…!私死にたくない…!」

え、ええ?(゜д゜;)どさくさに告ってるよこの人!(えー
地味子はアレルヤに気があったのか…今回はロックオンもフェルトと急接近したくし、
刹那もOPでは姫様とラブいことになってるし、女っ気がないのはティエリアだけですね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
後はもうチャイナさんくらいしか残ってないわけですが…うーんこの2人のカップルってのも想像できないなぁ

しかし人革連はいつまでも遠距離からチマチマやっているだけで、ちっとも勝負を決めに来る様子がありません
それを不審に思ったスメラギ艦長。考えを巡らすうちに1つの結論にたどり着くことに…

「そういうことだったの…!?今回の人革連…いえ、セルゲイ・スミルノフの目的は
 トレミー(←プトレマイオスの略称)じゃない…!ガンダムの鹵獲!?」

そう、アレルヤとティエリアの元に送られていたのは単なる足止め部隊ではなく、
万全の態勢で待ち受けていた精鋭部隊!その中には、あの桃色ティエレンを駆る強化人間・ソーマの姿が!

「うぐううっ!?うう…!なんだこの頭を刺すような痛みは…!?」

「…」

以前と同じく、またもソーマに接近した途端アレルヤに原因不明の激しい頭痛が!
しかしソーマの方は、あの後再調整を受けたせいか何も感じていないようです
頭痛のせいでロックオン達と同じくアレルヤまで戦闘力ガタ落ち!最悪な状況のソレスタルビーイングに勝ち目はあるのか!?次回に続く!


■機動戦士ガンダムOO10話 「ガンダム鹵獲作戦」
 

「く、来るな…来るな…!こ、こ、来ないでくれぇーーーーっ!!
 
うわああああああーーーーっ!!…あ…うう…あ…」

「…?中佐、パイロットの意識が途絶えました」

ア、アレルヤ情けねえー!!
ソーマの桃色ティエレンが近づいてきた途端、情けなく悲鳴をあげまくりとうとう気絶!戦わずして敗北ですか!
頭痛を抱えながらももう少し粘ると思ってたのに…(´・ω・`)こりゃソーマが出てきたらアレルヤは使い物にならないな…

というわけであっさりとセルゲイ中佐たちに捕えられてしまったアレルヤ。人革連の輸送艦に積み込まれてしまいますが…

「なに…?敵輸送艦からキュリオスの反応…
 まさか…敵に鹵獲されたのか!?
 なんという失態だッ!!万死に値する!!」

ティエリア大爆発キター!無様をさらしたアレルヤにわなわなと怒りに震えるティエリア!
もう我慢できない!とアレルヤもろとも輸送艦を吹き飛ばそうと、極太ビーム砲の照準を合わせる!相変わらず容赦ねぇー!
しかしセルゲイ中佐たちも、せっかく鹵獲したガンダムを宇宙のチリにされてはかないません。
ビーム発射を妨害しようとソーマの桃色ティエレンがティエリアに迫る!

「中佐、ここは私に任せてください!」

「速い…!?新型か!」

ボヒュウウウボヒュウウウ!!

「邪魔はさせない!」

「2度もよけた!?」

ソーマを迎え撃とうとハイゾルランチャーを連射するティエリア、しかしソーマは驚異的な反応で回避しその懐に潜り込む!
この距離ならバリアは張れないなぁーー!!(by橘さん)
至近距離から弾丸をバコバコ連射!これにはバリア持ちのメタボ君もたまらずひるんでしまいます

「調子に乗るなァーーーッ!!」

ティエリア怒りの反撃ビーム発射!桃色ティエレンの片足を吹き飛ばすことに成功!
しかし遠距離の射撃精度が命のデュナメスと違い、近距離で暴れまわる桃色ティエレンは片足くらいなくてもなんとか戦えるようです

「ん…!?新手か…!」

「中佐!?」

と、その時部下をぞろぞろと引き連れたセルゲイ中佐が再び戦闘に参加!
しかしただ数を増やしたところで、メタボ君にとってはいい的で…

「舐められたものだァッ!!」

ボヒュウウウウウ!

「何ィ!?」

「発射までのタイムラグは承知している!」

なんと!?中佐の部隊全員すばやくメタボ君の砲撃を回避!完全にティエリアの攻撃パターンを先読みしていたようです
中佐たちが凄いのかティエリアのウデが微妙なのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ガンダムマイスターで凄腕のパイロットってロックオンだけのような気がするぞ…(えー

バシュンバシュンバシュンバシュン!

そして四方を囲まれてしまったメタボ君は、次々と縛られまくり体の自由を奪われてしまうことに!ら、らめぇ!

「これしきの事でぇっ!!」

しかしグイグイと強引に腕を動かし敵に銃口を向けるティエリア!そのままビーム砲をブチかまそうとしますが、
すんでの所でソーマにビーム砲を弾き飛ばされてしまいます

「それでもぉ!!」

メタボ君の使い道はまだあるぜ!今度は肩のハイゾルランチャーを起動!
しかし中佐の部下たちにすばやく組み付かれ、またも不発に終わる結果に…

「だとしてもぉ!!」

今度はメタボ君パワー全開!強引にパワーだけで中佐達を引きはがそうとするティエリア!
一体どこまで力技なんですか!いくらなんでもティエリア、メタボ君のパワーに頼りすぎなんでは…

「このデカブツは…ティエレン6機の推進力を上回るというのか!?
 少尉!首でも腕でも構わん、奪い取れ!」

「了解!」

「く…!やられる!?」

しかしとうとう年貢の納め時!ソーマ渾身の一撃がメタボ君に迫る!直撃はまぬがれないことを確信したティエリアでしたが…

「キャストオフ!!」 ばきーん

その時突然ティエリアの目が金色に変化!さらにメタボ君の装甲がパージされ、
ガンダムヴァーチェライダーフォームに変わってしまいました(えー
(゜д゜ )ポカーンと中佐たちがあっけに取られていると、ティエリアは肩から外れたハイゾルランチャーを拾って
中佐の部下たちを一発で粉々に!超スピードロボかと思ったら結局ごんぶとビーム砲かよ!

「作戦中止ィッ!撤退だ!」

残りの戦力でメタボ君捕獲は不可能と見た中佐は即座にトンズラ!なんとかピンチを脱したティエリアでしたが…

「ぐああああああ!!なんという失態だっ…!
 こんな早期にナドレの機体を晒してしまうなんて!計画をゆがめてしまった…
 あぁぁ…ヴェーダぁぁ…!うう…ううう…俺は…僕は…うう…私は…」

泣いちゃったよこの人!なんか情緒不安定で危ないやっちゃなあ…
なんというか、クソマジメすぎて逆に病んでるみたいですけど大丈夫なんでしょうか
それにしても最後の「私」っていうのがちょっと気になるところ…
作中でも美形キャラっていう設定だし、実は女性ってことも十分ありえそうですね
でもそうなったら腐女子のお姉さんたちはどんな反応をするんだろう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン



「聞こえる…声が…そうだ…そうだこの声は…あの時の女の声だぁッ!!」

一方その頃、捕えられていたアレルヤはハレルヤモードに覚醒!輸送船をメチャメチャに破壊してあっさり脱出してしまいます
以前「ハレルヤになると髪の分け目が変わる」と教えてもらいましたが、なるほどその通りだなあ
左目が見えてる時がアレルヤ、右目が見えてる時がハレルヤなんですね

「見つけたぜェ…!さんざんぱら俺の脳量子波に干渉して来やがって!
 テメーは同類なんだろ…!?俺と同じ、体をあちこち強化され
 脳をいじくり回されて出来たバケモノなんだよォォッ!!」

そしてハレルヤは、戦闘宙域を離脱しようとしていたソーマとセルゲイ中佐を急襲!
やはり片足を失っていては本調子でないのか、ソーマはハレルヤにいいように痛ぶられてしまいます

「中佐!少尉と共に離脱してください!」

「なに!?ミン中尉ーッ!!」

その時、中佐部隊の生き残り・ミン中尉が特攻覚悟の突撃でソーマを救出!
自分の命よりもソーマと中佐を救うことを優先したミン中尉。
ミン中尉決死の行動を無駄にしないためにも、中佐とソーマは断腸の思いでその場から撤退していくのでした

「なんだぁ?仲間見捨てて行っちまうのかぁ?やる事が変わらねーよな人革さんはよぉ!」

「いつかお前たちは報いを受ける時が来る…!
 我々が築き上げて来た国を、秩序を乱した罰を!」

「そんな大層なモンじゃねーだろぉ?人を改造して兵士にするような社会に
 どんな秩序があるってんだ?そんで俺は女に逃げられて少々ご立腹だ…
 楽には殺さねーぞォ!!」

「う、うわっ!うああ…うわああああっ!!」

こ、これはひどい!身動きの取れないミン中尉に対して、ハレルヤの残酷な処刑タイム開始!
ミン中尉に死の恐怖を嫌というほど見せつけるために、一思いには殺さずゆっくり確実にコクピットへ剣を突き入れていきます。なんてことを!

「どうよォ!?一方的な暴力になす術もなく命をすり減らしていく気分は!」

「や、やめろ…!ああ…あああ…!やめてくれええええええっ!!」

「ヒャハハ!こいつは命乞いってやつだなぁ〜!
 最後はなんだ、ママか?恋人か?今ごろ走馬灯で子供の頃からやり直してる最中かぁ!?」

悪魔か貴様ー!こいつは良心ってもんがないのか!
人の命をもてあそぶのが楽しくてたまらないといった感じです。こいつスパロボに参戦したらカミーユに殺されるな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《やめろ…ハレルヤ…!》

「あ?待てよアレルヤ。今いい所なんだから」

《やめてくれ…!》

「何言ってんだよ?お前ができないから俺がやってやってんだろ」

《やめるんだッ!!》

「………そうかい、分かったよアレルヤ。まったくお前にゃかなわねえよ…
 なんてなァ!!」

ズシャアアアアアア!!

「ヒャーッハッハッハッハ!!楽しいよなぁアレルヤ!
 アァルェルゥヤァァアアアアア!!」



こ…こいつひでえーー!!ミン中尉を助けると見せかけて思いっきり剣を押し込むハレルヤ!外道にもほどがある!
しばらくしてハレルヤから元の人格に入れ替わるアレルヤでしたが、
ハレルヤのしでかした罪の重さを痛感し、精神的に打ちのめされてしまうのでした

「なぜだ…なぜなんだハレルヤ…どうしてそんなに人を殺したがる…!?
 それが僕の本質だとでもいうのか…?もしそうなら僕は…人でなしだぁ…!」



あんたまで泣いちゃうのかよ!なんていうかこらえ性のない人達だな…我慢しなさい男の子でしょ!(えー





「くそ…ようやく7機…!アレルヤは無事なのか…ティエリアは…!?」

「これで9機…!はっ…?撤退信号か!」

そして苦戦を強いられていたプトレマイオス組も、人革連が撤退を開始したことによりようやく一安心です
それにしても、自分もピンチな状況なのに仲間を気遣うロックオンさんはさすがだな
最悪の機体コンディションでも刹那と同じくらい撃墜してるし、性格的にも能力的にも頼れるのはこの人だけだわ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ヴァーチェを発見しました!」

「ナドレを使ってしまったのね…!?ティエリア…」

無事にティエリア、アレルヤと合流できたプトレマイオス。
しかし2人ともさっき受けたショックが大きすぎて、うつ病のようにぼーぜんとしていました

「たまらないのよこういうの…!また間違えてしまった…本当どうしようもないわね私って…」

艦長さんまで年甲斐もなくボロ泣きですか!
なんかもうみんなわんわん泣いちゃって大丈夫かこの組織…

秘密兵器を晒してしまい茫然自失のティエリア
ハレルヤが言うこと聞いてくれなくて落ち込むアレルヤ
セルゲイ中佐に作戦を読まれて涙目のスメラギ
死んだ両親の命日でブルーなフェルト
戦闘にビビリまくって役に立たない地味子
ポンコツデュナメスの操縦で神経をすり減らしたロックオン
一人だけピンピンしてる刹那と先行きが不安すぎるぜ…次回に続く!


■機動戦士ガンダムOO11話 「アレルヤ」
 

「今回の人革連による軍事作戦…ナドレの姿を敵に露呈してしまったのは
 スメラギ・李・ノリエガ、すべて作戦の指揮者であるあなたの責任です」

冒頭から言いたいこと言ってくれますこの男
前回メタボ君をキャストオフして、極秘のガンダムナドレを晒してしまったことをまだ気にしているティエリア。
メタボ君のビーム砲を外しまくって、ピンチになった自分のヘタクソさを棚に上げ
「全部お前のせいだから」と何もかもスメラギのせいにしてしまいました。少しは反省してくださいよ!

「ごめんね…でもね、私も人間なの。時には失敗もあるわよ…」

「そんな問題では済まされない。計画にどれだけの支障が出たか」

「ナドレの姿を敵に晒したのはお前だろ?」

「そうしなければやられていた!」

あんたがビーム外さなければやられなかったんだってば!
少なくともロックオンさんが乗っていれば、あそこまでスカスカ外しまくったりはすまい…
「お前だってヘマしただろ」とロックオンさんにつつかれたティエリアは、機嫌を損ねて足早にブリッジを後にしてしまうのでした

(あの機体…ティエレンの高機動超兵仕様…間違いない、あれに乗っていたパイロットは僕と同じ存在…
 まさか続いていたのか、あの忌まわしい研究が…!この事実を報告するか、それとも…)

一方その頃、アレルヤは今も人革連で強化人間の研究が続いていることに心を痛めていました
かつては自分もそこで過酷な実験の数々を受け続けたアレルヤ。
今も拷問のような実験を平然と繰り返すゴミ研究者どもを、このままのさばらせておく気にはなれませんでした
それにしてもショタ時代のアレルヤはたまらんな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《やることは一つだろ?あのいまいましい機関が存続していて
 俺らのような存在が次々と生み出されている…そいつは戦争を幇助する行為だ!》

「ハレルヤ…叩けと言うのか?仲間を…同類を」

《お優しいアレルヤ様にゃあできない相談か?なら体を俺に渡せよ…!
 速攻でカタつけてやっからさァ》

「やめてくれハレルヤ…!なにも殺すことはない!彼らを保護することだって…」

そこにまたしゃしゃり出てきたハレルヤ。研究の犠牲になっている子供たちを殺すか保護するか、2人で言い合いになってしまいます
それにしてもアレルヤ、でかい声で喋りまくってるんですけど声出さないと会話できないのかな(えー

《戦闘用に改造された人間にどんな未来がある?
 そんなこと自分がよく分かってるだろ、ええ?
 ソレスタルビーイングのガンダムマイスターさんよぉ!》

「違う!僕がここに来たのは…!」

《戦うことしかできないからだ!》

「違う…!」

《それが俺らの運命だ!》

「違う!僕は…!」

「はっ!?刹那!?」

志村うしろー!!なんてこった!気がつけばすぐ背後には刹那が!アレルヤが一人で叫びまくっていたのは完璧丸聞こえです
これは恥ずかしい!こんな一人で盛り上がってるところ見られてたなんて…もうおムコに行けない!(えー

「…どうした?」

「俺はガンダムだ」の刹那にすら変な目で見られてしまう屈辱。そんな目で俺を見るなー!
これ以上今の話に触れてほしくないアレルヤは、「いやなんでもない」と足早にその場を去って行くのでした





(この悪夢のような連鎖を僕が断ち切る…今度こそ僕の意思で…!)

苦悩の末にアレルヤが選んだ道は、自らの手で同類たちに始末をつけるというものでした
それも殺人狂のハレルヤの力を借りることなく、自分だけの力で。
アレルヤはその作戦プランを提案するため、スメラギの部屋を訪れますが…

「どうしたのアレルヤ、もしかして君も怒ってるの?
 そうね散々な目に遭わされたんだもの、ごめんなさいねダメな戦術予報士で」

「はいはいサーセンみんな私が悪いんですよ、酒盛りの邪魔すんなカス」と取り付く島もないスメラギ。
この人さっきティエリアに言われたことめちゃめちゃ根に持ってますよ!
まだ一言も喋ってないのに「さてはお前も文句言いに来たんだろ」と決めつけられるとは…

「酔ってるんですか…?少し控えた方がいい」

「嫌よ、私はこれがないと生きていけないもの。ねえ、用がないなら…」

「申請したい作戦があります、詳しいことはデータにまとめておきました…酔いが醒めた時にでも見ておいてください」

酒がないと生きていけないアル中スメラギ。酔っぱらいに何を言っても無駄と悟ったのか、
アレルヤはメモリースティックをスメラギに渡すと部屋を出て行ってしまうのでした

「人類革新連盟軍超兵特務機関…?これって…!」

「酔っぱらいは見んな」言われてるのに速攻でデータを覗くスメラギ。人の話を聞けー!
メモリースティックの内容に目を通したスメラギは、アレルヤの作戦プランに賛成し早速それを実行に移します
ハレルヤが言っていた通り、人間を戦争の道具に改造するその特務機関は、
「戦争を幇助する行為」なのでソレスタルビーイングにとって放っておけないということでしょう

「ミッション通りここは引き受ける。目標を叩け」

「感謝するよ」

特務機関の研究施設を叩くため、人革連のスペースコロニーにやってきたアレルヤ達。
ロクな戦力の揃っていないコロニー防衛部隊なぞメタボ君の敵ではなく、アレルヤは簡単に研究施設への侵入に成功します

「スメラギさんの予想通り、コロニー内での反撃はない…う!?」

《痛いよぉぉ痛いよぉぉぉぉぉ!!》

《うわぁぁぁぁぁぁん!!》

「いる…僕の同類が…!あの忌まわしい場所に!」

ソーマと相対した時のように激しくアレルヤの頭を刺す痛み!
その研究施設には、今も過酷な実験に泣き叫ぶ子供たちの思念が激しく渦巻いていました
それをビリビリと肌で感じるアレルヤ。すぐに子供たちを苦しみから解放してやろうとミサイルを施設へ向けますが…

「ためらわないさ…!僕はガンダムマイスターだ!」

《痛い…痛い…頭が…!ああああ…!》

「…こ、殺す必要があるのか…?そうだ、彼らを保護して…」

気変わるの速すぎだー!!なんじゃそりゃー!
「ためらわない」って言ってから数秒もしないうちに「やっぱやめよう」って!
その気持ちは分からなくもないですが、コンニャクのようにやわらかい意志だなあ(えー

《甘いな、どうやって保護する?どうやって育てる?
 施設から逃げたお前がまともに生きてこられたか?
 出来もしねえこと考えてんじゃねえよ!》

「しかし…このままでは彼らがあまりにも不幸だ…!」

《不幸?施設にいる奴らは自分が不幸だなんて思ってねえよ!
 ティエレンに乗ってた女は自分が不幸だと感じてるのか?そうじゃないだろぉ?
 一人よがりな考えを相手に押し付けんな!》



ここでまたしてもハレルヤ出現!「SATSUGAIせよ!SATSUGAIせよ!」とまるっきりダークサイドへの誘惑です
必死にハレルヤの言葉を振り払おうとするアレルヤでしたが…

「彼らは生きてる…!」

《改造されてな!敵に情けをかけんな!
 それとも何か…?また俺に頼るのか?俺はやるぜ…!他人なんざどうでもいい!》

「そんなこと…!」

《ならなぜお前はここに来た?》

「僕は…ソレスタルビーイングとして…」

《殺しに来たんだろ?》

「違う!ガンダムマイスターとして!」

《立場で人を殺すのかよぉ?引鉄くらい感情で引け!
 自分のエゴで引けッ!無慈悲なまでにィッ!!》

「撃ちたくない…!」

《アレルヤアアアアッ!!》

「撃ちたくないんだアアアアアアアアアァツ!!」

しつこいハレルヤをどこまでも徹底拒否!途中で折れるかと思いきや、なかなかどうして頑固者ですアレルヤ
まあここまで撃つことを拒否するというなら仕方ない、ここは子供たちを救出する方向で…

「うわあああああああああ!!ほわあああああああああ!!
 あああ!ああああーーーーーっ!!」

何やっとるかお前ー!!
メチャクチャに発狂しまくって施設を跡形もなく破壊するアレルヤ!結局皆殺しかー!
相当トチ狂ってやってしまった感じですが大丈夫なんでしょうか
この叫びっぷりとかあのキーボードクラッシャーにすら匹敵するぞ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ハハハハハ!よくやった!それでこそ俺の分身…面白くなりそうだぜ!」

プトレマイオスへ帰還する途中、とうとう精神が耐えられなくなりハレルヤと交代してしまうアレルヤ。その目にはうっすらと涙が…
これが鬼の目にも涙ってやつか(えー

それにしても、今回はアレルヤが戦士として一皮むけるイベントかと思いきや
自分の意思を通すことにもハレルヤを乗り越えることにも失敗して、えらいことになってしまいましたね
ますます最後にバッドエンドしか待ってないような気がしますが…一体どうなるんだろう。次回に続く!






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