■バトルスピリッツ少年突破バシン 第9話「お京の迷Q?」
 

「久しぶりやなぁ、こうして2人揃って故郷へ帰るんも」

「たまにはいいものだな」

「きっとお母様も…」

「今日はサワラギ美術館の記念すべきオープニングパーティ、特別なサプライズを用意してもらっている」

冒頭の場面、故郷の京都へ向けて自家用ヘリで空の旅を満喫していたJ&キョーカ。
久々の里帰りに、きっと母親も喜ぶだろうと話すキョーカでしたが、「そんな事より美術館の話しようぜ」とJは話を逸らしてしまいます
なんだかこれ以上母親の話をしたくないかのような…そして今日は、確かにサワラギグループが出資した美術館の
開館記念パーティが開かれる日でした

「…あっ、見ておにぃ、トアル小学校が見学に来るんやって。トアル小言うたら…うふふ」

「バシン突破、か…」

(バシンならもしかすると、Jとお母様のこと…)

(そうやな…)

むう、キョーカとお京の会話からして、どうやらJと母親の仲はかなりよろしくない様子。
キョーカと母親は京都暮らしなのに、Jだけ東京で暮らしてるのもこの辺に理由がありそうですね
Σ(゜д゜ )はっ、ま、まさか、実家でキョーカとうふんあはんな毎日を送っていたのが母親にバレて
「あんたなんかウチの子やない!!」と追い出されてしまった
とか…(えー
そう考えると運動会でのJのキョーカへの態度とかにも説明がつく:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「すっげぇな〜…Jの父ちゃんと母ちゃんて何者なんだ?」

「そんじょそこらの金持ちじゃないことは分かる…」

「ここがサワラギ美術館けぇ、なんともチンケな場所(とこ)だのう!!」と美術館を訪れていたバシン達。(えー
本当なら学年全員で見学に来るはずでしたが、「美術館でバトスピイベントがあるかも」と聞いたバシンとストライカーは
生徒達より一足先にここへやってきたのです。というかこの金持ちだらけのパーティ会場、どう見ても一般客は立入禁止だと思うんですが…
また立入禁止の場所に上がりこんできたのかよバシン!こないだ警備員に怒られたのに懲りてないなまったく:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「…?あんたはんどちらの方どす?」

「え!?えーとえーと…」

「あ、バシンはん!」

「なんえ?キョーカの知り合いかいな」

「はい、お母様!」

「え?キョーカのお母様?てことはJの母ちゃん!?」

やっぱり一般客は入っちゃダメだったパーティ会場。「なんでこんな貧乏臭いガキが紛れ込んでんの?」と見つかってしまうバシンでしたが、
その相手はなんとJのママでした。そこにキョーカもやってきたおかげで、バシンはなんとか事なきを得ます
Jママはまさしく京都の女という感じの和服美人なんですね。そんなJママを演じる声優は、やはりこの人進藤尚美です
今や進藤尚美は完全に京都弁声優の地位を確立したなぁ。京都弁の時の喋り方は何度聞いても
カガリや北斗と同じ声とは全然思えないからすげえ…

「お母様、おにぃのお友達のバシンはん!」

「うちのJちゃんがえらいお世話になってます」

「ジェ、Jちゃん?そんな風に呼ばれてんだあいつ…俺はバシン、Jの最大のライバルなんだ!」

「ライバル?」

「あ、お母様それは…」

「もちろんバトスピに決まってるじゃん!」

「あ…バトスピ…」

「ん?どうかしたの?」

「なんでもおうへん…よろしいなあ、夢中になれるもんがあらはんのんは…」

ほがらかに初対面の挨拶を交わす2人でしたが、バトスピという言葉を聞いた途端に
Jママはどんよりと暗い表情に変わってしまいます。どうやらJとママのいざこざはバトスピに原因があるみたいで…
なんだよバトスピかよ…キョーカとJのエロス話を楽しみにしていたのに:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ではここで、サワラギ美術館の館長からサプライズゲストの紹介です!」

「紹介します!今年度のバトルスピリッツチャンピオン・J!
 今日はぜひともJぼっちゃまとお手合わせ願いたいのだが」

「分かりました、その勝負受けましょう」

するとその時、会場の照明が落ちたかと思うと、Jがスポットライトを浴びながらステージに登場します
今から会場の客人達の前で、館長とのバトスピ勝負を行うつもりのようですが…
バトスピ嫌いなJママの前でそんなもんやるなよ館長!(えー
他の大人達にもバトスピなんか見せて楽しんでもらえるのか!?先行き不安ながら2人はバトルを開始します

ででーん!!

で、出た!バトスピ名物バトル始まったらいきなり9ターン目!
これくらい突然ターンがすっ飛ぶのはバトスピではよくあることなので特に気にしないでください:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「ネクサスカード!”ダイヤモンドの月”!」

「厄介だぜ、ダイヤモンドの月…!赤のスピリットで攻撃したら破壊されちまう!」

「要塞王オーディーンを召喚!オーディーンの特殊効果、
 このスピリットがいる限り場のネクサスは破壊されない!」

「な、なんですと!?」

うむ…これだけバトルを見てるとさすがにルールも少しは分かってきました
まずネクサスカードというのは、遊戯王で言うとモロに永続魔法カードと同じ役目のカードですね
スピリットというのはバトルに使うモンスターのことで、赤・白・緑・紫の4属性があり
Jが使ったダイヤモンドの月には”戦闘を行った赤属性のスピリットを全て破壊する”という超強力な効果が…
赤属性スピリットでデッキを固めているバシンも、この間このカードに手も足も出ず負けてしまいました。
そのダイヤモンドの月をオーディーンで守られるとどうしようもないな…これバシンのデッキだと勝ち目ないんじゃないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「オーディーンでアタック!アイスメイデンでアタック!ベビーロキでアタック!チェックメイトです」

「ま…参りました、私などではどうも…」

「一体なぜ使い慣れないデッキを…?」

「はて…なんのことやら」

ダイヤモンドの月のせいで及び腰になった館長を、一気に押し切り勝利を収めたJ。
しかしJによると、館長はわざわざ使いにくいデッキで勝負を挑んできたようで…
どうでもいい脇役キャラだと思ってた館長に何か思惑が…?いつものデッキを使いたくない理由が何かあったということでしょうか…

「…」

「…」

「J…?お前…」

バトルを終えたJは、Jママの方に視線を送るとその場でじっと立ち止まってしまいます
母親との和解のきっかけを探しているのに、あと一歩が踏み出せない。そんな雰囲気でしょうか
そしてキョーカは、バシンがそのきっかけになってくれることを期待しているようですが…

(バシンはんなら…なんとかしてくれるはず…!)

「お前京都でもすげえ人気なんだな〜!今のバトルも凄かったぜぇ!」

「ん、あ、ああ」

「…(すたすたすた)」

(あ…あかん…)

バ…バシン使えねえー!!2人の仲を取り持つどころかむしろ邪魔してるよ!
バシンがバトスピの話をワイワイし始めたので、居づらくなったJママはその場を離れてしまいます
これにはキョーカも「君のアホづらには心底うんざりさせられる」とがっくり肩を落としてしまい…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

ジリリリリリリ!!

「うん…?」

「火事か…!?」

「泥棒とか…?」

「逃げた方がいいの…!?」

「みなさんお静かに!たった今、館内の出入口はすべて封鎖されました。
 この中にナゾオトナが紛れ込んでいるようです!」

その時会場に鳴り響いた非常ベルの音!どよどよと客達の間に動揺が走る中、
再び壇上に上がったJは「ねんがんのナゾオトナをとじこめたぞ!」と説明を始めます
ナゾオトナというのは、宇宙頂点王を倒すのに必要なXレアカード(バシンのジークフリードやJのオーディーンみたいな強力なカード)
を持っている不思議な連中のこと。こいつらを見つけてバトスピで倒せば、貴重なレアカードが入手できるというわけです

「ナゾオトナの正体を暴くにはバトスピで勝負するしかありません、
 よってこれよりサワラギ財団主催・バトスピトーナメントを開催します!
 この会場から出る方法はただ一つ、目の前の相手にバトスピで勝利しここのステージまで辿り着くこと!」

「なんだか分かんないけど、バトスピならやんないわけには行かねーぜ!」

Jの合図に合わせて、会場の床からにょきにょきとせり出して来た巨大迷路!
こうして迷路の中で出会った相手と即バトルという、ナゾオトナをいぶり出すためのトーナメントが始まってしまいます
会場にいた客達は全員参加することに…ってなんでこいつらみんな一般人なのにバトスピなんか持ち歩いてんの!?(えー

「あっ、お前スイレンじゃんか!」

「あら私のファン?人気者は辛いな〜。私とバトルする?」

「ようし、勝ってやるぜ!」

そんな迷宮バトルでストライカーが最初に出会ったのはスイレン!マイサンシャインとしてここへ仕事に来ていたスイレンは、
バトスピ勝負と聞いて飛び入り参加してきたのです。ストライカーはキャリアで圧倒的に勝るスイレンにも果敢に挑んでいきますが…

ででーん!!

当然のように14ターン目から始まる2人のバトル。今度は2ケタかよ!
しかしまだまだこれぐらいはバトスピにはよくあることなので慌てる必要はありません(えー

「ネクサスカード”命の果実”!ダブルで行くぜ!」

「じゃあ私もネクサス”魔帝の墓標”!スカルデビルでアタック!」

「命の果実の効果で、デッキから2枚いただき!」

「スカルデビルでアタック!」

「効果で2枚!」

「デスハーデスでアタック!」

「効果で2枚!」

「デスハーデスでアタック!」

「効果で2枚!」

”ライフを削られるごとにカードを1枚ドローする”
という命の果実を2枚使って、カードを補充しまくるストライカー!
いくらなんでもダメージ食らいすぎだろ!無防備に攻撃を受けまくったせいで、あっと言う間に残りライフ1です。ひええ
というかストライカーのこの戦法、前々回にも「命の果実に頼りすぎだ」って注意されるくらい連敗してたじゃないですか!


(C)井上雄彦/集英社

まるで成長していない…(えー

「一気にゴールを狙うぜ!フライングミラージュを3体、ショックイーターを2体召喚!」

「残念だったわねえ、魔帝の墓標が場にある限り
 コアを2個以上乗せていないスピリットは防御も攻撃もできない!

「マ、マジかよ!?」

5体ものスピリットを一気に召喚し逆転を狙うストライカー。しかし、さっきスイレンが発動したネクサスのせいで
そのうち3体が役立たずのカカシ同然となってしまいました
ちなみにコアというのは、スピリットの召喚に必要な石のこと。これを2個、3個…と乗せる数を多くすれば
その分スピリットの能力値を上げることができるのです

「魔界七将デスぺラード召喚!」

「そ、それはXレアカード!?」

「特殊効果により、場にある全てのスピリットのコアを1つリザーブに!
 さらにこの効果で破壊されたスピリットの数だけ、デスペラードにコアを置く!」

「なにィ!?ひ、ひでえ…」

さらにXレアカードを召喚し追い討ちをかけるスイレン!すべてのスピリットからコアを1個減らすその効果で、
コア1個で召喚されていたスピリット達は全滅、コア2個で召喚されていたスピリットも、
コア1個になったことで魔帝の墓標の餌食になってしまいます。5体いたストライカーのスピリットはあっと言う間に壊滅…
ライフたった1のストライカーは、あえなくトドメの一撃で敗北してしまうのでした

というかストライカーみたいに少ないコアでスピリットを多数場に揃えるのは、基本戦術としてはかなり有効だと思うんですよね
なぜならバトスピのルールでは、戦闘を行ったスピリットはその後”疲労状態”となってしまい、
次のターンまで攻撃も防御も不可能になってしまうからです。なので1体だけ強力なスピリットを召喚しても、
多数のスピリットで攻めてこられると、1体しか敵を食い止められずにプレイヤーはズタボロにされてしまうという…

だから相手よりスピリットの数を揃えることは、基本的にかなりのアドバンテージとなるはずなんですが…
そのアドバンテージを一発でゴミにするスイレンのXレア+ネクサスマジ鬼畜
逆に相手がコアを1体に集中させてきたら、今度は自分が数で攻めればいいだけだしなぁ
JのXレア+ネクサスも、赤属性デッキに対しては無類の強さを誇っているわけですが
それに比べてバシンのXレアのしょぼさときたら…(えー
”味方スピリットからコアを移し変えることができる”っていうこの能力、
スイレンのXレアのコアが増やせて敵も一掃できる能力の劣化版にしか思えないよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
この効果じゃスイレンとJみたいに、ネクサスとの組み合わせで一気に勝負を決めることもできそうにないし…
疲労状態のことがあるから、スピリット1体だけ強化するのってあんまり意味なさそうだしなぁ。バシンはこれを主力に戦っていかねばらならんのか…(´・ω・`)

「さあ、サワラギ財団主催バトスピトーナメントも、ついに決勝戦となりました!」

そして迷宮トーナメントは進み、勝ち残ったのはこの2人スイレン&バシン!…って、あ、あれ?
ナゾオトナ勝ち残ってねえええええ!!なんだこの決勝戦!Jの思惑大失敗じゃないですか!
ナゾオトナを見つけるトーナメントのはずがなんという結果に…これではそもそも決勝戦を行う意味が…

ででーん!!

動揺する視聴者をよそに始まる17ターン目。
なんなんだこのアニメー!トーナメントは大失敗でいきなり17ターンとか!色々とワケ分からなくて最高すぎる

「オフェンシブオーラかバスターファランクスを引くまで我慢だ…!」

「ふふ…ネクサス”魔帝の墓標”!魔界七将デスペラードを召喚!」

バシンに対してまたもスイレンの鬼畜コンボ発動!6体いたバシンのスピリットも、一気にそのうち5体が無力化されてしまいます
それに対してスイレンのスピリットは4体…こうなるともはやバシンに勝ち目なしか…

「行っけぇデスペラード!」

「ま、まずい!ジークフリード”覚醒”!」

唯一戦えるスピリット・アイバーンを狙われたバシンは、すかさずジークフリードの特殊能力を発動!
アイバーンのコアを全てジークフリードに移し、レベルアップしたジークフリードはデスペラードを返り討ちに!

「どうだぁ!」

「何を言ってるの?スカルデビル、デスハーデス、ボーングラディエーターでアタック!」

や、やっぱジークフリードの能力意味ねええーー!!
デスペラードは撃退したものの、疲労状態になったジークフリードは他の3体の攻撃の前にまったく役立たず!
攻撃を防げずボコボコにされたバシンは、あえなくスイレンに敗北してしまうのでした
ああ…先ほど危惧していた多数で来られるとジークフリードの能力はカスという点がこうも浮き彫りになるとは。
早くもXレアの威厳を失いつつあるジークフリードに未来はあるのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く!

そういえばスイレンの使ってるスピリット、なんか妙に首が長いヘンテコなデザインばっかりで
「バトスピってこんなきめぇデザインのスピリットしかいないのかな…」と思ってたんですが
甲精ディースとか魔女ナージャとか、やたらエロ可愛いイラストのスピリットも存在するんですね
というかこの絵描いてるの七瀬葵と四季童子かよ!こんな有名な絵師も参加してたんだなぁバトスピ
ちなみにディースは白属性(Jが使ってる属性)、ナージャは紫属性(スイレンが使ってる属性)のスピリットだそうです
スイレンもそろそろ女の子らしく、きめぇスピリットは卒業して早くナージャ使ってくれよ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン


■バトルスピリッツ少年突破バシン 第10話「ダイ迷路でダイ迷惑」
 

「では優勝したスイレンさんには、本日のゲスト・マイサンシャインさんからトロフィーの授与でーす!」

「あ…っ!」

「マイサンシャインさーん!…あれっ?お、おかしいですねえ、どこに行っちゃったんでしょう?」

スイレンの優勝という形で幕を閉じてしまった迷宮トーナメント。ナゾオトナを見つけるためのトーナメントなのに
なぜかちゃんとトロフィーは用意してあったようで、マイサンシャインによる表彰式が行われることになりますが…
しかしそのマイサンシャインは表彰台に上がっているスイレン本人。トロフィーを持って出てこられるわけがありません

「えー、ではマイサンシャインさんの代わりに私から…」

「ええ!?」

「「「えええええええ〜!?」」」

「うぅ…やっぱり私じゃダメなのね…」

「来るまで待つから平気だよ!」

「…そんなにマイサンシャインがいい?」

「あったりまえだろ!」

「ふぅん…はーい!私辞退します!」

今までずっと「やばいどうしよう」と硬直していたスイレンでしたが、バシンの「マイサンシャインに会いたい」発言を聞くやいなや優勝辞退宣言を!
ま、まさか愛しのバシンがそう言うなら仕方ないわねとかいう意味での辞退なのか!?(えー
そして超特急でマイサンシャインの姿に着替えて戻ってきたスイレン。不在の1位に代わってバシンにトロフィーを渡そうとしますが…

「マ、マイサンシャイン!感激だぁぁ!」

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…ゆ、優勝おめでとうございまーす!」

「う…ううう…うう〜〜ん…ダメだ!やっぱそいつはスイレンの物、マイサンシャインごめん!」

しかし「お下がりのトロフィーをもらっちゃ男がすたる」と、ドタドタ駆け出してステージを去ってしまうバシン。
お、おい1位に続いて2位まで不在かよ!スカスカになった表彰台が寂しいってレベルじゃねーぞ!(えー
ナゾオトナは見つからないし、マイサンシャインは遅刻してくるし、表彰台はスカスカだし…
客からするとこのトーナメントのグダグダぶりにはブチ切れたくなるんじゃないか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン





「結局トーナメントにナゾオトナは現れませんでしたね…」

「必ず中にいるはずです、見つかるまで誰も外に出さないでください」

その頃館長室にいJは、まだナゾオトナ探しを諦めていませんでした。「必ずいる」とまで言い切るのは何か根拠があるのかな…
でも「まったくグダグダなトーナメント見せやがって」と(#^ω^)ピキピキしている客達をまだ閉じ込めておいたりしたら
いつ暴動が巻き起こっても不思議じゃないですよ!(えー

ピリリリリピリリリリ

「…?Jぼっちゃまに内線です、そちらに送りますね」

「お母様…!」

《またこんな勝手して、お客様にご迷惑やないの》

そんな時「いつまでも閉じ込めておくなんてお客に失礼でしょ」と電話をかけてきたJママ。実にごもっともです
しかしママに対してかたくななJは、素直にその忠告を聞くことができません

「…お父様の許可はもらっています」

《なあ、Jちゃん…》

「その呼び方はよしてください!」

《…はぁ…いつまでお客様を閉じ込めとくつもりなん?》

「言ったでしょう、ナゾオトナを見つけるまではこのまま…」

《ええ加減にしおし!》

「…!いつもそうだ…お母様は僕から何もかも取り上げようとする…」

《何言うてんのん…》

「僕のことが嫌いなんでしょう!?なら放っておいてください!」

《…あ…Jちゃん…》

どうしてもママの前だとカッとなってしまうJ、とうとうママとの不仲を決定的にしてしまう一言を口に!
通信を一方的に切られてしまったJママは、その瞳にじわりと涙が…これはママには辛い展開ですな…

「見損なったぞJ!!」

とその時、「話はすべて聞かせてもらったぞ!」といきなり館長室に乗り込んできたバシン!突然なんなんだお前はー!

「ど、どうしてここに!?」

「んなことはどうでもいい!自分のママさんに何でそんなこと言える!?」

「…君には分かるまい、僕の気持ちが!」

「分かってねえのはお前だって一緒だ!バトスピでブッ飛ばしてやる!!」

ででーん!!

怒りのバシンJにバトルを申し込んだ瞬間いきなり16ターン目!毎度のことながらこの演出には吹かざるを得ない
そしてバトルの状況は、お互いの場にスピリットが3体そろった状態のようですが…

「ネクサス”ダイヤモンドの月”!このカードがある限り、
 君の赤スピリットはバトル後には破壊される」

「く…!あれさえ破壊できれば!」

「絶望を教えてやろう…要塞皇オーディーンを召喚!ネクサスを守護せよ!」

そこでバシンにとって天敵のカード・ダイヤモンドの月が発動!以前Jと戦った時は、このカードに手も足も出ず完敗してしまいました
今回はさらにオーディーンの効果でダイヤモンドの月を守られているし…バシンにこの布陣を破る策はあるのか…



「ふ…オーディーンの力で僕のネクサスは破壊できなくなった」

「…引きに賭けるぜ!”ダブルドロー”!
 来たぁぁぁぁ!龍皇ジークフリードを召喚!」

強欲な壺(違)の効果によりジークフリードを引き当てたバシン!ジークフリードのBPは10000、オーディーンのBPは8000…
オーディーンには「場のネクサス一枚につきBPが1000アップする」という能力がありますが、
場に出ているネクサスはダイヤモンドの月一枚のみ…BP9000ならジークフリードで倒せるはずです

「ネクサス”ルビーの太陽”を配置!ジークフリードで攻撃!」

って自分からネクサス置くなよバシン!!血迷ったかー!わざわざ自分でオーディーンのBPを上げるとは!
これでオーディーンのBPも10000に…ジークフリードで攻撃しても相討ちです
このネクサスにはそこまでするだけの効果があるってことなんでしょうか?

「”オフェンシブオーラ”!コストはアイバーン、メタルバーンからコアをリザーブに戻して使う!」

「させるか!アイスメイデンからコアをリザーブへ!”ディフェンシブオーラ”!」

しかしここでお互いにマジックを発動!
攻撃時に自軍スピリットのBPを2000上げるオフェンシブオーラと、
防御時に自軍スピリットのBPを3000上げるディフェンシブオーラ…
ディフェンス側の方が柔軟性に欠けるためか、上昇するBPは多めに設定されているようです。
その結果オーディーンのBPの方がジークフリードを上回ってしまいますが…

バチイイイイン!!

「…!?な…なぜだ…!?」

「ルビーの太陽の効果、白のカードには余分にコアが要るぜ!」



しかしここでさっきのネクサスが効力を発揮!「白属性カードの使用に必要なコストを増大させる」というその効果により、
コスト不足となったディフェンシブオーラは発動失敗!な、なるほど…バシンは最初からこれを狙っていたのか!
ルビーの太陽を出さずに10000VS9000の状態でバトルを仕掛けたとしたら、Jがディフェンシブオーラを使った場合
バシンがオフェンシブオーラを使っても引き分けにしかならない…だからそれを封じる作戦に出たんですね
発動コストまで読み切ってのこととは凄いじゃないかバシン!

「僕ともあろう者が…ネクサスを見逃すなんて…」

「まだ行くぜ!”バスタースピア”!バスタースピアの効果でダイヤモンドの月を破壊!」

「…もういい…チェックメイトされてしまった、勝負はついたよバシン君…こんな初歩的なミスで負けるとは…」

「ミスとかじゃねえ…!ダメだから負けたんだ!きっとダメなことをしてるからダメなんだ!」

続けてバシンにダイヤモンドの月を破壊され、完全に戦意をなくしギブアップしてしまうJ。
そんなJにバシンは「お前はダメだからダメなんだ」と一喝します
言ってることは分からないが言いたいことは分かるぞバシン!(えー



ビービービー!

《警備システム解除》

「しまった!館長は!?」

「館長?そういやいつの間に…」

「やはり館長がナゾオトナだ!追いかけなくては!」

しかしその時、封鎖していた出入口が開放されたとの知らせが!Jが慌てて周囲を見渡すと、館長の姿がどこにもありません
そう、美術館に紛れ込んだナゾオトナとはあの館長だったのです
でも「やはり館長がナゾオトナだったのか!」って、その割には他の客ばかり疑ってたのは一体なんだったんだ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お前は先に行かなきゃなんねえ所があるだろ!館長は俺に任せろ!」

館長を追おうとするJを制して館長室を飛び出すバシン!Jにはこんなことより先に、母親との仲直りをさせるつもりのようです



「Jに初勝利決めたな!」

「勝ったうちに入んねえよ」

「え?」

「ダメダメなJに勝ってもしょうがないんだ!」

館長を追う途中、アイボウにさっきの勝利を称えられるバシンでしたが…って、
バシンのその言い方、あれはもう100%Jが勝手に自滅したみたいな物言いじゃないですか!
さっきのバトル展開はJの戦法を読んだんじゃなくて単なる行き当たりばったりだったのかよ!!
せ、せっかく「バシンもちゃんと戦術練ってるんだな」って感心してたのにお前という奴は…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「元気出しぃな、おにぃがのめり込むのはいつもの事やん」

「それでいっつも人遠ざけて…それが心配なんよ」

「でもな、バトスピでもおにぃに仲間ができたんや。あの子らの前やとおにぃ、すっごい面白いんえ」

「そんなJちゃん、見たことないわ…」

その頃キョーカと2人で話をしていたJママ。やはりママはJのことを嫌ってなどおらず、
Jを心配する気持ちがすれ違ってしまっているだけのようです。しかし今気づいたけど、
Jって本名はジュリーなのに母親にもJなんて変な呼ばれ方してるのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「お母様…」

「お、おにぃ!」

「僕には追いかけているものがあります、でもそれがお母様を傷つけている…」

「あんなぁ、バトスピがあかんやなんていっぺんも言うたことないんえ…」

「でもいいと言ってくれたこともない」

「そ、それは…」

「どうすればいいのか僕には分からない…だから、お母様が決めてください」

そんな2人の前に多少しおらしくなった様子で現れたJ。今までのママに対する態度を謝るのかと思いましたが…
なんと大事なバトスピのデッキをママに渡すと、煮るなり焼くなり好きにしてくれと言い出します
ママはそんなこと全然望んじゃいねええええええ!
ママが望んでるのは息子と心を通わせたい、ただそれだけだと思いますが…
仮にJからバトスピを取り上げたとしたら、それこそママの願いは一生叶わなくなってしまうぞ…

「僕のデッキ…知識を振り絞って組んだデッキです」

「これをどないせえ言うの…?」

「好きにしてください、僕にはすべきことがある…また来ます」

「そのデッキ、おにぃが命の次に大事にしてるもんやで…」

「…夢中になったら他に目ぇもくれへんようになるんは、ほんまお父はんそっくりやな…」

しかしJママは、周りの状況が見えていないJをむしろ微笑ましく思ったようです。
Jの父親も似たようなところがあったようで、「ほんとしょうがない人達ね」とそれを受け入れる気分になったということでしょうか…

「やっと追いついたぜ…!ナゾオトナ!」

「…はは、なんのことだね?」

「バトルで化けの皮を剥がしてやる!ゲートオープン!界放ッ!」

そして出口に着こうとしていた館長に追いついたバシン!…ってなんだこのGOALとかいう飾りはー!!
今の今まで封鎖されていた出口になんでこんなもんがあるんだ!
この迷路ってステージに導くためのものじゃなかったのか、さすがバトスピクオリティ
ともかく、シラを切ろうとする館長の前でイセカイ界へのゲートを開くバシン!
「選ばれたカードバトラーにしか行うことはできない」というゲート界放を見て、
ついに館長もナゾオトナであることを認め、バシンとのバトルを開始します

ででーん!!

「ライフはお互いに1…先に一撃を決めた方が勝つというわけだ!」

そして状況はいきなり15ターン、お互いすでに残りのライフは1!バトスピは最初からクライマックスだぜ!(えー
お互いの場には多数のスピリットが揃っている状態、決着の瞬間に向けて双方とも戦力を整えているようです

「私のターン!…ハハハハハ!私の勝ちだ!”フレイムテンペスト”!
 BP3000以下のスピリットを全て破壊!」

しかし一気に戦況を一変させるカードを引いてしまった館長!フレイムテンペスト…バシンも今まで何度も切り札に使ってきたカードです
その効果でお互いの低級スピリットが吹き飛び、館長のスピリットは残り2体、バシンのスピリットはジークフリード1体だけに!
完全にジークフリードの負けパターンだこれー!!(えー

「く…!このままじゃやられる…!」

「勝負は決まったも同然だ…アタックだ!要塞龍ギガ!」

そしてジークフリードに攻撃を仕掛ける要塞龍ギガ!なんとこのスピリット、BP10000とジークフリードとまったく互角の戦闘力です
ちなみに両者の能力を比較してみると…

龍皇ジークフリード(属性:赤) 要塞龍ギガ(属性:赤)
BP4000:レベル1(コア1つ必要)
BP6000:レベル2(コア2つ必要)
BP10000:レベル3(コア5つ必要)
BP5000:レベル1(コア1つ必要)
BP10000:レベル2(コア3つ必要)
 
特殊能力
・自軍スピリットからジークフリードにコアを移動できる

レベル3限定の特殊能力
・ジークフリードが破壊された時、
 プレイヤーのライフを1つ回復できる
特殊能力
・このカードが召喚された時、BP6000以下の敵スピリットを
 1体破壊できる

レベル2限定の特殊能力
・戦闘で敵スピリットを破壊した時、要塞龍ギガのコアを
 他のカードに移動できる

これ要塞龍ギガの方がよっぽど便利じゃないですか!?(えー
少ないコアで高い攻撃力、召喚するだけで敵スピリットを始末できる能力…
これでなんでジークフリードよりレア度低いんでしょう、ますますジークフリードのXレアの威厳がなくなる:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「最後のライフはもらいましたよ!スケルトンジョーでアタック!」



ジークフリードと要塞龍ギガが相討ちとなり、ガラ空きとなった戦場をスケルトンジョーが駆け抜ける!
ダイレクトアタックを受けてしまったバシンは、最後のライフを失ってしまいますが…

「ふふふふふ…!」

「…それで終わりか!」

「な…!?なぜだ!最後のライフは削ったはずなのに!」

「龍皇ジークフリードは、消滅する時ライフを1つ与えてくれる!」

しかしレベル3のジークフリードには、破壊された時プレイヤーのライフを回復する効果が!
首の皮一枚で館長のターンをしのぎ切ったバシン。すかさず次のターンで墓地のカードを復活させるカードを使い…

「”コールオブロスト”!自分のトラッシュのカードを一枚選んで手札に戻す!
 戻って来いジークフリード!」

再びジークフリードを召喚!軽くスケルトンジョーを蹴散らしたバシンは、辛くも館長に勝利を収める!
それにしてもこのバトル、さっき館長がギガとジークフリードを相討ちにするんじゃなくて
先にスケルトンジョーで攻撃してジークフリードを疲労状態にしてれば、バシンはギガにトドメ刺されて負けてたよな…:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
ジークフリードは疲労状態にされると特殊効果が意味なさすぎるなぁ(´・ω・`)どうしようもないほどXレアの威厳が(ry

「ナゾオトナに勝ったぜ!J、お前の言うとおり館長がナゾオトナだったんだ!」

「その館長はどこだ?」

「え?あ、あれ?」

「館長を倒すとは腕を上げましたねえ!私が差し上げたXレアも上手く使えているじゃありませんか」

バトルを終えてイセカイ界から帰還したバシン。そこへJとストライカーも駆けつけますが、やってきたのは2人だけではなく
以前バシンにジークフリードを渡したナゾオトナまでが出現してしまう!というかあんたら一瞬でどうやってそんなとこ登ったんだ!(えー

「ナゾオトナ!宇宙頂点王の目的はなんだ!」

「知りたいですか?ならばXレアを集め続けることです。
 より多くより強いXレアを追い求めるバトルの果てに、見えてくるものがあるでしょう。
 さらばです諸君!バトスピチャンピオンシップで会いましょう!」

「ま、待て!くっ!?」

《J、君のハイランカーパスですよ。ハハハハハ!ハハハハハハハ!!》

退散しようとするナゾオトナに迫るJ。しかし足元にハイランカーパスを投げつけられ、
一瞬そのパスに視線を落とした隙に、ナゾオトナは忽然と姿を消してしまう!まるっきり忍者だな…

「逃げられてしまいました…」

「せっかくのチャンスだったのに…なんでJが来るまで待てなかったの!」

「言ってたろ、チャンピオンシップに出りゃいいんだ。また会えるさ」

「ふんっ、でもJの計画を台無しにした責任は取ってもらうわよ」

「ど、どういう意味だ…?」

「君たちもチャンピオンシップの決勝トーナメントに出てもらうということです」

えーと、チャンピオンシップっていうのが何のことだかよく分かりませんが、要するにバトスピの全国大会のようです
Jがもらったハイランカーパスは、その大会でシード権がもらえる特別な参加証のようで…
そしてJはバシンとストライカーに普通のパスを手渡し、2人はチャンピオンシップ出場への決意を固めるのでした

「あっ…お母様がバトスピを…?」

「キョーカに教えてもうてたんえ」

「…ありがとう…そしてごめんなさい、勝手をしました…でも、僕には大事なことだったんです」

そしてJママ達の待つ部屋に戻ってきたJ。でもなぜかその表情は真っ赤です
い、一体どうしたんだJ?なんでもいいけどめっちゃくちゃ可愛いなおい:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「Jちゃ………J、ここ座り」

「…」

「こんななるまで無理して…」

「おにぃは張り切るとすぐ熱出してたしなぁ」

な、なんですって!?張り切りすぎると熱を出す!?そんなオイシイ設定があったのかJ!(えー
つまり強敵とのバトルの後には、こんな風に真っ赤になってヘロヘロになってしまうわけですね(*´д`)ハァハァ
前にストライカーに紹介した主治医っていうのも、多分この体質のことで世話になってたんだろうなあ

「堪忍な…バトスピが嫌やったわけやないんえ。Jがバトスピに取られそうで、それが寂しかったんや…
 あんたもお父はんも好きなもんが出来たら遠くに行ってしまうさかい、それが恐かったんや…」

「…あ…うん…僕…どこにも行かへん…」

「ん…?」

「車酔いすんのは嫌やし、あんま帰らへんかった…」

「ほなヘリで迎えに行くわ!」

「うん…それがええなぁ…」

「Jちゃん…ゆっくり休みおし…」

ああJは可愛いなぁJは可愛いなああああああああ(えー
素の京都弁が出てママに甘えるJ最高すぎる。今まで実家に全然顔を出さなかったのも、
車酔いに弱くて長距離の旅をするのが嫌だったからそうです。J完璧なライバルキャラかと思ったら、
こういう意外な弱点がちらほら見られて親しみの持てるキャラですね。
ともかくこれで親子の仲はめでたく修復完了、今回で京都編は一件落着となるのでした。次回に続く


■バトルスピリッツ少年突破バシン 第11話「バトスピ大作戦」
 

《今日はみなさんお待ちかね!待望の新曲がバトスピチャンピオンシップのテーマ曲になった、
 スーパーアイドルをお迎えしてまーす!それでは登場していただきましょう、マイサンシャイーン!》

《こんにちはー!》

「マ、マイサンシャイーン!」

ある日のこと、家でいつも欠かさずチェックしている番組・バトスピTVを見ていたバシン。
するとゲストとしてマイサンシャインが登場し、「俺の嫁キター!!」とバシンは食い入るようにテレビにかじりつきます

《新曲が大会のテーマ曲となりましたが、バトスピはご存知ですよね?》

《ええ、流行ってますよね》

《どうですか、ここはひとつ大会に出場しちゃったりして》

《いえ、私カード自体はやったことないんですよ。だって男の子の遊びだし…》

《ええっ!?》

「えええええええ!?し、信じらんねえ…バトスピやったことないなんて!
 なんたってこのカードがシビれるだろ!」

《このカードとかデザインが恐いじゃないですか。やっぱ苦手かなぁ、可愛くないし》

「あ…?あ…?」

しかしなんと、マイサンシャインの口から飛び出した別にバトスピなんか興味ねーよ発言!
「ちょ、このカードのデザインとか最高だろ!」とテレビに向かって叫ぶバシンでしたが、
ちょうど「このカードのデザインって趣味悪いですよねぇ」と言われてしまい涙目です
まあスイレンの使ってるスピリットって確かにキモいのばっかりだしなぁ:;y=_ト ̄|○・∵. ターン
アニメスタッフもそんなことは百も承知ということか…さあ早くスイレンに甲精ディースを使わせる作業に戻るんだ!(えー

「さっきのコメント、大会のテーマ曲がらみなんだからもう少し柔らかく…」

「カード嫌いってことに決めたのは事務所です!」

しかしTVの収録が終わったマイサンシャインは、「バトスピ大会の主題歌任されてるのに、なんて事言うのこの子は」
マネージャーの泣き言を聞かされていました。どうやらマイサンシャインは、事務所の方から
「カードゲームと縁のない性格してるキャラ作りをしろ」と指示をされたようで、それがムカついてあんな事を言ってしまったようです

「も、もっとそこは適当でも…」

「アイドルだからって適当なのは嫌なんです!」

バタン!!

「あ、あぁ待って僕も!」

「いいんですか?」

「行っちゃってください!」

「おめーのツラはもう見たくねーんだよ!」とばかりに、マネージャーの目の前でタクシーのドアを閉めてしまうマイサンシャイン。
そのまま1人で出発してしまいますが、偶然にもそのタクシーの運転手はなんとバシンママでした

「(ぼそぼそ)もう少し優しくしてあげた方がいいわよ、彼だって頑張ってるんだから」

「うるさいな、黙ってて…!」

「…?」

「(ぼそぼそ)疲れてるんでしょ、時にはサボリも大切。一生懸命すぎるのよ」

「勝手に決めないでよッ!!」

「…この道、違いました?」

「えっ?あっ、い、いえ、独り言で…」

「…?良かったら、話し相手になるわよ。好きなことを続けるのって大変よね」

カリカリしているマイサンシャインをなだめるカメレオン・ピンク。しかしマイサンシャインは「うるせー馬鹿」と話を聞いてくれません
そんなマイサンシャインの様子は、バシンママからすると一人でいきなり怒鳴りだしたまるっきり変な人(えー
「この人きっと疲れてるんだわ…」
とマイサンシャインを心配になったバシンママは、何があったのか話を聞いてあげることにします

「みんなに歌を聞いてもらいたいだけなんです…でも、アイドルってそれだけじゃダメで…」

「それで時には嘘をね…」

「はい、本当は一番つきたくない嘘をついちゃったんです…」

「分かる。私だって嘘ついちゃうことあるもの」

「え?どんな時ですか?」

「野菜ドリンク」

「…?」

「実は私、野菜が大っ嫌いなの。でも息子には特製野菜ドリンク飲ませてるのよ、私も飲んだことないのに」

「ぷっ…くすくす、それひどい!」

嘘のことを気に病んでいるマイサンシャインに、「私もクソまずい野菜ジュースを息子にだけ飲ませてるのよ」
たまには嘘ついたっていいじゃない人間だもの、という話をするバシンママ。
そういえば某シスコン主人公「嘘がない世界なんてなんの価値もないんだよ!!」とか主張してましたね(えー

「あ、スピードスター号…あぁ!?う、嘘ぉ!?」

ママと話すうちに段々気持ちが晴れていくマイサンシャイン。しかしその時、犬の散歩中だったメガネコが
マイサンシャインの姿を目撃してしてしまいます。こんな大スターを生で目撃してしまってビックリ仰天のメガネコ。
それにしてもバシンママの車はスピードスター号っていう名前なんですね、
なんだか秋名山の峠を攻めてそうな名前だな:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「た、大変!マイサンシャインがスピードスター号に!」

「へ…?」

いてもたってもいられなくなったメガネコは、すぐにバシンの所へ突撃してそのことを教えます
「あの腐れアイドルめバトスピの面白さを嫌というほど教えてやる!」とすぐにスピードスター号を追いかけ始めるバシン。
メガネコを置き去りにしてストライカーと2人で猛ダッシュしますが、やっぱり車にはそう簡単に追いつけそうもありません
というかストライカーはまたこんなドタドタ全力で走り回って大丈夫なのか:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「あぁ、あとちょっとだったのに…」

「追いついたって勝負できなきゃ意味ねえだろ?バトスピセンターにでも誘導しなきゃ」

「ああもう、どうすりゃいいんだ!?(ずるっ)い、いってぇ!」

「ん…?それだ!」

その時、工事中の看板にもたれていたらズッコケてしまったバシン。それを見たストライカーにひとつの名案が…
そう「車の前に先回りして工事中の看板を置けば好きな方向に誘導できる」…って、
追いつくことすら無理なのにどうやって先回りしろと!?
こんな作戦ムリムリムリムリカタツムリよ!(えー  しかしバシンとストライカーは、いとも簡単にママの車に先回りをすると
工事の看板を置きまくって車をバトスピセンターへ誘導してしまいます。お前らどうやって移動したんだー!

「…?工事が多い日ねぇ…あれ?”バトスピセンターはこっち”?」

「いいですよ、降りまぁ〜す」

「えっ?」

「(ぼそぼそ)せっかくなんだから息抜き、ね?」

工事の看板に困惑しながらバトスピセンターに到着してしまったバシンママ。すると気を利かせたピンクが、
マイサンシャインを車から降ろしてしまいます。「余計な気をまわしやがって…」と思いながらも、
バトスピが出来るとなればついつい寄ってみたくなるマイサンシャイン。そしてバトスピセンターの自動ドアをくぐりますが…

「来るぞ来るぞぉ〜!…あぁ!?ス、スイレン!?」

「バシンにストライカー!?なんで!?」

「お前こそなんでだ?ここは俺達のホームだぞ」

って、ドアをくぐったらもうスイレンの格好に!?
どういう早着替えだよマイサンシャイン!それにどう見ても手ぶらだったのにそんな着替えを一体どこから…(えー
マイサンシャインを待っていたのに相手はスイレンでガッカリのバシン達。しかし、スイレンが来たとなれば
この間迷宮トーナメントでメッタクソにやられた借りを返すチャンスです。気を取り直したバシンはスイレンにバトルを申し込みますが…

「ちょっと待て、スイレンの相手は俺だ!バシンはマイサンシャインだろ」

「えっ、な、なに、マイサンシャイン?」

「そうだ!お前あの時嘘ついたのか!?マイサンシャインがテレビで、
 バトスピに興味ないって!」

「あ、あぁ…えぇっと…」

バシンの言う「あの時」とは、第4話でスイレンに初めて会った時のこと。
あの時スイレンは「マイサンシャインはバトスピが好きなのよ」とバシンに語っていたのです
「みんなよけろ!スイレンだけは ゆるせない!」とずいずい詰め寄るバシンでしたが、簡単にキスできるぐらいの距離まで
顔を近づけられたスイレンは真っ赤になってしまいます

「好きだって言ってたよな!?」

「す、好きじゃないわよ…?誰が言ったの…?」

「お前が言ってたんじゃん!!」

「あ、そ、そうだっけ、じゃあ…好き、かも…」

「どっちなんだよぉっ!!」

「んんん…す、好きよぉぉっ!!」


 

バシンよ…お前には羞恥プレイの才能があるぜ!!(えー
気になる男子の顔を目の前にして「好き」と言わされるとはなんたる恥ずかしさ。照れまくりなスイレンは可愛いのう

「よぉし!そんじゃマイサンシャインには嘘つくなってガツンと言ってやるぜ!」

「そ、そのためにマイサンシャインに会いたいの?」

「当ったり前だろ!嘘はダメだ!!」

(な、なんて真っ直ぐな奴…)

さっきのバシンママとは反対に、「嘘なんて絶対に許さないよ」と純粋な主張を通すバシン。
というかあんたついさっき嘘の工事看板立てまくっておいて嘘はダメもなにも!(えー
ともかくバシンはマイサンシャインを探すべく、一人でバトスピセンターを飛び出してしまいます
残されたストライカーとスイレンはというと…

ででーん!!

やっぱりいきなりこうなるんかい!もはや毎度のことすぎて当たり前に思えてきたから困る:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「行くわよ!ネクサス”魔帝の墓標”!これでコアが1つしかないスピリットは、
 アタックやブロックができない!」

「来たなネクサス!だからスピリットを抑えて、コアを多く乗せておいたんだ!
 前と同じ手は食わねえ!」

「少しは出来るようになったみたいね」

フィールドにお互いのスピリットが出揃ってきたところで、スイレンは以前ストライカーをボコボコにした魔帝の墓標を発動!
コア1つのスピリットを行動不能にしてしまう厄介な効果…しかしストライカーはあらかじめそれを予測して
すでに場のスピリット1体にコア4つ、他の2体にコア3つを配置していました
まさかストライカーが過去の反省を活かした戦い方をするなんて!!(えー

「さあて行くぜ!ネクサス”隠されたる賢者の樹”!一気にシュートだっ!」

「くっ…ここはライフで受ける!一斉攻撃なんて無謀なことを…
 え…!?攻撃したのに疲労状態にならない!?」

「自分のエンドステップに、全ての自分のスピリットは疲労状態から回復する!
 それがネクサス・隠されたる賢者の樹!これで勝負あったな!」

スピリット3体での総攻撃を仕掛けるストライカー!スイレンは「バカめ私のターンになればお前は無防備さ」
あえてスピリットでブロックせずに攻撃を食らいますが(ブロックするとスピリットが疲労状態になって次のターンにアタックできない)
しかしストライカーのスピリットは、ネクサスの効果でアタック後の疲労状態をまんまと回復!
「ち、ちくしょう無防備になると思ってたのに!(゜д゜;)」と読みが外れたスイレンは一気に大ピンチです
なにしろスイレンのライフは残りたったの1…ストライカーの言う通りこれは勝負あったか?

「それはどうかしら?」

「なに…?それはどういう意味だ!?」

「”デッドリィバランス”!お互い自分のフィールドのスピリットを1体選び破壊する!」

「…?ふう、驚かせやがって。スピリットを1体消しただけかよ」

「まだよ!”ポイズンシュート”!あなたのスピリット1体のコアをリザーブに移動!
 さらに魔界七将デスペラードを召喚!!」

しかし余裕の笑みを浮かべながら反撃を開始するスイレン!まずはデッドリィバランスでストライカーのスピリットを1体破壊し、
さらにポイズンシュートを使って、ストライカーのスピリットからコアを1個奪う!この時点でストライカーの場にいるのは
コア2つのスピリットが1体、コア3つのスピリットが1体…さらにスイレンはデスペラードの特殊効果を発動!
それぞれのスピリットからコアが1個奪われ、片方は残りコアが1に!それは魔帝の墓標の効果で戦闘不能にされるということ…
あれよあれよという間にスピリットは1体だけになってしまい、今度はストライカーの方が絶体絶命になってしまいました

「ま、まずい…!魔帝の墓標の効果で!」

「ふふ…スカルデビル、ボーングラディエーター2体、デスペラードでアタック!」

容赦なく大量のスピリットで一斉攻撃を仕掛けるスイレン!
一気にライフを持って行かれたストライカーは、またしてもスイレンに敗北してしまうのでした
というかデスペラードの特殊能力はほんと強いな…今回のストライカーの戦術は何も間違ってなかったと思うんですが
それすらも軽く粉砕されてしまうとは…こんなカードに我らのジークフリードはどうやって立ち向かえばいいのやら:;y=_ト ̄|○・∵. ターン

「勝ったのか、ストライカー?」

「いや、負けちまった…ところでバシン、マイサンシャインは見つかったのか?」

「いや、それが…」

「そうか…どこに行ったのかな」

「大丈夫よ、バシンの気持ちはマイサンシャインにちゃんと伝わってるわ」

「は…?なんでお前がそんなこと…」

「だってそういう真っ直ぐな気持ちって、絶対人に届くものだもの。それじゃ、次に会う時は大会ね!」

当然ながらマイサンシャインを見つけることはできず、トボトボとバトスピセンターに戻ってきたバシン。
そんなバシンにスイレンは「マイサンシャインは分かってるから大丈夫」という言葉を残して去っていきます。
どうやらスイレンは、バシンの真っ正直な性格にかなり好感を持ったようですね
バシンからしたらいや届いてないだろ常識的に考えて…って感じかもしれませんが:;y=_ト ̄|○・∵. ターン  次回に続く






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