■遊戯王デュエルモンスターズ183話 「神神の戦い」
 

「みんな!今こそ私たちの力をマスターに貸す時です!」

「デュエルモンスターズ達が…!」

ブルーアイズやブラックマジシャンなど、主力モンスターをたった一撃で葬られてしまった遊戯達。
絶体絶命のその時、空の彼方から無数のモンスター達が現れて遊戯達に加勢を!

そして今回はふつくしい作画に定評のある作監・高橋さんの回ですよ!今回で最後なんだけどね…(´・ω・`)

「グズグズするな遊戯、凡骨!この隙にオレ達も体勢を立て直すぞ!」

「凡骨ってゆーな!行くぜギア・フリード!ロケット戦士!
 ギルフォード・ザ・ライトニング!」

「出でよXYZドラゴンキャノン!ブレイドナイト!カイザーシーホース!」

「カオスソルジャー!バスターブレイダー!マグネットバルキリオン!」

遊戯達もまだまだデッキに残っていた上級モンスターを召喚!どれも3000近い攻撃力を持つ強力なモンスターです
しかし、それほどの攻撃を受けてもリヴァイアサンは涼しい顔。
どかーんぼかーんとまたしても鬼のような反撃!またまた一撃でモンスター達は全滅してしまいます

「ちくしょう…!やっぱりダメなのかよ!」

「伝説のデュエリストどもよ…お前たちも神の虜となるがいい!」

「ぐ…!ダーツウウッ!」

とうとう壁モンスター達のいなくなった遊戯達に触手プレイを仕掛けるリヴァイアサン!ら、らめぇ!
強引に遊戯達の体を取り込み、その魂をむしゃぶり尽くそうというのです
チクショウ死にたかねえー!なす術なくリヴァイアサンの体に沈んでいく3人。しかし遊戯は、リヴァイアサンに取り込まれながらも
すでに吸収された多くの人達へ必死に呼びかけるのでした

「ラフェール、舞、羽蛾、竜崎、みんな…!みんな聞いてくれ…!
 心の闇を乗り越えるのは簡単じゃない、だがオレはこの戦いで…
 相棒や皆の犠牲で知った…!オレ達の中には決して消えないものが、
 仲間との絆が作り上げた記憶の器がある!
 自分なんて何度だって壊れてもいい…!
 その器を信じることができれば、オレ達はその中で何度だって生まれ変われる!
 いつだって心の光の中を歩いて行ける!思い出すんだみんな…!
 自分のために戦ってくれた人達を!苦しみを分かち合った人達を!」

リヴァイアサンの力の源となるのは心の闇。それを打ち破るには、取り込まれた魂が心の光を取り戻す他にない!
でも竜崎はギリギリ大丈夫として羽蛾はそんなの無理なんじゃねえかなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「遊戯…!オレの…最後の力を!」

「貴様に…全てを預けるぞ!」

城之内や社長をはじめ、デュエリスト達の心の光が元気玉状態となった遊戯へ次々と集結!
しかしやっぱり羽蛾は心の光を出してくれませんでした。この虫野郎ー!!

「感じるぜ…!みんなの気持ちを!みんなが呼び覚ましてくれた息吹を!
 三千年の時を経て…!ファラオの名の下に命ずる!今こそ蘇れ!
 出でよ三幻神!オベリスク!オシリス!ラー!」

神降臨キター!!
目には目を神には神を!伝説の三幻神が実体となりリヴァイアサンの前に姿を現す!
うわーん神相手なんて恐いよーとすぐさま空の彼方へ逃げ出すリヴァイアサン。
しかしそれを逃がすほど三幻神は甘くありません
すぐに追いついてリヴァイアサンの前に立ちはだかる!「鬼ごっこが趣味なのか?闘えよ!」

「おのれ名も無きファラオ…!どこまでも私の邪魔をするというのか!
 デュエルモンスターズの神々など、オレイカルコスの神が蹴散らしてくれる!」

「行け!
 オベリスク!”ゴッドハンドクラッシャー”
 
オシリス!”サンダーフォース”
 ラー!”ゴッドブレイズキャノン”!」

もう闘うしか…と開き直ったダーツに容赦なく必殺技を浴びせる3体の神!
それにしても三連発だとオシリスだけ技名にゴッドがついてないのが浮き彫りに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そういえば名前もオベリスクの巨兵、オシリスの天空竜、ラーの翼竜とオシリスだけ神がない…(´・ω・`)何故だ…

「うぐぐぐ…!ば、馬鹿な…!」

「ダーツ…!オレ達は決して心の闇などに負けはしない!」

三幻神のすさまじいパワーに打ち抜かれ消滅するリヴァイアサン!
そしてリヴァイアサンに捕らわれていたデュエリストの魂も、ようやく解放されそれぞれの体に戻ることに…次回ドーマ編いよいよ完結!


■遊戯王デュエルモンスターズ185話、186話
 

ダーツを成敗しついにドーマ編終了!今までアメリカで戦い続けてきた遊戯たちも、これでようやく日本に帰れます

「そ、そういえば…オレ達どうやって帰ればいいんだ!?
 オレ達ペガサスの飛行機に乗ってきたんじゃねーか!
 帰りのことなんて考えてなかったぜ!」

しかしここで新たな問題が!そう、遊戯たちはペガサスの自家用ジェットでアメリカまですっ飛んできたので、
帰りの旅費なんて1円も持ってなかったのです
こうなったらまた同じように誰かの自家用ジェットで帰るしか…
しかし「ああウチにもあるよ自家用ジェット機」なんて知り合いがいるわけが…
って、めっちゃ身近にいたよ!どっかの社長さんが!
苦しい時の社長頼み。というわけで海馬コーポレーションに泣きつくことにした遊戯たち。
モクバに事情を話したところ、いともあっさりと頼みを引き受けてもらえることになりました

「そんなことなら海馬コーポレーションの自家用機で送ってやるよ!
 ただしKCグランプリに出場することが条件だ」

しかし「代わりにウチのデュエル大会に顔出してちょ」とモクバから交換条件が。
KCグランプリとは、海馬ランドのアメリカ初オープンを記念して開催される大規模なデュエルトーナメント。
すでにデュエルキングの称号を手にしている遊戯が出場するとなれば、大会は申し分ない大盛り上がりを見せることでしょう

「面白そうだね!楽しいデュエルができそうだし!」

というわけで出場を了承し、会場の下見に海馬ランドのブルーアイズホワイトドームへやってきた遊戯たち。なんだコレー!!
他にも海馬ランドを見てみれば、ブルーアイズホワイトブロンズ像とか、ブルーアイズホワイトオブジェとか、
ブルーアイズホワイトジェットコースターとか、どこもかしこも社長の趣味丸出しです
そういえば以前にも社長はブルーアイズホワイトトレインやら、ブルーアイズホワイトジェット機やら、
ブルーアイズホワイトくじ引きマシンやら
なんでもかんでもブルーアイズの機械使ってたっけな…一体どこまでブルーアイズが好きなんだよ!

「うわぁデュエルキングの武藤遊戯だ!」

「ほ、本物なの!?サインください!」

そしてドームに足を踏み入れた途端、あっと言う間に遊戯の周りには目を輝かせた子供たちの大群が!
アメリカでもこれだけの大スターとは…やはりデュエルキングの称号は相当影響のでかいもののようです

「あの、僕のデッキ見てくれませんか!?僕いつも負けてばっかりなんです、
 どうやったら遊戯さんみたいに強くなれるの?」

「デッキを…?」

「なんだこりゃ、ドラゴン族ばっかりじゃないか」

そんな子供の一人からデッキについてのアドバイスを求められる遊戯。
どれどれとデッキを受け取ってみれば、いかにも「初心者の子供が組んだ」という感じの
マジックカードやトラップカードの全然入っていない、へっぽこモンスターてんこ盛りなデッキでした

「僕ドラゴンが好きなんだ!友達とトレードしてたくさん集めたんだよ」

「うーん…好きなのは分かるけどこれだとバランスが悪いわ」

「え…?ダメなの…?」

「そ、そういうわけじゃ…」

本来ならなぁにこれぇ、全部戦闘タイプのモンスターじゃない、ダメだよこれじゃ。
デュエルモンスターズじゃ魔法カードとモンスターカードのコンビネーションが
重要なんだ、モンスターだけじゃ相手の魔法カードに軽くいなされちゃうよ
と、言いたいところですが
そこは子供のためを思って我慢する遊戯。(えー  (↑の台詞は第2話で城之内のデッキに言った)
「大丈夫、君がカードを好きだって気持ちが君のカードを強くするんだ」とうまく受け流すあたり、世渡りの術を心得てます
せめてその子の助けになればとカードを一枚プレゼントしてあげる遊戯。
その子は大興奮の様子でカードを受け取ると、今すぐ試したいとドーム中央のデュエルコンピューターへ駆け出していくのでした



「あのデュエルコンピューターが海馬ランドの目玉のひとつさ。
 あらゆるデュエリストとカードのデータを組み込んであるんだぜ、
 対戦したいレベルを設定できるから、初心者も楽しめるようになってるんだ」

超上級者から初心者まで楽しめるデュエルコンピューター。
さっきの子は初心者レベルに設定してデュエルを始めようとしますが、デッキをセットした瞬間にドームに異変が!

「な、なに!?停電!?」

「なんで非常シャッターが…そんなバカな!?」

突然ドームの管理システムが何者かに乗っ取られ、ドームから出られなくなってしまった遊戯たち!
すぐに天才少女のレベッカがシステムを解析しますが、ドームの管理システムは大幅に書き換えられており
「最高レベルのコンピューターに勝たないと出してやんねー」というふざけたプログラムが加えられていました

「デッキはもうセットされてる…!変更はできないぜ!?」

「ドラゴンばっかりのバランスの悪いデッキだろ…!?
 そんなんで最高レベルに勝てんのかよ…」

「こ、恐いよぉぉ…」

「大丈夫だ…オレがついてる!君の思いの詰まったデッキ、オレに預けてくれ!」

よりにもよってセットされたデッキはさっきのへっぽこドラゴンデッキ!
プレイヤーの子供はドーム内の人命すべてがかかったデュエルに怯えきってしまいます
そこで遊戯が颯爽と壇上へ駆け上がり、子供の代わりにコンピューターとデュエル開始!

 

「オレのターン!ドロー!」(やはり…すべてモンスターカードか…!)

分かっていたことではありますが、しょっぱなから手札6枚すべてへっぽこモンスターカード!
先攻のコンピュータはすでに、生贄なしで破格の攻撃力2000を持つバーサークゴリラを召喚しています
ここは守備表示でターンエンドするしか選択肢がない遊戯。
しかし次のターン、それをあざ笑うかのようにコンピューターの瞬殺コンボが発動する!

《マジックカード発動、”コストダウン”!手札を1枚捨てることで、
 手札にあるモンスターカードのレベルを2つ下げます。
 よって天空騎士パーシアスが召喚可能になりました、天空騎士パーシアスを攻撃表示で召喚!
 天空騎士パーシアスの特殊能力…守備表示モンスターを攻撃した時、
 攻撃力が相手の守備力を超えている分だけプレイヤーへダメージを与えます。
 天空騎士パーシアスでプチリュウを攻撃!》

「く…!」

《バトル続行、バーサークゴリラでプレイヤーへダイレクトアタック!》

「ぐわあああああっ!!」

なんてこと!まだ2ターン目なのに遊戯のLPわずか800!
パーシアスの守備力貫通効果と、攻撃力の高いバーサークゴリラでごっそりとライフを持って行かれてしまいました

その後もまったくコンピュータに対抗する術がなく、一方的になぶられ続ける遊戯。
もはやライフは200、手札もゼロという完璧に絶望的な状況に…
誰もが遊戯の敗北に怯える中、先ほど遊戯が少年に与えたマジックカードが最後の望みを賭けて発動する!

「そ、そのカードは…!」

「君のデッキは、君の思いに応えてくれた…!
 この瞬間!永続魔法”凡骨の意地”の効果発動!
 ドローしたカードが通常モンスターだった場合、
 そのカードを相手に見せることでもう一枚ドローすることができる!
 オレが引いたのはこれだ…!カース・オブ・ドラゴン!
 もう一枚ドローする!デビルドラゴン!
 ドロー!砦を守る翼竜!
 ドロー!ダイヤモンドドラゴン!
 ドロー!地を這うドラゴン!
 ドロー!暗黒の竜王!
 ドロー!」

ドローモンスターカード!ドローモンスターカード!
あのバーサーカーソウルを髣髴とさせる連続ドローで、一気に遊戯の手札は6枚に!覚悟しろよこの虫野郎!
7枚目に効果モンスター(特殊効果持ちのモンスター)のスピリットドラゴンを引いたので連続ドローは終了、
さっそく遊戯はそのスピリットドラゴンを攻撃表示で召喚!

「スピリットドラゴンの特殊効果発動!
 バトルの時、手札のドラゴン族モンスターを墓地に捨てるたびに
 攻撃力・守備力を1000ポイントアップする!
 オレの手札にドラゴン族のモンスターは6枚…!
 攻撃力6000ポイントアップ!行けスピリットドラゴン!
 スピリットバーストオオオオッ!!」

炸裂する攻撃力7000の一撃!ライフがほぼ満タンだったデュエルコンピューターもたまらず即死!
ドラゴン族の通常モンスターばかり集めたデッキだからこそ可能になった奇跡の戦法です
「カードを好きな気持ちで勝つ」という言葉を現実にしてみせた遊戯に、子供たちはぶるぶると計り知れない感動を覚えるのでした

 

「遊戯〜!なんだよあのカード!まさかお前までオレのこと凡骨だと思ってねーよな!?」

「え?あ、あれはその…後は頼む、相棒!」

「ええ!?ひどいよもう一人の僕!」

しかし「誰が凡骨だよチクショー!」と自分を象徴するようなあのカードに城之内は複雑な心境です
ずいずいと城之内に迫られてそそくさ退散する闇遊戯萌え
闇遊戯は普段かなりマジメな奴なので、こういうおふざけシーンは貴重ですね

「モクバ!無事か、モクバ!?」

「海馬!今ごろ来やがって、お前が作ったデュエルコンピューターのせいで
 
酷い目に遭ったんだぞ!?」

「わめくな凡骨!あれはオレのミスではない、
 何者かが我が社のシステムにハッキングをかけて来たのだ。
 恐らくKCグランプリが成功するのが面白くない輩の仕業だろうが…
 オレに挑戦したことを必ず後悔させてやる!」

モクバが心配のあまり社長もそこへすっ飛んできました
気になるのはわざわざあんな手の込んだ真似をした犯人ですが、社長も今のところ手がかりは掴めていない様子です
それにしても海馬コーポレーションのセキュリティ、ドーマ編ではレベッカにも簡単に突破されてたし
こんな頻繁に侵入されまくってて大丈夫なんでしょうか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「皆さまお待たせ致しました!海馬コーポレーション主催、
 KCグランプリ・最強デュエリスト決定トーナメント前夜祭を開始します!
 デュエリストの皆さんはステージ上にお集まりください!」

そしていよいよKCグランプリに出場する猛者達が集結!
最強デュエリスト決定戦と言うからには、さぞ手強そうな連中が集まってきたことでしょう

って、医者デュエリストとか探偵デュエリストとか野育ちデュエリストとか修行僧デュエリストとか
トンデモデュエリストばっかりじゃねえかよ!!
特に医者デュエリストには爆笑です。こいつは何を考えて前夜祭にこの格好をして来たんだ。意味分からなくて最高すぎる
こんな連中が遊戯に敵うとはとても考えられませんが、そんなイロモノ大会KCグランプリの結果は!?次回に続く!


■遊戯王デュエルモンスターズ187話 「城之内VSマスク・ザ・ロック」
  
 

「これより海馬コーポレーション主催!
 KCグランプリ・最強デュエリスト決定戦を開催する!」

ついに迎えたKCグランプリ当日!ブルーアイズホワイトドームに押し寄せた何万もの観衆の前で、
各国から選び抜かれた変態デュエリスト達のトーナメント戦が開始されます
でも遊戯は事実上の世界チャンピオンみたいなものなので、トーナメントには参加せず優勝者とだけデュエルするみたいですね

「KCグランプリ王者には、バトルシティ優勝者・武藤遊戯と戦う権利が
 与えられるんだぜ!遊戯、一言みんなに挨拶してくれよ!」

しかしいきなり「挨拶よろしく」と遊戯にマイクを振るモクバ!そ、そんな殺生な…
何万という観衆に加えて全世界へのテレビ中継までされているというのに、突然何か言えと言われても無理ってもんです

「相棒!まかせたぜ!」

「え、ええ!?」

 

めちゃめちゃ楽しそうに挨拶を任せて引っ込む闇遊戯。
あんた前回も似たようなことしてたじゃないですか!この小悪魔め…
仕方なく顔を真っ赤にしながら壇上へ上がっていく遊戯。ガチガチに緊張しながらマイクを受け取ろうとしますが…

バヒュウウウウウウン!

「か、海馬くん!?」

「兄サマ!?」

その時ジェットスクランダーをつけた社長が天から降臨!
社長はすぐにモクバからマイクをひったくると勝手に挨拶を始めてしまいます。遊戯の立場がー!
はっ煤i゜д゜ )まさか社長…緊張している遊戯に気を使って、自分が代わりに挨拶をしてやろうと…
って、わざわざこんな派手な登場したってことは自分が目立ちたかっただけだよなあ;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「諸君!これだけは言っておく!これは祭りではない、ショーでもない!
 デュエリスト達によるプライドを賭けた生き残りのゲームだ!
 諸君たちが目撃するのはデュエリスト達の断末魔と、たった一人の歓喜の声!
 選ばれたデュエリスト達よ、生き残りたくば勝て!
 このオレにその生き様を見せてみよ!」

断末魔とか生き残りとかなんて物騒な挨拶なんだ!それにしても社長の服装、
ブルーネクタイホワイトスーツって感じで、やっぱりブルーアイズとお揃いしたくてこんな格好なのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
今回も海馬ランドはあちこちブルーアイズだらけです、まず社長が乗ってきたのがブルーアイズホワイトジェット
ジャングルのアミューズメントに浮かぶのはブルーアイズホワイトボート
客席にさかなクンみたいな帽子かぶってる人がいるなと思ったら、ブルーアイズホワイト帽子…おいおいいくつあるんだ

そしていよいよトーナメント一回戦開始!なんとしょっぱなからある意味注目度NO.1の医者デュエリストが出陣です
しかも、まったく意味がないと思われたお付きのナース二人にも驚くべき役割が!

「デッキ!」

「はい!」

「汗!」

「はい!」



対戦前のデッキシャッフルでナース2人をフル活用する医者デュエリスト。バカだー!!
シャッフルするだけで汗拭かせるとかなんなんだ!コイツ期待以上に最高すぎる

「レオン君」

「は、はい!」

「今日のオペは麻酔なしで行く」

「は、はあ…」

決め台詞もいちいち意味不明ですこの男
対戦相手のレオン君も、まさかこんな変態とデュエルすることになるとは夢にも思わなかったでしょう
さっきから医者の珍行動に戸惑いっぱなしです。そしていよいよデュエル開始!さあ医者の一回戦突破なるか?

ところで今回は城之内とマスク・ザ・ロック(遊戯のじいちゃん)のデュエルも同時に行われてるわけですが、
じいちゃんは現実のデュエルでも使えそうな、かなり実戦的なコンボを扱ってるんですね

1.トラップカード「絶対不可侵領域」で城之内のモンスター召喚を封じる
(絶対不可侵領域:自分の手札を捨てる代わりに、相手は次のターンだけモンスターが召喚できない)
2.減ってしまった自分の手札を、永続魔法カード「悪夢の蜃気楼」の効果で補充
(悪夢の蜃気楼:自分の手札が4枚になるようにカードを引く。ただし、その引いた数だけ次のターンでカードを捨てる)
3.マジックカード「非常食」で悪夢の蜃気楼を処分して、カードを捨てるというデメリットを無効化。ついでにライフ回復
(非常食:自分フィールド上のマジックorトラップカードを犠牲にすることで、ライフを1000回復する)

思わず見とれてしまうほどまともなコンボ攻撃です(えー
なにしろ今までのドーマ編が、コスプレデュエルとか攻撃力無限大とかデュエル関係ない怪獣大決戦とか
超トンデモデュエルばっかりだったので、じいちゃんのまともなデュエルがまぶしい…まぶしすぎる!


■遊戯王デュエルモンスターズ188話 「幻の古代竜(エンシェント・ドラゴン)」
 

「ぬおおおおおおおおおーーっ!!」

医者いきなり瞬殺キター!!やられんの早いよお前ー!
デュエルの内容完全カットで即退場だなんて…一番おいしい奴が一番こんな簡単に!

「10時53分です」

医者ご臨終の時間を事務的に伝えるナースマジ外道
まあ医者の汗を拭くためだけにこんなところまで連れてこられたんだから、
さっさと帰ることができて内心嬉しいのかもしれないな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そしてみんな大好きインセクター羽蛾まさかの参戦!
もうトーナメントは始まっちゃってますが、リザーバーか何かで戦うことになるんでしょうか
次回以降の虫野郎の活躍を楽しみに待つとしましょう


■遊戯王デュエルモンスターズ189話 「熱闘!レベッカVSヴィヴィアン」
 

KCグランプリ第二回戦は、ブルーアイズホワイト駅を舞台に行われる女性デュエリスト対決!
今回のデュエルではレベッカの使用したデッキが面白かったですね、
ビッグバンガールの特殊能力(プレイヤーが何かの効果でライフを回復するたびに、敵に500ダメージを与える)を駆使して
直接攻撃よりライフ回復を重視したキュアバーンデッキ。これは現実でも普及してるデッキみたいです

永続トラップ・グラビティバインド(レベル4以上のモンスターは攻撃できなくなる)を使ってビッグバンガールを守り、
敵が攻撃できないうちにあの手この手でライフを回復し、
(そのたびにビッグバンガールの効果発動)
さらに余ったライフを使って、お注射天使リリー
(ライフ2000を支払うことで、1戦闘のみ攻撃力3000アップ)を強化して攻撃
こういうデュエルのやり方もあるんだなーと感心してしまいました

じいちゃんの時もそうですが、こういう現実でも使ってるようなデッキって
カードの効果をしっかり理解してデッキを組んでることがよく分かるので、
「頭を使って戦ってる」ってことが実感できて面白いですね

それと今回登場したモンスターも、カンフーにゃんにゃんとか俺のスケープゴートとか可愛らしいのが多くて目の保養になりました(えー
でもビッグバンガールはガールと言うよりはビッグバンおばさん:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

そして早くもみんなのインセクター羽蛾の出番が!
どんな形で大会に関わるのかと思いきや、次の試合を控えていたマスクマンのデュエリストをボコボコにして、
竜崎に肩車させてマスクマンになりすます
という強引なものでした。
悟天&トランクスとやってることが同じじゃねえかよ!(えー

「あぁ!お前ら!?正規の選手でない限りこのデュエルは無効だ!」

「そ、そんなぁ〜!」

しかしあっさりとモクバに正体モロバレに!即座に失格をくらってしまう羽蛾たちでしたが、
「どうせ勝つのは俺だから2人がかりでどうぞ」と、対戦相手・ジークの申し出により特別にデュエルを許可されます

(見せてあげよう海馬…私の実力のほんの一カケラを)

そう、このジークこそが以前デュエルコンピューターを狂わせ、遊戯たちをブルーアイズドームへ閉じ込めた張本人。
社長と因縁があるらしいこの男の実力とは果たして…

「俺の先攻、ドロー!俺は代打バッタを攻撃表示で召喚!
 さらにマジックカード”殺虫剤”!代打バッタを破壊することで、特殊効果発動!
 このカードが墓地に送られた時、手札から昆虫モンスターを一体特殊召喚できる!
 来いインセクトクイーン!(攻撃力2400)」

「ワイのターン、ドロー!ワイはバルーンリザードを攻撃表示で召喚!
 さらにマジックカード”超進化薬”!このカードは爬虫類族モンスターを生贄にすることで、
 手札から恐竜族モンスター一体を特殊召喚する!
 出でよブラックティラノ!(攻撃力2600)」

いきなり羽蛾&竜崎の瞬殺コンボ発動!わずか1ターンで2人の主力モンスターが出揃ってしまいました
特に竜崎のブラックティラノは、守備表示モンスターを無視してダイレクトアタックが可能という厄介なモンスターです
これでは守備モンスターでしのぐこともできず、ジークもそう簡単には勝てそうにありません

「私のターン、ドロー。フフ…勝利は常に私の手の中にある。
 マジックカード”ワルキューレン・リット”発動!
 さあ現れよワルキューレの乙女達、戦士の魂をヴァルハラへと導け!」

しかし勝利を確信し謎のマジックカードを発動するジーク!
くるくると数体のワルキューレが姿を表しましたが、このカードの効果とは一体?

「な、なんや、何が起こったんやぁ!?」

「そ、そんなバカなぁ〜〜!?」

な、なんじゃそりゃーーー!!
な、何コレ!?羽蛾達のモンスターが全滅したうえに2人ともLPが一気にゼロに!?一体今の効果で何が!?
まったくワケが分かりませんよ!マジックカード一枚を使っただけで何がどうしてこうなるのか…
ワルキューレンリット:美しきワルキューレの乙女達が降臨する。相手は死ぬ
とかそういう効果でもないと説明がつかない:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
じいちゃん、レベッカとまともなデュエルが続いてきたと思ったら、とんでもないチート野郎が出てきましたね…次回に続く!


■遊戯王デュエルモンスターズ190話 「城之内VSジーク 華麗なる決闘(デュエル)」
 

今回からついにOPが遊戯王屈指の名曲・OVERLAPに変更!
OPの作画監督は、これが遊戯王最後の仕事となる加々美高浩です。
相変わらず神としか言いようがない作画だ…ものすごいフェロモン出してる社長とか男の俺でも悩殺されてしまうぜ(えー
しかしそれだけに本編との作画の差が泣ける:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
あぁ…3話に1度は神作画のあったバトルシティ編はもはや帰ってこないのか…(´;ω;`)ぶわっ


■遊戯王デュエルモンスターズ191話 「モンスター抹殺の女神」

「お前にも見せてやろう…ヴァルハラより舞い降りたる美しき戦乙女たちを!
 マジックカード発動!ワルキューレン・リット!」

KCグランプリ二回戦の城之内VSジーク。そのデュエルにて、またしても羽蛾たちを瞬殺したあのトンデモカードが発動!
やはり城之内も一瞬にして叩き潰されてしまうのか!?

「このカードは、手札にある全てのワルキューレを特殊召喚できる!」

な、なんですって!?(゜д゜;)「このカードが発動した瞬間相手は死ぬ」とかじゃないんですか!(えー
どうやら羽蛾達がやられたカラクリは、「召喚された瞬間相手モンスターを破壊する」というワルキューレ・ツヴァイトが呼び出されたせいで
インセクトクイーン達を片づけられてしまい、ワルキューレ達のダイレクトアタックを4発食らってライフ0になってしまったようです。なるほどなー

しかしジークの持つチートカードの数々は、まだまだこんなものではなかった!

「手札からマジックカード”ニーベルングの財宝”を発動!
 
このカードは相手モンスターにニーベルングの指輪を装備させ、
 私はカードを5枚ドローする!

ご、ご、5枚ドローだとぉ!?なんですかそのメチャクチャなドロー枚数は!
「カードを二枚ドローする」っていう効果の”強欲な壺”ですら、現実のルールでは禁止カードだっていうのに!
5枚ドローなんて無茶もいいとこですよ!
ただ、相手モンスターにつけたニーベルングの指輪とやらの効果が気になりますね。
これがジークにとって、5枚ドローの代償になるようなデメリットになるんでしょうか?

「ニーベルングの指輪の効果!そのカードを装備したモンスターは
 プレイヤーの操作を受け付けなくなり、
 プレイヤーはドローフェイズにカードを2枚ドローする!
 ドローしたカードにモンスターカードがあれば、1枚は捨てなければならないのだ!」

なんだコレ!ジークのデメリットどころかメリットばっかのインチキカードですよ!
指輪をつけたモンスターを完全無力化するばかりか、新たにドローしたモンスターを毎回墓地に捨てさせるとは…
こんな効果が5枚ドローと同時に発動ってなんなんだ!ニーベルングの財宝ひどすぎだろ

そして5枚ドローによりたんまり手札を増強したジークは、ゼイタクにも一気に3枚のマジックカードを発動する!

「手札よりマジックカード発動!ノルンの三姉妹よ降臨せよ!永続魔法!
 ”女神ウルドの裁断”!”女神ベルダンディーの導き”!”女神スクルドの託宣”!」

「さ、3人の女神…?」

「未来を司る女神スクルドよ、来たるべき未来を私に示せ!
 この効果は1ターンに1度、相手のデッキの上から3枚を見て
 その順序を入れ替えることができる

「デッキを見てどうしようってんだ…?」

「2番目のカードを1番上に置け。続いて現在を司る女神ベルダンディーよ!
 この効果は1ターンに1度、相手デッキの1番上のカードの種類を言い当て
 それが正解だった場合、そのカードは場にリバースカードとしてセットされる!
 お前のデッキの1番上にあるのはモンスターカードだ!」

「そ、そりゃあ見て分かってんだから当たるよな…おらよ!」

「そして過去を司る女神ウルドよ!この効果は1ターンに1度、
 相手のリバースカードを言い当てる。正解した場合、そのカードはゲームから除外される!

「そんな…当たるに決まってる!」

「そんなのありかよ!」

「そのリバースカードはパンサーウォリアー!ヴァルハラへと旅立つがいい!」

なんという回りくどいコンボ!要は相手デッキの厄介なカードはドローする前に抹殺できるってことでしょうか、
ただでさえニーベルングの指輪のせいでモンスターを捨てなければならないのに、
さらに毎ターンの女神コンボでカードを始末されてしまってはたまったもんじゃありません

それでもジークを残りLP100まで追い詰めた凡骨すごいな
よく頑張ったよ凡骨!マリクの時といい「ギリギリまで粘って負ける」ってデュエルをやらせたら、城之内は一流だと思うんだ…(えー
それにしてもジークのデッキは、どれもこれも美女モンスターしか入ってないとんだ萌えデッキだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
カードに頬ずりとかしてるしとんだ偏執狂ですよ!次回に続く!


■遊戯王デュエルモンスターズ193話 「おとぎの国のレオン」
 

これはいいテナガザル遊戯ですね
細長い腕がびよーんってなんですかこれ!きもいよー!
しかも手首まですごい角度で曲がってますし。あんたの手首は折りたたみ式ですか

それにしても作画が微妙になってきてる中で、なぜかレベッカだけは高水準を維持してる感じですね
杏子と比べて見るとまさに雲泥の差。(えー
やはり手塩にかけて育てたアニメオリジナルキャラの方が、アニメスタッフにとって思い入れが深いんだろうか…
って、その割にはアニメオリジナルのトンデモデュエリスト達は
結局デュエル内容全部すっとばされてみんな瞬殺されてしまいましたね:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
あいつらいい味出してたのに…これじゃ天下一武道会の予選で消えていく連中のような扱いじゃないか!(えー  惜しい奴らを亡くした…


■遊戯王デュエルモンスターズ194話 「海馬乱入!グランプリ決勝戦」
 

KCグランプリ編もいよいよ大詰め!並みいるトンデモデュエリスト達を蹴散らし決勝に残ったのは、
萌えカード使いジークと隠れた超実力派・レオン。
全世界が注目する中、ついに決勝の舞台で王座を賭けた2人が激突する!

「幾数多の屍を越えて、今ここに最強のデュエリスト2人が選ばれた!
 Aブロック勝者ジーク・ロイド!Bブロック勝者レオン・ウィルソン!お待たせしました!
 これより第一回KCグランプリ・最強デュエリスト決定トーナメント決勝戦を開始いたしま…」

「そこまでだッ!この試合!主催者権限により中止とする!!
 そしてレオン・ウィルソンを不戦勝とし、KCグランプリ初代王者とする!」

な、なんだってー!!いきなりの社長乱入と同時に「レオン優勝ってもうオレが決めた」とのとんでもない展開!
ドーム一杯の観客や世界中の視聴者の立場は!?意味不明な結末を迎えてしまった決勝戦に、会場中はどよどよと大騒ぎになってしまいます

「どういうことか説明してもらえないか?ミスター海馬」

「説明など必要ない。貴様が一番よく分かっているはずだ、
 ジーク・ロイド…いや、ジークフリード・フォン・シュレイダー!」

い、いや社長…ジークが分かってるかどうかはどうでもいいんで、観客に納得のいく説明をしてくださいよ!(えー
ジーク失格の理由とは、やはり海馬ランドのコンピュータを狂わせ子供たちを危険な目に遭わせたことが原因。
ずっと犯人の行方を追っていた社長は、例の事件がジークによる犯行だと確信していたのです

「シュレイダー社(海馬コーポレーションのライバル会社)の後継者が偽名を使って、
 我が海馬コーポレーションの主催する大会に出場…そして何者かによる妨害破壊工作が続発した…
 見えすいてはいるが、あえてそれらの原因を追求するのはよそう。だがジークフリード!
 貴様が経歴ならびに名前を詐称していたことは歴然とした事実!
 そのことを持ってしても、貴様から決勝戦出場の資格を剥奪する十分な理由となる!」

えー!?(゜д゜;)ちょっ、ちょっと待ってください!経歴詐称と偽名以外は結局証拠不十分!?
さすがにそれで失格にするには無理があるんじゃ!?そんなこと言ってたら
「経歴不明のデュエリストマスク・ザ・ロック」として出場した双六じいちゃんなんか、登録の段階で明らかに失格ですよ!(えー

「ハハハハ!海馬コーポレーションの総帥ともあろうお方がなんと気の小さい…
 世界中のデュエルファンは思うだろう、海馬瀬人はこのジークフリードに恐れをなし、
 些細な違反を盾にしてこの大会から追放したと!」

「ふぅん、貴様何を勘違いしている?誰が追い出すと言った!
 貴様の力など取るに足りぬということを、このオレが直々に証明してやる!」

「ほう…君が私の相手をすると?光栄だよミスター海馬」

「最初からそれが狙いだったのだろう」

どよどよどよどよどよどよ

なんと!ここで社長自らがジークと戦う特別デュエルのセッティングを宣言!
元々社長のメンツを潰すために出場したジークにとっては、直接対決できるとなると願ってもない展開です
そして観客たちも、デュエルモンスターズ界では超有名人の社長のデュエルが見られるとあって大興奮の様子。



すぐに先攻後攻を決めるコイントスが行われますが、このデュエル、内容そのものより2人の舌戦の方が見ごたえありすぎです(えー

(コイントスを当てたジーク)
「私の勝ちだ、やはり私は運命に愛されているようだな!」

「コインごときに運命などと…戯れ言はいい!このオレに挑戦するということが
 いかに愚かなことか、ハッキリと思い知らせてやる!」

(1ターン目、ジークのワルキューレンリット発動)
「海馬、運命の序曲は静寂から始まるとは限らない。
 その気まぐれが時に嵐のような幕開けを用意することもある!」

「薄ら寒いその御託!吐き気がするッ!早くデュエルを進めろ!」

(ジークのワルキューレ一斉攻撃)
「序曲を奏でる前にフィナーレを迎えるとはな…さらばだ海馬!
 ヴァルハラへ去れ!海馬へダイレクトアタック!」

「リバースカードオープン!”攻撃の無力化”!
 攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させる!ふぅん、ずいぶんと短い序曲だったな。
 何をしている?早くその小娘達を下がらせろ!!」

社長節大爆発!さすがのジークもお口の勝負では社長にまるでかないません
しかし肝心のデュエルに関しては、ジークお得意のチートカードと萌えカードの連発にさすがの社長も防戦一方。
社長がモンスターを召喚しても次々に場から除外されてしまい、なんとかリバースカードでジークの攻撃をしのいでいる状態でした

それにしてもこの萌えカードはマジで恥ずかしすぎるぞ!(えー

「また海馬のモンスターがやられちまったぞ!大丈夫なのか!?」

「リバースカードオープン!”フラットLV4”!モンスターが破壊された時、
 互いのプレイヤーはデッキから4つ星モンスターを特殊召喚することができる!
 オレはY・ドラゴンヘッドを守備表示で特殊召喚!」

「ならば私はワルキューレ・ドリットを攻撃表示で特殊召喚!
 さらに戦乙女を招いてくれて感謝するよ海馬」

「オレのターン!ドロー!オレは手札から”次元融合”を発動!
 2000ポイントライフを払うことにより、
 除外されたモンスター(X・ヘッドキャノン、Z・メタルキャタピラー)を特殊召喚する!」

「なに!?」

「そうか!XYZの合体コンボ!」

「でもコスト2000なんて、払いすぎじゃねえか…?」

「さらに手札より、永続魔法”魂吸収”を発動!
 ゲームから除外されるカード一枚につき、500ポイントライフを回復させる!
 X・ヘッドキャノン、Y・ドラゴンヘッド、Z・メタルキャタピラーを除外することにより!
 XYZ・ドラゴンキャノンを合体召喚する!(ライフ1500回復)」

いつも力押しがメインの社長にしては珍しく、カードの特徴を見事に活かしたコンボ炸裂!
攻撃力2800のXYZドラゴンキャノンを召喚し形勢逆転!これならヘナチョコワルキューレなぞ何体いようが屁でもありません

「く…!海馬ぁぁ…!」

「ジークの表情が変わった…?」

「私のターン!ドロー!私は手札から”ニーベルングの財宝”を発動!
 ニーベルングの指輪をXYZドラゴンキャノンに装備させ、私はカードを5枚ドロー!」

最悪チートカード来たー!!城之内の時に続いてまたこれかよ!
ニーベルングの指輪のせいでせっかくのXYZドラゴンキャノンも行動不能、さらにジークはたっぷり手札を補充することに…

「さらにワルキューレ・ドリットを生贄に、フォーチュンチャリオットを召喚!
 フォーチュンチャリオットは1ターンに一度だけ、
 ワルキューレ一体に装備することができる。
 そして装備モンスターの攻撃力を半分にすることで、
 相手プレイヤーへダイレクトアタックすることができる!」

XYZドラゴンキャノンの動きを封じたとはいえ、まだ壁としては健在なので
ジークから普通に仕掛ければ、攻撃力の低いワルキューレの方が負けてしまいます。
そこでジークはフォーチュンチャリオットを使い、XYZドラゴンキャノンを飛び越えてガスガスとダイレクトアタックを叩き込む作戦に!

「くっ…!」

「フォーチュンチャリオットがある限りプレイヤーへのダイレクトアタックは続く。
 海馬…ワルキューレの呪いはまだ始まったばかりだ!」

そういえばニーベルングの指輪には、装備モンスターを行動不能にする他に
「お前毎ターン2枚ドローしていいけど、モンスターカード引いたらそれ捨てろよ」っていう効果もあるんでした。
これでは新たなモンスターで反撃することもできずに社長はなぶり殺しです。本当ニーベルングの財宝はチートにもほどがあるな…次回に続く!






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