■爆丸バトルブローラーズ38話 「ファイト!」
 

「ここは…?私どうしてこんなところに…」

長い失踪を経てようやくアリス再登場!ふと気がつくとアリスは、町はずれの小高い丘をウロウロさまよっていました
例によって今まで何をしていたのかさっぱりピーマンなアリス。ともかくルノの待つ喫茶店へ帰ることにしますが…

「アリス!心配したよ…今まで何してたの?」

「ごめんなさいルノ…実は今までにも何度かこういうことがあって…
 
自分がどこで何をしてたか覚えてないの、私…自分で自分が分からない…」

14歳でアルツハイマーなんて困ったわとポロポロ泣き出してしまうアリス。:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
まあ自分の意識が突然消えてなくなって、消えてる時間の間隔がどんどん長くなってるんだから仕方のないことか…
意識がなくなることを考えるのって恐いもんなぁ。私も「死んで意識がなくなったら俺はどうなるんだろう」って
小学校くらいの時から考えて涙目になってたことがよくあります(えー

話は逸れるけどそういう人にはこの漫画!「天」16〜18巻!こいつは本当に人生観そのものがぐるりと変わるぜ…
あのアカギが死ぬ話ですが、生き死にってそういうことなんだなぁ〜…って目からウロコがボロボロ落ちて止まらないんで
死ぬのが恐い人は一度読んどくといいですよ、私もこれのおかげで安らかに逝けると思います(えー

《続いてのニュースです。今日は世界各地で異常現象が目白押しです》

一方その頃、サイレントコアの猛烈なパワーをどんどん取り込んでいるナーガの影響が、とうとう人間界にまで現れ始めていました
前回も日本では真夏に雪が降ってましたが、バカンスができるほど陽気な南極、噴水が湧き出すピラミッド、オーロラが見えるニューヨークと
どれも普通ありえないものばかり。今はまだ単なる珍現象ですが、そのうち地球そのものがあぼーんするのも時間の問題です

「早くナーガとマスカレードを止めなきゃ…!」

「でもどうやって…あ!?マスカレードからだ!」

血気にはやるダンが闘志をもてあましていると、そこへワイバーンを狙ったマスカレードの挑戦状が!
向こうから仕掛けてくるとは好都合!ダンはジョウとワイバーンに代わり、マスカレードとの決戦の地・ドームスタジアムへと向かうのでした





「空操弾馬か…望んだ相手ではないがまあいいだろう」

「マスカレード…!なんでナーガの肩なんか持つんだよ!
 ナーガのせいで俺たちの世界までやばくなってるんだぞ!?
 俺たち人間同士が争ってる場合じゃないだろう!」

「戯言はもう終わりか?全てはナーガ様のため…俺の行く手を阻む奴には容赦しない!」

「くっ…分かったぜ、これが最後の戦いだ!今日こそ決着をつけてやる!」

やはり説得の通じる相手ではなく、お互いに進化した相棒をぶつけあうタイマン勝負が始まる!
それにしても「人間同士争ってる場合じゃない」って、
くるくる回転ワープとか普通にできる変態マスクマンはどう考えても人間じゃないと思う:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「現身せよアルファード・ヒュドラ!最も残酷な方法で葬ってやるがいい…
 アビリティ発動!デストロイ・バニッシュ!」

ガイガァァァァン起動おおおう!!
バトル開始早々、ヒュドラの回転ノコギリアビリティを発動するマスカレード!進化して電ノコなくなったかと思ったらまだあったのか!
それにしても刃の部分があんまり目立たなくなったから、ノコギリというより大根おろしみたいだな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ぐおおおおおおおお!!」

デストロイバニッシュを食らったドラゴは、550あったパワーがたったの1にまで急降下!大根おろしつええー!!
しかし、ダンは慌てず騒がずゲートカードで反撃に転じる!

「行くぜドラゴ!ゲートカードオープン!バトルはまだ始まったばかりだぜ…!
 アビリティ発動!ブーステッド・アルティマ!」

炎属性ゲートカードでドラゴのパワーが250まで上昇!属性カードだけでそんなに上がるのか!(今までは50アップとかそんなだった)
さらにアビリティでドラゴのパワープラス200、ヒュドラのパワーマイナス100!お互いのパワーが450となり、最初のバトルはドローに終わります

「さあ続けようぜ…どっちかがぶっ倒れるまでとことんなァ!」

「いいだろう…だが最後に勝つのはこの俺だ!」

間髪入れずに再び爆丸をシュートする2人!今度はマスカレードのゲートカード上で2体がぶつかり合う!

「ここが貴様の墓場になる…!ゲートカードオープン!」ドラゴ550ヒュドラ550+200

「やるな…!アビリティ発動!アルティメット・ドラゴン!
 これでゲートカードを無効化、ドラゴを強化だ!」ドラゴ550+200ヒュドラ750−200

「アビリティ発動!デストライデント!
 闇に飲まれしドラゴノイドには死あるのみ!」ドラゴ750−300ヒュドラ550

「ヘッ…面白ぇ、バトルはこうでなくっちゃなァ!勝負はこっからだぜ!
 フュージョンアビリティ発動!エクシード!」ドラゴ450+200ヒュドラ550)

「ちっ…ふざけるなァッ!フュージョンアビリティ!
 ファイナルデストラクション!」ドラゴ650ヒュドラ550+100

両者惜しみなくアビリティを連発し、激しくパワー差が入れ替わるシーソーゲーム!
そして互いの爆丸が激突するたび、ダン達の体もボロボロに!
ダメージ共有とはなんてこった、いつの間にこんな闇のデュエル方式になっていたんだ(えー
さらに最終的なパワーレベルはまた同数!またも2体は互角に弾け飛び、今度もドローに終わります

「なぜだ…なぜいつもいつもこの俺の邪魔をする…!俺の送り込んだ刺客はことごとく倒され…
 この俺が完膚なきまでに叩きのめしても、こうしてまた俺の前に立ちはだかる!
 俺の計画がお前のせいで…!これ以上俺の邪魔をするなァッ!
 空ゥゥ操ォォ弾馬ァァァァァァァッ!!」

「やっと本気になりやがったか…だったらお互い小細工なしの
 本気のバトルをしようぜ!正々堂々となぁ!」

「お前いい加減しつこくてやんなるわボケ!」とマスカレード吼える!
何度でも何度でも戦いを挑んで来るダンに、ついに激情をあらわにしたマスカレード。
さっきのバトルでアビリティカードもお互い3枚切ってしまい、ここから先はひたすら互いの攻撃に耐え続けるガマン比べに!

「行くぞ空操弾馬!爆丸シュウ!」

「負けねえぞオッ!」

「勝つのは俺だ…!」

「いいや俺だッ!」

「違う、この俺だァッ!」

「俺だアアアアアアアアアッ!!」

殴られ蹴られ電ノコで削られ、2人はみるみるズタボロに!しかしどれだけ傷つこうともお互い一歩も譲りません
とてつもない戦いを繰り広げる2体の爆丸に、とうとう先にバトルフィールドが悲鳴を上げて崩壊を始めることに!
しかし後先のことなどまるで考えていない2人は、もはや我が身がどうなろうと勝負のことしか頭にありませんでした

「ヘッ…こうなりゃフィールドもろともどっちかがぶっ潰れるまで続けるだけだ!」

「望むところだ…!ゲートカードセット!」

そして始まる4度目の激突!度重なるダメージで、もはや2人は立っているのもやっとの状態です
しかし、それにも関わらずダンは楽しげに薄ら笑いを浮かべていました

「へへへ…ははははは…!」

「何がおかしい…!」

「おかしいんじゃねえ、楽しいんだ…!爆丸ってこんなに楽しいもんだったってさ…
 改めて感じてんだ!マスカレード、お前もだろ!」

「爆丸が…楽しい…!?」

「行くぜマスカレード!アビリティ発動!
 行ッけェェェェッッ!アルティメット・ドラゴン!」

「ちぃっ…!アビリティ発動!デス・トライデント!」

あれー!?(゜д゜;)本日2度目のアルティメットドラゴン&デストライデント発動!アビリティカードって三枚までじゃなかったのかよ!
まあタイマン勝負って時点で普段のルールから外れてるんだし、爆丸一体しか使えない分カードの枚数増えてんのかな…

「まだだァッ!フュージョンアビリティ発動!ファイナルデストラクション!」

「アルティメット・ドラゴン!うおおおりゃあああああ!!」

「うおおおおおおおおおおッ!!」

男なら拳ひとつで勝負せんかい!
アビリティの応酬からついにガチの殴り合いにまで発展しぶつかり合う2人!
そして長い戦いに終止符を打つべく、ついにダンの最後のアビリティが発動する!

「これで最後だ…!フュージョンアビリティ発動!エクシードオオオッ!!
 この一撃で決めるッ!!」

「なんだとォォォォォッ!!」

ズドバガアアアアアアアン!!

ついに炸裂したドラゴ必殺の一撃!バトルフィールドもろともヒュドラを吹き飛ばし、ヒュドラから念願の初勝利をもぎ取ることに成功します
全てをぶつけて戦ったにも関わらず、惜しくも敗北を喫してしまったマスカレード。
しかし、そのマスカレードの心境は不思議と晴れやかなものでした

「負けた…この俺が…だが、不思議と悪い気分じゃない…」

「そうさ…爆丸バトルってのは、勝っても負けても楽しいものなんだ…」

「勝っても負けても楽しいか…俺は今まで気づかなかった…」

「なあ、マスカレード…俺たちと一緒に来ないか、俺たちと一緒にナーガと戦ってくれ!」

マスカレード仲間入りフラグキター!!倒した敵を勧誘とはなんというDQ5方式。意外にマスカレードもまんざらではなさそうです

「それも悪くない…空操弾馬」

「ダンでいいぜ!」

「だが…それをするのは俺じゃない。さらばだ…ダン!」

ダンの差し伸べた手を受けようとしながらも、ふいにそれより先にマスクに手をかけるマスカレード。
そのマスクの下に隠されていた素顔とは…!

やっぱりアリスキター!!ほんとにお前だったのかああああああ
稲妻に打たれたかのように驚愕してしまうダン達!
そしてアリス自身も気づいたら自分が変なコスプレしてボロボロのダンと2人きりの状況に困惑してしまいます(えー

次回以降はやはりヒュドラを連れてアリス参戦ってことになるんでしょうか
でもヒュドラは根っからの悪党だから言うこと聞いてくれんのかなあ  気になる次回に続く!


■爆丸バトルブローラーズ39話 「終わりなき旅」
 

「わ、私どうしてここに…?今まで一体何を…」

「アリスさんが…マスカレードだったのでございますか!?」

「そんな…そんなわけあるかよ…!?」

「ハ〜〜ルゲ〜〜イ!私と共に来るのだアリス」

変態おじいちゃんキター!!ダン達がマスカレードの正体に驚いていると、
そんなシリアスな空気をブチ壊しにして巨大ハルゲーが登場!おじいちゃん空気読んでくださいよ!

「まさかマスカレードの人格が消滅してしまうとはな…」

「マ、マスカレードが私の…もうひとつの人格…?」

「まだ思い出さぬかあの日のことを!
 私があのビデオを撮影していたちょうどその頃、ヴェストロイアでスーパーディメンションノヴァが起きた。
 ナーガ様がインフィニティとサイレント…2つのコアの力を手に入れようとした時に起こった現象だ!
 スーパーディメンションノヴァの凄まじいマイナスパワーは、
 私の次元転送システムを通って瞬く間に研究所を汚染した…
 その時私は膨大なマイナスパワーを浴び、ハルゲーとなって生まれ変わった!
 そしてアリス、お前にはマスカレードという別の人格が誕生したのだ!」

あの日のおじいちゃん早替わりの謎を説明するハルゲー。
なるほど、放射能を浴びて誕生したゴジラのように、マイナスパワーを浴びて誕生したのがハルゲーとマスカレードだったんですね
そしてアリスも、自分が今まで何度もマスカレードに変身していたことを思い出します
というかあの派手なマスクはウルトラアイとかシャンバイザーみたいな変身アイテムだったわけか(えー

「あ、ああ…思い出した…すべて思い出したわ…」

「アリスの記憶が時々なくなってたのは、マスカレードとして行動してたからだったのね…」

「俺たちの行動がマスカレードに筒抜けだったのも説明がつく…」

「うっ…うっ…うう…」

「さあアリス、一緒に帰ろう。私と一緒にモスクワへ帰るのじゃ」

突然いいおじいちゃんを演じてアリスを連れて行こうとするハルゲー。ハルゲ〜〜なんて奇声上げといて今さらかよ!
そんな緑のツラに騙されるもんか!と思いきや、泣きじゃくっていたアリスはぱあっと明るい顔になり
おじいちゃんワーイとハルゲーに歩み寄ってしまいます。ちょっと待てー!!

「行っちゃダメだぁっ!!」

「はっ…?嫌ぁっ!」

「フハハハハ!皆に正体がバレた今、お前の居場所はこの私の所しかないのだ!」

ダンの言葉で正気に戻り、ハルゲーの緑顔に驚いて飛びのくアリス。その爺さんは元からその変な顔ですよ!(えー

「そんなことねえ!アリスはアリスだ、いつまでも俺たちの仲間だ!だから行くなアリス!」

「そうでございますよ!」

「アリス、カムバック!」

「ありがとうみんな…でも…もうみんなと一緒にいられない…」

「アリス!?」

「さようならみんな…さようならお爺さま…」

パシュウウウウウ

な、なんと!アリスは敵になるでも味方になるでもなく、瞬間移動のカードを使ってどこかへ消えてしまうことに!
前回ようやく戻ってきたかと思ったらまた失踪なのか(´・ω・`)アリス好きの私にはつらいよ

「おろかな…フフハハハハ!ハーッハッハッハッハ!」

そして意味の分からない高笑いを上げながら消えていくハルゲー。
ハルゲーにとっては「くそっあのバカ孫逃げやがった」ってだけなのに、一体なにがそんなに面白いんだろう:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

アリスが姿を消してから数日後。結局アリスからも敵サイドからも音沙汰はなく、ダン達の夏休みも終わってしまいます
しかし世界中の天変地異はいまだに進行し続けるまま。あまりの事態に学校も授業どころではなく、結局ずっと臨時休校が続いていました

「感じる…感じるぞ…サイレントコアの無尽蔵なパワーが、
 俺の中に濁々と流れて来るのを…!
 俺の中のサイレントがインフィニティを求めている…そうだ…
 本来2つは1つであるもの!妹よ、インフィニティの力を俺によこせェッ!!」

「う、うう…ううう…!あうっ…うう…!か、体が…熱い…!はあ…はあ…はあ…!」

「ワ、ワイバーン!?」

そんな中、ついにナーガはサイレントコアのパワーを手中に収めることに成功!
インフィニティコアを持つワイバーンは、それを敏感に感じ取って激しく苦しみ出してしまいます
それにしても相変わらずワイバーンのあえぎ声はエロすぎて困る:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

《ご覧ください!昨夜未明、突如太平洋上に現れ
 貨物船一隻を転覆させた巨大なホールが、ポッカリと不気味に口を開けています!》

そんなナーガのパワーは人間界とヴェストロイアの世界の壁をもブチ破り、
2つの世界を結ぶ巨大な穴を作ってしまうことに!オーラロードが開かれた!(えー

「ついにヴェストロイアと人間界が繋がってしまったか…」

「いずれナーガも人間界に現れるでしょう…」

「ダーリンどうするね?このままじゃ…」

「わざわざ奴が来るのを指くわえて待ってることもねえだろ?先手必勝!こっちから乗り込んでやろうぜ!」

なんと!?またしても異世界編スタートですか!デス次元から帰ってきたばかりなのに大変だな…
ヴェストロイアも相当崩壊が進んでるからデス次元と大差ないだろうし、とてもお気楽な旅にはなりそうもないですね

「胃薬と頭痛薬と絆創膏と目薬と、ええとそれから…ルノちゃぁぁぁぁん!」

「気をつけて行ってらっしゃい」

「一度言い出したら聞かないんだから…うぅ…仕方ないわね…!」

ここまで話が大事になり、ダン以外もそれぞれ家族に事情を話した仲間達。
めちゃくちゃに泣きじゃくるルノパパ、のほほんと見送るマルチョママ、涙をこらえながら送り出すダンママに別れを告げ、
いよいよダン達は異世界へ向けて旅立ちます

わんだばだば わんだばだば わんだばだば わ〜ん

まるで昭和特撮の戦闘機発進シーンのように飛び立つマルチョの自家用機。
少し離れたところに住んでいるシュン、そしてアメリカ在住のジュリィを回収し、次はいよいよヴェストロイアに繋がる大穴へ…
ってシュンは今日もやっぱりカギ爪でぶら下がったまますっ飛んで行くのか!たまには普通に乗らないか忍者さん

「あれね…!」

「溢れ出るマイナスパワーがここまで伝わってきます!」

「ようし…行くぜみんなァ!」

「おう!」

そしてヴェストロイアに繋がる穴へ一斉にダイブするダン達!この高さから飛び込んで本当に助かるのか!?

あなのなかに からだを なげいれた! ふかい!! どこまで おちるんだ!!
ドシーン!! ギャーッ!!
あなは おもっていたよりも ふかかったようだ。
わたしは… からだじゅうの ほねを おってしんでしまった。

ざんねん! わたしの ぼうけんは これで おわってしまった!

と、シャドウゲイトならこうなるところですがどうなることやら…(えー  次回に続く!


■爆丸バトルブローラーズ40話 「氷の世界」
 


「ここは…本当にヴェストロイアか…?」

「恐らくナーガの仕業で入り混じった属性世界が、新たな世界を生み出したのだろう」

おいでませヴェストロイア。本来ここは火、水、風、地、光、闇の世界が独立した場所でしたが、
ダン達はナーガのせいで水と風の世界がちゃんぽんされた、氷の世界にやって来てしまったようです

「一刻も早くナーガの下へ急ぎましょう!」

「せやけどボン、行き方知ってまんの?」

「行き方と言われましても…」

「本来ならヴェストロイアの中心部とは、誰も足を踏み入れることができない神聖な場所…」

「だが、それもすべては均衡に保たれた6属性の力が守っていたからだ」

「今はその中心部を守る力が崩れ始めている…」

「ええ、ヴェストロイアの均衡が崩れた今なら、私たちにも行ける方法があるということよ」

「うーん、けど入り口を探すったってよぉ…」

ナーガの居場所は6属性の世界に囲まれたヴェストロイアの中心部。
「多分どっかから行ける」というフェニックスの言葉を信じて、ダンたちはぞろぞろと氷の世界を歩いてまわります
すると、ぽわーんと空中に浮かぶ他の世界と繋がった穴ぼこを発見!なんだかクロノトリガーみたいだな(えー

「どうやらあそこがヴェストロイアの中心へ続く入り口に間違いないな…」

「や、やっべえ、どんどん小さくなって行ってるぜ!急ごうみんな!」

「うっ…うっうっ…私を一人にしないで…」

「な、なんだ?こんなところに人が…」

どう見ても人じゃないだろオイ!
黄緑の肌に真っ黒な目って、明らかに敵の罠丸出しですよ!
案の定、緑の少女の正体はナーガの手下!でかい魚の本性を現したその少女は、不用意に近づいたダン達をがばっと襲撃します

「私の名はシルティス、せっかく来たんだもの…もっとゆっくりして行って!」

「貴様らを食い止めるのが我ら門番の役目…ナーガ様の下へなど行かせない!
 どうしても行きたければ、このロック様を倒すことだな」

「門番だとぉ?俺たちの邪魔をするために、
 アクアとゼフィロスのボスが揃って登場ってわけか!」

ゼフィロスとアクアのボス…その割にはなんかカッコわりー奴らだなあ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
戦闘を仕掛けてきたシルティスとロックに対して、風と水なら任せろとシュン&マルチョが迎え撃つ!
というかヴェストロイアでは、爆丸シュートしなくてもドラゴ達は具現化したままだから
戦闘開始してもパワーレベルとか表示されないんですね。数値なしの戦いっていうと妖逆門を思い出すなあ(えー

「アビリティ発動!ウォーターリフレイン!
 これであなたのアビリティは封印したでございます!」

「な…!?こ、攻撃ができない!?」

「ゲートカードオープン!エナジーマージ!」

「な、なんだ…力が抜けていく!貴様一体何をした!?」

「お前たちには分からないだろうが、これが俺たち人間と爆丸の戦い方だ!

なんだなんだザコどもめ!ルール勉強して出直してこい!(えー
人間のサポートを知らないシルティス達は、いいようにシュン達にやられてボコボコに!
鳥のロックを水中へ叩き落とし、魚のシルティスを陸上へ放り出した2人。
こうなれば2体ともサンドバッグ同然です、あとはじっくり料理してやるだけ…

「陸にあげてしまえば、水属性の爆丸はパワーが半減でーす!」

「ふふ…私が水属性?バカねぇ!ブローアウェイ!」

「バカな…!あれは風のアビリティ!?
 そうか…ここは水と風が入り混じった世界…
 あいつらも水と風の力を併せ持っているのか!?まずい…!マルチョ!」

なんと。見た目とは裏腹に、陸でも海でも関係ねぇと力を発揮するシルティス達!
シルティスの攻撃になんとか応戦するシュンでしたが、
マルチョはロックに瞬殺されてカチンコチンにされてしまいます。マルチョ使えねえー!!

「我々は貴様らとは出来が違うのだ…見くびってもらっては困るな!」

「くっ…俺のせいだ…!俺が安易な作戦を立てたばかりに…!
 ここは俺に任せろ!お前たちは先へ行けッ!!」

マルチョがやられてしまったことに責任を感じたシュンは、消えかけていた時空トンネルにダン達を放り込むと
たった一人でシルティス達に戦いを挑む!

「無駄だ…!我々の力をもってすれば再び時空の扉を開くことも可能…
 貴様を倒してからゆっくり後を追ってやる!」

「俺を倒すことができたらな…!ゲートカードオープン!フォースメントウインド!」

「ぐ…!?ま、また…!どういうこと!?」

「フォースメントウインドは、風属性の相手からパワーを集めることができる…!
 水と風、2つの属性を持つ貴様らには有効だ!」

シルティス達からパワーをぐんぐん吸い上げ2体を吹き飛ばすフェニックス!
そして2体がひるんでいるスキに、氷をバラバラに砕いてマルチョ達の救出に成功!

「大丈夫か、マルチョ!」

「うう〜、さ、寒いでございます…」

氷づけにされて「あー寒かった」で済むマルチョって一体…(えー
まるでピクルみたいな生命力だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「貴様…!すべてはそいつらを助けるために!」

「フン…俺は一人ではない!行くぞマルチョ!」

「はい!火と闇の対角発動!プレデターさんとディアブロさん、パワーアップでございます!」

マルチョのアビリティでプレデター達のパワーは大きく上昇!今までやられた仕返しをたっぷりと…って
そういえばディアブロとかも普通に火と水の属性を併せ持つ爆丸じゃないですか!
「お前らとは出来が違うんだよガハハ」とか自慢気に言ってたロックとかコイツ別に全然特別じゃねえよ!(えー

「あんな雑魚タコ殴りにしたるワァァァァッ!!」

「な…なんだこいつらは!」

「今ですシュンさん!」

「吹き荒れろ一陣の風!破邪!流星嵐!」

シュゴオオオオオオオ!!

フェニックスの必殺アビリティでロック達を滅殺!口ほどにもない奴らよ!
ガッチリと勝利の握手を交わしたマルチョとシュンは、別の時空トンネルを探して歩き出すのでした

「やりましたねシュンさん!」

「マルチョ…さあ、俺達も行こう!」

「はいでございます!」

それにしても、マルチョとシュンがまともに会話してるのって今回初めて見た気がするな(えー
シュンっていつも全員に向かって話すか、フェニックスに向かって話すか、ダンに向かって話すかしかしないから…それでは次回に続く!


■爆丸バトルブローラーズ41話、42話
 

シュンとマルチョを置いて時空のひずみを抜け、光と土の合成世界にやってきたダン達。
そこに待ち受けていたのは、「障害物競走やろうぜ障害物競走!」などとぬかす変わり者のナーガの手下でした。
こんなお気楽ポンチを相手に時間を取られてしまってはたまりません、
ダンはルノとジュリィに障害物競走を任せると、一人また次の世界へと先を急ぐのでした


(C)細井雄二/講談社

「ザコどもはルノとジュリィにまかせる」

「そ…そんな…」

「うお!?こ、今度はなんなんだよ…」

「今までの状況から判断して、おそらくここは闇属性空間・ダークオンと
 俺がいた火属性空間・ノヴァが融合し、再構築された世界…まるで見る影もない変わりようだ…」

そして新たな合成世界へと到着するダンでしたが、ここでもまた新たなナーガの手下どもと遭遇!ええい次から次へと…
それもさっきの世界にいた競走好きのまぬけ君とは違い、相当に好戦的な連中のようです

「お前たちは一体何者だ!そこをどけ!」

「へへへへ…!どけと言われて言う通りにすると思うか?」

「月並みなセリフだが…この先へ行きたければ、我々を倒してからにするのだな!」

なんて中ボスにお似合いのセリフなんだろう…(えー
あんまり大したことなさそうだなと思いきや、2体の戦闘力は今までの敵よりも遥かに上!
2度の進化を遂げたドラゴですら、まるで太刀打ちできないほどに苦戦を強いられます

「このままじゃドラゴが…!ゲートカードオープン!マインゴースト!」

「し、しまった!…なんてなァ!”グランドダウン”!」

「ゲ、ゲートカードを無効化しやがったのか!?」

「下手な小細工など我らには通じぬわ!」

ただでさえ強いうえに、ゲートカード無効のアビリティを連発!シュン達と戦った連中とはまるで格が違うようです
パワーレベル増減のカードはおろか、自爆カードのマインゴーストすらも通じず、ダンは完全にお手上げ状態に…

「さらばだ…ボルテックス・ダークノヴァ!」

「この一発で地獄へ行け!ボルテックス・ダークフレイム!」

「うぐおあああああああああ!!」

「や、やめろオオオオオッ!!」

必殺技の集中砲火でドラゴ瀕死!あまりの事にいてもたってもいられなくなってしまったダンは、
手下どもの足元にすがりつき、攻撃をやめるよう懇願しますが…

「やめろ…やめてくれ…頼む、やめてくれ…!」

「…汚い手で触るなァーーーッ!!」

おもっくそ蹴りよったー!!
なんという外道ども!容赦なく吹き飛ばされドラゴともどもダンまでボロボロに!
どうやらダンにはルノと違って謎の超絶パワーは眠っていなかったようだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ち、ちくしょう…こんな時あいつが…いて…くれたら…」

「はっ…!?ダ、ダン君!?」

そんなダンの危機を察知したのはアリス!姿を消してから今まで何をしていたのかと思ったら、
面倒見のいいおばさんのところでお世話になっていたようです。多分親戚の人かな?

「紅茶にしましょう、アリス。…どうかしたの?」

「え、ええ、ごめんなさいおばさま、お花に水をあげたらすぐ行きます」

(さっき聞こえたのは確かにダン君の声だった…ダン君の身に何かが…?
 お願いもう一人の私…もしまだそこにいるなら、もう一度力を貸して…!)

「燦然!シャンバイザー!」(えー

アリスの祈りが通じて再び現れた変身マスク!自分もヴェストロイアへ乗り込む決意を固めたアリスは、
変身マスクを手にするとおばさんの家を後にするのでした





「…行くのかい?」

「ええ、私たちを必要としている人がいるから!」

あ、あれ!?(゜д゜;)なんでそこでクラウスの城に立ち寄るの!?
もしかしてクラウスも連れて行くつもりなんでしょうか、だとすればチャイナさんも一緒に連れてってやってくださいよ!
いやそれとも、チャイナさんはジョウに惚れてるっぽいから、こっちに残ってジョウとキャッキャウフフするイベントが…(えー
なんでもいいからチャイナさんにもっと出番をください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!


■爆丸バトルブローラーズ43話 「狙いうち」
 

「さあ着いたよ…覚悟はいいね?」

「ええ…力を貸して、もう一人の私…!」

クラウスの自家用機で、ヴェストロイアへ繋がる次元トンネルまでばびゅーんとやってきたアリス。
なるほど、前回クラウスを訪れたのは次元トンネルまで行く手段がなかったからだったんですね
そしてアリスはクラウスをその場に残し、ヴェストロイアへ向けて決死のダイブ!
結局クラウスは居残りですか!少なくともマルチョより遥かに強いだけに惜しいな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…!?何物だ!」

「内なる声に呼び覚まされ、深き闇より甦る…俺の名はマスカレード!」

「マ、マスカレード!?」

「なんてザマだ、しばらく見ない間に弱くなったな…仕方ない、力になってやる」

「じゃ、じゃあマスカレードお前…」

「1度だけだ…ナーガの手先ども、この俺が相手になってやる!」

そしてダン達絶体絶命のピンチに、アルファードヒュドラと共にマスカレード降臨!
というかあれだけ凶悪そのものだったヒュドラが、いつの間にか口は悪くて根は優しいツンデレっ子になってますよ!(えー
しかしマスカレードが味方してくれるとなれば、これほど心強い仲間もありません。これならナーガの手下どもも軽く蹴散らして…

「アビリティ発動!火と闇の対角!」

「アルティメットドラゴン!」

「デストライデント!」

「ノヴァリフレクタアアアーッ!!」

バゴオオオオン!

「な、なに!?跳ね返しただと!?」

「ノヴァリフレクターは、火属性の攻撃を反射できるカウンターアビリティ…」

「しょせん人間の知恵などその程度、己が無力を思い知れ!」

えー!?(゜д゜;)これでも敵の方が一枚上手なのかよ!
対角と専用アビリティの発動で激しくパワーを高めた光弾を放ったというのに、ドラゴの弾はパキーンと反射されヒュドラの弾と相打ちに!
これではドラゴはマホカンタ相手にえいやーと魔法連発してる魔法使いのようなものです(えー
頼りはマスカレードあんただけだ!ゲートカードを巧みに使い2体を追い詰めるマスカレードでしたが、
やはりゲートカード無効のアビリティを使われてしまい、一転して不利に…

「まずい…!ヒュドラが!?」

「ぐっ…来るな!」

「マスカレード!お前を見殺しにはできねえっ!」

「アルティメットドラゴン!!」

「何度やっても同じこと…!お前の技は我には効かんッ!」

「くそったれーーーっ!!!」
「ノヴァリフレクタアアアーーッ!!」


(C)鳥山明/集英社

「ぐわあああああ〜〜っ!!!」

マ、マスカレードー!!(号泣)
またもノヴァリクフクターに阻まれてしまったドラゴの火球!そして跳ね返った火球は無情にもマスカレード達を直撃!あおおー!
大きく吹き飛んだヒュドラとマスカレードは、そのまま谷底へと落下し溶岩の川へドボンと…ああ…

「マ…マスカレードーッ!!」

「ふふ、同士討ちとは愚かな…」

マスカレードを失ってしまった今、もはやダンとドラゴにまるで勝ち目はありません
ダンはひたすら手下一号の槍から逃げまくり、ドラゴも効かない火球を無意味に撃ち続けるしか…

「ははは、逃げろ逃げろ!愚かな人間よ!」

「はぁ…はぁ…はぁ…も、もう走れねえ…」

「ふん、追いかけっこはもう終わりか?」

「ならば一思いにトドメを刺してやろう!」

「へ…へへっ…俺がただここまで逃げてきたと思ってんのか…?」

「なに…?」

「効きもしない技を何度も撃っていたのは、貴様をここまで連れ出すためだとしたら…!?」


(C)大場つぐみ・小畑健/集英社

計 画 通 り(えー

突然ほくそ笑み勝利を確信するダンとドラゴ!不審に思った手下どもが周囲を見回すと、辺りは障害物の何もない平原地帯…
その時はるか遠くに離れた岩山から、一筋の光が手下どもに向かって放たれる!



「誰が最強なのか…身をもって知るがいい!デストライデント!」

「ファイナルデストラクション!」

「な…なに!?バカなアアアアッ!!」

ドバゴオオオオオン!!

「ぐ…!い、一体何が!?あんな距離から…ダークオンの遠距離攻撃…!?
 貴様ら最初からこれを狙って…!ヒュドラがやられたのもわざとだったのか!」

「どうやら気づくのが遅かったようだな!
 あの時は貴様が火属性の技を跳ね返すアビリティを使ってくると読んで、
 わざと出力を下げて放ったんだ!」

言ってやった言ってやった!今までの行動はすべて遠距離攻撃の得意なヒュドラを活かすための布石!
まんまと作戦は成功し手下の片割れを撃破、そして溜まりに溜まったうっぷんを晴らすべくドラゴも最大パワーの一撃を繰り出す!

「行くぞォドラゴ!」

「アルティメットドラゴン!」

「エクシード!」

「ぐわあああああああーっ!!」

キュボオオオオオオオオ!!

「完璧ィ!」

「完璧…!」

今度は跳ね返す暇すらも与えずもう一人の手下も粉砕!作戦が見事にハマりマスカレードもご満悦の様子です(えー

「サンキューマスカレード!ホントに助かったよ…
 
一度きりなんて言わないでさ、俺たちと一緒に戦ってくれよ!」

「前にも言ったはずだ…それは俺の役目ではない」

戦いが終わってマスカレードに握手を求めるダン。しかし以前と同じく、マスカレードは握手に応じようとはせず
ダン達の仲間はあくまでアリスだということを主張し続けます。ほんとに一回限りのスポット参戦だったのか…(´・ω・)

《お願い、これからも力を貸してマスカレード!》

《それはできない、それはお前の役目だ》

《無理よ、私にはできない…私、爆丸は考えるだけでほとんどバトルしたことないし…》

《大丈夫だ、お前なら出来る。なぜなら俺はお前なのだから》

《マスカレード…》

《健闘を祈る》

精神世界の中でアリスにヒュドラを託し、徐々に存在そのものが霧散していくマスカレード。
アリスの中から完全に消えてしまうその前に、マスカレードはガッシリとダンとの握手を交わすのでした

「今度こそ本当にさらばだ…ダン」

「マスカレード…」

「最後にお前と共に戦えて、良かった」

最後にその言葉を残すと同時に、マスカレードのマスクは露と消えアリスの姿へと戻ることに…
マスカレード…惜しい奴を亡くした(つд`)もうあのデストラクションインプァァク・インプァァク・インプァァクトゥが聞けることもないのか…(えー

「ダーン!」

「あっ…おーい!」

「OH!アリスでーす!」

「どうしてヴェストロイアに!?」

「アリス!?どこ行ってたのよ!心配したんだから!うっ、うぅ…」

「ごめんなさい、ルノ…」

そして2人の下へ後を追ってきた仲間たちが…ってちょっと!もう合流しちゃうんですか!
「せめてダンだけでもナーガの下へ!」って今までダンに先を急がせてた意味がほとんどなかったな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
そしてアリスの姿を見つけるなり、わんわん泣きじゃくりながら胸の中へ飛び込んでいくルノ。
ルノは最近ずっとこんな調子だなぁ。そんなことよりもっとダンとイチャイチャするべきだろ(えー

「みんなにも心配かけてごめんなさい」

「い、いえそれはよろしいのでございますが…あはは…」

ずーんと佇むおっかないヒュドラを見上げて引きつった笑いを浮かべるマルチョ。そういえばそうですよ!
いくらマスカレードに託されたとは言え、この気性の荒いヒュドラが大人しくアリスに従うのかどうか…

「今日から俺はアリス、お前と共に戦う」

「よろしくね、ヒュドラ」

めっちゃ普通に手なずけられとるーー!?(ガビーン)
ちょっ…お前他の爆丸ぶっ殺すのが大好きで、そういう理由で一番容赦ないバトラーのマスカレードに従ってたと違うんかい!
なんだかトゲトゲしい態度も消えて、すっかり「見た目は恐いけど実はいい人のお兄さん」って感じです(えー

ともかくこれでブローラーズの仲間と6属性の爆丸すべてが集合。戦力も整いいよいよ最終決戦へ!次回に続く!






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